JP2004099118A - 回転移動する隔室を備えた樹脂容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】薬の服用管理を容易とし、薬の飲み忘れや飲み間違いを防止可能な樹脂容器を提供する。さらに、容器を複数連結可能に形成することにより、薬の服用回数や使用量に見合った容量に調節することのできる、樹脂容器を提供する。また、さらに、商品を引き立てる優美さを備え、数種類の菓子類を収容することのできる容器を提供する。
【解決手段】樹脂容器1であって、側面に取り出し口4aが形成される円筒状の外筒4と、中央から放射状に配設され、容器内部を区分して複数の隔室を形成する隔壁3bと、手動で回転させるための把持部3cとを有し、前記外筒内部に配置される隔壁支持体3と、前記隔壁支持体の隔壁と外筒によって形成される複数の隔室全体を覆い、前記外筒に着脱自在に取付けられる蓋2とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】樹脂容器1であって、側面に取り出し口4aが形成される円筒状の外筒4と、中央から放射状に配設され、容器内部を区分して複数の隔室を形成する隔壁3bと、手動で回転させるための把持部3cとを有し、前記外筒内部に配置される隔壁支持体3と、前記隔壁支持体の隔壁と外筒によって形成される複数の隔室全体を覆い、前記外筒に着脱自在に取付けられる蓋2とを備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、錠剤、丸薬、カプセル、タブレット、ラムネ菓子、キャンディなどを収容する樹脂容器の構成に関する。
より詳細には、係る樹脂容器において、容器内部を区分する隔壁を備えた隔壁支持体を配設し、この隔壁支持体を回転することで、複数の隔室に収容される内容物を順次取出し可能とした構成に関する。また、複数の容器を縦方向に連結することにより、必要に応じて収容量を調節可能とした構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、医薬品の錠剤やラムネ菓子などを収容する容器は多数案出されている。例えば、実開平5−44877号公報や実開平6−76147号公報には、容器内部に複数の隔室を連設し、その内部に錠剤や丸薬を小分けして収容することで、薬の服用管理に要する手間を軽減する容器が開示されている。
【0003】
しかしながら、これらの容器は一つの大型容器の内部を仕切り部材によって仕切ったものであるため、使用者が少量しか薬を服用しない場合には、大掛かりで無駄の多いものとなってしまい、反対に、朝、昼、夜等一日に何回も服用する場合など、この容器に収容可能な分量よりも多くの薬を服用している場合には、一つの容器に収容しきれなくなる。そのような場合、容器をもう一つ用意することで対応することも可能であるが、各容器は独立して使用するものであり、互いの容器を連結して使用することはできないため、容器の数を増やすとその分管理する手間も増え、手軽さ、簡便さという利点が損なわれてしまう。手軽さ、簡便さが損なわれると、薬の飲み忘れや飲み間違いをする原因にもなるため、改良の余地が存在していた。
【0004】
また、上記考案に係る容器以外にも、一体成型して成る樹脂容器に、複数の蓋付き収容部を碁の目状または環状に連設したピルケースなども市販されている。しかしながら、このような容器では、錠剤などを各収容部におさめる際に、小さくて開けにくい蓋を一つずつ開閉しなくてはならないため、扱いが面倒であった。
【0005】
一方、タブレット、ラムネ菓子、キャンディなどを収容する樹脂容器としては、スライド式キャップや着脱自在なネジ蓋を設けたものが知られているが、容器内部に複数の隔室を有するタイプの場合、その構造は前記ピルケースと同様のものが多い。菓子類の容器は、容器としての実用性だけでなく、その外観が商品の売れ行きにも少なからず影響するため、商品を引き立てる優美さを備えた容器が求められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、
数種類の薬を服用する順番に容器に収納することにより、薬の服用管理を容易とし、薬の飲み忘れや飲み間違いを防止可能な樹脂容器を提供することを課題とする。
また本発明は、容器を複数の連結可能に形成することにより、薬を服用する回数や使用する量に見合った容器の容量に調節することのできる、樹脂容器を提供することを課題とする。
また本発明は、商品を引き立てる優美さを備え、数種類の菓子を収容することのできる容器を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
樹脂容器であって、
側面に取り出し口が形成される円筒状の外筒と、
中央から放射状に配設され、容器内部を区分して複数の隔室を形成する隔壁と、手動で回転させるための把持部とを有し、前記外筒内部に配置される隔壁支持体と、
前記隔壁支持体の隔壁と外筒によって形成される複数の隔室全体を覆い、前記外筒に着脱自在に取付けられる蓋とを備え、
前記把持部を回転することにより、隔室が形成される一区画ごとに隔壁支持体を回転して、容器に設けた取り出し口から収容物を順次取り出し可能としたことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、容器内部に分割された隔室を形成し、隔壁支持体を回すことにより前記隔室を容器内部で移動することができる。そのため、外筒の側面に設けた取り出し口から順次隔室内部の収容物を取り出すことができる。
また、前記外筒には、複数の隔室全体を覆う蓋を着脱自在に取付けているので、この蓋を開けることにより全ての隔室をまとめて開くことができ、収容物を容器に移す作業が容易となる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1において、
前記外筒または蓋には、複数の容器を縦方向に連結可能とする第一連結手段を設け、
前記隔壁支持体には、容器連結時において、各容器に設けられるそれぞれの隔壁支持体を連動可能とする第二連結手段を設け、
容器連結時には、前記隔壁支持体を連結し、最上部に位置する容器の隔壁支持体に設けられる把持部を回転させることにより、連結した全ての容器の隔壁支持体を連動して回転可能としたことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、複数の容器を縦方向に連結する際に、その内部に設けられる隔壁支持体を連結し、最上部に位置する容器の隔壁支持体を回転することにより、他の容器の隔壁支持体を連動して動かすことが可能となる。そのため、使用量に応じて容器を連結することにより、容器の容量を調節することのできる樹脂容器を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、樹脂容器であって、
側面に取り出し口が形成される円筒状の外筒と、中央から放射状に配設され、容器内部を区分して複数の隔室を形成する隔壁と、手動で回転させるための把持部とを有し、前記外筒内部に配置される隔壁支持体と、前記隔壁支持体の隔壁と外筒によって形成される複数の隔室全体を覆い、前記外筒に着脱自在に取付けられる蓋とを備える。
そして、前記把持部を回転することにより、隔室が形成される一区画ごとに隔壁支持体を回転して、容器に設けた取り出し口から収容物を順次取り出し可能としている。
これにより、数種類の薬を服用する順番に容器に収納して薬の服用管理を容易とし、薬の飲み忘れを防止可能な樹脂容器を提供するものである。
また、小分けして収納することにより、数種類の菓子を収容することができ、商品を引き立てる優美さを備えた樹脂容器を提供するものである。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明に係る実施例を詳細に説明する。
はじめに、図1乃至図3を参照して本実施例に係る容器単体の構成を説明する。
図1は、本発明に係る実施例における容器単体の外観を示している。
図2は、図1に示す容器を一部分解した状態での斜視図を示している。
図3は、図1に示す容器及び蓋の拡大断面図を示している。図3(A)は、蓋を取外した状態を、図3(B)は蓋を取付けた状態を示している。
容器本体1は、透明性のある樹脂で形成されており、蓋2、隔壁支持体3、外筒4の3部材から構成されている。
<蓋2の構成>
蓋2には、ネジ切り部2b、軸2a、開口部2cが形成されている。
軸2aは、蓋2の外周に等間隔で四つ形成されており、後述する係合部4bに係止することで、容器を連結するものである。開口部2cは隔壁支持体3に設けられる把持部3cを緩挿する孔である。
<隔壁支持体3の構成>
隔壁支持体3には十字型の係合凸部3a、隔壁3b、把持部3c、嵌合孔3dが設けられている。
この隔壁支持体3は、部材下部に複数設けられる隔壁3bによって容器1の内部を区分して隔室1aを形成するものである。そして、部材中央に形成される円柱状の把持部3cの上部中央に設けられる十字型の係合凸部3aと、下部中央に形成される前記係合凸部と略同形の嵌合孔3dが容器連結時において嵌合し、隔壁支持体3が連動可能となる。
<外筒4の構成>
外筒4には、取り出し口4a、係合部4b、ネジ切り部4c、蓋4dが設けられている。
取り出し口4aに設けられる蓋4dは容器の周方向にスライド可能に取付けられており、この蓋4dを開けることで隔室1a内の収容物を取り出すことができる。係合部4bは、前記蓋2に設けられる軸2aに係止することで、容器を連結するものである。
【0013】
組み立て時における各部材の関係は以下の通りである。
<蓋2と外筒4との連結及び各部材の配置>
外筒4の内部には、隔壁支持体3が水平方向に回転自在に配置され、蓋2の中央に設けた開口部2cからは、この開口部2cの内径よりも若干小径に形成される隔壁支持体3の円柱状の把持部3cが延出されるので、この把持部3cを握って回すことにより、隔壁支持体3を回転することができる。そして、蓋2と外筒4は互いの部材に設けたネジ切り部2bと4cにより着脱自在に連結されており、外筒4に設けられるネジ切り部4cよりも大径に形成される蓋2がネジ切り部4cに外嵌合している。
【0014】
次に、図4乃至図6を参照して、本実施例に係る容器の連結に関し説明する。
図4は、図1に示す容器を連結した状態を示している。
図5は、図1に示す容器を連結した状態での拡大断面図を示している。
図6は、容器に設けられる第一連結手段を部分的に拡大して示している。
図4に示すように、本実施例に係る容器1は複数連結して容器の収容量を自在に調節することが可能である。
第一の容器1Aと第二の容器1Bは、図5に示すように、蓋2の外周に設けられる四つの軸2aと、外筒4の下部に設けられる係合部4bの位置を合わせて一方の容器を回転することにより連結される。このとき、各容器の隔壁支持体3が連結され、連結した容器内部の隔室1aの位置が揃う。すなわち、隔壁支持体3の中央上部に設けられる十字型の係合凸部3aと、隔壁支持体3の中央下部に形成される嵌合孔3dが嵌合して隔室1aの位置が揃い、最上部に位置する第一の容器1Aの隔壁支持体3に設けられる把持部3cを回転することにより、第二の容器1Bに設けられる隔壁支持体3を連動して回転することが可能となる。そして、二つ以上の容器を連結した場合にも、これと同様にして連結され、最上部に位置する容器に設けられる隔壁支持体を動かすことにより、二段目以降の容器に設けられる隔壁支持体を連動して動かすことができる。
このように、本実施例に係る容器は、複数連結して使用することが可能である。
【0015】
次に、図2及び図7を参照して、本発明に係る容器を薬の服用管理に使用する場合の構成を説明する。
図7は、容器1に服用時刻を示す絵柄を表示すると共に、隔壁支持体3の把持部3cに隔室1aと位置を合わせて曜日を表示した構成を示している。
一般的に、風邪などに罹患して通院した場合、一回の診察により処方される薬の分量は、一週間乃至二週間分である。他の病気の場合であっても、医師は患者の回復状態を観察しながら薬を処方するため、やはり一週間乃至二週間分の薬が処方されることになる。
そのため、薬の服用管理をする場合、一週間を一単位として行うと区切りがよい。
また、一日に服用する回数は、朝・昼の二回か、朝・昼・夜の三回であることが多い。そこで、これらのことを考慮して、無駄のない容器を提供するためには、以下の構成とすればよい。
一週間を一単位とするので、容器1の内部は七分割される必要がある。よって、隔壁支持体3には七つの隔壁を略等角度で設ければよい。そして各容器の取り出し口の近傍または蓋には服用時刻を示す絵柄や文字、またはこれらを組み合わせた表示を行い、隔壁支持体3の把持部3cには隔室1aと位置を合わせて曜日を表示することにより、服用する薬や服用日を誤る危険性を軽減して使いやすくすることができる。これら表示は、容器自体に印刷や凹凸を形成することにより設けてもよいし、別途シールを添付して使用時に貼り付けて使用する構成としてもよい。特に、使用時にシールを貼る方式とすれば、使用者が好みの絵柄のシールを貼ることが可能となるため、選択の幅が広がり、好印象を与えることができる。本実施例では、直接印刷して表示している。
そして、朝用・昼用・夜用として用意したそれぞれの容器の隔室1aには一回の服用分の薬をセットする。そして、各容器を連結することにより、一週間分の薬の服用管理を容易に行うことができる。例えば、朝・夜二回の服用であれば、二つの容器を連結して使用することにより、朝・昼・夜三回の服用であれば、三つの容器を連結して使用することにより、一週間分の薬を管理することができる。
なお、容器を連結して使用する場合、在宅での使用に適するが、容器を連結せずに単体で使用すれば、屋外での携帯使用にも便利である。
【0016】
このように、本発明に係る容器を使用することにより、薬の服用管理を容易に行うことができる。
薬のセットは、容器上方の蓋2を開けることにより、容器内の隔室1aを一度に開くことができるので、従来のピルケースのように隔室に設けられる蓋を一つずつ開いて薬をセットする手間がかからず簡単であるし、朝・昼・夜など、薬を服用する回数に応じて容器を連結することにより、容器容量を相応しいものに調節することができる。
また、容器内部を7つに区分して一週間分の薬を収容すれば、順番に隔室1aを回転して効率よく薬を取り出し可能とすることができ、服用時刻別に用意した容器を上下方向に連結して用いることにより、1日に数回服用する際の飲み忘れを防止することや、数種類の薬を適切に収納する際の手間や不便さを解消することができる。
【0017】
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で応用・発展させることが可能である。
例えば、容器内部の分割数は必ずしも七つである必要は無く、適宜変更して構わない。例えば、三分割すれば三日を単位として薬の服用を管理することができる。このようにすれば、一週間を単位として薬を管理する場合よりも薬をセットする手間はかかることになるが、容器の寸法を小型化して携帯しやすくすることができる。反対に、容器内部を十四分割すれば、二週間を一単位として薬の服用を管理することができる。この場合容器の直径方向の寸法は大きくなるが、薬をセットする手間を減らすことができる。
また、容器を連結する第一連結手段には、瓶製品のラグキャップにみられるような機構や、係止爪とこの係止爪が係止する係止部を使用した機構を設けることが可能である。特に、係止爪と係止部による機構を使用することにより、器使用時に蓋を外れにくくすることもできる。例えば、外筒の上縁部にはフック状の係止爪を形成し、蓋の下縁部には、この係止爪が係止する係止部(係止溝)を形成することにより、着脱が容易であるだけでなく、使用時に容器を捻っても容器の連結が解除されない樹脂容器を提供することができる。
また、隔壁支持体に設けられる第二連結手段に関しては、連結用の突起と嵌合部の形状は、十字以外にも、三角形、四角形、星型、多角形、長方形など他の形状であっても構わない。他の方法としては、例えば、把持部の断面形状を多角形に形成し、隔壁支持体の下部中央には、把持部の断面形状と同形状の嵌合穴を形成することにより、把持部がこの嵌合穴に嵌合して連結し、容器連結時における隔壁支持体の連動を可能としてもよい。例えば、把持部の断面形状を七角形に形成し、隔壁支持体の下部中央には、これと嵌合する七角形の嵌合穴を形成することにより、七つの隔室を備えた容器を形成することができる。このように形成される容器は、前記実施例において説明した一週間単位での薬の服用管理に用いることができる。
また、容器の取出し口に設けられる蓋は容器の周方向に摺動するもの以外にも、一端にヒンジ部を形成して、容器の径方向に開閉する構成としてもよい。
また、前記実施例においては、薬の服用管理に使用する構成を説明したが、これ以外にも、本発明に係る容器には、タブレット、ラムネ菓子、キャンディなどを収容してもよい。容器内部には複数の隔室が設けられるため、それぞれの隔室に味や色の異なるものを収容することができ、商品を引き立てる優美さを備えた樹脂容器を提供することができる。
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、次のような効果を奏する。
【0018】
本発明によれば、容器内部に分割された隔室を形成し、隔壁支持体を回すことにより前記隔室を容器内部で移動することが可能である。そのため、外筒の側面に設けた取り出し口から順次隔室内部の収容物を取り出すことが可能となる。また、前記外筒には、複数の隔室全体を覆う蓋を着脱自在に取付けているので、この蓋を開けることにより全ての隔室をまとめて開くことが可能であり、収容物を容器に移す作業が容易な樹脂容器を提供することができる。
【0019】
また、本発明によれば、複数の容器を縦方向に連結する際に、その内部に設けられる隔壁支持体を連結し、最上部に位置する容器の隔壁支持体を回転することにより、他の容器の隔壁支持体を連動して動かすことが可能となる。そのため、使用量に応じて容器を連結することにより、容器の容量を調節可能な樹脂容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例における容器単体の外観を示す図である。
【図2】図1に示す容器を一部分解した状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示す容器及び蓋の拡大断面図であり、図3(A)は、蓋を取外した状態を、図3(B)は蓋を取付けた状態を示している。
【図4】図1に示す容器を連結した状態を示す斜視図である。
【図5】図1に示す容器を連結した状態での拡大断面図である。
【図6】容器に設けられる第一連結手段示す部分拡大図である。
【図7】容器1に服用時刻を示す絵柄を表示すると共に、隔壁支持体3の把持部3cに隔室1aと位置を合わせて曜日を表示した構成を示す図である。
【符号の説明】
1 容器本体
2 蓋
2a 軸(第一連結手段)
2b ネジ切り部
2c 開口部
3 隔壁支持体
3a 係合凸部(第二連結手段)
3b 隔壁
3c 把持部
3d 嵌合孔(第二連結手段)
4 外筒
4a 取り出し口
4b 係合部(第一連結手段)
4c ネジ切り部
【発明の属する技術分野】
本発明は、錠剤、丸薬、カプセル、タブレット、ラムネ菓子、キャンディなどを収容する樹脂容器の構成に関する。
より詳細には、係る樹脂容器において、容器内部を区分する隔壁を備えた隔壁支持体を配設し、この隔壁支持体を回転することで、複数の隔室に収容される内容物を順次取出し可能とした構成に関する。また、複数の容器を縦方向に連結することにより、必要に応じて収容量を調節可能とした構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、医薬品の錠剤やラムネ菓子などを収容する容器は多数案出されている。例えば、実開平5−44877号公報や実開平6−76147号公報には、容器内部に複数の隔室を連設し、その内部に錠剤や丸薬を小分けして収容することで、薬の服用管理に要する手間を軽減する容器が開示されている。
【0003】
しかしながら、これらの容器は一つの大型容器の内部を仕切り部材によって仕切ったものであるため、使用者が少量しか薬を服用しない場合には、大掛かりで無駄の多いものとなってしまい、反対に、朝、昼、夜等一日に何回も服用する場合など、この容器に収容可能な分量よりも多くの薬を服用している場合には、一つの容器に収容しきれなくなる。そのような場合、容器をもう一つ用意することで対応することも可能であるが、各容器は独立して使用するものであり、互いの容器を連結して使用することはできないため、容器の数を増やすとその分管理する手間も増え、手軽さ、簡便さという利点が損なわれてしまう。手軽さ、簡便さが損なわれると、薬の飲み忘れや飲み間違いをする原因にもなるため、改良の余地が存在していた。
【0004】
また、上記考案に係る容器以外にも、一体成型して成る樹脂容器に、複数の蓋付き収容部を碁の目状または環状に連設したピルケースなども市販されている。しかしながら、このような容器では、錠剤などを各収容部におさめる際に、小さくて開けにくい蓋を一つずつ開閉しなくてはならないため、扱いが面倒であった。
【0005】
一方、タブレット、ラムネ菓子、キャンディなどを収容する樹脂容器としては、スライド式キャップや着脱自在なネジ蓋を設けたものが知られているが、容器内部に複数の隔室を有するタイプの場合、その構造は前記ピルケースと同様のものが多い。菓子類の容器は、容器としての実用性だけでなく、その外観が商品の売れ行きにも少なからず影響するため、商品を引き立てる優美さを備えた容器が求められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、
数種類の薬を服用する順番に容器に収納することにより、薬の服用管理を容易とし、薬の飲み忘れや飲み間違いを防止可能な樹脂容器を提供することを課題とする。
また本発明は、容器を複数の連結可能に形成することにより、薬を服用する回数や使用する量に見合った容器の容量に調節することのできる、樹脂容器を提供することを課題とする。
また本発明は、商品を引き立てる優美さを備え、数種類の菓子を収容することのできる容器を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
樹脂容器であって、
側面に取り出し口が形成される円筒状の外筒と、
中央から放射状に配設され、容器内部を区分して複数の隔室を形成する隔壁と、手動で回転させるための把持部とを有し、前記外筒内部に配置される隔壁支持体と、
前記隔壁支持体の隔壁と外筒によって形成される複数の隔室全体を覆い、前記外筒に着脱自在に取付けられる蓋とを備え、
前記把持部を回転することにより、隔室が形成される一区画ごとに隔壁支持体を回転して、容器に設けた取り出し口から収容物を順次取り出し可能としたことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、容器内部に分割された隔室を形成し、隔壁支持体を回すことにより前記隔室を容器内部で移動することができる。そのため、外筒の側面に設けた取り出し口から順次隔室内部の収容物を取り出すことができる。
また、前記外筒には、複数の隔室全体を覆う蓋を着脱自在に取付けているので、この蓋を開けることにより全ての隔室をまとめて開くことができ、収容物を容器に移す作業が容易となる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1において、
前記外筒または蓋には、複数の容器を縦方向に連結可能とする第一連結手段を設け、
前記隔壁支持体には、容器連結時において、各容器に設けられるそれぞれの隔壁支持体を連動可能とする第二連結手段を設け、
容器連結時には、前記隔壁支持体を連結し、最上部に位置する容器の隔壁支持体に設けられる把持部を回転させることにより、連結した全ての容器の隔壁支持体を連動して回転可能としたことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、複数の容器を縦方向に連結する際に、その内部に設けられる隔壁支持体を連結し、最上部に位置する容器の隔壁支持体を回転することにより、他の容器の隔壁支持体を連動して動かすことが可能となる。そのため、使用量に応じて容器を連結することにより、容器の容量を調節することのできる樹脂容器を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、樹脂容器であって、
側面に取り出し口が形成される円筒状の外筒と、中央から放射状に配設され、容器内部を区分して複数の隔室を形成する隔壁と、手動で回転させるための把持部とを有し、前記外筒内部に配置される隔壁支持体と、前記隔壁支持体の隔壁と外筒によって形成される複数の隔室全体を覆い、前記外筒に着脱自在に取付けられる蓋とを備える。
そして、前記把持部を回転することにより、隔室が形成される一区画ごとに隔壁支持体を回転して、容器に設けた取り出し口から収容物を順次取り出し可能としている。
これにより、数種類の薬を服用する順番に容器に収納して薬の服用管理を容易とし、薬の飲み忘れを防止可能な樹脂容器を提供するものである。
また、小分けして収納することにより、数種類の菓子を収容することができ、商品を引き立てる優美さを備えた樹脂容器を提供するものである。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明に係る実施例を詳細に説明する。
はじめに、図1乃至図3を参照して本実施例に係る容器単体の構成を説明する。
図1は、本発明に係る実施例における容器単体の外観を示している。
図2は、図1に示す容器を一部分解した状態での斜視図を示している。
図3は、図1に示す容器及び蓋の拡大断面図を示している。図3(A)は、蓋を取外した状態を、図3(B)は蓋を取付けた状態を示している。
容器本体1は、透明性のある樹脂で形成されており、蓋2、隔壁支持体3、外筒4の3部材から構成されている。
<蓋2の構成>
蓋2には、ネジ切り部2b、軸2a、開口部2cが形成されている。
軸2aは、蓋2の外周に等間隔で四つ形成されており、後述する係合部4bに係止することで、容器を連結するものである。開口部2cは隔壁支持体3に設けられる把持部3cを緩挿する孔である。
<隔壁支持体3の構成>
隔壁支持体3には十字型の係合凸部3a、隔壁3b、把持部3c、嵌合孔3dが設けられている。
この隔壁支持体3は、部材下部に複数設けられる隔壁3bによって容器1の内部を区分して隔室1aを形成するものである。そして、部材中央に形成される円柱状の把持部3cの上部中央に設けられる十字型の係合凸部3aと、下部中央に形成される前記係合凸部と略同形の嵌合孔3dが容器連結時において嵌合し、隔壁支持体3が連動可能となる。
<外筒4の構成>
外筒4には、取り出し口4a、係合部4b、ネジ切り部4c、蓋4dが設けられている。
取り出し口4aに設けられる蓋4dは容器の周方向にスライド可能に取付けられており、この蓋4dを開けることで隔室1a内の収容物を取り出すことができる。係合部4bは、前記蓋2に設けられる軸2aに係止することで、容器を連結するものである。
【0013】
組み立て時における各部材の関係は以下の通りである。
<蓋2と外筒4との連結及び各部材の配置>
外筒4の内部には、隔壁支持体3が水平方向に回転自在に配置され、蓋2の中央に設けた開口部2cからは、この開口部2cの内径よりも若干小径に形成される隔壁支持体3の円柱状の把持部3cが延出されるので、この把持部3cを握って回すことにより、隔壁支持体3を回転することができる。そして、蓋2と外筒4は互いの部材に設けたネジ切り部2bと4cにより着脱自在に連結されており、外筒4に設けられるネジ切り部4cよりも大径に形成される蓋2がネジ切り部4cに外嵌合している。
【0014】
次に、図4乃至図6を参照して、本実施例に係る容器の連結に関し説明する。
図4は、図1に示す容器を連結した状態を示している。
図5は、図1に示す容器を連結した状態での拡大断面図を示している。
図6は、容器に設けられる第一連結手段を部分的に拡大して示している。
図4に示すように、本実施例に係る容器1は複数連結して容器の収容量を自在に調節することが可能である。
第一の容器1Aと第二の容器1Bは、図5に示すように、蓋2の外周に設けられる四つの軸2aと、外筒4の下部に設けられる係合部4bの位置を合わせて一方の容器を回転することにより連結される。このとき、各容器の隔壁支持体3が連結され、連結した容器内部の隔室1aの位置が揃う。すなわち、隔壁支持体3の中央上部に設けられる十字型の係合凸部3aと、隔壁支持体3の中央下部に形成される嵌合孔3dが嵌合して隔室1aの位置が揃い、最上部に位置する第一の容器1Aの隔壁支持体3に設けられる把持部3cを回転することにより、第二の容器1Bに設けられる隔壁支持体3を連動して回転することが可能となる。そして、二つ以上の容器を連結した場合にも、これと同様にして連結され、最上部に位置する容器に設けられる隔壁支持体を動かすことにより、二段目以降の容器に設けられる隔壁支持体を連動して動かすことができる。
このように、本実施例に係る容器は、複数連結して使用することが可能である。
【0015】
次に、図2及び図7を参照して、本発明に係る容器を薬の服用管理に使用する場合の構成を説明する。
図7は、容器1に服用時刻を示す絵柄を表示すると共に、隔壁支持体3の把持部3cに隔室1aと位置を合わせて曜日を表示した構成を示している。
一般的に、風邪などに罹患して通院した場合、一回の診察により処方される薬の分量は、一週間乃至二週間分である。他の病気の場合であっても、医師は患者の回復状態を観察しながら薬を処方するため、やはり一週間乃至二週間分の薬が処方されることになる。
そのため、薬の服用管理をする場合、一週間を一単位として行うと区切りがよい。
また、一日に服用する回数は、朝・昼の二回か、朝・昼・夜の三回であることが多い。そこで、これらのことを考慮して、無駄のない容器を提供するためには、以下の構成とすればよい。
一週間を一単位とするので、容器1の内部は七分割される必要がある。よって、隔壁支持体3には七つの隔壁を略等角度で設ければよい。そして各容器の取り出し口の近傍または蓋には服用時刻を示す絵柄や文字、またはこれらを組み合わせた表示を行い、隔壁支持体3の把持部3cには隔室1aと位置を合わせて曜日を表示することにより、服用する薬や服用日を誤る危険性を軽減して使いやすくすることができる。これら表示は、容器自体に印刷や凹凸を形成することにより設けてもよいし、別途シールを添付して使用時に貼り付けて使用する構成としてもよい。特に、使用時にシールを貼る方式とすれば、使用者が好みの絵柄のシールを貼ることが可能となるため、選択の幅が広がり、好印象を与えることができる。本実施例では、直接印刷して表示している。
そして、朝用・昼用・夜用として用意したそれぞれの容器の隔室1aには一回の服用分の薬をセットする。そして、各容器を連結することにより、一週間分の薬の服用管理を容易に行うことができる。例えば、朝・夜二回の服用であれば、二つの容器を連結して使用することにより、朝・昼・夜三回の服用であれば、三つの容器を連結して使用することにより、一週間分の薬を管理することができる。
なお、容器を連結して使用する場合、在宅での使用に適するが、容器を連結せずに単体で使用すれば、屋外での携帯使用にも便利である。
【0016】
このように、本発明に係る容器を使用することにより、薬の服用管理を容易に行うことができる。
薬のセットは、容器上方の蓋2を開けることにより、容器内の隔室1aを一度に開くことができるので、従来のピルケースのように隔室に設けられる蓋を一つずつ開いて薬をセットする手間がかからず簡単であるし、朝・昼・夜など、薬を服用する回数に応じて容器を連結することにより、容器容量を相応しいものに調節することができる。
また、容器内部を7つに区分して一週間分の薬を収容すれば、順番に隔室1aを回転して効率よく薬を取り出し可能とすることができ、服用時刻別に用意した容器を上下方向に連結して用いることにより、1日に数回服用する際の飲み忘れを防止することや、数種類の薬を適切に収納する際の手間や不便さを解消することができる。
【0017】
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で応用・発展させることが可能である。
例えば、容器内部の分割数は必ずしも七つである必要は無く、適宜変更して構わない。例えば、三分割すれば三日を単位として薬の服用を管理することができる。このようにすれば、一週間を単位として薬を管理する場合よりも薬をセットする手間はかかることになるが、容器の寸法を小型化して携帯しやすくすることができる。反対に、容器内部を十四分割すれば、二週間を一単位として薬の服用を管理することができる。この場合容器の直径方向の寸法は大きくなるが、薬をセットする手間を減らすことができる。
また、容器を連結する第一連結手段には、瓶製品のラグキャップにみられるような機構や、係止爪とこの係止爪が係止する係止部を使用した機構を設けることが可能である。特に、係止爪と係止部による機構を使用することにより、器使用時に蓋を外れにくくすることもできる。例えば、外筒の上縁部にはフック状の係止爪を形成し、蓋の下縁部には、この係止爪が係止する係止部(係止溝)を形成することにより、着脱が容易であるだけでなく、使用時に容器を捻っても容器の連結が解除されない樹脂容器を提供することができる。
また、隔壁支持体に設けられる第二連結手段に関しては、連結用の突起と嵌合部の形状は、十字以外にも、三角形、四角形、星型、多角形、長方形など他の形状であっても構わない。他の方法としては、例えば、把持部の断面形状を多角形に形成し、隔壁支持体の下部中央には、把持部の断面形状と同形状の嵌合穴を形成することにより、把持部がこの嵌合穴に嵌合して連結し、容器連結時における隔壁支持体の連動を可能としてもよい。例えば、把持部の断面形状を七角形に形成し、隔壁支持体の下部中央には、これと嵌合する七角形の嵌合穴を形成することにより、七つの隔室を備えた容器を形成することができる。このように形成される容器は、前記実施例において説明した一週間単位での薬の服用管理に用いることができる。
また、容器の取出し口に設けられる蓋は容器の周方向に摺動するもの以外にも、一端にヒンジ部を形成して、容器の径方向に開閉する構成としてもよい。
また、前記実施例においては、薬の服用管理に使用する構成を説明したが、これ以外にも、本発明に係る容器には、タブレット、ラムネ菓子、キャンディなどを収容してもよい。容器内部には複数の隔室が設けられるため、それぞれの隔室に味や色の異なるものを収容することができ、商品を引き立てる優美さを備えた樹脂容器を提供することができる。
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、次のような効果を奏する。
【0018】
本発明によれば、容器内部に分割された隔室を形成し、隔壁支持体を回すことにより前記隔室を容器内部で移動することが可能である。そのため、外筒の側面に設けた取り出し口から順次隔室内部の収容物を取り出すことが可能となる。また、前記外筒には、複数の隔室全体を覆う蓋を着脱自在に取付けているので、この蓋を開けることにより全ての隔室をまとめて開くことが可能であり、収容物を容器に移す作業が容易な樹脂容器を提供することができる。
【0019】
また、本発明によれば、複数の容器を縦方向に連結する際に、その内部に設けられる隔壁支持体を連結し、最上部に位置する容器の隔壁支持体を回転することにより、他の容器の隔壁支持体を連動して動かすことが可能となる。そのため、使用量に応じて容器を連結することにより、容器の容量を調節可能な樹脂容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例における容器単体の外観を示す図である。
【図2】図1に示す容器を一部分解した状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示す容器及び蓋の拡大断面図であり、図3(A)は、蓋を取外した状態を、図3(B)は蓋を取付けた状態を示している。
【図4】図1に示す容器を連結した状態を示す斜視図である。
【図5】図1に示す容器を連結した状態での拡大断面図である。
【図6】容器に設けられる第一連結手段示す部分拡大図である。
【図7】容器1に服用時刻を示す絵柄を表示すると共に、隔壁支持体3の把持部3cに隔室1aと位置を合わせて曜日を表示した構成を示す図である。
【符号の説明】
1 容器本体
2 蓋
2a 軸(第一連結手段)
2b ネジ切り部
2c 開口部
3 隔壁支持体
3a 係合凸部(第二連結手段)
3b 隔壁
3c 把持部
3d 嵌合孔(第二連結手段)
4 外筒
4a 取り出し口
4b 係合部(第一連結手段)
4c ネジ切り部
Claims (2)
- 樹脂容器であって、
側面に取り出し口が形成される円筒状の外筒と、
中央から放射状に配設され、容器内部を区分して複数の隔室を形成する隔壁と、手動で回転させるための把持部とを有し、前記外筒内部に配置される隔壁支持体と、
前記隔壁支持体の隔壁と外筒によって形成される複数の隔室全体を覆い、前記外筒に着脱自在に取付けられる蓋とを備え、
前記把持部を回転することにより、隔室が形成される一区画ごとに隔壁支持体を回転して、容器に設けた取り出し口から収容物を順次取り出し可能としたことを特徴とする回転移動する隔室を備えた樹脂容器。 - 請求項1において、
前記外筒または蓋には、複数の容器を縦方向に連結可能とする第一連結手段を設け、
前記隔壁支持体には、容器連結時において、各容器に設けられるそれぞれの隔壁支持体を連動可能とする第二連結手段を設け、
容器連結時には、前記隔壁支持体を連結し、最上部に位置する容器の隔壁支持体に設けられる把持部を回転させることにより、連結した全ての容器の隔壁支持体を連動して回転可能としたことを特徴とする回転移動する隔室を備えた樹脂容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002264679A JP2004099118A (ja) | 2002-09-10 | 2002-09-10 | 回転移動する隔室を備えた樹脂容器 |
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- 2002-09-10 JP JP2002264679A patent/JP2004099118A/ja active Pending
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