【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真装置においては、帯電装置としてコロナ帯電器が使用されている。しかしながら、コロナ帯電器は高電圧を必要とするうえコロナワイヤの清掃手段を必要とする等の問題点が生じていた。これに対し、近年、導電ローラ、ブレード等を用いた接触帯電方式が実用化されている。これは、低圧プロセスで大きな電源を必要としないうえ、清掃手段を格別必要としない等のメリットが実証されている。
【0003】
この接触帯電方式は、導電性の帯電部材を被帯電体に当接させ電圧を印加することによって帯電部材と被帯電体との間のギャップで放電を行わせ必要とされる帯電電位を被帯電体上に得るものである。そしてこの帯電電位に相当する直流電圧に交流電圧を重畳したものを印加することによって帯電の均一化を行うことができる。詳しくは、特開昭63−149669号公報に開示されるように直流電圧を帯電部材に印加した時の帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有する交番電界を帯電部材と被帯電体との間に形成することで、被帯電体の帯電を均一にすることができる。
【0004】
次に従来のクリーニング装置について説明する。
【0005】
従来、電子写真装置のクリーニング手段としては、クリーニングローラを像担持体である感光体に当接し固定もしくは回転させることによって、またはクリーニングブレードを当接させることによって、転写されなかった残留トナーをかきとり、感光体から残留トナーを除去することが一般的である。特に、プロセスカートリッジ式の構成をとる電子写真装置では構成が簡単、コストが安い等の利点からウレタンゴム製のクリーニングブレードを感光体の移動方向に対し、カウンター方向に加圧当接させることが多い。
【0006】
しかしながら、クリーニングブレードを用いた場合、ブレードと感光体が摺動する際に摩擦力が大きくなるとブレードが裏がえってしまう、所謂ブレードめくれが発生する。
【0007】
トナーがブレードエッジに存在している状態ではトナーが潤滑剤の役割をするためにめくれが発生することは少ないが、本体、あるいはプロセスカートリッジの使用初期ではトナーがエッジにないためブレードめくれの発生頻度が高くなる。
【0008】
このため従来では、使用初期状態に、クリーニングブレードのエッジに粉体を塗布することによって初期の感光体とブレードの摩擦を軽減する手法がとられてきた。
【0009】
この粉体としては、毒性が無く、めくれ防止に有効な粒径であり、また、塗布の際に溶剤に分散しやすく耐溶剤性に優れている等の特徴を有している必要がある。そのため、−(CH2CF2)n−で表されるPVDF(ポリフッ化ビニリデン)の粉体(商品名カイナー、ホラフロン等)や、−(CF)n−で表されるフッ化カーボン粒子(セントラル硝子株式会社製、商品名セフボンCMA)が主に用いられる。
【0010】
PVDFは粒子径が約0.1〜0.2μmであるが凝集による2次粒子径は20〜50μmである。そして溶剤としてエチルアルコールを用いた場合も分散性、塗布性が良く、エチルアルコールに溶解しないことからクリーニングブレード塗布材として広く用いられてきた。
【0011】
また、セフボンCMAは平均粒子径約2μmであり、凝集性が小さく、接触帯電装置の表面保護層として用いられるナイロン樹脂に付着しにくいという特徴を有している。また、実際に付着しても帯電部材と感光体との摺擦によってすぐにとれてしまうという特徴を有している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら導電性ゴムローラにDC電圧にAC電圧を重畳させて一次帯電を行うと感光体へのダメージが増加し表面がより粗れるといった現象が起こる、また、AC電圧を重畳することでクリーニングブレードと感光体ドラムが振動することによりクリーニングブレードと感光体の間を通過するクリーニングブレードをすり抜けたトナーが感光体へ融着しやすくなるといった問題がある。
【0013】
本発明の目的は、ブレードめくれを抑制し、トナーの感光体への融着を抑制できる電子写真装置を提供することである。
【0014】
本発明の他の目的は、移動可能な像担持体と、この像担持体に当接し像担持体に残留するトナーを除去するクリーニング部材と、上記像担持体の移動方向で上記クリーニング部材の下流側に設けられた上記像担持体に接触する帯電手段と、を有し、上記像担持体と上記クリーニング部材との当接部は潤滑剤が塗布されている構成とするプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前述目的を達成する本発明は、導電性基体上に感光層を積層してなる感光体に、導電性ゴムローラを接触させてDC電圧にAC電圧を重畳させて一次帯電を行う接触帯電ローラとを有する電子写真装置において、感光体上の転写工程後の残り現像剤をクリーニングする手段として弾性ゴムブレードを用い、少なくともそのブレードの感光体当接部に樹脂バインダーに分散された潤滑剤を塗布し、ブレードの感光体当接部の表面粗さRzが転写工程後の残り現像剤の平均粒径の1/2以下であることを特徴とする電子写真装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を用いて説明を行う。
【0017】
図1は本発明を適用した電子写真方式の画像形成装置(例えばプリンタ、複写機等)の概略図であり、まずこの装置について説明する。
【0018】
3は矢印方向に移動する像担持体としての感光体ドラムである。この感光体ドラム3は、帯電手段である接触帯電ローラ2によって電子写真感光体3a表面が帯電される。表面に電荷を付与された感光体3aは画像情報光4(例えば、複写機の場合には原稿からの反射光、プリンタの場合にはコンピュータ等のホストからの信号に応じたレーザ光等)により露光され静電潜像が形成される。そしてこの潜像は現像器5の有する現像スリーブ5aによって現像が行われ、トナーにより顕像化される。感光体3a上に形成されたトナー像は転写手段である転写ローラ6により記録材Sに転写される。そして記録材Sに転写された未定着トナー像は、定着器7(7aは加熱ローラ、7bは加圧ローラ)により加熱定着されて記録材Sに画像が形成される。尚、転写されずに感光体3a表面に残留したトナーは、感光体3a表面に当接したクリーニング部材であるクリーニングブレード1によって除去され、次の画像形成の準備が行われる。ここでブレード1はその先端が矩形であって、根元側(ホルダー1b側)が先端よりも厚みを増している。
【0019】
なお、30は記録材を収納するカセットであって、画像形成装置本体に着脱可能である。また31は送り出しローラで、カセット30内の記録材を送り出す。さらに32はレジストローラで、カセット30から送り出された記録材を感光体3aに形成された像と同期をとって搬送する。また33a,b,c,dはガイドであって、記録材を所定方向へ案内する。さらに34は排出口ローラであって、トレイ35上へ記録済みの記録材を排出する。
【0020】
ここで帯電ローラ2についてさらに詳細に説明する。
【0021】
帯電ローラは図3に示されるように、6mm径の芯金21を中心としてその上に3層の機能層を持った構成になっており14mm径である。
【0022】
各層の説明をすると、第1層22はブタジエンゴムに導電性カーボンを分散することによって導電化したものである。この層は感光体と帯電ローラが均一なニップを持つために柔らかさを持たせる役割を持つ。具体的にはaskerC硬度計に1kgの加重をした状態で芯金上に3mm厚のゴムを被覆したゴムロールの硬度を測定したところ55°であった。
【0023】
次に、第2層23は抵抗層であり、厚さ200μmでウレタンゴムに導電カーボンを分散させて抵抗値制御したものであり、この層までの抵抗値は、第2層に1cm幅の金属テープを巻き、このテープと芯金との間で測定した実抵抗値で105Ω台である。
【0024】
第3層24はコーティング層で厚さ約5μmのナイロン樹脂である。この層は、内側層のゴム、ウレタン層からの可塑剤のしみ出し(ブリード)を防止するために設けられたものである。しかし、ナイロン樹脂単体では低温低湿環境で抵抗値が上昇し、帯電不良を起こすため、導電性のフィラーを分散する。尚、この表面層の体積抵抗値は通常107〜109Ωcmである。
【0025】
これによって−560Vの均一な帯電を受けた感光体3aは、次に画像信号に従って強度変調を受けた半導体レーザによって露光4を受ける。露光を受けた部分は除電されその部分の電位は約−100Vになる。このようにして形成された潜像は、次の現像器5によって可視化される。現像器5は磁性一成分ネガトナーによる反転現像であり、現像方式にはジャンピング現像法を用いた。ここで現像スリーブ5a周面と前記感光体3aの周面との間には、約200μ〜800μ程度の間隙が設けられている。
【0026】
現像器5で感光体3a上の電位の低い部分に現像されたトナー像は、1.5KVの高圧を印加された転写ローラ6によって記録材S上に転写される。
【0027】
記録材S上に転写されたトナー像は定着ローラ7によって熱加圧定着され、機外へ排出され、1サイクルの画像形成が完了する。
【0028】
一方、上述した様に感光体3a上で記録材Sに転写されなかったトナーは下流のクリーニング部材1によって感光体3aから掻き取られて、クリーニング容器1a内に回収される。なお、1bはブレードホルダーであって、クリーニング部材としてのブレードを保持する。また1cはスクリューであって、回収したトナーを貯蔵部(図示せず)へ搬送する。
【0029】
ここでクリーニング装置Cについてさらに詳細に説明する。
【0030】
ここで用いたクリーニングブレードの設定は、図4に示すように感光体3aに対する当接角が24°で、感光体3aに対する侵入量は0.7mmであり、この時のブレードの線圧は35g/cmになっている。
【0031】
このような設定を取ることにより、クリーニング不良、ブレードめくれが発生することを防ぐことが可能になっている。
【0032】
しかしながら、通紙中はトナーがクリーニングブレード1のエッジ部に介在し、潤滑剤の役割を果たすためブレードめくれが発生することは少ない。しかしながらトナーが介在しない使用初期においては、ブレード1と感光体3aとの摩擦係数が大きいため、ブレードめくれが発生する確率が高くなる。
【0033】
そこで本実施例では、感光体3aとクリーニング部材(クリーニングブレード)1との当接部に樹脂バインダーに分散された潤滑剤9を塗布している。樹脂バインダーとしてはナイロン系樹脂やフッ素系樹脂があり、潤滑剤としては、−(CF)n−で表されるフッ化カーボン粒子(セントラル硝子株式会社製、商品名セフボンCMA)、フッ素系樹脂微粒子等がある。
【0034】
このように耐久性のある樹脂バインダーに分散された潤滑剤を用いることにより感光体の寿命までクリーニングブレードのめくれを防止することができ、また、画像形成を繰り返すことにより感光ドラム表面の表面粗さが大きくなっても感光ドラム上へのトナーの融着を抑制する効果がある。
【0035】
(実施例1)
アルコール可溶性共重合ナイロンにエタノールを加え溶液状とした後、潤滑剤としてフッ化カーボンを加えこれを分散処理したものをウレタンゴムブレードに塗布し、クリーニングブレードを作成した。ブレードの感光体当接部の表面粗さRzは3.0μmであった。このクリーニングブレードを電子写真装置に組み込み、平均粒径7μmのトナーを用いて耐久試験を行った。したがって、ブレードの感光体当接部の表面粗さRzとトナーの平均粒径の比は0.43であった。耐久試験で用いた電子写真方式のプリンタはプロセススピード150mm/secであり、前述した図1に示されるような構成になっている。ここでは感光体3aとして直径30mmのOPCドラムを用いる。これに対して直径14mmの帯電ローラ2を総加圧9.8Nでバネで加圧して感光体3aに接触させ、感光体3aに対して従動回転させる。帯電ローラ2には目的とする感光体電位Vdに相当する−730Vの直流電圧に、定電流制御された正弦波を重畳した高電圧を印加する。実際には定電流値を2000μAで制御したため、帯電ローラに発生する正弦波のピーク間電圧値は1800Vになった。耐久は20kを目標に行い、随時画像のチェックとトルクのチェックを行い、クリーニング不良、ブレードめくれ、潤滑剤はがれ、トナー融着について評価した。
【0036】
(比較例1)
ブレードの感光体当接部の表面粗さRzを4.0μmにした以外は実施例1と同じクリーニングブレードを作成した。このときのブレードの感光体当接部の表面粗さRzとトナーの平均粒径の比は0.57であった。
【0037】
(比較例2)
ブレードの感光体当接部の表面粗さRzを5.0μmにした以外は実施例1と同じクリーニングブレードを作成した。このときのブレードの感光体当接部の表面粗さRzとトナーの平均粒径の比は0.71であった。
【0038】
(実施例2)
使用するトナーの平均粒径を9.0μmとした以外は実施例1と同じクリーニングブレードを作成した。このときのブレードの感光体当接部の表面粗さRzとトナーの平均粒径の比は0.33であった。
【0039】
(実施例3)
使用するトナーの平均粒径を9.0μmとした以外は比較例1と同じクリーニングブレードを作成した。このときのブレードの感光体当接部の表面粗さRzとトナーの平均粒径の比は0.44であった。
【0040】
(比較例3)
使用するトナーの平均粒径を9.0μmとした以外は比較例2と同じクリーニングブレードを作成した。このときのブレードの感光体当接部の表面粗さRzとトナーの平均粒径の比は0.56であった。
【0041】
(実施例4)
使用するトナーの平均粒径を5.0μmとし、ブレードの感光体当接部の表面粗さRzを2.0μmとした以外は実施例1と同じクリーニングブレードを作成した。このときのブレードの感光体当接部の表面粗さRzとトナーの平均粒径の比は0.40であった。
【0042】
(比較例4)
使用するトナーの平均粒径を5.0μmとした以外は実施例1と同じクリーニングブレードを作成した。このときのブレードの感光体当接部の表面粗さRzとトナーの平均粒径の比は0.60であった。
【0043】
(比較例5)
使用するトナーの平均粒径を5.0μmとした以外は比較例2と同じクリーニングブレードを作成した。このときのブレードの感光体当接部の表面粗さRzとトナーの平均粒径の比は0.80であった。
【0044】
(実施例5)
樹脂バインダーとしてフッ素系樹脂、潤滑剤としてフッ素系樹脂微粒子を用いたこと以外は実施例1と同じクリーニングブレードを作成した。
【0045】
(比較例6)
樹脂バインダーとしてフッ素系樹脂、潤滑剤としてフッ素系樹脂微粒子を用いたこと以外は比較例1と同じクリーニングブレードを作成した。
【0046】
(比較例7)
樹脂バインダーとしてフッ素系樹脂、潤滑剤としてフッ素系樹脂微粒子を用いたこと以外は比較例2と同じクリーニングブレードを作成した。
【0047】
(実施例6)
樹脂バインダーとしてフッ素系樹脂、潤滑剤としてフッ素系樹脂微粒子を用いたこと以外は実施例2と同じクリーニングブレードを作成した。
【0048】
(実施例7)
樹脂バインダーとしてフッ素系樹脂、潤滑剤としてフッ素系樹脂微粒子を用いたこと以外は実施例3と同じクリーニングブレードを作成した。
【0049】
(比較例8)
樹脂バインダーとしてフッ素系樹脂、潤滑剤としてフッ素系樹脂微粒子を用いたこと以外は比較例3と同じクリーニングブレードを作成した。
【0050】
(実施例8)
樹脂バインダーとしてフッ素系樹脂、潤滑剤としてフッ素系樹脂微粒子を用いたこと以外は実施例4と同じクリーニングブレードを作成した。
【0051】
(比較例9)
樹脂バインダーとしてフッ素系樹脂、潤滑剤としてフッ素系樹脂微粒子を用いたこと以外は比較例4と同じクリーニングブレードを作成した。
【0052】
(比較例10)
樹脂バインダーとしてフッ素系樹脂、潤滑剤としてフッ素系樹脂微粒子を用いたこと以外は比較例5と同じクリーニングブレードを作成した。
【0053】
(比較例11)
樹脂バインダーも潤滑剤も塗布しないウレタンゴムブレードのみを使用した以外は実施例1と同じとした。
【0054】
(比較例12)
樹脂バインダーを使用せず有機溶剤にフッ化カーボンを分散させた溶液を塗布し乾燥したこと以外は実施例1と同じクリーニングブレードを作成した。
【0055】
(比較例13)
樹脂バインダーを使用せず有機溶剤にフッ素系樹脂微粒子を分散させた溶液を塗布し乾燥したこと以外は実施例1と同じクリーニングブレードを作成した。
【0056】
これらサンプルの耐久試験の結果を表1にまとめる。
【0057】
表1からもわかるが、まず比較例11のようにウレタンゴムブレードだけではすぐにブレードめくれをおこしてしまい、耐久は不可能であった。次に比較例12、13でわかるように樹脂バインダーを使用しなかった場合、潤滑剤層の耐久性がないために耐久初期は良好な特性を示すが、耐久を進めるに従い特性不良をおこす。
【0058】
ブレードの感光体当接部に樹脂バインダーに分散された潤滑剤を塗布した場合、フッ素系樹脂微粒子を用いRzを5μmにしたとき潤滑剤のはがれがおこったが、これはRzを5μmに調整するために分散状態を不良気味にした弊害であったと考える。これ以外は耐久性に優れ潤滑剤のはがれは起こさなかった。しかし、ブレードの感光体当接部のRzがトナーの平均粒径の1/2以上となった場合、ブレードと感光体の隙間が広がりすり抜けるトナーの量が増加することにより、クリーニング不良やトナー融着をおこした。
【0059】
以上説明した様に、導電性基体上に感光層を積層してなる感光体に、導電性ゴムローラを接触させてDC電圧にAC電圧を重畳させて一次帯電を行う接触帯電ローラとを有する電子写真装置において、感光体上の転写工程後の残り現像剤をクリーニングする手段として弾性ゴムブレードを用い、少なくともそのブレードの感光体当接部に樹脂バインダーに分散された潤滑剤を塗布し、ブレードの感光体当接部の表面粗さRzが転写工程後の残り現像剤の平均粒径の1/2以下であることを特徴とする電子写真装置を用いることによりブレードめくれの防止とトナーの融着の抑制ができる。
【0060】
【表1】
【0061】
【発明の効果】
この様に本発明によれば、ブレードめくれを防止し、感光体ドラムへのトナーの融着を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である画像形成装置を示す図である。
【図2】図1で示したクリーニング部材の詳細図である。
【図3】図1で示した帯電ローラの詳細図である。
【図4】図1のクリーニング部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 クリーニングブレード
2 帯電ローラ
3 感光体ドラム
5 現像器
6 転写ローラ
7 定着器
9 樹脂バインダーに分散された潤滑剤[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an electrophotographic apparatus.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in an electrophotographic apparatus, a corona charger is used as a charging device. However, the corona charger requires a high voltage and requires a corona wire cleaning means. On the other hand, in recent years, a contact charging system using a conductive roller, a blade, or the like has been put to practical use. This has demonstrated advantages such as not requiring a large power supply in a low-pressure process and not requiring special cleaning means.
[0003]
In this contact charging method, a conductive charging member is brought into contact with a member to be charged, and a voltage is applied to discharge in a gap between the charging member and the member to be charged. What you get on your body. By applying a DC voltage corresponding to the charging potential and an AC voltage superimposed thereon, charging can be made uniform. Specifically, as disclosed in JP-A-63-149669, an alternating electric field having a peak-to-peak voltage that is at least twice the charging start voltage when a DC voltage is applied to the charging member is applied to the charging member and the member to be charged. The charging of the member to be charged can be made uniform by forming between them.
[0004]
Next, a conventional cleaning device will be described.
[0005]
Conventionally, as a cleaning unit of an electrophotographic apparatus, a cleaning roller is brought into contact with a photoreceptor serving as an image carrier and fixed or rotated, or a cleaning blade is brought into contact with the cleaning roller to scrape untransferred residual toner, It is common to remove residual toner from a photoconductor. Particularly, in an electrophotographic apparatus having a structure of a process cartridge type, a cleaning blade made of urethane rubber is often pressed against a moving direction of a photoreceptor in a counter direction because of advantages such as simple structure and low cost. .
[0006]
However, when a cleaning blade is used, when the frictional force increases when the blade and the photosensitive member slide, the blade is turned over, that is, a so-called blade turn-up occurs.
[0007]
When toner is present at the edge of the blade, the toner acts as a lubricant, so it is unlikely to be turned up.However, when the main body or the process cartridge is used, the toner is not at the edge. Will be higher.
[0008]
For this reason, conventionally, a method has been adopted in which the friction between the photosensitive member and the blade in the initial stage is reduced by applying powder to the edge of the cleaning blade in the initial state of use.
[0009]
The powder must have characteristics such as being non-toxic, having a particle size effective for preventing curling, being easily dispersed in a solvent during application, and having excellent solvent resistance. Therefore, - (CH 2 CF 2) n - powder PVDF represented by (polyvinylidene fluoride) (KYNAR, etc. Horafuron) or, - (CF) n - represented by the carbon fluoride particles (Central Glass Co., Ltd., trade name Cefbon CMA) is mainly used.
[0010]
PVDF has a particle diameter of about 0.1 to 0.2 μm, but a secondary particle diameter due to aggregation is 20 to 50 μm. Even when ethyl alcohol is used as a solvent, it has been widely used as a cleaning blade coating material because it has good dispersibility and applicability and does not dissolve in ethyl alcohol.
[0011]
Cefbon CMA has an average particle diameter of about 2 μm, has a small cohesiveness, and has a characteristic that it does not easily adhere to a nylon resin used as a surface protective layer of a contact charging device. Further, it has a feature that even if it actually adheres, it is easily removed by rubbing between the charging member and the photosensitive member.
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
However, when primary charging is performed by superimposing an AC voltage on a conductive rubber roller with a DC voltage, a phenomenon occurs in which damage to the photoconductor increases and the surface becomes rougher. Due to the vibration of the body drum, there is a problem that the toner that has passed through the cleaning blade passing between the cleaning blade and the photoconductor easily fuses to the photoconductor.
[0013]
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide an electrophotographic apparatus capable of suppressing blade turn-up and suppressing fusion of toner to a photoconductor.
[0014]
Another object of the present invention is to provide a movable image carrier, a cleaning member that abuts on the image carrier and removes toner remaining on the image carrier, and a downstream of the cleaning member in the moving direction of the image carrier. Process cartridge and electrophotographic apparatus, comprising: a charging unit provided on the side of the image carrier, which contacts the image carrier, and wherein a contact portion between the image carrier and the cleaning member is coated with a lubricant. It is to provide.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a contact charging roller that performs primary charging by superimposing an AC voltage on a DC voltage by bringing a conductive rubber roller into contact with a photoconductor obtained by laminating a photosensitive layer on a conductive substrate. In the electrophotographic apparatus having, using an elastic rubber blade as a means for cleaning the remaining developer after the transfer step on the photoreceptor, apply a lubricant dispersed in a resin binder to at least the photoreceptor contact portion of the blade, An electrophotographic apparatus, wherein the surface roughness Rz of the photosensitive member contact portion of the blade is not more than 1/2 of the average particle diameter of the remaining developer after the transfer step.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings.
[0017]
FIG. 1 is a schematic diagram of an electrophotographic image forming apparatus (for example, a printer, a copying machine, or the like) to which the present invention is applied. First, this apparatus will be described.
[0018]
Reference numeral 3 denotes a photosensitive drum as an image carrier that moves in the direction of the arrow. The surface of the electrophotographic photosensitive member 3a of the photosensitive drum 3 is charged by a contact charging roller 2 serving as a charging unit. The photoreceptor 3a having a surface charged with image information light 4 (for example, reflected light from a document in the case of a copying machine, laser light in response to a signal from a host such as a computer in the case of a printer). Exposure forms an electrostatic latent image. The latent image is developed by a developing sleeve 5a of the developing device 5, and is visualized by toner. The toner image formed on the photoconductor 3a is transferred to the recording material S by a transfer roller 6 as a transfer unit. Then, the unfixed toner image transferred to the recording material S is heat-fixed by a fixing device 7 (7a is a heating roller, 7b is a pressure roller), and an image is formed on the recording material S. The toner remaining on the surface of the photoconductor 3a without being transferred is removed by the cleaning blade 1 which is a cleaning member in contact with the surface of the photoconductor 3a, and preparation for the next image formation is performed. Here, the tip of the blade 1 is rectangular, and the root side (the holder 1b side) is thicker than the tip.
[0019]
Reference numeral 30 denotes a cassette for storing the recording material, which is detachable from the image forming apparatus main body. A feed roller 31 feeds the recording material in the cassette 30. A registration roller 32 conveys the recording material sent from the cassette 30 in synchronization with an image formed on the photoconductor 3a. Guides 33a, b, c, and d guide the recording material in a predetermined direction. Reference numeral 34 denotes a discharge roller for discharging the recording material on the tray 35.
[0020]
Here, the charging roller 2 will be described in more detail.
[0021]
As shown in FIG. 3, the charging roller has a configuration in which a core bar 21 having a diameter of 6 mm and three functional layers are provided thereon, and has a diameter of 14 mm.
[0022]
Describing each layer, the first layer 22 is made conductive by dispersing conductive carbon in butadiene rubber. This layer has a role of imparting softness because the photosensitive member and the charging roller have a uniform nip. Specifically, the hardness of a rubber roll obtained by coating a core metal with a rubber having a thickness of 3 mm under a load of 1 kg on an asker C hardness meter was 55 °.
[0023]
Next, the second layer 23 is a resistance layer, which has a thickness of 200 μm and has a resistance controlled by dispersing conductive carbon in urethane rubber. The resistance up to this layer is a 1 cm wide metal layer. The tape was wound, and the actual resistance measured between the tape and the metal core was on the order of 10 5 Ω.
[0024]
The third layer 24 is a coating layer made of a nylon resin having a thickness of about 5 μm. This layer is provided to prevent bleeding of the plasticizer from the rubber and urethane layers of the inner layer. However, when the nylon resin is used alone, the resistance increases in a low-temperature and low-humidity environment, causing poor charging. Therefore, the conductive filler is dispersed. The surface layer usually has a volume resistivity of 10 7 to 10 9 Ωcm.
[0025]
As a result, the photoreceptor 3a, which has been uniformly charged at -560V, is exposed to light 4 by a semiconductor laser whose intensity has been modulated according to the image signal. The exposed portion is neutralized and the potential of the portion becomes approximately -100V. The latent image thus formed is visualized by the next developing unit 5. The developing device 5 is a reversal development using a magnetic one-component negative toner, and a jumping development method is used as a development system. Here, a gap of about 200 μm to 800 μm is provided between the peripheral surface of the developing sleeve 5a and the peripheral surface of the photoconductor 3a.
[0026]
The developing device 5 transfers the toner image developed on the photosensitive member 3a to a low potential portion on the recording material S by the transfer roller 6 to which a high voltage of 1.5 KV is applied.
[0027]
The toner image transferred onto the recording material S is heat-pressed and fixed by the fixing roller 7 and discharged outside the apparatus, thereby completing one cycle of image formation.
[0028]
On the other hand, as described above, the toner that has not been transferred to the recording material S on the photoconductor 3a is scraped off from the photoconductor 3a by the downstream cleaning member 1 and collected in the cleaning container 1a. 1b is a blade holder, which holds a blade as a cleaning member. A screw 1c conveys the collected toner to a storage unit (not shown).
[0029]
Here, the cleaning device C will be described in more detail.
[0030]
As shown in FIG. 4, the setting of the cleaning blade used here is such that the contact angle with respect to the photoconductor 3a is 24 °, the penetration amount into the photoconductor 3a is 0.7 mm, and the linear pressure of the blade at this time is 35 g. / Cm.
[0031]
By adopting such a setting, it is possible to prevent the occurrence of defective cleaning and blade turning.
[0032]
However, during paper passing, the toner intervenes at the edge portion of the cleaning blade 1 and plays a role of a lubricant, so that the blade is rarely turned up. However, in the initial stage of use when toner is not interposed, the probability of blade turn-up increases because the friction coefficient between the blade 1 and the photoconductor 3a is large.
[0033]
Therefore, in this embodiment, a lubricant 9 dispersed in a resin binder is applied to a contact portion between the photoconductor 3a and the cleaning member (cleaning blade) 1. The resin binder may nylon resin or fluorine resin, as the lubricant, - (CF) n - represented by the carbon fluoride particles (Central Glass Co., Ltd., trade name Sefubon CMA), fluoric resin particles Etc.
[0034]
The use of the lubricant dispersed in the durable resin binder can prevent the cleaning blade from being turned up until the life of the photoconductor, and the surface roughness of the photoconductor drum surface by repeating image formation. Has an effect of suppressing fusion of toner on the photosensitive drum.
[0035]
(Example 1)
After ethanol was added to alcohol-soluble copolymerized nylon to form a solution, carbon fluoride was added as a lubricant, and the resulting dispersion was applied to a urethane rubber blade to prepare a cleaning blade. The surface roughness Rz of the photosensitive member contact portion of the blade was 3.0 μm. This cleaning blade was incorporated in an electrophotographic apparatus, and a durability test was performed using a toner having an average particle diameter of 7 μm. Therefore, the ratio of the surface roughness Rz of the photosensitive member contact portion of the blade to the average particle size of the toner was 0.43. The electrophotographic printer used in the durability test has a process speed of 150 mm / sec and has a configuration as shown in FIG. 1 described above. Here, an OPC drum having a diameter of 30 mm is used as the photoconductor 3a. On the other hand, the charging roller 2 having a diameter of 14 mm is pressed by a spring with a total pressure of 9.8 N to come into contact with the photoconductor 3a, and is driven to rotate with respect to the photoconductor 3a. The charging roller 2 is applied with a high voltage obtained by superimposing a constant current controlled sine wave on a DC voltage of -730 V corresponding to a target photoconductor potential Vd. Actually, since the constant current value was controlled at 2000 μA, the peak-to-peak voltage value of the sine wave generated in the charging roller was 1800 V. The endurance was set at 20k, and the image and the torque were checked as needed, and poor cleaning, blade turn-up, lubricant peeling, and toner fusion were evaluated.
[0036]
(Comparative Example 1)
A cleaning blade was prepared in the same manner as in Example 1 except that the surface roughness Rz of the photosensitive member contact portion of the blade was set to 4.0 μm. At this time, the ratio of the surface roughness Rz of the photosensitive member contact portion of the blade to the average particle size of the toner was 0.57.
[0037]
(Comparative Example 2)
A cleaning blade was prepared in the same manner as in Example 1 except that the surface roughness Rz of the photosensitive member contact portion of the blade was set to 5.0 μm. At this time, the ratio of the surface roughness Rz of the photosensitive member contact portion of the blade to the average particle size of the toner was 0.71.
[0038]
(Example 2)
The same cleaning blade as in Example 1 was prepared except that the average particle size of the toner used was 9.0 μm. At this time, the ratio of the surface roughness Rz of the photosensitive member contact portion of the blade to the average particle size of the toner was 0.33.
[0039]
(Example 3)
The same cleaning blade as in Comparative Example 1 was prepared except that the average particle size of the toner used was 9.0 μm. At this time, the ratio of the surface roughness Rz of the photosensitive member contact portion of the blade to the average particle size of the toner was 0.44.
[0040]
(Comparative Example 3)
A cleaning blade was prepared in the same manner as in Comparative Example 2 except that the average particle size of the toner used was 9.0 μm. At this time, the ratio of the surface roughness Rz of the photosensitive member contact portion of the blade to the average particle size of the toner was 0.56.
[0041]
(Example 4)
A cleaning blade was prepared in the same manner as in Example 1 except that the average particle size of the toner used was 5.0 μm, and the surface roughness Rz of the photosensitive member contact portion of the blade was 2.0 μm. At this time, the ratio of the surface roughness Rz of the photosensitive member contact portion of the blade to the average particle size of the toner was 0.40.
[0042]
(Comparative Example 4)
The same cleaning blade as in Example 1 was prepared except that the average particle size of the toner used was 5.0 μm. At this time, the ratio between the surface roughness Rz of the photosensitive member contact portion of the blade and the average particle size of the toner was 0.60.
[0043]
(Comparative Example 5)
The same cleaning blade as in Comparative Example 2 was prepared except that the average particle size of the toner used was 5.0 μm. At this time, the ratio of the surface roughness Rz of the photosensitive member contact portion of the blade to the average particle size of the toner was 0.80.
[0044]
(Example 5)
The same cleaning blade as in Example 1 was prepared except that a fluorine-based resin was used as a resin binder and fine particles of a fluorine-based resin were used as a lubricant.
[0045]
(Comparative Example 6)
The same cleaning blade as in Comparative Example 1 was prepared except that a fluorine-based resin was used as a resin binder and fine particles of a fluorine-based resin were used as a lubricant.
[0046]
(Comparative Example 7)
A cleaning blade was prepared in the same manner as in Comparative Example 2, except that a fluorine-based resin was used as a resin binder and fine particles of a fluorine-based resin were used as a lubricant.
[0047]
(Example 6)
A cleaning blade was prepared in the same manner as in Example 2 except that a fluorine-based resin was used as a resin binder and fluorine-based resin fine particles were used as a lubricant.
[0048]
(Example 7)
A cleaning blade was prepared in the same manner as in Example 3 except that a fluorine-based resin was used as a resin binder and fluorine-based resin fine particles were used as a lubricant.
[0049]
(Comparative Example 8)
A cleaning blade was prepared in the same manner as in Comparative Example 3 except that a fluorine-based resin was used as a resin binder and fine particles of a fluorine-based resin were used as a lubricant.
[0050]
(Example 8)
A cleaning blade was prepared in the same manner as in Example 4 except that a fluorine-based resin was used as the resin binder and fine particles of the fluorine-based resin were used as the lubricant.
[0051]
(Comparative Example 9)
The same cleaning blade as in Comparative Example 4 was prepared except that a fluorine-based resin was used as a resin binder and fine particles of a fluorine-based resin were used as a lubricant.
[0052]
(Comparative Example 10)
The same cleaning blade as in Comparative Example 5 was prepared except that a fluorine-based resin was used as the resin binder and fine particles of the fluorine-based resin were used as the lubricant.
[0053]
(Comparative Example 11)
Example 1 was the same as Example 1 except that only a urethane rubber blade to which neither a resin binder nor a lubricant was applied was used.
[0054]
(Comparative Example 12)
A cleaning blade was prepared in the same manner as in Example 1 except that a solution in which carbon fluoride was dispersed in an organic solvent was applied without using a resin binder, and dried.
[0055]
(Comparative Example 13)
A cleaning blade was prepared in the same manner as in Example 1 except that a solution in which fine particles of a fluororesin were dispersed in an organic solvent was applied without using a resin binder, and dried.
[0056]
Table 1 summarizes the results of the durability test of these samples.
[0057]
As can be seen from Table 1, first, as in Comparative Example 11, the urethane rubber blade alone immediately turned up the blade, and durability was impossible. Next, as can be seen from Comparative Examples 12 and 13, when the resin binder was not used, since the lubricant layer had no durability, good characteristics were exhibited in the initial stage of the durability, but the characteristics deteriorated as the durability was advanced.
[0058]
When a lubricant dispersed in a resin binder was applied to the photosensitive member contact portion of the blade, the lubricant peeled off when Rz was set to 5 μm using fluororesin fine particles, but this was adjusted to 5 μm. Therefore, it was considered that the dispersion state was a bad effect. Other than this, the durability was excellent and the lubricant did not peel off. However, if the Rz of the photosensitive member contact portion of the blade is equal to or more than 1 / of the average particle diameter of the toner, the gap between the blade and the photosensitive member expands, and the amount of the toner that slips through increases. I put on my clothes.
[0059]
As described above, an electrophotography including a contact charging roller that performs primary charging by superposing an AC voltage on a DC voltage by bringing a conductive rubber roller into contact with a photoconductor formed by laminating a photosensitive layer on a conductive substrate. In the apparatus, an elastic rubber blade is used as a means for cleaning the remaining developer after the transfer process on the photoconductor, and a lubricant dispersed in a resin binder is applied to at least a contact portion of the blade with the photoconductor, and the blade is exposed to light. The use of an electrophotographic apparatus characterized in that the surface roughness Rz of the body contact portion is not more than 1/2 of the average particle diameter of the remaining developer after the transfer step, thereby preventing blade turn-up and preventing toner fusing. Can be suppressed.
[0060]
[Table 1]
[0061]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, blade turning can be prevented, and fusion of toner to the photosensitive drum can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an image forming apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a detailed view of the cleaning member shown in FIG.
FIG. 3 is a detailed view of the charging roller shown in FIG.
FIG. 4 is a perspective view of the cleaning member of FIG. 1;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Cleaning blade 2 Charging roller 3 Photoreceptor drum 5 Developing device 6 Transfer roller 7 Fixing device 9 Lubricant dispersed in resin binder