JP2004070837A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】画像から特定の領域(例えば、顔の領域)を適切に検出する。
【解決手段】画像処理装置は、顔の領域を検出する場合、入力されたオリジナル画像から皮膚の色を有するピクセルを検出し、テンポラリ画像を生成する。次に、オリジナル画像をグレースケールによる画像に変換する。そして、グレースケールによる画像からエッジを検出する。次に、テンポラリ画像において、検出したエッジに対応するピクセルの色を、皮膚の色以外の色に変換する。次に、変換により得られた画像において、皮膚の色を有する隣接するピクセルをグループ化して領域にする。そして、得られた領域から顔領域を検出する。
【選択図】    図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理および特徴抽出に関し、より具体的には、画像から特定の領域(例えば、顔の領域)を適切に検出することを可能にする画像処理装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】
顔認識は、人工知能およびバイオメトリックスの分野で興味が高まっている分野である。顔認識の基礎的なステップの1つは顔検出である。1つの画像中の、またはビデオ・シーケンスにおけるような複数の連続する画像中の顔は、種々のテクニックを用いて検出される。
【0003】
Balujaの発明(米国特許第6128397号)では、ニューラル・ネットワークを用い、サブ・サンプリング、およびサブ・サンプリングされた画像に対する統計的処理を通じて、画像を、顔を含むものと含まないものに分類する。
【0004】
Soumaの発明(米国特許第5901244号)では、特徴抽出システムを、顔認識システムのフロント・エンドとして説明している。特徴抽出には、主要なコンポーネント解析において一般に用いられる、いわゆる固有ベクトルが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の顔認識および画像処理には不十分な点があった。
【0006】
図1は、画像の例を示す図である。この画像の中には、顔領域81、82、背景の領域83、84、および服の領域85、86が含まれる。この画像から顔領域81、82を検出することを考える。ここで、顔領域81の色、顔領域82の色、背景の領域83の色、背景の領域84の色、および服の領域86のうち襟以外の部分の色は、互いにある程度類似している。
【0007】
図2〜図4は、図1の画像から顔領域を検出した例を示す図である。顔領域としては、図2および図3に示すように、顔領域81、82を検出することも考えられるし、図4に示すように、顔領域81’を検出することも考えられる。図2〜図4に示すような顔領域81、81’、82を検出できれば、顔領域検出としては一般に満足が行くものと考えられる。以下の説明では、顔領域81、82を検出する場合について考える。
【0008】
図1の例において、顔領域81の検出は、顔領域82の検出に比べて一般に困難である。顔領域82は、皮膚の色とは大きく異なる色を有する髪の毛および襟に囲まれているのに対し、顔領域81は、その色が背景の領域83の色と似ており、両者の境界がはっきりと現れないからである。そのため、顔領域81のみを検出しようとしても、顔領域81と背景の領域83とがつながった形で検出されるおそれがある。従来技術においても、顔領域81の検出は困難であった。
【0009】
そこで、本発明の目的は、画像から特定の領域(例えば、顔の領域)を適切に検出できるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る画像処理装置は、第1の画像の入力または選択を受ける手段と、前記第1の画像からエッジを検出する手段と、前記第1の画像において、前記検出したエッジに対応するピクセルの色を、特定の第1の色に変換して第2の画像を生成する手段とを備える。
【0011】
ここで、前記画像処理装置は、前記第1の画像を、グレースケールによる第3の画像に変換する手段をさらに備え、前記検出する手段は、前記第3の画像からエッジを検出するものとすることができる。
【0012】
ここで、前記画像処理装置は、前記第1の画像から、特定の第2の色を有するピクセルを検出し、当該検出したピクセルからなる第4の画像を生成する手段をさらに備え、前記第2の画像を生成する手段は、前記第4の画像において、前記検出したエッジに対応するピクセルの色を、前記第1の色に変換して前記第2の画像を生成するものとすることができる。
【0013】
ここで、前記第2の色は、皮膚の色であり、前記第1の色は、前記皮膚の色以外の色であるものとすることができる。
【0014】
本発明に係る別の画像処理装置は、第1の画像の入力または選択を受ける手段と、前記第1の画像のピクセルのうち、明度が特定のしきい値よりも小さいピクセルを検出する手段と、前記第1の画像において、前記検出したピクセルに対応するピクセルの色を、特定の第1の色に変換して第2の画像を生成する手段とを備える。
【0015】
ここで、前記画像処理装置は、前記第1の画像を、グレースケールによる第3の画像に変換する手段をさらに備え、前記検出する手段は、前記第3の画像のピクセルのうち、明度が前記しきい値よりも小さいピクセルを検出するものとすることができる。
【0016】
ここで、前記画像処理装置は、前記第1の画像から、特定の第2の色を有するピクセルを検出し、当該検出したピクセルからなる第4の画像を生成する手段をさらに備え、前記第2の画像を生成する手段は、前記第4の画像において、前記検出したピクセルに対応するピクセルの色を、前記第1の色に変換して前記第2の画像を生成するものとすることができる。
【0017】
ここで、前記第2の色は、皮膚の色であり、前記第1の色は、前記皮膚の色以外の色であるものとすることができる。
【0018】
ここで、前記画像処理装置は、前記第2の画像から顔の領域を検出する手段をさらに備えるものとすることができる。
【0019】
ここで、前記画像処理装置は、オブジェクトの入力または選択を受ける手段と、前記オブジェクトが、前記第1の画像における前記検出した顔の領域に対応する領域に重ならないように、前記オブジェクトを前記第1の画像に割り付ける手段とをさらに備えるものとすることができる。
【0020】
本発明に係る画像処理方法は、第1の画像の入力または選択を受けるステップと、前記第1の画像からエッジを検出するステップと、前記第1の画像において、前記検出したエッジに対応するピクセルの色を、特定の第1の色に変換して第2の画像を生成するステップとを備える。
【0021】
本発明に係る別の画像処理方法は、第1の画像の入力または選択を受けるステップと、前記第1の画像のピクセルのうち、明度が特定のしきい値よりも小さいピクセルを検出するステップと、前記第1の画像において、前記検出したピクセルに対応するピクセルの色を、特定の第1の色に変換して第2の画像を生成するステップとを備える。
【0022】
本発明に係るプログラムは、前記画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0023】
本発明に係る記録媒体は、前記画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0024】
以上の構成によれば、画像から特定の領域を適切に検出することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳しく説明する。
【0026】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態における画像処理装置は、受け取った画像を処理して、顔領域を検出する。顔領域を検出する特徴として、皮膚の色が主に用いられる。
皮膚のような色を有する画像領域のうち、特に顔と思われる領域が、他の皮膚の領域や皮膚のような色を有する背景イメージなどの他の領域から分離される。顔領域を他の皮膚の色の領域から区別するのに用いる検出可能な特徴としては、形状、ならびに目および口等に起因する穴に見える領域が挙げられる。エッジ検出およびグレースケールしきい値法を用いて、皮膚の色の領域中の「穴」の位置を見つけることができる。暗い領域の相対的位置の情報から、暗い領域が顔における目、鼻、口等の領域に対応する可能性を決定することができる。こうして顔領域である可能性の最も高い領域を検出することができる。
【0027】
図5は、本実施形態における画像処理装置の構成例を示す図である。図5に示す画像処理装置10は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等の形態をとることができ、CPU(中央処理装置)12、主記憶装置14、補助記憶装置16、ネットワークインタフェース18、入力装置20、表示装置22、および印刷装置24を備える。
【0028】
CPU12は、マイクロプロセッサの形態をとることができ、画像処理装置10の各種制御を行う。主記憶装置14は、RAMやROMにより構成され、各種プログラム、画像等の各種データなどを記憶する。補助記憶装置16は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク等の形態をとることができ、各種プログラム、画像等の各種データなどを記憶する。入力装置20は、キーボード、マウス等により構成される。表示装置22は、画像等の表示に用いられる。印刷装置24は、画像等の印刷に用いられる。
【0029】
CPU12は、主記憶装置14に記憶されたOS(Operating System)等の制御プログラム、画像処理を行うプログラムなどに基づいて処理を行う。本実施形態において、ユーザインタフェース32、皮膚色ピクセル検出部34、グレースケール変換部36、エッジ検出部38、マスク処理部40、領域形成部42、顔領域検出部44、およびレイアウト部46は、ソフトウェア(プログラム)により実現されている。ただし、その全部または一部をハードウェアにより実現することもできる。これらのプログラムやデータ(画像・オブジェクトデータベース52のデータ等)は、あらかじめ主記憶装置14、ハードディスク等に記憶されているものとしてもよいし、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、光ディスク等の記録媒体に記録しておき、プログラム実行前に主記憶装置14、ハードディスク等に読み込まれるものとしてもよい。
【0030】
また、画像処理装置10は、ネットワークインタフェース18およびネットワークを介して他の装置と通信を行うことができる。例えば、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に基づき他の端末と通信を行い、その端末のユーザが画像処理装置10のウェブページ上で各種データの入力、選択等を行い、その結果得られた画像を受信するということも可能である。また、そのような各種データの入力、選択等や、画像の送信を、電子メールを用いて行うことも考えられる。
【0031】
図6は、本実施形態における画像処理装置の各機能を示す図であり、図7は、本実施形態における画像処理の例を示すフローチャートである。
【0032】
まず、ユーザは、ユーザインタフェース32を介して、オリジナル画像(画像処理の対象となる画像)、およびオリジナル画像に割り付けるオブジェクト(テキスト、グラフィックス、他の画像など)を入力または選択することができる(図7のステップS110、S120)。
【0033】
ユーザインターフェース32は、ユーザが表示装置22を見ながら入力装置20により、オリジナル画像およびオブジェクトを容易に入力または選択することができるようにする。
【0034】
オリジナル画像については、例えば、画像・オブジェクトデータベース52にあらかじめ格納されている画像を表示装置22に表示してユーザに選択してもらってもよいし、ユーザが所有する画像をフロッピー(登録商標)ディスク等を介してユーザに入力してもらってもよい。
【0035】
オブジェクトについても、同様に、画像・オブジェクトデータベース52にあらかじめ格納されているオブジェクトをユーザに選択してもらってもよいし、ユーザにオブジェクトを入力してもらってもよい。
【0036】
画像としては、例えばカラーデジタル静止画像を用いることができる。画像は、BMP(ビットマップ)、JPEGフォーマットなどの静止画像用の一般的なフォーマットを用いたファイルで表現することができる。画像処理装置10は、画像の操作および処理の便宜・簡単のため、ファイル形式の変換を行ってもよい。
【0037】
次に、皮膚色ピクセル検出部34は、皮膚色データベース54のデータを用いて、オリジナル画像から皮膚の色を有するピクセルを検出する(ステップS130)。
【0038】
オリジナル画像の各ピクセルは色を有し、各ピクセルの色は、皮膚色データベース54のデータ(皮膚の色)と比較される。皮膚色データベース54のデータは、例えば、異なる照明条件の下、皮膚の色のトーンを有するカラーデジタル静止画像を集めることにより用意することができる。また、データとして、皮膚の色に関してこれまでに発表されている研究結果を用いることもできる。
【0039】
比較の結果、皮膚の色を有すると判定されたピクセルは、テンポラリ画像にコピーされる。その結果、皮膚の色を有するピクセルからなるテンポラリ画像が得られる。
【0040】
図8は、図1の画像から生成したテンポラリ画像の例を示す図である。図8において、黒で塗りつぶされた部分以外の部分が、検出されたピクセル、すなわち皮膚の色を有すると判定されたピクセルの部分である。図8の例では、皮膚の色の範囲をやや広くとっており、顔領域81、82のピクセルのほか、背景の領域83、84のピクセル、および服の領域86のうち襟以外の部分のピクセルが検出されている。
【0041】
次に、グレースケール変換部36は、オリジナル画像(例えば、RGB(赤・緑・青)による画像)をグレースケールによる画像に変換する(ステップS140)。そして、エッジ検出部38は、グレースケールによる画像からエッジを検出する(ステップS150)。なお、オリジナル画像がグレースケールによる画像の場合には、変換は不要である。また、オリジナル画像をグレースケールによる画像に変換せずに、オリジナル画像からエッジを検出することも可能である。
【0042】
図9は、図1の画像をグレースケールによる画像に変換して、エッジを検出した例を示す図である。
【0043】
次に、マスク処理部40は、ステップS130で生成したテンポラリ画像(例えば図8)において、検出したエッジに対応するピクセルの色を、皮膚の色以外の色(例えば黒色)に変換する(ステップS160)。すなわち、図8に示すテンポラリ画像を、図9に示すエッジでマスクするような処理を行う。こうして得られる画像は、図8に示すテンポラリ画像と同様の画像であるが、テンポラリ画像に比べ、皮膚の色の領域または皮膚の色に近い領域同士の境界(エッジ)がより明確に現れ、顔領域の検出がより容易になる。
【0044】
なお、マスク処理部40は、テンポラリ画像の代わりに、オリジナル画像において、検出したエッジに対応するピクセルの色を、皮膚の色以外の色に変換するようにしてもよい。そして、変換により得られた画像から、皮膚の色を有するピクセルを検出するようにしてもよい。
【0045】
次に、領域形成部42は、マスク処理部40で得られた画像において、皮膚の色を有する隣接するピクセルをグループ化して領域にする(ステップS170)。そして、顔領域検出部44は、得られた領域(候補領域)から顔領域を検出する(ステップS180)。
【0046】
例えば、図8に示すテンポラリ画像にマスク処理を行った画像からは、顔領域81、顔領域82、背景の領域83、背景の領域84、および服の領域86のうちの襟以外の部分の領域が得られる。そして、これらの候補領域から、顔領域81および顔領域82が検出されることになる。
【0047】
顔領域の検出は、例えば次のように行う。まず、候補領域のうち、その内部に暗い領域を有するものを探す。次に、暗い領域の相対的位置を解析する。そして、暗い領域の位置が、眉毛、目、鼻および口の位置にほぼ対応しているような候補領域を顔領域として検出する。
【0048】
ここで、暗い領域の相対的サイズを考慮して、顔領域を検出してもよい。また、眉毛、目、鼻または口に対応し得る暗い領域を少なく有する候補領域を、優先的に顔領域として検出するようにしてもよい。
【0049】
次に、レイアウト部46は、顔領域を考慮してオブジェクトをオリジナル画像に割り付ける(ステップS190)。すなわち、オブジェクトが、オリジナル画像における顔領域(ステップS180において顔領域を検出しているので、どの領域かわかる)に重ならないように、オブジェクトをオリジナル画像に割り付ける。
【0050】
オブジェクトを割り付けられたオリジナル画像は、表示装置22、印刷装置24、ネットワークインタフェース18等を介して出力され、ユーザに提示される。
【0051】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態では、第1実施形態でエッジを検出してマスク処理を行ったのに対し、明度が特定のしきい値よりも小さいピクセルを検出してマスク処理を行う。本実施形態における画像処理装置の構成例は図5と同じである。
【0052】
図10は、本実施形態における画像処理装置の各機能を示す図であり、図11は、本実施形態における画像処理の例を示すフローチャートである。
【0053】
比較検出部39は、明度が特定のしきい値よりも小さいピクセルを検出する機能を有し、ソフトウェアにより実現されている。
【0054】
図11において、ステップS210〜S240は、第1実施形態のステップS110〜S140と同様である。
【0055】
ステップS250において、比較検出部39は、グレースケールによる画像のピクセルのうち、明度が特定のしきい値よりも小さいピクセルを検出する。すなわち、グレースケールによる画像の全ピクセルについて、その明度をしきい値と比較し、しきい値よりも大きいか小さいかを判定する。
【0056】
しきい値は、例えば、画像の全ピクセルの明度のヒストグラムを作成し、全ピクセルの30%がしきい値よりも小さい明度を有するように設定することができる。
【0057】
図12は、図1の画像をグレースケールによる画像に変換して、明度が特定のしきい値よりも小さいピクセルを検出した例を示す図である。図12において、黒色で塗りつぶされた部分が、検出されたピクセルに対応する。図12の例では、顔領域81、顔領域82、背景の領域83、服の領域85のうちの襟以外の部分、および服の領域86のうちの襟以外の部分のピクセルの明度は、しきい値よりも大きく、背景の領域84のピクセルの明度は、しきい値よりも小さい。
【0058】
なお、ステップS250において、グレースケールによる画像の代わりに、オリジナル画像から、明度が特定のしきい値よりも小さいピクセルを検出するようにすることもできる。
【0059】
ステップS260において、マスク処理部40は、ステップS230で生成したテンポラリ画像(例えば図8)において、ステップS250で検出したピクセルに対応するピクセルの色を、皮膚の色以外の色(例えば黒色)に変換する。すなわち、図8に示すテンポラリ画像を、図12に示す黒色で塗りつぶされた部分でマスクするような処理を行う。
【0060】
図13は、図8に示すテンポラリ画像を、図12に示す黒色で塗りつぶされた部分でマスクして得られる画像を示す図である。
【0061】
境界付近のピクセルは明度が低い可能性が高く、ステップS250において検出され、ステップS260において皮膚の色以外の色に変換される可能性が高い。よって、マスク処理により得られる画像(例えば図13)は、テンポラリ画像(例えば図8)に比べ、皮膚の色の領域または皮膚の色に近い領域同士の境界がより明確に現れ、顔領域の検出がより容易になる。
【0062】
なお、マスク処理部40は、テンポラリ画像の代わりに、オリジナル画像において、ステップS250で検出したピクセルに対応するピクセルの色を、皮膚の色以外の色に変換するようにしてもよい。そして、変換により得られた画像から、皮膚の色を有するピクセルを検出するようにしてもよい。
【0063】
ステップS270において、領域形成部42は、マスク処理部40で得られた画像において、皮膚の色を有する隣接するピクセルをグループ化して領域にする。ステップS270〜S290は、第1実施形態のステップS170〜S190と同様であるので、以降の処理は第1実施形態と同様である。
【0064】
(その他)
図14は、画像処理装置の応用例を示す図である。図14に示すポストカードプリントサービスシステムでは、ユーザから、テキスト等のオブジェクトおよびオリジナル画像を受け付け、それらを自動的に割り付けて画像を作成する。
【0065】
より具体的には、画像処理装置10は、ネットワーク91(インターネット等)を介して、ユーザの端末(例えば、デジタルカメラ付きの携帯電話92、パーソナルコンピュータ93(デジタルカメラ94やスキャナ95を接続可能)、携帯用ネットワークアクセス装置96など)から、オブジェクトおよびオリジナル画像を受信する。そして、オブジェクトが、オリジナル画像における顔領域に重ならないように、オブジェクトをオリジナル画像に割り付けて、所望の画像を生成する。生成した画像は、ユーザの端末に送信してもよいし、プリンタ97で印刷してもよい。図14には、プリンタ97で画像が印刷されたポストカード98が示されている。ポストカード98において、オブジェクト(「富士山に行ってきました!」)は、オリジナル画像の顔領域に重なっていない。
【0066】
なお、画像処理装置10が、ユーザの端末からポストカード98の送り先住所、氏名等のデータを受信するようにすれば、それらのデータもポストカード98に印刷することができる。画像処理装置10のオペレータが、ポストカード98をポストに入れれば、ポストカード98は送り先に届く。
【0067】
上述の実施形態においては、エッジを検出するか、または明度が特定のしきい値よりも小さいピクセルを検出するかの一方を行ったが、双方を行うようにしてもよい。そして、検出したエッジおよびピクセルについてマスク処理を行うようにしてもよい。
【0068】
また、上述の実施形態においては、顔領域を検出する場合を例に説明したが、本発明は他の特定の領域(例えば、人のいる領域、髪の毛の領域、空の領域、特定の色の領域)を検出する場合にも適用することができる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、画像から特定の領域を適切に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像の例を示す図である。
【図2】図1の画像から顔領域を検出した例を示す図である。
【図3】図1の画像から顔領域を検出した例を示す図である。
【図4】図1の画像から顔領域を検出した例を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態における画像処理装置の構成例を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態における画像処理装置の各機能を示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態における画像処理の例を示すフローチャートである。
【図8】図1の画像から生成したテンポラリ画像の例を示す図である。
【図9】図1の画像をグレースケールによる画像に変換して、エッジを検出した例を示す図である。
【図10】本発明の第2実施形態における画像処理装置の各機能を示す図である。
【図11】本発明の第2実施形態における画像処理の例を示すフローチャートである。
【図12】図1の画像をグレースケールによる画像に変換して、明度が特定のしきい値よりも小さいピクセルを検出した例を示す図である。
【図13】図8に示すテンポラリ画像を、図12に示す黒色で塗りつぶされた部分でマスクして得られる画像を示す図である。
【図14】画像処理装置の応用例を示す図である。
【符号の説明】
10 画像処理装置
12 CPU
14 主記憶装置
16 補助記憶装置
18 ネットワークインタフェース
20 入力装置
22 表示装置
24 印刷装置
32 ユーザインターフェース
34 皮膚色ピクセル検出部
36 グレースケール変換部
38 エッジ検出部
39 比較検出部
40 マスク処理部
42 領域形成部
44 顔領域検出部
46 レイアウト部
52 画像・オブジェクトデータベース
54 皮膚色データベース
81、81’、82 顔領域
83、84 背景の領域
85、86 服の領域
91 ネットワーク
92 携帯電話
93 パーソナルコンピュータ
94 デジタルカメラ
95 スキャナ
96 携帯用ネットワークアクセス装置
97 プリンタ
98 ポストカード

Claims (14)

  1. 画像処理装置であって、
    第1の画像の入力または選択を受ける手段と、
    前記第1の画像からエッジを検出する手段と、
    前記第1の画像において、前記検出したエッジに対応するピクセルの色を、特定の第1の色に変換して第2の画像を生成する手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、前記画像処理装置は、前記第1の画像を、グレースケールによる第3の画像に変換する手段をさらに備え、前記検出する手段は、前記第3の画像からエッジを検出することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1に記載の画像処理装置であって、前記画像処理装置は、前記第1の画像から、特定の第2の色を有するピクセルを検出し、当該検出したピクセルからなる第4の画像を生成する手段をさらに備え、前記第2の画像を生成する手段は、前記第4の画像において、前記検出したエッジに対応するピクセルの色を、前記第1の色に変換して前記第2の画像を生成することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置であって、前記第2の色は、皮膚の色であり、前記第1の色は、前記皮膚の色以外の色であることを特徴とする画像処理装置。
  5. 画像処理装置であって、
    第1の画像の入力または選択を受ける手段と、
    前記第1の画像のピクセルのうち、明度が特定のしきい値よりも小さいピクセルを検出する手段と、
    前記第1の画像において、前記検出したピクセルに対応するピクセルの色を、特定の第1の色に変換して第2の画像を生成する手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置であって、前記画像処理装置は、前記第1の画像を、グレースケールによる第3の画像に変換する手段をさらに備え、前記検出する手段は、前記第3の画像のピクセルのうち、明度が前記しきい値よりも小さいピクセルを検出することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5に記載の画像処理装置であって、前記画像処理装置は、前記第1の画像から、特定の第2の色を有するピクセルを検出し、当該検出したピクセルからなる第4の画像を生成する手段をさらに備え、前記第2の画像を生成する手段は、前記第4の画像において、前記検出したピクセルに対応するピクセルの色を、前記第1の色に変換して前記第2の画像を生成することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置であって、前記第2の色は、皮膚の色であり、前記第1の色は、前記皮膚の色以外の色であることを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の画像処理装置であって、前記第2の画像から顔の領域を検出する手段をさらに備えることを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項9に記載の画像処理装置であって、オブジェクトの入力または選択を受ける手段と、前記オブジェクトが、前記第1の画像における前記検出した顔の領域に対応する領域に重ならないように、前記オブジェクトを前記第1の画像に割り付ける手段とをさらに備えることを特徴とする画像処理装置。
  11. 画像処理方法であって、
    第1の画像の入力または選択を受けるステップと、
    前記第1の画像からエッジを検出するステップと、
    前記第1の画像において、前記検出したエッジに対応するピクセルの色を、特定の第1の色に変換して第2の画像を生成するステップと
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  12. 画像処理方法であって、
    第1の画像の入力または選択を受けるステップと、
    前記第1の画像のピクセルのうち、明度が特定のしきい値よりも小さいピクセルを検出するステップと、
    前記第1の画像において、前記検出したピクセルに対応するピクセルの色を、特定の第1の色に変換して第2の画像を生成するステップと
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  13. 請求項11または12に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 請求項11または12に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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