JP2004068968A

JP2004068968A - Tripod joint

Info

Publication number: JP2004068968A
Application number: JP2002231220A
Authority: JP
Inventors: Kenji Oe; 大江　賢次
Original assignee: Toyoda Koki KK
Current assignee: Toyoda Koki KK
Priority date: 2002-08-08
Filing date: 2002-08-08
Publication date: 2004-03-04

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To miniaturize a tripod joint with improved workability and durability as well as reduced manufacturing cost by decreasing the number of components. <P>SOLUTION: This tripod joint is provided with a tulip 2 connected with a driving shaft 1, and a boss 4 connected with a driven shaft 3. Three trunnions 5 are each disposed on an outer circumference of the boss 4 in a direction of rotation regarding a rotational centerline 4a as a center. A roller 7 supported over the trunnion 5 through each needle roller 6 is supported so as to move in the direction along the rotational centerline 2a to the tulip 2. The trunnion 5 is provided a groove part 11 on the outer circumference. The groove part 11 is provided around the entire trunnion 5 in the direction of the rotation regarding the rotational centerline 7a of the roller 7 as the center, and each needle roller 6 is fitted into the groove part 11 and disposed in the direction of the rotation of the roller 7. The trunnion 5 is provided with a shaft main body 9 extended from the outer circumference of the boss 4, and a flange part 10 integrally formed with the shaft main body 9 at a top part of the shaft main body 9. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のディファレンシャル等に取り付けられる等速ジョイントの一種であるトリポードジョイントにおいて、各トラニオンに対しローラを支持する構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
特開２０００−２２０６５５号公報に示すトリポードジョイントにおいては、図４（ａ）に示すように、各トラニオン５の先端部にリテーナ１２が挿嵌されてスナップリング１３により係止され、リテーナ１２により各針状ころ６がトラニオン５の外周とローラ７の内周との間から抜け落ちるのを防止している。しかし、トラニオン５とは別に、リテーナ１２やスナップリング１３を必要とするため、部品点数が増えて製造コストが上がる問題があった。
【０００３】
この問題を解消するために前記リテーナ１２やスナップリング１３を省略した従来のトリポードジョイントとしては、図４（ｂ）（ｃ）に示す下記の支持構造を有するものが知られている。
【０００４】
各トラニオン５において、ローラ７の内周に溝部１４がローラ７の回転中心線７ａを中心とする回転方向の全体に形成され、この溝部１４に各針状ころ６がトラニオン５の外周とローラ７の内周との間で嵌め込まれてローラ７の回転方向へ並べられている。溝部１４の両端壁部１４ａにより、各針状ころ６がトラニオン５の外周とローラ７の内周との間から抜け落ちるのを防止している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図４（ｂ）（ｃ）に示す従来の支持構造は下記＊の欠点を有している。
【０００６】
＊　溝部１４をローラ７の内周に形成することは、加工性に劣る。
＊　ローラ７の内周に形成した溝部１４の幅寸法Ｗ１４はローラ７の全幅寸法Ｗ７よりも溝部１４の両端壁部１４ａだけ必然的に小さくなる。この溝部１４に嵌め込まれる各針状ころ６の長さＬ６も溝部１４の幅寸法Ｗ１４に合わせて小さくする必要があるため、耐久性が低下する。
【０００７】
＊　ローラ７の内周に形成した溝部１４に各針状ころ６を嵌め込んだ後にローラ７をトラニオン５の外周に支持する作業については、組付性が悪くなるため、治具に工夫を凝らしたり、各針状ころ６の外径Ｄ６をある程度大きくしたりして、その組付性を少しでも良くする必要がある。しかし、各針状ころ６の外径Ｄ６が大きいほど、トラニオン５に対する各針状ころ６の面圧が高くなるため、耐久性が低下する。また、トラニオン５の外径Ｄ５やローラ７の厚みＴはある程度大きくする必要があるため、各針状ころ６の外径Ｄ６を大きくすると、ローラ７の外径Ｄ７も大きくなり、トリポードジョイントを小型化する点で問題がある。
【０００８】
この発明は、トリポードジョイントにおいて、部品点数を減らして製造コストを下げるばかりではなく、各針状ころの嵌込構造を改良して、加工性や耐久性を向上させるとともに小型化することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
後記実施形態の図面（図１〜３）の符号を援用して本発明を説明する。
＊　請求項１の発明
この発明にかかるトリポードジョイントは、下記のように構成されている。
【００１０】
このトリポードジョイントにおいては、第一回転軸（駆動軸１）に連結される第一連結部（チューリップ２）と、第二回転軸（被動軸３）に連結される第二連結部（ボス４）とを備え、この第二連結部（４）の外周で回転中心線（４ａ）を中心とする回転方向へ並べて設けた複数のトラニオン（５）に対しころ（針状ころ６）を介して支持したローラ（７）を前記第一連結部（２）に対し回転中心線（２ａ）に沿った方向へ移動可能に支持している。前記トラニオン（５）の外周には前記ころ（６）を嵌め込む溝部（１１）を設けている。
【００１１】
請求項１の発明は、従来技術と比較して下記・の効果を奏する。
・　図４（ａ）に示す従来の支持構造におけるリテーナ１２やスナップリング１３を省略して、部品点数を減らして製造コストを下げることができる。
【００１２】
・　溝部（１１）をトラニオン（５）の外周に形成したので、図４（ｂ）（ｃ）に示す従来の支持構造のように溝部１４をローラ７の内周に形成する場合と比較して、加工性に優れている。
【００１３】
・　トラニオン（５）の長さ（Ｌ５）やローラ（７）の全幅寸法（Ｗ７）と、図４（ｂ）（ｃ）に示す従来の支持構造におけるトラニオン５の長さＬ５やローラ７の全幅寸法Ｗ７とを条件的にほぼ同じにした場合、各針状ころ（６）の長さ（Ｌ６）がトラニオン（５）の長さ（Ｌ５）には制限されてもローラ（７）の全幅寸法（Ｗ７）には制限されない。従って、各針状ころ（６）の長さ（Ｌ６）をローラ（７）の全幅寸法（Ｗ７）に合わせて設定することができ、図４（ｂ）（ｃ）に示す従来の支持構造のように溝部１４をローラ７の内周に形成する場合と比較して、耐久性に優れている。
【００１４】
・　トラニオン（５）の外周に形成した溝部（１１）に各針状ころ（６）を嵌め込んだ後にローラ（７）をトラニオン（５）の外周に支持する作業については、トラニオン（５）の外周の溝部（１１）に各針状ころ（６）を嵌め込むため、図４（ｂ）（ｃ）に示す従来の支持構造と比較して、組付性が良くなり、各針状ころ（６）の外径（Ｄ６）を大きくする必要性は少ない。従って、図４（ｂ）（ｃ）に示す従来の支持構造と比較して、トラニオン（５）に対する各針状ころ（６）の面圧が低くなり、耐久性が向上する。また、図４（ｂ）（ｃ）に示す従来の支持構造と比較して、ローラ（７）の外径（Ｄ７）を小さくすることができ、トリポードジョイントを小型化する点でも有利である。
【００１５】
＊　請求項２の発明
この発明は、請求項１の発明を前提として下記のように構成されている。
溝部（１１）はトラニオン（５）においてローラ（７）の回転中心線（７ａ）を中心とする回転方向の全体に設けられている。その溝部（１１）には複数のころ（６）が嵌め込まれてローラ（７）の回転方向へ並べられている。この発明では、トラニオン（５）に溝部（１１）を容易に形成することができるとともに、治具を利用した場合に各針状ころ（６）を溝部（１１）に対し容易に嵌め込むことができる。
【００１６】
＊　請求項３の発明
この発明は、請求項１または請求項２の発明を前提として下記のように構成されている。
【００１７】
トラニオン（５）は、第二連結部（４）の外周から延びる軸本体（９）と、この軸本体（９）の先端部で軸本体（９）と一体に形成した鍔部（１０）とを備えている。溝部（１１）はこの軸本体（９）の外周でこの鍔部（１０）と軸本体（９）の基端部（基端段差部９ａ）との間で設けられている。この発明では、軸本体（９）と鍔部（１０）との一体化により、耐久性に優れている。
【００１８】
＊　請求項４の発明
この発明は、請求項３の発明を前提として下記のように構成されている。
前記鍔部（１０）と溝部（１１）とは、前記軸本体（９）を研削加工することにより形成される。この発明では、トラニオン（５）を容易に形成することができる。
【００１９】
＊　請求項５の発明
この発明は、請求項３の発明を前提として下記のように構成されている。
前記鍔部（１０）と溝部（１１）とは、前記軸本体（９）の先端部の外周縁部（９ｃ）を外側に塑性変形させることにより形成される。この発明では、トラニオン（５）を容易に形成することができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかるトリポードジョイントについて図１〜２を参照して説明する。
【００２１】
このトリポードジョイントは、駆動軸１（第一回転軸）に連結されるチューリップ２（第一連結部）と、被動軸３（第二回転軸）に連結されるボス４（第二連結部）とを備えている。このボス４の外周で３本のトラニオン５がボス４の回転中心線４ａを中心とする回転方向へ並べて設けられている。この各トラニオン５に対し複数の針状ころ６を介して支持された各ローラ７が、チューリップ２内に嵌め込まれ、このチューリップ２内に形成された各案内面８に対しチューリップ２の回転中心線２ａに沿った方向へ移動可能に支持されている。駆動軸１と被動軸３とは、いかなるジョイント角にあっても、速度差のない等速で回転する。
【００２２】
前記各トラニオン５は、前記ボス４の外周から延びる軸本体９と、この軸本体９の先端部で軸本体９と一体に形成された鍔部１０とを備えている。この軸本体９の外周にはこの鍔部１０と軸本体９の基端段差部９ａとの間で溝部１１が前記ローラ７の回転中心線７ａを中心とする回転方向の全体に形成されている。各トラニオン５において、溝部１１には前記各針状ころ６が軸本体９の外周とローラ７の内周との間で嵌め込まれてローラ７の回転方向へ並べられ、鍔部１０はこの各針状ころ６が溝部１１から抜け落ちるのを防止している。
【００２３】
前記溝部１１については、前記鍔部１０の外径と同一の外径を有している円柱状軸本体に対し、この鍔部１０よりも小径の周溝をその鍔部１０を残して円筒研削加工することにより、容易に形成することができる。この溝部１１の深さは各針状ころ６が抜け出さない程度に設定する。この鍔部１０の外径は前記ローラ７の内径よりも小さくする。
【００２４】
本実施形態の別例にかかるトラニオン５については、図３（ａ）に示すように円柱状軸本体９の先端部に断面凹所９ｂを形成してその外周縁部９ｃを外側に塑性変形させることにより、図３（ｂ）に示すようにこの外周縁部９ｃで鍔部１０を形成するとともに鍔部１０により溝部１１を形成するようにしてもよい。
【００２５】
また、図示しないが、各トラニオン５において、鍔部１０を軸本体９に対し分離して形成し、この鍔部１０をこの軸本体９に対し一体的に組み付けてもよいし、また、軸本体９の外周で複数の溝部１１をローラ７の回転中心線７ａを中心とする回転方向へ並べて形成してもよい。
【００２６】
ちなみに、トラニオン５に対し各針状ころ６とローラ７とを組み付ける場合には専用治具を利用する。すなわち、この専用治具にトラニオン５を挿入した状態で溝部１１に各針状ころ６を順次投入し、その後、この専用治具でトラニオン５に各針状ころ６を保持しつつトラニオン５にローラ７を支持する。
【図面の簡単な説明】
【図１】（ａ）は本実施形態にかかるトリポードジョイントの主要部を示す一部切欠き正面図であり、（ｂ）は（ａ）を側面側から見た断面図である。
【図２】（ａ）は図１（ａ）の部分拡大図であり、（ｂ）は（ａ）のＸ−Ｘ線断面図である。
【図３】本実施形態の別例にかかるトラニオンの製造過程を概略的に示す部分断面図である。
【図４】（ａ）は従来のトリポードジョイントにおいて図１（ｂ）の一部に対応する部分を示す部分断面図であり、（ｂ）は従来の別のトリポードジョイントにおいて図２（ａ）に対応する部分を示す部分断面図であり、（ｃ）は同じく図２（ｂ）に対応する部分を示す（ｂ）のＹ−Ｙ線断面図である。
【符号の説明】
１…駆動軸（第一回転軸）、２…チューリップ（第一連結部）、２ａ…回転中心線、３…被動軸（第二回転軸）、４…ボス（第二連結部）、４ａ…回転中心線、５…トラニオン、６…針状ころ、７…ローラ、７ａ…回転中心線、９…軸本体、９ｃ…外周縁部、１０…鍔部、１１…溝部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a tripod joint, which is a kind of constant velocity joint attached to a differential of an automobile, for supporting a roller for each trunnion.
[0002]
[Prior art]
In the tripod joint disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-220655, as shown in FIG. 4A, a retainer 12 is inserted into the tip of each trunnion 5 and locked by a snap ring 13. The needle roller 6 is prevented from falling off between the outer periphery of the trunnion 5 and the inner periphery of the roller 7. However, since the retainer 12 and the snap ring 13 are required separately from the trunnion 5, there is a problem that the number of parts increases and the manufacturing cost increases.
[0003]
As a conventional tripod joint in which the retainer 12 and the snap ring 13 are omitted in order to solve this problem, those having the following support structure shown in FIGS. 4B and 4C are known.
[0004]
In each trunnion 5, a groove 14 is formed in the inner periphery of the roller 7 in the entire rotation direction around the rotation center line 7 a of the roller 7, and each needle roller 6 is formed in the groove 14 with the outer periphery of the trunnion 5 and the roller 7. And are arranged in the rotation direction of the roller 7. The end walls 14a of the groove 14 prevent the needle rollers 6 from falling off between the outer periphery of the trunnion 5 and the inner periphery of the roller 7.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional support structure shown in FIGS. 4B and 4C has the following disadvantages *.
[0006]
* Forming the groove 14 on the inner periphery of the roller 7 is inferior in workability.
* The width W14 of the groove 14 formed on the inner periphery of the roller 7 is inevitably smaller than the entire width W7 of the roller 7 by the two end walls 14a of the groove 14. The length L6 of each needle roller 6 to be fitted into the groove 14 also needs to be reduced in accordance with the width W14 of the groove 14, so that the durability is reduced.
[0007]
* The work of supporting the roller 7 on the outer periphery of the trunnion 5 after fitting each needle roller 6 into the groove portion 14 formed on the inner periphery of the roller 7 is difficult to assemble, so the jig is devised. It is necessary to improve the assemblability of the needle rollers 6 by increasing the outer diameter D6 of the needle rollers 6 to some extent. However, as the outer diameter D6 of each of the needle rollers 6 increases, the surface pressure of each of the needle rollers 6 against the trunnion 5 increases, so that durability decreases. Also, since the outer diameter D5 of the trunnion 5 and the thickness T of the roller 7 need to be increased to some extent, if the outer diameter D6 of each needle roller 6 is increased, the outer diameter D7 of the roller 7 is also increased, and the tripod joint is reduced in size. There is a problem in the point of becoming.
[0008]
The present invention aims not only to reduce the number of parts but also to reduce the manufacturing cost of a tripod joint, to improve the fitting structure of each needle roller, to improve workability and durability, and to reduce the size. I have.
[0009]
Means for Solving the Problems and Effects of the Invention
The present invention will be described with reference to the reference numerals of the drawings (FIGS. 1 to 3) of the following embodiments.
* The invention of claim 1 The tripod joint according to the present invention is configured as follows.
[0010]
In this tripod joint, a first connecting portion (tulip 2) connected to a first rotating shaft (drive shaft 1) and a second connecting portion (boss 4) connected to a second rotating shaft (driven shaft 3). And a plurality of trunnions (5) arranged side by side in the rotation direction about the rotation center line (4a) around the outer periphery of the second connecting portion (4) via rollers (needle rollers 6). The roller (7) is supported so as to be movable in the direction along the rotation center line (2a) with respect to the first connecting portion (2). A groove (11) for fitting the roller (6) is provided on the outer periphery of the trunnion (5).
[0011]
The invention of claim 1 has the following effects as compared with the related art.
-By omitting the retainer 12 and the snap ring 13 in the conventional support structure shown in FIG. 4 (a), the number of parts can be reduced and the manufacturing cost can be reduced.
[0012]
Since the groove portion (11) is formed on the outer periphery of the trunnion (5), compared with the case where the groove portion is formed on the inner periphery of the roller 7 as in the conventional support structure shown in FIGS. Excellent workability.
[0013]
The length (L5) of the trunnion (5) and the total width (W7) of the roller (7), and the length L5 and the total width of the trunnion 5 in the conventional support structure shown in FIGS. 4B and 4C. When the dimension W7 is approximately the same as the condition, the length (L6) of each needle roller (6) is limited to the length (L5) of the trunnion (5). It is not limited to (W7). Therefore, the length (L6) of each needle roller (6) can be set according to the overall width dimension (W7) of the roller (7), and the conventional support structure shown in FIGS. As compared with the case where the groove 14 is formed on the inner periphery of the roller 7, the durability is excellent.
[0014]
The work for supporting the roller (7) on the outer periphery of the trunnion (5) after fitting each needle roller (6) into the groove (11) formed on the outer periphery of the trunnion (5) is described in detail below. Since each needle roller (6) is fitted into the groove (11) on the outer periphery, assemblability is improved as compared with the conventional support structure shown in FIGS. There is little need to increase the outer diameter (D6) of 6). Therefore, as compared with the conventional support structure shown in FIGS. 4B and 4C, the surface pressure of each needle roller (6) on the trunnion (5) is reduced, and the durability is improved. Further, as compared with the conventional support structure shown in FIGS. 4B and 4C, the outer diameter (D7) of the roller (7) can be reduced, which is advantageous in miniaturizing the tripod joint.
[0015]
* Invention of Claim 2 The present invention is configured as follows based on the invention of Claim 1.
The groove (11) is provided in the trunnion (5) in the entire rotation direction about the rotation center line (7a) of the roller (7). A plurality of rollers (6) are fitted into the groove (11) and are arranged in the rotation direction of the roller (7). According to the present invention, the groove (11) can be easily formed in the trunnion (5), and each needle roller (6) can be easily fitted into the groove (11) when a jig is used. it can.
[0016]
* Invention of Claim 3 The present invention is configured as follows based on the invention of Claim 1 or Claim 2.
[0017]
The trunnion (5) includes a shaft body (9) extending from the outer periphery of the second connecting portion (4), and a flange (10) formed integrally with the shaft body (9) at a tip end of the shaft body (9). It has. The groove portion (11) is provided on the outer periphery of the shaft body (9) between the flange portion (10) and the base end (the base step portion 9a) of the shaft body (9). According to the present invention, the shaft body (9) and the flange portion (10) are integrated to provide excellent durability.
[0018]
* Invention of Claim 4 The present invention is configured as follows based on the invention of Claim 3.
The flange (10) and the groove (11) are formed by grinding the shaft body (9). According to the present invention, the trunnion (5) can be easily formed.
[0019]
* Invention of Claim 5 The present invention is configured as follows based on the invention of Claim 3.
The flange (10) and the groove (11) are formed by plastically deforming the outer peripheral edge (9c) of the tip of the shaft body (9) outward. According to the present invention, the trunnion (5) can be easily formed.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a tripod joint according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0021]
The tripod joint includes a tulip 2 (first connecting portion) connected to the drive shaft 1 (first rotating shaft), and a boss 4 (second connecting portion) connected to the driven shaft 3 (second rotating shaft). It has. On the outer periphery of the boss 4, three trunnions 5 are provided side by side in a rotation direction about the rotation center line 4a of the boss 4. Each roller 7 supported by each of the trunnions 5 via a plurality of needle rollers 6 is fitted into the tulip 2, and the rotation center line of the tulip 2 is aligned with each guide surface 8 formed in the tulip 2. It is movably supported in the direction along 2a. The drive shaft 1 and the driven shaft 3 rotate at a constant speed without any speed difference at any joint angle.
[0022]
Each of the trunnions 5 includes a shaft main body 9 extending from the outer periphery of the boss 4 and a flange portion 10 formed integrally with the shaft main body 9 at a distal end portion of the shaft main body 9. On the outer periphery of the shaft main body 9, a groove 11 is formed entirely between the flange 10 and the base end step 9a of the shaft main body 9 in the rotation direction about the rotation center line 7a of the roller 7. . In each trunnion 5, each of the needle rollers 6 is fitted into the groove 11 between the outer periphery of the shaft body 9 and the inner periphery of the roller 7, and is arranged in the rotation direction of the roller 7. The roller 6 is prevented from falling off from the groove 11.
[0023]
Regarding the groove portion 11, a cylindrical groove having a diameter smaller than that of the flange portion 10 is formed on a cylindrical shaft body having the same outer diameter as that of the flange portion 10 by cylindrical grinding. By processing, it can be easily formed. The depth of the groove 11 is set so that the needle rollers 6 do not come off. The outer diameter of the flange 10 is smaller than the inner diameter of the roller 7.
[0024]
In the trunnion 5 according to another example of the present embodiment, as shown in FIG. 3A, a cross-sectional recess 9b is formed at the tip of the cylindrical shaft main body 9, and the outer peripheral edge 9c is plastically deformed outward. Thus, as shown in FIG. 3B, the flange 10 may be formed by the outer peripheral edge 9c and the groove 11 may be formed by the flange 10.
[0025]
Although not shown, in each trunnion 5, the flange 10 may be formed separately from the shaft main body 9, and the flange 10 may be integrally assembled with the shaft main body 9, A plurality of grooves 11 may be formed on the outer circumference of the roller 9 so as to be arranged in a rotation direction about the rotation center line 7 a of the roller 7.
[0026]
Incidentally, when assembling each needle roller 6 and the roller 7 to the trunnion 5, a dedicated jig is used. That is, the needle rollers 6 are sequentially put into the groove 11 with the trunnion 5 inserted into the dedicated jig, and then the roller is attached to the trunnion 5 while holding the needle rollers 6 on the trunnion 5 with the dedicated jig. Supports 7.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a partially cutaway front view showing a main part of a tripod joint according to the present embodiment, and FIG. 1B is a cross-sectional view of FIG.
2A is a partially enlarged view of FIG. 1A, and FIG. 2B is a cross-sectional view taken along line XX of FIG.
FIG. 3 is a partial cross-sectional view schematically showing a process of manufacturing a trunnion according to another example of the embodiment.
4A is a partial cross-sectional view showing a portion corresponding to a part of FIG. 1B in a conventional tripod joint, and FIG. 4B is a sectional view of another conventional tripod joint shown in FIG. It is a fragmentary sectional view showing a corresponding portion, and (c) is a sectional view taken along the line YY of (b) showing a portion corresponding to FIG. 2 (b).
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Drive shaft (1st rotation axis), 2 ... Tulip (1st connection part), 2a ... Rotation center line, 3 ... Driven shaft (2nd rotation axis), 4 ... Boss (2nd connection part), 4a ... Rotation center line, 5 ... trunnion, 6 ... needle roller, 7 ... roller, 7a ... rotation center line, 9 ... shaft main body, 9c ... outer peripheral edge, 10 ... flange, 11 ... groove.

Claims

A first connecting portion connected to the first rotating shaft and a second connecting portion connected to the second rotating shaft are provided, and are provided side by side in the rotation direction around the rotation center line on the outer periphery of the second connecting portion. In a tripod joint that supports rollers that support rollers via rollers to the plurality of trunnions so as to be movable in a direction along a rotation center line with respect to the first connecting portion, a groove portion in which the rollers are fitted around the trunnion. A tripod joint characterized by the provision of:

The groove portion is provided in the trunnion in the entire rotation direction about the rotation center line of the roller, and a plurality of rollers are fitted in the groove portion and are arranged in the rotation direction of the roller. 3. The tripod joint according to 1.

The trunnion includes a shaft main body extending from the outer periphery of the second connecting portion, and a flange formed integrally with the shaft main body at a distal end portion of the shaft main body. The tripod joint according to claim 1, wherein the tripod joint is provided between the base end of the shaft main body.

The tripod joint according to claim 3, wherein the flange and the groove are formed by grinding the shaft body.

4. The tripod joint according to claim 3, wherein the flange and the groove are formed by plastically deforming an outer peripheral edge of a tip end of the shaft main body outward. 5.