JP2004074758A - 蒸気式木材乾燥装置 - Google Patents

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Kenji Unno
海野 憲司
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KANNETSU KOGYO KK
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Abstract

【目的】本発明は、木材を人工乾燥するための蒸気式木材乾燥装置に関するものであり、簡単な構成でボイラの初期性能以上に、液体燃料油の消費量の削減が可能となるボイラを得る事により、木材乾燥コストの削減ができる蒸気式木材乾燥装置を提供することを目的とする。
【構成】バーナの吸気口の外周部に永久磁石を装着したボイラを有するものである。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材を人工乾燥するための蒸気式木材乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、木材を人工乾燥するための蒸気式木材乾燥装置は、乾燥炉に木材を収納し、乾燥炉の中に、蒸気、熱風等を送り込み、温度、湿度を管理する方式であり、このうち、蒸気、熱風を発生させる為に、灯油、重油等の液体燃料油を使用したボイラの利用が主流である。
すなわち、乾燥炉内に収納された木材は、互いに,板厚、含水率等が異なるため、一旦,乾燥炉内を高温多湿となして、乾燥炉内の木材の含水率を均一とした後、熱風を送り込んで乾燥させるものである。(蒸気式木材乾燥装置はすでに公知。)
このような乾燥方式では、乾燥スケジュール(乾燥日数、温度設定、湿度設定、風速設定)によって、液体燃料油の消費量が決定され、この液体燃料油の消費量が乾燥費用を決定する一つの要素となっている。
このため、高性能のボイラを使用し、乾燥効率を上げるわけであるが、ボイラの性能は、もともとの初期性能より、長年の使用によって低下し、液体燃料油の消費量も増加する。
さらに、基本的には、ボイラの初期性能以上の性能を発揮することができず、したがって、液体燃料油の消費量はボイラ個々の初期性能(能力)が主な決定要因となっており、初期性能(能力)以上の液体燃料油の消費量を削減する事は不可能であった。
したがって、木材乾燥コストを削減するのは容易ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単な構成でボイラの初期性能以上に、液体燃料油の消費量の削減が可能となるボイラを得る事により、木材乾燥コストの削減ができる蒸気式木材乾燥装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決する為の手段】そこで、上記課題を解決する為、本発明の第1の手段として構成したところはバーナの吸気口の外周部に永久磁石を装着したボイラを有するものである。
【0005】
次に本発明が第2の手段として構成したところは、バーナの吸気口の外周部と、給油管の外周部に永久磁石を装着したボイラを有するものである。
【0006】
次に本発明が第3の手段として構成したところは、バーナの吸気口の外周部と、給水管の外周部に永久磁石を装着したボイラを有するものである。
【0007】
次に本発明が第4の手段として構成したところは、バーナの吸気口の外周部と、蒸気管の外周部に永久磁石を装着したボイラを有するものである。
【0008】
次に本発明が第5の手段として構成したところは、バーナの吸気口の外周部と、給油管の外周部と、給水管の外周部と、蒸気管の外周部に永久磁石を装着したボイラを有するものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の正面図を示し、図2はボイラの正面図を示している。
本発明の蒸気式木材乾燥装置1は、ボイラ2を除き、すでに一般に知られている蒸気式木材乾燥装置であるから詳細は省略する。
そして、ボイラ2は、送風機31につながるバーナの吸気口3と、給油管4と、給水管5と、蒸気管6等を有し、バーナの吸気口3の外周部と、給油管4の外周部と
、給水管5の外周部と、蒸気管6の外周部に永久磁石7が装着されている。
【0010】
蒸気式木材乾燥装置1が稼動を始めると、ボイラ2が運転開始となり、給油管4を通過する液体燃料油は、給油管4の外周部に装着された永久磁石7により、液体燃料油に印加される磁界の作用により、燃焼効率のよい液体燃料油に改質される。
【0011】
又、給水管5を通過する軟水は、給水管5の外周部に装着された永久磁石7により、軟水に印加される磁界の作用により、マイナスイオン水となり、蒸気となるために熱効率のよい水に改質される。
【0012】
又、バーナの吸気口3を通過する空気は、バーナの吸気口3の外周部に装着された永久磁石7により、空気に印加される磁界の作用によって、微生物を死滅させ、酸素を活性化し、燃焼効率のよい空気に改質される。
【0013】
又、蒸気管6を通過する蒸気は、蒸気管6の外周部に装着された永久磁石7によって、、蒸気に印加される磁界の作用で、木材乾燥によい蒸気に改質され、乾燥炉内に供給される。
【0014】
以上、各外周部に装着された永久磁石7の磁界の作用によって、ボイラ2の燃焼効率を高め、液体燃料油の消費量の削減が可能となる。
【0015】
尚、上記実施例によると、液体燃料油の消費量の削減効果は、既存設備の蒸気式木材乾燥装置についても、その既存ボイラに永久磁石7を装着することにより、同様の効果を得ることも可能である。
【0016】
さらに本発明による蒸気式木材乾燥装置1では、ボイラ2の各部に装着した永久磁石7により、木材乾燥日数を短縮する効果がある。
さらに、液体燃料油の消費量の削減効果は、地球環境問題の一つでもある二酸化炭素の削減にもつながる。
【0017】
【発明の効果】
本発明の効果は、いわゆるローレンツ力、あるいは、空気、液体燃料油等の流れによって磁界が遮断されることにより発生する電流の及ぼす効果、すなわち、給水管、給油管等、管内の洗浄効果、磁力による空気中の微生物の除去等理論的にはいまだ正確には解明されていないが、出願人が実施した試験によると、請求項1、2、3、4、5記載の発明によれば、永久磁石を装着しない場合との比較において、同一の乾燥スケジュール(乾燥日数、温度設定、湿度設定、風速設定)で、40パーセントの液体燃料油の消費量の削減を図ることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正面図
【図2】ボイラの正面図
【符号の説明】
1       蒸気式木材乾燥装置
2       ボイラ
3       バーナの吸気口
31      送風機
4       給油管
5       給水管
6       蒸気管
7       永久磁石

Claims (5)

  1. バーナの吸気口の外周部に永久磁石を装着したボイラを有する事を特徴とする蒸気式木材乾燥装置。
  2. バーナの吸気口の外周部と、給油管の外周部に永久磁石を装着したボイラを有する事を特徴とする蒸気式木材乾燥装置。
  3. バーナの吸気口の外周部と、給水管の外周部に永久磁石を装着したボイラを有する事を特徴とする蒸気式木材乾燥装置。
  4. バーナの吸気口の外周部と、蒸気管の外周部に永久磁石を装着したボイラを有する事を特徴とする蒸気式木材乾燥装置。
  5. バーナの吸気口の外周部と、給油管の外周部と、給水管の外周部と、蒸気管の外周部に永久磁石を装着したボイラを有する事を特徴とする蒸気式木材乾燥装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014157078A1 (ja) * 2013-03-26 2014-10-02 Masaki Norihisa 木材乾燥装置及び方法

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