JP2004073762A - 手動振動歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】歯磨きに効果的な1mm〜2mmの微小なブラシ振動操作を、誰でも手磨きで容易に行えるようにした、手動振動歯ブラシを提供する。
【解決手段】略菱形状に湾曲した弾性部材の押圧と押圧開放の繰り返し操作、もしくはストッパー間における遊動部の往復操作によって、ブラシ部を容易に微小振動させる操作部を構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯磨きに効果的な1mm〜2mmの微小なブラシ振動操作を、誰でも手磨きで容易に行えるようにした手動振動歯ブラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最も効果的で多用されている歯磨き方法は、歯ブラシを長手軸方向に1mm〜2mmの振幅で微小振動させるバス法と言われるものである。しかし、手磨きでは、従来の歯ブラシを握持して微小振動を行うことは、人間の運動能力上困難であるため、振幅10mm程度の大きく乱雑な往復磨きになり、歯磨きする手も疲れていた。
【0003】
次に、前記従来の技術の問題点を解決すべく、公知である発明は、(特許公開2000−116438号公報)に記載されている。この公報には、ストッパーを有する歯ブラシ本体と、前期ストッパーの可動幅を規制する切り込み部を握り部(柄部)に設け、前記ブラシ本体を前記握り部の内側に挿入してなる歯ブラシが記載されている。そして、歯磨き時に手の動き幅に比べブラシ部の動き幅を切り込み部の幅分小さくすることができると記載されている。
【0004】
また、近年普及しだした、微小振動を得意とする電動歯ブラシは、一般的に高速振動や、歯磨き部位別の専用ブラシへの交換等により、歯磨き性能を確保する複雑な設計構造になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そのために、手磨きの歯ブラシは、次のような問題があった。
(イ)1mm〜2mmの微小振動歯磨き操作が困難。
(ロ)歯磨きの手が疲れて、時間がかかる。
(ハ)ブラシの毛先が歯間部まで入り込まず、磨き残しが多い。
(ニ)ブラシの毛先が歯茎を傷つける。
(ホ)ブラシの毛先が開き、歯ブラシの寿命が短い。
(ヘ)特に、高齢者や子供、手の不自由な方にとっては、前記(イ)から(ホ)が顕著。
【0006】
次に、前記公報は、次のような問題があった。
(ト)理想的な1mm〜2mm振幅のブラシ操作を行なうために、手の動き幅を手の動きの吸収幅より1mm〜2mmだけ大きく制御する必要があり、それは非常に困難である。
(チ)本体と握り部の摺動抵抗の方が歯磨きの抵抗より大きい場合が充分考えられ、この場合は、歯ブラシの動きは小さくならない。
(リ)洗浄困難な部位が多いため不潔である。
これらのため、前記従来技術は実用化されていない。
【0007】
また、電動歯ブラシは、手磨きの歯ブラシに対し、一般的に次のような問題点があった。
(ヌ)数千円から数万円と高価。
(ル)歯茎を傷つけ易い。
(ヲ)歯間用ブラシ等の専用ブラシへの交換や、充電または電池交換が必要なため、使用と保管が面倒で大変。
(ワ)重く大きいため、携帯性が悪く、家庭での使用に限定される。
(カ)自分に合った好みの歯ブラシが使えない。
【0008】
さらに、本発明は、微小なブラシ振動操作を容易に行える手動振動歯ブラシを得ることを目的にするなかで、次の点も課題にした。
(ヨ)構成が簡単で、安価に製造可能。
(タ)操作性と耐久性に優れる。
(レ)通常の手磨き歯ブラシとしても使用可能
【0009】
本発明は、上記の問題点と課題を解決するためになされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係る手動振動歯ブラシは、ブラシ部と、該ブラシ部の長手軸(Y)方向の一端に延長された首部とからなる振動部を形成する。さらに、略菱形状に湾曲して押圧部を有し、弾性部材からなる操作部の一端が前記首部を支持するように設けたものである。
【0011】
このような請求項1記載の発明によれば、前記押圧部の押圧と押圧開放を繰り返すことによる、前記操作部の弾性変形の繰り返しが、ブラシ部の微小振動を可能にする歯ブラシを、簡単な構造で安価に作成できる。
【0012】
請求項2記載の発明に係る手動振動歯ブラシは、ブラシ部と、該ブラシ部を長手軸(Y)方向に延長した一端に設けられた遊動部とからなる振動部を形成する。さらに前記遊動部の遊動による前記振動部の振動を、摺動可能に支持する操作部を設けたものである。
【0013】
このような請求項2記載の発明によれば、前記遊動部を繰り返し遊動することにより、ブラシ部の微小振動が可能な歯ブラシを、簡単な構造で安価に作成できる。
【0014】
請求項3記載の発明に係る手動振動歯ブラシは、前記操作部を形成する略菱形状の弾性部材が、板状の断面形状を有す。そして、前記略菱形状操作部の一対の対角部が、前記振動部の長手軸(Y)方向に設けられ、前記操作部の前記振動部(Y+)側の一端において、前記操作部と前記首部とが、ブラシの植毛方向と前記操作部の押圧方向が等しい向きに、別体で接合、または一体形成されたものである。
【0015】
このような請求項3記載の発明によれば、器用な手先の単純な動きを活用して、歯磨きに効果的な、微小な歯ブラシ長手軸(Y)方向のブラシ振動操作を行なえる歯ブラシを、簡単な構成で安価に作成可能である。
【0016】
請求項4記載の発明に係る手動振動歯ブラシは、前記遊動部が、リング状の指掛け孔を形成し、前記振動部が該振動部の長手軸(Y)方向に摺動可能に、前記遊動部と前記首部が、操作部の一部と接して設けられる。そして、前記指掛け孔の中心線(X)方向の前記遊動部幅が該遊動部周辺の操作部の幅より小さく、かつ前記指掛け孔の中心線(X)方向がブラシの植毛方向と等しく構成されたものである。
【0017】
このような請求項4記載の発明によれば、手先を遊動部と操作部間に挟み込むことなく、器用な指の単純な動きを活用して、歯磨きに効果的な微小な歯ブラシ長手軸(Y)方向のブラシ振動操作を行なえる歯ブラシを、簡単な構成で安価に作成可能である。
【0018】
請求項5記載の発明に係る手動振動歯ブラシは、前記操作部の押圧操作量を規制するストッパーを、一対の該押圧部近辺の前記操作部内側に、該押圧部の幅(X方向)より狭い幅寸法で設けたものである。
【0019】
このような請求項5記載の発明によれば、手先をストッパーに挟み込むことなく、器用な手先の単純な動きに対して、作動範囲を規制することができるため、歯磨きに効果的な1mm〜2mmの微小な歯ブラシ長手軸(Y)方向のブラシ振動操作を、容易に再現することが可能である。
【0020】
請求項6記載の発明に係る手動振動歯ブラシは、前記遊動部の遊動操作量を規制するストッパーを、前記遊動部の遊動(Y)方向両端の前記操作部に、該操作部と同程度の幅寸法(X方向)で設けたものである。
【0021】
このような請求項6記載の発明によれば、手先をストッパーに挟み込むことなく、器用な指の単純な動きに対して、作動範囲を規制することができるため、歯磨きに効果的な1mm〜2mmの微小な歯ブラシ長手軸(Y)方向のブラシ振動操作を容易に再現することが可能である。
【0022】
請求項7記載の発明に係る手動振動歯ブラシは、前記操作部に、該操作部の保持を受ける保持受け部と、滑り止めとを設けたものである。
【0023】
このような請求項7記載の発明によれば、繰り返し操作を行なう手先の動きが、効率的に操作部から伝わるため、より操作性が高く、高速で、疲れないブラシ振動操作を可能にする。
【0024】
請求項8記載の発明に係る手動振動歯ブラシは、前記歯ブラシを構成する植毛以外の部材が、合成樹脂または合成ゴム、もしくはそれら異種材の接合からなる。
【0025】
このような請求項8記載の発明によれば、繰り返し変形を伴なう歯ブラシの使用に対して、疲労破壊を生じない耐久性の高い歯ブラシを 簡単な構成で安価に作成可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態1.図1は本発明による手動振動歯ブラシの例を示す図であり、図1(a)は本発明の実施の形態1による歯ブラシの斜視図、また図1(b)と図1(c)は図1(a)を正面(X方向矢視)から見た動作説明図で、それぞれ押圧前と押圧後の状態図である。そして、図2は、それら実施の形態1の操作部を改良した実施例の動作説明図で、図2(a)と図2(b)は、図1(b)、図1(c)と同じ向きから見た、それぞれ押圧前と押圧後の状態図である。
【0027】
図1において、ブラシ部(1)と、該ブラシ部(1)の長手軸方向(以下Y方向)の一端に延長された首部(2)とからなる振動部(3)を形成する。さらに、略菱形状に湾曲して一対の押圧部(4)を有し、弾性部材からなる操作部(5)を、該操作部(5)の一端が前記首部(2)の一端を支持するように設ける。
【0028】
詳細は、前記操作部(5)を形成する略菱形状の弾性部材が板状の断面形状を有し、前記略菱形状の4つの角部のうち一対の対角部がY方向に設けられ、前記操作部(5)のY(+)側の角部の一端において、前記操作部(5)と前記首部(2)とが、ブラシの植毛方向と前記操作部(5)の押圧方向が等しい向きに、別体に構成され接合される。
【0029】
この操作部(5)を操作性と機能の観点から最適化した諸寸法を下記に例示する。前記操作部(5)の略菱形状の4つの内角角度は、前記首部(2)との接合部が約40度、その対角が約24度、残りの押圧部(4)の一対の対角が約148度である。そして、押圧部(4)における押圧方向(以下Z方向)の最大幅寸法は外幅で約30mm、さらに、該最大幅寸法部のY方向位置は、略菱形の前記首部(2)側頂点からY(−)側に約40mmの点である。
【0030】
さらに、前記押圧部(4)の押圧操作量を規制する突起片状のストッパー(6)を、前記操作部(5)の押圧部(4)近辺の内側(中空部内面側)、かつ該操作部(4)のX方向幅の中心位置に、前記弾性部材と一体に形成して設ける。このストッパー(6)は、前記首部(2)との接合部である前記操作部(5)の約40度の内角が押圧時に約20度になる位置で、該操作部(5)の内側面に突き当たる高さ(Z)寸法と、前記押圧部(4)のX方向幅の半分程度の幅寸法で構成される。
【0031】
さらに、前記操作部(5)周辺に突起状等の滑り止めを設ける。
【0032】
本歯ブラシ(植毛以外)の材料としては、ポリプロピレン、ABS、SBC、EPDM、ポリカーボネート、ポリエステル、アクリル等が挙げられる。そして、前記略菱形状部の全体、または弾性変形量の大きいY方向の両端部近辺部等は、延性が高いポリプロピレン、SBC、EPDM等を用いて、隣接する異種材料と接合形成する。
【0033】
(実施の形態1の作用)次に動作について説明する。一対の前記押圧部(4)を外側から挟持し、対向方向に押圧すると、略菱形状の弾性部材は弾性変位により、Z方向に収縮するとともにY方向に拡がる。従って、前記押圧部(4)の押圧変位はブラシ部(1)のY(+)方向への変位となるが、歯磨きに最適な1mm〜2mmのブラシ部(1)変位量でストッパー(6)が作動し、押圧変位を停める。この時、前記押圧部(4)のX方向の幅が、前記ストッパーの幅より大きいため、手先を双方の間に挟み込むことはない。引き続いて、押圧部(4)を押圧する力を解放すると、すぐに弾性部材が原形状に復元するとともに、ブラシ部はY(−)方向の元の位置に戻る。そして、この一連の押圧と押圧開放操作を繰り返すことにより、ブラシ部は1mm〜2mmの微小な振動を起こすのである。
前記の段落番号
【0029】
【0030】の例示諸寸法によるブラシ部振幅は約2mmになる。また、必要に応じて、通常の歯ブラシとしての使用は、そのまま用いて問題無い。
【0034】
(実施例)次に前記操作部(5)を改良した実施例を図2において説明する。前記図1の押圧部(4)形状を、図2(a)に示す該押圧部を保持する指(7)を受ける一対の凹状の保持受け部(4a)に変更するとともに、該保持受け部(4a)の内側に同時に形成される一対の凸状部を前記ストッパー(6)として設ける。このとき、該ストッパー(6)の幅寸法(図1のX方向)は、前記保持受け部(4a)より小さく構成する。そして、一対の凹状の保持受け部(4a)に指(7)のいずれかを入れて、該保持受け部(4a)を挟持するように保持し、図2(b)に示すように、該保持受け部(4a)を対向方向に押圧すると、略菱形状の弾性部材は弾性変位により、長手軸(Y)方向に拡がる。よって、さらに操作性が良い歯ブラシを安価に作成可能である。
【0035】
実施の形態2.図3は本発明による手動振動歯ブラシの例を示す図であり、図3(a)は本発明の実施の形態2による歯ブラシの斜視図、また図3(b)は図3(a)の側面図、そして図3(c)と図3(d)は図3(a)を正面(X方向矢視)から見た動作説明図で、それぞれ動作振幅の両端の状態図である。さらに、図3(e)は、それらの動作の実施例を示す斜視図ある。
【0036】
ブラシ部(1)と、該ブラシ部(1)をY(−)方向に延長した首部(2)と、該首部(2)の一端に設けられた遊動部(2a)からなる振動部(3)を一体に形成する。さらに、長孔状の保持受け部(4a)と、前記遊動部(2a)が内接する遊動部貫通孔(4b)とを有し、前記遊動部(2a)の遊動による前記振動部(3)の振動を、摺動可能に支持する略四角柱状の操作部(5)を設ける。
【0037】
詳細は、前記遊動部(2a)が、リング状の指掛け孔を形成し、Y方向に摺動可能に、前記リング状の遊動部(2a)の外周が前記操作部(5)のY(+)側の一端に内設される。そして、この遊動部(2a)が内設する長方形状の遊動部貫通孔(4b)をX方向に設けたうえ、ブラシ部(1)を該ブラシ部(1)の植毛方向がX方向になるよう構成する。また、前記遊動部(2a)の動きをブラシ部に伝える首部(2)は、操作部(5)のY(+)側端面(XZ平面)の壁に開いた、首部(2)と同断面形状の孔に摺動可能に内接する。さらに、前記遊動部(2a)のX方向の幅を該遊動部(2a)に外接する前記操作部(5)の幅より小さく、かつ前記遊動部(2a)を手の親指の第一関節先端が入る程度の円形または楕円形にする。そして、前記操作部(5)を握持、および指を中に通しての保持が可能なように、該操作部(5)のX方向とZ方向に長孔状の保持受け部(4a)を貫通して設ける。
【0038】
さらに、前記振動部(3)の振幅が1mm〜2mmになるよう、前記遊動部(2a)の操作量を規制するストッパー(6)を、該ストッパー(6)のX方向幅が該操作部(5)の幅と等しく、前記遊動部(2a)のY方向両側の操作部(5)に、該操作部(5)と一体に形成する。つまり、前記保持受け部(4a)と前記遊動部貫通孔(4b)との間に形成される壁片と、前記首部(2)が内接摺動する壁片との両壁片が前記ストッパー(6)となる。
【0039】
さらに、前記遊動部(2a)を含む操作部(5)周辺に突起状等の滑り止めを設ける。
【0040】
本歯ブラシ(植毛以外)の材料としては、ポリプロピレン、ABS、SBC、EPDM、ポリカーボネート、ポリエステル、アクリル等が挙げられる。
【0041】
(実施の形態2の作用)次に動作について説明する。操作部(5)の保持受け部(4a)を保持し、前記遊動部(2a)に指先を入れて、該遊動部(2a)を該指先でY方向に往復遊動すると、該遊動部(2a)は両ストッパー(6)によって作動規制されるため、所定の微小振動を起こす。よって、該遊動部(2a)の往復遊動が、該遊動部(2a)と一体であるブラシ部(1)の1mm〜2mmの微小な振動を起こすのである。また、必要に応じて、通常の歯ブラシとしての使用は、前記遊動部(2a)を指で固定すれば問題無い。
【0042】
(実施例)次にそれらの動作の実施例を図3(e)において説明する。
まず、長孔状の保持受け部(4a)に親指以外の指(7)を入れて保持する。このとき、長孔はX方向とZ方向の2方向のどちらでも使い易い方を使用可能で、遊動部(2a)を操作する親指が動かし易い方を選ぶ。そして、親指以外の4本程度の指を入れた前記保持受け部(4a)は、それらの指を曲げて握らなくても容易に該保持受け部(4a)の保持が可能である。次に前記遊動部(2a)に親指の先端を入れて、該遊動部(2a)を長手軸(Y)方向の両ストッパー(6)間で、該両ストッパー(6)にぶつけるように往復遊動する簡単な操作を行なうだけで、ブラシ部(1)は歯磨きに効果的な1mm〜2mmの微小な振動を起こす。
【0043】
【発明の効果】
以上により、本発明は下記の効果を得ることができる。
(1)手先の単純な動きを操作部で効率的に活用して、歯磨きに効果的な1mm〜2mmの微小な長手軸(Y)方向のブラシ振動操作を、容易に行なえる歯ブラシを、簡単な構成で安価に作成可能である。
(2)さらに、振動操作の可動範囲を認識できるストッパーの操作感が小気味よい上に、操作部に指を挟むことも無く、滑り止めの効果も加わり、操作性が良好である。
(3)よって、従来の手磨き歯ブラシの2倍程度の速さで微小振動磨きが可能になるので、歯磨き時間が半減する上、手も疲れない。
(4)従って、高速過ぎない本来のバス法磨きの結果、ブラシの毛先が歯間部に追従して入り込み、磨き残しが無くなる上に、乱雑なブラシの操作が無くなるため、毛先が歯茎を傷つけることも、毛先がすぐに開いて歯ブラシの寿命が短かくなることもない。
(5)以上の効果は、高齢者や子供、手の不自由な方にとっても効果絶大である上、手先の運動になるため、高齢者にとっては惚け防止、子供にとっては脳の発育促進、手の不自由な方にとっては訓練治療としての効果もある。
(6)さらに、洗浄が容易な構成であるため、清潔である。
(7)また、構成が通常の歯ブラシと大差無く簡単なため、携帯性も良好で、必要に応じて通常の歯ブラシとしての使用も可能である。
(8)さらに、繰り返し疲労破壊に対する耐久性も充分である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態1の説明図で、図1(a)は斜視図、図1(b)は正面図(X方向矢視)、図1(c)は図1(b)の動作説明図である。
【図2】本発明による実施の形態1を改良した実施例の説明図で、図2(a)は正面図(X方向矢視)、図2(b)は図2(a)の動作説明図である。
【図3】本発明による実施の形態2の説明図で、図3(a)は斜視図、図3(b)は側面図、図3(c)は正面図(X方向矢視)、図3(d)は図3(c)の動作説明図、図3(e)は動作の実施例を示す斜視図ある。
【符号の説明】
1 ブラシ部
2 首部
2a 遊動部
3 振動部
4 押圧部
4a 保持受け部
4b 遊動部貫通孔
5 操作部
6 ストッパー
7 指

Claims (8)

  1. ブラシ部と、該ブラシ部の一端に延長された首部とからなる振動部を形成するとともに、略菱形状に湾曲して押圧部を有し、弾性部材からなる操作部の一端が前記首部を支持するように設け、前記押圧部の押圧と押圧開放を繰り返すことにより、前記操作部が弾性変形を繰り返し、ブラシ部が微小振動することを特長とする手動振動歯ブラシ。
  2. ブラシ部と、該ブラシ部を延長した一端に設けられた遊動部とからなる振動部を形成し、前記遊動部の遊動による前記振動部の振動を摺動可能に支持する操作部を設け、前記遊動部を繰り返し遊動することにより、ブラシ部が微小振動することを特長とする手動振動歯ブラシ。
  3. 前記操作部を形成する略菱形状の弾性部材は、板状の断面形状を有し、前記略菱形状の一対の対角部が、前記振動部の長手軸(Y)方向に設けられ、前記操作部の前記振動部(Y+)側の一端において、前記操作部と前記首部とが、ブラシの植毛方向と前記操作部の押圧方向が等しい向きに、接合または一体に形成されることを特徴とする請求項1記載の手動振動歯ブラシ。
  4. 前記遊動部は、リング状の指掛け孔を形成し、前記振動部が該振動部の長手軸(Y)方向に摺動可能に、前記遊動部と前記首部が、操作部の一部と接するとともに、前記指掛け孔の中心線(X)方向の前記遊動部幅が該遊動部周辺の操作部の幅より小さく、かつ前記指掛け孔の中心線(X)方向がブラシの植毛方向と等しく構成されたことを特徴とする請求項2記載の手動振動歯ブラシ。
  5. 前記操作部の押圧操作量を規制するストッパーを、前記押圧部の幅(X方向)より小さく、前記操作部に設けたことを特徴とする請求項1記載の手動振動歯ブラシ。
  6. 前記遊動部の遊動操作量を規制するストッパーを、前記操作部に設けたことを特徴とする請求項2記載の手動振動歯ブラシ。
  7. 前記操作部に、該操作部の保持を受ける保持受け部と、滑り止めとを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の手動振動歯ブラシ。
  8. 前記歯ブラシを構成する植毛以外の部材は、合成樹脂または合成ゴム、もしくはそれら異種材の接合からなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の手動振動歯ブラシ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011078556A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Shiiai Medical:Kk 歯ブラシ
WO2015077801A1 (en) * 2013-11-25 2015-05-28 Radius Corporation Toothbrush with formable handle

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