JP2004090940A - 包装箱の底上げ用中敷き - Google Patents
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Abstract
【課題】2種類の中敷きを使わなくても、被包装物を底上げ状態で支持する包装箱の底上げ用中敷きを提供する。
【解決手段】シート2に切れ目により形成した一方側腕部3a及び他方側腕部3bを下方に撓め、腕部折り曲げ用折り目5に沿って折り曲げ、さらに腕部3の中間部分3cを、一方側折り目3f及び他方側折り目3gのところで180°近く反転するように折り曲げることによって、中間部分3cが被包装物Bの載る座面を形成し、腕部3がシート2の表面からハンモック状に吊られた様な状態とすることで、被包装物の下面を抱えるようにして支持する。
【選択図】 図1
【解決手段】シート2に切れ目により形成した一方側腕部3a及び他方側腕部3bを下方に撓め、腕部折り曲げ用折り目5に沿って折り曲げ、さらに腕部3の中間部分3cを、一方側折り目3f及び他方側折り目3gのところで180°近く反転するように折り曲げることによって、中間部分3cが被包装物Bの載る座面を形成し、腕部3がシート2の表面からハンモック状に吊られた様な状態とすることで、被包装物の下面を抱えるようにして支持する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装箱の底上げ用中敷きであって、厚紙等の可撓性を有するシートで形成され、該シートに設けた切れ目や折り目に沿って折り曲げることによって形成される中敷きに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の中敷きの従来例について、図9及び図10を参照しつつ説明する。図示従来例は、大小2つの瓶を包装するための中敷きを示す例である。中敷きは、2種類あり、一つは、被包装物として大小2種類の瓶B(小瓶のみを図示)を仕切るのに用いる仕切り用中敷き10であり、他の一つは、仕切り用中敷き10の下に敷いて、小さい方の瓶Bを底上げするための底上げ用中敷き11である。
【0003】
仕切り用中敷き10は、図10に示すように、厚紙の四辺に側板形成用折り目12を形成し、瓶Bの輪郭を型取った輪郭形成用折り目13と、輪郭形成用折り目13によって形成される輪郭のコーナー部位から該輪郭内側へ延びる切れ目14とが形成されいて、これら折り目及び切れ目に沿って折り曲げ成形することによって、図9に示すように瓶Bが嵌る仕切りが形成される。なお、図10中、符号16で示す部分は開口部である。
【0004】
底上げ用中敷き11は、所要高さになるように厚紙の四辺に側板11aを形成するための側板形成用折り目11bが形成されている。側板11aを側板形成用折り目11bに沿って略直角に折り曲げ成形し、瓶Bの下に位置するように包装箱15の底に配置し、その上から仕切用中敷き10を配置して、瓶Bを底上げするようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、被包装物を底上げするには、上記従来例のように、仕切り用中敷き10と底上げ用中敷き11の2種類の中敷きが必要であった。
【0006】
そこで、本発明は、一種類の中敷きで底上げが可能な包装箱の底上げ用中敷きを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、可撓性を有するシートで形成され、包装箱に納めて被包装物を底上げ状態で支持するための中敷きであって、前記シートが、前記被包装物の下面を抱えるようにして支持する腕部を形成するための腕部形成用切れ目を有し、前記腕部は、前記シートの一方側基点から他方側基点へ延び、該腕部の長さが前記両基点を結ぶ最短距離より長くなるように形成されていることを特徴とする、包装箱の底上げ用中敷きにより達成される。
【0008】
前記腕部は、前記一方側基点から他方側へ延びる一方側腕部分と、前記他方側基点から一方側へ延びる他方側腕部分と、前記一方側腕部分と前記他方側腕部分とを接続する中間部分と、を有することが好ましい。
【0009】
前記腕部は、前記一方側腕部分と前記中間部分とを略Uターン状に接続する一方側接続部と、前記他方側腕部分と前記中間部分とを略Uターン状に接続する他方側接続部と、を更に有することが好ましい。
【0010】
さらに、前記一方側腕部分と前記一方側接続部との境界近傍又は前記中間部分と前記一方側接続部の境界近傍の少なくとも一方に一方側折り目を形成し、前記他方側腕部分と前記他方側接続部との境界近傍又は前記中間部分と前記他方側接続部の境界近傍の少なくとも一方に他方側折り目を形成し、前記一方側腕部及び他方側腕部が下方へ撓められると前記中間部分が前記一方側折り目及び他方側折り目によって反転可能となっていることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る包装箱の底上げ用中敷きの好ましい実施形態について以下に図1〜8を参照して説明する。図示の例は、従来技術と同様に、被包装物として大小2種類の瓶を包装する例を示しているが、被包装物は、図示形状の瓶に限らず、種々の形状の被包装物が含まれる。なお、全図を通し、同様の構成部分には同符号を付した。
【0012】
底上げ用中敷き1は、厚紙又は薄いプラスチックシート等の可撓性を有するシートからなり、シート2に、被包装物(この例では瓶B。図3参照)の下面を抱えるようにして支持する腕部3を形成するための腕部形成用切れ目4を有する。
【0013】
腕部3は、シート2の一方側基点5aから他方側基点5bへ延び、腕部3の長さが左右の基点(5a、5b)を結ぶ最短距離より長くなるように形成されている。基点(5a、5b)には、腕部3を折り曲げるための腕部折り曲げ用折り目5が形成されている。
【0014】
また、腕部3には、一方側基点(5a)から他方側へ延びる一方側腕部分3aと、他方側基点(5b)から一方側へ延びる他方側腕部分3bと、一方側腕部分3aと他方側腕部分3bとを接続する中間部分3cと、が形成されている。
【0015】
さらに腕部3には、一方側腕部分3aと中間部分3cとを略Uターン状に折り返して接続するための一方側接続部3dと、他方側腕部分3bと中間部分3cとを略Uターン状にに接続するための他方側接続部3eと、が形成されている。なお、図1(a)において、図示の便宜上、一方側接続部3dと他方側接続部3eをハッチングで示している。
【0016】
また、一方側腕部分3aと一方側接続部3dとの境界には一方側折り目3fが形成され、中間部分3cと他方側接続部3eとの接続部に他方側折り目3gが形成されている。
【0017】
なお、他方側折り目3gを、他方側腕部分3bと他方側接続部3eとの境界線上或いはその近傍に形成しても良いし(図2(a))、或いは、一方側折り目3fを、中間部分3cと一方側接続部3dとの境界線上或いはその近傍に形成してもよい(図2(b))。
【0018】
シート2の四辺には、従来と同様に、側板6aを形成するための側板形成用折り目6が形成されるとともに、瓶Bの口部B2の輪郭を型取った口部輪郭形成用折り目7と、口部輪郭形成用折り目7によって形成される輪郭のコーナー部位からその輪郭の内側へ延びる口部仕切用切れ目8と、が形成されいてる。
【0019】
上記のように切れ目及び折り目が形成されているシート2の中敷きとしての使用態様を以下に説明する。
【0020】
一方側腕部3a及び他方側腕部3bを下方に撓め、腕部折り曲げ用折り目5に沿って折り曲げると、腕部形成用切れ目4によって腕部3がシート2の表面からハンモック状に吊られた様な状態になる。さらに腕部3の中間部分3cを、一方側折り目3f及び他方側折り目3gのところで180°近く反転するように折り曲げることによって、図1(b)、図4に示すように、中間部分3cの裏側の面が上を向く格好となって、中間部分3cが被包装物Bの載る座面を形成し得る。
このように一方側折り目3f及び他方側折り目3gのところで中間部分3cが反転するように折り曲げることにより、腕部3が実質的に伸び、しかも、腕部3がねじれることなく被包装物を受けることができるため被包装物(B)を安定的に受けることができる。
【0021】
このようにして腕部3を折り曲げ成形しておいて、図3に示すように被包装物Bである瓶を押し込めば、口部輪郭形成用折り目7に沿って折り曲がり、口部仕切用切れ目8によって形成された開口部に瓶Bの口部B2が嵌る。
【0022】
また、腕部折り曲げ用折り目5を胴体部分B1の輪郭に合わせることにより、折り曲げられた腕部折り曲げ用折り目5によって胴体部分B1を仕切ることができる。
【0023】
本発明に係る包装箱の底上げ用中敷きは、上記実施形態に示した例に限らず、種々の変更態様が可能である。
【0024】
例えば、図5〜7に示すように、一方側腕部分3aの先から両側へ二手に分かれるようにして一対の一方側接続部3d’、3d”を形成し、これら一方側接続部3d’、3d”の各々に一対の中間部分3c’、3c”を連続して形成し、さらに他方側接続部3e’、3e”を介して、他方側腕部分3e’、3e”に接続しても良い。この場合も、腕部3には、第1実施形態と同様に、腕部折り曲げ用折り目5、一方側折り目3f及び他方側折り目3g’,3g”が形成されている。これらの折り目及び切れ目に沿って図6に示すように折り曲げ成形すれば、腕部3がハンモック状になって被包装物を受けることができる。
【0025】
さらに、腕部3は、その長さが左右の基点(5a,5b)を結ぶ最短距離より長くなるように腕部形成用切れ目4が形成されておれば良く、腕部形成用切れ目4を、図7に示すような平面視正弦波状、或いは、図8に示すような平面視鋸波状に形成することもできる。
【0026】
また、図示しないが、接続部及び中間部分の数は、必要に応じて増すことができる。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る包装箱の底上げ用中敷きによれば、2種類の中敷きを使わなくても、底上げができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装箱の底上げ用中敷きを形成するためのシートの一実施形態であり、図1(a)は中敷き用のシートを示す平面図、図1(b)は、図1(a)のシートを折れ線及び切れ目に沿って折り曲げ成形した後の底上げ用中敷きを示す斜視図である。
【図2】図2(a)、(b)は、それぞれ本発明に係る包装箱の底上げ用中敷きを形成するためのシートの他の実施形態を示す平面図である。
【図3】図2の成型後の中敷きを外箱内に敷いて被包装物をセットした状態を示す平面図である。
【図4】図1(b)の状態の中敷きに被包装物を詰めて裏側から見た底面図である。
【図5】本発明中敷きを形成するためのシートであって他の実施形態を示す平面図である。
【図6】図5のシートを折れ目及び切れ目に沿って折り曲げ成形した後の底上げ用中敷きを示す斜視図である。
【図7】本発明中敷きを形成するシートの更に他の実施形態を示す平面図である。
【図8】本発明中敷きを形成するためのシートの更に他の実施形態を示す平面図である。
【図9】従来の包装箱用中敷きを包装箱及び被包装物とともに示す組立斜視図である。
【図10】図9の中敷きを形成するためのシートを示す平面図である。
【符号の説明】
1 底上げ用中敷き
2 シート
3 腕部
3a 一方側腕部分
3b 他方側腕部分
3c,3c’,3c” 中間部分
3d,3d’,3d” 一方側接続部
3e,3e’,3e” 他方側接続部
3f 一方側折り目
3g,3g’,3g” 他方側折り目
4 腕部形成用切れ目
5 腕部折り曲げ用折り目
6 側板形成用折り目
6a 側板
7 口部輪郭形成用折り目
8 口部仕切用切れ目
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装箱の底上げ用中敷きであって、厚紙等の可撓性を有するシートで形成され、該シートに設けた切れ目や折り目に沿って折り曲げることによって形成される中敷きに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の中敷きの従来例について、図9及び図10を参照しつつ説明する。図示従来例は、大小2つの瓶を包装するための中敷きを示す例である。中敷きは、2種類あり、一つは、被包装物として大小2種類の瓶B(小瓶のみを図示)を仕切るのに用いる仕切り用中敷き10であり、他の一つは、仕切り用中敷き10の下に敷いて、小さい方の瓶Bを底上げするための底上げ用中敷き11である。
【0003】
仕切り用中敷き10は、図10に示すように、厚紙の四辺に側板形成用折り目12を形成し、瓶Bの輪郭を型取った輪郭形成用折り目13と、輪郭形成用折り目13によって形成される輪郭のコーナー部位から該輪郭内側へ延びる切れ目14とが形成されいて、これら折り目及び切れ目に沿って折り曲げ成形することによって、図9に示すように瓶Bが嵌る仕切りが形成される。なお、図10中、符号16で示す部分は開口部である。
【0004】
底上げ用中敷き11は、所要高さになるように厚紙の四辺に側板11aを形成するための側板形成用折り目11bが形成されている。側板11aを側板形成用折り目11bに沿って略直角に折り曲げ成形し、瓶Bの下に位置するように包装箱15の底に配置し、その上から仕切用中敷き10を配置して、瓶Bを底上げするようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、被包装物を底上げするには、上記従来例のように、仕切り用中敷き10と底上げ用中敷き11の2種類の中敷きが必要であった。
【0006】
そこで、本発明は、一種類の中敷きで底上げが可能な包装箱の底上げ用中敷きを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、可撓性を有するシートで形成され、包装箱に納めて被包装物を底上げ状態で支持するための中敷きであって、前記シートが、前記被包装物の下面を抱えるようにして支持する腕部を形成するための腕部形成用切れ目を有し、前記腕部は、前記シートの一方側基点から他方側基点へ延び、該腕部の長さが前記両基点を結ぶ最短距離より長くなるように形成されていることを特徴とする、包装箱の底上げ用中敷きにより達成される。
【0008】
前記腕部は、前記一方側基点から他方側へ延びる一方側腕部分と、前記他方側基点から一方側へ延びる他方側腕部分と、前記一方側腕部分と前記他方側腕部分とを接続する中間部分と、を有することが好ましい。
【0009】
前記腕部は、前記一方側腕部分と前記中間部分とを略Uターン状に接続する一方側接続部と、前記他方側腕部分と前記中間部分とを略Uターン状に接続する他方側接続部と、を更に有することが好ましい。
【0010】
さらに、前記一方側腕部分と前記一方側接続部との境界近傍又は前記中間部分と前記一方側接続部の境界近傍の少なくとも一方に一方側折り目を形成し、前記他方側腕部分と前記他方側接続部との境界近傍又は前記中間部分と前記他方側接続部の境界近傍の少なくとも一方に他方側折り目を形成し、前記一方側腕部及び他方側腕部が下方へ撓められると前記中間部分が前記一方側折り目及び他方側折り目によって反転可能となっていることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る包装箱の底上げ用中敷きの好ましい実施形態について以下に図1〜8を参照して説明する。図示の例は、従来技術と同様に、被包装物として大小2種類の瓶を包装する例を示しているが、被包装物は、図示形状の瓶に限らず、種々の形状の被包装物が含まれる。なお、全図を通し、同様の構成部分には同符号を付した。
【0012】
底上げ用中敷き1は、厚紙又は薄いプラスチックシート等の可撓性を有するシートからなり、シート2に、被包装物(この例では瓶B。図3参照)の下面を抱えるようにして支持する腕部3を形成するための腕部形成用切れ目4を有する。
【0013】
腕部3は、シート2の一方側基点5aから他方側基点5bへ延び、腕部3の長さが左右の基点(5a、5b)を結ぶ最短距離より長くなるように形成されている。基点(5a、5b)には、腕部3を折り曲げるための腕部折り曲げ用折り目5が形成されている。
【0014】
また、腕部3には、一方側基点(5a)から他方側へ延びる一方側腕部分3aと、他方側基点(5b)から一方側へ延びる他方側腕部分3bと、一方側腕部分3aと他方側腕部分3bとを接続する中間部分3cと、が形成されている。
【0015】
さらに腕部3には、一方側腕部分3aと中間部分3cとを略Uターン状に折り返して接続するための一方側接続部3dと、他方側腕部分3bと中間部分3cとを略Uターン状にに接続するための他方側接続部3eと、が形成されている。なお、図1(a)において、図示の便宜上、一方側接続部3dと他方側接続部3eをハッチングで示している。
【0016】
また、一方側腕部分3aと一方側接続部3dとの境界には一方側折り目3fが形成され、中間部分3cと他方側接続部3eとの接続部に他方側折り目3gが形成されている。
【0017】
なお、他方側折り目3gを、他方側腕部分3bと他方側接続部3eとの境界線上或いはその近傍に形成しても良いし(図2(a))、或いは、一方側折り目3fを、中間部分3cと一方側接続部3dとの境界線上或いはその近傍に形成してもよい(図2(b))。
【0018】
シート2の四辺には、従来と同様に、側板6aを形成するための側板形成用折り目6が形成されるとともに、瓶Bの口部B2の輪郭を型取った口部輪郭形成用折り目7と、口部輪郭形成用折り目7によって形成される輪郭のコーナー部位からその輪郭の内側へ延びる口部仕切用切れ目8と、が形成されいてる。
【0019】
上記のように切れ目及び折り目が形成されているシート2の中敷きとしての使用態様を以下に説明する。
【0020】
一方側腕部3a及び他方側腕部3bを下方に撓め、腕部折り曲げ用折り目5に沿って折り曲げると、腕部形成用切れ目4によって腕部3がシート2の表面からハンモック状に吊られた様な状態になる。さらに腕部3の中間部分3cを、一方側折り目3f及び他方側折り目3gのところで180°近く反転するように折り曲げることによって、図1(b)、図4に示すように、中間部分3cの裏側の面が上を向く格好となって、中間部分3cが被包装物Bの載る座面を形成し得る。
このように一方側折り目3f及び他方側折り目3gのところで中間部分3cが反転するように折り曲げることにより、腕部3が実質的に伸び、しかも、腕部3がねじれることなく被包装物を受けることができるため被包装物(B)を安定的に受けることができる。
【0021】
このようにして腕部3を折り曲げ成形しておいて、図3に示すように被包装物Bである瓶を押し込めば、口部輪郭形成用折り目7に沿って折り曲がり、口部仕切用切れ目8によって形成された開口部に瓶Bの口部B2が嵌る。
【0022】
また、腕部折り曲げ用折り目5を胴体部分B1の輪郭に合わせることにより、折り曲げられた腕部折り曲げ用折り目5によって胴体部分B1を仕切ることができる。
【0023】
本発明に係る包装箱の底上げ用中敷きは、上記実施形態に示した例に限らず、種々の変更態様が可能である。
【0024】
例えば、図5〜7に示すように、一方側腕部分3aの先から両側へ二手に分かれるようにして一対の一方側接続部3d’、3d”を形成し、これら一方側接続部3d’、3d”の各々に一対の中間部分3c’、3c”を連続して形成し、さらに他方側接続部3e’、3e”を介して、他方側腕部分3e’、3e”に接続しても良い。この場合も、腕部3には、第1実施形態と同様に、腕部折り曲げ用折り目5、一方側折り目3f及び他方側折り目3g’,3g”が形成されている。これらの折り目及び切れ目に沿って図6に示すように折り曲げ成形すれば、腕部3がハンモック状になって被包装物を受けることができる。
【0025】
さらに、腕部3は、その長さが左右の基点(5a,5b)を結ぶ最短距離より長くなるように腕部形成用切れ目4が形成されておれば良く、腕部形成用切れ目4を、図7に示すような平面視正弦波状、或いは、図8に示すような平面視鋸波状に形成することもできる。
【0026】
また、図示しないが、接続部及び中間部分の数は、必要に応じて増すことができる。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る包装箱の底上げ用中敷きによれば、2種類の中敷きを使わなくても、底上げができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装箱の底上げ用中敷きを形成するためのシートの一実施形態であり、図1(a)は中敷き用のシートを示す平面図、図1(b)は、図1(a)のシートを折れ線及び切れ目に沿って折り曲げ成形した後の底上げ用中敷きを示す斜視図である。
【図2】図2(a)、(b)は、それぞれ本発明に係る包装箱の底上げ用中敷きを形成するためのシートの他の実施形態を示す平面図である。
【図3】図2の成型後の中敷きを外箱内に敷いて被包装物をセットした状態を示す平面図である。
【図4】図1(b)の状態の中敷きに被包装物を詰めて裏側から見た底面図である。
【図5】本発明中敷きを形成するためのシートであって他の実施形態を示す平面図である。
【図6】図5のシートを折れ目及び切れ目に沿って折り曲げ成形した後の底上げ用中敷きを示す斜視図である。
【図7】本発明中敷きを形成するシートの更に他の実施形態を示す平面図である。
【図8】本発明中敷きを形成するためのシートの更に他の実施形態を示す平面図である。
【図9】従来の包装箱用中敷きを包装箱及び被包装物とともに示す組立斜視図である。
【図10】図9の中敷きを形成するためのシートを示す平面図である。
【符号の説明】
1 底上げ用中敷き
2 シート
3 腕部
3a 一方側腕部分
3b 他方側腕部分
3c,3c’,3c” 中間部分
3d,3d’,3d” 一方側接続部
3e,3e’,3e” 他方側接続部
3f 一方側折り目
3g,3g’,3g” 他方側折り目
4 腕部形成用切れ目
5 腕部折り曲げ用折り目
6 側板形成用折り目
6a 側板
7 口部輪郭形成用折り目
8 口部仕切用切れ目
Claims (4)
- 可撓性を有するシートで形成され、包装箱に納めて被包装物を底上げ状態で支持するための中敷きであって、
前記シートが、前記被包装物の下面を抱えるようにして支持する腕部を形成するための腕部形成用切れ目を有し、前記腕部は、前記シートの一方側基点から他方側基点へ延び、該腕部の長さが前記両基点を結ぶ最短距離より長くなるように形成されていることを特徴とする、包装箱の底上げ用中敷き。 - 前記腕部が、前記一方側基点から他方側へ延びる一方側腕部分と、前記他方側基点から一方側へ延びる他方側腕部分と、前記一方側腕部分と前記他方側腕部分とを接続する中間部分と、を有することを特徴とする請求項1記載の中敷き。
- 前記腕部が、前記一方側腕部分と前記中間部分とを略Uターン状に接続する一方側接続部と、前記他方側腕部分と前記中間部分とを略Uターン状に接続する他方側接続部と、を更に有することを特徴とする請求項2記載の中敷き。
- 前記一方側腕部分と前記一方側接続部との境界近傍又は前記中間部分と前記一方側接続部の境界近傍の少なくとも一方に一方側折り目が形成され、前記他方側腕部分と前記他方側接続部との境界近傍又は前記中間部分と前記他方側接続部の境界近傍の少なくとも一方に他方側折り目が形成され、前記一方側腕部及び他方側腕部が下方へ撓められると前記中間部分が前記一方側折り目及び他方側折り目によって反転可能となっていることを特徴とする請求項3記載の中敷き。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002250980A JP2004090940A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 包装箱の底上げ用中敷き |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002250980A JP2004090940A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 包装箱の底上げ用中敷き |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004090940A true JP2004090940A (ja) | 2004-03-25 |
Family
ID=32057678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002250980A Pending JP2004090940A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 包装箱の底上げ用中敷き |
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JP (1) | JP2004090940A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107298236A (zh) * | 2017-07-28 | 2017-10-27 | 广州只创制电子商务有限公司 | 包装盒 |
-
2002
- 2002-08-29 JP JP2002250980A patent/JP2004090940A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107298236A (zh) * | 2017-07-28 | 2017-10-27 | 广州只创制电子商务有限公司 | 包装盒 |
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