JP2004094320A - 情報提供システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが特定されることなく、ユーザに有益な情報が取得できるようにする。
【解決手段】ユーザ管理サーバ13に登録を許可されたユーザ端末11−1およびユーザ端末11−2は、個人情報201−1および個人情報201−2をユーザ管理サーバ13のユーザ情報データサーバに登録する。ユーザ管理サーバ13は、ユーザ情報データサーバに登録されたすべての個人情報から、情報生成アルゴリズムに基づいて、ユーザグループ情報221を生成し、ネットワークを介して情報推薦サーバ14に送信する。これにより、ユーザが特定できる個人情報が、ユーザ管理サーバ13により管理される範囲231から外へ公開されることがなくなるため、情報推薦サーバ14において、ユーザ端末11−1またはユーザ端末11−2が特定されることが抑制される。本発明は、ネットワークを介して、推薦情報を提供する推薦情報提供システムに適用することができる。
【選択図】 図18
【解決手段】ユーザ管理サーバ13に登録を許可されたユーザ端末11−1およびユーザ端末11−2は、個人情報201−1および個人情報201−2をユーザ管理サーバ13のユーザ情報データサーバに登録する。ユーザ管理サーバ13は、ユーザ情報データサーバに登録されたすべての個人情報から、情報生成アルゴリズムに基づいて、ユーザグループ情報221を生成し、ネットワークを介して情報推薦サーバ14に送信する。これにより、ユーザが特定できる個人情報が、ユーザ管理サーバ13により管理される範囲231から外へ公開されることがなくなるため、情報推薦サーバ14において、ユーザ端末11−1またはユーザ端末11−2が特定されることが抑制される。本発明は、ネットワークを介して、推薦情報を提供する推薦情報提供システムに適用することができる。
【選択図】 図18
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報提供システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、個人情報からユーザが特定されることを抑制し、利便性の高い推薦情報を提供できるようにした情報提供システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワークを介して多種多様なコンテンツが配信されるようになってきており、配信される主なコンテンツとしては、テキストまたは静止画などから、動画または音声などのマルチメディアコンテンツへと移行が進んでいる。そして、それに伴って、コンテンツの大容量化も著しく進んでいる。
【0003】
一方、近年においては、情報推薦技術が開発されてきている。情報推薦技術とは、ユーザの個人情報に基づいて、ユーザにとって利便性の高い情報を推薦する技術である。
【0004】
図1は、従来の推薦情報提供システムの構成例を示す図である。図1に示されるように、ユーザは、ユーザID「○○」、パスワード「××」およびネットワークアドレス「xxx.yyy.0.1」であるユーザ端末1を用いて、図示せぬネットワークを介して、情報推薦サーバ2にアクセスをし、個人情報3を登録する。この個人情報3は、例えば、ユーザの年齢、性別、住所のようなプロファイル情報(図3の例の場合、年齢「26」および性別「male」)、または、嗜好、興味のようなプリファレンス情報(図3の例の場合、ID「1」の興味キーワードは、パラメータ値「10」の「tennis」であり、ID「2」の興味キーワードは、パラメータ値「19」の「outdoor」である)などにより構成されており、情報推薦サーバ2は、この個人情報3に基づいて、利便性の高い推薦情報を検索し、ユーザ端末1に提供する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の推薦情報提供システムにおいては、個人情報3を直接ユーザ端末1から情報推薦サーバ2に登録しなければならず、情報推薦サーバ2においては、登録された個人情報3から、ユーザID「○○」、パスワード「××」およびネットワークアドレス「xxx.yyy.0.1」を有するユーザ端末1が特定されてしまったり、また、そのユーザ端末1の所有者であるユーザの趣味や嗜好などの個人情報3が把握されてしまい、ユーザのプライバシーが侵害されるといった課題があった。
【0006】
さらに、上述した課題を危惧したユーザが、情報推薦サーバ2に個人情報3を登録しなくなり、これにより、情報推薦サーバ2が、利便性の高い推薦情報をユーザ端末1に配信することができなくなってしまうといった課題があった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、個人情報からユーザが特定されることを抑制し、利便性の高い推薦情報を配信できるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報提供システムは、情報処理端末は、情報処理装置に個人情報を送信し、情報処理装置は、個人情報を登録し、選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録された個人情報からグループ情報を生成し、生成されたグループ情報を、情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶するとともに、ネットワークを介して情報提供装置に送信し、情報提供装置は、受信したグループ情報に基づいて、推薦情報を生成し、生成された推薦情報をネットワークを介して情報処理装置に送信し、情報処理装置は、情報提供装置から受信した推薦情報を、情報生成アルゴリズムに対応する情報分割アルゴリズムに基づいて、情報処理端末ごとの推薦情報に分割し、分割された推薦情報を、情報処理端末に送信することを特徴とする。
【0009】
本発明の情報提供方法は、情報処理端末の情報処理方法は、情報処理装置に個人情報を送信し、情報処理装置の情報処理方法は、個人情報を登録し、選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録された個人情報からグループ情報を生成し、生成されたグループ情報を、情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶するとともに、ネットワークを介して情報提供装置に送信し、情報提供装置の情報提供方法は、受信したグループ情報に基づいて、推薦情報を生成し、生成された推薦情報をネットワークを介して情報処理装置に送信し、情報処理装置の情報処理方法は、情報提供装置から受信した推薦情報を、情報生成アルゴリズムに対応する情報分割アルゴリズムに基づいて、情報処理端末ごとの推薦情報に分割し、分割された推薦情報を、情報処理端末に送信することを特徴とする。
【0010】
本発明の情報処理装置は、特定の情報処理端末から個人情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された個人情報を登録する登録手段と、情報生成アルゴリズムを選択する選択手段と、選択手段により選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録手段により登録された個人情報からグループ情報を生成する生成手段と、生成手段により生成されたグループ情報を、情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶する記憶手段と、生成手段により生成されたグループ情報を、ネットワークを介して情報提供装置に送信する第1の送信手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
第1の送信手段により送信されたグループ情報に対応する推薦情報を、ネットワークを介して情報提供装置から受信する受信手段と、受信手段により受信された推薦情報を、情報生成アルゴリズムに対応する情報分割アルゴリズムに基づいて、情報処理端末ごとの推薦情報に分割する分割手段と、分割手段により分割された推薦情報を、情報処理端末に送信する第2の送信手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0012】
生成手段は、情報生成アルゴリズムにより、複数の情報処理端末から送信される個人情報の中から、すべての情報処理端末に共通する個人情報をグループ情報として生成し、分割手段は、情報分割アルゴリズムにより、情報提供装置からのグループ情報に対応する推薦情報を、すべての情報処理端末に対して分割するようにすることができる。
【0013】
生成手段は、情報生成アルゴリズムにより、複数の情報処理端末から送信される個人情報の中から、任意の第1のグループ情報を生成し、第1のグループ情報に、すべての個人情報の中でユーザの興味度が最大である情報を付加した第2のグループ情報を生成し、分割手段は、情報分割アルゴリズムにより、情報提供装置からの第2のグループ情報に対応する推薦情報から、情報提供装置からの第1のグループ情報に対応する推薦情報との重複部分が除かれた推薦情報を、興味度が最大である情報が含まれる個人情報を有する情報処理端末に対する推薦情報として分割するようにすることができる。
【0014】
登録手段は、個人情報が少なかった場合、ダミーの個人情報を登録するようにすることができる。
【0015】
本発明の情報処理方法は、特定の情報処理端末から個人情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理より取得された個人情報を登録する登録ステップと、情報生成アルゴリズムを選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録ステップの処理により登録された個人情報からグループ情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成されたグループ情報を情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶する記憶ステップと、生成ステップの処理により生成されたグループ情報を、ネットワークを介して情報提供装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の記録媒体のプログラムは、特定の情報処理端末から個人情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理より取得された個人情報を登録する登録ステップと、情報生成アルゴリズムを選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録ステップの処理により登録された個人情報からグループ情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成されたグループ情報を情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶する記憶ステップと、生成ステップの処理により生成されたグループ情報を、ネットワークを介して情報提供装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
本発明のプログラムは、特定の情報処理端末から個人情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理より取得された個人情報を登録する登録ステップと、情報生成アルゴリズムを選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録ステップの処理により登録された個人情報からグループ情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成されたグループ情報を情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶する記憶ステップと、生成ステップの処理により生成されたグループ情報を、ネットワークを介して情報提供装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
本発明の情報提供システムおよび方法においては、情報処理端末により、情報処理装置に個人情報が送信される。その個人情報が、情報処理装置により、登録され、選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録された個人情報からグループ情報が生成され、生成されたグループ情報が、情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶されるとともに、ネットワークを介して情報提供装置に送信される。そして、情報処理装置からのグループ情報に基づいて、情報提供装置により、推薦情報が生成され、生成された推薦情報がネットワークを介して情報処理装置に送信される。その推薦情報が、情報処理装置により、情報生成アルゴリズムに対応する情報分割アルゴリズムに基づいて、情報処理端末ごとの推薦情報に分割され、分割された推薦情報が、情報処理端末に送信される。
【0019】
本発明の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、特定の情報処理端末から取得された個人情報が登録され、選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録された個人情報からグループ情報が生成される。そして、生成されたグループ情報が、情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶されるとともに、ネットワークを介して情報提供装置に送信される。
【0020】
ネットワークとは、少なくとも2つの装置が接続され、ある装置から、他の装置に対して、情報の伝達をできるようにした仕組みをいう。ネットワークを介して通信する装置は、独立した装置どうしであってもよいし、1つの装置を構成している内部ブロックどうしであってもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0022】
図2は、本発明を適用した推薦情報提供システムの構成例を表している。インターネットに代表されるネットワーク12には、ユーザ端末11−1,11−2(以下、これらのユーザ端末を個々に区別する必要がない場合、単にユーザ端末11と称する)が接続されている。この例においては、ユーザ端末が2台のみ示されているが、ネットワーク12には、任意の台数のユーザ端末が接続される。
【0023】
また、ネットワーク12には、複数のユーザ端末11をユーザグループとして、グループ化し、そのユーザグループの個人情報を管理するユーザ管理サーバ13と、ユーザ端末11に対して推薦情報を提供する情報推薦サーバ14が接続されている。なお、ユーザ管理サーバ13は、1ユーザグループに1台割り当てられており、ユーザ管理サーバ13および情報推薦サーバ14も任意の台数、ネットワーク12に接続される。
【0024】
ユーザ端末11のユーザは、特定のユーザ端末11により構成されるユーザグループの個人情報を管理するユーザ管理サーバ13に対して、個人情報を送信する。ユーザ管理サーバ13は、特定のユーザ端末11から送信された個人情報のみを登録し、登録された個人情報からユーザグループ情報を生成し、それを情報推薦サーバ14に送信する。すなわち、ユーザ管理サーバ13は、ユーザ端末11の個人情報を、ユーザグループ情報として、ユーザ端末11に代わって、情報推薦サーバ14に送信している。
【0025】
情報推薦サーバ14は、ユーザグループ情報に基づいて、推薦情報を生成し、それをユーザ管理サーバ13に送信する。ユーザ管理サーバ13は、その推薦情報を、ユーザ端末11ごとの推薦情報に分割し、分割された推薦情報をユーザ端末11に送信する。
【0026】
以上のように、この推薦情報提供システムにおいては、ユーザ端末11には、情報推薦サーバ14から、ユーザ管理サーバ13を介して、ユーザの個人情報に基づいた推薦情報が提供される。
【0027】
図3は、ユーザ端末11の構成を表している。図3において、CPU(Central Processing Unit)21は、ROM(Read Only Memory)22に記憶されているプログラム、または記憶部28からRAM(Random Access Memory)23にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM23にはまた、CPU21が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0028】
CPU21、ROM22およびRAM23は、バス24を介して相互に接続されている。このバス24にはまた、入出力インタフェース25、個人情報提示部30および推薦情報処理部31も接続されている。
【0029】
入出力インタフェース25には、キーボード、マウスなどよりなる入力部26、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部27、ハードディスクなどより構成される記憶部28、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部29が接続されている。通信部29は、ネットワーク12を介しての通信処理を行う。
【0030】
入出力インタフェース25には、また、ユーザ端末11を所有するユーザの個人情報が記憶されている個人情報データベース(DB)32、および、情報推薦サーバ14からユーザ管理サーバ13を介して提供された推薦情報が記憶されている推薦情報データベース(DB)33が接続されている。
【0031】
個人情報提示部30は、個人情報データベース32に記憶された個人情報を読み出し、通信部29を介して、ユーザ管理サーバ13に送信する。推薦情報処理部31は、通信部29を介して、ユーザ管理サーバ13から送信された推薦情報を取得し、推薦情報データベース33に記憶する。
【0032】
入出力インタフェース25にはまた、必要に応じてドライブ40が接続され、磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、或いは半導体メモリ44などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部28にインストールされる。
【0033】
図4は、ユーザ管理サーバ13の構成を表している。CPU51乃至通信部59およびドライブ70乃至半導体メモリ74は、図3のユーザ端末11のCPU21乃至通信部29およびドライブ40乃至半導体メモリ44と基本的に同様の機能を有するものであるので、その説明は省略する。
【0034】
ユーザ管理サーバ13のバス54には、入出力インタフェース55の他に、個人情報登録部60、グループ情報提示部61および推薦情報処理部62が接続されている。また、入出力インタフェース55には、ユーザ端末11から送信されたユーザの個人情報が記憶されているユーザ情報データベース(DB)63、および、グループ情報提示部61がユーザグループ情報を生成するために必要とした情報(例えば、情報生成アルゴリズムの情報、または、ユーザグループを構成するユーザの情報)が記憶されているグループ管理情報データベース(DB)64が接続されている。
【0035】
個人情報登録部60は、ユーザ端末11から送信されたユーザの個人情報を、通信部59を介して受信し、ユーザ情報データベース63に登録する。グループ情報提示部61は、ユーザ情報データベース63に登録されている複数の個人情報から、ユーザグループ情報を生成し、そのユーザグループ情報を生成するために必要とした情報を、グループ管理情報データベース64に記憶する。また、グループ情報提示部61は、生成したユーザグループ情報を通信部59を介して情報推薦サーバ14に送信する。
【0036】
推薦情報処理部62は、情報推薦サーバ14からの複数の推薦情報を、通信部59を介して受信し、ユーザ端末11ごとの推薦情報に分割する。また、推薦情報処理部62は、その分割された推薦情報を、対応するユーザ端末11に、通信部59を介して送信する。
【0037】
図5は、情報推薦サーバ14の構成を表している。CPU81乃至通信部89およびドライブ100乃至半導体メモリ104は、図3のユーザ端末11のCPU21乃至通信部29およびドライブ40乃至半導体メモリ44と基本的に同様の機能を有するものであるので、その説明は省略する。
【0038】
情報推薦サーバ14のバス84には、入出力インタフェース85の他に、個人情報処理部90および推薦情報生成部91が接続されている。また、入出力インタフェース85には、ユーザに利便性の高い推薦情報が記憶されている推薦情報データベース(DB)92が接続されている。
【0039】
個人情報処理部90は、ユーザ管理サーバ13から送信されたユーザグループ情報を通信部89を介して取得する。推薦情報生成部91は、個人情報処理部90により取得されたユーザグループ情報の個人情報に基づいて、推薦情報データベース92から、個人情報に対応する推薦情報を検索する。また、推薦情報生成部91は、その推薦情報に、ユーザグループ情報を付加してユーザ管理サーバ13に送信する。
【0040】
次に、図6のフローチャートを参照して、本発明の推薦情報提供システムの推薦情報の提供処理について説明する。図6の例の場合、この推薦情報の提供処理は、フェーズP1の個人情報の登録処理、フェーズP2のユーザグループ情報の送信処理、フェーズP3の推薦情報の送信処理、および、フェーズP4の推薦情報の配信処理により構成される。
【0041】
なお、この推薦情報提供システムにおいては、ユーザ管理サーバ13には、ユーザグループとして予め認証されたユーザ端末11のユーザしかアクセスすることができない。このユーザグループとは、互いに個人情報を閲覧できることを許可されたユーザから構成されるものであるため、ユーザ管理サーバ13は、このユーザグループから信頼されるサーバとなる。ユーザグループとしては、例えば、友人同士のグループまたは会社の同じ部署のグループなどがある。
【0042】
したがって、ユーザ管理サーバ13においては、フェーズP1の個人情報の登録処理を実行する前に、図7に示されるように、ユーザ認証処理が実行される。
【0043】
ユーザ管理サーバ13のサーバ管理者13aは、入力部56を操作して、ユーザ端末11を識別するためのユーザID「aaa」、および、ユーザ端末11を、ユーザグループとして認証するためのパスワード「○△×」を、ユーザ情報データベース63に登録する。また、ユーザ端末11のユーザ11aは、サーバ管理者13aからユーザ管理サーバ13に登録されたユーザIDとパスワードを取得し、入力部26を操作して、ユーザ端末11の個人情報データベース32に登録する。これにより、ユーザ端末11は、個人情報をユーザ管理サーバ13に登録することができるようになる。
【0044】
図6の例においては、まず、ユーザ端末11−1およびユーザ管理サーバ13により、フェーズP1の個人情報の登録処理が実行される。この図6のステップS1においてユーザ端末11−1が実行する処理を、図8のフローチャートを参照して説明し、それに対応する、図6のステップS21においてユーザ管理サーバ13が実行する処理を、図9のフローチャートを参照して説明する。
【0045】
図8のステップS51において、ユーザ端末11−1の個人情報提示部30は、図10に示されるような個人情報データベース32から、ユーザ認証処理により登録されたユーザIDとパスワードを読み出し、通信部29を介して、ユーザ管理サーバ13に送信する。
【0046】
図10は、個人情報データベース32の構成例を示す図である。個人情報データベース32には、ユーザ端末11を所有するユーザの個人情報が登録されており、そのユーザ以外はアクセスすることができない。また、個人情報データベース32は、プロファイル情報テーブル32aおよびプリファレンス情報テーブル32bにより構成される。プロファイル情報テーブル32aは、図10Aに示されるように、ユーザ認証処理により登録されたユーザID「aaa」およびパスワード「○△×」、ユーザの年齢「26」、性別「male(男性)」、並びに、ユーザ端末11−1のIPアドレス「xxx.xxx.yyy.yyy」により構成される。
【0047】
プリファレンス情報テーブル32bは、ユーザの興味や趣味に関する興味キーワード、その興味キーワードに対する興味の度合いであるパラメータ値、および、その興味キーワードを一意的に識別するためのIDにより構成されており、図10Bの例においては、IDが「1」の興味キーワードは「tennis」とされ、パラメータ値は「10」とされる。また、IDが「2」の興味キーワードは「outdoor」とされ、パラメータ値は「19」とされる。このパラメータ値の数値が高いほど、この個人情報を有するユーザには、対象となる興味キーワードに対する興味、関心があるとされる。
【0048】
ステップS51において、ユーザID「aaa」およびパスワード「○△×」がネットワークを介してユーザ管理サーバ13に送信される。ユーザ管理サーバ13は、このIDとパスワードに基づいて認証処理を行い、認証ができた場合には、登録の許可を通知してくる(図9のステップS63)。また、認証ができなかった場合には、登録不許可を通知してくる(図9のステップS67)。
【0049】
そこで、ステップS52において、ユーザ端末11−1の個人情報提示部30は、ユーザ管理サーバ13から登録許可の通知を受信したか否かを判定し、登録許可の通知を受信した場合には、ステップS53に進み、図11に示されるような個人情報を個人情報データベース32から読み出し、通信部29を介してユーザ管理サーバ13に送信する。
【0050】
図11の例においては、個人情報201−1は、ユーザID「aaa」、年齢「26」、性別「male」、興味キーワード「tennis」、パラメータ値「10」、および、IPアドレス「xxx.xxx.yyy.yyy」により構成される。なお、この送信する個人情報201−1の内容は、このユーザ管理サーバ13に登録されたユーザグループごとに、ユーザによって決定するようにしてもよい。例えば、ユーザグループのメンバーが友人であれば、個人的な趣味に関する情報で構成し、ユーザグループのメンバーが、会社の同僚であれば、業務に関する情報で構成するというように、使い分けるようにしてもよい。
【0051】
ユーザ管理サーバ13は、以上のような個人情報を受信したことを確認した場合、登録完了を通知してくる(図9のステップS66)。ユーザ端末11−1の個人情報提示部30は、ステップS54において、ユーザ管理サーバ13から個人情報の登録完了の通知を受信したか否かを判断し、個人情報の登録完了の通知を受信したと判断されるまで、ステップS53以降の処理を繰り返す。
【0052】
ステップS54において、個人情報の登録完了の通知を受信したと判断した場合、または、ステップS52において、登録許可の通知が受信されていないと判定された場合(登録不許可の通知が受信されたと判定された場合)、個人情報提示部30は、個人情報の登録処理を終了する。
【0053】
一方、このようなユーザ端末11−1の処理に対応してユーザ管理サーバ13の個人情報登録部60は、図9のフローチャートに示す処理を実行する。
【0054】
ユーザ管理サーバ13の個人情報登録部60は、ユーザ端末11−1からのユーザIDとパスワードを受信するまで待機している。上述したように、ユーザ端末11−1からユーザID「aaa」およびパスワード「○△×」が送信されてくる(図8のステップS51)。そこで、ステップS61において、通信部59を介してユーザ端末11−1からのユーザIDおよびパスワードを受信すると、ステップS62において、ユーザ情報データベース63に(図7のユーザ認証処理において)予め登録されている、そのユーザのユーザIDとパスワードと比較する。両者が一致する場合には認証ができたと判断し、ステップS63に進み、個人情報登録部60は、個人情報の登録を許可する通知のメッセージを生成し、通信部59を介してユーザ端末11−1に送信させる。
【0055】
個人情報の登録許可の通知に対応して、ユーザ端末11−1から個人情報が送信されてくるので(図8のステップS53)、ステップS64において、個人情報登録部60は、この個人情報を受信するまで待機する。ステップS64において、この個人情報が通信部59を介して受信されたと判断された場合、ステップS65において、個人情報登録部60は、受信した個人情報を、ユーザ情報データベース63に登録する。
【0056】
図12は、ユーザ情報データベース63の構成例を示す図である。図12の例においては、ユーザ情報データベース63は、プロファイル情報テーブル63aおよびプリファレンス情報テーブル63bにより構成される。
【0057】
プロファイル情報テーブル63aは、ユーザを識別するためのユーザID、各ユーザがユーザ管理サーバ13にアクセスするためのパスワード、ユーザの年齢、性別、および、ユーザ端末のIPアドレスにより構成されている。図12Aの例の場合、プロファイル情報テーブル63aには、ユーザID「aaa」のユーザのパスワードが「○△×」であり、年齢が「26」であり、性別が「male」であり、ユーザが所有するユーザ端末のIPアドレスが「xxx.xxx.yyy.yyy」であることが示されている。また、ユーザID「bbb」のユーザのパスワードが「**○」であり、年齢が「24」であり、性別が「male」であり、ユーザが所有するユーザ端末のIPアドレスが「xxx.yyy.zzz.yyy」であることが示されている。
【0058】
また、プリファレンス情報テーブル63bは、ユーザを識別するためのユーザID、ユーザの興味や趣味に関する興味キーワード、および、その興味キーワードに対する興味の度合いであるパラメータ値により構成されている。図12Bの例の場合、プリファレンス情報テーブル63bには、ユーザID「aaa」のユーザの興味キーワードが、パラメータ値が「10」である「tennis」と、パラメータ値が「19」である「outdoor」であることが示されている。また、ユーザID「bbb」のユーザの興味キーワードが、パラメータ値が「50」である「wine」であることが示されている。
【0059】
以上のように、受信した個人情報が、ユーザ情報データベース63に登録されるので、ステップS66において、個人情報登録部60は、個人情報の登録完了の通知を、ユーザ端末11−1に通信部59を介して送信する。
【0060】
一方、個人情報登録部60は、ユーザ端末11−1から送信されてきたIDおよびパスワードが、ユーザ情報データベース63に予め登録されているIDおよびパスワードと一致しない場合には、ステップS62おいて、認証できなかったと判定し、ステップS67に進み、登録不許可を通知するメッセージを生成し、通信部59を介してユーザ端末11−1に送信させる。
【0061】
以上により、フェーズP1の個人情報の登録処理においては、図13に示されるように、ユーザ管理サーバ13に登録が許可された、ユーザID「aaa」およびパスワード「○△×」のユーザ端末11−1から、個人情報201−1(図11)が、ユーザ管理サーバ13に送信され、ユーザ情報データベース63に登録される。
【0062】
また、図6のステップS11におけるユーザ端末11−2が実行する処理、および、ステップS22におけるユーザ管理サーバ13が実行する処理により、ユーザ端末11−2の個人情報データベース32から読み出された個人情報201−2(ユーザID「bbb」、年齢「24」、性別「male」、IPアドレス「xxx.yyy.zzz.yyy」、興味キーワード「wine」、および、パラメータ値「50」)が、ユーザID「bbb」およびパスワード「**○」のユーザ端末11−2から、ユーザ管理サーバ13に送信され、ユーザ情報データベース63に登録される。
【0063】
なお、図6において、ステップS11におけるユーザ端末11−2が実行する処理、および、ステップS22におけるユーザ管理サーバ13が実行する処理は、上述したステップS1におけるユーザ端末11−1が実行する処理およびステップS21におけるユーザ管理サーバ13が実行する処理と同様の処理のため、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0064】
以上のようにして、ユーザ管理サーバ13には、ユーザグループとして、登録が許可されたユーザ端末11の個人情報が登録される。換言すると、ユーザ管理サーバ13に登録が許可されていないユーザ端末からは、アクセスすることはできない。これにより、ユーザ管理サーバ13は、このユーザグループから信頼されるサーバとなる。
【0065】
図6に戻って、ステップS23において、ユーザ管理サーバ13は、フェーズP2のユーザグループ情報の送信処理を実行する。このユーザグループ情報の送信処理を、図14のフローチャートを参照して説明する。
【0066】
ユーザ管理サーバ13のグループ情報提示部61は、ステップS81において、内蔵するクロックで計時動作を行って、予め設定されている所定の時間が経過するまで待機しており、予め設定されている所定の時間が経過したと判断した場合、ステップS82において、ユーザ情報データベース63に登録されているすべてのユーザの個人情報を取得し、ステップS83において、情報生成アルゴリズムを選択する。この情報生成アルゴリズムとは、グループ情報提示部61によりユーザグループ情報を生成する際に用いられるアルゴリズムのことであり、図25および図26を参照して詳しく後述する。
【0067】
ステップS84において、グループ情報提示部61は、ユーザ情報データベース63に登録されているすべてのユーザの個人情報から、選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、図15に示されるようなユーザグループ情報221を生成する。
【0068】
図15の例の場合、ユーザグループ情報221は、プロファイル情報221a、ユーザプロファイル情報221bおよびユーザプリファレンス情報221cにより構成される。プロファイル情報221aは、ユーザグループを識別するためのユーザグループIDおよびユーザ管理サーバ13のIPアドレスにより構成されている。図15Aの例においては、ユーザグループIDが「1」のユーザ管理サーバ13のIPアドレスは、「zz.xx.yy.1」であることが示されている。
【0069】
ユーザプロファイル情報221bは、ユーザグループを構成する各ユーザの年齢または性別などにより構成される。図15Bの例においては、ユーザグループID「1」のユーザグループは、年齢「26」であり、性別「male」のユーザと年齢「24」であり、性別「male」のユーザにより構成されることが示されている。
【0070】
また、ユーザプリファレンス情報221cは、ユーザグループを構成する各ユーザの興味や趣味に関する興味キーワード、および、その興味キーワードに対する興味の度合いであるパラメータ値により構成されている。図15Cの例においては、ユーザグループID「1」のユーザグループは、パラメータ値が「10」の興味キーワード「tennis」、パラメータ値が「19」の興味キーワード「outdoor」、および、パラメータ値が「50」興味キーワード「wine」を有することが示されている。
【0071】
以上のように、このユーザグループ情報221は、ユーザグループの各ユーザの個人情報により構成されているが、情報生成アルゴリズムにより、このユーザグループ情報221から、ユーザの個人情報が特定されないようにして生成されている。
【0072】
次に、ステップS85において、グループ情報提示部61は、上述したユーザグループ情報221を生成するために必要とした情報(例えば、情報生成アルゴリズムの情報、または、ユーザグループの構成ユーザの情報)を、図16に示されるようなグループ管理情報データベース64に記憶する。
【0073】
図16の例においては、グループ管理情報データベース64は、グループ情報生成管理テーブル64aおよびグループ構成ユーザテーブル64bにより構成される。グループ情報生成管理テーブル64aは、ユーザグループを一意的に識別するためのユーザグループIDと、そのユーザグループが生成される際に、用いられた情報生成アルゴリズムを一意的に識別するための情報生成アルゴリズムIDにより構成される。図16Aの例の場合、ユーザグループID「1」に対応する情報生成アルゴリズムIDは、「1」であり、ユーザグループID「2」に対応する情報生成アルゴリズムIDは、「5」であることが示されている。
【0074】
また、グループ構成ユーザテーブル64bは、ユーザグループIDおよびそのグループを構成するユーザのユーザIDにより構成される。図16Bの例の場合、ユーザID「aaa」および「bbb」のユーザは、両方とも、ユーザグループID「1」を構成するユーザであることが示されている。
【0075】
ステップS86において、グループ情報提示部61は、ステップS84において生成されたユーザグループ情報221を、図17に示されるように、情報推薦サーバ14に送信する。
【0076】
以上のようにして、図18に示されるように、フェーズP1の個人情報の登録処理において、ユーザ端末11−1の個人情報201−1およびユーザ端末11−2の個人情報201−2が、ユーザ管理サーバ13に送信され、ユーザ情報データサーバ63に登録される。そして、フェーズP2のユーザグループ情報の送信処理において、登録されたすべての個人情報201−1および個人情報201−2から情報生成アルゴリズムに基づいて、ユーザグループ情報221(図15)が生成され、情報推薦サーバ14に送信される。
【0077】
これにより、ユーザ管理サーバ13により管理される範囲231(すなわち、ユーザグループ)の外部には、ユーザが特定されてしまうような個人情報201−1または201−2が公開されず、さらに、ユーザグループ情報221からユーザ端末11−1またはユーザ端末11−2が特定されるようなことがないため、ユーザ端末11−1またはユーザ端末11−2のユーザは、安心して個人情報をユーザ管理サーバ13に提供することができる。
【0078】
以上のようにして、ユーザ管理サーバ13から送信されたユーザグループ情報221は、図6のステップS31において、情報推薦サーバ14の個人情報処理部90により通信部89を介して受信されると、情報推薦サーバ14の推薦情報生成部91は、ステップS32において、フェーズP3の推薦情報の送信処理を実行する。この推薦情報の送信処理を、図19のフローチャートを参照して説明する。
【0079】
ステップS101において、情報推薦サーバ14の推薦情報生成部91は、個人情報処理部90からのユーザグループ情報221に基づいて、図20に示される推薦情報データベース92から推薦情報を検索し、ユーザ管理サーバ13に送信する推薦情報241を生成する。
【0080】
推薦情報データベース92には、ユーザに利便性の高い推薦情報が記憶されており、一意的に識別するための推薦情報のID、および、推薦情報の位置を指し示すURLなどのポインタ情報により構成される。例えば、図20の例においては、ID「1」の推薦情報のURLは、「http://www. △ △*.co.jp」であり、ID「2」の推薦情報のURLは、「http://www. ○××.com」であり、ID「3」の推薦情報のURLは、「http://www. ×**.co.jp」であることが示されている。
【0081】
ステップS102において、推薦情報生成部91は、図21に示されるように、推薦情報データベース92から検索され、生成された推薦情報241を、ユーザ管理サーバ13に送信する。図21の例では、推薦情報241は、URLが「http://www. △ △*.co.jp」の推薦情報、および、URLが「http://www. ○××.com」の推薦情報に、送信するユーザグループのID「1」を付加して構成されている。
【0082】
これに対応して、ユーザ管理サーバ13の推薦情報処理部62は、図6のステップS24において、通信部59を介して、推薦情報241を受信し、ステップS25において、フェーズP4の推薦情報の配信処理を実行する。この推薦情報の配信処理について、図22のフローチャートを参照して説明する。
【0083】
ステップS121において、推薦情報処理部62は、図21の推薦情報241のユーザグループID「1」に基づいて、グループ管理情報データベース64のグループ構成ユーザテーブル64bより、そのユーザグループID「1」に対応するユーザIDを取得する。図16Bの例の場合、ユーザID「aaa」および「bbb」が取得される。
【0084】
ステップS122において、推薦情報処理部62は、グループ管理情報データベース64のグループ生成情報管理テーブル64aよりそのユーザグループID「1」に対応する情報生成アルゴリズムIDを取得する。図16Aの例の場合、情報生成アルゴリズム「1」が取得される。
【0085】
ステップS123において、取得した情報生成アルゴリズムに対応する情報分割アルゴリズムに基づいて、図6のステップS24において取得された推薦情報を、そのユーザグループの各ユーザ(いまの例の場合、ユーザID「aaa」および「bbb」)に対応する推薦情報に分割する。この場合、例えば、取得された推薦情報について、それぞれ具体的な内容をネットワーク上から検索し、そこで検索された内容と各ユーザの個人情報とのマッチングが取られることにより、その推薦情報が分割される。
【0086】
図23の例の場合においては、「○××」に興味があるユーザと「△△*」に興味があるユーザに対しては、2つの推薦情報(「http://www.○××.com」のURLと「http://www.△△*.co.jp」のURL)とのマッチングの結果、「○××」に興味があるユーザには、「http://www.○××.com」の推薦情報251−1が分割され、「△△*」に興味があるユーザには、「http://www.△△*.co.jp」の推薦情報251−2が分割される。
【0087】
ステップS124において、推薦情報処理部62は、ユーザIDに基づいて、それぞれのユーザ端末のIPアドレスを取得する(いまの場合、ユーザID「aaa」に対応するユーザ端末11−1のIPアドレス「xxx.xxx.yyy.yyy」が取得され、ユーザID「bbb」に対応するユーザ端末11−2のIPアドレス「xxx.yyy.zzz.yyy」が取得される)。
【0088】
ステップS125において、推薦情報処理部62は、ステップS123において分割された推薦情報を、それに対応するユーザIDのユーザ端末に通信部99を介して送信(配信)する。したがって、図23に示されるように、「○××」に興味があるユーザのユーザ端末11−1に、URLが「http://www.○××.com」の推薦情報251−1が送信され、「△△*」に興味があるユーザのユーザ端末11−2に、URLが「http://www.△△*.co.jp」の推薦情報251−1が送信される。
【0089】
これに対応して、ユーザ端末11−1の推薦情報処理部31は、図6のステップS2において、推薦情報251−1を、通信部29を介して受信し、図24に示されるような推薦情報データベース33に登録する。推薦情報データベース33は、推薦情報ID、および、推薦情報として、URLなどの情報の位置を指し示すポインタ情報により構成される。図24の例においては、推薦情報IDが「1」である推薦情報のURLは、「http://www.△△*.co.jp」であり、推薦情報IDが「2」である推薦情報のURLは、「http://www.○××.com」であることが示されている。この推薦情報データベース33は、基本的には、ユーザ端末11−1のユーザのみがアクセス可能とされる。
【0090】
同様にして、図6のステップS12において、ユーザ端末11−2の推薦情報処理部31は、推薦情報251−2を、通信部29を介して受信し、推薦情報データベース33に記憶する。
【0091】
以上のようにして、個人情報がユーザ管理サーバ13により管理され、その個人情報に対応するグループ情報が、情報生成アルゴリズムに基づいて生成され、情報推薦サーバ14に送信される。さらに、送信されたグループ情報に対応する情報推薦サーバ14からの推薦情報が、ユーザ管理サーバ13により、情報分割アルゴリズムに基づいて、各ユーザ端末11に対応する推薦情報に分割される。これにより、ユーザが特定されることなしに、ユーザ端末11は、情報推薦サーバ14からの推薦情報を得ることができる。
【0092】
この情報生成アルゴリズム、および、それに対応する情報分割アルゴリズムについて、図25および図26を参照して説明する。
【0093】
まず、複数のユーザ端末11から送信される個人情報のうち、重複した部分をユーザグループ情報として生成する情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズム「積」について、図25を参照して説明する。
【0094】
図25の例の場合、ユーザID「aaa」でパスワード「○△×」のユーザ端末11−1から、個人情報201−1がユーザ管理サーバ13のユーザ情報データベース63に登録され、ユーザID「bbb」でパスワード「**○」のユーザ端末11−2から、個人情報201−2がユーザ管理サーバ13のユーザ情報データベース63に登録される。個人情報201−1は、ユーザID「aaa」、年齢「26」、性別「male」、IPアドレス「xxx.xxx.yyy.yyy」、パラメータ値が「50」である興味キーワード「tennis」、および、パラメータ値が「19」である興味キーワード「outdoor」により構成されており、個人情報201−2は、ユーザID「bbb」、性別「male」、IPアドレス「xxx.yyy.zzz.yyy」パラメータ値が「50」である興味キーワード「tennis」により構成されている。
【0095】
情報生成アルゴリズム「積」では、ユーザ管理サーバ13のグループ情報提示部61は、ユーザ情報データベース63から、個人情報201−1および個人情報201−2に重複している個人情報だけをユーザグループ情報221として生成し、情報推薦サーバ14に送信する。したがって、ユーザグループ情報221は、ユーザグループID「1」でユーザ管理サーバ13のアドレス「zz.xx.yy.1」とともに、個人情報201−1および個人情報201−2のうち重複している性別「male」、および、パラメータ値が「50」である興味キーワード「tennis」により構成されている。
【0096】
情報推薦サーバ14は、このユーザグループ情報221の性別「male」と興味キーワード「tennis」の両方に関する情報、あるいは、そのどちらかに関する情報を推薦情報データベース92より検索し、その結果を推薦情報241として、ユーザ管理サーバ13に送信する。したがって、いまの場合、性別「male」に関するURL「http://www.male.×××.info」と興味キーワード「tennis」に関するURL「http://www.tennis.○×.com 」により構成される推薦情報241が生成され、ユーザ管理サーバ13に送信される。
【0097】
以上のようにして、推薦情報処理部62により推薦情報241が受信される。この推薦情報241は、ユーザグループを構成するユーザの興味にマッチしているものである。したがって、情報分割アルゴリズム「積」では、ユーザ管理サーバ13の推薦情報処理部62は、送信されたすべての推薦情報241を、そのまま推薦情報251として、すべてのユーザ(いまの場合、ユーザ端末11−1およびユーザ端末11−2)に配信(送信)する。
【0098】
以上のようにして、情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズム「積」に基づいて、ユーザグループ情報が生成され、推薦情報が分割される。
【0099】
これにより、ユーザ管理サーバ13により管理される範囲231(すなわち、ユーザグループ)の外部には、ユーザが特定されてしまうような個人情報201−1または201−2が公開されず、さらに、ユーザグループ情報221からユーザ端末11−1およびユーザ端末11−2が特定されるようなことがされずに、ユーザ端末11−1またはユーザ端末11−2のユーザに利便性の高い推薦情報251が取得される。
【0100】
次に、ユーザが高い興味、関心を有する興味キーワード261を含んだユーザグループ情報221Aに基づいた推薦情報241Aと、ユーザグループ情報221Aから興味キーワード261のみを除いたユーザグループ情報221−Bに基づいた推薦情報241Bとの重複した部分を除いた推薦情報251を、興味キーワード261を含む個人情報201−2を有するユーザのユーザ端末11−2に配信する情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズム「差」について、図26を参照して説明する。
【0101】
図26の例の場合、ユーザID「aaa」でパスワード「○△×」のユーザ端末11−1から、個人情報201−1がユーザ管理サーバ13のユーザ情報データベース63に登録され、ユーザID「bbb」でパスワード「**○」のユーザ端末11−2から、個人情報201−2がユーザ管理サーバ13のユーザ情報データベース63に登録される。個人情報201−1は、ユーザID「aaa」、年齢「26」、性別「male」、IPアドレス「xxx.xxx.yyy.yyy」、パラメータ値が「50」である興味キーワード「tennis」、および、パラメータ値が「19」である興味キーワード「outdoor」により構成されており、個人情報201−2は、ユーザID「bbb」、年齢「null」、性別「male」、IPアドレス「xxx.yyy.zzz.yyy」、パラメータ値が「90」である興味キーワード「adult」により構成されている。
【0102】
情報生成アルゴリズム「差」では、ユーザ管理サーバ13のグループ情報提示部61は、ユーザ情報データベース63から、興味キーワードのうちパラメータ値の最も大きい(ユーザが最も高い興味、関心を有する)興味キーワード261を選択する。いまの場合、例えば、パラメータ値が「90」である興味キーワード「adult」が、興味キーワード261として選択される。次に、ユーザ管理サーバ13のグループ情報提示部61は、ユーザ情報データベース63から、ユーザグループ情報221Bを任意に作成し、そのユーザグループ情報221Bに興味キーワード261が付加されたものをユーザグループ情報221Aとして生成し、その2つのユーザグループ情報221Aと221Bを情報推薦サーバ14に送信する。なお、ユーザグループ情報Bは、興味キーワード261以外の個人情報により構成されていれば、どのように生成されてもよいし、また、興味キーワード261「adult」を付加して任意に作成されたユーザグループ情報221Aから興味キーワード261「adult」を除いてユーザグループ情報221Bを作成するようにしてもよい。
【0103】
したがって、ユーザグループ情報221Aは、ユーザグループID「1」でユーザ管理サーバ13のアドレス「zz.xx.yy.1」とともに、性別「male」、パラメータ値が「50」である興味キーワード「tennis」、パラメータ値が「19」である興味キーワード「outdoor」、および、パラメータ値が「90」である興味キーワード261「adult」により構成されている。ユーザグループ情報221Bは、ユーザグループID「2」でユーザ管理サーバ13のアドレス「zz.xx.yy.1」とともに、性別「male」、パラメータ値が「50」である興味キーワード「tennis」、および、パラメータ値が「19」である興味キーワード「outdoor」により構成されている。
【0104】
情報推薦サーバ14は、興味キーワード「tennis」、興味キーワード「outdoor」、または、この興味キーワード261「adult」に関する情報を推薦情報データベース92より検索し(いまの場合、AND検索ではなく、OR検索)、推薦情報241Aとして、ユーザ管理サーバ13に送信し、さらに、興味キーワード「tennis」、または、興味キーワード「outdoor」に関する情報を推薦情報データベース92より検索し、推薦情報241Bとして、ユーザ管理サーバ13に送信する。
【0105】
いまの場合、ユーザグループID「1」のユーザグループ情報221Aに対応して、興味キーワード「tennis」に関するURL「http://www.tennis.○×.com」、興味キーワード「outdoor」に関するURL「http://www.outdoor.△△×.com 」、および、興味キーワード261「adult」に関するURL「http://www.adult.***.com 」により構成される推薦情報241Aが生成され、ユーザグループID「2」のユーザグループ情報221Bに対応して、興味キーワード「tennis」に関するURL「http://www.tennis.○×.com 」、および、興味キーワード「outdoor」に関するURL「http://www.outdoor.△△×.com 」により構成される推薦情報241Bが生成され、ユーザ管理サーバ13に送信される。
【0106】
情報分割アルゴリズム「差」では、ユーザ管理サーバ13の推薦情報処理部62は、この推薦情報241Aから、推薦情報241Aと推薦情報241Bの重複する部分除いて、推薦情報251(いまの場合、推薦情報251は、興味キーワード261「adult」に関するURL「http://www.adult.***.com 」により構成される)とし、興味キーワード261「adult」を含む個人情報を有するユーザを、ユーザ情報データベース63から検索し、そのユーザ端末11−2に送信する。これにより、ユーザグループ情報からユーザの個人情報が特定されずに、ユーザに利便性の高い推薦情報が取得される。
【0107】
以上により、情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズム「差」に基づいて、ユーザグループ情報が生成され、推薦情報が分割される。
【0108】
これにより、ユーザ管理サーバ13により管理される範囲231(すなわち、ユーザグループ)の外部には、ユーザが特定されてしまうような個人情報201−1または201−2が公開されず、さらに、ユーザグループ情報221からユーザ端末11−1またはユーザ端末11−2が特定されずに、ユーザ端末11−1またはユーザ端末11−2のユーザに利便性の高い推薦情報251が取得される。
【0109】
以上のように、ユーザ管理サーバ13においては、情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズムに基づいて、個人情報が管理されるので、ユーザ端末11−1またはユーザ端末11−2のどちらのユーザも特定することが困難になり、プライバシーの保護を促進することができる。
【0110】
なお、上記説明においては、情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズム「積」および、情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズム「差」に基づいて説明したが、その他の情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズムに基づくようにしてもよい。
【0111】
また、この情報生成アルゴリズム「積」は、例えば、図16のグループ情報生成管理テーブル64aにおいては、情報生成アルゴリズムID「1」に対応し、情報生成アルゴリズム「差」は、例えば、図16のグループ情報生成管理テーブル64aにおいては、情報生成アルゴリズムID「5」に対応する。
【0112】
次に、図27を参照して、ユーザ管理サーバ13に登録するユーザが一人しかいない場合の個人情報の登録処理の他の例を説明する。
【0113】
図27の場合の例においては、ユーザID「aaa」でパスワード「○△×」であるユーザ端末11−1からしか、ユーザ管理サーバ13のユーザ情報データベール63に個人情報201−1(図11)が登録されていない。したがって、この個人情報201−1からユーザ端末11−1が特定されないように、ユーザ管理サーバ13は、ダミーの個人情報281をユーザ情報データベース63に登録する。このダミーの個人情報281は、ユーザID「ccc」で年齢「24」で、性別「male」で、IPアドレスが「zzz.zzz.yyy.xxx」である、パラメータ値「50」の興味キーワード「wine」により構成され、あたかも、ユーザID「ccc」でパスワード「*△&」のユーザが存在するように生成される。
【0114】
これにより、ユーザグループ情報から、複数のユーザの個人情報であるか、1人の個人情報であるかという特定ができないようになる。
【0115】
さらに、図28を参照して、個人情報の登録処理の他の例を説明する。
【0116】
図28においては、ユーザ管理サーバは、階層化されている。なお、ユーザ管理サーバ13−1、13−2および301の構成は、図4を参照して説明したユーザ管理サーバ13の構成と基本的に同様であるので、その説明は省略する。
【0117】
ユーザ管理サーバ13−1は、ユーザ端末11−1の個人情報201−1、および、ユーザ端末11−2の個人情報201−2をユーザ情報データベール63に登録し、これらからユーザグループ情報221−1を生成し、ユーザ管理サーバ301に送信する。このユーザグループ情報221−1は、ユーザグループID「1」、IPアドレス「zz.xx.y.1」であり、「26」/「male」および「null(なし)」/「male」である年齢/性別、パラメータ値が「10」の興味キーワード「tennis」、パラメータ値が「19」の興味キーワード「outdoor」、並びに、パラメータ値が「50」の興味キーワード「wine」により構成されている。
【0118】
ユーザ管理サーバ13−2は、ユーザ端末11−3の個人情報201−3、および、ユーザ端末11−4の個人情報201−4をユーザ情報データベール63に登録し、これらからユーザグループ情報221−2を生成し、ユーザ管理サーバ301に送信する。このユーザグループ情報221−2は、ユーザグループID「1」、IPアドレス「zz.xx.y2.2」であり、「null」/「female」および「null」/「male」である年齢/性別、パラメータ値が「50」の興味キーワード「computer」、並びに、パラメータ値は「25」の興味キーワード「xml」により構成されている。
【0119】
ユーザ管理サーバ301は、ユーザ管理サーバグループとして、ユーザ管理サーバ13−1およびユーザ管理サーバ13−2のユーザグループIDとパスワード(図示せず)を予め認証しており、ユーザグループIDとパスワードを受けることにより、ユーザ管理サーバ13−1およびユーザ管理サーバ13−2を認証し、それらからのユーザグループ情報221−1および221−2をユーザ情報データベース63に登録する。
【0120】
また、ユーザ管理サーバ301は、ユーザ情報データベース63の個人情報から、情報生成アルゴリズムに基づいて、ユーザ管理サーバグループに対応するユーザグループ情報を生成し、情報推薦サーバ14に送信する。なお、図示は省略するが、ユーザ管理サーバ301においては、情報推薦サーバ14から送信された推薦情報も、上述した情報分割アルゴリズムに基づいて、ユーザ管理サーバ13−1,13−2に分割され、送信される。さらに、ユーザ管理サーバ301からの推薦情報は、ユーザ管理サーバ13−1,13−2から、ユーザ端末11−1乃至11−4にそれぞれ、分割され、送信される。
【0121】
以上のように、ユーザ管理サーバを階層化し、ユーザ管理サーバ13−1,13−2のユーザグループ情報をユーザ管理サーバ301に登録し、それらからユーザ管理サーバグループのユーザグループ情報を生成し、生成された情報推薦サーバ14に送信したので、情報推薦サーバ14においては、ユーザ端末11からの個人情報は、さらに抽象化され、特定され難くなり、プライバシーの保護を促進される。また、ユーザ端末11においては、個人情報が情報推薦サーバ14に公開されずに推薦情報を取得することができる。
【0122】
以上においては、ユーザ管理サーバを、ネットワーク12上にあるサーバとして説明したが、このユーザ管理サーバの機能を、ユーザグループを構成するユーザの所有するユーザ端末におくようにしてもよい。
【0123】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム格納媒体からインストールされる。
【0124】
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム格納媒体は、図3乃至図5に示されるように、磁気ディスク41,71,101(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク42,72,102(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク43,73,103(MD(Mini−Disc)(商標)を含む)、もしくは半導体メモリ44,74,104などよりなるパッケージメディア、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM22,52,82や、記憶部28,58,88などにより構成される。
【0125】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0126】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0127】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、個人情報からユーザを特定し難い、ユーザに有益な情報が取得できるシステムを構築できる。また、本発明によれば、プライバシーの保護が促進される。さらに、本発明によれば、ユーザに有益な情報が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の推薦情報提供システムの構成例を示す図である。
【図2】本発明を適用した推薦情報提供システムの構成例を示す図である。
【図3】図2のユーザ端末の構成例を示すブロック図である。
【図4】図2のユーザ管理サーバの構成例を示すブロック図である。
【図5】図2の情報推薦サーバの構成例を示すブロック図である。
【図6】図2の推薦情報提供システムの推薦情報の提供処理を説明するフローチャートである。
【図7】ユーザ認証処理を説明する図である。
【図8】図6のステップS1のユーザ端末の個人情報の登録処理を説明するフローチャートである。
【図9】図6のステップS21のユーザ管理サーバの個人情報の登録処理を説明するフローチャートである。
【図10】図3のユーザ端末の個人情報データベースの構成例を示す図である。
【図11】個人情報の構成例を示す図である。
【図12】図4のユーザ管理サーバのユーザ情報データベースの構成例を示す図である。
【図13】図8および図9の個人情報の登録処理を説明する図である。
【図14】図6のステップS23のユーザ管理サーバのユーザグループ情報の送信処理を説明するフローチャートである。
【図15】ユーザグループ情報の構成例を示す図である。
【図16】図4のユーザ管理サーバのグループ管理情報データベースの構成例を示す図である。
【図17】図14のユーザ管理サーバのユーザグループ情報の送信処理を説明する図である。
【図18】図8および図9の個人情報の登録処理と、図14のユーザ管理サーバのユーザグループ情報の送信処理を説明する図である。
【図19】図6のステップS32の情報推薦サーバの推薦情報の送信処理を説明するフローチャートである。
【図20】図5の情報推薦サーバの推薦情報データベースの構成例を示す図である。
【図21】図19の情報推薦サーバの推薦情報の送信処理を説明する図である。
【図22】図6のステップS25のユーザ管理サーバの推薦情報の配信処理を説明するフローチャートである。
【図23】図22のユーザ管理サーバの推薦情報の配信処理を説明する図である。
【図24】図3のユーザ端末の推薦情報データベースの構成例を示す図である。
【図25】情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズムを説明する図である。
【図26】情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズムの他の例を説明する図である。
【図27】図8および図9の個人情報の登録処理の他の例を説明する図である。
【図28】図8および図9の個人情報の登録処理のさらに他の例を説明する図である。
【符号の説明】
11−1,11−2,11−3,11−4 ユーザ端末,12 ネットワーク,13,13−1,13−2 ユーザ管理サーバ,14 情報推薦サーバ,29通信部,30 個人情報提示部,31 推薦情報処理部,32 個人情報データベース,33 推薦情報データベース,59 通信部,60 個人情報登録部,61 グループ情報提示部,62 推薦情報処理部,63 ユーザ情報データベース,64 グループ管理情報データベース,89 通信部,90 個人情報処理部,91 推薦情報生成部,92 推薦情報データベース,301 ユーザ管理サーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報提供システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、個人情報からユーザが特定されることを抑制し、利便性の高い推薦情報を提供できるようにした情報提供システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネットワークを介して多種多様なコンテンツが配信されるようになってきており、配信される主なコンテンツとしては、テキストまたは静止画などから、動画または音声などのマルチメディアコンテンツへと移行が進んでいる。そして、それに伴って、コンテンツの大容量化も著しく進んでいる。
【0003】
一方、近年においては、情報推薦技術が開発されてきている。情報推薦技術とは、ユーザの個人情報に基づいて、ユーザにとって利便性の高い情報を推薦する技術である。
【0004】
図1は、従来の推薦情報提供システムの構成例を示す図である。図1に示されるように、ユーザは、ユーザID「○○」、パスワード「××」およびネットワークアドレス「xxx.yyy.0.1」であるユーザ端末1を用いて、図示せぬネットワークを介して、情報推薦サーバ2にアクセスをし、個人情報3を登録する。この個人情報3は、例えば、ユーザの年齢、性別、住所のようなプロファイル情報(図3の例の場合、年齢「26」および性別「male」)、または、嗜好、興味のようなプリファレンス情報(図3の例の場合、ID「1」の興味キーワードは、パラメータ値「10」の「tennis」であり、ID「2」の興味キーワードは、パラメータ値「19」の「outdoor」である)などにより構成されており、情報推薦サーバ2は、この個人情報3に基づいて、利便性の高い推薦情報を検索し、ユーザ端末1に提供する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の推薦情報提供システムにおいては、個人情報3を直接ユーザ端末1から情報推薦サーバ2に登録しなければならず、情報推薦サーバ2においては、登録された個人情報3から、ユーザID「○○」、パスワード「××」およびネットワークアドレス「xxx.yyy.0.1」を有するユーザ端末1が特定されてしまったり、また、そのユーザ端末1の所有者であるユーザの趣味や嗜好などの個人情報3が把握されてしまい、ユーザのプライバシーが侵害されるといった課題があった。
【0006】
さらに、上述した課題を危惧したユーザが、情報推薦サーバ2に個人情報3を登録しなくなり、これにより、情報推薦サーバ2が、利便性の高い推薦情報をユーザ端末1に配信することができなくなってしまうといった課題があった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、個人情報からユーザが特定されることを抑制し、利便性の高い推薦情報を配信できるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報提供システムは、情報処理端末は、情報処理装置に個人情報を送信し、情報処理装置は、個人情報を登録し、選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録された個人情報からグループ情報を生成し、生成されたグループ情報を、情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶するとともに、ネットワークを介して情報提供装置に送信し、情報提供装置は、受信したグループ情報に基づいて、推薦情報を生成し、生成された推薦情報をネットワークを介して情報処理装置に送信し、情報処理装置は、情報提供装置から受信した推薦情報を、情報生成アルゴリズムに対応する情報分割アルゴリズムに基づいて、情報処理端末ごとの推薦情報に分割し、分割された推薦情報を、情報処理端末に送信することを特徴とする。
【0009】
本発明の情報提供方法は、情報処理端末の情報処理方法は、情報処理装置に個人情報を送信し、情報処理装置の情報処理方法は、個人情報を登録し、選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録された個人情報からグループ情報を生成し、生成されたグループ情報を、情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶するとともに、ネットワークを介して情報提供装置に送信し、情報提供装置の情報提供方法は、受信したグループ情報に基づいて、推薦情報を生成し、生成された推薦情報をネットワークを介して情報処理装置に送信し、情報処理装置の情報処理方法は、情報提供装置から受信した推薦情報を、情報生成アルゴリズムに対応する情報分割アルゴリズムに基づいて、情報処理端末ごとの推薦情報に分割し、分割された推薦情報を、情報処理端末に送信することを特徴とする。
【0010】
本発明の情報処理装置は、特定の情報処理端末から個人情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された個人情報を登録する登録手段と、情報生成アルゴリズムを選択する選択手段と、選択手段により選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録手段により登録された個人情報からグループ情報を生成する生成手段と、生成手段により生成されたグループ情報を、情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶する記憶手段と、生成手段により生成されたグループ情報を、ネットワークを介して情報提供装置に送信する第1の送信手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
第1の送信手段により送信されたグループ情報に対応する推薦情報を、ネットワークを介して情報提供装置から受信する受信手段と、受信手段により受信された推薦情報を、情報生成アルゴリズムに対応する情報分割アルゴリズムに基づいて、情報処理端末ごとの推薦情報に分割する分割手段と、分割手段により分割された推薦情報を、情報処理端末に送信する第2の送信手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0012】
生成手段は、情報生成アルゴリズムにより、複数の情報処理端末から送信される個人情報の中から、すべての情報処理端末に共通する個人情報をグループ情報として生成し、分割手段は、情報分割アルゴリズムにより、情報提供装置からのグループ情報に対応する推薦情報を、すべての情報処理端末に対して分割するようにすることができる。
【0013】
生成手段は、情報生成アルゴリズムにより、複数の情報処理端末から送信される個人情報の中から、任意の第1のグループ情報を生成し、第1のグループ情報に、すべての個人情報の中でユーザの興味度が最大である情報を付加した第2のグループ情報を生成し、分割手段は、情報分割アルゴリズムにより、情報提供装置からの第2のグループ情報に対応する推薦情報から、情報提供装置からの第1のグループ情報に対応する推薦情報との重複部分が除かれた推薦情報を、興味度が最大である情報が含まれる個人情報を有する情報処理端末に対する推薦情報として分割するようにすることができる。
【0014】
登録手段は、個人情報が少なかった場合、ダミーの個人情報を登録するようにすることができる。
【0015】
本発明の情報処理方法は、特定の情報処理端末から個人情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理より取得された個人情報を登録する登録ステップと、情報生成アルゴリズムを選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録ステップの処理により登録された個人情報からグループ情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成されたグループ情報を情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶する記憶ステップと、生成ステップの処理により生成されたグループ情報を、ネットワークを介して情報提供装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の記録媒体のプログラムは、特定の情報処理端末から個人情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理より取得された個人情報を登録する登録ステップと、情報生成アルゴリズムを選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録ステップの処理により登録された個人情報からグループ情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成されたグループ情報を情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶する記憶ステップと、生成ステップの処理により生成されたグループ情報を、ネットワークを介して情報提供装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
本発明のプログラムは、特定の情報処理端末から個人情報を取得する取得ステップと、取得ステップの処理より取得された個人情報を登録する登録ステップと、情報生成アルゴリズムを選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録ステップの処理により登録された個人情報からグループ情報を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成されたグループ情報を情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶する記憶ステップと、生成ステップの処理により生成されたグループ情報を、ネットワークを介して情報提供装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
本発明の情報提供システムおよび方法においては、情報処理端末により、情報処理装置に個人情報が送信される。その個人情報が、情報処理装置により、登録され、選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録された個人情報からグループ情報が生成され、生成されたグループ情報が、情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶されるとともに、ネットワークを介して情報提供装置に送信される。そして、情報処理装置からのグループ情報に基づいて、情報提供装置により、推薦情報が生成され、生成された推薦情報がネットワークを介して情報処理装置に送信される。その推薦情報が、情報処理装置により、情報生成アルゴリズムに対応する情報分割アルゴリズムに基づいて、情報処理端末ごとの推薦情報に分割され、分割された推薦情報が、情報処理端末に送信される。
【0019】
本発明の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、特定の情報処理端末から取得された個人情報が登録され、選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録された個人情報からグループ情報が生成される。そして、生成されたグループ情報が、情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶されるとともに、ネットワークを介して情報提供装置に送信される。
【0020】
ネットワークとは、少なくとも2つの装置が接続され、ある装置から、他の装置に対して、情報の伝達をできるようにした仕組みをいう。ネットワークを介して通信する装置は、独立した装置どうしであってもよいし、1つの装置を構成している内部ブロックどうしであってもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0022】
図2は、本発明を適用した推薦情報提供システムの構成例を表している。インターネットに代表されるネットワーク12には、ユーザ端末11−1,11−2(以下、これらのユーザ端末を個々に区別する必要がない場合、単にユーザ端末11と称する)が接続されている。この例においては、ユーザ端末が2台のみ示されているが、ネットワーク12には、任意の台数のユーザ端末が接続される。
【0023】
また、ネットワーク12には、複数のユーザ端末11をユーザグループとして、グループ化し、そのユーザグループの個人情報を管理するユーザ管理サーバ13と、ユーザ端末11に対して推薦情報を提供する情報推薦サーバ14が接続されている。なお、ユーザ管理サーバ13は、1ユーザグループに1台割り当てられており、ユーザ管理サーバ13および情報推薦サーバ14も任意の台数、ネットワーク12に接続される。
【0024】
ユーザ端末11のユーザは、特定のユーザ端末11により構成されるユーザグループの個人情報を管理するユーザ管理サーバ13に対して、個人情報を送信する。ユーザ管理サーバ13は、特定のユーザ端末11から送信された個人情報のみを登録し、登録された個人情報からユーザグループ情報を生成し、それを情報推薦サーバ14に送信する。すなわち、ユーザ管理サーバ13は、ユーザ端末11の個人情報を、ユーザグループ情報として、ユーザ端末11に代わって、情報推薦サーバ14に送信している。
【0025】
情報推薦サーバ14は、ユーザグループ情報に基づいて、推薦情報を生成し、それをユーザ管理サーバ13に送信する。ユーザ管理サーバ13は、その推薦情報を、ユーザ端末11ごとの推薦情報に分割し、分割された推薦情報をユーザ端末11に送信する。
【0026】
以上のように、この推薦情報提供システムにおいては、ユーザ端末11には、情報推薦サーバ14から、ユーザ管理サーバ13を介して、ユーザの個人情報に基づいた推薦情報が提供される。
【0027】
図3は、ユーザ端末11の構成を表している。図3において、CPU(Central Processing Unit)21は、ROM(Read Only Memory)22に記憶されているプログラム、または記憶部28からRAM(Random Access Memory)23にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM23にはまた、CPU21が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0028】
CPU21、ROM22およびRAM23は、バス24を介して相互に接続されている。このバス24にはまた、入出力インタフェース25、個人情報提示部30および推薦情報処理部31も接続されている。
【0029】
入出力インタフェース25には、キーボード、マウスなどよりなる入力部26、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部27、ハードディスクなどより構成される記憶部28、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部29が接続されている。通信部29は、ネットワーク12を介しての通信処理を行う。
【0030】
入出力インタフェース25には、また、ユーザ端末11を所有するユーザの個人情報が記憶されている個人情報データベース(DB)32、および、情報推薦サーバ14からユーザ管理サーバ13を介して提供された推薦情報が記憶されている推薦情報データベース(DB)33が接続されている。
【0031】
個人情報提示部30は、個人情報データベース32に記憶された個人情報を読み出し、通信部29を介して、ユーザ管理サーバ13に送信する。推薦情報処理部31は、通信部29を介して、ユーザ管理サーバ13から送信された推薦情報を取得し、推薦情報データベース33に記憶する。
【0032】
入出力インタフェース25にはまた、必要に応じてドライブ40が接続され、磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、或いは半導体メモリ44などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部28にインストールされる。
【0033】
図4は、ユーザ管理サーバ13の構成を表している。CPU51乃至通信部59およびドライブ70乃至半導体メモリ74は、図3のユーザ端末11のCPU21乃至通信部29およびドライブ40乃至半導体メモリ44と基本的に同様の機能を有するものであるので、その説明は省略する。
【0034】
ユーザ管理サーバ13のバス54には、入出力インタフェース55の他に、個人情報登録部60、グループ情報提示部61および推薦情報処理部62が接続されている。また、入出力インタフェース55には、ユーザ端末11から送信されたユーザの個人情報が記憶されているユーザ情報データベース(DB)63、および、グループ情報提示部61がユーザグループ情報を生成するために必要とした情報(例えば、情報生成アルゴリズムの情報、または、ユーザグループを構成するユーザの情報)が記憶されているグループ管理情報データベース(DB)64が接続されている。
【0035】
個人情報登録部60は、ユーザ端末11から送信されたユーザの個人情報を、通信部59を介して受信し、ユーザ情報データベース63に登録する。グループ情報提示部61は、ユーザ情報データベース63に登録されている複数の個人情報から、ユーザグループ情報を生成し、そのユーザグループ情報を生成するために必要とした情報を、グループ管理情報データベース64に記憶する。また、グループ情報提示部61は、生成したユーザグループ情報を通信部59を介して情報推薦サーバ14に送信する。
【0036】
推薦情報処理部62は、情報推薦サーバ14からの複数の推薦情報を、通信部59を介して受信し、ユーザ端末11ごとの推薦情報に分割する。また、推薦情報処理部62は、その分割された推薦情報を、対応するユーザ端末11に、通信部59を介して送信する。
【0037】
図5は、情報推薦サーバ14の構成を表している。CPU81乃至通信部89およびドライブ100乃至半導体メモリ104は、図3のユーザ端末11のCPU21乃至通信部29およびドライブ40乃至半導体メモリ44と基本的に同様の機能を有するものであるので、その説明は省略する。
【0038】
情報推薦サーバ14のバス84には、入出力インタフェース85の他に、個人情報処理部90および推薦情報生成部91が接続されている。また、入出力インタフェース85には、ユーザに利便性の高い推薦情報が記憶されている推薦情報データベース(DB)92が接続されている。
【0039】
個人情報処理部90は、ユーザ管理サーバ13から送信されたユーザグループ情報を通信部89を介して取得する。推薦情報生成部91は、個人情報処理部90により取得されたユーザグループ情報の個人情報に基づいて、推薦情報データベース92から、個人情報に対応する推薦情報を検索する。また、推薦情報生成部91は、その推薦情報に、ユーザグループ情報を付加してユーザ管理サーバ13に送信する。
【0040】
次に、図6のフローチャートを参照して、本発明の推薦情報提供システムの推薦情報の提供処理について説明する。図6の例の場合、この推薦情報の提供処理は、フェーズP1の個人情報の登録処理、フェーズP2のユーザグループ情報の送信処理、フェーズP3の推薦情報の送信処理、および、フェーズP4の推薦情報の配信処理により構成される。
【0041】
なお、この推薦情報提供システムにおいては、ユーザ管理サーバ13には、ユーザグループとして予め認証されたユーザ端末11のユーザしかアクセスすることができない。このユーザグループとは、互いに個人情報を閲覧できることを許可されたユーザから構成されるものであるため、ユーザ管理サーバ13は、このユーザグループから信頼されるサーバとなる。ユーザグループとしては、例えば、友人同士のグループまたは会社の同じ部署のグループなどがある。
【0042】
したがって、ユーザ管理サーバ13においては、フェーズP1の個人情報の登録処理を実行する前に、図7に示されるように、ユーザ認証処理が実行される。
【0043】
ユーザ管理サーバ13のサーバ管理者13aは、入力部56を操作して、ユーザ端末11を識別するためのユーザID「aaa」、および、ユーザ端末11を、ユーザグループとして認証するためのパスワード「○△×」を、ユーザ情報データベース63に登録する。また、ユーザ端末11のユーザ11aは、サーバ管理者13aからユーザ管理サーバ13に登録されたユーザIDとパスワードを取得し、入力部26を操作して、ユーザ端末11の個人情報データベース32に登録する。これにより、ユーザ端末11は、個人情報をユーザ管理サーバ13に登録することができるようになる。
【0044】
図6の例においては、まず、ユーザ端末11−1およびユーザ管理サーバ13により、フェーズP1の個人情報の登録処理が実行される。この図6のステップS1においてユーザ端末11−1が実行する処理を、図8のフローチャートを参照して説明し、それに対応する、図6のステップS21においてユーザ管理サーバ13が実行する処理を、図9のフローチャートを参照して説明する。
【0045】
図8のステップS51において、ユーザ端末11−1の個人情報提示部30は、図10に示されるような個人情報データベース32から、ユーザ認証処理により登録されたユーザIDとパスワードを読み出し、通信部29を介して、ユーザ管理サーバ13に送信する。
【0046】
図10は、個人情報データベース32の構成例を示す図である。個人情報データベース32には、ユーザ端末11を所有するユーザの個人情報が登録されており、そのユーザ以外はアクセスすることができない。また、個人情報データベース32は、プロファイル情報テーブル32aおよびプリファレンス情報テーブル32bにより構成される。プロファイル情報テーブル32aは、図10Aに示されるように、ユーザ認証処理により登録されたユーザID「aaa」およびパスワード「○△×」、ユーザの年齢「26」、性別「male(男性)」、並びに、ユーザ端末11−1のIPアドレス「xxx.xxx.yyy.yyy」により構成される。
【0047】
プリファレンス情報テーブル32bは、ユーザの興味や趣味に関する興味キーワード、その興味キーワードに対する興味の度合いであるパラメータ値、および、その興味キーワードを一意的に識別するためのIDにより構成されており、図10Bの例においては、IDが「1」の興味キーワードは「tennis」とされ、パラメータ値は「10」とされる。また、IDが「2」の興味キーワードは「outdoor」とされ、パラメータ値は「19」とされる。このパラメータ値の数値が高いほど、この個人情報を有するユーザには、対象となる興味キーワードに対する興味、関心があるとされる。
【0048】
ステップS51において、ユーザID「aaa」およびパスワード「○△×」がネットワークを介してユーザ管理サーバ13に送信される。ユーザ管理サーバ13は、このIDとパスワードに基づいて認証処理を行い、認証ができた場合には、登録の許可を通知してくる(図9のステップS63)。また、認証ができなかった場合には、登録不許可を通知してくる(図9のステップS67)。
【0049】
そこで、ステップS52において、ユーザ端末11−1の個人情報提示部30は、ユーザ管理サーバ13から登録許可の通知を受信したか否かを判定し、登録許可の通知を受信した場合には、ステップS53に進み、図11に示されるような個人情報を個人情報データベース32から読み出し、通信部29を介してユーザ管理サーバ13に送信する。
【0050】
図11の例においては、個人情報201−1は、ユーザID「aaa」、年齢「26」、性別「male」、興味キーワード「tennis」、パラメータ値「10」、および、IPアドレス「xxx.xxx.yyy.yyy」により構成される。なお、この送信する個人情報201−1の内容は、このユーザ管理サーバ13に登録されたユーザグループごとに、ユーザによって決定するようにしてもよい。例えば、ユーザグループのメンバーが友人であれば、個人的な趣味に関する情報で構成し、ユーザグループのメンバーが、会社の同僚であれば、業務に関する情報で構成するというように、使い分けるようにしてもよい。
【0051】
ユーザ管理サーバ13は、以上のような個人情報を受信したことを確認した場合、登録完了を通知してくる(図9のステップS66)。ユーザ端末11−1の個人情報提示部30は、ステップS54において、ユーザ管理サーバ13から個人情報の登録完了の通知を受信したか否かを判断し、個人情報の登録完了の通知を受信したと判断されるまで、ステップS53以降の処理を繰り返す。
【0052】
ステップS54において、個人情報の登録完了の通知を受信したと判断した場合、または、ステップS52において、登録許可の通知が受信されていないと判定された場合(登録不許可の通知が受信されたと判定された場合)、個人情報提示部30は、個人情報の登録処理を終了する。
【0053】
一方、このようなユーザ端末11−1の処理に対応してユーザ管理サーバ13の個人情報登録部60は、図9のフローチャートに示す処理を実行する。
【0054】
ユーザ管理サーバ13の個人情報登録部60は、ユーザ端末11−1からのユーザIDとパスワードを受信するまで待機している。上述したように、ユーザ端末11−1からユーザID「aaa」およびパスワード「○△×」が送信されてくる(図8のステップS51)。そこで、ステップS61において、通信部59を介してユーザ端末11−1からのユーザIDおよびパスワードを受信すると、ステップS62において、ユーザ情報データベース63に(図7のユーザ認証処理において)予め登録されている、そのユーザのユーザIDとパスワードと比較する。両者が一致する場合には認証ができたと判断し、ステップS63に進み、個人情報登録部60は、個人情報の登録を許可する通知のメッセージを生成し、通信部59を介してユーザ端末11−1に送信させる。
【0055】
個人情報の登録許可の通知に対応して、ユーザ端末11−1から個人情報が送信されてくるので(図8のステップS53)、ステップS64において、個人情報登録部60は、この個人情報を受信するまで待機する。ステップS64において、この個人情報が通信部59を介して受信されたと判断された場合、ステップS65において、個人情報登録部60は、受信した個人情報を、ユーザ情報データベース63に登録する。
【0056】
図12は、ユーザ情報データベース63の構成例を示す図である。図12の例においては、ユーザ情報データベース63は、プロファイル情報テーブル63aおよびプリファレンス情報テーブル63bにより構成される。
【0057】
プロファイル情報テーブル63aは、ユーザを識別するためのユーザID、各ユーザがユーザ管理サーバ13にアクセスするためのパスワード、ユーザの年齢、性別、および、ユーザ端末のIPアドレスにより構成されている。図12Aの例の場合、プロファイル情報テーブル63aには、ユーザID「aaa」のユーザのパスワードが「○△×」であり、年齢が「26」であり、性別が「male」であり、ユーザが所有するユーザ端末のIPアドレスが「xxx.xxx.yyy.yyy」であることが示されている。また、ユーザID「bbb」のユーザのパスワードが「**○」であり、年齢が「24」であり、性別が「male」であり、ユーザが所有するユーザ端末のIPアドレスが「xxx.yyy.zzz.yyy」であることが示されている。
【0058】
また、プリファレンス情報テーブル63bは、ユーザを識別するためのユーザID、ユーザの興味や趣味に関する興味キーワード、および、その興味キーワードに対する興味の度合いであるパラメータ値により構成されている。図12Bの例の場合、プリファレンス情報テーブル63bには、ユーザID「aaa」のユーザの興味キーワードが、パラメータ値が「10」である「tennis」と、パラメータ値が「19」である「outdoor」であることが示されている。また、ユーザID「bbb」のユーザの興味キーワードが、パラメータ値が「50」である「wine」であることが示されている。
【0059】
以上のように、受信した個人情報が、ユーザ情報データベース63に登録されるので、ステップS66において、個人情報登録部60は、個人情報の登録完了の通知を、ユーザ端末11−1に通信部59を介して送信する。
【0060】
一方、個人情報登録部60は、ユーザ端末11−1から送信されてきたIDおよびパスワードが、ユーザ情報データベース63に予め登録されているIDおよびパスワードと一致しない場合には、ステップS62おいて、認証できなかったと判定し、ステップS67に進み、登録不許可を通知するメッセージを生成し、通信部59を介してユーザ端末11−1に送信させる。
【0061】
以上により、フェーズP1の個人情報の登録処理においては、図13に示されるように、ユーザ管理サーバ13に登録が許可された、ユーザID「aaa」およびパスワード「○△×」のユーザ端末11−1から、個人情報201−1(図11)が、ユーザ管理サーバ13に送信され、ユーザ情報データベース63に登録される。
【0062】
また、図6のステップS11におけるユーザ端末11−2が実行する処理、および、ステップS22におけるユーザ管理サーバ13が実行する処理により、ユーザ端末11−2の個人情報データベース32から読み出された個人情報201−2(ユーザID「bbb」、年齢「24」、性別「male」、IPアドレス「xxx.yyy.zzz.yyy」、興味キーワード「wine」、および、パラメータ値「50」)が、ユーザID「bbb」およびパスワード「**○」のユーザ端末11−2から、ユーザ管理サーバ13に送信され、ユーザ情報データベース63に登録される。
【0063】
なお、図6において、ステップS11におけるユーザ端末11−2が実行する処理、および、ステップS22におけるユーザ管理サーバ13が実行する処理は、上述したステップS1におけるユーザ端末11−1が実行する処理およびステップS21におけるユーザ管理サーバ13が実行する処理と同様の処理のため、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0064】
以上のようにして、ユーザ管理サーバ13には、ユーザグループとして、登録が許可されたユーザ端末11の個人情報が登録される。換言すると、ユーザ管理サーバ13に登録が許可されていないユーザ端末からは、アクセスすることはできない。これにより、ユーザ管理サーバ13は、このユーザグループから信頼されるサーバとなる。
【0065】
図6に戻って、ステップS23において、ユーザ管理サーバ13は、フェーズP2のユーザグループ情報の送信処理を実行する。このユーザグループ情報の送信処理を、図14のフローチャートを参照して説明する。
【0066】
ユーザ管理サーバ13のグループ情報提示部61は、ステップS81において、内蔵するクロックで計時動作を行って、予め設定されている所定の時間が経過するまで待機しており、予め設定されている所定の時間が経過したと判断した場合、ステップS82において、ユーザ情報データベース63に登録されているすべてのユーザの個人情報を取得し、ステップS83において、情報生成アルゴリズムを選択する。この情報生成アルゴリズムとは、グループ情報提示部61によりユーザグループ情報を生成する際に用いられるアルゴリズムのことであり、図25および図26を参照して詳しく後述する。
【0067】
ステップS84において、グループ情報提示部61は、ユーザ情報データベース63に登録されているすべてのユーザの個人情報から、選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、図15に示されるようなユーザグループ情報221を生成する。
【0068】
図15の例の場合、ユーザグループ情報221は、プロファイル情報221a、ユーザプロファイル情報221bおよびユーザプリファレンス情報221cにより構成される。プロファイル情報221aは、ユーザグループを識別するためのユーザグループIDおよびユーザ管理サーバ13のIPアドレスにより構成されている。図15Aの例においては、ユーザグループIDが「1」のユーザ管理サーバ13のIPアドレスは、「zz.xx.yy.1」であることが示されている。
【0069】
ユーザプロファイル情報221bは、ユーザグループを構成する各ユーザの年齢または性別などにより構成される。図15Bの例においては、ユーザグループID「1」のユーザグループは、年齢「26」であり、性別「male」のユーザと年齢「24」であり、性別「male」のユーザにより構成されることが示されている。
【0070】
また、ユーザプリファレンス情報221cは、ユーザグループを構成する各ユーザの興味や趣味に関する興味キーワード、および、その興味キーワードに対する興味の度合いであるパラメータ値により構成されている。図15Cの例においては、ユーザグループID「1」のユーザグループは、パラメータ値が「10」の興味キーワード「tennis」、パラメータ値が「19」の興味キーワード「outdoor」、および、パラメータ値が「50」興味キーワード「wine」を有することが示されている。
【0071】
以上のように、このユーザグループ情報221は、ユーザグループの各ユーザの個人情報により構成されているが、情報生成アルゴリズムにより、このユーザグループ情報221から、ユーザの個人情報が特定されないようにして生成されている。
【0072】
次に、ステップS85において、グループ情報提示部61は、上述したユーザグループ情報221を生成するために必要とした情報(例えば、情報生成アルゴリズムの情報、または、ユーザグループの構成ユーザの情報)を、図16に示されるようなグループ管理情報データベース64に記憶する。
【0073】
図16の例においては、グループ管理情報データベース64は、グループ情報生成管理テーブル64aおよびグループ構成ユーザテーブル64bにより構成される。グループ情報生成管理テーブル64aは、ユーザグループを一意的に識別するためのユーザグループIDと、そのユーザグループが生成される際に、用いられた情報生成アルゴリズムを一意的に識別するための情報生成アルゴリズムIDにより構成される。図16Aの例の場合、ユーザグループID「1」に対応する情報生成アルゴリズムIDは、「1」であり、ユーザグループID「2」に対応する情報生成アルゴリズムIDは、「5」であることが示されている。
【0074】
また、グループ構成ユーザテーブル64bは、ユーザグループIDおよびそのグループを構成するユーザのユーザIDにより構成される。図16Bの例の場合、ユーザID「aaa」および「bbb」のユーザは、両方とも、ユーザグループID「1」を構成するユーザであることが示されている。
【0075】
ステップS86において、グループ情報提示部61は、ステップS84において生成されたユーザグループ情報221を、図17に示されるように、情報推薦サーバ14に送信する。
【0076】
以上のようにして、図18に示されるように、フェーズP1の個人情報の登録処理において、ユーザ端末11−1の個人情報201−1およびユーザ端末11−2の個人情報201−2が、ユーザ管理サーバ13に送信され、ユーザ情報データサーバ63に登録される。そして、フェーズP2のユーザグループ情報の送信処理において、登録されたすべての個人情報201−1および個人情報201−2から情報生成アルゴリズムに基づいて、ユーザグループ情報221(図15)が生成され、情報推薦サーバ14に送信される。
【0077】
これにより、ユーザ管理サーバ13により管理される範囲231(すなわち、ユーザグループ)の外部には、ユーザが特定されてしまうような個人情報201−1または201−2が公開されず、さらに、ユーザグループ情報221からユーザ端末11−1またはユーザ端末11−2が特定されるようなことがないため、ユーザ端末11−1またはユーザ端末11−2のユーザは、安心して個人情報をユーザ管理サーバ13に提供することができる。
【0078】
以上のようにして、ユーザ管理サーバ13から送信されたユーザグループ情報221は、図6のステップS31において、情報推薦サーバ14の個人情報処理部90により通信部89を介して受信されると、情報推薦サーバ14の推薦情報生成部91は、ステップS32において、フェーズP3の推薦情報の送信処理を実行する。この推薦情報の送信処理を、図19のフローチャートを参照して説明する。
【0079】
ステップS101において、情報推薦サーバ14の推薦情報生成部91は、個人情報処理部90からのユーザグループ情報221に基づいて、図20に示される推薦情報データベース92から推薦情報を検索し、ユーザ管理サーバ13に送信する推薦情報241を生成する。
【0080】
推薦情報データベース92には、ユーザに利便性の高い推薦情報が記憶されており、一意的に識別するための推薦情報のID、および、推薦情報の位置を指し示すURLなどのポインタ情報により構成される。例えば、図20の例においては、ID「1」の推薦情報のURLは、「http://www. △ △*.co.jp」であり、ID「2」の推薦情報のURLは、「http://www. ○××.com」であり、ID「3」の推薦情報のURLは、「http://www. ×**.co.jp」であることが示されている。
【0081】
ステップS102において、推薦情報生成部91は、図21に示されるように、推薦情報データベース92から検索され、生成された推薦情報241を、ユーザ管理サーバ13に送信する。図21の例では、推薦情報241は、URLが「http://www. △ △*.co.jp」の推薦情報、および、URLが「http://www. ○××.com」の推薦情報に、送信するユーザグループのID「1」を付加して構成されている。
【0082】
これに対応して、ユーザ管理サーバ13の推薦情報処理部62は、図6のステップS24において、通信部59を介して、推薦情報241を受信し、ステップS25において、フェーズP4の推薦情報の配信処理を実行する。この推薦情報の配信処理について、図22のフローチャートを参照して説明する。
【0083】
ステップS121において、推薦情報処理部62は、図21の推薦情報241のユーザグループID「1」に基づいて、グループ管理情報データベース64のグループ構成ユーザテーブル64bより、そのユーザグループID「1」に対応するユーザIDを取得する。図16Bの例の場合、ユーザID「aaa」および「bbb」が取得される。
【0084】
ステップS122において、推薦情報処理部62は、グループ管理情報データベース64のグループ生成情報管理テーブル64aよりそのユーザグループID「1」に対応する情報生成アルゴリズムIDを取得する。図16Aの例の場合、情報生成アルゴリズム「1」が取得される。
【0085】
ステップS123において、取得した情報生成アルゴリズムに対応する情報分割アルゴリズムに基づいて、図6のステップS24において取得された推薦情報を、そのユーザグループの各ユーザ(いまの例の場合、ユーザID「aaa」および「bbb」)に対応する推薦情報に分割する。この場合、例えば、取得された推薦情報について、それぞれ具体的な内容をネットワーク上から検索し、そこで検索された内容と各ユーザの個人情報とのマッチングが取られることにより、その推薦情報が分割される。
【0086】
図23の例の場合においては、「○××」に興味があるユーザと「△△*」に興味があるユーザに対しては、2つの推薦情報(「http://www.○××.com」のURLと「http://www.△△*.co.jp」のURL)とのマッチングの結果、「○××」に興味があるユーザには、「http://www.○××.com」の推薦情報251−1が分割され、「△△*」に興味があるユーザには、「http://www.△△*.co.jp」の推薦情報251−2が分割される。
【0087】
ステップS124において、推薦情報処理部62は、ユーザIDに基づいて、それぞれのユーザ端末のIPアドレスを取得する(いまの場合、ユーザID「aaa」に対応するユーザ端末11−1のIPアドレス「xxx.xxx.yyy.yyy」が取得され、ユーザID「bbb」に対応するユーザ端末11−2のIPアドレス「xxx.yyy.zzz.yyy」が取得される)。
【0088】
ステップS125において、推薦情報処理部62は、ステップS123において分割された推薦情報を、それに対応するユーザIDのユーザ端末に通信部99を介して送信(配信)する。したがって、図23に示されるように、「○××」に興味があるユーザのユーザ端末11−1に、URLが「http://www.○××.com」の推薦情報251−1が送信され、「△△*」に興味があるユーザのユーザ端末11−2に、URLが「http://www.△△*.co.jp」の推薦情報251−1が送信される。
【0089】
これに対応して、ユーザ端末11−1の推薦情報処理部31は、図6のステップS2において、推薦情報251−1を、通信部29を介して受信し、図24に示されるような推薦情報データベース33に登録する。推薦情報データベース33は、推薦情報ID、および、推薦情報として、URLなどの情報の位置を指し示すポインタ情報により構成される。図24の例においては、推薦情報IDが「1」である推薦情報のURLは、「http://www.△△*.co.jp」であり、推薦情報IDが「2」である推薦情報のURLは、「http://www.○××.com」であることが示されている。この推薦情報データベース33は、基本的には、ユーザ端末11−1のユーザのみがアクセス可能とされる。
【0090】
同様にして、図6のステップS12において、ユーザ端末11−2の推薦情報処理部31は、推薦情報251−2を、通信部29を介して受信し、推薦情報データベース33に記憶する。
【0091】
以上のようにして、個人情報がユーザ管理サーバ13により管理され、その個人情報に対応するグループ情報が、情報生成アルゴリズムに基づいて生成され、情報推薦サーバ14に送信される。さらに、送信されたグループ情報に対応する情報推薦サーバ14からの推薦情報が、ユーザ管理サーバ13により、情報分割アルゴリズムに基づいて、各ユーザ端末11に対応する推薦情報に分割される。これにより、ユーザが特定されることなしに、ユーザ端末11は、情報推薦サーバ14からの推薦情報を得ることができる。
【0092】
この情報生成アルゴリズム、および、それに対応する情報分割アルゴリズムについて、図25および図26を参照して説明する。
【0093】
まず、複数のユーザ端末11から送信される個人情報のうち、重複した部分をユーザグループ情報として生成する情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズム「積」について、図25を参照して説明する。
【0094】
図25の例の場合、ユーザID「aaa」でパスワード「○△×」のユーザ端末11−1から、個人情報201−1がユーザ管理サーバ13のユーザ情報データベース63に登録され、ユーザID「bbb」でパスワード「**○」のユーザ端末11−2から、個人情報201−2がユーザ管理サーバ13のユーザ情報データベース63に登録される。個人情報201−1は、ユーザID「aaa」、年齢「26」、性別「male」、IPアドレス「xxx.xxx.yyy.yyy」、パラメータ値が「50」である興味キーワード「tennis」、および、パラメータ値が「19」である興味キーワード「outdoor」により構成されており、個人情報201−2は、ユーザID「bbb」、性別「male」、IPアドレス「xxx.yyy.zzz.yyy」パラメータ値が「50」である興味キーワード「tennis」により構成されている。
【0095】
情報生成アルゴリズム「積」では、ユーザ管理サーバ13のグループ情報提示部61は、ユーザ情報データベース63から、個人情報201−1および個人情報201−2に重複している個人情報だけをユーザグループ情報221として生成し、情報推薦サーバ14に送信する。したがって、ユーザグループ情報221は、ユーザグループID「1」でユーザ管理サーバ13のアドレス「zz.xx.yy.1」とともに、個人情報201−1および個人情報201−2のうち重複している性別「male」、および、パラメータ値が「50」である興味キーワード「tennis」により構成されている。
【0096】
情報推薦サーバ14は、このユーザグループ情報221の性別「male」と興味キーワード「tennis」の両方に関する情報、あるいは、そのどちらかに関する情報を推薦情報データベース92より検索し、その結果を推薦情報241として、ユーザ管理サーバ13に送信する。したがって、いまの場合、性別「male」に関するURL「http://www.male.×××.info」と興味キーワード「tennis」に関するURL「http://www.tennis.○×.com 」により構成される推薦情報241が生成され、ユーザ管理サーバ13に送信される。
【0097】
以上のようにして、推薦情報処理部62により推薦情報241が受信される。この推薦情報241は、ユーザグループを構成するユーザの興味にマッチしているものである。したがって、情報分割アルゴリズム「積」では、ユーザ管理サーバ13の推薦情報処理部62は、送信されたすべての推薦情報241を、そのまま推薦情報251として、すべてのユーザ(いまの場合、ユーザ端末11−1およびユーザ端末11−2)に配信(送信)する。
【0098】
以上のようにして、情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズム「積」に基づいて、ユーザグループ情報が生成され、推薦情報が分割される。
【0099】
これにより、ユーザ管理サーバ13により管理される範囲231(すなわち、ユーザグループ)の外部には、ユーザが特定されてしまうような個人情報201−1または201−2が公開されず、さらに、ユーザグループ情報221からユーザ端末11−1およびユーザ端末11−2が特定されるようなことがされずに、ユーザ端末11−1またはユーザ端末11−2のユーザに利便性の高い推薦情報251が取得される。
【0100】
次に、ユーザが高い興味、関心を有する興味キーワード261を含んだユーザグループ情報221Aに基づいた推薦情報241Aと、ユーザグループ情報221Aから興味キーワード261のみを除いたユーザグループ情報221−Bに基づいた推薦情報241Bとの重複した部分を除いた推薦情報251を、興味キーワード261を含む個人情報201−2を有するユーザのユーザ端末11−2に配信する情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズム「差」について、図26を参照して説明する。
【0101】
図26の例の場合、ユーザID「aaa」でパスワード「○△×」のユーザ端末11−1から、個人情報201−1がユーザ管理サーバ13のユーザ情報データベース63に登録され、ユーザID「bbb」でパスワード「**○」のユーザ端末11−2から、個人情報201−2がユーザ管理サーバ13のユーザ情報データベース63に登録される。個人情報201−1は、ユーザID「aaa」、年齢「26」、性別「male」、IPアドレス「xxx.xxx.yyy.yyy」、パラメータ値が「50」である興味キーワード「tennis」、および、パラメータ値が「19」である興味キーワード「outdoor」により構成されており、個人情報201−2は、ユーザID「bbb」、年齢「null」、性別「male」、IPアドレス「xxx.yyy.zzz.yyy」、パラメータ値が「90」である興味キーワード「adult」により構成されている。
【0102】
情報生成アルゴリズム「差」では、ユーザ管理サーバ13のグループ情報提示部61は、ユーザ情報データベース63から、興味キーワードのうちパラメータ値の最も大きい(ユーザが最も高い興味、関心を有する)興味キーワード261を選択する。いまの場合、例えば、パラメータ値が「90」である興味キーワード「adult」が、興味キーワード261として選択される。次に、ユーザ管理サーバ13のグループ情報提示部61は、ユーザ情報データベース63から、ユーザグループ情報221Bを任意に作成し、そのユーザグループ情報221Bに興味キーワード261が付加されたものをユーザグループ情報221Aとして生成し、その2つのユーザグループ情報221Aと221Bを情報推薦サーバ14に送信する。なお、ユーザグループ情報Bは、興味キーワード261以外の個人情報により構成されていれば、どのように生成されてもよいし、また、興味キーワード261「adult」を付加して任意に作成されたユーザグループ情報221Aから興味キーワード261「adult」を除いてユーザグループ情報221Bを作成するようにしてもよい。
【0103】
したがって、ユーザグループ情報221Aは、ユーザグループID「1」でユーザ管理サーバ13のアドレス「zz.xx.yy.1」とともに、性別「male」、パラメータ値が「50」である興味キーワード「tennis」、パラメータ値が「19」である興味キーワード「outdoor」、および、パラメータ値が「90」である興味キーワード261「adult」により構成されている。ユーザグループ情報221Bは、ユーザグループID「2」でユーザ管理サーバ13のアドレス「zz.xx.yy.1」とともに、性別「male」、パラメータ値が「50」である興味キーワード「tennis」、および、パラメータ値が「19」である興味キーワード「outdoor」により構成されている。
【0104】
情報推薦サーバ14は、興味キーワード「tennis」、興味キーワード「outdoor」、または、この興味キーワード261「adult」に関する情報を推薦情報データベース92より検索し(いまの場合、AND検索ではなく、OR検索)、推薦情報241Aとして、ユーザ管理サーバ13に送信し、さらに、興味キーワード「tennis」、または、興味キーワード「outdoor」に関する情報を推薦情報データベース92より検索し、推薦情報241Bとして、ユーザ管理サーバ13に送信する。
【0105】
いまの場合、ユーザグループID「1」のユーザグループ情報221Aに対応して、興味キーワード「tennis」に関するURL「http://www.tennis.○×.com」、興味キーワード「outdoor」に関するURL「http://www.outdoor.△△×.com 」、および、興味キーワード261「adult」に関するURL「http://www.adult.***.com 」により構成される推薦情報241Aが生成され、ユーザグループID「2」のユーザグループ情報221Bに対応して、興味キーワード「tennis」に関するURL「http://www.tennis.○×.com 」、および、興味キーワード「outdoor」に関するURL「http://www.outdoor.△△×.com 」により構成される推薦情報241Bが生成され、ユーザ管理サーバ13に送信される。
【0106】
情報分割アルゴリズム「差」では、ユーザ管理サーバ13の推薦情報処理部62は、この推薦情報241Aから、推薦情報241Aと推薦情報241Bの重複する部分除いて、推薦情報251(いまの場合、推薦情報251は、興味キーワード261「adult」に関するURL「http://www.adult.***.com 」により構成される)とし、興味キーワード261「adult」を含む個人情報を有するユーザを、ユーザ情報データベース63から検索し、そのユーザ端末11−2に送信する。これにより、ユーザグループ情報からユーザの個人情報が特定されずに、ユーザに利便性の高い推薦情報が取得される。
【0107】
以上により、情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズム「差」に基づいて、ユーザグループ情報が生成され、推薦情報が分割される。
【0108】
これにより、ユーザ管理サーバ13により管理される範囲231(すなわち、ユーザグループ)の外部には、ユーザが特定されてしまうような個人情報201−1または201−2が公開されず、さらに、ユーザグループ情報221からユーザ端末11−1またはユーザ端末11−2が特定されずに、ユーザ端末11−1またはユーザ端末11−2のユーザに利便性の高い推薦情報251が取得される。
【0109】
以上のように、ユーザ管理サーバ13においては、情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズムに基づいて、個人情報が管理されるので、ユーザ端末11−1またはユーザ端末11−2のどちらのユーザも特定することが困難になり、プライバシーの保護を促進することができる。
【0110】
なお、上記説明においては、情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズム「積」および、情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズム「差」に基づいて説明したが、その他の情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズムに基づくようにしてもよい。
【0111】
また、この情報生成アルゴリズム「積」は、例えば、図16のグループ情報生成管理テーブル64aにおいては、情報生成アルゴリズムID「1」に対応し、情報生成アルゴリズム「差」は、例えば、図16のグループ情報生成管理テーブル64aにおいては、情報生成アルゴリズムID「5」に対応する。
【0112】
次に、図27を参照して、ユーザ管理サーバ13に登録するユーザが一人しかいない場合の個人情報の登録処理の他の例を説明する。
【0113】
図27の場合の例においては、ユーザID「aaa」でパスワード「○△×」であるユーザ端末11−1からしか、ユーザ管理サーバ13のユーザ情報データベール63に個人情報201−1(図11)が登録されていない。したがって、この個人情報201−1からユーザ端末11−1が特定されないように、ユーザ管理サーバ13は、ダミーの個人情報281をユーザ情報データベース63に登録する。このダミーの個人情報281は、ユーザID「ccc」で年齢「24」で、性別「male」で、IPアドレスが「zzz.zzz.yyy.xxx」である、パラメータ値「50」の興味キーワード「wine」により構成され、あたかも、ユーザID「ccc」でパスワード「*△&」のユーザが存在するように生成される。
【0114】
これにより、ユーザグループ情報から、複数のユーザの個人情報であるか、1人の個人情報であるかという特定ができないようになる。
【0115】
さらに、図28を参照して、個人情報の登録処理の他の例を説明する。
【0116】
図28においては、ユーザ管理サーバは、階層化されている。なお、ユーザ管理サーバ13−1、13−2および301の構成は、図4を参照して説明したユーザ管理サーバ13の構成と基本的に同様であるので、その説明は省略する。
【0117】
ユーザ管理サーバ13−1は、ユーザ端末11−1の個人情報201−1、および、ユーザ端末11−2の個人情報201−2をユーザ情報データベール63に登録し、これらからユーザグループ情報221−1を生成し、ユーザ管理サーバ301に送信する。このユーザグループ情報221−1は、ユーザグループID「1」、IPアドレス「zz.xx.y.1」であり、「26」/「male」および「null(なし)」/「male」である年齢/性別、パラメータ値が「10」の興味キーワード「tennis」、パラメータ値が「19」の興味キーワード「outdoor」、並びに、パラメータ値が「50」の興味キーワード「wine」により構成されている。
【0118】
ユーザ管理サーバ13−2は、ユーザ端末11−3の個人情報201−3、および、ユーザ端末11−4の個人情報201−4をユーザ情報データベール63に登録し、これらからユーザグループ情報221−2を生成し、ユーザ管理サーバ301に送信する。このユーザグループ情報221−2は、ユーザグループID「1」、IPアドレス「zz.xx.y2.2」であり、「null」/「female」および「null」/「male」である年齢/性別、パラメータ値が「50」の興味キーワード「computer」、並びに、パラメータ値は「25」の興味キーワード「xml」により構成されている。
【0119】
ユーザ管理サーバ301は、ユーザ管理サーバグループとして、ユーザ管理サーバ13−1およびユーザ管理サーバ13−2のユーザグループIDとパスワード(図示せず)を予め認証しており、ユーザグループIDとパスワードを受けることにより、ユーザ管理サーバ13−1およびユーザ管理サーバ13−2を認証し、それらからのユーザグループ情報221−1および221−2をユーザ情報データベース63に登録する。
【0120】
また、ユーザ管理サーバ301は、ユーザ情報データベース63の個人情報から、情報生成アルゴリズムに基づいて、ユーザ管理サーバグループに対応するユーザグループ情報を生成し、情報推薦サーバ14に送信する。なお、図示は省略するが、ユーザ管理サーバ301においては、情報推薦サーバ14から送信された推薦情報も、上述した情報分割アルゴリズムに基づいて、ユーザ管理サーバ13−1,13−2に分割され、送信される。さらに、ユーザ管理サーバ301からの推薦情報は、ユーザ管理サーバ13−1,13−2から、ユーザ端末11−1乃至11−4にそれぞれ、分割され、送信される。
【0121】
以上のように、ユーザ管理サーバを階層化し、ユーザ管理サーバ13−1,13−2のユーザグループ情報をユーザ管理サーバ301に登録し、それらからユーザ管理サーバグループのユーザグループ情報を生成し、生成された情報推薦サーバ14に送信したので、情報推薦サーバ14においては、ユーザ端末11からの個人情報は、さらに抽象化され、特定され難くなり、プライバシーの保護を促進される。また、ユーザ端末11においては、個人情報が情報推薦サーバ14に公開されずに推薦情報を取得することができる。
【0122】
以上においては、ユーザ管理サーバを、ネットワーク12上にあるサーバとして説明したが、このユーザ管理サーバの機能を、ユーザグループを構成するユーザの所有するユーザ端末におくようにしてもよい。
【0123】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム格納媒体からインストールされる。
【0124】
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム格納媒体は、図3乃至図5に示されるように、磁気ディスク41,71,101(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク42,72,102(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク43,73,103(MD(Mini−Disc)(商標)を含む)、もしくは半導体メモリ44,74,104などよりなるパッケージメディア、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM22,52,82や、記憶部28,58,88などにより構成される。
【0125】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0126】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0127】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、個人情報からユーザを特定し難い、ユーザに有益な情報が取得できるシステムを構築できる。また、本発明によれば、プライバシーの保護が促進される。さらに、本発明によれば、ユーザに有益な情報が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の推薦情報提供システムの構成例を示す図である。
【図2】本発明を適用した推薦情報提供システムの構成例を示す図である。
【図3】図2のユーザ端末の構成例を示すブロック図である。
【図4】図2のユーザ管理サーバの構成例を示すブロック図である。
【図5】図2の情報推薦サーバの構成例を示すブロック図である。
【図6】図2の推薦情報提供システムの推薦情報の提供処理を説明するフローチャートである。
【図7】ユーザ認証処理を説明する図である。
【図8】図6のステップS1のユーザ端末の個人情報の登録処理を説明するフローチャートである。
【図9】図6のステップS21のユーザ管理サーバの個人情報の登録処理を説明するフローチャートである。
【図10】図3のユーザ端末の個人情報データベースの構成例を示す図である。
【図11】個人情報の構成例を示す図である。
【図12】図4のユーザ管理サーバのユーザ情報データベースの構成例を示す図である。
【図13】図8および図9の個人情報の登録処理を説明する図である。
【図14】図6のステップS23のユーザ管理サーバのユーザグループ情報の送信処理を説明するフローチャートである。
【図15】ユーザグループ情報の構成例を示す図である。
【図16】図4のユーザ管理サーバのグループ管理情報データベースの構成例を示す図である。
【図17】図14のユーザ管理サーバのユーザグループ情報の送信処理を説明する図である。
【図18】図8および図9の個人情報の登録処理と、図14のユーザ管理サーバのユーザグループ情報の送信処理を説明する図である。
【図19】図6のステップS32の情報推薦サーバの推薦情報の送信処理を説明するフローチャートである。
【図20】図5の情報推薦サーバの推薦情報データベースの構成例を示す図である。
【図21】図19の情報推薦サーバの推薦情報の送信処理を説明する図である。
【図22】図6のステップS25のユーザ管理サーバの推薦情報の配信処理を説明するフローチャートである。
【図23】図22のユーザ管理サーバの推薦情報の配信処理を説明する図である。
【図24】図3のユーザ端末の推薦情報データベースの構成例を示す図である。
【図25】情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズムを説明する図である。
【図26】情報生成アルゴリズムおよび情報分割アルゴリズムの他の例を説明する図である。
【図27】図8および図9の個人情報の登録処理の他の例を説明する図である。
【図28】図8および図9の個人情報の登録処理のさらに他の例を説明する図である。
【符号の説明】
11−1,11−2,11−3,11−4 ユーザ端末,12 ネットワーク,13,13−1,13−2 ユーザ管理サーバ,14 情報推薦サーバ,29通信部,30 個人情報提示部,31 推薦情報処理部,32 個人情報データベース,33 推薦情報データベース,59 通信部,60 個人情報登録部,61 グループ情報提示部,62 推薦情報処理部,63 ユーザ情報データベース,64 グループ管理情報データベース,89 通信部,90 個人情報処理部,91 推薦情報生成部,92 推薦情報データベース,301 ユーザ管理サーバ
Claims (10)
- 情報提供装置がネットワークを介して複数の情報処理端末に推薦情報を提供する情報提供システムにおいて、
前記情報処理端末は、情報処理装置に個人情報を送信し、
前記情報処理装置は、前記個人情報を登録し、選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録された前記個人情報からグループ情報を生成し、生成された前記グループ情報を、前記情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶するとともに、前記ネットワークを介して前記情報提供装置に送信し、
前記情報提供装置は、受信した前記グループ情報に基づいて、前記推薦情報を生成し、生成された前記推薦情報を前記ネットワークを介して前記情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置は、前記情報提供装置から受信した前記推薦情報を、前記情報生成アルゴリズムに対応する情報分割アルゴリズムに基づいて、前記情報処理端末ごとの前記推薦情報に分割し、分割された前記推薦情報を、前記情報処理端末に送信する
ことを特徴とする情報提供システム。 - 情報提供装置がネットワークを介して複数の情報処理端末に推薦情報を提供する情報提供システムの情報提供方法において、
前記情報処理端末の情報処理方法は、情報処理装置に個人情報を送信し、
前記情報処理装置の情報処理方法は、前記個人情報を登録し、選択された情報生成アルゴリズムに基づいて、登録された前記個人情報からグループ情報を生成し、生成された前記グループ情報を、前記情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶するとともに、前記ネットワークを介して前記情報提供装置に送信し、
前記情報提供装置の情報提供方法は、受信した前記グループ情報に基づいて、前記推薦情報を生成し、生成された前記推薦情報を前記ネットワークを介して前記情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置の情報処理方法は、前記情報提供装置から受信した前記推薦情報を、前記情報生成アルゴリズムに対応する情報分割アルゴリズムに基づいて、前記情報処理端末ごとの前記推薦情報に分割し、分割された前記推薦情報を、前記情報処理端末に送信する
ことを特徴とする情報提供方法。 - 複数の情報処理端末の個人情報を管理する情報処理装置において、
特定の前記情報処理端末から前記個人情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記個人情報を登録する登録手段と、
情報生成アルゴリズムを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記情報生成アルゴリズムに基づいて、前記登録手段により登録された前記個人情報からグループ情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された前記グループ情報を、前記情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶する記憶手段と、
前記生成手段により生成された前記グループ情報を、ネットワークを介して情報提供装置に送信する第1の送信手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記第1の送信手段により送信された前記グループ情報に対応する推薦情報を、前記ネットワークを介して前記情報提供装置から受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記推薦情報を、前記情報生成アルゴリズムに対応する情報分割アルゴリズムに基づいて、前記情報処理端末ごとの前記推薦情報に分割する分割手段と、
前記分割手段により分割された前記推薦情報を、前記情報処理端末に送信する第2の送信手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記生成手段は、前記情報生成アルゴリズムにより、複数の前記情報処理端末から送信される前記個人情報の中から、すべての前記情報処理端末に共通する個人情報を前記グループ情報として生成し、
前記分割手段は、前記情報分割アルゴリズムにより、前記情報提供装置からの前記グループ情報に対応する前記推薦情報を、すべての前記情報処理端末に対して分割する
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記生成手段は、前記情報生成アルゴリズムにより、複数の前記情報処理端末から送信される前記個人情報の中から、任意の第1のグループ情報を生成し、前記第1のグループ情報に、すべての前記個人情報の中でユーザの興味度が最大である情報を付加した第2のグループ情報を生成し、
前記分割手段は、前記情報分割アルゴリズムにより、前記情報提供装置からの前記第2のグループ情報に対応する前記推薦情報から、前記情報提供装置からの前記第1のグループ情報に対応する前記推薦情報との重複部分が除かれた前記推薦情報を、前記興味度が最大である情報が含まれる前記個人情報を有する前記情報処理端末に対する推薦情報として分割する
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記登録手段は、前記個人情報が少なかった場合、ダミーの前記個人情報を登録する
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 複数の情報処理端末の個人情報を管理する情報処理装置の情報処理方法において、
特定の前記情報処理端末から前記個人情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップの処理より取得された前記個人情報を登録する登録ステップと、
情報生成アルゴリズムを選択する選択ステップと、
前記選択ステップの処理により選択された前記情報生成アルゴリズムに基づいて、前記登録ステップの処理により登録された前記個人情報からグループ情報を生成する生成ステップと、
前記生成ステップの処理により生成された前記グループ情報を前記情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶する記憶ステップと、
前記生成ステップの処理により生成された前記グループ情報を、ネットワークを介して情報提供装置に送信する送信ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 複数の情報処理端末の個人情報を管理する情報処理装置用のプログラムであって、
特定の前記情報処理端末から前記個人情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップの処理より取得された前記個人情報を登録する登録ステップと、
情報生成アルゴリズムを選択する選択ステップと、
前記選択ステップの処理により選択された前記情報生成アルゴリズムに基づいて、前記登録ステップの処理により登録された前記個人情報からグループ情報を生成する生成ステップと、
前記生成ステップの処理により生成された前記グループ情報を前記情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶する記憶ステップと、
前記生成ステップの処理により生成された前記グループ情報を、ネットワークを介して情報提供装置に送信する送信ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 - 複数の情報処理端末の個人情報を管理する情報処理を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、
特定の前記情報処理端末から前記個人情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップの処理より取得された前記個人情報を登録する登録ステップと、
情報生成アルゴリズムを選択する選択ステップと、
前記選択ステップの処理により選択された前記情報生成アルゴリズムに基づいて、前記登録ステップの処理により登録された前記個人情報からグループ情報を生成する生成ステップと、
前記生成ステップの処理により生成された前記グループ情報を前記情報生成アルゴリズムに関連付けて記憶する記憶ステップと、
前記生成ステップの処理により生成された前記グループ情報を、ネットワークを介して情報提供装置に送信する送信ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002251014A JP2004094320A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 情報提供システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002251014A JP2004094320A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 情報提供システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004094320A true JP2004094320A (ja) | 2004-03-25 |
Family
ID=32057706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002251014A Withdrawn JP2004094320A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 情報提供システムおよび方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004094320A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006228098A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Sony Corp | データ処理方法、携帯型再生装置およびコンピュータ |
JP2007104312A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Toshiba Corp | 電子ガイド情報を用いた情報処理方法およびその装置 |
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CN110941756A (zh) * | 2018-09-25 | 2020-03-31 | 夏普株式会社 | 终端装置、信息处理系统、方法以及记录介质 |
-
2002
- 2002-08-29 JP JP2002251014A patent/JP2004094320A/ja not_active Withdrawn
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