JP2004092117A - Rock breaker and rock breaking method - Google Patents
Rock breaker and rock breaking method Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004092117A JP2004092117A JP2002252893A JP2002252893A JP2004092117A JP 2004092117 A JP2004092117 A JP 2004092117A JP 2002252893 A JP2002252893 A JP 2002252893A JP 2002252893 A JP2002252893 A JP 2002252893A JP 2004092117 A JP2004092117 A JP 2004092117A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wedge
- action
- rock
- liner
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネル工事等において使用するに適した割岩機と、それを使用する割岩工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トンネル工事や都市土木等においては、振動や騒音の発生を防止するため、従来広く使用されてきた発破を用いず、楔作用で岩盤を破壊する油圧式割岩機を用いる工法が採用されることが多くなっている。この油圧式割岩機は、先端側の肉厚が薄く、後部側の肉厚が厚い傾斜作用面を有するウエッジと、該ウエッジの両側に配置され、該ウエッジによって押し開かれる一対のウエッジライナーとを備え、該ウエッジライナーを岩盤に予め穿孔した下穴や岩盤の割れ目等に挿入してウエッジを油圧で一対のウエッジライナー間に押し込み、両ウエッジライナーの圧力で岩盤を圧壊するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図11はこの岩盤圧壊工法を表すもので、岩盤Gに穿孔した下穴Hに油圧式割岩機のウエッジWと一対のウエッジライナーL,Lの組合せからなる作用部を挿入し、楔状作用面を有するウエッジを一対のウエッジライナーL,L間に挿入することにより、ウエッジライナーの圧力で岩盤を圧壊する。ウエッジライナーL,Lの作用面すなわち岩盤に当接する面は図11に示すようなテーパ面となっており、このテーパ面で下穴Hの入口から順に圧壊して行く。
【0004】
上記従来の方法は、下穴の開口部のコーナー部から少しずつ順に圧壊していくので、圧壊に時間と手間がかかるという問題点があった。これを改良するものとして、図12に示すように、先端部に逆テーパ状の厚肉部Mを有するウエッジライナーLを用い、下穴の穴底付近までこのウエッジライナーとウエッジWを挿入して底の方から一度に圧壊するものが開発されている。
【0005】
この方法によると、下穴全体にわたって一度に圧壊できるので能率的ではあるが、負荷が大きくなりやすく、割岩できないことが少なくなかった。このため、ウエッジとウエッジライナーの組合せからなる作用部を穴から抜き取るのが困難となることが多かった。また、抜取り時に、上記ウエッジライナーの薄肉の境界部(Aで示す)に曲がりが発生し、折損事故を引き起こしやすかった。
【0006】
さらに、トンネル工事等における横穴割岩に際しては、下穴の中へウエッジとウエッジライナーを挿入した後、割岩機を吊り下げているワイヤーを弛めて、または割岩装置のブーム、アーム等を下降させて割岩機の重量を下穴に預けた状態で割岩方向を決め、割岩作業を行っている。このとき全重量がウエッジとウエッジライナーにかかるので、上記A部の肉厚が薄い場合は曲がり等の問題が生ずるおそれがあった。そこで本発明は、上記従来の割岩機を用いる工法における問題点を解決し、負荷が過大となることを防止して割岩不能となる事態を防止するとともに、ウエッジライナーの曲がりや折損事故が生じにくくすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、請求項1に記載の発明にかかる割岩機は、先端部の肉厚が薄く基部側の肉厚が厚い楔状傾斜作用面を有するウエッジと、該ウエッジの両側に配置した一対の棒状のウエッジライナーとを備え、前記ウエッジを前記一対のウエッジライナーの間隔部に押し込んで該ウエッジライナーの間隔を押し広げることにより、該ウエッジライナーの圧力で岩盤を圧壊する割岩機において、前記ウエッジライナーの岩盤に当接する作用面を長手方向において複数の作用区分に区分し、各作用区分の肉厚は前側が厚く後側がしだいに薄くなる傾斜面として形成するとともに、前側の作用区分の前端部の肉厚を後側の作用区分の前端部の肉厚よりも厚くし、かつ前側の作用区分の後端部と後側の作用区分の前端部とを接続する短い接続部を設けたことを特徴としている。ウエッジライナーの先端部には、請求項2に記載の発明のように、下穴や割れ目等への挿入を容易にするため、尖った形状のガイド部を設けておくのが好ましい。
【0008】
また、請求項3に記載の発明にかかる割岩工法は、岩盤に形成した下穴に割岩機の楔状の傾斜面を有するウエッジと該ウエッジの両側に配置した一対の棒状ウエッジライナーの組合せを挿入し、前記ウエッジを一対のウエッジライナーの間隔部に押し込むことにより、楔作用で両側のウエッジライナーの間隔を押し広げ、その圧力によって岩盤を圧壊する割岩工法であって、前記ウエッジライナーとして、岩盤に接する作用面を長手方向において複数の作用区分に区分し、各作用区分の肉厚は前側が厚く後側がしだいに薄くなる傾斜面として形成するとともに、前側の作用区分の前端部の肉厚を後側の作用区分の前端部の肉厚よりも厚くし、かつ前側の作用区分の後端部と後側の作用区分の前端部とを接続する短い接続部を設けたウエッジライナーを用い、最初に該ウエッジライナーの最先端側の作用区分を下穴に挿入した状態で該最先端側の作用区分により下穴の開口部に近い部分の圧壊を行い、ついで上記最先端側の作用区分が下穴内の未圧壊部分に挿入されるようにウエッジライナーを前進させて同様に未圧壊部分の圧壊を行い、最終的に所望の深さの割岩が達成されるまで上記ウエッジライナーの前進と圧壊を繰り返すことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に表された本発明の実施形態に基づいて、具体的に説明する。
【0010】
この割岩機1は、液圧式割岩機(以下「油圧式割岩機」ともいう)であり、ウエッジ2と、該ウエッジを挟むようにその両側に配置される一対のウエッジライナー3,3を備えている。ウエッジ2は、図5に示すように、正面視において先端部F側の肉厚が薄く、後側の肉厚がしだいに厚くなる楔状の作用面2a,2aを備えている。図示例では、先端部Fの肉厚tが約5mm、作用面2aの後端部Rの肉厚Tが約81mmであり、両者の距離Dは約2530mmである。したがって、片側の作用面2aの勾配は、38/2530程度である。
【0011】
ウエッジ2の先端部Fにおける両側面は、平面視において、先端側がしだいに狭くなるような傾斜面2bとして形成されている。また、ウエッジ2の前記後端部Rよりも後側の部分は該ウエッジ2を保持する基部5となっており、この部分に幅の狭い湾曲部5aと大径部5bが設けられ、この大径部5bには、丸底の環状溝5cが全周にわたって形成されている。
【0012】
ウエッジライナー3は、図3に示すように、ウエッジ2と接する面3aは平面であり、作用面10すなわち岩盤と当接する面は断面円弧状の曲面を有する概略蒲鉾形となっている。このウエッジライナー3の先端部には、尖った形状のガイド部7が設けられている。このガイド部7は、下穴への挿入を容易にするためのものであるが、場合によってはこれを設けておかなくてもよい。また、ウエッジライナー3の後端部には、該ウエッジライナーの前方への逸脱を防止するための係合部8が設けられている。この係合部8は、幅方向両側に張出している。なお、ウエッジライナー3の幅は、上記ガイド部7と係合部8を除いてほぼ同じである。
【0013】
ウエッジライナー3の作用面10は、長手方向に沿って複数段に区分されている。図示例では10a,10b,10c,10dで示す4段の作用区分に区分されていて、各区分内では、先端側の肉厚が大きく後部側の肉厚が僅かに小さい逆傾斜面となっている。具体的には、図3のA部の肉厚h1が47.5mm、B部の肉厚h2が37.5mm、C部の肉厚h3が40.0mm、D部の肉厚h4が34.4mm、E部の肉厚h5が35.6mm、F部の肉厚h6が31.9mm、G部の肉厚h7が46.0mmである。このため、各区分の間隔部分、すなわち図示例では上記区分10aと10bの間、及び10bと10cの間に、後部側が高くなるような傾斜面を有する接続部11a,11bが設けられている。なお、区分10dよりも後方の部分12は大きな傾斜で隆起しており、その後端部には幅方向両側に張出する前記係合部8が一体に形成されている。
【0014】
図1は、油圧式割岩機1の一部断面図である。この油圧式割岩機1は、シリンダ20の前側にボデイ21を接合したもので、シリンダ20の内部にピストン23が前後移動自在に設けられ、該ピストンの前側にはピストンロッド25が接続されている。ピストンロッド25の前端部には、ウエッジホルダー27が取り付けられ、該ウエッジホルダー27によってウエッジ2が保持されている。具体的には、ウエッジホルダー27の前部にウエッジ2の基部が嵌合し、該ウエッジ2の環状溝5cにスクリュープラグ28で押された鋼球29が係合している。このため、ウエッジ2は回転可能かつ逸脱不能にウエッジホルダー27に連結されている。
【0015】
また、ボデイ21の前端部には、ウエッジライナーホルダー30が取り付けられ、その内面側にはラバーワッシャー31と該ラバーワッシャー31の前面を押えるプレート32が設けられている。ボデイ21の内面には円筒状のライナー33が嵌装されており、その前端部にウエッジライナーサポート34が取り付けられている。ウエッジライナー3は、後端面がこのウエッジライナーサポート34に当たるようにウエッジライナーホルダー30内に挿入されている。ホデイ21の前端部にはカバー35が取り付けられているが、このカバー35の適所には半径方向の通孔36が穿設され、この通孔36内にコイルバネ37と該コイルバネの付勢力によってウエッジライナー3をウエッジ2側へ押圧するプラグ38が嵌装されている。
【0016】
この油圧式割岩機1は、例えば図9、図10に示すように、走行装置40のターンテーブルに設けた上下回動自在なストレートアーム41にチルトアーム42を連結し、該チルトアーム42の先端部に自在継手44及び旋回装置45を介して取り付けられ使用される。旋回装置45は、内部に旋回モータと減速ギヤが設けられており、このモータの出力によって油圧式割岩機1が軸回りに回転可能となっている。岩盤では、圧壊しやすい方向があるので、このように油圧式割岩機を軸回りに回転可能とし、ウエッジ2とウエッジライナー3の加圧方向を自在に調節できるようにしておくのが好ましい。
【0017】
次に、この油圧式割岩機1を用いる割岩工法について説明する。この割岩機1を用いて岩盤を圧壊するに際しては、まずさく岩機で下穴Hを穿孔する。この下穴Hの口径は、ウエッジ2とウエッジライナー3,3からなる作用部の先端部、すなわちウエッジライナー3の区分10aが丁度挿入できる大きさとする。区分10aと下穴内壁との間の隙間が大き過ぎると、ウエッジライナー3の加圧力が十分に作用しないため、効果的な割岩はできにくくなる。
【0018】
図6(a)に示すように、先端側の作用区分10aを下穴Hに挿入したら、割岩機1のシリンダ20内に設けられているピストン23の後側に油圧を供給し、ピストンロッド25を介してウエッジ2を前進させる。ウエッジ2の作用面2aは傾斜面として形成されているので、この前進によって図6(b)に示すようにウエッジライナー3,3が押し開かれ、岩盤を加圧する。この加圧力によって岩盤が破壊されるのである。
【0019】
区分10aによる圧壊が行われたら、図7(a)に示すように、ウエッジライナー3,3とウエッジ2からなる作用部をさらに前進させ、区分10aを下穴Hのまだ圧壊されていない奥の部分(未圧壊部分)に挿入する。この状態で、図7(b)に示すように、再度ウエッジを前進させて圧壊を行う。この時、すでに圧壊されている緩い部分は区分10bによって加圧される。
【0020】
同様に、ウエッジライナー3,3とウエッジ2からなる作用部をさらに前進させて、図8(a)に示すように、区分10aを下穴Hのまだ圧壊されていない奥の部分に挿入し、図8(c)に示すように圧壊する。このようにして順次下穴Hの奥の部分を圧壊する。区分10aを前進させると、後側の区分10b,10cも順に下穴内へ挿入され加圧が行われる。上記の如く、区分10aの長さに相当する長さずつ圧壊して行き、最終的には下穴Hのほぼ全深を圧壊する。なお、ウエッジライナー3の作用面は前後方向に傾斜しているが、ウエッジ2が前進して加圧が行われる状態では、各区分が下穴Hの内壁とほぼ平行になり効果的な加圧が行われる。
【0021】
下穴Hの圧壊が終了すると、ウエッジ2を後退させるとともに、割岩機1自体を後退させてウエッジ2とウエッジライナー3を外へ引き抜く。この場合、下穴Hの周壁部分はすでに破壊されているので、引き抜きは容易である。なお、以上の説明では、下穴Hを穿孔して圧壊を行う例について述べたが、既存の割れ目等を利用して圧壊することができることは言うまでもない。また、図示例では横向きに割岩機を挿入して破壊して行く例について説明したが、下向きや上向きの場合も同じである。
【0022】
この油圧式割岩機1のウエッジライナー3は、その作用面が前後方向に複数段に区分されている特殊な形状となっているので、効果的な圧壊を行うことができるのである。すなわち、図11に示す従来品のように、ウエッジライナーの傾斜面で開口部のコーナー部から少しずつ圧壊して行くものに比べて、少なくとも区分10aの長さを同時に圧壊することができるので、能率的である。また、図12に示す従来品のように、穴底まで挿入したウエッジライナーで一気に圧壊するものではないので、過大の負荷がかかってウエッジライナーが損傷したり抜けなくなったりするおそれもない。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、岩盤の圧壊を能率的に行うことが可能であり、しかも過大の負荷による損傷事故や抜取り不能となる事故を防止することが可能となった。本発明を岩盤以外の例えばコンクリート構造物の破壊に適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の割岩機の一部断面図である。
【図2】そのウエッジライナーとウエッジの組合せの正面図である。
【図3】ウエッジライナーの平面図(a)と正面図(b)である。
【図4】その各部の断面図である。
【図5】ウエッジの平面図(a)及び正面図(b)である。
【図6】割岩工法の説明図である。
【図7】割岩工法の説明図である。
【図8】割岩工法の説明図である。
【図9】割岩装置の平面図である。
【図10】割岩装置の正面図である。
【図11】従来の割岩工法の説明図である。
【図12】従来の割岩工法の説明図である。
【符号の説明】
1 割岩機
2 ウエッジ
3 ウエッジライナー
10 作用面
20 シリンダ
21 ボデイ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a split rock machine suitable for use in tunnel construction and the like, and a split rock construction method using the same.
[0002]
[Prior art]
In tunnel construction and urban civil engineering, in order to prevent the generation of vibration and noise, a construction method using a hydraulic split rock machine that breaks the rock mass by wedge action is used instead of blasting that has been widely used conventionally. It is increasing. The hydraulic split rock machine includes a wedge having a slanted working surface having a thin tip side thickness and a thick rear side thickness, and a pair of wedge liners disposed on both sides of the wedge and pushed open by the wedge. The wedge liner is inserted into a pilot hole drilled in the rock beforehand or a crack in the rock, and the wedge is hydraulically pushed between the pair of wedge liners, and the rock is crushed by the pressure of both wedge liners.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
FIG. 11 shows this rock collapse method. In the prepared hole H drilled in the rock G, an action part composed of a wedge W of a hydraulic split rocker and a pair of wedge liners L, L is inserted, and a wedge-like action surface is formed. The rock is crushed by the pressure of the wedge liner by inserting the wedge having the gap between the pair of wedge liners L and L. The acting surfaces of the wedge liners L, L, that is, the surfaces that come into contact with the rock mass are tapered surfaces as shown in FIG. 11, and the taper surfaces are crushed in order from the entrance of the pilot hole H.
[0004]
The conventional method has a problem in that it takes time and labor to crush in order from the corner of the opening of the pilot hole little by little. To improve this, as shown in FIG. 12, a wedge liner L having a reverse taper-shaped thick portion M is used at the tip, and the wedge liner and the wedge W are inserted to the vicinity of the bottom of the pilot hole. The one that is crushed at the same time from the bottom has been developed.
[0005]
According to this method, the entire pilot hole can be crushed at a time, which is efficient, but the load tends to be large, and it is often impossible to split rocks. For this reason, it is often difficult to extract the action portion composed of the combination of the wedge and the wedge liner from the hole. Further, at the time of extraction, the thin boundary portion (indicated by A) of the wedge liner was bent, and it was easy to cause a breakage accident.
[0006]
Furthermore, for horizontal rock splitting in tunnel construction, after inserting the wedge and wedge liner into the pilot hole, loosen the wire that suspends the rock breaker or lower the boom, arm, etc. of the rock breaker With the weight of the split rock machine left in the pilot hole, the split rock direction is determined and the split rock work is performed. At this time, since the entire weight is applied to the wedge and the wedge liner, problems such as bending may occur when the thickness of the portion A is thin. Therefore, the present invention solves the problems in the construction method using the conventional split rock machine, prevents an excessive load and prevents the situation where the split rock is impossible, and prevents the wedge liner from being bent or broken. The challenge is to do.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention employs the following configuration. That is, the split rock machine according to the first aspect of the present invention includes a wedge having a wedge-shaped inclined working surface having a thin tip portion and a thick base portion, and a pair of rod-like wedges disposed on both sides of the wedge. A split rock machine that crushes the bedrock with the pressure of the wedge liner by pushing the wedge into the gap between the pair of wedge liners to widen the gap between the wedge liners. The abutting action surface is divided into a plurality of action sections in the longitudinal direction, and the thickness of each action section is formed as an inclined surface where the front side is thicker and the rear side is gradually thinner, and the thickness of the front end of the front action section is The wall thickness is thicker than the front end of the rear action section, and a short connection is provided to connect the rear end of the front action section and the front end of the rear action section. It is characterized. As in the invention described in
[0008]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a split rock construction method in which a combination of a wedge having a wedge-shaped inclined surface of a split rock machine and a pair of rod-shaped wedge liners arranged on both sides of the wedge is inserted into a pilot hole formed in the rock mass. The wedge is a split rock construction method in which the wedge is pushed into the gap between the pair of wedge liners to widen the gap between the wedge liners on both sides, and the rock is crushed by the pressure, and the wedge liner contacts the bedrock. The action surface is divided into a plurality of action sections in the longitudinal direction, and the thickness of each action section is formed as an inclined surface where the front side is thick and the rear side gradually becomes thin, and the thickness of the front end of the front action section is Wedge lar which is thicker than the thickness of the front end of the action section and has a short connecting part for connecting the rear end of the front action section and the front end of the rear action section First, the cutting edge portion of the wedge liner is inserted into the pilot hole, and the portion close to the opening of the pilot hole is crushed by the cutting action portion. The wedge liner is advanced so that the action section is inserted into the uncrushed part in the pilot hole, and the uncrushed part is similarly crushed. It is characterized by repeated advancement and crushing.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on embodiments of the present invention shown in the drawings.
[0010]
This rock breaker 1 is a hydraulic breaker (hereinafter also referred to as “hydraulic breaker”), and includes a
[0011]
Both side surfaces of the front end portion F of the
[0012]
As shown in FIG. 3, the
[0013]
The working
[0014]
FIG. 1 is a partial cross-sectional view of a hydraulic split rock machine 1. This hydraulic split rock machine 1 has a
[0015]
A
[0016]
For example, as shown in FIGS. 9 and 10, the hydraulic split rock machine 1 is configured such that a
[0017]
Next, the split rock method using this hydraulic split rock machine 1 will be described. When crushing the bedrock using the split rock machine 1, first, the pilot hole H is drilled with the rock machine. The diameter of the pilot hole H is set such that the distal end portion of the action portion composed of the
[0018]
As shown in FIG. 6 (a), when the
[0019]
When the crushing by the
[0020]
Similarly, the action part composed of the
[0021]
When the crushing of the pilot hole H is completed, the
[0022]
The
[0023]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the present invention, it is possible to efficiently perform the crushing of the rock, and it is possible to prevent an accident caused by an excessive load or an accident that makes the sampling impossible. It was. Needless to say, the present invention can be applied to the destruction of, for example, concrete structures other than rock.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial cross-sectional view of a split rock machine of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the combination of the wedge liner and the wedge.
FIG. 3 is a plan view (a) and a front view (b) of a wedge liner.
FIG. 4 is a cross-sectional view of each part.
FIG. 5 is a plan view (a) and a front view (b) of a wedge.
FIG. 6 is an explanatory diagram of the shale rock method.
FIG. 7 is an explanatory diagram of a swarf rock method.
FIG. 8 is an explanatory diagram of the swarf rock method.
FIG. 9 is a plan view of the split rock device.
FIG. 10 is a front view of the split rock device.
FIG. 11 is an explanatory diagram of a conventional split rock method.
FIG. 12 is an explanatory diagram of a conventional split rock method.
[Explanation of symbols]
1
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002252893A JP4393755B2 (en) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | Split rock machine and split rock method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002252893A JP4393755B2 (en) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | Split rock machine and split rock method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004092117A true JP2004092117A (en) | 2004-03-25 |
JP4393755B2 JP4393755B2 (en) | 2010-01-06 |
Family
ID=32059056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002252893A Expired - Fee Related JP4393755B2 (en) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | Split rock machine and split rock method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4393755B2 (en) |
-
2002
- 2002-08-30 JP JP2002252893A patent/JP4393755B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4393755B2 (en) | 2010-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2014224387A (en) | Wedge type chisel, crushing method, and crusher | |
JP4393755B2 (en) | Split rock machine and split rock method | |
JP2010065398A (en) | Rock splitting apparatus | |
JPH116393A (en) | Expansion type crushing cutter and earth-non-removing pipe jacking method using the same | |
JPH1018753A (en) | Cracking direction control type hydraulic rock bed breaker | |
JP5683927B2 (en) | Pile press-fitting method and underground obstruction member | |
JPH0428080B2 (en) | ||
JP2966269B2 (en) | Notch forming method for blast holes | |
JP7217854B1 (en) | Multifunctional crushing tool, crushing device and crushing method | |
US9512719B2 (en) | Cutting tool holder extraction device | |
US5829695A (en) | Crushing machine | |
KR20050075669A (en) | Stress Transfer Device and Method of Static Rock Crusher Using Wedge-type Expansion Strain of Shape Memory Alloy | |
JPH09158665A (en) | Rock cracking device | |
JP2004144121A (en) | Two-stage grooved concrete pin | |
KR19990001751A (en) | Vibration-Free Rock Cutters | |
JP2524336Y2 (en) | Shape memory alloy holder for rock crushing | |
JPS6231514Y2 (en) | ||
SU1040144A1 (en) | Hydraulic wedge | |
JPH04102651U (en) | Shape memory alloy holder for rock crushing | |
JP2954818B2 (en) | Wall drilling equipment for renovating existing tunnels | |
JPH1122384A (en) | Excavation method of tunnel and its device | |
JPH08144684A (en) | Notch-forming device of blasting hole | |
JPH0393994A (en) | Power element for breaking rock | |
JPH10339087A (en) | Rock splitting machine | |
JPS63194024A (en) | Crusher for hollow concrete pile |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050830 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060512 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070821 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080304 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080507 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080930 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091014 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4393755 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131023 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |