JP2004074005A

JP2004074005A - Constant amount injection device for powder aerosol

Info

Publication number: JP2004074005A
Application number: JP2002237597A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Minegishi; 峯岸　武史; Ken Ogata; 尾形　謙
Original assignee: Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Current assignee: Toyo Aerosol Industry Co Ltd
Priority date: 2002-08-16
Filing date: 2002-08-16
Publication date: 2004-03-11
Anticipated expiration: 2022-08-16
Also published as: JP4036443B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a functional and economical product enabling injection of powder aerosol content always containing a constant amount of powder for every injection operation and preventing it from remaining when the powder aerosols content is injected in constant amount. <P>SOLUTION: A housing 8 communicating with an aerosol container 1 through a communication port 23 is provided with a storage 27 for powder 26, at the inner lower end thereof. A stem 10 inserted into the housing 8 communicates with the outside thereof through an orifice 18 only when pressed, and the stem 10 seals the communication port 23 with its opening/closing part 24 at its lower end to block the communication between the aerosol container 1 and the housing 8. A constant dwelling interval 16 is formed between the stem 10 and an annular wall 15 formed by complete compression of a coil spring 13 when the stem 10 is pressed, and the dwelling interval 16 is provide with a flowing port 28 communicating with the storage 27 for the powder, at its lower end. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、粉末エアゾール内容物を充填したエアゾール容器の、粉末エアゾール用定量型バルブ装置に係るものであり、ハウジング内への粉末の残留を防止して、噴射操作ごとに常に一定量の粉末エアゾール内容物を均一に噴射可能とするものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、粉末エアゾール製品には、例えば制汗剤、喘息薬、傷薬、外用薬等が存在し、このような粉末エアゾール内容物を一定量ずつ外部に噴射するため、エアゾール容器の内部とハウジング内部とを、ハウジングの下端に設けた連通口を介して連通可能とし、粉末エアゾール内容物をハウジング内に導入している。そして、ハウジング内の下端には、粉末の貯留部を形成し、この貯留部内に粉末を沈降堆積させる事により、比重の大きな粉末が、重力によってハウジング内からエアゾール容器中に流出するのを防止して、ハウジング内への一定量の粉末の貯留を可能とし、放置後の１回目の噴射操作に於いても、一定量の粉末を含んだ粉末エアゾール内容物を外部に噴射しようとしている。
【０００３】
このようなハウジング内に挿入したステムは、押圧時にのみハウジング内と外部とをオリフィスを介して連通し、ハウジング内の粉末エアゾール内容物を外部に噴射可能としている。また、この噴射と同時にステムの下端にてハウジングの連通口を密閉し、エアゾール容器の内部とハウジングの内部との連通を遮断して、ハウジング内の粉末エアゾール内容物のみを外部に噴射するよう構成している。この粉末エアゾール内容物の噴射後は、ステムが上昇して連通口が開口するので、連通口を介してエアゾール容器内の粉末エアゾール内容物がハウジング内に導入され、２回目以降の噴射操作時もハウジング内に導入された粉末エアゾール内容物の噴射が可能となっていた。そして、粉末エアゾール内容物の噴射に於いては、エアゾール容器を震盪して行えば、エアゾール容器内の粉末が拡散状態でハウジング内に導入されるため、使用時の２回目以降の噴射では、粉末の定量噴射が可能となるものである。
【０００４】
しかしながら、重力により前記貯留部に沈降堆積した粉末は、比重が大きいため、再使用時の１回目の噴射操作時に、エアゾール容器を震盪する等の動作をしても、粉体がハウジング内に良好に拡散されにくく、外部に完全に噴射されずに貯留部内に粉末の残留を生じ易かった。そのため、定量噴射装置としての機能性が損なわれるとともに、粉末の噴射ムラを生じたり、粉末を全量使い切る事ができなくなる等の不具合も生じる虞があった。
【０００５】
そこで、特開２００１−１１４３６０号公報、特開２００１−３００３６６号公報記載の従来発明では、エアゾール容器の振盪や噴射時に生じるガスの流動力により、ハウジング内を上下移動したり回転移動する撹拌部材をハウジング内部に配置している。この撹拌部材の移動により、ハウジング内の噴射剤と貯留部内の粉末を撹拌する事で、ハウジング内の粉末の噴射剤中への拡散を促進して、ハウジング内の粉末の排出効果を高め、１回目の噴射操作時であっても、２回目以降と同様に一定量の粉末を含む粉末エアゾール内容物の噴射を行おうとしていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記撹拌部材は、細い棒状やコイル状の比較的小さなものであり、耐久性の点で問題があった。そのため、エアゾール容器の強い振盪等により、撹拌部材の破損や引っ掛かり等を生じる虞があり、粉末の撹拌を良好に行えなくなる事があった。また、高度な工作精度も要求され、装置を高価なものとしていた。
【０００７】
また、上記の欠点を除去するものとして、本件出願時に未公開の特願２００２−１８６４７３号発明が存在する。この発明は、ハウジング内に筒状の仕切壁をハウジングの内周面と一定の滞留間隔を介して固定し、この仕切壁の上端をステムガスケットの内面に押圧するとともに、仕切壁の下端を貯留部内に挿入し、この挿入部に粉末とガスとの流通口を形成したものである。この方法は、破損しやすく不安定な攪拌部材を用いないと共に、貯留部内に貯留した粉末のハウジング内部への飛散を可能とし、粉末の残留を生じず内容物の無駄のない使用を可能とする利点を有している。しかし、この方法は小さな容積のハウジング内に、筒状の仕切壁を装着したものであるから、構造を複雑としたり、製造に多くの手数を要するものとなる欠点を生じる。
【０００８】
本発明は上述の如き課題を解決しようとするものであって、粉末エアゾール内容物の定量噴射を行う際に、放置後の再使用時に於ける１回目の噴射操作時であっても、２回目以降の噴射操作時であっても、常に一定量の粉末エアゾール内容物の噴射を可能とするものである。この粉末エアゾール内容物の良好な噴射により、被塗布面へのムラの無い粉末塗布を可能とするとともに、粉末をムダ無く使い切る事を可能として、定量噴射装置としての製品の品質や利便性を向上させるものである。また、この粉末エアゾール内容物の均一な噴射手段を、微細な部品の作成や組み付けの手間や高度な製作精度を必要とせず、単純な構造で簡易に形成可能とし、破損や作動不良の防止効果を高めて、製品の生産性や耐久性を向上させるものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の如き課題を解決するため、エアゾール容器の内部と、連通口及び常閉逆止弁を介して連通可能とするハウジング内の下端に粉末の貯留部を形成し、このハウジング内にステムガスケットを介して挿入し、コイルスプリングの付勢力でハウジングの外部方向に付勢してハウジングと外部との連通を遮断するステムを、押圧時にのみハウジング内と外部とをオリフィスを介して連通するとともに下端に設けた開閉部で連通口を密閉してエアゾール容器の内部とハウジングの内部との連通を遮断し、このステムの押圧時にコイルスプリングを全圧縮して環状壁を形成し、この環状壁とステム間に一定の滞留間隔を形成し、この滞留間隔の下端に、粉末の貯留部と連通する流通口を形成して成るものである。
【００１０】
また、常閉逆止弁は、連通口とは別個に連通口よりもハウジング側に形成し、連通口の開放時でハウジング内の減圧時にのみ開弁するように形成したものであっても良い。
【００１１】
また、常閉逆止弁は、連通口と一体に連通口と兼用して形成し、ステムの開閉部の下端に設けた環状凹部内にステムの非押圧時に係合するとともに連通口の開放時でハウジング内の減圧時にのみ開弁するように形成したものであっても良い。
【００１２】
【作用】
本発明の粉末エアゾール用定量噴射装置では、ステムの非押圧時には、ハウジング内部とエアゾール容器とは連通口を介して連通可能としているが、通常はステムの外周に密着させた常閉逆止弁により、ハウジング内部とエアゾール容器とは連通を遮断され、ハウジング内には粉末エアゾール内容物が一定量導入されている。また、重力により比重の大きな粉末がエアゾール容器の底部に沈降堆積するが、ハウジング内の粉末は、ハウジングに設けた貯留部に沈降堆積されるとともに常閉逆止弁が閉止されているので、粉末は連通口からエアゾール容器内に流出する事はなく、ハウジング内に一定量の粉末を貯留する事ができる。
【００１３】
まず、１回目の噴射操作を行うと、ステムが押圧され、ステムガスケットにより閉止されていたオリフィスが開口するので、オリフィスを介してハウジング内と外部とが連通し、ハウジング内の粉末エアゾール内容物が外部に噴射可能な状態となる。これと同時に、ステム下端の開閉部がハウジングの連通口を密閉し、エアゾール容器からハウジング内への新たな粉末エアゾール内容物の導入を阻止するので、予めハウジング内に収納された一定量の粉末エアゾール内容物のみの噴射が可能となる。
【００１４】
また、ステム下端の開閉部がハウジングの連通口を密閉するのと同時に、ステムを外方に付勢していたコイルスプリングが、全圧縮されてコイルが密着するため、コイルスプリングが環状壁を形成する。そして、この環状壁とステム間に一定の滞留間隔を形成し、この滞留間隔にハウジング内の噴射剤を滞留させる。
【００１５】
そして、従来技術では、この１回目の噴射操作の際には、貯留部内に沈降堆積していた粉末を良好に外部に排出する事ができず、定量噴射装置としての機能性に問題があったが、本発明では、粉末エアゾール内容物の噴射の際は、まず、ハウジング内のコイルスプリングで形成した環状壁により仕切られた、オリフィスに近い空間内の粉末エアゾール内容物が外部に噴射される。次いで、ステムと環状壁との間に形成された滞留間隔に収納された噴射剤が、下端の流通口を介して貯留部内を通過し、ハウジングの内部側に流動し、貯留部に残留した粉末をハウジング内に飛散させた後、この粉末とともに該噴射剤が外部に噴出する。この滞留間隔の噴射剤が貯留部を通過する際の粉末の飛散作用により、ハウジング内の一定量の粉末を良好に外部に排出する事ができる。
【００１６】
また、粉末エアゾール内容物の噴射後は、ステムの押圧を解除する事により、ハウジングの連通口が開口され、負圧化したハウジング内に高圧のエアゾール容器内から粉末エアゾール内容物が、常閉逆止弁を圧力により押圧開弁して新たに粉末エアゾール内容物を導入し、ハウジング内とエアゾール容器内の圧力が平衡したときに導入を停止する。その為、２回目以降の噴射操作に於いても、粉末エアゾール内容物の定量噴射を行う事が可能となる。
【００１７】
このように、放置後の製品の再使用時に於ける１回目の噴射操作時に、滞留間隔の噴射剤が流通口を介して貯留部内を通過する事によって、貯留部内の粉末をハウジング内に飛散させた後、この粉末とともに噴射剤が外部に噴出する事により、貯留部への粉末の残留防止効果が高まり、２回目以降の噴射操作時と同様の一定量の粉末を含む粉末エアゾール内容物を常に噴射可能となり、被塗布面へのムラのない粉末の塗布が可能となる。従って、定量噴射装置としての機能性や利便性が高まり、商品価値の高い製品を得る事ができる。
【００１８】
そして、上記の粉末エアゾール用定量噴射装置は、粉末エアゾール内容物が充填された、粉末エアゾール製品に用いる事ができ、例えば喘息薬、傷薬、外用薬等の各種医療製品、消臭・制汗剤、害虫忌避剤、ドライシャンプー、ボディパウダー等の医薬部外品又は化粧品、殺虫剤、その他の薬剤、工業用品等での実施が可能となる。
【００１９】
【実施例】
以下、本発明を図面に於て説明すれば、図１は、本発明の一実施例に係る粉末エアゾール用定量噴射装置の、静止状態の全体断面図であり、図２は、図１のステム押圧状態を示す断面図であり、図３は、図２の部分拡大断面図で粉末エアゾール内容物をハウジング内で飛散させる状態を示している。図４は粉末エアゾール内容物をハウジング内に導入する状態の拡大断面図であり、図５は第２実施例の断面図であり、図６は、第２実施例に於いて粉末エアゾール内容物をハウジング内に導入する状態の拡大断面図であり、図７は、第３実施例の断面図である。
【００２０】
（１）はエアゾール容器で、噴射剤、粉末、各種の添加剤から成る粉末エアゾール内容物（図示せず）を内部に収納し、このエアゾール容器（１）の開口部側の上端を内方に折曲して形成した上端片（２）の内面に、蓋体（３）を介して筒状の固定体（４）を固定している。この固定体（４）は、筒状の外周面とエアゾール容器（１）の内周面との間に、アウターガスケット（５）を介在して、エアゾール容器（１）に巻締め固定され、気密性を保持している。
【００２１】
そして、前記固定体（４）の上端内面に、ステムガスケット（６）を介してバルブ機構（７）のハウジング（８）を固定し、このハウジング（８）内に、ステム（１０）を挿入している。このステム（１０）は、ハウジング（８）の下底にステム（１０）と同軸に立設し、ステム（１０）を挿通した内筒（１１）の上端と、ステム（１０）の係合段部（１２）との間にコイルスプリング（１３）を介挿し、このコイルスプリング（１３）によって外部方向に押圧付勢され、ステムガスケット（６）を介して上端部をエアゾール容器（１）の外部に突出している。
【００２２】
また、コイルスプリング（１３）はステム（１０）を外部方向に押圧付勢しているときは、図１，図４に示す如く、コイルスプリング（１３）の線材間に線材間隔（１４）を設けているが、後述するステム（１０）の押圧時には、コイルスプリング（１３）の線材間に線材間隔（１４）を設けず、図２に示す如く、コイルスプリング（１３）を全圧縮して線材を密着させる事により、環状壁（１５）を形成するように配置している。そして、このコイルスプリング（１３）による環状壁（１５）の内面とステム（１０）の外周間に一定の滞留間隔（１６）を形成している。
【００２３】
また、ステム（１０）は、上端側に開口する粉末エアゾール内容物の導出路（１７）を内部に設け、この導出路（１７）の側面に、導出路（１７）と連通するオリフィス（１８）を設けている。このオリフィス（１８）は、ステム（１０）の非押圧時には、図１、図２に示す如く、ステムガスケット（６）で密閉され、ハウジング（８）の内部と外部との連通を遮断している。また、ステム（１０）は、外部に突出させた先端部に、押釦（２０）を接続し、ステム（１０）の容易な押圧動作を可能としている。
【００２４】
また、前記ハウジング（８）は、下底壁（２１）に、エアゾール容器（１）方向を径小とする漏斗部材（２２）を接続し、この漏斗部材（２２）の下端に、エアゾール容器（１）の内部とハウジング（８）の内部とを連通する連通口（２３）を開口している。また、漏斗部材（２２）は、弾性材製で、弾性変形により連通口（２３）の内径を拡径可能としている。一方、ステム（１０）は、連通口（２３）方向の下端に、連通口（２３）の内径よりも外径を少し径大で連通口（２３）を密閉可能な開閉部（２４）を設け、この開閉部（２４）を前記連通口（２３）に臨ませて配置している。また、この開閉部（２４）には漏斗部材（２２）と一体に形成した常閉逆止弁（２５）を形成している。この常閉逆止弁（２５）は、開閉部（２４）の外周に常時密接し、エアゾール容器（１）の内部からハウジング（８）方向への加圧では開弁するが、ハウジング（８）内部からエアゾール容器（１）方向への加圧や、両者の圧力が平衡している場合には開弁しないように形成している。
【００２５】
そして、ステム（１０）の非押圧時は、図１に示す如く、連通口（２３）は開口しているが、常閉逆止弁（２５）は開閉部（２４）の外周に常時密接しているから、ハウジング（８）内の粉末（２６）がエアゾール容器（１）内に落下するような事はない。そして、ステム（１０）を押圧してオリフィス（１８）を介してハウジング（８）内部と外部とを連通させると同時に、図２、図３に示す如く、連通口（２３）よりも少し径大としたステム（１０）下端の開閉部（２４）が、ハウジング（８）の連通口（２３）に挿入され、この連通口（２３）の内周端面が弾性的に開閉部（２４）の外周に密着するので、開閉部（２４）により連通口（２３）が密閉される。この連通口（２３）の密閉により、ハウジング（８）の内部とエアゾール容器（１）の内部との連通が遮断され、ハウジング（８）内への粉末エアゾール内容物の導入が阻止される。
【００２６】
また、ハウジング（８）は、下底壁（２１）に連続して内筒（１１）をハウジング（８）内に立ち上げ形成し、この内筒（１１）の上部に、環状壁（１５）を構成するコイルスプリング（１３）を配置しているが、内筒（１１）及びコイルスプリング（１３）とハウジング（８）の内周面との間に、図面に示す如く、粉末エアゾール内容物中の粉末（２６）が貯留可能な貯留部（２７）を形成している。
【００２７】
また、上記の貯留部（２７）は、環状壁（１５）と貯留部（２７）との間に形成される滞留間隔（１６）との間に、噴射剤と粉末（２６）とが流通可能な流通口（２８）を一個又は複数個設けている。この流通口（２８）は、内筒（１１）の下端側をスリット状に切り欠いて設けている。また、ハウジング（８）の下端には、ディップチューブ（２９）を接続し、エアゾール容器（１）の下底の粉末（２６）をハウジング（８）内に導入可能としている。また、エアゾール容器（１）を倒立状態で使用する場合には、ハウジング（８）にディップチューブ（２９）を接続しないものとする。
【００２８】
上述の如く構成したものに於いて、その作用を説明すれば、上記粉末エアゾール用定量噴射装置での、１回目の粉末エアゾール内容物の噴射操作を行うには、まずエアゾール容器（１）を震盪する事により貯留部（２７）内に沈降堆積した粉末（２６）をハウジング（８）内に拡散させる。しかし、このエアゾール容器（１）の震盪によっては、貯留部（２７）内に沈降堆積した粉末（２６）の良好な拡散は困難である。
【００２９】
次に、押釦の操作により、ステム（１０）をエアゾール容器（１）方向に押圧すると、図２、図３に示す如く、該ステム（１０）のオリフィス（１８）がステムガスケット（６）を通過してハウジング（８）内に配置され、このオリフィス（１８）及び導出路（１７）を介してハウジング（８）内と外部とが連通する。この連通と同時に、ステム（１０）下端の開閉部（２４）がハウジング（８）の連通口（２３）に挿入されて連通口（２３）を密閉し、エアゾール容器（１）からのハウジング（８）内への新たな粉末エアゾール内容物の導入を阻止する。従って、一度の噴射操作では、予めハウジング（８）内に収納された一定量の粉末（２６）のみがオリフィス（１８）及び導出路（１７）を介して外部に噴射されるものとなる。また、ステム（１０）の押圧によってコイルスプリング（１３）は全圧縮され、図２、図３に示す如く環状壁（１５）を構成する。
【００３０】
また、この粉末エアゾール内容物の噴射の際は、まずハウジング（８）内のオリフィス（１８）に近い位置の噴射剤及び粉末（２６）から噴射されるが、粉末（２６）の比重が大きくハウジング（８）内での拡散が良好に行われないため、従来技術では、貯留部（２７）内に沈降堆積する粉末（２６）全てを外部に噴射する事ができず残量が生じ、定量噴射装置としての機能が損なわれていた。
【００３１】
しかしながら、本発明では、ハウジング（８）内にコイルスプリング（１３）の全圧縮により環状壁（１５）を設けて、噴射剤の滞留間隔（１６）を、環状壁（１５）とステム（１０）との間に設けており、前記粉末（２６）の噴射によりハウジング（８）内のオリフィス（１８）に近い位置の圧力が低下するので、図３に矢印で示す如く、環状壁（１５）とステム（１０）との間の滞留間隔（１６）に存在する噴射剤が、この滞留間隔（１６）の下端に設けた流通口（２８）を介して貯留部（２７）内を通過し、ハウジング（８）内を流動する。この噴射剤が貯留部（２７）を通過する際に、貯留部（２７）に残留した粉末（２６）を噴射剤がハウジング（８）内に飛散させ、この粉末（２６）とともに噴射剤が外部に噴出するので、ハウジング（８）内の粉末（２６）を外部に良好に排出可能となり、ハウジング（８）内への粉末（２６）の残留を防ぐ事ができる。従って、１回目の噴射操作時にも、一定量の粉末（２６）を外部に噴射可能となる。
【００３２】
また、粉末エアゾール内容物の噴射後は、ステム（１０）への押圧を解除する事により、ハウジング（８）の連通口（２３）が開口されるとともにハウジング（８）の内部が減圧されるので、高圧のエアゾール容器（１）の内部から粉末エアゾール内容物が、図４に示す如く、常閉逆止弁（２５）をその圧力で開弁して、ハウジング（８）内に粉末エアゾール内容物を新たに導入する。そして、ハウジング（８）内とエアゾール容器（１）内部との圧力平衡により導入を停止する。この導入により、２回目以降の噴射操作に於いても、一定量の粉末（２６）を含んだ粉末エアゾール内容物の噴射を行う事ができる。従って、噴射操作ごとに、被塗布部へのムラの無い粉末（２６）の塗布が常に可能となり、定量噴射装置としての機能性と利便性に優れた商品価値の高い製品を得る事ができる。
【００３３】
上記の第１実施例では、常閉逆止弁（２５）を連通口（２３）とは別個に、連通口（２３）よりもハウジング（８）側に形成したが、異なる第２実施例では、常閉逆止弁（２５）は、図５、図６に示す如く、連通口（２３）と一体に連通口（２３）と兼用して形成する。そして、ステム（１０）の開閉部（２４）の下端に環状凹部（３０）を形成し、この環状凹部（３０）内にステム（１０）の非押圧時に常閉逆止弁（２５）を係合する。この係合状態で連通口（２３）は、ハウジング（８）内とエアゾール容器（１）の圧力が平衡していれば、常閉逆止弁（２５）は図５に示す如く、先端を環状凹部（３０）の下底に接触してハウジング（８）内とエアゾール容器（１）内部の連通を遮断し、ハウジング（８）内のエアゾール容器（１）への粉末（２６）の流出を防止している。そして、ハウジング（８）内が減圧されれば、エアゾール容器（１）内の圧力により、図６に示す如く、常閉逆止弁（２５）は先端を環状凹部（３０）の下底からハウジング（８）側に変形上昇し、環状凹部（３０）の下底との間に流通間隔（３１）を形成し、エアゾール容器（１）内のエアゾール内容物をハウジング（８）内に導入可能としている。
【００３４】
また、上記の第１，第２実施例では連通口（２３）や常閉逆止弁（２５）を設けた弾性材の上面にリング状の調整凹部（３２）を形成している。この、調整凹部（３２）は、ゴム、弾性樹脂等で形成した弾性材に膨潤を生じた場合に、この膨潤を吸収し、連通口（２３）や常閉逆止弁（２５）の変形による気密不良の発生を防止するものである。
【００３５】
また、上記の第１，第２実施例では連通口（２３）や常閉逆止弁（２５）を設けた弾性材を１つの部材により形成しているが、第３実施例では、図７に示す如く、常閉逆止弁（２５）側の部材と、連通口（２３）側の上下２つに分割して形成している。このように形成する事により、１つの部材で形成する場合に比較し製造を容易とする事が出来る。
【００３６】
また、本発明の粉末エアゾール用定量噴射装置は、粉末エアゾール内容物であれば、任意のものに使用する事ができる。粉末の具体例としては、例えばタルク、カオリン、シリカ、アルミニウムクロロハイドレート、ウンデシリン酸亜鉛、無水珪酸、珪酸マグネシウム、マイカ、雲母チタン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムなどの無機物質の粉末、並びにポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、アクリル樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、その他の物質の粉末を挙げることができる。これらの粉末は、単独でまたは混合して用いることができる。
【００３７】
また、上記粉末は、通常、その平均粒子径が１μｍ以上で１００μｍ以下のものであり、好ましくは５〜７０μｍであり、特に好ましくは５〜５０μｍである。平均粒子径が過大の粉末を用いるとバルブ機構の詰まり等を生ずる虞が大きくなり、過小の粉末では、外気中に飛散し易いために取扱いが面倒である上に汚染の原因となる事がある。また、粉末エアゾール内容物に於いて、粉末成分の含有割合は、その目的や用途によって異なり、通常、粉末成分の含有割合は、５重量％以上で５０重量％以下とするのが好ましい。また、５０重量％よりも粉末成分の含有割合を多くする事もできるが、バルブ機構の詰まりを生じる虞が大きくなり、実用上問題がある。
【００３８】
また、噴射剤の種類も限定されるものではなく、液化石油ガス、ジメチルエーテル、その他の任意の噴射剤を用いることができる。液化石油ガスの具体例としては、例えばプロパン、ｎ−ブタン、ｉｓｏ−ブタン、ｎ−ペンタン、ｉｓｏ−ペンタン及びこれらの混合物を使用する事ができ、液化石油ガスとジメチルエーテルを混合して用いる事もできる。
【００３９】
また、粉末エアゾール内容物には、通常、懸濁剤が含有される。この懸濁剤は、粉末成分を噴射剤中に懸濁させる作用を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えばＨＬＢの値が１０以下、好ましくは１〜５の界面活性剤を好ましいものとして用いることができる。その具体例としては、ソルビタンセスキオレエート、ポリオキシエチレングリコールモノイソステアレート、ポリオキシエチレングリコールトリイソステアレート、ポリオキシエチレングリコールトリステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエーテルイソステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノラウレートなどの非イオン性界面活性剤を挙げる事ができる。
【００４０】
また、必要に応じて、添加剤を添加する事もでき、具体例としては、例えば、粉末の凝集防止効果あるいは粉末の潤滑効果を発揮するイソプロピルミリステートやミネラルオイル、香料、着色剤、レシチン、スクワラン、ラノリンなどの薬剤を用いる事ができる。
【００４１】
また、上記実施例では、本発明の粉末エアゾール用定量噴射装置を、エアゾール容器の上端を折曲して設けた上端片の内面に巻締め固定されたバルブ機構にて実施しているが、従来公知の他のバルブ機構でも実施が可能で、マウンテンカップを用いたインッチカップバルブ機構、金環巻締めにより固定するバルブ機構等での実施が可能である。
【００４２】
以下に、粉末エアゾール内容物の具体例を記載する。
（１）制汗剤
タルク　　　　　　　　　　　　　　　　３．０重量％
アルミニウムクロロハイドレート　　　　２．０重量％
イソプロピルミリステート　　　　　　　３．８重量％
ソルビタンセスキオレエート　　　　　　１．０重量％
香料　　　　　　　　　　　　　　　　　０．２重量％
液化石油ガス（ＬＰＧ）　　　　　　　　　　　　　　　　９０．０重量％
合計　　　　　　　　　　　　　　　１００．０重量％
【００４３】
（２）水虫薬
ウンデシリン酸　　　　　　　　　　　　２．０重量％
タルク　　　　　　　　　　　　　　　　７．９重量％
スクワラン　　　　　　　　　　　　　　０．１重量％
液化石油ガス（ＬＰＧ）　　　　　　　　　　　　　　　　９０．０重量％
合計　　　　　　　　　　　　　　　１００．０重量％
【００４４】
（３）ボディパウダー
タルク　　　　　　　　　　　　　　　　５．０重量％
イソプロピルミリステート　　　　　　　１．０重量％
トリクロンサン　　　　　　　　　　　　０．３重量％
香料　　　　　　　　　　　　　　　　　０．１重量％
ソルビタントリオレエート　　　　　　　６．０重量％
液化石油ガス（ＬＰＧ）　　　　　　　　　　　　　　　　８７．６重量％
合計　　　　　　　　　　　　　　　１００．０重量％
【００４５】
（４）害虫忌避剤
Ｎ，Ｎ−ジエチルトルアミド　　　　　　３．０重量％
ｎ−ペンタン　　　　　　　　　　　　１５．０重量％
ジメチルシロキサン　　　　　　　　　　２．０重量％
タルク　　　　　　　　　　　　　　　　５．０重量％
液化石油ガス（ＬＰＧ）　　　　　　　　　　　　　　　　７５．０重量％
合計　　　　　　　　　　　　　　　１００．０重量％
【００４６】
（５）傷薬
タルク　　　　　　　　　　　　　　　３．００重量％
アラントイン　　　　　　　　　　　　０．１２重量％
塩酸ジブカイン　　　　　　　　　　　０．０４重量％
酸化亜鉛　　　　　　　　　　　　　　１．００重量％
アクリノール　　　　　　　　　　　　０．１０重量％
ＰＯＥソルビタンモノオレエート　　　０．２０重量％
珪酸（アエロジール）　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．０４重量％
オクチルドデカノール　　　　　　　　１．５０重量％
スクワラン　　　　　　　　　　　　　３．００重量％
液化石油ガス（ＬＰＧ）　　　　　　　　　　　　　　９１．００重量％
合計　　　　　　　　　　　　　　１００．００重量％
【００４７】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成したものであるから、本発明の粉末エアゾール用定量噴射装置では、貯留部を設ける事で、製品の非使用時にもハウジング内での粉末の一定量の貯留が可能となる。更に、ハウジングに滞留間隔を設ける事により、粉末エアゾール内容物の噴射操作時に、滞留間隔の噴射剤が貯留部の粉末をハウジング内に飛散させ、粉末を外部に確実に噴射する事ができる。従って、放置後の再使用の際、その１回目の噴射操作であっても、２回目以降の噴射操作であっても、常に一定量の粉末を含有する粉末エアゾール内容物を外部に噴射する事ができる。そして、粉末エアゾールの定量噴射装置としての商品価値や利便性を向上させる事ができるとともに、粉末の残留が生じず無駄のない使用が可能となり、経済的な製品となる。
【００４８】
また、この粉末の均一な噴射手段を、ステムを押圧付勢するコイルスプリングを全圧縮する事により環状壁を形成し、噴射剤の滞留間隔を設ける事により形成する、単純な構成で形成可能となり、特別の部品や高度な製作精度を必要とせず、製品の生産性が向上するとともに廉価な製品を得る事ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の粉末エアゾール用定量噴射装置の一実施例の静止状態の断面図。
【図２】図１のステム押圧状態を示す断面図。
【図３】図２の部分拡大断面図で粉末エアゾール内容物をハウジング内で飛散させる状態を示している。
【図４】粉末エアゾール内容物をハウジング内に導入する状態の拡大断面図。
【図５】第２実施例の断面図
【図６】第２実施例に於い粉末エアゾール内容物をハウジング内に導入する状態の拡大断面図
【図７】第３実施例の断面図
【符号の説明】
１　エアゾール容器
６　ステムガスケット
８　ハウジング
１０　ステム
１３　コイルスプリング
１５　環状壁
１６　滞留間隔
１８　オリフィス
２３　連通口
２４　常閉逆止弁
２５　粉末
２４　開閉部
２７　貯留部
２８　流通口
３０　環状凹部[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a quantitative aerosol valve device for a powder aerosol in an aerosol container filled with a powder aerosol content, and prevents the powder from remaining in the housing and always provides a constant amount of powder aerosol for each injection operation. The contents can be ejected uniformly.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, powder aerosol products include antiperspirants, asthma drugs, wound medicines, external medicines, etc., and in order to inject such powder aerosol contents to the outside by a certain amount, the inside of the aerosol container and the inside of the housing Can be communicated through a communication port provided at the lower end of the housing, and the powder aerosol content is introduced into the housing. A powder reservoir is formed at the lower end of the housing, and the powder is settled and deposited in the reservoir to prevent the powder having a large specific gravity from flowing out of the housing into the aerosol container due to gravity. Thus, a certain amount of powder can be stored in the housing, and even in the first spraying operation after being left, the powder aerosol content containing a certain amount of powder is going to be sprayed to the outside.
[0003]
Such a stem inserted into the housing allows the inside of the housing and the outside to communicate with each other via an orifice only when pressed, so that the powder aerosol content in the housing can be injected to the outside. Simultaneously with this injection, the communication port of the housing is sealed at the lower end of the stem, the communication between the inside of the aerosol container and the inside of the housing is blocked, and only the powder aerosol content in the housing is injected to the outside. is doing. After the injection of the powder aerosol content, the stem rises and the communication port opens, so the powder aerosol content in the aerosol container is introduced into the housing through the communication port, and the second and subsequent injection operations are also performed. It was possible to inject powder aerosol content introduced into the housing. In the injection of the powder aerosol content, if the aerosol container is shaken, the powder in the aerosol container is introduced into the housing in a diffuse state. Can be quantitatively injected.
[0004]
However, the powder that settles and accumulates in the reservoir due to gravity has a large specific gravity, so even if the aerosol container is shaken during the first injection operation during reuse, the powder remains in the housing. It was difficult for the powder to be diffused to the outside, and it was easy for the powder to remain in the reservoir without being completely injected outside. For this reason, the functionality as the quantitative injection device is impaired, and there is a possibility that problems such as uneven injection of the powder and the inability to use up the entire amount of the powder may occur.
[0005]
Therefore, in the conventional invention described in JP-A-2001-114360 and JP-A-2001-300366, an agitating member that moves up and down or rotates in the housing by the fluid force of the gas generated during shaking or injection of the aerosol container is provided. Arranged inside the housing. By the movement of the stirring member, the propellant in the housing and the powder in the reservoir are agitated, thereby promoting the diffusion of the powder in the housing into the propellant and enhancing the discharge effect of the powder in the housing. Even during the second injection operation, the powder aerosol content including a certain amount of powder was to be injected as in the second and subsequent injection operations.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the stirring member is a relatively small member such as a thin rod or coil, and has a problem in terms of durability. Therefore, there is a possibility that the stirring member may be damaged or caught by strong shaking of the aerosol container, and the powder may not be stirred well. In addition, high machining accuracy is required, and the apparatus is expensive.
[0007]
Further, as a means for eliminating the above-mentioned drawbacks, there is a Japanese Patent Application No. 2002-186473 invention that has not been disclosed at the time of filing the present application. In the present invention, a cylindrical partition wall is fixed to the inner peripheral surface of the housing through a certain stay interval in the housing, the upper end of the partition wall is pressed against the inner surface of the stem gasket, and the lower end of the partition wall is stored. It is inserted into the part, and a flow port for powder and gas is formed in this insertion part. This method does not use a breakable and unstable stirring member, and enables the powder stored in the storage part to be scattered inside the housing, so that the powder does not remain and the contents can be used without waste. Has advantages. However, this method involves mounting a cylindrical partition wall in a small-capacity housing, so that there is a drawback that the structure is complicated and a lot of man-hours are required for manufacturing.
[0008]
The present invention is intended to solve the above-described problem, and when performing the quantitative injection of the powder aerosol content, the second injection is performed even during the first injection operation in the reuse after standing. Even during the subsequent injection operation, it is possible to always inject a certain amount of powder aerosol contents. The good spraying of the powder aerosol content enables uniform powder application to the coated surface and allows the powder to be used up without waste, improving the quality and convenience of the product as a quantitative spraying device. It is something to be made. In addition, the uniform spraying means of the powder aerosol content can be easily formed with a simple structure, without the need for the production and assembly of fine parts and high manufacturing accuracy, and the effect of preventing breakage and malfunction To improve product productivity and durability.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention forms a powder reservoir at the lower end of the housing that can communicate with the inside of the aerosol container via the communication port and the normally closed check valve. The stem is inserted through the stem gasket and urged toward the outside of the housing by the urging force of the coil spring to cut off the communication between the housing and the outside, and the inside and outside of the housing are communicated through the orifice only when pressed. In addition, the communication port is sealed with an opening / closing part provided at the lower end to block communication between the inside of the aerosol container and the inside of the housing, and when the stem is pressed, the coil spring is fully compressed to form an annular wall. A constant retention interval is formed between the stem and the stem, and a flow port communicating with the powder reservoir is formed at the lower end of the retention interval.
[0010]
Further, the normally closed check valve may be formed on the housing side of the communication port separately from the communication port, and may be formed to open only when the communication port is opened and when the pressure in the housing is reduced. .
[0011]
Further, the normally closed check valve is formed integrally with the communication port and serves as the communication port. The normally closed check valve is engaged with an annular recess provided at the lower end of the opening / closing portion of the stem when the stem is not pressed and when the communication port is opened. The valve may be formed so as to open only when the pressure in the housing is reduced.
[0012]
[Action]
In the powder aerosol quantitative injection device of the present invention, when the stem is not pressed, the inside of the housing and the aerosol container can communicate with each other via a communication port. Usually, a normally closed check valve closely attached to the outer periphery of the stem is used. The communication between the inside of the housing and the aerosol container is blocked, and a certain amount of powder aerosol content is introduced into the housing. In addition, a powder having a large specific gravity settles on the bottom of the aerosol container due to gravity, but the powder in the housing settles and accumulates in a reservoir provided in the housing and the normally closed check valve is closed. Does not flow out of the communication port into the aerosol container, and can store a certain amount of powder in the housing.
[0013]
First, when the first injection operation is performed, the stem is pressed and the orifice closed by the stem gasket opens, so that the inside of the housing communicates with the outside through the orifice, and the powder aerosol content in the housing is It is in a state where it can be injected to the outside. At the same time, the opening and closing part at the lower end of the stem seals the communication port of the housing and prevents introduction of new powder aerosol contents from the aerosol container into the housing, so that a certain amount of powder aerosol previously stored in the housing Only the contents can be jetted.
[0014]
In addition, the opening and closing part at the lower end of the stem seals the communication port of the housing. At the same time, the coil spring that urges the stem outward is fully compressed and the coil comes into close contact, so the coil spring forms an annular wall. To do. And a fixed residence space | interval is formed between this annular wall and a stem, and the propellant in a housing is made to stay in this residence space.
[0015]
In the prior art, during the first injection operation, the powder deposited and accumulated in the reservoir cannot be discharged to the outside, and there is a problem in functionality as a quantitative injection device. However, in the present invention, when spraying the powder aerosol content, first, the powder aerosol content in the space near the orifice, which is partitioned by the annular wall formed by the coil spring in the housing, is sprayed to the outside. Next, the propellant accommodated in the retention interval formed between the stem and the annular wall passes through the reservoir through the flow port at the lower end, flows to the inside of the housing, and remains in the reservoir After being scattered in the housing, the propellant is jetted out together with the powder. A certain amount of powder in the housing can be discharged to the outside satisfactorily by the scattering action of the powder when the propellant having the retention interval passes through the reservoir.
[0016]
In addition, after injection of the powder aerosol content, the pressure on the stem is released to open the communication port of the housing, so that the powder aerosol content is returned from the high-pressure aerosol container into the negative pressure housing. The stop valve is pressed and opened by pressure to newly introduce the powder aerosol content, and the introduction is stopped when the pressure in the housing and the aerosol container are balanced. Therefore, the powder aerosol content can be quantitatively injected even in the second and subsequent injection operations.
[0017]
In this way, during the first injection operation when reusing the product after being left, the propellant at the retention interval passes through the storage part through the flow port, so that the powder in the storage part is scattered in the housing. After that, the propellant is jetted to the outside together with this powder, so that the effect of preventing the powder from remaining in the reservoir is enhanced, and the powder aerosol content containing the same amount of powder as in the second and subsequent injection operations is always added. It becomes possible to spray, and it becomes possible to apply the powder without unevenness to the coated surface. Therefore, the functionality and convenience of the quantitative injection device are enhanced, and a product with a high commercial value can be obtained.
[0018]
The above-mentioned quantitative injection device for powder aerosol can be used for powder aerosol products filled with powder aerosol contents, for example, various medical products such as asthma drugs, wound medicines, external medicines, deodorant / antiperspirant It is possible to carry out with quasi-drugs such as medicines, pest repellents, dry shampoos, body powders, or cosmetics, insecticides, other drugs, industrial products and the like.
[0019]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is an overall sectional view of a fixed amount injection device for powder aerosol according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a stem of FIG. FIG. 3 is a cross-sectional view showing a pressed state, and FIG. 3 is a partially enlarged cross-sectional view of FIG. 2 showing a state where powder aerosol contents are scattered in the housing. FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of the state in which the powder aerosol content is introduced into the housing, FIG. 5 is a cross-sectional view of the second embodiment, and FIG. 6 shows the powder aerosol content in the second embodiment. FIG. 7 is an enlarged sectional view showing a state of being introduced into a housing, and FIG. 7 is a sectional view of a third embodiment.
[0020]
(1) is an aerosol container in which a powder aerosol content (not shown) composed of a propellant, powder, and various additives is housed, and the upper end of the aerosol container (1) on the opening side is inward. A cylindrical fixing body (4) is fixed to the inner surface of the upper end piece (2) formed by bending via a lid (3). This fixed body (4) is wound and fixed to the aerosol container (1) with an outer gasket (5) interposed between the cylindrical outer peripheral surface and the inner peripheral surface of the aerosol container (1), and is airtight. Holds sex.
[0021]
Then, the housing (8) of the valve mechanism (7) is fixed to the inner surface of the upper end of the fixed body (4) via the stem gasket (6), and the stem (10) is inserted into the housing (8). ing. The stem (10) is erected coaxially with the stem (10) on the lower bottom of the housing (8), and the upper end of the inner cylinder (11) inserted through the stem (10) and the engaging stage of the stem (10). A coil spring (13) is inserted between the coil spring (12) and pressed outward by the coil spring (13), and the upper end of the coil spring (13) is attached to the outside of the aerosol container (1) via the stem gasket (6). Protruding.
[0022]
Further, when the coil spring (13) presses and urges the stem (10) in the outward direction, a wire interval (14) is provided between the wire rods of the coil spring (13) as shown in FIGS. However, when the stem (10) described later is pressed, the wire spacing (14) is not provided between the wires of the coil spring (13), and the coil spring (13) is fully compressed as shown in FIG. It arrange | positions so that an annular wall (15) may be formed by making it closely_contact | adhere. A constant staying interval (16) is formed between the inner surface of the annular wall (15) by the coil spring (13) and the outer periphery of the stem (10).
[0023]
Further, the stem (10) is provided with a powder aerosol content lead-out path (17) that opens to the upper end side, and an orifice (18) communicated with the lead-out path (17) on a side surface of the lead-out path (17). Is provided. When the stem (10) is not pressed, the orifice (18) is sealed with a stem gasket (6) as shown in FIGS. 1 and 2 to block communication between the inside of the housing (8) and the outside. . Further, the stem (10) is connected to a push button (20) at a tip portion projected to the outside so that the stem (10) can be easily pressed.
[0024]
The housing (8) is connected to the lower bottom wall (21) with a funnel member (22) having a small diameter in the direction of the aerosol container (1), and an aerosol container (22) is connected to the lower end of the funnel member (22). A communication port (23) that communicates the inside of 1) and the inside of the housing (8) is opened. The funnel member (22) is made of an elastic material, and the inner diameter of the communication port (23) can be increased by elastic deformation. On the other hand, the stem (10) is provided at the lower end in the direction of the communication port (23) with an opening / closing part (24) capable of sealing the communication port (23) with a slightly larger outer diameter than the inner diameter of the communication port (23). The opening / closing part (24) is arranged facing the communication port (23). In addition, a normally closed check valve (25) formed integrally with the funnel member (22) is formed in the opening / closing part (24). The normally closed check valve (25) is always in close contact with the outer periphery of the opening / closing part (24) and opens when pressurized from the inside of the aerosol container (1) toward the housing (8), but the housing (8). The valve is formed so as not to open when pressurized from the inside toward the aerosol container (1) or when both pressures are balanced.
[0025]
When the stem (10) is not pressed, the communication port (23) is open as shown in FIG. 1, but the normally closed check valve (25) is always in close contact with the outer periphery of the opening / closing part (24). Therefore, the powder (26) in the housing (8) does not fall into the aerosol container (1). Then, the stem (10) is pressed to allow the inside of the housing (8) to communicate with the outside via the orifice (18), and at the same time, the diameter is slightly larger than the communication port (23) as shown in FIGS. The opening / closing part (24) at the lower end of the stem (10) is inserted into the communication port (23) of the housing (8), and the inner peripheral end surface of this communication port (23) is elastically outer periphery of the opening / closing part (24). Therefore, the communication port (23) is sealed by the opening / closing part (24). By sealing the communication port (23), communication between the inside of the housing (8) and the inside of the aerosol container (1) is blocked, and introduction of the powder aerosol content into the housing (8) is prevented.
[0026]
The housing (8) has an inner cylinder (11) standing up and formed in the housing (8) continuously from the lower bottom wall (21). An annular wall (15) is formed on the upper part of the inner cylinder (11). Is disposed between the inner cylinder (11) and the coil spring (13) and the inner peripheral surface of the housing (8), as shown in the drawing, in the powder aerosol content. The storage part (27) which can store this powder (26) is formed.
[0027]
In addition, the propellant and the powder (26) can circulate between the reservoir (27) and the retention interval (16) formed between the annular wall (15) and the reservoir (27). One or a plurality of such distribution ports (28) are provided. The distribution port (28) is provided by cutting out the lower end side of the inner cylinder (11) in a slit shape. Further, a dip tube (29) is connected to the lower end of the housing (8) so that the powder (26) on the lower bottom of the aerosol container (1) can be introduced into the housing (8). When the aerosol container (1) is used in an inverted state, the dip tube (29) is not connected to the housing (8).
[0028]
In the above-described configuration, the operation will be explained. To perform the first spraying operation of the powder aerosol content in the powder aerosol quantitative injection device, the aerosol container (1) is first shaken. By doing so, the powder (26) settled and deposited in the reservoir (27) is diffused into the housing (8). However, due to the shaking of the aerosol container (1), it is difficult to satisfactorily diffuse the powder (26) deposited and deposited in the reservoir (27).
[0029]
Next, when the stem (10) is pressed toward the aerosol container (1) by operating the push button, the orifice (18) of the stem (10) passes through the stem gasket (6) as shown in FIGS. The inside of the housing (8) communicates with the outside through the orifice (18) and the lead-out path (17). Simultaneously with this communication, the opening / closing part (24) at the lower end of the stem (10) is inserted into the communication port (23) of the housing (8) to seal the communication port (23), and the housing (8 ) Prevent the introduction of new powder aerosol contents into the inside. Therefore, in a single injection operation, only a certain amount of the powder (26) stored in the housing (8) in advance is injected outside through the orifice (18) and the lead-out path (17). Further, the coil spring (13) is fully compressed by the pressing of the stem (10), and forms an annular wall (15) as shown in FIGS.
[0030]
In addition, when the powder aerosol content is injected, the powder is first injected from the propellant and the powder (26) at a position close to the orifice (18) in the housing (8). However, the specific gravity of the powder (26) is large. Since the diffusion in (8) is not performed well, in the prior art, it is not possible to inject all of the powder (26) settled and deposited in the reservoir (27) to the outside, and the remaining amount is generated, and the quantitative injection The function as a device was impaired.
[0031]
However, in the present invention, the annular wall (15) is provided in the housing (8) by the total compression of the coil spring (13), and the propellant retention interval (16) is set between the annular wall (15) and the stem (10). Since the pressure at the position near the orifice (18) in the housing (8) is reduced by the injection of the powder (26), as shown by the arrow in FIG. The propellant existing in the stay interval (16) between the stem (10) passes through the storage portion (27) through the flow port (28) provided at the lower end of the stay interval (16), and the housing (8) Flow inside. When the propellant passes through the reservoir (27), the propellant is scattered in the housing (8) by the powder (26) remaining in the reservoir (27). Therefore, the powder (26) in the housing (8) can be discharged well to the outside, and the powder (26) can be prevented from remaining in the housing (8). Accordingly, even during the first injection operation, a certain amount of powder (26) can be injected to the outside.
[0032]
In addition, after the injection of the powder aerosol content, by releasing the pressure on the stem (10), the communication port (23) of the housing (8) is opened and the inside of the housing (8) is decompressed. The powder aerosol content from the inside of the high-pressure aerosol container (1) opens the normally closed check valve (25) with the pressure as shown in FIG. 4, and the powder aerosol content in the housing (8) Is newly introduced. Then, the introduction is stopped by pressure balance between the inside of the housing (8) and the inside of the aerosol container (1). By this introduction, the powder aerosol content containing a certain amount of the powder (26) can be sprayed in the second and subsequent spraying operations. Accordingly, it is possible to always apply the powder (26) without unevenness to the coated portion for each spraying operation, and it is possible to obtain a product with high commercial value that is excellent in functionality and convenience as a quantitative spraying device.
[0033]
In the first embodiment, the normally closed check valve (25) is formed on the housing (8) side of the communication port (23) separately from the communication port (23). As shown in FIGS. 5 and 6, the normally closed check valve (25) is formed integrally with the communication port (23) and also as the communication port (23). An annular recess (30) is formed at the lower end of the opening / closing part (24) of the stem (10), and the normally closed check valve (25) is engaged in the annular recess (30) when the stem (10) is not pressed. Match. If the pressure in the housing (8) and the aerosol container (1) are balanced in this engaged state, the normally closed check valve (25) has an annular tip as shown in FIG. Contact with the bottom of the recess (30) blocks the communication between the inside of the housing (8) and the inside of the aerosol container (1), thereby preventing the powder (26) from flowing into the aerosol container (1) inside the housing (8). is doing. If the pressure in the housing (8) is reduced, the normally closed check valve (25) is moved from the lower bottom of the annular recess (30) to the housing by the pressure in the aerosol container (1) as shown in FIG. (8) Deformed and raised to the side, forming a flow interval (31) between the bottom of the annular recess (30), and enabling the aerosol contents in the aerosol container (1) to be introduced into the housing (8) Yes.
[0034]
Moreover, in said 1st, 2nd Example, the ring-shaped adjustment recessed part (32) is formed in the upper surface of the elastic material which provided the communicating port (23) and the normally closed check valve (25). The adjustment recess (32) absorbs the swelling when the elastic material formed of rubber, elastic resin or the like is swollen, and is caused by deformation of the communication port (23) or the normally closed check valve (25). This prevents the occurrence of airtight defects.
[0035]
In the first and second embodiments, the elastic material provided with the communication port (23) and the normally closed check valve (25) is formed by one member. In the third embodiment, FIG. As shown in FIG. 4, the member is divided into a normally closed check valve (25) side member and an upper and lower member on the communication port (23) side. By forming in this way, manufacture can be facilitated as compared with the case of forming with one member.
[0036]
Moreover, the fixed-quantity-injection apparatus for powder aerosols of this invention can be used for arbitrary things, if it is a powder aerosol content. Specific examples of the powder include talc, kaolin, silica, aluminum chlorohydrate, undecyl phosphate, anhydrous silicic acid, magnesium silicate, mica, mica titanium, magnesium oxide, zinc oxide, titanium oxide, magnesium carbonate, calcium carbonate and the like. Examples thereof include powders of inorganic substances, and powders of polyamide, polyethylene, polypropylene, polystyrene, polycarbonate, polyester, acrylic resin, fluorine resin, silicone resin, and other substances. These powders can be used alone or in combination.
[0037]
Further, the above powder usually has an average particle diameter of 1 μm or more and 100 μm or less, preferably 5 to 70 μm, particularly preferably 5 to 50 μm. When powder with an excessive average particle size is used, there is a greater risk of clogging of the valve mechanism, etc., and powder with an excessively small particle tends to be scattered in the outside air, which is troublesome to handle and may cause contamination. . In the powder aerosol content, the content ratio of the powder component varies depending on the purpose and application, and the content ratio of the powder component is usually preferably 5% by weight or more and 50% by weight or less. Moreover, although the content rate of a powder component can also be increased from 50 weight%, there exists a possibility that the clogging of a valve mechanism will become large, and there exists a problem practically.
[0038]
Moreover, the kind of propellant is not limited, either liquefied petroleum gas, dimethyl ether, or any other propellant can be used. As specific examples of the liquefied petroleum gas, for example, propane, n-butane, iso-butane, n-pentane, iso-pentane and a mixture thereof can be used, or a mixture of liquefied petroleum gas and dimethyl ether can be used. it can.
[0039]
The powder aerosol content usually contains a suspending agent. The suspending agent is not particularly limited as long as it has an action of suspending the powder component in the propellant. For example, a surfactant having an HLB value of 10 or less, preferably 1 to 5 is used. It can be used as a preferable one. Specific examples include sorbitan sesquioleate, polyoxyethylene glycol monoisostearate, polyoxyethylene glycol triisostearate, polyoxyethylene glycol tristearate, polyoxyethylene lauryl ether isostearate, sorbitan monooleate And nonionic surfactants such as sorbitan monolaurate.
[0040]
Further, if necessary, additives can also be added. Specific examples include, for example, isopropyl myristate, mineral oil, fragrance, colorant, lecithin, which exhibits a powder aggregation preventing effect or a powder lubricating effect. Drugs such as squalane and lanolin can be used.
[0041]
Further, in the above embodiment, the powder aerosol fixed quantity injection device of the present invention is implemented by a valve mechanism that is wound and fixed to the inner surface of the upper end piece provided by bending the upper end of the aerosol container. Other known valve mechanisms can also be used, such as an inch cup valve mechanism using a mountain cup, a valve mechanism fixed by ring winding, or the like.
[0042]
Below, the specific example of the powder aerosol content is described.
(1) Antiperspirant
Talc 3.0% by weight
Aluminum chlorohydrate 2.0% by weight
Isopropyl myristate 3.8% by weight
Sorbitan sesquioleate 1.0% by weight
Fragrance 0.2% by weight
Liquefied petroleum gas (LPG) 90.0% by weight
Total 100.0% by weight
[0043]
(2) athlete's foot drug
Undecyl phosphate 2.0% by weight
Talc 7.9% by weight
Squalane 0.1% by weight
Liquefied petroleum gas (LPG) 90.0% by weight
Total 100.0% by weight
[0044]
(3) Body powder
Talc 5.0% by weight
Isopropyl myristate 1.0% by weight
Tricron Sun 0.3% by weight
Fragrance 0.1% by weight
Sorbitan trioleate 6.0% by weight
Liquefied petroleum gas (LPG) 87.6% by weight
Total 100.0% by weight
[0045]
(4) Pest repellent
N, N-diethyltoluamide 3.0% by weight
n-Pentane 15.0% by weight
Dimethylsiloxane 2.0% by weight
Talc 5.0% by weight
Liquefied petroleum gas (LPG) 75.0% by weight
Total 100.0% by weight
[0046]
(5) wound medicine
Talc 3.00% by weight
Allantoin 0.12% by weight
Dibucaine hydrochloride 0.04% by weight
Zinc oxide 1.00% by weight
Acrinol 0.10% by weight
POE sorbitan monooleate 0.20% by weight
Silicic acid (aeological) 0.04% by weight
Octyldodecanol 1.50% by weight
Squalane 3.00% by weight
Liquefied petroleum gas (LPG) 91.00% by weight
Total 100.00% by weight
[0047]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the powder aerosol fixed quantity injection device of the present invention can store a fixed amount of powder in the housing even when the product is not used by providing a storage section. Become. Further, by providing the housing with a retention interval, the propellant at the retention interval can disperse the powder in the storage portion into the housing and reliably inject the powder to the outside during the injection operation of the powder aerosol contents. Therefore, at the time of reuse after leaving, whether it is the first injection operation or the second and subsequent injection operations, the powder aerosol content containing a fixed amount of powder is always injected outside. Can do. Further, the commercial value and convenience of the powder aerosol metering device can be improved, and the powder can be used without waste, resulting in an economical product.
[0048]
In addition, it is possible to form this uniform powder injection means with a simple structure in which an annular wall is formed by fully compressing a coil spring that presses and biases the stem, and a retention interval of the propellant is provided. This eliminates the need for special parts and advanced manufacturing accuracy, and improves the productivity of the product while also providing an inexpensive product.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a stationary state of an embodiment of a powder aerosol quantitative injection device of the present invention.
2 is a cross-sectional view showing a stem pressing state of FIG. 1;
FIG. 3 is a partially enlarged cross-sectional view of FIG. 2 showing a state where powder aerosol contents are scattered in the housing.
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of a state where powder aerosol contents are introduced into a housing.
FIG. 5 is a sectional view of a second embodiment.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of a state where powder aerosol content is introduced into a housing in the second embodiment.
FIG. 7 is a sectional view of a third embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Aerosol container
6 Stem gasket
8 Housing
10 stem
13 Coil spring
15 annular wall
16 Residence interval
18 Orifice
23 Communication port
24 Normally closed check valve
25 powder
24 Opening and closing part
27 Reservoir
28 Distribution outlet
30 annular recess

Claims

A powder reservoir is formed at the lower end of the housing that can communicate with the inside of the aerosol container via the communication port and the normally closed check valve, and is inserted into the housing via a stem gasket and attached with a coil spring. A stem that blocks the communication between the housing and the outside by urging the housing to the outside with a force, connects the inside and outside of the housing through the orifice only when pressed, and seals the communication port with the opening / closing part provided at the lower end Then, the communication between the inside of the aerosol container and the inside of the housing is cut off, and when the stem is pressed, the coil spring is fully compressed to form an annular wall, and a constant residence space is formed between the annular wall and the stem, A powder aerosol quantitative injection device, characterized in that a flow port communicating with a powder reservoir is formed at the lower end of the retention interval.

2. The powder according to claim 1, wherein the normally closed check valve is formed on the housing side of the communication port separately from the communication port, and is opened only when the communication port is opened and when the pressure in the housing is reduced. Aerosol metering device.

The normally closed check valve is formed integrally with the communication port and serves as the communication port. The normally closed check valve is engaged with the annular recess provided at the lower end of the opening / closing portion of the stem when the stem is not pressed and the housing is opened when the communication port is opened. The metered dose injection device for a powder aerosol according to claim 1, wherein the valve is opened only when the pressure is reduced.