JP2004084647A

JP2004084647A - Connector

Info

Publication number: JP2004084647A
Application number: JP2002257083A
Authority: JP
Inventors: Shigeo Oi; 大井　茂雄
Original assignee: Togo Seisakusho Corp
Current assignee: Togo Seisakusho Corp
Priority date: 2002-06-24
Filing date: 2002-09-02
Publication date: 2004-03-18
Anticipated expiration: 2022-09-02
Also published as: JP4088125B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a connector capable of improving mounting workability. <P>SOLUTION: This connector includes a connector body 10 insertably formed into a part 3 to be connected; and a retainer 20 locked with the connector body 10 inserted into the part 3 to be connected. The retainer 20 is relocatably assembled at a locking position rotatably to the connector body 10 and locking the connector body 10 on the part 3 to be connected by rotating and a standby position for inserting/removing the connector body 10 into/from the part 3 to be connected. The connector body 10 is rotatably inserted into the part 3 to be connected. The connector body 10 is assembled with the retainer 20 rotatable around the rotational axis L1 of the connector body 10. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はコネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来例のコネクタを述べる。コネクタは、図２２に示すように、自動車の燃料タンクのタンクキャップ１０３に取付けられるポートコネクタ１００である。タンクキャップ１０３には、コネクタ本体１１０を挿入可能とする受入部１３１と、その受入部１３１を間に対向状をなす保持壁部１３４及び抜け止め壁部１３６が形成されている。保持壁部１３４には、コネクタ本体１１０に交差する方向からリテーナ１２０を差し込み可能とする係合孔１３５が形成されている。また、抜け止め壁部１３６は、リテーナ１２０の両先端部と係合可能に形成されている。
【０００３】
前記ポートコネクタ１００は、コネクタ本体１１０とリテーナ１２０とから構成される。コネクタ本体１１０は、前記タンクキャップ１０３の受入部１３１に挿入される嵌合部１１１と、その嵌合部１１１から折曲したファーツリー部１１４とを有し、全体的にほぼＬ字管状に形成されている。嵌合部１１１の外周面には、フランジ部１１２が形成されている。また、リテーナ１２０は、基部１２７と、その基部１２７の両端部から相互にほぼ平行状に延出された一対の係合片１２８とを有し、全体的にほぼＵ字状に形成されている。
【０００４】
上記ポートコネクタ１００をタンクキャップ１０３に取付けるには、まず、コネクタ本体１１０の嵌合部１１１をタンクキャップ１０３の受入部１３１へ挿入する。その後、リテーナ１２０をタンクキャップ１０３の保持壁部１３４の係合孔１３５に差し込み、その両係合片１２８の先端部をタンクキャップ１０３の抜け止め壁部１３６に係合させる。また、リテーナ１２０は、コネクタ本体１１０のフランジ部１１２上における嵌合部１１１に嵌着される。このようにして、タンクキャップ１０３に挿入したコネクタ本体１１０がリテーナ１２０によって抜け止めされる（例えば、特許文献１参照。）。
【０００５】
【特許文献１】
特開平１０−１０３１７９号公報（第３−４頁、図１参照）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来例のコネクタによると、リテーナ１２０を、タンクキャップ１０３の上面に沿ってスライドさせるようにして、保持壁部１３４及び抜け止め壁部１３６に差し込まなければならない。したがって、係合孔１３５に対するリテーナ１２０の位置合わせがしづらく、また、リテーナ１２０の差し込み操作もしづらいため、取付作業性が悪いという問題があった。
また、上記取付時の逆順によりポートコネクタ１００を取外すと、コネクタ本体１１０及びタンクキャップ１０３からリテーナ１２０が単一部品として分離されてしまう。このため、ポートコネクタ１００の再取付けにかかる取付作業性が悪く、また、単一部品として分離したリテーナ１２０は紛失のおそれもあり、取付作業性が損なわれるおそれがあった。
とくに、タンクキャップ１０３を装着した燃料タンクは、通常、ポートコネクタ１００を取り付ける前に車両に搭載される。したがって、燃料タンクの上方近くの車両パネルに形成された作業用開口孔を通じて狭隘なスペースにおいて、ポートコネクタ１００をタンクキャップ１０３に取付けなければならないため、取付作業性の悪化を余儀なくされていた。
【０００７】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、取付作業性を向上することのできるコネクタを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する請求項１に記載された発明のコネクタは、被接続部品に挿入可能に形成されたコネクタ本体と、前記コネクタ本体を前記被接続部品に挿入した状態に抜け止めするリテーナとを備える。前記リテーナは、前記コネクタ本体又は前記被接続部品に回動操作可能にかつその回動操作によってコネクタ本体を被接続部品に抜け止めする抜け止め位置と該コネクタ本体を被接続部品に挿脱可能とする待機位置とに位置変更可能に組付けられている。
このように構成すると、コネクタ本体又は被接続部品に回動操作可能に組付けたリテーナを待機位置とした状態で、コネクタ本体を被接続部品に挿入する。その後、リテーナを回動操作により抜け止め位置に位置変更することによって、被接続部品にコネクタ本体が抜け止めされる。したがって、リテーナの回動操作という簡単な操作によりコネクタが抜け止めされるので、取付作業性を向上することができる。さらに、リテーナを回動操作により抜け止め位置から待機位置に位置変更することによって、被接続部品からコネクタ本体を抜き外すことができる。このときも、リテーナがコネクタ本体又は被接続部品に組付いたままであるので、コネクタの再取付けにかかる取付作業性を向上することができる。なお、リテーナは、コネクタ本体の回動軸線回りに回動操作可能でも、あるいはコネクタ本体の回動軸線とは異なった軸線回りに回動操作可能であってもよい。
【０００９】
請求項２に記載された発明のコネクタは、請求項１に記載のコネクタにおいて、前記被接続部品に前記コネクタ本体が回動可能に挿入され、前記コネクタ本体には前記リテーナが該コネクタ本体の回動軸線回りに回動操作可能に組付けられている。
このように構成すると、取付状態のコネクタ本体を、被接続部品及びリテーナに対して回動軸線回りに回動させることにより、任意の方向に向けることができる。また、コネクタ本体の回動軸線回りにリテーナを回動操作させるという簡単な操作により、該リテーナを容易に位置変更することができる。
【００１０】
請求項３に記載された発明のコネクタは、請求項１に記載のコネクタにおいて、前記被接続部品には、前記コネクタ本体が回動可能に挿入される。前記リテーナは、前記取付状態のコネクタ本体が回動により干渉する干渉部を備える。前記干渉部は、前記コネクタ本体が干渉する干渉位置とその干渉を回避可能とする回避位置とに位置変更可能に設けられている。
このように構成すると、取付状態のコネクタ本体を、被接続部品に対して回動軸線回りに回動させることにより、任意の方向に向けることができる。また、取付状態のコネクタ本体が回動により干渉するリテーナの干渉部は、干渉位置から回避位置へ位置変更することによって、前記干渉を回避することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
［実施の形態１］
本発明の実施の形態１を図面を参照して説明する。本実施の形態では、コネクタとして、自動車に搭載される燃料タンクのタンクキャップに取付けられるポートコネクタを例示する。なお、タンクキャップは本明細書でいう「被接続部品」に相当する。
【００１２】
まず、タンクキャップから説明する。図１に示されるタンクキャップ３は、例えば樹脂製で、その上面に開口しかつ有底状をなす円環状の受入部３１を有している。受入部３１の中央部には、接続管部３２が同心状に形成されている。また、タンクキャップ３の上面には、前記受入部３１の周囲を取り囲む環状をなすリテーナ保持部３３が設けられている。リテーナ保持部３３は、保持壁部３４と抜け止め壁部３６と一対のリテーナ当接部３８，３９とによって構成されている。保持壁部３４と抜け止め壁部３６は受入部３１を間にして対向状に配置され、また、両リテーナ当接部３８，３９は受入部３１を間にして対向状に配置されている。なお、本実施の形態におけるタンクキャップ３は、前記従来例のタンクキャップ１０３（図２２参照）とほぼ同様の構成のものである。
【００１３】
図７及び図９に示すように、前記保持壁部３４には、周方向に延びかつ径方向に貫通する横長状の係合孔３５が形成されている。係合孔３５の孔下面は、前記タンクキャップ３の上面に対して所定の高さ位置に形成されている。また、前記各リテーナ当接部３８，３９（図１参照）は、それぞれ係合孔３５の孔下面とほぼ同じ高さで形成されている。また、前記抜け止め壁部３６は、前記保持壁部３４とほぼ線対称状（図７において上下対称状）に形成されている。抜け止め壁部３６の両端面には、ほぼＵ字状の係合溝３７が形成されている（図１参照）。係合溝３７の溝下面は、係合孔３５の孔下面及び各リテーナ当接部３８，３９の上面と同一平面を形成している。
【００１４】
図１及び図７に示すように、前記リテーナ保持部３３において、保持壁部３４、抜け止め壁部３６及び各リテーナ当接部３８，３９で形成される受入部側の内壁面は、受入部３１を中心とする円形の周壁面３３ａによって形成されている。周壁面３３ａは、受入部３１の内径よりも所定量大きい内径で形成されている。
【００１５】
なお、前記タンクキャップ３の下側部には、燃料ポンプ４（図９中、二点鎖線４参照）が装備されており、該燃料ポンプ４の燃料吐出口４ａは接続管部３２と連通されている。また、タンクキャップ３は、燃料タンク（図示省略）に形成された開口から該燃料タンクの内部へ燃料ポンプ４を挿入した状態で、燃料タンクにその開口を封止する状態で装着される。また、燃料ポンプ４は、燃料タンク内の燃料を、吸入して燃料吐出口４ａから前記接続管部３２へ吐出する。
【００１６】
次に、ポートコネクタを説明する。図１に示すように、ポートコネクタ１は、例えば樹脂製のコネクタ本体１０と、例えば樹脂製のリテーナ２０とから構成されている。コネクタ本体１０は、嵌合部１１とファーツリー部１４とを有し、全体的にほぼＬ字管状に形成されている（図３参照）。嵌合部１１は、前記タンクキャップ３の受入部３１内に挿入可能でかつ接続管部３２を受入可能に形成されている（図９参照）。
【００１７】
図１に示すように、嵌合部１１のほぼ中央部の外周面には、環状のフランジ部１２が形成されている。フランジ部１２は、前記タンクキャップ３のリテーナ保持部３３の周壁面３３ａ内に嵌合可能に形成されている（図９参照）。また、嵌合部１１の軸方向に関するフランジ部１２の板厚は、タンクキャップ３の各リテーナ当接部３８，３９の高さとほぼ等しい。したがって、図９に示すように、嵌合部１１がタンクキャップ３の受入部３１に挿入され、リテーナ保持部３３の周壁面３３ａ内に嵌合されたフランジ部１２の上面は、保持壁部３４の係合孔３５の孔下面、及び、抜け止め壁部３６の係合溝３７の溝下面とほぼ同じ高さとなる。この状態で、ポートコネクタ１は、タンクキャップ３に対しリテーナ２０（後述する）によって抜け止めされる。
【００１８】
図２及び図４に示すように、前記嵌合部１１の上端部の外側面には、相互に相反する位置関係をもって平行状をなす左右の規制面１３が形成されている。両規制面１３は、嵌合部１１の外周面に対する接線上でほぼ四角形状の平坦面に形成されている。また、前記嵌合部１１の内部には、図９の上から下へ順に、Ｏリング１５、スペーサリング１６、Ｏリング１７、および、ストッパリング１８が配設されている。また、タンクキャップ３に対するポートコネクタ１の取付状態において、Ｏリング１５，１７は、コネクタ本体１０の嵌合部１１とタンクキャップ３の接続管部３２との間のシール性を確保する。また、スペーサリング１６は、Ｏリング１５とＯリング１７との間の間隔を確保する。また、ストッパリング１８は、嵌合部１１からの両Ｏリング１５，１７およびスペーサリング１６の抜け外れを防止する。
【００１９】
次に、リテーナ２０を説明する。図５及び図６に示すように、リテーナ２０は、ほぼＣリング状に形成されたリング部２１を主体として構成されている（図１参照）。リング部２１は、径を大きくする方向への弾性変形いわゆる撓み変形を利用して、前記コネクタ本体１０のフランジ部１２上の嵌合部１１に対して回動可能にかつ嵌合可能に形成されている（図２〜図４参照）。リング部２１の中央部上には、ほぼ縦長四角形状の操作部２２が突出されている。操作部２２は、前記コネクタ本体１０の規制面１３と対面状に対応可能に形成されている（図２〜図４参照）。
【００２０】
前記リング部２１の一端部（図５において左端部）における外側面の下部には、ほぼ円弧板状の保持凸部２３が形成されている（図６参照）。保持凸部２３は、前記タンクキャップ３の保持壁部３４の係合孔３５内に係合可能に形成されている（図９参照）。また、保持凸部２３の外側面２３ａと一端面（図６において上端面）２３ｂとなす隅角部には、ガイド面２３ｃが面取り状に形成されている。また、リング部２１の他端部（図５において右端部）における外側面の下部には、ほぼ四角形状の抜け止め凸部２５が形成されている（図６参照）。抜け止め凸部２５は、前記タンクキャップ３の抜け止め壁部３６の係合溝３７に係合可能に形成されている（図９参照）。
【００２１】
前記リテーナ２０は、図２〜図４に示すように、前記コネクタ本体１０のフランジ部１２上の嵌合部１１に対しリング部２１の弾性変形を利用して嵌め付けられ、嵌合部１１の軸線（回動軸線に相当する）Ｌ１回りに回動可能に組付けられる（図９参照）。そして、リテーナ２０の操作部２２は、コネクタ本体１０の一方の規制面１３に対し対面状に近接する位置（「待機位置」という。）におかれる（図２〜図４参照）。このため、ポートコネクタ１の輸送時等においてリテーナ２０が不用意に回動することが防止される。
【００２２】
次に、燃料タンクに装着されたタンクキャップ３にポートコネクタ１を取付ける場合を説明する。まず、リテーナ２０を待機位置においた状態で、コネクタ本体１０の嵌合部１１をタンクキャップ３の受入部３１内に挿入し、接続管部３２を嵌合部１１内に受入れる。これとともに、コネクタ本体１０のフランジ部１２をタンクキャップ３のリテーナ保持部３３内に嵌合させる（図９参照）。そのリテーナ保持部３３内のタンクキャップ３の上面にフランジ部１２が当接することにより、タンクキャップ３の受入部３１に対する嵌合部１１の挿入量が規制される。また、図７に示すように、リテーナ２０の保持凸部２３及び抜け止め凸部２５は、リテーナ保持部３３の各リテーナ当接部３８，３９（図１参照）上に当接される。
【００２３】
その後、リテーナ２０の操作部２２を、図７において左回り方向（図中、矢印Ｙ参照）へ約４５°回動操作する。すると、図８に示すように、操作部２２がコネクタ本体１０の規制面１３から外れる。このとき、操作部２２は、規制面１３の当該エッジ部（符号、１３ａを付す）に当接しながら所定の抵抗をもって摺動して通過する。また、保持凸部２３が保持壁部３４の係合孔３５内に係合されるとともに、抜け止め凸部２５が抜け止め壁部３６の当該係合溝３７内に突き当たった状態に係合する。このようにして、タンクキャップ３に挿入したコネクタ本体１０が、リテーナ２０によって抜け止めされる。このリテーナ２０の位置を「抜け止め位置」という。
【００２４】
また、保持凸部２３が保持壁部３４の係合孔３５内に係合されるときには、保持凸部２３のガイド面２３ｃ（図６参照）が係合孔３５の入口側の側面エッジ部（図７及び図８に符号、３５ａを付す）に当接しながら所定の抵抗をもって摺動する。続いて、保持凸部２３の外側面２３ａ（図６参照）が前記側面エッジ部３５ａに当接しながら所定の抵抗をもって摺動して通過することにより、保持凸部２３が保持壁部３４の係合孔３５内に係合する。したがって、リテーナ２０が戻ろうとするときには、保持凸部２３が前記側面エッジ部３５ａと干渉するため、リテーナ２０が抜け止め位置から不用意に待機位置へ回動することが防止される。
【００２５】
また、上記したように、タンクキャップ３に取付けられたポートコネクタ１のコネクタ本体１０（図９参照）は、タンクキャップ３及びリテーナ２０に対して嵌合部１１の軸線Ｌ１を中心として相対的に回動可能である。このため、ファーツリー部１４を任意の方向に差し向けることができる。
また、コネクタ本体１０のファーツリー部１４には、燃料供給用チューブ６（図９参照）の一端部が嵌合によって接続される。燃料供給用チューブ６の他端部は、図示しないエンジンの燃料噴射弁に燃料供給可能に接続される。したがって、燃料ポンプ４によって燃料タンク（図示省略）内から汲み上げられた燃料は、ポートコネクタ１、燃料供給用チューブ６を通って燃料噴射弁に供給される。
また、上記したようにタンクキャップ３に取付けられたポートコネクタ１は、上記取付時と逆の手順によって取外すことができる。
【００２６】
上記したポートコネクタ１によれば、コネクタ本体１０に回動操作可能に組付けたリテーナ２０を待機位置（図７参照）とした状態で、コネクタ本体１０をタンクキャップ３に挿入する。その後、リテーナ２０を回動操作により抜け止め位置（図８参照）に位置変更することによって、タンクキャップ３にコネクタ本体１０が抜け止めされる。したがって、リテーナ２０の回動操作という簡単な操作によりポートコネクタ１が抜け止めされるので、取付作業性を向上することができる。さらに、リテーナ２０を回動操作により抜け止め位置（図８参照）から待機位置（図７参照）に位置変更することによって、タンクキャップ３からコネクタ本体１０を抜き外すことができる。このときも、リテーナ２０がコネクタ本体１０に組付いたままであるので、ポートコネクタ１の再取付けにかかる取付作業性を向上することができる。
【００２７】
また、タンクキャップ３にコネクタ本体１０が回動可能に挿入され、コネクタ本体１０にはリテーナ２０が該コネクタ本体１０の回動軸線Ｌ１（図９参照）回りに回動操作可能に組付けられている。したがって、前にも述べたように、取付状態のコネクタ本体１０を、タンクキャップ３及びリテーナ２０に対して回動軸線Ｌ１回りに回動させることにより、任意の方向に向けることができる。
また、コネクタ本体１０の回動軸線Ｌ１回りにリテーナ２０を回動操作させるという簡単な操作により、該リテーナ２０を容易に位置変更することができる。また、コネクタ本体１０及びタンクキャップ３には、従来例のものと同様の構成のものを採用することができるため、特別な設計変更をしなくて済む。
【００２８】
［実施の形態２］
本発明の実施の形態２を図面を参照して説明する。実施の形態２は、上記した実施の形態１の一部を変更したものであるからその変更部分について詳述し、同一部位には同一符号を付して重複する説明は省略する。図１０及び図１１に示すように、本実施の形態では、前記実施の形態１におけるタンクキャップ３のリテーナ保持部３３に、抜け止め壁部３６（図１参照）に代えて、その保持部３３の軸線を中心として保持壁部３４と点対称をなす保持壁部３４Ａを形成している。また、リテーナ２０のリング部２１には、抜け止め凸部２５（図１参照）に代えて、リング部２１の回動軸線を中心として保持凸部２３と点対称をなす保持凸部２３Ａを形成している。
【００２９】
上記した実施の形態２において、燃料タンク（図示省略）に装着されたタンクキャップ３（図１０参照）にポートコネクタ１を取付ける場合を説明する。前記実施の形態１と同様に、リテーナ２０を待機位置においた状態（図１１参照）で、コネクタ本体１０の嵌合部１１をタンクキャップ３の受入部３１（図１０参照）に挿入する（図１１参照）。このとき、リテーナ２０の各保持凸部２３，２３Ａは、リテーナ保持部３３の各リテーナ当接部３８，３９上に当接される。その後、リテーナ２０の操作部２２を図１１中、矢印Ｙ方向へ約９０°回動操作し、該リテーナ２０を抜け止め位置に位置変更する。すると、図１２に示すように、各保持凸部２３，２３Ａがそれぞれの保持壁部３４，３４Ａの係合孔３５内に係合する。このようにして、タンクキャップ３に挿入したコネクタ本体１０が、リテーナ２０によって抜け止めされる。また、上記したようにタンクキャップ３に取付けられたポートコネクタ１は、前記実施の形態１と同様、上記取付時と逆の手順によって取外すことができる。
【００３０】
上記したポートコネクタ１によっても、前記実施の形態１と同様の作用効果が得られる。さらに、コネクタ本体１０の嵌合部１１に対し、リテーナ２０の操作部２２をいずれの規制面１３に対しても対面状に近接する待機位置におくことができるので便利である。
【００３１】
［実施の形態３］
本発明の実施の形態３を図面を参照して説明する。実施の形態３は、上記した実施の形態２の一部を変更したものであるからその変更部分について詳述し、同一部位には同一符号を付して重複する説明は省略する。なお、実施の形態２（図１２参照）のコネクタでは、自動車の組立て作業中において作業者の手や工具等が抜け止め位置にあるリテーナ２０の操作部２２に当たったり、取付状態のコネクタ本体１０の回動によってファーツリー部１４が前記操作部２２に当たったする等の干渉によって、リテーナ２０が抜け止め位置からずれることがある。また、抜け止め位置からずれたリテーナ２０は再度抜け止め位置に戻さなければならず、作業性が損なわれるおそれがある。そこで、実施の形態３は、抜け止め位置にあるリテーナ２０の操作部２２が作業者の手や工具、コネクタ本体１０のファーツリー部１４等と干渉することを回避して作業性の低下を防止しようとするものである。
【００３２】
すなわち、図１３及び図１４に示すように、本実施の形態では、前記実施の形態２におけるタンクキャップ３のリテーナ保持部３３における保持壁部３４，３４Ａの両端面に、それぞれ張出部３４ａが突出されている。また、図１７に示すように、コネクタ本体１０における嵌合部１１とファーツリー部１４との外角側角部には、その嵌合部１１とファーツリー部１４の外側面相互を円く連続する外角側曲面１０ａが形成されている。また、その嵌合部１１とファーツリー部１４との内角側角部には、その嵌合部１１とファーツリー部１４の内側面相互を円く連続する内角側曲面１０ｂが形成されている。また、図１８に示すように、リテーナ２０は、リング部２１Ｂと操作部２２Ｂとの二部品によって構成されている。
【００３３】
前記リング部２１Ｂは、図１９に示すように、開口部２１ａを有するほぼＣリング状に形成されている。リング部２１Ｂの両側部には、前記実施の形態２と同様に、保持凸部２３，２３Ａが形成されている。リング部２１Ｂの一方の端面には、軸部２１ｂが突出されている。リング部２１Ｂの両端部の上面には、開口部２１ａを間にして線対称状（図１９において上下対称状）をなす条溝２１ｃが形成されている。リング部２１Ｂの反開口部側の内周面には、断面半円状の円弧面２１ｄが形成されている（図１８参照）。
【００３４】
図１７及び図１８に示すように、前記操作部２２Ｂは、ほぼ四角形状に形成されている。操作部２２Ｂの下端面の中央部には、連結片２２ａが突出されている。連結片２２ａには軸孔２２ｂが形成されている。図２０に示すように、操作部２２Ｂの下端面には、連結片２２ａを間にして線対称状（図２０において左右対称状）をなす突条２２ｃ（図１８参照）が形成されている。また、操作部２２Ｂの両側面（図２０において左右両側面）には、長手方向（図１８において上下方向）に延びる膨出部２２ｄが線対称状（図２０において左右対称状）に突出されている。なお、操作部２２Ｂは、前にも述べたように作業者の手や工具、コネクタ本体１０のファーツリー部１４等と干渉する部位であるため、本明細書でいう「干渉部」に相当する。
【００３５】
次に、前記リング部２１Ｂに前記操作部２２Ｂを組付ける場合を説明する。まず、図１９に二点鎖線２１Ｂで示すように、リング部２１Ｂを弾性変形させることにより開口部２１ａを拡げる。この状態で、リング部２１Ｂの軸部２１ｂに対し操作部２２Ｂの軸孔２２ｂを嵌合した後、リング部２１Ｂを弾性復元させる。これにより、リング部２１Ｂに操作部２２Ｂが軸部２１ｂを中心に回動可能に組付けられる（図１８中、二点鎖線２２Ｂ（１），（２）参照）。さらに、リング部２１Ｂに対し操作部２２Ｂを立ち上げると、リング部２１Ｂの条溝２１ｃに対し操作部２２Ｂの突条２２ｃが係合し、リング部２１Ｂに対し操作部２２Ｂが干渉位置に保持される（図１８中、二点鎖線２２Ｂ（１）参照）。また、リング部２１Ｂに対し干渉位置にある操作部２２Ｂを、軸部２１ｂを中心として外側方（図１８において右方）へ約９０°回動させて傾倒することにより、回避位置に位置変更することができる（図１８中、二点鎖線２２Ｂ（２）参照）。なお、操作部２２Ｂは、リング部２１Ｂの当該エッジ部（図１８に符号、２１ｅを付す）に摺動接触しながら位置変更される。
【００３６】
次に、前記リテーナ２０を前記コネクタ本体１０に組付ける場合を説明する。リテーナ２０を、図２１に二点鎖線２０（１），２０（２），２０（３）に示すように、コネクタ本体１０に対して相対的に移動させる。これにより、リテーナ２０のリング部２１Ｂが、コネクタ本体１０のファーツリー部１４を通じて嵌合部１１に嵌合される。このとき、操作部２２Ｂは干渉位置におかれている。リング部２１Ｂが嵌合部１１とファーツリー部１４との折曲部分を通過するときは、リング部２１Ｂの円弧面２１ｄ（図１８参照）が、コネクタ本体１０の内角側曲面１０ｂに対し摺動接触する。これとともに、操作部２２Ｂの連結片２２ａを含むリング部２１Ｂの開口部２１ａ（図１９参照）側端部が、コネクタ本体１０の外角側曲面１０ａに対し摺動接触する。このとき、リング部２１Ｂは、径を大きくする方向に弾性変形（図１９中、二点鎖線２１Ｂ参照）した後、前記外角側曲面１０ａを通過することによって弾性復元し、最終的にコネクタ本体１０のフランジ部１２上の嵌合部１１に嵌め付けられる（図２１中、実線２１Ｂ参照）。その後、リテーナ２０が、コネクタ本体１０の嵌合部１１の回りに回動されることによって待機位置におかれる（図１７参照）。
【００３７】
上記した実施の形態３において、タンクキャップ３（図１３参照）にポートコネクタ１を取付ける場合を説明する。前記実施の形態２と同様に、リテーナ２０を待機位置においた状態で、コネクタ本体１０の嵌合部１１をタンクキャップ３の受入部３１（図１３参照）内に挿入する（図１４参照）。その後、リテーナ２０の操作部２２Ｂを図１４中、矢印Ｙ方向へ約９０°回動操作する（図１５参照）。続いて、リテーナ２０の操作部２２Ｂを抜け止め位置に位置変更する（図１６参照）。これによって、前記実施の形態２と同様に、タンクキャップ３に挿入したコネクタ本体１０が、リテーナ２０によって抜け止めされる。
【００３８】
このとき、抜け止め位置にあるリテーナ２０の操作部２２Ｂが干渉位置（図２１中、実線２２Ｂ参照）にあると、作業者の手や工具等が操作部２２に当たったり、取付状態のコネクタ本体１０の回動によってファーツリー部１４が前記操作部２２に当たったする（図２１中、二点鎖線１４参照）等の干渉を起こすため好ましくない。そこで、リテーナ２０の操作部２２Ｂを、傾倒させて回避位置（図２１中、二点鎖線２２Ｂ（２）参照）に位置変更する。これによって、操作部２２Ｂに対する作業者の手や工具等の干渉や、コネクタ本体１０の回動によるファーツリー部１４の干渉等を防止することができる。したがって、リテーナ２０が抜け止め位置からずれることによる作業性の低下を防止することができる。
【００３９】
また、前記リテーナ２０の操作部２２Ｂの膨出部２２ｄが、前記リテーナ保持部３３の保持壁部３４，３４Ａ相互の当該張出部３４ａの間に所定の摺動抵抗をもって接触される。これにより、操作部２２Ｂが回避位置に保持される。また、上記したポートコネクタ１は、前記実施の形態２と同様、上記取付時と逆の手順によって取外すことができる。
【００４０】
上記したポートコネクタ１によっても、前記実施の形態２と同様の作用効果が得られる。さらに、取付状態のコネクタ本体１０が回動により干渉するリテーナ２０の操作部２２Ｂは、干渉位置（図２１中、実線２２Ｂ参照）から回避位置（図２１中、二点鎖線２２Ｂ（２）参照）へ位置変更されることによって、前記干渉を回避することができる。
【００４１】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明のコネクタは、ポートコネクタ１に限らず、その他の管継手、軸継手等にも適用することができる。また、上記の実施の形態においては、燃料供給用のポートコネクタ１を例示したが、燃料リターン用、あるいは蒸発燃料燃料用のポートコネクタとしても適用することができる。また、上記実施の形態では、コネクタ本体１０にリテーナ２０を配置したが、被接続部品に配置することも考えられる。また、コネクタ本体１０のフランジ部１２は、周方向に断続的に形成された複数の突起に代えることができる。また、上記実施の形態では、リテーナ２０の操作部２２Ｂが「干渉部」であるものを例示したが、操作部２２Ｂ以外でも、作業者の手や工具、コネクタ本体１０のファーツリー部１４等と干渉する部位が存在するものであればその部位を「干渉部」として干渉位置と回避位置とに位置変更可能に設けることができる。
【００４２】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のコネクタによれば、リテーナの回動操作という簡単な操作によりコネクタが抜け止めされることによって取付作業性を向上することができる。さらに、被接続部品からコネクタ本体を抜き外したときでもリテーナがコネクタ本体又は被接続部品に組付いたままであることによっても、取付作業性を向上することができる。さらに、実施の形態３のコネクタによれば、リテーナの操作部に対する作業者の手や工具等の干渉やコネクタ本体の回動によるファーツリー部の干渉等を防止して、リテーナが抜け止め位置からずれることによる作業性の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１にかかるコネクタを示す分解斜視図である。
【図２】コネクタを示す正面図である。
【図３】コネクタを示す右側面図である。
【図４】コネクタを示す平面図である。
【図５】リテーナを示す右側面図である。
【図６】リテーナを示す平面図である。
【図７】タンクキャップへのコネクタの挿入状態を示す平面図である。
【図８】タンクキャップへのコネクタの取付状態を示す平面図である。
【図９】タンクキャップへのコネクタの取付状態を示す断面図である。
【図１０】本発明の実施の形態２にかかるコネクタを示す分解斜視図である。
【図１１】タンクキャップへのコネクタの挿入状態を示す平面図である。
【図１２】タンクキャップへのコネクタの取付状態を示す平面図である。
【図１３】本発明の実施の形態３にかかるコネクタを示す分解斜視図である。
【図１４】タンクキャップへのコネクタの挿入状態を示す平面図である。
【図１５】リテーナを回動操作した状態を示す平面図である。
【図１６】タンクキャップへのコネクタの取付状態を示す平面図である。
【図１７】コネクタを示す右側面図である。
【図１８】リテーナを分解して示す側断面図である。
【図１９】リテーナのリング部を示す平面図である。
【図２０】リテーナの操作部を示す下面図である。
【図２１】コネクタ本体へのリテーナの組付手順を示す右側面図である。
【図２２】従来例にかかるコネクタを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
１　ポートコネクタ（コネクタ）
３　タンクキャップ（被接続部品）
１０　コネクタ本体
２０　リテーナ
２２　操作部
２２Ｂ　操作部（干渉部）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a connector.
[0002]
[Prior art]
A conventional connector will be described. The connector is a port connector 100 attached to a tank cap 103 of an automobile fuel tank as shown in FIG. The tank cap 103 has a receiving portion 131 into which the connector main body 110 can be inserted, and a holding wall portion 134 and a retaining wall portion 136 which face the receiving portion 131 therebetween. An engagement hole 135 is formed in the holding wall portion 134 so that the retainer 120 can be inserted from a direction crossing the connector main body 110. The retaining wall portion 136 is formed so as to be able to engage with both ends of the retainer 120.
[0003]
The port connector 100 includes a connector body 110 and a retainer 120. The connector body 110 has a fitting portion 111 inserted into the receiving portion 131 of the tank cap 103, and a fir tree portion 114 bent from the fitting portion 111, and is formed in a substantially L-shaped tubular shape as a whole. Have been. A flange portion 112 is formed on the outer peripheral surface of the fitting portion 111. The retainer 120 has a base 127 and a pair of engagement pieces 128 extending substantially parallel to each other from both ends of the base 127, and is formed generally in a substantially U-shape. .
[0004]
To attach the port connector 100 to the tank cap 103, first, the fitting portion 111 of the connector body 110 is inserted into the receiving portion 131 of the tank cap 103. After that, the retainer 120 is inserted into the engagement hole 135 of the holding wall portion 134 of the tank cap 103, and the front ends of the engagement pieces 128 are engaged with the retaining wall portion 136 of the tank cap 103. Further, the retainer 120 is fitted to the fitting portion 111 on the flange portion 112 of the connector main body 110. In this manner, the connector main body 110 inserted into the tank cap 103 is prevented from coming off by the retainer 120 (for example, see Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-10-103179 (page 3-4, see FIG. 1)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
According to the above-described conventional connector, the retainer 120 must be inserted into the holding wall portion 134 and the retaining wall portion 136 so as to slide along the upper surface of the tank cap 103. Accordingly, it is difficult to position the retainer 120 with respect to the engagement hole 135, and it is also difficult to insert the retainer 120, so that there is a problem that the mounting workability is poor.
Also, if the port connector 100 is detached in the reverse order of the mounting, the retainer 120 is separated from the connector body 110 and the tank cap 103 as a single component. For this reason, the mounting workability required for reattaching the port connector 100 is poor, and the retainer 120 separated as a single component may be lost and the mounting workability may be impaired.
In particular, the fuel tank provided with the tank cap 103 is usually mounted on the vehicle before the port connector 100 is mounted. Therefore, the port connector 100 must be attached to the tank cap 103 in a narrow space through a working opening formed in the vehicle panel near the upper part of the fuel tank, so that the attaching workability has been deteriorated.
[0007]
Therefore, an object to be solved by the present invention is to provide a connector capable of improving mounting workability.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The connector according to the invention described in claim 1 which solves the problem includes a connector main body formed so as to be insertable into a connected component, and a retainer for preventing the connector main body from being removed while being inserted into the connected component. Prepare. The retainer is configured to be rotatable with respect to the connector body or the component to be connected, and to prevent the connector body from being detached from the component to be connected by the rotation operation, and to allow the connector body to be inserted into and removed from the component to be connected. It is mounted so that the position can be changed to the standby position.
With this configuration, the connector main body is inserted into the connected component while the retainer that is rotatably mounted on the connector main body or the connected component is in the standby position. Thereafter, the position of the retainer is changed to a retaining position by a rotation operation, so that the connector main body is retained by the connected component. Therefore, the connector is prevented from coming off by a simple operation of rotating the retainer, so that the mounting workability can be improved. Further, by changing the position of the retainer from the retaining position to the standby position by rotating the connector, the connector main body can be removed from the connected component. Also at this time, since the retainer is still attached to the connector body or the connected component, the mounting workability for re-attaching the connector can be improved. The retainer may be rotatable about a rotation axis of the connector main body, or may be rotatable about an axis different from the rotation axis of the connector main body.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the connector according to the first aspect, the connector main body is rotatably inserted into the connected component, and the retainer is mounted on the connector main body by turning the connector main body. It is assembled so that it can be turned around the axis of motion.
With this configuration, the mounted connector body can be turned in an arbitrary direction by rotating the connector body around the rotation axis with respect to the connected component and the retainer. Further, the position of the retainer can be easily changed by a simple operation of rotating the retainer about the rotational axis of the connector body.
[0010]
A connector according to a third aspect of the present invention is the connector according to the first aspect, wherein the connector main body is rotatably inserted into the connected component. The retainer is provided with an interference portion in which the mounted connector body interferes with rotation. The interference portion is provided so as to be changeable between an interference position where the connector main body interferes and an avoidance position where the interference can be avoided.
With this configuration, the connector body in the mounted state can be turned in an arbitrary direction by rotating the connector body around the rotation axis with respect to the connected component. Further, the interference portion of the retainer, in which the connector body in the mounted state interferes due to the rotation, can avoid the interference by changing the position from the interference position to the avoidance position.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[Embodiment 1]
Embodiment 1 of the present invention will be described with reference to the drawings. In the present embodiment, a port connector attached to a tank cap of a fuel tank mounted on an automobile is exemplified as a connector. In addition, the tank cap corresponds to the “part to be connected” in this specification.
[0012]
First, the tank cap will be described. The tank cap 3 shown in FIG. 1 is made of, for example, resin and has an annular receiving portion 31 which is open at the upper surface and has a bottomed shape. A connection pipe part 32 is formed concentrically at the center of the receiving part 31. On the upper surface of the tank cap 3, an annular retainer holding portion 33 surrounding the periphery of the receiving portion 31 is provided. The retainer holding portion 33 includes a holding wall portion 34, a retaining wall portion 36, and a pair of retainer contact portions 38 and 39. The holding wall portion 34 and the retaining wall portion 36 are arranged to face each other with the receiving portion 31 interposed therebetween, and the retainer contact portions 38 and 39 are arranged to face each other with the receiving portion 31 interposed therebetween. The tank cap 3 according to the present embodiment has substantially the same configuration as the tank cap 103 (see FIG. 22) of the conventional example.
[0013]
As shown in FIGS. 7 and 9, the holding wall portion 34 is formed with a horizontally long engaging hole 35 extending in the circumferential direction and penetrating in the radial direction. The lower surface of the engagement hole 35 is formed at a predetermined height position with respect to the upper surface of the tank cap 3. Each of the retainer contact portions 38 and 39 (see FIG. 1) is formed at substantially the same height as the lower surface of the engagement hole 35. The retaining wall portion 36 is formed substantially line-symmetrically with the holding wall portion 34 (vertically symmetrical in FIG. 7). A substantially U-shaped engagement groove 37 is formed on both end surfaces of the retaining wall portion 36 (see FIG. 1). The lower surface of the engagement groove 37 forms the same plane as the lower surface of the engagement hole 35 and the upper surfaces of the retainer contact portions 38 and 39.
[0014]
As shown in FIGS. 1 and 7, in the retainer holding portion 33, the inner wall surface on the receiving portion side formed by the holding wall portion 34, the retaining wall portion 36, and each of the retainer contact portions 38 and 39 is a receiving portion. It is formed by a circular peripheral wall surface 33a centered at 31. The peripheral wall surface 33a is formed with an inner diameter that is larger than the inner diameter of the receiving portion 31 by a predetermined amount.
[0015]
A fuel pump 4 (see a two-dot chain line 4 in FIG. 9) is provided on a lower side of the tank cap 3, and a fuel discharge port 4 a of the fuel pump 4 communicates with a connection pipe 32. ing. The tank cap 3 is attached to the fuel tank in a state where the fuel pump 4 is inserted into the inside of the fuel tank from an opening formed in the fuel tank (not shown) and the opening is sealed in the fuel tank. Further, the fuel pump 4 sucks the fuel in the fuel tank and discharges the fuel from the fuel discharge port 4a to the connection pipe portion 32.
[0016]
Next, the port connector will be described. As shown in FIG. 1, the port connector 1 includes a connector body 10 made of, for example, resin and a retainer 20 made of, for example, resin. The connector body 10 has a fitting portion 11 and a fir tree portion 14, and is generally formed in a substantially L-shaped tubular shape (see FIG. 3). The fitting part 11 is formed so as to be insertable into the receiving part 31 of the tank cap 3 and to receive the connection pipe part 32 (see FIG. 9).
[0017]
As shown in FIG. 1, an annular flange portion 12 is formed on an outer peripheral surface at a substantially central portion of the fitting portion 11. The flange portion 12 is formed so as to fit into the peripheral wall surface 33a of the retainer holding portion 33 of the tank cap 3 (see FIG. 9). The plate thickness of the flange portion 12 in the axial direction of the fitting portion 11 is substantially equal to the height of each of the retainer contact portions 38 and 39 of the tank cap 3. Therefore, as shown in FIG. 9, the upper surface of the flange portion 12 in which the fitting portion 11 is inserted into the receiving portion 31 of the tank cap 3 and which is fitted in the peripheral wall surface 33 a of the retainer holding portion 33, has a holding wall portion 34. Of the engaging hole 35 and the lower surface of the engaging groove 37 of the retaining wall portion 36. In this state, the port connector 1 is prevented from being removed from the tank cap 3 by the retainer 20 (described later).
[0018]
As shown in FIGS. 2 and 4, left and right regulating surfaces 13 are formed on the outer surface of the upper end of the fitting portion 11 in parallel with each other in a mutually opposing positional relationship. The two regulating surfaces 13 are formed as substantially square flat surfaces on a tangent to the outer peripheral surface of the fitting portion 11. In addition, an O-ring 15, a spacer ring 16, an O-ring 17, and a stopper ring 18 are arranged inside the fitting portion 11 in order from top to bottom in FIG. When the port connector 1 is attached to the tank cap 3, the O-rings 15 and 17 ensure the sealing property between the fitting portion 11 of the connector body 10 and the connection pipe 32 of the tank cap 3. Further, the spacer ring 16 secures a space between the O-ring 15 and the O-ring 17. The stopper ring 18 prevents the O-rings 15 and 17 and the spacer ring 16 from coming off the fitting portion 11.
[0019]
Next, the retainer 20 will be described. As shown in FIGS. 5 and 6, the retainer 20 is mainly configured by a ring portion 21 formed substantially in a C-ring shape (see FIG. 1). The ring portion 21 is formed so as to be rotatable and fittable with the fitting portion 11 on the flange portion 12 of the connector main body 10 using elastic deformation in a direction of increasing the diameter, so-called bending deformation. (See FIGS. 2 to 4). On the center of the ring part 21, an operation part 22 having a substantially vertically long rectangular shape is projected. The operation section 22 is formed so as to face the regulating surface 13 of the connector main body 10 (see FIGS. 2 to 4).
[0020]
A substantially arcuate plate-shaped holding projection 23 is formed at a lower portion of the outer surface at one end (the left end in FIG. 5) of the ring 21 (see FIG. 6). The holding projection 23 is formed so as to be engageable in an engagement hole 35 of the holding wall 34 of the tank cap 3 (see FIG. 9). In addition, a guide surface 23c is formed in a chamfered shape at a corner formed by the outer surface 23a and one end surface (upper surface in FIG. 6) 23b of the holding projection 23. A substantially square retaining protrusion 25 is formed at the lower end of the outer surface of the other end (the right end in FIG. 5) of the ring portion 21 (see FIG. 6). The retaining projection 25 is formed to be engageable with the engaging groove 37 of the retaining wall 36 of the tank cap 3 (see FIG. 9).
[0021]
As shown in FIGS. 2 to 4, the retainer 20 is fitted to the fitting portion 11 on the flange portion 12 of the connector body 10 by utilizing the elastic deformation of the ring portion 21. It is assembled so as to be rotatable around an axis (corresponding to a rotation axis) L1 (see FIG. 9). Then, the operation unit 22 of the retainer 20 is located at a position (referred to as a “standby position”) in a face-to-face relationship with the one regulating surface 13 of the connector body 10 (see FIGS. 2 to 4). Therefore, careless rotation of the retainer 20 during transportation of the port connector 1 or the like is prevented.
[0022]
Next, the case where the port connector 1 is attached to the tank cap 3 attached to the fuel tank will be described. First, with the retainer 20 in the standby position, the fitting part 11 of the connector body 10 is inserted into the receiving part 31 of the tank cap 3, and the connection pipe part 32 is received in the fitting part 11. At the same time, the flange portion 12 of the connector body 10 is fitted into the retainer holding portion 33 of the tank cap 3 (see FIG. 9). When the flange portion 12 abuts on the upper surface of the tank cap 3 in the retainer holding portion 33, the amount of insertion of the fitting portion 11 into the receiving portion 31 of the tank cap 3 is regulated. As shown in FIG. 7, the holding protrusion 23 and the retaining protrusion 25 of the retainer 20 are in contact with the respective retainer contact portions 38 and 39 (see FIG. 1) of the retainer holding portion 33.
[0023]
Thereafter, the operation unit 22 of the retainer 20 is rotated about 45 ° in the counterclockwise direction in FIG. 7 (see the arrow Y in the figure). Then, as shown in FIG. 8, the operation unit 22 comes off the regulating surface 13 of the connector main body 10. At this time, the operation unit 22 slides with a predetermined resistance while passing through the edge portion (the reference numeral 13 a is attached) of the regulating surface 13 and passes. In addition, the holding projection 23 is engaged in the engagement hole 35 of the holding wall 34, and the retaining projection 25 is engaged with the retaining groove 36 in a state in which it comes into contact with the engagement groove 37 of the retaining wall 36. . In this way, the connector body 10 inserted into the tank cap 3 is prevented from being removed by the retainer 20. This position of the retainer 20 is referred to as a “retaining position”.
[0024]
When the holding projection 23 is engaged in the engagement hole 35 of the holding wall 34, the guide surface 23c of the holding projection 23 (see FIG. 7 and 8, and slide with a predetermined resistance. Subsequently, the outer side surface 23a (see FIG. 6) of the holding protrusion 23 slides with a predetermined resistance while passing through the side surface edge portion 35a, so that the holding protrusion 23 is engaged with the holding wall portion 34. It engages in the hole 35. Therefore, when the retainer 20 attempts to return, the holding protrusion 23 interferes with the side edge portion 35a, thereby preventing the retainer 20 from inadvertently rotating from the retaining position to the standby position.
[0025]
Further, as described above, the connector main body 10 (see FIG. 9) of the port connector 1 attached to the tank cap 3 is relatively positioned with respect to the tank cap 3 and the retainer 20 about the axis L1 of the fitting portion 11. It is pivotable. Therefore, the far tree portion 14 can be directed in any direction.
One end of a fuel supply tube 6 (see FIG. 9) is connected to the far tree portion 14 of the connector body 10 by fitting. The other end of the fuel supply tube 6 is connected to a fuel injection valve of an engine (not shown) so that fuel can be supplied. Therefore, fuel pumped from a fuel tank (not shown) by the fuel pump 4 is supplied to the fuel injection valve through the port connector 1 and the fuel supply tube 6.
Further, the port connector 1 attached to the tank cap 3 as described above can be detached by a procedure reverse to that at the time of attachment.
[0026]
According to the port connector 1 described above, the connector main body 10 is inserted into the tank cap 3 with the retainer 20 rotatably mounted on the connector main body 10 at the standby position (see FIG. 7). Thereafter, the position of the retainer 20 is changed to a retaining position (see FIG. 8) by a rotation operation, so that the connector main body 10 is retained by the tank cap 3. Therefore, the port connector 1 is prevented from being removed by a simple operation of rotating the retainer 20, so that the mounting workability can be improved. Further, by changing the position of the retainer 20 from the retaining position (see FIG. 8) to the standby position (see FIG. 7) by rotating operation, the connector main body 10 can be removed from the tank cap 3. Also at this time, since the retainer 20 is still attached to the connector main body 10, the mounting workability for re-attaching the port connector 1 can be improved.
[0027]
The connector main body 10 is rotatably inserted into the tank cap 3, and a retainer 20 is attached to the connector main body 10 so as to be rotatable around a rotation axis L1 (see FIG. 9) of the connector main body 10. I have. Therefore, as described above, the mounted connector body 10 can be turned in any direction by rotating the connector body 10 around the rotation axis L1 with respect to the tank cap 3 and the retainer 20.
Further, the position of the retainer 20 can be easily changed by a simple operation of rotating the retainer 20 about the rotation axis L1 of the connector body 10. Further, since the connector body 10 and the tank cap 3 can have the same configuration as that of the conventional example, no special design change is required.
[0028]
[Embodiment 2]
Embodiment 2 of the present invention will be described with reference to the drawings. The second embodiment is a modification of the first embodiment described above, so that the changed portions will be described in detail, and the same portions will be denoted by the same reference numerals, without redundant description. As shown in FIGS. 10 and 11, in the present embodiment, the retainer holding portion 33 of the tank cap 3 in the first embodiment is replaced with the retaining portion 33 instead of the retaining wall portion 36 (see FIG. 1). The holding wall portion 34A which is point-symmetric with respect to the holding wall portion 34 about the axis of is formed. Further, instead of the retaining projection 25 (see FIG. 1), a retaining projection 23A that is point-symmetric with the retaining projection 23 about the rotation axis of the ring 21 is formed in the ring 21 of the retainer 20. are doing.
[0029]
The case where the port connector 1 is attached to the tank cap 3 (see FIG. 10) attached to the fuel tank (not shown) in the second embodiment will be described. As in the first embodiment, with the retainer 20 in the standby position (see FIG. 11), the fitting portion 11 of the connector body 10 is inserted into the receiving portion 31 (see FIG. 10) of the tank cap 3 (see FIG. 10). 11). At this time, the holding projections 23 and 23A of the retainer 20 abut on the retainer abutments 38 and 39 of the retainer holding part 33. Thereafter, the operating portion 22 of the retainer 20 is rotated about 90 ° in the direction of arrow Y in FIG. 11 to change the position of the retainer 20 to the retaining position. Then, as shown in FIG. 12, each holding projection 23, 23A is engaged in the engagement hole 35 of each holding wall 34, 34A. In this way, the connector body 10 inserted into the tank cap 3 is prevented from being removed by the retainer 20. Further, the port connector 1 attached to the tank cap 3 as described above can be detached in the reverse procedure to the above-mentioned attachment, as in the first embodiment.
[0030]
With the port connector 1 described above, the same operation and effect as those of the first embodiment can be obtained. Further, the operation portion 22 of the retainer 20 can be conveniently placed at a standby position close to the fitting portion 11 of the connector main body 10 in a face-to-face relationship with any of the restriction surfaces 13.
[0031]
[Embodiment 3]
Embodiment 3 of the present invention will be described with reference to the drawings. The third embodiment is a modification of the second embodiment described above, so that the modified portion will be described in detail, and the same portions will be denoted by the same reference numerals, without redundant description. In the connector according to the second embodiment (see FIG. 12), during assembly of an automobile, a worker's hand, tool, or the like hits the operating portion 22 of the retainer 20 at the retaining position, or the connector body 10 in the mounted state. The retainer 20 may be displaced from the retaining position due to interference such as the fir tree portion 14 hitting the operation portion 22 due to the rotation of. In addition, the retainer 20 shifted from the retaining position must be returned to the retaining position again, and the workability may be impaired. Therefore, in the third embodiment, the operation part 22 of the retainer 20 at the retaining position is prevented from interfering with the operator's hand or tool, the fur tree part 14 of the connector main body 10, and the like, thereby preventing a decrease in workability. What you are trying to do.
[0032]
That is, as shown in FIGS. 13 and 14, in the present embodiment, the projecting portions 34a are respectively provided on both end surfaces of the holding wall portions 34 and 34A of the retainer holding portion 33 of the tank cap 3 in the second embodiment. It is protruding. As shown in FIG. 17, the outer side surfaces of the fitting portion 11 and the far tree portion 14 in the outer corners of the fitting portion 11 and the far tree portion 14 in the connector main body 10 are circularly continuous. An outer angle side curved surface 10a is formed. An inner corner side curved surface 10b is formed at an inner corner between the fitting portion 11 and the far tree portion 14 so as to continuously connect the inner surfaces of the fitting portion 11 and the far tree portion 14 to each other. In addition, as shown in FIG. 18, the retainer 20 is composed of two parts, a ring part 21B and an operation part 22B.
[0033]
As shown in FIG. 19, the ring portion 21B is formed in a substantially C-ring shape having an opening 21a. As in the second embodiment, holding projections 23 and 23A are formed on both sides of the ring portion 21B. A shaft portion 21b protrudes from one end surface of the ring portion 21B. On the upper surface of both ends of the ring portion 21B, there is formed a groove 21c which is linearly symmetric (vertically symmetric in FIG. 19) with the opening 21a therebetween. An arc surface 21d having a semicircular cross section is formed on the inner peripheral surface on the side opposite to the opening of the ring portion 21B (see FIG. 18).
[0034]
As shown in FIGS. 17 and 18, the operation section 22B is formed in a substantially square shape. A connecting piece 22a protrudes from the center of the lower end surface of the operation unit 22B. A shaft hole 22b is formed in the connecting piece 22a. As shown in FIG. 20, a protrusion 22c (see FIG. 18) that is linearly symmetric (in FIG. 20, left-right symmetric) is formed on the lower end surface of the operation portion 22B with the connecting piece 22a therebetween. On both side surfaces (left and right side surfaces in FIG. 20) of the operation portion 22B, bulging portions 22d extending in the longitudinal direction (vertical direction in FIG. 18) are projected in line symmetry (left and right symmetry in FIG. 20). I have. Since the operation unit 22B is a part that interferes with the operator's hand and tool, the fir tree part 14 of the connector main body 10, and the like as described above, the operation unit 22B corresponds to the “interference part” in this specification. .
[0035]
Next, a case where the operation unit 22B is assembled to the ring unit 21B will be described. First, as shown by a two-dot chain line 21B in FIG. 19, the opening 21a is expanded by elastically deforming the ring 21B. In this state, after the shaft hole 22b of the operation portion 22B is fitted to the shaft portion 21b of the ring portion 21B, the ring portion 21B is elastically restored. Thereby, the operation unit 22B is attached to the ring 21B so as to be rotatable around the shaft 21b (see the two-dot chain lines 22B (1) and (2) in FIG. 18). Further, when the operation portion 22B is raised with respect to the ring portion 21B, the ridge 22c of the operation portion 22B is engaged with the groove 21c of the ring portion 21B, and the operation portion 22B is held at the interference position with the ring portion 21B. (See the two-dot chain line 22B (1) in FIG. 18). Further, the operating portion 22B at the interference position with respect to the ring portion 21B is rotated about 90 ° outward (to the right in FIG. 18) about the shaft portion 21b and tilted to change the position to the avoidance position. (See the two-dot chain line 22B (2) in FIG. 18). The position of the operation unit 22B is changed while slidingly contacting the edge portion (the reference numeral 21e in FIG. 18) of the ring portion 21B.
[0036]
Next, a case where the retainer 20 is assembled to the connector main body 10 will be described. The retainer 20 is relatively moved with respect to the connector main body 10 as shown by two-dot chain lines 20 (1), 20 (2), and 20 (3) in FIG. Thereby, the ring portion 21B of the retainer 20 is fitted to the fitting portion 11 through the far tree portion 14 of the connector body 10. At this time, the operation unit 22B is located at the interference position. When the ring portion 21B passes through the bent portion between the fitting portion 11 and the far tree portion 14, the arc surface 21d (see FIG. 18) of the ring portion 21B slides on the inner angle side curved surface 10b of the connector body 10. Contact. At the same time, the opening 21a (see FIG. 19) side end of the ring portion 21B including the connecting piece 22a of the operation portion 22B comes into sliding contact with the outer-angle-side curved surface 10a of the connector main body 10. At this time, the ring portion 21B is elastically deformed in the direction of increasing the diameter (see the two-dot chain line 21B in FIG. 19), and then elastically restores by passing through the outer-angle side curved surface 10a. 21 (see a solid line 21B in FIG. 21). Thereafter, the retainer 20 is turned to the standby position by being rotated around the fitting portion 11 of the connector main body 10 (see FIG. 17).
[0037]
A case where the port connector 1 is attached to the tank cap 3 (see FIG. 13) in the third embodiment will be described. Similarly to the second embodiment, the fitting portion 11 of the connector body 10 is inserted into the receiving portion 31 (see FIG. 13) of the tank cap 3 with the retainer 20 at the standby position (see FIG. 14). Thereafter, the operation section 22B of the retainer 20 is rotated about 90 ° in the direction of arrow Y in FIG. 14 (see FIG. 15). Subsequently, the position of the operation unit 22B of the retainer 20 is changed to the retaining position (see FIG. 16). As a result, the connector body 10 inserted into the tank cap 3 is prevented from falling off by the retainer 20, as in the second embodiment.
[0038]
At this time, if the operating portion 22B of the retainer 20 at the retaining position is at the interference position (see the solid line 22B in FIG. 21), the hand or tool of the worker may hit the operating portion 22 or the connector body in the mounted state. It is not preferable because the rotation of the ten causes interference such as that the fir tree portion 14 hits the operation portion 22 (see a two-dot chain line 14 in FIG. 21). Therefore, the operating portion 22B of the retainer 20 is tilted to change the position to the avoidance position (see the two-dot chain line 22B (2) in FIG. 21). Thus, interference of the operator's hand or tool with the operation unit 22B, interference of the far tree unit 14 due to rotation of the connector main body 10, and the like can be prevented. Therefore, it is possible to prevent a decrease in workability due to the retainer 20 being displaced from the retaining position.
[0039]
The bulging portion 22d of the operating portion 22B of the retainer 20 is brought into contact with the projecting portion 34a of the retaining wall portions 34 and 34A of the retainer retaining portion 33 with a predetermined sliding resistance. Thereby, the operation unit 22B is held at the avoidance position. Further, the port connector 1 described above can be detached in a reverse procedure to the above-mentioned attachment, as in the second embodiment.
[0040]
According to the port connector 1 described above, the same operation and effect as in the second embodiment can be obtained. Further, the operating portion 22B of the retainer 20, in which the connector body 10 in the mounted state interferes due to the rotation, moves from the interference position (see the solid line 22B in FIG. 21) to the avoidance position (see the two-dot chain line 22B (2) in FIG. 21). By changing the position, the interference can be avoided.
[0041]
The present invention is not limited to the above embodiment, and can be modified without departing from the spirit of the present invention. For example, the connector of the present invention can be applied not only to the port connector 1 but also to other pipe couplings, shaft couplings, and the like. Further, in the above-described embodiment, the port connector 1 for fuel supply has been described as an example, but the present invention can also be applied as a port connector for fuel return or for evaporated fuel. Further, in the above embodiment, the retainer 20 is arranged on the connector main body 10, but it may be arranged on the connected component. Further, the flange portion 12 of the connector body 10 can be replaced with a plurality of protrusions formed intermittently in the circumferential direction. In the above-described embodiment, an example in which the operation unit 22B of the retainer 20 is an “interference unit” has been described. If there is a part that interferes, the part can be provided as an “interference part” so as to be changeable between an interference position and an avoidance position.
[0042]
【The invention's effect】
As described above, according to the connector of the present invention, the connector can be prevented from coming off by a simple operation of rotating the retainer, so that the mounting workability can be improved. Furthermore, even when the connector main body is pulled out of the connected component and the retainer remains attached to the connector main body or the connected component, the mounting workability can be improved. Furthermore, according to the connector of the third embodiment, interference of the operator's hand or tool with the operating portion of the retainer, interference of the far tree portion due to rotation of the connector main body, and the like are prevented, and the retainer is prevented from coming off. It is possible to prevent a decrease in workability due to the displacement.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing a connector according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing the connector.
FIG. 3 is a right side view showing the connector.
FIG. 4 is a plan view showing the connector.
FIG. 5 is a right side view showing the retainer.
FIG. 6 is a plan view showing a retainer.
FIG. 7 is a plan view showing a state where the connector is inserted into the tank cap.
FIG. 8 is a plan view showing a state where the connector is attached to the tank cap.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing a state where the connector is attached to the tank cap.
FIG. 10 is an exploded perspective view showing the connector according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a plan view showing a state where the connector is inserted into the tank cap.
FIG. 12 is a plan view showing a state where the connector is attached to the tank cap.
FIG. 13 is an exploded perspective view showing the connector according to the third embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a plan view showing a state where the connector is inserted into the tank cap.
FIG. 15 is a plan view showing a state in which the retainer is rotated.
FIG. 16 is a plan view showing a state where the connector is attached to the tank cap.
FIG. 17 is a right side view showing the connector.
FIG. 18 is an exploded side sectional view showing a retainer.
FIG. 19 is a plan view showing a ring portion of the retainer.
FIG. 20 is a bottom view showing the operation unit of the retainer.
FIG. 21 is a right side view showing a procedure for assembling the retainer to the connector main body.
FIG. 22 is an exploded perspective view showing a connector according to a conventional example.
[Explanation of symbols]
1 port connector (connector)
3 Tank cap (connected parts)
10 Connector body
20 Retainer
22 Operation section
22B Operation unit (interference unit)

Claims

A connector main body formed so as to be insertable into the connected component; and a retainer for preventing the connector main body from being removed while being inserted into the connected component, wherein the retainer rotates with respect to the connector main body or the connected component. Being operably and rotatably mounted so that the connector body can be repositioned between a retaining position for preventing the connector main body from being detached from the connected component and a standby position for allowing the connector main body to be inserted into and detached from the connected component. The connector characterized by the above.

The connector body is rotatably inserted into the connected component, and the retainer is attached to the connector body so as to be rotatable about a rotation axis of the connector body. 2. The connector according to 1.

The connector body is rotatably inserted into the connected component,
The retainer includes an interference portion in which the mounted connector body interferes with rotation,
The connector according to claim 1, wherein the interference portion is provided so as to be changeable between an interference position where the connector main body interferes and an avoidance position where the interference can be avoided.