JP2004086323A - 情報提供装置、情報提供システム及び情報提供方法 - Google Patents

情報提供装置、情報提供システム及び情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、教習生が友人を教習所側に紹介する機会を増やすことで、集客力の向上を図ることが可能な情報提供装置、情報提供システム及び情報提供方法を提供する。
【解決手段】携帯電話用ホームページKの教習生向けホームページ70に、自習用ホームページ73と教習所紹介用ホームページ76とを同一の階層で選択できるようなメニュー画面71を設けた。これにより、自習用ホームページ73の利用度の高さが、教習所紹介用ホームページ76の利用のための誘引となる。同様に、パソコン用アプリケーションPにも自習用アプリケーション92と知人紹介用アプリケーション93とを同一階層で選択可能とするメニュー画面91を設けた。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報提供装置、情報提供システム及び情報提供方法に関し、詳しくは、教習所の宣伝効果を高め、集客力の向上を図るための情報提供装置、情報提供システム及び情報提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車やオートバイ等の車両の運転免許を取得しようとする者は、新聞に添付される教習所(各都道府県の公安委員会が指定する、運転免許の取得に必要とされる法規則や運転技能を学ぶための施設で、自動車学校、自動車教習所とも一般に呼ばれる。)の折り込み広告や情報誌に掲載された広告等の活字媒体、または教習所へ現在通っている友人や過去に通っていた友人等からの口コミなどでまず簡単な情報を仕入れ、そしてそれを基に、興味を持った教習所に出向くなり、郵送を依頼するなりしてその教習所のパンフレットを入手し、それに記載された教習内容、通学手段、費用等の詳細な情報を斟酌することによって教習所を選択していたのが一般的であった。
【0003】
また、近年のインターネットの普及に伴い、教習所においてもホームページを開設し、新たなPR手段としての集客力向上への寄与に期待をかけている。このようなインターネットによるPR手段を活用することで、教習所側、ユーザー側ともに恩恵を被ることが可能となる。即ち、教習所側にとっては、伝達できる情報の変更や更新が容易であること、印刷物のように多くの枚数を繰り返し印刷し送付する必要がなくコストの削減を図ることができること、双方向性によりニーズの把握が比較的容易であることなど、また教習所に関する情報を得ようとするユーザーにとっては、アクセスや入校申し込みの容易さといった利便性、得られる情報量の多さ、動画の利用等による説明の平易さなどが挙げられる。このような有用性に鑑みて、インターネットを利用した宣伝方法を採用することは極めてポピュラーなものとなってきており、将来に向けてもこの傾向は続いていくものと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、多くの教習所においては、急速に進む少子化の影響等により顧客の絶対数が減少の傾向にあることを受けて、市場での競争力向上が急務となっている。そのためには、低い対価でのサービス提供に繋がる各種コストの低減や、顧客を確保するための集客力の向上などが競争力アップのための戦略として考えられるが、インターネットを利用した宣伝方法の活用はこの戦略上1つの具体的戦術であると期待できる。実際、自社のホームページを提供することはトレンドとなり、現在では教習所業界だけでなく多くの業界において一般化している。教習所業界におけるこのようなトレンドについては、次の理由によってもその重要性を垣間見ることができる。即ち、教習所業界においては10代後半から20代前半位までが主要な顧客層となっており、この年齢層にはインターネットを日常的に利用している者が多いため、ホームページを開設することは彼らの目に触れる機会を増すことに相当する。また、この年齢層では新聞の定期購読を行っていない者が多いため、従来の折り込み広告等の活字媒体によっては高い宣伝効果は期待できない。このように、多くの教習所にとってホームページを開設することは、主要な顧客層にターゲットを絞った宣伝媒体の選択であると言える。
【0005】
しかしながら、多くの教習所がこのような宣伝方法を採用している現状において競争力の向上を目標として掲げるならば、他の教習所との差別化を図ることが必要となる。まず、ホームページの作成や管理にかかるコストに関しては、経営コスト全体から見ると大きなウェイトを占めるものではないため、差別化要因にはならない。一方、集客力については、インターネットは教習所と顧客および見込み顧客との間を結ぶ手段であることを勘案すると、差別化のための大きな要因となりうる。ただし、ここで重要なことは、本教習所のホームページが多数のホームページの中から選択されるように、そして目を通してもらえるように知恵を絞ることである。
【0006】
例えば、新聞や情報誌等にホームページのURLを付した広告を掲載することでホームページの所在を人目に付くようにする手段がとられることも多いが、ホームページ自体に掛かるコストに加え広告掲載料も必要なうえ、上にも述べたように見込み顧客となる主要な年齢層は活字媒体への接触が乏しくアピール効果が小さいため、費用対効果の見地から割に合う方法とは言えない。また、下手な鉄砲のように、高校の卒業生名簿等に記載された宛名全てにダイレクトメールを送る方法も同様である。
【0007】
より効率的かつ実際的な手段として、教習所に在校している者(教習生と呼ばれる。)に友人等の知人を紹介してもらい、その知人にダイレクトメールや電子メールを送って本教習所の存在やホームページのURLを知ってもらう、という方法がある。しかしながら、自分の知らない教習所からいきなりダイレクトメールや電子メールが届くためいぶかしがられるおそれがあるとともに、紹介を行った教習生が後ろめたく感じるおそれがある。また、この手段によっては、効果が高いとされる口コミ方式による宣伝効果はあまり期待できない。
【0008】
また、この紹介に基づく宣伝手段を行うにあたって技術的に大切なことの1つに、どのようにして友人等を紹介する機会を設けるかということがある。しかし、紹介用の用紙を配ったり、紹介用の情報がホームページの片隅に設けられていたりと、あまり良い手法は考案されてはいないため、効果が上がっているとは必ずしも言えないというのが現状である。
【0009】
以上のような事情に鑑みてなされた本発明に係る情報提供装置、情報提供システム、情報提供方法は、教習生に対して、教習所を友人等の知人に紹介するための機会及び知人を教習所側に紹介するための機会を効果的に与えることを目的とするものである。
【0010】
また、本発明は、教習生の紹介意欲を増進すること、そして教習生を知人と教習所との間の橋渡し役として口コミの効果を利用することを目的とする。
【0011】
更に、本発明には、教習所のホームページを閲覧するように知人を促すことで、教習所のホームページの宣伝効果を高めること、そしてホームページの作成や管理にかかる教習所側の負担を軽減することを目的とする構成も含まれている。
【0012】
更にはまた、教習生から紹介を受けた知人に宛てて送信されるダイレクトメールや電子メールを効率的に作成することを目的とする。
【0013】
以上のような本発明の目的は、教習所の集客力の向上を図り競争力を高める、という最上位の目的に収束するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ユーザー端末に対して車両の運転免許を取得するための教習所に関する情報を通信回線を通じて提供する情報提供装置であって、前記教習所に関する前記情報には、前記教習所に在校する教習生に向けて提供される情報として、前記教習生が運転免許の取得に必要な学科試験の練習問題等の自習を行うための自習用問題情報と、前記教習所と、前記教習所の教習生ではなく且つ未だ前記運転免許を取得していない者との間を媒介するための紹介用情報と、前記教習生が前記自習用問題情報と前記紹介用情報とを含む複数の情報のうちから一の情報を選択させるための選択用情報と、が含まれていることを特徴とする。
【0015】
請求項1に記載の本発明によれば、自習用問題情報を利用しようとする度に紹介用情報の提供が別の選択肢として同時に与えられるため、紹介用情報が教習生の目に触れる機会を増やすことができる。従って、当該教習所を知人に紹介するための機会が効果的に教習生に提供される。
【0016】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の情報提供装置であって、前記教習所に関する前記情報には、前記紹介用情報の利用に伴って前記教習生に付与される特典に関する情報が更に含まれていることを特徴とする。
【0017】
請求項2に記載の本発明によれば、教習所紹介に伴って獲得できる特典により教習生の紹介意欲を増進することができる。
【0018】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1記載の情報提供装置であって、前記教習所に関する前記情報を掲載したホームページをインターネットを通じて提供するものであって、前記紹介用情報には、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に対して前記教習所を紹介するための教習所紹介用情報、及び、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に関連するデータを前記ユーザー端末から入力することにより前記知人を前記教習所に紹介するための知人紹介用情報のうち少なくとも一方が含まれていることを特徴とする。
【0019】
請求項3に記載の本発明によれば、上記のような教習所紹介用情報及び/又は知人紹介用情報により、効果的な紹介機会を教習生に与えることができる。
【0020】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3記載の情報提供装置であって、前記ホームページに掲載される前記教習所に関する前記情報には、前記教習所の教習生ではない者に向けて提供される前記教習所の案内に関する情報が更に含まれていることを特徴とする。
【0021】
請求項4に記載の本発明によれば、教習所紹介用情報を利用した教習生から教習所の紹介を受けた知人は、自身の使用するユーザー端末を利用して教習所に関する情報の提供を受けることができるので、ホームページの宣伝効果の向上を期待することができる。
【0022】
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の情報提供装置であって、前記教習所紹介用情報には、前記教習所の教習生ではない、前記教習生の知人が使用する前記ユーザー端末に対して、前記ホームページのURLが記載された電子メールを送信するための電子メール送信用情報が含まれていることを特徴とする。
【0023】
請求項5に記載の本発明によれば、教習生が知人に対して直接電子メールを送信することができるので、教習生は知人と教習所との間の橋渡し役となり、口コミによる宣伝効果が期待できる。また、電子メールには、教習所のホームページのURLが記載されているので、知人が当該ホームページにアクセスすることが容易になるとともに、教習所のホームページの宣伝効果を高めることができる。
【0024】
また、請求項6に記載の発明は、請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の情報提供装置であって、前記ユーザー端末は、携帯電話を含む携帯端末であることを特徴とする。
【0025】
請求項6に記載の本発明によれば、携帯電話等の携帯端末に対して情報提供がなされるので、教習生はふと思ったときに教習所紹介用情報の提供を受けて友人等の知人に教習所を紹介することができる。特に、携帯電話のメール機能という極めてポピュラーな情報通信手段による紹介が可能となるので、教習所を紹介するための機会が増える。従って、当該教習所を知人に紹介するための機会が効果的に教習生に提供される。
【0026】
また、請求項7に記載の発明は、請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の情報提供装置であって、前記ホームページに掲載される前記教習所に関する前記情報には、前記自習用問題情報、前記紹介用情報及び前記選択用情報を含む前記教習所の教習生に向けて提供するための情報が前記教習所の教習生ではない者に対して提供されることを禁止するための情報が更に含まれていることを特徴とする。
【0027】
請求項7に記載の本発明によれば、教習所の所定のサービスを受けるための対価を支払った者、即ち教習生、に限定してホームページによる情報の提供を行うことができるので、教習生に向けたホームページの内容を部外者に無料で閲覧されることによる損害を回避することが可能となる。
【0028】
また、請求項8に記載の発明は、請求項3乃至請求項7のいずれかに記載の情報提供装置であって、前記ホームページの作成及びメンテナンスを行うために利用可能とされていることを特徴とする。
【0029】
請求項8に記載の本発明によれば、教習所側のホームページ作成、管理のための負担が軽減する。
【0030】
また、請求項9に記載の発明は、請求項1記載の情報提供装置であって、前記通信回線は、前記教習所の構内に設置されたLAN回線であって、前記紹介用情報には、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に関連するデータを入力することにより前記知人を前記教習所に紹介するための知人紹介用情報が含まれていることを特徴とする。
【0031】
請求項9に記載の本発明によれば、自習用問題情報を利用しようとする度に知人紹介用情報の提供が選択肢として同時に与えられるために、知人紹介用情報が教習生の目に触れる機会を増やすことができ、従って、見込み顧客が教習所側に紹介される機会を増やすことができる。
【0032】
また、請求項10に記載の発明は、車両の運転免許を取得するための教習所に関する情報を掲載したホームページを前記教習所に属さないユーザー端末へインターネットを通じて提供するウェブサーバと、前記教習所の構内に設置され、インターネットを介して前記ウェブサーバに接続されたコンピュータ端末と、を含む情報提供システムであって、前記ホームページに掲載される前記教習所に関する前記情報としては、前記教習生が運転免許の取得に必要な学科試験の練習問題等の自習を行うための自習用問題情報と、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に関連するデータを入力することにより前記知人を前記教習所に紹介するための知人紹介用情報と、前記教習生が前記自習用問題情報と前記知人紹介用情報とを含む複数の情報のうちから一の情報を選択させるための選択用情報とが含まれており、前記ウェブサーバは、前記教習生が前記知人紹介用情報を利用して前記ユーザー端末から入力した前記知人に関連するデータを受信し、受信された前記知人に関連するデータを第1の営業用データに加工し、加工された前記第1の営業用データをインターネットを通じて前記コンピュータ端末へと送信するか、又は、前記第1の営業用データに基づきメールを作成する、ことを特徴とする。
【0033】
請求項10に記載の本発明によれば、ウェブサーバが見込み顧客に宛てたメールの作成等に利用される営業用データを自動的に作成し且つ作成した営業用データを教習所側へ送信できるので、営業用データ作成に掛かる教習所側の負担が軽減される。更には、ユーザー端末からの入力後、紹介された知人に宛てたメールを迅速に作成することが可能となるので、見込み顧客の早期囲い込みを効率的に行うことができる。従って、集客力の向上を図ることが期待できる。
【0034】
また、請求項11に記載の発明は、請求項10記載の情報提供システムであって、前記コンピュータ端末は、前記教習所の構内に設置されたLANを通じて前記教習所に関する情報をクライアント端末に提供するサーバであって、前記サーバにより提供される前記教習所に関する前記情報には、前記教習生が運転免許の取得に必要な学科試験の練習問題等の自習を行うための自習用問題情報と、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に関連するデータを入力することにより前記知人を前記教習所に紹介するための知人紹介用情報と、前記教習生が前記自習用問題情報と前記知人紹介用情報とを含む複数の情報のうちから一の情報を選択させるための選択用情報と、が含まれており、前記サーバは、前記ウェブサーバにより送信された第1の営業用データを受信するとともに、前記知人紹介用情報を利用して前記クライアント端末から入力された前記知人に関連するデータをLANを通じて受信し、受信された前記知人に関連するデータを第2の営業用データに加工し、前記第1の営業用データ及び前記第2の営業用データと既に営業用データベースとして保存されている営業用データとの照合を行うことによって、前記ユーザー端末及び前記クライアント端末から入力された前記知人に関連するデータを一括した営業用データベースを作成する、ことを特徴とする。
【0035】
請求項11に記載の本発明によれば、ユーザー端末からホームページの知人紹介用情報を利用して入力された見込み顧客のデータと、クライアント端末から知人紹介用情報を利用して入力された見込み顧客のデータとを教習所構内のサーバによって一括管理することが可能となる。更には、ユーザー端末又はクライアント端末からの入力後、紹介された知人に宛てたメールを迅速に作成することが可能となるので見込み顧客の早期囲い込みを効率的に行うことができる。従って、集客力の向上を図ることが期待できる。
【0036】
また、請求項12に記載の発明は、請求項10又は請求項11に記載の情報提供システムであって、前記営業用データは、前記知人に関連するデータをリスト化した見込み顧客データ、及び、前記知人に宛てたメールを作成するためのメール用データ、の少なくとも一方であることを特徴とする。
【0037】
また、請求項13に記載の発明は、請求項10乃至請求項12のいずれかに記載の情報提供システムであって、前記メールは、ダイレクトメール又は電子メールであり、電子メールである場合には、前記ウェブサーバは、更に、作成した電子メールを前記知人に宛てて送信することを特徴とする。
【0038】
請求項13に記載の本発明によれば、見込み顧客への営業用に通常利用されているダイレクトメールや電子メールをより効果的に利用することが可能となる。従って、集客力の向上を図ることが期待できる。
【0039】
また、請求項14に記載の発明は、ユーザー端末に対して車両の運転免許を取得するための教習所に関する情報を通信回線を通じて提供する情報提供方法であって、前記教習所に在校する教習生に複数の情報のうちから一の情報を選択させるための選択用情報を提供するステップと、前記複数の情報に含まれる、前記教習生が運転免許の取得に必要な学科試験の練習問題等の自習を行うための自習用問題情報、を提供するステップと、前記複数の情報に含まれる、前記教習所と前記教習所の教習生ではなく且つ未だ前記運転免許を取得していない者との間を媒介するための紹介用情報、を提供するステップと、が含まれていることを特徴とする。
【0040】
また、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の情報提供方法であって、前記教習所に関する前記情報を掲載したホームページをインターネットを通じて提供するものであって、前記紹介用情報には、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に対して前記教習所を紹介するための教習所紹介用情報、及び、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に関連するデータを入力することにより前記知人を前記教習所に紹介するための知人紹介用情報の少なくとも一方が含まれていることを特徴とする。
【0041】
また、請求項16に記載の発明は、請求項14に記載の情報提供方法であって、前記通信回線は、前記教習所の構内に設置されたLAN回線であって、前記紹介用情報には、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に関連するデータを入力することにより前記知人を前記教習所に紹介するための知人紹介用情報が含まれていることを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、本明細書中において、「ホームページ」という語はインターネット上でリンクの基点となる画面の意味に限定して使用されるものではなく、慣用されているようにインターネット上で開示される画面の総称として使用されるものとする。
【0043】
(情報提供システムの全体構成)
図1は、本発明の一実施の形態である情報提供システム1の全体の概略構成を示すブロック図である。この図1を参照して、情報提供システム1の全体構成を説明する。
【0044】
情報提供システム1は、インターネットやLAN(ローカルエリアネットワーク)を利用して、各種の端末に対して教習所に関する情報の提供を行うためのものである。この情報提供システム1の主要な構成要素は、ウェブサーバ10とサーバ20である。ウェブサーバ10は、ウェブ上に開設されたホームページの作成や管理(メンテナンス)とともに、インターネットを通じ各種端末装置やサーバ20に対して所定のサービスを提供する情報提供装置である。また、サーバ20は、教習所内に設けられたLANのサーバとしてクライアント端末30に対して所定のサービスを提供する情報提供装置である。ウェブサーバ10とサーバ20とはインターネットを介して互いにデータの送受を行うことができるように接続されている。
【0045】
情報提供システム1による情報提供サービスを享受することができる端末装置としてはインターネット接続が可能な環境にあるもの及び上記LANに接続されたものであればその態様は問わないが、情報提供システム1の特徴を明確に説明するために以下の2種類の端末装置を考慮することとする。即ち、第1には、インターネット機能を備えた携帯電話、より詳しくは、教習所へ通う任意の教習生が所有する携帯電話40と、この教習所の教習生ではない者(以下の説明では、上記任意の教習生の知人、特に友人とする。)が所有する携帯電話50とを考慮し、第2には、サーバ20とLANで接続されたクライアント端末30を考慮する。
【0046】
なお、教習生や一般のユーザーが家庭や学校等で使用するパソコン端末からアクセスするためのホームページをウェブサーバ10によって提供することは勿論可能である。しかしながら、上記の情報提供システム1の特徴の明確化という理由に加え、このようなホームページは広く利用されていること、及び、後述する携帯電話用ホームページと基本的な構成において顕著な差異を有するものではないことを勘案し、パソコン端末に提供されるホームページの詳細に関する言及は割愛するものとする。
【0047】
その詳細は図示しないが、ウェブサーバ10のハードウェア構成は通常のウェブサーバと同様である。即ち、通信機能動作の制御を行う通信用インターフェイス、ハードディスクやROM等の記憶装置、出入力を行うための端末との間を介する出入力インターフェイス、および、このようなハードウェア構成全体の制御を司るCPUなどを含んだものである。この発明の実施を実現させるためにCPUを動作させる目的に使用されるデータやプログラム等は、上記ROMや併設されたデータベース11に格納されている。また、データベース11には、教習所に関する情報や教習所側の利用に供される情報が格納されている。このようなハードウェアおよびソフトウェア構成により、ウェブサーバ10は、携帯電話に対して提供するためのホームページ(以下、携帯電話用ホームページと呼ぶ。)の作成や管理、携帯電話用ホームページの使用環境の整備や改善を行うようになっている。なお、一般のパソコンからのアクセスに対応した教習所のホームページの作成や管理等をこのウェブサーバ10で同時に行っていてもよい。
【0048】
サーバ20は、インターネットを介してウェブサーバ10とデータの送受信を行うことができ、ウェブサーバ10によって管理されているホームページ用のプログラムを呼び出しそのプログラム上で前記ホームページに係る各種の事項の設定や更新等、例えばホームページの階層構造(ツリー構造)の変更やデータの修正、更新等を行うことができる。また、教習所側の利用に供されるデータをデータベース11から引き出してくることができる。さらに、サーバ20には各種のアプリケーションソフトウェア(以下、アプリケーションと呼称する。)がインストールされており、LANを介してクライアント端末30から利用できるようになっている。さらにまた、LANの利用環境の整備や出入力される情報の処理を行う。
【0049】
サーバ20はデータベース21を併設しており、各教習生に関するデータなどの管理用のデータや、教習生等から紹介を受けた友人等の知人に関する見込み顧客リストなどの営業用のデータなどが格納されている。この管理用および営業用のデータは、例えば、各教習生の教習の進捗状況や教習料金の管理、また、併設するプリンタ22でダイレクトメールをプリントアウトして見込み顧客に宛てて送信したりするために利用される。なお、このようなデータは、教習所の規模等を勘案して、サーバ20の内部記憶装置に記憶しておくことや、CD−ROMや磁気ディスク等の情報記憶媒体に保存しておくこともできる。
【0050】
監視端末25は、LANを介してサーバ20と接続されたコンピュータ端末で、教習所内の事務室等に設置され、クライアント端末30の使用状況や各種データの監視を主として行っている。監視端末25によれば、サーバ20により提供されるサービスを利用できるほか、データベース21からデータを呼び出してくることも可能である。また、監視端末25にはプリンタ26が接続されており、所望のドキュメント等を印刷することができるようになっている。
【0051】
クライアント端末30は、教習生への情報提供サービスを行うために教習所内に設置されたコンピュータ端末で、教習所の規模にも拠るが複数(30−1ないし30−NのN台とする)設けられているのが通常である。クライアント端末30は、教習所内の「自習室」や「コンピュータルーム」などと称される部屋や講義室に設置されている。教習生はクライアント端末30を使って主に学科試験問題の自習を行ったり、効果測定を行ったりする。また、インターネット接続を可能にして各種ホームページを閲覧できるようにしてもよく、サーバ20に別のアプリケーションをインストールして自動車講習の配車予約等をクライアント端末30によって行うことができるようにしてもよい。
【0052】
教習生が所有する携帯電話40およびその友人が所有する携帯電話50はともに、現在主流となっているインターネット接続機能を有するタイプの携帯電話であり、ウェブサーバ10が提供する携帯電話用ホームページを閲覧することができる。
【0053】
なお、サーバ20とクライアント端末30とを接続するLANは有線でも無線でもよい。また、データベース11およびデータベース21は外付けのものには限られず、それぞれウェブサーバ10、サーバ20に内蔵されたものでもよい。
【0054】
(情報提供システムによる情報提供サービスの内容)
続いて、情報提供システム1による情報提供サービスのコンテンツおよびサービスを享受するための操作手順について詳細に説明をする。なお、以下に詳しく説明するが、情報提供システム1によるサービスは、システム全体としてのサービスとともに、情報提供装置としてのウェブサーバ10又はサーバ20がそれぞれ単独で提供するサービスがある。
【0055】
ウェブサーバ10によって管理されている情報提供サービスとして携帯電話用ホームページがある。この携帯電話用ホームページには、教習生に対して情報提供を行うための「教習生向けホームページ」と、主に運転免許の取得を希望する者に対して情報提供を行うために設けられた一般向けの「一般情報提供ホームページ」とがある。教習生向けホームページと一般情報提供ホームページとはそれぞれ独立に設けられていてもよいが、本実施の形態においては1つのホームページの階層構造に含まれるものとして説明する。
【0056】
一方、サーバ20によって管理されている情報提供サービスは、サーバ20にインストールされたアプリケーションに従うもので、教習生が教習所内において利用するものである。
【0057】
ところで、各教習生には、IDとしての教習生番号と、教習生向けホームページを利用する際の認証を行うためのパスワードとがあらかじめ付与されている。教習生番号およびパスワードは、ウェブサーバ10(または/およびデータベース11)とサーバ20(または/およびデータベース21)とに記録されており、各教習生に関するデータの管理に利用される。
【0058】
[携帯電話用ホームページ]
以下、図を参照しながら、携帯電話用ホームページの処理手順について、特に携帯電話用ホームページの階層構造、画面展開及び携帯電話用ホームページを利用する際の操作手順について説明する。
【0059】
図2には、携帯電話用ホームページKにより提供される各種情報を掲載したホームページの階層構造が概念的に開示されている。同図に示すように、インターネット接続機能を有する任意の携帯電話によって携帯電話用ホームページKにアクセスすると、まずユーザーが本教習所の教習生か否かによって提供する情報を選択するためのトップ画面60が表示される。一般に、ユーザーが教習生であれば教習生向けホームページ70を提供し、そうでなければ一般情報提供ホームページ80を提供するようになっている。所定の操作入力により所望の情報を得た後は、携帯電話の電源ボタンを押下するなどホームページ閲覧の終了またはインターネット接続の切断を示す操作を行って携帯電話用ホームページKの利用を終了する。
【0060】
教習生向けホームページ70は、教習生が学科試験に合格することを補助するための情報や教習所を利用するにあたって有用な情報などを教習生に限定して提供するホームページである。メニュー画面71には、教習生向けホームページ70に掲載された各ホームページにリンクするための見出しが列挙され、これらのうち1つの見出しを選択することで対応するホームページが表示されるようになっている。教習生向けホームページ70には次に挙げるホームページが掲載されている。即ち、知人に本教習所を紹介するための手順や紹介に伴う特典に関する案内情報が掲載されている紹介手順情報を提供するホームページ72、運転免許の取得に必要ないわゆる仮免試験や本試験に向けた練習問題に関する情報等が掲載されている自習用ホームページ73、教習所と教習所へのアクセスポイントとなる駅等との間を結ぶ送迎バスの時刻表が掲載されている送迎バスの時刻表を提供するホームページ74、学科教習の講義の時間および教室番号等が掲載されている学科教習の時間割を提供するホームページ75、教習生が運転免許の取得を希望しているであろう知人に本教習所を紹介するための画面情報を提供する教習所紹介用ホームページ76である。
【0061】
一般情報提供ホームページ80は、情報提供の対象をその教習所の教習生に限定している教習生向けホームページ70とは異なり、広く一般に向けて、特に自動車等の運転免許を取得しようと思案している人を対象に情報を提供するものである。従って、一般情報提供ホームページ80には、本教習所が提供する教習内容等の案内情報や本教習所のセールスポイントなどの情報が掲載されている。メニュー画面81には、特典情報を提供するホームページ82、入校案内情報を提供するホームページ83、主な教習プランを提供するホームページ84、送迎バスの時刻表を提供するホームページ85、学科教習の時間割を提供するホームページ86、問題体験用ホームページ87、及び、知人紹介登録用ホームページ88、の各ホームページにリンクされた見出しが列挙され、これらのうち1つの見出しを選択することで対応するホームページが表示されるようになっている。特典情報を提供するホームページ82には、一般情報提供ホームページ80を利用することに伴って入校時に受けられる特典等に関する情報が掲載されている。入校案内情報を提供するホームページ83には、入校資格や入校時の注意事項等に関する情報が掲載されている。主な教習プランを提供するホームページ84には、個々の教習生のニーズに即しても受けられた教習プランの一例が掲載されている。送迎バスの時刻表を提供するホームページ85及び学科教習の時間割を提供するホームページ86には、同名称のホームページ74及び75と同様の内容が記載されている。問題体験用ホームページ87には、運転免許の取得に必要な学習事項に関する体験用の練習問題が掲載されている。知人紹介登録用ホームページ88には、友人等の知人に関連するデータを入力するための画面情報が掲載されている。なお、一般情報提供ホームページ80、特に、入校案内情報を提供するホームページ83及び主な教習プランを提供するホームページ84は、本教習所の教習生ではない者に向けて提供するための本教習所の案内に関する情報を形成するものである。
【0062】
(携帯電話用ホームページに掲載された各ホームページについて)
以下、携帯電話用ホームページKに掲載された各ホームページについて、必要に応じてその表示画面を示した図を参照しながら説明をする。
【0063】
図3乃至図11は、以下の説明で参照されるホームページの表示画面を示した概略図である。実際の表示画面においては、字体や字の大きさが異なることや、背景に絵柄が使用されていたり、キャラクタが登場したりすることがあるが、これは単なる設計事項であり本発明の本質とは何等相関するものではないため、図3乃至図11に示す概略をもって説明を行っても支障はない。また、携帯電話の表示画面は特有の形態を有するものであることが多いが、これも同様に本発明の本質を左右するものではない。例えば、表示されるページを前後するための「次へ」ボタンや「戻る」ボタン又は「トップ画面へ」ボタン等は各ページに設けられていることが多いが、一々図示することはしない。但し、後述するフローチャートを参照しての説明中では必要に応じて言及されることがある。
【0064】
なお、「ページ」という語は、以下の意味で使用されるものとする。即ち、携帯電話用ホームページKにおいては、その階層構造に含まれる各ホームページ間を前後することができる。各ホームページの階層構造内における配置に注目して当該ホームページを把握する場合に、ホームページを「ページ」と呼称する。
【0065】
(トップ画面)
トップ画面60は、携帯電話用ホームページKのオープニング画面であるとともに、教習生向けホームページ70を閲覧するために必要な認証のための入力を行うためのページである。図3に示すように、トップ画面60には、オープニング画面であることを示す「ようこそ」という挨拶と、「入校等に関する情報をご覧の方は何も入力せずにENTERを押して下さい。教習生で学科練習等をご利用の方は教習生IDとパスワードを入力して下さい。」という次の階層に進むための操作手順が掲載されている。加えて、教習生番号(ID)を入力するためのスペースとパスワードを入力するためのスペースとが設けられている。即ち、トップ画面60は、本教習所の教習生に向けて提供される教習生向けホームページ70が本教習所の教習生ではない者に提供されることを禁止するための情報を含むものである。
【0066】
(教習生向けホームページ)
(メニュー画面)
メニュー画面71は、教習生が教習生向けホームページ70を利用する際に所望のホームページを表示するための選択を行うために設けられたページである。メニュー画面71には、図4に示すように、教習所名とともに、各ホームページにリンクされた見出しが羅列されている。羅列された見出しとしては、紹介手順情報を提供するホームページ72の見出し「友達紹介プレゼントGET!」、自習用ホームページ73の見出し「携帯学科学習」、送迎バスの時刻表を提供するホームページ74の見出し「送迎バス時刻表」、学科教習の時間割を提供するホームページ75の見出し「学科時間割」、そして、教習所紹介用ホームページ76の見出し「このページを友達に紹介する」がある。このうち所望のホームページにリンクされた見出しを選択することによりそのホームページを表示させることができる。なお、学科時間割に続いて記載された( 月)の空白部分には、1乃至12の数字が入り、例えば8ならば、学科教習の時間割を提供するホームページ75には8月分の時間割が掲載されていることを示す。
【0067】
後述するように、自習用ホームページ73は自習用問題情報を提供し、紹介手順情報を提供するホームページ72及び教習所紹介用ホームページ76は紹介用情報を提供するものである。従って、メニュー画面71は、自習用問題情報と紹介用情報とを含む複数の情報のうちから一の情報を選択するための選択用情報を提供するページである。
【0068】
メニュー画面71に羅列された見出しのうち紹介手順情報を提供するホームページ72及び教習所紹介用ホームページ76の見出しを他の見出しとは異なる態様としたのは、教習生の目を引くことによって、本発明の趣旨である宣伝効果を高めるためである。このような方法としては、例えば、文体を変える、字体や字の大きさや色を変える、点滅させる、枠や括弧で囲う等の表示態様の違いを持たせることが考えられる。このような観点から、紹介手順情報を提供するホームページ72の見出しについては、教習生の主要な年齢層が10代、20代であることから、彼らに親しみを抱かせるような文体の「友達紹介プレゼントGET!」を採用して他の見出しの文体との差異を設けた。また、これらの見出しをメニューの1番目や最後に配置すること、他の見出しから離して配置することによって目を引くこともできる。このような作用を期待して、紹介手順情報を提供するホームページ72の見出し「友達紹介プレゼントGET!」を第1番目に配置し、教習所紹介用ホームページ76の見出し「このページを友達に紹介する」を最後に且つ他の見出しから離して配置した。
【0069】
ところで、紹介手順情報を提供するホームページ72の見出しは自習用ホームページ73の見出しと隣り合っているが、これも意図的な配置である。教習生は自習用ホームページ73を最も頻繁に利用するため、自習用ホームページ73の見出しと隣り合って配置させることで、紹介手順情報を提供するホームページ72の見出しが友人等の紹介を未だ行ったことのない教習生の目にも留まり易いようにした。
【0070】
勿論、以上に述べたような方法を全て採用する必要はなく、また、イラストや動画を利用するなど他の方法を用いて同様の作用効果を図ることも当然に可能である。
【0071】
(紹介手順情報を提供するホームページ)
紹介手順情報を提供するホームページ72は、教習生が友人に対して本教習所を紹介するための情報(教習所紹介用情報)を提供するものである。図5(A)はこのホームページ72のトップ画面72aを示し、図5(B)は説明画面72bを示している。
【0072】
図5(A)にあるように、トップ画面72aには、知人紹介の概要が掲載されている。具体的には、先ず、「お友達を紹介してその方が入校するとBIGなプレゼント」という記載により、知人を紹介することに伴い特典を獲得できる旨を示し、以下、その特典の内容を「お友達は入校料金から5000円引き」及び「紹介してくれた人に5000円プレゼント」と記載されている。また、「友達にメール転送で紹介もできるよ」という記載によって、詳細は後述される教習所紹介用ホームページ76の概要を示している。更に、トップ画面72aの最下部に設けられた「メール転送の仕方」ボタンをクリックすることで説明画面72bに展開できるようになっている。
【0073】
説明画面72bは、教習所紹介用ホームページ76により行うメール転送の仕方を説明するための画面である。詳しくは、図5(B)に示すように、「▲1▼メニュー画面の「このページを友達に紹介する」をクリック ▲2▼メールが自動的に起動する ▲3▼宛先に友達のアドレスを入力 ▲4▼本文中の教習生番号と名前の横にあなたの教習生番号と名前を入力 ▲5▼送信」という内容である。
【0074】
以上のように、紹介手順情報を提供するホームページ72は、教習所紹介の手順に関する情報を提供するものであるから、教習所紹介用ホームページ76の導入部とでも言うべきものである。また、友人を紹介する意欲を増進させるための5000円という特典に関する情報を提供するホームページでもある。
【0075】
(教習所紹介用ホームページ)
教習所紹介用ホームページ76は、教習生の所有する携帯電話40から友人の携帯電話50に向けて電子メールを送信するためのメール送信画面(電子メール送信用情報)からなり、紹介手順情報を提供するホームページ72とともに教習所紹介用情報を提供するものである。教習所紹介用ホームページ76は、図6に示すように、題名入力スペース76aと宛先入力スペース76bと本文入力スペース76cとを備える、携帯電話の通常のメール送信用の画面であるが、本文入力スペース76cに携帯電話用ホームページKのURL(http://・・・・・・)及び携帯電話用ホームページKを閲覧するよう友人を促すためのメッセージが予め入力されている点が特徴である。メッセージとしては、「このアドレスにアクセスして入校すると、5000円割り引きになるよ。」と入力されている。なお、教習生がメッセージを変更することは勿論可能である。また、教習生番号入力スペース76d及び名前入力スペース76eは、メールを送信する教習生の教習生番号及び名前を入力するための入力スペースであり、入校時に友人が受信メールを提示して特典を受ける際に紹介者である教習生を特定するためのものである。
【0076】
なお、トップ画面60において入力された教習生番号に基づいて、教習生番号や氏名が予め入力されたメール送信画面を用意してもよい。また、特に若年層の友人同士でメールをやりとりする際にフルネームを付して送信する者は少数であるため、ニックネームを予め登録できるようにして、そのニックネームが名前入力スペース76eに予め入力してあるようにしてもよい。更には、近年普及してきたデジタルカメラ付携帯電話に対応して、例えば、自動車を運転している教習生の画像や教習生仲間で撮った画像などを添付してメールを送信することで、自動車等を運転することの楽しさや教習生同士の仲の良さを強調でき、メールを受けた友人の好奇心をくすぐる効果を図ることもできる。その他にも、携帯電話が備えるあらゆる機能を活用してメールを作成し、友人の興味をかきたてるような構成とすることが可能である。また、本文入力スペース76cに予め入力されている内容としては、携帯電話用ホームページKのURLのみであってもよい。
【0077】
また、メールの送信後に「紹介して頂いた友達のデータを携帯電話又は教習所内の端末で入力してください」といったメッセージを表示することで、友人の個人データを後述の知人紹介登録用ホームページ88又はパソコン用アプリケーションPの知人紹介用アプリケーション93から入力するように教習生を促して、見込み顧客データの充実を図ることができる。
【0078】
(自習用ホームページ)
自習用ホームページ73は、教習生の自習を補助するために学科試験の練習問題などの情報(自習用問題情報)を提供するもので、仮免試験や本試験対策用問題集のインターネット版とでもいうべきものである。この自習用ホームページ73は教習生の携帯電話40から閲覧でき、教習生は時間が空いたときにはいつでも問題演習を行うことができるので、頻繁な利用が期待できる。自習用ホームページ73は、学習効果の向上及びそれに伴う利用頻度の更なるアップを図るため、以下のような画面展開及び機能を有する。
【0079】
自習用ホームページ73は、図7(A)の選択画面73a、図7(B)の説明画面73b、図7(C)の問題画面73cと展開する。
【0080】
選択画面73aには、先ず「(教習生名)さん、行いたい問題を選択してください。」と、問題の選択を促すメッセージが掲載されている。なお、教習生名は、トップ画面60で入力された教習生番号に基づきウェブサーバ10により認識されここに表示される。また、選択画面73aには、選択に供される問題群を示す見出しとして、携帯用フリー問題01〜05が設けられている。教習生は所望の問題群に対応する見出しを選択しクリックすることで、説明画面73bに展開することができる。なお、携帯用フリー問題01〜05のうちのいずれを選択しても同様の画面が展開されていくので、以下、携帯用フリー問題01が選択された場合の画面展開を説明する。
【0081】
選択に供される問題群を示す見出しは、対応する問題群の内容に関するものにすることができる。例えば、問題群1〜5が難易度別に設けられている場合は、「小手調べ」、「チャレンジ問題」といった見出しを採用することができる。また、問題群1〜5が項目別に設けられている場合は、「交通法規」、「運転時の注意事項」といった見出しにすることができる。その他にも、問題群の内容によって、適宜見出しを付けることができる。また、問題群の選択肢は5つである必要はなく、目的に応じて設定することができる。
【0082】
図7(B)に示す説明画面73bは、選択画面73aで携帯用フリー問題01を選択した際に展開されるもので、練習問題の利用方法についての説明を掲載している。説明画面73bには、先ず「出題数は、10問です。」と、携帯用フリー問題01に含まれる問題群の出題数を示している。続いて、「正解と思う場合は○を、間違いと思う場合は×を選択して、「次の問題へ」を押して下さい。問題を保留して次の問題を行うときは、「保留する」を選択して、「次の問題へ」を押して下さい。」と、練習問題の回答方法を説明している。説明画面73bの最下部には「問題開始」ボタンが設けられており、これをクリックすることで問題画面73cが展開され、問題演習を行うことができる。なお、各問題群に含まれる問題数は10問である必要はなく、また各問題群が同一の問題数を有する必要もない。問題数は、目的に応じて適宜設定できるものである。
【0083】
問題画面73cは、教習生が実際に問題演習を行うための情報を提供するものである。図7(C)中の「問1」の下方に設けられた空白部は実際の画面においては問題文が掲載されるスペースである。問題文の下方には、説明画面73bで説明されていたように、「解答選択」として、「○」、「×」、「保留」が設けられており、問題に対する解答を選択するようになっている。その下方には「次の問題へ」ボタンが配置しており、解答を選択した後にクリックすることで、次の問題を掲載したページに進むことができる。問題を掲載した各ページは、問題画面73cと同様に構成されているので、図示及び説明は省略する。
【0084】
問題画面73cの下部に配置された「1 採点する」ボタンをクリックすると、現時点までに回答した問題の採点が行われる。図示しない採点画面には、採点結果が点数で表示されるとともに、「もっと勉強しなさい」や「よくできました」などのコメントが表示される。一方、「2 回答状況を見る」ボタンをクリックすると、現時点においてどの問題を回答、保留等したか一覧表示された回答状況画面が展開される。回答状況画面には、図示しないが、各問題について回答済み、保留、未選択(まだ行っていない問題)が判別できるように、各問題群ごとに一覧表示される。これにより教習生は、問題演習の進捗状況を自らチェックすることができる。
【0085】
自習用ホームページ73が教習生に提供する練習問題は、ウェブサーバ10のデータベース11に保存された全問題集データから出題される。自習用ホームページ73を利用するたび、回答した問題の問題番号等が各教習生の問題演習履歴としてデータベース11に記録されるようになっている(問題履歴機能)。従って、教習生が自習を中断して一旦インターネット接続を絶った後に再び接続した場合、中断直前に行っていた問題の続きから学習を再開することができる。
【0086】
(送迎バスの時刻表を提供するホームページ)
送迎バスの時刻表を提供するホームページ74は、教習所と教習所へのアクセスポイントとの間を結ぶ送迎バスの時刻表を掲載したホームページである。掲載される時刻表に関する情報はウェブサーバ10のデータベース11に格納されている。送迎バスの時刻表を提供するホームページ74は、図示しないが、選択画面と時刻表画面とを含んでいる。選択画面には、送迎バスを利用できる大まかな地域名が列挙されている。例えば、「1.渋谷方面 2.新宿方面 3.東京駅方面 4.品川方面」といった見出しが列挙されている。列挙された見出しのうちから1つの地域(例えば、1.渋谷方面)を選択しクリックすると、教習所と渋谷とを結ぶ送迎バスの時刻表を掲載した時刻表画面が展開される。時刻表画面には、教習所と渋谷とを結ぶ送迎バスのルートの主要な通過点における通過時刻が一覧表示される。時刻表の表示は、通過点の通過時刻を送迎バスごとに表示することや、送迎バスの通過時刻を通過点ごとに表示することができる。なお、時刻表は文字のみによって表示されたもの、詳しい地図や略記した地図などを含んで表示されたものなど、目的に応じて様々な表示態様を採ることができる。
【0087】
(学科教習の時間割を提供するホームページ)
図示しない学科教習の時間割を提供するホームページ75は、教習所で行われる学科教習の授業の時間割を掲載したものである。表示される時間割情報はウェブサーバ10のデータベース11に格納されている。時間割は、当月分のものが掲載されており、1ヶ月ごとに更新される。更新データは、サーバ20からウェブサーバ10に送信され、データベース11に格納される。時間割の表示態様としては、全てを一覧表示できるだけでなく、所望の授業の時間を検索できるような構成や、教習生毎の時間割を提供する構成としてもよく、利用上の便宜を考慮してアレンジすることができる。
【0088】
(一般情報提供ホームページ)
以下、一般情報提供ホームページ80に含まれる各ホームページについての説明とともに、画面展開について説明する。
【0089】
(メニュー画面)
メニュー画面81は、一般のユーザー、特に運転免許の取得を希望している者が一般情報提供ホームページ80を利用する際に所望のホームページを表示するための選択を行うために設けられたページである。メニュー画面81には、図8に示すように、教習所名とともに、各ホームページにリンクされた見出しが羅列されている。羅列された見出しとしては、特典情報を提供するホームページ82に対応する「ここだけの特典」、入校案内情報を提供するホームページ83に対応する「入校案内」、主な教習プランを提供するホームページ84に対応する「主な教習プラン例」、送迎バスの時刻表を提供するホームページ85に対応する「送迎バス時刻表」、学科教習の時間割を提供するホームページ86に対応する「学科時間割」、問題体験用ホームページ87に対応する「無料学科問題」、知人紹介登録用ホームページ88に対応する「お友達紹介登録」、がある。教習生向けホームページ70のメニュー画面71と同様に、所望のホームページに対応する見出しをクリックすることで、そのホームページが展開される。
【0090】
(特典情報を提供するホームページ)
特典情報を提供するホームページ82は、入校申込み時に獲得できる特典に関する情報を掲載したものである。このホームページ82には、図9に示すように、次のような内容が掲載されている。先ず「入校申込み時に窓口でこの画面を見せると入校料金が3000円引きになります。」との記載により、一般情報提供ホームページ80を見て入校を決めた者に対して付与される特典について情報提供をしている。その下方には、「メールでの紹介入校の方は受信メールを見せてください。」と記載されており、一般情報提供ホームページ80を見て入校を決めた場合とメールでの紹介により入校を決めた場合とが重複しないように取り計らっている。その下方には、一般情報提供ホームページ80を見て入校を決めた場合の特典についての補足情報として、「この画面を見せて入校すると3000円引き」、「2人以上で入校すると更に素敵なプレゼントを差し上げます」と記載されており、友人を誘って入校することを促している。なお、特典は上記の内容に限られるものではなく、入校を促すために更に魅力のあるものを用意することは教習所側による決定事項である。
【0091】
以下、入校案内情報を提供するホームページ83、主な教習プランを提供するホームページ84、送迎バスの時刻表を提供するホームページ85及び学科教習の時間割を提供するホームページ86については、教習所のホームページに通常掲載されている内容のものであるし、また前述したものも含まれているため、その表示画面を図示することはせず、簡単に説明をする。
【0092】
(入校案内情報を提供するホームページ)
入校案内情報を提供するホームページ83は、入校資格や入校手続きに関する情報を掲載したものである。このホームページ83は、選択画面と情報提供画面とからなり、情報提供画面は、選択画面での選択に基づいて、入校資格情報提供画面と入校手続き情報提供画面とからなる。選択画面には、「入校資格」、「入校手続き」と見出しが並んでおり、所望の情報に対応する見出しをクリックすることで情報提供画面に展開することができる。入校資格情報提供画面は、普通免許、普通2輪免許、大型2輪免許のそれぞれについて、年齢制限等の入校資格に関する情報が掲載されている。入校資格情報提供画面内に普通免許等の選択ボタンを設け、これをクリックすることで選択された免許についての入校資格に関する情報を掲載した画面が展開するような構成は好適なものといえる。
【0093】
(主な教習プランを提供するホームページ)
主な教習プランを提供するホームページ84は、入校希望者のニーズに応じた教習プランの一例を掲載したものである。教習プランとしては、免許を早く取得するためのスケジュールが組まれた「スピードプラン」、技能教習に自信がない人向けに技能教習を定額且つ時間無制限とした「安心プラン」、日々のスケジュールがまちまちな人向けに技能教習の予約を毎回自分で入れるようにした「マイペースプラン」などがある。主な教習プランを提供するホームページ84は、選択画面と説明画面とからなる。選択画面には、例えば上記のプランに対応した見出しが列挙されている。これらのうちから見出しを1つクリックすることで、その見出しに対応する説明画面が表示される。説明画面は各プラン毎に設けられ、そのプランの内容の説明が掲載されている。
【0094】
(送迎バスの時刻表を提供するホームページ85及び学科教習の時間割を提供するホームページ86)
送迎バスの時刻表を提供するホームページ85及び学科教習の時間割を提供するホームページ86には、教習生向けホームページ70に含まれる同一名称のホームページ74及び75とそれぞれ同様の内容が掲載されている。ただし、一般情報提供ホームページ80中の学科教習の時間割を提供するホームページ84および送迎バスの時刻表を提供するホームページ85は、一般に未だ本教習所を訪れたことのない者に対しても提供されるものであるから、教習生向けホームページ70中の対応するホームページ74、73にはない機能を付加してもよい。例えば、教習で使用される用語の説明を加えることにより閲覧者の理解を補助することができる。他にも、都合の悪い曜日を入力すると、それに応じた教習スケジュールを自動的に作成して表示するような機能を学科教習の時間割を提供するホームページ84に設けてもよい。
【0095】
学科教習の時間割を提供するホームページ84によれば、友人は自分の自由になる時間内に教習が受けられるかどうかについて入所手続を行う前に容易に知ることができる。従って、教習所に通う時間と例えば大学へ通う時間など他の時間とのやりくりを考えることができるので、教習所へ通うにあたって無理なタイムマネージメントを迫られることがない。
【0096】
送迎バスの時刻表を提供するホームページ85によれば、教習所までの交通アクセスを考慮した上で教習所選びができるほか、初めて教習所へと出向く際の交通手段として送迎バスを利用することが可能となる。
【0097】
一方、ホームページ85、86は教習生にとっても利用しやすいものである。即ち、教習生向けホームページ70中の同様のホームページ74、75を閲覧するためには教習生番号やパスワードを入力する必要があるが、ホームページ85、86を閲覧するに当たってはその必要がないため、同様の情報を迅速に得ることができる。
【0098】
(問題体験用ホームページ)
問題体験用ホームページ87は、大きく、登録用ページと問題演習用ページとに分けられる。問題演習用ページは教習生向けホームページ73と同様の構成を有するもので、問題内容や問題数が異なるだけのものであるから、改めて図示して説明することはしないものとする。
【0099】
問題体験用ホームページ87は、運転免許の取得を希望している者に学科の練習問題を無料で提供することによって、運転免許への興味を増大させるとともに、ホームページに頻繁にアクセスさせて本教習所についてよく認識してもらうことを目的とする。また、教習所側としては、練習問題を無料で提供する代わりに利用を登録制にすることで見込み顧客に関する営業用データを収集することが可能となる。
【0100】
問題体験用ホームページ87の問題演習用ページにより提供される練習問題は、いわゆる原付バイク免許取得に関するものと、普通乗用車免許取得に関するものとがある。なお、原付バイクに関するものについては、若年層の大きなニーズに対応するものであると同時に、16歳から取得可能であるから、運転免許取得のために本教習所に通っていた者が自動車やより大型のバイク等の(18歳以上で取得可能な)運転免許の取得のために再度本教習所を利用することを期待して設けられたものである。このように、2種類の免許に対応する練習問題を提供するので、原付バイク用の問題と普通乗用車用の問題とがそれぞれ別々に提供されるように構成することは、見込み顧客のニーズの把握という観点から賢明である。即ち、いずれの問題を行いたいかを選択する選択画面を設け、各問題を選択した人数をカウントすることで、各問題のニーズの大きさを把握することができる。
【0101】
以下、問題体験用ホームページ87の登録用ページについて、図10を参照して説明する。登録用ページは、問題演習用ページを利用するための登録を行うためのものである。登録用ページは、図10(A)に示す案内画面87a及び図10(B)に示す登録画面87bからなる。
【0102】
案内画面87aは、問題体験用ホームページ87の概要を掲載したものである。案内画面87aには、「お名前、ご住所、電話番号を登録して頂ければ、1ヶ月間無料で原付や普免の練習問題ができます。」という記載に加え、「登録しますか?」と閲覧者を促し、「はい」又は「いいえ」のいずれかをクリックすることで登録を行うか否か選択できるようになっている。ここで「はい」をクリックすると登録画面87bに展開する。
【0103】
登録画面87bは、問題体験用ホームページ87の利用を希望するものが自己のデータを登録するための入力を行うためのものである。入力されるデータとしては、名前、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスがあり、登録画面87bにはそれぞれに対応する入力スペースが設けられている。入力スペースの下方には、「(教習所名)からのメールを希望する」という記載が配置され、ダイレクトメールや電子メールによる教習所案内の要否を質問する。閲覧者は、その下方の「はい」又は「いいえ」をクリックすることで教習所案内の要否を選択するようになっている。その下方には、登録ボタンが配置しており、これをクリックすることで登録は完了する。なお、メールの要否は問題体験用ホームページ87の利用のための条件ではなく、個人データの登録のみをその条件とする。
【0104】
問題体験用ホームページ87により提供される練習問題は原付バイクと普通乗用車に関するものに限定されるものではなく、地域性等のニーズに応じて自由に取捨選択できる。また、問題体験の期間を有限(必ずしも1ヶ月である必要はない)としたのは、教習所側としては長期間無料で情報提供が行われることによる損害を回避できるとともに、それほど長期間に亘って無料問題を継続する者はいないと考えられるからである。更には、原付バイクと普通乗用車とを別々に登録するようにしてもよい。このようにすれば、見込み顧客に関するデータベースを原付バイクに対する見込み顧客のものと普通乗用車に対する見込み顧客のものとに分類し、それぞれの傾向などを分析してマーケティングに応用することができ、ダイレクトメール等を送信する際にも登録している方の情報のみを送ることができるため、無駄なく且つ的を外さずに見込み顧客へアプローチすることが可能となる。更にはまた、問題体験用ホームページ87に各種のアンケート項目を設けたアンケート画面を設けて、登録とともにアンケート結果がウェブサーバ10に送信されるようにすれば、運転免許取得に大きな興味を持っている見込み顧客に限定したマーケティングを実施することができる。
【0105】
なお、練習問題は登録制を採用しているので、登録者に対してID及びパスワードを発行して、練習問題を行う際に認証を行う必要がある。これによれば、アクセスのたびに利用者を特定できるので、各登録者について練習問題の利用度を把握することができる。また、IDのみ又はパスワードのみを発行するような構成とすることも勿論可能である。
【0106】
(知人紹介登録用ホームページ)
知人紹介登録用ホームページ88は、一般情報提供ホームページ80に含まれるページのうち唯一教習生に限定して提供されるページで、運転免許の取得を希望しているであろう知人に関するデータを教習生に入力させることを目的とするものである。即ち、知人紹介用ホームページ88は、知人紹介用情報を提供するものである。知人紹介登録用ホームページ88は、図11(A)に示す説明画面88aと、図11(B)に示す登録画面88bと、終了画面88cとからなる。
【0107】
説明画面88aは、知人紹介登録用ホームページ88の利用方法を説明するための画面である。説明画面88a中の「これから免許を取りたいと思っている方をここで紹介してください。ご紹介いただいた方には現金1000円を差し上げます。」という記載は、知人紹介登録用ホームページ88の目的、及び、紹介に伴って付与される特典に関する情報を提供しており、その利用を促すものである。その下方の「ここでご紹介いただいたお友達には当校より直接郵便にて学校案内をお送りさせていただきます。」をいう記載は登録されたデータの用途についてのもので、これを明確にすることで紹介を行うことへの安心感を与えようとするものでもある。その下方の「ご紹介頂けますか?」という記載により紹介を行うか否かを選択させ、「はい」又は「いいえ」のいずれかをクリックすることで選択結果を確定させるようになっている。ここで「はい」を選択すると、登録画面88bが続いて表示される。
【0108】
登録画面88bは、知人を紹介するためのデータ入力を行うためのものである。登録画面の冒頭には「紹介者ご本人を確認させていただくため以下をご入力ください。」と記載されており、紹介を行う教習生を特定するためのデータの入力を促している。その下方には、教習生を特定するためのデータとして、教習生番号及び名前を入力するための入力スペースが設けられている。また、その下方には「ご紹介したい方を入力して下さい。」との記載があり、紹介に係る知人に関するデータの入力を促している。その下方には、知人の名前、郵便番号、住所、電話番号を入力するための入力スペースが設けられている。登録画面88bの最下部には、「登録」ボタンと「続けて紹介」ボタンとが配置されている。更に別の知人を紹介する場合は「続いて紹介」ボタンをクリックし、そうでない場合は「登録」ボタンをクリックする。
【0109】
終了画面88cは、知人紹介登録用ホームページ88のエンディング画面である。終了画面88cには、紹介を行ってくれた教習生に対する感謝の気持ちを示すための「ありがとうございました。」という記載と、紹介に伴って付与される特典に関する「教習カウンターまでお越し下さい。1000円をお渡しします。」という記載とが掲載されている。
【0110】
携帯電話用ホームページKは、以上詳述した各種のホームページを含んで構成されている。次に、このような携帯電話用ホームページKを利用する際の操作手順について、図面を参照しながら説明する。同時に、操作に伴う情報提供システム1各部の動作や作用についても説明する。但し、全てのホームページについて説明することはせず、本発明の特徴部分に限定して説明を行うこととする。
【0111】
(携帯電話用ホームページの認証作用)
図3に示す表示画面及び図12に示すフローチャートを参照しながら、携帯電話用ホームページKにアクセスした際に行われる認証作用について説明する。なお、以下の説明中においては、教習生が使用する携帯電話40及びその友人が使用する携帯電話50をユーザー端末として説明を行う。
【0112】
教習生またはその友人がそれぞれ携帯電話40または50から携帯電話用ホームページKにアクセスすると、先ずトップ画面60が表示される(S1)。トップ画面60に掲載された内容に従い、そのまま「ENTER」ボタンをクリックすれば(S2)一般情報提供ホームページ80を利用することができる(S3)。一方、教習生が教習生向けホームページ70を利用するためには認証用のデータを入力する必要がある。認証用のデータとしては、教習生番号とパスワードとが使用される。これらを入力し(S2)「ENTER」ボタンをクリックすると、入力された教習生番号とパスワードとがウェブサーバ10に送信され、ウェブサーバ10はパスワードが正当なものか否か認証を行う(S4)。正当でない場合、ウェブサーバ10は「教習生番号/パスワードが違います。入力をやり直してください。」という記載を携帯電話40の表示部に表示する(S5)。認証結果が正当であった場合には教習生向けホームページ70の利用が可能となる(S6)。
【0113】
このような携帯電話用ホームページKの認証作用は、トップ画面60により提供される情報の作用、つまり、教習生番号及びパスワードを付与されていない者に対して教習生向けホームページ70が提供されることを禁止するための情報の作用である。
【0114】
(メニュー画面71の選択用情報としての作用)
図4に示す表示画面及び図13に示すフローチャートを参照しながら、メニュー画面71の選択用情報としての作用を説明する。
【0115】
認証を通過して教習生向けホームページ70の利用が許可されて最初に表示されるのはメニュー画面71である(S11)。なお、S11は、メニュー画面71の概略を示すものである。教習生は主に学科の自習を行うために教習生向けホームページ70を利用するので、見出し「携帯学科学習」を選択することが多い。「携帯学科学習」を選択すると(S12)、自習用ホームページ73が表示される。「携帯学科学習」ではなく(S12)、これと並んで配置された「友達紹介プレゼントGET!」が教習生の注意を引いたことにより選択されると(S14)、紹介手順情報を提供するホームページ72が表示される(S15)。前述したように、見出し「友達紹介プレゼントGET!」は、配置及び文体の両面からの配慮に基づいて設けられたものであるから、教習生の注意を喚起することは十分に予想されるところである。
【0116】
紹介手順情報を提供するホームページ72を以前に閲覧したことがある等の理由により「友達紹介プレゼントGET!」も選択されなかった場合において(S14)、特典の効果等に基づいて「このページを友達に紹介する」が選択されると(S16)教習所紹介用ホームページ76が表示される(S17)。このホームページ76を選択した際の入力手順については、図14とともに後述される。
【0117】
「このページを友達に紹介する」も選択されない場合には(S16)、その他の見出しが選択され(S18)対応するホームページが表示されるか(S19)、又は、どの見出しも選択されずに(S18)メニュー画面71は待機状態のまま選択を待つ。
【0118】
このように、メニュー画面71は、自習用ホームページ73へのアクセスの多さを利用して、紹介手順情報を提供するホームページ72又は教習所紹介用ホームページ76を選択してもらうための配慮がなされたページであるから、教習所を友人に紹介するための機会を効果的に与えるページであるといえる。
【0119】
(教習所紹介用ホームページからのメール送信)
図6に示す表示画面及び図14に示すフローチャートを参照して、教習所紹介用ホームページ76を利用した友人へのメール送信について説明する。
【0120】
教習生がメニュー画面71において「このページを友達に紹介する」を選択すると、教習所紹介用ホームページ76のメール送信画面が表示される(S21)。教習生は、メール送信画面の題名入力スペース76aに送信するメールのタイトル(「そろそろ免許欲しくない?」など。)を入力し(S22)、宛先入力スペース76bに携帯電話50のメールアドレスを手入力や携帯電話40の電話帳機能を利用して入力し(S23)、本文入力スペース76cのURL及びメッセージが入力されていない領域に本文を入力し(S24)、教習生番号入力スペース76dに自分の教習生番号を入力し(S25)、名前入力スペース76eに名前を入力する(S26)。以上の入力操作の終了後、携帯電話40の所定のメール送信操作によりメールを携帯電話50に向けて送信する(S27)。
【0121】
メールを受信した友人がその内容に興味をもった場合は、メールの本文入力スペース76cに記載されたURLに基づいて携帯電話用ホームページKにアクセスして一般情報提供ホームページ80を利用することが期待される。友人が入校した場合には、窓口で受信メールを提示することで特典を受けることができる。このとき、メールに記載された教習生の名前を確認することで紹介者を認識できるので、紹介者にも確実に特典が付与される。
【0122】
(メニュー画面81におけるホームページの選択)
図8に示す表示画面及び図15に示すフローチャートを参照しながら、メニュー画面81におけるホームページの選択例について説明する。運転免許の取得を希望する友人がアクセスした際に問題体験用ホームページ87を選択する過程を考慮する。
【0123】
運転免許の取得を希望する友人が一般情報提供ホームページ80にアクセスした際に最初に表示されるのはメニュー画面81である(S31)。なお、S31は、メニュー画面81の概略を示すものである。初めてアクセスした者は入校案内を先ず閲覧することが多いため、「入校案内」を選択することが考えられる(S32)。これにより入校案内情報を提供するホームページ83が表示される(S33)。入校案内情報を提供するホームページ83の閲覧後にメニュー画面81に戻るなどした際に、特典という文句に促されて「ここだけの特典」が選択されると(S34)、特典情報を提供するホームページ82が表示される(S35)。また、「主な教習プラン」が選択された場合には(S36)、主な教習プランを提供するホームページ84が表示される(S37)。一方、「無料学科問題」が選択された場合には(S38)問題体験用ホームページ87が表示され(S39)、その内容から練習問題にトライすることに興味を抱いた場合、友人は自分の個人データを登録することとなる。上記したいずれのホームページも選択されない場合には(S38)、その他の見出しが選択され(S40)対応するホームページが表示されるか(S41)、又は、どの見出しも選択されずに(S40)メニュー画面71は待機状態のまま選択を待つ。
【0124】
(問題体験用ホームページに関する処理)
図10に示す表示画面と図16に示すフローチャートとを参照して、問題体験用ホームページ87に関する処理を説明する。
【0125】
運転免許の取得を希望する友人がメニュー画面81において「無料学科問題」を選択すると、携帯電話50には問題体験用ホームページ87の案内画面87aが表示される(S51)。「登録しますか?」に対して「いいえ」を選択すると(S52)、問題体験用ホームページ87を利用しないことが確定し、処理は終了する(S53)。
【0126】
一方、「はい」を選択すると(S52)、登録画面87bが表示される(S54)。登録画面87bにおいては、入力スペースに所定の事項を入力し(S55)、教習所からのメールを希望するか否かを選択する(S56)。メールを希望する場合は「はい」を選択する。すると、入力された所定の事項及びメールを希望する旨のデータ(入力データ)は、携帯電話50からウェブサーバ10に送信される(S57)。入力データを受信したウェブサーバ10は、見込み顧客データを作成するとともに、登録者に宛ててメールを送信するためのメール用データを作成し(S58)、作成した見込み顧客データ及びメール用データをデータベース11に保存する(S59)。データベース11に保存された見込み顧客データ及びメール用データはウェブサーバ10によりいつでも取り出し可能であるから、ウェブサーバ10はいつでもデータを取り出して教習所側のサーバ20に送信することが可能である(S63)。
【0127】
一方、S56において教習所からのメールを希望しない場合には「いいえ」を選択する。すると、入力された所定の事項及びメールを希望しない旨のデータ(入力データ)は、携帯電話50からウェブサーバ10に送信される(S60)。入力データを受信したウェブサーバ10は、見込み顧客データを作成し(S61)、作成した見込み顧客データをデータベース11に保存する(S62)。データベース11に保存された見込み顧客データは、ウェブサーバ10によっていつでも取り出し可能で、任意の時において教習所に設置されたサーバ20に送信することができる(S63)。
【0128】
ウェブサーバ10は、データベース11に保存されたデータに基づいてメールを作成することができる。例えば、見込み顧客データのうち名前と住所のデータに基づいて図示しないプリンタでダイレクトメールを印刷することで、ダイレクトメールをウェブサーバ10を管理している会社から見込み顧客に宛てて送信することができる。
【0129】
なお、S56でメールを希望する場合においても見込み顧客データのみを作成、保存しておく構成とすることも可能である。このケースでは、サーバ20にデータを送信する際又はメールを作成する際には、ウェブサーバ10によりデータベース11から見込み顧客データを取り出し、見込み顧客データに基づいてメール用データを作成すればよい。また、メール用データのみを作成、保存しておくように構成してもよい。例えば、見込み顧客によるアプローチをメールによる手段に特化しているような場合にはこれで十分である。
【0130】
前2段落に示した構成は、後述する知人紹介登録用ホームページ88やパソコン用アプリケーションPの知人紹介用アプリケーション93を利用してデータが入力された場合にも適用可能なものである。なお、パソコン用アプリケーションPのケースでは、サーバ20及び監視端末25の双方により実行可能とされる。
【0131】
このような登録のシステムを採用することにより、教習所側には以下のようなメリットがもたらされる。第1に、教習所側は何もしなくとも見込み顧客データやメール用データを収集することが可能となる。即ち、実際の処理を行っているのはウェブサーバ10であり、全ての処理が施されたデータが教習所側に送信されてくるため、教習所側としてはきわめて容易に営業用のデータを収集できるものである。第2には、登録からメール送信までの時間短縮を図ることができるので、見込み顧客に対して効果的にアプローチすることが可能となる。これは、ウェブサーバ10が入力データを即時処理し即時教習所側に送信可能に構成されていることによる。よって、この登録のシステムによれば、教習所側は、見込み顧客の囲い込みを容易且つ迅速従って効果的に行うことが可能となる。
【0132】
なお、見込み顧客データとは、見込み顧客として教習所側が把握している者に関するデータを集計して得られたデータベース、又は、このデータベースにリストアップされている個々人に関するデータのいずれかを適宜意味するものとする。また、メール用データとは、見込み顧客データを加工して作成されたものであって、メール(ダイレクトメールや電子メール等見込み顧客に宛てて送信される情報伝達手段)を作成するために必要な名前、住所、メールアドレス等のデータ及び/又はメール本文等の内容に関するデータを意味するものとする。使用されるメールの形態に応じて、ダイレクトメール用データ、電子メール用データなどと呼ぶ。また、メール用データについても見込み顧客データと同様にリスト又はリストアップされている個々人に関するデータのいずれかを示すものとする。更に、営業用データとは、見込み顧客データ及びメール用データを包含する概念として、教習所の顧客を獲得する目的に使用される各種データの総称を意味するものとする。詳細は後述するが、営業用データは照合処理を経たのち営業用データベースとして新規顧客の獲得等の営業活動に利用される。
【0133】
(知人紹介登録用ホームページに関する処理)
図11に示す表示画面、図17に示すフローチャート、及び、図18に示すブロック図とを参照して、知人紹介登録用ホームページ88に関する処理を説明する。
【0134】
教習生がメニュー画面81において「お友達紹介登録」を選択すると、携帯電話40には問題体験用ホームページ88の説明画面88aが表示される(S71)。「ご紹介頂けますか?」に対して「いいえ」を選択すると(S72)、問題体験用ホームページ88を利用しないことが確定し、処理は終了する(S73)。
【0135】
一方、「はい」を選択すると(S72)、登録画面88bが表示される(S74)。登録画面88bにおいては、入力スペースに所定の事項を入力した後(S85)、更に別の友人を紹介登録するか否か選択する(S76)。更に紹介登録を行う場合は「続けて紹介」を選択する。すると、更なる入力を行うための登録画面88bが表示され(S74)紹介登録は継続される。
【0136】
更なる紹介登録は行わずに現に入力した分で登録を終了する場合は(S76)「登録」を選択する(S77)。すると、入力された所定の事項(入力データ)は、携帯電話40からウェブサーバ10に送信される(S78)。入力データを受信したウェブサーバ10は、見込み顧客データ及びメール用データを作成しデータベース11に保存する(S79)。データベース11に保存された見込み顧客データやメール用データは、ウェブサーバ10によって教習所に設置されたサーバ20に送信される(S63)。サーバ20が受信したデータは、営業用のデータとしてデータベース21に保存されるなどして活用されることとなる。
【0137】
この紹介登録のシステムによれば、問題体験用ホームページ87による登録のシステムと同様に、教習所側は、見込み顧客の囲い込みを容易且つ迅速従って効果的に行うことが可能となる。即ち、図18に示すデータの流れからも分かるように、サーバ20は、データベース21からデータを呼び出し、これを基にプリンタ22でダイレクトメールを印刷し、紹介された友人に宛てて送信することができる。また、監視端末25からデータベース21内のデータを呼び出し、これを基にプリンタ26でダイレクトメールを印刷することも可能である。
【0138】
以上説明した携帯電話用ホームページKにおいては、教習生向けホームページ70と一般情報提供ホームページ80とは1つのホームページの階層構造に組み込まれているが、このような構成とする必然性はなく、例えば教習生からのメールを受信した者専用のホームページを別に作成してもよい。また、メールを受信した知人が閲覧するためのホームページは、一般に誰でも閲覧できる情報に限られることはない。例えば、一般情報提供ホームページ80内に教習生からのメールを受けた者専用のホームページを設けるとともに、教習所紹介用ホームページ76からの送信メールに専用ホームページを閲覧するためのパスワード等を添付するような構成を採用することもできる。
【0139】
[パソコン用アプリケーション]
以下、図面を参照しながらパソコン用アプリケーションについて説明する。このパソコン用アプリケーションは、サーバ20にインストールされた複数のソフトウェアを1つの階層構造に組み込んで構成されたものである。なお、後述する自習用アプリケーション92と知人紹介用アプリケーション93とをそれぞれ別々のサーバにインストールして管理する構成とすることは勿論可能である。
【0140】
パソコン用アプリケーションPは、携帯電話用ホームページKと比較すると、取扱える情報量が圧倒的に多く、また画面表示部(つまりモニタ)が大きいことから、アニメーションによる視覚効果を利用することや、各アプリケーションに包含される内容の充実化、入力操作の効率化など便宜を図ることにより、ユーザーフレンドリーな利用環境を構築することができる。
【0141】
図19には、パソコン用アプリケーションPの階層構造が概念的に示されている。同図(A)によれば、クライアント端末30を利用する際には、パソコン用アプリケーションPのサービス開始を示すトップ画面90が表示されている。その下の階層にはメニュー画面91が、さらに下位には自習用アプリケーション92及び知人紹介用アプリケーション93が配置している。
【0142】
(パソコン用アプリケーションにより表示される各画面について)
以下、パソコン用アプリケーションPにより表示される各画面について、必要に応じてその表示画面を示した図を参照しながら説明をする。
【0143】
図20乃至図25は、以下の説明で参照される表示画面を示した概略図である。実際の表示画面においては、字体や字の大きさが異なることや、背景に絵柄が使用されていたり、キャラクタが登場したりすることがあるが、これは単なる設計事項であり本発明の本質とは何等相関するものではないため、図20乃至図25に示す概略をもって説明を行っても支障はない。
【0144】
(トップ画面)
図20に示すトップ画面90は、パソコン用アプリケーションPのオープニングを示す画面である。パソコン用アプリケーションPには、教習生に親近感を抱いてもらえるように「教習応援団」という名称が付けられている。トップ画面90の下部には「マウスのボタンを押して下さい」と表示されており、「教習応援団」は、トップ画面90を表示した状態のまま利用開始を待っている。マウスのボタンを押すことで利用が開始され、メニュー画面91が表示される。
【0145】
(メニュー画面)
メニュー画面91は、パソコン用アプリケーションPが提供する選択用情報である。メニュー画面91には、携帯電話用ホームページKのメニュー画面71や81と同様に、自習用問題情報を提供する自習用アプリケーション92、及び、知人紹介用情報を提供する知人紹介用アプリケーション93の見出しが選択可能に配置されている。
【0146】
図21によれば、メニュー画面91には、パソコン用アプリケーションPの利用についての端的な説明文に加え、各アプリケーションに対応してキャラクタが表示されている。部分領域91aには知人紹介用アプリケーション93「紹介応援団」のキャラクタ「いるいる」が表示され、部分領域91bには自習用アプリケーション92「学科応援団」のキャラクタ「ムサシ」が表示されている。説明文としては「このパソコンで学科教習の効果測定を受けたり、お友達紹介キャンペーンに参加することができます。マウスのボタンで操作したいほうのキャラクターを押して下さい。」というメッセージが表示され、アプリケーションの選択を促すとともに、教習生に友人紹介機能の存在を認識させるようになっている。
【0147】
(自習用アプリケーション)
自習用アプリケーション92は、教習生がクライアント端末30を利用して学科教習の自習を行うためのアプリケーションであり、携帯電話用ホームページKの自習用ホームページ73をグレードアップした内容を有するものである。
【0148】
以下、図22を参照して自習用アプリケーション92の画面展開について説明する。図22(A)は自習用アプリケーション92のトップ画面92a、図22(B)はコース選択画面92b、図22(C)は問題選択画面92c、図22(D)は問題画面92dである。
【0149】
トップ画面92aは、自習用アプリケーション92のオープニングとなる画面で、メニュー画面91中の部分領域91bに表示されたキャラクタ「ムサシ」をクリックすることにより展開される。トップ画面92aには、自習用アプリケーション92の名称「学科応援団」というタイトルが表示されており、部分領域92a1にはキャラクタ「ムサシ」が表示されている。その下方には「マウスのボタンを押して下さい」とメッセージが記載されており、次の画面に展開する方法を示している。
【0150】
トップ画面92aでマウスボタンをクリックすると、コース選択画面92bに展開する。コース選択画面92bは、練習問題を行うか又は効果測定を行うかを選択するための画面である。そのため、画面の最下部には「効果測定」ボタンと「練習問題」ボタンが配置されている。その上部には「下のボタンをマウスで押して、開始してください。」と選択方法が表示されている。部分領域92b1には、キャラクタ「ムサシ」が表示されている。
【0151】
次に、コース選択画面92bに続いて展開される問題選択画面92cについて説明する。コース選択画面92bからは、効果測定又は練習問題を行うことができるようになっているが、ここでは一例として練習問題を選択した場合に展開される問題選択画面92cを説明する。
【0152】
問題選択画面92cには、「仮免前練習問題」、「卒検前練習問題」、「項目別練習問題」、「危険予測練習問題」、「間違えた練習問題」、「県別練習問題」、の各問題集を選択するためのボタンが配置されている。また、問題選択画面92cの下部には「中止」ボタンが設けられており、自習を中止したい際にクリックするようになっている。なお、上記各問題集に関しては後述する。
【0153】
図22(D)は、問題選択画面92cで「仮免前練習問題」を選択した際に展開される問題画面92dを一例として示したものである。「仮免練習問題」を選択すると、例えば95問の問題が出題される。従って、問題画面92dは「仮免練習問題」に含まれる多数の画面のうちの一例でもある。問題画面92dは、教習生向けホームページ70の自習用ホームページ73の問題画面73cと類似した構成を有する。画面の中程には「問1」、「問2」の2つの問題が表示されている。実際はその枠内に問題文が表示されている。枠内右端には、「正」、「誤」、「保留」の各ボタンが配置されている。画面の下部には「終了」、「前へ」、「次へ」の各ボタンが設けられ、問題画面間をページめくりの要領で行き来することができるとともに、途中で終了することもできるようになっている。「終了」ボタンの左側には、時間経過を示すインディケータが配置され、制限時間(例えば50分)を計時するようになっている。また、詳細に図示することは省略するが、画面上部に配置された「仮免前練習問題(採点状況)」の枠内には、自習用ホームページ73の問題画面73c中の「2 回答状況を見る」ボタンから展開される画面のように、現時点においてどの問題を回答(正解、不正解の表示を含む)、保留したかが一覧表示されている。
【0154】
自習用アプリケーション92は、自習用ホームページ73と同様に問題履歴機能を有する。また、この問題履歴機能を利用して、一度トライした問題を学習直後に見直したり数日後に見直しを行ったりすることができる復習機能が追加されている。この復習機能によれば、教習生は手軽かつ効果的に復習を行うことができるので、記憶定着の強化を図ることが可能となる。
【0155】
また、データベース11やデータベース21に格納された全問題集データからキーワード検索を行うことにより所望の問題のみを抜き出すことができるようになっている。例えば、試験に登場する語句や問題の正解率などをキーワードとして検索を行うことができる。この検索機能を利用してオリジナルの効果測定を作成することもできる。
【0156】
更に、検索機能により抽出した問題群を編纂して項目別問題集や難易度別問題集などのオリジナルの問題集を作成する問題集作成機能も備えている。オリジナルの問題集としては他にも、都道府県別の出題傾向を踏まえて編纂された都道府県別問題集や、問題履歴機能と組み合わせて過去に間違えた問題のみが編纂された個々の教習生用の問題集など、目的に応じて適宜作成することができる。このようにして作成された各種のオリジナル問題集は、問題選択画面92cに配置されたボタンをクリックすることにより利用される。従って、問題選択画面92cに表示された各ボタン及びそれにリンクされた問題集は、教習所側で自由に設定できる。
【0157】
なお、ウェブサーバ10のデータベース11に格納された全問題集データは、法改正等に伴い変更、追加、削除等が施され、常に現状に即した問題群が用意されるようになっている。変更等された問題に関するデータは、ウェブサーバ10からインターネットを介してサーバ20に送信される。当該データを受信したサーバ20は、自習用アプリケーション92が含むプログラムに則ってサーバ20やデータベース21に格納された全問題集データを書き換えるように構成されている。従って、実際に教習所内において利用される全問題集データは、常に最新の改正法に即した内容となっている。
【0158】
自習用アプリケーション92は、前述したように、自習用ホームページ73と比較してより多くの自習用問題情報を提供することが可能である。例えば、問題文や説明文中の読みにくい漢字にフリ仮名を振る機能、重要な用語の解説を表示する機能、又は、音声による問題文読み上げ機能などを有している。また、回答後の結果をマルバツ形式で一覧表示し印刷することができる機能や、間違えた問題に関する解説を提供する機能を付加することもできる。
【0159】
(知人紹介用アプリケーション)
知人紹介用アプリケーション93は、一般情報提供ホームページ80の知人紹介登録用ホームページ88と同様に、教習生が運転免許の取得を希望しているであろう友人に関するデータを入力して教習所側に紹介するための情報を提供するものである。先ず、図23乃至図25を参照して知人紹介用アプリケーション93の画面展開について説明する。図23(A)はトップ画面93a、図23(B)は説明画面93b、図24(C)は入力画面93c、図24(D)は入力内容確認画面93d、図25(E)は他登録確認画面93e、図25(F)は終了画面93f、を示している。
【0160】
図23(A)に示すトップ画面93aは、知人紹介用アプリケーション92のオープニングとなる画面で、メニュー画面91中の部分領域91aに表示されたキャラクタ「いるいる」をクリックすることにより展開される。トップ画面93aには、知人紹介用アプリケーション92の名称「紹介応援団」というタイトルが表示されており、部分領域93a1にはキャラクタ「いるいる」が表示されている。その下方には「マウスのボタンを押して下さい」とメッセージが記載されており、次の画面に展開する方法を示している。
【0161】
トップ画面93aでマウスボタンをクリックすると、説明画面93bに展開する。説明画面93bは、知人紹介用アプリケーション93により提供されるお友達紹介キャンペーンの概略を説明するための画面である。
【0162】
図23(B)に示す説明画面93bには、タイトル「ただいまお友達紹介キャンペーン実施中!」とともに、「お一人様ご紹介につき1000円プレゼント(何人でもOK)」という紹介に伴う特典に関する情報、「免許を取りたいと思っているお友達やお知り合いの方をご紹介ください。紹介したいお友達のお名前や住所などを入力していただきます。」という紹介手順に関する情報、「ケータイからも入力できます。」という別の紹介方法に関する情報、「約束します。お友達にはご迷惑はかけません。お友達には自動車学校からの入校案内のパンフレットを郵送します。それ以外の目的には一切使用しませんのでご安心ください。」という紹介されたデータの使用方法に関する情報、そして、「また、入校したお友達には特典をご用意しています。」という友人に付与される特典に関する情報、が掲載されている。また、画面の下部には、「中止」ボタン及び「次へ」ボタンが配置されている。知人紹介用アプリケーション93の利用を中止したいときは「中止」ボタンをクリックする。また、説明画面93bの内容を把握し、次の入力画面93cに進むときは「次へ」ボタンをクリックする。
【0163】
図24(C)に示す入力画面93cは、友人に関するデータを実際に入力するための画面である。部分領域93c1には、入力する人、即ち教習生の氏名と教習生番号を入力するためのスペースが設けられている。また部分領域93c2には、紹介したい人、即ち友人に関するデータを入力するためのスペースが設けられている。友人に関するデータとしては、氏名、年齢、郵便番号、住所(都道府県)、住所(番地まで)、住所(建物名等)、メールアドレス、及び、あなた(つまり教習生)との関係、を入力するようになっている。部分領域93c3は入力キーで、アルファベット、数字、カタカナ等を入力するためのキーが配列されている。マウスポインタを入力したい文字に合わせてクリックすることでその文字が入力されるようになっている。部分領域93c3の下方には、「中止」、「取り消し」、「訂正」、「次に」の各ボタンが配置され、入力やページめくり等の操作に使用される。なお、所定事項の入力を終了したときは「次へ」ボタンをクリックして、入力内容確認画面93dに進む。
【0164】
図24(D)に示す入力内容確認画面93dは、入力画面93cで入力した内容に修正を施す必要があるかどうか確認するための画面である。部分領域93d1には、入力画面93cで入力されたデータが一覧表示されている。一覧表示された内容を確認した後、修正の必要があれば「修正」ボタンをクリックする。修正の必要がないときは「OK」ボタンをクリックして次の他登録確認画面93eに進む。
【0165】
図25(E)に示す他登録確認画面93eは、更に他の友人を紹介する意思があるか否かを確認するための画面である。「この他に、紹介したいお友達はいますか?」というメッセージに対して、「いる」ボタン又は「いない」ボタンをクリックするようになっている。
【0166】
図25(F)に示す終了画面93fは、知人紹介用アプリケーション93のエンディングを示す画面である。「お友達をご紹介いただきありがとうございました。」という感謝のメッセージとともに、「今すぐ受付にお越しください。プレゼントを差し上げます。」という特典に関するメッセージが掲載されている。「終了」ボタンをクリックすると、知人紹介用アプリケーション93による情報提供は終了する。
【0167】
(メニュー画面91の選択用情報としての作用)
図21に示す表示画面及び図26に示すフローチャートを参照しながら、メニュー画面91の選択用情報としての作用を説明する。
【0168】
教習生がクライアント端末30を利用する際、クライアント端末30のモニタにはトップ画面90が表示されている(S81)。なお、クライアント端末30は教習所内に設置されているので、特に認証をおこなう必要はない。ただ、諸般の事情により認証を行うことは勿論可能である。トップ画面90が表示されている状態においてマウスボタンをクリックすると、メニュー画面71が表示される(S82)。教習生は主に学科の自習を行うためにパソコン用アプリケーションPを利用するので、キャラクタ「ムサシ」を選択することが多い。「ムサシ」を選択すると(S83)、自習用アプリケーション92が起動し、教習生は練習問題等の自習を行う(S84)。「ムサシ」と並んで配置されているキャラクタ「いるいる」や、「お友達紹介キャンペーン」という言葉に教習生の注意が引きつけられたこと等により「いるいる」が選択されると(S85)、知人紹介用アプリケーション93が起動し、教習生は友人紹介を行う(S86)。また、「ムサシ」も「いるいる」も選択されない間は、知人紹介用アプリケーション93は待機状態に置かれ、選択画面を表示し続ける。
【0169】
(知人紹介用アプリケーションによる処理手順)
図27を参照して、知人紹介用アプリケーションによる処理手順について説明する。なお、「中止」ボタンをクリックすると単に知人紹介用アプリケーション93をクローズするように移行するだけなので、「中止」ボタンの操作は無視して説明を行う。
【0170】
メニュー画面91において「いるいる」が選択されると知人紹介用アプリケーション93が起動しトップ画面93aが表示される(S91)。マウスボタンをクリックすると、説明画面93bに展開する(S92)。説明画面に掲載された内容を確認した後「次へ」ボタンをクリックすると、入力画面93cが表示される(S93)。教習生自身に関するデータ及び紹介する友人に関するデータ(入力データ)を入力キーによって入力し(S94)「次へ」ボタンをクリックすると、入力内容確認画面93dに展開する(S95)。一覧表示された入力データの修正の有無を確認し修正がある場合には(S96)「修正」ボタンをクリックすると、データ入力を行った入力画面93cが再び表示されるのでここで修正を行う。一方、修正がない場合には(S96)「OK」ボタンをクリックする。すると、他登録確認画面93eが表示され(S97)、他に紹介したい友人がいるか否かに従ってクリックするボタンを選択する。他にも紹介したい友人がいる場合には(S98)「いる」ボタンをクリックする。すると、新たな入力画面93cが表示されるので(S93)、これを使用して他の友人に関するデータを入力することができる。もう他には紹介したい友人がいない場合には(S98)「いない」ボタンをクリックする。すると終了画面93fが表示され(S99)、「終了」ボタンをクリックすると、入力データがサーバ20に送信された後知人紹介用アプリケーション93はクローズされ、処理は全て終了する(S100)。
【0171】
(知人紹介用アプリケーションから入力されたデータの処理)
続いて、上記のプロセスに従って知人紹介用アプリケーション93から入力されたデータの処理について、図28乃至図31を参照しながら説明する。なお、図28は入力データの流れを概念的に示すブロック図、図29は入力データの処理を示すフローチャート、図30は入力データを利用したダイレクトメールの作成を示すフローチャート、そして、図31は入力データを利用した電子メールの作成を示すフローチャートである。
【0172】
先ず、図28及び図29を参照して、サーバ20による入力データの処理について説明する。知人紹介用アプリケーション93の終了画面93fの「終了」ボタンをクリックすると(S101)、入力された友人に関するデータはクライアント端末30からサーバ20に送信される(S102)。入力データを受信したサーバ20は、この入力データに基づいて見込み顧客データ及びメール用データを作成し(S103)、作成したこれらデータをデータベース21に保存する(S104)。これにより、知人紹介用アプリケーション93を利用して入力されたデータを迅速にデータベース化することができるので、見込み顧客に対して迅速なアプローチが可能となり効果的に見込み顧客を囲い込むことが可能となる。なお、メール用データは、ダイレクトメール用データと電子メール用データとを含むものとされている。
【0173】
なお、問題体験用ホームページ87の説明中で触れたように、サーバ20は、受信した入力データに基づいて見込み顧客データのみを作成し、データベース21に保存しておき、実際にメールを作成する段階においてデータベース21から見込み顧客データを読み出し、これを加工してメール用データを作成するように構成することも可能である。このようにすれば、データベース21の記憶領域を効率的に利用することが可能となる。
【0174】
続いて、図28及び図30を参照して、ダイレクトメールの作成について説明する。ところで、ダイレクトメールの作成は、サーバ20及び/又は監視端末25によって行う。ここでは、監視端末25を例にとって説明する。従って、「監視端末25」は「サーバ20又は監視端末25」と、「プリンタ26」は「プリンタ22又はプリンタ26」とそれぞれ暗に読み替えるものとする。
【0175】
また、サーバ20により見込み顧客データ及びメール用データの両方が作成、保存されるケースと、見込み顧客データのみが作成、保存されるケースとの双方のケースに対応するため、ここでは、後者のケースをモチーフにして説明を行うこととする。後述の電子メール送信の場合もこれに倣うものとする。
【0176】
監視端末25を利用してダイレクトメールを作成するために、まず、監視端末25からデータベース21に保存された見込み顧客データにアクセスする(S111)。取得した見込み顧客データ、及び、データベース21又は監視端末25の図示しない記憶装置に格納されたダイレクトメールの雛型等に関するデータを含んだプログラムを利用してダイレクトメール用データを作成する(S112)。作成されたダイレクトメール用データに基づいてプリンタ26でダイレクトメール本体及び宛名シールを印刷する(S113)。印刷された宛名シールを封筒に貼り、印刷されたダイレクトメール本体を封筒に入れて投函する(S114)。このようにダイレクトメール送信作業は容易に終了する。しかも、知人紹介用アプリケーションからデータが入力された後すぐにでも行うことができる。
【0177】
図28及び図31を参照して、電子メールの作成について説明する。監視端末25を利用して電子メールを作成するために、まず、監視端末25からデータベース21に保存された見込み顧客データにアクセスする(S121)。取得した見込み顧客データ、及び、データベース21又は監視端末25の図示しない記憶装置に格納された電子メールの雛型等に関するデータを含んだプログラムを利用して電子メール用データを作成する(S122)。作成された電子メール用データに基づいて、実際に送信される電子メールを作成する(S123)。作成した電子メールを送信することで(S124)、処理は終了する。
【0178】
以上説明したパソコン用アプリケーションPにおいては、トップ画面90に引き続いてメニュー画面91が表示され、そしてメニュー画面91において選択されたアプリケーションが立ち上がるという構成を採用しているが(図19(A))、パソコン用アプリケーションPの階層構造はこの構成に限定されるものでは勿論ない。
【0179】
例えば、サーバ20からの操作入力によってトップ画面90を表示させるか否かを切り換え可能にすることができる。トップ画面90を表示しないように切り換えた場合、第1階層の画面としてメニュー画面91が表示されることとなる(図19(B))。この場合もメニュー画面91は、選択用情報としての作用を奏するものである。
【0180】
また、サーバ20からの操作入力によって、自習用アプリケーション92および知人紹介用アプリケーション93のいずれか一方のみが立ち上がるようにも設定を変更できる。例えば自習用アプリケーション92のみが立ち上がるように切り換えた場合、常時自習用アプリケーション92が立ち上がった状態にしてもよいし(図19(C))、また、トップ画面90をクリックすると自習用アプリケーション92が立ち上がるようにしてもよい(図19(D))。
【0181】
なお、いずれの階層構造を採用するとしても、パソコン用アプリケーションPには自習用アプリケーション92および知人紹介用アプリケーション93の双方が含まれているものとする。
【0182】
ところで、自習用アプリケーション92と知人紹介用アプリケーション93とはそれぞれ別個のアプリケーションとしてサーバ20にインストールされている。この2つのアプリケーションに加えて更に他のアプリケーションをインストールすることは勿論可能である。例えば、教習生への情報連絡や案内を掲載するためのアプリケーションや実技教習のための配車の予約、解約を行うためのアプリケーション、入金管理を行うためのアプリケーションなどを更にインストールして、アプリケーション間の連動動作を可能としたトータルシステムとすることが可能である。このようなトータルシステムによれば、各教習生に関するデータを一元的に把握し管理できるので、事務管理の効率化の観点から大きな効果を発揮するものと期待できる。
【0183】
[情報提供システムを利用した友人紹介の一例]
以上のような階層構造を有する情報提供システム1により実現される友人紹介の方法およびその効果について説明する。
【0184】
教習生は、携帯電話40のインターネット機能を日常的に利用している。また教習生は、教習所をいち早く卒業するために自習をよく行う。従って、携帯電話用ホームページKの自習用ホームページ73は頻繁に利用されることが想定される。教習生が携帯電話用ホームページKにアクセスしメニュー画面71が表示されると、前述した「目に付く」効果等によって、教習生は列挙された見出しのなかから紹介手順情報を提供するホームページ72を選択するケースが増加することが期待できる。教習生が紹介手順情報を提供するホームページ72を選択した場合、そこに記載された内容、主として特典、に興味を抱くことは十分に予想される。
【0185】
教習生がこのような特典に動機付けられて紹介意欲が増進された場合、教習生は教習所紹介用ホームページ76を利用して友人に教習所を紹介するメールを送信する可能性は、メール送信の日常性を考慮すれば、さほど低いものではないと想像するのが妥当と思われる。
【0186】
一方、メニュー画面71において、紹介手順情報を提供するホームページ72でも教習所紹介用ホームページ76でもないホームページを選択した場合、または紹介手順情報を提供するホームページ72に掲載された特典によって紹介の意欲が増進されなかった場合については、教習所側の判断で紹介手順情報を提供するホームページ72に記載される特典の内容をより魅力的なものに変更するなどして次のアクセス機会を待つようにしてもよい。
【0187】
また、一人目を紹介した場合の特典はA、二人目ならB、と紹介人数によって特典を複数受けることや、複数の特典から所望のものを選択できるようにしてもよい。このような場合の特典としては、例えば、教習費用の割引、無料オプションの付与、キャッシュバック、携帯電話のプリペイドカード、レストランやデパート等の金券などがある。
【0188】
教習生からのメールを受け取った友人がその内容に興味を持ったならば、教習所のホームページに自らアクセスして一般情報提供ホームページ80を閲覧することが期待される。友人が一般情報提供ホームページ80の特典情報を提供するホームページ82に記載された特典に動機付けられるなどして教習所への入所手続を取った場合、友人はその特典を付与される。特典を得た友人は、紹介された側が享受できる恩恵を知るとともに、教習生からこのシステムを利用することで紹介者が享受できる恩恵も知ることとなる。従って、友人はこの友人紹介の方法の利用に対して動機付けられることとなる。これは、友人間の口コミによる効果の1つと言える。
【0189】
[ウェブサーバによるサービスの一例]
見込み顧客に対して送信されるダイレクトメールや電子メールは、従来の情報提供システムの下では教習所側で全て作成されるかまたはダイレクトメール作成会社などに委託されて作成される形態を採用しているが、本実施の形態の情報提供システム1によれば、ウェブサーバ10およびデータベース11を使用したダイレクトメール等の作成サービスや送信サービスを行うことが可能となる。
【0190】
ウェブサーバ10を管理するウェブサイト管理会社により提供されるこのようなサービスは、サーバ20側だけでなくウェブサーバ11側にもダイレクトメール用データや電子メール用データが蓄積されるという、情報提供システム1の情報蓄積形態を利用したものである。
【0191】
まず、ウェブサイト管理会社は、ダイレクトメール用データや電子メール用データをウェブサーバ10により作成し教習所側のサーバ20へと送信するサービスを提供することができる。このようなサービスによれば、教習所側は、ダイレクトメールならばプリンタ22等で打ち出すだけでよく、従来のようにダイレクトメールの内容を自ら作成したりダイレクトメール作成会社に作成を委託する必要がなくなる。また、電子メールについても同様である。
【0192】
なお、委託の必要がないということは営業用データの移動が少なくなることを意味するので、見込み顧客の個人情報を守る上でも意味を持つものといえる。勿論、ダイレクトメール等の内容に訂正や変更があるときは、受け取ったダイレクトメール用データ等に教習所側で訂正や変更を加えてから印刷を行って送信すればよい。
【0193】
また、ダイレクトメール用データ等を送付する方法としては、ウェブサーバ10からインターネットを介してサーバ20に送信する上記の方法のほか、作成したダイレクトメール用データ等を例えばCD−ROMなどの情報記録媒体に記録してそれを送付するようにしてもよい。
【0194】
更に、作成したダイレクトメール用データ等を基にウェブサイト管理会社側がダイレクトメール等を作成(印刷)して見込み顧客に宛てて送信するサービスを提供することができる。このようなサービスによれば、教習所側は、見込み顧客に宛てたダイレクトメールや電子メールに関する処理をウェブサイト管理会社に一任することができるため煩わしさがなくなるともに、個人データの移動がなくなるため情報セキュリティの面でもより優れたものと言える。
【0195】
更にウェブサーバ10は、ダイレクトメール用データや電子メール用データ、ダイレクトメールや電子メールを送信した日付等のデータをデータベース11および21に保存しておくように構成されていてもよい。このようにすれば、ダイレクトメールや電子メールに関する処理を一元的に管理することができる。即ち、いつ、誰に、どのような内容のダイレクトメール等を送信したかをデータベース化することが可能となる。従って、各見込み顧客に対して適当な次の一手を打つことを可能ならしめるという利点を有する。
【0196】
[特典について]
情報提供システム1によって提供される特典は、紹介者である教習生に与えられるものと被紹介者である友人に与えられるものとがある。友人に与えられる特典は入所手続を済ませた後に付与されるものとするのは当然であるが、教習生に与えられる特典は、紹介を行っただけで付与されるようにするのもよいと思われる。これは、教習生は通常それほど長期間に渡って教習所に通うものではないため、友人がその期間の経過後に入所手続を取る事態が十分想定されるからである。特に、知人紹介用アプリケーション93を利用して友人等の個人データの入力を行った教習生に対しては、前述のように教習所サイドとしては相当数の営業用データを収集することが先決であることを斟酌すると、友人を紹介しただけで特典が得られるものとしたほうが教習生の紹介意欲を掻き立てるため目的を達し易くなるものであるとともに、教習生から実際に情報を得たわけであるからそれに対する対価という意味でも公平といえる。
【0197】
このように教習生は知人を紹介しただけで特典を獲得できる構成を採用する場合に教習所側として注意すべきことは、紹介の重複および被紹介者である知人のプロフィールである。
【0198】
紹介の重複とは、同じ人物を複数回に亘って紹介することを示す。1人の教習生が或る友人を複数回に亘って紹介することは倫理上言語道断であるが、複数の教習生が善意で共通の友人を紹介したような場合であっても教習所側としては1人分の情報に複数回特典を放出することとなり損益を考慮しても無駄である。従って、紹介の重複を避けるための手段を講じる必要がある。
【0199】
例えば、クライアント端末30から個人データが入力されるたびにサーバ20により当該個人データと既に登録されている個人データとの照合が行われるようにし、もし当該個人データが既に登録されていると判断された場合は当該個人データの登録を拒否するとともに、入力が行われたクライアント端末30に「ご紹介して頂いた方は既に登録されています」といったメッセージを表示するように構成することができる。なお、入力されたデータの全ての項目について照合を行ってもよいし、特定の項目(例えば名前及び住所)についてのみ照合するように構成してもよい。前者によれば照合の確実性が向上するという利点があり、後者によれば照合処理に要されるデータ量が少なくて済むという利点があるが、いずれを採用するかは教習所の規模等に基づいて設定することができる。
【0200】
また、このような照合処理は、ウェブサーバ10から送信されてきた見込み顧客データやメール用データをも含めて行うことが可能である。即ち、図32に示すように、サーバ20は、ウェブサーバ10又はクライアント端末30から入力された見込み顧客データやメール用データ(以下、受信データ)を受信すると(S131)、各受信データの所定の項目(全ての項目又は特定の項目)と既にデータベース21に保存されている各データの対応する項目とを比較することにより照合を行う(S132)。照合の結果、登録済みのデータと一致すると判断された受信データは(S133)新規データとして登録されない(S134)。一方、全ての登録済みデータと一致しなかった受信データは(S133)、新規のデータとして登録するためデータベース21に保存される(S135)。なお、受信のたびに照合処理を行う必要はなく、受信データをまとめて処理することもできる。例えば、サーバ20やデータベース21に受信データを一時的に保存しておく記憶領域を設け、この記憶領域に一日分の受信データを保存しておき、サーバ20が他の処理を行っていない深夜等に自動的に照合処理を行うようにすることができる。結果として、データベース21に保存される全ての見込み顧客データ及びメール用データは重複なく収集される。このような構成を採用することによって、問題体験用ホームページ87、知人紹介登録用ホームページ88及び知人紹介用アプリケーション93を利用して入力された個人データを基に加工された営業用データを一括してデータベース化できるため、営業用データの管理に加え、メールの作成も効率的に行うことが可能となる。
【0201】
一方、被紹介者である知人のプロフィールとは、当該知人の年齢や住所等に関する事項である。即ち、年齢的に運転免許を取得するのに適さない者や教習所からあまりにも遠くに居住している者などは教習所の顧客ターゲットには含まれないので、紹介されても見込み顧客データとしての価値がない。従って、このようなプロフィールを有する者が紹介された場合の対抗手段を講じる必要がある。
【0202】
高齢者や若年者など運転免許を取得するのに適さない知人を紹介されるのを防止するためのセキュリティ手段としては、例えば、そのような者は紹介できない旨の断り書きや紹介可能な年齢の範囲(15〜30歳など)を紹介手順情報を提供するホームページ72や教習所紹介用ホームページ76、知人紹介用アプリケーション93の表示画面に明記することが有効である。なお、知人紹介用アプリケーション93の入力画面93cにおける入力事項に知人の年齢が含まれているのはこれを意図したものである。また、入力された年齢が予め設定した年齢範囲内にない場合にはその知人を見込み顧客として登録できないようなプログラムに則ってウェブサーバ10やサーバ20を動作させることも可能である。
【0203】
[携帯電話用ホームページの変形例]
ウェブサーバ10により提供される携帯電話用ホームページKの設定をサーバ20により変更できることは既に述べた。従って、携帯電話用ホームページKに含まれる各種ホームページの配置を変更することにより、次のような教習生向けホームページ70を提供することが可能となる。
【0204】
図33(A)に示す教習生向けホームページ70Aは、メニュー画面71Aから展開されるホームページとして、知人紹介登録用ホームページ88及び自習用ホームページ73を含んでいる。但し、紹介手順情報を提供するホームページ72及び教習所紹介用ホームページ76は含まれないものとする。この場合、自習用問題情報としての自習用ホームページ73と、紹介用情報としての知人紹介登録用ホームページ88とが、選択用情報であるメニュー画面71Aにおいて選択可能となるように配置されている。
【0205】
また、図33(B)に示す教習生向けホームページ70Bは、メニュー画面71Bから展開されるホームページとして、紹介手順情報を提供するホームページ72、教習所紹介用ホームページ76、知人紹介登録用ホームページ88及び自習用ホームページ73を含んでいる。この場合は、自習用問題情報としての自習用ホームページ73と、紹介用情報としての紹介手順情報を提供するホームページ72、教習所紹介用ホームページ76及び知人紹介登録用ホームページ88とが、選択用情報であるメニュー画面71Bにおいて選択可能となるように配置されている。
【0206】
なお、教習所紹介用情報とは教習生が自分の通う教習所の教習生ではない知人に対してこの教習所について紹介するための情報を意味し、知人紹介用情報とは教習生が自分の通う教習所の教習生ではない知人に関連するデータを入力することによりこの知人を当該教習所に紹介するための情報を意味するものとする。また、紹介用情報とは、教習所紹介用情報及び知人紹介用情報を含む概念であって、教習所と、この教習所の教習生ではなく且つ未だ運転免許を取得していない者との間を媒介する情報の総称を指すものとする。
【0207】
以上、実施の形態として説明された構成は例示に過ぎないものであって、本発明の内容は特許請求の範囲の記載に準拠して判断されるべきことは言うまでもない。
【0208】
【発明の効果】
上述したような構成を有する本発明によれば、教習生が友人等の知人を教習所側に紹介するための機会を効率的に与えるとともにその紹介の意欲を増進し、教習生をこの知人と教習所との間の巧い橋渡し役とすることで口コミの効果を利用でき、さらに、教習所のホームページを閲覧するようこの知人を促すことで教習所のホームページの宣伝効果を高めることが可能な情報提供装置及び情報提供システムを提供することができる。
【0209】
また、本発明によれば、ホームページの作成や管理にかかる教習所側の負担を軽減することが可能な情報提供装置を提供することができる。
【0210】
更に、本発明によれば、教習生から紹介を受けた知人に宛てて送信されるダイレクトメールや電子メールを効率的に作成することが可能な情報提供システムを提供することができる。
【0211】
また、本発明によれば、教習生が友人等の知人を教習所側に紹介するための機会を効率的に与えることが可能な情報提供方法を提供することができる。
【0212】
従って、本発明によれば、教習所の集客力の向上を図り競争力を高めることが可能な情報提供装置、情報提供システム及び情報提供方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報提供システムの全体の概略構成を示すブロック図である。
【図2】携帯電話用ホームページにより提供されるホームページの階層構造の概略を示す説明図である。
【図3】携帯電話用ホームページにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図4】携帯電話用ホームページにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図5】携帯電話用ホームページにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図6】携帯電話用ホームページにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図7】携帯電話用ホームページにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図8】携帯電話用ホームページにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図9】携帯電話用ホームページにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図10】携帯電話用ホームページにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図11】携帯電話用ホームページにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図12】携帯電話用ホームページにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図13】携帯電話用ホームページにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図14】携帯電話用ホームページにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図15】携帯電話用ホームページにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図16】携帯電話用ホームページにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図17】携帯電話用ホームページにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図18】携帯電話用ホームページにおける処理手順を示すブロック図である。
【図19】パソコン用アプリケーションにより提供される情報の階層構造の概略を示す説明図である。
【図20】パソコン用アプリケーションにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図21】パソコン用アプリケーションにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図22】パソコン用アプリケーションにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図23】パソコン用アプリケーションにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図24】パソコン用アプリケーションにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図25】パソコン用アプリケーションにより提供される画面情報を示す概略図である。
【図26】パソコン用アプリケーションにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図27】パソコン用アプリケーションにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図28】パソコン用アプリケーションにおける処理手順を示すブロック図である。
【図29】パソコン用アプリケーションにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図30】パソコン用アプリケーションにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図31】パソコン用アプリケーションにおける処理手順を示すフローチャートである。
【図32】サーバによるデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図33】携帯電話用ホームページにより提供されるホームページの階層構造の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
K  携帯電話用ホームページ
P  パソコン用アプリケーション
1  情報提供システム
10 ウェブサーバ
11 データベース
20 サーバ
21 データベース
22 プリンタ
25 監視端末
26 プリンタ
30 クライアント端末
40,50 携帯電話
70 教習生向けホームページ
71 メニュー画面
72 紹介手順情報を提供するホームページ
73 自習用ホームページ
76 教習所紹介用ホームページ
80 一般情報提供ホームページ
81 メニュー画面
87 問題体験用ホームページ
88 知人紹介登録用ホームページ
91 メニュー画面
92 自習用アプリケーション
93 知人紹介用アプリケーション

Claims (16)

  1. ユーザー端末に対して車両の運転免許を取得するための教習所に関する情報を通信回線を通じて提供する情報提供装置であって、
    前記教習所に関する前記情報には、前記教習所に在校する教習生に向けて提供される情報として、
    前記教習生が運転免許の取得に必要な学科試験の練習問題等の自習を行うための自習用問題情報と、
    前記教習所と、前記教習所の教習生ではなく且つ未だ前記運転免許を取得していない者との間を媒介するための紹介用情報と、
    前記教習生が前記自習用問題情報と前記紹介用情報とを含む複数の情報のうちから一の情報を選択させるための選択用情報と、
    が含まれていることを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記教習所に関する前記情報には、前記紹介用情報の利用に伴って前記教習生に付与される特典に関する情報が更に含まれていることを特徴とする請求項1記載の情報提供装置。
  3. 前記教習所に関する前記情報を掲載したホームページをインターネットを通じて提供するものであって、
    前記紹介用情報には、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に対して前記教習所を紹介するための教習所紹介用情報、及び、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に関連するデータを前記ユーザー端末から入力することにより前記知人を前記教習所に紹介するための知人紹介用情報のうち少なくとも一方が含まれていることを特徴とする請求項1記載の情報提供装置。
  4. 前記ホームページに掲載される前記教習所に関する前記情報には、前記教習所の教習生ではない者に向けて提供される前記教習所の案内に関する情報が更に含まれていることを特徴とする請求項3記載の情報提供装置。
  5. 前記教習所紹介用情報には、前記教習所の教習生ではない、前記教習生の知人が使用する前記ユーザー端末に対して、前記ホームページのURLが記載された電子メールを送信するための電子メール送信用情報が含まれていることを特徴とする請求項4記載の情報提供装置。
  6. 前記ユーザー端末は、携帯電話を含む携帯端末であることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の情報提供装置。
  7. 前記ホームページに掲載される前記教習所に関する前記情報には、前記自習用問題情報、前記紹介用情報及び前記選択用情報を含む前記教習所の教習生に向けて提供するための情報が前記教習所の教習生ではない者に対して提供されることを禁止するための情報が更に含まれていることを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の情報提供装置。
  8. 前記ホームページの作成及びメンテナンスを行うために利用可能とされていることを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれかに記載の情報提供装置。
  9. 前記通信回線は、前記教習所の構内に設置されたLAN回線であって、
    前記紹介用情報には、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に関連するデータを入力することにより前記知人を前記教習所に紹介するための知人紹介用情報が含まれていることを特徴とする請求項1記載の情報提供装置。
  10. 車両の運転免許を取得するための教習所に関する情報を掲載したホームページを前記教習所に属さないユーザー端末へインターネットを通じて提供するウェブサーバと、
    前記教習所の構内に設置され、インターネットを介して前記ウェブサーバに接続されたコンピュータ端末と、を含む情報提供システムであって、
    前記ホームページに掲載される前記教習所に関する前記情報としては、前記教習生が運転免許の取得に必要な学科試験の練習問題等の自習を行うための自習用問題情報と、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に関連するデータを入力することにより前記知人を前記教習所に紹介するための知人紹介用情報と、前記教習生が前記自習用問題情報と前記知人紹介用情報とを含む複数の情報のうちから一の情報を選択させるための選択用情報とが含まれており、
    前記ウェブサーバは、
    前記教習生が前記知人紹介用情報を利用して前記ユーザー端末から入力した前記知人に関連するデータを受信し、
    受信された前記知人に関連するデータを第1の営業用データに加工し、
    加工された前記第1の営業用データをインターネットを通じて前記コンピュータ端末へと送信するか、又は、前記第1の営業用データに基づきメールを作成する、
    ことを特徴とする情報提供システム。
  11. 前記コンピュータ端末は、前記教習所の構内に設置されたLANを通じて前記教習所に関する情報をクライアント端末に提供するサーバであって、
    前記サーバにより提供される前記教習所に関する前記情報には、前記教習生が運転免許の取得に必要な学科試験の練習問題等の自習を行うための自習用問題情報と、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に関連するデータを入力することにより前記知人を前記教習所に紹介するための知人紹介用情報と、前記教習生が前記自習用問題情報と前記知人紹介用情報とを含む複数の情報のうちから一の情報を選択させるための選択用情報と、が含まれており、
    前記サーバは、
    前記ウェブサーバにより送信された第1の営業用データを受信するとともに、前記知人紹介用情報を利用して前記クライアント端末から入力された前記知人に関連するデータをLANを通じて受信し、
    受信された前記知人に関連するデータを第2の営業用データに加工し、
    前記第1の営業用データ及び前記第2の営業用データと既に営業用データベースとして保存されている営業用データとの照合を行うことによって、前記ユーザー端末及び前記クライアント端末から入力された前記知人に関連するデータを一括した営業用データベースを作成する、
    ことを特徴とする請求項10記載の情報提供システム。
  12. 前記営業用データは、前記知人に関連するデータをリスト化した見込み顧客データ、及び、前記知人に宛てたメールを作成するためのメール用データ、の少なくとも一方であることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の情報提供システム。
  13. 前記メールは、ダイレクトメール又は電子メールであり、
    電子メールである場合には、前記ウェブサーバは、更に、作成した電子メールを前記知人に宛てて送信することを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれかに記載の情報提供システム。
  14. ユーザー端末に対して車両の運転免許を取得するための教習所に関する情報を通信回線を通じて提供する情報提供方法であって、
    前記教習所に在校する教習生に複数の情報のうちから一の情報を選択させるための選択用情報を提供するステップと、
    前記複数の情報に含まれる、前記教習生が運転免許の取得に必要な学科試験の練習問題等の自習を行うための自習用問題情報、を提供するステップと、
    前記複数の情報に含まれる、前記教習所と前記教習所の教習生ではなく且つ未だ前記運転免許を取得していない者との間を媒介するための紹介用情報、を提供するステップと、
    が含まれていることを特徴とする情報提供方法。
  15. 前記教習所に関する前記情報を掲載したホームページをインターネットを通じて提供するものであって、
    前記紹介用情報には、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に対して前記教習所を紹介するための教習所紹介用情報、及び、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に関連するデータを入力することにより前記知人を前記教習所に紹介するための知人紹介用情報の少なくとも一方が含まれていることを特徴とする請求項14記載の情報提供方法。
  16. 前記通信回線は、前記教習所の構内に設置されたLAN回線であって、
    前記紹介用情報には、前記教習生が前記教習所の教習生ではない知人に関連するデータを入力することにより前記知人を前記教習所に紹介するための知人紹介用情報が含まれていることを特徴とする請求項14記載の情報提供方法。
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