JP2004073634A

JP2004073634A - Forceps apparatus for clip

Info

Publication number: JP2004073634A
Application number: JP2002240519A
Authority: JP
Inventors: Kenichiro Iso; 磯　賢一郎; Koji Kojima; 小島　康志
Original assignee: Mizuho Ika Kogyo KK
Current assignee: Mizuho Ika Kogyo KK
Priority date: 2002-08-21
Filing date: 2002-08-21
Publication date: 2004-03-11

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To easily mount a clip in a complicated diseased part. <P>SOLUTION: A forceps apparatus for the clip grips a clip (2) with spring property which opens and closes a pinching part (2b) by pressing and releasing a handle (2a), respectively. The forceps apparatus for the clip comprises a flexible pipe (1) which is detachably inserted into a treatment channel (11) of an endoscope, a clip gripper (3) mounted on a tip of the flexible pipe (1), which is inserted into the treatment channel (11) of the endoscope together with the flexible pipe (1) under a condition where the handle (2a) of the clip (2) is gripped, and an operation part (5) for opening/closing the clip gripper (3) through a flexible operation shaft (4) passing through the flexible pipe (1). <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クリップを脳動脈瘤等の患部に対し留置又は取り外すための鉗子装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、脳動脈瘤に対して処置するには、頭部を大きく開頭し、患部の前処置を行った後、硬性の鋏形のクリップ用鉗子で脳動脈瘤用のクリップを把持し、この鉗子を頭部内に挿入してクリップを患部に近づけ、そこで鉗子からクリップを解放するようにしている。鉗子から解放されたクリップはそのバネ性で脳動脈瘤の付け根を挟み込み脳動脈瘤の成長等を阻止する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のクリップ用鉗子は形状が大きく自在性が無い為、複雑に入り組んだ脳内患部ヘアプローチするには大きな視野を確保するべく予め開頭面積を広くとっておく必要がある。また、硬性の鉗子でクリップを頭部内の患部に接近させなければならないので、脳動脈瘤の位置、形状等に応じて適宜対処することができるように形状、大きさ等が異なる多種類のクリップをあらかじめ用意する必要がある。また、多種類の脳動脈瘤用のクリップを用意しても全てのクリップが使用不能な場合もある。
【０００４】
従って、本発明はそのような問題点を解決することができるクリップ用鉗子装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項１に係る発明は、取っ手部（２ａ）を押圧すると挟み部（２ｂ）が開き、押圧を解くと挟み部（２ｂ）が閉じるバネ性を有したクリップ（２）を把持するクリップ用鉗子装置であって、内視鏡の処置チャンネル（１１）内に挿脱される可撓性パイプ（１）と、クリップ（２）の取っ手部（２ａ）を把持した状態で可撓性パイプ（１）と共に内視鏡の処置チャンネル（１１）内に挿入される可撓性パイプ（１）の先端部に設けられたクリップ把持部（３）と、可撓性パイプ（１）内を通る可撓性操作軸（４）を介しクリップ把持部（３）を開閉操作する操作部（５，２４，３１）とを具備したクリップ用鉗子装置を採用する。
【０００６】
この請求項１に係る発明によれば、入り組んだ患部（２３）へと内視鏡の先端部を接近させたうえで、クリップ（２）を把持したクリップ把持部（３）を可撓性パイプ（１）と共に内視鏡の処置チャンネル（１１）内に挿入することにより、クリップ（２）を患部（２３）に簡易かつ迅速に到達させることができる。クリップ（２）が患部（２３）に到達すると、操作部（５，２４，３１）により可撓性操作軸（４）を介してクリップ把持部（３）を開操作し、クリップ把持部（３）からクリップ（２）を解放させる。これにより、クリップ（２）から押圧力が除かれ、クリップ（２）のバネ性により挟み部（２ｂ）が脳動脈瘤等の患部（２３）をクリッピングする。また、操作部（５，２４，３１）により可撓性操作軸（４）を介して空のクリップ把持部（３）を閉操作すれば、クリップ把持部（３）でクリップ（２）に押圧力を加えて挟み部（２ｂ）を開き、クリップ（２）を患部（２３）から外すことができる。
【０００７】
また、請求項２に係る発明は、請求項１に記載のクリップ用鉗子装置において、クリップ（２）の挟み部（２ｂ）を保持した状態にクリップ把持部（３）を拘束する保持手段（２０，２８，３５）を備えたクリップ用鉗子装置を採用する。
【０００８】
この請求項２に係る発明によれば、保持手段（２０，２８，３５）によってクリップ把持部（３）がクリップ（２）の挟み部（２ｂ）を保持した状態に拘束されるので、クリップ（２）はクリップ把持部（３）から脱落することなく内視鏡の処置チャンネル（１１）内を通過する。
【０００９】
また、請求項３に係る発明は、請求項１に記載のクリップ用鉗子装置において、クリップ（２）の取っ手部（２ａ）を保持した状態と、取っ手部（２ａ）を押圧した状態と、取っ手部（２ａ）を解放した状態とのいずれかにクリップ把持部（３）を選択的に切り換える切換え手段（３５）が設けられたクリップ用鉗子装置を採用する。
【００１０】
この請求項３に係る発明によれば、切換え手段（３５）により、クリップ把持部（３）がクリップ（２）の取っ手部（２ａ）を保持した状態と、取っ手部（２ａ）を押圧した状態と、取っ手部（２ａ）を解放した状態とのいずれかに設定することができ、従ってクリップ（２）の患部（２３）に対する搬送、クリップ（２）の患部（２３）に対する留置又は取り外しを正確に行うことができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【００１２】
＜実施の形態１＞
このクリップ用鉗子装置は、内視鏡を利用してクリップを脳動脈瘤等の患部へと搬送するための装置であり、図１に示すように、内視鏡の処置チャンネル内に挿脱される可撓性パイプ１と、クリップ２の取っ手部を把持した状態で可撓性パイプ１と共に内視鏡の処置チャンネル内に挿入される可撓性パイプ１の先端部に設けられたクリップ把持部３と、可撓性パイプ１内を通る可撓性操作軸であるシャフト４を介しクリップ把持部３を操作しクリップ２を解放させる操作部５とを具備する。
【００１３】
クリップ２は、図２に示すように、取っ手部２ａと挟み部２ｂとを有し、自身のバネ性によって、取っ手部２ａが押圧されると挟み部２ｂが開き（図２（Ａ））、押圧が解かれると挟み部２ｂが閉じる（図２（Ｂ））ようになっている。この実施の形態で使用されるクリップ２は脳動脈瘤用の小型軽量クリップであり、生体親和性の高い例えばチタン合金、コバルト基合金等の材料で作られる。
【００１４】
図３（Ａ）に示すように、内視鏡は、可撓性挿入部６と、可撓性挿入部６の後端に続く操作部７と、操作部７の後端に設けられる接眼部８とを備える。可撓性挿入部６の内部には、図３（Ｂ）に示すように、照明穴９、観察穴１０、処置チャンネル１１等がそれぞれトンネル状に形成される。操作部７には処置具挿入口１１ａが設けられ、この処置具挿入口１１ａが処置チャンネル１１を介して可撓性挿入部６の先端の処置具突出口（図示せず）に導通する。この内視鏡は公知の構造のものであるから、これ以上の詳しい説明は省略する。
【００１５】
クリップ用鉗子装置の可撓性パイプ１は、先端のクリップ把持部３から内視鏡の処置具挿入口１１ａ内に挿入され、処置チャンネル１１を通って処置具突出口から突出するようになっている。可撓性パイプ１は、チューブ、シース等種々の形態を含む筒体である。この可撓性パイプ１の中には、図１に示すように、可撓性操作軸であるシャフト４がスライド可能に通される。シャフト４は、ワイヤ、ロッド、パイプ、複合線材等他の可撓性線材で代替することが可能である。
【００１６】
操作部５は、図１に示すように、支点ピン１２を介して連結される一対のレバー１３ａ，１３ｂを有し、一方のレバー１３ａの支点ピン１２より反対側がコネクタ１４を介して可撓性パイプ１の後端に固定される。上記シャフト４は一方のレバー１３ａを貫通して他方のレバー１３ｂの支点ピン１２より反対側に連結される。これにより、操作部５を手で掴んで他方のレバー１３ｂを一方のレバー１３ａに対して支点ピン１２を支点に往復回動させると、シャフト４が可撓性パイプ１の中を往復スライド動作する。図示例では、一対のレバー１３ａ，１３ｂを矢印方向に回動させると、シャフト４が可撓性パイプ１内を後方すなわち操作部５側にスライドする。
【００１７】
クリップ把持部３は、図２に示すように、一対の把持片３ａ，３ｂを備える。一対の把持片３ａ，３ｂはクリップ２の取っ手部２ａに合致する凹部を有する。一対の把持片３ａ，３ｂはリンク装置を介して可撓性パイプ１とシャフト４とに連結される。リンク装置は具体的には四節リンク装置であり、二本のリンク１５ａ，１５ｂが移動ピン１６を介してシャフト４の先端に連結され、他の二本のリンクである一対の把持片３ａ，３ｂが固定ピン１７を介して可撓性パイプ１の先端から突出するブラケット片１８に連結され、移動ピン１６に支持されたリンク１５ａ，１５ｂと固定ピン１７に支持されたリンクである一対の把持片３ａ，３ｂとがそれぞれ枢ピン１９ａ，１９ｂを介して連結される。これにより、図２（Ａ）のごとくシャフト４が可撓性パイプ１の中を後方にスライドすると、一対の把持片３ａ，３ｂが閉じるように回動してクリップ２の取っ手部２ａを押圧し、クリップ２はその取っ手部２ａの弾性変形により挟み部２ｂを開く。また、図２（Ｂ）のごとくシャフト４が可撓性パイプ１の中を前方にスライドすると、一対の把持片３ａ，３ｂが開くように回動してクリップ２の取っ手部２ａを解放し、クリップ２はそのバネ力により挟み部２ｂを閉じる。
【００１８】
また、このクリップ用鉗子装置は、図１に示すように、クリップ２の取っ手部を保持した状態に把持部３を拘束する保持手段としてラチェット機構２０を備える。このラチェット機構２０は、具体的には操作部５の一対のレバー１３ａ，１３ｂから重なり合うように突出する一対の湾曲片２０ａ，２０ｂと、湾曲片２０ａ，２０ｂ間に鋸歯状に形成されるラチェット歯２０ｃとで構成される。操作部５の一対のレバー１３ａ，１３ｂを矢印方向に押えると、図２（Ａ）に示すように、把持部３がクリップ２の取っ手部２ａを押圧し、クリップ２はその取っ手部２ａの弾性変形により挟み部２ｂを拡開するのでその反力によりレバー１３ａ，１３ｂは反矢印方向に開こうとするが、ラチェット歯２０ｃの噛み合いにより開きを阻止される。これにより、把持部３はクリップ２の取っ手部２ａを保持した状態に拘束されることとなり、クリップ２は把持部３から脱落することなく内視鏡１１の処置チャンネル内に挿通される。
【００１９】
次に、上記構成のクリップ用鉗子装置の作用について説明する。
【００２０】
図３及び図４に示すように、術者により患者の頭部２１にバーホール２２が穿設される。バーホール２２は内視鏡の細い挿入部６が挿入される程度の小径穴であるから、患者への負担が軽減される。
【００２１】
内視鏡の挿入部６がバーホール２２から頭部２１内に挿入され、その先端が患部の脳動脈瘤２３に近づけられる。
【００２２】
一方、クリップ用鉗子装置のクリップ把持部３に脳動脈瘤用のクリップ２が把持される。このクリップ２の把持は、図１に示すように、操作部５の一対のレバー１３ａ，１３ｂを矢印方向に回すことにより行われる。この一対のレバー１３ａ，１３ｂが回されると、図２（Ａ）に示すように、シャフト４が可撓性パイプ１内を後方に引かれ、クリップ把持部３が閉じてクリップ２の取っ手部２ａを押圧する。クリップ２はその取っ手部２ａに対する押圧により挟み部２ｂを開く。クリップ２はその取っ手部２ａの弾性変形による反力でレバー１３ａ，１３ｂを図１中反矢印方向に開けようとするが、ラチェット機構２０のラチェット歯２０ｃの噛み合いにより阻止される。これにより、把持部３はクリップ２の取っ手部２ａを保持した状態に拘束され、クリップ把持部３からのクリップ２の脱落が阻止される。
【００２３】
このようにクリップ２を保持した可撓性パイプ１は先端のクリップ把持部３から内視鏡の処置具挿入口１１ａ内に挿入され、クリップ把持部３により把持されたクリップ２は処置チャンネル１１を通って内視鏡の挿入部６の先端から突出する。内視鏡の先端はすでに患部の脳動脈瘤２３の近傍に位置しているので、クリップ２の挟み部２ｂは開いた状態で脳動脈瘤２３に臨む。術者により内視鏡の操作部７とクリップ用鉗子装置の操作部５がそれぞれ操作され、クリップ２の開いた挟み部２ｂが脳動脈瘤２３を挟むように位置調整される。クリップ用鉗子装置に保持されるクリップ２は、可撓性パイプ１と可撓性操作軸であるシャフト４が内視鏡の挿入部６の動きに追従するので、患部の脳動脈瘤２３に簡易かつ迅速に到達する。
【００２４】
そこで、術者によりクリップ用鉗子装置における操作部５のレバー１３ａ，１３ｂが、ラチェット機構２０のラチェット歯２０ｃの係合力に抗して図１中反矢印方向に拡開されると、図２（Ｂ）に示すように、シャフト４が可撓性パイプ１中を前方にスライドし、クリップ把持部３が開いてクリップ２を解放する。これにより、クリップ２はそのバネ性による復元力で挟み部２ｂを閉じ、図４（Ｂ）に示すように、脳動脈瘤２３をクリッピングし閉鎖する。
【００２５】
その後、クリップ用鉗子装置が内視鏡と共に頭部２１のバーホール２２から抜き取られ、クリッピングの処置が終了する。
【００２６】
また、このクリップ用鉗子装置はクリップの取り外しに用いられる場合もある。すなわち、患部には血流の勢いを弱めるためにテンポラリ用のクリップが取り付けられる場合があるが、脳動脈瘤２３に対するクリッピングが終了した後でこのテンポラリ用のクリップを患部から除去する必要がある。そこで、空のクリップ把持部３をテンポラリ用のクリップに近づけ、操作部５に対して上記と逆の操作を行ってクリップを患部から取り外し、内視鏡の処置チャンネル１１を通して回収する。
【００２７】
＜実施の形態２＞
図５に示すように、この実施の形態２のクリップ用鉗子装置は、実施の形態１のクリップ用鉗子装置とは異なる構造の操作部２４を備える。
【００２８】
この操作部２４は、可撓性パイプ１の後端に連結されるガイド棒２５と、ガイド棒２５の後端に設けられる指掛けリング２６と、ガイド棒２５の長さ方向に形成された溝２５ａに係合すると共にガイド棒２５の回りに被さるスライド筒２７とを具備する。可撓性パイプ１中の可撓性操作軸であるシャフト４の後端はガイド棒２５の軸心中を溝２５ａ内へと貫通しスライド筒２７に連結される。これにより、指掛けリング２６とスライド筒２７とに指を掛けてスライド筒２７をガイド棒２５上で往復スライド運動させると、シャフト４が可撓性パイプ１の中を往復スライド動作する。そして、これに追従してクリップ把持部３が開閉動作する。
【００２９】
また、クリップ２の取っ手部２ａを保持した状態にクリップ把持部３を拘束する保持手段としてのラチェット機構２８も実施の形態１と異なる構造を有する。
【００３０】
このラチェット機構２８は、ガイド棒２５の側面に鋸歯状に形成された歯２８ａと、いずれかの歯２８ａと噛み合うようにスライド筒２７にピン３０で軸支された爪２８ｂとを具備する。操作部２４のスライド筒２７をガイド棒２５上で矢印方向にスライドさせると、図２（Ａ）に示すように、クリップ把持部３がクリップ２の取っ手部２ａを押圧し、クリップ２はその取っ手部２ａが弾性変形することにより挟み部２ｂを開く。クリップ２の弾性力によりスライド筒２７は反矢印方向にスライドしようとするが、歯２８ａと爪２８ｂの噛み合いによりスライドを阻止される。これにより、クリップ３把持部はクリップ２の取っ手部２ａを保持した状態に拘束されることとなり、クリップ２はクリップ把持部３から脱落することなく内視鏡の処置チャンネル１１内に挿通される。
【００３１】
なお、実施の形態２において実施の形態１における部分と同一の箇所には同一の符号を付して示すこととし、その詳細な説明は省略する。
【００３２】
＜実施の形態３＞
図６に示すように、この実施の形態３のクリップ用鉗子装置は、実施の形態１，２のクリップ用鉗子装置とは異なる構造の操作部３１を備える。
【００３３】
この操作部３１は、可撓性パイプ１の後端に連結される筒体３２と、筒体３２内をスライドするスライド棒３３と、スライド棒３３を筒体３２の後方へと付勢する弾性体であるスプリング３４とを具備する。可撓性パイプ１中の可撓性操作軸であるシャフト４の後端は筒体３２内へと貫通しスライド棒３３の先端に連結される。これにより、スライド棒３３を筒体３２内で往復スライド運動させると、シャフト４が可撓性パイプ１の中を往復スライド動作し、これに追従してクリップ把持部３が開閉動作する。
【００３４】
また、このクリップ用鉗子装置は、クリップ２の取っ手部２ａを保持した状態と、取っ手部２ａを押圧した状態と、取っ手部２ａを解放した状態とのいずれかにクリップ把持部３を選択的に切り換える切換え手段３５を備える。
【００３５】
この切換え手段３５は、筒体３２の側壁に取り付けられたストッパピン３６と、ストッパピン３６に対応してスライド棒３３の側面に長さ方向に配列される複数個の凹部３７ａ，３７ｂ，３７ｃとを備える。ストッパピン３６は弾性片であるスプリング３８を介してスライド棒３３の側面へと付勢され、いずれかの凹部３７ａ，３７ｂ，３７ｃに嵌り込んでスライド棒３３を筒体３２に対し拘束する。三つの凹部３７ａ，３７ｂ，３７ｃは、クリップ把持部３がクリップ２の取っ手部２ａを保持した状態、把持部３が取っ手部２ａを押圧した状態と、把持部３が取っ手部２ａを解放した状態に夫々対応する。
【００３６】
図６中実線で示すようにストッパピン３６が中央の凹部３７ａと係合すると、クリップ把持部３はクリップ２の取っ手部２ａを把持した状態を保つ。この場合クリップ２は取っ手部２ａが少しばかり弾性変形し挟み部２ｂが僅少開状態となってクリップ把持部３に把持される。このクリップ２を把持したクリップ把持部３は可撓性パイプ１と共に内視鏡の挿入部６内に挿入され、クリップ２が図４のごとく脳動脈瘤２３に近づけられる。そこで、術者によりスライド棒３３が筒体３２に対し後方に引かれると、ストッパピン３６が中央の凹部３７ａから離脱し、図２（Ａ）に示すように、シャフト４が可撓性パイプ１内を後方へスライドし、クリップ把持部３が閉じてクリップ２の挟み部２ｂを最大に拡開させる。ここまでの説明から明らかなように、この切換え手段３５は実施の形態１，２における保持手段としても機能する。続いて、術者によりスライド棒３３がスプリング３４の付勢力に抗して前方に押し込まれると、ストッパピン３６が前側の凹部３７ｂから離脱し後側の凹部３７ｃに嵌り込んで当該位置に停止する。これに伴い、図２（Ｂ）に示すように、シャフト４が可撓性パイプ１内を前方へスライドし、クリップ把持部３が開いてクリップ２の取っ手部２ａを解放する。これにより、クリップ２は押圧を解かれそのバネ性により挟み部２ｂを閉じ、図４（Ｂ）に示すように、脳動脈瘤２３をクリッピングし閉鎖する。その後、クリップ用鉗子装置が内視鏡と共に頭部２１のバーホール２２から抜き取られ、クリッピングの処置が終了する。
【００３７】
なお、スライド棒３３に形成する凹部３７ａ，３７ｂ，３７ｃはクリップ２の挟み部２ｂを最大開度で開く位置とクリップ２を解放する位置の二位置に対応するように二ヶ所にのみ形成してもよく、また、四ヶ所以上形成してクリップ２の挟み部２ｂの開度を微調整することができるようにしてもよい。
【００３８】
実施の形態３において実施の形態１における部分と同一の箇所には同一の符号を付して示すこととし、その詳細な説明は省略する。
【００３９】
＜実施の形態４＞
図７に示すように、この実施の形態４のクリップ用鉗子装置は、実施の形態３のクリップ用鉗子装置とは異なる構造の切換え手段３５を備える。
【００４０】
すなわち、実施の形態３においてスライド棒３３及び凹部３７ａ，３７ｂ，３７ｃに相当するものがこの実施の形態４ではそれぞれ回動棒３９及び螺旋溝３７とされる。これにより、回動棒３９を筒体３２内で往復回動運動させると、シャフト４が可撓性パイプ１の中を往復スライド動作し、これに追従してクリップ把持部３が開閉動作する。ストッパピン３６と螺旋溝３７との摺接作用によりシャフト４が可撓性パイプ１内をスライドするので、クリップ把持部３ひいてはクリップ２の挟み部２ｂにおける開度の微調整が可能になる。
【００４１】
なお、実施の形態４において実施の形態３における部分と同一の箇所には同一の符号を付して示すこととし、その詳細な説明は省略する。
【００４２】
【発明の効果】
請求項１に係る発明によれば、取っ手部を押圧すると挟み部が開き、押圧を解くと挟み部が閉じるバネ性を有したクリップを把持するクリップ用鉗子装置であって、内視鏡の処置チャンネル内に挿脱される可撓性パイプと、クリップの取っ手部を把持した状態で可撓性パイプと共に内視鏡の処置チャンネル内に挿入される可撓性パイプの先端部に設けられたクリップ把持部と、可撓性パイプ内を通る可撓性操作軸を介しクリップ把持部を開閉操作する操作部とを具備したクリップ用鉗子装置であるから、入り組んだ患部へと内視鏡の先端部を接近させたうえで、クリップを把持した把持部を可撓性パイプと共に内視鏡の処置チャンネル内に挿入することにより、クリップを患部に簡易かつ迅速に到達させ、操作部により可撓性操作軸を介してクリップ把持部を操作し、クリップ把持部からクリップを解放させ、クリップのバネ性により挟み部で脳動脈瘤等の患部をクリッピングすることができる。従って、広く開頭することなく入り組んだ患部へ速やかに到達することでより低侵襲すなわち患者にかかる負担が軽い手術が可能となり、またクリップを多種類用意すること無く手術を行なうことができ手術の経済性も改善される。また、逆操作することで、クリップを患部から除去することも可能となる。
【００４３】
請求項２に係る発明によれば、請求項１に記載のクリップ用鉗子装置において、クリップの挟み部を保持した状態に把持部を拘束する保持手段を備えたクリップ用鉗子装置であるから、クリップは把持部から脱落することなく内視鏡の処置チャンネル内を患部へと到達する。
【００４４】
請求項３に係る発明によれば、請求項１に記載のクリップ用鉗子装置において、クリップの取っ手部を保持した状態と、取っ手部を押圧した状態と、取っ手部を解放した状態とのいずれかに把持部を選択的に切り換える切換え手段が設けられたクリップ用鉗子装置であるから、クリップの取っ手部を保持した状態と、取っ手部を押圧した状態と、取っ手部を解放した状態とのいずれかに把持部を設定することができ、従ってクリップの患部までの搬送、クリップの患部への装着等を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１に係るクリップ用鉗子装置の正面図である。
【図２】クリップ把持部の拡大図であり、（Ａ）はクリップを挟んだ状態を示し、（Ｂ）はクリップを解放した状態を示す。
【図３】（Ａ）は本発明に係るクリップ用鉗子装置を内視鏡と共に示す説明図、（Ｂ）は図Ａ中Ｂ−Ｂ線矢視断面図である。
【図４】（Ａ）は図３（Ａ）の部分拡大図、（Ｂ）は患部の脳動脈瘤をクリップで閉鎖した状態を示す拡大図である。
【図５】本発明の実施の形態２に係るクリップ用鉗子装置の正面図である。
【図６】本発明の実施の形態３に係るクリップ用鉗子装置の正面図である。
【図７】本発明の実施の形態４に係るクリップ用鉗子装置の正面図である。
【符号の説明】
１…可撓性パイプ
２…クリップ
２ａ…取っ手部
２ｂ…挟み部
３…クリップ把持部
４…シャフト
５，２４，３１…操作部
１１…内視鏡の処置チャンネル
２３…脳動脈瘤
２０，２８…保持手段
３５…切換え手段[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a forceps device for placing or removing a clip from an affected part such as a cerebral aneurysm.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to treat a cerebral aneurysm, the head is widely opened, a pretreatment of the affected area is performed, and then a clip for the cerebral aneurysm is gripped with hard scissor-shaped clip forceps. Is inserted into the head to bring the clip closer to the affected area, where the clip is released from the forceps. The clip released from the forceps pinches the base of the cerebral aneurysm due to its spring property and prevents the growth and the like of the cerebral aneurysm.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional clip forceps are large in shape and have no flexibility, it is necessary to widen the craniotomy area in advance in order to secure a large field of view in order to approach a complicated and complicated affected part in the brain. Also, since the clip must be brought close to the affected area in the head with hard forceps, various types of shapes, sizes, etc., differing so that it can be appropriately dealt with according to the position, shape, etc. of the cerebral aneurysm It is necessary to prepare clips in advance. Further, even if various types of clips for cerebral aneurysms are prepared, not all clips may be used.
[0004]
Therefore, an object of the present invention is to provide a clip forceps device that can solve such a problem.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1 provides a clip (2) having a spring property that when the handle portion (2a) is pressed, the holding portion (2b) opens, and when the pressing is released, the holding portion (2b) closes. A clip forceps device for gripping a flexible pipe (1) inserted into and removed from a treatment channel (11) of an endoscope and a grip (2a) of a clip (2). And a clip gripper (3) provided at the distal end of the flexible pipe (1) inserted into the treatment channel (11) of the endoscope together with the flexible pipe (1). 1) A clip forceps device including an operation section (5, 24, 31) for opening and closing the clip grip section (3) via a flexible operation shaft (4) passing through the inside is adopted.
[0006]
According to the first aspect of the present invention, after the distal end portion of the endoscope is approached to the complicated affected part (23), the clip holding part (3) holding the clip (2) is connected to the flexible pipe. By inserting the clip (2) into the treatment channel (11) of the endoscope together with (1), the clip (2) can easily and quickly reach the diseased part (23). When the clip (2) reaches the diseased part (23), the clip gripping part (3) is opened by the operating part (5, 24, 31) via the flexible operating shaft (4), and the clip gripping part (3) is opened. ) To release the clip (2). As a result, the pressing force is removed from the clip (2), and the clipping portion (2b) clips the affected part (23) such as a cerebral aneurysm due to the spring property of the clip (2). Also, when the empty clip gripper (3) is closed by the operation unit (5, 24, 31) via the flexible operation shaft (4), the clip (2) is pushed by the clip gripper (3). The clip (2) can be removed from the affected area (23) by applying pressure to open the pinch (2b).
[0007]
According to a second aspect of the present invention, in the clip forceps device according to the first aspect, the holding means (20) for restraining the clip gripping portion (3) while holding the clip (2) holding portion (2b). , 28, 35).
[0008]
According to the second aspect of the present invention, the clip holding portion (3) is restrained by the holding means (20, 28, 35) in a state where the clip holding portion (2b) of the clip (2) is held. 2) passes through the treatment channel (11) of the endoscope without falling off from the clip gripper (3).
[0009]
According to a third aspect of the present invention, in the clip forceps device according to the first aspect, a state in which the handle (2a) of the clip (2) is held, a state in which the handle (2a) is pressed, and a handle are provided. A clip forceps device provided with a switching means (35) for selectively switching the clip gripping portion (3) to either the state in which the portion (2a) is released is adopted.
[0010]
According to the third aspect of the present invention, the switching means (35) causes the clip gripper (3) to hold the handle (2a) of the clip (2) and to press the handle (2a). And the state in which the handle (2a) is released, so that the transport of the clip (2) to the affected part (23) and the placement or removal of the clip (2) from the affected part (23) can be accurately performed. Can be done.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
<Embodiment 1>
This clip forceps device is a device for transporting a clip to an affected part such as a cerebral aneurysm using an endoscope. As shown in FIG. 1, the clip forceps device is inserted into and removed from a treatment channel of the endoscope. Gripping portion provided at the distal end of the flexible pipe 1 which is inserted into the treatment channel of the endoscope together with the flexible pipe 1 while gripping the handle of the clip 2. 3 and an operation unit 5 that operates the clip gripping unit 3 via a shaft 4 that is a flexible operation shaft passing through the inside of the flexible pipe 1 to release the clip 2.
[0013]
As shown in FIG. 2, the clip 2 has a handle portion 2a and a clip portion 2b. When the handle portion 2a is pressed by its own spring property, the clip portion 2b opens (FIG. 2A), When the pressing is released, the sandwiching portion 2b is closed (FIG. 2B). The clip 2 used in this embodiment is a small and lightweight clip for a cerebral aneurysm, and is made of a material having high biocompatibility, such as a titanium alloy or a cobalt-based alloy.
[0014]
As shown in FIG. 3A, the endoscope includes a flexible insertion section 6, an operation section 7 following the rear end of the flexible insertion section 6, and an eyepiece provided at the rear end of the operation section 7. Unit 8. As shown in FIG. 3B, a lighting hole 9, an observation hole 10, a treatment channel 11, and the like are formed in a tunnel shape inside the flexible insertion portion 6, respectively. The operating section 7 is provided with a treatment instrument insertion port 11a, and the treatment instrument insertion port 11a is electrically connected to a treatment instrument protrusion port (not shown) at the distal end of the flexible insertion section 6 via the treatment channel 11. Since this endoscope has a known structure, further detailed description will be omitted.
[0015]
The flexible pipe 1 of the clip forceps device is inserted into the treatment tool insertion opening 11a of the endoscope from the clip holding portion 3 at the distal end, and projects through the treatment channel 11 through the treatment channel 11. I have. The flexible pipe 1 is a cylindrical body including various forms such as a tube and a sheath. As shown in FIG. 1, a shaft 4 as a flexible operation shaft is slidably passed through the flexible pipe 1. The shaft 4 can be replaced with another flexible wire such as a wire, a rod, a pipe, a composite wire, or the like.
[0016]
As shown in FIG. 1, the operation unit 5 has a pair of levers 13 a and 13 b connected via a fulcrum pin 12, and the opposite side of the fulcrum pin 12 of one lever 13 a is flexible via a connector 14. It is fixed to the rear end of the pipe 1. The shaft 4 passes through one lever 13a and is connected to the other side of the lever 13b on the opposite side of the fulcrum pin 12. Thus, when the operating portion 5 is grasped by hand and the other lever 13b is reciprocated about the fulcrum pin 12 with respect to the one lever 13a, the shaft 4 reciprocates in the flexible pipe 1. . In the illustrated example, when the pair of levers 13a, 13b is rotated in the direction of the arrow, the shaft 4 slides backward in the flexible pipe 1, that is, toward the operation unit 5.
[0017]
As shown in FIG. 2, the clip gripper 3 includes a pair of gripping pieces 3a and 3b. The pair of gripping pieces 3a and 3b have recesses that match the handle 2a of the clip 2. The pair of gripping pieces 3a and 3b are connected to the flexible pipe 1 and the shaft 4 via a link device. Specifically, the link device is a four-bar link device, in which two links 15a and 15b are connected to the tip of the shaft 4 via a moving pin 16, and a pair of gripping pieces 3a and 3b is connected to a bracket piece 18 protruding from the tip of the flexible pipe 1 via a fixing pin 17, and a pair of grips which are links 15a and 15b supported by the moving pin 16 and a link supported by the fixing pin 17 The pieces 3a, 3b are connected via pivot pins 19a, 19b, respectively. As a result, when the shaft 4 slides backward in the flexible pipe 1 as shown in FIG. 2A, the pair of gripping pieces 3a and 3b rotate so as to close and press the handle 2a of the clip 2. The clip 2 opens the pinch 2b by elastic deformation of the handle 2a. When the shaft 4 slides forward in the flexible pipe 1 as shown in FIG. 2 (B), the pair of gripping pieces 3a and 3b rotate so as to open to release the handle 2a of the clip 2, The clip 2 closes the sandwiching portion 2b by its spring force.
[0018]
In addition, as shown in FIG. 1, the clip forceps device includes a ratchet mechanism 20 as holding means for restraining the grip 3 while holding the handle of the clip 2. Specifically, the ratchet mechanism 20 includes a pair of curved pieces 20a, 20b projecting from the pair of levers 13a, 13b of the operation unit 5 so as to overlap with each other, and a ratchet tooth formed between the curved pieces 20a, 20b in a sawtooth shape. 20c. When the pair of levers 13a and 13b of the operation unit 5 are pressed in the direction of the arrow, the grip unit 3 presses the handle 2a of the clip 2 as shown in FIG. Since the pinch portion 2b is expanded by deformation, the levers 13a and 13b try to open in the direction opposite to the arrow by the reaction force, but the opening is prevented by the engagement of the ratchet teeth 20c. As a result, the grip 3 is restrained while holding the handle 2 a of the clip 2, and the clip 2 is inserted into the treatment channel of the endoscope 11 without falling off from the grip 3.
[0019]
Next, the operation of the clipping forceps device having the above configuration will be described.
[0020]
As shown in FIGS. 3 and 4, a bar hole 22 is formed in the patient's head 21 by an operator. Since the barhole 22 is a small diameter hole into which the thin insertion portion 6 of the endoscope is inserted, the burden on the patient is reduced.
[0021]
The insertion section 6 of the endoscope is inserted into the head 21 from the burr hole 22, and the tip thereof is brought closer to the cerebral aneurysm 23 of the affected part.
[0022]
On the other hand, the clip 2 for cerebral aneurysm is gripped by the clip gripper 3 of the clip forceps device. The grip of the clip 2 is performed by turning a pair of levers 13a and 13b of the operation unit 5 in the direction of the arrow as shown in FIG. When the pair of levers 13a and 13b are turned, the shaft 4 is pulled backward in the flexible pipe 1 as shown in FIG. 2 (A), the clip grip 3 is closed, and the handle of the clip 2 is closed. 2a is pressed. The clip 2 opens the pinch 2b by pressing against the handle 2a. The clip 2 attempts to open the levers 13a and 13b in the direction opposite to the arrow in FIG. 1 by the reaction force due to the elastic deformation of the handle 2a, but is prevented by the engagement of the ratchet teeth 20c of the ratchet mechanism 20. As a result, the grip 3 is restrained while holding the handle 2 a of the clip 2, and the clip 2 is prevented from dropping from the clip grip 3.
[0023]
The flexible pipe 1 holding the clip 2 as described above is inserted into the treatment instrument insertion port 11a of the endoscope from the clip holding portion 3 at the distal end, and the clip 2 held by the clip holding portion 3 connects the treatment channel 11 to the treatment channel 11. The endoscope passes through and protrudes from the distal end of the insertion section 6 of the endoscope. Since the distal end of the endoscope is already located near the cerebral aneurysm 23 at the affected part, the clipping portion 2b of the clip 2 faces the cerebral aneurysm 23 in an open state. The operating section 7 of the endoscope and the operating section 5 of the forceps device for clip are respectively operated by the operator, and the position is adjusted so that the opened clip 2b of the clip 2 sandwiches the cerebral aneurysm 23. The clip 2 held by the clip forceps device can be easily applied to the cerebral aneurysm 23 at the affected part because the flexible pipe 1 and the shaft 4 as the flexible operation shaft follow the movement of the insertion section 6 of the endoscope. And reach quickly.
[0024]
When the operator expands the levers 13a and 13b of the operation unit 5 of the clip forceps device in the direction opposite to the arrow in FIG. 1 against the engaging force of the ratchet teeth 20c of the ratchet mechanism 20, FIG. As shown in B), the shaft 4 slides forward in the flexible pipe 1, and the clip grip 3 opens to release the clip 2. As a result, the clip 2 closes the sandwiching portion 2b by the restoring force due to its spring property, and clips and closes the cerebral aneurysm 23 as shown in FIG. 4B.
[0025]
Thereafter, the clipping forceps device is pulled out of the bar hole 22 of the head 21 together with the endoscope, and the clipping procedure ends.
[0026]
In some cases, the clip forceps device is used for removing a clip. That is, a temporary clip may be attached to the affected part in order to reduce the momentum of blood flow, but it is necessary to remove the temporary clip from the affected part after the clipping of the cerebral aneurysm 23 is completed. Therefore, the empty clip gripping part 3 is brought close to the temporary clip, and the operation is performed in reverse to the operation part 5 to remove the clip from the affected part and collect it through the treatment channel 11 of the endoscope.
[0027]
<Embodiment 2>
As shown in FIG. 5, the clipping forceps device of the second embodiment includes an operation unit 24 having a structure different from that of the clipping forceps device of the first embodiment.
[0028]
The operation unit 24 includes a guide rod 25 connected to the rear end of the flexible pipe 1, a finger ring 26 provided at the rear end of the guide rod 25, and a groove 25a formed in the length direction of the guide rod 25. And a slide cylinder 27 which covers around the guide rod 25. The rear end of the shaft 4, which is a flexible operation shaft in the flexible pipe 1, penetrates through the axis of the guide rod 25 into the groove 25 a and is connected to the slide cylinder 27. Thus, when the finger is hung on the finger ring 26 and the slide cylinder 27 and the slide cylinder 27 is reciprocally slid on the guide rod 25, the shaft 4 reciprocally slides in the flexible pipe 1. Then, following this, the clip gripper 3 opens and closes.
[0029]
Further, a ratchet mechanism 28 as a holding means for restraining the clip grip portion 3 while holding the handle portion 2a of the clip 2 has a structure different from that of the first embodiment.
[0030]
The ratchet mechanism 28 has teeth 28 a formed in a saw-tooth shape on the side surface of the guide rod 25, and claws 28 b pivotally supported by pins 30 on the slide cylinder 27 so as to mesh with any of the teeth 28 a. When the slide cylinder 27 of the operation unit 24 is slid in the direction of the arrow on the guide bar 25, as shown in FIG. 2A, the clip gripping unit 3 presses the handle 2a of the clip 2, and the clip 2 The holding portion 2b is opened by the elastic deformation of the portion 2a. The slide cylinder 27 attempts to slide in the direction opposite to the arrow due to the elastic force of the clip 2, but is prevented from sliding by the engagement of the teeth 28a and the claws 28b. As a result, the grip portion of the clip 3 is restrained while holding the handle portion 2a of the clip 2, and the clip 2 is inserted into the treatment channel 11 of the endoscope without falling off from the clip grip portion 3.
[0031]
In the second embodiment, the same portions as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted.
[0032]
<Embodiment 3>
As shown in FIG. 6, the clipping forceps device of the third embodiment includes an operation unit 31 having a structure different from that of the clipping forceps devices of the first and second embodiments.
[0033]
The operating portion 31 includes a tubular body 32 connected to the rear end of the flexible pipe 1, a slide bar 33 that slides inside the tubular body 32, and an elastic member that urges the slide bar 33 to the rear of the tubular body 32. And a spring 34 as a body. The rear end of the shaft 4, which is a flexible operation shaft in the flexible pipe 1, penetrates into the cylindrical body 32 and is connected to the tip of the slide rod 33. Thus, when the slide bar 33 is reciprocally slid in the cylindrical body 32, the shaft 4 reciprocates in the flexible pipe 1, and the clip gripper 3 is opened and closed following the slide.
[0034]
In addition, the clip forceps device selectively connects the clip gripper 3 to one of a state in which the handle 2a of the clip 2 is held, a state in which the handle 2a is pressed, and a state in which the handle 2a is released. Switching means 35 for switching is provided.
[0035]
The switching means 35 includes a stopper pin 36 attached to the side wall of the cylindrical body 32, and a plurality of recesses 37a, 37b, 37c arranged in the length direction on the side surface of the slide rod 33 corresponding to the stopper pin 36. Is provided. The stopper pin 36 is urged toward the side surface of the slide bar 33 via a spring 38 which is an elastic piece, and fits into one of the recesses 37a, 37b, 37c to restrain the slide bar 33 with respect to the cylindrical body 32. The three concave portions 37a, 37b, and 37c are in a state in which the clip gripper 3 holds the handle 2a of the clip 2, a state in which the gripper 3 presses the handle 2a, and a state in which the gripper 3 releases the handle 2a. Correspond to each.
[0036]
As shown by the solid line in FIG. 6, when the stopper pin 36 engages with the central concave portion 37a, the clip grip portion 3 keeps the grip portion 2a of the clip 2 gripped. In this case, the clip 2 is slightly elastically deformed by the handle portion 2a, and the clip portion 2b is slightly opened, so that the clip 2 is gripped by the clip grip portion 3. The clip holding portion 3 holding the clip 2 is inserted together with the flexible pipe 1 into the insertion portion 6 of the endoscope, and the clip 2 is brought closer to the cerebral aneurysm 23 as shown in FIG. Then, when the slide rod 33 is pulled backward with respect to the cylindrical body 32 by the operator, the stopper pin 36 is detached from the central concave portion 37a, and the shaft 4 is connected to the flexible pipe 1 as shown in FIG. The clip 2 is slid rearward to close the clip gripping part 3 and expand the clip part 2b of the clip 2 to the maximum. As is clear from the description so far, the switching means 35 also functions as the holding means in the first and second embodiments. Subsequently, when the slide rod 33 is pushed forward by the operator against the urging force of the spring 34, the stopper pin 36 is separated from the front recess 37b and fitted into the rear recess 37c to stop at this position. . Along with this, as shown in FIG. 2 (B), the shaft 4 slides forward in the flexible pipe 1, the clip grip 3 opens, and the handle 2 a of the clip 2 is released. As a result, the clip 2 is released from the pressure and closes the pinching portion 2b due to its spring property. As shown in FIG. 4B, the cerebral aneurysm 23 is clipped and closed. Thereafter, the clipping forceps device is pulled out of the bar hole 22 of the head 21 together with the endoscope, and the clipping procedure ends.
[0037]
The recesses 37a, 37b and 37c formed in the slide bar 33 are formed only at two positions so as to correspond to two positions, a position where the clip 2 is opened at the maximum opening and a position where the clip 2 is released. Alternatively, four or more positions may be formed so that the degree of opening of the clip portion 2b of the clip 2 can be finely adjusted.
[0038]
In the third embodiment, the same portions as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted.
[0039]
<Embodiment 4>
As shown in FIG. 7, the clipping forceps device of the fourth embodiment includes a switching unit 35 having a structure different from that of the clipping forceps device of the third embodiment.
[0040]
That is, in the third embodiment, the rotating rod 39 and the spiral groove 37 correspond to the slide rod 33 and the recesses 37a, 37b, and 37c, respectively. Thus, when the rotating rod 39 is reciprocated in the cylindrical body 32, the shaft 4 reciprocates in the flexible pipe 1 and the clip gripper 3 is opened and closed following the sliding operation. Since the shaft 4 slides in the flexible pipe 1 by the sliding contact between the stopper pin 36 and the spiral groove 37, the fine adjustment of the degree of opening of the clip gripper 3 and thus the clip 2b can be performed.
[0041]
In the fourth embodiment, the same portions as those in the third embodiment will be denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted.
[0042]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, there is provided a clip forceps device for gripping a clip having a resilient property when a handle is pressed to open a clip portion and when the pressure is released, the clip portion is closed. A flexible pipe inserted into and removed from the channel, and a clip provided at the distal end of the flexible pipe inserted into the treatment channel of the endoscope together with the flexible pipe while holding the handle of the clip. Since the clip forceps device includes a grip portion and an operation portion that opens and closes the clip grip portion via a flexible operation shaft passing through the inside of the flexible pipe, the distal end of the endoscope is turned into a complicated diseased part. Then, the clip is easily and quickly reached to the affected part by inserting the grip part holding the clip together with the flexible pipe into the treatment channel of the endoscope, and the flexible operation is performed by the operation part. Through the axis Operating the lip gripping portion, to release the clip from the clip gripping portion, it is possible to clip the affected part, such as a cerebral aneurysm nip by the spring of the clip. Therefore, it is possible to perform an operation with less invasiveness, that is, a less burden on the patient, by arriving quickly at the complicated affected part without widening the head, and it is possible to perform the operation without preparing many types of clips, thereby making the operation economical. The performance is also improved. In addition, the clip can be removed from the affected part by performing the reverse operation.
[0043]
According to the second aspect of the present invention, in the clip forceps device according to the first aspect, the clip forceps device includes a holding unit that restrains the grip portion while holding the clip clip portion. Reaches the diseased part in the treatment channel of the endoscope without falling off from the grasping part.
[0044]
According to the invention according to claim 3, in the clip forceps device according to claim 1, any one of a state in which the handle of the clip is held, a state in which the handle is pressed, and a state in which the handle is released. Since the clip forceps device is provided with a switching means for selectively switching the grip portion, any one of a state in which the handle portion of the clip is held, a state in which the handle portion is pressed, and a state in which the handle portion is released Therefore, the clip can be transported to the affected part, the clip can be accurately attached to the affected part, and the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a clip forceps device according to Embodiment 1 of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are enlarged views of a clip grip portion, in which FIG. 2A shows a state in which the clip is sandwiched, and FIG. 2B shows a state in which the clip is released.
FIG. 3A is an explanatory view showing a clip forceps device according to the present invention together with an endoscope, and FIG. 3B is a sectional view taken along line BB in FIG.
4 (A) is a partially enlarged view of FIG. 3 (A), and FIG. 4 (B) is an enlarged view showing a state where a cerebral aneurysm of an affected part is closed with a clip.
FIG. 5 is a front view of a clip forceps device according to Embodiment 2 of the present invention.
FIG. 6 is a front view of a clip forceps device according to Embodiment 3 of the present invention.
FIG. 7 is a front view of a clip forceps device according to Embodiment 4 of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Flexible pipe 2 ... Clip 2a ... Handle 2b ... Clipping part 3 ... Clip gripping part 4 ... Shafts 5, 24, 31 ... Operating part 11 ... Endoscope treatment channel 23 ... Cerebral aneurysms 20, 28 ... Holding means 35: switching means

Claims

A clip forceps device for gripping a clip having a spring property, wherein the grip portion is opened when the handle portion is pressed, and the grip portion is closed when the grip portion is released, and the flexibility is inserted into and removed from the treatment channel of the endoscope. A pipe, a clip gripping portion provided at a distal end portion of a flexible pipe inserted into a treatment channel of an endoscope together with a flexible pipe in a state where a grip portion of a clip is gripped, and inside the flexible pipe. An operating part for opening and closing the clip gripping part via a flexible operating shaft that passes therethrough.

The clip forceps device according to claim 1, further comprising a holding unit that restrains the gripping portion while holding the clip clip portion.

2. The switching device according to claim 1, wherein the grip is selectively switched between a state in which the handle of the clip is held, a state in which the handle is pressed, and a state in which the handle is released. A forceps device for a clip, comprising: