JP2004102451A - ユニフォーム販売システム - Google Patents
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Abstract
【課題】クラブや同好会が安価にユニフォームを作成できるシステムを提供すると共に、広告主が低コストで効果的に広告を行うことが可能なシステムを提供する。
【解決手段】インターネットに接続されたサーバ(4)を有し、サーバ(4)にはユニフォーム注文のためのWebページが記録されている。Webページには複数の広告主(2)の広告デザインと、各広告デザインについて広告主(2)が支払う広告費とが表示される。広告デザインの指定を伴う注文があった際に、ユニフォーム店(2)はユーザ(1)から送られてきたデザインと指定された広告デザインとをウエアにプリントし、通常のユニフォーム制作費から広告費を差し引いた額を請求する。
【選択図】 図1
【解決手段】インターネットに接続されたサーバ(4)を有し、サーバ(4)にはユニフォーム注文のためのWebページが記録されている。Webページには複数の広告主(2)の広告デザインと、各広告デザインについて広告主(2)が支払う広告費とが表示される。広告デザインの指定を伴う注文があった際に、ユニフォーム店(2)はユーザ(1)から送られてきたデザインと指定された広告デザインとをウエアにプリントし、通常のユニフォーム制作費から広告費を差し引いた額を請求する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニフォームの販売システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
学校や会社のクラブ,OB会,地域の青年会,敬老会,町内会等の各種団体で野球,サッカー,卓球,バトミントン,バスケットボール,ゲートボール等のスポーツを楽しむことがある。そのような場合、チームでユニフォームを作り、試合や練習に際して着用することがある。
【0003】
又、各種の同好会やファンクラブ,スタッフ等でお揃いのプリントシャツを作ってユニフォームとして着用することがある。
【0004】
これらのユニフォームはオリジナルのチーム名やロゴ等をプリントする必要があるため必然的にオーダーメイドとなる。デザインをプリントするにせよ刺繍するにせよユニフォームに表示するデザインの「版下」を作る必要があり、デザインを施すウエアの代金やプリント料金(又は刺繍代)に加えて版下代がかかる。
【0005】
多人数のチームであれば、ユニフォームの数が多いので1枚あたりのプリント料金や版下代が割安となり、ユーザの負担は少ない。しかし、注文する枚数が少ない場合には1枚当たりのプリント料金や版下代が比較的高額となり、チームを構成する各メンバーが負担する費用が大きくなってしまう。
【0006】
実際には10人から数十人程度で構成されるチームが多く、どうしてもユニフォームの費用は高くついてしまい、財政的に余裕のないチームには厳しい現状となっている。又、仲間同士で気軽にユニフォームを作って楽しむこともためらわれてしまう。
【0007】
そのため、クラブや同好会なような小さなチームでも、比較的気楽にユニフォームを制作することができる手段が望まれる。
【0008】
ところで、プロ野球やプロサッカーのようなプロスポーツの世界では、スポンサーの企業がチームを資金面でバックアップする見返りにユニフォームに企業名等の広告を表示させている。スポンサーはこの広告により企業のイメージアップや社名の周知化等を図っている。
【0009】
プロやセミプロなどの大きなチームが、チームの運営費の一部を賄うためにユニフォームに広告を入れようとする場合、チームの運営者が広告を出してくれる広告主を見つけ、広告費などを交渉する必要がある。逆に、広告主の方からユニフォームへの広告をのぞむ場合には、広告主がチーム運営者にユニフォームへの広告表示が可能かどうかを打診する必要があった。
【0010】
しかしながら、小さなチームやアマチュアのクラブや同好会等では広告主を探して交渉を開始すること自体困難である。又、万一スポンサーとなってくれそうな広告主を見つけたとしても、双方の利益や思惑が絡む交渉を円滑に進めるのは難しい。
【0011】
企業側としても交渉には時間,労力,費用がかかるばかりでなく、素人相手の交渉ではトラブルの原因ともなるので、結局は管理能力の有るプロチーム以外は相手にされない。
【0012】
広告主はプロの人気チームのスポンサーとなればTV中継や新聞,雑誌等で広告が露出する機会が多いので広告効果も大きいが、スポンサーとして千万,億単位の莫大な広告費をチームに支払わなくてはならない。そのため、中小企業や非営利法人のような経済的に余裕のない広告主は、有名チームのスポンサーとなることは経済的に困難である。しかも、有名チームのスポンサーとなったとしても、支援しているチームの成績如何ではチームの人気が低迷し、莫大な広告費に見合った広告効果を得られないというリスクがある。
【0013】
又、景気の良い時代には企業内に公報目的を兼ねてバレーボール,バスケットボール,ソフトボール等のクラブチームを作ることが流行したことがあった。しかし、選手に支払う高額な契約金や年俸,専用バスの費用,合宿費用,応援のための費用,体育館や合宿所等の施設の設置・管理費用,試合会場の賃貸費用,試合の宣伝費等の運営経費が嵩み、近年では景気の低迷により採算が合わず廃部に追い込まれているケースが多く見られる。
【0014】
このような現状を鑑み、従来の莫大なコストがかかる広告に代わる低予算で効果的な広告手法が求められている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は一般のクラブや同好会でも安価にユニフォームを作成できるシステムを提供すると共に、広告主が低コストで効果的に広告を行うことが可能なシステムを提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のユニフォーム販売システムは、インターネットに接続されたサーバ(4)を有し、該サーバ(4)にはユニフォーム店(3)が管理するユニフォーム注文のためのWebページが記録されており、該Webページには複数の広告主(2)と、各広告主が希望する広告デザインと、各広告デザインについて広告主(2)が支払う広告費とが表示されており、ユーザ(1)から広告デザインの指定を伴う注文があった際に、ユニフォーム店(2)は該ユーザ(1)から送られてきたデザインと指定された広告デザインとをウエアにプリント又は刺繍したユニフォームを作成すると共に、通常のユニフォーム制作費から該広告デザインについての広告費を差し引いた額を該ユーザが支払うユニフォーム制作費として算出して請求することを特徴とする。
【0017】
これによれば、ユーザ(1)はユニフォームを注文する際にユニフォーム店(3)のWebページにアクセスし、広告主(2)が提供する広告デザインの一覧を確認した上で、希望する広告デザインを指定して注文することができる。広告主(2)から提供される広告費はユニフォーム制作費の一部に充足されるため、ユーザ(1)が支払うユニフォーム制作費は、広告費の分だけ安価となる。ユーザ(1)はWebページ上で、スポンサーを容易に見つけることができ、スポンサーとなる広告主(2)との面倒な交渉も必要がない。
【0018】
そして、広告デザインはユニフォームに表示されることとなり、ユーザ(1)がそのユニフォームを着用することにより、動く広告塔としての広告効果を得ることができる。
【0019】
請求項2記載のユニフォーム販売システムは請求項1のシステムにおいて、前記Webページは各広告主から提示されている条件を表示することにより、該条件に合致するユーザからの注文を促すことができることを特徴とする。
【0020】
これによれば、広告主(2)は自社の商品やサービスの性格を鑑みて、広告効果が高いと思われるユーザ層に絞って広告を行うことが可能とり、効率的な広告が可能となる。
【0021】
請求項3記載のユニフォーム販売システムは、請求項1又は請求項2のシステムにおいて、前記Webページを利用して送信される注文票又は見積依頼がユニフォーム店(3)及び該ユーザ(1)に選択された広告主(2)に送信されるように設定されていることを特徴とする。
【0022】
これによれば、注文内容をユニフォームを制作するユニフォーム店(3)のみならず、スポンサーとして広告費を支払う広告主(2)にも通知することができる。広告主(2)は、自分の広告デザインについてどのくらいの指定が有るのかを確認することができ、ユニフォーム店(3)からの報告と照合することもできる。又、注文票等を通じてユーザ(1)のチームの人数や活動地域や連絡先等を知ることができる。
【0023】
請求項4記載のユニフォーム販売システムは請求項1〜請求項3のシステムにおいて、複数の広告デザインを指定可能であることを特徴とする。
【0024】
これによれば、ユーザ(1)は複数の広告デザインを指定して、複数の広告費を得ることができる。従って、更に安価にユニフォームを制作することができる。
【0025】
請求項5記載のユニフォーム販売システムは請求項4のシステムにおいて、広告主(2)は業種毎に分類されており、前記Webページからの注文に際して同じ分類に属する異なる2以上の広告主(2)の広告デザインを同時に指定できないように設定されていることを特徴とする。
【0026】
これによれば、1枚のウエアに複数の広告デザインを表示する場合でも、同業他社の広告デザインが一緒に表示されることがない。これにより、広告効果が相殺することを防止すると共に、広告主間の調整も不要となる。尚、同じ広告主(2)の広告デザインであれば、複数選択することができるので、同じ広告主(2)の広告デザインを胸と肩に表示するようなことはできる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明を好適な実施例を用いて説明する。
【0028】
[実施例1]
図1はユーザ(1)とユニフォーム店(3)と広告主(2)との接続関係を示した図である。本発明は、ユニフォームを作りたいユーザ(1)が、ユニフォーム店(3)に依頼してユニフォームを制作する際に、広告主(2)の提供する広告デザインをユニフォームに表示させることを条件として、ユーザが支払うユニフォーム制作費を軽減することができるシステムであり、三者いずれもがメリットを得ることができるシステムとなっている。以下、その内容を詳述する。
【0029】
本発明で言うユニフォームは特定スポーツ用の特殊なユニフォームでも良いし、Tシャツ,スウェットシャツ,パーカー,エプロン,ジャージ,タンクトップ,ベスト,キャップ等のウエアにプリントや刺繍をしたものであっても良い。本実施例では、Tシャツにデザインをプリントして制作するユニフォームを例にとって説明するが、Tシャツや他のウエアに刺繍をする場合も同様である。
【0030】
ユーザ(1)はクラブ,同好会のメンバーが多いと思われるが、その他に店の常連客、店やイベントのスタッフ等も考えられる。例えば、学園祭の実行委員会がスタッフユニフォームを作る場合や、ショップが店員のユニフォーム等を作る場合等も含まれる。
【0031】
ユーザ(1)はインターネットに接続可能な端末を利用できる必要がある。端末としてはパソコンが一般的であるが、必ずしもパソコンに限定されるものではなく、携帯電話,PHS,電子手帳,個人用携帯情報端末,インターネットに接続可能なテレビやゲーム機等も含まれる。
【0032】
スポンサーとなる広告主(2)は大企業に限定されず、例えば中小企業,公共団体,NPO,商店街,個人,各種団体,自治体等でも良い。本システムでは安価な費用で広告をすることができるため、広告費に制限のある広告主でも気軽に利用することができる。
【0033】
尚、広告主(2)もスポンサーもユニフォーム店(3)との連絡のためにインターネットに接続された端末を利用できることが好ましいが、FAXや郵便などで連絡を取ることも可能であるので、必須ではない。
【0034】
ユニフォーム店(3)は注文のためのWebページをインターネットに接続されたサーバ(4)に記録しており、ユーザ(1)がインターネットを介してユニフォームを注文できるようにしている。
【0035】
図ではユニフォーム店(3)内にサーバ(4)が有るように描かれているが、サーバ(4)自体は必ずしもユニフォーム店(3)が店内に設置管理するものである必要はなく、ユニフォーム店(3)が委託したサーバ業者が設置管理するものであっても良い。
【0036】
ユニフォーム店(3)は広告主(2)と予め折衝し、ユニフォーム1枚当たりに支払う広告費、スポンサーとして広告費を負担できるユニフォームの枚数、本システムの利用料、及びプリント料金について確認し、契約する。
【0037】
例えば、「500枚分スポンサーとなる。ユニフォーム1枚あたり広告費として500円負担する。システム利用料は500枚まで1万円とする。プリント料金は500枚分で15万円とする」のように定める。本実施例では契約期間は基本が6ヶ月間とし、広告主(2)が希望すれば期間の更新も可能とした。又、枚数は100枚単位で広告主(2)が選べるようにした。
【0038】
広告主(2)はユニフォーム店(3)との契約時に、所定枚数分(例えば500枚分)の広告費の総額(枚数×1枚当たりの広告費)とシステム利用料とプリント料金をユニフォーム店に支払うこととした。但し、Tシャツ,スウェットシャツなどプリントを施すウエアの代金はユーザが負担するものであるので、広告主は支払う必要はない。
【0039】
広告料は一律料金としても良いが、本実施例では1デザイン毎に広告主が決定して契約するようにした。広告主の立場からすれば広告料は安い方が望ましいが、広告料が安いとユーザにとってのメリットが少なくなるのでスポンサーとして選択されにくくなる。したがって、デザインの内容や他の広告主の提示している広告料も参考にして契約すると良い。
【0040】
契約は1デザイン毎の契約としているので、同じ広告主であってもデザインが異なれば別契約となる。又、同じデザインであっても大きさが違う場合、広告料は広告の大きさに見合ったものとすることが望ましいため、大きさが異なる場合も「別契約」とした。このあたりの取り扱いは広告主(2)とユニフォーム店(3)との間で適宜交渉して定めれば良く、双方の了解が得られるのなら大きさ違いを同一デザインとして1つの契約で扱うようにしても良い。
【0041】
広告デザインをウエアにプリントするプリント料金もデザインの内容により異なるが、1枚当たりの契約枚数をまとめて発注したと同等の額とした。通常、1度にプリントする枚数が多いほど1枚当たりのプリント料金は安くなるが、本実施例では最初に500枚契約すれば、その広告デザインを指定したユーザからの1回の注文枚数が仮に20枚であったとしても、広告デザインの1枚当たりのプリント料金については500枚依頼したのと同様の割安な料金が適用され、広告主の負担は注文がある度に注文枚数のプリント料金を徴収する場合に比べて大幅に軽減される。
【0042】
契約が成立した時点では、Tシャツなどのウエアには広告デザインはプリントしない。これはユーザの希望するウエアの種類や色、更に広告デザインのプリント色,プリント位置が異なっても柔軟に対応できるようにするためである。
【0043】
本実施例では契約に際して広告主(2)が応募の条件をつけることを認めるようにした。広くユーザを募集する場合は、無条件の方が好ましいが、各種の事情により応募条件を設けることが好ましい場合もあるからである。このような条件についての交渉も広告主(2)とユニフォーム店(3)との間で取り決められる。応募条件としては次のような条件が考えられる。
【0044】
まず考えられるのは地理的な条件である。スポンサーによっては広告したい地域が限定される場合が考えられる。例えば特定地域のスーパーマーケットは近隣住民に広告できれば足り、店舗の存在しない遠隔地で広告を行っても広告効果はあまり期待できない。
【0045】
そこで、契約の際にユーザが活動する地域について条件付けることができるようにした。例えば、「関西地区のチームに限る」とか「札幌市内のチームに限る」のような条件を付けることができる。
【0046】
次に年齢についての条件が考えられる。広告主の商品やサービスとユーザ層との間にギャップが生じることも考えられるからである。例えば少年サッカーチームのユニフォームにタバコや酒の広告を付したのでは広告の効果が生じないだけ無く、未成年の喫煙や飲酒を助長するとして企業イメージが却って悪くなるおそれもある。そのような場合は、「ユーザ全員が20歳以上のチームに限る」のような年齢による条件を定めると良い。
【0047】
スポーツの種類についての条件も考えられる。例えば、野球用品メーカーは野球チームのスポンサーになると宣伝効果が大きい。そのような場合は、「野球チームに限る」のようにスポーツの種類の条件を設けることも効果がある。
【0048】
更に企業のイメージカラーと関連づけたい広告主については「ユニフォームの基本となる色が赤色のチームに限る」のような条件や、「広告デザインのプリント色は企業のイメージカラーであるダークグリーンに限る」のような条件を設定できるようにしても良い。
【0049】
更には広告デザインのプリント位置やウエアの種類等を条件としても良い。例えば、プリントする位置は「胸」,「背中」「肩」等が考えられ、ユーザが希望する箇所にプリントさせるようにしても良いが、プリント位置を「肩」に限定する条件を設定することもできる。又、料理の同好会についてウエアをエプロンに限定するような条件も考えられる。その他にも広告主は希望する条件が有ればユニフォーム店(3)と相談し、ユニフォーム店(3)は妥当な条件であれば応募条件として認める。
【0050】
このような条件を設定して対象となるチーム,サークルや、ウエアの種類や色、プリントする位置や色等を限定することにより、ユーザ層を絞ると共に、効果的な広告の見せ方ができ、広告効果を更に向上させることができる。
【0051】
一般的な注文の流れは次のようになる。ユーザ(1)は端末を使用し、インターネットを介してユニフォーム店(3)のWebページにアクセスする。
【0052】
ユニフォーム店(3)のWebページには本システムについての説明が表示れている。そしてユーザ(1)は本システムを利用するに際して、クラブの代表者名、代表者の住所、年齢等の個人情報とクラブ名,本部の所在地及び連絡先,発足年月日,活動略歴,メンバー数等の団体情報が広告主(2)とユニフォーム店(3)とに公開されることについてWebページ上で同意を求められる。
【0053】
ユーザ(1)のチームに関する情報を広告主(2)にも伝えるのは、支援する側とされる側の関係から、広告主(2)はスポンサーとして支援するチームの内容や活動拠点等を把握する必要が有るためであり、更にはユーザ(1)とスポンサーである広告主(2)との信頼関係を築き易くするためである。
【0054】
このことは広告主(2)にとっては別のメリットもある。つまり、広告主(2)は過去にスポンサーとなったチームのスポーツ種類や活動地域を知ることにより本システムを利用した広告活動の手薄な地域を知ることができる。そして、その地域に限定した募集を行い、ピンポイント的に広告を行うことができる。例えば、「今まで九州地区とサッカーチームのスポンサーになったチームはないので、今度は九州地区のサッカーチームのユニフォームに広告を載せたい」といった計画を立てることができる。
【0055】
ユニフォーム店(3)のWebページには広告主(1)の一覧ページを設け、広告主(1)の名前と共に広告主(1)から出されている応募の条件,広告のデザイン及び広告費を公開し、インターネットを介してユーザ(1)の閲覧に供する。図2は広告主の一覧ページの一例を示した図である。
【0056】
ユーザ(1)は公表されている広告主の一覧を見て、広告デザインや広告費などを比較検討すると共に、自分たちが広告主の条件に合致するかどうかを確認することができる。
【0057】
この一覧ページには各広告主の広告デザインへのリンクが設けられており、容易に広告デザインを表示させて確認することができる。1つの広告主が複数のデザインを登録している場合には、その中から希望するデザインを選択することができる。
【0058】
このようにインターネットを利用してユーザ(1)が広告デザインや広告料等を確認できるようにしているため、パンフレットを作ってユーザ(1)に配布するような手間や費用は必要ない。又、広告デザインや広告費等の内容に変更が生じてもWebページの掲載内容を変更するだけで良いため、対応するのにあまり手間や費用がかからない。
【0059】
尚、本実施例では広告主を申し込み順に一覧表示させたが、条件毎に分けて一覧表示させるようにしても良い。例えば、「無条件」,「スポーツ種制限」,「年齢制限」,「地域制限」,「ウエアの種類制限」,「その他の条件」のように分けることが考えられる。
【0060】
又、ユニフォーム店のWebページに検索手段を設けて、ユーザ(1)が「スポーツ種」,「年齢」,「地域」,「ウエアの種類」等のチーム特性を検索フォームに入力することにより、条件に合致する広告主を見つけられるようにしても良い。
【0061】
ユーザ(1)は広告主からの条件と広告デザインを確認した上で、Webページに設けられた見積フォームよりユニフォーム(3)店に見積もりを依頼する。見積もり時には選んだ広告デザインの指定と共に、プリントされるウエアの種類(選べるのならウエアのメーカー)、ウエアの色,枚数や、自分たちがプリントしたいオリジナルデザイン(チーム名,キャラクター等)のプリント箇所,色数,大きさ,必要ならプリントに使うインクの種類、プリント手法等を指定する。
【0062】
本実施例ではWebページからの見積依頼がユニフォーム店(3)に送られる際に、スポンサーとして指定された広告主(2)にも注文メールのコピーが送信されるようにした。これにより、広告主(2)はユーザ(1)のサークルやチームの属性を知ることができると共に、自分の広告についてどれくらいの注文が来ているのかを確認することができる。必要ならユニフォーム店からの報告が正しいかどうかの照合したり、注文したユーザに確認を取ることもできる。
【0063】
広告主(2)からのウエアに関する条件が特にない場合は、ウエアのブランドやカラーやウエアの種類等の選択は、原則としてユニフォーム店(3)の取り扱い商品の中からユーザの希望するウエアとなる。もし特別な希望が有るならユーザ(1)が持ち込んだウエアにプリントすることも可能である。また、広告主(1)からの指定がない場合は、広告デザインのプリントカラーもユーザが指定できる。
【0064】
見積もり依頼が送られてくると、ユニフォーム店(3)は見積依頼時に特定された内容に基づいてだいたいの費用を見積もった第1回見積をユーザ(1)に送信する。ユーザの支払う1枚当たりのユニフォーム制作費は「ウエア代金(まとめ買い価格の一枚単価)」に「ユーザのオリジナルデザインのプリント料金(1枚単価)」を合算した金額から「広告主が設定した1枚あたりの広告料」を引いた額となる。
【0065】
例えば、広告主が一枚あたり300円を広告料として設定している場合には、通常価格より1枚あたり300円安い制作費として見積もられる。只、この時点ではまだユーザがプリントを希望するオリジナルデザインはユニフォーム店(3)へ具体的に知らされていないので、確定的な見積額とはなっていない。
【0066】
ユーザは第1回見積を見て注文するかどうか検討する。注文について前向きに考える場合は、自分達がプリントして欲しいオリジナルデザインのデータをユニフォーム店(3)に送信して更に詳細な見積もりを求める。
【0067】
尚、ユーザ(1)のオリジナルデザインの大きさは、広告のスペースを確保しつつプリントできる大きさである必要があるので、ユニフォーム店(3)のWebページにて大きさの範囲を決めて(例えば「最大横36cm×縦32cmまで」のように)ユーザに知らせておくことが望ましい。
【0068】
ユニフォーム店(3)はプリントするデザインの具体的な大きさ,色数,プリント位置,その他のデザインの内容を確認して、それらを考慮して作った第2回見積をユーザに送る。基本的にこの第2回見積の示された額が正式な見積額となる。
【0069】
ユーザ(1)は第2回見積を見て、納得が行けば正式に注文を行う。必要なら、Webページ上に注文票のフォームを設け、注文票がユニフォーム店(3)のみならず広告主(2)にも送信されるようにしても良い。正式な注文が送られてくると、ユニフォーム店(3)はユーザ(1)の指定に基づいて、ウエアにユーザのオリジナルデザインとユーザが指定した広告デザインとをプリントする。この時点ではじめてウエアにプリントがされるため、ユーザのオリジナルデザインと広告デザインとを同時にプリントすることも可能である。
【0070】
尚、ユニフォームに背番号等の番号もプリントする場合、オリジナルデザインや広告デザインと同時にプリントしても良いし、別途番号だけ別途プリントするようにしても良い。
【0071】
プリントが完了すると広告デザインとオリジナルデザインが共にプリントされたオリジナルプリントユニフォームとなる。図3はできあがったユニフォーム(10)の一例を示した図である。この図ではTシャツ(11)の前面に広告デザイン(12)とユーザのオリジナルデザイン(13)がプリントされている。
【0072】
できあがったユニフォームはユニフォーム店(3)からユーザ(1)へ直接発送されるが、広告主の希望があれば事前に預かっている広告主のパンフレットや広告主からのプレゼント(例えばステッカー,キーホルダー,割引券,クラブ会員証等)を同封して発送するようにしても良い。ユーザへのユニフォーム制作費の請求,支払いは、納品の前でも後でも良く、ユニフォーム店(3)が適宜定めれば良い。制作費は途中で変更がない限り第2回見積に示された額、つまり通常の制作費から広告デザインについての広告費を差し引いて算出した額となる。
【0073】
ユーザ(1)はユニフォームを手に入れる過程で広告主を探すはなく、手間のかかる交渉をする必要もない。単にデザイン広告を指定するだけでよいので、手間がかからない。
【0074】
又、広告主(2)も各種条件や広告費についての希望をユニフォーム店(3)に連絡しておくだけで、条件に合致するチームのユニフォームに広告を表示させることができる。つまりユーザ(1)と広告主(2)は、ユニフォーム店(3)を介することにより面倒で手間のかかる作業から解放され、簡単にスポンサー関係を築くことができる。
【0075】
注文を受けると、その分だけ新たに応募を受け付ける枚数が減っていく。例えば、広告主が当初500枚分の契約をしていた場合、20名分の注文を受けると、残数は480枚となる。次に30枚の注文を受けると残数は450枚となる。このようにして当初契約した枚数が消化されるまで注文を受けることができる。そのため、人気のある広告デザインや広告料が高く設定されている広告デザインは、ユーザからの注文が集まりやすく、早期に契約枚数を消化することになる。
【0076】
尚、インターネットを利用した注文であり、残数はWebページ上にリアルタイムで表示できるため、契約枚数を消化しているのにもかかわらず誤って重複して注文を受けてしまうような心配はない。
【0077】
本実施例ではスポンサーとしてユーザを募集する期間に期限を設けているが、スポンサーの希望によりスポンサー期間を更新できるようにした。契約期間内に当初予定した枚数分を消化するような場合には、負担する枚数を追加できるようにした。残数が少なくなった際(例えばデザインの残契約枚数が50枚になった時)にユニフォーム店(3)から広告主(2)に追加するか否かの問い合わせをするようにしてもよい。
【0078】
又、期間中に契約枚数を使いきった時に、自動的に契約を更新するか否かを当初の契約時に確認しておいても良い。再契約の意思がある場合には、所定枚数分を更新すればよい。
【0079】
広告主が契約の更新を希望しない場合には、何枚までの枚数オーバーまで認めるか確認しておくことが好ましい。これは残数と注文数が一致することが希であるためである。つまり、残数が25枚のところに30枚の注文が来れば5枚分足りなくなってしまうので、この超過する5枚分についても他の25枚と同様の扱いをして良いか確認しておくと最後まで注文をスムーズに受けることができる。
【0080】
もし、広告主が枚数のオーバーを全く認めない場合、残数を期間終了まで残して終了するか、イベント的に残数が一致するチームを募集することになる。
【0081】
本実施例では一定期間毎に、ユニフォーム店(3)から広告デザインの利用状況、利用したユーザのチームデータを広告主(2)に送信して報告するようにした。前述したように見積依頼時にも広告主(2)に情報は送られるが、見積後に注文に至らない場合もあり、実際に広告デザインがどのようなチームに採用され、どのくらいの枚数の注文が有ったのかを広告主に確認してもらうためである。
【0082】
尚、本発明によれば広告主(2)からの広告費により、ユーザ(1)はユニフォームを安価に制作することができるようになるが、本発明以前にも商品に広告を付すことにより商品価格を引き下げて販売を促進しようとする試みは存在した。
【0083】
例えば、ビールの缶に衣料品の広告を印刷したり、映画ビデオの映画本編開始前に清涼飲料のCMを上映させる代わりに、商品価格を低くしているような試みがあげられる。
【0084】
しかし、これらの広告は商品メーカーと広告主が一方的にユーザに押しつけた広告であり、ユーザにとっては僅かに安くなる価格と引き替えに見たくもない広告を押しつけられることになり、決して好んで広告を見ているわけではない。
【0085】
そして商品の品質とは直接関係しない広告の存在により、商品が本来有していた価値(例えば清涼飲料であれば「味」,「爽快感」,「周囲にもたらす雰囲気」,「高級感」,「リラックス度」等)が低下したように感じるというユーザも少なからず存在する。
【0086】
このような状況下においては、ユーザは商品に付された「押しつけ」の広告に対して好意を抱くよりも、むしろ不快に思うことの方が多い。そのため、十分な広告効果をあげることが困難であり、場合によっては逆効果となっているような事例も有る。
【0087】
本発明ではユーザ(1)が広告主や広告デザインを自ら選択することができる点で大きく異なる。ユーザ(1)は自分で選んでいるため「押しつけられた」と感じることが無い。むしろ、自分たちが「選んであげた」という優越感に近い感情を持つことの方が多い。したがって、従来の広告付き商品とは効果が大きく異なる。
【0088】
ユーザ(1)はスポンサーたる広告主(3)からユニフォーム制作費の一部を負担してもらえるので、通常より安価にユニフォームを作ることができる。特に従来であればユニフォームを作ることが困難であった少人数のチームでも比較的容易にユニフォームを作ることができる。
【0089】
又、自分のチームにスポンサーが付いていると、あたかも自分たちがプロのチームになったような気分を味わうこともできる。
【0090】
スポンサー(2)はユーザ(1)が自社の広告がプリントされたユニフォームを着て試合や練習をすることにより、応援に来た人や相手チームや周囲の人に自分の広告を見せることができる。仮に500枚の契約であっても、会員数20名のチームであれば25組のチームが全国各地でユニフォームを着て活動するので、ウエアに表示された広告が公衆の目に触れる機会も多く、大きな広告効果が期待できる。しかも、プロチームへの支援や、自社チームの運営等とは全く比べものにならないほど低いコスト広告をすることができる。
【0091】
ユニフォームは長期間にわたって何回も繰り返し着用されるため、瞬間的な広告に比べて広告として機能する時間が長い。又、ユーザ(1)がユニフォームを着て外出することにより人目に広告が触れる機会が増える。スポーツのユニフォームであれば試合時や練習時のみの着用となることも考えられるが、例えば「釣り」,「電車」,「写真」,「ペット」等の各種同好会の場合、同好会の集会時のみならず日常的にユニフォームを着用することも多いため、広告の露出は更に大きくなる。
【0092】
ユーザ(1)は自分たちを支援してくれている広告主(1)に対して好感や仲間意識を持ち、広告主の商品やサービスにも愛着を感じるようになる。また、スポンサーから支援を受けていることが一つの自慢となり、それを自慢することにより、口込効果に近い広告効果が得られ広告効果はさらに向上する。
【0093】
世間一般に対しても、地方の小さなクラブや老人や子供のクラブ,更にはスポーツ振興や生涯学習を地道に支援しているとして評価されることとなり、広告主(2)の企業イメージが向上することが期待できる。
【0094】
ユニフォーム店(3)は、制作費の負担が少なくなったユーザ(1)が気軽にユニフォームの注文するようになるため受注数を増やすことができる。又、広告主(2)から受け取る手数料も収益の一部となる。このようにして、ユーザ(1),広告主(2),ユニフォーム店(3)の三者いずれもが好ましい効果を得ることができる。
【0095】
楽しい試みとしてユーザ(1)の希望に基づいてユーザ(1)のチームを紹介するWebページを作り、ユーザ間の交流を図れるようにしても良い。又、このようなチーム紹介ページは、これからユニフォームの制作を依頼しようかどうか検討している見込み客に対して本システムを説明,アピールするのにも役立つ。更に、広告主がパンフレットや自社のホームページ等に企業活動の紹介として自社が支援しているチームの紹介ページを紹介すれば企業イメージの向上にもなる。
【0096】
尚、本実施例では当初の契約時に広告主(2)から所定枚数分のプリント料金と広告費の総額とシステム利用料とを全額徴収するようにしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0097】
例えば、広告主(2)はユニフォーム店(3)との契約時に、1デザインの1契約期間のシステム利用料のみを支払う(契約期間終了時もユーザの利用枚数に関わらずシステム利用料は返却しない)こととし、広告料とプリント料については契約期間中にユーザより広告デザインを指定したユニフォームの制作が利用されると、利用された月の一定日で締めた金額をユニフォーム店(3)より広告主(2)に請求し、支払いを受けるようにしてもよい。
【0098】
又、本実施例の特殊な使い方として「創業記念」や「商品キャンペーン」のように強力な広告を行いたい場合、広告主(2)が所定のチーム数又は枚数についてユニフォーム制作費を全額負担することも可能である。この場合は、広告費をユニフォーム制作費と同額とすればよい。
【0099】
従来にも企業が抽選や店頭で無料配布するノベルティーグッズとしてのキャンペーンTシャツは有ったが、これらは単なる記念品として収集されたり、せいぜい極短期間に1回又は数回着用される程度のものであり広告効果は期待できない。る。それに対して、本発明では広告デザインのみならずユーザのオリジナルデザインもプリントされているので、ユーザ(1)は実際に着用することを前提に注文し、しかも比較的長期間にわたって着用されることになるので人目に触れる機会も多く広告効果が大きい。
【0100】
つまり、企業が今まで行っていた効果の少ない「ばらまき」的なキャンペーンや、一方的な押しつけの広告と異なり、低価格で好感を持って迎えられる効果的な広告を行うことができる。
【0101】
[実施例2]
実施例1ではユーザは1つの広告主のみをスポンサーとして選択可能であったが、複数の広告主を選択可能とした。これにより、ユーザは複数の広告主から広告費をもらうことができ、より安価にユニフォームを作ることができる。つまり、500円の広告費を支払う2社の広告デザインを採用すれば、ユニフォーム代が1枚につき計1,000円分安くなる。
【0102】
又、同じ広告主が複数の広告デザインを契約しているような場合、その広告主の複数の広告デザインを採用すれば、同様に複数の広告費をもらうこともできる。
【0103】
只、複数の広告主のデザインを採用する場合、選択された広告主同士が競合会社であるような状態は広告として好ましくない。そのために、広告主には事前に複数選択に応じるか否かの意思を確認しておき複数選択の可否をWebページにて公開すると共に、複数選択を認める広告主については業界毎に分類し、ユーザは同じ業界から複数の広告主を選択できないようにした。これにより同業のライバル会社の広告が同じユニフォームにプリントされるという問題を解消することができる。
【0104】
これにより、ユーザは更に安くユニフォームを作ることができるわけであるが、広告費がユニフォームの制作費を超えたとしても、ユーザは制作費が無料になる以上の利益は受けない。したがって、広告主から広告費として現金を受け取ることはない。
【0105】
尚、本実施例では複数の広告デザインを選択した際の広告費は、単純に各広告デザインについての広告費の合計として計算したが、1つのユニフォームに複数の広告を表示することにより各広告への注目度が分散することを考慮して各広告デザインの広告料を減額するようにしても良い。例えば、2つの広告デザインを採用すると広告料は夫々100円減額、3つの広告デザインを採用すると広告料は夫々200円減額のようにすることが考えられる。
【0106】
只、このように複数の広告デザインを選択した際に広告料を減額することとしても、同じ広告主の広告デザインを複数選択する場合は、注目度の分散があまり問題とならないので、広告費を減額せず、単純に各広告デザインの広告費を合計するようにしてもよい。
【0107】
【発明の効果】
以上述べたように本発明により、ユニフォームを制作したいユーザはスポンサーたる広告主からユニフォーム制作費の一部を負担してもらえるので、通常より安価にユニフォームを作ることができる。
【0108】
又、広告主はユーザが各地で自社の広告がプリントされたユニフォームを着ることにより大きな広告効果が期待でき、安価な広告費で企業イメージの向上を図ることができる。特に広告主がユーザの募集に際して条件をつけるようにすれば、的確なユーザ層に効率的な広告を行うことができる。更に、広告主とユーザとは条件や費用等について直接交渉することなく容易にスポンサー関係を築くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユーザと広告主とユニフォーム店との接続を説明する図。
【図2】広告主一覧画面の一例を示した図。
【図3】できあがったユニフォームの一例を示した図。
【符号の説明】
(1) ユーザ
(2) 広告主(スポンサー)
(3) ユニフォーム店
(4) サーバ
(10) ユニフォーム
(11) ウエア(Tシャツ)
(12) 広告デザイン
(13) ユーザのオリジナルデザイン
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニフォームの販売システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
学校や会社のクラブ,OB会,地域の青年会,敬老会,町内会等の各種団体で野球,サッカー,卓球,バトミントン,バスケットボール,ゲートボール等のスポーツを楽しむことがある。そのような場合、チームでユニフォームを作り、試合や練習に際して着用することがある。
【0003】
又、各種の同好会やファンクラブ,スタッフ等でお揃いのプリントシャツを作ってユニフォームとして着用することがある。
【0004】
これらのユニフォームはオリジナルのチーム名やロゴ等をプリントする必要があるため必然的にオーダーメイドとなる。デザインをプリントするにせよ刺繍するにせよユニフォームに表示するデザインの「版下」を作る必要があり、デザインを施すウエアの代金やプリント料金(又は刺繍代)に加えて版下代がかかる。
【0005】
多人数のチームであれば、ユニフォームの数が多いので1枚あたりのプリント料金や版下代が割安となり、ユーザの負担は少ない。しかし、注文する枚数が少ない場合には1枚当たりのプリント料金や版下代が比較的高額となり、チームを構成する各メンバーが負担する費用が大きくなってしまう。
【0006】
実際には10人から数十人程度で構成されるチームが多く、どうしてもユニフォームの費用は高くついてしまい、財政的に余裕のないチームには厳しい現状となっている。又、仲間同士で気軽にユニフォームを作って楽しむこともためらわれてしまう。
【0007】
そのため、クラブや同好会なような小さなチームでも、比較的気楽にユニフォームを制作することができる手段が望まれる。
【0008】
ところで、プロ野球やプロサッカーのようなプロスポーツの世界では、スポンサーの企業がチームを資金面でバックアップする見返りにユニフォームに企業名等の広告を表示させている。スポンサーはこの広告により企業のイメージアップや社名の周知化等を図っている。
【0009】
プロやセミプロなどの大きなチームが、チームの運営費の一部を賄うためにユニフォームに広告を入れようとする場合、チームの運営者が広告を出してくれる広告主を見つけ、広告費などを交渉する必要がある。逆に、広告主の方からユニフォームへの広告をのぞむ場合には、広告主がチーム運営者にユニフォームへの広告表示が可能かどうかを打診する必要があった。
【0010】
しかしながら、小さなチームやアマチュアのクラブや同好会等では広告主を探して交渉を開始すること自体困難である。又、万一スポンサーとなってくれそうな広告主を見つけたとしても、双方の利益や思惑が絡む交渉を円滑に進めるのは難しい。
【0011】
企業側としても交渉には時間,労力,費用がかかるばかりでなく、素人相手の交渉ではトラブルの原因ともなるので、結局は管理能力の有るプロチーム以外は相手にされない。
【0012】
広告主はプロの人気チームのスポンサーとなればTV中継や新聞,雑誌等で広告が露出する機会が多いので広告効果も大きいが、スポンサーとして千万,億単位の莫大な広告費をチームに支払わなくてはならない。そのため、中小企業や非営利法人のような経済的に余裕のない広告主は、有名チームのスポンサーとなることは経済的に困難である。しかも、有名チームのスポンサーとなったとしても、支援しているチームの成績如何ではチームの人気が低迷し、莫大な広告費に見合った広告効果を得られないというリスクがある。
【0013】
又、景気の良い時代には企業内に公報目的を兼ねてバレーボール,バスケットボール,ソフトボール等のクラブチームを作ることが流行したことがあった。しかし、選手に支払う高額な契約金や年俸,専用バスの費用,合宿費用,応援のための費用,体育館や合宿所等の施設の設置・管理費用,試合会場の賃貸費用,試合の宣伝費等の運営経費が嵩み、近年では景気の低迷により採算が合わず廃部に追い込まれているケースが多く見られる。
【0014】
このような現状を鑑み、従来の莫大なコストがかかる広告に代わる低予算で効果的な広告手法が求められている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は一般のクラブや同好会でも安価にユニフォームを作成できるシステムを提供すると共に、広告主が低コストで効果的に広告を行うことが可能なシステムを提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のユニフォーム販売システムは、インターネットに接続されたサーバ(4)を有し、該サーバ(4)にはユニフォーム店(3)が管理するユニフォーム注文のためのWebページが記録されており、該Webページには複数の広告主(2)と、各広告主が希望する広告デザインと、各広告デザインについて広告主(2)が支払う広告費とが表示されており、ユーザ(1)から広告デザインの指定を伴う注文があった際に、ユニフォーム店(2)は該ユーザ(1)から送られてきたデザインと指定された広告デザインとをウエアにプリント又は刺繍したユニフォームを作成すると共に、通常のユニフォーム制作費から該広告デザインについての広告費を差し引いた額を該ユーザが支払うユニフォーム制作費として算出して請求することを特徴とする。
【0017】
これによれば、ユーザ(1)はユニフォームを注文する際にユニフォーム店(3)のWebページにアクセスし、広告主(2)が提供する広告デザインの一覧を確認した上で、希望する広告デザインを指定して注文することができる。広告主(2)から提供される広告費はユニフォーム制作費の一部に充足されるため、ユーザ(1)が支払うユニフォーム制作費は、広告費の分だけ安価となる。ユーザ(1)はWebページ上で、スポンサーを容易に見つけることができ、スポンサーとなる広告主(2)との面倒な交渉も必要がない。
【0018】
そして、広告デザインはユニフォームに表示されることとなり、ユーザ(1)がそのユニフォームを着用することにより、動く広告塔としての広告効果を得ることができる。
【0019】
請求項2記載のユニフォーム販売システムは請求項1のシステムにおいて、前記Webページは各広告主から提示されている条件を表示することにより、該条件に合致するユーザからの注文を促すことができることを特徴とする。
【0020】
これによれば、広告主(2)は自社の商品やサービスの性格を鑑みて、広告効果が高いと思われるユーザ層に絞って広告を行うことが可能とり、効率的な広告が可能となる。
【0021】
請求項3記載のユニフォーム販売システムは、請求項1又は請求項2のシステムにおいて、前記Webページを利用して送信される注文票又は見積依頼がユニフォーム店(3)及び該ユーザ(1)に選択された広告主(2)に送信されるように設定されていることを特徴とする。
【0022】
これによれば、注文内容をユニフォームを制作するユニフォーム店(3)のみならず、スポンサーとして広告費を支払う広告主(2)にも通知することができる。広告主(2)は、自分の広告デザインについてどのくらいの指定が有るのかを確認することができ、ユニフォーム店(3)からの報告と照合することもできる。又、注文票等を通じてユーザ(1)のチームの人数や活動地域や連絡先等を知ることができる。
【0023】
請求項4記載のユニフォーム販売システムは請求項1〜請求項3のシステムにおいて、複数の広告デザインを指定可能であることを特徴とする。
【0024】
これによれば、ユーザ(1)は複数の広告デザインを指定して、複数の広告費を得ることができる。従って、更に安価にユニフォームを制作することができる。
【0025】
請求項5記載のユニフォーム販売システムは請求項4のシステムにおいて、広告主(2)は業種毎に分類されており、前記Webページからの注文に際して同じ分類に属する異なる2以上の広告主(2)の広告デザインを同時に指定できないように設定されていることを特徴とする。
【0026】
これによれば、1枚のウエアに複数の広告デザインを表示する場合でも、同業他社の広告デザインが一緒に表示されることがない。これにより、広告効果が相殺することを防止すると共に、広告主間の調整も不要となる。尚、同じ広告主(2)の広告デザインであれば、複数選択することができるので、同じ広告主(2)の広告デザインを胸と肩に表示するようなことはできる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明を好適な実施例を用いて説明する。
【0028】
[実施例1]
図1はユーザ(1)とユニフォーム店(3)と広告主(2)との接続関係を示した図である。本発明は、ユニフォームを作りたいユーザ(1)が、ユニフォーム店(3)に依頼してユニフォームを制作する際に、広告主(2)の提供する広告デザインをユニフォームに表示させることを条件として、ユーザが支払うユニフォーム制作費を軽減することができるシステムであり、三者いずれもがメリットを得ることができるシステムとなっている。以下、その内容を詳述する。
【0029】
本発明で言うユニフォームは特定スポーツ用の特殊なユニフォームでも良いし、Tシャツ,スウェットシャツ,パーカー,エプロン,ジャージ,タンクトップ,ベスト,キャップ等のウエアにプリントや刺繍をしたものであっても良い。本実施例では、Tシャツにデザインをプリントして制作するユニフォームを例にとって説明するが、Tシャツや他のウエアに刺繍をする場合も同様である。
【0030】
ユーザ(1)はクラブ,同好会のメンバーが多いと思われるが、その他に店の常連客、店やイベントのスタッフ等も考えられる。例えば、学園祭の実行委員会がスタッフユニフォームを作る場合や、ショップが店員のユニフォーム等を作る場合等も含まれる。
【0031】
ユーザ(1)はインターネットに接続可能な端末を利用できる必要がある。端末としてはパソコンが一般的であるが、必ずしもパソコンに限定されるものではなく、携帯電話,PHS,電子手帳,個人用携帯情報端末,インターネットに接続可能なテレビやゲーム機等も含まれる。
【0032】
スポンサーとなる広告主(2)は大企業に限定されず、例えば中小企業,公共団体,NPO,商店街,個人,各種団体,自治体等でも良い。本システムでは安価な費用で広告をすることができるため、広告費に制限のある広告主でも気軽に利用することができる。
【0033】
尚、広告主(2)もスポンサーもユニフォーム店(3)との連絡のためにインターネットに接続された端末を利用できることが好ましいが、FAXや郵便などで連絡を取ることも可能であるので、必須ではない。
【0034】
ユニフォーム店(3)は注文のためのWebページをインターネットに接続されたサーバ(4)に記録しており、ユーザ(1)がインターネットを介してユニフォームを注文できるようにしている。
【0035】
図ではユニフォーム店(3)内にサーバ(4)が有るように描かれているが、サーバ(4)自体は必ずしもユニフォーム店(3)が店内に設置管理するものである必要はなく、ユニフォーム店(3)が委託したサーバ業者が設置管理するものであっても良い。
【0036】
ユニフォーム店(3)は広告主(2)と予め折衝し、ユニフォーム1枚当たりに支払う広告費、スポンサーとして広告費を負担できるユニフォームの枚数、本システムの利用料、及びプリント料金について確認し、契約する。
【0037】
例えば、「500枚分スポンサーとなる。ユニフォーム1枚あたり広告費として500円負担する。システム利用料は500枚まで1万円とする。プリント料金は500枚分で15万円とする」のように定める。本実施例では契約期間は基本が6ヶ月間とし、広告主(2)が希望すれば期間の更新も可能とした。又、枚数は100枚単位で広告主(2)が選べるようにした。
【0038】
広告主(2)はユニフォーム店(3)との契約時に、所定枚数分(例えば500枚分)の広告費の総額(枚数×1枚当たりの広告費)とシステム利用料とプリント料金をユニフォーム店に支払うこととした。但し、Tシャツ,スウェットシャツなどプリントを施すウエアの代金はユーザが負担するものであるので、広告主は支払う必要はない。
【0039】
広告料は一律料金としても良いが、本実施例では1デザイン毎に広告主が決定して契約するようにした。広告主の立場からすれば広告料は安い方が望ましいが、広告料が安いとユーザにとってのメリットが少なくなるのでスポンサーとして選択されにくくなる。したがって、デザインの内容や他の広告主の提示している広告料も参考にして契約すると良い。
【0040】
契約は1デザイン毎の契約としているので、同じ広告主であってもデザインが異なれば別契約となる。又、同じデザインであっても大きさが違う場合、広告料は広告の大きさに見合ったものとすることが望ましいため、大きさが異なる場合も「別契約」とした。このあたりの取り扱いは広告主(2)とユニフォーム店(3)との間で適宜交渉して定めれば良く、双方の了解が得られるのなら大きさ違いを同一デザインとして1つの契約で扱うようにしても良い。
【0041】
広告デザインをウエアにプリントするプリント料金もデザインの内容により異なるが、1枚当たりの契約枚数をまとめて発注したと同等の額とした。通常、1度にプリントする枚数が多いほど1枚当たりのプリント料金は安くなるが、本実施例では最初に500枚契約すれば、その広告デザインを指定したユーザからの1回の注文枚数が仮に20枚であったとしても、広告デザインの1枚当たりのプリント料金については500枚依頼したのと同様の割安な料金が適用され、広告主の負担は注文がある度に注文枚数のプリント料金を徴収する場合に比べて大幅に軽減される。
【0042】
契約が成立した時点では、Tシャツなどのウエアには広告デザインはプリントしない。これはユーザの希望するウエアの種類や色、更に広告デザインのプリント色,プリント位置が異なっても柔軟に対応できるようにするためである。
【0043】
本実施例では契約に際して広告主(2)が応募の条件をつけることを認めるようにした。広くユーザを募集する場合は、無条件の方が好ましいが、各種の事情により応募条件を設けることが好ましい場合もあるからである。このような条件についての交渉も広告主(2)とユニフォーム店(3)との間で取り決められる。応募条件としては次のような条件が考えられる。
【0044】
まず考えられるのは地理的な条件である。スポンサーによっては広告したい地域が限定される場合が考えられる。例えば特定地域のスーパーマーケットは近隣住民に広告できれば足り、店舗の存在しない遠隔地で広告を行っても広告効果はあまり期待できない。
【0045】
そこで、契約の際にユーザが活動する地域について条件付けることができるようにした。例えば、「関西地区のチームに限る」とか「札幌市内のチームに限る」のような条件を付けることができる。
【0046】
次に年齢についての条件が考えられる。広告主の商品やサービスとユーザ層との間にギャップが生じることも考えられるからである。例えば少年サッカーチームのユニフォームにタバコや酒の広告を付したのでは広告の効果が生じないだけ無く、未成年の喫煙や飲酒を助長するとして企業イメージが却って悪くなるおそれもある。そのような場合は、「ユーザ全員が20歳以上のチームに限る」のような年齢による条件を定めると良い。
【0047】
スポーツの種類についての条件も考えられる。例えば、野球用品メーカーは野球チームのスポンサーになると宣伝効果が大きい。そのような場合は、「野球チームに限る」のようにスポーツの種類の条件を設けることも効果がある。
【0048】
更に企業のイメージカラーと関連づけたい広告主については「ユニフォームの基本となる色が赤色のチームに限る」のような条件や、「広告デザインのプリント色は企業のイメージカラーであるダークグリーンに限る」のような条件を設定できるようにしても良い。
【0049】
更には広告デザインのプリント位置やウエアの種類等を条件としても良い。例えば、プリントする位置は「胸」,「背中」「肩」等が考えられ、ユーザが希望する箇所にプリントさせるようにしても良いが、プリント位置を「肩」に限定する条件を設定することもできる。又、料理の同好会についてウエアをエプロンに限定するような条件も考えられる。その他にも広告主は希望する条件が有ればユニフォーム店(3)と相談し、ユニフォーム店(3)は妥当な条件であれば応募条件として認める。
【0050】
このような条件を設定して対象となるチーム,サークルや、ウエアの種類や色、プリントする位置や色等を限定することにより、ユーザ層を絞ると共に、効果的な広告の見せ方ができ、広告効果を更に向上させることができる。
【0051】
一般的な注文の流れは次のようになる。ユーザ(1)は端末を使用し、インターネットを介してユニフォーム店(3)のWebページにアクセスする。
【0052】
ユニフォーム店(3)のWebページには本システムについての説明が表示れている。そしてユーザ(1)は本システムを利用するに際して、クラブの代表者名、代表者の住所、年齢等の個人情報とクラブ名,本部の所在地及び連絡先,発足年月日,活動略歴,メンバー数等の団体情報が広告主(2)とユニフォーム店(3)とに公開されることについてWebページ上で同意を求められる。
【0053】
ユーザ(1)のチームに関する情報を広告主(2)にも伝えるのは、支援する側とされる側の関係から、広告主(2)はスポンサーとして支援するチームの内容や活動拠点等を把握する必要が有るためであり、更にはユーザ(1)とスポンサーである広告主(2)との信頼関係を築き易くするためである。
【0054】
このことは広告主(2)にとっては別のメリットもある。つまり、広告主(2)は過去にスポンサーとなったチームのスポーツ種類や活動地域を知ることにより本システムを利用した広告活動の手薄な地域を知ることができる。そして、その地域に限定した募集を行い、ピンポイント的に広告を行うことができる。例えば、「今まで九州地区とサッカーチームのスポンサーになったチームはないので、今度は九州地区のサッカーチームのユニフォームに広告を載せたい」といった計画を立てることができる。
【0055】
ユニフォーム店(3)のWebページには広告主(1)の一覧ページを設け、広告主(1)の名前と共に広告主(1)から出されている応募の条件,広告のデザイン及び広告費を公開し、インターネットを介してユーザ(1)の閲覧に供する。図2は広告主の一覧ページの一例を示した図である。
【0056】
ユーザ(1)は公表されている広告主の一覧を見て、広告デザインや広告費などを比較検討すると共に、自分たちが広告主の条件に合致するかどうかを確認することができる。
【0057】
この一覧ページには各広告主の広告デザインへのリンクが設けられており、容易に広告デザインを表示させて確認することができる。1つの広告主が複数のデザインを登録している場合には、その中から希望するデザインを選択することができる。
【0058】
このようにインターネットを利用してユーザ(1)が広告デザインや広告料等を確認できるようにしているため、パンフレットを作ってユーザ(1)に配布するような手間や費用は必要ない。又、広告デザインや広告費等の内容に変更が生じてもWebページの掲載内容を変更するだけで良いため、対応するのにあまり手間や費用がかからない。
【0059】
尚、本実施例では広告主を申し込み順に一覧表示させたが、条件毎に分けて一覧表示させるようにしても良い。例えば、「無条件」,「スポーツ種制限」,「年齢制限」,「地域制限」,「ウエアの種類制限」,「その他の条件」のように分けることが考えられる。
【0060】
又、ユニフォーム店のWebページに検索手段を設けて、ユーザ(1)が「スポーツ種」,「年齢」,「地域」,「ウエアの種類」等のチーム特性を検索フォームに入力することにより、条件に合致する広告主を見つけられるようにしても良い。
【0061】
ユーザ(1)は広告主からの条件と広告デザインを確認した上で、Webページに設けられた見積フォームよりユニフォーム(3)店に見積もりを依頼する。見積もり時には選んだ広告デザインの指定と共に、プリントされるウエアの種類(選べるのならウエアのメーカー)、ウエアの色,枚数や、自分たちがプリントしたいオリジナルデザイン(チーム名,キャラクター等)のプリント箇所,色数,大きさ,必要ならプリントに使うインクの種類、プリント手法等を指定する。
【0062】
本実施例ではWebページからの見積依頼がユニフォーム店(3)に送られる際に、スポンサーとして指定された広告主(2)にも注文メールのコピーが送信されるようにした。これにより、広告主(2)はユーザ(1)のサークルやチームの属性を知ることができると共に、自分の広告についてどれくらいの注文が来ているのかを確認することができる。必要ならユニフォーム店からの報告が正しいかどうかの照合したり、注文したユーザに確認を取ることもできる。
【0063】
広告主(2)からのウエアに関する条件が特にない場合は、ウエアのブランドやカラーやウエアの種類等の選択は、原則としてユニフォーム店(3)の取り扱い商品の中からユーザの希望するウエアとなる。もし特別な希望が有るならユーザ(1)が持ち込んだウエアにプリントすることも可能である。また、広告主(1)からの指定がない場合は、広告デザインのプリントカラーもユーザが指定できる。
【0064】
見積もり依頼が送られてくると、ユニフォーム店(3)は見積依頼時に特定された内容に基づいてだいたいの費用を見積もった第1回見積をユーザ(1)に送信する。ユーザの支払う1枚当たりのユニフォーム制作費は「ウエア代金(まとめ買い価格の一枚単価)」に「ユーザのオリジナルデザインのプリント料金(1枚単価)」を合算した金額から「広告主が設定した1枚あたりの広告料」を引いた額となる。
【0065】
例えば、広告主が一枚あたり300円を広告料として設定している場合には、通常価格より1枚あたり300円安い制作費として見積もられる。只、この時点ではまだユーザがプリントを希望するオリジナルデザインはユニフォーム店(3)へ具体的に知らされていないので、確定的な見積額とはなっていない。
【0066】
ユーザは第1回見積を見て注文するかどうか検討する。注文について前向きに考える場合は、自分達がプリントして欲しいオリジナルデザインのデータをユニフォーム店(3)に送信して更に詳細な見積もりを求める。
【0067】
尚、ユーザ(1)のオリジナルデザインの大きさは、広告のスペースを確保しつつプリントできる大きさである必要があるので、ユニフォーム店(3)のWebページにて大きさの範囲を決めて(例えば「最大横36cm×縦32cmまで」のように)ユーザに知らせておくことが望ましい。
【0068】
ユニフォーム店(3)はプリントするデザインの具体的な大きさ,色数,プリント位置,その他のデザインの内容を確認して、それらを考慮して作った第2回見積をユーザに送る。基本的にこの第2回見積の示された額が正式な見積額となる。
【0069】
ユーザ(1)は第2回見積を見て、納得が行けば正式に注文を行う。必要なら、Webページ上に注文票のフォームを設け、注文票がユニフォーム店(3)のみならず広告主(2)にも送信されるようにしても良い。正式な注文が送られてくると、ユニフォーム店(3)はユーザ(1)の指定に基づいて、ウエアにユーザのオリジナルデザインとユーザが指定した広告デザインとをプリントする。この時点ではじめてウエアにプリントがされるため、ユーザのオリジナルデザインと広告デザインとを同時にプリントすることも可能である。
【0070】
尚、ユニフォームに背番号等の番号もプリントする場合、オリジナルデザインや広告デザインと同時にプリントしても良いし、別途番号だけ別途プリントするようにしても良い。
【0071】
プリントが完了すると広告デザインとオリジナルデザインが共にプリントされたオリジナルプリントユニフォームとなる。図3はできあがったユニフォーム(10)の一例を示した図である。この図ではTシャツ(11)の前面に広告デザイン(12)とユーザのオリジナルデザイン(13)がプリントされている。
【0072】
できあがったユニフォームはユニフォーム店(3)からユーザ(1)へ直接発送されるが、広告主の希望があれば事前に預かっている広告主のパンフレットや広告主からのプレゼント(例えばステッカー,キーホルダー,割引券,クラブ会員証等)を同封して発送するようにしても良い。ユーザへのユニフォーム制作費の請求,支払いは、納品の前でも後でも良く、ユニフォーム店(3)が適宜定めれば良い。制作費は途中で変更がない限り第2回見積に示された額、つまり通常の制作費から広告デザインについての広告費を差し引いて算出した額となる。
【0073】
ユーザ(1)はユニフォームを手に入れる過程で広告主を探すはなく、手間のかかる交渉をする必要もない。単にデザイン広告を指定するだけでよいので、手間がかからない。
【0074】
又、広告主(2)も各種条件や広告費についての希望をユニフォーム店(3)に連絡しておくだけで、条件に合致するチームのユニフォームに広告を表示させることができる。つまりユーザ(1)と広告主(2)は、ユニフォーム店(3)を介することにより面倒で手間のかかる作業から解放され、簡単にスポンサー関係を築くことができる。
【0075】
注文を受けると、その分だけ新たに応募を受け付ける枚数が減っていく。例えば、広告主が当初500枚分の契約をしていた場合、20名分の注文を受けると、残数は480枚となる。次に30枚の注文を受けると残数は450枚となる。このようにして当初契約した枚数が消化されるまで注文を受けることができる。そのため、人気のある広告デザインや広告料が高く設定されている広告デザインは、ユーザからの注文が集まりやすく、早期に契約枚数を消化することになる。
【0076】
尚、インターネットを利用した注文であり、残数はWebページ上にリアルタイムで表示できるため、契約枚数を消化しているのにもかかわらず誤って重複して注文を受けてしまうような心配はない。
【0077】
本実施例ではスポンサーとしてユーザを募集する期間に期限を設けているが、スポンサーの希望によりスポンサー期間を更新できるようにした。契約期間内に当初予定した枚数分を消化するような場合には、負担する枚数を追加できるようにした。残数が少なくなった際(例えばデザインの残契約枚数が50枚になった時)にユニフォーム店(3)から広告主(2)に追加するか否かの問い合わせをするようにしてもよい。
【0078】
又、期間中に契約枚数を使いきった時に、自動的に契約を更新するか否かを当初の契約時に確認しておいても良い。再契約の意思がある場合には、所定枚数分を更新すればよい。
【0079】
広告主が契約の更新を希望しない場合には、何枚までの枚数オーバーまで認めるか確認しておくことが好ましい。これは残数と注文数が一致することが希であるためである。つまり、残数が25枚のところに30枚の注文が来れば5枚分足りなくなってしまうので、この超過する5枚分についても他の25枚と同様の扱いをして良いか確認しておくと最後まで注文をスムーズに受けることができる。
【0080】
もし、広告主が枚数のオーバーを全く認めない場合、残数を期間終了まで残して終了するか、イベント的に残数が一致するチームを募集することになる。
【0081】
本実施例では一定期間毎に、ユニフォーム店(3)から広告デザインの利用状況、利用したユーザのチームデータを広告主(2)に送信して報告するようにした。前述したように見積依頼時にも広告主(2)に情報は送られるが、見積後に注文に至らない場合もあり、実際に広告デザインがどのようなチームに採用され、どのくらいの枚数の注文が有ったのかを広告主に確認してもらうためである。
【0082】
尚、本発明によれば広告主(2)からの広告費により、ユーザ(1)はユニフォームを安価に制作することができるようになるが、本発明以前にも商品に広告を付すことにより商品価格を引き下げて販売を促進しようとする試みは存在した。
【0083】
例えば、ビールの缶に衣料品の広告を印刷したり、映画ビデオの映画本編開始前に清涼飲料のCMを上映させる代わりに、商品価格を低くしているような試みがあげられる。
【0084】
しかし、これらの広告は商品メーカーと広告主が一方的にユーザに押しつけた広告であり、ユーザにとっては僅かに安くなる価格と引き替えに見たくもない広告を押しつけられることになり、決して好んで広告を見ているわけではない。
【0085】
そして商品の品質とは直接関係しない広告の存在により、商品が本来有していた価値(例えば清涼飲料であれば「味」,「爽快感」,「周囲にもたらす雰囲気」,「高級感」,「リラックス度」等)が低下したように感じるというユーザも少なからず存在する。
【0086】
このような状況下においては、ユーザは商品に付された「押しつけ」の広告に対して好意を抱くよりも、むしろ不快に思うことの方が多い。そのため、十分な広告効果をあげることが困難であり、場合によっては逆効果となっているような事例も有る。
【0087】
本発明ではユーザ(1)が広告主や広告デザインを自ら選択することができる点で大きく異なる。ユーザ(1)は自分で選んでいるため「押しつけられた」と感じることが無い。むしろ、自分たちが「選んであげた」という優越感に近い感情を持つことの方が多い。したがって、従来の広告付き商品とは効果が大きく異なる。
【0088】
ユーザ(1)はスポンサーたる広告主(3)からユニフォーム制作費の一部を負担してもらえるので、通常より安価にユニフォームを作ることができる。特に従来であればユニフォームを作ることが困難であった少人数のチームでも比較的容易にユニフォームを作ることができる。
【0089】
又、自分のチームにスポンサーが付いていると、あたかも自分たちがプロのチームになったような気分を味わうこともできる。
【0090】
スポンサー(2)はユーザ(1)が自社の広告がプリントされたユニフォームを着て試合や練習をすることにより、応援に来た人や相手チームや周囲の人に自分の広告を見せることができる。仮に500枚の契約であっても、会員数20名のチームであれば25組のチームが全国各地でユニフォームを着て活動するので、ウエアに表示された広告が公衆の目に触れる機会も多く、大きな広告効果が期待できる。しかも、プロチームへの支援や、自社チームの運営等とは全く比べものにならないほど低いコスト広告をすることができる。
【0091】
ユニフォームは長期間にわたって何回も繰り返し着用されるため、瞬間的な広告に比べて広告として機能する時間が長い。又、ユーザ(1)がユニフォームを着て外出することにより人目に広告が触れる機会が増える。スポーツのユニフォームであれば試合時や練習時のみの着用となることも考えられるが、例えば「釣り」,「電車」,「写真」,「ペット」等の各種同好会の場合、同好会の集会時のみならず日常的にユニフォームを着用することも多いため、広告の露出は更に大きくなる。
【0092】
ユーザ(1)は自分たちを支援してくれている広告主(1)に対して好感や仲間意識を持ち、広告主の商品やサービスにも愛着を感じるようになる。また、スポンサーから支援を受けていることが一つの自慢となり、それを自慢することにより、口込効果に近い広告効果が得られ広告効果はさらに向上する。
【0093】
世間一般に対しても、地方の小さなクラブや老人や子供のクラブ,更にはスポーツ振興や生涯学習を地道に支援しているとして評価されることとなり、広告主(2)の企業イメージが向上することが期待できる。
【0094】
ユニフォーム店(3)は、制作費の負担が少なくなったユーザ(1)が気軽にユニフォームの注文するようになるため受注数を増やすことができる。又、広告主(2)から受け取る手数料も収益の一部となる。このようにして、ユーザ(1),広告主(2),ユニフォーム店(3)の三者いずれもが好ましい効果を得ることができる。
【0095】
楽しい試みとしてユーザ(1)の希望に基づいてユーザ(1)のチームを紹介するWebページを作り、ユーザ間の交流を図れるようにしても良い。又、このようなチーム紹介ページは、これからユニフォームの制作を依頼しようかどうか検討している見込み客に対して本システムを説明,アピールするのにも役立つ。更に、広告主がパンフレットや自社のホームページ等に企業活動の紹介として自社が支援しているチームの紹介ページを紹介すれば企業イメージの向上にもなる。
【0096】
尚、本実施例では当初の契約時に広告主(2)から所定枚数分のプリント料金と広告費の総額とシステム利用料とを全額徴収するようにしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0097】
例えば、広告主(2)はユニフォーム店(3)との契約時に、1デザインの1契約期間のシステム利用料のみを支払う(契約期間終了時もユーザの利用枚数に関わらずシステム利用料は返却しない)こととし、広告料とプリント料については契約期間中にユーザより広告デザインを指定したユニフォームの制作が利用されると、利用された月の一定日で締めた金額をユニフォーム店(3)より広告主(2)に請求し、支払いを受けるようにしてもよい。
【0098】
又、本実施例の特殊な使い方として「創業記念」や「商品キャンペーン」のように強力な広告を行いたい場合、広告主(2)が所定のチーム数又は枚数についてユニフォーム制作費を全額負担することも可能である。この場合は、広告費をユニフォーム制作費と同額とすればよい。
【0099】
従来にも企業が抽選や店頭で無料配布するノベルティーグッズとしてのキャンペーンTシャツは有ったが、これらは単なる記念品として収集されたり、せいぜい極短期間に1回又は数回着用される程度のものであり広告効果は期待できない。る。それに対して、本発明では広告デザインのみならずユーザのオリジナルデザインもプリントされているので、ユーザ(1)は実際に着用することを前提に注文し、しかも比較的長期間にわたって着用されることになるので人目に触れる機会も多く広告効果が大きい。
【0100】
つまり、企業が今まで行っていた効果の少ない「ばらまき」的なキャンペーンや、一方的な押しつけの広告と異なり、低価格で好感を持って迎えられる効果的な広告を行うことができる。
【0101】
[実施例2]
実施例1ではユーザは1つの広告主のみをスポンサーとして選択可能であったが、複数の広告主を選択可能とした。これにより、ユーザは複数の広告主から広告費をもらうことができ、より安価にユニフォームを作ることができる。つまり、500円の広告費を支払う2社の広告デザインを採用すれば、ユニフォーム代が1枚につき計1,000円分安くなる。
【0102】
又、同じ広告主が複数の広告デザインを契約しているような場合、その広告主の複数の広告デザインを採用すれば、同様に複数の広告費をもらうこともできる。
【0103】
只、複数の広告主のデザインを採用する場合、選択された広告主同士が競合会社であるような状態は広告として好ましくない。そのために、広告主には事前に複数選択に応じるか否かの意思を確認しておき複数選択の可否をWebページにて公開すると共に、複数選択を認める広告主については業界毎に分類し、ユーザは同じ業界から複数の広告主を選択できないようにした。これにより同業のライバル会社の広告が同じユニフォームにプリントされるという問題を解消することができる。
【0104】
これにより、ユーザは更に安くユニフォームを作ることができるわけであるが、広告費がユニフォームの制作費を超えたとしても、ユーザは制作費が無料になる以上の利益は受けない。したがって、広告主から広告費として現金を受け取ることはない。
【0105】
尚、本実施例では複数の広告デザインを選択した際の広告費は、単純に各広告デザインについての広告費の合計として計算したが、1つのユニフォームに複数の広告を表示することにより各広告への注目度が分散することを考慮して各広告デザインの広告料を減額するようにしても良い。例えば、2つの広告デザインを採用すると広告料は夫々100円減額、3つの広告デザインを採用すると広告料は夫々200円減額のようにすることが考えられる。
【0106】
只、このように複数の広告デザインを選択した際に広告料を減額することとしても、同じ広告主の広告デザインを複数選択する場合は、注目度の分散があまり問題とならないので、広告費を減額せず、単純に各広告デザインの広告費を合計するようにしてもよい。
【0107】
【発明の効果】
以上述べたように本発明により、ユニフォームを制作したいユーザはスポンサーたる広告主からユニフォーム制作費の一部を負担してもらえるので、通常より安価にユニフォームを作ることができる。
【0108】
又、広告主はユーザが各地で自社の広告がプリントされたユニフォームを着ることにより大きな広告効果が期待でき、安価な広告費で企業イメージの向上を図ることができる。特に広告主がユーザの募集に際して条件をつけるようにすれば、的確なユーザ層に効率的な広告を行うことができる。更に、広告主とユーザとは条件や費用等について直接交渉することなく容易にスポンサー関係を築くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユーザと広告主とユニフォーム店との接続を説明する図。
【図2】広告主一覧画面の一例を示した図。
【図3】できあがったユニフォームの一例を示した図。
【符号の説明】
(1) ユーザ
(2) 広告主(スポンサー)
(3) ユニフォーム店
(4) サーバ
(10) ユニフォーム
(11) ウエア(Tシャツ)
(12) 広告デザイン
(13) ユーザのオリジナルデザイン
Claims (5)
- インターネットに接続されたサーバを有し、該サーバにはユニフォーム店が管理するユニフォーム注文のためのWebページが記録されており、
該Webページには複数の広告主と、各広告主が希望する広告デザインと、各広告デザインについて広告主が支払う広告費とが表示されており、
ユーザから広告デザインの指定を伴う注文があった際に、ユニフォーム店は該ユーザから送られてきたデザインと指定された広告デザインとをウエアにプリント又は刺繍したユニフォームを作成すると共に、通常のユニフォーム制作費から該広告デザインについての広告費を差し引いた額を該ユーザが支払うユニフォーム制作費として算出して請求する
ことを特徴とするユニフォーム販売システム。 - 前記Webページは各広告主から提示されている条件を表示することにより、該条件に合致するユーザからの注文を促すことができる
ことを特徴とする請求項1記載のユニフォーム販売システム。 - 前記Webページを利用して送信される注文票又は見積依頼がユニフォーム店及び該ユーザに選択された広告主に送信されるように設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のユニフォーム販売システム。
- 複数の広告デザインを指定可能であることを特徴とする請求項1,請求項2又は請求項3記載のユニフォーム販売システム。
- 広告主は業種毎に分類されており、前記Webページからの注文に際して同じ分類に属する異なる2以上の広告主の広告デザインを同時に指定できないように設定されていることを特徴とする請求項4記載のユニフォーム販売システム。
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JP2006235634A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-09-07 | Hideo Yoshii | 衣服を媒体とした広告方法 |
JP2013035250A (ja) * | 2011-08-10 | 2013-02-21 | Yukobo Co Ltd | 表意文字入り製品の製造方法 |
WO2017003019A1 (ko) * | 2015-06-29 | 2017-01-05 | 주식회사 더라커룸 | 광고를 매칭한 스포츠 팀 유니폼 맞춤 제작 시스템 및 방법 |
-
2002
- 2002-09-05 JP JP2002260456A patent/JP2004102451A/ja active Pending
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