JP2004074516A - 十字線の読取り装置 - Google Patents

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Koji Yamashita
山下 幸二
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Abstract

【課題】迅速且つ正確に、印刷用刷版又は原稿に描かれた十字線の位置を特定することの出来る十字線の読取り装置、及び害読取り作業を自動的に行う、自動製版装置に適した十字線の自動読取り装置を提供すること。
【解決手段】印刷用原稿又は刷版に描かれた十字線の読取り装置。少なくとも筐体と該筐体に組み込まれた、前記十字線を被写体とする一組のレンズ、被写体が描かれた前記印刷用原稿又は刷版と接し、該原稿又は刷版に対する測光用光照射窓として機能すると共に、前記被写体又はその近傍からの反射光を前記レンズに入射させるスリット状窓、被写体の十字を構成する線分が結像する焦点面に設けられた線状スリット、該線状スリットを通過した光を受光し得る受光素子、及びレンズ部周辺に配された、被写体に測光用光を照射する為の複数の光源とからなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷用原稿又は刷版に記載された十字線(レジスターマーク)の光学読取り装置に関し、特に、迅速に十字線の位置を特定し、該位置に基づいて以後の作業を自動的に行うために必要な全ての数値を計算し設定するに適した、十字線の自動読取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、印刷用刷版や原稿には、その頁又は図柄の基準となる見当合わせ用の十字線(通常トンボと呼ばれるレジスターマーク)が画かれている。この十字線を基準としてその後の作業を自動化しようとすると、その十字線を迅速且つ正確に読取る必要がある。しかしながら、上記十字線にはポジ型とネガ型がある上十字線と刷版の濃度差が小さいために読取りが困難であり、自動化することは容易ではなかった。
【0003】
例えば、定位置に固定した刷版上の十字線に合わせて、約1:1の倍率に整合されたレンズを載せ、その焦点面に十字線を結像させ、上記焦点面上に置かれた十字型に切り抜かれた不透明板の該切り抜かれた十字と前記結像させた十字線を一致させるとする。この場合、前記切り抜き窓を通過した光を受けるように光センサーを配置しておけば、十字線がポジ状であってもネガ状であっても、光センサーの出力変化から十字線の位置を特定することができる筈である。
【0004】
しかしながら、上記の方法は実際にはうまくいかない。即ち、例えば刷版上に画かれた十字線に向かって測定器を動かしても、偶然を除き、十字線の結像と切り抜かれた十字型とが一致することはないからである。
そこで本発明者は、より現実的な十字線読取り方法について鋭意検討した結果、十字線を縦の線分と横の線分に分解し、十字型の切り抜きの代わりに前記縦の線分に対応する縦スリットと横の線分に対応する横スリットを、それぞれ独立に機能させることにより良好な結果を得ることが出来ることを見出し、本発明に到達した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の第1の目的は、迅速且つ正確に、印刷用刷版又は原稿に描かれた十字線の位置を特定することの出来る、十字線の読取り装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、印刷用刷版又は原稿に描かれた十字線の位置を、自動的に、迅速且つ正確に決定して製版の自動作業のための基本データとすることの出来る、十字線の自動読取り装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記の諸目的は、印刷用原稿又は刷版に描かれた十字線の読取り装置において、該装置が、少なくとも筐体と該筐体に組み込まれた、前記十字線を被写体とする一組のレンズ、被写体が描かれた前記印刷用原稿又は刷版と接し、該原稿又は刷版に対する測光用光照射窓として機能すると共に、前記被写体又はその近傍からの反射光を前記レンズに入射させるスリット状窓、被写体の十字線を構成する線分が結像する焦点面に設けられた線状スリット、該線状スリットを通過した光を受光し得る受光素子、及びレンズ部周辺に配された、被写体に測光用光を照射する為の複数の光源とからなることを特徴とする十字線読取り装置、及び、該装置を自動化してなる、十字線の自動読取り装置によって達成された。
前記焦点面に設けられたスリットは、十字線を構成する縦線又は横線に対応する線状スリットであり、これらは独立に1つずつ設けられても、1つのスリットが90°回転可能に設けられても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の十字線読取り装置の縦断面概略図である。図中の符号1は、印刷用原稿や刷版等の被測定版固定台、2は十字線が画かれた被測定版、3は、支柱20に沿って上下方向に摺動するスライド盤であって、このスライド盤に本発明の十字線読取り装置が固定されている。符号4は十字線照射スリット状窓であって、この窓から被測定版に光が照射されると共に、被測定版からの反射光をレンズに入射させるスリット状窓にもなっている。
【0008】
符号5は十字線照射用光源であって、通常は発光ダイオードが使用される。また、この光源は、一組のレンズ6の周りに複数配置され、被写体への照明を十分なものとする。一組のレンズ6は、被写体及びその近傍からの反射光の光量測定の為に、被写体を焦点面に結像させる機能を有する。
この結像は、前記十字線照射用窓に対応して、十字線の縦線又は横線となって現れる。
【0009】
符号7は、上記焦点面に結像された線分に対応するスリット板である。このスリット板は、十字線の縦線及び横線に対応させた、独立した二つの線状スリットを互いに直交するように有する固定式のものであっても、一本の線分に対応する1つの線状スリットを有する板を、90°回転可能に固定したものであっても良い。
符号8は、スリット板7を通過してきた光を検知する光センサーを固定する光センサー取付台、9は光センサーであり、光センサーとしては通常フォトダイオードが使用される。また、符号10は、筐体であり、主として被写体と接触する部分、レンズ収納部分及び光センサー収納部分の三つの部分からなる。
【0010】
図2は、図1のA−A断面図であり、符号4は十字線照明用窓でもある反射光入射用スリット状窓である。図3は図1のB−B断面図であり、符号5は光照射用光源、6はレンズである。図4は、図1のC−C断面図であり、センサー取付台8の下側にはスリット板7が配されており、センサー取付台8には、光センサー9を挿入固定する穴が設けられている。
図5は、このスリット板7、センサー取付台8及び光センサー9の組み合わせ関係を説明する為の図である。
【0011】
図6は、本発明の十字線読取り器による十字線の読取り原理図である。図中の点線は十字線の位置を読取る際の、読取り器中心(通常は受光用のスリットの板の中心と一致する)の軌跡を表す。即ち、図のように十字線の左斜め下に読取り器を位置させた場合には、十字線の縦線と平行に読取り器を移動させ、横線専用のスリットを十字線の横線(実際は焦点面の結像である)と一致させて横線の位置を読む。十字線が図6の様にポジ型であると、図7A図のように、スリットと結像した十字線の横線が一致すると光センサーの受光量がシャープに減少するので、横線の位置を正確に読むことが出来る。
【0012】
十字線の横線の位置を読んだ後、読取り器を、更に適当な距離(例えば、十字線の縦線の約半分に相当する距離)縦線と平行に移動させ、次いで縦線専用スリットと、焦点面に結像した十字線の縦線とを一致させ、その位置を読取る。
読取り用スリットが横線用か縦線用の何れか一つしかない場合には、該スリットを用いて横線又は縦線の位置を読み取った後、スリットを90°回転させるか、読取り装置自体を90°回転させた後、前記したような操作によって、未読取りの縦線又は横線を読取る。尚、図6の点線の移動方向と実際の読取り装置の移動方向は、結像がレンズを介しているので逆になる。
また、十字線がネガ型である場合には、スリットと結像が一致した時の受光量は、図7B図に示す如く、シャープに増加する。
【0013】
即ち、本発明の装置の最大の特徴は、十字線をそのまま読取るのではなく、十字線を構成する縦横の何れかの直線を、独立した専用の線状スリット(スリット又は装置自体を90°回転させる場合も、実質的に専用のスリットを用いたことになる。)によって、それぞれ別の時間帯で読む点にある。このようにすることによって、測定時に余分な光が入射することを避け、受光素子の感度を最大限にまで高めることが出来るので、線状スリットをより細くして精度を高めることも出来る。
【0014】
本発明における被写体の十字線は、線巾が約0.02mm、長さは最も短いもので約6mmであり、白黒の濃度差(コントラスト)は0.3以下とはならないものとする。このような被写体に対して、本発明の読取り装置の感度が十分なものとなるために、読取り装置は、被測定部に外光が入らないように遮蔽されており、内部に設けた照明用光源の方向は、レンズの光軸に対して約45°とする。
【0015】
また、被写体表面にツヤがある場合であっても、その反射光が直接レンズに入らないようにする。具体的には、画像1本の直線からの反射面積を最小限にとどめるため、像読取りを、スリット幅約1.5mmで長さ約3mmのスリット状窓4を介して行う。更に、このスリット状窓の回りに黒色植毛紙を貼るなどして、不要な反射光の入射を防ぐことが好ましい。
【0016】
レンズは通常数枚で構成され、倍率が0.5〜2でフレアが良く取り除かれた高性能レンズとする。それぞれのレンズには反射防止コーティングを施しておく。結像する焦点面には、不透明性の薄板であるスリット板7が配され、この薄板には、幅が約0.05mmで長さが約2mmのスリットが設けられている。このスリット板7には、前記した如く、縦線又は横線に対応し、その延長線が互いに90°で交叉する、互いに独立した線状のスリットを設けても、一方だけのスリットを設けたスリット板7を90°回転可能に設けても良い。
このスリットを通過した光は光センサーによって検知される。スリットの数だけ光センサーが設けられるが、光センサーが2個の場合には、この2個の光センサーが、互いに干渉しないように設けられることは当然である。
【0017】
本発明の十字線読取り装置を自動装置にするためには、本発明の読取り装置を、上下方向に摺動可能なスライド盤3を介して、被測定版固定台1のX−Y方向に移動し得る支柱20に固定し、支柱の移動、スライド盤の上下等を、制御装置を介してコンピュータ制御すれば良い。
【0018】
本発明の十字線読取り装置は、十字線そのものを読取るのではなく、十字線を構成している縦線と横線を独立に読取るので、迅速で正確である上、精度も高いので、特に自動化に適している。また、本発明の十字線自動読取り装置は、自動製版装置で迅速に製版するのに有効であり、特に、正確さと精度の求められるカラー印刷用刷版用自動製版装置に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の十字線読取り装置の縦断面概略図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図1のC−C断面図である。
【図5】図4を補足する為の説明図である。
【図6】本発明の十字線読み取り器による十字線の読取り原理図である。
【図7】線状スリット7と結像線分が一致したときの光センサー9の出力信号変化を表した図である。A図は十字線がポジ画像である場合、B図は十字線がネガ画像である場合である。
【符号の簡単な説明】
1.被測定版固定台
2.被測定版
3.スライド盤
4.十字線照射スリット状窓
5.十字線照射用光源
6.レンズ
7.線状スリットを有するスリット板
8.センサー取付台
9.光センサー
10.筐体
20.支柱

Claims (5)

  1. 印刷用原稿又は刷版に描かれた十字線の読取り装置において、該装置が、少なくとも筐体と該筐体に組み込まれた、前記十字線を被写体とする一組のレンズ、被写体が描かれた前記印刷用原稿又は刷版と接し、該原稿又は刷版に対する測光用光照射窓として機能すると共に、前記被写体又はその近傍からの反射光を前記レンズに入射させるスリット状窓、被写体の十字線を構成する線分が結像する焦点面に設けられた線状スリット、該線状スリットを通過した光を受光し得る受光素子、及びレンズ部周辺に配された、被写体に測光用光を照射する為の複数の光源とからなることを特徴とする十字線読取り装置。
  2. 十字線を構成する線分が結像する焦点面に設けられた線状スリットとして、十字線の横線及びこれと直交する縦線に対応する、夫々独立した二つの線状スリットが設けられていると共に、該それぞれの線状スリットに対応して独立した二つの受光素子を配してなる、請求項1に記載された十字線読取り装置。
  3. 十字線を構成する線分が結像する焦点面に設けられた線状スリットが、十字線の横線又はこれと直交する縦線の何れかに対応する線状スリットであって、該線状スリットが90°回転可能に配されてなる、請求項1に記載された十字線読取り装置。
  4. 前記光源からの光照射方向とレンズの光軸との間の角度が、約45°である、請求項1〜3の何れかに記載された十字線読取り装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載された十字線読取り装置を、該装置の下端に荷重がかからないように懸架してなる十字線読取り部、該十字線読取り部をスライド盤を介して垂直方向に摺動可能に固定する支柱、該支柱をX軸及びY軸方向に移動させる駆動部、及び、該駆動部の駆動を自動制御する為の制御装置からなると共に、該制御装置が、被写体の十字線近傍に前記十字線読取り部をおろして測定状態とした時に、該読取り部を前後及び/又は左右に微少移動させつつ、該読取り部の前記受光素子から受ける光信号のON・OFFに基づいて、該読取り部を、被写体である十字線の真上、又は計算された関係を有する位置に導いて固定する為の制御装置であり、この位置から、被写体である十字線の位置を迅速且つ正確に決定することを特徴とする、十字線の自動読取り装置。
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