JP2004094150A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技者による立体画像の再現を容易にした画像表示装置を提供する。
【解決手段】左右眼の視差作用によって立体視可能な画像を表示する画像表示装置において、前記画像表示装置に立体視可能な画像が表示されているときに、前記画像表示装置の前面に表示される立体視アシスタントを設けた。
【選択図】 図3
【解決手段】左右眼の視差作用によって立体視可能な画像を表示する画像表示装置において、前記画像表示装置に立体視可能な画像が表示されているときに、前記画像表示装置の前面に表示される立体視アシスタントを設けた。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は画像表示装置に関し、特に、観察者が特別なメガネをかけることなく立体視することができる三次元画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の三次元画像表示装置は、光源の前面左右に偏光方向が直交する右眼用偏光フィルタ部と左眼用偏光フィルタ部とを配置し、この各フィルタ部を通過した各光をフレネルレンズで平行光として液晶表示素子に照射し、この液晶表示素子の両面の偏光フィルタのそれぞれを、1水平ライン毎に互いに直交する直線偏光フィルタライン部を交互に配置し、且つ、光源側と観察側の対向する直線偏光フィルタライン部を直交する偏光方向とし、液晶表示素子の液晶パネルには2枚の偏光フィルタの透光ラインに合わせて1水平ライン毎に右眼用と左眼用の映像情報を交互に表示する構成であった。また、光源側の偏光フィルタを1水平ライン毎に互いに直交する直線偏光フィルタライン部を交互に配置し、観察側の偏光フィルタを光源側の偏光フィルタの一方の直線偏光フィルタライン部を有する直線偏光フィルタとし、液晶表示素子の液晶パネルには光源側の偏光フィルタの透光ラインに合わせて1水平ライン毎に右眼用と左眼用の映像情報を交互に表示する構成であった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、表示装置は、前方に突出する鎧部と、鎧部よりも下方の奥に配設された表示部とを備え、第1標識を鎧部に、第2標識を表示窓に配設し、第1標識と第2標識との重なり具合により立体視認可能位置を、遊技者の視覚で把握し得るようにして、遊技者が立体視認可能位置に目の位置を容易に合わせることができるパチンコ遊技機も提案されている(例えば、特許文献2参照。)
【0004】
【特許文献1】
特開平10−63199号公報
【特許文献2】
特開平10−28763号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来の立体画像を表示する画像表示装置では、表示画像が表示画面から飛び出した位置が立体画像の出現位置となるも、この出現位置がどの程度飛び出しているのか(どの程度奥まっているのか)を認識することが困難な場合があった。特に表示画面が平面であることから、立体像の奥行き感に乏しいという問題があった。よって、表示装置の前面側に立体像の出現位置の目安となる表示をすることが望まれている。
【0006】
また、前述した画像表示装置では、液晶表示素子の画像を観察者の両眼視差作用により立体画像として見ることができるものであり、表示画像に対する立体画像の再現に個人差がある。すなわち、空間知覚が良く立体像を速やかに見ることができる人と、立体像を認識するのに時間がかかる人とがいることから、表示装置の前面側に、立体像の出現位置の目安となる表示をすることが望ましい。
【0007】
本発明は、遊技者による立体画像の再現を容易にした画像表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、左右眼の視差作用によって立体視可能な画像を表示する画像表示装置において、前記画像表示装置は、立体視可能な画像を表示する立体画像表示部と、前記立体画像表示部の前面側で前記立体視可能な画像により出現する立体画像の対照とされ、前記画像の立体視を補助する立体視アシスタントと、前記立体視アシスタントを駆動する駆動手段と、を備え、前記立体視アシスタントは、前記駆動手段により、前記立体画像の出現位置と略同一の奥行位置に出現して前記立体画像表示部に表示される画像の立体視を補助するアシスト状態と、前記画像の立体視を補助しない非アシスト状態とに制御される。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、前記アシスト状態において、前記立体視アシスタントは、前記立体視可能な画像と重ならない位置に出現することを特徴とする。
【0010】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記アシスト状態において、前記画像表示装置に表示される画像のうち、前記立体視アシスタントと重なって見える位置の画像は、左右眼で視差のない表示をすることを特徴とする。
【0011】
第4の発明は、第1又は第2の発明において、前記アシスト状態において、前記立体画像表示部に表示される画像のうち、前記立体視アシスタントと重なって見える位置に立体視可能に表示される画像は、静止していない画像であることを特徴とする。
【0012】
第5の発明は、第1から第4の発明において、前記立体視アシスタントの少なくとも一部を収納する収納部を備え、前記駆動手段は、前記アシスト状態において前記立体視アシスタントを前記収納部から突出させ、前記非アシスト状態において前記立体視アシスタントを前記収納部に収納することを特徴とする。
【0013】
第6の発明は、第1から第5の発明において、前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示領域の前面側に位置して、前記立体画像表示部から異なる距離で複数設けられることを特徴とする。
【0014】
第7の発明は、第1から第5の発明において、前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示領域の前面側に位置して、前記立体画像表示部からの距離を変化可能に設けられることを特徴とする。
【0015】
第8の発明は、第6又は第7の発明において、前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示面からの前記立体画像の突出量に関連して、前記アシスト状態となる出現位置が変更されることを特徴とする。
【0016】
第9の発明は、第1から第8の発明において、前記立体視アシスタントは、該立体視アシスタントの近傍に前記立体画像が出現するときに、前記アシスト状態となることを特徴とする。
【0017】
【発明の作用および効果】
第1の発明では、左右眼の視差作用によって立体視可能な画像を表示する画像表示装置において、前記画像表示装置は、立体視可能な画像を表示する立体画像表示部と、前記立体画像表示部の前面側で前記立体視可能な画像により出現する立体画像の対照とされ、前記画像の立体視を補助する立体視アシスタントと、前記立体視アシスタントを駆動する駆動手段と、を備え、前記立体視アシスタントは、前記駆動手段により、前記立体画像の出現位置と略同一の奥行位置に出現して前記立体画像表示部に表示される画像の立体視を補助するアシスト状態と、前記画像の立体視を補助しない非アシスト状態とに制御されるので、立体画像の出現位置の目安となる表示をすることができ、立体像を速やかに認識することができるようになる。
【0018】
第2の発明では、前記アシスト状態において、前記立体視アシスタントは、前記立体視可能な画像と重ならない位置に出現するので、立体視アシスタントによって画像の立体視が損なわれることを防止することができる。
【0019】
第3の発明では、前記アシスト状態において、前記画像表示装置に表示される画像のうち、前記立体視アシスタントと重なって見える位置の画像は、左右眼で視差のない表示をするので、立体視アシスタントの背面には、左右眼で視差のない表示を行い、立体視アシスタントの奥行知覚をし易くでき、この立体視アシスタントと立体画像との対照により、該立体画像の奥行き知覚をもし易くすることができる。
【0020】
第4の発明では、前記アシスト状態において、前記立体画像表示部に表示される画像のうち、前記立体視アシスタントと重なって見える位置に立体視可能に表示される画像は、静止していない画像としたので、立体視アシスタントによって画像の立体視が損なわれず、立体視と奥行き知覚とを両立することができる。
【0021】
第5の発明では、前記立体視アシスタントの少なくとも一部を収納する収納部を備え、前記駆動手段は、前記アシスト状態において前記立体視アシスタントを前記収納部から突出させ、前記非アシスト状態において前記立体視アシスタントを前記収納部に収納するので、簡単な構造で立体視アシスタントを実現することができる。
【0022】
第6の発明では、前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示領域の前面側に位置して、前記立体画像表示部から異なる距離で複数設けられるので、立体画像が出現する距離によって適切な立体視アシスタントで立体視を補助することができる。
【0023】
第7の発明では、前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示領域の前面側に位置して、前記立体画像表示部からの距離を変化可能に設けられるので、立体画像が出現する距離によって適切な立体視アシスタントで立体視を補助することができる。
【0024】
第8の発明では、前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示面からの前記立体画像の突出量に関連して、前記アシスト状態となる出現位置が変更されるので、立体画像の出現位置が変化しても、立体視アシスタントが立体画像の対照となるものとして認識されやすい。
【0025】
第9の発明では、前記立体視アシスタントは、該立体視アシスタントの近傍に前記立体画像が出現するときに、前記アシスト状態となるので、通常の平面表示の状態での画像表示を妨げず、立体画像の立体視を補助することができる。特に立体画像が近傍にあるときにアシスト状態となるので、立体視アシスタントが立体画像の対照となるものとして認識されやすい。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0027】
図1は、本発明の実施の形態の画像表示装置の構成を示す説明図である。
【0028】
光源1は、発光素子10、偏光フィルタ11、フレネルレンズ12によって構成されている。発光素子10には白色発光ダイオードを等の点状の光源を横に並べて用いたり、冷陰極管等の線状の光源を水平に配置して構成されている。偏光フィルタ11は右側領域11aと左側領域11bとで透過する光の偏光が異なる(例えば、右側領域11aと左側領域11bとで透過する光の偏光を90度ずらす)ように設定されている。フレネルレンズ12は一側面に同心円上の凹凸を有するレンズ面を有している。
【0029】
発光素子10から放射された光は、偏光フィルタ11によって一定の偏光の光のみが透過される。すなわち、発光素子10から放射された光のうち、偏光フィルタ11の右側領域11aを通過した光と、左側領域11bを通過した光とが異なる偏光の光としてフレネルレンズ12に照射される。後述するように、偏光フィルタ11の右側領域11aを通過した光は観察者の左目に到達し、左側領域11bを通過した光は観察者の右目に到達するようになっている。
【0030】
なお、発光素子と偏光フィルタを用いなくても、異なる偏光の光を異なる位置から照射するように構成すればよく、例えば、異なる偏光の光を発生する発光素子を二つ設けて、異なる偏光の光を異なる位置からフレネルレンズ12に照射するように構成してもよい。
【0031】
偏光フィルタ11を透過した光はフレネルレンズ12に照射される。フレネルレンズ12は凸レンズであり、フレネルレンズ12では発光素子10から拡散するように放射された光の光路を略平行に屈折して液晶表示パネル4(マイクロポール2)に照射する。
【0032】
このとき、液晶表示パネル4に照射される光は、上下方向に広がることがないように照射され、マイクロポール2に照射される。すなわち、マイクロポールのある領域を透過した光が、液晶表示パネル4の特定の表示単位の部分を透過するようになっている。
【0033】
また、液晶表示パネル4に照射される光のうち、偏光フィルタ11の右側領域11aを通過した光と左側領域11bを通過した光とは、異なる角度でフレネルレンズ12に入射し、フレネルレンズ12で屈折して左右異なる経路で液晶表示パネル4から放射される。
【0034】
液晶表示パネル4は、2枚の透明板(例えば、ガラス板)の間に所定の角度(例えば、90度)ねじれて配向された液晶が配置されており、例えば、TFT型の液晶表示パネルを構成している。液晶表示パネルに入射した光は、液晶に電圧が加わっていない状態では、入射光の偏光が90度ずらして出射される。一方、液晶に電圧が加わっている状態では、液晶のねじれが解けるので、入射光はそのままの偏光で出射される。
【0035】
液晶表示パネル4の光源1側には、マイクロポール(第1偏光板)2及び偏光板3(第2偏光板)が配置されており、観察者側には、偏光板(第3偏光板)5が配置されている。
【0036】
マイクロポール2は第1偏光板として機能し、透過する光の偏光が異なる領域が、微細な間隔で繰り返して配置されている。具体的には、微細な幅の1/2波長板21を1/2波長板21の幅と同一の微細な間隔で偏光板22に貼り付けてあり、1/2波長板21が貼り付けられている領域2aと、1/2波長板21が貼り付けられていない領域2bとが微細な間隔で繰り返して設けられている。1/2波長板21は、その結晶軸を偏光フィルタ11の右側領域11aを透過する光の偏光と45度ずらして配置して、右側領域11aを透過した光の偏光を結晶軸方向に90度回転させて出射する。すなわち、右側領域11aを透過した光の偏光を90度ずらして、左側領域11bを透過する光の偏光と等しくする。また、マイクロポール2の基材となる偏光板22は、偏光フィルタ11の左側領域11bを透過する光の偏光と一致している。
【0037】
このマイクロポール2の偏光特性の繰り返しは、液晶表示パネル4の表示単位と同一のピッチとして、表示単位毎(すなわち、表示単位の横方向の水平ライン毎)に透過する光の偏光が異なるようにする。よって、液晶表示パネル4の表示単位の水平ライン(走査線)毎に対応するマイクロポールの偏光特性が異なるようになって、水平ライン毎に出射する光の方向が異なる。
【0038】
又は、マイクロポール2の偏光特性の繰り返しは、液晶表示パネル4の表示単位のピッチの整数倍のピッチとして、マイクロポール2の偏光特性が複数の表示単位毎(すなわち、複数の表示単位の水平ライン毎)に変わるようにして、複数の表示単位毎に透過する光の偏光が異なるように設定する。よって、液晶表示パネル4の表示単位の水平ライン(走査線)の複数本毎にマイクロポールの偏光特性が異なって、水平ラインの複数本毎に出射する光の方向が異なる。
【0039】
このように、マイクロポールの偏光特性の繰り返し毎に異なる光を液晶表示パネル4の表示素子(水平ライン)に照射する必要があるため、マイクロポール2を透過して液晶表示パネル4に照射される光は、上下方向の拡散を抑制したものである必要がある。
【0040】
すなわち、マイクロポール2の1/2波長板21が貼り付けられた領域2aは、偏光フィルタ11の右側領域11aを透過した光を、左側領域11bを透過した光の偏光に変えて透過する。また、マイクロポール2の1/2波長板21が貼り付けられていない領域2bは、偏光フィルタ11の左側領域11bを透過した光を透過する。そしてマイクロポール2を出射した光は、左側領域11bを透過した光と同じ偏光を有して、液晶表示パネル4の光源側に設けられた偏光板3に入射する。
【0041】
偏光板3は第2偏光板として機能し、マイクロポール2の基材として用いられている偏光板22と同一の偏光特性を有し、マイクロポール2を透過した光と同一の偏光の光を透過する偏光特性を有する。また、偏光板5は第3偏光板として機能し、偏光板3と90度異なる偏光の光を透過する偏光特性を有する。
【0042】
このようなマイクロポール2、偏光板3及び偏光板5を液晶表示パネル4に貼り合わせて、マイクロポール2、偏光板3、液晶表示パネル4及び偏光板5を組み合わせて画像表示装置を構成する。このとき、液晶に電圧が加わった状態では、マイクロポール2を透過した光は偏光板5を透過する。一方、液晶に電圧が加わっていない状態では、マイクロポール2を透過した光は偏光が90度ねじれて液晶表示パネル4から出射されるので、偏光板5を透過しない。
【0043】
なお、偏光板(第2偏光板)3の偏光特性は、マイクロポール2(第3偏光板)の基材として用いられている偏光板の偏光特性と等しく、偏光板3を透過可能な光のみが、マイクロポール2の基材として用いられている偏光板を透過するので、偏光板3を設けることなく、マイクロポール2の基材として用いられている偏光板によって、揃った偏光の光を液晶表示パネル4に入射させるようにしてもよい。
【0044】
デフューザ6は、第3偏光板5の前面(観察者側)に取り付けられており、液晶表示パネルを透過した光を上下方向に拡散する拡散手段として機能する。具体的には、図6に示すように、縦方向にかまぼこ状の凹凸が繰り返し設けられたレンチキュラーレンズを用い液晶表示パネルを透過した光を、上下に拡散する。
【0045】
図2は、本発明の実施の形態の画像表示装置の駆動回路を示すブロック図である。
【0046】
本発明の実施の形態の画像表示装置を駆動するための主制御回路には、CPU101、プログラムなどを予め格納したROM102、CPU101の動作時にワークエリアとして使用されるメモリであるRAM103が設けられている。これらのCPU101、ROM102及びRAM103はバス108によって接続されている。このバス108はCPU101がデータの読み書きをするために使用するアドレスバス及びデータバスから構成されている。
【0047】
また、外部との入出力を司る通信インターフェース105、入力インターフェース106及び出力インターフェース107が、バス108に接続されている。通信インターフェース105は、所定の通信プロトコルに従ってデータ通信を行うためのデータ入出力部である。入力インターフェース106、出力インターフェース107は、画像表示装置に表示する画像データを入出力する。
【0048】
また、出力インターフェース107にはドライバ120を介してアクチュエータ60が接続されており、出力インターフェース107からの信号によってドライバ120が駆動され、アクチュエータ60内のソレノイドに通電させて、立体視アシスタントを動かす駆動部として機能する。そして、アクチュエータには後述する立体視アシスタントが接続されており、アクチュエータの動作によって後述する立体視アシスタントが動いて、アシスト状態となる。
【0049】
また、バス108には、表示制御回路のグラフィック・ディスプレイ・プロセッサ(GDP)156が接続されている。GDP156は、CPU101によって生成された画像データを演算し、RAM153に設けられたフレームバッファに書き込んで、画像表示装置に対して出力する信号(RGB、V BLANK、V_SYNC、H_SYNC)を生成する。GDP156には、ROM152及びRAM153が接続されており、RAM153には、GDP156が動作するためのワークエリア及び表示データを記憶するフレームバッファが設けられている。また、ROM152には、GDP156が動作するために必要なプログラム及びデータが記憶されている。
【0050】
また、GDP156には、GDP156にクロック信号を供給する発振器158が接続されている。発振器158が生成するクロック信号は、GDP156の動作周期を規定し、GDP156から出力される同期信号(例えば、V_SYNC、V
BLANK)の周期を生成する。
【0051】
GDP156から出力されるRGB信号は、γ補正回路159に入力されている。このγ補正回路159は、画像表示装置の信号電圧に対する照度の非線形特性を補正して、画像表示装置の表示照度を調整して、画像表示装置に対して出力するRGB信号を生成する。
【0052】
合成変換装置170は、右目用フレームバッファ、左目用フレームバッファ及び立体視用フレームバッファが設けられており、GDP156から送られてきた右目用画像を右目用フレームバッファに書き込み、左目用画像を左目用フレームバッファに書き込む。そして、右目用画像と左目用画像とを合成して立体視用画像を生成して立体視用フレームバッファに書き込んで、立体視用画像データをRGB信号として画像表示装置に出力する。
【0053】
この右目用画像と左目用画像との合成による立体視用画像の生成は、マイクロポール2に貼り付けられた1/2波長板21の間隔毎に、右目用画像と左目用画像と組み合わせる。具体的には、本実施の形態の画像表示装置のマイクロポール2の1/2波長板21は液晶表示パネル4の表示単位の間隔で配置されているので、液晶表示パネル4の表示単位の横方向ライン(走査線)毎に右目用画像と左目用画像とが交互に表示されるように立体視用画像を表示する。
【0054】
L信号出力中にGDP156から送信されてきた左目用画像データを左目用フレームバッファに書き込み、R信号出力中にGDP156から送信されてきた右目用画像データを右目用フレームバッファに書き込む。そして、左目用フレームバッファに書き込まれた左目用画像データと、右目用フレームバッファに書き込まれた右目用画像データとを走査線一本毎読み出して、立体視用フレームバッファに書き込む。
【0055】
画像表示装置内には液晶ドライバ(LCD DRV)181、バックライトドライバ(BL DRV)182が設けられている。液晶ドライバ(LCD DRV)181は、合成変換装置170から送られてきたV BLANK信号、V_SYNC信号、H_SYNC信号及びRGB信号に基づいて、液晶表示パネルの電極に順次電圧をかけて、液晶表示パネルに立体視用の合成画像を表示する。
【0056】
バックライトドライバ182は、GDP156から出力されたDTY_CTR信号に基づいて発光素子(バックライト)10に加わる電圧のデューティー比を変化させて、液晶表示パネル4の明るさを変化させる。
【0057】
以上説明した実施の形態では、主制御回路がアクチュエータ60を制御し、表示制御回路(補助制御回路)が立体画像の表示制御を行っている。主制御回路は表示制御回路に指示した立体画像が画像表示装置180に表示されるタイミングと整合させて、アクチュエータ60を制御する。
【0058】
また、主制御回路及び表示制御回路を共通化して、アクチュエータ部を(例えば、オプション機能として)交換可能な機構(ソレノイド駆動機構とモータ駆動機構など)として設けた場合に都合がよい。
【0059】
以上、立体視可能な三次元画像を得る方法の一例としてマイクロポールを用いる画像表示装置について説明したが、レンチキュラーレンズを用いた方法や、パララックスバリヤ方式、凹面鏡の結像作用を用いた方式など、立体像を知覚させるものであれば、立体視の奥行き知覚を補助するものとして、本発明を適用することができる。
【0060】
図3は、本発明の実施の形態の画像表示装置を示す図である。このうち図3(a)は、アシスト状態の画像表示装置の正面図であり、図3(b)は、非アシスト状態の画像表示装置の正面図であり、図3(c)は、立体視アシスタントの出現位置を示す斜視図である。
【0061】
画像表示装置8の手前側左右両側部には立体視アシスタント(サメ)61a、61bが取り付けられている。立体視アシスタント61a、61bは回動可能に取り付けられており、該稼動部に連結されたソレノイドの作用によって(ソレノイドへの通電が制御されることで)、立体視アシスタント61a、61bが回転して、該立体視アシスタントが水平位置に維持され、画像表示装置8の表示領域に左右方向から立体視アシスタント61a、61bが出現するように、画像表示装置8の左右両側部から立体視アシスタントが内側に突出して、画像表示装置8の表示領域と重なる位置に立体視アシスタントが出現して、アシスト状態となる(図3(a))。
【0062】
図3(b)に示す立体視アシスタントが現れていない非アシスト状態では、立体視アシスタント61a、61bは、連結して設けられたソレノイドへの通電が遮断されることで、重力又はバネ力によって立体視アシスタント61a、61bが垂直位置となって、立体視アシスタント61a、61bが画像表示装置8の左右両側部(収納部)に隠されて、画像表示装置8の表示領域と重ならない状態となる。
【0063】
図3(c)には立体視アシスタントが現れる立体視アシスト領域を示す。立体視アシスト領域は、画像表示装置8の表示画面の手前側の表示画面の左右に、表示画面と重なる位置に設けられる。なお、画像表示装置8の前面に、光透過性(例えば、透明)の前面パネル(前面構成部材)を設け、画像表示装置8の表示画面と前面パネルとの間に立体視アシスタントが出現して、アシスト状態となるようにしてもよい。
【0064】
図4は、本発明の実施の形態の別の画像表示装置を示す図である。このうち図4(a)は、アシスト状態の画像表示装置の正面図であり、図4(b)は、非アシスト状態の画像表示装置の正面図であり、図4(c)は、立体視アシスタントの出現位置を示す斜視図である。
【0065】
画像表示装置8の手前側上部には立体視アシスタント62(クラゲの足)が取り付けられている。立体視アシスタント62は、連結されたソレノイドの作用によって(ソレノイドへの通電を制御することで)、該立体視アシスタントが上下に移動可能となっている。すなわち、立体視アシスタント62に連結されたソレノイドに通電することで、立体視アシスタント62が下方に移動して、立体視アシスタント62が画像表示装置8の表示領域に出現するように、画像表示装置8の上部から内側に突出して、画像表示装置8の表示領域と重なる位置に立体視アシスタントが出現して、アシスト状態となる(図4(a))。
【0066】
図4(b)に示す立体視アシスタントが現れていない非アシスト状態では、立体視アシスタント62は、連結して設けられたソレノイドへの通電が遮断されることで、バネ力によって引き上げられ、立体視アシスタント62が立体視アシスタント62の上方に設けられた収納部(クラゲの頭)の中に隠れて、画像表示装置8の表示領域と重ならない状態となる。
【0067】
図4(c)には立体視アシスタントが現れる立体視アシスト領域を示す。立体視アシスト領域は、画像表示装置8の表示画面の手前側の表示画面の上部に、表示画面と重なるように設けられる。なお、画像表示装置8の前面に、光透過性(例えば、透明)の前面パネル(前面構成部材)を設け、画像表示装置8の表示画面と前面パネルとの間に立体視アシスタントが出現して、アシスト状態となるようにしてもよい。
【0068】
図5は、本発明の実施の形態の別の画像表示装置を示す図である。このうち図5(a)は、アシスト状態の画像表示装置の正面図であり、図5(b)は、非アシスト状態の画像表示装置の正面図であり、図5(c)は、立体視アシスタントの出現位置を示す斜視図である。
【0069】
画像表示装置8の手前側下部には立体視アシスタント63が取り付けられている。立体視アシスタント63は、連結されたソレノイドの作用によって(ソレノイドへの通電を制御することで)該立体視アシスタントが上下に移動可能となっている。すなわち、立体視アシスタント63に連結されたソレノイドに通電することで、立体視アシスタント62が上方に移動して、立体視アシスタント62が、画像表示装置8の表示領域に出現するように、画像表示装置8の下部から内側に突出して、画像表示装置8の表示領域と重なる位置に立体視アシスタントが出現し、アシスト状態となる(図5(a))。
【0070】
図5(b)に示す立体視アシスタントが現れていない非アシスト状態では、立体視アシスタント63に連結して設けられたソレノイドへの通電が遮断されることで、バネ力又は重力によって降下して、立体視アシスタント63が立体視アシスタント63の下方に設けられた収納部内に隠れて、画像表示装置8の表示領域と重ならない状態となる。
【0071】
図5(c)には立体視アシスタントが現れる立体視アシスト領域を示す。立体視アシスト領域は、画像表示装置8の表示画面の手前側の表示画面の下部に、表示画面と重なるように設けられる。なお、画像表示装置8の前面に、光透過性(例えば、透明)の前面パネル(前面構成部材)を設け、画像表示装置8の表示画面と前面パネルとの間に立体視アシスタントが出現して、アシスト状態となるようにしてもよい。
【0072】
なお、前述した図3(c)、図4(c)、図5(c)においては、画像表示装置8の表示画面の前に前面パネルを配置し、該表示画面と前面パネルとの間に立体視アシスタントが出現するようにした。しかし、必ずしも前面パネルを用いる必要はなく、前面パネルを用いない場合には、単に画像表示装置の前面に立体視アシスタントを設ければよい。
【0073】
図6は、本発明の実施の形態の遊技機における立体視可能に表示された画像と立体視アシスタントとの関係を説明する図である。
【0074】
図6(a)は、識別情報を伴った図柄オブジェクトが平面的に表示されている状態を示す。図6(b)は、識別情報を伴った図柄オブジェクトが1段階手前側に見えるように立体視可能に表示されている状態を示す。図6(c)は、識別情報を伴った図柄オブジェクトが2段階手前側に見えるように立体視可能に表示されている状態を示す。この識別情報が飛び出して見える段階は、画像表示装置8に表示される画像の左右両眼用の視差によって定められ、液晶表示パネル4の所定ドット(例えば、1ドット)のズレが奥行き方向の1段階の飛び出しに相当する。
【0075】
このとき、立体視アシスタントは、1段階と2段階との間の固定した位置に表示される。すなわち、図6(b)においては、立体視表示された図柄オブジェクトは、立体視アシスタントの奥行き方向における近傍で、立体視アシスタントよりやや奥側(表示画面側)に表示される。また、図6(c)においては、立体視表示された図柄オブジェクトは、立体視アシスタントの奥行き方向における近傍で、立体視アシスタントよりやや手前側(観察者側)に表示される。
【0076】
図7は、本発明の実施の形態の立体視アシスタントの配置を示す斜視図である。
【0077】
図7に示す実施の形態では、画像表示装置8の表示画面の手前側には複数の立体視アシスタント64a〜64cが設けられている。これらの立体視アシスタントは、立体視アシスタント64aが表示画面に最も近く、立体視アシスタント64cが表示画面から最も遠く、立体視アシスタント64bが立体視アシスタント64aと立体視アシスタント64cとの間に設けられている。
【0078】
図7(a)は、最も表示画面に近い立体視アシスタント64aが突出して、表示画面に重なって立体視アシスタントが出現している状態を示す。図7(b)は、中程度の距離の立体視アシスタント64bが突出して、表示画面に重なって立体視アシスタントが出現している状態を示す。図7(c)は、立体視アシスタント64cが突出して、表示画面に重なって立体視アシスタントが出現している状態を示す。
【0079】
このように、表示画面からの距離を変えた複数の立体視アシスタントを設け、いずれかの立体視アシスタントを選択的に動作させてアシスト状態にすることによって、立体視アシスタント自体で奥行き感を変えることができ、立体像の出現位置の目安となり、立体画像の再現を容易にすることができる。
【0080】
図7に示す立体視アシスタント64a〜64cは、いずれかの立体視アシスタントが突出したアシスト状態(図7(a)〜図7(c))と、全ての立体視アシスタントが引っ込んだ非アシスト状態(図示省略)とに、立体視アシスタント制御手段(主制御装置)によって制御される。
【0081】
すなわち、立体視アシスタント制御手段は、左右画像の視差量や、合成変換装置170への指令信号等によって立体画像の出現位置を判定し、非アシスト状態とアシスト状態とを切り替え、アシスト状態ではどの位置に立体視アシスタントを突出させるかを制御する。
【0082】
図8は、本発明の実施の形態の立体視アシスタントの別な配置を示す斜視図である。
【0083】
図8に示す実施の形態では、画像表示装置8の表示画面の手前側には立体視アシスタント65が設けられている。この立体視アシスタント65は、表示画面への表示の変化にあわせて、突出、収納可能に構成されている。さらに、この立体視アシスタント65は前後に移動して、表示画面からの距離を変化させることができる。すなわち、立体視アシスタントは表示画面に垂直方向に設けられた溝に沿って、表示画面に垂直方向に移動して、表示画面からの距離(観察者からの距離)を変化させることができる。
【0084】
図8(a)は、表示画面に重なるように突出した立体視アシスタント65が、表示画面に最も近い位置に移動した状態を示す。図8(b)は、立体視アシスタント65が移動距離の中程に位置している状態を示す。図8(c)は、立体視アシスタント65が、表示画面から最も遠い位置に移動した状態を示す。
【0085】
このように、表示画面からの距離を変えることができる立体視アシスタントを設け、いずれかの位置(表示画面からの距離)で立体視アシスタントを動作させてアシスト状態とすることによって、立体視アシスタント自体で奥行き感を変えることができ、立体像の出現位置の目安となり、立体画像の再現を容易にすることができる。
【0086】
図9は、本発明の実施の形態の遊技機における立体視可能に表示された画像と立体視アシスタントとの関係を説明する図である。
【0087】
図9(a)は、識別情報を伴った図柄オブジェクトが平面的に表示されている状態を示す。図9(b)は、識別情報を伴った図柄オブジェクトが1段階手前側に突出して立体視可能に表示されている状態を示す。図9(c)は、識別情報を伴った図柄オブジェクトが2段階手前側に突出して立体視可能に表示されている状態を示す。この識別情報が飛び出して見える段階は、画像表示装置8に表示される画像の左右両眼用の視差によって定められ、液晶表示パネル4の所定ドット(例えば、1ドット)のズレが奥行き方向の1段階の飛び出しに相当する。
【0088】
図9(a)に示す状態では、立体視アシスタントは平面表示位置と1段階突出位置との間に表示される。また、図9(b)に示す状態では、立体視アシスタントは1段階突出位置と2段階突出位置との間に表示される。また、図9(c)に示す状態では、立体視アシスタントは2段階突出位置と3段階突出位置との間に表示される。すなわち、立体視表示された図柄オブジェクトの奥行き方向の移動に応じて立体視アシスタントが移動し、立体視アシスタントは立体視表示された図柄オブジェクトの奥行き方向における近傍で、図柄オブジェクトよりやや手前側に表示される。
【0089】
図10は、本発明の実施の形態の画像表示装置の正面図であり、画像表示装置8の表示内容と立体視アシスタントとの関係を示す。
【0090】
図10(a)に示す状態では、画像表示装置8の表示画面に表示される画像は立体視不可能な二次元の平面画像(2D)として表示されており、立体視アシスタント63は表示画面に重ならない位置に後退している。
【0091】
図10(b)に示す状態では、表示領域の上部に表示される画像は立体視可能な三次元画像(3D)として表示されているが、表示領域の下部に表示される画像は立体視不可能な二次元の平面画像として表示されている。そして、立体視アシスタントは、立体視可能に表示されている画像に重ならない範囲で表示画面と重なって表示されている。すなわち、立体視アシスタントは、立体視不可能な二次元の平面画像と重なって表示されているので、立体視可能な三次元画像の視認を妨げることなく、立体視アシスタントによって表示画像の立体感を増大させて、立体視を補助している。
【0092】
図10(c)に示す状態では、表示領域の全面にわたって立体視可能な三次元画像が表示されており、立体視アシスタントは、立体視可能に表示されている画像に重なるように表示画面と重なって表示されている。このとき、立体視アシスタントに重なって表示される立体視可能な三次元画像は、静止しておらず、画像の位置が変化する動いた画像が表示されている。すなわち、立体視可能な三次元画像が変化している場合には、該立体視可能な表示が立体視アシスタントの陰に短時間隠れた場合でも、該画像が、立体視アシスタントに隠れたり、立体視アシスタントから出たりするので、立体視アシスタントに隠された画像が人間の知覚によって補完され、該画像が連続して動いているように認識される。よって、画像の立体視を妨げることなく、立体視アシスタントによって表示画像の立体感を増大させて、立体視を補助することができる。
【0093】
なお、表示領域の前面側に有体物が出現するのではなく、表示領域前面に設けられた透明パネルに後方又は側方から光を照射して、透明パネルに投影された画像によって立体視アシスタントを表示することもできる。
【0094】
このように本発明の実施の形態では、左右眼の視差作用によって立体視可能な三次元画像を表示する画像表示装置において、前記画像表示装置に立体視可能な三次元画像が表示されているときに、前記画像表示装置の前面に表示される立体視アシスタントを設けたので、立体像の出現位置がどの程度飛び出しているのか(どの程度奥まっているのか)を容易に認識するための立体像の出現位置の目安となる表示をすることができ、立体像を速やかに認識することができるようになる。
【0095】
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した発明の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の画像表示装置の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態の画像表示装置の駆動回路のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図である。
【図6】本発明の実施の形態の画像表示装置における表示画像と立体視アシスタントとの関係の説明図である。
【図7】本発明の実施の形態の立体視アシスタントの配置を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態の立体視アシスタントの配置を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態の画像表示装置における表示画像と立体視アシスタントとの関係の説明図である。
【図10】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図である。
【符号の説明】
1 光源
10 発光素子
11 変更フィルタ
12 フレネルレンズ
13 反射板
2 マイクロポール(第1偏光板)
3 偏光板(第2偏光板)
4 液晶表示パネル
5 偏光板(第3偏光板)
6 デフューザ
7 デフューザ
18 前面パネル
61、62、63、64、65 立体視アシスタント
【発明が属する技術分野】
本発明は画像表示装置に関し、特に、観察者が特別なメガネをかけることなく立体視することができる三次元画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の三次元画像表示装置は、光源の前面左右に偏光方向が直交する右眼用偏光フィルタ部と左眼用偏光フィルタ部とを配置し、この各フィルタ部を通過した各光をフレネルレンズで平行光として液晶表示素子に照射し、この液晶表示素子の両面の偏光フィルタのそれぞれを、1水平ライン毎に互いに直交する直線偏光フィルタライン部を交互に配置し、且つ、光源側と観察側の対向する直線偏光フィルタライン部を直交する偏光方向とし、液晶表示素子の液晶パネルには2枚の偏光フィルタの透光ラインに合わせて1水平ライン毎に右眼用と左眼用の映像情報を交互に表示する構成であった。また、光源側の偏光フィルタを1水平ライン毎に互いに直交する直線偏光フィルタライン部を交互に配置し、観察側の偏光フィルタを光源側の偏光フィルタの一方の直線偏光フィルタライン部を有する直線偏光フィルタとし、液晶表示素子の液晶パネルには光源側の偏光フィルタの透光ラインに合わせて1水平ライン毎に右眼用と左眼用の映像情報を交互に表示する構成であった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、表示装置は、前方に突出する鎧部と、鎧部よりも下方の奥に配設された表示部とを備え、第1標識を鎧部に、第2標識を表示窓に配設し、第1標識と第2標識との重なり具合により立体視認可能位置を、遊技者の視覚で把握し得るようにして、遊技者が立体視認可能位置に目の位置を容易に合わせることができるパチンコ遊技機も提案されている(例えば、特許文献2参照。)
【0004】
【特許文献1】
特開平10−63199号公報
【特許文献2】
特開平10−28763号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来の立体画像を表示する画像表示装置では、表示画像が表示画面から飛び出した位置が立体画像の出現位置となるも、この出現位置がどの程度飛び出しているのか(どの程度奥まっているのか)を認識することが困難な場合があった。特に表示画面が平面であることから、立体像の奥行き感に乏しいという問題があった。よって、表示装置の前面側に立体像の出現位置の目安となる表示をすることが望まれている。
【0006】
また、前述した画像表示装置では、液晶表示素子の画像を観察者の両眼視差作用により立体画像として見ることができるものであり、表示画像に対する立体画像の再現に個人差がある。すなわち、空間知覚が良く立体像を速やかに見ることができる人と、立体像を認識するのに時間がかかる人とがいることから、表示装置の前面側に、立体像の出現位置の目安となる表示をすることが望ましい。
【0007】
本発明は、遊技者による立体画像の再現を容易にした画像表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、左右眼の視差作用によって立体視可能な画像を表示する画像表示装置において、前記画像表示装置は、立体視可能な画像を表示する立体画像表示部と、前記立体画像表示部の前面側で前記立体視可能な画像により出現する立体画像の対照とされ、前記画像の立体視を補助する立体視アシスタントと、前記立体視アシスタントを駆動する駆動手段と、を備え、前記立体視アシスタントは、前記駆動手段により、前記立体画像の出現位置と略同一の奥行位置に出現して前記立体画像表示部に表示される画像の立体視を補助するアシスト状態と、前記画像の立体視を補助しない非アシスト状態とに制御される。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、前記アシスト状態において、前記立体視アシスタントは、前記立体視可能な画像と重ならない位置に出現することを特徴とする。
【0010】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記アシスト状態において、前記画像表示装置に表示される画像のうち、前記立体視アシスタントと重なって見える位置の画像は、左右眼で視差のない表示をすることを特徴とする。
【0011】
第4の発明は、第1又は第2の発明において、前記アシスト状態において、前記立体画像表示部に表示される画像のうち、前記立体視アシスタントと重なって見える位置に立体視可能に表示される画像は、静止していない画像であることを特徴とする。
【0012】
第5の発明は、第1から第4の発明において、前記立体視アシスタントの少なくとも一部を収納する収納部を備え、前記駆動手段は、前記アシスト状態において前記立体視アシスタントを前記収納部から突出させ、前記非アシスト状態において前記立体視アシスタントを前記収納部に収納することを特徴とする。
【0013】
第6の発明は、第1から第5の発明において、前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示領域の前面側に位置して、前記立体画像表示部から異なる距離で複数設けられることを特徴とする。
【0014】
第7の発明は、第1から第5の発明において、前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示領域の前面側に位置して、前記立体画像表示部からの距離を変化可能に設けられることを特徴とする。
【0015】
第8の発明は、第6又は第7の発明において、前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示面からの前記立体画像の突出量に関連して、前記アシスト状態となる出現位置が変更されることを特徴とする。
【0016】
第9の発明は、第1から第8の発明において、前記立体視アシスタントは、該立体視アシスタントの近傍に前記立体画像が出現するときに、前記アシスト状態となることを特徴とする。
【0017】
【発明の作用および効果】
第1の発明では、左右眼の視差作用によって立体視可能な画像を表示する画像表示装置において、前記画像表示装置は、立体視可能な画像を表示する立体画像表示部と、前記立体画像表示部の前面側で前記立体視可能な画像により出現する立体画像の対照とされ、前記画像の立体視を補助する立体視アシスタントと、前記立体視アシスタントを駆動する駆動手段と、を備え、前記立体視アシスタントは、前記駆動手段により、前記立体画像の出現位置と略同一の奥行位置に出現して前記立体画像表示部に表示される画像の立体視を補助するアシスト状態と、前記画像の立体視を補助しない非アシスト状態とに制御されるので、立体画像の出現位置の目安となる表示をすることができ、立体像を速やかに認識することができるようになる。
【0018】
第2の発明では、前記アシスト状態において、前記立体視アシスタントは、前記立体視可能な画像と重ならない位置に出現するので、立体視アシスタントによって画像の立体視が損なわれることを防止することができる。
【0019】
第3の発明では、前記アシスト状態において、前記画像表示装置に表示される画像のうち、前記立体視アシスタントと重なって見える位置の画像は、左右眼で視差のない表示をするので、立体視アシスタントの背面には、左右眼で視差のない表示を行い、立体視アシスタントの奥行知覚をし易くでき、この立体視アシスタントと立体画像との対照により、該立体画像の奥行き知覚をもし易くすることができる。
【0020】
第4の発明では、前記アシスト状態において、前記立体画像表示部に表示される画像のうち、前記立体視アシスタントと重なって見える位置に立体視可能に表示される画像は、静止していない画像としたので、立体視アシスタントによって画像の立体視が損なわれず、立体視と奥行き知覚とを両立することができる。
【0021】
第5の発明では、前記立体視アシスタントの少なくとも一部を収納する収納部を備え、前記駆動手段は、前記アシスト状態において前記立体視アシスタントを前記収納部から突出させ、前記非アシスト状態において前記立体視アシスタントを前記収納部に収納するので、簡単な構造で立体視アシスタントを実現することができる。
【0022】
第6の発明では、前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示領域の前面側に位置して、前記立体画像表示部から異なる距離で複数設けられるので、立体画像が出現する距離によって適切な立体視アシスタントで立体視を補助することができる。
【0023】
第7の発明では、前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示領域の前面側に位置して、前記立体画像表示部からの距離を変化可能に設けられるので、立体画像が出現する距離によって適切な立体視アシスタントで立体視を補助することができる。
【0024】
第8の発明では、前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示面からの前記立体画像の突出量に関連して、前記アシスト状態となる出現位置が変更されるので、立体画像の出現位置が変化しても、立体視アシスタントが立体画像の対照となるものとして認識されやすい。
【0025】
第9の発明では、前記立体視アシスタントは、該立体視アシスタントの近傍に前記立体画像が出現するときに、前記アシスト状態となるので、通常の平面表示の状態での画像表示を妨げず、立体画像の立体視を補助することができる。特に立体画像が近傍にあるときにアシスト状態となるので、立体視アシスタントが立体画像の対照となるものとして認識されやすい。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0027】
図1は、本発明の実施の形態の画像表示装置の構成を示す説明図である。
【0028】
光源1は、発光素子10、偏光フィルタ11、フレネルレンズ12によって構成されている。発光素子10には白色発光ダイオードを等の点状の光源を横に並べて用いたり、冷陰極管等の線状の光源を水平に配置して構成されている。偏光フィルタ11は右側領域11aと左側領域11bとで透過する光の偏光が異なる(例えば、右側領域11aと左側領域11bとで透過する光の偏光を90度ずらす)ように設定されている。フレネルレンズ12は一側面に同心円上の凹凸を有するレンズ面を有している。
【0029】
発光素子10から放射された光は、偏光フィルタ11によって一定の偏光の光のみが透過される。すなわち、発光素子10から放射された光のうち、偏光フィルタ11の右側領域11aを通過した光と、左側領域11bを通過した光とが異なる偏光の光としてフレネルレンズ12に照射される。後述するように、偏光フィルタ11の右側領域11aを通過した光は観察者の左目に到達し、左側領域11bを通過した光は観察者の右目に到達するようになっている。
【0030】
なお、発光素子と偏光フィルタを用いなくても、異なる偏光の光を異なる位置から照射するように構成すればよく、例えば、異なる偏光の光を発生する発光素子を二つ設けて、異なる偏光の光を異なる位置からフレネルレンズ12に照射するように構成してもよい。
【0031】
偏光フィルタ11を透過した光はフレネルレンズ12に照射される。フレネルレンズ12は凸レンズであり、フレネルレンズ12では発光素子10から拡散するように放射された光の光路を略平行に屈折して液晶表示パネル4(マイクロポール2)に照射する。
【0032】
このとき、液晶表示パネル4に照射される光は、上下方向に広がることがないように照射され、マイクロポール2に照射される。すなわち、マイクロポールのある領域を透過した光が、液晶表示パネル4の特定の表示単位の部分を透過するようになっている。
【0033】
また、液晶表示パネル4に照射される光のうち、偏光フィルタ11の右側領域11aを通過した光と左側領域11bを通過した光とは、異なる角度でフレネルレンズ12に入射し、フレネルレンズ12で屈折して左右異なる経路で液晶表示パネル4から放射される。
【0034】
液晶表示パネル4は、2枚の透明板(例えば、ガラス板)の間に所定の角度(例えば、90度)ねじれて配向された液晶が配置されており、例えば、TFT型の液晶表示パネルを構成している。液晶表示パネルに入射した光は、液晶に電圧が加わっていない状態では、入射光の偏光が90度ずらして出射される。一方、液晶に電圧が加わっている状態では、液晶のねじれが解けるので、入射光はそのままの偏光で出射される。
【0035】
液晶表示パネル4の光源1側には、マイクロポール(第1偏光板)2及び偏光板3(第2偏光板)が配置されており、観察者側には、偏光板(第3偏光板)5が配置されている。
【0036】
マイクロポール2は第1偏光板として機能し、透過する光の偏光が異なる領域が、微細な間隔で繰り返して配置されている。具体的には、微細な幅の1/2波長板21を1/2波長板21の幅と同一の微細な間隔で偏光板22に貼り付けてあり、1/2波長板21が貼り付けられている領域2aと、1/2波長板21が貼り付けられていない領域2bとが微細な間隔で繰り返して設けられている。1/2波長板21は、その結晶軸を偏光フィルタ11の右側領域11aを透過する光の偏光と45度ずらして配置して、右側領域11aを透過した光の偏光を結晶軸方向に90度回転させて出射する。すなわち、右側領域11aを透過した光の偏光を90度ずらして、左側領域11bを透過する光の偏光と等しくする。また、マイクロポール2の基材となる偏光板22は、偏光フィルタ11の左側領域11bを透過する光の偏光と一致している。
【0037】
このマイクロポール2の偏光特性の繰り返しは、液晶表示パネル4の表示単位と同一のピッチとして、表示単位毎(すなわち、表示単位の横方向の水平ライン毎)に透過する光の偏光が異なるようにする。よって、液晶表示パネル4の表示単位の水平ライン(走査線)毎に対応するマイクロポールの偏光特性が異なるようになって、水平ライン毎に出射する光の方向が異なる。
【0038】
又は、マイクロポール2の偏光特性の繰り返しは、液晶表示パネル4の表示単位のピッチの整数倍のピッチとして、マイクロポール2の偏光特性が複数の表示単位毎(すなわち、複数の表示単位の水平ライン毎)に変わるようにして、複数の表示単位毎に透過する光の偏光が異なるように設定する。よって、液晶表示パネル4の表示単位の水平ライン(走査線)の複数本毎にマイクロポールの偏光特性が異なって、水平ラインの複数本毎に出射する光の方向が異なる。
【0039】
このように、マイクロポールの偏光特性の繰り返し毎に異なる光を液晶表示パネル4の表示素子(水平ライン)に照射する必要があるため、マイクロポール2を透過して液晶表示パネル4に照射される光は、上下方向の拡散を抑制したものである必要がある。
【0040】
すなわち、マイクロポール2の1/2波長板21が貼り付けられた領域2aは、偏光フィルタ11の右側領域11aを透過した光を、左側領域11bを透過した光の偏光に変えて透過する。また、マイクロポール2の1/2波長板21が貼り付けられていない領域2bは、偏光フィルタ11の左側領域11bを透過した光を透過する。そしてマイクロポール2を出射した光は、左側領域11bを透過した光と同じ偏光を有して、液晶表示パネル4の光源側に設けられた偏光板3に入射する。
【0041】
偏光板3は第2偏光板として機能し、マイクロポール2の基材として用いられている偏光板22と同一の偏光特性を有し、マイクロポール2を透過した光と同一の偏光の光を透過する偏光特性を有する。また、偏光板5は第3偏光板として機能し、偏光板3と90度異なる偏光の光を透過する偏光特性を有する。
【0042】
このようなマイクロポール2、偏光板3及び偏光板5を液晶表示パネル4に貼り合わせて、マイクロポール2、偏光板3、液晶表示パネル4及び偏光板5を組み合わせて画像表示装置を構成する。このとき、液晶に電圧が加わった状態では、マイクロポール2を透過した光は偏光板5を透過する。一方、液晶に電圧が加わっていない状態では、マイクロポール2を透過した光は偏光が90度ねじれて液晶表示パネル4から出射されるので、偏光板5を透過しない。
【0043】
なお、偏光板(第2偏光板)3の偏光特性は、マイクロポール2(第3偏光板)の基材として用いられている偏光板の偏光特性と等しく、偏光板3を透過可能な光のみが、マイクロポール2の基材として用いられている偏光板を透過するので、偏光板3を設けることなく、マイクロポール2の基材として用いられている偏光板によって、揃った偏光の光を液晶表示パネル4に入射させるようにしてもよい。
【0044】
デフューザ6は、第3偏光板5の前面(観察者側)に取り付けられており、液晶表示パネルを透過した光を上下方向に拡散する拡散手段として機能する。具体的には、図6に示すように、縦方向にかまぼこ状の凹凸が繰り返し設けられたレンチキュラーレンズを用い液晶表示パネルを透過した光を、上下に拡散する。
【0045】
図2は、本発明の実施の形態の画像表示装置の駆動回路を示すブロック図である。
【0046】
本発明の実施の形態の画像表示装置を駆動するための主制御回路には、CPU101、プログラムなどを予め格納したROM102、CPU101の動作時にワークエリアとして使用されるメモリであるRAM103が設けられている。これらのCPU101、ROM102及びRAM103はバス108によって接続されている。このバス108はCPU101がデータの読み書きをするために使用するアドレスバス及びデータバスから構成されている。
【0047】
また、外部との入出力を司る通信インターフェース105、入力インターフェース106及び出力インターフェース107が、バス108に接続されている。通信インターフェース105は、所定の通信プロトコルに従ってデータ通信を行うためのデータ入出力部である。入力インターフェース106、出力インターフェース107は、画像表示装置に表示する画像データを入出力する。
【0048】
また、出力インターフェース107にはドライバ120を介してアクチュエータ60が接続されており、出力インターフェース107からの信号によってドライバ120が駆動され、アクチュエータ60内のソレノイドに通電させて、立体視アシスタントを動かす駆動部として機能する。そして、アクチュエータには後述する立体視アシスタントが接続されており、アクチュエータの動作によって後述する立体視アシスタントが動いて、アシスト状態となる。
【0049】
また、バス108には、表示制御回路のグラフィック・ディスプレイ・プロセッサ(GDP)156が接続されている。GDP156は、CPU101によって生成された画像データを演算し、RAM153に設けられたフレームバッファに書き込んで、画像表示装置に対して出力する信号(RGB、V BLANK、V_SYNC、H_SYNC)を生成する。GDP156には、ROM152及びRAM153が接続されており、RAM153には、GDP156が動作するためのワークエリア及び表示データを記憶するフレームバッファが設けられている。また、ROM152には、GDP156が動作するために必要なプログラム及びデータが記憶されている。
【0050】
また、GDP156には、GDP156にクロック信号を供給する発振器158が接続されている。発振器158が生成するクロック信号は、GDP156の動作周期を規定し、GDP156から出力される同期信号(例えば、V_SYNC、V
BLANK)の周期を生成する。
【0051】
GDP156から出力されるRGB信号は、γ補正回路159に入力されている。このγ補正回路159は、画像表示装置の信号電圧に対する照度の非線形特性を補正して、画像表示装置の表示照度を調整して、画像表示装置に対して出力するRGB信号を生成する。
【0052】
合成変換装置170は、右目用フレームバッファ、左目用フレームバッファ及び立体視用フレームバッファが設けられており、GDP156から送られてきた右目用画像を右目用フレームバッファに書き込み、左目用画像を左目用フレームバッファに書き込む。そして、右目用画像と左目用画像とを合成して立体視用画像を生成して立体視用フレームバッファに書き込んで、立体視用画像データをRGB信号として画像表示装置に出力する。
【0053】
この右目用画像と左目用画像との合成による立体視用画像の生成は、マイクロポール2に貼り付けられた1/2波長板21の間隔毎に、右目用画像と左目用画像と組み合わせる。具体的には、本実施の形態の画像表示装置のマイクロポール2の1/2波長板21は液晶表示パネル4の表示単位の間隔で配置されているので、液晶表示パネル4の表示単位の横方向ライン(走査線)毎に右目用画像と左目用画像とが交互に表示されるように立体視用画像を表示する。
【0054】
L信号出力中にGDP156から送信されてきた左目用画像データを左目用フレームバッファに書き込み、R信号出力中にGDP156から送信されてきた右目用画像データを右目用フレームバッファに書き込む。そして、左目用フレームバッファに書き込まれた左目用画像データと、右目用フレームバッファに書き込まれた右目用画像データとを走査線一本毎読み出して、立体視用フレームバッファに書き込む。
【0055】
画像表示装置内には液晶ドライバ(LCD DRV)181、バックライトドライバ(BL DRV)182が設けられている。液晶ドライバ(LCD DRV)181は、合成変換装置170から送られてきたV BLANK信号、V_SYNC信号、H_SYNC信号及びRGB信号に基づいて、液晶表示パネルの電極に順次電圧をかけて、液晶表示パネルに立体視用の合成画像を表示する。
【0056】
バックライトドライバ182は、GDP156から出力されたDTY_CTR信号に基づいて発光素子(バックライト)10に加わる電圧のデューティー比を変化させて、液晶表示パネル4の明るさを変化させる。
【0057】
以上説明した実施の形態では、主制御回路がアクチュエータ60を制御し、表示制御回路(補助制御回路)が立体画像の表示制御を行っている。主制御回路は表示制御回路に指示した立体画像が画像表示装置180に表示されるタイミングと整合させて、アクチュエータ60を制御する。
【0058】
また、主制御回路及び表示制御回路を共通化して、アクチュエータ部を(例えば、オプション機能として)交換可能な機構(ソレノイド駆動機構とモータ駆動機構など)として設けた場合に都合がよい。
【0059】
以上、立体視可能な三次元画像を得る方法の一例としてマイクロポールを用いる画像表示装置について説明したが、レンチキュラーレンズを用いた方法や、パララックスバリヤ方式、凹面鏡の結像作用を用いた方式など、立体像を知覚させるものであれば、立体視の奥行き知覚を補助するものとして、本発明を適用することができる。
【0060】
図3は、本発明の実施の形態の画像表示装置を示す図である。このうち図3(a)は、アシスト状態の画像表示装置の正面図であり、図3(b)は、非アシスト状態の画像表示装置の正面図であり、図3(c)は、立体視アシスタントの出現位置を示す斜視図である。
【0061】
画像表示装置8の手前側左右両側部には立体視アシスタント(サメ)61a、61bが取り付けられている。立体視アシスタント61a、61bは回動可能に取り付けられており、該稼動部に連結されたソレノイドの作用によって(ソレノイドへの通電が制御されることで)、立体視アシスタント61a、61bが回転して、該立体視アシスタントが水平位置に維持され、画像表示装置8の表示領域に左右方向から立体視アシスタント61a、61bが出現するように、画像表示装置8の左右両側部から立体視アシスタントが内側に突出して、画像表示装置8の表示領域と重なる位置に立体視アシスタントが出現して、アシスト状態となる(図3(a))。
【0062】
図3(b)に示す立体視アシスタントが現れていない非アシスト状態では、立体視アシスタント61a、61bは、連結して設けられたソレノイドへの通電が遮断されることで、重力又はバネ力によって立体視アシスタント61a、61bが垂直位置となって、立体視アシスタント61a、61bが画像表示装置8の左右両側部(収納部)に隠されて、画像表示装置8の表示領域と重ならない状態となる。
【0063】
図3(c)には立体視アシスタントが現れる立体視アシスト領域を示す。立体視アシスト領域は、画像表示装置8の表示画面の手前側の表示画面の左右に、表示画面と重なる位置に設けられる。なお、画像表示装置8の前面に、光透過性(例えば、透明)の前面パネル(前面構成部材)を設け、画像表示装置8の表示画面と前面パネルとの間に立体視アシスタントが出現して、アシスト状態となるようにしてもよい。
【0064】
図4は、本発明の実施の形態の別の画像表示装置を示す図である。このうち図4(a)は、アシスト状態の画像表示装置の正面図であり、図4(b)は、非アシスト状態の画像表示装置の正面図であり、図4(c)は、立体視アシスタントの出現位置を示す斜視図である。
【0065】
画像表示装置8の手前側上部には立体視アシスタント62(クラゲの足)が取り付けられている。立体視アシスタント62は、連結されたソレノイドの作用によって(ソレノイドへの通電を制御することで)、該立体視アシスタントが上下に移動可能となっている。すなわち、立体視アシスタント62に連結されたソレノイドに通電することで、立体視アシスタント62が下方に移動して、立体視アシスタント62が画像表示装置8の表示領域に出現するように、画像表示装置8の上部から内側に突出して、画像表示装置8の表示領域と重なる位置に立体視アシスタントが出現して、アシスト状態となる(図4(a))。
【0066】
図4(b)に示す立体視アシスタントが現れていない非アシスト状態では、立体視アシスタント62は、連結して設けられたソレノイドへの通電が遮断されることで、バネ力によって引き上げられ、立体視アシスタント62が立体視アシスタント62の上方に設けられた収納部(クラゲの頭)の中に隠れて、画像表示装置8の表示領域と重ならない状態となる。
【0067】
図4(c)には立体視アシスタントが現れる立体視アシスト領域を示す。立体視アシスト領域は、画像表示装置8の表示画面の手前側の表示画面の上部に、表示画面と重なるように設けられる。なお、画像表示装置8の前面に、光透過性(例えば、透明)の前面パネル(前面構成部材)を設け、画像表示装置8の表示画面と前面パネルとの間に立体視アシスタントが出現して、アシスト状態となるようにしてもよい。
【0068】
図5は、本発明の実施の形態の別の画像表示装置を示す図である。このうち図5(a)は、アシスト状態の画像表示装置の正面図であり、図5(b)は、非アシスト状態の画像表示装置の正面図であり、図5(c)は、立体視アシスタントの出現位置を示す斜視図である。
【0069】
画像表示装置8の手前側下部には立体視アシスタント63が取り付けられている。立体視アシスタント63は、連結されたソレノイドの作用によって(ソレノイドへの通電を制御することで)該立体視アシスタントが上下に移動可能となっている。すなわち、立体視アシスタント63に連結されたソレノイドに通電することで、立体視アシスタント62が上方に移動して、立体視アシスタント62が、画像表示装置8の表示領域に出現するように、画像表示装置8の下部から内側に突出して、画像表示装置8の表示領域と重なる位置に立体視アシスタントが出現し、アシスト状態となる(図5(a))。
【0070】
図5(b)に示す立体視アシスタントが現れていない非アシスト状態では、立体視アシスタント63に連結して設けられたソレノイドへの通電が遮断されることで、バネ力又は重力によって降下して、立体視アシスタント63が立体視アシスタント63の下方に設けられた収納部内に隠れて、画像表示装置8の表示領域と重ならない状態となる。
【0071】
図5(c)には立体視アシスタントが現れる立体視アシスト領域を示す。立体視アシスト領域は、画像表示装置8の表示画面の手前側の表示画面の下部に、表示画面と重なるように設けられる。なお、画像表示装置8の前面に、光透過性(例えば、透明)の前面パネル(前面構成部材)を設け、画像表示装置8の表示画面と前面パネルとの間に立体視アシスタントが出現して、アシスト状態となるようにしてもよい。
【0072】
なお、前述した図3(c)、図4(c)、図5(c)においては、画像表示装置8の表示画面の前に前面パネルを配置し、該表示画面と前面パネルとの間に立体視アシスタントが出現するようにした。しかし、必ずしも前面パネルを用いる必要はなく、前面パネルを用いない場合には、単に画像表示装置の前面に立体視アシスタントを設ければよい。
【0073】
図6は、本発明の実施の形態の遊技機における立体視可能に表示された画像と立体視アシスタントとの関係を説明する図である。
【0074】
図6(a)は、識別情報を伴った図柄オブジェクトが平面的に表示されている状態を示す。図6(b)は、識別情報を伴った図柄オブジェクトが1段階手前側に見えるように立体視可能に表示されている状態を示す。図6(c)は、識別情報を伴った図柄オブジェクトが2段階手前側に見えるように立体視可能に表示されている状態を示す。この識別情報が飛び出して見える段階は、画像表示装置8に表示される画像の左右両眼用の視差によって定められ、液晶表示パネル4の所定ドット(例えば、1ドット)のズレが奥行き方向の1段階の飛び出しに相当する。
【0075】
このとき、立体視アシスタントは、1段階と2段階との間の固定した位置に表示される。すなわち、図6(b)においては、立体視表示された図柄オブジェクトは、立体視アシスタントの奥行き方向における近傍で、立体視アシスタントよりやや奥側(表示画面側)に表示される。また、図6(c)においては、立体視表示された図柄オブジェクトは、立体視アシスタントの奥行き方向における近傍で、立体視アシスタントよりやや手前側(観察者側)に表示される。
【0076】
図7は、本発明の実施の形態の立体視アシスタントの配置を示す斜視図である。
【0077】
図7に示す実施の形態では、画像表示装置8の表示画面の手前側には複数の立体視アシスタント64a〜64cが設けられている。これらの立体視アシスタントは、立体視アシスタント64aが表示画面に最も近く、立体視アシスタント64cが表示画面から最も遠く、立体視アシスタント64bが立体視アシスタント64aと立体視アシスタント64cとの間に設けられている。
【0078】
図7(a)は、最も表示画面に近い立体視アシスタント64aが突出して、表示画面に重なって立体視アシスタントが出現している状態を示す。図7(b)は、中程度の距離の立体視アシスタント64bが突出して、表示画面に重なって立体視アシスタントが出現している状態を示す。図7(c)は、立体視アシスタント64cが突出して、表示画面に重なって立体視アシスタントが出現している状態を示す。
【0079】
このように、表示画面からの距離を変えた複数の立体視アシスタントを設け、いずれかの立体視アシスタントを選択的に動作させてアシスト状態にすることによって、立体視アシスタント自体で奥行き感を変えることができ、立体像の出現位置の目安となり、立体画像の再現を容易にすることができる。
【0080】
図7に示す立体視アシスタント64a〜64cは、いずれかの立体視アシスタントが突出したアシスト状態(図7(a)〜図7(c))と、全ての立体視アシスタントが引っ込んだ非アシスト状態(図示省略)とに、立体視アシスタント制御手段(主制御装置)によって制御される。
【0081】
すなわち、立体視アシスタント制御手段は、左右画像の視差量や、合成変換装置170への指令信号等によって立体画像の出現位置を判定し、非アシスト状態とアシスト状態とを切り替え、アシスト状態ではどの位置に立体視アシスタントを突出させるかを制御する。
【0082】
図8は、本発明の実施の形態の立体視アシスタントの別な配置を示す斜視図である。
【0083】
図8に示す実施の形態では、画像表示装置8の表示画面の手前側には立体視アシスタント65が設けられている。この立体視アシスタント65は、表示画面への表示の変化にあわせて、突出、収納可能に構成されている。さらに、この立体視アシスタント65は前後に移動して、表示画面からの距離を変化させることができる。すなわち、立体視アシスタントは表示画面に垂直方向に設けられた溝に沿って、表示画面に垂直方向に移動して、表示画面からの距離(観察者からの距離)を変化させることができる。
【0084】
図8(a)は、表示画面に重なるように突出した立体視アシスタント65が、表示画面に最も近い位置に移動した状態を示す。図8(b)は、立体視アシスタント65が移動距離の中程に位置している状態を示す。図8(c)は、立体視アシスタント65が、表示画面から最も遠い位置に移動した状態を示す。
【0085】
このように、表示画面からの距離を変えることができる立体視アシスタントを設け、いずれかの位置(表示画面からの距離)で立体視アシスタントを動作させてアシスト状態とすることによって、立体視アシスタント自体で奥行き感を変えることができ、立体像の出現位置の目安となり、立体画像の再現を容易にすることができる。
【0086】
図9は、本発明の実施の形態の遊技機における立体視可能に表示された画像と立体視アシスタントとの関係を説明する図である。
【0087】
図9(a)は、識別情報を伴った図柄オブジェクトが平面的に表示されている状態を示す。図9(b)は、識別情報を伴った図柄オブジェクトが1段階手前側に突出して立体視可能に表示されている状態を示す。図9(c)は、識別情報を伴った図柄オブジェクトが2段階手前側に突出して立体視可能に表示されている状態を示す。この識別情報が飛び出して見える段階は、画像表示装置8に表示される画像の左右両眼用の視差によって定められ、液晶表示パネル4の所定ドット(例えば、1ドット)のズレが奥行き方向の1段階の飛び出しに相当する。
【0088】
図9(a)に示す状態では、立体視アシスタントは平面表示位置と1段階突出位置との間に表示される。また、図9(b)に示す状態では、立体視アシスタントは1段階突出位置と2段階突出位置との間に表示される。また、図9(c)に示す状態では、立体視アシスタントは2段階突出位置と3段階突出位置との間に表示される。すなわち、立体視表示された図柄オブジェクトの奥行き方向の移動に応じて立体視アシスタントが移動し、立体視アシスタントは立体視表示された図柄オブジェクトの奥行き方向における近傍で、図柄オブジェクトよりやや手前側に表示される。
【0089】
図10は、本発明の実施の形態の画像表示装置の正面図であり、画像表示装置8の表示内容と立体視アシスタントとの関係を示す。
【0090】
図10(a)に示す状態では、画像表示装置8の表示画面に表示される画像は立体視不可能な二次元の平面画像(2D)として表示されており、立体視アシスタント63は表示画面に重ならない位置に後退している。
【0091】
図10(b)に示す状態では、表示領域の上部に表示される画像は立体視可能な三次元画像(3D)として表示されているが、表示領域の下部に表示される画像は立体視不可能な二次元の平面画像として表示されている。そして、立体視アシスタントは、立体視可能に表示されている画像に重ならない範囲で表示画面と重なって表示されている。すなわち、立体視アシスタントは、立体視不可能な二次元の平面画像と重なって表示されているので、立体視可能な三次元画像の視認を妨げることなく、立体視アシスタントによって表示画像の立体感を増大させて、立体視を補助している。
【0092】
図10(c)に示す状態では、表示領域の全面にわたって立体視可能な三次元画像が表示されており、立体視アシスタントは、立体視可能に表示されている画像に重なるように表示画面と重なって表示されている。このとき、立体視アシスタントに重なって表示される立体視可能な三次元画像は、静止しておらず、画像の位置が変化する動いた画像が表示されている。すなわち、立体視可能な三次元画像が変化している場合には、該立体視可能な表示が立体視アシスタントの陰に短時間隠れた場合でも、該画像が、立体視アシスタントに隠れたり、立体視アシスタントから出たりするので、立体視アシスタントに隠された画像が人間の知覚によって補完され、該画像が連続して動いているように認識される。よって、画像の立体視を妨げることなく、立体視アシスタントによって表示画像の立体感を増大させて、立体視を補助することができる。
【0093】
なお、表示領域の前面側に有体物が出現するのではなく、表示領域前面に設けられた透明パネルに後方又は側方から光を照射して、透明パネルに投影された画像によって立体視アシスタントを表示することもできる。
【0094】
このように本発明の実施の形態では、左右眼の視差作用によって立体視可能な三次元画像を表示する画像表示装置において、前記画像表示装置に立体視可能な三次元画像が表示されているときに、前記画像表示装置の前面に表示される立体視アシスタントを設けたので、立体像の出現位置がどの程度飛び出しているのか(どの程度奥まっているのか)を容易に認識するための立体像の出現位置の目安となる表示をすることができ、立体像を速やかに認識することができるようになる。
【0095】
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した発明の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の画像表示装置の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態の画像表示装置の駆動回路のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図である。
【図6】本発明の実施の形態の画像表示装置における表示画像と立体視アシスタントとの関係の説明図である。
【図7】本発明の実施の形態の立体視アシスタントの配置を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態の立体視アシスタントの配置を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態の画像表示装置における表示画像と立体視アシスタントとの関係の説明図である。
【図10】本発明の実施の形態の画像表示装置の説明図である。
【符号の説明】
1 光源
10 発光素子
11 変更フィルタ
12 フレネルレンズ
13 反射板
2 マイクロポール(第1偏光板)
3 偏光板(第2偏光板)
4 液晶表示パネル
5 偏光板(第3偏光板)
6 デフューザ
7 デフューザ
18 前面パネル
61、62、63、64、65 立体視アシスタント
Claims (9)
- 左右眼の視差作用によって立体視可能な画像を表示する画像表示装置において、
前記画像表示装置は、立体視可能な画像を表示する立体画像表示部と、
前記立体画像表示部の前面側で前記立体視可能な画像により出現する立体画像の対照とされ、前記画像の立体視を補助する立体視アシスタントと、
前記立体視アシスタントを駆動する駆動手段と、を備え、
前記立体視アシスタントは、前記駆動手段により、前記立体画像の出現位置と略同一の奥行位置に出現して前記立体画像表示部に表示される画像の立体視を補助するアシスト状態と、前記画像の立体視を補助しない非アシスト状態とに制御されることを特徴とする画像表示装置。 - 前記アシスト状態において、前記立体視アシスタントは、前記立体視可能な画像と重ならない位置に出現することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記アシスト状態において、前記画像表示装置に表示される画像のうち、前記立体視アシスタントと重なって見える位置の画像は、左右眼で視差のない表示をすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
- 前記アシスト状態において、前記立体画像表示部に表示される画像のうち、前記立体視アシスタントと重なって見える位置に立体視可能に表示される画像は、静止していない画像であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
- 前記立体視アシスタントの少なくとも一部を収納する収納部を備え、
前記駆動手段は、前記アシスト状態において前記立体視アシスタントを前記収納部から突出させ、前記非アシスト状態において前記立体視アシスタントを前記収納部に収納することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の画像表示装置。 - 前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示領域の前面側に位置して、前記立体画像表示部から異なる距離で複数設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の画像表示装置。
- 前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示領域の前面側に位置して、前記立体画像表示部からの距離を変更可能に設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の画像表示装置。
- 前記立体視アシスタントは、前記立体画像表示部の表示面からの前記立体画像の突出量に関連して、出現位置が変更されることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像表示装置。
- 前記立体視アシスタントは、該立体視アシスタントの近傍に前記立体画像が出現するときに、前記アシスト状態となることを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の画像表示装置。
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Cited By (3)
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-
2002
- 2002-09-04 JP JP2002258659A patent/JP2004094150A/ja active Pending
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