JP2004082432A - Recorder - Google Patents

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a recorder in which operational reliability as a writing unit is enhanced by selecting the recording operation and the data writing operation into an element incorporated in a recording medium at a speed substantially equal to the recording speed of the recorder and recovering a data miss writing occurring accidentally. <P>SOLUTION: The recorder incorporates a plurality of writing means or an antenna, and comprises a means for feeding a recording medium, a means for recording an image on the recording medium, and a plurality of means for writing data in elements incorporated in the recording medium. The recorder further comprises a means for reading out data written by the data writing means, and a means for comparing the data written by the data writing means with the data read out by means of the reading means. When the comparison results represent mismatch, writing is performed by different one of the plurality of writing means. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像記録動作と並行して素子にデータの書き込み動作を行う記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年登場した自動認識技術の一つであるRF−ID(Radio Frequency Identification)システムは、同時複数アクセスなどのメリットを生かし、バーコード、二次元コードに変わるもの、あるいは補完するものとして様々な分野で期待されている技術である。
【0003】
RF−IDとはデータキャリアとして非接触ICを用い、無線により電子データの授受を行う技術の総称である。
【0004】
これまで自動化することができなかった分野はもちろん、従来の自動認識技術により自動化されていた物流、FAなどの分野においても、更なる効率化を実現するためにRF−ID技術を採用する例が増えてきている。
【0005】
これらの分野では、ラベル、カード、タグなどの媒体に非接触ICを搭載し、バーコードや二次元コードにエンコードしていた情報を非接触ICに記憶させるという用途に比較的多く用いられている。
【0006】
このような例では、媒体表面に可視情報を印刷し、それに加えて非接触ICに電子情報を書き込む必要があるが、複数の機器で分担して行うのは効率化の目的からも好ましくない。そこで、従来の画像記録装置にRF−ID読み書き機能を搭載し、表面に印刷するのと並行して電子データを非接触ICに書き込むRF−ID画像記録装置を使用するのが最適であり、一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような記録装置で発生する問題として、次の2つが挙げられる。
【0008】
第一に、電子データの書き込みに要する時間が確保できず、書き込みが途中で中断されてしまう場合があるという問題である。
【0009】
画像記録装置側に搭載された通信用アンテナには通信可能範囲が定められており、記録媒体側のループアンテナがこの範囲内に存在するときにしか電子データの書き込みを行うことが出来ない。
【0010】
通信用アンテナは記録媒体搬送経路上のある一点に固定された形態であるため、搬送速度を一定とすると、通信範囲内にループアンテナが存在する時間は搬送速度によって決定される。
【0011】
仮に、通信範囲内にループアンテナが存在する時間を通信許容時間と呼ぶと、電子データの書き込みは通信許容時間内に終了させなければならないことになる。
【0012】
ラベル、カードなどを高速で出力したい場合、搬送速度をより大きくしなければならないが、電子データの書き込み速度が障害となり、それ以上搬送速度を大きくできないという問題があった。
【0013】
また、通常の搬送速度であっても、書き込むべき電子データの情報量が大きい場合には、より多くの通信時間が必要となり、通信許容時間内に電子データ書き込みが終了しない可能性がある。さらに、被記録媒体に搭載されたループアンテナのサイズ、通信用アンテナの出力などのパラメータによっても通信許容時間が制限される場合があり、これらの様々な要因により電子データの書き込みが原因で画像記録装置の印刷速度が低下してしまうという問題があった。
【0014】
第二の問題として、記録媒体のサイズによっても通信許容時間が異なるという点が挙げられる。
【0015】
一般的にカード、ラベルなどに印刷を行う画像記録装置は様々なサイズの記録媒体に対して印刷を行うことが可能である。
【0016】
記録媒体のサイズが十分に大きい場合には問題無いが、搬送方向のサイズが小さく、通信用アンテナの通信可能範囲内に複数の記録媒体が存在してしまうような場合、書き込むべき非接触ICを特定することができず通信不良となる可能性がある。
【0017】
このときは通常、通信可能範囲内に一つの記録媒体が存在するタイミングを見計らって電子データの書き込みを行うが、記録媒体の搬送方向のサイズ、通信用アンテナの形状によっては、常に複数の記録媒体が通信可能範囲内に存在してしまう状況が考えられる。
【0018】
これを回避するためには、通信可能範囲の狭い小型の通信用アンテナを搭載すれば良いのであるが、同時に通信許容時間も小さくなってしまうため、第1の問題点でも挙げたように搬送速度が制限される問題が発生してしまう。
【0019】
つまり搭載する通信用アンテナの形状によっては、多種の用紙サイズに対応することが難しい。
【0020】
【問題を解決する為の手段】
本発明は上記の問題を解決するために、記録装置内部に複数の書き込み装置、或いはアンテナを備え、下記のような各手段を実施した。
【0021】
記録媒体を給紙する給紙手段と、
前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体に内蔵する素子にデータを書き込むデータ書き込み手段を複数備えたことを特徴とする記録装置。
【0022】
前記データ書き込み手段で書き込んだデータを読み出すデータ読み出し手段をもち、前記書き込み手段で書き込んだ書き込みデータと前記読み出し手段で読み出したデータを比較する比較手段を備えたことを特徴とする記録装置。
【0023】
前記比較手段による比較結果が不一致の場合、前記複数の書き込み手段のうち、異なる書き込み手段による書き込みを行うことを特徴とする記録装置。
【0024】
前記複数の書き込み手段のうち少なくとも一つは前記記録手段より上流側に配置されていることを特徴とする記録装置。
【0025】
前記複数の書き込み手段のうち少なくとも一つは前記記録手段より下流側に配置されていることを特徴とする記録装置。
【0026】
前記比較手段による比較結果が不一致の場合、前記複数の書き込み手段のうち、前記下流側の書き込み手段による書き込みを行うことを特徴とする記録装置。
【0027】
前記下流側の書き込み手段による書き込み後、前記比較手段による比較結果が不一致の場合、報知する報知手段を有することを特徴とする記録装置。
【0028】
記録媒体を給紙する給紙手段と、
前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体に内蔵する複数の無線通信素子と通信する複数の通信手段とを備えたことを特徴とする記録装置。
【0029】
前記複数の通信手段は前記複数の無線通信素子と同時に通信することを特徴とする記録装置。
【0030】
前記複数の通信手段は前記複数の無線通信素子に内蔵するメモリにデータを書き込む書き込み手段を有することを特徴とする記録装置。
【0031】
前記書き込み手段による書き込みデータは同一データであることを特徴とする記録装置。
【0032】
前記書き込み手段による書き込みデータは異なるデータであることを特徴とする記録装置。
【0033】
前記記録手段による記録動作と、前記書き込み手段による書き込み動作はほぼ同時に為されることを特徴とする記録装置。
【0034】
記録媒体を給紙する給紙手段と、
前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体に内蔵する無線通信素子にデータを書き込む書き込み手段と複数の通信アンテナと前記複数の通信アンテナからアンテナを選択するアンテナ選択手段とを備えたことを特徴とする記録装置。
【0035】
前記複数のアンテナは形状が異なることを特徴とする記録装置。
【0036】
前記アンテナ選択手段は前記記録媒体の形状に応じてアンテナを選択することを特徴とする記録装置。
【0037】
前記アンテナ選択手段は前記無線通信素子の形状に応じてアンテナを選択することを特徴とする記録装置。
【0038】
前記アンテナ選択手段は前記無線通信素子への書き込みデータに応じてアンテナを選択することを特徴とする記録装置。
【0039】
記録媒体を給紙する給紙手段と、
前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体に内蔵する無線通信素子にデータを書き込む複数の書き込み手段と書き込みデータを分割するデータ分割手段と、前記データ分割手段で分割された書き込みデータを前記複数の書き込み手段で書き込むことを特徴とする
記録装置。
【0040】
前記複数の書き込み手段の内少なくとも1つは前記記録手段より上流側に配置されていることを特徴とする記録装置。
【0041】
前記複数の書き込み手段の内少なくとも1つは前記記録手段より下流側に配置されていることを特徴とする記録装置。
【0042】
前記複数のデータ書き込み手段で書き込んだデータを読み出すデータ読み出し手段をもち、
前記書き込み手段で書き込んだ書き込みデータと前記読み出し手段で読み出したデータを比較する比較手段を備えたことを特徴とする記録装置。
【0043】
前記比較手段による比較結果が不一致の場合、該当する分割データを前記下流側に配置された書き込み手段で書き込むことを特徴とする記録装置。
【0044】
前記下流側に配置された書き込み手段で書き込み後、前記比較手段による比較結果が不一致の場合、前記記録媒体を上流側に逆転搬送し、
該当する分割データを前記下流側に配置された書き込み手段で再度書き込むことを特徴とする記録装置。
【0045】
前記下流側に配置された書き込み手段で再度書き込む時、前記記録媒体は静止することを特徴とする記録装置。
【0046】
前記下流側に配置された書き込み手段で書き込み後、前記比較手段による比較結果が不一致の場合、報知する報知手段を有することを特徴とする記録装置。
【0047】
記録媒体を給紙する給紙手段と、
前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体に内蔵する無線通信素子にデータを書き込む複数のデータ書き込み装置と書き込みデータを分割するデータ分割手段と、複数の記録速度から記録速度を選択する記録速度選択手段を有することを特徴とする記録装置。
【0048】
前記書き込みデータが所定の値より小さい場合、前記記録速度選択手段は第1の記録速度を選択することを特徴とする記録装置。
【0049】
前記書き込みデータが所定の値より小さい場合、第1のデータ書き込み装置を選択する書き込み装置選択手段を有することを特徴とする記録装置。
【0050】
前記データ書き込み手段で書き込んだデータを読み出すデータ読み出し手段をもち、データ書き込み手段で書き込んだ書き込みデータと前記読み出し手段で読み出したデータを比較する比較手段を備えたことを特徴とする記録装置。
【0051】
前記比較手段による比較結果が不一致の場合、第2の書き込み手段による書き込みを行うことを特徴とする記録装置。
【0052】
前記第2の書き込み手段による書き込み後、前記比較手段による比較結果が不一致の場合、報知する報知手段を有することを特徴とする記録装置。
【0053】
前記書き込みデータが所定の値より大きい場合、前記記録速度選択手段は第2の記録速度を選択することを特徴とする記録装置。
【0054】
前記書き込みデータが所定の値より大きい場合、複数のデータ書き込み手段を選択することを特徴とする記録装置。
【0055】
前記書き込みデータが所定の値より大きい場合、複数のデータ書き込み手段を選択し、且つ前記記録速度選択手段は第2の記録速度を選択することを特徴とする記録装置。
【0056】
前記第1の記録速度は前記第2の記録速度以上であることを特徴とする記録装置。
【0057】
前記記録手段による記録動作と、前記書き込み手段による書き込み動作は、前記無線通信素子を内蔵する記録媒体の移動中に行うことを特徴とする記録装置。
【0058】
前記無線通信素子とはRF−ID(Radio Frequency Identification)タグであることを特徴とする記録装置。
【0059】
記録媒体を給紙する給紙手段と、
前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体に内蔵する無線通信素子にデータを書き込む複数の書き込み手段と前記無線通信素子に書き込む書き込みデータに応じて、前記記録媒体の記録速度を選択する速度選択手段とを備える記録装置。
【0060】
記録媒体を給紙する給紙手段と、
前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体に内蔵する無線通信素子にデータを書き込む複数の書き込み手段と前記無線通信素子に書き込む書き込みデータに応じて、前記書き込み手段を選択する第1の選択手段と前記記録媒体への記録速度を選択する第2の選択手段とを備える記録装置。
【0061】
【作用】
本発明の上記構成によれば、記録媒体表面に画像印刷を行うのと並行して非接触ICに対する電子情報書き込みを行っても、画像印刷条件、電子情報通信条件によらず、画像記録装置が本来持つ出力速度を低下させることなく印刷物を出力することが可能となる。
【0062】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の記録装置に関わる実施例について詳細に説明する。
【0063】
(第1の実施例)
本発明を実施した記録装置の模式図を図1に示す。
【0064】
本実施例における記録装置100は、長尺の被記録媒体に対して記録を行う、所謂ラベルプリンタと呼ばれるタイプのものである。
【0065】
被記録媒体(用紙)112には、台紙にラベル片が仮着されたラベル紙、厚紙にミシン目の入ったタグ紙等があり、これらの用紙はロールユニット101に装着され、記録装置本体の用紙搬送部に供給される。
【0066】
搬送部は主に搬送モータ110と搬送ベルト111で構成され、記録動作中は図中の矢印方向に用紙を搬送する。
【0067】
ここで、搬送経路上のロールユニット101側を搬送入口、逆側を搬送出口とする。
【0068】
記録装置100の記録部には、例えばブラック(K)、シアン(C)、マジェンタ(M)、及びイエロー(Y)の各記録ヘッド102〜105を有する。
【0069】
各々の記録ヘッドは用紙幅分のノズル列を持ったインクジェット方式のラインヘッドである。
【0070】
これら4本の記録ヘッド102〜105からそれぞれブラック(K)、シアン(C)、マジェンタ(M)、及びイエロー(Y)のインクを選択的に吐出し、カラー記録する。
【0071】
吐出するインクは、インクカートリッジ(K)106、(C)108、(M)109、及びインクカートリッジ(Y)109から、図示しないポンプ、チューブによってそれぞれ対応する記録ヘッドに供給される。
【0072】
ロールユニット101は、ロール紙112を装着するロール駆動軸113、ロール紙繰り出し部のたるみにより位置が変化するロールセンサレバー114、ロール駆動軸113を駆動する図示しないロールモータ、およびロールセンサレバー114の位置によりロールモータ(図示せず)を駆動制御しロール紙112の繰り出し速度を調整する。
【0073】
さらに、ロール(給紙)ユニット101には無線通信素子に対して情報を書き込むための入口側通信アンテナ115が備えられている。
【0074】
同様の通信アンテナが搬送出口側にも搭載され、これを出口通信用アンテナ116とする。
【0075】
本発明を実施した上記記録装置100の電気的なブロック図を図2に示す。
【0076】
ホストコンピュータ(ホストPC)300は、記録に使用する記録データを記録装置100のインタフェイスコントローラ902に転送して記録開始を指示する。
【0077】
CPU(中央演算処理装置:Central Processing Unit)901は記録データの受信、記録動作、RF−ID(Radio Frequency Identification)リーダ/ライタ909、910の制御、そして記録媒体(用紙)のハンドリング等全般の制御を掌る演算処理装置である。
【0078】
CPU901はホストPC300から受信したコマンドを解析後、記録データの各色成分のイメージデータをイメージメモリ904にビットマップ展開して描画する。
【0079】
記録前の動作処理としてCPU901は入出力ポート(I/O)911、駆動部912を介してキャッピングモータ915と記録ヘッドU/Dモータ914を駆動し、記録ヘッド102〜105のキャッピングを解除し、記録位置に移動させる。
【0080】
さらに、駆動部912を介して無線通信素子203内蔵のラベル用紙等を繰り出す給紙モータ913、及び搬送モータ110等を駆動し用紙を記録部に搬送する。
【0081】
定速度で搬送される用紙の記録タイミングを決定するための先端検知センサ118でラベル先端位置を検出する。
【0082】
その後用紙搬送に同期して、CPU901はイメージメモリ904から対応する色のイメージデータを順次読み出し、記録ヘッド制御回路917を介して、記録ヘッド102〜105に順次データ転送し、各記録ヘッドが持つ多数のノズルから選択的にインクを吐出させ、カラー記録する。
【0083】
CPU901の動作はプログラムROM903に記憶された処理プログラムに基づき、実行される。
【0084】
プログラムROM903には後述する制御フローに対応する処理プログラム及びテーブル等が記憶されている。
【0085】
又作業用のメモリとしてワークRAM905を使用する。素子への書き込み動作に用いる書き込みデータの為の第1バッファ、第2バッファ、及び書き込みフラグ(図11参照)等はワークRAM905領域内に設けられる。
【0086】
EEPROM906は不揮発性のメモリで記録ヘッド相互の微小記録位置調整等、装置固有のパラメータを記憶する。
【0087】
RF−ID素子203へ通信アンテナ115(或いは116)を介して情報の書き込み、読み込みを行うRF−IDリーダ/ライタ909(或いは910)とCPU901は例えば非同期のシリアルインタフェースやバス形式のI/Oにて接続される。
【0088】
インク満タン検知センサ907は図示しないサブタンク内に備えたセンサで、各インク色毎に独立して検知する。
【0089】
サブタンクはインクを補給するインクカートリッジからインクを受け、一旦貯蔵するバッファの役目をし、インク補給時に、もしサブタンク内の満タン検知センサ907が一定時間検知しなければインクカートリッジが空と判断し、該当する色のインクカートリッジ交換を促す。
【0090】
CPU901は色毎にインク満タン検知センサ907の出力をADコンバータ908で読み取ることが出来る。
【0091】
本発明を実施した記録装置100に使用される記録媒体112の例を図2に示す。
【0092】
例えば図2〈a〉は、ラベル紙の模式図である。
【0093】
長尺のラベル紙である記録媒体112は、紙、もしくはプラスチックなどの硬質材料から成る中空部を形成した円柱状の巻芯に、ロール状に巻かれた形態となっており、図2〈a〉はこの長尺紙の一部を表している。
【0094】
台紙200上には、表面に記録が可能なラベル201がほぼ等間隔で仮着されている。
【0095】
ラベル201は幅、及び搬送方向の長さによって様々な種類が存在し、ホストPCで作成した画像データ、あるいは用途に応じて選択することができる。
【0096】
本発明で使用するラベル201には、例えばRF−IDタグが設けられ、RF−IDタグには情報の読み出し、書き込み可能なメモリを含む無線通信素子203を内蔵する。
【0097】
更に、RF−IDタグは例えばICチップ202に(電気的に)接続されるコイル状にパターニングされたアンテナ204を備えている。
【0098】
本実施例における無線通信素子203は電源を持たないが、通信用アンテナ115、或いは116からループアンテナ204に受信した電波の受信電力を利用して素子の動作用電源を創り出している。
【0099】
通信用アンテナ115、116と無線通信素子203との通信可能範囲は、通信用アンテナ115、116の形状、それに無線通信素子203上のアンテナ204の形状、及び送信する電波の強度によって決定される。
【0100】
図2〈b〉は、使用されるタグ紙の模式図である。
【0101】
長尺のタグ紙である記録媒体112も、〈a〉ラベル紙と同様に巻芯に巻かれた形態であり、図2〈b〉はその一部分を表している。
【0102】
表面への記録可能な長尺の記録紙205には、等間隔にミシン目206が設けられる場合もある。
【0103】
記録紙205の幅、ミシン目206の間隔によって様々な種類のタグ紙が存在し、ホストPCにより作成される文字、画像データ、あるいは用途に応じて選択する。
【0104】
この用紙は記録終了後、必要に応じてミシン目206を切り離しタグとして利用できる。
【0105】
タグ紙〈b〉にはラベル紙と同様に無線通信素子203が内蔵されている。
本発明を実施した記録装置100を制御するホストコンピュータ300のブロック図の例を図3に示す。
【0106】
ホストコンピュータ300では、オペレーティングシステム(OS)の制御下でメインCPU1000が各種プログラムを実行する。
【0107】
メインCPU1000のシステムバスはローカルバスとしてのPCIバス、及びISAバスと夫々、ホスト/PCIブリッジ1002、及びPCI/ISAブリッジ1008を介して階層的に接続され、各記憶装置、入出力機器と接続される。
【0108】
尚、メインCPU1000のシステムバスにはL2・キャッシュ1001と呼ぶSRAMを使用した高速のメモリをもち、メインCPU1000が常時アクセスするような、コード、データを記憶する。
【0109】
メインメモリ1003はオペレーティングシステム(OS)、本発明の特徴的な部分である図4に示すフローチャートに対応した記録データ、無線通信素子への書き込みデータを作成、編集するアプリケーションプログラム、そして記録装置100用プリンタドライバ等、実行プログラムの一時的記憶領域で且つ、各プログラム実行のための作業用メモリ領域としても用いられる。
【0110】
HDD1004からメインメモリ1003にロードされた、例えば本発明による記録装置100専用のアプリケーションプログラムをメインCPU1000が実行することによって、作成、編集される表示データはメインメモリ1003からビデオコントローラ1006を介して順次ビデオRAM1007に書き込まれ、ビデオコントローラ1006の表示画面リフレッシュ機能によってほぼリアルタイムにディスプレイ305で表示される。
【0111】
同様に作成編集された記録デ−タは記録装置100のプリンタドライバプログラムにより、RGB信号から、記録装置100が有する複数の記録ヘッドの記録色に対応した例えば、CMYK信号に色変換され(CMYK:シアン、マジェンタ、イエロー、ブラック)、更に2値化(記録あり、なし)信号に変換される(CMYK2値)。
【0112】
一方本発明を実施した記録装置100用の専用アプリケーションソフトは又、記録データの他に無線通信素子203に書き込む書き込みデータの作成、編集機能も備える。
【0113】
書き込みデータは、電子情報であることを示す付帯情報が加えられた後、プリンタドライバによる色変換は行わず、バイナリデータとして記録装置100に送信される。
【0114】
記録データ、及び書き込みデータは、他の実行プログラムと同様、HDD1004からメインメモリ1003にロードされた例えば、USBデバイスドライバ等の通信ドライバによって、記録装置100にデータ転送される。
【0115】
ROM1012はキーボード301、マウス302やFDD1010等、入出力機器を制御するBIOS(Basic Input Output System)プログラム、パワーON時の初期化、自己診断プログラム等を格納し、EEPROM1013は恒久的に利用する各種のパラメータを記憶させるための書き換え可能な不揮発性のメモリである。
【0116】
本実施例において使用されるホストPC300の機能を説明する為、記録装置100専用のアプリケーションがディスプレイ305上に表示する表示画面例を図3に示す。
【0117】
専用アプリケーションソフトは記録装置100の有する機能に適合したもので、バーコードや続き番号などを処理する機能が備えられている。
【0118】
作成する記録データの種類によっては、汎用の画像作成アプリケーションソフトでも良い。
【0119】
専用アプリケーションソフトは、任意の記録データをラベルイメージ304としてレイアウトしディスプレイ305上に表示させ、印刷(記録)枚数312や用紙サイズ306などの各種設定を行う。
【0120】
入力された用紙サイズ306はディスプレイ305上のラベルイメージ304に反映され、例えば矩形307、線308、文字309、バーコード310、イメージデータ311などを自由に配置し、それぞれ大きさ、角度などを指定できる。
【0121】
さらに、複数枚の連続的な記録を行う場合には、部分的なデータを1枚毎、連続的に変更する、可変情報(不図示)なども付加できる。
【0122】
これらの情報が操作者の記録指示により記録装置100に送信される。
【0123】
初期の画像情報はRGB(レッド、グリーン、ブルーの色要素)で表されているが、送信時には記録装置の記録ヘッドの色CMYK(シアン、マジェンタ、イエロー、ブラックの色要素)に対応した色変換後、更に2値化(記録あり、なし)され、記録画像情報であることを示す付帯情報が付加される。
以上が記録媒体表面に記録する記録データの作成方法であるが、専用アプリケーションソフトは又、記録データの他に無線通信素子203に書き込む書き込みデータ313の編集機能も備える。
【0124】
アプリケーションソフト上で指定された書き込みデータ313の内容は、電子情報であることを示す付帯情報が加えられた後、色変換を行わずバイナリデータとして記録装置100に送信される。
記録装置100がホストPC300からの情報を受信すると、記録装置のCPU901は付加情報を解析し、記録ヘッド102、103、104、及び105に転送する各々の記録データと、通信アンテナ115、及び116を介して送信する書き込みデータとに分類する。
【0125】
次に記録装置100のCPU901が、記録媒体表面に記録すべき記録データと、記録媒体内蔵の無線通信素子203に書き込むべき書き込みデータを受信した後実行する処理動作に関して、図4のフローを用いて説明する。
記録枚数や用紙サイズ、記録速度などの各種パラメータと、記録データ、及び無線通信素子203への書き込みデータは、印刷(記録)を指示するコマンドと共にホストPC300から記録装置100に送信され、記録装置100内部のイメージメモリ904に展開される(401)。
【0126】
記録データ、書き込みデータの受信終了すると(402)、CPU901はヘッドU/Dモータ914、キャッピングモータ915を駆動制御し記録ヘッド102〜105をキャッピング(待機)位置から記録位置へ移動する(不図示)。
【0127】
そして給紙モータ913の駆動により記録媒体を記録装置本体へ繰り出し、同時に搬送モータ110もONして、記録媒体(用紙)の搬送開始する(403)。
【0128】
記録データ、書き込みデータにはそれぞれ情報の属性を示す付帯情報が加えられており、データの受信終了すると、CPU901は付帯情報を解析して無線通信素子203への書き込みデータの有無を解析する(404)。
【0129】
書き込みデータが存在しない場合には、即記録動作(411)に移行する。
【0130】
無線通信素子203への書き込みデータが存在する場合には、まず書き込みデータ量を確認する(405)。
【0131】
これは、書き込み時間が通信許容時間内に収まるかどうかを判断するために行うものである。
【0132】
本実施例における記録装置100には、搬送経路上の2個所(入口側および出口側)に例えばRF−IDリーダ/ライタ(通信ユニット)909、910が設けられており、1つの無線通信素子203への書き込み処理を2回に分割して行うことができる。
【0133】
無線通信素子203への所要書き込み時間は、書き込みデータ量にほぼ比例して大きくなるので、書き込み処理を2分割して行うことにより記録媒体の搬送速度(本実施例の記録装置では記録速度に相当)を実質的に2倍にすることもできる。用紙サイズ、書き込みデータ量、搬送速度によっては1回の書き込み処理で十分な場合もある。
【0134】
第1RF−IDリーダライタ909、及び第2RF−IDリーダライタ910を有効に利用するため、書き込みデータ量が小さい場合には、入口側の第1RF−IDリーダライタ909で書き込み処理を行い、書き込みが失敗した場合に出口側の第2RF−IDリーダライタ910で同一の書き込み動作を再試行する。
【0135】
ここで、予め規定されている無線通信素子203への書き込み可能なデータ量の最大値をMとする。
【0136】
Mの値は使用される記録媒体のサイズ、無線通信素子203のアンテナ204形状、記録速度等によって予め決定された値がテーブル形式でプログラムROM903内に記憶されている。
【0137】
次にホストPCから送信された書き込みデータ量をDとしたとき、CPU901は405の処理でDがM/2より大きいか否かを判定し(405)、もし否ならば(405−No)、1回の書き込み処理で十分であると判断し、書き込みデータの全てを第1バッファへ書き込み、更に第1RF−IDリーダライタ909に転送する(407)。
【0138】
DがM/2より大きい場合(405−Yes)、第1、第2バッファへ分割したデータを書き込み、更に第1RF−IDリーダライタ909に第1バッファのデータを転送する(406)。
【0139】
ワークRAM905内の領域に確保されている第1、第2バッファの構成を図11に示す。
【0140】
第1バッファ1101、第2バッファ1102は夫々書き込みデータが存在するかを示す書き込みフラグ1103、1106、各バッファのデータ先頭アドレス、終了アドレス1104、1107、そして書き込みデータ領域1105、及び1108から成る。
【0141】
再度図4のフローに戻り説明する。
【0142】
ロールユニット101から繰り出された記録媒体112の先頭ラベルに内蔵の無線通信素子203が第1RF−IDリーダライタ909の通信可能範囲に入ると同時にデータの書き込みを行う(408)。
【0143】
書き込みが成功すると(409−Yes)、CPU901は第1バッファに立てた書き込みフラグ1103をクリヤし(410)、画像の記録動作(411)に進む。
【0144】
書き込み失敗の場合、第1バッファの書き込みフラグ1103はクリヤされぬ(書き込みデータありの)まま記録動作(411)に進む。
【0145】
記録動作(411)が終了すると、次に第1バッファにデータがあるか(書き込みフラグ1103が立っているか)を判定し、もしデータがなければ(412−No、書き込みフラグ:なし)、第1RF−IDリーダライタ909による書き込み、及び画像記録動作共に正常と判断し、次に第2バッファのデータ有無(書き込みフラグ1106が立っているか)の判定(416)に進む。
【0146】
一方、第1バッファにデータあり(412−Yes)の場合、第1RF−IDリーダ/ライタ909による書き込みが失敗したと判断し、第1バッファのデータを第2RF−IDリーダ/ライタ910に転送し、再度書き込み動作し(413)、書き込み成功したら(414−Yes)第1バッファのフラグ1103をクリヤする(415)。
【0147】
もしここでも書き込み不良なら(414−No)、2度の書き込みに失敗しているので警報出力し、動作は中断する(425)。
【0148】
書き込み成功し、第1バッファの書き込みフラグ1103をクリヤしたら(415)、次に第2バッファにデータがあるかを調べ、ありなら(416−Yes)第2バッファの
データを第2RF−IDリーダ/ライタ910に転送し、無線通信素子203への書き込み動作する(417)。
【0149】
書き込み成功したら(418−Yes)、第2バッファの書き込みフラグ1106をクリヤし(419)、指定枚数が完了したなら用紙搬送を停止(421)、記録ヘッド102〜105をキャップ位置に戻して終了する。
【0150】
420で指定枚数が終了していなければ(420−No)、401に戻る。
【0151】
416で第2バッファのデータがなければ、指定枚数が完了したかの判定(420)に進む。
【0152】
418で書き込み失敗したと判定した場合(418−No)、失敗が2回目でなければ一旦用紙を停止、逆転搬送して(423)、第2RF−IDリーダライタ910の書き込み位置まで戻して停止させる(424)。
【0153】
そして第2RF−IDリーダライタ910により第2バッファのデータを再度書き込みする(417)。
もしも再度書き込み失敗したなら(418)、2回目なので(422−Yes)、警報出力し、動作は中断する(425)。
【0154】
本発明の実施により、記録媒体に内蔵する素子への書き込みデータ量、用紙搬送速度などの条件に応じて、記録装置が本来持つ記録動作性能、書き込み動作性能を充分に引き出すことが出来る。
【0155】
なお、本実施例での説明にはラベルプリンタを用いたが、無線通信素子を内蔵したカード等に対して表面への画像記録と内部素子への書き込みを行う形態の記録装置であっても良く、本発明をラベルプリンタに限定するものではない。
【0156】
また、本発明は用紙搬送方向に対してキャリッジ等によって垂直に記録ヘッドをスキャンさせる、所謂シリアルタイプのプリンタにおいても有効であり、記録画像の階調性を高めるために淡色インクの記録ヘッドを追加したものや、インクジェット方式以外の記録ヘッドを持つプリンタに対しても有効である。
【0157】
さらに例えばRF−IDリーダライタ等、無線通信素子への書き込みユニットの配置に関して、本実施例では入口側、出口側の2箇所の例を説明したが、さらに多くの書き込みユニットを配置する構成であっても良く、配置位置についても搬送経路上であればいずれの場所であっても良い。
【0158】
(第2の実施例)
本実施例における記録装置の模式図を図5に示す。
【0159】
本実施例における記録装置500は、第1の実施例で説明した記録装置100とほぼ同様の構成を持つラベルプリンタであるが、記録媒体に内蔵の無線通信素子への書き込みに関する構成が異なっているため、その相違点について説明する。
【0160】
第1の実施例では、入口と出口の2箇所に同形状の通信用アンテナを搭載していたが、本実施例では搬送出口付近に形状の異なる通信用アンテナが複数搭載される。これらを形状により区別し、小型のものを小型通信アンテナ501、大型のものを大型通信アンテナ502とする。
【0161】
次に記録装置500に搭載されるアンテナの形状について説明する。
【0162】
図6<a>は、小型通信アンテナ501の構成を表している。
【0163】
小型通信アンテナ501は、アンテナ基板601上にアンテナパターン602がプリントされ、端子603により制御部に接続される。
【0164】
図中の矢印は用紙の搬送方向を示しており、横幅に比べて搬送方向長さが小さい形状であることがわかる。
【0165】
通信用アンテナの搬送方向長さは、通信可能範囲に直接結びつくため、小型通信用アンテナ501は通信可能範囲が狭く、通信許容時間も少ない。
【0166】
ここで図6<b>は、ラベル紙搬送時を例にとり、小型通信用アンテナ501と無線通信素子203の位置関係を示している。
【0167】
図6<b>に示すように、狭い間隔で無線通信素子203が並んでいる、つまり用紙の搬送方向長さが短い場合には、通信可能範囲604内に複数の無線通信素子203が入ってしまう時間が少ないため、通信許容時間についてはより多く取ることができるのである。
【0168】
逆に第6図<c>のように、大型通信用アンテナ502を用い、かつ用紙サイズが<b>と同じ場合には、常に通信可能範囲に複数の無線通信素子203が入ってしまい、通信許容時間が0になってしまう。
【0169】
次に図7を用いて大型通信用アンテナの場合について説明する。
【0170】
図7<a>は大型通信用アンテナ502の模式図であり、構成は小型通信用アンテナ501と同じであるが、形状が異なり搬送方向長さが大きくなっている。
【0171】
図7<b>は搬送方向長さが十分に長いラベル紙と小型通信用アンテナ501との位置関係を示している。
【0172】
無線通信素子203の間隔が大きいにも関わらず通信可能範囲604が狭いため、通信許容時間を多く取ることが出来ないのが図からわかる。
【0173】
ここで図7<c>のように大型通信用アンテナ502を使用することにより、無線通信素子203の間隔と通信可能範囲を有効に使うことができ、より多くの通信許容時間を取ることができる。
【0174】
このように、用紙の搬送方向長さにより最適な通信用アンテナの形状が異なることから、本実施例における記録装置500は形状の異なる複数の通信用アンテナを装備し、使われる用紙の長さに応じて適した通信用アンテナを選択して無線通信素子203への書き込みを行うものである。
【0175】
ここで、本実施例で説明する記録装置500の被記録媒体は、第1の実施例、図2で述べたラベル紙、タグ紙と同様のものであるため説明を省く。
【0176】
また記録画像データ作成、書き込みデータ編集、動作コマンド送信などに用いるホストPCの構成、動作についても第1の実施例と全く同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0177】
記録装置500の電気的なブロック図に関しては図9に示した第1実施例のものと同様な構成で第1アンテナ115を小型通信アンテナ、第2アンテナ116を大型アンテナに対応させることで説明できる。
【0178】
但し本発明の場合、第1、第2RF−IDリーダ/ライタ909、910の何れか一方、例えば第2RF−IDリーダ/ライタ910のみ使用し、アンテナ選択回路(図示せず)を付加すれば実現可能である。
【0179】
次に、記録装置500の記録時における通信用アンテナ選択処理について図8を用いて説明する。
【0180】
801〜804迄の処理は実施例1の401〜404と同じであり省略する。
【0181】
無線通信素子への書き込みデータがある場合、まず用紙の搬送方向長さを確認する(804)。
【0182】
これは、書き込みに使用する通信用アンテナを選択するための処理である。
【0183】
通信アンテナを選択する上で基準になる用紙搬送方向長さLHが予めプログラムROM903に記憶されており、この基準長さLHと受信した用紙搬送方向長さLPとの比較を行う(805)。
【0184】
用紙搬送方向長さLPが基準長さLHよりも小さい場合には、小型通信用アンテナ115を選択し(806)、他方、受信した用紙搬送方向長さが基準長さよりも大きい場合には、大型通信用アンテナ116を選択する(807)。
【0185】
次に画像の記録動作が行われ(808)、その後再び書き込みデータ有無をチェック(809)、ありならRF−IDリーダ/ライタ910で無線通信素子203への書き込み動作する(810)。
【0186】
ここで、指定枚数完了(811−Yes)なら用紙搬送を停止し(812)、終了する。
【0187】
809にて書き込みデータなしなら811に移行する。
【0188】
又804で書き込みデータなし(804−No)ならアンテナ選択は不要なので、直接画像記録動作(808)に移行する。
【0189】
このように、形状の異なる複数の通信用アンテナを備え、用紙搬送方向長さに応じて、アンテナを選択することにより、より多くの用紙サイズに対応できる。(第3の実施例)
本発明の第3実施例におけるCPU901の処理動作を図12のフローを用いて説明する。
【0190】
本実施例の電気的なブロック図は第1実施例と同じく図9に示す通りである。記録枚数や用紙サイズ、記録速度などの各種パラメータと、記録データ、及び無線通信素子203への書き込みデータは、印刷(記録)を指示するコマンドと共にホストPC300から記録装置100に送信され、記録装置100内部のイメージメモリ904に展開される(1201)。
【0191】
記録データ、書き込みデータの受信終了すると(1202)、CPU901はヘッドU/Dモータ914、キャッピングモータ915を駆動制御し記録ヘッド102〜105をキャッピング(待機)位置から記録位置へ移動する(不図示)。
【0192】
そして給紙モータ913の駆動により記録媒体を記録装置本体へ繰り出し、同時に搬送モータ110もONして、記録媒体(用紙)の搬送開始する(1203)。
【0193】
記録データ、書き込みデータにはそれぞれ情報の属性を示す付帯情報が加えられており、データの受信終了すると、CPU901は付帯情報を解析して無線通信素子203への書き込みデータの有無を解析する(1204)。
【0194】
書き込みデータが存在しない場合には、即記録動作(1213)に移行する。
【0195】
無線通信素子203への書き込みデータが存在する場合には、まず書き込みデータ量が、記録装置の最大記録速度に設定され、且つ1台のRF−IDリーダ/ライタても書き込み可能な最小(min.)値以上であるかを確認する(1205)。
【0196】
これは、書き込みデータの量に応じて使用するRF−IDリーダ/ライタを決定することと、最適な搬送(記録)速度を選択する手順である。
【0197】
本実施例における記録装置100には、搬送経路上の2個所(入口側および出口側)に例えばRF−IDリーダ/ライタ(通信ユニット)909、910が設けられており、1つの無線通信素子203への書き込み処理を2回に分割して行うことができる。
【0198】
そして記録装置100は図13に示す様に、記録媒体の搬送(記録)速度を例えば50[mm/sec]、100[mm/sec]、及び150[mm/sec]の3段階から選択可能である。
【0199】
各々の記録速度において、使用するRF−IDリーダ/ライタが1台の場合と2台の場合に無線通信素子203に書き込み可能なデータ量は図に示す様に例えばRF−IDリーダ/ライタ1台で最大記録速度:150[mm/sec]で32バイト、一方RF−IDリーダ/ライタ2台使用して最も遅い記録速度:50[mm/sec]に設定すると128バイトである。
【0200】
このことから各書き込みデータに対する使用するRF−IDリーダ/ライタと搬送(記録)速度の選択は例えば次の通りである。
【0201】
書き込みデータ:128バイト以上  禁止
: 64バイト以上  リーダライタは2台、
記録速度は毎秒50mm
: 32バイト以上  リーダライタは2台、
記録速度は毎秒150mm
書き込みデータ: 32バイト未満  リーダライタは1台、
記録速度は毎秒150mm
図12に戻り、書き込み可能な最小(min.)値以上であれば(1205−Yes)、CPU901は第2の記録速度を選択する(1206)。
【0202】
書き込み可能な最小(min.)値未満であれば(1205−No)、CPU901は第1の記録速度(この場合150[mm/sec])を選択する(1208)。
【0203】
無線通信素子203への書き込みデータ量に対する上記記録速度の選択はテーブル形式でプログラムROM903に記憶されている。
【0204】
第1記録速度が選択されると(1208)、第1バッファへデータを書き込んで書き込みフラグを立て(1209)、続いて第1バッファ内のデータは第1のRF−IDリーダ/ライタ909に転送され、無線通信素子203への書き込み動作が行なわれる(1210)。
【0205】
一方、第2記録速度が選択されると(1206)、第1、第2バッファへ分割されたデータを書き込んで各書き込みフラグを立てる(1207)。
【0206】
そして、最初に第1バッファ内のデータが第1のRF−IDリーダ/ライタ909に転送され、無線通信素子203への書き込み動作が行なわれる(1210)。
【0207】
ロールユニット101から繰り出された記録媒体112の先頭ラベルに内蔵の無線通信素子203が第1RF−IDリーダライタ909の通信可能範囲に入ると同時にデータの書き込み動作は実行される(1210)。
【0208】
書き込みが成功すると(1211−Yes)、CPU901は第1バッファに立てた書き込みフラグ1103をクリヤし(1212)、画像の記録動作(1213)に進む。
【0209】
書き込み失敗の場合、第1バッファの書き込みフラグ1103はクリヤされぬ(書き込みデータありの)まま記録動作(1213)に進む。
【0210】
記録動作(1213)が終了すると、次に第1バッファにデータがあるか(書き込みフラグ1103が立っているか)を判定し、もしデータがなければ(1214−No、書き込みフラグ:なし)、第1RF−IDリーダライタ909による書き込み、及び画像記録動作共に正常と判断し、次に第2バッファのデータ有無(書き込みフラグ1106が立っているか)の判定(1218)に進む。
【0211】
一方、第1バッファにデータあり(1214−Yes)の場合、第1RF−IDリーダ/ライタ909による書き込みが失敗したと判断し、第1バッファのデータを第2RF−IDリーダ/ライタ910に転送し、再度書き込み動作し(1215)、書き込み成功したら(1216−Yes)第1バッファのフラグ1103をクリヤする(1217)。
【0212】
もしここでも書き込み不良なら(1216−No)、2度の書き込みに失敗しているので警報出力し、動作は中断する(1227)。
【0213】
書き込み成功し、第1バッファの書き込みフラグ1103をクリヤしたら(1217)、次に第2バッファにデータがあるかを調べ、ありなら(1218−Yes)第2バッファのデータを第2RF−IDリーダ/ライタ910に転送し、無線通信素子203への書き込み動作する(1219)。
【0214】
書き込み成功したら(1220−Yes)、第2バッファの書き込みフラグ1106をクリヤし(1221)、指定枚数が完了(1222−Yes)したなら用紙搬送を停止(1223)、記録ヘッド102〜105をキャップ位置に戻して終了する。
【0215】
1222で指定枚数が終了していなければ(1222−No)、1201に戻る。
【0216】
1218で第2バッファのデータがなければ、指定枚数が完了したかの判定(1222)に進む。
【0217】
1220で書き込み失敗したと判定した場合(1220−No)、失敗が2回目でなければ一旦用紙を停止、逆転搬送して(1225)、第2RF−IDリーダライタ910の書き込み位置まで戻して停止させる(1226)。
【0218】
そして第2RF−IDリーダライタ910により第2バッファのデータを再度書き込みする(1219)。
もしも再度書き込み失敗したなら(1220−No)、2回目なので(1224−Yes)、警報出力し、動作は中断する(1227)。
【0219】
本発明の実施により、記録媒体に内蔵する素子への書き込みデータ量、用紙搬送速度などの条件に応じて、記録装置が本来持つ記録動作性能、書き込み動作性能を充分に引き出すことが出来る。
【0220】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、記録装置の持つ本来の記録速度とほぼ同等なスピードで記録動作、且つ記録媒体内蔵素子へのデータ書き込み動作が選択できる様になる。
【0221】
又偶発的に発生し得るデータ書き込みミスに対するリカバリが可能なため、記録装置、書き込み装置としての動作信頼性が格段に高まる。
【0222】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例におけるラベルプリンタを説明するための断面図である。
【図2】本実施例における記録媒体について説明するための模式図である。
【図3】本実施例におけるホストPCの表示画面例を説明する図である。
【図4】第1の実施例における記録処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】第2の実施例におけるラベルプリンタを説明するための断面図である。
【図6】第2の実施例における小型通信用アンテナの模式図である。
【図7】第2の実施例における大型通信用アンテナの模式図である。
【図8】第2の実施例における記録処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明を実施した記録装置の電気的なブロック図である。
【図10】本発明を実施した記録装置を制御するパーソナルコンピュータ(ホストPC)の電気的なブロック図である。
【図11】書き込みデータ用第1、第2バッファの説明図である。
【図12】第3実施例における記録処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】RF−IDリーダ/ライタの使用数をパラメータとした
各記録速度に対する書き込み可能なデータ量の例を示す図である。
【符号の説明】
100  記録装置
101  ロール(給紙)ユニット
102  記録ヘッド(K)
103  記録ヘッド(C)
104  記録ヘッド(M)
105  記録ヘッド(Y)
106  インクカートリッジ(K)
107  インクカートリッジ(C)
108  インクカートリッジ(M)
109  インクカートリッジ(Y)
110  搬送モータ
111  搬送ベルト
112  被記録媒体
115  入口側通信用アンテナ
116  出口側通信用アンテナ
117  オペレーションパネル
118  先端検知センサ(入口側)
119  先端検知センサ(出口側)
200  台紙
201  ラベル
202  ICチップ
203  無線通信素子(RF−ID)
204  ループアンテナ
205  タグ紙
206  記録紙
207  ミシン目
300  ホストPC
301  キーボード
302  マウス
303  マウスポインタ
304  ラベルイメージ
305  CRTディスプレイ
306  用紙サイズ
307  矩形
308  線
309  文字
310  バーコード
311  イメージデータ
312  印刷枚数
313  書き込みデータ
500  記録装置
501  小型通信用アンテナ
502  大型通信用アンテナ
601  アンテナ基板
602  アンテナパターン
603  接続端子
604  通信可能範囲
901  CPU(中央演算処理装置)
902  インタフェースコントローラ
903  プログラムROM
904  イメージメモリ
905  ワークRAM
906  EEPROM
909  第1RF−IDリーダ/ライタ
910  第2RF−IDリーダ/ライタ
911  入出力ポート(I/O)
912  駆動部
913  給紙モータ
914  ヘッドU/Dモータ
915  キャッピングモータ
916  ポンプモータ
917  記録ヘッド制御回路
1000  CPU(中央演算処理装置)
1003  メインメモリ
1004  HDD
1006  ビデオコントローラ
1007  VRAM
1009  通信インタフェース
1012  ROM
1013  EEPROM
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a recording apparatus that performs a data write operation on an element in parallel with an image recording operation.
[0002]
[Prior art]
An RF-ID (Radio Frequency Identification) system, which is one of the automatic recognition technologies that have emerged in recent years, takes advantage of simultaneous multiple access, etc., and is used in various fields as a substitute for barcodes or two-dimensional codes, or as a complement. This is expected technology.
[0003]
RF-ID is a general term for a technology for transmitting and receiving electronic data wirelessly using a non-contact IC as a data carrier.
[0004]
In the fields that could not be automated until now, as well as in the fields of logistics and FA that were automated by the conventional automatic recognition technology, there are examples in which RF-ID technology is adopted to realize further efficiency. It is increasing.
[0005]
In these fields, a non-contact IC is mounted on a medium such as a label, a card, and a tag, and is relatively frequently used for storing information encoded in a barcode or a two-dimensional code in the non-contact IC. .
[0006]
In such an example, it is necessary to print the visible information on the surface of the medium and write the electronic information to the non-contact IC in addition to this. However, it is not preferable to perform the sharing by a plurality of devices for the purpose of efficiency. Therefore, it is optimal to use an RF-ID image recording device which is equipped with a RF-ID read / write function in a conventional image recording device and writes electronic data to a non-contact IC in parallel with printing on the front surface. It is a target.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The following two problems occur in such a recording apparatus.
[0008]
First, there is a problem that the time required for writing electronic data cannot be secured, and writing may be interrupted halfway.
[0009]
The communication antenna mounted on the image recording device side has a communicable range, and electronic data can be written only when the loop antenna on the recording medium is within this range.
[0010]
Since the communication antenna is fixed at a certain point on the recording medium conveyance path, when the conveyance speed is constant, the time during which the loop antenna exists within the communication range is determined by the conveyance speed.
[0011]
If the time during which the loop antenna exists within the communication range is referred to as a communication allowable time, the writing of the electronic data must be completed within the communication allowable time.
[0012]
To output labels, cards, and the like at a high speed, the transport speed must be increased. However, there has been a problem that the writing speed of electronic data is an obstacle, and the transport speed cannot be further increased.
[0013]
Further, even when the transport speed is normal, if the amount of electronic data to be written is large, more communication time is required, and writing of electronic data may not be completed within the communication allowable time. Furthermore, the allowable communication time may be limited by parameters such as the size of the loop antenna mounted on the recording medium and the output of the communication antenna, and image recording due to writing of electronic data due to these various factors. There is a problem that the printing speed of the apparatus is reduced.
[0014]
The second problem is that the allowable communication time varies depending on the size of the recording medium.
[0015]
Generally, an image recording apparatus that performs printing on cards, labels, and the like can perform printing on recording media of various sizes.
[0016]
There is no problem when the size of the recording medium is sufficiently large, but when the size in the transport direction is small and a plurality of recording media exist within the communicable range of the communication antenna, the non-contact IC to be written is There is a possibility that the communication cannot be specified and a communication failure may occur.
[0017]
At this time, usually, electronic data is written at a timing when one recording medium exists within the communicable range. However, depending on the size of the recording medium in the transport direction and the shape of the communication antenna, a plurality of recording media are always used. May exist within the communicable range.
[0018]
To avoid this, it is sufficient to mount a small communication antenna having a narrow communication range, but at the same time, the allowable communication time is shortened. Will be limited.
[0019]
That is, depending on the shape of the communication antenna to be mounted, it is difficult to cope with various paper sizes.
[0020]
[Means to solve the problem]
In order to solve the above problems, the present invention includes a plurality of writing devices or antennas inside a recording device, and implements the following units.
[0021]
Paper feeding means for feeding a recording medium;
Recording means for recording an image on the recording medium,
A recording apparatus comprising a plurality of data writing means for writing data to an element built in the recording medium.
[0022]
A recording apparatus comprising: a data reading unit that reads data written by the data writing unit; and a comparing unit that compares written data written by the writing unit with data read by the reading unit.
[0023]
If the comparison result by the comparing means does not match, writing is performed by a different writing means among the plurality of writing means.
[0024]
A recording apparatus, wherein at least one of the plurality of writing units is disposed upstream of the recording unit.
[0025]
A recording apparatus, wherein at least one of the plurality of writing units is disposed downstream of the recording unit.
[0026]
If the comparison results by the comparing means do not match, the writing is performed by the downstream writing means of the plurality of writing means.
[0027]
A recording apparatus, comprising: a notifying unit for notifying, when the comparison result by the comparing unit does not match after writing by the downstream writing unit.
[0028]
Paper feeding means for feeding a recording medium;
Recording means for recording an image on the recording medium,
A recording apparatus, comprising: a plurality of communication means for communicating with a plurality of wireless communication elements incorporated in the recording medium.
[0029]
The recording device, wherein the plurality of communication units communicate simultaneously with the plurality of wireless communication elements.
[0030]
The recording apparatus according to claim 1, wherein the plurality of communication units include a writing unit that writes data to a memory built in the plurality of wireless communication elements.
[0031]
2. A recording apparatus, wherein data written by the writing means is the same data.
[0032]
A recording apparatus, wherein data written by said writing means is different data.
[0033]
A recording apparatus wherein a recording operation by the recording unit and a writing operation by the writing unit are performed almost simultaneously.
[0034]
Paper feeding means for feeding a recording medium;
Recording means for recording an image on the recording medium,
A recording apparatus comprising: a writing unit that writes data to a wireless communication element incorporated in the recording medium; a plurality of communication antennas; and an antenna selection unit that selects an antenna from the plurality of communication antennas.
[0035]
The recording device according to claim 1, wherein the plurality of antennas have different shapes.
[0036]
The recording apparatus according to claim 1, wherein the antenna selection unit selects an antenna according to a shape of the recording medium.
[0037]
The recording apparatus according to claim 1, wherein the antenna selection unit selects an antenna according to a shape of the wireless communication element.
[0038]
The recording apparatus according to claim 1, wherein the antenna selection unit selects an antenna according to data to be written to the wireless communication element.
[0039]
Paper feeding means for feeding a recording medium;
Recording means for recording an image on the recording medium,
A plurality of writing means for writing data to a wireless communication element incorporated in the recording medium, a data dividing means for dividing the writing data, and the writing data divided by the data dividing means are written by the plurality of writing means. Do
Recording device.
[0040]
A recording apparatus, wherein at least one of the plurality of writing units is disposed upstream of the recording unit.
[0041]
A recording apparatus, wherein at least one of the plurality of writing units is disposed downstream of the recording unit.
[0042]
A data reading unit that reads data written by the plurality of data writing units;
A recording apparatus, comprising: comparison means for comparing write data written by the writing means with data read by the reading means.
[0043]
If the comparison results by the comparing means do not match, the corresponding divided data is written by the writing means arranged on the downstream side.
[0044]
After writing by the writing means arranged on the downstream side, if the comparison result by the comparing means does not match, reversely transport the recording medium to the upstream side,
A recording apparatus, wherein the corresponding divided data is written again by writing means arranged on the downstream side.
[0045]
The recording apparatus is characterized in that the recording medium is stationary when writing is performed again by the writing means arranged on the downstream side.
[0046]
A recording apparatus, comprising: a notifying unit for notifying when the comparison result by the comparing unit does not match after writing by the writing unit disposed on the downstream side.
[0047]
Paper feeding means for feeding a recording medium;
Recording means for recording an image on the recording medium,
It has a plurality of data writing devices for writing data to a wireless communication element incorporated in the recording medium, a data dividing unit for dividing the write data, and a recording speed selecting unit for selecting a recording speed from a plurality of recording speeds. Recording device.
[0048]
If the write data is smaller than a predetermined value, the recording speed selecting means selects a first recording speed.
[0049]
A recording device, comprising: a writing device selecting unit that selects a first data writing device when the write data is smaller than a predetermined value.
[0050]
A recording apparatus comprising: a data reading unit that reads data written by the data writing unit; and a comparison unit that compares written data written by the data writing unit with data read by the reading unit.
[0051]
If the comparison result by the comparison means does not match, writing is performed by a second writing means.
[0052]
A recording apparatus, comprising: a notifying unit that notifies, when the result of comparison by the comparing unit does not match after writing by the second writing unit.
[0053]
If the write data is larger than a predetermined value, the recording speed selecting means selects a second recording speed.
[0054]
When the write data is larger than a predetermined value, a plurality of data write units are selected.
[0055]
If the write data is larger than a predetermined value, a plurality of data write units are selected, and the recording speed selection unit selects a second recording speed.
[0056]
The recording apparatus according to claim 1, wherein the first recording speed is equal to or higher than the second recording speed.
[0057]
A recording apparatus, wherein the recording operation by the recording unit and the writing operation by the writing unit are performed while a recording medium including the wireless communication element is moving.
[0058]
The recording device, wherein the wireless communication element is an RF-ID (Radio Frequency Identification) tag.
[0059]
Paper feeding means for feeding a recording medium;
Recording means for recording an image on the recording medium,
A recording apparatus comprising: a plurality of writing units for writing data to a wireless communication element incorporated in the recording medium; and a speed selection unit for selecting a recording speed of the recording medium according to the write data to be written to the wireless communication element.
[0060]
Paper feeding means for feeding a recording medium;
Recording means for recording an image on the recording medium,
A plurality of writing means for writing data to a wireless communication element incorporated in the recording medium, a first selection means for selecting the writing means in accordance with write data to be written to the wireless communication element, and a recording speed to the recording medium. A recording device comprising: a second selection unit for selecting the recording device.
[0061]
[Action]
According to the above configuration of the present invention, even if the electronic information is written to the non-contact IC in parallel with the image printing on the surface of the recording medium, the image recording apparatus can be used regardless of the image printing conditions and the electronic information communication conditions. It is possible to output a printed material without lowering the output speed inherently.
[0062]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the recording apparatus of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0063]
(First embodiment)
FIG. 1 is a schematic diagram of a recording apparatus embodying the present invention.
[0064]
The recording apparatus 100 according to the present embodiment is of a so-called label printer type that performs recording on a long recording medium.
[0065]
Examples of the recording medium (paper) 112 include label paper in which a label piece is temporarily attached to a mount, tag paper in which perforations are made in thick paper, and the like. It is supplied to the paper transport unit.
[0066]
The transport section mainly includes a transport motor 110 and a transport belt 111, and transports the sheet in the direction of the arrow in the drawing during the recording operation.
[0067]
Here, the roll unit 101 side on the transport path is a transport inlet, and the opposite side is a transport outlet.
[0068]
The printing unit of the printing apparatus 100 includes, for example, black (K), cyan (C), magenta (M), and yellow (Y) print heads 102 to 105.
[0069]
Each recording head is an ink jet type line head having a nozzle row corresponding to the sheet width.
[0070]
Black (K), cyan (C), magenta (M), and yellow (Y) inks are selectively ejected from these four recording heads 102 to 105 to perform color recording.
[0071]
The ink to be ejected is supplied from the ink cartridges (K) 106, (C) 108, (M) 109, and the ink cartridge (Y) 109 to the corresponding print heads by pumps and tubes (not shown).
[0072]
The roll unit 101 includes a roll drive shaft 113 on which the roll paper 112 is mounted, a roll sensor lever 114 whose position changes due to the slackness of the roll paper feed portion, a roll motor (not shown) for driving the roll drive shaft 113, A roll motor (not shown) is driven and controlled according to the position to adjust the feeding speed of the roll paper 112.
[0073]
Further, the roll (feed) unit 101 is provided with an entrance-side communication antenna 115 for writing information to the wireless communication element.
[0074]
A similar communication antenna is also mounted on the transport exit side, and this is referred to as an exit communication antenna 116.
[0075]
FIG. 2 is an electrical block diagram of the recording apparatus 100 embodying the present invention.
[0076]
The host computer (host PC) 300 transfers print data used for printing to the interface controller 902 of the printing apparatus 100 and instructs to start printing.
[0077]
A CPU (Central Processing Unit) 901 controls recording data reception, recording operation, control of RF-ID (Radio Frequency Identification) reader / writers 909 and 910, and handling of recording media (paper). Is an arithmetic processing device.
[0078]
After analyzing the command received from the host PC 300, the CPU 901 develops bitmap image data of each color component of the print data in the image memory 904 and draws the image data.
[0079]
As an operation process before recording, the CPU 901 drives a capping motor 915 and a recording head U / D motor 914 via an input / output port (I / O) 911 and a driving unit 912 to release capping of the recording heads 102 to 105, Move to the recording position.
[0080]
Further, a paper feed motor 913 for feeding out label paper and the like built in the wireless communication element 203 via the drive unit 912 and a transport motor 110 are driven to transport the paper to the recording unit.
[0081]
A leading edge detection sensor 118 for determining a recording timing of a sheet conveyed at a constant speed detects a label leading edge position.
[0082]
Thereafter, in synchronization with the sheet conveyance, the CPU 901 sequentially reads the image data of the corresponding color from the image memory 904, sequentially transfers the data to the print heads 102 to 105 via the print head control circuit 917, and outputs a large number Ink is selectively ejected from the nozzles to perform color printing.
[0083]
The operation of the CPU 901 is executed based on a processing program stored in the program ROM 903.
[0084]
The program ROM 903 stores a processing program, a table, and the like corresponding to a control flow described later.
[0085]
A work RAM 905 is used as a work memory. A first buffer, a second buffer, and a write flag (see FIG. 11) for write data used for a write operation to the element are provided in the work RAM 905 area.
[0086]
The EEPROM 906 is a non-volatile memory and stores parameters unique to the apparatus, such as fine print position adjustment between printheads.
[0087]
The RF-ID reader / writer 909 (or 910) for writing and reading information to and from the RF-ID element 203 via the communication antenna 115 (or 116) and the CPU 901 are connected to, for example, an asynchronous serial interface or a bus type I / O. Connected.
[0088]
The ink fullness detection sensor 907 is a sensor provided in a sub-tank (not shown), and independently detects each ink color.
[0089]
The sub-tank receives the ink from the ink cartridge for replenishing the ink, and serves as a buffer for temporarily storing the ink. At the time of replenishing the ink, if the full tank detection sensor 907 in the sub-tank does not detect for a certain period of time, it is determined that the ink cartridge is empty, Prompts replacement of the ink cartridge of the corresponding color.
[0090]
The CPU 901 can read the output of the ink fullness detection sensor 907 for each color by the AD converter 908.
[0091]
FIG. 2 shows an example of the recording medium 112 used in the recording apparatus 100 embodying the present invention.
[0092]
For example, FIG. 2A is a schematic diagram of a label sheet.
[0093]
The recording medium 112, which is a long label paper, is wound in a roll shape around a cylindrical core having a hollow portion made of paper or a hard material such as plastic. > Indicates a part of the long paper.
[0094]
Labels 201 that can be recorded on the surface are temporarily attached on the mount 200 at substantially equal intervals.
[0095]
There are various types of labels 201 depending on the width and the length in the transport direction, and can be selected according to the image data created by the host PC or the application.
[0096]
The label 201 used in the present invention is provided with, for example, an RF-ID tag, and the RF-ID tag has a built-in wireless communication element 203 including a memory capable of reading and writing information.
[0097]
Further, the RF-ID tag includes, for example, an antenna 204 patterned in a coil shape (electrically) connected to the IC chip 202.
[0098]
Although the wireless communication element 203 in this embodiment does not have a power supply, a power supply for operating the element is created using the received power of the radio wave received from the communication antenna 115 or 116 to the loop antenna 204.
[0099]
The communicable range between the communication antennas 115 and 116 and the wireless communication element 203 is determined by the shapes of the communication antennas 115 and 116, the shape of the antenna 204 on the wireless communication element 203, and the intensity of the radio wave to be transmitted.
[0100]
FIG. 2B is a schematic diagram of the tag paper used.
[0101]
The recording medium 112, which is a long tag paper, is also wound around a core like the <a> label paper, and FIG. 2 <b> shows a part thereof.
[0102]
Perforations 206 may be provided at equal intervals on the long recording paper 205 that can be recorded on the front surface.
[0103]
There are various types of tag paper depending on the width of the recording paper 205 and the interval between the perforations 206, and the tag paper is selected according to characters, image data, or use created by the host PC.
[0104]
After recording, this sheet can be used as a tag for separating the perforations 206 as necessary.
[0105]
The tag paper <b> has a built-in wireless communication element 203 like the label paper.
FIG. 3 shows an example of a block diagram of a host computer 300 that controls the recording apparatus 100 embodying the present invention.
[0106]
In the host computer 300, the main CPU 1000 executes various programs under the control of an operating system (OS).
[0107]
The system bus of the main CPU 1000 is hierarchically connected to a PCI bus as a local bus and an ISA bus via a host / PCI bridge 1002 and a PCI / ISA bridge 1008, respectively, and is connected to each storage device and input / output device. You.
[0108]
The system bus of the main CPU 1000 has a high-speed memory using an SRAM called an L2 cache 1001 and stores codes and data that the main CPU 1000 always accesses.
[0109]
The main memory 1003 includes an operating system (OS), recording data corresponding to the flowchart shown in FIG. 4 which is a characteristic part of the present invention, an application program for creating and editing data to be written to the wireless communication element, and It is also used as a temporary storage area for execution programs such as a printer driver and a work memory area for executing each program.
[0110]
When the main CPU 1000 executes, for example, an application program dedicated to the recording apparatus 100 according to the present invention loaded from the HDD 1004 to the main memory 1003, display data created and edited is sequentially transmitted from the main memory 1003 to the video controller 1006 via the video controller 1006. The data is written into the RAM 1007 and displayed on the display 305 almost in real time by the display screen refresh function of the video controller 1006.
[0111]
Similarly, the recording data created and edited is converted from the RGB signals into, for example, CMYK signals corresponding to the recording colors of a plurality of recording heads of the recording apparatus 100 by a printer driver program of the recording apparatus 100 (CMYK: Cyan, magenta, yellow, and black), and further converted into binary (recorded / not recorded) signals (CMYK binary values).
[0112]
On the other hand, the dedicated application software for the recording apparatus 100 embodying the present invention also has a function of creating and editing write data to be written to the wireless communication element 203 in addition to the recorded data.
[0113]
After additional information indicating that the write data is electronic information is added, color conversion by the printer driver is not performed, and the write data is transmitted to the recording apparatus 100 as binary data.
[0114]
The recording data and the write data are transferred to the recording apparatus 100 by a communication driver such as a USB device driver loaded from the HDD 1004 into the main memory 1003, like other execution programs.
[0115]
The ROM 1012 stores a BIOS (Basic Input Output System) program for controlling input / output devices such as a keyboard 301, a mouse 302, and an FDD 1010, initialization at power-on, a self-diagnosis program, and the like. This is a rewritable nonvolatile memory for storing parameters.
[0116]
In order to explain the functions of the host PC 300 used in this embodiment, FIG. 3 shows an example of a display screen displayed on the display 305 by an application dedicated to the recording apparatus 100.
[0117]
The dedicated application software is adapted to the function of the recording apparatus 100 and has a function of processing a barcode, a serial number, and the like.
[0118]
Depending on the type of recording data to be created, general-purpose image creation application software may be used.
[0119]
The dedicated application software lays out any recording data as a label image 304, displays it on a display 305, and performs various settings such as the number of prints (recordings) 312 and the paper size 306.
[0120]
The input paper size 306 is reflected on the label image 304 on the display 305. For example, a rectangle 307, a line 308, a character 309, a barcode 310, image data 311 and the like are freely arranged, and a size, an angle, and the like are designated. it can.
[0121]
Further, when a plurality of sheets are continuously recorded, variable information (not shown) for changing the partial data one by one continuously can be added.
[0122]
These pieces of information are transmitted to the recording device 100 according to a recording instruction from the operator.
[0123]
The initial image information is represented by RGB (color elements of red, green, and blue), but at the time of transmission, color conversion corresponding to the color CMYK (color elements of cyan, magenta, yellow, and black) of the recording head of the recording apparatus. Thereafter, binarization (recording / non-recording) is performed, and additional information indicating that the information is recorded image information is added.
The above is the method of creating the recording data to be recorded on the surface of the recording medium. The dedicated application software also has an editing function of the writing data 313 to be written to the wireless communication element 203 in addition to the recording data.
[0124]
The content of the write data 313 specified on the application software is transmitted to the recording device 100 as binary data without performing color conversion after additional information indicating electronic information is added.
When the recording apparatus 100 receives information from the host PC 300, the CPU 901 of the recording apparatus analyzes the additional information, and transmits the respective recording data to be transferred to the recording heads 102, 103, 104, and 105, and the communication antennas 115 and 116. And write data transmitted via the
[0125]
Next, the processing performed by the CPU 901 of the recording apparatus 100 after receiving the recording data to be recorded on the recording medium surface and the write data to be written to the wireless communication element 203 built in the recording medium will be described with reference to the flow of FIG. explain.
Various parameters such as the number of sheets to be printed, paper size, and printing speed, print data, and write data to the wireless communication element 203 are transmitted from the host PC 300 to the printing apparatus 100 together with a command for printing (recording). The image is developed in the internal image memory 904 (401).
[0126]
When the reception of the recording data and the writing data is completed (402), the CPU 901 controls the driving of the head U / D motor 914 and the capping motor 915 to move the recording heads 102 to 105 from the capping (standby) position to the recording position (not shown). .
[0127]
Then, the recording medium is fed to the main body of the recording apparatus by driving the paper feeding motor 913, and at the same time, the conveying motor 110 is also turned on to start conveying the recording medium (paper) (403).
[0128]
The recording data and the write data each have additional information indicating the attribute of the information. When the reception of the data is completed, the CPU 901 analyzes the additional information and analyzes the presence or absence of the write data to the wireless communication element 203 (404). ).
[0129]
If there is no write data, the process immediately proceeds to the recording operation (411).
[0130]
If there is data to be written to the wireless communication element 203, first, the amount of data to be written is checked (405).
[0131]
This is performed to determine whether the writing time falls within the communication allowable time.
[0132]
In the recording apparatus 100 according to the present embodiment, for example, RF-ID readers / writers (communication units) 909 and 910 are provided at two positions (entrance side and exit side) on the transport path, and one wireless communication element 203 is provided. Can be divided into two processes.
[0133]
Since the required writing time to the wireless communication element 203 increases almost in proportion to the amount of write data, the writing process is divided into two parts, so that the transport speed of the recording medium (corresponding to the recording speed in the recording apparatus of this embodiment). ) Can be substantially doubled. Depending on the paper size, the amount of write data, and the transport speed, one write process may be sufficient.
[0134]
In order to effectively use the first RF-ID reader / writer 909 and the second RF-ID reader / writer 910, when the write data amount is small, the first RF-ID reader / writer 909 on the entrance side performs a write process, and In the case of failure, the same write operation is retried in the second RF-ID reader / writer 910 on the exit side.
[0135]
Here, the maximum value of the amount of data that can be written to the wireless communication element 203 is defined as M.
[0136]
As the value of M, a value determined in advance by the size of the recording medium to be used, the shape of the antenna 204 of the wireless communication element 203, the recording speed, and the like is stored in the program ROM 903 in a table format.
[0137]
Next, assuming that the amount of write data transmitted from the host PC is D, the CPU 901 determines in step 405 whether D is greater than M / 2 (405), and if not (405-No), It is determined that one write process is sufficient, all the write data is written to the first buffer, and further transferred to the first RF-ID reader / writer 909 (407).
[0138]
If D is greater than M / 2 (405-Yes), the divided data is written to the first and second buffers, and the data in the first buffer is transferred to the first RF-ID reader / writer 909 (406).
[0139]
FIG. 11 shows the configuration of the first and second buffers secured in the area in the work RAM 905.
[0140]
The first buffer 1101 and the second buffer 1102 each include a write flag 1103, 1106 indicating whether or not write data exists, a data head address of each buffer, end addresses 1104, 1107, and write data areas 1105, 1108.
[0141]
Returning to the flow of FIG.
[0142]
The built-in wireless communication element 203 enters the communicable range of the first RF-ID reader / writer 909 at the head label of the recording medium 112 fed out from the roll unit 101 and simultaneously writes data (408).
[0143]
If the writing is successful (409-Yes), the CPU 901 clears the write flag 1103 set in the first buffer (410), and proceeds to the image recording operation (411).
[0144]
In the case of a write failure, the process proceeds to the recording operation (411) without clearing the write flag 1103 of the first buffer (with write data).
[0145]
When the recording operation (411) ends, it is next determined whether there is data in the first buffer (whether the write flag 1103 is set). If there is no data (412-No, write flag: none), the first RF -It is determined that both the writing by the ID reader / writer 909 and the image recording operation are normal, and then the flow proceeds to the determination (416) of the presence / absence of data in the second buffer (whether the write flag 1106 is set).
[0146]
On the other hand, if there is data in the first buffer (412-Yes), it is determined that writing by the first RF-ID reader / writer 909 has failed, and the data in the first buffer is transferred to the second RF-ID reader / writer 910. Then, the writing operation is performed again (413), and if the writing is successful (414-Yes), the flag 1103 of the first buffer is cleared (415).
[0147]
If the writing is not good (414-No), an alarm is output because the writing has failed twice, and the operation is interrupted (425).
[0148]
If the writing is successful and the write flag 1103 of the first buffer is cleared (415), then it is checked whether or not there is data in the second buffer.
The data is transferred to the second RF-ID reader / writer 910, and the data is written into the wireless communication element 203 (417).
[0149]
If the writing is successful (418-Yes), the writing flag 1106 in the second buffer is cleared (419), and when the specified number of sheets is completed, the sheet conveyance is stopped (421), and the recording heads 102 to 105 are returned to the cap positions and the processing is terminated. .
[0150]
If the specified number has not been completed in 420 (420-No), the process returns to 401.
[0151]
If there is no data in the second buffer at 416, the process proceeds to the determination (420) as to whether the specified number of sheets has been completed.
[0152]
If it is determined in 418 that the writing has failed (418-No), if the failure has not occurred for the second time, the sheet is temporarily stopped, reversely conveyed (423), returned to the writing position of the second RF-ID reader / writer 910, and stopped. (424).
[0153]
Then, the data in the second buffer is written again by the second RF-ID reader / writer 910 (417).
If the writing fails again (418), since it is the second time (422-Yes), an alarm is output and the operation is interrupted (425).
[0154]
According to the embodiment of the present invention, the recording operation performance and the writing operation performance inherent in the recording apparatus can be sufficiently brought out in accordance with the conditions such as the amount of data to be written into the element incorporated in the recording medium and the paper conveyance speed.
[0155]
Although a label printer is used in the description of the present embodiment, a recording device in which an image is recorded on the front surface of a card or the like having a built-in wireless communication element and the internal element is written may be used. However, the present invention is not limited to a label printer.
[0156]
The present invention is also effective in a so-called serial type printer in which a print head is scanned by a carriage or the like in a direction perpendicular to the paper transport direction, and a print head of light-colored ink is added to enhance the gradation of a print image. It is also effective for printers having a recording head other than the ink jet type.
[0157]
Further, with respect to the arrangement of the writing units in the wireless communication element such as an RF-ID reader / writer, the present embodiment has described the example of two places on the entrance side and the exit side, but a configuration in which more writing units are arranged. The position may be any position on the transport path.
[0158]
(Second embodiment)
FIG. 5 is a schematic diagram of a recording apparatus according to this embodiment.
[0159]
The printing apparatus 500 according to the present embodiment is a label printer having substantially the same configuration as the printing apparatus 100 described in the first embodiment, but differs in the configuration related to writing to a wireless communication element built in a printing medium. Therefore, the difference will be described.
[0160]
In the first embodiment, the communication antennas having the same shape are mounted at the two positions of the entrance and the exit. However, in the present embodiment, a plurality of communication antennas having different shapes are mounted near the transport outlet. These are distinguished by their shapes, and a small one is called a small communication antenna 501 and a large one is called a large communication antenna 502.
[0161]
Next, the shape of the antenna mounted on the recording device 500 will be described.
[0162]
FIG. 6A shows the configuration of the small communication antenna 501.
[0163]
The small communication antenna 501 has an antenna pattern 602 printed on an antenna substrate 601 and is connected to a control unit via a terminal 603.
[0164]
The arrow in the figure indicates the transport direction of the paper, and it can be seen that the length in the transport direction is smaller than the width.
[0165]
Since the length of the communication antenna in the transport direction is directly linked to the communicable range, the small communicable antenna 501 has a narrow communicable range and a short permissible communication time.
[0166]
Here, FIG. 6B shows the positional relationship between the small communication antenna 501 and the wireless communication element 203 taking the case of transporting the label paper as an example.
[0167]
As shown in FIG. 6B, when the wireless communication elements 203 are arranged at a small interval, that is, when the length of the sheet in the transport direction is short, the plurality of wireless communication elements 203 are included in the communicable range 604. Since the delay time is short, the communication allowable time can be increased.
[0168]
Conversely, as shown in FIG. 6 <c>, when the large communication antenna 502 is used and the paper size is the same as <b>, a plurality of wireless communication elements 203 are always in the communicable range, and the communication is performed. The permissible time becomes zero.
[0169]
Next, the case of a large communication antenna will be described with reference to FIG.
[0170]
FIG. 7A is a schematic diagram of a large communication antenna 502, which has the same configuration as the small communication antenna 501, but has a different shape and a longer length in the transport direction.
[0171]
FIG. 7B shows the positional relationship between the label paper having a sufficiently long length in the transport direction and the small communication antenna 501.
[0172]
It can be seen from the figure that the communicable range 604 is narrow in spite of the large interval between the wireless communication elements 203, so that a long communication allowable time cannot be obtained.
[0173]
Here, by using the large-sized communication antenna 502 as shown in FIG. 7C, the interval between the wireless communication elements 203 and the communicable range can be used effectively, and more communication time can be taken. .
[0174]
As described above, since the optimum shape of the communication antenna is different depending on the length of the sheet in the conveyance direction, the recording apparatus 500 in the present embodiment is equipped with a plurality of communication antennas having different shapes, and the length of the sheet to be used is reduced. A suitable communication antenna is selected and writing to the wireless communication element 203 is performed.
[0175]
Here, the recording medium of the recording apparatus 500 described in this embodiment is the same as the label paper and tag paper described in the first embodiment and FIG.
[0176]
The configuration and operation of the host PC used for recording image data creation, writing data editing, operation command transmission, and the like are completely the same as those in the first embodiment, and thus description thereof is omitted here.
[0177]
The electrical block diagram of the recording device 500 can be explained by associating the first antenna 115 with a small communication antenna and the second antenna 116 with a large antenna in a configuration similar to that of the first embodiment shown in FIG. .
[0178]
However, in the case of the present invention, only one of the first and second RF-ID readers / writers 909 and 910, for example, the second RF-ID reader / writer 910 is used, and an antenna selection circuit (not shown) is added. It is possible.
[0179]
Next, a communication antenna selection process during recording by the recording device 500 will be described with reference to FIG.
[0180]
Steps 801 to 804 are the same as steps 401 to 404 in the first embodiment, and a description thereof will be omitted.
[0181]
If there is data to be written to the wireless communication element, the length of the sheet in the transport direction is checked first (804).
[0182]
This is a process for selecting a communication antenna to be used for writing.
[0183]
The length LH in the paper transport direction serving as a reference for selecting a communication antenna is stored in the program ROM 903 in advance, and the reference length LH is compared with the received length LP in the paper transport direction (805).
[0184]
When the length LP in the paper transport direction is smaller than the reference length LH, the small communication antenna 115 is selected (806). On the other hand, when the length in the transport direction is larger than the reference length, the small communication antenna 115 is selected. The communication antenna 116 is selected (807).
[0185]
Next, an image recording operation is performed (808), and then the presence or absence of write data is checked again (809). If there is, the RF-ID reader / writer 910 performs a write operation to the wireless communication element 203 (810).
[0186]
Here, if the specified number of sheets is completed (811-Yes), the sheet conveyance is stopped (812), and the processing ends.
[0187]
If there is no write data in 809, the process moves to 811.
[0188]
If there is no write data in 804 (804-No), the antenna selection is unnecessary, and the process directly proceeds to the image recording operation (808).
[0189]
As described above, by providing a plurality of communication antennas having different shapes and selecting an antenna according to the length in the paper transport direction, it is possible to cope with a larger number of paper sizes. (Third embodiment)
The processing operation of the CPU 901 according to the third embodiment of the present invention will be described with reference to the flowchart of FIG.
[0190]
An electrical block diagram of the present embodiment is as shown in FIG. 9 as in the first embodiment. Various parameters such as the number of sheets to be printed, paper size, and printing speed, print data, and write data to the wireless communication element 203 are transmitted from the host PC 300 to the printing apparatus 100 together with a command for printing (recording). The image is developed in the internal image memory 904 (1201).
[0191]
When the reception of the recording data and the writing data is completed (1202), the CPU 901 controls the driving of the head U / D motor 914 and the capping motor 915 to move the recording heads 102 to 105 from the capping (standby) position to the recording position (not shown). .
[0192]
Then, the recording medium is fed to the main body of the recording apparatus by driving the paper feed motor 913, and at the same time, the conveyance motor 110 is also turned on to start conveying the recording medium (paper) (1203).
[0193]
The recording data and the write data each have additional information indicating the attribute of the information. When the data reception is completed, the CPU 901 analyzes the additional information and analyzes the presence or absence of the write data to the wireless communication element 203 (1204). ).
[0194]
If there is no write data, the process immediately proceeds to the recording operation (1213).
[0195]
If there is data to be written to the wireless communication element 203, the amount of data to be written is first set to the maximum recording speed of the recording device, and the minimum (min.) That can be written by one RF-ID reader / writer. ) It is checked whether the value is not less than the value (1205).
[0196]
This is a procedure for determining an RF-ID reader / writer to be used in accordance with the amount of write data, and for selecting an optimum transport (recording) speed.
[0197]
In the recording apparatus 100 according to the present embodiment, for example, RF-ID readers / writers (communication units) 909 and 910 are provided at two positions (entrance side and exit side) on the transport path, and one wireless communication element 203 is provided. Can be divided into two processes.
[0198]
Then, as shown in FIG. 13, the recording apparatus 100 can select the conveyance (recording) speed of the recording medium from three stages of, for example, 50 [mm / sec], 100 [mm / sec], and 150 [mm / sec]. is there.
[0199]
At each recording speed, when one and two RF-ID readers / writers are used, the amount of data that can be written to the wireless communication element 203 is, for example, one RF-ID reader / writer as shown in the figure. And the maximum recording speed is 150 [mm / sec], which is 32 bytes. On the other hand, if two RF-ID readers / writers are used and the slowest recording speed is set to 50 [mm / sec], it is 128 bytes.
[0200]
From this, the selection of the RF-ID reader / writer and the transport (recording) speed to be used for each write data is as follows, for example.
[0201]
Write data: 128 bytes or more prohibited
: 64 bytes or more 2 reader / writers,
Recording speed is 50mm / sec
: 32 bytes or more 2 reader / writers,
Recording speed is 150mm per second
Write data: less than 32 bytes 1 reader / writer,
Recording speed is 150mm per second
Referring back to FIG. 12, if the value is equal to or more than the writable minimum (min.) Value (1205-Yes), the CPU 901 selects the second recording speed (1206).
[0202]
If it is less than the writable minimum (min.) Value (1205-No), the CPU 901 selects the first recording speed (in this case, 150 [mm / sec]) (1208).
[0203]
The selection of the recording speed for the amount of data to be written to the wireless communication element 203 is stored in the program ROM 903 in a table format.
[0204]
When the first recording speed is selected (1208), data is written to the first buffer to set a write flag (1209), and then the data in the first buffer is transferred to the first RF-ID reader / writer 909. Then, a write operation to the wireless communication element 203 is performed (1210).
[0205]
On the other hand, when the second recording speed is selected (1206), the divided data is written to the first and second buffers to set each write flag (1207).
[0206]
Then, first, the data in the first buffer is transferred to the first RF-ID reader / writer 909, and a write operation to the wireless communication element 203 is performed (1210).
[0207]
At the same time as the built-in wireless communication element 203 enters the communicable range of the first RF-ID reader / writer 909 at the head label of the recording medium 112 fed from the roll unit 101, a data write operation is executed (1210).
[0208]
When the writing is successful (1211-Yes), the CPU 901 clears the write flag 1103 set in the first buffer (1212), and proceeds to the image recording operation (1213).
[0209]
In the case of a write failure, the process proceeds to the recording operation (1213) without clearing the write flag 1103 of the first buffer (with write data).
[0210]
When the recording operation (1213) is completed, it is next determined whether there is data in the first buffer (whether the write flag 1103 is set). If there is no data (1214-No, write flag: none), the first RF -It is determined that both the writing by the ID reader / writer 909 and the image recording operation are normal, and the process then proceeds to the determination (1218) of the presence / absence of data in the second buffer (whether the write flag 1106 is set).
[0211]
On the other hand, if there is data in the first buffer (1214-Yes), it is determined that the writing by the first RF-ID reader / writer 909 has failed, and the data in the first buffer is transferred to the second RF-ID reader / writer 910. Then, the writing operation is performed again (1215), and if the writing is successful (1216-Yes), the flag 1103 of the first buffer is cleared (1217).
[0212]
If the writing is not good again (No. 1216), an alarm is output because the writing has failed twice, and the operation is interrupted (1227).
[0213]
If the writing is successful and the write flag 1103 in the first buffer is cleared (1217), then it is checked whether there is data in the second buffer. If yes (1218-Yes), the data in the second buffer is read by the second RF-ID reader / writer. The data is transferred to the writer 910, and the writing operation to the wireless communication element 203 is performed (1219).
[0214]
If the writing is successful (1220-Yes), the writing flag 1106 in the second buffer is cleared (1221), and if the specified number of sheets is completed (1222-Yes), the sheet conveyance is stopped (1223) and the recording heads 102 to 105 are moved to the cap position And exit.
[0215]
If the specified number has not been completed in 1222 (1222-No), the process returns to 1201.
[0216]
If there is no data in the second buffer at 1218, the process proceeds to the determination (1222) as to whether the specified number of sheets has been completed.
[0217]
If it is determined in 1220 that the writing has failed (1220-No), if the failure has not occurred for the second time, the sheet is temporarily stopped, reversely conveyed (1225), returned to the writing position of the second RF-ID reader / writer 910, and stopped. (1226).
[0218]
Then, the data in the second buffer is written again by the second RF-ID reader / writer 910 (1219).
If the writing fails again (1220-No), since it is the second time (1224-Yes), an alarm is output and the operation is interrupted (1227).
[0219]
According to the embodiment of the present invention, the recording operation performance and the writing operation performance inherent in the recording apparatus can be sufficiently brought out in accordance with the conditions such as the amount of data to be written into the element incorporated in the recording medium and the paper conveyance speed.
[0220]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to select the recording operation at a speed substantially equal to the original recording speed of the recording apparatus and the data writing operation to the element with a built-in recording medium.
[0221]
In addition, since it is possible to recover from a data write error that may occur accidentally, the reliability of operation as a recording device and a writing device is significantly improved.
[0222]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view illustrating a label printer according to a first embodiment.
FIG. 2 is a schematic diagram for explaining a recording medium in the present embodiment.
FIG. 3 is a diagram illustrating an example of a display screen of a host PC according to the present embodiment.
FIG. 4 is a flowchart illustrating a recording process according to the first embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view illustrating a label printer according to a second embodiment.
FIG. 6 is a schematic diagram of a small communication antenna according to a second embodiment.
FIG. 7 is a schematic diagram of a large communication antenna according to a second embodiment.
FIG. 8 is a flowchart illustrating a recording process according to a second embodiment.
FIG. 9 is an electrical block diagram of a recording apparatus embodying the present invention.
FIG. 10 is an electrical block diagram of a personal computer (host PC) that controls the recording apparatus embodying the present invention.
FIG. 11 is an explanatory diagram of first and second buffers for write data.
FIG. 12 is a flowchart illustrating a recording process according to a third embodiment.
FIG. 13 shows the number of RF-ID readers / writers used as a parameter.
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of a writable data amount for each recording speed.
[Explanation of symbols]
100 Recording device
101 Roll (feed) unit
102 Recording head (K)
103 Recording head (C)
104 Recording head (M)
105 Recording head (Y)
106 Ink cartridge (K)
107 Ink cartridge (C)
108 ink cartridge (M)
109 Ink cartridge (Y)
110 Transport motor
111 conveyor belt
112 Recording medium
115 Entrance-side communication antenna
116 Exit side communication antenna
117 Operation Panel
118 Tip detection sensor (entrance side)
119 Tip detection sensor (exit side)
200 mount
201 Label
202 IC chip
203 Wireless communication element (RF-ID)
204 loop antenna
205 tag paper
206 recording paper
207 perforation
300 Host PC
301 keyboard
302 mouse
303 Mouse Pointer
304 label image
305 CRT display
306 paper size
307 rectangle
308 lines
309 characters
310 barcode
311 Image data
312 Number of prints
313 Write data
500 recording device
501 Small communication antenna
502 Large Communication Antenna
601 antenna board
602 antenna pattern
603 connection terminal
604 Communication range
901 CPU (central processing unit)
902 interface controller
903 Program ROM
904 image memory
905 Work RAM
906 EEPROM
909 1st RF-ID reader / writer
910 Second RF-ID reader / writer
911 I / O port (I / O)
912 drive unit
913 Paper feed motor
914 Head U / D motor
915 Capping motor
916 pump motor
917 Printhead control circuit
1000 CPU (central processing unit)
1003 Main memory
1004 HDD
1006 Video controller
1007 VRAM
1009 Communication interface
1012 ROM
1013 EEPROM

Claims (40)

記録媒体を給紙する給紙手段と、
前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体に内蔵する素子にデータを書き込むデータ書き込み手段を複数備えたことを特徴とする記録装置。
Paper feeding means for feeding a recording medium;
Recording means for recording an image on the recording medium,
A recording apparatus comprising a plurality of data writing means for writing data to an element built in the recording medium.
前記データ書き込み手段で書き込んだデータを読み出すデータ読み出し手段をもち、前記書き込み手段で書き込んだ書き込みデータと前記読み出し手段で読み出したデータを比較する比較手段を備えたことを特徴とする
請求項1に記載の記録装置。
2. The apparatus according to claim 1, further comprising a data reading unit that reads data written by the data writing unit, and a comparison unit that compares the write data written by the writing unit with the data read by the reading unit. Recording device.
前記比較手段による比較結果が不一致の場合、前記複数の書き込み手段のうち、異なる書き込み手段による書き込みを行うことを特徴とする請求項1、及び2に記載の記録装置。3. The recording apparatus according to claim 1, wherein when a comparison result by the comparing unit does not match, writing is performed by a different one of the plurality of writing units. 前記複数の書き込み手段のうち少なくとも一つは前記記録手段より上流側に配置されていることを特徴とする
請求項1から3に記載の記録装置。
The recording apparatus according to claim 1, wherein at least one of the plurality of writing units is arranged upstream of the recording unit.
前記複数の書き込み手段のうち少なくとも一つは前記記録手段より下流側に配置されていることを特徴とする
請求項1から4に記載の記録装置。
The recording apparatus according to claim 1, wherein at least one of the plurality of writing units is disposed downstream of the recording unit.
前記比較手段による比較結果が不一致の場合、前記複数の書き込み手段のうち、前記下流側の書き込み手段による書き込みを行うことを特徴とする請求項1から5に記載の記録装置。6. The recording apparatus according to claim 1, wherein when the comparison result by the comparing unit does not match, writing is performed by the downstream writing unit among the plurality of writing units. 前記下流側の書き込み手段による書き込み後、前記比較手段による比較結果が不一致の場合、報知する報知手段を有することを特徴とする
請求項1から6に記載の記録装置。
7. The recording apparatus according to claim 1, further comprising: a notifying unit that notifies, when the comparison result by the comparing unit does not match after writing by the downstream writing unit.
記録媒体を給紙する給紙手段と、
前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体に内蔵する複数の無線通信素子と通信する複数の通信手段とを備えたことを特徴とする記録装置。
Paper feeding means for feeding a recording medium;
Recording means for recording an image on the recording medium,
A recording apparatus, comprising: a plurality of communication means for communicating with a plurality of wireless communication elements incorporated in the recording medium.
前記複数の通信手段は前記複数の無線通信素子と同時に通信することを特徴とする請求8に記載の記録装置。9. The recording apparatus according to claim 8, wherein the plurality of communication units communicate simultaneously with the plurality of wireless communication elements. 前記複数の通信手段は前記複数の無線通信素子に内蔵するメモリにデータを書き込む書き込み手段を有することを特徴とする請求項8及び9に記載の記録装置。10. The recording apparatus according to claim 8, wherein the plurality of communication units include a writing unit that writes data to a memory built in the plurality of wireless communication elements. 前記書き込み手段による書き込みデータは同一データであることを特徴とする請求項8から10に記載の記録装置。11. The recording apparatus according to claim 8, wherein data written by said writing means is the same data. 前記書き込み手段による書き込みデータは異なるデータであることを特徴とする請求項8から11に記載の記録装置。12. The recording apparatus according to claim 8, wherein data written by said writing means is different data. 前記記録手段による記録動作と、前記書き込み手段による書き込み動作はほぼ同時に為されることを特徴とする
請求項8から12に記載の記録装置。
13. The recording apparatus according to claim 8, wherein the recording operation by the recording unit and the writing operation by the writing unit are performed almost simultaneously.
記録媒体を給紙する給紙手段と、
前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体に内蔵する無線通信素子にデータを書き込む書き込み手段と複数の通信アンテナと前記複数の通信アンテナからアンテナを選択するアンテナ選択手段とを備えたことを特徴とする記録装置。
Paper feeding means for feeding a recording medium;
Recording means for recording an image on the recording medium,
A recording apparatus comprising: a writing unit that writes data to a wireless communication element incorporated in the recording medium; a plurality of communication antennas; and an antenna selection unit that selects an antenna from the plurality of communication antennas.
前記複数のアンテナは形状が異なることを特徴とする
請求項14に記載の記録装置。
The recording device according to claim 14, wherein the plurality of antennas have different shapes.
前記アンテナ選択手段は前記記録媒体の形状に応じてアンテナを選択することを特徴とする請求項14及び15に記載の記録装置。16. The recording apparatus according to claim 14, wherein the antenna selection unit selects an antenna according to a shape of the recording medium. 前記アンテナ選択手段は前記無線通信素子の形状に応じてアンテナを選択することを特徴とする請求項14から16に記載の記録装置。17. The recording apparatus according to claim 14, wherein the antenna selection unit selects an antenna according to a shape of the wireless communication element. 前記アンテナ選択手段は前記無線通信素子への書き込みデータに応じてアンテナを選択することを特徴とする請求項14から17に記載の記録装置。18. The recording apparatus according to claim 14, wherein the antenna selection unit selects an antenna according to data written to the wireless communication element. 記録媒体を給紙する給紙手段と、
前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体に内蔵する無線通信素子にデータを書き込む複数の書き込み手段と書き込みデータを分割するデータ分割手段と、前記データ分割手段で分割された書き込みデータを前記複数の書き込み手段で書き込むことを特徴とする
記録装置。
Paper feeding means for feeding a recording medium;
Recording means for recording an image on the recording medium,
A plurality of writing means for writing data to a wireless communication element incorporated in the recording medium, a data dividing means for dividing the writing data, and the writing data divided by the data dividing means are written by the plurality of writing means. Recording device.
前記複数の書き込み手段の内少なくとも1つは前記記録手段より上流側に配置されていることを特徴とする請求項19に記載の記録装置。20. The recording apparatus according to claim 19, wherein at least one of the plurality of writing units is disposed upstream of the recording unit. 前記複数の書き込み手段の内少なくとも1つは前記記録手段より下流側に配置されていることを特徴とする
請求項19及び20に記載の記録装置。
21. The recording apparatus according to claim 19, wherein at least one of the plurality of writing units is disposed downstream of the recording unit.
前記複数のデータ書き込み手段で書き込んだデータを読み出すデータ読み出し手段をもち、
前記書き込み手段で書き込んだ書き込みデータと前記読み出し手段で読み出したデータを比較する比較手段を備えたことを特徴とする
請求項19から21に記載の記録装置。
A data reading unit that reads data written by the plurality of data writing units;
22. The recording apparatus according to claim 19, further comprising comparison means for comparing write data written by said writing means with data read by said reading means.
前記比較手段による比較結果が不一致の場合、該当する分割データを前記下流側に配置された書き込み手段で書き込むことを特徴とする
請求項18から21に記載の記録装置。
22. The recording apparatus according to claim 18, wherein when the comparison result by the comparing means does not match, the corresponding divided data is written by a writing means arranged on the downstream side.
前記下流側に配置された書き込み手段で書き込み後、前記比較手段による比較結果が不一致の場合、前記記録媒体を上流側に逆転搬送し、該当する分割データを前記下流側に配置された書き込み手段で再度書き込むことを特徴とする請求項19から23に記載の記録装置。After the writing by the writing means arranged on the downstream side, if the comparison result by the comparing means does not match, the recording medium is reversely conveyed to the upstream side, and the corresponding divided data is written by the writing means arranged on the downstream side. 24. The recording apparatus according to claim 19, wherein writing is performed again. 前記下流側に配置された書き込み手段で再度書き込む時、前記記録媒体は静止することを特徴とする請求項24に記載の記録装置。25. The recording apparatus according to claim 24, wherein the recording medium is stationary when writing is performed again by the writing unit disposed on the downstream side. 前記下流側に配置された書き込み手段で書き込み後、前記比較手段による比較結果が不一致の場合、報知する報知手段を有することを特徴とする請求項19から25に記載の記録装置。26. The recording apparatus according to claim 19, further comprising: a notifying unit that notifies, when writing is performed by the writing unit disposed on the downstream side, that the comparison result by the comparing unit does not match, to notify. 記録媒体を給紙する給紙手段と、
前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体に内蔵する無線通信素子にデータを書き込む複数のデータ書き込み装置と書き込みデータを分割するデータ分割手段と、複数の記録速度から記録速度を選択する記録速度選択手段を有することを特徴とする記録装置。
Paper feeding means for feeding a recording medium;
Recording means for recording an image on the recording medium,
It has a plurality of data writing devices for writing data to a wireless communication element incorporated in the recording medium, a data dividing unit for dividing the write data, and a recording speed selecting unit for selecting a recording speed from a plurality of recording speeds. Recording device.
前記書き込みデータが所定の値より小さい場合、前記記録速度選択手段は第1の記録速度を選択することを特徴とする請求項27に記載の記録装置。28. The recording apparatus according to claim 27, wherein when the write data is smaller than a predetermined value, the recording speed selection means selects a first recording speed. 前記書き込みデータが所定の値より小さい場合、第1のデータ書き込み装置を選択する書き込み装置選択手段を有することを特徴とする請求項27及び28に記載の記録装置。29. The recording apparatus according to claim 27, further comprising a writing device selecting unit that selects a first data writing device when the write data is smaller than a predetermined value. 前記データ書き込み手段で書き込んだデータを読み出すデータ読み出し手段をもち、データ書き込み手段で書き込んだ書き込みデータと前記読み出し手段で読み出したデータを比較する比較手段を備えたことを特徴とする請求項29に記載の記録装置。30. The data processing apparatus according to claim 29, further comprising a data reading unit that reads the data written by the data writing unit, and a comparison unit that compares the write data written by the data writing unit with the data read by the reading unit. Recording device. 前記比較手段による比較結果が不一致の場合、第2の書き込み手段による書き込みを行うことを特徴とする請求項29、及び30に記載の記録装置。31. The recording apparatus according to claim 29, wherein the writing by the second writing unit is performed when the comparison result by the comparing unit does not match. 前記第2の書き込み手段による書き込み後、前記比較手段による比較結果が不一致の場合、報知する報知手段を有することを特徴とする請求項29から31に記載の記録装置。32. The recording apparatus according to claim 29, further comprising: a notifying unit that notifies, when the comparison result by the comparing unit does not match after writing by the second writing unit. 前記書き込みデータが所定の値より大きい場合、前記記録速度選択手段は第2の記録速度を選択することを特徴とする請求項27に記載の記録装置。28. The recording apparatus according to claim 27, wherein when the write data is larger than a predetermined value, the recording speed selection means selects a second recording speed. 前記書き込みデータが所定の値より大きい場合、複数のデータ書き込み手段を選択することを特徴とする請求項27に記載の記録装置。28. The recording apparatus according to claim 27, wherein when the write data is larger than a predetermined value, a plurality of data write units are selected. 前記書き込みデータが所定の値より大きい場合、複数のデータ書き込み手段を選択し、且つ前記記録速度選択手段は第2の記録速度を選択することを特徴とする請求項27に記載の記録装置。28. The recording apparatus according to claim 27, wherein when the write data is larger than a predetermined value, a plurality of data write units are selected, and the recording speed selection unit selects a second recording speed. 前記第1の記録速度は前記第2の記録速度以上であることを特徴とする請求項27から35に記載の記録装置。36. The recording apparatus according to claim 27, wherein the first recording speed is equal to or higher than the second recording speed. 前記記録手段による記録動作と、前記書き込み手段による書き込み動作は、前記無線通信素子を内蔵する記録媒体の移動中に行うことを特徴とする請求項1から36に記載の記録装置。37. The recording apparatus according to claim 1, wherein the recording operation by the recording unit and the writing operation by the writing unit are performed while a recording medium including the wireless communication element is moving. 前記無線通信素子とはRF−ID(Radio Frequency Identification)タグであることを特徴とする請求項1から37に記載の記録装置。38. The recording apparatus according to claim 1, wherein the wireless communication element is an RF-ID (Radio Frequency Identification) tag. 記録媒体を給紙する給紙手段と、
前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体に内蔵する無線通信素子にデータを書き込む複数の書き込み手段と前記無線通信素子に書き込む書き込みデータに応じて、前記記録媒体の記録速度を選択する速度選択手段とを備える記録装置。
Paper feeding means for feeding a recording medium;
Recording means for recording an image on the recording medium,
A recording apparatus comprising: a plurality of writing units for writing data to a wireless communication element incorporated in the recording medium; and a speed selection unit for selecting a recording speed of the recording medium according to the write data to be written to the wireless communication element.
記録媒体を給紙する給紙手段と、
前記記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体に内蔵する無線通信素子にデータを書き込む複数の書き込み手段と前記無線通信素子に書き込む書き込みデータに応じて、前記書き込み手段を選択する第1の選択手段と前記記録媒体への記録速度を選択する第2の選択手段とを備える記録装置。
Paper feeding means for feeding a recording medium;
Recording means for recording an image on the recording medium,
A plurality of writing means for writing data to a wireless communication element incorporated in the recording medium, a first selection means for selecting the writing means in accordance with write data to be written to the wireless communication element, and a recording speed to the recording medium. A recording device comprising: a second selection unit for selecting the recording device.
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