JP2004072788A - ステレオ動画像符号化方法および装置と、ステレオ動画像符号化処理用プログラムおよびそのプログラムの記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別を、ベース・レイヤがIピクチャのときには、視差補償を用いるPピクチャとして符号化を行い、ベース・レイヤがIピクチャ以外のときにあって、動き補償の予測精度と視差補償の予測精度とが同程度である場合には、動き補償および視差補償を用いるBピクチャとして符号化を行い、動き補償の予測精度のほうが視差補償の予測精度に比べて高い場合には、動き補償を用いるPピクチャとして符号化を行い、視差補償の予測精度のほうが動き補償の予測精度に比べて高い場合には、視差補償を用いるPピクチャとして符号化を行うように構成する。
【選択図】 図1
Description
I,B,B,P,B,B,P,B,B,P,B,B,P,B,B,I
というGOP構造の場合には、「N=15,M=3」となる。
iated audio.ISO/IEC 13818-2 International Standard(Video),November
1994.
[2] ISO/IEC 13818-2 Amendment 3.International Standard,October 1996.
[3] 内藤整,松本修一,視差補償の高度利用に基づくMPEG-2準拠3D-HDTV
符号化方式.電子情報通信学会論文誌,Vol.J83-B,No.5,pp.739-747,May
2000.
1.動き補償を用いるPピクチャ
2.動き補償および視差補償を用いるBピクチャ
3.視差補償を用いるPピクチャ
の3種類のピクチャを使い分けることが望ましい。
ベース・レイヤがIピクチャのときには、符号化対象のピクチャを視差補償を用いるPピクチャとする。
ベース・レイヤがIピクチャ以外のときには、まず、符号化するピクチャの動き補償の予測精度の評価値Xmov と、視差補償の予測精度の評価値Xdis とを求める。例えば、この評価値として、予測精度が高いほど小さな値を示すものが得られるとする。
α=Xmov /Xdis
を算出し、
1)「α<1−θ」であるときには、符号化対象のピクチャを動き補償を用いるPピクチャ
2)「1−θ≦α<1+η」であるときには、符号対象のピクチャを動き補償および視差補償を用いるBピクチャ
3)「1+η≦α」であるときには、符号化対象のピクチャを視差補償を用いるPピクチャ
というように、符号化対象のピクチャのピクチャ種別を適応的に決定する。ここで、0<θ<1、0<ηを想定している。
α=Xmov /Xdis
を算出する。
10 ベース・レイヤ符号化部
20 エンハンスメント・レイヤ符号化部
Claims (10)
- 一方の動画像をベース・レイヤ、他方の動画像をエンハンスメント・レイヤとして符号化するステレオ動画像符号化方法において、
ベース・レイヤがIピクチャのときには、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として視差補償を用いるPピクチャを選択する過程と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値と視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値の比の値または差分の値を算出し、予め定められた動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値の比の値または差分の値の下限値を用いて、前記算出された比の値または差分の値が前記下限値より小さいとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として動き補償を用いるPピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する過程と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値と視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値の比の値または差分の値を算出し、予め定められた動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値の比の値または差分の値の下限値及び上限値を用いて、前記算出された比の値または差分の値が前記下限値以上であって前記上限値より小さいとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として動き補償および視差補償を用いるBピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する過程と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値と視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値の比の値または差分の値を算出し、予め定められた動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値の比の値または差分の値の上限値を用いて、前記算出された比の値または差分の値が前記上限値以上であるとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として視差補償を用いるPピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する過程と、
を備えることを特徴とするステレオ動画像符号化方法。 - 一方の動画像をベース・レイヤ、他方の動画像をエンハンスメント・レイヤとして符号化するステレオ動画像符号化方法において、
ベース・レイヤがIピクチャのときには、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として視差補償を用いるPピクチャを選択する過程と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値を、視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値で除すことによってそれらの比の値αを算出し、予め定められたしきい値の値θを用いて、α<1−θ(0<θ<1)であるとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として動き補償を用いるPピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する過程と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値を、視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値で除すことによってそれらの比の値αを算出し、予め定められた2つのしきい値の値θとηを用いて、1−θ≦α<1+η(0<η)であるとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として動き補償および視差補償を用いるBピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する過程と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値を、視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値で除すことによってそれらの比の値αを算出し、予め定められたしきい値の値ηを用いて、1+η≦αであるとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として視差補償を用いるPピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する過程と、
を備えることを特徴とするステレオ動画像符号化方法。 - 一方の動画像をベース・レイヤ、他方の動画像をエンハンスメント・レイヤとして符号化するステレオ動画像符号化方法において、
ベース・レイヤがIピクチャのときには、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として視差補償を用いるPピクチャを選択する過程と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値から視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値を減算することによってそれらの差分の値βを算出し、予め定められたしきい値の値δ1を用いて、β<δ1であるとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として動き補償を用いるPピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する過程と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値から視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値を減算することによってそれらの差分の値βを算出し、予め定められた2つのしきい値の値δ1とδ2を用いて、δ1≦β<δ2であるとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として動き補償および視差補償を用いるBピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する過程と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値から視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値を減算することによってそれらの差分の値βを算出し、予め定められたしきい値の値δ2を用いて、δ2≦βであるとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として視差補償を用いるPピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する過程と、
を備えることを特徴とするステレオ動画像符号化方法。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載されるステレオ動画像符号化方法において、
上記動き補償の予測精度評価値として、ベース・レイヤで動き補償のみを用いて符号化を行ったピクチャから得られた複雑さ指標を用い、
上記視差補償の予測精度評価値として、エンハンスメント・レイヤで時系列上直近過去に視差補償のみを用いて符号化を行ったピクチャから得られた複雑さ指標を用いることを、
特徴とするステレオ動画像符号化方法。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載されるステレオ動画像符号化方法において、
上記動き補償の予測精度評価値として、ベース・レイヤで動き補償を用いて符号化を行ったピクチャから得られた予測誤差の総和を用い、
上記視差補償の予測精度評価値として、エンハンスメント・レイヤで時系列上直近過去に視差補償を用いて符号化を行ったピクチャから得られた予測誤差の総和を用いることを、
特徴とするステレオ動画像符号化方法。 - 一方の動画像をベース・レイヤ、他方の動画像をエンハンスメント・レイヤとして符号化するステレオ動画像符号化装置において、
ベース・レイヤがIピクチャのときには、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として視差補償を用いるPピクチャを選択する手段と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値と視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値の比の値または差分の値を算出し、予め定められた動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値の比の値または差分の値の下限値を用いて、前記算出された比の値または差分の値が前記下限値より小さいとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として動き補償を用いるPピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する手段と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値と視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値の比の値または差分の値を算出し、予め定められた動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値の比の値または差分の値の下限値及び上限値を用いて、前記算出された比の値または差分の値が前記下限値以上であって前記上限値より小さいとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として動き補償および視差補償を用いるBピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する手段と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値と視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値の比の値または差分の値を算出し、予め定められた動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値の比の値または差分の値の上限値を用いて、前記算出された比の値または差分の値が前記上限値以上であるとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として視差補償を用いるPピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する手段と、
を備えることを特徴とするステレオ動画像符号化装置。 - 一方の動画像をベース・レイヤ、他方の動画像をエンハンスメント・レイヤとして符号化するステレオ動画像符号化装置において、
ベース・レイヤがIピクチャのときには、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として視差補償を用いるPピクチャを選択する手段と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値を、視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値で除すことによってそれらの比の値αを算出し、予め定められたしきい値の値θを用いて、α<1−θ(0<θ<1)であるとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として動き補償を用いるPピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する手段と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値を、視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値で除すことによってそれらの比の値αを算出し、予め定められた2つのしきい値の値θとηを用いて、1−θ≦α<1+η(0<η)であるとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として動き補償および視差補償を用いるBピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する手段と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値を、視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値で除すことによってそれらの比の値αを算出し、予め定められたしきい値の値ηを用いて、1+η≦αであるとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として視差補償を用いるPピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する手段と、
を備えることを特徴とするステレオ動画像符号化装置。 - 一方の動画像をベース・レイヤ、他方の動画像をエンハンスメント・レイヤとして符号化するステレオ動画像符号化装置において、
ベース・レイヤがIピクチャのときには、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として視差補償を用いるPピクチャを選択する手段と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値から視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値を減算することによってそれらの差分の値βを算出し、予め定められたしきい値の値δ1を用いて、β<δ1であるとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として動き補償を用いるPピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する手段と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値から視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値を減算することによってそれらの差分の値βを算出し、予め定められた2つのしきい値の値δ1とδ2を用いて、δ1≦β<δ2であるとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として動き補償および視差補償を用いるBピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する手段と、
ベース・レイヤがIピクチャ以外のとき、動き補償を用いる場合の予測精度評価値と視差補償を用いる場合の予測精度評価値をピクチャ単位で求めて、動き補償を用いる場合の当該予測精度評価値から視差補償を用いる場合の当該予測精度評価値を減算することによってそれらの差分の値βを算出し、予め定められたしきい値の値δ2を用いて、δ2≦βであるとき、エンハンスメント・レイヤの符号化対象ピクチャのピクチャ種別として視差補償を用いるPピクチャを選択して、当該ピクチャを符号化する手段と、
を備えることを特徴とするステレオ動画像符号化装置。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載されるステレオ動画像符号化方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるためのステレオ動画像符号化処理用プログラム。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載されるステレオ動画像符号化方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したステレオ動画像符号化処理用プログラムの記録媒体。
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