【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明はガスレンジ等の加熱手段の上に鍋などの調理容器を載置して当該調理容器を加熱する際の放熱を防止する放熱防止具に関する。特に、ガスレンジ等の加熱手段の上に鍋などの調理容器を載置して当該調理容器を加熱する際に、燃焼ガスと輻射熱の拡散を防止し、省エネルギーに貢献できる放熱防止具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ガスレンジ等の加熱手段の上に鍋などの調理容器を載置して当該調理容器を加熱し、調理する際の放熱を防止する放熱防止具としては、加熱手段の火炎部、例えば、ガスバーナー部と調理容器（例えば、鍋）全体をカバーするものが知られている。しかし、これは汎用性が無いため、実際にはほとんど使用されていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ガスレンジ等の加熱調理器具の火炎部（例えば、ガスバーナー部）の周囲に配備される五徳と組み合わせて使用することが可能であり、あるいは、五徳と一体化して用いることができるようにして汎用性が高く、抵抗感なく使用できる放熱防止具を提供することを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本発明が提案する放熱防止具は、加熱調理器具の火炎部（例えば、ガスバーナー部）の周囲に配備される五徳と組み合わされて使用されるものであって、前記五徳の外周に配備されて使用され、前記五徳の外周に配備された際の上端縁の高さ位置が、前記五徳の上端縁の高さ位置より低くなるように形成されている環状の放熱防止用遮蔽帯からなることを特徴とするものである。
【０００５】
また、前記課題を解決するため本発明が提案する他の放熱防止具は、加熱調理器具の火炎部（例えば、ガスバーナー部）の周囲に配備される五徳と組み合わされて使用されるものであって、前記五徳の外周に配備される環状の放熱防止用遮蔽帯からなり、当該環状の放熱防止用遮蔽帯の上端縁に円周方向に所定の間隔を開けて、当該環状の放熱防止用遮蔽帯の上方向と直径方向内側とに向かって突出する突起部が複数個設けられており、当該環状の放熱防止用遮蔽帯が前記五徳の外周に配備された際に、前記突起部の上端縁の高さ位置が、前記五徳の上端縁の高さ位置より高くなるように形成されていることを特徴とするものである。
【０００６】
ガスレンジ等の加熱調理器具の火炎部（例えば、ガスバーナー部）の周囲に配備される五徳の上に鍋などの調理容器を載置して当該調理容器を加熱し、調理する場合、燃焼ガスと輻射熱は調理容器を加熱する目的以外に、かなりの部分が周辺に拡散してしまう。このことは、前記の加熱調理器具、調理容器に隣接するものが加熱されることから理解できる。
従来から知られている放熱防止具は、この知見に基づいて、加熱調理器具、あるいは加熱調理器具の火炎部と、調理容器（例えば、鍋）の全体をカバーするようになっていた。
【０００７】
しかし、前記のように調理容器を加熱して調理する場合、拡散する熱の大半は加熱器と容器とが接触する部分から発生するのである。本願発明者は、この点に注目して本願発明を完成させたものである。
【０００８】
前述した本発明の放熱防止具をガスレンジ等の加熱調理器具の火炎部（例えば、ガスバーナー部）の周囲に配備される五徳の外側（すなわち、外周側）に配置することにより、あるいは、本発明の放熱防止具の内周壁を五徳の外周に接合して一体化しておくことによって、ガスレンジの上面において、加熱調理器具の火炎部（例えば、ガスバーナー部）と、調理容器（例えば、鍋）の底周辺をカバーすることができ、効率よく放熱防止効果を上げ、汎用性を有するものを提供できる。
【０００９】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例を説明する。
【００１０】
【実施例１】
図１は、本発明の第一の実施形態における放熱防止具１が、加熱調理器具（例えば、ガスレンジ）の火炎部（例えば、ガスバーナー部５）の周囲に配備される五徳３の外周に配備され、五徳３と組み合わされて使用されている状態を表す平面図である。
【００１１】
放熱防止具１は、五徳３の外周に配備されて使用され、五徳３の外周に配備された際の上端縁の高さ位置が、図２図示のように、五徳３の上端縁４の高さ位置より低くなるように形成されている環状の放熱防止用遮蔽帯２から構成されている。
【００１２】
この図１、図２図示の実施形態の放熱防止具１によれば、放熱防止用遮蔽帯２が五徳３の外周に配備されて使用される際の放熱防止用遮蔽帯２の上端縁の高さ位置が、図２図示のように、五徳３の上端縁４の高さ位置より低くなっているので、五徳３の上に調理容器（例えば、鍋）が置かれ、ガスバーナー部５からの火炎を受けて加熱、調理が行われる際の燃焼ガスの排気スペースを確保することができる。
【００１３】
このように、五徳３の上端縁４の高さ位置と、環状の放熱防止用遮蔽帯２の高さ位置との関係によって燃焼ガスの排気スペースを確保できるので、環状の放熱防止用遮蔽帯２の内径を、五徳３の外径と同等にして（例えば、同じにして）コンパクトな形態にして使用することができる。
【００１４】
また、五徳３の外周側と、環状の放熱防止用遮蔽帯２の内壁面側とを接合し、五徳３と環状の放熱防止用遮蔽帯２とが一体化されて放熱防止具１が形成されているようにすることもできる。
【００１５】
五徳３、環状の放熱防止用遮蔽帯２のそれぞれの高さは、前記のように、環状の放熱防止用遮蔽帯２が五徳３の外周に配備されて使用される際の放熱防止用遮蔽帯２の上端縁の高さ位置が、図２図示のように、五徳３の上端縁４の高さ位置より低くなることによって燃焼ガスの排気スペースを確保することができるものであればよいので、ガスバーナー部５の高さに応じて適宜調節できる。
【００１６】
なお、環状の放熱防止用遮蔽帯２としては耐熱性部材からなる環状薄板を用いることができる。この際、環状の放熱防止用遮蔽帯２の内周壁面を鏡面にしておけば、効率のよい輻射熱の利用を図る上で有利である。
【００１７】
【実施例２】
図３は、本発明の第二の実施形態における放熱防止具１１が、加熱調理器具（例えば、ガスレンジ）の火炎部（例えば、ガスバーナー部５）の周囲に配備される五徳１３の外周に配備され、五徳１３と組み合わされて使用されている状態を表す平面図である。
【００１８】
放熱防止具１１は、五徳１３の外周に配備される環状の放熱防止用遮蔽帯１２からなり、環状の放熱防止用遮蔽帯１２の上端縁に円周方向に所定の間隔を開けて、環状の放熱防止用遮蔽帯１２の上方向と直径方向内側とに向かって突出する突起部１６ａ、１６ｂ、１６ｃ、１６ｄが複数個設けられており、この環状の放熱防止用遮蔽帯１２が五徳１３の外周に配備された際に、図４（ａ）図示のように、突起部１６ａ、１６ｂ、１６ｃ、１６ｄの上端縁の高さ位置が、五徳１３の上端縁の高さ位置より高くなるように形成されているものである。
【００１９】
この図３、図４図示の実施形態の放熱防止具１１によれば、放熱防止用遮蔽帯１２が五徳１３の外周に配備されて使用される際の突起部１６ａ〜１６ｄの上端縁の高さ位置が、図４（ａ）図示のように、五徳１３の上端縁の高さ位置より高くなっているが、突起部１６ａ〜１６ｄは、図４（ａ）、（ｂ）図示のように、環状の放熱防止用遮蔽帯１２の上端縁に円周方向に所定の間隔を開けて環状の放熱防止用遮蔽帯１２の上方向と直径方向内側とに向かって突出する構造になっているので、五徳１３の上に調理容器（例えば、鍋）が置かれ、ガスバーナー部５からの火炎を受けて加熱、調理が行われる際の燃焼ガスの排気スペースを確保することができる。
【００２０】
例えば、図６、図７図示のように、環状の放熱防止用遮蔽帯１２の内径より径の小さい鍋２１、２２が用いられている場合であっても、図８図示のように、放熱防止用遮蔽帯１２の内径より径の大きい鍋２３が用いられている場合であっても、突起部１６ａ、１６ｂ、１６ｃ、１６ｄが存在していることによって、それぞれ、図示のように排気スペースが確保される。
【００２１】
複数の突起部が設けられる数、隣接する突起部と突起部との間の間隔は、環状の放熱防止用遮蔽帯１２の径の大きさ等に応じた排気スペースを設ける大きさ、バランス、等に従って適宜定めることができる。
【００２２】
なお、この突起部１６ａ〜１６ｄは、図４（ａ）、（ｂ）図示の形態では、環状の放熱防止用遮蔽帯１２の上端縁に固定的に取り付けられているが、図５（ａ）、（ｂ）図示のように、環状の放熱防止用遮蔽帯１２の上端縁に取り付け、取り外し可能なスペーサーとすることもできる。図５（ａ）、（ｂ）図示のスペーサー１７、１８は、金属製で、環状の放熱防止用遮蔽帯１２に取り付け、取り外しできるように、環状の放熱防止用遮蔽帯１２の厚みに対応した溝部を中央に備えているものである。
【００２３】
この実施例の形態でも五徳１３の外周側と、環状の放熱防止用遮蔽帯１２の内壁面側とを接合し、五徳１３と環状の放熱防止用遮蔽帯１２とが一体化されて放熱防止具１１が形成されているようにすることができる。
【００２４】
環状の放熱防止用遮蔽帯１２としては耐熱性部材からなる環状薄板を用いることができる。この際、環状の放熱防止用遮蔽帯１２の内周壁面を鏡面にしておけば、効率のよい輻射熱の利用を図る上で有利である。
【００２５】
あらかじめ備え付けられているガスバーナー部５の直径が４０ｍｍ、五徳１３の外周径が１９５ｍｍである市販のガスレンジを用いて、図３、図４（ａ）、（ｂ）図示の形態の本発明の放熱防止具１１（環状の放熱防止用遮蔽帯１２の内周径：１９９ｍｍ、環状の放熱防止用遮蔽帯１２の高さ：４０ｍｍ、突起部１６ａ〜１６ｄが環状の放熱防止用遮蔽帯１２の上端縁よりも上側に突出している高さ：６ｍｍ）を用いた場合と、用いない場合について実験を行った。外径１８０ｍｍの図６図示の形態の鍋に等量の水を入れ、蓋をして、本発明の放熱防止具１１を用いた場合と、用いない場合について実験を行ったところ、ガスレンジ上面から１００ｍｍの高さ位置における鍋の周辺にあたる部分の温度は、本発明の放熱防止具１１を用いない場合８０℃であったものが、用いた場合には１００℃に上昇していた。この際、ガスバーナーの火力を最大にして実験を行ったところ、ガスレンジ上面から１００ｍｍの高さ位置における鍋の周辺にあたる部分の温度は、本発明の放熱防止具１１を用いない場合１０６℃であったものが、用いた場合には１５１℃に上昇していた。
【００２６】
また、火力に関しては、本発明の放熱防止具１１を用いた場合、用いない場合に比較して２０％〜４０％程度向上することが確認できた。
【００２７】
【発明の効果】
本発明の放熱防止具は、ガスレンジに既設されている五徳と組み合わせたり、一体化して用いることができるものであり、汎用性があって、抵抗感なく使用することができる。
【００２８】
また、簡素な構造で、洗浄、取扱いが容易である。
【００２９】
更に、ガスレンジ等の加熱調理器具の周囲への放熱を効果的に抑え、その一方、加熱効率を効果的に向上させることができる。例えば、本発明の放熱防止具を市販のガスレンジに配備されている五徳の外側に配置して使用するだけで、火力を２０％〜４０％程度向上させることができる。そこで、家庭用のガスレンジは火力が弱いために中華料理のように強い火力を必要とする料理には不向きのように考えられているが、本発明の放熱防止具を用いることにより、火力を向上させて、家庭用のガスレンジであっても、中華料理のように強い火力を必要とする調理に十分対応可能にすることができる。
【００３０】
しかも、このような火力向上を使用燃料を増加させることなく達成できるので、使用する燃料の節減にも役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の放熱防止具がガスレンジの上に配置された状態を表す平面図。
【図２】図１の側面図。
【図３】本発明の他の放熱防止具がガスレンジの上に配置された状態を表す平面図。
【図４】（ａ）図３の側面図、（ｂ）図３に表されている本発明の他の放熱防止具の縦断面図。
【図５】（ａ）突起部としてスペーサーを用いた場合の一部断面図、（ｂ）突起部として他のスペーサーを用いた場合の一部断面図。
【図６】図３に表されている本発明の他の放熱防止具が配置されているガスレンジに径の小さい鍋が置かれている状態を説明する側面図。
【図７】図３に表されている本発明の他の放熱防止具が配置されているガスレンジに径の小さい他の鍋が置かれている状態を説明する側面図。
【図８】図３に表されている本発明の他の放熱防止具が配置されているガスレンジに径の大きい鍋が置かれている状態を説明する側面図。
【符号の説明】
１、１１ 放熱防止具
２、１２ 環状の放熱防止用遮蔽帯
３、１３ 五徳
４ 五徳の上端縁
５ ガスバーナー部
１６ａ、１６ｂ、１６ｃ、１６ｄ 突起部
２１、２２、２３ 鍋
１７、１８ スペーサー[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a heat radiation preventing device for placing a cooking vessel such as a pot on a heating means such as a gas range and preventing heat radiation when heating the cooking vessel. In particular, the present invention relates to a radiation preventing device that can prevent combustion gas and radiant heat from diffusing when a cooking vessel such as a pan is placed on a heating means such as a gas range and heating the cooking vessel, thereby contributing to energy saving.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a cooking vessel such as a pot is placed on a heating means such as a gas range to heat the cooking vessel, and as a heat radiation preventing device for preventing heat radiation during cooking, a flame portion of the heating means, for example, It is known to cover a gas burner section and an entire cooking vessel (for example, a pan). However, since it is not versatile, it is rarely used in practice.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be used in combination with a virtue provided around a flame portion (for example, a gas burner portion) of a cooking appliance such as a gas range, or can be used integrally with a virtue. It is an object of the present invention to provide a heat radiation preventing device which has high versatility and can be used without resistance.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, a heat radiation prevention tool proposed by the present invention is used in combination with a virtue provided around a flame portion (for example, a gas burner portion) of a cooking device, An annular heat-preventing ring formed so that the height position of the upper edge when deployed on the outer circumference of the virtues is lower than the height position of the upper edge of the virtues. It is characterized by comprising a shielding band.
[0005]
Further, another heat-dissipating device proposed by the present invention to solve the above problem is used in combination with a virtue provided around a flame portion (for example, a gas burner portion) of a heating cooker. The annular heat radiation preventing shield band is provided on the outer periphery of the circumstance, and a predetermined interval is circumferentially provided at an upper end edge of the circular heat radiation preventing shielding band to form the annular heat radiation preventing shield. A plurality of projections projecting toward the upper direction and the diametrically inner side of the band are provided, and when the annular heat radiation prevention shielding band is arranged on the outer circumference of the virtues, the upper edge of the projection is provided. Is formed so as to be higher than the height position of the upper edge of the virtues.
[0006]
When a cooking vessel such as a pot is placed on a gorge provided around a flame section (for example, a gas burner section) of a heating cooker such as a gas stove and the cooking vessel is heated and cooked, combustion gas is used. In addition to the purpose of heating the cooking container, a considerable portion of the radiant heat diffuses to the periphery. This can be understood from the fact that the heating cooking utensil and the one adjacent to the cooking container are heated.
Based on this finding, conventionally known heat-dissipating devices cover the entirety of the cooking utensil or the flame portion of the heating utensil and the entire cooking container (eg, pan).
[0007]
However, when the cooking container is heated and cooked as described above, most of the diffused heat is generated from a portion where the heater contacts the container. The present inventor has completed the present invention by paying attention to this point.
[0008]
By disposing the above-mentioned heat radiation preventing device of the present invention outside (i.e., the outer peripheral side) of a virtue provided around a flame portion (for example, a gas burner portion) of a cooking device such as a gas range, or By joining the inner peripheral wall of the heat radiation preventing device of the present invention to the outer periphery of the virtue and integrating the inner peripheral wall, a flame portion (for example, a gas burner portion) of a cooking device and a cooking container (for example, a pan) are provided on the upper surface of the gas range. ) Can be covered, and the heat radiation preventing effect can be efficiently increased, and a versatile product can be provided.
[0009]
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0010]
Embodiment 1
FIG. 1 shows that the heat radiation preventing device 1 according to the first embodiment of the present invention is provided on an outer periphery of a goto 3 provided around a flame portion (for example, a gas burner portion 5) of a cooking appliance (for example, a gas range). It is a top view showing the state deployed and used in combination with Gotoku 3.
[0011]
The heat radiation preventing device 1 is used by being disposed on the outer periphery of the virtues 3 and the height position of the upper edge when disposed on the outer periphery of the virtues 3 is, as shown in FIG. It is composed of an annular heat-radiation-prevention shielding band 2 formed to be lower than the vertical position.
[0012]
According to the heat radiation preventing device 1 of the embodiment shown in FIGS. 1 and 2, the height of the upper edge of the heat radiation preventing shielding band 2 when the heat radiation preventing shielding band 2 is arranged and used on the outer periphery of the virtues 3 is used. Since the height position is lower than the height position of the upper edge 4 of the virtues 3 as shown in FIG. 2, a cooking vessel (for example, a pot) is placed on the virtues 3, and An exhaust space for combustion gas when heating and cooking is performed by receiving a flame can be secured.
[0013]
In this manner, the exhaust space for the combustion gas can be secured by the relationship between the height position of the upper end edge 4 of the virtues 3 and the height position of the annular heat radiation preventing shielding band 2, so that the annular heat radiation preventing shielding band 2 can be secured. Can be used in a compact form with the inner diameter of the same as (for example, the same as) the outer diameter of Gotoku 3.
[0014]
Further, the outer peripheral side of the virtues 3 and the inner wall surface side of the annular heat radiation preventing shielding band 2 are joined, and the virtues 3 and the circular heat radiation preventing shielding bands 2 are integrated to form the radiation preventing device 1. You can also make it.
[0015]
The height of each of the circumstance 3 and the ring-shaped heat radiation preventing shielding band 2 is, as described above, the heat radiation preventing shielding band when the ring-shaped heat radiation preventing shielding band 2 is arranged on the outer periphery of the virtues 3 and used. As shown in FIG. 2, the height position of the upper edge of the second 2 may be lower than the height position of the upper edge 4 of the virtues 3 so that the exhaust space for the combustion gas can be secured. It can be adjusted appropriately according to the height of the gas burner section 5.
[0016]
In addition, the annular thin plate made of a heat-resistant member can be used as the annular heat radiation prevention shielding band 2. At this time, if the inner peripheral wall surface of the annular heat radiation prevention shielding band 2 is made a mirror surface, it is advantageous for efficient use of radiant heat.
[0017]
Embodiment 2
FIG. 3 shows that the heat radiation preventing device 11 according to the second embodiment of the present invention is provided on the outer periphery of a gotoku 13 provided around a flame portion (for example, a gas burner portion 5) of a cooking device (for example, a gas range). It is a top view showing the state deployed and used in combination with Gotoku 13.
[0018]
The heat-dissipating device 11 includes an annular heat-dissipating shielding band 12 provided on the outer periphery of the circumscribing 13, and is provided with a predetermined interval in the circumferential direction at the upper end edge of the annular heat-dissipating shielding band 12. A plurality of projections 16a, 16b, 16c, 16d are provided which protrude upward and radially inward of the heat radiation preventing shield band 12, and this annular heat radiation preventing shielding band 12 is 4 (a), the heights of the upper edges of the projections 16a, 16b, 16c, 16d are higher than the height of the upper edges of the gorge 13, as shown in FIG. Is what is being done.
[0019]
According to the heat radiation preventing device 11 of the embodiment shown in FIGS. 3 and 4, the height of the upper end edge of the projections 16 a to 16 d when the heat radiation preventing shielding band 12 is arranged and used on the outer periphery of the virtues 13. The position is higher than the height position of the upper edge of the virtues 13 as shown in FIG. 4 (a), but the protrusions 16a to 16d are, as shown in FIGS. 4 (a) and 4 (b), Since the annular heat dissipation preventing shield band 12 has a structure in which the upper end edge of the annular heat dissipation preventing shield band 12 is spaced apart by a predetermined distance in the circumferential direction and protrudes upward and diametrically inward from the annular heat dissipation preventing shield band 12, A cooking container (for example, a pan) is placed on the gotoku 13, and the space from the combustion gas when heating and cooking is performed by receiving the flame from the gas burner unit 5 can be secured.
[0020]
For example, as shown in FIGS. 6 and 7, even when the pots 21 and 22 having a smaller diameter than the inner diameter of the annular heat radiation preventing shielding band 12 are used, as shown in FIG. Even if a pot 23 having a diameter larger than the inner diameter of the shielding band 12 is used, the presence of the projections 16a, 16b, 16c, and 16d ensures the exhaust space as shown in the drawing. Is done.
[0021]
The number of the plurality of protrusions, the distance between the adjacent protrusions, and the size, balance, etc. of providing an exhaust space according to the size of the diameter of the annular heat radiation prevention shielding band 12, etc. Can be determined as appropriate.
[0022]
In the embodiment shown in FIGS. 4A and 4B, the projections 16a to 16d are fixedly attached to the upper end edge of the annular heat-radiation preventing shielding band 12. However, FIG. (B) As shown, the spacer may be attached to the upper end edge of the annular heat-radiation preventing shielding band 12 to be a detachable spacer. The spacers 17 and 18 shown in FIGS. 5A and 5B are made of metal and correspond to the thickness of the annular heat radiation preventing shielding band 12 so that they can be attached to and detached from the circular heat radiation preventing shielding band 12. A groove is provided at the center.
[0023]
Also in this embodiment, the outer peripheral side of the virtues 13 and the inner wall surface of the annular heat radiation preventing shielding band 12 are joined, and the virtues 13 and the circular heat radiation preventing shielding band 12 are integrated to form a heat radiation preventing device. 11 can be formed.
[0024]
An annular thin plate made of a heat-resistant member can be used as the annular heat-dissipating shielding band 12. At this time, if the inner peripheral wall surface of the annular heat radiation prevention shielding band 12 is made to be a mirror surface, it is advantageous for efficient use of radiant heat.
[0025]
Using a commercially available gas range in which the diameter of the gas burner portion 5 provided in advance is 40 mm and the outer diameter of the virtues 13 is 195 mm, the present invention in the form shown in FIGS. 3, 4A and 4B is used. Heat radiation prevention tool 11 (Inner diameter of annular heat radiation prevention shield band 12: 199 mm, height of annular heat radiation prevention shield band 12: 40 mm, upper end of heat radiation prevention shield band 12 having protrusions 16a to 16d. An experiment was performed for the case where a height protruding above the edge: 6 mm) was used and for the case where it was not used. When an equal amount of water was put into a pan having an outer diameter of 180 mm and having the form shown in FIG. 6, the lid was closed, and experiments were performed with and without the use of the heat radiation preventer 11 of the present invention. The temperature of the portion corresponding to the periphery of the pan at a height position of from 100 mm was 80 ° C. when the heat radiation preventer 11 of the present invention was not used, but rose to 100 ° C. when it was used. At this time, the experiment was performed with the heat of the gas burner maximized. As a result, the temperature of the portion corresponding to the periphery of the pan at a height of 100 mm from the upper surface of the gas range was 106 ° C. without using the heat radiation preventer 11 of the present invention. However, when used, the temperature rose to 151 ° C.
[0026]
Further, it was confirmed that the thermal power was improved by about 20% to 40% when the heat radiation preventing device 11 of the present invention was used, as compared with the case where the heat radiation preventing device 11 was not used.
[0027]
【The invention's effect】
The heat-dissipating device of the present invention can be combined with or integrated with an existing gas stove, and is versatile and can be used without resistance.
[0028]
Further, it has a simple structure and is easy to clean and handle.
[0029]
Further, heat radiation to the surroundings of the cooking device such as a gas range can be effectively suppressed, and on the other hand, the heating efficiency can be effectively improved. For example, the thermal power can be improved by about 20% to 40% only by using the heat radiation preventing device of the present invention placed outside the virtue provided in a commercially available gas range. Therefore, household gas stoves are considered to be unsuitable for dishes requiring high heat, such as Chinese food, due to their low heat, but by using the heat radiation prevention device of the present invention, the heat is reduced. By improving the range, it is possible to sufficiently cope with cooking that requires strong heat, such as Chinese cuisine, even in a household gas range.
[0030]
In addition, since such improvement in thermal power can be achieved without increasing the amount of fuel used, it is also useful for saving fuel to be used.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a state in which a heat radiation preventing device of the present invention is arranged on a gas range.
FIG. 2 is a side view of FIG.
FIG. 3 is a plan view showing a state in which another heat radiation preventing device of the present invention is arranged on a gas range.
4 (a) is a side view of FIG. 3, and FIG. 4 (b) is a longitudinal sectional view of another heat radiation preventing device of the present invention shown in FIG.
5A is a partial cross-sectional view when a spacer is used as a protrusion, and FIG. 5B is a partial cross-sectional view when another spacer is used as a protrusion.
FIG. 6 is a side view illustrating a state in which a small-diameter pan is placed in a gas range in which another heat radiation preventing device of the present invention shown in FIG. 3 is arranged.
FIG. 7 is a side view for explaining a state in which another pot having a small diameter is placed in a gas range in which another heat radiation preventing device of the present invention shown in FIG. 3 is arranged.
8 is a side view illustrating a state in which a large-diameter pan is placed in a gas range in which another heat radiation preventing device of the present invention shown in FIG. 3 is arranged.
[Explanation of symbols]
1, 11 heat-dissipation prevention tool 2, 12 ring-shaped heat-dissipation-prevention shielding band 3, 13 gotoku 4 top edge of gotoku 5 gas burner portions 16a, 16b, 16c, 16d projecting portions 21, 22, 23 pots 17, 18 spacer
