JP2004102402A - 区画データ作成方法、装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】観測画像のエッジを抽出するエッジ抽出処理ステップと、抽出した画像に対して、画像上の任意の1点から放射状に伸ばした複数の直線とエッジの交点を求め、それらの交点を連結することによって画像上の領域を抽出する前抽出処理301と、抽出した領域内に複数のサンプル点を求め、各サンプル点から放射状に伸ばした複数の直線とエッジとの交点を求め、それらの交点を連結することによって画像上の領域を抽出し、各領域の論理和をとって領域を生成する後抽出処理とからなる領域抽出処理ステップと302から306までと、を含む。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する分野】
本発明は、画像上のある領域の区画データを作成する区画データ作成技術に関し、特に、衛星や航空機等を用いて高度上空から地表を撮影した観測画像を解析し、地表における土地区画に関するデータを作成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、衛星写真や航空写真の利用が広まってきており、それらの画像を使った地図の作成や地表の分析等に関わる技術が開発されている。この中で、農地部を撮影した写真の分析を行うには、画像内の農地区画を認識する方法が不可欠である。
【0003】
農地区画は、例えば、画像から農地を表すエッジで囲まれた矩形などの領域(以下、「領域」と称する)を抽出することにより認識する。画像内の領域を認識するための従来技術としては、エッジの抽出と二値化とを行った画像からエッジトレースによって行う方法(特許文献1)や、マーカーペン等により領域指定を行った後、それを領域情報として読み込む方法(特許文献2)が知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−266373号「画像処理装置」
【特許文献2】
特開平8−18764号「枠内領域矩形化装置」
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記先行文献は、いずれもユーザの労力的負担が大きいという問題がある。本発明の目的は、より正確な農地などの区画のデータを作成することができる区画データ作成方法を提供することにある。
【0006】
【発明の解決するための手段】
本発明の一観点によれば、画像上の第1領域を区画する区画データ作成方法であって、前記画像上において前記第1領域のエッジを抽出するエッジ抽出ステップと、抽出された前記エッジ内の異なる位置に複数のサンプル点を配置し、該各サンプル点から放射状に伸ばした複数の直線と前記エッジとの交点を連結することにより形成される複数の第2領域を区画する第2領域データを抽出するステップと、複数の前記第2領域の論理和をとることにより得られる第3領域を区画する第3領域区画データを抽出するステップとを含むことを特徴とする区画データ作成方法が提供される。
【0007】
上記区画データ作成方法によれば、第1領域に基づいて抽出したエッジ内の異なる位置に配置された複数のサンプル点のそれぞれ毎に第2領域を区画し、形成された複数の第2領域の論理和を取ることで、画像上の第1領域に近似する第3領域を区画する区画データを作成することができる。1点のみを配置して領域を区画する場合に比べて、より精度の良い区画データを形成することができる。
【0008】
本発明の他の観点によれば、画像上の第1領域を区画する区画データ作成方法であって、前記画像上において前記第1領域のエッジを抽出するエッジ抽出ステップと、抽出された前記エッジ内の1点から放射状に伸ばした複数の直線と前記エッジとの交点を求め、それらの交点を連結することによって形成されるの第1領域を区画する第1領域区画データを抽出するステップと、前記第1領域内の異なる位置に複数のサンプル点を配置し、該各サンプル点から放射状に伸ばした複数の直線と前記エッジとの交点をサンプル点毎に連結することにより形成される複数の第2領域を区画する第2領域区画データを抽出するステップと、複数の前記第2領域の論理和をとることにより得られる第3領域を区画する第3領域区画データを抽出するステップとを含むことを特徴とする区画データ作成方法が提供される。第1領域は、多角形の領域又は閉折れ線領域を含む。
【0009】
上記区画データ作成方法によれば、まず任意の1点に基づいて第1領域を区画し、この第1領域中の異なる位置に複数の点を配置する。この複数の点に基づいて複数の第2領域を区画し、複数の第2領域の論理和を取ることにより、第1領域に近似する第3領域を精度良く区画することができる。第1領域中に本来のエッジとは異なるノイズが含まれていた場合にもノイズが小さなノイズであればそれを吸収して修正することが可能である。
【0010】
本発明の別の観点によれば、画像上の第1領域を区画する区画データ作成方法であって、前記画像上において前記第1領域のエッジを抽出するエッジ抽出ステップと、抽出された前記エッジ内の異なる位置に複数のサンプル点を配置し、該各サンプル点から放射状に伸ばした複数の直線と前記エッジとの交点を連結することによって得られた第2領域を区画する第2領域区画データ抽出ステップとを含むことを特徴とする区画データ作成方法が提供される。
【0011】
上記区画データ作成方法によれば、複数のサンプル点を配置し、複数のサンプル点からエッジに向けた直線の交点を連結して第2領域を区画するので、複数の領域を形成して、それらの論理和をとる処理が不要になる。
【0012】
さらに、区画された前記第3領域の選別および修正を行う調整処理ステップを含むのが好ましい。
【0013】
本発明のさらに他の観点によれば、画像上の第1領域を区画する区画データ作成装置であって、前記画像上において前記第1領域のエッジを抽出するエッジ抽出処理部と、抽出された前記エッジ内の1点から放射状に伸ばした複数の直線と前記エッジとの交点を求め、それらの交点を連結することによって形成されるの第1領域を区画する第1領域区画データを抽出するステップと、前記第1領域内の異なる位置に複数のサンプル点を配置し、該各サンプル点から放射状に伸ばした複数の直線と前記エッジとの交点をサンプル点毎に連結することにより形成される複数の第2領域を区画する第2領域区画データを抽出するステップと、複数の前記第2領域の論理和をとることにより得られる第3領域を区画する第3領域区画データを抽出するステップと、を含む処理を行う領域情報抽出処理部とを有することを特徴とする区画データ作成装置が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】
エッジの抽出と二値化を行った画像上の1点から放射状に伸ばした直線とエッジの交点を求め、それらの交点を連結することによって画像上の矩形領域を抽出する方法(以下、直線交点法)が、出願人らにより提唱され、例えば、特願2002−0055960号「土地区画データ作成方法および装置」に記載されている。
【0015】
上記直線交点法はユーザの労力的負担が軽減されているという特長があるが、処理対象の領域、例えば矩形領域内にノイズなどによるエッジが存在すると、正確な矩形領域を抽出しにくい。画像上の1点から放射状に伸ばした直線が矩形領域のエッジに到達する前に、手前のノイズなどによるエッジと交わり、抽出される図形は領域と大きく異なるものになってしまうことがある。
【0016】
そこで、発明者は、土地区画データ作成方法としては、例えば、衛星や航空機等の高度飛翔体から地表を撮影した観測画像のエッジを抽出するエッジ抽出処理ステップと、抽出した画像に対して、画像上の任意の1点から放射状に伸ばした複数の直線とエッジの交点を求め、それらの交点を連結することによって画像上の領域を抽出する前抽出処理と、抽出した領域内に複数のサンプル点を求め、各サンプル点から放射状に伸ばした複数の直線とエッジとの交点を求め、それらの交点を連結することによって画像上の領域を抽出し、各領域の論理和をとって領域を生成する後抽出処理とからなる領域抽出処理ステップと、抽出された領域の選別および修正を行う調整処理ステップとを含む方法などを考えた。
【0017】
以下に、本発明の一実施の形態による区画データ作成技術について図面を参照して説明する。
【0018】
本実施の形態による区画データ作成技術によれば、例えば、衛星や航空機などの高度飛翔体から地表を撮影した観測画像情報を入力とし、自動処理によって農地等の土地区画の認識、不自然な部分の警告表示を行い、ユーザの入力に従って微調整処理を行った後、最終的な領域情報を出力する。
【0019】
図1は、本発明を適用した土地区画データ作成装置の実施の形態を示すブロック構成図である。本実施の形態による技術に用いる装置は、入力装置101と、ディスプレイ等の表示装置102と、プリンタ等の出力装置103と、処理装置105と、記憶装置110と、を備える。処理装置105は、エッジ抽出処理部107と、領域情報抽出処理部108と、調整処理部109と、を含む一連のプログラム106を実行する。また、記憶装置110には、元画像データ111と、エッジ画像データ112と、領域データ113と、領域データ114(修正後)と、が格納される。
【0020】
本実施の形態による装置(図1)は、衛星や航空機などの飛翔体から地表を撮影した観測データを入力し、そのデータに対して一連のプログラム106を実行する。元画像データ111および各処理を行って得られたエッジ画像データ112、領域データ113、領域データ114(修正後)は記憶装置110に格納され、そのまま出力され、又は、その他の解析システムで利用される。
【0021】
図2は、処理装置105が実行するプログラム106の概要を示すフローチャートである。まず、観測画像データを読み込み(ステップ201)、記憶装置110に元画像データ111として格納する。次に、元画像データ111からエッジ抽出処理を行い(ステップ202)、そこで得られたエッジ画像データ112を記憶装置110に格納する。次に、自動的な領域抽出処理を行い(ステップ203)、得られた領域データ113を記憶装置に格納する。次に、調整処理が終了か否かの判定を行う(ステップ204)。この判定は自動的な判定や回数での限界規定、あるいはユーザからの入力で決定する等、目的に応じた方法によって行う。終了の場合は、最終的な領域データ114を記憶装置110に格納し、処理全体を終了する。そうでない場合、調整処理を行い(ステップ205)、ステップ204の判定に戻る。
【0022】
図2のステップ202のエッジ抽出処理は、元画像データを入力して、画像のヒストグラム均等化・エッジ検出・シキイ値による画像の2値化・小エッジの除去・エッジの膨張処理を行い、エッジ画素の値が1、背景の値が0である2値のエッジ画像データを出力する。
【0023】
図3は、図2のステップ203の領域抽出処理の詳細な処理の流れを示すフローチャート図である。前抽出処理として、ステップ301で与えられたシード点に対して、それを含む領域Xを直線交点法(後述する)によって抽出する。以後の処理を後抽出処理と称することにする。まず、ステップ302で領域X内にシード点をいくつか生成し、生成されたシード点のリストであるシード点リストを作成する。シード点の生成方法としては、例えば、等間隔の格子状にサンプルしたり、またはランダムにサンプルしたりする。次に、ステップ303でシード点リストが空であるか否かを判定する。
【0024】
シード点リストが空であれば、処理を終了する(end)。シード点リストが空でなければ、シード点リストからシード点を一つ取り出し(ステップ304)、それを含む領域Yを直線交点法によって抽出し(ステップ305)、領域Xと領域Yの論理和(X U Y)をとることにより、生成される図形を改めて領域Xとし(ステップ306)、ステップ303の判定に戻る。この際、取り出したシード点リストから外す。通常、単独の直線交点法の処理は不完全な領域を抽出することしかできないが、これに後抽出処理を加えることによって、この不完全な領域を修正することができる。
【0025】
図4は、図3に示す直線交点法による処理(ステップ301、ステップ305)の流れの詳細を示す図である。図4に示すように、この処理は、与えられたエッジ画像データとシード点と呼ばれる1点の座標とから、シード点41を含む領域を抽出する処理である。まず、図4(a)に示すように、エッジ画像データとシード点41とが与えられているとする。この際、シード点41を始点として等角度間隔に全方位に直線45、47、51、53を伸ばす(図4(b))。ここでは八方向に直線を伸ばしている。次に、それぞれの直線45、47、51、53と、エッジ画像データにおけるエッジ画素43との最初の交点P1からP8までを求め、それらの交点P1からP8までを線で結ぶ(図4(c))。
【0026】
次に、線分で囲まれた図形を塗りつぶす。図4(d)に示すように、いくつかの角が欠けているが、おおよその領域を区画する区画データを作成し、領域を抽出することができる。
【0027】
抽出される領域の頂点の個数は放射状に伸ばす直線の数に対応する。この直線数を増やすことにより、より精密な領域の抽出を行うことができるが、エッジ画像データにノイズ成分がある場合、ノイズ成分との交点をエッジとして検出してしまう可能性があるため、画像の種類や目的によって、適度な数を設定しておく必要がある。
【0028】
図5は図3における直線交点法による処理(ステップ301、ステップ305)の詳細を示すフローチャートである。ステップ501からステップ511までの処理で、シード点(x0,y0)を始点として伸ばした直線とエッジ画素との交点を求める。直線は等角度間隔に伸ばすのが好ましいが、その間隔の角度θをステップ501で計算する。定数dirは伸ばす直線の数を示す。次に、ステップ502において、直線を指定する変数iの値を0に設定する。ステップ504において、変数iが定数dirより小さいか否かを判定する。変数iが定数dirより小さくなければ、ステップ512に進む。変数iが定数dirより小さければ、ステップ505において、変数kの値を0に設定する。変数kは始点からi番目の直線上の点までの距離に比例する数である。ステップ507とステップ508とで、変数kに対応する直線上の点の座標(x,y)を計算する。次に、ステップ509において、エッジ画像imageの座標(x,y)での値が“0”であるか否かを判定する。ここで、“0”はエッジ画素でないことを示す。エッジ画像imageの座標(x,y)での値が“0”であれば、変数kの値を1増やし(ステップ506)、ステップ507に戻る。エッジ画像imageの座標(x,y)での値が“0”でなければ、エッジ画像imageの座標(x,y)の点がエッジ画素であるので、この座標をステップ510とステップ511とでi番目の直線の交点P[i]に代入する。次に、変数iの値を1つ増やし(ステップ503)、次の直線を処理するためにステップ504に戻る。
【0029】
ステップ512からステップ515までにおいて求めた交点を結合して生成される領域を塗りつぶす処理を行う。領域の塗りつぶしは、領域のシード点0と隣り合う二つの交点P[i]とP[i+1]とを結んで形成される三角形OP[i]PP[i+1]に分割して、それぞれの三角形を塗りつぶすことによって行われる。
【0030】
ステップ512で、変数iの値を“0”に設定する。次に、変数iが定数dirよりも小さいか否かを判定する(ステップ514)。変数iが定数dirよりも小さくなければ、処理を終了する。変数iが定数dirよりも小さければ、i番目の三角形OP[i]P[i+1]を塗りつぶし(ステップ515)、変数iの値を1つ増やし(ステップ513)、次の三角形を塗りつぶすためにステップ514に戻る。
【0031】
図6は、図5の三角形の塗りつぶしの処理(ステップ515)の詳細を示す説明図である。三角形ABCの頂点A、B、Cがy座標の大きい順になっているとする。三角形ABCは次の三つのケースに分類できる。一番目のケースは、頂点Aと頂点Bのy座標が等しい場合である。二番目のケースは、頂点BとCのy座標が等しい場合である。三番目のケースは頂点A、B、Cのy座標がいずれも異なる場合である。図6(a)は、三つのケースについてそれぞれの三角形の例を示したものである。一番目と二番目のケースの三角形は一辺がx軸に平行である。三番目のケースでは、頂点Bを通るx軸に平行な直線と辺ACとは交わる。この交点をDとすると、三角形ABCは、共にx軸に平行な辺BDを持つ三角形ABDと三角形BCDとに分割できる。従って、いずれのケースも三角形ABCを塗りつぶす処理はx軸に平行な辺を持つ三角形を塗りつぶすことに帰着する。
【0032】
図6(b)は、三角形をこのように分類して塗りつぶすアルゴリズムを示すフローチャート図である。ここで、三点A、B、Cのy座標を、それぞれA.y、B.y、C.yとした。まず、A.y=B.yであるか否かを判定する。A.y=B.yであれば、ステップ602においてケース1:三角形CABの塗りつぶしを行う。A.y=B.yでなければ、ステップ602に進み、B.y=C.yであるか否かを判定する。B.y=C.yであれば、ステップ604に進み、三角形ABCを塗りつぶす(ケース2)。B.y=C.yでなければ、ステップ605に進み三角形ABDと三角形BCDとを塗りつぶす。
【0033】
図7(a)は、辺BCがx軸に平行な三角形ABCを塗りつぶす処理を示す説明図である。3点A、B、Cの座標をそれぞれ(A.x,A.y)、(B.x,B.y)、(c.x,B.y)とする。x軸と平行な直線と辺ABおよび辺ACとの交点の座標を、それぞれ(x1,y)と(x2,y)とする。x1とx2とは、以下のyの関数f1(y)とf2(y)とによって計算できる。
f1(y) = A.x−(A.x−B.x) (A.y−y)/(A.y−B.y)
f2 = A.x−(A.x−C.x)(A.y−y)/(A.y−B.y)
【0034】
図7(b)は三角形ABCを塗りつぶす処理を示すフローチャートである。yの値をB.yからA.yまで1つずつ増やし(ステップ701、ステップ702、ステップ703)、x1とx2とを計算し(ステップ704、ステップ705)、点(x1,y)と点(x2,y)とを結ぶ線分を描く(ステップ706)。なお、ステップ706のdrawLineは2点の座標を引数として、その2点を結ぶ線分を描く手順である。
【0035】
尚、図3におけるシード点リストの処理(ステップ302)のシード点の生成には4つの方法がある。第1の方法は等間隔の格子状(格子803、805、807、811、815、817)にシード点(801、821、822、823、824、825、826、827、828)を生成する方法である(図8(a)参照)。領域Xの水平方向のサイズx_sizeを領域Xの頂点のx座標の最大値と最小値の差として定義する。同様に、領域Xの垂直方向のサイズy_sizeを定義する。この時、格子の水平方向の間隔をx_size/m、格子の垂直方向の間隔をy_size/mとする。ここで、mは経験によって決まる数であり、3〜5程度の数である。
【0036】
第2の方法は、ステップ301で与えられたシード点831を中心とする円周上にシード点835−1から835−8を等間隔に生成する方法である(図8(b))。円の半径をmin_size/nとする。ここで、min_sizeは、x_sizeとy_sizeとのうち小さい方の値を表す。また、nは経験によって決まる数で、3〜5程度の数である。
【0037】
第3の方法は、ステップ301で与えられたシード点851を中心とする円の内部にランダムにシード点855−1から855−8までを生成する方法である(図8(c))。円の半径は、第2の方法と同じmin_size/nである。
【0038】
第4の方法は、ユーザが領域X内の任意の点を指定してシード点を生成する方法である。これは最も効果的な結果が期待できるが、手数がかかる場合がある。
【0039】
図9は、図3の領域抽出処理の処理例である。領域のエッジとノイズである短い線分のエッジを含むエッジ画像データとシード点が与えられる例を考える(図9(a))。まず、このシード点901に関して直線交点法によって領域Xを抽出する(図9(b))。シード点901から右方向に伸びている直線が領域のエッジ903に達する前にノイズのエッジ905と交わっているので、領域Xは右側の大部分が欠けてしまっている(P1からP8までのうちP4において欠けている)。
【0040】
次に、領域X内に等間隔の格子状に8つのシード点(921から928まで)を生成する(図9(c))。次に、生成された8つのシード点(921から928まで)のうち右下のシード点923に関して直線交点法によって領域Yを抽出する(図9(d))。領域Yは左下の角の部分と右下の角の部分が欠けている。次に、領域Xと領域Yに対して論理和X∪Yをとり、これを新たに領域Xとする(図9(e))。生成された領域Xは、右下の角の部分903だけが欠けている。以後、同様に残りの7つのシード点(923を除く)に対して、直線交点法によって領域Yを生成し、これと領域Xとの論理和をとる処理を続ける。最終的に、正確な形をした領域を抽出する(図9(f))。このように、本発明の領域抽出処理は、ノイズのエッジ画素が含まれている場合でも、正確な領域を抽出することができる。
【0041】
図2のステップ205の調整処理は、小領域の除去・鋭端領域の修正・領域の分割や合併などのユーザによる修正処理などを含む。これらの処理は、例えば以下の処理である。すなわち、1)抽出した領域の面積をチェックし、予め定めた面積より小さな微小領域データを削除する処理を含むか、2)抽出した領域の各頂点における角度をチェックし、予め定めた内角より小さな鋭角が含まれる領域については当該鋭角の頂点を削除して領域の形状を整形する処理を含むか、3)抽出した領域の形状を予め設定された領域パターンと照合し、不自然な矩形領域のデータを削除する処理を含むか、4)対象とする区画であるか否かの判断が難しい領域を表示し、ユーザからの指定に応じて、領域の削除や修正を行う処理を含む。
【0042】
次に、本発明の一実施の形態による区画パターン形成技術の変形例について図10を参照して説明する。図10(a)に示すように、ある画像の領域(エッジ)1005内に、第1のシード点1001と第2のシード点1003との少なくとも2以上のシード点を画定する。図10(b)に示すように、第1のシード点1001から4本の直線1011、1015、1017、1018を引き、第2のシード点1003から、3本の直線1021,1025、1027を引く。エッジ1005と各直線との交点を順番に結ぶことにより、領域1031を抽出することができる。
【0043】
本実施の形態の変形例による区画パターン形成技術によれば、予め複数のシード点を異なる位置に配置し、それぞれのシード点を通る複数本の直線とエッジとの交点を順に結べば良いため、簡単な処理で領域を抽出することができる。また、複数のシード点を用いるため、1つのシード点を用いた場合と比較して、抽出の精度が向上するという利点がある。
【0044】
本発明の各実施の形態による技術を用いると、不完全な領域を修正して、より正確な農地などの土地区画のデータを作成できる。
以上、本実施の形態に沿って説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではなく、種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】
単独の直線交点法の処理は不完全な領域を抽出することしかできないが、本発明によれば、この不完全な領域を修正して、より正確な農地などの土地区画のデータを作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による区画データ作成装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態による区画データ作成処理の流れを示すフローチャート図である。
【図3】本発明の一実施の形態による区画データ作成処理のうち領域抽出処理の詳細を示すフローチャート図である。
【図4】図4(a)から図4(d)までは、本発明の一実施の形態による区画データ作成処理のうち直線交点法による領域抽出処理を説明する図である。
【図5】本発明の一実施の形態による区画データ作成処理のうち直線交点法の処理の流れの詳細を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の一実施の形態による区画データ作成処理のうち、図6(a)は三角形の塗りつぶしの例を示す図であり、図6(b)は処理の流れを示すフローチャート図である。
【図7】本発明の一実施の形態による区画データ作成処理のうち、辺BCがx軸に平行な三角形ABCの塗りつぶし処理の詳細を示す図である。
【図8】図8(a)から図8(c)までは、本発明の一実施の形態による区画データ作成処理のうち、シード点の配置方法の例を示す図である。
【図9】図9(a)から図9(f)までは、本発明の一実施の形態による区画データ作成処理のうち、領域抽出処理を説明するための図である。
【図10】図10(a)、(b)は、本発明の一実施の形態の変形例による区画データ作成処理を説明するための図である。
【符号の説明】
41…シード点、43…エッジ、47、51,53…直線、P1からP8…交点、101…入力装置、102…表示装置、103…出力装置、105…処理装置、106…プログラム、107…エッジ抽出処理部、108…領域情報抽出処理部、109…調整処理部、110…記憶装置、111…元画像データ、112…エッジ画像データ、113…領域データ、114…領域データ(修正後)。
Claims (6)
- 画像上の第1領域を区画する区画データ作成方法であって、
前記画像上において前記第1領域のエッジを抽出するエッジ抽出ステップと、
抽出された前記エッジ内の異なる位置に複数のサンプル点を配置し、該各サンプル点から放射状に伸ばした複数の直線と前記エッジとの交点を連結することにより形成される複数の第2領域を区画する第2領域データを抽出するステップと、
複数の前記第2領域の論理和をとることにより得られる第3領域を区画する第3領域区画データを抽出するステップと
を含むことを特徴とする区画データ作成方法。 - 画像上の第1領域を区画する区画データ作成方法であって、
前記画像上において前記第1領域のエッジを抽出するエッジ抽出ステップと、
抽出された前記エッジ内の1点から放射状に伸ばした複数の直線と前記エッジとの交点を求め、それらの交点を連結することによって形成されるの第1領域を区画する第1領域区画データを抽出するステップと、
前記第1領域内の異なる位置に複数のサンプル点を配置し、該各サンプル点から放射状に伸ばした複数の直線と前記エッジとの交点をサンプル点毎に連結することにより形成される複数の第2領域を区画する第2領域区画データを抽出するステップと、
複数の前記第2領域の論理和をとることにより得られる第3領域を区画する第3領域区画データを抽出するステップと
を含むことを特徴とする区画データ作成方法。 - 画像上の第1領域を区画する区画データ作成方法であって、
前記画像上において前記第1領域のエッジを抽出するエッジ抽出ステップと、
抽出された前記エッジ内の異なる位置に複数のサンプル点を配置し、該各サンプル点から放射状に伸ばした複数の直線と前記エッジとの交点を連結することによって得られた第2領域を区画する第2領域区画データ抽出ステップと
を含むことを特徴とする区画データ作成方法。 - さらに、最終的に区画された領域の選別および修正を行う調整処理ステップを含むことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の区画データ作成方法。
- コンピュータに、画像上の第1領域を区画する区画データを作成する手順であって、
前記画像上において前記第1領域のエッジを抽出する手順と、
抽出されたエッジ内の任意の1点から放射状に伸ばした複数の直線と前記エッジとの交点を求め、それらの交点を連結することによって形成され、第1領域を区画する第1領域区画データを抽出する手順と、
前記第1領域内の異なる位置に複数のサンプル点を配置し、該各サンプル点から放射状に伸ばした複数の直線と前記エッジとの交点をサンプル点毎に連結することにより形成された複数の第2領域を区画する第2領域区画データを抽出する手順と、
複数の前記第2領域の論理和をとることにより第3領域を区画する第3領域区画データを抽出する手順と
を実行させるためのプログラム。 - 画像上の第1領域を区画する区画データ作成装置であって、
前記画像上において前記第1領域のエッジを抽出するエッジ抽出処理部と、
抽出された前記エッジ内の1点から放射状に伸ばした複数の直線と前記エッジとの交点を求め、それらの交点を連結することによって形成されるの第1領域を区画する第1領域区画データを抽出するステップと、前記第1領域内の異なる位置に複数のサンプル点を配置し、該各サンプル点から放射状に伸ばした複数の直線と前記エッジとの交点をサンプル点毎に連結することにより形成される複数の第2領域を区画する第2領域区画データを抽出するステップと、複数の前記第2領域の論理和をとることにより得られる第3領域を区画する第3領域区画データを抽出するステップと、を含む処理を行う領域情報抽出処理部と
を有することを特徴とする区画データ作成装置。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2008152425A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Hitachi Software Eng Co Ltd | 農地区画データ作成システム |
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