JP2004078086A - Stereoscopic vision image display device and electronic device - Google Patents

Stereoscopic vision image display device and electronic device Download PDF

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a stereoscopic vision image display device capable of easily switching a plane vision image and a stereoscopic vision image without deteriorating the image resolution of the plane vision image. <P>SOLUTION: Each lens of a lens plate 12 sequentially magnifies and displays light of a subpixel in order of subpixel arrangement by parallelly moving the lens plate 12 on a liquid crystal panel 11. Then, an observer looks at the light of a subpixel one after another and can recognize a color plane vision image because RGB lights are overlapped on one another by an afterimage effect. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示画面に表示される画像をレンズ板を介して視認せしめる立体視映像表示装置及び立体視映像表示装置を備える又は立体視映像表示装置に接続される電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年では、立体視映像表示装置の開発が多く行われている。ここで立体視映像表示装置とは、両眼視差を利用した表示装置である。人の両目は左右に離れて位置するために、各目が捉える映像には若干のズレがあり、この視差によって立体感が認識されている。立体視映像表示装置は、この両眼視差を意図的に発生させて立体視映像を実現するものである。
【0003】
ここで、以下、本明細書中で述べる平面視映像、立体視映像とは、両眼視差によって観察者の大脳内で形成される像を示し、平面視画像、立体視画像とは、表示画面に表示される像を示すものとする。
【0004】
立体視映像表示装置として、従来から、平面液晶ディスプレイ等の表示パネルの面上にレンチキュラレンズやパララックスバリア等の立体視画像用光学素子を配置して、立体視映像を認識させる装置がある。しかし、立体視画像用光学素子を配置した時の平面視画像と、配置しない時の平面視画像とを比較すると、前者の方が解像度が低くなってしまう。従って立体視画像用光学素子を配置して表示される平面視画像の解像度を低下させずに表示させたいという要望があった。
【0005】
その解決法として、例えば、特開2001−330713号公報に開示されているように、平面視画像表示時はレンチキュラレンズ等に光を拡散させるフィルタを装着させることによって、平面視画像の解像度を維持する方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の方法では、レンチキュラレンズによって屈折した光がフィルタによって拡散されるため、平面視映像がぼやけてしまっていた。また、立体視画像と平面視画像とを切り換える度にフィルタを着脱する必要があり、手間と時間がかかっていた。
【0007】
更に、立体視画像表示時にフィルタを退避させる為の空間等が必要であるため、小型携帯情報端末装置(例えば、インターネット接続可能な携帯電話機、PDA等)等に適用する際に装置体積の増加を招く問題があった。
【0008】
本発明の目的は、平面視画像の画像解像度を落すことなく、簡単に平面視画像と立体視画像との切り換えが可能な立体視映像表示装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明の立体視映像表示装置は、表示パネル(例えば、図3の液晶パネル11)と、複数のレンズを有するレンズ板(例えば、図3のレンズ板12)とを備え、前記表示パネルに表示させる画像を、前記レンズ板を介して立体視映像として認識せしめる立体視映像表示装置において、前記表示パネルに対して前記レンズ板を平行に移動させる移動手段(例えば、図12のカム80a及び80b)を備えることを特徴としている。
【0010】
複数のレンズを有するレンズ板を用いた立体視映像表示装置では、各レンズによって表示パネルの各画素から出射される光に指向性を与えている。即ち、観察者の位置に応じて異なる画素が認識されるようにレンズは各画素から出射される光を屈折させる。従って、観察者がレンズ板を介して表示パネルを見ると、両眼視差によってそれぞれ異なる画像を捉えて、立体視映像を認識することとなる。一方、請求項1記載の発明によれば、表示パネルに対してレンズ板を平行に移動させることによって、各レンズは各画素から出射される光をレンズ板の移動方向の配列順に連続的に透過する。このため、観察者に表示パネル全ての画素を認識させることができ、更に残像効果によって平面視映像を認識させることができる。また、表示パネルの解像度を低減させることなく平面視映像を実現でき、容易に平面視映像と立体視映像の切り換えが可能となる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、n眼式である請求項1に記載の立体視映像表示装置であって、前記移動手段は、1フレーム描画時間当たりn個以上の画素を移動する速度で前記レンズ板を移動させることを特徴としている。
【0012】
この請求項2に記載の発明によれば、1つのフレームに対する人間の目の残像時間より速い速度でレンズ板が移動することになるため、請求項1の効果と同様に、観察者は残像効果によって平面視映像を認識することができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の立体視映像表示装置であって、前記移動手段による平行移動は周期運動であることを特徴としている。
【0014】
この請求項3に記載の発明によれば、レンズ板を往復振動等の周期運動によって平行移動させることによって、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果を奏すると共に、繰り返して周期運動を行うことによって、観察者に対して平面視映像を長時間認識させることができる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の立体視映像表示装置であって、前記レンズ板はレンチキュラレンズ板であり、前記移動手段による平行移動は、視差方向の振幅がn−2個より大きい画素幅で、1つのレンズが少なくともn個の画素上を通過する周期運動であることを特徴としている。
【0016】
この請求項4に載の発明によれば、周期運動の振幅をn−2個より大きい画素幅に設定することによって、観察者に表示パネル全ての画素を認識させることができる。具体的には、例えば5眼式である立体視映像表示装置の場合、周期運動の中心を1つの画素の中央とし、周期運動の振幅を3個分の画素幅より大きいものとすれば、1つのレンズの主点は5個の画素上を通過することができる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の立体視映像表示装置であって、前記レンズ板のレンズ面は前記表示パネルの表示面より広い大きさであることを特徴としている。
【0018】
更に請求項6に記載の発明のように、請求項5に記載の立体視映像表示装置であって、前記レンズ板をレンチキュラレンズ板とし、視差方向の長さが前記表示パネルの視差方向の長さより長くなるように構成してもよい。
【0019】
この請求項6及び7に記載の発明によれば、レンズ板を液晶パネルに平行に移動させても、表示パネルの一部が露出されることがない。更に、平面視画像から立体視画像に表示パネルの表示を切り換える際も、素早くレンズ板を所定の位置に配置させることができる。
【0020】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の立体視映像表示装置であって、前記移動手段は、機械的機構により前記レンズ板を平行移動させる手段であることを特徴としている。
【0021】
この請求項7に記載の発明によれば、例えば、所定のカム機構、所定の歯車機構、所定の遊星歯車機構、ベルト(或いはチェーン)を用いた所定のリンク機構等の機械的機構を用いることにより、レンズ板を平行移動させることができる。
【0022】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の立体視映像表示装置であって、前記移動手段は、電気的機構により前記レンズ板を平行移動させる手段であることを特徴としている。
【0023】
この請求項8に記載の発明によれば、例えば、電磁石(ソレノイド)、ピエゾ素子(圧電素子)等の電気的機構を用いることにより、レンズ板を平行移動させることができる。また、電気的機構によれば、機械的機構に比べて静かな駆動を実現できる。
【0024】
請求項9に記載の発明の立体視映像表示装置は、表示パネルと、複数のレンズを有するレンズ板とを備え、前記表示パネルに表示させる画像を、前記レンズ板を介して立体視映像として認識せしめる立体視映像表示装置において、前記レンズ板に対して前記表示パネルを平行に移動させる移動手段を備えることを特徴としている。
【0025】
請求項9に記載の発明によれば、レンズ板に対して表示パネルを平行に移動させることによって、請求項1と同様の効果を奏することができる。
【0026】
請求項10に記載の発明の立体視映像表示装置は、表示パネルと、複数のスリットを有するバリア板とを備え、前記表示パネルに表示させる画像を、前記バリア板を介して立体視映像として認識せしめる立体視映像表示装置において、前記表示パネルに対して前記バリア板を平行に移動させる移動手段を備えることを特徴としている。
【0027】
また、請求項11に記載の発明の立体視映像表示装置は、表示パネルと、複数のピンホールを有するバリア板とを備え、前記表示パネルに表示させる画像を、前記バリア板を介して立体視映像として認識せしめる立体視映像表示装置において、前記表示パネルに対して前記バリア板を平行に移動させる移動手段を備えることを特徴としている。
【0028】
複数のスリットを有するバリア板を用いた立体視映像表示装置では、複数の視差像を縦方向に分割し、分割した画像を視差の配列順に表示パネルに表示する。そして観察者がバリア板を介して表示パネルを見ると、両眼視差によって左右の眼がそれぞれ異なる画像を捉えて、立体視映像を認識することとなる。この場合、バリア板とはパララックスバリア板等である。また、縦横方向に視差のある立体視映像を表示させる場合にはピンホールバリア板等が用いられる。
【0029】
請求項10及び11に記載の発明によれば、表示パネルに対してバリア板を平行に移動させることによって、表示パネルに分割して表示された画像をバリア板の移動方向の配列順に連続的に観察者に認識せしめることができる。このため、観察者に表示パネル全ての画素を認識させることができ、更に残像効果によって平面視映像を認識させることができる。また、請求項2〜9に記載の立体視映像表示装置において、レンズをスリット或いはピンホール、レンズ板をバリア板、レンチキュラレンズ板をパララックスバリア板或いはピンホールバリア板に置き換えることにより、バリア板を用いた各種立体視映像表示装置を実現可能である。
【0030】
また、請求項12に記載の発明のように、請求項1〜11の何れか一項に記載の立体視映像表示装置において、外部入力される駆動信号に応じて前記移動手段を駆動させる駆動手段(例えば、図31の駆動装置840及び作動制御装置850)を更に備えることとしてもよい。
【0031】
この請求項12に記載の発明によれば、外部入力される駆動信号に応じて前記移動手段を駆動させる。例えば、請求項12に記載の立体視映像表示装置をパーソナルコンピュータやゲーム装置等の外部機器と接続して、当該外部機器から入力される駆動信号に応じてレンズ板或いは表示パネルを平行に移動させるように設定することが可能である。
【0032】
また請求項13に記載の発明のように、請求項1〜11の何れか一項に記載の立体視映像表示装置において、前記移動手段の作動状態に応じた通知信号を外部装置に対して出力する出力手段(例えば、図31の作動制御装置850)を更に備えることとしてもよい。
【0033】
この請求項13に記載の発明によれば、移動手段の作動状態に応じた通知信号を外部に対して出力する。係る発明は、外部機器に立体視映像表示装置を接続し、当該外部機器から入力される画像データを表示パネルに表示させるような場合に効果的である。即ち、レンズ板或いは表示パネルの作動状態に応じた画像データを出力させるように外部機器に対して指示することが可能となる。
【0034】
請求項14に記載の電子機器は、請求項12に記載の立体視映像表示装置と、立体視画像情報と平面視画像情報とを切り換えて前記立体視映像表示装置に出力する画像制御手段(例えば、図28のCPU600;図29に示す切換処理のステップA3又はA5)と、前記画像制御手段の出力画像の切り換えに連動して前記駆動手段を駆動させる駆動信号を出力する指示信号出力手段(例えば、図28のCPU600;図29に示す切換処理のステップA2又はA4)と、を備えることを特徴としている。
【0035】
この請求項14に記載の発明によれば、立体視映像表示装置を備える電子機器において、表示する画像の種類に応じて、即ち、立体視用と平面視用の何れの画像を表示するかに応じて、レンズ板或いは表示パネルを平行移動させることが可能となる。故に、例えば電子機器をゲーム装置として用いる場合には、そのゲームプログラムに従ってゲームステージに応じて生成・表示する画像の種類を切り換え、また同時にレンズ板或いは表示パネルを平行移動させる、といった設定をすることができる。
【0036】
請求項15に記載の発明は、請求項13に記載の立体視映像表示装置に接続される電子機器において、前記出力手段から出力される通知信号に応じて、立体視画像情報と平面視画像情報とを切り換えて前記立体視映像表示装置に出力する画像制御手段(例えば、図28のCPU600;図29に示す切換処理のステップA3又はA5)を備えることを特徴としている。
【0037】
この請求項15に記載の発明によれば、立体視映像表示装置から入力される通知信号に応答して立体視映像表示装置に出力する画像の種類(立体視用/平面視用)を切り換える。例えば、立体視映像表示装置において、レンズ板或いは表示パネルの平行移動を入力ボタンの押下有無によって開始する場合に、その押下信号を電子機器に出力する。押下信号を受信した電子機器は、当該押下信号に応答して立体視映像表示装置に出力する画像の種類を変更する、といった単純な構成を実現することが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を適用した実施の形態を図面を参照して説明する。尚、以下では、立体視映像表示装置の画面表示手段としてカラーの平面液晶ディスプレイを用いる場合を例に説明するが、本発明の適用についてはこの場合に限定する必要はない。また、立体視映像表示装置に設置されているレンズ板には様々な種類のものが考えられるが(例えば、縦横に格子状のレンズが並んだ「蝿の目レンズ(フライズアイズレンズ)」等)、以下ではレンズ板としてレンチキュラレンズ板を用いることとする。
【0039】
ここで、レンチキュラレンズ板とは、一方の面が凹凸を有し、他方の面が平面状のレンズ板であり、凹凸面は半円筒形もしくはこれと光学的に等価なレンズが連続して配列されたものである。レンチキュラレンズ板は、個々の半円筒レンズの側面が各画素の縦方向の配列に対応するように平面液晶ディスプレイ上に設置される。以下では、n眼式レンチキュラレンズとしてn=5の場合を用いて説明する。また、レンチキュラレンズ板を単にレンズ板と言う。
【0040】
次に、立体視映像表示装置について説明する。図1は、レンチキュラ方式を用いた立体視映像表示装置1によって観察者14に立体視映像を認識せしめる方法を説明する為の概念図である。ただし、14は観察者の頭部を下からみた図である。立体視映像表示装置1は、バックライト10、液晶パネル11及びレンズ板12を有する。バックライト10、液晶パネル11及びレンズ板12はそれぞれ板状体であって、互いに平行に配置される。また、レンズ板12は5眼式であるため、各レンズのレンズピッチが液晶パネル11の5サブピクセル分に相当するように設計される。バックライト10は光を出射し、その光は液晶パネル11とレンズ板12を通過して立体視映像表示装置1の外に進行する。そして観察者14はレンズ板12を介して液晶パネル11に表示される画像を映像として捉えることになる。
【0041】
より具体的に説明すると、液晶パネル11の画面には縦横にピクセル(ドット)が敷き詰められている。1ピクセルは光の3原色であるRed(赤)、Green(緑)、Blue(青)の3つのサブピクセルを1セットにして構成され、(R1,G1,B1)(R2,G2,B2)(R3,G3,B3)・・・と並んでいる。そして、同図においては5眼式のため、最右映像13eは[R1,B2,G4]、右映像13dは[G1,R3,B4]、中央映像13cは[B1,G3,R5]、左映像13bは[R2,B3,G5]、最左映像13aは[G2,R4,B5]として観察者14の眼に届くことになる。尚、詳細は「3次元画像コンファレンス’96」講演論文『レンチキュラ板の標本化効果を考慮した3次元画像処理アルゴリズム(著者:宮沢篤)』による。
【0042】
以上の構成を元に、平面視画像と立体視画像とを切り換える方法について詳細に説明する。上述のように、立体視映像表示装置1では立体視画像表示を実現させるために、各指向方向につきレンズを介して1つのサブピクセルのみが見えるように設計されている。そこで、レンズ板12を液晶パネル11の表面に対して一定の速度で平行移動させる。すると、レンズ板12の各レンズは各画素から出射される光をレンズ板12の移動方向の配列順に連続的に透過する。このため、レンズ板12の移動に伴って、観察者に液晶パネル11の画素を順々に認識させることができる。その結果、残像効果によって一定時間の間に液晶パネル11全ての画素を認識させることができる。
【0043】
図2を用いて、具体的に説明する。レンズ板12の各レンズの焦点は液晶パネル11の表示面近傍に位置しているとし、観察者はレンズ板12の正面からレンズ板12を見ているものとする。まず時間T1において、レンズ12aの焦点はサブピクセルB1に位置するため、レンズ12aの一面にサブピクセルB1が拡大されて見える。またレンズ12bの焦点はサブピクセルG3に位置するため、レンズ12bの一面にサブピクセルG3が拡大されて見え、レンズ12cの焦点はサブピクセルR5に位置するため、レンズ12cの一面にサブピクセルR5が拡大されて見える。
【0044】
そして時間T2において、レンズ板12が1サブピクセル分視差方向に平行移動する。するとレンズ12aの焦点はサブピクセルR2に位置するため、レンズ12aの一面にサブピクセルR2が拡大されて見える。またレンズ12bの焦点はサブピクセルB3に位置するため、レンズ12bの一面にサブピクセルB3が拡大されて見え、レンズ12cの焦点はサブピクセルG5に位置するため、レンズ12cの一面にサブピクセルG5が拡大されて見える。
【0045】
以上の要領で、液晶パネル11に対してレンズ板12を平行移動させると、時間T3において、レンズ板12aの一面にサブピクセルG2が、レンズ12bの一面にサブピクセルR4が、レンズ12cの一面にサブピクセルB5が拡大されて見える。続いて時間T4において、レンズ12zの一面にサブピクセルR1が、レンズ12aの一面にサブピクセルB2が、レンズ板12bの一面にサブピクセルG4が拡大されて見える。そして時間T5において、レンズ12zの一面にサブピクセルG1が、レンズ12aの一面にサブピクセルR3が、レンズ12bの一面にサブピクセルB4が拡大されて見える。
【0046】
このように液晶パネル11上でレンズ板12を平行移動させることによって、観察者に対してサブピクセルから出射される光をサブピクセルの配列順に順次認識させることができる。そして観察者は次々とサブピクセルの光を見ることになるため、残像効果によってRGBの光が重なり合い、カラーの平面視映像として認識することができる。
【0047】
次に、レンズ板12の移動速度について説明する。本実施の形態において、レンズ板12は5眼式であるため、レンズ板12を1フレーム(例えば、1/60秒)以内に5サブピクセル以上移動させることによって、1フレームに係るRGBの光を観察者の眼に認識させることができる。
【0048】
例えば、4インチVGA(Video Graphics Array:640×480ピクセルの解像度を示す)に5眼式のレンズ板12を配置した場合、レンズ1つ分の幅は、
80mm/(640×3)×5≒0.2mm ・・・(1)
式(1)の“80mm”とは、4インチディスプレイの横幅を示す。1フレーム中にレンズ1つ分の幅を平行移動させるから、
0.2mm/(1/60)秒=12mm/秒 ・・・(2)
つまり、12mm/秒以上の速さでレンズ板12を平行移動させれば、1フレーム中に液晶パネル11の全てのサブピクセルを観察者に認識させることができる。
【0049】
図3は、液晶パネル11とレンズ板12の横断面図であり、レンズ板12の平行移動について説明する為の模式図である。図3(a)において、液晶パネル11の右端部11Rの真上にレンズ板12の右端部12Rが位置するようにレンズ板12が配置されている。例えば、レンズ板12を図面に対して右方向に幅Mほど平行移動させると、図3(b)のようになる。ここで、レンズ板12を式(2)のように12mm/秒で平行移動させる場合、M=12mmとすることによって、平面視画像を1秒間表示させることができる。
【0050】
図4は、液晶パネル11上でレンズ板12を平行移動させたときの、レンズ板12に含まれる1つのレンズ(以下、「主点」と言う。)の軌跡と時間との関係を示した図である。図4において、縦軸は時間、横軸は5サブピクセル内(例えば、サブピクセルR1、G1、B1、R2及びG2)における主点の位置を示す。レンズ板12が平行移動することにより、主点はサブピクセルR1からG2までを一定の速度で移動する。主点が5つのサブピクセルを通過する時間をλとすると、各サブピクセル上を通過するのに要する時間はそれぞれ0.2λとなる。ここで、λ≦1/60秒とすることにより、観察者に対してレンズを介して1フレーム中に5つのサブピクセルを認識させることができる。また各サブピクセルをレンズで拡大して表示する時間は全てのサブピクセルにおいて等しいため、モアレやぎらつきがなく、高画質な平面視映像とすることができる。
【0051】
しかし、上述のように液晶パネル11上でレンズ板12を平行移動させる場合、平面視画像表示の時間を長くするほど幅Mを長くする必要があり、レンズ板12の面積が大きくなる。従って、立体視映像表示装置1の体積も大きくなるため、小型の情報端末装置等の適用に不向きとなってしまう。
【0052】
そこで、以下に液晶パネル11上でレンズ板12を一定の周期で往復振動させる方法を説明する。図5は、液晶パネル11とレンズ板12の横断面図であり、レンズ板12の往復振動について説明する為の模式図である。レンズ板12の横幅は液晶パネル11の横幅に対して、幅M’×2ほど長い。まず、レンズ板12を図面に対して左方向へ平行移動させ、次に逆方向、即ち図面に対して右方向へ幅Mほど平行移動させる。この動作を繰り返すと、レンズ板12は往復振動することになる。
【0053】
図6は、液晶パネル11上でレンズ板12を往復振動させたときの、レンズ板12に含まれる1つの主点の軌跡と時間との関係を示した図である。図6(a)において、縦軸は時間、横軸は5サブピクセル内(例えば、サブピクセルR1、G1、B1、R2及びG2)における主点の位置を示す。レンズ板12が液晶パネル11に対して例えば左から右へ平行移動することにより、主点はサブピクセルR1からG2までを一定の速度で移動する。次にレンズ板12が液晶パネル11に対して右から左へ平行移動することにより、主点はサブピクセルG2からR1までを一定の速度で移動する。このように、液晶パネル11上でレンズ板12を往復振動させることによって、レンズは5つのサブピクセル上の平行移動を繰り返すことになる。
【0054】
更に、レンズが5サブピクセル分移動するのに要する時間(図6(a)では波長の1/2)をλとすると、λ≦1/60秒とすることにより、観察者に対してレンズを介して1フレーム中に5つのサブピクセルを認識させることができる。従って、レンズ板12を平行移動させる場合と同様の平面視画像を表示させることができる。
【0055】
また、振幅Pは5サブピクセルの整数倍としてもよい。即ち、
=5[サブピクセル]×n(nは自然数) ・・・(3)
この場合、波長の1/2であるλは、
λ≦n/60秒 ・・・(4)
とする。
【0056】
尚、液晶パネル11上でレンズ板12を往復振動させる場合、例えばサブピクセルG2及びR1のような、レンズ板12のレンズの切り返しが発生する位置において、図6(a)の波形に示すように直線的にレンズを切り返させることは困難である。そこで、図6(b)に示すように、レンズ板12の往復振動によってレンズの切り返しが発生するサブピクセル上のレンズの軌跡においては、直線でなくてもよい。但し、レンズが5つの各サブピクセル上に位置する時間は全て0.2λとする。
【0057】
次に、液晶パネル11上でレンズ板12を左右に正弦振動させる場合を説明する。レンズ板12を液晶パネル11の上面に平行に正弦振動させるためには、例えば、モータ等の回転運動を往復運動に変換するような機構によって実現でき(図示省略)、装置を一層単純化できる。
【0058】
図7は、液晶パネル11上でレンズ板12を左右に正弦振動させたときの、レンズ板12に含まれる1つのレンズ(主点)の軌跡と時間との関係の一例を示した図である。図7において、縦軸は時間、横軸は5サブピクセル内(例えば、サブピクセルR1、G1、B1、R2及びG2)における主点の位置を示す。主点の振動の中心は、サブピクセルB1の中央に一致している。レンズ板12が5サブピクセルの幅を正弦振動することにより、主点はサブピクセルR1からG2上を移動する。主点が5つのサブピクセルを移動する時間をλとすると、λ≦1/60秒とすることにより、観察者に対してレンズを介して1フレーム中に5つのサブピクセルを認識させることができる。
【0059】
しかし、同図において、主点が各サブピクセルR1、G1、B1、R2及びG2上に位置する時間が一定ではない。即ち、主点がサブピクセルR1上に位置する時間は時間A、サブピクセルG1上に位置する時間は時間B、サブピクセルB1上に位置する時間は時間C、サブピクセルR2上に位置する時間は時間D、そしてサブピクセルG2上に位置する時間は時間Eとなり、時間の長さの関係は(A=E)>(B=D)>Cである。このようにレンズが各サブピクセル上に位置する時間にバラツキがあると、観察者がレンズを介して認識する色に偏りが生じ、色ムラ等が発生する。従って、画質の悪い平面視映像となってしまう。
【0060】
ここで往復振動の振幅を変化させた例を用いて、具体的に説明する。以下では、振動の中心はサブピクセルB1の中央から変更せず、振幅のみを変更するものとする。図8(a)は振幅Pを3.75s(サブピクセル3.75個分)とした場合を示した図であり、この時の1/2波長λはλ≦1/60秒である。図8(a)において、主点が各サブピクセルR1、G1、B1、R2及びG2上に位置する時間A、B、C、D及びEはほぼ同じ時間幅であるため、各サブピクセルはレンズによってそれぞれ同じ時間拡大表示される。従って、色ムラ等の発生を抑え、画質の良い平面視映像とすることができる。
【0061】
一方、図8(b)は振幅Pを7s(サブピクセル7個分)とした場合を示した図である。ここで、主点が各サブピクセルR1、G1、B1、R2及びG2上に位置する時間A、B、C、D及びEは、ほぼ同じ時間幅である。しかし、主点は時間λの間にサブピクセルB0及びB2についても拡大表示する。即ち、主点に隣接したレンズによって、時間λの間にサブピクセルR1及びG2について拡大表示されることとなる。このため、時間λの間にサブピクセルR1は積算して時間A+A’ほど拡大表示され、更にサブピクセルG2は積算して時間E+E’ほど拡大表示される。
【0062】
図2を参照して具体的に説明すると、時間A、B、C、D及びEはレンズ12aによって各サブピクセルを拡大表示する時間に対応するが、時間A’はレンズ12zによってサブピクセルR1が拡大表示される時間、時間E’はレンズ12bによってサブピクセルG2が拡大表示される時間となる。結果的にサブピクセルR1及びG2を拡大表示する時間的割合が多くなるため色ムラ等が発生し、画質の悪い平面視画像となってしまう。
【0063】
そこで、レンズが各サブピクセル上に位置する時間の偏差が小さくなるようなレンズ板12の振幅を設定する。図7において、時間A〜Eの時間幅の分散σは以下のような式で表すことができる。
σ=(A−0.2)+(B−0.2)+(C−0.2)+(D−0.2)+(E−0.2) ・・・(5)
【0064】
図9は、レンズ板12の振幅Pとレンズが各サブピクセル上に位置する時間の分散の関係を式(5)を用いて算出したグラフ図である。縦軸は分散σ、横軸の数字は振幅を示しており、sは1つのサブピクセルの幅である。つまり、5sとは振幅がサブピクセル5個分であり、11sとは振幅がサブピクセル11個分である。
【0065】
図9によると、振幅P=3.75s、13.7s、23.7sの時の分散σが非常に小さい。一方、振幅Pが3.75s以上の範囲では、P=7sの時に分散σが最大となっている。また、図10は振幅P=3.75s、5s、7s、13.7s及び23.7sの時の時間A〜Eと分散σを示した表である。図10において、振幅P=5s及び7sの時の分散σと比較して、振幅P=13.7s、23.7s、・・・と10sごとに著しく小さい分散σが現れていることが分かる。従って、振幅Pを13.7s、23.7s、・・・に設定することにより、各サブピクセルはレンズによってそれぞれほぼ同じ時間拡大表示される。このため、平面視映像の色ムラの発生を防ぐことができ、高画質の平面視映像を実現できる。以上のように、正弦振動においては、分散σがなるべく小さくなるように振動中心及び振幅を設定することで、画質の低下を防ぐことができる。
【0066】
また、往復運動に正弦振動を用いると、振幅が大きくなるにつれ、レンズの主点が振動の中心付近を通る時の速度に対して、切り返し時の前後における速度が低下する。これにより、振動の中心付近の速度は十分であるのに、振動の切り返し付近の速度が不十分となることがあり得る。この場合、特定の画素が長時間表示されることとなるので、切り返し時の前後において、平面視画像の画質が悪くなる。もちろん、周波数、すなわち振動全体の速度を上げることにより、切り返し時の移動速度をも上げて、この問題を解決することは可能である。ただし、振幅が大きい程速く動かさなければならず、大きな動力が必要となる。そこで、以下にレンズ板の移動する方向が切り換わる際の移動速度の低下を抑えた平行移動機構の例について説明する。以下の各平行移動機構は移動手段としての機能を有する。
【0067】
(1)平行移動機構1(カム式)
液晶パネル11上でレンズ板12を往復振動させるための機構として、カムを用いた場合を例に説明する。
【0068】
図11(a)は、液晶パネル11上でレンズ板12を往復振動させたときの、レンズ板12に含まれる1つのレンズ(主点)の軌跡とカムの回転角度との関係を示した図である。図6(a)に示す波形のような往復振動は、その輪郭が例えば図11(a)の極座標表示(θ、r)で示される形状のカム70の回転によって実現できる。ここで、Rは任意の正の数である。またγは、
2γ×m=360°(mは自然数) ・・・(6)
を満足する必要がある。即ち、
γ=180°、90°、60°、45°、・・・、(180/m)° ・・・(7)
となる。図11(b)に示すカム70は、γ=90°の場合のカムの形状の一例である。
【0069】
続いて、カム70を用いて、レンズ板12を往復振動させる一例について説明する。図12(a)は、カムを用いてレンズ板12を往復振動させるための機構を有する立体視映像表示装置100の一例を示し、図12(b)中の矢視線X−X’の断面図である。図12(b)は立体視映像表示装置100の平面図である。立体視映像表示装置100は、バックライト10、液晶パネル11、レンズ板12、カム80a及び80b(以下、包括的に「カム80」と言う。)、回転軸81a及び81b(以下、包括的に「回転軸81」と言う。)、カム受け82a及び82b(以下、包括的に「カム受け82」と言う。)、バネ83a及び83b(以下、包括的に「バネ83」と言う。)、筐体84を有する。
【0070】
バックライト10、液晶パネル11及びレンズ板12は板状体であり、互いに平行に配列される。支柱89a及び89bは液晶パネル11を固定するための支柱であり、上端は液晶パネル11の底面端に、下端は筐体84に、支柱79a及び79bが平行になるように固着されている。筐体84は、樹脂や金属材料等で構成され、バックライト10、液晶パネル11、レンズ板12等の立体視映像表示装置100に含まれる要素及び部品等を固定又は保護する。
【0071】
カム80は、回転軸81に固定されており、回転軸81の回転と一体的にカム80が回転するように構成されている。回転軸81aと回転軸81bとは互いに平行且つ同期して回転するように駆動装置(不図示)等に接続されている。駆動装置は回転軸81を回転させるための装置である。カム受け82は三角柱の形状を成し、その一側面はレンズ板12を構成するレンズの境界線方向の辺の一側面の両端にそれぞれ固着される。
【0072】
バネ83の一端は、レンズ板12のレンズの境界線方向の辺の他側面の両端にそれぞれ固着され、他端はレンズ板12のレンズのピッチ方向に沿って筐体84に固着される。バネ83は、図中右方向にレンズ板12を付勢しており、レンズ板12の一側面に固着されたカム受け82がカム80に常に接触するように構成されている。
【0073】
カム80の回転とバネ83のバネ力に従って、カム受け82及びレンズ板12は液晶パネル11の上面と平行に往復振動を行う。図11(b)において、回転軸81からカム80側面の凹部までの長さをRとし、カム80側面の凸部までの長さをR’とする。長さR及びR’の差は5サブピクセル分である。従って、カム80が回転駆動されると、レンズ板12は5サブピクセル分の振幅で振幅振動する。
【0074】
(2)平行移動機構2(ラックピニオン式)
続いて、液晶パネルの上面と平行にレンズ板を往復振動させる平行移動機構としてラックピニオンを用いる場合を説明する。
【0075】
図13は、レンズ板を往復振動させるための平行移動機構として用いるラックピニオン13の一例を示した概略図である。ラックピニオン13は、ラックユニット130、ラック歯車131a及び131b、ピニオン140を有する。ラックユニット130はラック歯車131a及び131bを内歯車とする板状体に形成され、ラック歯車131a及び131bが互いに対向するようにラックユニット130の内側面に設けられる。
【0076】
ピニオン140は回転軸141及びピニオン歯車142によって構成される。回転軸141は円柱状の形状を成す。ピニオン歯車142は、輪を直径で切断した半輪状の形状を成し、その内側の側面が回転軸141の側面に固着されている。そして回転軸141の回転に伴って、ピニオン歯車142も一体的に回転する。
【0077】
ラックユニット130及びピニオン歯車140は、ピニオン歯車140の回転によりラック歯車131a或いは131bの何れか一方と噛合するように配置される。
【0078】
図14は、ラックピニオン13の動作を示す動作説明図である。ピニオン140の回転軸141の中心は位置Oに固定されており、位置Oを中心として時計回りに回転するとする。まず図14(a)において、ラック歯車131a及び131bとピニオン歯車142とは、左一端において噛合している。回転軸141が時計回り(図中の矢印方向)に回転されるとラック歯車131aとピニオン歯車142との噛合は外れ、ラック歯車131bとピニオン歯車142とが噛合する。回転軸141の回転が続くと、ラックユニット130は図面に対して左方向に平行移動する(図14(b))。
【0079】
更に回転軸141の回転が続くと、ラックユニット130は更に左方向に平行移動し、終には、ピニオン歯車142がラック歯車131a及び131bの右一端において噛合する(図14(c))。
【0080】
続いて回転軸141が回転されると、ラック歯車131bとピニオン歯車142との噛合が外れ、ラック歯車131aとピニオン歯車142とが噛合する。回転軸141の回転が続くと、ラックユニット130は図面に対して右方向に平行移動する(図14(d))。更に回転軸141の回転が続くと、ラックユニット130は更に右方向に平行移動し、終には、ピニオン歯車142がラック歯車131a及び131bの左一端において噛合する(図14(e)又は図14(a))。以上のように、回転軸141の回転を続けると、ラックユニット130は左右へ図11(a)のような往復振動を繰り返す。
【0081】
図15は、レンズ板12を往復振動させる機構として、ラックピニオン13を用いた場合の立体視映像表示装置200の一例を示す平面図である。レンズ板12のレンズのピッチ方向の辺の一側面には、ラックピニオン13のラックユニットの長辺一側面が固着される。ラックピニオン13の回転軸は、駆動装置(不図示)等に接続されている。そして回転軸を回転させると、レンズ板12はラックユニットと一体化して左右に図11(a)のような振幅振動を行う。また、レンズ板12の振幅は、ラック歯車131a及び131bの長さと、それに合わせたピニオン歯車の半径によって調整可能である。
【0082】
(3)平行移動機構3(ベルト式)
続いて、液晶パネルの上面と平行にレンズ板を往復振動させる平行移動機構としてベルトを用いる場合を説明する。
【0083】
図16は、レンズ板を往復振動させる為の平行移動機構として用いるベルト部16の一例を示した概略図である。図16(a)はベルト部16の平面図であり、図16(b)はベルト部16の側面図である。ベルト部16は、ベルト160、回転軸161a及び161b(以下、包括的に「回転軸161」と言う。)、軸162によって構成される。ベルト160は環状体を成し、その1ヶ所に円柱状の軸162が固着される。回転軸161は円柱の形状を成し、それぞれ同じ方向へ回転する。ベルト160は回転軸161のそれぞれに係合され、回転軸161の回転によりベルト160が回転される。このとき、軸162の左右方向の運動は、図7に示すような通常の正弦振動と比較して、等速直線運動の部分が長くなり、図6(b)のような運動に近づけることができる。そのため、通常の正弦振動よりも色むらの少ない良い画像を得ることができる。
【0084】
ここで、軸162は、ベルト160の回転と一体化して回転移動するが、ある一線上を往復振幅するのではなく、ベルト160の環状に沿って移動する必要がある。この運動をそのままレンズ板に伝えても構わない。しかし、レンズ板の上下方向の幅をより短くするには、レンズ板が左右のみに往復振動し、上下方向には移動しないようにする必要がある。そこで、ベルト160の回転に伴う軸162の回転移動を、板カム170を介することにより振幅運動に変換するベルトユニット17の一例を示した概略図を図17(a)に示す。図17(b)は、ベルトユニット17を図17(a)中の矢印Qから見たときの側面図である。ベルトユニット17はベルト部16、板カム170、平板171によって構成される。
【0085】
板カム170は板状体で、短辺が軸162の直径と等しく、長辺が回転軸160の直径以上の長さとなる長方形或いは楕円形に貫通されたスライド溝を有して構成される。そして、軸162の円側面と板カム170の内側面とが接触するように、ベルト部16と板カム170が設置される。また、平板171は板カム170の短辺一側面に固着される。平板171は、ガイド172によって図の左右方向のみの移動が許され、上下方向には移動ができないように制限されているものとする。
【0086】
図17に示した機構の動作を説明する。回転軸161の回転に伴ってベルト160が回転し、軸162も回転移動する。同時に、板カム170及び平板171も軸162の位置に伴って平行移動する。そして、軸162が回転軸160の円側面に沿って移動する時、軸162は板カム170のスライド溝を内側面に沿って移動する。即ち、軸162はベルト160の環状に沿って回転運動を行うが、板カム170のスライド溝では溝方向に移動するのみである。従って、板カム170及び平板171は、往復振動をすることができる。
【0087】
図18は、レンズ板12を往復振動させる機構として、ベルトユニット17a及び17bを用いた場合の立体視映像表示装置300の一例を示す平面図である。ベルトユニット17a及び17bが備える平板(不図示)の上面とレンズ板12の下面とが固着される。ベルトユニット17a及び17bの回転軸は、駆動装置(不図示)等に接続されている。また、レンズ板はガイド18によって左右にのみ移動が許され、上下方向には移動ができないように制限されている。そして回転軸を同じ方向に同期させて回転させると、レンズ板12は板カムと一体化して左右に振幅振動を行う。レンズ板12の振幅は、ベルトの長さによって調整可能である。
【0088】
また、以上の説明では、ベルトを用いた平行移動機構について説明したが、これに限定されず、例えば、チェーン等を用いて実現してもよい。
【0089】
(4)平行移動機構4(電磁石式)
続いて、液晶パネルの上面と平行にレンズ板を往復振動させる平行移動機構として電磁石を用いる場合を説明する。図19はレンズ板を往復振動させる為の平行移動機構として用いる電磁石ユニット19の一例を示した平面図である。電磁石ユニット19は、移動ユニット190、切換ユニット194及び195によって構成される。
【0090】
移動ユニット190は、永久磁石1901、板1902、スイッチ素子1903及び1904を有する。永久磁石1901は棒板状体を成し、その長辺方向の長さはレンズ板12のレンズのピッチ方向の辺の長さと等しい。永久磁石1901の長辺一側面には板1902が固着される。板1902は樹脂等の導電性の非常に低い材料で構成される。そして、永久磁石1901の短辺一側面に沿うように、スイッチ素子1903が板1902に固着されている。また、永久磁石1901の短辺他側面に沿うように、スイッチ素子1904が板1902に固着される。
【0091】
切換ユニット194は、電磁石1941及びスイッチ素子1942を有する。電磁石1941は通電されると磁場を発生し、永久磁石1901の短辺一側面に対向する位置に配置されている。スイッチ素子1942は、スイッチ素子1903と接触すると通電状態となり、外部機器に対して通知信号を出力する。切換ユニット195も切換ユニット194と同様に、電磁石1951及びスイッチ素子1952を有する。
【0092】
図20を用いて、図19に示した機構の動作を説明する。まず電磁石1941及び1951のそれぞれ永久磁石に対向した面(以下、「有効面」と言う。)の極性がS極になるように設定する。すると、電磁石1941と永久磁石1901のN極との間に吸引力、電磁石1951と永久磁石1901のS極との間に反発力が働き、移動ユニット190が電磁石1941に吸い寄せられる(図20(a))。これにより、スイッチ素子1903とスイッチ素子1942とが接触し、外部機器に対して通知信号が出力される。
【0093】
この通知信号の出力によって、電磁石1941及び1951の有効面の極性がS極からN極に反転される。すると、電磁石1941と永久磁石1901のN極との間に反発力が働き、一方、電磁石1951と永久磁石のS極との間に吸引力が働くため、移動ユニット190は電磁石1951の方向に平行移動する(図20(b))。
【0094】
そして永久磁石1901のS極と電磁石1951が接触し、同時にスイッチ素子1904とスイッチ素子1952とが接触する為、外部機器に対して通知信号が出力される(図20(c))。
【0095】
続いて、通知信号の出力によって、電磁石1941及び1951の有効面の極性がN極からS極に反転される。このため、電磁石1951と永久磁石1901のS極との間に反発力が働き、一方、電磁石1941と永久磁石のN極との間に吸引力が働くため、移動ユニット190は電磁石1941の方向に平行移動する(図20(d))。そして永久磁石1901のN極と電磁石1941が接触する(図20(e))。このようにスイッチ素子1903と1942、或いはスイッチ素子1904と1952の接触により出力される通知信号によって電磁石1941及び1951の極性を反転させる制御を繰り返すことにより、永久磁石1901と電磁石1941及び1951との間に吸引力・反発力が交互に生じ、移動ユニット190を往復振動させることができる。
【0096】
図21は、レンズ板12を往復振動させる機構として、電磁石ユニット19を用いた場合の立体視映像表示装置400の一例を示す平面図である。
【0097】
レンズ板12のレンズのピッチ方向の辺の一側面には移動ユニット190aの永久磁石1901aが、他側面には移動ユニット190bの永久磁石1901bがそれぞれ固着される。このとき、移動ユニット190a及び190bは、レンズ板12のレンズの境界線方向の辺の一側面側がN極(或いはS極)、他側面側がS極(或いはN極)となるように設置する。
【0098】
切換ユニット194aは、永久磁石1901aのN極側に、切換ユニット195aは永久磁石1901aのS極側に配置され、筐体84の側面に固着される。切換ユニット194b及び195bも同様にして、筐体84の側面に固着される。
【0099】
液晶パネルに立体視画像を表示させる場合、切換ユニット194a、195a、194b及び195bの電磁石の有効面の極性を全てS極(或いはN極)に設定する。これにより、移動ユニット190a及び移動ユニット190bは、磁石の吸引力によって切換ユニット194a及び194b(或いは、切換ユニット195a及び195b)にそれぞれ接触し、レンズ板12は所定の位置に固定される。即ち、図20(a)(或いは、図20(c))の状態となる。このとき、スイッチ素子の接触による通知信号が発生するが、立体視画像表示時は電磁石の極性が反転されないように予め設定する。
【0100】
そして液晶パネルに平面視画像を表示させる場合は、上述にて説明したように、切換ユニット194a、195a、194b及び195bの電磁石の極性を交互に反転させることによって、移動ユニット190a及び190bを往復振動させる。即ち、レンズ板12は、移動ユニット190a及び190bと一体化して往復振動することとなる。レンズ板12の往復振動の振幅は、切換ユニット194aと切換ユニット195aの間の長さ(切換ユニット194bと切換ユニット195bの間の長さ)によって調整可能である。
【0101】
ここで、図21に示した立体視映像表示装置400は、レンズ板12の往復振動によって移動ユニット190aが切換ユニット194a或いは195aと交互に接触する。移動ユニット190bも同様である。従って、これらが接触する度に衝突音が生じる可能性が高い。この衝突音が騒音となり、ユーザに不快感を与えることが予想される。また、衝撃によって画面が揺れる等といった悪影響も考えられる。
【0102】
このような問題を解消するために、移動ユニットと切換ユニットとが接触する前に、当該電磁石の極性を反転させる機能を持つ立体視映像表示装置400’の平面図を図22に示す。切換ユニット194c、195c、194d及び195dは、それぞれ電磁石1941c、1951c、1941d及び1951dを有する。そして、移動ユニット190aが往復振動する際に、切換ユニット194cに到達する手前でスイッチ素子221a及び221bとスイッチ素子1903aとが接触するように、スイッチ素子221a及び221bを配置する。同様に、移動ユニット190aが往復振動する際に、切換ユニット195cに到達する手前でスイッチ素子222a及び222bとスイッチ素子1904aとが接触するように、スイッチ素子222a及び222bを配置する。以下、スイッチ素子223a、223b、224a及び224bも同様に配置する。
【0103】
そして、スイッチ素子1903aがスイッチ素子221a及び221bの両方と接触した時に、外部装置に対して通知信号が出力される。以下同様に、スイッチ素子1904aがスイッチ素子222a及び222bの両方と接触した時、スイッチ素子1903bがスイッチ素子223a及び223bの両方と接触した時、スイッチ素子1904bがスイッチ素子224a及び224bの両方と接触した時に、外部装置に対して通知信号が出力される。
【0104】
例えば、電磁石1941c、1951c、1941d及び1951dの永久磁石に対向した面(以下、「有効面」と言う。)の極性がS極に設定されている場合、移動ユニット190aは電磁石1941cに引き寄せられるが、移動ユニット190aと電磁石1941cとが接触する前に、スイッチ素子1903aとスイッチ素子221a及び221bとが接触するため、通知信号が出力される。その通知信号により、全ての電磁石の有効面の極性がN極に反転される。従って、永久磁石1901aのN極と電磁石1941cとの間に働いていた吸引力は反発力に変わり、移動ユニット190aは電磁石1941aと接触することなく、電磁石1951cに引き寄せられる。続いて、スイッチ素子1904aとスイッチ素子222a及び222bとが接触するため、全ての電磁石の有効面の極性はS極に反転され、移動ユニット190aと電磁石1951cも接触することなく反発し合う。以下、移動ユニット190bについても同様な動作を行う。以上のような機構を用いれば、衝突音を発生させることなく、レンズ板を往復振動させることができる。
【0105】
(5)平行移動機構5(遊星回転式)
以上では、平行移動機構を用いてレンズ板を往復振動させる場合について説明した。続いて、レンズ板を液晶パネルの上面に平行に回転させることによって平面視映像を実現する方法を説明する。前述のカム式、ラックピニオン式、ベルト式、電磁石式の方法は、往復運動の切り返し時における速度低下を防ぐものであったが、遊星回転式は切り返しそのものをなくす方法である。
【0106】
図23は、レンズ板231を回転運動させる機構として、遊星回転による回転機構を用いた場合の立体視映像表示装置500の一例を示す平面図であり、図24(a)は、外枠235を除いた立体視映像表示装置500を図23中矢印A方向に見た側面図であり、図24(b)は図23中の矢視線B−B’の断面図である。である。立体視映像表示装置500は、レンズ板231、液晶パネル232、ローラ233a及び233b、回転盤234、外枠235によって構成される。
【0107】
レンズ板231及び回転盤234は円板状の形状を成し、液晶パネル232は板状体を成す。そして上からレンズ板231、液晶パネル232、回転盤234の順番に、それぞれ平行に配置される。
【0108】
ローラ233a及び233bは円柱状を成し、ローラ233a及び233bの側面とレンズ板231の側面とが常に接触するように配置される。そしてローラ233a及び233bの底面はそれぞれ回転軸に回転自在に軸支され、当該回転軸は回転盤234に固定される。外枠235は輪状を成し、断面が内側に突出したL字状となっている。そして、外枠235の突出部と、ローラ233a及び233bによって、回転板234上に設置されたレンズ板231が挟持される。
【0109】
次に、立体視映像表示装置500の各要素の動作について説明する。回転盤234が、例えば時計方向(図23の矢印C方向)に回転されると、回転盤234上に配置されたローラ233a及び233bが回転移動する。さらに、ローラ233a及び233bと、外枠235とによって挟持されたレンズ板231が回転移動(公転)することとなる。また、レンズ板231は、ローラ233a及び233bと、外枠235とによって挟持されているため、外枠235の内周に沿って回転(自転)もすることとなる。
【0110】
図25は、レンズ板231及び外枠235の平面図であり、半径r1は外枠235の内径、半径r2はレンズ板231の半径である。エリア250は、回転盤231の回転によるレンズ板231の公転によらず、常にレンズ板231が存在するエリア、即ち、立体視画像表示と平面視画像表示の切り換えが可能なエリアである。このエリア250の半径はr1−r2で求められる。
【0111】
ここで、外枠235の内側で、且つエリア250以外の領域は、レンズ板231の公転によってレンズ板231の輪郭線が液晶パネル232上を横切ることになる領域である。そのため、この領域では平面視画像が見づらくなってしまう。また、単なる回転運動では、レンズ板231の回転中心付近におけるピッチ方向の速度成分が0に近くなり、回転中心付近の領域において平面視画像が見づらくなってしまう。
【0112】
エリア250、即ち立体視画像表示と平面視画像表示の切り換えが可能なエリアを広くするには、外枠235の内径を小さくしてエリア250を大きくすればよい(但し、r1>r2)。しかしながら、r1がr2に近づくほど、公転速度に対する自転速度が遅くなる。画質の良い平面視映像を実現するには、自動/公転の速度比の低下に対応して公転速度を上昇させ、公転速度と自転速度の和が平面視を実現するのに十分な速度となるようにする必要がある。また、立体視映像表示を実現するには、レンズ板の自転による回転角を所定の角度で停止させなければならないが、自転速度が速いほど前記所定角度に素早く復帰させることができる。以上の理由から公転速度を上げ、結果として自転速度が向上するようにすることが望ましい。
【0113】
このように、レンズ板の公転速度と自転速度の加算により、液晶画面のどの位置においても、また、どの時刻においてもレンズ板のピッチ方向への移動速度を平面視を実現するのに十分な速度とすることができる。即ち、液晶パネル全体で恒常的に平面視画像の表示が可能となる。
【0114】
尚、レンズ板を平行移動させる方法として、上記方法だけでなく、例えばピエゾ素子などの電圧に応じて形状が変化する圧電素子を用いる方法も考えられる。
【0115】
また、平行移動機構1(カム式)、平行移動機構2(ラックピニオン式)、平行移動機構3(ベルト式)及び平行移動機構4(電磁石式)において、レンズ板は液晶パネルの各画素の縦方向の配列に対応するように半円筒のレンズが配列され、平面視画像を表示する際は、各画素の縦方向と垂直な方向に往復振幅させることとして説明した。しかし、図26に示すレンズ板26のように、レンズ板26上の半円筒のレンズがレンズ板26の側面方向に対して斜めに配列されている場合もある。この場合、必ずしもレンズの配列と液晶パネルの各画素の縦方向とを一致させてレンズ板26を往復振動させる必要はない。
【0116】
一般的にはレンズ板のピッチ方向への速度成分が平面視を実現するのに十分な速度であればよい。平面視を実現するのに十分な速度とは、1フレームあたりの時間にレンズのピッチ方向の幅を移動するだけの速度であり、1フレームの時間をt、レンズのピッチ幅をlとすれば、前記速度はl/t以上であればよい。また、往復運動の場合は、1つの画素の表示期間が長くなり過ぎないように、切り返し時の速度低下を前述のような各方法によって防ぐ必要がある。
【0117】
続いて、以下に本発明を小型電子機器に適用した一例を説明する。以下では、液晶パネルの上面に平行にレンズ板を往復振動させることにより、平面視映像を実現する機能を備える立体視映像表示装置を有する小型電子機器について説明する。但し、レンズ板を往復振動させる機構として、図12を用いて説明したカム式による立体視映像表示装置100を例に説明するが、これに限定する必要はない。
【0118】
図27は小型電子機器501の筐体540の一例を示す外観図である。同図によれば、小型電子機器501の筐体540には、少なくとも表示画面510と、利用者が操作入力を行う為の複数の入力キー群520とが設置されている。即ち、利用者は入力キー群520に含まれる何れかのキーを押下して、所定の指示を入力すると共に、表示画面510に表示される画像を見ることとなる。また、小型電子機器501は、平面視画像と立体視画像との切り換えをユーザが入力する為の切換キー530を備える。
【0119】
表示画面510は、図12に示した液晶パネル11の上面に平行にレンズ板12を往復振動させるためのカム80を有する立体視映像表示装置100により構成され、更にレンズ板12の上面に平行に保護ガラスが配置される。ユーザは、保護ガラス及びレンズ板12を介して液晶パネル11に表示される画像を見ることとなる。
【0120】
尚、立体視映像表示装置100は、小型電子機器501の駆動系から動力を得て、カム80を回転させてレンズ板12を往復振動させている。また、小型電子機器501の制御系から入力される画像データに基づいて、液晶パネル11に画像を表示させる。即ち、小型電子機器501は、ユーザにより切換キー530が押下されると、駆動系により立体視映像表示装置100のカム80を回転させてレンズ板12を往復振動させ、更に画像データを立体視画像用から平面視画像用へと切り換える。更に、ユーザにより切換キー530が押下されると、小型電子機器501は駆動系による立体視映像表示装置100のカムの回転を停止し、画像データを平面視画像用から立体視画像用に切り換える。
【0121】
図28は、図27に示す小型電子機器501のハードウェア構成の一例を示す図である。図28によれば、小型電子機器501は、CPU600、RAM610、ROM620、情報記憶媒体630、入力装置640、画像生成IC650及び駆動装置660がシステムバス670により相互にデータ入出力可能に接続されている。なお、画像生成IC650には立体視映像表示装置100が接続されている。
【0122】
CPU600は、ROM620或いは情報記憶媒体630に格納されるプログラムやデータ等に従って、装置全体の制御や各種データ処理、後述する切換処理等を行う。RAM610は、CPU600の作業領域として用いられる記憶手段であり、例えば、入力装置640から入力された情報や、CPU600による演算結果、CPU600が情報記憶媒体630から読み出したプログラムやデータ、等を一時的に記憶する。また、RAM610にはCPU600により作成された画像情報が記憶される。
【0123】
尚、ROM620には、小型電子機器501を起動させたり動作させたりするために必要な情報(例えば、初期化情報やシステムバス670を介して接続される装置間のデータ転送を制御する為の情報等;システムプログラム)が記憶される。また、情報記憶媒体630には、立体視映像表示装置100に表示するための各種画像データや、CPU600が駆動装置660を制御する為の情報(プログラムデータ)、画像生成IC650に画像データを生成させる指示を出力する為の情報、画像生成ICが平面視画像用・立体視画像用の画像データを生成するための情報等が記憶されている。尚、情報記憶媒体630は、ICカード、メモリ、ハードディスク等のハードウェアにより実現できる。
【0124】
入力装置640は、図27に示す入力キー群520及び切換キー530を含み、ユーザによる押下入力を検出して、押下されたキーに付された識別信号をCPU600に出力する為の装置である。
【0125】
画像生成IC650は、RAM610やROM620、情報記憶媒体630等に記憶される画像情報に基づいて、立体視映像表示装置100に出力するための画像データを生成する集積回路である。立体視映像表示装置100は、画像生成IC650から入力される画像データに基づいて、液晶パネル11の各画素の出力を制御する。また、駆動装置660は、CPU600から入力される指示に従って、カム80を回転させる回転軸81を駆動し、レンズ板12を往復振動させる装置である。例えば、モータや歯車等から構成される。
【0126】
次に、小型電子機器501の動作について説明する。図29は、小型電子機器501による切換処理を説明する為のフローチャートである。
【0127】
まずCPU600は、入力装置640から入力される信号を判定する(ステップA1)。即ち、切換キー530が押されたか否かを判定する。
【0128】
ステップA1にて、平面視画像を表示すると判定した場合(ステップA1:平面視)、CPU600は駆動装置660に対して回転軸81を回転させる指示を出力する。駆動装置660は、CPU600から平面視画像を表示する指示が入力されると、回転軸81を回転させる(ステップA2)。また、CPU600は、画像生成IC650に対して、平面視画像用の画像データを生成する指示を与える。画像生成IC650は、CPU600から入力される指示に従って、平面視画像用の画像データを生成して立体視映像表示装置100に出力して表示させる(ステップA3)。ここで、平面視画像用の画像データとは、一般的なビデオ画像のような視差のない平面視映像を実現する為のデータである。
【0129】
一方、ステップA1にて立体視画像を表示する判定を行った場合には(ステップA1:立体視)、CPU600は駆動装置660に対して回転軸81の回転を停止する指示を出力する(ステップA4)。またCPU600は、画像生成IC650に対して立体視画像用の画像データを生成する指示を出力する。画像生成IC650は、CPU600から入力される指示に従って、立体視画像用の画像データを生成し、立体視映像表示装置100に出力して表示させる(ステップA5)。ここで、立体視画像用の画像データとは、液晶パネル11の各画素とレンズ板12の各レンズとの位置関係に基づいて、各指向方向に対する画像を画素単位で合成したものである。即ち、画像生成IC650は、各指向方向に対応する画像の情報を各画素に表示させるための画像データを生成して、立体視映像表示装置100に出力する。立体視映像表示装置100は、画像生成IC650から入力される画像データに基づいて液晶パネル11に画像を表示させる。
【0130】
ステップA3或いはステップA5にて画像を立体視映像表示装置100(即ち、液晶パネル11)に表示させると、CPU600は画像の表示を終了するか否かを判定する(ステップA6)。このとき、例えば、入力装置640から画像表示を変更する指示が入力された場合は、ステップA1に戻って処理を繰り返す。一方、入力装置640から画像の表示を終了する指示、即ち、電源を切る指示等が入力された場合には、本処理を終了する。
【0131】
このように、ユーザの入力に応答して平面視画像と立体視画像とを自動的に切り換えることによって、立体視映像表示装置の利便性が向上すると共に、多彩な態様による画像表示が可能となる。尚、立体視映像表示装置を有する電子機器としては、図27に示したような小型電子機器に限らず、カーナビゲーション、家庭用・業務用ゲーム装置、携帯型ゲーム装置、電子手帳、電子計算機、電子辞典等が考えられ、本発明の適用については、何れの装置に対しても適用可能である。
【0132】
例えば、図27及び図28に示す小型電子機器501をゲーム装置として用いた場合には、平面視画像と立体視画像とがステージ毎に切り換わるようにゲームを構成してもよい。このような場合には、CPU600はゲームステージが切り換わる毎に、平面視画像と立体視画像かを判定する。平面視映像を実現する場合には、駆動装置600に対して回転軸81を回転させる指示を与える。一方、立体視映像を実現する場合には、駆動装置600に対して回転軸81の回転を停止させる指示を与える。このように、ユーザの入力によらず、画像データやプログラム等に付されたコードや、所与のプログラムに基づく処理状態に応じて、レンズ板を往復振動させてもよい。
【0133】
なお、以上説明した立体視映像表示装置を、図27及び28に示したような小型電子機器501に適用するだけでなく、それ自体を独立して用いてよいことは勿論である。例えば、パーソナルコンピュータ等に接続されるディスプレイとして用いてもよい。この場合において、レンズ板を平行移動させるための駆動装置を立体視映像表示装置の本体に内蔵させ、ユーザの入力やコンピュータからの入力信号に応答して平行移動させるようにしてもよい。
【0134】
図30は、レンズ板を平行移動させるための駆動装置を内蔵した立体視映像表示装置700の一例を示す正面図である。同図によれば、立体視映像表示装置700は、表示画面710、外枠720、切換ボタン730及び台座740を備える。切換ボタン730は外枠720上に設けられ、ユーザが切換ボタン730を押下すると、内蔵された駆動装置によって平行移動機構(例えば、平行移動機構1(カム式)、平行移動機構2(ラックピニオン式)、平行移動機構3(ベルト式)、平行移動機構4(電磁石式)及び平行移動機構5(遊星回転式)等の機構)を駆動させてレンズ板を往復振動させる構成になっている
【0135】
また、図30に示す立体視映像表示装置700は、電源と接続する為の電源コネクタ(不図示)を有し、ケーブル750によって電源と接続される。即ち、立体視映像表示装置700は、ケーブル750を介して電源から供給される電力によって作動する。また立体視映像表示装置700は、PC等の外部機器と接続する為のコネクタ(不図示)を有し、ケーブル760によって外部機器と接続される。即ち、立体視映像表示装置700は、ケーブル760を介して外部機器から入力される画像データを液晶パネルに表示させる。また、立体視映像表示装置700は、切換ボタン730が押下された旨の信号を外部機器に出力する為、或いは駆動装置840を作動させる旨の信号を外部機器から受信する為のケーブル770を有する。
【0136】
図31は、図30に示す立体視映像表示装置700のハードウェア構成の一例を示す図である。同図によれば、立体視映像表示装置700は、レンズ板802と液晶パネル804とを備える表示部800と、液晶パネル804の表示を制御する表示制御装置810と、外部装置と接続される画像入力I/O820と、レンズ板802を平行移動させる平行移動機構830と、平行移動機構830を駆動させる為の駆動装置840と、駆動装置840を制御する為の作動制御装置850と、外部装置と接続される制御I/O860と、切換ボタン730と、を有する。
【0137】
表示制御装置850は、画像入力I/O820を介して外部機器から入力される画像データに基づいて、液晶パネル804の表示を制御する。また、駆動装置840は、作動制御装置850から入力される指示に従って平行移動機構830を駆動させる装置である。例えば、平行移動機構として平行移動機構1(カム式)、平行移動機構2(ラックピニオン式)、平行移動機構3(ベルト式)又は平行移動機構5(遊星回転式)を用いる場合には、モータや歯車等により駆動装置840を実現する。或いは、平行移動機構として平行移動機構4(電磁石式)を用いる場合には、電気回路により駆動装置840を実現する。
【0138】
作動制御装置850は、駆動装置840の作動を制御する装置であり、例えば、カム式の平行移動機構を用いる場合には回転軸81を回転させる為のモータの回転量や回転方向を指示する。また、平行移動機構4(電磁石式)を用いる場合には、電磁石に対する通電状態を決定する。
【0139】
また、作動制御装置850は、切換ボタン730から入力される信号に応答して駆動装置840を作動させると共に、立体視映像表示装置700が平面視画像の表示状態なのか、立体視画像の表示状態なのかを外部装置に通知するための通知信号を生成して出力する。より詳細には、作動制御装置850は、駆動装置840の作動状態に基づく通知信号を生成して制御I/O860を介して外部機器に出力する。例えば、平行移動機構をモータにより駆動させる場合には、モータの回転量や回転有無に応じた通知信号を生成し、電磁石によりレンズ板を往復振動させる場合には、電磁石への通電状態によって通知信号を生成する。このように、レンズ板が平行移動状態であるか否かに応じて、即ち、駆動装置840の作動状態に応じて、画像の種類(平面視画像/立体視画像)を変更させる指示を外部装置に出力する。
【0140】
また、立体視映像表示装置700は、切換ボタン730の入力に応答して平面視画像と立体視画像の表示状態とを切り換えるだけでなく、接続される外部機器から入力される指示に応じて平面視画像と立体視画像とを切り換える。即ち、作動制御装置850は、制御I/O860を介して接続される外部機器から入力される信号に応答して駆動装置840を作動させる。このような構成によれば、外部装置から入力される指示に応じて駆動装置840を作動させ、平面視画像と立体視画像とを切り換えることが可能となる。
【0141】
ところで、図30に示す立体視映像表示装置700に接続されて画像データを出力する電子機器(即ち、外部機器)は、図28に示した小型電子機器501のハードウェア構成と同様に、少なくともCPUと、RAMと、ROMと、情報記憶媒体と、入力装置と、画像生成ICと、立体視映像表示装置700を接続する為のコネクタと、を備える。画像生成ICは、CPUから入力される指示に従って画像データを生成し、コネクタを介して立体視映像表示装置700に出力する。
【0142】
但し、画像データを生成する際、電子機器は立体視映像表示装置700から入力される通知信号に応答して平面視画像用と立体視画像用とを切り換えて画像データを生成する。即ち、CPUは立体視映像表示装置700から入力される通知信号に基づいて平面視画像か立体視画像かを判定し、その判定結果に基づく画像データを画像生成ICに生成させる。
【0143】
また、立体視映像表示装置700に接続される電子機器は、画像データを送信する際に立体視映像表示装置700に対してレンズ板を平行移動させるか否かを指示する指示信号を出力する構成にしてもよい。レンズ板の平行移動を指示する指示信号を出力する方法としては、ユーザ入力に応答して行ってもよいし、ROMや情報記憶媒体に格納されるデータやプログラムに基づいて行ってもよい。或いは、所与のプログラム及び入力装置から入力される信号に基づく処理結果に応じて行ってもよい。
【0144】
尚、立体視映像表示装置700に接続される電子機器は、画像データを立体視映像表示装置700に対して出力するためだけの動作を実行する装置であってよい。例えば、平面視画像用の画像データと立体視画像用の画像データとの2種類の画像データを有し、立体視映像表示装置700から入力される信号に応答して出力する画像データの種類を切り換える構成であってもよい。
【0145】
更に以上の説明によれば、立体視映像表示装置のレンズ板としてレンチキュラレンズ板を用いることとしたが、本発明の適用についてはこれに限定する必要はなく、例えば、蝿の目レンズやパララックスバリアを立体視映像表示装置に適用してもよいことは勿論である。更には、ピンホールが格子状に配設されたピンホールバリアを適用してもよい。その場合には、上述したレンズ板を蝿の目レンズ、パララックスバリア、或いはピンホールバリアとして各種立体視映像表示装置を構成することにより実現できる。また、液晶パネルに対してレンズ板を平行移動させることによって平面視映像を実現させることとしたが、レンズ板を固定させ、液晶パネルを平行移動させることによって平面視映像を実現させることとしてもよい。
【0146】
【発明の効果】
表示パネルに対してレンズ板を平行に移動させることによって、各レンズは各画素から出射される光をレンズ板の移動方向の配列順に連続的に透過させる。このため、観察者に表示パネル全ての画素を認識させることができ、更に残像効果によって平面視映像を認識させることができる。また、表示パネルの解像度を低減させることなく平面視映像を実現でき、容易に平面視映像と立体視映像の切り換えが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンチキュラ方式による立体視表示の原理を説明する概念図。
【図2】レンズ板の平行移動による平面視表示の原理を説明する概念図。
【図3】液晶パネルとレンズ板の横断面図。
【図4】液晶パネル上でレンズ板を平行移動させたときの、レンズ板に含まれる1つの主点の軌跡と時間との関係を示した図。
【図5】液晶パネルとレンズ板の横断面図。
【図6】液晶パネル上でレンズ板を往復振動させたときの、レンズ板に含まれる1つの主点の軌跡と時間との関係を示した図。
【図7】レンズ板を正弦振動させたときの、レンズ板に含まれる1つの主点の軌跡と時間との関係の一例を示した図。
【図8】レンズが各サブピクセル上に位置する時間を示した図。
【図9】レンズ板の振幅とレンズが各サブピクセル上に位置する時間の分散の関係を算出したグラフ図。
【図10】レンズが各サブピクセル上に位置する時間A〜Eと分散σを示した表。
【図11】液晶パネル上でレンズ板を往復振動させたときの、レンズ板に含まれる1つの主点の軌跡とカムの回転角度との関係、及びカムの形状を示した図。
【図12】カムを用いてレンズ板を往復振動させる立体視映像表示装置の一例を示す横断面図と平面図。
【図13】レンズ板を往復振動させる為の平行移動機構として用いるラックピニオン13の一例を示した概略図。
【図14】ラックピニオンの動作を示す動作説明図。
【図15】ラックピニオンを用いた場合の立体視映像表示装置の一例を示す平面図。
【図16】レンズ板を往復振動させる為の平行移動機構として用いるベルト部の一例を示した概略図。
【図17】ベルトの回転を、板カムを介することにより振幅運動に変換するベルトユニットの一例を示した概略図。
【図18】ベルトユニットを用いた場合の立体視映像表示装置の一例を示す平面図。
【図19】レンズ板を往復振動させる為の平行移動機構として用いる電磁石ユニットの一例を示した平面図。
【図20】電磁石ユニットの動作を説明するための図。
【図21】電磁石ユニットを用いた場合の立体視映像表示装置の一例を示す平面図。
【図22】レンズ板を往復振動させる為の平行移動機構として用いる電磁石ユニットの一例を示した平面図。
【図23】レンズ板を回転運動させる機構として、遊星回転による回転機構を用いた場合の立体視映像表示装置の一例を示す平面図。
【図24】遊星回転による回転機構を用いた立体視映像表示装置の横断面図。
【図25】遊星回転による回転機構を用いた立体視映像表示装置の平面図。
【図26】レンチキュラレンズの一例を示した図。
【図27】小型電子機器の筐体の一例を示す外観図。
【図28】小型電子機器のハードウェア構成の一例を示す図。
【図29】小型電子機器による切換処理を説明する為のフローチャート。
【図30】レンズ板を往復振動させるための駆動装置を内蔵した立体視映像表示装置の一例を示す正面図。
【図31】図30に示す立体視映像表示装置のハードウェア構成の一例を示す図。
【符号の説明】
10  バックライト
11  液晶パネル
12  レンズ板
100  立体視映像表示装置
80a、80b  カム
81a、81b  回転軸
82a、82b  カム受け
83a、83b  バネ
84       筐体
89a、89b  支柱
13  ラックピニオン
130  ラックユニット
131a、130b  ラック歯車
140  ピニオン
141  回転軸
142  ピニオン歯車
200  立体視映像表示装置
16  ベルト部
160  ベルト
161a、161b  回転軸
162  軸
17  ベルトユニット
170  板カム
171  平板
300  立体視映像表示装置
19  電磁石ユニット
190  移動ユニット
1901  永久磁石
1902  板
1903  スイッチ素子
194、195  切換ユニット
1941、1951  電磁石
1942、1952  スイッチ素子
400  立体視映像表示装置
221a〜224a、221b〜224b  スイッチ素子
1941c、1941d、1951c、1951d  電磁石
500  立体視映像表示装置
231  レンズ板
232  液晶パネル
233a、233b  ローラ
234  回転盤
235  外枠
26  レンチキュラレンズ
501  小型電子機器
510  表示画面
520  入力キー群
530  切換キー
540  筐体
600  CPU
610  RAM
620  ROM
630  情報記憶媒体
640  入力装置
650  画像生成IC
660  駆動装置
670  システムバス
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a stereoscopic video display device that allows an image displayed on a display screen to be visually recognized through a lens plate, and an electronic apparatus including the stereoscopic video display device or connected to the stereoscopic video display device.
[0002]
[Prior art]
In recent years, many stereoscopic video display devices have been developed. Here, the stereoscopic image display device is a display device using binocular parallax. Since the eyes of the person are located left and right apart from each other, there is a slight shift in the image captured by each eye, and a stereoscopic effect is recognized by the parallax. The stereoscopic image display device realizes a stereoscopic image by intentionally generating the binocular parallax.
[0003]
Here, hereinafter, the monoscopic image and the stereoscopic image described in this specification indicate an image formed in the cerebrum of the observer by binocular parallax, and the monoscopic image and the stereoscopic image are display screens. Is an image displayed on the screen.
[0004]
2. Description of the Related Art As a stereoscopic image display device, there is a device that arranges a stereoscopic image optical element such as a lenticular lens or a parallax barrier on a surface of a display panel such as a flat liquid crystal display to recognize a stereoscopic image. However, when comparing the two-dimensional image when the optical element for stereoscopic image is arranged and the two-dimensional image when the optical element for stereoscopic image is not arranged, the former has a lower resolution. Therefore, there has been a demand for displaying a stereoscopic image displayed with the optical element for stereoscopic images without reducing the resolution.
[0005]
As a solution, for example, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-330713, at the time of displaying a two-dimensional image, the resolution of the two-dimensional image is maintained by attaching a filter that diffuses light to a lenticular lens or the like. There is a way to do that.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described method, the light refracted by the lenticular lens is diffused by the filter, so that the two-dimensional image is blurred. In addition, it is necessary to attach and detach the filter every time the stereoscopic image and the planar image are switched, which takes time and labor.
[0007]
Further, since a space or the like for retracting the filter when displaying a stereoscopic image is required, an increase in the volume of the device when applied to a small portable information terminal device (for example, a mobile phone or a PDA that can be connected to the Internet) is required. There was a problem to invite.
[0008]
An object of the present invention is to provide a stereoscopic video display device that can easily switch between a monoscopic image and a stereoscopic image without lowering the image resolution of the monoscopic image.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The stereoscopic image display device according to the first aspect of the present invention includes a display panel (for example, the liquid crystal panel 11 in FIG. 3) and a lens plate having a plurality of lenses (for example, the lens plate 12 in FIG. 3), In a stereoscopic image display device that allows an image displayed on the display panel to be recognized as a stereoscopic image via the lens plate, a moving unit that moves the lens plate parallel to the display panel (for example, a moving unit illustrated in FIG. 12). It is characterized by having cams 80a and 80b).
[0010]
In a stereoscopic video display device using a lens plate having a plurality of lenses, directivity is given to light emitted from each pixel of a display panel by each lens. That is, the lens refracts light emitted from each pixel so that different pixels are recognized according to the position of the observer. Therefore, when the observer looks at the display panel through the lens plate, different images are captured depending on the binocular parallax, and the stereoscopic video image is recognized. On the other hand, according to the first aspect of the present invention, by moving the lens plate parallel to the display panel, each lens continuously transmits light emitted from each pixel in the arrangement order in the moving direction of the lens plate. I do. For this reason, the observer can be made to recognize all the pixels of the display panel, and furthermore, it can be made to recognize the two-dimensional image by the afterimage effect. In addition, a two-dimensional image can be realized without reducing the resolution of the display panel, and switching between a two-dimensional image and a three-dimensional image can be easily performed.
[0011]
The invention according to claim 2 is the stereoscopic image display device according to claim 1, wherein the moving means is n-eye type, and the moving means moves at a speed of moving n or more pixels per one frame drawing time. It is characterized in that the lens plate is moved.
[0012]
According to the second aspect of the present invention, the lens plate moves at a speed faster than the afterimage time of the human eye with respect to one frame. Thereby, a two-dimensional image can be recognized.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, in the stereoscopic image display apparatus according to the first or second aspect, the parallel movement by the moving means is a periodic movement.
[0014]
According to the third aspect of the present invention, by moving the lens plate in parallel by periodic motion such as reciprocating vibration, the same effect as that of the first or second aspect of the present invention is obtained, and the periodic motion is repeated. By doing so, it is possible for the observer to recognize the two-dimensional image for a long time.
[0015]
According to a fourth aspect of the present invention, in the stereoscopic image display device according to the second aspect, the lens plate is a lenticular lens plate, and the translation by the moving means has an amplitude of n−2 in the parallax direction. It is characterized by a periodic motion in which one lens passes over at least n pixels with a pixel width larger than.
[0016]
According to the fourth aspect of the invention, by setting the amplitude of the periodic motion to a pixel width larger than n−2, the observer can recognize all the pixels of the display panel. Specifically, for example, in the case of a five-view stereoscopic image display device, if the center of the periodic motion is set to the center of one pixel and the amplitude of the periodic motion is larger than the pixel width of three pixels, 1 The principal point of one lens can pass over five pixels.
[0017]
The invention according to claim 5 is the stereoscopic image display device according to any one of claims 1 to 4, wherein a lens surface of the lens plate is larger than a display surface of the display panel. It is characterized by:
[0018]
Furthermore, as in the invention according to claim 6, the stereoscopic image display device according to claim 5, wherein the lens plate is a lenticular lens plate, and the length of the parallax direction is the length of the display panel in the parallax direction. You may comprise so that it may become longer than this.
[0019]
According to the present invention, even if the lens plate is moved in parallel with the liquid crystal panel, a part of the display panel is not exposed. Furthermore, when switching the display of the display panel from a planar view image to a stereoscopic view image, the lens plate can be quickly arranged at a predetermined position.
[0020]
The invention according to claim 7 is the stereoscopic image display device according to any one of claims 1 to 6, wherein the moving means is means for moving the lens plate in parallel by a mechanical mechanism. It is characterized by:
[0021]
According to the invention described in claim 7, for example, a mechanical mechanism such as a predetermined cam mechanism, a predetermined gear mechanism, a predetermined planetary gear mechanism, a predetermined link mechanism using a belt (or a chain) is used. Thereby, the lens plate can be moved in parallel.
[0022]
The invention according to claim 8 is the stereoscopic image display device according to any one of claims 1 to 6, wherein the moving unit is a unit that translates the lens plate by an electric mechanism. It is characterized by:
[0023]
According to the eighth aspect of the present invention, the lens plate can be moved in parallel by using an electric mechanism such as an electromagnet (solenoid) and a piezo element (piezoelectric element). According to the electric mechanism, quieter driving can be realized as compared with the mechanical mechanism.
[0024]
A stereoscopic video display apparatus according to a ninth aspect of the present invention includes a display panel and a lens plate having a plurality of lenses, and recognizes an image to be displayed on the display panel as a stereoscopic video through the lens plate. The stereoscopic image display device according to the present invention is characterized in that a moving means for moving the display panel in parallel with the lens plate is provided.
[0025]
According to the ninth aspect, by moving the display panel parallel to the lens plate, the same effect as the first aspect can be obtained.
[0026]
The stereoscopic video display device according to the invention of claim 10 includes a display panel and a barrier plate having a plurality of slits, and recognizes an image to be displayed on the display panel as a stereoscopic video via the barrier plate. The stereoscopic image display device according to the present invention is characterized in that a moving means for moving the barrier plate in parallel with the display panel is provided.
[0027]
The stereoscopic image display device according to the invention of claim 11 includes a display panel and a barrier plate having a plurality of pinholes, and displays an image to be displayed on the display panel in a stereoscopic manner through the barrier plate. In a stereoscopic image display device that is recognized as an image, a moving unit that moves the barrier plate in parallel with the display panel is provided.
[0028]
In a stereoscopic video display device using a barrier plate having a plurality of slits, a plurality of parallax images are divided in the vertical direction, and the divided images are displayed on a display panel in the order of parallax arrangement. When the observer looks at the display panel through the barrier plate, the left and right eyes capture different images due to the binocular parallax, and recognize a stereoscopic video image. In this case, the barrier plate is a parallax barrier plate or the like. When displaying a stereoscopic image having parallax in the vertical and horizontal directions, a pinhole barrier plate or the like is used.
[0029]
According to the tenth and eleventh aspects of the present invention, by moving the barrier plate in parallel with respect to the display panel, images divided and displayed on the display panel are continuously arranged in the moving direction of the barrier plate. It can be recognized by the observer. For this reason, the observer can be made to recognize all the pixels of the display panel, and furthermore, it can be made to recognize the two-dimensional image by the afterimage effect. Further, in the stereoscopic image display device according to claim 2, the lens is replaced with a slit or a pinhole, the lens plate is replaced with a barrier plate, and the lenticular lens plate is replaced with a parallax barrier plate or a pinhole barrier plate. It is possible to realize various stereoscopic video display devices using the same.
[0030]
According to a twelfth aspect of the present invention, in the stereoscopic image display device according to any one of the first to eleventh aspects, a driving unit that drives the moving unit in accordance with a driving signal input externally. (For example, the drive device 840 and the operation control device 850 in FIG. 31) may be further provided.
[0031]
According to the twelfth aspect of the present invention, the moving unit is driven in accordance with a drive signal input externally. For example, the stereoscopic image display device according to claim 12 is connected to an external device such as a personal computer or a game device, and the lens plate or the display panel is moved in parallel according to a drive signal input from the external device. It is possible to set as follows.
[0032]
Further, as in the invention according to claim 13, in the stereoscopic video display device according to any one of claims 1 to 11, a notification signal according to an operation state of the moving unit is output to an external device. Output means (for example, the operation control device 850 in FIG. 31).
[0033]
According to the thirteenth aspect, a notification signal according to the operation state of the moving means is output to the outside. The present invention is effective when a stereoscopic video display device is connected to an external device and image data input from the external device is displayed on a display panel. That is, it is possible to instruct an external device to output image data according to the operation state of the lens plate or the display panel.
[0034]
According to a fourteenth aspect of the present invention, there is provided an electronic apparatus comprising: a stereoscopic video display device according to the twelfth aspect; and an image control unit that switches between the stereoscopic image information and the two-dimensional image information and outputs the information to the stereoscopic video display device. 28, CPU 600 in FIG. 28; step A3 or A5 in the switching process shown in FIG. 29, and instruction signal output means for outputting a driving signal for driving the driving means in conjunction with switching of the output image of the image control means (for example, , CPU 600 in FIG. 28; step A2 or A4) of the switching process shown in FIG. 29.
[0035]
According to the fourteenth aspect of the present invention, in the electronic device including the stereoscopic video display device, the type of image to be displayed, that is, whether to display an image for stereoscopic viewing or for planar viewing is determined. Accordingly, the lens plate or the display panel can be moved in parallel. Therefore, for example, when an electronic device is used as a game device, the type of image to be generated and displayed is switched according to the game stage according to the game program, and at the same time, the lens plate or the display panel is moved in parallel. Can be.
[0036]
According to a fifteenth aspect of the present invention, in the electronic device connected to the three-dimensional video image display device according to the thirteenth aspect, the stereoscopic image information and the two-dimensional image information are output in accordance with a notification signal output from the output unit. And an image control unit (for example, CPU 600 in FIG. 28; step A3 or A5 of the switching process shown in FIG. 29) for outputting the image to the stereoscopic video display device.
[0037]
According to the fifteenth aspect of the present invention, the type of image (for stereoscopic viewing / for planar viewing) output to the stereoscopic video display device is switched in response to the notification signal input from the stereoscopic video display device. For example, in a stereoscopic video display device, when parallel movement of a lens plate or a display panel is started depending on whether or not an input button is pressed, a press signal is output to the electronic device. The electronic device that has received the pressing signal can realize a simple configuration in which the type of image output to the stereoscopic video display device is changed in response to the pressing signal.
[0038]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following, a case where a color flat liquid crystal display is used as the screen display means of the stereoscopic video display device will be described as an example, but the application of the present invention need not be limited to this case. In addition, various types of lens plates installed in the stereoscopic image display device are conceivable (for example, a “fly-eye lens (fly-eye lens)” in which lattice-like lenses are arranged vertically and horizontally). In the following, a lenticular lens plate is used as a lens plate.
[0039]
Here, the lenticular lens plate is a lens plate in which one surface has irregularities and the other surface is a flat lens plate, and the irregular surface has a semi-cylindrical shape or a lens arrayed optically equivalent thereto. It was done. The lenticular lens plate is installed on the flat liquid crystal display such that the side surfaces of the individual semi-cylindrical lenses correspond to the vertical arrangement of each pixel. In the following, a case where n = 5 will be described as an n-eye lenticular lens. The lenticular lens plate is simply called a lens plate.
[0040]
Next, the stereoscopic video display device will be described. FIG. 1 is a conceptual diagram for explaining a method of causing a viewer 14 to recognize a stereoscopic video by a stereoscopic video display device 1 using a lenticular system. However, 14 is a diagram of the observer's head viewed from below. The stereoscopic video display device 1 includes a backlight 10, a liquid crystal panel 11, and a lens plate 12. The backlight 10, the liquid crystal panel 11, and the lens plate 12 are each a plate-like body, and are arranged in parallel with each other. Further, since the lens plate 12 is a five-lens type, the lens plate is designed so that the lens pitch of each lens corresponds to five sub-pixels of the liquid crystal panel 11. The backlight 10 emits light, and the light travels through the liquid crystal panel 11 and the lens plate 12 to the outside of the stereoscopic image display device 1. Then, the observer 14 captures an image displayed on the liquid crystal panel 11 via the lens plate 12 as a video.
[0041]
More specifically, pixels (dots) are laid on the screen of the liquid crystal panel 11 vertically and horizontally. One pixel is constituted by three sub-pixels of three primary colors of light, Red (red), Green (green), and Blue (blue), and is configured as (R1, G1, B1) (R2, G2, B2). (R3, G3, B3)... In the same figure, because of the five-lens system, the rightmost image 13e is [R1, B2, G4], the right image 13d is [G1, R3, B4], the center image 13c is [B1, G3, R5], and the left The image 13b reaches the observer 14 as [R2, B3, G5], and the leftmost image 13a reaches [G2, R4, B5]. For details, refer to the lecture paper "3D Image Processing Algorithm Considering Sampling Effect of Lenticular Plate (Author: Atsushi Miyazawa)" in "3D Image Conference '96".
[0042]
A method for switching between a two-dimensional image and a three-dimensional image based on the above configuration will be described in detail. As described above, the stereoscopic video display device 1 is designed so that only one sub-pixel can be seen through the lens in each directional direction in order to realize stereoscopic image display. Therefore, the lens plate 12 is moved in parallel with the surface of the liquid crystal panel 11 at a constant speed. Then, each lens of the lens plate 12 continuously transmits the light emitted from each pixel in the arrangement order in the moving direction of the lens plate 12. Therefore, the observer can sequentially recognize the pixels of the liquid crystal panel 11 as the lens plate 12 moves. As a result, all the pixels of the liquid crystal panel 11 can be recognized for a certain period of time by the afterimage effect.
[0043]
This will be specifically described with reference to FIG. It is assumed that the focal point of each lens of the lens plate 12 is located near the display surface of the liquid crystal panel 11, and that the observer is looking at the lens plate 12 from the front of the lens plate 12. First, at time T1, since the focal point of the lens 12a is located at the sub-pixel B1, the sub-pixel B1 appears to be enlarged on one surface of the lens 12a. Also, since the focal point of the lens 12b is located at the sub-pixel G3, the sub-pixel G3 appears to be enlarged on one surface of the lens 12b, and the focal point of the lens 12c is located at the sub-pixel R5. It looks enlarged.
[0044]
Then, at time T2, the lens plate 12 translates by one subpixel in the parallax direction. Then, since the focal point of the lens 12a is located at the sub-pixel R2, the sub-pixel R2 appears to be enlarged on one surface of the lens 12a. Also, since the focal point of the lens 12b is located at the sub-pixel B3, the sub-pixel B3 appears to be enlarged on one surface of the lens 12b, and the focal point of the lens 12c is located at the sub-pixel G5. It looks enlarged.
[0045]
When the lens plate 12 is moved in parallel with the liquid crystal panel 11 in the above manner, at time T3, the sub-pixel G2 is disposed on one surface of the lens plate 12a, the sub-pixel R4 is disposed on one surface of the lens 12b, and the sub-pixel R4 is disposed on one surface of the lens 12c. The sub-pixel B5 appears to be enlarged. Subsequently, at time T4, the sub-pixel R1 appears on one surface of the lens 12z, the sub-pixel B2 on one surface of the lens 12a, and the sub-pixel G4 on one surface of the lens plate 12b. At time T5, the sub-pixel G1 appears on one surface of the lens 12z, the sub-pixel R3 on one surface of the lens 12a, and the sub-pixel B4 on one surface of the lens 12b.
[0046]
By moving the lens plate 12 in parallel on the liquid crystal panel 11 as described above, it is possible for the observer to sequentially recognize the light emitted from the sub-pixels in the arrangement order of the sub-pixels. Since the observer sees the light of the sub-pixels one after another, the RGB light overlaps due to the afterimage effect, and can be recognized as a color planar image.
[0047]
Next, the moving speed of the lens plate 12 will be described. In the present embodiment, since the lens plate 12 is a five-lens system, moving the lens plate 12 by five or more sub-pixels within one frame (for example, 1/60 second) allows the RGB light of one frame to be transmitted. It can be recognized by the observer's eyes.
[0048]
For example, when a five-lens lens plate 12 is arranged on a 4-inch VGA (Video Graphics Array: indicating a resolution of 640 × 480 pixels), the width of one lens is:
80 mm / (640 × 3) × 5 ≒ 0.2 mm (1)
“80 mm” in Expression (1) indicates the width of a 4-inch display. Since the width of one lens is translated in one frame,
0.2 mm / (1/60) second = 12 mm / second (2)
That is, if the lens plate 12 is moved in parallel at a speed of 12 mm / sec or more, the observer can recognize all the sub-pixels of the liquid crystal panel 11 in one frame.
[0049]
FIG. 3 is a cross-sectional view of the liquid crystal panel 11 and the lens plate 12, and is a schematic diagram for explaining the parallel movement of the lens plate 12. In FIG. 3A, the lens plate 12 is arranged such that the right end 12R of the lens plate 12 is located directly above the right end 11R of the liquid crystal panel 11. For example, when the lens plate 12 is moved parallel to the drawing by a width M in the right direction, the result is as shown in FIG. Here, when the lens plate 12 is moved in parallel at 12 mm / sec as in Expression (2), by setting M = 12 mm, a planar image can be displayed for one second.
[0050]
FIG. 4 shows the relationship between the trajectory of one lens (hereinafter, referred to as “principal point”) included in the lens plate 12 and the time when the lens plate 12 is translated on the liquid crystal panel 11. FIG. In FIG. 4, the vertical axis indicates time, and the horizontal axis indicates the position of a principal point in five sub-pixels (for example, sub-pixels R1, G1, B1, R2, and G2). As the lens plate 12 translates, the principal point moves from the sub-pixels R1 to G2 at a constant speed. The time that the principal point passes through the five sub-pixels is λ 1 Then the time required to pass over each subpixel is 0.2λ 1 It becomes. Where λ 1 By setting ≤ 1/60 second, the observer can recognize five sub-pixels in one frame via the lens. In addition, since the time for displaying each sub-pixel by enlarging it with a lens is the same for all the sub-pixels, it is possible to obtain a high-quality monoscopic image without moiré or glare.
[0051]
However, when the lens plate 12 is moved in parallel on the liquid crystal panel 11 as described above, it is necessary to increase the width M as the time for displaying a planar image increases, and the area of the lens plate 12 increases. Accordingly, the volume of the stereoscopic video display device 1 is increased, and thus the stereoscopic video display device 1 is not suitable for application to a small information terminal device or the like.
[0052]
Therefore, a method of reciprocating the lens plate 12 at a constant cycle on the liquid crystal panel 11 will be described below. FIG. 5 is a cross-sectional view of the liquid crystal panel 11 and the lens plate 12, and is a schematic diagram for explaining reciprocating vibration of the lens plate 12. The width of the lens plate 12 is longer than the width of the liquid crystal panel 11 by a width M ′ × 2. First, the lens plate 12 is translated in the left direction with respect to the drawing, and then translated in the opposite direction, that is, in the right direction with respect to the drawing, by a width M. When this operation is repeated, the lens plate 12 reciprocates.
[0053]
FIG. 6 is a diagram showing the relationship between the trajectory of one principal point included in the lens plate 12 and the time when the lens plate 12 is reciprocated on the liquid crystal panel 11. In FIG. 6A, the vertical axis represents time, and the horizontal axis represents the position of a principal point in five sub-pixels (for example, sub-pixels R1, G1, B1, R2, and G2). When the lens plate 12 moves parallel to the liquid crystal panel 11 from left to right, for example, the principal point moves from the sub-pixels R1 to G2 at a constant speed. Next, as the lens plate 12 moves parallel to the liquid crystal panel 11 from right to left, the principal point moves from the sub-pixels G2 to R1 at a constant speed. As described above, by reciprocating the lens plate 12 on the liquid crystal panel 11, the lens repeats parallel movement on five sub-pixels.
[0054]
Further, the time required for the lens to move by 5 subpixels (1/2 of the wavelength in FIG. 2 Then λ 2 By setting ≤ 1/60 second, the observer can recognize five sub-pixels in one frame via the lens. Therefore, the same planar view image as when the lens plate 12 is moved in parallel can be displayed.
[0055]
Also, the amplitude P 1 May be an integer multiple of 5 sub-pixels. That is,
P 1 = 5 [sub-pixel] × n (n is a natural number) (3)
In this case, λ which is あ る of the wavelength 2 Is
λ 2 ≦ n / 60 seconds (4)
And
[0056]
When the lens plate 12 is reciprocally oscillated on the liquid crystal panel 11, at the position where the lens of the lens plate 12 is turned back, for example, at the sub-pixels G2 and R1, as shown in the waveform of FIG. It is difficult to turn the lens straight. Therefore, as shown in FIG. 6B, the trajectory of the lens on the sub-pixel where the lens is turned back due to the reciprocating vibration of the lens plate 12 may not be a straight line. However, the time that the lens is located on each of the five sub-pixels is 0.2λ 2 And
[0057]
Next, a case where the lens plate 12 is sine-vibrated right and left on the liquid crystal panel 11 will be described. The sine vibration of the lens plate 12 in parallel with the upper surface of the liquid crystal panel 11 can be realized by, for example, a mechanism such as a motor that converts the rotational motion into a reciprocating motion (not shown), and the apparatus can be further simplified.
[0058]
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of the relationship between the trajectory of one lens (principal point) included in the lens plate 12 and time when the lens plate 12 is sine-vibrated right and left on the liquid crystal panel 11. . In FIG. 7, the vertical axis represents time, and the horizontal axis represents the position of a principal point in five sub-pixels (for example, sub-pixels R1, G1, B1, R2, and G2). The center of vibration of the principal point coincides with the center of the sub-pixel B1. As the lens plate 12 sine-oscillates in a width of 5 sub-pixels, the principal point moves on the sub-pixels R1 and G2. The time for the principal point to move through five sub-pixels is λ 3 Then λ 3 By setting ≤ 1/60 second, the observer can recognize five sub-pixels in one frame via the lens.
[0059]
However, in the figure, the time at which the principal point is located on each of the sub-pixels R1, G1, B1, R2 and G2 is not constant. That is, the time when the principal point is located on the sub-pixel R1 is time A, the time when it is located on the sub-pixel G1 is time B, the time when it is located on the sub-pixel B1 is time C, and the time when it is located on the sub-pixel R2 is The time D and the time located on the sub-pixel G2 are the time E, and the relationship of the time length is (A = E)> (B = D)> C. If the time at which the lens is positioned on each sub-pixel varies as described above, the color recognized by the observer via the lens will be biased, causing color unevenness and the like. Therefore, a two-dimensional image with poor image quality results.
[0060]
Here, a specific description will be given using an example in which the amplitude of the reciprocating vibration is changed. Hereinafter, it is assumed that the center of the vibration is not changed from the center of the sub-pixel B1, but only the amplitude is changed. FIG. 8A shows the amplitude P 3 Is set to 3.75 s (for 3.75 sub-pixels). 4 Is λ 4 ≤ 1/60 second. In FIG. 8A, since the times A, B, C, D, and E in which the principal point is located on each of the sub-pixels R1, G1, B1, R2, and G2 have substantially the same time width, each sub-pixel is a lens. Are displayed in the same enlarged time. Therefore, it is possible to suppress the occurrence of color unevenness and the like, and to obtain a high-quality two-dimensional image.
[0061]
On the other hand, FIG. 4 Is a diagram showing a case where is set to 7 s (for seven sub-pixels). Here, times A, B, C, D, and E in which the principal point is located on each of the sub-pixels R1, G1, B1, R2, and G2 have substantially the same time width. However, the principal point is the time λ 5 Are also enlarged and displayed for the sub-pixels B0 and B2. That is, the time λ is determined by the lens adjacent to the principal point. 5 Are enlarged and displayed for the sub-pixels R1 and G2. Therefore, the time λ 5 During the period, the sub-pixel R1 is integrated and enlarged and displayed by the time A + A ', and the sub-pixel G2 is integrated and enlarged and displayed by the time E + E'.
[0062]
More specifically, referring to FIG. 2, times A, B, C, D, and E correspond to times when each sub-pixel is enlarged and displayed by the lens 12a, but time A ′ is when the sub-pixel R1 is displayed by the lens 12z. The enlarged display time, time E ', is the time during which the sub-pixel G2 is enlarged and displayed by the lens 12b. As a result, the ratio of time for enlarging and displaying the sub-pixels R1 and G2 increases, so that color unevenness or the like occurs, resulting in a planar image with poor image quality.
[0063]
Therefore, the amplitude of the lens plate 12 is set so that the deviation of the time when the lens is located on each sub-pixel is reduced. In FIG. 7, the variance σ of the time width of the times A to E 2 Can be represented by the following equation.
σ 2 = (A-0.2) 2 + (B-0.2) 2 + (C-0.2) 2 + (D-0.2) 2 + (E-0.2) 2 ... (5)
[0064]
FIG. 9 is a graph illustrating the relationship between the amplitude P of the lens plate 12 and the variance of the time at which the lens is positioned on each sub-pixel using Equation (5). The vertical axis is the variance σ 2 , The numbers on the horizontal axis indicate amplitude, and s is the width of one sub-pixel. That is, 5 s is the amplitude for five sub-pixels, and 11 s is the amplitude for 11 sub-pixels.
[0065]
According to FIG. 9, the variance σ when the amplitude P = 3.75 s, 13.7 s, and 23.7 s 2 Is very small. On the other hand, in the range where the amplitude P is 3.75 s or more, the variance σ is obtained when P = 7 s. 2 Is the largest. FIG. 10 shows the times A to E and the variance σ when the amplitude P = 3.75 s, 5 s, 7 s, 13.7 s, and 23.7 s. 2 FIG. In FIG. 10, variance σ at amplitudes P = 5 s and 7 s 2 , The amplitude P = 13.7 s, 23.7 s,... 2 It turns out that appears. Therefore, by setting the amplitude P to 13.7 s, 23.7 s,..., Each of the sub-pixels is displayed by the lens in substantially the same time enlarged display. For this reason, it is possible to prevent the occurrence of color unevenness in a two-dimensional image, and to realize a high-quality two-dimensional image. As described above, in the sinusoidal oscillation, the variance σ 2 By setting the center of vibration and the amplitude so as to be as small as possible, it is possible to prevent a decrease in image quality.
[0066]
In addition, when the sinusoidal vibration is used for the reciprocating motion, as the amplitude increases, the speed before and after the turning back is lower than the speed when the principal point of the lens passes near the center of the vibration. Thus, the velocity near the center of the vibration may be sufficient, but the velocity near the turning back of the vibration may be insufficient. In this case, since a specific pixel is displayed for a long time, the image quality of the planar view image is deteriorated before and after the switching. Of course, it is possible to solve this problem by increasing the frequency, that is, the speed of the whole vibration, thereby increasing the moving speed at the time of the turning back. However, it is necessary to move faster as the amplitude is larger, and a larger power is required. Therefore, an example of a parallel moving mechanism that suppresses a decrease in moving speed when the moving direction of the lens plate is switched will be described below. Each of the following parallel moving mechanisms has a function as moving means.
[0067]
(1) Parallel movement mechanism 1 (cam type)
An example in which a cam is used as a mechanism for reciprocating the lens plate 12 on the liquid crystal panel 11 will be described.
[0068]
FIG. 11A shows the relationship between the trajectory of one lens (principal point) included in the lens plate 12 and the rotation angle of the cam when the lens plate 12 is reciprocated on the liquid crystal panel 11. It is. The reciprocating vibration like the waveform shown in FIG. 6A can be realized by the rotation of the cam 70 whose contour is shown, for example, in the polar coordinate display (θ, r) in FIG. 11A. Here, R is any positive number. Γ is
2γ × m = 360 ° (m is a natural number) (6)
Needs to be satisfied. That is,
γ = 180 °, 90 °, 60 °, 45 °,..., (180 / m) ° (7)
It becomes. The cam 70 shown in FIG. 11B is an example of the cam shape when γ = 90 °.
[0069]
Next, an example of reciprocating the lens plate 12 using the cam 70 will be described. FIG. 12A shows an example of a stereoscopic image display device 100 having a mechanism for reciprocating the lens plate 12 using a cam, and is a cross-sectional view taken along line XX ′ of FIG. 12B. It is. FIG. 12B is a plan view of the stereoscopic video display device 100. The stereoscopic video display device 100 includes a backlight 10, a liquid crystal panel 11, a lens plate 12, cams 80a and 80b (hereinafter, generically referred to as "cams 80"), and rotating shafts 81a and 81b (hereinafter, generically). The "rotary shaft 81"), the cam receivers 82a and 82b (hereinafter collectively referred to as "cam receiver 82"), the springs 83a and 83b (hereinafter collectively referred to as "spring 83"), It has a housing 84.
[0070]
The backlight 10, the liquid crystal panel 11, and the lens plate 12 are plate-like bodies, and are arranged in parallel with each other. The columns 89a and 89b are columns for fixing the liquid crystal panel 11, and the upper end is fixed to the bottom end of the liquid crystal panel 11, and the lower end is fixed to the housing 84 so that the columns 79a and 79b are parallel. The housing 84 is made of a resin, a metal material, or the like, and fixes or protects elements, components, and the like included in the stereoscopic video display device 100 such as the backlight 10, the liquid crystal panel 11, and the lens plate 12.
[0071]
The cam 80 is fixed to the rotation shaft 81, and is configured so that the cam 80 rotates integrally with the rotation of the rotation shaft 81. The rotating shaft 81a and the rotating shaft 81b are connected to a driving device (not shown) or the like so as to rotate in parallel with each other and synchronously. The driving device is a device for rotating the rotation shaft 81. The cam receiver 82 has a triangular prism shape, and one side surface thereof is fixed to both ends of one side surface of the lens plate 12 in the direction of the boundary line of the lens.
[0072]
One end of the spring 83 is fixed to both ends of the other side of the lens plate 12 in the direction of the boundary line of the lens, and the other end is fixed to the housing 84 along the pitch direction of the lens of the lens plate 12. The spring 83 urges the lens plate 12 rightward in the figure, and the cam receiver 82 fixed to one side of the lens plate 12 is always in contact with the cam 80.
[0073]
According to the rotation of the cam 80 and the spring force of the spring 83, the cam receiver 82 and the lens plate 12 reciprocate in parallel with the upper surface of the liquid crystal panel 11. In FIG. 11B, the length from the rotation shaft 81 to the recess on the side surface of the cam 80 is R, and the length from the rotation shaft 81 to the protrusion on the side surface of the cam 80 is R ′. The difference between the lengths R and R 'is 5 subpixels. Accordingly, when the cam 80 is driven to rotate, the lens plate 12 oscillates with an amplitude corresponding to 5 sub-pixels.
[0074]
(2) Parallel movement mechanism 2 (rack and pinion type)
Subsequently, a case where a rack and pinion is used as a parallel movement mechanism that reciprocates the lens plate in parallel with the upper surface of the liquid crystal panel will be described.
[0075]
FIG. 13 is a schematic diagram showing an example of the rack and pinion 13 used as a parallel movement mechanism for reciprocating the lens plate. The rack and pinion 13 includes a rack unit 130, rack gears 131a and 131b, and a pinion 140. The rack unit 130 is formed in a plate-like body having the rack gears 131a and 131b as internal gears, and is provided on the inner surface of the rack unit 130 so that the rack gears 131a and 131b face each other.
[0076]
The pinion 140 includes a rotation shaft 141 and a pinion gear 142. The rotation shaft 141 has a columnar shape. The pinion gear 142 has a semicircular shape obtained by cutting a ring at a diameter, and an inner side surface thereof is fixed to a side surface of the rotating shaft 141. Then, with the rotation of the rotating shaft 141, the pinion gear 142 also rotates integrally.
[0077]
The rack unit 130 and the pinion gear 140 are arranged so as to mesh with either the rack gear 131a or 131b by the rotation of the pinion gear 140.
[0078]
FIG. 14 is an operation explanatory diagram showing the operation of the rack and pinion 13. It is assumed that the center of the rotation shaft 141 of the pinion 140 is fixed at a position O, and the pinion 140 rotates clockwise around the position O. First, in FIG. 14A, the rack gears 131a and 131b and the pinion gear 142 mesh at one left end. When the rotation shaft 141 is rotated clockwise (in the direction of the arrow in the figure), the rack gear 131a and the pinion gear 142 are disengaged, and the rack gear 131b and the pinion gear 142 are engaged. When the rotation of the rotation shaft 141 continues, the rack unit 130 moves parallel to the left with respect to the drawing (FIG. 14B).
[0079]
When the rotation of the rotating shaft 141 continues, the rack unit 130 further moves leftward in parallel, and finally, the pinion gear 142 meshes with the right ends of the rack gears 131a and 131b (FIG. 14C).
[0080]
Subsequently, when the rotation shaft 141 is rotated, the rack gear 131b and the pinion gear 142 are disengaged from each other, and the rack gear 131a and the pinion gear 142 are engaged. When the rotation of the rotation shaft 141 continues, the rack unit 130 moves parallel to the right in the drawing (FIG. 14D). When the rotation of the rotation shaft 141 continues, the rack unit 130 moves further parallel to the right, and finally, the pinion gear 142 meshes with the left ends of the rack gears 131a and 131b (FIG. 14E or FIG. 14). (A)). As described above, when the rotation of the rotating shaft 141 is continued, the rack unit 130 repeats the reciprocating vibration as shown in FIG.
[0081]
FIG. 15 is a plan view showing an example of the stereoscopic video display device 200 when the rack and pinion 13 is used as a mechanism for reciprocating the lens plate 12. One long side of the rack unit of the rack and pinion 13 is fixed to one side of the lens pitch direction side of the lens plate 12. The rotation shaft of the rack and pinion 13 is connected to a driving device (not shown) or the like. Then, when the rotation shaft is rotated, the lens plate 12 is integrated with the rack unit and performs an amplitude vibration as shown in FIG. The amplitude of the lens plate 12 can be adjusted by the length of the rack gears 131a and 131b and the radius of the pinion gear corresponding to the length.
[0082]
(3) Parallel movement mechanism 3 (belt type)
Subsequently, a case where a belt is used as a parallel moving mechanism for reciprocating the lens plate in a reciprocating manner in parallel with the upper surface of the liquid crystal panel will be described.
[0083]
FIG. 16 is a schematic view showing an example of the belt unit 16 used as a parallel movement mechanism for reciprocating the lens plate. FIG. 16A is a plan view of the belt portion 16, and FIG. 16B is a side view of the belt portion 16. The belt section 16 includes a belt 160, rotating shafts 161 a and 161 b (hereinafter, collectively referred to as a “rotating shaft 161”), and a shaft 162. The belt 160 forms an annular body, and a columnar shaft 162 is fixed to one of the places. The rotation shaft 161 has a cylindrical shape and rotates in the same direction. The belt 160 is engaged with each of the rotation shafts 161, and the rotation of the rotation shaft 161 causes the belt 160 to rotate. At this time, in the left-right movement of the shaft 162, the portion of the constant-velocity linear motion becomes longer than the normal sinusoidal vibration as shown in FIG. it can. Therefore, it is possible to obtain a good image with less color unevenness than normal sine vibration.
[0084]
Here, the shaft 162 rotates integrally with the rotation of the belt 160, but needs to move along the ring of the belt 160 instead of reciprocating on a certain line. This movement may be transmitted to the lens plate as it is. However, in order to further reduce the vertical width of the lens plate, it is necessary to prevent the lens plate from reciprocating only in the left and right directions and not moving in the vertical direction. Therefore, FIG. 17A is a schematic diagram illustrating an example of the belt unit 17 that converts the rotational movement of the shaft 162 due to the rotation of the belt 160 into an amplitude movement via the plate cam 170. FIG. 17B is a side view when the belt unit 17 is viewed from an arrow Q in FIG. 17A. The belt unit 17 includes a belt portion 16, a plate cam 170, and a flat plate 171.
[0085]
The plate cam 170 is a plate-like body having a rectangular or elliptical slide groove whose short side is equal to the diameter of the shaft 162 and whose long side is longer than the diameter of the rotating shaft 160. Then, the belt portion 16 and the plate cam 170 are installed so that the circular side surface of the shaft 162 and the inner side surface of the plate cam 170 are in contact with each other. The flat plate 171 is fixed to one side of the short side of the plate cam 170. The flat plate 171 is limited by the guide 172 so as to be allowed to move only in the left-right direction in the figure and not to be able to move up and down.
[0086]
The operation of the mechanism shown in FIG. 17 will be described. The belt 160 rotates with the rotation of the rotating shaft 161, and the shaft 162 also rotates. At the same time, the plate cam 170 and the flat plate 171 move in parallel with the position of the shaft 162. When the shaft 162 moves along the circular side surface of the rotating shaft 160, the shaft 162 moves along the inner surface of the slide groove of the plate cam 170. That is, the shaft 162 makes a rotational movement along the ring of the belt 160, but moves only in the groove direction in the slide groove of the plate cam 170. Therefore, the plate cam 170 and the flat plate 171 can reciprocate.
[0087]
FIG. 18 is a plan view showing an example of the stereoscopic video display device 300 when the belt units 17a and 17b are used as a mechanism for reciprocating the lens plate 12. The upper surfaces of the flat plates (not shown) of the belt units 17a and 17b and the lower surface of the lens plate 12 are fixed. The rotating shafts of the belt units 17a and 17b are connected to a driving device (not shown) or the like. Further, the lens plate is allowed to move only to the left and right by the guide 18, and is restricted so as not to move in the up and down direction. When the rotation shafts are rotated in synchronization in the same direction, the lens plate 12 is integrated with the plate cam and performs amplitude vibration right and left. The amplitude of the lens plate 12 can be adjusted by the length of the belt.
[0088]
In the above description, the parallel movement mechanism using the belt has been described. However, the present invention is not limited to this, and may be realized using, for example, a chain.
[0089]
(4) Parallel movement mechanism 4 (electromagnetic type)
Subsequently, a case where an electromagnet is used as a parallel movement mechanism for reciprocating the lens plate in a reciprocating manner in parallel with the upper surface of the liquid crystal panel will be described. FIG. 19 is a plan view showing an example of the electromagnet unit 19 used as a parallel movement mechanism for reciprocating the lens plate. The electromagnet unit 19 includes a moving unit 190 and switching units 194 and 195.
[0090]
The moving unit 190 has a permanent magnet 1901, a plate 1902, and switch elements 1903 and 1904. The permanent magnet 1901 forms a bar-shaped body, and the length in the long side direction is equal to the length of the lens plate 12 in the pitch direction. A plate 1902 is fixed to one side surface of the long side of the permanent magnet 1901. The plate 1902 is made of a very low conductive material such as a resin. The switch element 1903 is fixed to the plate 1902 along one side of the short side of the permanent magnet 1901. The switch element 1904 is fixed to the plate 1902 along the other side of the short side of the permanent magnet 1901.
[0091]
The switching unit 194 includes an electromagnet 1941 and a switch element 1942. The electromagnet 1941 generates a magnetic field when energized, and is arranged at a position facing one side of the short side of the permanent magnet 1901. When the switch element 1942 comes into contact with the switch element 1903, the switch element 1942 is turned on and outputs a notification signal to an external device. The switching unit 195 has an electromagnet 1951 and a switch element 1952, like the switching unit 194.
[0092]
The operation of the mechanism shown in FIG. 19 will be described with reference to FIG. First, the surfaces of the electromagnets 1941 and 1951 facing the permanent magnet (hereinafter referred to as “effective surfaces”) are set so that the polarity thereof is the S pole. Then, an attractive force acts between the electromagnet 1941 and the N pole of the permanent magnet 1901, and a repulsive force acts between the electromagnet 1951 and the S pole of the permanent magnet 1901, so that the moving unit 190 is attracted to the electromagnet 1941 (FIG. )). As a result, the switch elements 1903 and 1942 come into contact with each other, and a notification signal is output to the external device.
[0093]
By the output of the notification signal, the polarities of the effective surfaces of the electromagnets 1941 and 1951 are inverted from the S pole to the N pole. Then, a repulsive force acts between the electromagnet 1941 and the N pole of the permanent magnet 1901, while an attractive force acts between the electromagnet 1951 and the S pole of the permanent magnet, so that the moving unit 190 is parallel to the direction of the electromagnet 1951. It moves (FIG. 20B).
[0094]
Then, the S pole of the permanent magnet 1901 comes into contact with the electromagnet 1951, and at the same time, the switch element 1904 and the switch element 1952 come into contact, so that a notification signal is output to the external device (FIG. 20 (c)).
[0095]
Subsequently, the polarity of the effective surfaces of the electromagnets 1941 and 1951 is inverted from the N pole to the S pole by the output of the notification signal. Therefore, a repulsive force acts between the electromagnet 1951 and the S pole of the permanent magnet 1901, while an attractive force acts between the electromagnet 1941 and the N pole of the permanent magnet, so that the moving unit 190 moves in the direction of the electromagnet 1941. It moves in parallel (FIG. 20D). Then, the N pole of the permanent magnet 1901 comes into contact with the electromagnet 1941 (FIG. 20E). By repeating the control for inverting the polarities of the electromagnets 1941 and 1951 by the notification signal output by the contact between the switch elements 1903 and 1942 or the switch elements 1904 and 1952 in this manner, the gap between the permanent magnet 1901 and the electromagnets 1941 and 1951 is repeated. , A suction force and a repulsion force are generated alternately, and the moving unit 190 can be reciprocated.
[0096]
FIG. 21 is a plan view showing an example of a stereoscopic video display device 400 using an electromagnet unit 19 as a mechanism for reciprocating the lens plate 12.
[0097]
The permanent magnet 1901a of the moving unit 190a is fixed to one side surface of the lens plate 12 in the pitch direction of the lens, and the permanent magnet 1901b of the moving unit 190b is fixed to the other side surface. At this time, the moving units 190a and 190b are installed such that one side of the side of the lens plate 12 in the boundary direction of the lens is an N pole (or S pole) and the other side is an S pole (or N pole).
[0098]
The switching unit 194a is arranged on the N pole side of the permanent magnet 1901a, and the switching unit 195a is arranged on the S pole side of the permanent magnet 1901a, and is fixed to the side surface of the housing 84. The switching units 194b and 195b are similarly fixed to the side surface of the housing 84.
[0099]
When displaying a stereoscopic image on the liquid crystal panel, the polarities of the effective surfaces of the electromagnets of the switching units 194a, 195a, 194b, and 195b are all set to S pole (or N pole). As a result, the moving units 190a and 190b come into contact with the switching units 194a and 194b (or the switching units 195a and 195b) by the attraction of the magnet, and the lens plate 12 is fixed at a predetermined position. That is, the state shown in FIG. 20A (or FIG. 20C) is obtained. At this time, a notification signal is generated due to the contact of the switch element, but it is set in advance so that the polarity of the electromagnet is not inverted when displaying a stereoscopic image.
[0100]
When displaying a planar view image on the liquid crystal panel, as described above, the polarity of the electromagnets of the switching units 194a, 195a, 194b, and 195b is alternately inverted, thereby causing the moving units 190a and 190b to reciprocate. Let it. That is, the lens plate 12 reciprocally vibrates integrally with the moving units 190a and 190b. The amplitude of the reciprocating vibration of the lens plate 12 can be adjusted by the length between the switching unit 194a and the switching unit 195a (the length between the switching unit 194b and the switching unit 195b).
[0101]
Here, in the stereoscopic video display device 400 shown in FIG. 21, the moving unit 190a alternately contacts the switching unit 194a or 195a due to the reciprocating vibration of the lens plate 12. The same applies to the moving unit 190b. Therefore, there is a high possibility that a collision sound is generated each time they come into contact. It is expected that this collision sound becomes noise and gives the user discomfort. In addition, an adverse effect such as a shake of the screen due to an impact may be considered.
[0102]
FIG. 22 shows a plan view of a stereoscopic video display device 400 ′ having a function of reversing the polarity of the electromagnet before the moving unit and the switching unit come into contact with each other in order to solve such a problem. The switching units 194c, 195c, 194d and 195d have electromagnets 1941c, 1951c, 1941d and 1951d, respectively. Then, when the moving unit 190a reciprocates, the switch elements 221a and 221b are arranged such that the switch elements 221a and 221b and the switch element 1903a come into contact with each other before reaching the switching unit 194c. Similarly, when the moving unit 190a reciprocates, the switching elements 222a and 222b are arranged such that the switching elements 222a and 222b and the switching element 1904a come into contact with each other before reaching the switching unit 195c. Hereinafter, the switch elements 223a, 223b, 224a, and 224b are similarly arranged.
[0103]
Then, when the switch element 1903a contacts both the switch elements 221a and 221b, a notification signal is output to the external device. Similarly, when switch element 1904a contacts both switch elements 222a and 222b, switch element 1903b contacts both switch elements 223a and 223b, and switch element 1904b contacts both switch elements 224a and 224b. At times, a notification signal is output to an external device.
[0104]
For example, when the polarity of the surface of the electromagnets 1941c, 1951c, 1941d, and 1951d facing the permanent magnet (hereinafter, referred to as “effective surface”) is set to the S pole, the moving unit 190a is attracted to the electromagnet 1941c. Since the switch element 1903a and the switch elements 221a and 221b contact before the moving unit 190a and the electromagnet 1941c contact, a notification signal is output. By the notification signal, the polarities of the effective surfaces of all electromagnets are inverted to N poles. Therefore, the attractive force acting between the N pole of the permanent magnet 1901a and the electromagnet 1941c is changed to a repulsive force, and the moving unit 190a is attracted to the electromagnet 1951c without contacting the electromagnet 1941a. Subsequently, since the switch element 1904a contacts the switch elements 222a and 222b, the polarities of the effective surfaces of all the electromagnets are inverted to the S pole, and the moving unit 190a and the electromagnet 1951c repel each other without contact. Hereinafter, the same operation is performed for the mobile unit 190b. By using the above-described mechanism, the lens plate can be reciprocally oscillated without generating a collision sound.
[0105]
(5) Parallel movement mechanism 5 (planetary rotation type)
In the above, the case where the lens plate is caused to reciprocate by using the parallel movement mechanism has been described. Subsequently, a method of realizing a two-dimensional image by rotating the lens plate in parallel with the upper surface of the liquid crystal panel will be described. The cam type, rack and pinion type, belt type, and electromagnet type methods described above prevent the speed from being reduced when the reciprocating motion is switched, whereas the planetary rotary method is a method of eliminating the switching itself.
[0106]
FIG. 23 is a plan view showing an example of a stereoscopic video display device 500 when a rotation mechanism based on planetary rotation is used as a mechanism for rotating the lens plate 231. FIG. FIG. 24B is a side view of the removed stereoscopic video display device 500 in the direction of arrow A in FIG. 23, and FIG. 24B is a cross-sectional view taken along line BB ′ of FIG. It is. The stereoscopic video display device 500 includes a lens plate 231, a liquid crystal panel 232, rollers 233a and 233b, a rotating disk 234, and an outer frame 235.
[0107]
The lens plate 231 and the turntable 234 have a disk shape, and the liquid crystal panel 232 has a plate shape. Then, the lens plate 231, the liquid crystal panel 232, and the turntable 234 are arranged in parallel in this order from the top.
[0108]
The rollers 233a and 233b have a cylindrical shape, and are arranged so that the side surfaces of the rollers 233a and 233b and the side surface of the lens plate 231 are always in contact. The bottom surfaces of the rollers 233a and 233b are rotatably supported by rotating shafts, and the rotating shafts are fixed to the rotating disk 234. The outer frame 235 has a ring shape, and has an L-shaped cross section projecting inward. Then, the lens plate 231 installed on the rotating plate 234 is sandwiched between the protruding portion of the outer frame 235 and the rollers 233a and 233b.
[0109]
Next, the operation of each element of the stereoscopic video display device 500 will be described. When the turntable 234 is rotated, for example, clockwise (the direction of arrow C in FIG. 23), the rollers 233a and 233b disposed on the turntable 234 are rotated. Further, the lens plate 231 held between the rollers 233a and 233b and the outer frame 235 rotates (revolves). Further, since the lens plate 231 is sandwiched between the rollers 233 a and 233 b and the outer frame 235, the lens plate 231 also rotates (rotates) along the inner periphery of the outer frame 235.
[0110]
FIG. 25 is a plan view of the lens plate 231 and the outer frame 235. The radius r1 is the inner diameter of the outer frame 235, and the radius r2 is the radius of the lens plate 231. The area 250 is an area where the lens plate 231 is always present irrespective of the revolution of the lens plate 231 due to the rotation of the turntable 231, that is, an area where switching between stereoscopic image display and planar image display is possible. The radius of this area 250 is determined by r1−r2.
[0111]
Here, a region inside the outer frame 235 and other than the area 250 is a region where the contour of the lens plate 231 crosses over the liquid crystal panel 232 due to the revolution of the lens plate 231. For this reason, in this area, it is difficult to view the planar image. Further, with a simple rotational movement, the velocity component in the pitch direction near the center of rotation of the lens plate 231 becomes close to 0, and it becomes difficult to view a planar image near the center of rotation.
[0112]
In order to increase the area 250, that is, the area in which the switching between the stereoscopic image display and the planar image display is possible, the inner diameter of the outer frame 235 may be reduced and the area 250 may be increased (provided that r1> r2). However, as r1 approaches r2, the rotation speed with respect to the revolution speed decreases. In order to realize a high quality monoscopic image, the revolving speed is increased in response to a decrease in the speed ratio between the automatic and the revolving speeds, and the sum of the revolving speed and the rotating speed becomes a speed sufficient to realize the two-dimensional viewing. You need to do that. In addition, in order to realize stereoscopic video display, the rotation angle of the lens plate due to rotation must be stopped at a predetermined angle. However, the higher the rotation speed, the more quickly the lens plate can return to the predetermined angle. For the above reasons, it is desirable to increase the revolution speed, and as a result, to increase the rotation speed.
[0113]
In this way, by adding the revolving speed and the rotation speed of the lens plate, the moving speed of the lens plate in the pitch direction at any position on the liquid crystal screen and at any time is a speed sufficient to realize a planar view. It can be. That is, it is possible to constantly display a planar image on the entire liquid crystal panel.
[0114]
Incidentally, as a method of moving the lens plate in parallel, not only the above method but also a method of using a piezoelectric element such as a piezo element whose shape changes according to a voltage can be considered.
[0115]
In the parallel moving mechanism 1 (cam type), the parallel moving mechanism 2 (rack and pinion type), the parallel moving mechanism 3 (belt type), and the parallel moving mechanism 4 (electromagnet type), the lens plate is formed by the vertical length of each pixel of the liquid crystal panel. It has been described that when semi-cylindrical lenses are arranged so as to correspond to the arrangement in the directions, and when a two-dimensional image is displayed, the reciprocating amplitude is set in a direction perpendicular to the vertical direction of each pixel. However, semi-cylindrical lenses on the lens plate 26 may be arranged obliquely with respect to the side surface direction of the lens plate 26, as in the lens plate 26 shown in FIG. In this case, it is not necessary to reciprocate the lens plate 26 so that the arrangement of the lenses and the vertical direction of each pixel of the liquid crystal panel match.
[0116]
Generally, it is sufficient that the velocity component of the lens plate in the pitch direction is a velocity sufficient to realize the planar view. The speed sufficient for realizing the planar view is a speed enough to move the width of the lens in the pitch direction at the time of one frame. If the time of one frame is t and the pitch of the lens is l, The speed may be 1 / t or more. Further, in the case of reciprocating motion, it is necessary to prevent the speed reduction at the time of switching back by each of the methods described above so that the display period of one pixel does not become too long.
[0117]
Subsequently, an example in which the present invention is applied to a small electronic device will be described below. Hereinafter, a small electronic apparatus having a stereoscopic image display device having a function of realizing a two-dimensional image by reciprocating the lens plate in parallel with the upper surface of the liquid crystal panel will be described. However, as the mechanism for reciprocating the lens plate, the cam-type stereoscopic video display device 100 described with reference to FIG. 12 will be described as an example, but the present invention is not limited to this.
[0118]
FIG. 27 is an external view illustrating an example of a housing 540 of the small electronic device 501. According to the figure, at least a display screen 510 and a plurality of input keys 520 for a user to perform an operation input are provided on a housing 540 of the small electronic device 501. That is, the user presses any of the keys included in the input key group 520 to input a predetermined instruction and view an image displayed on the display screen 510. In addition, the small electronic device 501 includes a switching key 530 for a user to input switching between a two-dimensional image and a three-dimensional image.
[0119]
The display screen 510 is constituted by a stereoscopic video display device 100 having a cam 80 for reciprocatingly oscillating the lens plate 12 in parallel with the upper surface of the liquid crystal panel 11 shown in FIG. A protective glass is arranged. The user sees an image displayed on the liquid crystal panel 11 via the protective glass and the lens plate 12.
[0120]
The stereoscopic image display apparatus 100 obtains power from the drive system of the small electronic device 501 and rotates the cam 80 to reciprocate the lens plate 12. Further, an image is displayed on the liquid crystal panel 11 based on image data input from the control system of the small electronic device 501. That is, when the switching key 530 is pressed by the user, the small electronic device 501 rotates the cam 80 of the stereoscopic video display device 100 by the driving system to reciprocate the lens plate 12 and further converts the image data into a stereoscopic image. Switch from the image to the planar image. Further, when the switching key 530 is pressed by the user, the small electronic device 501 stops the rotation of the cam of the stereoscopic video display device 100 by the driving system, and switches the image data from the monoscopic image to the stereoscopic image.
[0121]
FIG. 28 is a diagram illustrating an example of a hardware configuration of the small electronic device 501 illustrated in FIG. According to FIG. 28, in the small electronic device 501, a CPU 600, a RAM 610, a ROM 620, an information storage medium 630, an input device 640, an image generation IC 650, and a driving device 660 are connected to each other via a system bus 670 so that data can be input and output. . Note that the stereoscopic video display device 100 is connected to the image generation IC 650.
[0122]
The CPU 600 performs control of the entire apparatus, various data processing, switching processing described later, and the like according to programs and data stored in the ROM 620 or the information storage medium 630. The RAM 610 is a storage unit used as a work area of the CPU 600, and temporarily stores information input from the input device 640, calculation results by the CPU 600, programs and data read from the information storage medium 630 by the CPU 600, and the like. Remember. The RAM 610 stores the image information created by the CPU 600.
[0123]
The ROM 620 stores information (eg, initialization information and information for controlling data transfer between devices connected via the system bus 670) necessary for starting and operating the small electronic device 501. Etc .; a system program) is stored. Further, the information storage medium 630 causes various image data to be displayed on the stereoscopic video display device 100, information (program data) for the CPU 600 to control the drive device 660, and causes the image generation IC 650 to generate image data. Information for outputting an instruction, information for the image generation IC to generate image data for a two-dimensional image and a three-dimensional image, and the like are stored. Note that the information storage medium 630 can be realized by hardware such as an IC card, a memory, and a hard disk.
[0124]
The input device 640 includes an input key group 520 and a switching key 530 shown in FIG. 27, and is a device for detecting a press input by a user and outputting an identification signal attached to the pressed key to the CPU 600.
[0125]
The image generation IC 650 is an integrated circuit that generates image data to be output to the stereoscopic video display device 100 based on image information stored in the RAM 610, the ROM 620, the information storage medium 630, and the like. The stereoscopic video display device 100 controls the output of each pixel of the liquid crystal panel 11 based on the image data input from the image generation IC 650. The driving device 660 is a device that drives the rotation shaft 81 that rotates the cam 80 and reciprocates the lens plate 12 in accordance with an instruction input from the CPU 600. For example, it is composed of a motor, a gear, and the like.
[0126]
Next, the operation of the small electronic device 501 will be described. FIG. 29 is a flowchart illustrating a switching process performed by the small electronic device 501.
[0127]
First, the CPU 600 determines a signal input from the input device 640 (step A1). That is, it is determined whether or not the switching key 530 has been pressed.
[0128]
When it is determined in step A1 that a planar image is to be displayed (step A1: planar view), the CPU 600 outputs an instruction to rotate the rotation shaft 81 to the driving device 660. When an instruction to display a planar view image is input from CPU 600, driving device 660 rotates rotation shaft 81 (step A2). The CPU 600 gives an instruction to the image generation IC 650 to generate image data for a two-dimensional image. The image generation IC 650 generates image data for a two-dimensional image according to an instruction input from the CPU 600, and outputs the image data to the three-dimensional image display device 100 for display (step A3). Here, the image data for a two-dimensional image is data for realizing a two-dimensional image without parallax, such as a general video image.
[0129]
On the other hand, if it is determined in step A1 that a stereoscopic image is to be displayed (step A1: stereoscopic vision), the CPU 600 outputs an instruction to stop the rotation of the rotating shaft 81 to the driving device 660 (step A4). ). Further, CPU 600 outputs an instruction to generate image data for a stereoscopic image to image generation IC 650. The image generation IC 650 generates image data for a stereoscopic image according to an instruction input from the CPU 600, and outputs the image data to the stereoscopic image display device 100 to display the image data (step A5). Here, the image data for a stereoscopic image is obtained by synthesizing an image in each directional direction on a pixel basis based on the positional relationship between each pixel of the liquid crystal panel 11 and each lens of the lens plate 12. That is, the image generation IC 650 generates image data for causing each pixel to display information of an image corresponding to each directional direction, and outputs the image data to the stereoscopic video display device 100. The stereoscopic video display device 100 causes the liquid crystal panel 11 to display an image based on image data input from the image generation IC 650.
[0130]
When the image is displayed on the stereoscopic video display device 100 (that is, the liquid crystal panel 11) in step A3 or step A5, the CPU 600 determines whether to end the image display (step A6). At this time, for example, when an instruction to change the image display is input from the input device 640, the process returns to step A1 to repeat the processing. On the other hand, when an instruction to end the display of the image, that is, an instruction to turn off the power or the like is input from the input device 640, the process ends.
[0131]
As described above, by automatically switching between the two-dimensional image and the three-dimensional image in response to the user's input, the convenience of the three-dimensional image display device is improved, and image display in various modes is possible. . Note that the electronic device having the stereoscopic video display device is not limited to the small electronic device as shown in FIG. 27, but may be a car navigation device, a home / business game device, a portable game device, an electronic organizer, an electronic calculator, An electronic dictionary or the like is conceivable, and the present invention can be applied to any device.
[0132]
For example, when the small electronic device 501 shown in FIGS. 27 and 28 is used as a game device, the game may be configured such that a two-dimensional image and a three-dimensional image are switched for each stage. In such a case, each time the game stage is switched, the CPU 600 determines whether the image is a two-dimensional image or a three-dimensional image. When realizing a two-dimensional image, an instruction to rotate the rotating shaft 81 is given to the driving device 600. On the other hand, when realizing a stereoscopic video, an instruction to stop the rotation of the rotating shaft 81 is given to the driving device 600. As described above, the lens plate may be reciprocally oscillated in accordance with a code attached to image data or a program or a processing state based on a given program without depending on a user's input.
[0133]
Note that the stereoscopic video display device described above is not only applied to the small electronic device 501 as shown in FIGS. 27 and 28, but may of course be used independently. For example, it may be used as a display connected to a personal computer or the like. In this case, a driving device for translating the lens plate may be built in the main body of the stereoscopic video display device, and may be translated in response to a user input or an input signal from a computer.
[0134]
FIG. 30 is a front view showing an example of a stereoscopic video display device 700 including a driving device for moving the lens plate in parallel. According to the figure, the stereoscopic video display device 700 includes a display screen 710, an outer frame 720, a switching button 730, and a pedestal 740. The switching button 730 is provided on the outer frame 720, and when the user presses the switching button 730, a parallel moving mechanism (for example, a parallel moving mechanism 1 (cam type), a parallel moving mechanism 2 (rack pinion type) ), The parallel moving mechanism 3 (belt type), the parallel moving mechanism 4 (electromagnet type), and the parallel moving mechanism 5 (planetary rotary type) are driven to reciprocate the lens plate.
[0135]
30 has a power connector (not shown) for connecting to a power source, and is connected to the power source by a cable 750. That is, the stereoscopic video display device 700 operates by the power supplied from the power supply via the cable 750. The stereoscopic video display device 700 has a connector (not shown) for connecting to an external device such as a PC, and is connected to the external device by a cable 760. That is, the stereoscopic video display device 700 displays image data input from an external device via the cable 760 on the liquid crystal panel. Further, the stereoscopic video display device 700 includes a cable 770 for outputting a signal to the effect that the switch button 730 has been pressed to the external device or for receiving a signal for operating the driving device 840 from the external device. .
[0136]
FIG. 31 is a diagram illustrating an example of a hardware configuration of the stereoscopic video display device 700 illustrated in FIG. According to the figure, the stereoscopic video display device 700 includes a display unit 800 including a lens plate 802 and a liquid crystal panel 804, a display control device 810 that controls display on the liquid crystal panel 804, and an image connected to an external device. An input I / O 820, a parallel moving mechanism 830 for parallel moving the lens plate 802, a driving device 840 for driving the parallel moving mechanism 830, an operation control device 850 for controlling the driving device 840, and an external device. It has a control I / O 860 to be connected and a switching button 730.
[0137]
The display control device 850 controls display on the liquid crystal panel 804 based on image data input from an external device via the image input I / O 820. The drive device 840 is a device that drives the parallel movement mechanism 830 according to an instruction input from the operation control device 850. For example, when using the parallel moving mechanism 1 (cam type), the parallel moving mechanism 2 (rack and pinion type), the parallel moving mechanism 3 (belt type) or the parallel moving mechanism 5 (planetary rotating type) as the parallel moving mechanism, the motor is used. The driving device 840 is realized by gears and gears. Alternatively, when the parallel moving mechanism 4 (electromagnetic type) is used as the parallel moving mechanism, the driving device 840 is realized by an electric circuit.
[0138]
The operation control device 850 is a device that controls the operation of the driving device 840. For example, when a cam-type parallel movement mechanism is used, the operation control device 850 instructs the rotation amount and the rotation direction of a motor for rotating the rotation shaft 81. When the parallel moving mechanism 4 (electromagnet type) is used, the energized state of the electromagnet is determined.
[0139]
In addition, the operation control device 850 operates the driving device 840 in response to a signal input from the switching button 730, and determines whether the stereoscopic video display device 700 is in a display state of a stereoscopic image or a display state of a stereoscopic image. A notification signal for notifying the external device of the status is generated and output. More specifically, the operation control device 850 generates a notification signal based on the operation state of the driving device 840 and outputs the notification signal to an external device via the control I / O 860. For example, when the parallel movement mechanism is driven by a motor, a notification signal is generated according to the amount of rotation of the motor and the presence or absence of rotation. Generate In this way, an instruction to change the type of image (planar image / stereoscopic image) is issued according to whether the lens plate is in the parallel movement state, that is, according to the operation state of the driving device 840. Output to
[0140]
Further, the stereoscopic video display device 700 not only switches between the display state of the stereoscopic image and the display state of the stereoscopic image in response to the input of the switch button 730, but also displays the planar image in response to an instruction input from a connected external device. Switching between a visual image and a stereoscopic image. That is, the operation control device 850 operates the driving device 840 in response to a signal input from an external device connected via the control I / O 860. According to such a configuration, it is possible to operate the driving device 840 in response to an instruction input from an external device, and to switch between a two-dimensional image and a three-dimensional image.
[0141]
By the way, an electronic device (that is, an external device) connected to the stereoscopic image display device 700 shown in FIG. , A RAM, a ROM, an information storage medium, an input device, an image generation IC, and a connector for connecting the stereoscopic video display device 700. The image generation IC generates image data according to an instruction input from the CPU, and outputs the image data to the stereoscopic video display device 700 via the connector.
[0142]
However, when generating the image data, the electronic device switches between the two-dimensional image and the three-dimensional image in response to the notification signal input from the three-dimensional image display device 700 to generate the image data. That is, the CPU determines whether the image is a monoscopic image or a stereoscopic image based on the notification signal input from the stereoscopic image display device 700, and causes the image generation IC to generate image data based on the determination result.
[0143]
In addition, the electronic device connected to the stereoscopic video display device 700 outputs an instruction signal for instructing whether to translate the lens plate to the stereoscopic video display device 700 when transmitting image data. It may be. The method of outputting the instruction signal for instructing the parallel movement of the lens plate may be performed in response to a user input, or may be performed based on data or a program stored in a ROM or an information storage medium. Alternatively, it may be performed in accordance with a processing result based on a given program and a signal input from an input device.
[0144]
Note that the electronic device connected to the stereoscopic video display device 700 may be a device that executes an operation only for outputting image data to the stereoscopic video display device 700. For example, it has two types of image data, that is, image data for a stereoscopic image and image data for a stereoscopic image, and determines the type of image data to be output in response to a signal input from the stereoscopic video display device 700. A configuration for switching may be used.
[0145]
According to the above description, the lenticular lens plate is used as the lens plate of the stereoscopic image display device. However, the application of the present invention is not limited to this, and for example, a fly-eye lens or a parallax Of course, the barrier may be applied to a stereoscopic video display device. Further, a pinhole barrier in which pinholes are arranged in a lattice shape may be applied. In that case, the above-mentioned lens plate can be realized by configuring various stereoscopic image display devices as a fly-eye lens, a parallax barrier, or a pinhole barrier. In addition, although a plan view image is realized by moving the lens plate in parallel with the liquid crystal panel, a plan view image may be realized by fixing the lens plate and moving the liquid crystal panel in parallel. .
[0146]
【The invention's effect】
By moving the lens plate parallel to the display panel, each lens continuously transmits light emitted from each pixel in the arrangement order in the movement direction of the lens plate. For this reason, the observer can be made to recognize all the pixels of the display panel, and furthermore, it can be made to recognize the two-dimensional image by the afterimage effect. In addition, a two-dimensional image can be realized without reducing the resolution of the display panel, and switching between a two-dimensional image and a three-dimensional image can be easily performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram illustrating the principle of stereoscopic display by a lenticular method.
FIG. 2 is a conceptual diagram for explaining the principle of planar display by parallel movement of a lens plate.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a liquid crystal panel and a lens plate.
FIG. 4 is a diagram showing the relationship between the trajectory of one principal point included in the lens plate and time when the lens plate is translated on the liquid crystal panel.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a liquid crystal panel and a lens plate.
FIG. 6 is a diagram showing the relationship between the trajectory of one principal point included in the lens plate and time when the lens plate is reciprocally oscillated on the liquid crystal panel.
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of the relationship between the trajectory of one principal point included in the lens plate and time when the lens plate is sine-oscillated.
FIG. 8 is a diagram illustrating a time at which a lens is positioned on each subpixel.
FIG. 9 is a graph illustrating the relationship between the amplitude of the lens plate and the variance of the time during which the lens is positioned on each sub-pixel.
FIG. 10 shows the time A to E and the variance σ when the lens is located on each sub-pixel. 2 Table showing.
FIG. 11 is a diagram showing the relationship between the trajectory of one principal point included in the lens plate and the rotation angle of the cam when the lens plate is reciprocated on the liquid crystal panel, and the shape of the cam.
FIGS. 12A and 12B are a cross-sectional view and a plan view illustrating an example of a stereoscopic image display device in which a lens plate is reciprocated by using a cam.
FIG. 13 is a schematic diagram showing an example of a rack and pinion 13 used as a parallel movement mechanism for reciprocating the lens plate.
FIG. 14 is an operation explanatory view showing the operation of the rack and pinion.
FIG. 15 is a plan view showing an example of a stereoscopic video display device using a rack and pinion.
FIG. 16 is a schematic diagram illustrating an example of a belt unit used as a parallel movement mechanism for reciprocating vibration of a lens plate.
FIG. 17 is a schematic diagram showing an example of a belt unit that converts the rotation of the belt into an amplitude motion via a plate cam.
FIG. 18 is a plan view showing an example of a stereoscopic video display device using a belt unit.
FIG. 19 is a plan view showing an example of an electromagnet unit used as a parallel movement mechanism for reciprocating the lens plate.
FIG. 20 is a view for explaining the operation of the electromagnet unit.
FIG. 21 is a plan view showing an example of a stereoscopic video display device using an electromagnet unit.
FIG. 22 is a plan view showing an example of an electromagnet unit used as a parallel movement mechanism for reciprocating a lens plate.
FIG. 23 is a plan view showing an example of a stereoscopic video display device when a rotation mechanism based on planetary rotation is used as a mechanism for rotating a lens plate.
FIG. 24 is a cross-sectional view of a stereoscopic image display device using a rotation mechanism by planetary rotation.
FIG. 25 is a plan view of a stereoscopic image display device using a rotation mechanism by planetary rotation.
FIG. 26 is a diagram showing an example of a lenticular lens.
FIG. 27 is an external view illustrating an example of a housing of a small electronic device.
FIG. 28 illustrates an example of a hardware configuration of a small electronic device.
FIG. 29 is a flowchart illustrating a switching process performed by the small electronic device.
FIG. 30 is a front view showing an example of a stereoscopic video display device incorporating a driving device for reciprocating a lens plate in a reciprocating manner.
FIG. 31 is a diagram showing an example of a hardware configuration of the stereoscopic video display device shown in FIG. 30.
[Explanation of symbols]
10 Backlight
11 LCD panel
12 Lens plate
100 stereoscopic video display device
80a, 80b cam
81a, 81b Rotary shaft
82a, 82b Cam receiver
83a, 83b spring
84 case
89a, 89b prop
13 Rack Pinion
130 rack unit
131a, 130b rack gear
140 pinion
141 rotation axis
142 pinion gear
200 stereoscopic image display device
16 Belt section
160 belt
161a, 161b Rotation axis
162 axes
17 Belt unit
170 plate cam
171 flat plate
300 stereoscopic image display device
19 Electromagnet unit
190 Mobile unit
1901 permanent magnet
1902 board
1903 switch element
194,195 switching unit
1941, 1951 Electromagnet
1942, 1952 Switch element
400 stereoscopic image display device
221a to 224a, 221b to 224b Switch element
1941c, 1941d, 1951c, 1951d Electromagnet
500 stereoscopic image display device
231 Lens plate
232 LCD panel
233a, 233b roller
234 turntable
235 Outer frame
26 Lenticular lens
501 Small electronic equipment
510 display screen
520 input key group
530 Switching key
540 case
600 CPU
610 RAM
620 ROM
630 Information storage medium
640 input device
650 Image Generation IC
660 drive
670 System bus

Claims (15)

表示パネルと、複数のレンズを有するレンズ板とを備え、前記表示パネルに表示させる画像を、前記レンズ板を介して立体視映像として認識せしめる立体視映像表示装置において、
前記表示パネルに対して前記レンズ板を平行に移動させる移動手段を備えることを特徴とする立体視映像表示装置。
In a stereoscopic video display device including a display panel and a lens plate having a plurality of lenses, an image displayed on the display panel is recognized as a stereoscopic video through the lens plate.
A stereoscopic video display device comprising a moving unit for moving the lens plate in parallel with the display panel.
n眼式である請求項1に記載の立体視映像表示装置であって、
前記移動手段は、1フレーム描画時間当たりn個以上の画素を移動する速度で前記レンズ板を移動させることを特徴とする立体視映像表示装置。
The stereoscopic image display device according to claim 1, which is an n-eye type,
The stereoscopic image display device according to claim 1, wherein the moving means moves the lens plate at a speed of moving n or more pixels per one frame drawing time.
請求項1又は2に記載の立体視映像表示装置であって、
前記移動手段による平行移動は周期運動であることを特徴とする立体視映像表示装置。
The stereoscopic video display device according to claim 1 or 2,
The stereoscopic video display device, wherein the parallel movement by the moving means is a periodic movement.
請求項2に記載の立体視映像表示装置であって、
前記レンズ板はレンチキュラレンズ板であり、
前記移動手段による平行移動は、視差方向の振幅がn−2個より大きい画素幅で、1つのレンズが少なくともn個の画素上を通過する周期運動であることを特徴とする立体視映像表示装置。
The stereoscopic video display device according to claim 2,
The lens plate is a lenticular lens plate,
The stereoscopic image display device is characterized in that the parallel movement by the moving means is a periodic movement in which one lens passes over at least n pixels with an amplitude in the parallax direction that is larger than n-2 pixels. .
請求項1〜4の何れか一項に記載の立体視映像表示装置であって、
前記レンズ板のレンズ面は前記表示パネルの表示面より広い大きさであることを特徴とする立体視映像表示装置。
The stereoscopic video display device according to any one of claims 1 to 4,
A stereoscopic video display device, wherein a lens surface of the lens plate is wider than a display surface of the display panel.
請求項5に記載の立体視映像表示装置であって、
前記レンズ板はレンチキュラレンズ板であり、視差方向の長さが前記表示パネルの視差方向の長さより長いことを特徴とする立体視映像表示装置。
The stereoscopic video display device according to claim 5,
The stereoscopic video display device, wherein the lens plate is a lenticular lens plate, and a length in a parallax direction is longer than a length of the display panel in a parallax direction.
請求項1〜6の何れか一項に記載の立体視映像表示装置であって、
前記移動手段は、機械的機構により前記レンズ板を平行移動させる手段であることを特徴とする立体視映像表示装置。
The stereoscopic video display device according to any one of claims 1 to 6,
The stereoscopic image display device, wherein the moving means is means for moving the lens plate in parallel by a mechanical mechanism.
請求項1〜6の何れか一項に記載の立体視映像表示装置であって、
前記移動手段は、電気的機構により前記レンズ板を平行移動させる手段であることを特徴とする立体視映像表示装置。
The stereoscopic video display device according to any one of claims 1 to 6,
The stereoscopic image display device, wherein the moving means is means for moving the lens plate in parallel by an electric mechanism.
表示パネルと、複数のレンズを有するレンズ板とを備え、前記表示パネルに表示させる画像を、前記レンズ板を介して立体視映像として認識せしめる立体視映像表示装置において、
前記レンズ板に対して前記表示パネルを平行に移動させる移動手段を備えることを特徴とする立体視映像表示装置。
In a stereoscopic video display device including a display panel and a lens plate having a plurality of lenses, an image displayed on the display panel is recognized as a stereoscopic video through the lens plate.
A stereoscopic video display device comprising a moving unit for moving the display panel in parallel with the lens plate.
表示パネルと、複数のスリットを有するバリア板とを備え、前記表示パネルに表示させる画像を、前記バリア板を介して立体視映像として認識せしめる立体視映像表示装置において、
前記表示パネルに対して前記バリア板を平行に移動させる移動手段を備えることを特徴とする立体視映像表示装置。
A display panel, comprising a barrier plate having a plurality of slits, in a stereoscopic video display device for recognizing an image to be displayed on the display panel as a stereoscopic video through the barrier plate,
A stereoscopic video display device comprising a moving unit for moving the barrier plate in parallel with the display panel.
表示パネルと、複数のピンホールを有するバリア板とを備え、前記表示パネルに表示させる画像を、前記バリア板を介して立体視映像として認識せしめる立体視映像表示装置において、
前記表示パネルに対して前記バリア板を平行に移動させる移動手段を備えることを特徴とする立体視映像表示装置。
In a stereoscopic image display device including a display panel and a barrier plate having a plurality of pinholes, an image to be displayed on the display panel is recognized as a stereoscopic image through the barrier plate.
A stereoscopic video display device comprising a moving unit for moving the barrier plate in parallel with the display panel.
請求項1〜11の何れか一項に記載の立体視映像表示装置において、
外部入力される駆動信号に応じて前記移動手段を駆動させる駆動手段を更に備えることを特徴とする立体視映像表示装置。
The stereoscopic video display device according to any one of claims 1 to 11,
A stereoscopic video display device, further comprising a driving unit that drives the moving unit in response to a driving signal input from the outside.
請求項1〜11の何れか一項に記載の立体視映像表示装置において、
前記移動手段の作動状態に応じた通知信号を外部装置に対して出力する出力手段を更に備えることを特徴とする立体視映像表示装置。
The stereoscopic video display device according to any one of claims 1 to 11,
The stereoscopic video display device further comprises an output unit that outputs a notification signal according to an operation state of the moving unit to an external device.
請求項12に記載の立体視映像表示装置と、
立体視画像情報と平面視画像情報とを切り換えて前記立体視映像表示装置に出力する画像制御手段と、
前記画像制御手段の出力画像の切り換えに連動して前記駆動手段を駆動させる駆動信号を出力する指示信号出力手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
A stereoscopic video display device according to claim 12,
Image control means for switching between stereoscopic image information and planar image information and outputting to the stereoscopic image display device,
Instruction signal output means for outputting a drive signal for driving the drive means in conjunction with switching of the output image of the image control means,
An electronic device comprising:
請求項13に記載の立体視映像表示装置に接続される電子機器において、
前記出力手段から出力される通知信号に応じて、立体視画像情報と平面視画像情報とを切り換えて前記立体視映像表示装置に出力する画像制御手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
An electronic device connected to the stereoscopic video display device according to claim 13,
An image control unit that switches between stereoscopic image information and planar image information and outputs the stereoscopic image information to the stereoscopic image display device according to a notification signal output from the output unit,
An electronic device comprising:
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