JP2004070445A - 分散処理を利用したバッチ型ビリング方法及びそのシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ビリング作業性能が向上した分散処理を利用したバッチ型ビリング方法及びそのシステムを提供する。
【解決手段】オンラインシステムとビリングシステムが少なくとも一つ以上のデータベースを共有するシステムにおける、顧客管理業務のためのオンラインシステムと請求料金計算のためのビリングシステムが各々業務を分散処理するようにするためのビリング方法において、前記オンラインシステムと前記ビリングシステムが共有する第1データベースを当月請求書発行以後の状態に変換するステップと、前記変換された第1データベースに格納されたデータを第2データベースに複写するステップと、課金アカウントを基準に前記複写された第2データベースを利用してビリング作業を行なうステップと、前記第1データベースと前記第2データベースを同期化するステップとを含む。
【選択図】 図3
【解決手段】オンラインシステムとビリングシステムが少なくとも一つ以上のデータベースを共有するシステムにおける、顧客管理業務のためのオンラインシステムと請求料金計算のためのビリングシステムが各々業務を分散処理するようにするためのビリング方法において、前記オンラインシステムと前記ビリングシステムが共有する第1データベースを当月請求書発行以後の状態に変換するステップと、前記変換された第1データベースに格納されたデータを第2データベースに複写するステップと、課金アカウントを基準に前記複写された第2データベースを利用してビリング作業を行なうステップと、前記第1データベースと前記第2データベースを同期化するステップとを含む。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分散処理を利用したバッチ型ビリング方法及びそのシステムに関し、特に、一つのオンライン−ビリング統合システムで行なわれてきたオンライン業務プロセスとビリングプロセスとを分離して各々分離されたシステムにおいて処理するバッチ型ビリング方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ビリングシステムは、種々の使用料または代金に対する請求書を発行するシステムであって、定期的に全てのユーザまたは顧客に対して一定期間の間の使用料またはユーザが一定期間ごとに納めなければならない代金を精算して請求する金額を算出する。例えば、電気料金、水道料金、電話料金のような公課金請求書、商品割賦代金請求書、移動通信利用料金請求書及びクレジットカード使用代金請求書は全部ビリングシステムにより発行される。
【0003】
図1aは、オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムの概略的な構成図である。
図1aを参照すれば、オンライン−ビリング統合システムは、オンライン端末器100aないし100n(以下、100と総称する)と、オンラインシステム110と、業務システム120及び複数のデータベース130とから構成されている。
【0004】
オンラインシステム110は、関連代理店または支店における顧客管理業務のために、関連代理店または支店のオンライン端末器100と連結されている。前記オンラインシステム110は、業務システム120と共有する複数のデータベース130に前記オンライン端末器100から入力された顧客情報を格納することによって、変更された顧客情報を業務システム120と共有する。
【0005】
業務システム120は、前記オンラインシステム110と複数のデータベース130を共有し、これに基づいてバッチ(Batch)業務、ビリング(Billing)業務、収納業務、請求業務などを処理する。
複数のデータベース130は、顧客管理業務、バッチ業務、ビリング業務、収納業務、請求業務等に必要な情報が格納された格納装置であって、一般に関係型データベース(Relational Database)が用いられる。関係型データベースは、一連の定形化したテーブルで構成されたデータ項目等の集合体であって、そのデータはデータベーステーブルを再構成しなくても多様な方法で接近したり組み合わせることができる。
【0006】
前記オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムがデータベースに基づいた理由は、オンラインシステム及びビリングシステムによる同時制御及びデータの一致性を保持できるためである。これにより、ファイルに基づくシステムの速い処理速度は期待できないが、システム異常によりファイル情報が相互一致しない場合を避けることができ、ファイルに基づくシステムに比べてフィールド追加及び属性変更が容易となる。
【0007】
前記オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムが複数のデータベースを共有することは、(1)オンラインシステムの変更情報をビリングシステムで直接アクセスできるので、データを複写する必要がなく、(2)変更された顧客情報、例えば、月初めに変更された住所への請求書発送が可能となる。しかし、前記した長所を得るために、単純にオンラインシステムとビリングシステムが複数のデータベースを共有するようにシステムを構成することは、(1)データベースアクセスの際ボトルネック現象によるシステム性能低下、(2)ビリング作業の負荷によるシステム性能低下という問題を引き起こす。特に、(2)の場合、ビリング作業のために、オンラインシステムのデータベースアクセスが禁止された所定時間の間ビリング作業を処理しなければならないので、ビリングシステムが実際に処理できる請求書の数に限界がある。詳細な説明は図1bを参照して説明する。
【0008】
図1bは、オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムが一ヶ月周期でビリング作業を実行する過程を示す例示図である。
図1bを参照すれば、顧客が2001年2月1日から2001年2月28日まで利用した使用料を請求するため、2001年3月5日から2001年3月10日の間にビリング作業を実施する。すなわち、請求書発行日が2001年3月10日の全ての請求書がこの期間中に作成される。
【0009】
前記期間の中、3月8日を例に挙げて前記オンラインシステムと資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムの非効率性について説明する。
前記オンライン−ビリング統合システムによるビリング作業は、オンラインシステムと共有するシステム資源をほぼ全て利用しなければならないので、両システム全部に相当な負荷を与える。したがって、オンラインシステムとシステム資源を共有しながらビリング作業をする場合、必然的にデータボトルネック現象によるシステム性能低下をもたらす。このような現象を避けるために、一定時間の間オンラインシステムのデータベースアクセスを制限し、ビリングシステムがシステム資源を独占するようにする。すなわち、図1bと同様に、オンライン端末器によるオンラインシステム接続を午後11時以降制限することによって(以下、締切(Deadline)という)、実質的にオンラインシステムのシステム資源共有を制限する。したがって、ビリングシステムは、午後11時から翌日の2001年3月9日午前9時までシステム資源を独占してビリング作業を処理する。オンラインシステムは、2001年3月9日午前9時以降からシステム資源を 利用できるようになる。
【0010】
オンライン−ビリング統合システムのダウンを防止するために、一日の一部時間を割り当てて一定期間の間ビリング作業を処理することは、処理する請求書の数が少ない場合には効率的な方法である。しかし、全体システム資源を独占しても処理できる請求書の量は限られているので、処理すべき請求書の数が多くなれると、期間内に請求書を全部処理できなくなる場合が生じ得る。このような場合の解決策はシステムの性能をアップグレードするか、新しくシステムを購入すべきであるが、システム増設には多額のコストが必要となる。
【0011】
他の解決策としてオンラインシステムとビリングシステムを分離して運営する方法がある。オンラインシステムとビリングシステムを分離すると、ビリングシステムの処理能力が向上して、上記したデータベースのボトルネック現象及びシステムの効率低下という問題点は解決できる。しかし、分離運営時オンラインシステムとビリングシステムを統合して運営することによって得られる効果は必然的に失うしかない。したがって、システム運営者は、オンラインシステムとビリングシステムを統合運営するか、または分離運営するかを選択しなければならないので、他の運営方法による利益はあきらめなければならなかった。
【0012】
全体システムのダウンを防止するために、一日中の一部時間を割り当てて一定期間の間ビリング作業を処理する場合に、ビリング作業が終了した顧客が当月請求、すなわち、2001年2月分の請求書に反映しなければならない顧客の収納活動が該当顧客に対するビリング作業完了後発生すれば、これをどう処理するかが問題となる。
【0013】
図1cは、オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムにおける、ビリング作業後顧客がオンライン端末器を介して当月反映される料金を納めた場合を示す例示図である。
図1cを参照すれば、2001年2月分に対するビリング作業期間の中顧客Aに対するビリング作業は、3月8日に終了したが、顧客Aが請求書が発行される前の3月9日に2001年1月延滞料などと共に2月請求書に反映されなければならない代金を納付した。このような場合に、前記顧客Aの納付代金を2月分請求書に反映すべきであるが、これのためには、該当顧客Aに関連したデータのみを抽出してまたビリング作業を行なわなければならない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記した従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、ビリング作業性能が向上した分散処理を利用したバッチ型ビリング方法及びそのシステムを提供することである。
本発明の他の目的は、オンラインシステム及びビリングシステムを分離運営及び統合運営の際発生する問題点を解決した分散処理を利用したバッチ型ビリング方法及びそのシステムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を達成するため、本発明の好ましい一実施の態様によると、オンラインシステムとビリングシステムが少なくとも一つ以上のデータベースを共有するシステムにおける、顧客管理業務のためのオンラインシステムと請求料金計算のためのビリングシステムが各々業務を分散処理するようにするためのビリング方法において、前記オンラインシステムと前記ビリングシステムが共有する第1データベースを当月請求書発行以後の状態に変換するステップと、前記変換された第1データベースに格納されたデータを第2データベースに複写するステップと、課金アカウントを基準に前記複写された第2データベースを利用してビリング作業を行なうステップと、前記第1データベースと前記第2データベースを同期化するステップとを含むことを特徴とする分散処理を利用したバッチ型ビリング方法が提供される。
【0016】
前記第1データベースを当月請求書発行以後の状態に変換するステップは、ビリング作業開始以後発生した変動事項は翌月請求書に反映されるように、前記第1データベースの請求書の一連番号を一定値ほど増加するステップである。
前記第1データベースと前記第2データベースを同期化するステップは、ビリング作業が完了した課金アカウントの数に応じて、前記ビリング作業が完了した課金アカウントを同時同期化可能な数に分割するステップと、同時に少なくとも一つ以上の課金アカウントを基準に、前記第1データベースと前記第2データベースとを比較してビリング作業期間の間前記第1データベースに変動が発生したか否かを判断するステップと、前記判断結果に応じて、第2データベースのデータを第1データベースに伝送するステップとを含む。
【0017】
本発明の好ましい実施の態様の他の側面によると、オンラインシステムとビリングシステムが少なくとも一つ以上のデータベースを共有するシステムにおいて、前記オンラインシステムと前記ビリングシステムが共有する第1データベースを当月請求書発行以後の状態に変換するビリング締切手段と、前記変換された第1データベースに格納されたデータを第2データベースに伝送する複写手段と、課金アカウントを基準に前記複写された第2データベースを利用してビリング作業を行なうビリング手段と、前記第1データベースと前記第2データベースを同期化する少なくとも一つ以上の同期化手段とを含むことを特徴とする分散処理を利用したバッチ型ビリングシステムが提供される。
【0018】
前記第1データベースを当月請求書発行以後の状態に変換するビリング締切手段は、ビリング作業開始以後発生した変動事項は翌月請求書に反映されるように、前記第1データベースの請求書の一連番号を一定値ほど増加させる手段である。
前記第1データベースと前記第2データベースを同期化する少なくとも一つ以上の同期化手段は、ビリング作業が完了した課金アカウントの数に応じて、前記ビリング作業が完了した課金アカウントを同時同期化可能な数に分割する手段と、同時に、少なくとも一つ以上の課金アカウントを基準に、前記第1データベースと前記第2データベースとを比較してビリング作業期間の間前記第1データベースに変動が発生したか否かを判断する手段と、前記判断結果に応じて、第2データベースのデータを第1データベースに伝送する手段とを含む。
【0019】
前記第1データベースは、少なくとも一つ以上のビリング関連データベースであり得る。
前記第2データベースは、前記ビリングシステムのみアクセスできる少なくとも一つ以上のデータベースであり得る。
前記課金アカウントは、少なくとも一つ以上の顧客に与えられた固有な識別番号であり得る。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下では、添付する図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明する。
図2a、図2b及び図2cは、本発明の好ましい実施の形態に係る分散処理を利用したバッチ型ビリングシステム及びシステム上での処理流れを概略的に示した構成図である。
図2a、図2b及び図2cを参照すると、本発明によるバッチ型ビリングシステムは、オンラインシステム200と、ビリングシステム210と、オンライン/ビリングシステム共有データベース220と、複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230及びビリングシステム専用データベース240とを含む。
【0021】
オンラインシステム200は、既存オンライン−ビリング統合システムにおいてビリングプロセスのみ除外した残りの全てのプロセスを処理するシステムであって、ユニックス(UNIX)マシンまたはメーンフレームであることができる。前記オンラインシステム200は、ビリングシステム210によるビリング作業を開始するか否かとは関係なしにオンライン端末器100を介して伝送される変更された顧客情報または収納情報などをオンライン/ビリングシステム共有データベース220に格納する。
【0022】
また、前記オンラインシステム200は、顧客がオンライン/オフラインで前月料金内訳照会を要請する場合、要請された料金内訳を提供するために、既存ビリングプロセスを含むことができる。したがって、当月請求書を介して顧客に請求する金額を精算するビリング作業は、ビリングシステム210が専担し、オンライン/オフラインで提供する料金内訳照会サービスは既存のビリングプロセスが専担する。
【0023】
ビリングシステム210は、前記オンラインシステム200と同様またはその以下の処理性能を有するユニックスマシンまたはメーンフレームであって、請求書発行のためのビリング作業のみを処理する。好ましくは、メーンシステムでエラーが発生した時にも持続的に業務を遂行するために、保有している補助システムをビリング作業時のみビリングシステムに利用できる。
オンライン/ビリングシステム共有データベース220は、顧客管理業務、バッチ業務、ビリング業務、収納業務、請求業務等に必要な情報が格納された格納装置であって、一般に関係型データベース(Relational Database)が利用される。前記オンライン/ビリングシステム共有データベース220に含まれた調整内訳データベース221、請求内訳データベース222、課金アカウントデータベース223及び収納内訳データベース224は、以下添付する図を参照しながら詳細に説明する。
【0024】
複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230は、前記ビリングシステム220によるビリング作業開始直前のオンライン/ビリングシステム共有データベース220を複写したデータベースである。前記複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230は、前記ビリングシステム210のみによりアクセス可能であり、ビリング作業途中に前記オンラインシステム200により変更された前記オンライン/ビリングシステム共有データベース220と一致しないこともあり得る。すなわち、任意の顧客または課金アカウントに対する前記オンライン/ビリングシステム共有データベース220の変更事項は、該当顧客または課金アカウントに対するビリング作業が終了する前までは前記複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230に反映されない。
【0025】
課金アカウント(billing account)は、顧客1人当りまたは複数の顧客に対して与えられた固有番号であって、請求対象を特定できる唯一の識別手段であり、ビリング関連データベースは、全部課金アカウントフィールドを含んでいる。複数の顧客に一つの課金アカウントが与えられる場合は、会社職員らの業務用移動通信使用料を会社で一括して納付するか、家族構成員らのクレジットカード代金を一つの通帳から自動振替するようにする場合に発生する。
【0026】
ビリングシステム専用データベース240は、前記ビリングシステム210によりビリング作業のみに用いられるデータベースである。前記ビリングシステム専用データベース240は、ビリング作業が完了した顧客目録または課金アカウント目録を格納する。
【0027】
以下図2a、図2b及び図2cに示された概略的なシステム構成図を用いて本発明について簡単に説明する。
図2aを参照すると、一定の請求書発行周期により請求書作業日になると、ビリングシステム210は、稼動を開始し、ビリング作業に必要なオンライン/ビリングシステム共有データベース220は、ビリングシステム210に複写される。
図2bを参照すると、ビリングシステム210は、複写されたオンライン/ビリングシステム固有データベース230を用いて顧客または課金アカウント別に請求する使用料または代金を精算する。ビリング作業が完了した顧客または課金アカウントをビリングシステム専用データベース240に格納する。
図2cを参照すると、ビリングシステム専用データベース240でビリング作業が完了した顧客または課金アカウントを検索した後、該当顧客または課金アカウントに関連したビリングデータを複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230からオンライン/ビリングシステム共有データベース220に複写する。
【0028】
上述したように本発明について簡単に説明した内容は、添付する図を参照しながら以下で詳細に説明する。
図3は、本発明の好ましい実施の形態に係る分散処理を利用したバッチ型ビリング方法による処理過程を概略的に示すフローチャートである。
図3を参照すると、ステップ300において、ビリング締切プロセス201は、オンライン/ビリングシステム共有データベース220を締切処理する。前記ビリング締切プロセス201により、オンラインシステム200は、ビリング作業期間の間受け付けられた顧客情報変更または収納活動等請求書変更事項を当月または翌月請求書に反映するか否かに関係なく全部翌月請求書に反映されるものと処理した後、オンライン/ビリングシステム共有データベース220に格納する。
【0029】
ステップ310で、複写プロセス202は、前記ビリング締切プロセス201により処理されたオンライン/ビリングシステム共有データベース220をビリングシステム210のデータベースに複写する。
【0030】
ステップ320で、ビリングプロセス203は、複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230を利用して顧客別または課金アカウント別ビリング作業を行なう。前記ビリングプロセス203によりビリング作業が完了した顧客目録または課金アカウント目録をビリング完了対象者データベース240に格納される。前記ビリング完了対象者データベース240は、図2aないし図2cにおいて説明したビリングシステム専用データベースに該当する。
【0031】
ステップ330で、分配プロセス204は、ビリング作業が完了した顧客または課金アカウントをビリング完了対象者データベース240から検索してオンライン/ビリングシステム共有データベース220にビリングデータを伝送する顧客数または課金アカウントの数を算出する。前記分配プロセス204は、算出した数に基づいて、必要な個数のデータベース同期化プロセス205を呼び出す。前記分配プロセス204は、呼び出した複数個のデータベース同期化プロセス205にオンライン/ビリングシステム共有データベース220にビリングデータを伝送する顧客目録または課金アカウント目録を分配する。
【0032】
ステップ340で、データベース同期化プロセス205は、前記分配プロセス204から割り当てられた顧客目録または課金アカウント目録を参照して該当顧客または課金アカウントのビリングデータを複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230からオンライン/ビリングシステム共有データベース220に伝送する。もし、ビリング締切以後に発生した顧客情報変更または収納活動によりオンライン/ビリングシステム共有データベース220と複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230が一致しない場合には、該当顧客のビリングデータをビリングシステム210で読み出す。また、ビリング完了対象者データベース240に前記顧客または課金アカウントの作業状態フィールドを変更する。
【0033】
以下では、上述した分散処理を利用したバッチ型ビリング方法を各ステップ別に詳細に説明する。
図4aは、オンラインシステム内におけるビリング締切プロセスの動作を説明するための例示図であって、図4bは、ビリング締切プロセスによるオンラインシステムの処理過程を示すフローチャートであり、図4cは、課金アカウントデータベースの構成図であって、図4dは、ビリング締切プロセスが請求書一連番号を変更する過程を示す例示図である。
図4aを参照すると、ビリング締切プロセス201は、オンラインシステム200内で実行され、課金アカウントデータベース223をビリング締切処理した後終了する。課金アカウントデータベース223がビリング締切すると、前記オンラインシステム200は、ビリング作業期間の間顧客/収納プロセスから入力された顧客情報変更または収納活動が翌月請求書に反映されることと処理する。
【0034】
一般的なビリング関連データベースは、一定期間(例えば、1ケ月単位)ごとに発行される請求書の一連番号を含む。請求書一連番号は、最初請求書発行時に基本値が記憶され、以後請求書が発行される都度に一定値ずつ増加するので、これを利用して顧客に請求書が何回発送されたかが把握できる。本発明において前記オンラインシステム200は、課金アカウントデータベース223に格納された請求書一連番号を参照して、顧客情報変更または収納活動が当月請求書に反映されることができるかを判断する。すなわち、前記オンラインシステム200は、請求書一連番号を参照して、前月使用内訳に対する当月請求書が発行されたかを判断した後、まだ発行前であると、当月請求書に含めて、発行されたならば、翌月請求書に繰り越す。
【0035】
したがって、前記ビリング締切プロセス201は、一定の請求書発行周期に従ってビリング作業日になると、一律的にビリング関連データベースの請求書一連番号を一定値ずつ増加させる。結果的に、前記オンラインシステム200は、顧客情報変更または収納活動による全ての変更内容を翌月請求書に反映することと処理する。すなわち、前記オンラインシステム200は、既に当月請求書が発行されたことと認識して当月反映分であるか翌月反映分であるかに区分せずいずれも繰り越し処理する。
【0036】
図4bを参照すると、ステップ400で、ビリング締切プロセス201は、ビリング関連データベースにアクセスする。本発明において、課金アカウントデータベース223の請求書一連番号のみ変更されるが、実際のシステムにおいては請求書一連番号を含んでいる複数のビリング関連データベースの請求書一連番号が全部変更できる。
【0037】
ステップ410で、前記ビリング締切プロセス201は、前記課金アカウントデータベース223から顧客別または課金アカウント別請求書一連番号223cを読み出す。
【0038】
ステップ420で、前記ビリング締切プロセス201は、顧客別または課金アカウント別請求書一連番号を一定値ずつ増加させる。図4dを参照すると、ビリング締切前の請求書一連番号フィールド223cに各々9、12、3が記憶されている。すなわち、各課金アカウント別当月請求書一連番号は、9、12、3である。各請求書一連番号を1ずつ増加させると、ビリング締切後の請求書一連番号フィールド223c´のように変更される。
【0039】
ステップ430で、前記締切プロセス201は、1ずつ増加された前記請求書一連番号を前記課金アカウントデータベース223に格納する。
図4cを参照すると、課金アカウントデータベース223は、課金アカウント、顧客活動コード、請求書一連番号、顧客ID、最初活動日時、契約類型、アカウント総残額、アカウント状態、延滞識別、納付情報、請求書情報フィールドを含む。図4cに示されたフィールドの中重要なフィールドのみを選別して説明する。
【0040】
課金アカウント223aは、当月請求書に関連した課金アカウント番号に関するフィールドである。前記課金アカウント223aは、プライマリキー(Primary Key)に該当するフィールドであって、複数のビリング関連データベースの中で唯一な値を有する。
【0041】
顧客活動コード223bは、現在課金アカウントの状態変化を発生させた顧客管理活動コードに関するフィールドである。課金アカウントが生成される時基本値が割り当てられ、課金アカウントの状態が変更される時点で更新される。課金アカウント状態は、現在利用顧客、解約/解約取消、請求者統合、請求者変更及び利用停止/利用停止解除を含む。
【0042】
請求書一連番号223cは、現在まで発行された請求書の一連番号に関するフィールドである。
顧客活動事由223dは、顧客活動コードの原因となる顧客活動事由に関するフィールドである。顧客活動事由は、他社移動、販促行事及び解約/未納による解約/サービス品質不満足による解約を含む。
アカウント総残高223eは、総請求額と顧客の納付額との差額に関するフィールドであって、顧客の未納または過納如何に関連している。
収納方法223fは、銀行自動振替、クレジットカードまたは郵便振替のような顧客の納付手段に関するフィールドである。
前月請求書生成日時223gは、前月請求書が生成された日時に関するフィールドである。
【0043】
前記ビリング締切プロセス201によりビリング締切処理された複数のビリング関連データベースはビリングシステム210に複写される。以下では、データベース複写及びビリング作業について説明する。
【0044】
図5aは、ビリング締切したオンライン/ビリングシステム共有データベースをビリングシステムのデータベースに複写する動作を説明するための例示図であって、図5bは、調整内訳データベースの構成図であり、図5cは、請求内訳データベースの構成図であり、図5dは、収納内訳データベースの構成図である。
図5aを参照すると、複写プロセス202は、オンライン/ビリングシステム共有データベース220をビリングシステム210に複写する。前記複写プロセス202は、(1)ユニックスマシンのimport、export機能を利用するテーブル(データベース)別複写方法、(2)好ましくは、EMC社のストーレジネットワーキング装備のようなデータ伝送装備を利用したディスクボックス(ストーレジ)別複写方法を利用できる。前記方法(1)は、少量のデータ複写に好適であるが、複写速度が遅いという短所がある。これに対し、前記方法(2)は、大量のデータ複写に好適であり、複写速度は速いが、高価の装備が必要となる短所がある。
【0045】
また、オンライン/ビリングシステム共有データベース220において、実際にビリング作業に必要なフィールドのみを選別して複写することもできる。ビリング作業に必要なフィールドは、システム運営者により予め決定されることができる。
【0046】
以下では、複写プロセス202により複写される調整内訳データベース221、請求内訳データベース222及び収納内訳データベース224の構成について説明する。
図5bを参照すると、調整内訳データベース221は、課金アカウント、調整一連番号、調整区分、調整発生日時、調整金額、調整反映日時、調整が反映される請求書一連番号及び調整対象フィールドを含む。前記調整内訳データベース221は、課金アカウントの料金調整内訳を格納するデータベースである。図5bに示されたフィールドの中重要なフィールドのみを選別して説明する。
【0047】
調整一連番号221aは、同じ課金アカウント内で互いに異なる調整を識別する唯一な一連番号であってPKに該当するフィールドである。
調整区分221bは、「調整」または「調整取消」値を有するフィールドであって、PKフィールドであるか、FK(Foreign Key)フィールドであり得る。
調整発生日時221cは、「調整」または「調整取消」が発生した日時に関するフィールドである。
調整金額221dは、「調整」または「調整取消」される金額に関するフィールドである。
調整反映日時221eは、「調整」または「調整取消」が反映されなけれなならない日時に関するフィールドである。
調整反映される請求書一連番号221fは、「調整」または「調整取消」が反映される請求書の一連番号に関するフィールドである。
調整対象221gは、「調整」または「調整取消」が反映される対象に関するフィールドである。移動通信事業者が発行する請求書である場合に、基本料金、月定額、加入費、端末器代金、通話料金などが前記調整対象に該当する。
【0048】
図5cを参照すると、請求内訳データベース222は、課金アカウント、請求書一連番号、請求書作業日、請求書発行日、納期日、前月請求額、前月収納額、前月増額、前月請求書の料金調整額、前月未納額、延滞料賦課対象未納額、課金アカウント別現請求周期未請求金額、総請求金額及び支払方法に対する複数のフィールドを含む。図5cに示されたフィールドの中重要なフィールドのみを選別して説明する。
【0049】
請求書作業日222aは、請求書作成日時に関するフィールドである。
請求書発行日222bは、請求書発行日時に関するフィールドである。
納期日222cは、請求料金に対する納期締切日に関するフィールドである。
前月請求額222dは、前月請求書の総請求金額に関するフィールドであって、正の値または負の値を有する。
前月収納額222eは、前月総請求金額の中請求作業日までの受領額に関するフィールドである。
前月請求書の料金調整額222fは、オンラインで発生した請求金額に関するフィールドであって、オンラインにより収納された料金に関するフィールドである。前月未納額222gは、前月の納期日が過ぎた総延滞金額に関するフィールドであって、正の値または負の値を有する。
延滞料賦課対象未納額222hは、前月未納額の中実際に加算金を賦課する金額に関するフィールドである。
延滞料222iは、前記延滞料賦課対象未納額222hに賦課された延滞料に関するフィールドである。
課金アカウント別現請求周期未請求金額222jは、請求書作業日と請求書発行日との間に蓄積された請求金額に関するフィールドであって、当月請求書に含まれない当月反映対象である請求金額である。
総請求金額222kは、顧客または課金アカウント別に当月請求する総金額に関するフィールドである。
支払方法に対するデータフィールド222lは、顧客の支払方法に関する複数のフィールドである。
【0050】
図5dを参照すると、収納内訳データベース224は、課金アカウント、収納一連番号、収納処理日時、収納方式、細部収納情報、銀行コード、クレジットカード番号、カード承認番号、実際顧客納付金額及び加入者番号に対する複数のフィールドを含む。図5dに示されたフィールドの中重要なフィールドのみを選別して説明する。
【0051】
収納一連番号224aは、課金アカウント別収納を識別する固有番号に関するフィールドである。
収納処理日時224bは、請求書により顧客が実際納めた日時に関するフィールドである。
収納方式224cは、顧客が請求料金を納めた方式に関するフィールドであって、クレジットカード、現金、口座振替、先払いカード等で記録される。
【0052】
図6aは、ビリング締切したオンライン/ビリングシステム共有データベースを利用してビリング作業を行なう動作を説明するための例示図であって、図6bは、ビリング完了対象者データベースの構成図である。
図6aを参照すると、ビリングシステム210は、オンラインシステムでビリング締切処理されて複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230を利用してビリング作業を実施する。
【0053】
複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230で請求書一連番号フィールドを一定値ずつ減少させてビリング締切前に戻った後ビリング作業を進行する。ビリングプロセス203は、ビリング作業に必要な特定データのみを抽出してテーブルを再構成できる。また、抽出されたデータの格納順は、ユニックスマシンのSGA領域内1ブロックにおいて多くのデータ処理が可能となるように構成できる。また、ビリングシステムの性能向上のために、インデックスを再構成しビリング作業に直接的に不要なインデックスは削除できる。
ビリング作業が完了した顧客または課金アカウントは、ビリング完了対象者データベース240に格納し、作業状態フィールドを「ビリング作業完了」に変更する。
【0054】
図6bを参照すると、ビリング完了対象者データベース240は、課金アカウント、請求書一連番号及び作業状態、ビリング締切処理時間、ビリング作業完了時間フィールドを含む。
【0055】
作業状態240aは、ビリング作業が完了したか否かに関するフィールドであって、「ビリング作業待ち受け中」、「作業中」及び「ビリング作業完了」などの状態値を有する。
【0056】
ビリング締切処理時間240bは、オンラインシステムにおいてビリング締切プロセスによりビリング締切処理された時間に関するフィールドである。前記ビリング締切処理時間フィールド240bは、選択的なフィールドであって、オンラインシステム200におけるビリング締切などのようにデータベースの変動時間を別途に管理する場合のみ利用する。
【0057】
ビリング作業完了時間フィールド240cは、ビリング作業が完了した時間に関するフィールドである。前記ビリング作業完了時間フィールド240cは、選択的なフィールドであって、オンラインシステム200においてデータベース変動時間を別途に管理する場合に、データベース同期化プロセス205の作業を単純化するために用いられる。すなわち、データベース同期化プロセス205のデータベース対データベースの比較過程を省略するために、両データベースの変動時間を比較するのに前記ビリング締切処理時間フィールド240bまたはビリング作業完了時間フィールド240cが用いられることができる。
【0058】
図7aは、ビリング作業が終了した顧客または課金アカウントをオンライン/ビリングシステム共有データベースに伝送する動作を説明するための例示図であって、図7bは、ビリング締切処理後ビリング作業終了前オンライン/ビリングシステム共有データベースに変動が発生する場合を説明するための例示図であり、図7cは、ビリング作業が終了した複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベースとオンライン/ビリングシステム共有データベース間同期化を説明するための例示図である。
【0059】
図7aを参照すると、分配プロセス204は、ビリング完了対象者データベース240においてビリング作業が完了した顧客または課金アカウントを検索して複数のデータベース同期化プロセス205にビリング作業が完了した顧客目録または課金アカウント目録を分配する。複数のデータベース同期化プロセス205は、割り当てられた顧客目録または課金アカウント目録を参照して複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230から前記顧客または課金アカウントに関連したビリングデータを読み出した後、これをオンライン/ビリングシステム共有データベース220に伝送する。
【0060】
図7bを参照すると、ステップ400で、分配プロセス204は、ビリング完了対象者データベース240からビリング作業が完了した顧客または課金アカウントを検索する。
【0061】
ステップ410で、前記分配プロセス204は、ビリング作業が完了した顧客または課金アカウントの作業状態フィールドを「作業中」に変更する。また、前記分配プロセス204は、作業状態フィールドが「作業中」に変わった顧客または課金アカウントの数をカウントして必要な数のデータベース同期化プロセス205を決定する。必要な数のデータベース同期化プロセス205が決定されると、データベース同期化プロセス205を必要な数ほど生成する。
【0062】
もし、既に生成されたデータベース同期化プロセスの数が処理する作業量を超過する場合には、システム資源をビリングプロセスに割り当てるために、超過したデータベース同期化プロセスは終了する。また、データベース同期化プロセスが一定時間の間同期化作業を行なわない場合にも自動終了されるようにすることが好ましい。
【0063】
ステップ420で、前記分配プロセス204は、生成された複数のデータベース同期化プロセス205に作業状態フィールドが「作業中」である顧客または課金アカウント目録を分配する。分配される顧客または課金アカウント目録の分量は、一つのデータベース同期化プロセス205が処理できる数に制限できる。データベース同期化プロセス205が一定時間内に処理できる目録の数は、各ビリングシステム210の処理能力によるので、システム運営者が一定の値を予め設定することが好ましい。
【0064】
ステップ430で、前記データベース同期化プロセス205は、複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230から同期化する顧客または課金アカウントに関するビリングデータを読み出した後、これをオンライン/ビリングシステム共有データベース220に格納された該当顧客または課金アカウントに関するビリングデータと比較する。ビリング作業のためにオンライン/ビリングシステム共有データベース220を複写した時点以後に、オンラインシステム200がオンライン/ビリングシステム共有データベース220を変更すると、オンライン/ビリングシステム共有データベース220の一部フィールドが変更/削除/生成される。図7cを参照すると、ビリング作業開始以後にオンラインシステム200が課金アカウントデータベース223の加入者活動事由フィールドを「サービス提供顧客」から「解約」に変更した。
【0065】
前記データベース同期化プロセス205は、顧客または課金アカウントを参照して複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230の各フィールドとオンライン/ビリングシステム共有データベース220の各フィールドとを比較する。すなわち、同じ課金アカウントに基づいて、オンラインシステム200の調整内訳データベース221、請求内訳データベース222、課金アカウントデータベース223、収納内訳データベース224とビリングシステム210の調整内訳データベース231、請求内訳データベース232、課金アカウントデータベース233、収納内訳データベース234を1:1に比較する。
【0066】
ステップ440で、オンライン/ビリングシステム共有データベース220に変動がある場合には、ステップ450に進行し、変動がない場合にはステップ470に進行する。
【0067】
ステップ450で、変更されたビリング完了対象者のビリングデータをオンライン/ビリングシステム共有データベース220から読み出した後、複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230に格納し、ビリング完了対象者データベース240の作業状態フィールドを変更する。
【0068】
ステップ460で、ビリング作業中変動が発生した顧客または課金アカウントに対するビリング作業をまた実施する。
【0069】
ステップ470で、ビリング作業中変動が発生しない顧客または課金アカウントに対するビリングデータは、オンラインシステムに伝送してオンライン/ビリングシステム共有データベース220に格納する。ビリング作業期間中変動事項が発生しなかった場合には、両データベースがビリング作業により変更された複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230のビリングデータのみを除いては同様である。したがって、総請求金額を含むビリングデータのみをオンライン/ビリングシステム共有データベース220に伝送することが好ましい。
【0070】
本発明は、一定期間ごとに実施するビリング作業によりオンラインシステム及びビリングシステムを一つの統合システムで運営する企業のオンライン業務処理効率低下とビリング処理能力の限界を克服するために案出されたものである。このために、ビリング作業期間の間ビリング作業に必要なデータベースをビリングシステムが独占するようにし、オンラインを介した顧客情報変更及び収納活動などのような変動事項はオンラインシステムが一時保留した後、保留された変動事項のみを再処理するようにした。
【0071】
本発明の説明において、ビリング作業に必須的なデータベースを例として説明したが、実際的なビリングシステムでは上記実施の形態で説明したデータベースよりさらに多い数のデータベースを用いることができることは自明な事実である。したがって、本発明は、本実施の形態に限られるものではない。本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【0072】
【発明の効果】
上述したようになされる本発明に係る分散処理を利用したバッチ型ビリング方法及びそのシステムによると、オンラインシステム及びビリングシステムが複数のデータベースを共有することで、(1)顧客情報を共有することによって月初め請求住所/名前変更時変更された住所/名前で請求が可能となり、(2)収納締切概念がなくなるので、請求直接金額変更、例えば、契約解約または払い戻しなどが発生しても当月請求書に適用が可能となる。
また、ビリング作業時オンラインシステムとビリングシステムが共有した複数のデータベースをビリングシステムが独占するようにすることで、(1)オンラインシステムと関係なく24時間ビリング作業が可能となり、(2)オンラインシステムの負荷がなくなるので、ビリング性能が向上し、(3)オンラインシステムとのメモリ使用、ディスク入出力時データボトルネック現象などのようなシステム資源占有競争がなくなるので、全体的なシステムの性能が向上し、(4)データベーステーブルの再構造化を通してビリングシステムの性能が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1a】オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムの概略的な構成図である。
【図1b】オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムが1ケ月周期でビリング作業を実行する過程を示した例示図である。
【図1c】オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムにおいて、ビリング作業後顧客がオンライン端末器を介して当月反映される料金を納めた場合を示した例示図である。
【図2a】本発明の好ましい実施の形態に係る分散処理を利用したバッチ型ビリングシステム及びシステム上での処理流れを概略的に示した構成図である。
【図2b】本発明の好ましい実施の形態に係る分散処理を利用したバッチ型ビリングシステム及びシステム上での処理流れを概略的に示した構成図である。
【図2c】本発明の好ましい実施の形態に係る分散処理を利用したバッチ型ビリングシステム及びシステム上での処理流れを概略的に示した構成図である。
【図3】本発明の好ましい実施の形態に係る分散処理を利用したバッチ型ビリング方法による処理過程を概略的に示したフローチャートである。
【図4a】オンラインシステム内におけるビリング締切プロセスの動作を説明するための例示図である。
【図4b】ビリング締切プロセスによるオンラインシステムの処理過程を示したフローチャートである。
【図4c】ビリング締切プロセスにより締切処理される課金アカウントデータベースの構成図である。
【図4d】ビリング締切プロセスが請求書一連番号を変更する過程を示した例示図である。
【図5a】ビリング締切したオンライン/ビリングシステム共有データベースをビリングシステムのデータベースに複写する動作を説明するための例示図である。
【図5b】ビリングシステムに複写された調整内訳データベースの構成図である。
【図5c】ビリングシステムに複写された請求内訳データベースの構成図である。
【図5d】ビリングシステムに複写された収納内訳データベースの構成図である。
【図6a】ビリング締切したオンライン/ビリングシステム共有データベースを利用してビリング作業を行なう動作を説明するための例示図である。
【図6b】ビリング完了対象者データベースの構成図である。
【図7a】ビリング作業が終了した顧客または課金アカウントをオンライン/ビリングシステム共有データベースに伝送する動作を説明するための例示図である。
【図7b】ビリング締切処理後ビリング作業終了前オンライン/ビリングシステム共有データベースに変動が発生する場合を説明するための例示図である。
【図7c】ビリング作業が終了した複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベースとオンライン/ビリングシステム共有データベース間同期化を説明するための例示図である。
【符号の説明】
200 オンラインシステム
210 ビリングシステム
220 オンライン/ビリングシステム共有DB
230 複写されたオンライン/ビリングシステム共有DB
【発明の属する技術分野】
本発明は、分散処理を利用したバッチ型ビリング方法及びそのシステムに関し、特に、一つのオンライン−ビリング統合システムで行なわれてきたオンライン業務プロセスとビリングプロセスとを分離して各々分離されたシステムにおいて処理するバッチ型ビリング方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ビリングシステムは、種々の使用料または代金に対する請求書を発行するシステムであって、定期的に全てのユーザまたは顧客に対して一定期間の間の使用料またはユーザが一定期間ごとに納めなければならない代金を精算して請求する金額を算出する。例えば、電気料金、水道料金、電話料金のような公課金請求書、商品割賦代金請求書、移動通信利用料金請求書及びクレジットカード使用代金請求書は全部ビリングシステムにより発行される。
【0003】
図1aは、オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムの概略的な構成図である。
図1aを参照すれば、オンライン−ビリング統合システムは、オンライン端末器100aないし100n(以下、100と総称する)と、オンラインシステム110と、業務システム120及び複数のデータベース130とから構成されている。
【0004】
オンラインシステム110は、関連代理店または支店における顧客管理業務のために、関連代理店または支店のオンライン端末器100と連結されている。前記オンラインシステム110は、業務システム120と共有する複数のデータベース130に前記オンライン端末器100から入力された顧客情報を格納することによって、変更された顧客情報を業務システム120と共有する。
【0005】
業務システム120は、前記オンラインシステム110と複数のデータベース130を共有し、これに基づいてバッチ(Batch)業務、ビリング(Billing)業務、収納業務、請求業務などを処理する。
複数のデータベース130は、顧客管理業務、バッチ業務、ビリング業務、収納業務、請求業務等に必要な情報が格納された格納装置であって、一般に関係型データベース(Relational Database)が用いられる。関係型データベースは、一連の定形化したテーブルで構成されたデータ項目等の集合体であって、そのデータはデータベーステーブルを再構成しなくても多様な方法で接近したり組み合わせることができる。
【0006】
前記オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムがデータベースに基づいた理由は、オンラインシステム及びビリングシステムによる同時制御及びデータの一致性を保持できるためである。これにより、ファイルに基づくシステムの速い処理速度は期待できないが、システム異常によりファイル情報が相互一致しない場合を避けることができ、ファイルに基づくシステムに比べてフィールド追加及び属性変更が容易となる。
【0007】
前記オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムが複数のデータベースを共有することは、(1)オンラインシステムの変更情報をビリングシステムで直接アクセスできるので、データを複写する必要がなく、(2)変更された顧客情報、例えば、月初めに変更された住所への請求書発送が可能となる。しかし、前記した長所を得るために、単純にオンラインシステムとビリングシステムが複数のデータベースを共有するようにシステムを構成することは、(1)データベースアクセスの際ボトルネック現象によるシステム性能低下、(2)ビリング作業の負荷によるシステム性能低下という問題を引き起こす。特に、(2)の場合、ビリング作業のために、オンラインシステムのデータベースアクセスが禁止された所定時間の間ビリング作業を処理しなければならないので、ビリングシステムが実際に処理できる請求書の数に限界がある。詳細な説明は図1bを参照して説明する。
【0008】
図1bは、オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムが一ヶ月周期でビリング作業を実行する過程を示す例示図である。
図1bを参照すれば、顧客が2001年2月1日から2001年2月28日まで利用した使用料を請求するため、2001年3月5日から2001年3月10日の間にビリング作業を実施する。すなわち、請求書発行日が2001年3月10日の全ての請求書がこの期間中に作成される。
【0009】
前記期間の中、3月8日を例に挙げて前記オンラインシステムと資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムの非効率性について説明する。
前記オンライン−ビリング統合システムによるビリング作業は、オンラインシステムと共有するシステム資源をほぼ全て利用しなければならないので、両システム全部に相当な負荷を与える。したがって、オンラインシステムとシステム資源を共有しながらビリング作業をする場合、必然的にデータボトルネック現象によるシステム性能低下をもたらす。このような現象を避けるために、一定時間の間オンラインシステムのデータベースアクセスを制限し、ビリングシステムがシステム資源を独占するようにする。すなわち、図1bと同様に、オンライン端末器によるオンラインシステム接続を午後11時以降制限することによって(以下、締切(Deadline)という)、実質的にオンラインシステムのシステム資源共有を制限する。したがって、ビリングシステムは、午後11時から翌日の2001年3月9日午前9時までシステム資源を独占してビリング作業を処理する。オンラインシステムは、2001年3月9日午前9時以降からシステム資源を 利用できるようになる。
【0010】
オンライン−ビリング統合システムのダウンを防止するために、一日の一部時間を割り当てて一定期間の間ビリング作業を処理することは、処理する請求書の数が少ない場合には効率的な方法である。しかし、全体システム資源を独占しても処理できる請求書の量は限られているので、処理すべき請求書の数が多くなれると、期間内に請求書を全部処理できなくなる場合が生じ得る。このような場合の解決策はシステムの性能をアップグレードするか、新しくシステムを購入すべきであるが、システム増設には多額のコストが必要となる。
【0011】
他の解決策としてオンラインシステムとビリングシステムを分離して運営する方法がある。オンラインシステムとビリングシステムを分離すると、ビリングシステムの処理能力が向上して、上記したデータベースのボトルネック現象及びシステムの効率低下という問題点は解決できる。しかし、分離運営時オンラインシステムとビリングシステムを統合して運営することによって得られる効果は必然的に失うしかない。したがって、システム運営者は、オンラインシステムとビリングシステムを統合運営するか、または分離運営するかを選択しなければならないので、他の運営方法による利益はあきらめなければならなかった。
【0012】
全体システムのダウンを防止するために、一日中の一部時間を割り当てて一定期間の間ビリング作業を処理する場合に、ビリング作業が終了した顧客が当月請求、すなわち、2001年2月分の請求書に反映しなければならない顧客の収納活動が該当顧客に対するビリング作業完了後発生すれば、これをどう処理するかが問題となる。
【0013】
図1cは、オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムにおける、ビリング作業後顧客がオンライン端末器を介して当月反映される料金を納めた場合を示す例示図である。
図1cを参照すれば、2001年2月分に対するビリング作業期間の中顧客Aに対するビリング作業は、3月8日に終了したが、顧客Aが請求書が発行される前の3月9日に2001年1月延滞料などと共に2月請求書に反映されなければならない代金を納付した。このような場合に、前記顧客Aの納付代金を2月分請求書に反映すべきであるが、これのためには、該当顧客Aに関連したデータのみを抽出してまたビリング作業を行なわなければならない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記した従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、ビリング作業性能が向上した分散処理を利用したバッチ型ビリング方法及びそのシステムを提供することである。
本発明の他の目的は、オンラインシステム及びビリングシステムを分離運営及び統合運営の際発生する問題点を解決した分散処理を利用したバッチ型ビリング方法及びそのシステムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を達成するため、本発明の好ましい一実施の態様によると、オンラインシステムとビリングシステムが少なくとも一つ以上のデータベースを共有するシステムにおける、顧客管理業務のためのオンラインシステムと請求料金計算のためのビリングシステムが各々業務を分散処理するようにするためのビリング方法において、前記オンラインシステムと前記ビリングシステムが共有する第1データベースを当月請求書発行以後の状態に変換するステップと、前記変換された第1データベースに格納されたデータを第2データベースに複写するステップと、課金アカウントを基準に前記複写された第2データベースを利用してビリング作業を行なうステップと、前記第1データベースと前記第2データベースを同期化するステップとを含むことを特徴とする分散処理を利用したバッチ型ビリング方法が提供される。
【0016】
前記第1データベースを当月請求書発行以後の状態に変換するステップは、ビリング作業開始以後発生した変動事項は翌月請求書に反映されるように、前記第1データベースの請求書の一連番号を一定値ほど増加するステップである。
前記第1データベースと前記第2データベースを同期化するステップは、ビリング作業が完了した課金アカウントの数に応じて、前記ビリング作業が完了した課金アカウントを同時同期化可能な数に分割するステップと、同時に少なくとも一つ以上の課金アカウントを基準に、前記第1データベースと前記第2データベースとを比較してビリング作業期間の間前記第1データベースに変動が発生したか否かを判断するステップと、前記判断結果に応じて、第2データベースのデータを第1データベースに伝送するステップとを含む。
【0017】
本発明の好ましい実施の態様の他の側面によると、オンラインシステムとビリングシステムが少なくとも一つ以上のデータベースを共有するシステムにおいて、前記オンラインシステムと前記ビリングシステムが共有する第1データベースを当月請求書発行以後の状態に変換するビリング締切手段と、前記変換された第1データベースに格納されたデータを第2データベースに伝送する複写手段と、課金アカウントを基準に前記複写された第2データベースを利用してビリング作業を行なうビリング手段と、前記第1データベースと前記第2データベースを同期化する少なくとも一つ以上の同期化手段とを含むことを特徴とする分散処理を利用したバッチ型ビリングシステムが提供される。
【0018】
前記第1データベースを当月請求書発行以後の状態に変換するビリング締切手段は、ビリング作業開始以後発生した変動事項は翌月請求書に反映されるように、前記第1データベースの請求書の一連番号を一定値ほど増加させる手段である。
前記第1データベースと前記第2データベースを同期化する少なくとも一つ以上の同期化手段は、ビリング作業が完了した課金アカウントの数に応じて、前記ビリング作業が完了した課金アカウントを同時同期化可能な数に分割する手段と、同時に、少なくとも一つ以上の課金アカウントを基準に、前記第1データベースと前記第2データベースとを比較してビリング作業期間の間前記第1データベースに変動が発生したか否かを判断する手段と、前記判断結果に応じて、第2データベースのデータを第1データベースに伝送する手段とを含む。
【0019】
前記第1データベースは、少なくとも一つ以上のビリング関連データベースであり得る。
前記第2データベースは、前記ビリングシステムのみアクセスできる少なくとも一つ以上のデータベースであり得る。
前記課金アカウントは、少なくとも一つ以上の顧客に与えられた固有な識別番号であり得る。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下では、添付する図面を参照しながら本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明する。
図2a、図2b及び図2cは、本発明の好ましい実施の形態に係る分散処理を利用したバッチ型ビリングシステム及びシステム上での処理流れを概略的に示した構成図である。
図2a、図2b及び図2cを参照すると、本発明によるバッチ型ビリングシステムは、オンラインシステム200と、ビリングシステム210と、オンライン/ビリングシステム共有データベース220と、複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230及びビリングシステム専用データベース240とを含む。
【0021】
オンラインシステム200は、既存オンライン−ビリング統合システムにおいてビリングプロセスのみ除外した残りの全てのプロセスを処理するシステムであって、ユニックス(UNIX)マシンまたはメーンフレームであることができる。前記オンラインシステム200は、ビリングシステム210によるビリング作業を開始するか否かとは関係なしにオンライン端末器100を介して伝送される変更された顧客情報または収納情報などをオンライン/ビリングシステム共有データベース220に格納する。
【0022】
また、前記オンラインシステム200は、顧客がオンライン/オフラインで前月料金内訳照会を要請する場合、要請された料金内訳を提供するために、既存ビリングプロセスを含むことができる。したがって、当月請求書を介して顧客に請求する金額を精算するビリング作業は、ビリングシステム210が専担し、オンライン/オフラインで提供する料金内訳照会サービスは既存のビリングプロセスが専担する。
【0023】
ビリングシステム210は、前記オンラインシステム200と同様またはその以下の処理性能を有するユニックスマシンまたはメーンフレームであって、請求書発行のためのビリング作業のみを処理する。好ましくは、メーンシステムでエラーが発生した時にも持続的に業務を遂行するために、保有している補助システムをビリング作業時のみビリングシステムに利用できる。
オンライン/ビリングシステム共有データベース220は、顧客管理業務、バッチ業務、ビリング業務、収納業務、請求業務等に必要な情報が格納された格納装置であって、一般に関係型データベース(Relational Database)が利用される。前記オンライン/ビリングシステム共有データベース220に含まれた調整内訳データベース221、請求内訳データベース222、課金アカウントデータベース223及び収納内訳データベース224は、以下添付する図を参照しながら詳細に説明する。
【0024】
複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230は、前記ビリングシステム220によるビリング作業開始直前のオンライン/ビリングシステム共有データベース220を複写したデータベースである。前記複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230は、前記ビリングシステム210のみによりアクセス可能であり、ビリング作業途中に前記オンラインシステム200により変更された前記オンライン/ビリングシステム共有データベース220と一致しないこともあり得る。すなわち、任意の顧客または課金アカウントに対する前記オンライン/ビリングシステム共有データベース220の変更事項は、該当顧客または課金アカウントに対するビリング作業が終了する前までは前記複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230に反映されない。
【0025】
課金アカウント(billing account)は、顧客1人当りまたは複数の顧客に対して与えられた固有番号であって、請求対象を特定できる唯一の識別手段であり、ビリング関連データベースは、全部課金アカウントフィールドを含んでいる。複数の顧客に一つの課金アカウントが与えられる場合は、会社職員らの業務用移動通信使用料を会社で一括して納付するか、家族構成員らのクレジットカード代金を一つの通帳から自動振替するようにする場合に発生する。
【0026】
ビリングシステム専用データベース240は、前記ビリングシステム210によりビリング作業のみに用いられるデータベースである。前記ビリングシステム専用データベース240は、ビリング作業が完了した顧客目録または課金アカウント目録を格納する。
【0027】
以下図2a、図2b及び図2cに示された概略的なシステム構成図を用いて本発明について簡単に説明する。
図2aを参照すると、一定の請求書発行周期により請求書作業日になると、ビリングシステム210は、稼動を開始し、ビリング作業に必要なオンライン/ビリングシステム共有データベース220は、ビリングシステム210に複写される。
図2bを参照すると、ビリングシステム210は、複写されたオンライン/ビリングシステム固有データベース230を用いて顧客または課金アカウント別に請求する使用料または代金を精算する。ビリング作業が完了した顧客または課金アカウントをビリングシステム専用データベース240に格納する。
図2cを参照すると、ビリングシステム専用データベース240でビリング作業が完了した顧客または課金アカウントを検索した後、該当顧客または課金アカウントに関連したビリングデータを複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230からオンライン/ビリングシステム共有データベース220に複写する。
【0028】
上述したように本発明について簡単に説明した内容は、添付する図を参照しながら以下で詳細に説明する。
図3は、本発明の好ましい実施の形態に係る分散処理を利用したバッチ型ビリング方法による処理過程を概略的に示すフローチャートである。
図3を参照すると、ステップ300において、ビリング締切プロセス201は、オンライン/ビリングシステム共有データベース220を締切処理する。前記ビリング締切プロセス201により、オンラインシステム200は、ビリング作業期間の間受け付けられた顧客情報変更または収納活動等請求書変更事項を当月または翌月請求書に反映するか否かに関係なく全部翌月請求書に反映されるものと処理した後、オンライン/ビリングシステム共有データベース220に格納する。
【0029】
ステップ310で、複写プロセス202は、前記ビリング締切プロセス201により処理されたオンライン/ビリングシステム共有データベース220をビリングシステム210のデータベースに複写する。
【0030】
ステップ320で、ビリングプロセス203は、複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230を利用して顧客別または課金アカウント別ビリング作業を行なう。前記ビリングプロセス203によりビリング作業が完了した顧客目録または課金アカウント目録をビリング完了対象者データベース240に格納される。前記ビリング完了対象者データベース240は、図2aないし図2cにおいて説明したビリングシステム専用データベースに該当する。
【0031】
ステップ330で、分配プロセス204は、ビリング作業が完了した顧客または課金アカウントをビリング完了対象者データベース240から検索してオンライン/ビリングシステム共有データベース220にビリングデータを伝送する顧客数または課金アカウントの数を算出する。前記分配プロセス204は、算出した数に基づいて、必要な個数のデータベース同期化プロセス205を呼び出す。前記分配プロセス204は、呼び出した複数個のデータベース同期化プロセス205にオンライン/ビリングシステム共有データベース220にビリングデータを伝送する顧客目録または課金アカウント目録を分配する。
【0032】
ステップ340で、データベース同期化プロセス205は、前記分配プロセス204から割り当てられた顧客目録または課金アカウント目録を参照して該当顧客または課金アカウントのビリングデータを複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230からオンライン/ビリングシステム共有データベース220に伝送する。もし、ビリング締切以後に発生した顧客情報変更または収納活動によりオンライン/ビリングシステム共有データベース220と複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230が一致しない場合には、該当顧客のビリングデータをビリングシステム210で読み出す。また、ビリング完了対象者データベース240に前記顧客または課金アカウントの作業状態フィールドを変更する。
【0033】
以下では、上述した分散処理を利用したバッチ型ビリング方法を各ステップ別に詳細に説明する。
図4aは、オンラインシステム内におけるビリング締切プロセスの動作を説明するための例示図であって、図4bは、ビリング締切プロセスによるオンラインシステムの処理過程を示すフローチャートであり、図4cは、課金アカウントデータベースの構成図であって、図4dは、ビリング締切プロセスが請求書一連番号を変更する過程を示す例示図である。
図4aを参照すると、ビリング締切プロセス201は、オンラインシステム200内で実行され、課金アカウントデータベース223をビリング締切処理した後終了する。課金アカウントデータベース223がビリング締切すると、前記オンラインシステム200は、ビリング作業期間の間顧客/収納プロセスから入力された顧客情報変更または収納活動が翌月請求書に反映されることと処理する。
【0034】
一般的なビリング関連データベースは、一定期間(例えば、1ケ月単位)ごとに発行される請求書の一連番号を含む。請求書一連番号は、最初請求書発行時に基本値が記憶され、以後請求書が発行される都度に一定値ずつ増加するので、これを利用して顧客に請求書が何回発送されたかが把握できる。本発明において前記オンラインシステム200は、課金アカウントデータベース223に格納された請求書一連番号を参照して、顧客情報変更または収納活動が当月請求書に反映されることができるかを判断する。すなわち、前記オンラインシステム200は、請求書一連番号を参照して、前月使用内訳に対する当月請求書が発行されたかを判断した後、まだ発行前であると、当月請求書に含めて、発行されたならば、翌月請求書に繰り越す。
【0035】
したがって、前記ビリング締切プロセス201は、一定の請求書発行周期に従ってビリング作業日になると、一律的にビリング関連データベースの請求書一連番号を一定値ずつ増加させる。結果的に、前記オンラインシステム200は、顧客情報変更または収納活動による全ての変更内容を翌月請求書に反映することと処理する。すなわち、前記オンラインシステム200は、既に当月請求書が発行されたことと認識して当月反映分であるか翌月反映分であるかに区分せずいずれも繰り越し処理する。
【0036】
図4bを参照すると、ステップ400で、ビリング締切プロセス201は、ビリング関連データベースにアクセスする。本発明において、課金アカウントデータベース223の請求書一連番号のみ変更されるが、実際のシステムにおいては請求書一連番号を含んでいる複数のビリング関連データベースの請求書一連番号が全部変更できる。
【0037】
ステップ410で、前記ビリング締切プロセス201は、前記課金アカウントデータベース223から顧客別または課金アカウント別請求書一連番号223cを読み出す。
【0038】
ステップ420で、前記ビリング締切プロセス201は、顧客別または課金アカウント別請求書一連番号を一定値ずつ増加させる。図4dを参照すると、ビリング締切前の請求書一連番号フィールド223cに各々9、12、3が記憶されている。すなわち、各課金アカウント別当月請求書一連番号は、9、12、3である。各請求書一連番号を1ずつ増加させると、ビリング締切後の請求書一連番号フィールド223c´のように変更される。
【0039】
ステップ430で、前記締切プロセス201は、1ずつ増加された前記請求書一連番号を前記課金アカウントデータベース223に格納する。
図4cを参照すると、課金アカウントデータベース223は、課金アカウント、顧客活動コード、請求書一連番号、顧客ID、最初活動日時、契約類型、アカウント総残額、アカウント状態、延滞識別、納付情報、請求書情報フィールドを含む。図4cに示されたフィールドの中重要なフィールドのみを選別して説明する。
【0040】
課金アカウント223aは、当月請求書に関連した課金アカウント番号に関するフィールドである。前記課金アカウント223aは、プライマリキー(Primary Key)に該当するフィールドであって、複数のビリング関連データベースの中で唯一な値を有する。
【0041】
顧客活動コード223bは、現在課金アカウントの状態変化を発生させた顧客管理活動コードに関するフィールドである。課金アカウントが生成される時基本値が割り当てられ、課金アカウントの状態が変更される時点で更新される。課金アカウント状態は、現在利用顧客、解約/解約取消、請求者統合、請求者変更及び利用停止/利用停止解除を含む。
【0042】
請求書一連番号223cは、現在まで発行された請求書の一連番号に関するフィールドである。
顧客活動事由223dは、顧客活動コードの原因となる顧客活動事由に関するフィールドである。顧客活動事由は、他社移動、販促行事及び解約/未納による解約/サービス品質不満足による解約を含む。
アカウント総残高223eは、総請求額と顧客の納付額との差額に関するフィールドであって、顧客の未納または過納如何に関連している。
収納方法223fは、銀行自動振替、クレジットカードまたは郵便振替のような顧客の納付手段に関するフィールドである。
前月請求書生成日時223gは、前月請求書が生成された日時に関するフィールドである。
【0043】
前記ビリング締切プロセス201によりビリング締切処理された複数のビリング関連データベースはビリングシステム210に複写される。以下では、データベース複写及びビリング作業について説明する。
【0044】
図5aは、ビリング締切したオンライン/ビリングシステム共有データベースをビリングシステムのデータベースに複写する動作を説明するための例示図であって、図5bは、調整内訳データベースの構成図であり、図5cは、請求内訳データベースの構成図であり、図5dは、収納内訳データベースの構成図である。
図5aを参照すると、複写プロセス202は、オンライン/ビリングシステム共有データベース220をビリングシステム210に複写する。前記複写プロセス202は、(1)ユニックスマシンのimport、export機能を利用するテーブル(データベース)別複写方法、(2)好ましくは、EMC社のストーレジネットワーキング装備のようなデータ伝送装備を利用したディスクボックス(ストーレジ)別複写方法を利用できる。前記方法(1)は、少量のデータ複写に好適であるが、複写速度が遅いという短所がある。これに対し、前記方法(2)は、大量のデータ複写に好適であり、複写速度は速いが、高価の装備が必要となる短所がある。
【0045】
また、オンライン/ビリングシステム共有データベース220において、実際にビリング作業に必要なフィールドのみを選別して複写することもできる。ビリング作業に必要なフィールドは、システム運営者により予め決定されることができる。
【0046】
以下では、複写プロセス202により複写される調整内訳データベース221、請求内訳データベース222及び収納内訳データベース224の構成について説明する。
図5bを参照すると、調整内訳データベース221は、課金アカウント、調整一連番号、調整区分、調整発生日時、調整金額、調整反映日時、調整が反映される請求書一連番号及び調整対象フィールドを含む。前記調整内訳データベース221は、課金アカウントの料金調整内訳を格納するデータベースである。図5bに示されたフィールドの中重要なフィールドのみを選別して説明する。
【0047】
調整一連番号221aは、同じ課金アカウント内で互いに異なる調整を識別する唯一な一連番号であってPKに該当するフィールドである。
調整区分221bは、「調整」または「調整取消」値を有するフィールドであって、PKフィールドであるか、FK(Foreign Key)フィールドであり得る。
調整発生日時221cは、「調整」または「調整取消」が発生した日時に関するフィールドである。
調整金額221dは、「調整」または「調整取消」される金額に関するフィールドである。
調整反映日時221eは、「調整」または「調整取消」が反映されなけれなならない日時に関するフィールドである。
調整反映される請求書一連番号221fは、「調整」または「調整取消」が反映される請求書の一連番号に関するフィールドである。
調整対象221gは、「調整」または「調整取消」が反映される対象に関するフィールドである。移動通信事業者が発行する請求書である場合に、基本料金、月定額、加入費、端末器代金、通話料金などが前記調整対象に該当する。
【0048】
図5cを参照すると、請求内訳データベース222は、課金アカウント、請求書一連番号、請求書作業日、請求書発行日、納期日、前月請求額、前月収納額、前月増額、前月請求書の料金調整額、前月未納額、延滞料賦課対象未納額、課金アカウント別現請求周期未請求金額、総請求金額及び支払方法に対する複数のフィールドを含む。図5cに示されたフィールドの中重要なフィールドのみを選別して説明する。
【0049】
請求書作業日222aは、請求書作成日時に関するフィールドである。
請求書発行日222bは、請求書発行日時に関するフィールドである。
納期日222cは、請求料金に対する納期締切日に関するフィールドである。
前月請求額222dは、前月請求書の総請求金額に関するフィールドであって、正の値または負の値を有する。
前月収納額222eは、前月総請求金額の中請求作業日までの受領額に関するフィールドである。
前月請求書の料金調整額222fは、オンラインで発生した請求金額に関するフィールドであって、オンラインにより収納された料金に関するフィールドである。前月未納額222gは、前月の納期日が過ぎた総延滞金額に関するフィールドであって、正の値または負の値を有する。
延滞料賦課対象未納額222hは、前月未納額の中実際に加算金を賦課する金額に関するフィールドである。
延滞料222iは、前記延滞料賦課対象未納額222hに賦課された延滞料に関するフィールドである。
課金アカウント別現請求周期未請求金額222jは、請求書作業日と請求書発行日との間に蓄積された請求金額に関するフィールドであって、当月請求書に含まれない当月反映対象である請求金額である。
総請求金額222kは、顧客または課金アカウント別に当月請求する総金額に関するフィールドである。
支払方法に対するデータフィールド222lは、顧客の支払方法に関する複数のフィールドである。
【0050】
図5dを参照すると、収納内訳データベース224は、課金アカウント、収納一連番号、収納処理日時、収納方式、細部収納情報、銀行コード、クレジットカード番号、カード承認番号、実際顧客納付金額及び加入者番号に対する複数のフィールドを含む。図5dに示されたフィールドの中重要なフィールドのみを選別して説明する。
【0051】
収納一連番号224aは、課金アカウント別収納を識別する固有番号に関するフィールドである。
収納処理日時224bは、請求書により顧客が実際納めた日時に関するフィールドである。
収納方式224cは、顧客が請求料金を納めた方式に関するフィールドであって、クレジットカード、現金、口座振替、先払いカード等で記録される。
【0052】
図6aは、ビリング締切したオンライン/ビリングシステム共有データベースを利用してビリング作業を行なう動作を説明するための例示図であって、図6bは、ビリング完了対象者データベースの構成図である。
図6aを参照すると、ビリングシステム210は、オンラインシステムでビリング締切処理されて複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230を利用してビリング作業を実施する。
【0053】
複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230で請求書一連番号フィールドを一定値ずつ減少させてビリング締切前に戻った後ビリング作業を進行する。ビリングプロセス203は、ビリング作業に必要な特定データのみを抽出してテーブルを再構成できる。また、抽出されたデータの格納順は、ユニックスマシンのSGA領域内1ブロックにおいて多くのデータ処理が可能となるように構成できる。また、ビリングシステムの性能向上のために、インデックスを再構成しビリング作業に直接的に不要なインデックスは削除できる。
ビリング作業が完了した顧客または課金アカウントは、ビリング完了対象者データベース240に格納し、作業状態フィールドを「ビリング作業完了」に変更する。
【0054】
図6bを参照すると、ビリング完了対象者データベース240は、課金アカウント、請求書一連番号及び作業状態、ビリング締切処理時間、ビリング作業完了時間フィールドを含む。
【0055】
作業状態240aは、ビリング作業が完了したか否かに関するフィールドであって、「ビリング作業待ち受け中」、「作業中」及び「ビリング作業完了」などの状態値を有する。
【0056】
ビリング締切処理時間240bは、オンラインシステムにおいてビリング締切プロセスによりビリング締切処理された時間に関するフィールドである。前記ビリング締切処理時間フィールド240bは、選択的なフィールドであって、オンラインシステム200におけるビリング締切などのようにデータベースの変動時間を別途に管理する場合のみ利用する。
【0057】
ビリング作業完了時間フィールド240cは、ビリング作業が完了した時間に関するフィールドである。前記ビリング作業完了時間フィールド240cは、選択的なフィールドであって、オンラインシステム200においてデータベース変動時間を別途に管理する場合に、データベース同期化プロセス205の作業を単純化するために用いられる。すなわち、データベース同期化プロセス205のデータベース対データベースの比較過程を省略するために、両データベースの変動時間を比較するのに前記ビリング締切処理時間フィールド240bまたはビリング作業完了時間フィールド240cが用いられることができる。
【0058】
図7aは、ビリング作業が終了した顧客または課金アカウントをオンライン/ビリングシステム共有データベースに伝送する動作を説明するための例示図であって、図7bは、ビリング締切処理後ビリング作業終了前オンライン/ビリングシステム共有データベースに変動が発生する場合を説明するための例示図であり、図7cは、ビリング作業が終了した複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベースとオンライン/ビリングシステム共有データベース間同期化を説明するための例示図である。
【0059】
図7aを参照すると、分配プロセス204は、ビリング完了対象者データベース240においてビリング作業が完了した顧客または課金アカウントを検索して複数のデータベース同期化プロセス205にビリング作業が完了した顧客目録または課金アカウント目録を分配する。複数のデータベース同期化プロセス205は、割り当てられた顧客目録または課金アカウント目録を参照して複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230から前記顧客または課金アカウントに関連したビリングデータを読み出した後、これをオンライン/ビリングシステム共有データベース220に伝送する。
【0060】
図7bを参照すると、ステップ400で、分配プロセス204は、ビリング完了対象者データベース240からビリング作業が完了した顧客または課金アカウントを検索する。
【0061】
ステップ410で、前記分配プロセス204は、ビリング作業が完了した顧客または課金アカウントの作業状態フィールドを「作業中」に変更する。また、前記分配プロセス204は、作業状態フィールドが「作業中」に変わった顧客または課金アカウントの数をカウントして必要な数のデータベース同期化プロセス205を決定する。必要な数のデータベース同期化プロセス205が決定されると、データベース同期化プロセス205を必要な数ほど生成する。
【0062】
もし、既に生成されたデータベース同期化プロセスの数が処理する作業量を超過する場合には、システム資源をビリングプロセスに割り当てるために、超過したデータベース同期化プロセスは終了する。また、データベース同期化プロセスが一定時間の間同期化作業を行なわない場合にも自動終了されるようにすることが好ましい。
【0063】
ステップ420で、前記分配プロセス204は、生成された複数のデータベース同期化プロセス205に作業状態フィールドが「作業中」である顧客または課金アカウント目録を分配する。分配される顧客または課金アカウント目録の分量は、一つのデータベース同期化プロセス205が処理できる数に制限できる。データベース同期化プロセス205が一定時間内に処理できる目録の数は、各ビリングシステム210の処理能力によるので、システム運営者が一定の値を予め設定することが好ましい。
【0064】
ステップ430で、前記データベース同期化プロセス205は、複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230から同期化する顧客または課金アカウントに関するビリングデータを読み出した後、これをオンライン/ビリングシステム共有データベース220に格納された該当顧客または課金アカウントに関するビリングデータと比較する。ビリング作業のためにオンライン/ビリングシステム共有データベース220を複写した時点以後に、オンラインシステム200がオンライン/ビリングシステム共有データベース220を変更すると、オンライン/ビリングシステム共有データベース220の一部フィールドが変更/削除/生成される。図7cを参照すると、ビリング作業開始以後にオンラインシステム200が課金アカウントデータベース223の加入者活動事由フィールドを「サービス提供顧客」から「解約」に変更した。
【0065】
前記データベース同期化プロセス205は、顧客または課金アカウントを参照して複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230の各フィールドとオンライン/ビリングシステム共有データベース220の各フィールドとを比較する。すなわち、同じ課金アカウントに基づいて、オンラインシステム200の調整内訳データベース221、請求内訳データベース222、課金アカウントデータベース223、収納内訳データベース224とビリングシステム210の調整内訳データベース231、請求内訳データベース232、課金アカウントデータベース233、収納内訳データベース234を1:1に比較する。
【0066】
ステップ440で、オンライン/ビリングシステム共有データベース220に変動がある場合には、ステップ450に進行し、変動がない場合にはステップ470に進行する。
【0067】
ステップ450で、変更されたビリング完了対象者のビリングデータをオンライン/ビリングシステム共有データベース220から読み出した後、複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230に格納し、ビリング完了対象者データベース240の作業状態フィールドを変更する。
【0068】
ステップ460で、ビリング作業中変動が発生した顧客または課金アカウントに対するビリング作業をまた実施する。
【0069】
ステップ470で、ビリング作業中変動が発生しない顧客または課金アカウントに対するビリングデータは、オンラインシステムに伝送してオンライン/ビリングシステム共有データベース220に格納する。ビリング作業期間中変動事項が発生しなかった場合には、両データベースがビリング作業により変更された複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベース230のビリングデータのみを除いては同様である。したがって、総請求金額を含むビリングデータのみをオンライン/ビリングシステム共有データベース220に伝送することが好ましい。
【0070】
本発明は、一定期間ごとに実施するビリング作業によりオンラインシステム及びビリングシステムを一つの統合システムで運営する企業のオンライン業務処理効率低下とビリング処理能力の限界を克服するために案出されたものである。このために、ビリング作業期間の間ビリング作業に必要なデータベースをビリングシステムが独占するようにし、オンラインを介した顧客情報変更及び収納活動などのような変動事項はオンラインシステムが一時保留した後、保留された変動事項のみを再処理するようにした。
【0071】
本発明の説明において、ビリング作業に必須的なデータベースを例として説明したが、実際的なビリングシステムでは上記実施の形態で説明したデータベースよりさらに多い数のデータベースを用いることができることは自明な事実である。したがって、本発明は、本実施の形態に限られるものではない。本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【0072】
【発明の効果】
上述したようになされる本発明に係る分散処理を利用したバッチ型ビリング方法及びそのシステムによると、オンラインシステム及びビリングシステムが複数のデータベースを共有することで、(1)顧客情報を共有することによって月初め請求住所/名前変更時変更された住所/名前で請求が可能となり、(2)収納締切概念がなくなるので、請求直接金額変更、例えば、契約解約または払い戻しなどが発生しても当月請求書に適用が可能となる。
また、ビリング作業時オンラインシステムとビリングシステムが共有した複数のデータベースをビリングシステムが独占するようにすることで、(1)オンラインシステムと関係なく24時間ビリング作業が可能となり、(2)オンラインシステムの負荷がなくなるので、ビリング性能が向上し、(3)オンラインシステムとのメモリ使用、ディスク入出力時データボトルネック現象などのようなシステム資源占有競争がなくなるので、全体的なシステムの性能が向上し、(4)データベーステーブルの再構造化を通してビリングシステムの性能が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1a】オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムの概略的な構成図である。
【図1b】オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムが1ケ月周期でビリング作業を実行する過程を示した例示図である。
【図1c】オンラインシステムとシステム資源を共有する従来のオンライン−ビリング統合システムにおいて、ビリング作業後顧客がオンライン端末器を介して当月反映される料金を納めた場合を示した例示図である。
【図2a】本発明の好ましい実施の形態に係る分散処理を利用したバッチ型ビリングシステム及びシステム上での処理流れを概略的に示した構成図である。
【図2b】本発明の好ましい実施の形態に係る分散処理を利用したバッチ型ビリングシステム及びシステム上での処理流れを概略的に示した構成図である。
【図2c】本発明の好ましい実施の形態に係る分散処理を利用したバッチ型ビリングシステム及びシステム上での処理流れを概略的に示した構成図である。
【図3】本発明の好ましい実施の形態に係る分散処理を利用したバッチ型ビリング方法による処理過程を概略的に示したフローチャートである。
【図4a】オンラインシステム内におけるビリング締切プロセスの動作を説明するための例示図である。
【図4b】ビリング締切プロセスによるオンラインシステムの処理過程を示したフローチャートである。
【図4c】ビリング締切プロセスにより締切処理される課金アカウントデータベースの構成図である。
【図4d】ビリング締切プロセスが請求書一連番号を変更する過程を示した例示図である。
【図5a】ビリング締切したオンライン/ビリングシステム共有データベースをビリングシステムのデータベースに複写する動作を説明するための例示図である。
【図5b】ビリングシステムに複写された調整内訳データベースの構成図である。
【図5c】ビリングシステムに複写された請求内訳データベースの構成図である。
【図5d】ビリングシステムに複写された収納内訳データベースの構成図である。
【図6a】ビリング締切したオンライン/ビリングシステム共有データベースを利用してビリング作業を行なう動作を説明するための例示図である。
【図6b】ビリング完了対象者データベースの構成図である。
【図7a】ビリング作業が終了した顧客または課金アカウントをオンライン/ビリングシステム共有データベースに伝送する動作を説明するための例示図である。
【図7b】ビリング締切処理後ビリング作業終了前オンライン/ビリングシステム共有データベースに変動が発生する場合を説明するための例示図である。
【図7c】ビリング作業が終了した複写されたオンライン/ビリングシステム共有データベースとオンライン/ビリングシステム共有データベース間同期化を説明するための例示図である。
【符号の説明】
200 オンラインシステム
210 ビリングシステム
220 オンライン/ビリングシステム共有DB
230 複写されたオンライン/ビリングシステム共有DB
Claims (12)
- オンラインシステムとビリングシステムが少なくとも一つ以上のデータベースを共有するシステムにおける、顧客管理業務のためのオンラインシステムと請求料金計算のためのビリングシステムが各々業務を分散処理するようにするためのビリング方法において、
前記オンラインシステムと前記ビリングシステムが共有する第1データベースを当月請求書発行以後の状態に変換するステップと、
前記変換された第1データベースに格納されたデータを第2データベースに複写するステップと、
課金アカウントを基準に前記複写された第2データベースを利用してビリング作業を行なうステップと、
前記第1データベースと前記第2データベースを同期化するステップと
を含むことを特徴とする分散処理を利用したバッチ型ビリング方法。 - 前記第1データベースを当月請求書発行以後の状態に変換するステップは、
ビリング作業開始以後発生した変動事項は翌月請求書に反映されるように、前記第1データベースの請求書の一連番号を一定値ほど増加するステップであることを特徴とする請求項1に記載の分散処理を利用したバッチ型ビリング方法。 - 前記第1データベースと前記第2データベースを同期化するステップは、
ビリング作業が完了した課金アカウントの数に応じて、前記ビリング作業が完了した課金アカウントを同時同期化可能な数に分割するステップと、
同時に少なくとも一つ以上の課金アカウントを基準に、前記第1データベースと前記第2データベースとを比較してビリング作業期間の間前記第1データベースに変動が発生したか否かを判断するステップと、
前記判断結果に応じて、第2データベースのデータを第1データベースに伝送するステップと
を含むことを特徴とする請求項1に記載の分散処理を利用したバッチ型ビリング方法。 - 前記第1データベースは、少なくとも一つ以上のビリング関連データベースであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の分散処理を利用したバッチ型ビリング方法。
- 前記第2データベースは、前記ビリングシステムのみがアクセスできる少なくとも一つ以上のデータベースであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の分散処理を利用したバッチ型ビリング方法。
- 前記課金アカウントは、少なくとも一つ以上の顧客に与えられた固有な識別番号であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の分散処理を利用したバッチ型ビリング方法。
- オンラインシステムとビリングシステムが少なくとも一つ以上のデータベースを共有するシステムにおいて、
前記オンラインシステムと前記ビリングシステムが共有する第1データベースを当月請求書発行以後の状態に変換するビリング締切手段と、
前記変換された第1データベースに格納されたデータを第2データベースに伝送する複写手段と、
課金アカウントを基準に前記複写された第2データベースを利用してビリング作業を行なうビリング手段と、
前記第1データベースと前記第2データベースを同期化する少なくとも一つ以上の同期化手段と
を含むことを特徴とする分散処理を利用したバッチ型ビリングシステム。 - 前記第1データベースを当月請求書発行以後の状態に変換するビリング締切手段は、
ビリング作業開始以後発生した変動事項は翌月請求書に反映されるように、前記第1データベースの請求書の一連番号を一定値ほど増加させる手段であることを特徴とする請求項7に記載の分散処理を利用したバッチ型ビリングシステム。 - 前記第1データベースと前記第2データベースを同期化する少なくとも一つ以上の同期化手段は、
ビリング作業が完了した課金アカウントの数に応じて、前記ビリング作業が完了した課金アカウントを同時同期化可能な数に分割する手段と、
同時に、少なくとも一つ以上の課金アカウントを基準に、前記第1データベースと前記第2データベースとを比較してビリング作業期間の間前記第1データベースに変動が発生したか否かを判断する手段と、
前記判断結果に応じて、第2データベースのデータを第1データベースに伝送する手段と
を含むことを特徴とする請求項7に記載の分散処理を利用したバッチ型ビリングシステム。 - 前記第1データベースは、少なくとも一つ以上のビリング関連データベースであることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の分散処理を利用したバッチ型ビリングシステム。
- 前記第2データベースは、前記ビリングシステムのみアクセスできる少なくとも一つ以上のデータベースであることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の分散処理を利用したバッチ型ビリングシステム。
- 前記課金アカウントは、少なくとも一つ以上の顧客に与えられた固有な識別番号であることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の分散処理を利用したバッチ型ビリングシステム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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