JP2004083081A

JP2004083081A - ディスクセット

Info

Publication number: JP2004083081A
Application number: JP2002247638A
Authority: JP
Inventors: Tatsuichi Ito; 伊藤　達一; Takayuki Watai; 渡井　孝幸
Original assignee: Taiyo Yuden Co Ltd
Current assignee: Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date: 2002-08-27
Filing date: 2002-08-27
Publication date: 2004-03-18

Abstract

【課題】ディスクセット開封前に視認され得る位置に広告情報が表示されるのに伴ってそのディスクセットを購入する時にユーザーが混乱してしまうのを回避する。すなわち、ディスクセットを購入するユーザーの混乱を回避しつつ、ディスクセットを広告媒体として利用する。
【解決手段】ディスクと、ディスクを収容するためのディスクケース１と、ディスクを収容しているディスクケース１を包装するための包装用フィルムとをディスクセットに設け、包装用フィルムが開封された後に初めてユーザーに視認され得る位置に広告情報５を表示する。つまり、包装用フィルムが開封される前にユーザーに視認され得る位置には広告情報を表示しない。
【選択図】　　　　図３

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明はディスクセットに関し、特には、ディスクセット開封前に視認され得る位置に広告情報が表示されているのに伴ってそのディスクセットを購入する時にユーザーが混乱してしまうのを回避することができるディスクセットに関する。詳細には、本発明は、例えばＣＤ−Ｒのようなディスクがディスクケースに収容され、そのディスクケースが例えば包装用フィルムのような包装手段によって包装されているディスクセットに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ディスクと、そのディスクを収容するためのディスクケースと、ディスクを収容しているディスクケースを包装するための包装用フィルムとを具備するディスクセットが知られている。
【０００３】
また従来、音楽用カセットテープ、ビデオテープ、ＣＤ、ＬＤ等を収容するケースに、広告情報を表示したものが知られている。この種のケースの例としては、例えば実開平６−６９１９１号公報に記載されたものがある。実開平６−６９１９１号公報に記載されたケースでは、ケースが広告媒体として利用され、ケースの付加価値が高められている。
【０００４】
上述した二つの発明を組み合わせることにより、ディスクと、そのディスクを収容するためのディスクケースと、ディスクを収容しているディスクケースを包装するための包装用フィルムとを具備するディスクセットに、広告情報を表示することが考えられる。
【０００５】
ところが、その広告情報が、包装用フィルムを開封する前にユーザーによって視認され得る位置に表示されている場合には、ユーザーが、そのディスクセットを購入する時に混乱してしまうおそれがある。詳細には、例えば、その広告情報の広告主とそのディスクセットの製造業者とがまったく異なるにもかかわらず、そのディスクセットがその広告主によって製造されたものであるとユーザーが誤って認識してしまうおそれがある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
前記問題点に鑑み、本発明は、ディスクセット開封前に視認され得る位置に広告情報が表示されるのに伴ってそのディスクセットを購入する時にユーザーが混乱してしまうのを回避することができるディスクセットを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の発明によれば、ディスクと、前記ディスクを収容するためのディスクケースと、前記ディスクを収容している前記ディスクケースを包装するための包装手段とを具備するディスクセットにおいて、前記包装手段が開封された後に初めて視認され得る位置に広告情報を表示したことを特徴とするディスクセットが提供される。
【０００８】
請求項１に記載のディスクセットでは、例えば包装用フィルムのような包装手段が開封される前に視認され得る位置ではなく、開封された後に初めて視認され得る位置に、広告情報が表示されている。そのため、ディスクセット開封前に視認され得る位置に広告情報が表示されるのに伴ってそのディスクセットを購入する時にユーザーが混乱してしまうのを回避することができる。すなわち、ディスクセットを購入するユーザーの混乱を回避しつつ、ディスクセットを広告媒体として利用することができる。
【０００９】
請求項２に記載の発明によれば、前記ディスクが、インターネット接続用端末において使用可能なディスクであり、前記広告情報には、その広告情報よりも詳細な広告情報が掲載されたホームページのアドレスが含まれていることを特徴とする請求項１に記載のディスクセットが提供される。
【００１０】
請求項２に記載のディスクセットでは、ディスクがインターネット接続用端末において使用可能である。そのため、ディスクのユーザーがインターネット接続用端末を利用して所望のホームページにアクセスすることができる。更に、ディスクセットに表示された広告情報には、その広告情報よりも更に詳細な広告情報が掲載されたホームページのアドレスが含まれている。そのため、ディスクのユーザーが、ディスクセットに表示された広告情報に関心をもった場合に、その広告情報よりも更に詳細な広告情報を容易に入手することができる。つまり、ディスクセットに表示しきれない多量の広告情報をディスクのユーザーに容易に提供することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
【００１２】
図１及び図２は本発明のディスクセットの第一の実施形態の斜視図である。詳細には、図１はディスクセットを表側から見た斜視図、図２はディスクセットを裏側から見た斜視図である。図１及び図２において、１はディスク（図示せず）を収容するためのディスクケース、２はディスクケース１を構成するカバー部、３はディスクケース１を構成するトレイ部である。図１及び図２は、ディスクケース１を包装するための包装用フィルム（図示せず）が開封され、包装用フィルムによって包装されていたディスクケース１が取り出された状態を示している。図３は図１及び図２に示したディスクケースを開いた状態を示した斜視図である。図３において、４はディスクを収容するためのディスク収容穴、５は広告情報である。
【００１３】
図１〜図３に示すように、第一の実施形態のディスクセットでは、包装用フィルムが開封された後に初めてユーザーによって視認され得る位置に広告情報５が表示されている。詳細には、ユーザーによって包装用フィルムが開封され、次いで、ディスクケース１が開かれて初めて、広告情報５がユーザーに認識されるように広告情報５が配置されている。つまり、ユーザーは、ディスクセットを購入する時には、ディスクケース１の内部に配置された広告情報５を見ることができない。そのため、ディスクとはまったく無関係な内容の広告情報５を表示した場合であっても、ディスクセット購入時にユーザーを混乱させることはない。
【００１４】
図３に詳細に示すように、第一の実施形態では、広告情報５がディスクケース１に直接印刷されているが、他の実施形態では、カードまたはラベルに広告情報を印刷し、そのカードまたはラベルをディスクケースの内部に配置することも可能である。
【００１５】
また、第一の実施形態では、ディスクケース１に収容されているディスクが、例えばＣＤ−Ｒのようなインターネット接続用端末で使用可能なディスクであり、ディスクケース１の内部に表示された広告情報５には、その広告情報５自体よりも詳細な広告情報が掲載されたホームページのアドレスが含まれている。そのため、ユーザーが、ディスクケース１の内部に表示された広告情報５に関心をもった場合に、その広告情報５よりも更に詳細な広告情報を容易に入手することができる。つまり、広告主はディスクケース１に表示しきれない多量の広告情報をディスクのユーザーに容易に提供することができる。
【００１６】
すなわち、第一の実施形態によれば、ディスクケース内に広告情報が表示されず、ディスクセットを製造販売するメーカー名、商品名、型番、商品説明、注意書きなどが表示されている場合に比べ、ディスクケース内のスペースの付加価値を高めることができる。例えば広告主を募集し、広告料を徴収することにより、ディスクセットを低料金でユーザーに販売することができる。
【００１７】
また、ディスクを使おうとするユーザーは、図３に示したようにディスクケース１を必ず開かなければならないため、広告情報５をディスクケース１の内部に配置することにより、広告情報５をユーザーの視野に確実に入れることができる。
【００１８】
また、上述したようにディスクセット購入時のユーザーの混乱を回避する必要があるため、例えば透明な包装用フィルムが用いられる場合のように、ディスクセット購入時にディスクケース１の外面がユーザーから視認され得る場合においては、ディスクケース１の外面には、広告情報が表示されず、ディスクケース１に収容されているディスクに関連する情報のみが表示される。
【００１９】
以下、本発明のディスクセットの第二の実施形態について説明する。図４は本発明のディスクセットの第二の実施形態の斜視図である。図４において、１１は積載された複数のディスク（図示せず）を収容するためのバルクケース（ディスクケース）、１２はバルクケース１１を構成する透明または半透明のカバー部、１３はバルクケース１１を構成するベース部である。１４はバルクケース１１を包装するための不透明な包装用フィルム、１５は積載された複数のディスクを整列するためにディスクの外周を覆っている巻き紙である。１６は巻き紙１５に印刷された広告情報である。
【００２０】
図４に示すように、第二の実施形態のディスクセットでは、不透明な包装用フィルム１４が開封された後に初めてユーザーによって視認され得る位置に広告情報１６が表示されている。つまり、ユーザーは、ディスクセットを購入する時には、カバー部１２の内側に配置された広告情報１６を見ることができない。そのため、ディスクとはまったく無関係な内容の広告情報１６を表示した場合であっても、ディスクセット購入時にユーザーを混乱させることはない。
【００２１】
図４に詳細に示すように、第二の実施形態では、広告情報１６が巻き紙１５に印刷されているが、他の実施形態では、カバー部の外周面に広告情報を直接印刷することも可能である。
【００２２】
また、第二の実施形態では、第一の実施形態と同様に、バルクケース１１に収容されているディスクが、例えばＣＤ−Ｒのようなインターネット接続用端末で使用可能なディスクであり、巻き紙１５に印刷された広告情報１６には、その広告情報１６自体よりも詳細な広告情報が掲載されたホームページのアドレスが含まれている。そのため、ユーザーが、巻き紙１５に印刷された広告情報１６に関心をもった場合に、その広告情報１６よりも更に詳細な広告情報を容易に入手することができる。つまり、広告主は巻き紙１５に表示しきれない多量の広告情報をディスクのユーザーに容易に提供することができる。
【００２３】
すなわち、第二の実施形態によれば、巻き紙に広告情報が表示されず、ディスクセットを製造販売するメーカー名、商品名、型番、商品説明、注意書きなどが表示されている場合に比べ、巻き紙１５の表面の付加価値を高めることができる。例えば広告主を募集し、広告料を徴収することにより、ディスクセットを低料金でユーザーに販売することができる。
【００２４】
また、ディスクを使おうとするユーザーは、包装用フィルム１４を必ず開封しなければならないため、広告情報１６を包装用フィルム１４の内側に配置することにより、広告情報１６をユーザーの視野に確実に入れることができる。
【００２５】
また、上述したようにディスクセット購入時のユーザーの混乱を回避する必要があるため、図４に示すように包装用フィルム１４によって透明なカバー部１２の上面が覆われない場合においては、透明なカバー部１２の上面およびその内側には、広告情報が表示されず、バルクケース１１に収容されているディスクに関連する情報のみが表示される。
【００２６】
以下、本発明のディスクセットの第三の実施形態について説明する。図５は本発明のディスクセットの第三の実施形態の斜視図である。図５において、２１は積載された複数のディスク（図示せず）を収容するためのバルクケース（ディスクケース）、２２はバルクケース２１を構成する透明または半透明のカバー部、２３はバルクケース２１を構成するベース部である。２５は積載されたディスクの上面とカバー部２２の上面との間に配置されたドーナッツ型カードである。図５は、バルクケース２１を包装するための透明な包装用フィルム（図示せず）が開封され、包装用フィルムによって包装されていたバルクケース２１が取り出された状態を示している。図６は図５に示したドーナッツ型カードの表面および裏面を示した図である。図６において、２６はドーナッツ型カード２５の裏面（図５における下面）に印刷された広告情報である。
【００２７】
図５及び図６に示すように、第三の実施形態のディスクセットでは、透明な包装用フィルム（図示せず）が開封された後に初めてユーザーによって視認され得る位置に広告情報２６が表示されている。詳細には、ユーザーによって包装用フィルムが開封され、次いで、カバー部２２が取り外され、ドーナッツ型カード２５がめくられて初めて、広告情報２６がユーザーに認識されるように広告情報２６が配置されている。つまり、ユーザーは、ディスクセットを購入する時には、ドーナッツ型カード２５の裏面に配置された広告情報２６を見ることができない。そのため、ディスクとはまったく無関係な内容の広告情報２６を表示した場合であっても、ディスクセット購入時にユーザーを混乱させることはない。
【００２８】
また、第三の実施形態では、第一の実施形態と同様に、バルクケース２１に収容されているディスクが、例えばＣＤ−Ｒのようなインターネット接続用端末で使用可能なディスクであり、ドーナッツ型カード２５に印刷された広告情報２６には、その広告情報２６自体よりも詳細な広告情報が掲載されたホームページのアドレスが含まれている。そのため、ユーザーが、ドーナッツ型カード２５に印刷された広告情報２６に関心をもった場合に、その広告情報２６よりも更に詳細な広告情報を容易に入手することができる。つまり、広告主はドーナッツ型カード２５に表示しきれない多量の広告情報をディスクのユーザーに容易に提供することができる。
【００２９】
すなわち、第三の実施形態によれば、ドーナッツ型カードの裏面に広告情報が表示されず、ディスクセットを製造販売するメーカー名、商品名、型番、商品説明、注意書きなどが表示されている場合に比べ、ドーナッツ型カード２５の裏面の付加価値を高めることができる。例えば広告主を募集し、広告料を徴収することにより、ディスクセットを低料金でユーザーに販売することができる。
【００３０】
また、ディスクを使おうとするユーザーは、積載された複数のディスクのうち最上面のディスクから使い始めるため、最上面のディスクの上側に配置されたドーナッツ型カード２５に広告情報２６を印刷しておくことにより、広告情報２６をユーザーの視野に確実に入れることができる。
【００３１】
また、上述したようにディスクセット購入時のユーザーの混乱を回避する必要があるため、透明な包装用フィルムおよび透明なカバー部２２が用いられる場合においては、図６に示したようにドーナッツ型カード２５の表面には、広告情報が表示されず、バルクケース２１に収容されているディスクに関連する情報のみが表示される。
【００３２】
以下、本発明のディスクセットの第四の実施形態について説明する。図７は本発明のディスクセットの第四の実施形態の斜視図である。図７において、３１は複数のディスク（図示せず）を収容するためのボックス型ディスクケース、３４はディスクケース３１を包装するための不透明な包装用フィルム、３５はディスクケース３１の内部に配置されるカードである。３６はカード３５の外側面に印刷された広告情報である。
【００３３】
図７に示すように、第四の実施形態のディスクセットでは、不透明な包装用フィルム３４が開封された後に初めてユーザーによって視認され得る位置に広告情報３６が表示されている。つまり、ユーザーは、ディスクセットを購入する時には、不透明な包装用フィルム３４の内側に配置された広告情報３６を見ることができない。そのため、ディスクとはまったく無関係な内容の広告情報３６を表示した場合であっても、ディスクセット購入時にユーザーを混乱させることはない。
【００３４】
図７に詳細に示すように、第四の実施形態では、広告情報３６がカード３５に印刷されているが、他の実施形態では、ディスクケースの外側面に広告情報を直接印刷することも可能である。
【００３５】
また、第四の実施形態では、第一の実施形態と同様に、ディスクケース３１に収容されているディスクが、例えばＣＤ−Ｒのようなインターネット接続用端末で使用可能なディスクであり、カード３５に印刷された広告情報３６には、その広告情報３６自体よりも詳細な広告情報が掲載されたホームページのアドレスが含まれている。そのため、ユーザーが、カード３５に印刷された広告情報３６に関心をもった場合に、その広告情報３６よりも更に詳細な広告情報を容易に入手することができる。つまり、広告主はカード３５に表示しきれない多量の広告情報をディスクのユーザーに容易に提供することができる。
【００３６】
すなわち、第四の実施形態によれば、カードの外側面に広告情報が表示されず、ディスクセットを製造販売するメーカー名、商品名、型番、商品説明、注意書きなどが表示されている場合に比べ、カード３５の外側面の付加価値を高めることができる。例えば広告主を募集し、広告料を徴収することにより、ディスクセットを低料金でユーザーに販売することができる。
【００３７】
また、ディスクを使おうとするユーザーは、包装用フィルム３４を必ず開封しなければならないため、広告情報３６を包装用フィルム３４の内側に配置することにより、広告情報３６をユーザーの視野に確実に入れることができる。
【００３８】
以下、本発明のディスクセットの第五の実施形態について説明する。図８は本発明のディスクセットの第五の実施形態の斜視図である。図８において、図７に示した参照番号と同一の参照番号は図７に示した部品と同一の部品を示しており、４５はディスクケース３１の内部に配置されるカードである。４６はカード４５の外側面に印刷された広告情報である。第五の実施形態では、カード４５がディスクケース３１の内部の手前側に配置されるが、他の実施形態では、カードをディスクケースの内部の奥側に配置することも可能である。その場合には、広告情報はディスクケースの裏側から見える位置に配置される。また、第五の実施形態では、二枚に折りたたまれたカード３５が用いられているが、他の実施形態では、一枚の折りたたまれていないカードを用いることも可能である。
【００３９】
図８に示すように、第五の実施形態のディスクセットでは、不透明な包装用フィルム３４が開封された後に初めてユーザーによって視認され得る位置に広告情報４６が表示されている。つまり、ユーザーは、ディスクセットを購入する時には、不透明な包装用フィルム３４の内側に配置された広告情報４６を見ることができない。そのため、ディスクとはまったく無関係な内容の広告情報４６を表示した場合であっても、ディスクセット購入時にユーザーを混乱させることはない。
【００４０】
また、第五の実施形態では、第一の実施形態と同様に、ディスクケース３１に収容されているディスクが、例えばＣＤ−Ｒのようなインターネット接続用端末で使用可能なディスクであり、カード４５に印刷された広告情報４６には、その広告情報４６自体よりも詳細な広告情報が掲載されたホームページのアドレスが含まれている。そのため、ユーザーが、カード４５に印刷された広告情報４６に関心をもった場合に、その広告情報４６よりも更に詳細な広告情報を容易に入手することができる。つまり、広告主はカード４５に表示しきれない多量の広告情報をディスクのユーザーに容易に提供することができる。
【００４１】
すなわち、第五の実施形態によれば、カードの外側面に広告情報が表示されず、ディスクセットを製造販売するメーカー名、商品名、型番、商品説明、注意書きなどが表示されている場合に比べ、カード４５の外側面の付加価値を高めることができる。例えば広告主を募集し、広告料を徴収することにより、ディスクセットを低料金でユーザーに販売することができる。
【００４２】
また、ディスクを使おうとするユーザーは、包装用フィルム３４を必ず開封しなければならないため、広告情報４６を包装用フィルム３４の内側に配置することにより、広告情報４６をユーザーの視野に確実に入れることができる。
【００４３】
以下、本発明のディスクセットの第六の実施形態について説明する。図９及び図１０は本発明のディスクセットの第六の実施形態の斜視図である。詳細には、図９はディスクセットを表側から見た斜視図、図１０はディスクセットを裏側から見た斜視図である。図９及び図１０において、５１はディスク（図示せず）を収容するためのディスクケースである。ディスクはディスクケース５１の側面からディスクケース５１内に挿入される。５５はディスクケース５１内に挿入されたドーナッツ型カード、５６はドーナッツ型カード５５の表面に印刷された広告情報である。５７はディスクケース５１の裏面に貼られたラベル、５８はラベル５７の表面に印刷された広告情報である。図９及び図１０は、ディスクケース５１を包装するための不透明な包装用フィルム（図示せず）が開封され、包装用フィルムによって包装されていたディスクケース５１が取り出された状態を示している。第六の実施形態では、ドーナッツ型カード５５が用いられているが、他の実施形態では、代わりに丸型あるいは角型カードを用いることも可能である。
【００４４】
図９及び図１０に示すように、第六の実施形態のディスクセットでは、不透明な包装用フィルムが開封された後に初めてユーザーによって視認され得る位置に広告情報５６，５８が表示されている。つまり、ユーザーは、ディスクセットを購入する時には、包装用フィルムの内側に配置された広告情報５６，５８を見ることができない。そのため、ディスクとはまったく無関係な内容の広告情報５６，５８を表示した場合であっても、ディスクセット購入時にユーザーを混乱させることはない。
【００４５】
図９及び図１０に詳細に示すように、第六の実施形態では、広告情報５６がカード５５に印刷され、広告情報５８がラベル５７に印刷されているが、他の実施形態では、ディスクケースの外面に広告情報を直接印刷することも可能である。
【００４６】
また、第六の実施形態では、第一の実施形態と同様に、ディスクケース５１に収容されているディスクが、例えばＣＤ−Ｒのようなインターネット接続用端末で使用可能なディスクであり、カード５５及びラベル５７に印刷された広告情報５６，５８には、その広告情報５６，５８自体よりも詳細な広告情報が掲載されたホームページのアドレスが含まれている。そのため、ユーザーが、カード５５及びラベル５７に印刷された広告情報５６，５８に関心をもった場合に、その広告情報５６，５８よりも更に詳細な広告情報を容易に入手することができる。つまり、広告主はカード５５及びラベル５７に表示しきれない多量の広告情報をディスクのユーザーに容易に提供することができる。
【００４７】
すなわち、第六の実施形態によれば、カードおよびラベルに広告情報が表示されず、ディスクセットを製造販売するメーカー名、商品名、型番、商品説明、注意書きなどが表示されている場合に比べ、カード５５及びラベル５７の表面の付加価値を高めることができる。例えば広告主を募集し、広告料を徴収することにより、ディスクセットを低料金でユーザーに販売することができる。
【００４８】
また、ディスクを使おうとするユーザーは、包装用フィルムを必ず開封しなければならないため、広告情報５６，５８を包装用フィルムの内側に配置することにより、広告情報５６，５８をユーザーの視野に確実に入れることができる。
【００４９】
【発明の効果】
請求項１に記載の発明によれば、ディスクセット開封前に視認され得る位置に広告情報が表示されるのに伴ってそのディスクセットを購入する時にユーザーが混乱してしまうのを回避することができる。すなわち、ディスクセットを購入するユーザーの混乱を回避しつつ、ディスクセットを広告媒体として利用することができる。
【００５０】
請求項２に記載の発明によれば、ディスクのユーザーが、ディスクセットに表示された広告情報に関心をもった場合に、その広告情報よりも更に詳細な広告情報を容易に入手することができる。つまり、ディスクセットに表示しきれない多量の広告情報をディスクのユーザーに容易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のディスクセットの第一の実施形態の斜視図である。
【図２】本発明のディスクセットの第一の実施形態の斜視図である。
【図３】図１及び図２に示したディスクケースを開いた状態を示した斜視図である。
【図４】本発明のディスクセットの第二の実施形態の斜視図である。
【図５】本発明のディスクセットの第三の実施形態の斜視図である。
【図６】図５に示したドーナッツ型カードの表面および裏面を示した図である。
【図７】本発明のディスクセットの第四の実施形態の斜視図である。
【図８】本発明のディスクセットの第五の実施形態の斜視図である。
【図９】本発明のディスクセットの第六の実施形態の斜視図である。
【図１０】本発明のディスクセットの第六の実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
１　ディスクケース
２　カバー部
３　トレイ部
４　ディスク収容穴
５　広告情報

Claims

ディスクと、前記ディスクを収容するためのディスクケースと、前記ディスクを収容している前記ディスクケースを包装するための包装手段とを具備するディスクセットにおいて、前記包装手段が開封された後に初めて視認され得る位置に広告情報を表示したことを特徴とするディスクセット。
前記ディスクが、インターネット接続用端末において使用可能なディスクであり、前記広告情報には、その広告情報よりも詳細な広告情報が掲載されたホームページのアドレスが含まれていることを特徴とする請求項１に記載のディスクセット。