JP2004069852A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】不正な再使用を防止するとともに、リユースを簡便に行う。
【解決手段】外面に、使用後に撮影済み写真フイルムを収納したカートリッジを取り出すための蓋12を設ける。シャッタ羽根27の開閉路に出入り自在にストッパ35を設ける。ストッパ35を、シャッタ羽根27の開閉路に突出する方向にバネ36により付勢する。保持部材37の一端44でバネ36の付勢に抗してストッパ35を突出しないように押さえる。保持部材37の他端43に、蓋12に設けた連結部材44を係合する。蓋12の開放に連動して連結部材44を回転させてストッパ35をシャッタ羽根27の開閉路に突出させる。ストッパ35を押し込んでから連結部材37を元の位置に戻してリユースする。
【選択図】 図3
【解決手段】外面に、使用後に撮影済み写真フイルムを収納したカートリッジを取り出すための蓋12を設ける。シャッタ羽根27の開閉路に出入り自在にストッパ35を設ける。ストッパ35を、シャッタ羽根27の開閉路に突出する方向にバネ36により付勢する。保持部材37の一端44でバネ36の付勢に抗してストッパ35を突出しないように押さえる。保持部材37の他端43に、蓋12に設けた連結部材44を係合する。蓋12の開放に連動して連結部材44を回転させてストッパ35をシャッタ羽根27の開閉路に突出させる。ストッパ35を押し込んでから連結部材37を元の位置に戻してリユースする。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニット本体の不正な再使用を防止するために工夫を施したレンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
写真フイルムカートリッジを予め工場で装填したレンズ付きフイルムユニットが知られている。レンズ付きフイルムユニットは、写真フイルムカートリッジを収納する本体基部に撮影レンズやシャッタ機構などの露光付与機構を取り付け、それらの周りを外カバーで覆った形態となっている。撮影済みの写真フイルムを収納したカートリッジは、外カバーに設けた蓋を開放することで簡単に取り出すことができる。
【0003】
環境保全や産業廃棄物の削減を図るために、使用済みの工業製品を回収して循環生産する資源循環生産が行われている。この資源循環生産には、部品を元の原料に戻して再び使用するリサイクルと、部品を検査した後にそのまま新しい工業製品に用いるリユースとがある。レンズ付きフイルムユニットについては、使用後に開放される蓋が設けられた外カバーをリサイクルし、撮影レンズやシャッタ機構などをリユースしている。そして、特開平5−19419号公報に記載のレンズ付きフイルムユニットでは、リユース部品を増やすために、撮影レンズやシャッタ機構を露光ユニットとして写真フイルムカートリッジを収納する本体基部から分離した構造にしている。
【0004】
ところが、最近、第三者が使用済みのレンズ付きフイルムユニットに新たなフイルムカートリッジを装填して販売したものが大量に市場に出回っている事情がある。このような不正にフイルムを詰め替えたものは、適性な品質検査を行わず、機能保証のないままに再利用している。このようなものが出回ると、新たに装填したフイルムに損傷を与える等の写真品質の劣化を招く可能性や、撮影機構の劣化による動作不良で、適正な撮影を行えなくなるおそれがある。
【0005】
特開平11−149141号公報には、使用後に蓋を開放することに連動してシャッタ機構の一部を壊すことでシャッタ機構を作動不良にして不正なフイルム詰め替えを防止するレンズ付きフイルムユニットが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した公報記載のレンズ付きフイルムユニットでは、シャッタ機構の一部を壊すため、循環生産時に壊れたところを修理して再び部品として利用するリペアを行う必要があり、手間がかかる欠点があった。
【0007】
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、不正なフイルム詰め替えによる再販売を防ぐことができ、かつリユース部品として簡単に再使用することができるようにしたレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、シャッタ羽根の開閉を阻止する阻止位置と前記開閉を許容する許容位置との間でストッパを移動自在に設け、カートリッジ取り出し操作となる蓋の開放に連動して前記ストッパを許容位置から阻止位置に移動するシャッタ開閉阻止手段を備えたものである。
【0009】
ストッパでシャッタ羽根を阻止する手段としては、シャッタ羽根の開閉軌跡内に挿入する手段やシャッタ羽根に直接に係合してその開閉を阻止する手段が望ましい。そして、再セットして簡単にリユース部品として循環生産するために、ストッパを阻止位置に向けて付勢する付勢手段と、ストッパを許容位置に保つ保持位置と阻止位置への移動を許容する退避位置との間で移動自在に設けられた保持部材と、蓋を開放することに連動して保持部材を保持位置から退避位置に移動させる連結部材とを備えるのが、循環生産時に再セットすることができるから好適である。
【0010】
【発明の実施の形態】
レンズ付きフイルムユニット1は、図1に示すように、予め工場で写真フイルムカートリッジ2が装填されるとともに簡単な撮影機構が組み込まれ、主にプラスチック成形品で構成されたユニット本体3と、この中央部に帯状に巻き付けて覆うラベル4とから構成されている。ユニット本体3には、前面にストロボ発光窓5、レリーズボタン6、カウンタ窓7、ファインダ窓8、撮影レンズ9、及びストロボ充電ボタン10等を設けている。ユニット本体3の背面側には、撮影毎に回転操作される巻き上げノブ11を露呈している。
【0011】
ユニット本体3の底には、蓋12が開閉自在に設けられている。蓋12は、係脱自在な係止爪13,14による爪結合により閉じ位置に保たれており、該ユニット1を使用後に爪結合を解除して撮影済みの写真フイルムを収納したカートリッジ15を取り出すために開放される。
【0012】
ユニット本体3は、図2に示すように、本体基部16、露光ユニット17、ストロボユニット18、前カバー19、及び後カバー20とから構成されている。本体基部16の中央に設けたアパーチャー21の両側には、カートリッジ室22とフイルム室23とが一体形成されており、このそれぞれに、写真フイルムカートリッジ2を構成するカートリッジ15とこれから引き出してロール状にした未露光の写真フイルム24とを収納している。巻き上げノブ11はカートリッジ室22の上部に回動自在に組み付けられ、その軸がカートリッジ15のスプールに係合している。
【0013】
露光ユニット17は、撮影レンズ9、シャッタ機構、フイルム巻き止め機構、フイルムカウンタ機構、シャッタ開閉阻止手段、フイルムカウンタ機構、シャッタチャージ機構、及びファインダ光学系等を備えており、本体基部16のアパーチャー21の前面に着脱自在に組み付けられている。露光ユニット17及びストロボユニット18は、本体基部16の前面に着脱自在に組み付けられる。
【0014】
前カバー19には、一部切り欠いて弾性自在にしたレリーズボタン6やストロボ充電ボタン10とが一体に形成されている。後カバー20は、カートリッジ室22及びフイルム室23を覆うように本体基部16の背面側に組み付けている。この後カバー20には、プルトップ式に開閉することができるように、一部の厚みを薄くしたヒンジを中心に開閉自在に設けた蓋12,26が一体に形成されている。これら蓋12,26で、カートリッジ室22とフイルム室23のそれぞれの底部開口を覆っている。このうち蓋12を下方に開放して、撮影済みの写真フイルム24を収納したカートリッジ15が取り出される。
【0015】
前カバー19及び後カバー20は、本体基部16,露光ユニット17,及びストロボユニット18を前後から覆う外カバーを構成しており、これらは本体基部16に着脱自在に取り付けられる。蓋12には、係止爪13,14が一体に設けられている。この係止爪13,14は、前カバー19の内壁に係合して、閉じ位置に保持される。
【0016】
シャッタ機構は、図3に示すように、シャッタ羽根27と戻しバネ28とで構成されている。シャッタ羽根27は、露光ユニット17の前面に配されるシャッタ基板29に軸着されており、撮影光軸9aを横切るように開閉してシャッタ基板29に設けたシャッタ開口30を開閉する。戻しバネ28は、一端がシャッタ基板29に、他端がシャッタ羽根27に係止され、シャッタ羽根27を閉じ位置に向けて付勢する。シャッタ基板29には、シャッタ開口30を挟む一端側にシャッタ羽根27を閉じ位置に保つシャッタ用ストッパ31と、他端側にシャッタ羽根27がシャッタ開口30を完全に開く開き位置に移動するためのスペース確保のために一段凹んで形成した凹面32とが形成されている。
【0017】
シャッタ羽根27は、前面に取り付けられるシャッタカバー33で覆われる。シャッタカバー33にはレンズホルダ34が設けられており、レンズホルダ34には撮影レンズ9が保持されている。
【0018】
また、露光ユニット17には、シャッタ開閉阻止手段が設けられている。シャッタ開閉阻止手段は、ストッパ35、バネ36、及び、保持部材37等で構成されている。ストッパ35は、凹面32に形成した開口38に対して背後から出入り自在に設けられており、先端が開口38から突出してシャッタ羽根27の開閉路に入り込んでシャッタ羽根27の開閉を阻止する阻止位置と、先端が開口38の内部に退避してシャッタ羽根27の開閉を許容する許容位置との間で移動自在となっており、バネ36により阻止位置に向けて付勢されている。
【0019】
保持部材37は、ストッパ35を許容位置に保つ保持位置と蓋12の開放に連動して移動する退避位置との間で移動する部材であり、軸着部40と、その軸着部40を挟んだ一方側に配される一端41と、他方側に配される他端42とを持っている。軸着部40は、露光ユニット17に回転自在に取り付けられる。一端41には、開口38を覆う遮光部が形成され、前記凹面32のスペースで移動するために厚みが薄くなっている。他端42には、突起43が形成されている。他端42はシャッタカバー33からカートリッジ室22の下方に向けて突出しており、突起43は蓋12に設けた連結部材44に係脱自在に係合している。連結部材44は、蓋12の内面に一体形成されている。
【0020】
連結部材44は凹部45及び凹部45を支持する支持部46とで構成されている。凹部45は、突起43を保持部材37の回転方向のうちの両方向から挟み込んで蓋12が閉じ位置のときに保持部材37を保持位置に保つ。支持部46は、蓋12を閉じ位置に移動したときに凹部45に突起43が入り込むように弾性変形自在に形成されている。突起43が凹部45に入り込むときには、突起43が凹部45を押して保持部材37が保持位置に向けて付勢される。このため、保持部材37が保持位置を超えて回転しないように保持位置で受け止める止め部材48がシャッタ基板29の凹面32に設けられている。
【0021】
上記構成の作用を説明する。レンズ付きフイルムユニット1の初期状態は、カートリッジ室22の底にある蓋12が閉じられており、突起43に凹部45が係合して保持部材37が保持位置の状態となっている。保持部材37が保持位置のときには、一端41が開口38を塞ぎ、バネ36の付勢によりストッパ35の先端が開口38から突出しようとするのを防いでいる。このため、シャッタ羽根27は、開閉が許容されている。
【0022】
巻き上げノブ11をフイルム巻き上げ方向に回転操作すると、写真フイルム24がフイルム室23からカートリッジ室22に向けて移送される。この移送力は、スプロケットにより回転力に変換されてからフイルム巻き止め機構、シャッタチャージ機構、及びフイルムカウンタ機構などに伝達される。1コマ分の長さだけフイルム移送がなされると、フイルム巻き止め機構が作動してスプロケットと巻き上げノブ11との回転を阻止する。この間に、シャッタチャージ機構がシャッタチャージを行う。
【0023】
レリーズボタン6を押圧すると、この押圧力がシャッタ機構に伝達され、シャッタチャージ機構のチャージ力を利用してシャッタ機構が作動する。本実施形態のシャッタ機構は、シャッタ羽根27を蹴飛ばすタイプのメカ機構であり、図3に示すようにバネ50の力でシャッタ駆動レバー51をチャージ位置から走行完了位置に向けて瞬時に回転させてその先端52でシャッタ羽根27の一端54が蹴飛ばされる。これにより、シャッタ羽根27は、軸着部55を中心に時計方向に回転して開閉部56がシャッタ開口30を開く開き位置となる。開放後戻しバネ28の付勢により反時計方向に引き戻されて閉じ位置となってシャッタ開口30を塞ぐ。これにより、アパーチャー21にセットされた写真フイルム24のコマに露光が付与される。
【0024】
このようにしてフイルム巻き上げとシャッタレリーズとを繰り返して撮影を行う。最後の撮影コマに対して撮影を行った後には、フイルムカウンタ機構の枚数表示板が残りの撮影枚数がない旨の表示位置に回転する。この回転によりフイルム巻き止め機構の作動が阻止され、その後のフイルム巻き上げ操作により全ての写真フイルム24がカートリッジ15に収納される。
【0025】
使用済みのレンズ付きフイルムユニット1は現像所に提出される。現像所では、底に露呈している蓋12を開放する。蓋12は、前カバー19との爪結合を解除することで、該ユニット1の背面側の薄肉部をヒンジとして前面側が該ユニット1の下方に向けて開放される。この開放により連結部材44は、蓋12と一緒に移動して凹部45が突起43を下方に向けて引っ張る。これにより保持部材37が反時計方向に回転して一端41が開口38を露呈する。
【0026】
開口38が露呈されると、バネ36の付勢によりストッパ35が阻止位置に移動して先端がシャッタ羽根27の開閉路に突出する。このとき、シャッタ羽根27が閉じ位置にあるから、ストッパ35がシャッタ羽根27に衝突することはない。これにより、その後のシャッタ機構が作動しなくなる。
【0027】
保持部材37は、蓋12が全開に達するまでに退避位置に移動する。蓋12が全開に達する前に、突起43が凹部45から外れる。これにより、蓋12が全開に開く。その後は、保持部材37がフリーとなるが、ストッパ35の先端が保持部材37の一端41に当たって、保持部材37の保持位置への移動を阻止すから問題はない。
【0028】
蓋12を完全に開放してからカートリッジ15をスプール軸方向に沿って取り出す。空になったレンズ付きフイルムユニット1は、蓋12を閉めた状態で保管する。蓋12を閉めるときには、凹部45が突起43に当たって保持部材37を保持位置に向けて付勢する。しかし、保持部材37は、一端41がストッパ35に当接して保持位置への回転が阻止されている。このため、連結部材44の支持部46が弾性変形して突起43を凹部45に進入される。
【0029】
さらに、保持部材37が退避位置にあるため突起43が保持位置のときよりも下方に下がった位置にある。このため、突起43はさらに支持部46を弾性変形させて凹部45を通り越して凹部45を構成する上・下壁のうちの下壁を乗り越えた位置に達する。これにより、カートリッジ15を取り出し後に蓋12を閉めても露光ユニット17を壊すことはない。また、蓋12を閉めた後にも保持部材37の回転が退避位置に保持されるから、内部で動いて露光ユニット17を破損並びに損傷させることもない。
【0030】
現像所では、空のレンズ付きフイルムユニット1を一定量貯めてから循環生産工場に送る。循環生産工場では、回収した該ユニット1を分解してリユース部品とリサイクル部品に分別する。露光ユニット17は、リユース部品として検査工程に送られる。蓋12を設けた後カバー20は、リサイクル部品となっており、溶解して樹脂ペレットにされる。
【0031】
露光ユニット17は検査される。その後、治具を使ってストッパ35を許容位置に押し込み、その後に保持部材37を保持位置に回転させる。こうすることで、一端41にストッパ35を介してバネ36の付勢力がかかり、この力の方向が保持部材37の軸着部40の軸方向となっているため、保持部材37が保持位置に保たれる。その後は、露光ユニット17を単体で取り扱っても保持部材37が保持位置から移動することはない。シャッタ開閉阻止手段を再セットした露光ユニットは、組立ラインに送られ、レンズ付きフイルムユニットが循環生産される。組立のときには、未露光の写真フイルムカートリッジ2を装填してから、蓋12が閉められる。このとき、保持部材37が時計方向に向けて付勢されるが、保持位置からその方向に向けた回転を止め部材48が阻止するから、支持部46が弾性変形して突起43が凹部45にスムーズに係合する。これにより、シャッタ開閉阻止手段の再セットが完了する。
【0032】
上記実施形態では、カートリッジ15を取り出す蓋12をプルトップ式としているが、スライド式としてもよい。また、蓋12を該ユニット1の底に設けているが、カートリッジ室22の背面の一部を覆う位置に設けても良い。
【0033】
また、上記実施形態では、保持部材37を阻止位置と退避位置との間で回転させているが、スライド式に構成してもよい。また、シャッタ開閉阻止手段を構成するうちのストッパ35の出入りを蓋12の開閉に連動させる連動機構として、保持部材37と連結部材44とで構成しているが、本発明はこれに限らず、周知の機構を使用してもよい。また、個数も部品点数も2個に限らず、3個以上で構成してもよい。そして、保持部材37と蓋12との連結を係脱自在な構成にし、保持部材37を露光ユニット17に設けて再セット可能にして露光ユニット17をリユース部品として使用することができればよい。
【0034】
また、ストッパ35としては、シャッタ羽根27の開閉路に突出してシャッタ羽根27の開閉を阻止する構成としているが、シャッタ羽根27のうちのシャッタ開口30を覆う開閉部56を除く範囲に穴を設け、シャッタ羽根27が閉じ位置のときに前記穴に入り込んでシャッタ羽根27の開閉を確実に阻止する構成にしてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のレンズ付きフイルムユニットによれば、蓋を開放するとシャッタ羽根の開閉が禁止されるため、不正なフイルム詰め替えがなされても撮影が行えなくなる。また、リユースする場合には、ストッパを許容位置に戻せば再セットでき、よって循環生産も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視図である。
【図2】ユニット本体を示す分解斜視部である。
【図3】露光ユニットを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 レンズ付きフイルムユニット
3 ユニット本体
9 撮影レンズ
12 蓋
15 カートリッジ
17 露光ユニット
22 カートリッジ室
27 シャッタ羽根
35 ストッパ
36 バネ
37 保持部材
44 連結部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニット本体の不正な再使用を防止するために工夫を施したレンズ付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
写真フイルムカートリッジを予め工場で装填したレンズ付きフイルムユニットが知られている。レンズ付きフイルムユニットは、写真フイルムカートリッジを収納する本体基部に撮影レンズやシャッタ機構などの露光付与機構を取り付け、それらの周りを外カバーで覆った形態となっている。撮影済みの写真フイルムを収納したカートリッジは、外カバーに設けた蓋を開放することで簡単に取り出すことができる。
【0003】
環境保全や産業廃棄物の削減を図るために、使用済みの工業製品を回収して循環生産する資源循環生産が行われている。この資源循環生産には、部品を元の原料に戻して再び使用するリサイクルと、部品を検査した後にそのまま新しい工業製品に用いるリユースとがある。レンズ付きフイルムユニットについては、使用後に開放される蓋が設けられた外カバーをリサイクルし、撮影レンズやシャッタ機構などをリユースしている。そして、特開平5−19419号公報に記載のレンズ付きフイルムユニットでは、リユース部品を増やすために、撮影レンズやシャッタ機構を露光ユニットとして写真フイルムカートリッジを収納する本体基部から分離した構造にしている。
【0004】
ところが、最近、第三者が使用済みのレンズ付きフイルムユニットに新たなフイルムカートリッジを装填して販売したものが大量に市場に出回っている事情がある。このような不正にフイルムを詰め替えたものは、適性な品質検査を行わず、機能保証のないままに再利用している。このようなものが出回ると、新たに装填したフイルムに損傷を与える等の写真品質の劣化を招く可能性や、撮影機構の劣化による動作不良で、適正な撮影を行えなくなるおそれがある。
【0005】
特開平11−149141号公報には、使用後に蓋を開放することに連動してシャッタ機構の一部を壊すことでシャッタ機構を作動不良にして不正なフイルム詰め替えを防止するレンズ付きフイルムユニットが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した公報記載のレンズ付きフイルムユニットでは、シャッタ機構の一部を壊すため、循環生産時に壊れたところを修理して再び部品として利用するリペアを行う必要があり、手間がかかる欠点があった。
【0007】
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、不正なフイルム詰め替えによる再販売を防ぐことができ、かつリユース部品として簡単に再使用することができるようにしたレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、シャッタ羽根の開閉を阻止する阻止位置と前記開閉を許容する許容位置との間でストッパを移動自在に設け、カートリッジ取り出し操作となる蓋の開放に連動して前記ストッパを許容位置から阻止位置に移動するシャッタ開閉阻止手段を備えたものである。
【0009】
ストッパでシャッタ羽根を阻止する手段としては、シャッタ羽根の開閉軌跡内に挿入する手段やシャッタ羽根に直接に係合してその開閉を阻止する手段が望ましい。そして、再セットして簡単にリユース部品として循環生産するために、ストッパを阻止位置に向けて付勢する付勢手段と、ストッパを許容位置に保つ保持位置と阻止位置への移動を許容する退避位置との間で移動自在に設けられた保持部材と、蓋を開放することに連動して保持部材を保持位置から退避位置に移動させる連結部材とを備えるのが、循環生産時に再セットすることができるから好適である。
【0010】
【発明の実施の形態】
レンズ付きフイルムユニット1は、図1に示すように、予め工場で写真フイルムカートリッジ2が装填されるとともに簡単な撮影機構が組み込まれ、主にプラスチック成形品で構成されたユニット本体3と、この中央部に帯状に巻き付けて覆うラベル4とから構成されている。ユニット本体3には、前面にストロボ発光窓5、レリーズボタン6、カウンタ窓7、ファインダ窓8、撮影レンズ9、及びストロボ充電ボタン10等を設けている。ユニット本体3の背面側には、撮影毎に回転操作される巻き上げノブ11を露呈している。
【0011】
ユニット本体3の底には、蓋12が開閉自在に設けられている。蓋12は、係脱自在な係止爪13,14による爪結合により閉じ位置に保たれており、該ユニット1を使用後に爪結合を解除して撮影済みの写真フイルムを収納したカートリッジ15を取り出すために開放される。
【0012】
ユニット本体3は、図2に示すように、本体基部16、露光ユニット17、ストロボユニット18、前カバー19、及び後カバー20とから構成されている。本体基部16の中央に設けたアパーチャー21の両側には、カートリッジ室22とフイルム室23とが一体形成されており、このそれぞれに、写真フイルムカートリッジ2を構成するカートリッジ15とこれから引き出してロール状にした未露光の写真フイルム24とを収納している。巻き上げノブ11はカートリッジ室22の上部に回動自在に組み付けられ、その軸がカートリッジ15のスプールに係合している。
【0013】
露光ユニット17は、撮影レンズ9、シャッタ機構、フイルム巻き止め機構、フイルムカウンタ機構、シャッタ開閉阻止手段、フイルムカウンタ機構、シャッタチャージ機構、及びファインダ光学系等を備えており、本体基部16のアパーチャー21の前面に着脱自在に組み付けられている。露光ユニット17及びストロボユニット18は、本体基部16の前面に着脱自在に組み付けられる。
【0014】
前カバー19には、一部切り欠いて弾性自在にしたレリーズボタン6やストロボ充電ボタン10とが一体に形成されている。後カバー20は、カートリッジ室22及びフイルム室23を覆うように本体基部16の背面側に組み付けている。この後カバー20には、プルトップ式に開閉することができるように、一部の厚みを薄くしたヒンジを中心に開閉自在に設けた蓋12,26が一体に形成されている。これら蓋12,26で、カートリッジ室22とフイルム室23のそれぞれの底部開口を覆っている。このうち蓋12を下方に開放して、撮影済みの写真フイルム24を収納したカートリッジ15が取り出される。
【0015】
前カバー19及び後カバー20は、本体基部16,露光ユニット17,及びストロボユニット18を前後から覆う外カバーを構成しており、これらは本体基部16に着脱自在に取り付けられる。蓋12には、係止爪13,14が一体に設けられている。この係止爪13,14は、前カバー19の内壁に係合して、閉じ位置に保持される。
【0016】
シャッタ機構は、図3に示すように、シャッタ羽根27と戻しバネ28とで構成されている。シャッタ羽根27は、露光ユニット17の前面に配されるシャッタ基板29に軸着されており、撮影光軸9aを横切るように開閉してシャッタ基板29に設けたシャッタ開口30を開閉する。戻しバネ28は、一端がシャッタ基板29に、他端がシャッタ羽根27に係止され、シャッタ羽根27を閉じ位置に向けて付勢する。シャッタ基板29には、シャッタ開口30を挟む一端側にシャッタ羽根27を閉じ位置に保つシャッタ用ストッパ31と、他端側にシャッタ羽根27がシャッタ開口30を完全に開く開き位置に移動するためのスペース確保のために一段凹んで形成した凹面32とが形成されている。
【0017】
シャッタ羽根27は、前面に取り付けられるシャッタカバー33で覆われる。シャッタカバー33にはレンズホルダ34が設けられており、レンズホルダ34には撮影レンズ9が保持されている。
【0018】
また、露光ユニット17には、シャッタ開閉阻止手段が設けられている。シャッタ開閉阻止手段は、ストッパ35、バネ36、及び、保持部材37等で構成されている。ストッパ35は、凹面32に形成した開口38に対して背後から出入り自在に設けられており、先端が開口38から突出してシャッタ羽根27の開閉路に入り込んでシャッタ羽根27の開閉を阻止する阻止位置と、先端が開口38の内部に退避してシャッタ羽根27の開閉を許容する許容位置との間で移動自在となっており、バネ36により阻止位置に向けて付勢されている。
【0019】
保持部材37は、ストッパ35を許容位置に保つ保持位置と蓋12の開放に連動して移動する退避位置との間で移動する部材であり、軸着部40と、その軸着部40を挟んだ一方側に配される一端41と、他方側に配される他端42とを持っている。軸着部40は、露光ユニット17に回転自在に取り付けられる。一端41には、開口38を覆う遮光部が形成され、前記凹面32のスペースで移動するために厚みが薄くなっている。他端42には、突起43が形成されている。他端42はシャッタカバー33からカートリッジ室22の下方に向けて突出しており、突起43は蓋12に設けた連結部材44に係脱自在に係合している。連結部材44は、蓋12の内面に一体形成されている。
【0020】
連結部材44は凹部45及び凹部45を支持する支持部46とで構成されている。凹部45は、突起43を保持部材37の回転方向のうちの両方向から挟み込んで蓋12が閉じ位置のときに保持部材37を保持位置に保つ。支持部46は、蓋12を閉じ位置に移動したときに凹部45に突起43が入り込むように弾性変形自在に形成されている。突起43が凹部45に入り込むときには、突起43が凹部45を押して保持部材37が保持位置に向けて付勢される。このため、保持部材37が保持位置を超えて回転しないように保持位置で受け止める止め部材48がシャッタ基板29の凹面32に設けられている。
【0021】
上記構成の作用を説明する。レンズ付きフイルムユニット1の初期状態は、カートリッジ室22の底にある蓋12が閉じられており、突起43に凹部45が係合して保持部材37が保持位置の状態となっている。保持部材37が保持位置のときには、一端41が開口38を塞ぎ、バネ36の付勢によりストッパ35の先端が開口38から突出しようとするのを防いでいる。このため、シャッタ羽根27は、開閉が許容されている。
【0022】
巻き上げノブ11をフイルム巻き上げ方向に回転操作すると、写真フイルム24がフイルム室23からカートリッジ室22に向けて移送される。この移送力は、スプロケットにより回転力に変換されてからフイルム巻き止め機構、シャッタチャージ機構、及びフイルムカウンタ機構などに伝達される。1コマ分の長さだけフイルム移送がなされると、フイルム巻き止め機構が作動してスプロケットと巻き上げノブ11との回転を阻止する。この間に、シャッタチャージ機構がシャッタチャージを行う。
【0023】
レリーズボタン6を押圧すると、この押圧力がシャッタ機構に伝達され、シャッタチャージ機構のチャージ力を利用してシャッタ機構が作動する。本実施形態のシャッタ機構は、シャッタ羽根27を蹴飛ばすタイプのメカ機構であり、図3に示すようにバネ50の力でシャッタ駆動レバー51をチャージ位置から走行完了位置に向けて瞬時に回転させてその先端52でシャッタ羽根27の一端54が蹴飛ばされる。これにより、シャッタ羽根27は、軸着部55を中心に時計方向に回転して開閉部56がシャッタ開口30を開く開き位置となる。開放後戻しバネ28の付勢により反時計方向に引き戻されて閉じ位置となってシャッタ開口30を塞ぐ。これにより、アパーチャー21にセットされた写真フイルム24のコマに露光が付与される。
【0024】
このようにしてフイルム巻き上げとシャッタレリーズとを繰り返して撮影を行う。最後の撮影コマに対して撮影を行った後には、フイルムカウンタ機構の枚数表示板が残りの撮影枚数がない旨の表示位置に回転する。この回転によりフイルム巻き止め機構の作動が阻止され、その後のフイルム巻き上げ操作により全ての写真フイルム24がカートリッジ15に収納される。
【0025】
使用済みのレンズ付きフイルムユニット1は現像所に提出される。現像所では、底に露呈している蓋12を開放する。蓋12は、前カバー19との爪結合を解除することで、該ユニット1の背面側の薄肉部をヒンジとして前面側が該ユニット1の下方に向けて開放される。この開放により連結部材44は、蓋12と一緒に移動して凹部45が突起43を下方に向けて引っ張る。これにより保持部材37が反時計方向に回転して一端41が開口38を露呈する。
【0026】
開口38が露呈されると、バネ36の付勢によりストッパ35が阻止位置に移動して先端がシャッタ羽根27の開閉路に突出する。このとき、シャッタ羽根27が閉じ位置にあるから、ストッパ35がシャッタ羽根27に衝突することはない。これにより、その後のシャッタ機構が作動しなくなる。
【0027】
保持部材37は、蓋12が全開に達するまでに退避位置に移動する。蓋12が全開に達する前に、突起43が凹部45から外れる。これにより、蓋12が全開に開く。その後は、保持部材37がフリーとなるが、ストッパ35の先端が保持部材37の一端41に当たって、保持部材37の保持位置への移動を阻止すから問題はない。
【0028】
蓋12を完全に開放してからカートリッジ15をスプール軸方向に沿って取り出す。空になったレンズ付きフイルムユニット1は、蓋12を閉めた状態で保管する。蓋12を閉めるときには、凹部45が突起43に当たって保持部材37を保持位置に向けて付勢する。しかし、保持部材37は、一端41がストッパ35に当接して保持位置への回転が阻止されている。このため、連結部材44の支持部46が弾性変形して突起43を凹部45に進入される。
【0029】
さらに、保持部材37が退避位置にあるため突起43が保持位置のときよりも下方に下がった位置にある。このため、突起43はさらに支持部46を弾性変形させて凹部45を通り越して凹部45を構成する上・下壁のうちの下壁を乗り越えた位置に達する。これにより、カートリッジ15を取り出し後に蓋12を閉めても露光ユニット17を壊すことはない。また、蓋12を閉めた後にも保持部材37の回転が退避位置に保持されるから、内部で動いて露光ユニット17を破損並びに損傷させることもない。
【0030】
現像所では、空のレンズ付きフイルムユニット1を一定量貯めてから循環生産工場に送る。循環生産工場では、回収した該ユニット1を分解してリユース部品とリサイクル部品に分別する。露光ユニット17は、リユース部品として検査工程に送られる。蓋12を設けた後カバー20は、リサイクル部品となっており、溶解して樹脂ペレットにされる。
【0031】
露光ユニット17は検査される。その後、治具を使ってストッパ35を許容位置に押し込み、その後に保持部材37を保持位置に回転させる。こうすることで、一端41にストッパ35を介してバネ36の付勢力がかかり、この力の方向が保持部材37の軸着部40の軸方向となっているため、保持部材37が保持位置に保たれる。その後は、露光ユニット17を単体で取り扱っても保持部材37が保持位置から移動することはない。シャッタ開閉阻止手段を再セットした露光ユニットは、組立ラインに送られ、レンズ付きフイルムユニットが循環生産される。組立のときには、未露光の写真フイルムカートリッジ2を装填してから、蓋12が閉められる。このとき、保持部材37が時計方向に向けて付勢されるが、保持位置からその方向に向けた回転を止め部材48が阻止するから、支持部46が弾性変形して突起43が凹部45にスムーズに係合する。これにより、シャッタ開閉阻止手段の再セットが完了する。
【0032】
上記実施形態では、カートリッジ15を取り出す蓋12をプルトップ式としているが、スライド式としてもよい。また、蓋12を該ユニット1の底に設けているが、カートリッジ室22の背面の一部を覆う位置に設けても良い。
【0033】
また、上記実施形態では、保持部材37を阻止位置と退避位置との間で回転させているが、スライド式に構成してもよい。また、シャッタ開閉阻止手段を構成するうちのストッパ35の出入りを蓋12の開閉に連動させる連動機構として、保持部材37と連結部材44とで構成しているが、本発明はこれに限らず、周知の機構を使用してもよい。また、個数も部品点数も2個に限らず、3個以上で構成してもよい。そして、保持部材37と蓋12との連結を係脱自在な構成にし、保持部材37を露光ユニット17に設けて再セット可能にして露光ユニット17をリユース部品として使用することができればよい。
【0034】
また、ストッパ35としては、シャッタ羽根27の開閉路に突出してシャッタ羽根27の開閉を阻止する構成としているが、シャッタ羽根27のうちのシャッタ開口30を覆う開閉部56を除く範囲に穴を設け、シャッタ羽根27が閉じ位置のときに前記穴に入り込んでシャッタ羽根27の開閉を確実に阻止する構成にしてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のレンズ付きフイルムユニットによれば、蓋を開放するとシャッタ羽根の開閉が禁止されるため、不正なフイルム詰め替えがなされても撮影が行えなくなる。また、リユースする場合には、ストッパを許容位置に戻せば再セットでき、よって循環生産も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視図である。
【図2】ユニット本体を示す分解斜視部である。
【図3】露光ユニットを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 レンズ付きフイルムユニット
3 ユニット本体
9 撮影レンズ
12 蓋
15 カートリッジ
17 露光ユニット
22 カートリッジ室
27 シャッタ羽根
35 ストッパ
36 バネ
37 保持部材
44 連結部材
Claims (2)
- 撮影レンズの光軸を横切るように開閉されるシャッタ羽根を内蔵するとともに、予め工場でフイルムカートリッジが装填されるユニット本体を備えるとともに、使用後に撮影済みの写真フイルムを収納したカートリッジを取り出すために、前記ユニット本体の外面に設けた蓋を開放するように構成されたレンズ付きフイルムユニットにおいて、
前記シャッタ羽根の開閉を阻止する阻止位置と前記開閉を許容する許容位置との間で移動自在に設けたストッパを前記蓋の開放に連動して前記許容位置から阻止位置に移動するシャッタ開閉阻止手段を備えたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。 - 前記シャッタ開閉阻止手段は、前記ストッパを阻止位置に向けて付勢する付勢部材と、前記ストッパを許容位置に保つ保持位置と前記ストッパの阻止位置への移動を許容する退避位置との間で移動自在に設けられた保持部材と、前記蓋を開放することに連動して前記保持部材を保持位置から退避位置に移動させる連結部材とを備えていることを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002226509A JP2004069852A (ja) | 2002-08-02 | 2002-08-02 | レンズ付きフイルムユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002226509A JP2004069852A (ja) | 2002-08-02 | 2002-08-02 | レンズ付きフイルムユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004069852A true JP2004069852A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32013825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002226509A Pending JP2004069852A (ja) | 2002-08-02 | 2002-08-02 | レンズ付きフイルムユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004069852A (ja) |
-
2002
- 2002-08-02 JP JP2002226509A patent/JP2004069852A/ja active Pending
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