JP2004068798A - エネルギー発生装置及び発電システム - Google Patents

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千原 敬司
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Abstract

【課題】自動車や電車などが走行する時、重力エネルギーが発生しているが、この重力エネルギーを利用して、道路や軌道下に設置された走行板の下の圧力ポンプから流動体を排出し、発電機のモータを回転させて発電する。
【解決手段】道路や軌道下に走行板を設け、走行板の下に圧力ポンプを設置し、圧力ポンプと高圧貯蔵装置を直接又は切換装置を介して管で連結し、高圧貯蔵タンクから流動体をシリンダー又は圧力モータなどの主動回転装置に送り、回転体を回転させ、発電機のモータを回転させて発電する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車や電車あるいは人の走行によって、自動車や電車や人の重量で走行板を押し下げ、走行板の下にある油圧ポンプ(あるいは水や他の液体を使用した圧力ポンプ)のレバーの役目を果たす天板を押し下げ、これによって圧力ポンプのピストンが内部の流動体(通常、作動油と呼ばれているもの)を高圧で排出して、貯蔵タンクに集め、貯蔵タンクから適宜高圧作動油として主動回転装置の回転体を回転させ、発電用モータを回転させて発電するエネルギー発生装置及び発電システム、並びに波によって上下動する浮き体の力で、圧力ポンプ内の作動油を排出し、これらを貯蔵タンクに集め、高圧作動油として主動回転装置の回転体を回転させ、発電用モータを回転させて発電するエネルギー発生装置及び発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、風を利用した風力発電はエコエネルギーとして利用価値が高いが、常に風が吹いているわけではなく、又、微風では発電できず、逆に台風などの暴風の時も危険と言うことで止めることがあり、すべての風を利用しているわけではなく、装置のコストに比べて発電効率が低いのが難点である。又、風車が風によって回る時に、羽根を切る風の音が人に不快感を催させる。更に、発電に適した風が吹く場所は限られており、そのために人の住むところから離れたところに風力発電を設置する場合が多く、電力使用場所への送電が大変である。
【0003】
太陽光を利用したソーラーシステムも、エコエネルギーのひとつではあるが、装置コストが高く、曇りや雨の時や夜等は発電出来ず不便である。
【0004】
また、従来の火力発電、水力発電や原子力発電は、環境問題や安全性、コストの問題などがあり、これらの発電所を設置するのが容易でなくなった。
波の上下運動を空気エネルギーに変換して発電する装置や、振り子式波力発電システムなどがあるが、すべての波のエネルギーを取り入れることができない。
又、海上又は海中に発電装置を設置するため、設置コストが高く、発電効率も悪く、7、8メートルと言った巨大波では設備の破損なども起り、リスクが高い。本発明のエネルギー蓄積装置や発電システムを使用すれば、自動車や電車が走る時の地面に対する重力エネルギーや、波の上下するエネルギーを、小さいエネルギーから巨大なエネルギーまで取りこみ、蓄積して発電することができる。このようにすべてのエネルギーを取りこみ、蓄積し、発電するシステムはなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、従来エネルギーを生まない、逆にエネルギーを消費する、人が歩いたり、自動車が走ったり、電車が走ったりという運動を利用してエネルギーを発生させ、発電するシステムを作ることであり、又、波の上下する力を利用してエネルギーを発生させ、このエネルギーを利用して発電するシステムを作ることである。自動車や電車に投入されるエネルギーは、自動車や電車が走ったり、車内の明り(電灯)や各種器具などを働かせるためのものであり、100パーセントそのために消費される。自動車や電車等が存在するだけで、地球の引力により、重力エネルギーが生じているが、この重力エネルギーは従来地面(あるいは地面上に構築された橋などの構造物)に働いている。すべて地面に吸収されている。本発明は、これらの捨てられていた重力エネルギーをすべて利用してエネルギーを発生させる、エネルギー発生装置及び発電システムを作ることである。
又、海上では絶えず波が発生しているので、この波の上下するエネルギー(さざなみ程度の小さい波から10メートルといった巨大波のエネルギー)をすべて取りこんで発電する発電装置を作ることである。
特に、従来のエコエネルギーによる発電システムでは、小さいエネルギーから巨大なエネルギーまですべて取りこんで発電に利用するシステムは無く、本発明はこれらのエネルギー、例えば軽車両から大型重量車の異なる重力エネルギーや、小波から巨大波の異なるエネルギーを、ほとんど取りこんで発電することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、自動車や電車などの重力エネルギーや波の上下するエネルギーを取り入れる装置、取り入れたエネルギーを蓄積する装置、発電機のモータを回転させるための回転装置などが必要になる。
自動車が道路上を走行する時、地面に重力が働くが、この重力を利用して、ポンプのレバーの役目をする走行板を道路に敷く。この上にいろいろな車両が通過する。大型重量車両も通過するので、走行板も大型重量車両にも耐える頑丈なものが要求される。走行板自体がかなりの重量となることもあり、一旦下がった走行板をすばやく元に戻すため、油圧を利用して必要な反発力を発生させたり、消滅させたりする装置(透明バネ)を走行板に取りつける。例えば、車両が走行板の手前にくると、センサーなどで感知して、透明バネ内の流動体をすばやく排出し、透明バネ内の圧力を下げ、車両が走行板に載ると、車両と走行板自身の重量で圧力ポンプのピストンを押し下げるようにする。圧力ポンプのピストンにも透明バネを取りつけ、すばやくピストンを元に戻すこともできる。又、重量の異なる車両の重力エネルギーを効率よく取りこむために、形状の異なる圧力ポンプも用意している。
本発明の発電システムは次に述べる各装置からできている。
第一の装置は、自動車(あるいは電車等)が通過する時に踏んで行く走行板と、走行板によってビストンを押し下げ、流動体(作動油)を吐出する圧力ポンプからなる原動力装置である。
第二の装置は、圧力ポンプから吐出された流動体(作動油)を貯蔵する各貯蔵タンクからなる高圧貯蔵装置である。
第三の装置は、高圧貯蔵装置の各貯蔵タンクから吐出された流動体(作動油)をシリンダーと正回転変換装置を使って、一方向に回転体を回転させる主動回転装置である。
シリンダーと正回転変換装置を使用するかわりに、既存の油圧モータ(ピストンモータやベーンモータ等)や、請求項19記載の羽根型モータを主動回転装置とすることもできる。
第四の装置は、正回転変換装置の歯車又は回転体、あるいは通常使用されている既存の油圧モータや、羽根型モータの回転軸から伝導された回転を蓄積するエネルギー蓄積装置である。
第五の装置は発電機のモータを回転させる装置(あるいは発電機そのもの)である。
本発明の発電システムについて説明すると、まず走行板を自動車や電車が踏むことにより、走行板の下にある圧力ポンプのピストンが押し下げられ、圧力ポンプから流動体(通常は油を使用しているが、水やアルカリ液なども場合によっては使用できる。油圧ポンプでは作動油と言われているもの)が貯蔵タンクに貯蔵される。自動車や電車が走行板から離れると、圧力ポンプのピストンがバネやその他の反発装置によって元に戻り、走行板が元の位置に戻る。走行板に透明バネを取り付けると、透明バネに流動体を送り込んで透明バネの圧力を高め、重い走行板でも素早く元に戻すことができる。次の自動車や電車が走行板を踏むと、走行板が下がり、ピストンが押し下げられこのピストンの圧力で圧力ポンプから流動体(作動油)が吐出される。自動車や電車は不規則に、不定期に走行板を踏むため、圧力ポンプから吐き出される高圧の流動体(作動油)を一旦、高圧の状態で貯蔵する必要がある。そのため第二の装置である高圧貯蔵装置が必要になる。高圧貯蔵装置に吸入された流動体(作動油)は、切換弁を有している切換装置を経由して、シリンダー(主動回転装置)に送りこまれる。二つのシリンダー内の各ピストンを一本のピストンロッドで連結し、シリンダー内に送りこまれた流動体(作動油)の圧力で、一方のシリンダーのピストンは前に押し出され、他方のシリンダーのピストンは押し戻される。ピストンロッドの中央にラックを取り付け、ラックに噛み合う歯車、又はピニオンギアを有する正回転変換装置により、ピストンロッドの直進運動を常に一定方向の回転運動に転換することができる。主動回転装置で得られた一定方向の回転を、直接又は変速装置を介して、発電機のモータの回転に必要な回転速度に換えて、発電機のモータに伝導し、発電機のモータを回転させ発電する。
主動回転装置と発電機のモータとの間に、エネルギー蓄積装置を取りつけ、主動回転装置の回転ムラを取り除き、定速回転を発電機のモータに伝導し、発電することもできる。
数多くの走行板を敷き詰めることにより、一台の自動車や電車でも、何回でも圧力ポンプのピストンを押し下げる事ができるので、大量の流動体(作動油)を貯蔵装置に貯蔵することができる。更に、一台だけでなく数多くの自動車が数十や数百の走行板を踏むことになり、圧力ポンプから吐出される流動体(作動油)の量は莫大なものになる。この莫大な流動体(作動油)を原動力として、発電することになり、多大の発電電力を得ることができる。
自動車や電車に投入されるエネルギーは、自動車や電車を走らせたり、車内のいろいろな設備を動かすためのものであり、発電のためのエネルギーではない。
本発明のエネルギー発生装置及び発電システムは、投入されたエネルギーを全く消費しないで、自動車や電車が本来持っている重力エネルギーを利用するものである。重力エネルギーは本来物体そのものが地球の引力によって与えられているもので、この重力エネルギーを利用して、水力発電を行っていたりしているが、自動車や電車の走行を利用して発電するシステムはなかった。自動車や電車が地面に存在するだけで重力エネルギーが発生しているが、通常地面に吸収され、ほとんど活用されていない。本発明の発電システムは、自動車や電車が止まっているときの重力エネルギーを利用するのではなく、走行しているときの重力エネルギーを利用するエネルギー発生装置及び発電システムである。
自動車や電車が停止しているときは、重力エネルギーにより、圧力ポンプのピストンが下がったままになり、ポンプの役目を果たせないが、走行している自動車や電車の重力エネルギーを活用することにより、ピストンが働き発電することができる。走行板の上を自動車や電車が載ると、自動車や電車の重力エネルギーにより、走行板が下がり、圧力ポンプのピストンが押し下げられ、圧力ポンプから流動体(作動油)が排出され、高圧貯蔵装置、主動回転装置などを経て、発電機のモータを回転させ発電する。走行板を一回だけ押し下げるだけではほとんどエネルギーを生まないが、例えば、1キロメートルの距離で、5メートル毎に走行板を設置するとする。最初の走行板の上に車両が載ると、走行板に車両の重力エネルギーが発生する。車両が通りすぎると、重力エネルギーが消滅する。2番目の走行板の上に車両が移ると、2番目の走行板に重力エネルギーが発生する。車両が通りすぎると、重力エネルギーが消滅する。このように200枚の走行板につぎつぎと、重力エネルギーが発生し、消滅する。重力エネルギーが発生すれば、走行板が押し下げられ、重力エネルギーが消滅すれば、元に戻る。一台の自動車又は電車でも走行板を数多く設置すれば、多くの重力エネルギーを得ることができる。
また、ひとつの走行板でも、この上に多くの自動車などが通過すれば、重力エネルギーが発生する。自動車の通過毎に、重力エネルギーが発生し、消滅する。
これにより、圧力ポンプを働かせることができ、発電することができる。
走行板の上を規則的に車両が通るわけではないので、また走行板の上を通る車両の重量も異なるので、圧力ポンプから吐出される流動体も規則的に吐出されるわけではなく、また吐出される量も一定でないため、これを直接発電機のモータの回転に利用してもうまく発電できない。そのため、これらの流動体を一旦高圧貯蔵装置(高圧貯蔵タンク)に貯蔵し、一定の量を途切れることなく吐出し、主動回転装置やエネルギー蓄積装置を経て、発電機のモータを回転させ、発電するシステムである。エネルギー蓄積装置は、回転の速度や回転力をもっと高精度に一定化するするための装置である。
上記の発電システムではエネルギー蓄積装置を使用しているが、この装置を使用しなくても発電できる。次の装置だけでも発電できる発電システムである。
第一の装置は原動力装置。これは走行板と圧力ポンプからできている。
第二の装置は高圧貯蔵装置。
第三の装置は主動回転装置。これは従来からある油圧モータ(ピストンモータやベーンモータなど)や請求項19記載の羽根型モータ。
第四の装置は、発電機(発電機のモータ回転装置)である。
この発電システムは、高圧貯蔵装置に流動体を貯蔵するところまでは前述の発電システムと同様である。異なるところは、高圧貯蔵装置に貯蔵した流動体を、油圧モータ(既に従来から使用されているもの)か、又は請求項19記載の本発明の羽根型モータに直接高圧の状態で送りこみ、油圧モータ又は羽根型モータの回転軸を回転させ、この回転軸と連結している発電モータの回転軸を回転させて発電するものである。
又、高圧貯蔵装置を使用しないで、原動力装置から直接、又は切換装置を介して主動回転装置のシリンダーの吸排口に管を連結し、主動回転装置の回転を発電機のモータに伝導を回転させて、発電することもできる。この場合、エネルギー蓄積装置を使用すれば、より高精度に発電することができる。
第一の原動力装置について言えば、走行板の上を通過する車両の重量がいつも一定でなく、圧力ポンプに掛かる重力エネルギーも異なるため、大型車両が通過しても軽量車両が通過しても、効率良く重力エネルギーを取りこみ、吐出する流動体(作動油)の量や圧力を変えられるポンプも必要になる。本発明では数種の形状の違うポンプを発明し、走行板と組み合わせて原動力装置としている。
また、波の力を利用する場合、波が上下することで、ブイや筏などの浮き体が上下し、浮き体に取りつけたロープやワイヤーやチェーンなどの媒介節によって圧力ポンプのピストンを押し下げたり、引き上げたりして、圧力ポンプから流動体(作動油)を吐出し、各種装置を経て発電機のモータを回転させ発電する。各種装置の内、浮き体と各種圧力ポンプを組み合わせたものが原動力装置である。浮き体を海上に浮かべ、ロープやワイヤーやチェーンなどを海底又は海中に設けた案内車を通り、陸上に設置した各種圧力ポンプ(伸縮ポンプ等)に連結すれば、海底又は海中に発電装置を設置することなく、陸上で発電することができる。海上の浮き体と陸上の圧力ポンプからなる原動力装置とすることもできる。
基本的な圧力ポンプの構造は次のようなものである。
密封容器内に、容器の内壁に密接するピストンを設け、ピストンにピストンロッドを取りつけ、該ビストンロッドを容器を貫通して、容器の外に突出させる。ピストンロッドの先端に平板(天板)を取りつける。ピストンと容器の底部の間にバネを介装する。バネを使用する代りに、圧縮ガス(高圧の気体)が入った伸縮自在の容器をピストンと容器の間に置くこともできる。あるいは、空気バネをピストンの上に設け、空気(高圧ガス)の圧搾でピストンを押し下げる。又、強力な磁力を有する磁石を、同極同士を対面させて、ピストンと容器の底部のそれぞれに取りつけて、磁石の反発力でピストンを上げたり下げたりする。あるいはこれらを併用して反発力を高めることもできる。あるいは透明バネを使用する。本発明の図面上ではほとんどバネとして描いているが、目的によって他の反発装置や透明バネを使用することもある。
密封容器に逆流防止弁を取りつけた吐出口と、逆流防止弁を取りつけた吸入口を設ける。吐出口と吸入口にそれぞれ管を装着する。このような構造を持つ密封容器が基本的な圧力ポンプである。通常の油圧ポンプと同様に、方向制御弁や切換弁、逆止め弁、減圧弁、圧力調整弁など必要に応じて、本発明のポンプに取りつける。但し、本発明の説明においてはこれらの弁は、既に通常使用されているものであるので、説明を省略し、一部を除いて図示もしない。
走行板は、台板に設けた支柱又は側板に回動自在に取りつけられている。
走行板は一枚又は、それぞれが回動自在に嵌めこまれた複数枚の板状体からできている。これらの走行板を道路上、又は電車などの軌道下に設置する。この走行板の下に圧力ポンプが設置される。このように構成されたものが第一の原動力装置である。
基本的な圧力ポンプの外に、内部構造を変化させた圧力ポンプとして、本発明では数種類の圧力ポンプを発明しているが、それぞれの圧力ポンプの構造については、発明の実施の形態の欄の中で説明する。
第二の装置は、第一の原動力装置の圧力ポンプから吐出された高圧の流動体(作動油)を貯蔵する装置である。
これは内部に押圧板を内壁に密接させて設け、押圧板と容器との間にバネを取りつけたり、高圧空気を入れたり、逆流防止弁を取りつけた吐出口と、逆流防止弁を取りつけた吸入口を設けた、密封の貯蔵タンクである。該貯蔵タンクの吐出口と吸入口にそれぞれ管を装着する。貯蔵タンクは、反発装置の反発力の強弱により、高圧貯蔵タンク、中圧貯蔵タンク、低圧貯蔵タンクに分けることができる。それぞれの貯蔵タンクの役割は異なる。大型車両が走行板を通過すれば、高圧流動体(作動油)が吐出されることになり、それらは一旦、高圧貯蔵タンクに集められる。高圧貯蔵タンクから直接、又は切換装置を介して、主動回転装置のシリンダー又は油圧モータに流動体(作動油)を送りこみ、主動回転装置の回転体を回転させ、主動回転装置と回転軸(駆動軸)で連結している発電機を回転させて発電するシステムである。主動回転装置と発電機の間に、エネルギー蓄積装置を使用することもできる。低圧貯蔵タンク以外に、流動体をためておく貯油槽も必要に応じて高圧貯蔵装置のひとつとすることができる。必要に応じて、高圧貯蔵タンク、中圧貯蔵タンク、低圧貯蔵タンク又は貯油槽を適当に組み合わせて使用し、これらを高圧貯蔵装置とする。
低圧貯蔵タンクまたは貯油層に送られた流動体は、元の圧力ポンプに戻される。中圧貯蔵タンクに集められた流動体は、主動回転装置のシリンダーやエネルギー蓄積装置などに送られる。また、圧力ポンプのピストンや走行板に取り付けた透明バネに送られ、素早くピストンや走行板を押し上げるのを助ける役目をする。特に、車両が続けて通過するときは、走行板を素早く元に戻す必要があるので、バネの反発力だけでなく、透明バネに流動体を送り、この流動体の圧力で走行板を素早く元に戻す。走行板が元に戻れば、流動体を透明バネから排出させ、中圧貯蔵タンクや低圧貯蔵タンクに戻す。
第三の装置の主動回転装置は、二つのシリンダーを対面させて、それぞれのピストンをピストンロッドで連結し、ピストンロッドの中央部の左右にラックを設け、ピストンで仕切られたそれぞれのシリンダーの上部と下部の部屋に、吸排口となる孔を設けて、この孔に管を装着したものである。中央のラックには正回転変換装置を噛み合わせる。ひとつのシリンダーの下部の部屋の吸排口と、別のシリンダーの上部の部屋の吸排口に、同時に流動体が吸入され、ひとつのシリンダーの上部の部屋の吸排口と、別のシリンダーの下部の部屋の吸排口から同時に流動体が吐出されるように、切替装置を組んでおく。次にそれぞれ吸入と吐出を切り替えるようにセットする。このようにする事により、シリンダーのピストンロッドは左から右へ、右から左へ動く。この運動を繰り返す。中央にあるラックと噛み合っている正回転変換装置は、ラックが左右どちらに動いても、一定方向に回転する装置なので、常に一定方向の回転が得られる。
シリンダーと正回転変換装置を組み合わせたものが主動回転装置である。シリンダーと正回転変換装置を組み合わせたものを使用する代りに、通常使用されている各種の油圧モータ、又は請求項9記載の羽根型モータを主動回転装置として、使用することもできる。羽根型モータは、カムリングを取りつけた環状外箱の内部に、円板のロータを設ける。ロータは、環状外箱を貫通する回転軸に固着されている。ロータの外周に、環状の側壁、またはドーナツ状のリングを設ける。ロータの上に、ロータの中心から円周上の半径方向に、羽根板を取りつける。羽根板の先端は環状外箱の内壁に接し、中心側にある羽根板の端はカムリングに接している。カムリングに溝を作り、この溝に羽板板の端が当たるようにする事もできる。カムリングは環状外箱の内周の円に偏心して、取りつけられている。羽根板は、ロータ上を移動できるように、羽根板とロータ上に設けた突起との間にバネを介装している。環状外箱には、流動体が入ってくる吸入口と、流動体が出て行く吐出口を結ぶ流動体の通路を設けている。吸入口から流動体が入って来ると流動体が羽根板を前に押し出す。羽根板がつぎつきと押し出され、ロータが回転する。環状外箱の通路から内側に羽板板が入ると、環状外箱の内壁とカムリングにより、羽根板が中心部に押し込まれる。羽根板の先端が内壁に接して回転するため、吸入口から入ってきた流動体は、環状外箱の内側に入ることはほとんどなく、吐出口から排出される。このような構造の羽根型モータを主動回転装置する事もできる。
第四の装置はエネルギー蓄積装置である。台板上に二つの大きな回転体(原節と従節)を取りつけ、この大回転体(原節と従節)の間に、案内溝、またはガイドレールを設けたガイド板を台板上に取りつける。ガイド板上に、案内溝、またはガイドレールに嵌るブロックを移動自在にとりつけ、該ブロック上に回転板を軸着する。台板またはガイド板上に、もうひとつの回転板を軸着する。ブロックと、台板またはガイド板上に設けた突起との間にバネを介装する。このようなエネルギー蓄積体を、二つの大回転体の間に複数取りつける。二つの大回転体と、エネルギー蓄積体の回転板との間に、ベルトやワイヤーやチェーンなどの媒介節をかける。原節は主動回転装置から回転を伝導され、この回転を媒介節によってエネルギー蓄積体を経て、従節に伝導する。エネルギー蓄積体は、原節から従節への伝導の往路と復路のそれぞれにひとつ又は複数個設ける。原節が回転すると媒介節はエネルギー蓄積体の回転板を通って、従節から原節のほうに引っ張られる。エネルギー蓄積体の二つの回転板のうち、ひとつは台板又はガイド板に固定されているが、もうひとつの回転板(移動回転板)はバネによって移動自在に取りつけられているので、媒介節が原節の方に引っ張られると、移動回転板は固定された回転板のほうに縮んでゆく。このようにしながら、従節が回転し、従節が回転することによって、原節からの媒介節を引っ張る。途中にあるエネルギー蓄積体の移動回転板が固定回転板のほうに縮んでゆく。原節から従節、そして原節へと回転が伝導されるが、途中でエネルギー蓄積体の移動回転板を収縮してゆくので、原節から従節への回転の伝導はゆっくりと行われることになる。主動回転体から原節への回転が一時的に伝導されなくなると、エネルギー蓄積体の移動回転板がバネの反発力により、元に戻り、媒介節を引っ張り、従節を回転させる役目をする。このような構造のエネルギー蓄積装置である。
上記のエネルギー蓄積装置とは別に、主動回転装置を兼ねたエネルギー蓄積装置もある。請求項20記載の主動回転装置兼エネルギー蓄積装置である。
これは原節と従節との間に、伸縮ポンプの上下に回転板を取りつけたものを、互いに対面させて設置し、原節と従節、各回転板との間に媒介節をかけたものである。伸縮ポンプに吸入口と吐出口を設け、これらに管を装着する。管は貯蔵タンクから直接又は切替装置を介して、伸縮ポンプに繋がれている。原節が回転すると、媒介節が原節の方に引っ張られる。媒介節が引っ張られる方の伸縮ポンプは縮み、伸縮ポンプ内の流動体は外部(低圧貯蔵タンク又は貯油槽、あるいは圧力ポンプ)へ吐出される。対面側の伸縮ポンプは、反対に流動体が流れ込み、バネが伸びて、大きく伸びる。このようにして、原節から従節へ回転が伝導される。原節の回転が止まると、バネの縮んだ方の伸縮ポンプは伸び、対面側の伸縮ポンプは縮む。バネの伸びだけでなく、流動体を注入することによっても、伸縮ポンプを伸ばすことができ、これによって媒介節を引っ張り、原節と従節を回転させる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のエネルギー発生装置は、以上説明した通り、複数の装置からなるものである。
図1は本発明の発電システムの一例を示した説明図である。道路あるいは電車のレール下の地面に走行板(図示せず)を設置し、走行板の下に圧力ポンプ(通常は油圧ポンプ)を置く。圧力ポンプは切換装置27を介して、拡大ポンプ75に連結している。走行板に載る自動車などの重量によって、最適な拡大ポンプ75が選択され、高圧流動体(作動油)が貯蔵タンク33に貯蔵される。貯蔵タンクは高圧貯蔵タンク、中圧貯蔵タンク、低圧貯蔵タンクや貯油槽34等で、必要に応じてひとつ又は複数の貯蔵タンクを設置する。圧力ポンプと拡大ポンプ75を使用するかわりに、圧力ポンプ内を複数の部屋に分け、それぞれにピストンを設け、重量によって吐出する作動油の量や圧力を変えることができるポンプを使用することもできる。例えば図4のシリンダー付きポンプや図10の段違いポンプなどである。
走行板と圧力ポンプと拡大ポンプ75で構成されるものが原動力装置で、流動体10を貯蔵タンク33に送りこみ、貯蔵タンク33から主動回転装置77に流動体10を送り、主動回転装置を回転させ、主動回転装置の回転部と連結している主動回転装置兼エネルギー蓄積装置78の原節を回転させ、エネルギーを蓄積しながら、従節を回転させ、従節に回転を伝導された発電機72のモータを回転させ、発電する仕組みを示している。
【0008】
図2と図3は、透明バネ装置を示している。図2の透明バネの構造は密封容器を上下二室に分け、それぞれの部屋にピストン4を設け、ピストン4にピストンロッド5を取り付け、該ピストンロッド5を上の部屋及び容器の上面を貫通して、上に突出させる。下の部屋のピストン4と容器の底との間にバネ9を介装する。上の部屋のピストン4と下のピストンロッド5との間にバネ9を介装する。下の部屋に吸入口12と吸排口32を、ピストンと上の部屋との間仕切りで囲まれた空間に設け、上の部屋に逆流防止弁を取り付けた吐出口11と吸入口12を設ける。図3の透明バネは、上の部屋にピストンロッド5の頭が段違いになった複数のピストン4を有しているものである。透明バネの吐出口11や吸入口12、吸排口32は切替装置27を介して書く貯蔵タンク33に連結している。特に、下の部屋にある吸排口32は、ピストン4と真中の間仕切りで囲まれた空間の流動体の量を調節する役目をするものである。
透明バネの形状は、図2や図3のものだけでなく、一面が開口している内箱と外箱を摺動自在に嵌め込み、内箱と外箱との間にバネを介装し、逆流防止弁を取り付けた吐出口と吸入口を設けた筐体でもよい。貯蔵タンク、切替装置と連結することにより、透明バネ装置とすることができる。
【0009】
図4に示される圧力ポンプは、次のような構造のシリンダー付きポンプである。密封容器内を仕切板6で上下二室に仕切り、仕切板の上に側壁8を設ける。下部の部屋にシリンダー13を複数設け、各シリンダー13内にピストンロッド5を取りつけたピストン4を設け、各ピストンロッド5は仕切板6を貫通して、上部の部屋に突出する。仕切板の上に側壁8を設ける。各ピストンロッド5の頭に上部の部屋の内壁と側壁8に接する押圧板7を取りつける。ピストン4とピストンロッド5、又はピストンロッド5と押圧板7を一体として形成することもできる。上部の部屋に、内壁に接する大ピストン3を設け、該大ピストンに容器を貫通して、容器の外に突出したピストンロッド5を取りつけ、ピストンロッドの頭に天板2を取りつける。容器の下部の部屋に設けた各シリンダー13内に、それぞれ逆流防止弁(図示せず)を取りつけた吐出口11と吸入口12を設ける。シリンダー13内のピストン4とシリンダー13との間にバネ9を介装する。バネのかわりに、ピストンと密封容器のそれぞれに磁石を取りつけ、互いの磁石を同極同士が向かい合うようにするか、又はピストンと密封容器との間に空気バネを取りつけるか、あるいはこれらを併用するか、する。バネか磁石か、空気バネかあるいはこれらを併用した装置(反発装置)をピストンと密封容器の間に設けることもできる。
容器の上部の部屋の大ピストン3と各押圧板7との間に流動体10を入れる。
【0010】
図5で示された実施例は原動力装置を構成する圧力ポンプのひとつである。
台板14上に設けた支柱15に走行板1を回動自在に取りつけ、該走行板1に脚16を取りつける。台板14又は台板上に設けた突起又は側板18に、端部を回動自在に軸着した梃子A19を取りつける。走行板の脚16を梃子A19に回動自在に取りつける。梃子A19の先端部を球面状に形成し、該先端部を、台板14又は台板上に設けた側板18に回動自在に軸着した鈎形の梃子B20の内側の湾曲部に密接させる。梃子B20の先端部分にロッド17を軸着し、該ロッド17を密封容器に挿入する。容器内に挿入されたロッドの先端部に、容器の内壁に接するピストン4を取りつける。ピストン4と容器との間にバネ9か他の反発装置を設ける。あるいは密封容器内にひとつ又は複数の仕切板6を設け、容器内を複数の小部屋に仕切り、ピストン4と仕切板6との間に反発装置を設ける。第一のピストン4の下方に、第一の仕切板を貫通し、第二の部屋に挿入する第二のピストンを設ける。第二のピストンと第二の仕切板との間に第一の反発装置よりも強い反発力を持つ反発装置を設ける。小部屋の数に応じて第三、第四の仕切板とピストンを設け、それぞれにより強い反発力を持つ反発装置を設ける。容器内の各部屋ごとに、逆流防止弁(図示せず)を取りつけた吐出口11と逆流防止弁を取りつけた吸入口12を設ける。このように構成されているので、軽車両が走行板1を踏めば、脚16が梃子A19を軽く押し下げ、梃子A19の先端が梃子B20を少し押し下げ、これによってロッド17が押しこまれ、第一の部屋のピストン4が下がり、第一の部屋から流動体が吐出される。走行板1の上を大型車両が通過すると、走行板1が大きく押し下げられ、これにより梃子A19及び梃子B20が大巾に押し下げられ、ロッド17がピストン4を大幅に押し出し、第二の部屋のピストン、第三の部屋のピストン4も押しこむ。このようにして、第一の部屋のみならず、第二の部屋、第三の部屋からも流動体が吐出される。
【0011】
図6で示された実施例は原動力装置を構成する圧力ポンプのひとつである。
一面の全部又は一部が開口している箱状体又は筒状体の外箱21の内部に、ひとつ又は複数の仕切板6を水平状に取りつけ、外箱21の内部を複数の部屋に仕切る。外箱21の中央部に、各仕切板6の中央部を貫通する中心柱26を垂設する。外箱21の開口部に嵌る、一面が開口した中空の加圧箱23を開口部が外箱21の中心柱26に嵌るように、外箱21に挿入する。加圧箱23の外周に、外箱21の第一の部屋の内壁に接するピストンフランジ24を取りつける。ピストンフランジ24と第一の部屋の仕切板6との間に、バネ9又は他の反発装置を取り付ける。反発装置はなくてもよい。第二の部屋の内壁に接するピストンフランジ24を外周に取りつけた、両面が開口している中空の筒状体の加圧筒25を、中心柱26に嵌める。加圧筒25のピストンフランジ24と仕切板6との間にバネ9又は他の反発装置を取り付ける。以下部屋数に応じて同様の加圧筒25を各部屋に設ける。外箱21の各部屋に逆流防止弁(図示せず)を取りつけた吐出口11と逆流防止弁(図示せず)を取りつけた吸入口12を設ける。加圧箱23内部に、加圧箱23の底と外箱21の中心柱26との間にバネ9又は他の反発装置を取りつけ、更に逆流防止弁を取りつけた吐出口11と、逆流防止弁を取りつけた吸入口12を設ける。このような構造の多重ポンプである。
図7は図6と同じ構造の多重ポンプで、中心柱26と加圧箱23との空間にバネ9を設ける代りに、透明バネ31を取り付けたものである。
【0012】
図8で示された実施例は、圧力ポンプと拡大ポンプ75からなる原動力装置を構成するポンプである。
圧力ポンプは、密封容器内に内壁に接するピストン4を設け、容器を貫通して容器の外に突出するビストンロッド5をピストン4に取りつけ、ピストンロッド5の頭に天板2を固定し、ピストン4と容器の底との間にバネ9又は他の反発装置を取りつけ、更に逆流防止弁(図示せず)を取りつけた吐出口11と、逆流防止弁(図示せず)を取りつけた吸入口12を設けた構造になっている。
拡大ポンプ75は次の構造を持ったポンプである。
密封容器内を二つの仕切板6で三つの部屋に仕切る。下部の部屋に容器の内壁に接するピストン4を設け、該ピストンにピストンロッド5を取りつける。ピストンロッド5は,二つの仕切板6を貫通して、上部の部屋に突出し、頭に押圧板7を取りつける。真ん中の部屋の内壁に接する押圧板7をピストンロッド5に固着する。三つの部屋のそれぞれの部屋に逆流防止弁(図示せず)を取りつけた吐出口11と、逆流防止弁(図示せず)を取りつけた吸入口12を設ける。真ん中の部屋にある押圧板7と二番目の仕切板6との間にバネ9を介装する。
上部の部屋にある押圧板7と、真ん中の部屋にある押圧板7と下部の部屋にあるピストン4の断面積は、必要に応じてその比率を変える。例えば、面積の比が3対1対2とか2対1対4とか2対1対7のようにする。
圧力ポンプの吐出口に管28を装着し、該管28を切換装置27に繋ぐ。
切換装置27に管28を繋ぎ、別の切換装置27を経由して、拡大ポンプ75の上部部屋の吸入口12に繋ぐ。上部部屋の吐出口11に管28を装着し、該管28は別の切換装置27に装着される。真ん中の部屋の吸入口12は切換装置27と管28で連結されている。真ん中の部屋の吐出口11は切換装置27と連結している。吸入口11も切換装置27と連結している。下部の部屋の吐出口11と吸入口12はそれぞれ切替装置27に管28で連結している。
圧力ポンプのピストン4と、拡大ポンプ76の上部部屋にある押圧板7と、拡大ポンプ75の下部部屋にあるピストン4のそれぞれの面積比により、圧力ポンプのピストンを押す力が、拡大ポンプ75の下部部屋にあるピストンを押す力の何倍に拡大されているか、又縮小されているか計算される。異なる面積比を持つ押圧板とピストンを有する拡大ポンプを複数、切換装置を介して圧力ポンプと連結する。走行板を通過する車両の重量を事前にセンサー(図示せず)などで感知して、切換装置27に情報を送り、最適の拡大ポンプに連結するように、切換装置を設定する。
【0013】
図9で示された実施例は容器を貫通して、容器の外に突出したピストンロッド5の頭の位置に順次段差を設けた圧力ポンプである。
容器内をひとつ又は複数の隔壁29で縦に仕切り、複数の部屋を設ける。各部屋にそれぞれの内壁に接するピストン4を設け、ピストン4に容器を貫通し、容器の外に突出するピストンロッド5を取りつける。ピストンロッド5の頭の位置を順次段差がつくように、各ピストンロッドを突出させる。各ピストン4と容器との間にバネ9を介装するか、又はその他の反発装置を取りつける。容器内の各部屋に、逆流防止弁(図示せず)を取りつけた吐出口11と、逆流防止弁(図示せず)を取りつけた吸入口12を設ける。必要に応じて、ピストン4と各部屋の天井とで囲まれた空間に吸排口32を設ける。軽車両が走行板1を踏んだとき、図9の右端のピストンロッドを押し下げる。普通車の場合は、二つのピストンロッドを押し下げ、重量車両の場合はそれ以上のピストンロッドを押し下げる。走行板を踏む車両の重量によって排出する流動体の量を変えることができる圧力ポンプである。
【0014】
図10で示された実施例は走行板(図10では図示せず)を通過する車両の重量に応じて、ひとつのピストン、あるいは二つのピストン、あるいは三つのピストンを押し下げる段違いポンプである。
密封容器の内部に仕切板6で容器を水平に二つの部屋に仕切る。上部の部屋の内壁に接する大ピストン3を設け、大ピストンに取りつけたピストンロッド5を、容器を貫通して容器の外に突出させる。ピストンロッド5の頭に天板2を取りつける。容器の下部の部屋に、隔壁29を仕切板6との間に隙間を設けて、垂設する。隔壁29で仕切られた容器の下部の部屋のそれぞれに小仕切板30を取りつけ、複数の部屋に仕切る。各部屋に、内壁に接するピストン4を設け、該ピストン4にピストンロッド5を取りつけ、ピストンロッド5の頭に押圧板7を取りつける。中央のピストンロッドに取りつけた押圧板7は仕切板6に設けた溝穴に接する。大ピストン3と仕切板6で囲まれた空間に流動体10を入れる。各ピストンと容器との間にバネ9を介装するか、その他の反発装置を取りつける。隔壁29で仕切られた容器の下部の部屋のそれぞれに、逆流防止弁(図示せず)を取りつけた吐出口11と吸入口12を設ける。
上記のような構造になっているので、自動車などが走行板を踏むと、天板2が押し下げられ、大ピストン3が下がり流動体10を圧迫し、仕切板6の溝穴に内接している押圧板7が押し下げられ、中央の部屋の吐出口11より流動体が吐出される。走行板を大型車両が通過すれば、大ピストン3はもっと押し下げられ、流動体10が押圧板7を隣の隔壁29まで押し下げ、隣の隔壁と仕切板との間の隙間に流れ込む。隣の部屋に流れ込んだ流動体10が隣の押圧板を押し、隣の部屋のピストン4を押し下げ、隣の部屋の吐出口11から流動体が吐出される。
もっと大型(重量)車両が走行板を踏むと、もっと多くの流動体が仕切板6の下の部屋のすべての押圧板7を押し下げ、すべての部屋から流動体が吐出される。
【0015】
図11で示された実施例は図10で示された段違いポンプの分離型のものである。
図8で示した圧力ポンプのピストン4に透明バネ31を取りつけた圧力ポンプと同じ構造の圧力ポンプと、図10の段違いポンプの上部の部屋に、大ピストン3を設けるかわりに、上部の部屋を密封にして、吸入口12又は排出を兼ねる吸排口32を設け、圧力ポンプの吐出口と管28で連結したポンプとからなる分離型段違いポンプである。
この分離型段違いポンプは、図10の段違いポンプに比べて、より小型にすることができるので、設置しやすい。各ピストンの上の押圧板7の頭上の位置にあたる仕切板に貫通穴74を設け、貫通穴の上部に逆流防止弁73を取り付ける。
上からの圧力がないときには、押圧板は、仕切板と隔壁の両方に接するようにピストンロッド5に取り付けられている。圧力ポンプから流動体が段違いポンプに送り込まれると、一番上の押圧板が仕切板より下に押し下げられ、流動体が二番目の部屋に流入し、二番目の押圧板を押し下げる。二番目の押圧板が仕切板より下に押し下げられると、流動体が三番目の部屋に流入し、三番目の押圧板を押し下げる。このように流動体の圧力が高くなればなるほど、多くの押圧板を押し下げ、各ピストンによって流動体が貯蔵タンクへ送り出される。この段違いポンプは、走行板を通る車両の重量によって、流出する流動体の量を変えることができる。
【0016】
図12で示された実施例は下記の構造を持つ外箱と内箱からなる圧力ポンプ(多層ポンプ)である。
一面の全部又は一部が開口している筐体(外箱21)の内部に仕切板6を設け、該仕切板6で外箱21を二室に仕切り、仕切板6で仕切られた外箱21の下部の部屋に、内壁に接するピストン4を設け、ピストンに取り付けられたピストンロッド5を、仕切板6を貫通して、上部の部屋に突出させる。ピストン4と外箱21の底部との間にバネ9又はその他の反発装置を取りつけ、外箱21の下部の部屋に、逆流防止弁を取りつけた吐出口11と逆流防止弁を取りつけた吸入口12を設ける。このような構造の外箱21の上部の部屋に、外箱21と同じ構造の筐体(内箱22)を嵌めこみ、外箱21の下部の部屋のピストン4についているピストンロッド5に固定する。必要に応じて、内箱22の下部の部屋にピストン4を設け、ピストン4に取りつけたピストンロッド5を仕切板を貫通して、上部の部屋に突出させ、内箱22と同じ構造の筐体を嵌めこみ、筐体を内箱22のピストンロッドに固定する。それぞれの筐体内のピストンと底部との間にバネを介装するか、その他の反発装置を取りつける。
このように構成されているため、走行板が一番内側(一番高い位置)の内箱のピストンロッド5又は該ピストンロッドの頭に取りつけた天板(図示せず)を押し下げると、ピストン4がバネ9又は他の反発装置を押し下げ、第一の内箱の吐出口12から流動体(図示せず)が吐出される。さらに大きい重力がかかると、一番目の内箱の下に取りつけたピストンロッドに連結している、二番目の内箱の下部の部屋にあるピストンが押し下げられ、二番目の内箱の吐出口12から流動体が吐出される。このように順次下の内箱から流動体が吐出去れ、最後に外箱22の吐出口11から流動体(図示せず)が吐出される仕組みになっている。走行板を通過する車両の重量により、吐出される流動体の量を増やし、更に超大型車両の重力エネルギーでもうまく利用し、衝撃を和らげる働きをするポンプである。
【0017】
図13で示された実施例は下記の構造を持つ外箱と内箱からなる箱型ポンプである。
一面が開口している筐体(外箱21)の内部中央部に、環状又は角状の隔壁29を設け、一面が開口している内箱をこの隔壁に嵌める。内箱と外箱の底部との間にバネを介装する。中央の隔壁を取り囲んでひとつ又は複数の環状又は角状の隔壁を外箱21内に設け、各隔壁29にそれぞれ内箱22を嵌め込む。隔壁で囲まれた各部屋に逆流防止弁を取り付けた吐出口11と吸入口12を設ける。中央の部屋は透明バネ31として使用する。走行板を素早く上げ下げするために使用する。
中央部の部屋に嵌る内箱が一番高く、外側に行くに従って低くなるように内箱を各部屋に嵌める。中央の内箱の上に走行板1を載せる。
重量が異なる車両に対しても対処できるように構成されている。
【0018】
図14で示されたポンプは、流出量を調整することのできる圧力ポンプである。一面が開口している外箱21に、内箱22、又は内箱と中箱を摺動自在に嵌め込んだ筐体で、筐体の内部中央部に、摺動自在に隔壁を嵌め込み、隔壁で囲まれた部屋にバネを介装する。中央部の部屋の周りに、同じように摺動自在に嵌め込まれた隔壁でひとつ、又は複数の部屋を設ける。各部屋に逆流防止弁を取り付けた吐出口11と吸入口12を設ける。中央の部屋は透明バネとして使用する。このように構成されているので、内箱に圧力がかかると、各隔壁で囲まれた部屋は同時に収縮する。各吐出口と吸入口は、切替装置を介して貯蔵タンクと連結しており、切替装置で開閉を調節する。吐出口が閉じられた部屋は、流動体が流出しない。流出する流動体の量を調節するポンプである。
【0019】
図15で示された実施例は、波の上下運動によるエネルギーを利用する、下記の構造物と、これらの構造物で構成される原動力装置である。
台板14上に垂設した支柱15の上方に、該支柱に水平に横板35を固定する。横板35に動滑車38を取り付けた動滑車板37をバネ9で吊り下げる。台板14に突出板を取り付け、突出板の先に回転体36とひとつ又は複数の滑車A49を固着した軸を取り付ける。台板に別の滑車B49を取り付ける。更に台板上に摺動自在に嵌め込んだ内箱と外箱とからなる筐体を取り付け、内箱又は外箱の内部に仕切板で二室に仕切る。下の部屋にバネ9を取り付け、上の部屋に滑車C49を設ける。滑車Cは媒介節で動滑車38と連結している。この筐体の上方に支柱15から突出板を取り付け、該突出板の先に滑車D49を取り付ける。支柱15の先端に横板35を橋設し、該横板にL字形の支柱B15を取り付け、支柱B15に突出板40を固定し、該突出板に回転体A36を軸着する。支柱B15の下面に伸縮ポンプ76を下向きに取り付け、伸縮ポンプ内部にバネ又は透明バネ31を設ける。伸縮ポンプの頭に突出板を取り付け、該突出板に回転体B36を軸着する。伸縮ポンプ76内に逆流防止弁を取り付けた吐出口と吸入口を設け、該吐出口と吸入口に管を装着し、切替装置27に連結する。
浮き体39にロープや紐等の媒介節41を結び、媒介節は海中又は海底に設けた案内車を通り、台板14に取り付けた突出板に軸着された回転体に繋がれる。該回転体と同軸に固定された滑車A(ひとつ又は複数の複滑車として設けられたもの)に媒介節を結び、該媒介節は滑車Bを通り、動滑車、滑車C、動滑車、滑車Dを経て、回転体A、回転体Bに至り、又回転体Aに戻り、最後に支柱Bに固定される。滑車Aは複滑車として、波の大きさにより、大きさの異なる滑車を使い分け、大きな波のときは小さい滑車を使用し、小さい波のときは大きい滑車を使用することで、波のエネルギーを有効に利用することができる。
【0020】
図16で示された実施例は下記の構造を持つ主動回転装置である。
内部にピストン4を設けたシリンダー13内を二つ、互いに向かい合わせにし、互いのピストン4をピストンロッド5で連結する。ピストンロッド5の中央部の左右にラック45を取りつける。両側のラック45に嵌る正回転変換装置46を取りつける。二つのシリンダー13内に、ピストン4を挟んだ上下の部屋にそれぞれ吸入と吐出を兼ねる穴(吸排口)32を設ける。それぞれの吸排口は切換装置27に管28で連結している。
図16で示された左側のシリンダー13の左側(シリンダーの下部の部分)の方の吸排口32と、右側のシリンダーの左側(シリンダーの上部の部分)の吸排口32は同時に流動体を吸入したり吐出したりし、右側のシリンダー13の右側(シリンダーの下部の部分)の方の吸排口32と、右側のシリンダーの右側(シリンダーの上部の部分)の吸排口32は同時に流動体を吸入又は吐出をする。それぞれの吸排口は一方が吸入すれば他方は吐出する。これは切換装置27によって自動的に行われるように事前にプログラム化している。このようにすることにより、左右のシリンダー13のピストンロッド5は左右に動く。このピストンロッド5の左右の動きを、ラック45と噛み合っている正回転変換装置46の歯車の働きにより、一方向回転に変換することができる。
図16で示されている白枠の矢印はピストンロッド5の動きを示している。図16の場合は左から右に動いている。管28につけている矢印は流動体の流れを示している。
図17は反対にピストンロッド5が右から左に動いている様子を示している。
【0021】
図18で示された実施例は図16と図17で示された正回転変換装置である。
爪車49と一体になった歯車A50と同軸上に歯車C50を取りつける。同じく爪車49と一体になった歯車B50と同軸上に歯車D50を取りつける。
歯車Cと歯車Dの二つの歯車に噛み合う歯車E50を歯車Cと歯車Dの間に設ける。歯車Aの爪車の爪に噛み合う回転止めを、歯車Cの上に回動自在に取りつける。歯車Bの爪車の爪に噛み合う回転止めを、歯車Dの上に回動自在に取りつける。このように構成された、爪車のついた歯車Aと、爪車のついた歯車Bと、歯車Cと、歯車Dと、歯車Eとからなる正回転変換装置である。
歯車Aと歯車Bはそれぞれ、板状体の左右の外側に形成されたラック45に噛み合っている。ラック45が図面上で左から右に動く時、歯車Aは左回りする。歯車Aと一体になっている爪車も左回りする。歯車C上の回転止め48のため、歯車Cも左回りする。一方反対側の歯車Bはラック45の左から右への動きに対して、右回りする。歯車Bと一体の爪車も右回りする。しかし、歯車D上の回転止めは爪車が右回りするため、空回りをして、歯車Dを回転させない。左回りしている歯車Cと、回転していない歯車Dに噛み合っている歯車Eは右回り(時計方向に回転)する。歯車Eを固定している回転軸42も右回りする。
次にラック45が図面上で右から左に動く時、歯車Aは右回りする。歯車Aと一体になっている爪車も右回りする。歯車C上の回転止め48は爪車が右回りするためかみ合わず、歯車Cは回転しない。一方反対側の歯車Bはラック45の右から左への動きに対して、左回りする。歯車Bと一体の爪車も左回りする。歯車D上の回転止めは爪車と噛み合ったまま左回りするため、歯車Dも左回りする。回転しない歯車Cと、左回りしている歯車Dに噛み合っている歯車Eは右回り(時計方向に回転)する。ラック45が左右どちらに動いても歯車Eは右回りする。すなわち、歯車Eを固定している回転軸42は常に一方向に回転している。
【0022】
図19及び図20で示された実施例は、図16及び図17で示された主動回転装置とピストンロッド5の中央部のラック45の形状及び正回転変換装置が異なるだけで,他は全く同じ構造である。図19及び図20のピストンロッド5の中央部は、四角い枠を設け、枠の左右の内側にラック45を取りつけている。該ラック45に正回転変換装置B47を噛み合わせて主動回転装置としている。
図19はピストンロッド5が左から右に動く状態を示し、図20はピストンロッドが右から左に動く状態を示している。
【0023】
図21で示された実施例は正回転変換装置Bを示している。
回転軸42に爪車49を固着する。二つのピニオンギア55を爪車49の上下にくるように、回転軸42に軸着する。爪車49の歯に噛み合う回転止め48をそれぞれのピニオンギア55の上に軸着する。このような構造の正回転変換装置B(図18の正回転変換装置と区別するため、正回転変換装置Bとしている)である。この正回転変換装置は、図21で説明すると、ピニオンギア55が右回りするとき、上のピニオンギアの回転止めは爪車を押す方向(右回りする方向)に働き、下のピニオンギアの回転止めは空回りする。爪車は右回りする。
ピニオンギア55が左回りするとき、上のピニオンギアの回転止めは空回りし、下のピニオンギアの回転止めは爪車を押す方向(右回りする方向)に働く。爪車は右回りする。図19ではラック45は左から右に動き、ピニオンギア55は右回りする状態を示している。図20はラックは左に動き、ピニオンギア55は左回りする状態を示している。
【0024】
図22で示された実施例はエネルギー蓄積装置兼主動回転装置を示している。
回転を主動する原節63と、回転を伝導される従節64の間に、上面と下面にそれぞれ突出板40を取りつけ、それぞれの突出板40に回転体36を軸着した伸縮ポンプ76(回転体付き伸縮ポンプ)の二つを、お互いの上面同士を向かい合わせにして設置する。このような回転体付き伸縮ポンプの一対又は複数対を、原節63と従節64の間に並列に設ける。
ベルトやチェーンなどの媒介節41を、原節63から回転体付き伸縮ポンプの二つの回転体36、隣の列の回転体付き伸縮ポンプの二つの回転体36等を経て、最終の列の回転体付き伸縮ポンプの二つの回転体を通って従節64に到り、従節64から反対方向に、隣の列の回転体付き伸縮ポンプの二つの回転体36から順次、その隣の回転体付き伸縮ポンプの二つの回転体36を経て原節63に戻るように掛ける。それぞれの伸縮ポンプ76の吸入口12と吐出口11に、それぞれ管(図示せず)を装着する。このように構成されたエネルギー蓄積装置兼主動回転装置である。
矢印の方向(右回り)に原節63が回転すると、左側の回転体付き伸縮ポンプの回転体36に掛けられた媒介節41は原節63の方に引っ張られる。原節63の隣の左側の伸縮ポンプ76は媒介節41が引っ張られると、収縮する。更に、媒介節が引っ張られると、次の伸縮ポンプが収縮する。このように次々に伸縮ポンプが収縮する。一方、右側では、媒介節がたるんでくる状態になる。収縮していた右側の伸縮ポンプ76はバネの反発力で伸張し、左側から送られてきた媒介節を吸収する。更に、原節63が右回りに回転するにつれて、媒介節は右側に送られてくる。今まで収縮していた右側の伸縮ポンプは伸張し、送られてきた媒介節を吸収する。このように媒介節は左から右へ移動し、従節64を右回りに回転させる。原節と従節の間の左右に伸縮ポンプを置くことにより、左側で伸縮ポンプが収縮すれば、媒介節が弛むことになり、右側の伸縮ポンプが伸張して、弛んだ媒介節を吸収する。右側の伸縮ポンプが収縮すれば、左側の伸縮ポンプが伸張する。原節の回転を時間をかけて従節に伝導することになる。
伸縮ポンプ内に設けた吐出口11及び吸入口12に装着した管から、流動体(図示せず)を送入したり、排出したりすることにより、左右の伸縮ポンプを収縮したり、伸張したりすることができる。伸縮ポンプを伸張すると、媒介節は引っ張られることになり、媒介節の引っ張られた方向に原節、回転体、従節が回転することになる。エネルギーを蓄積することもでき、流動体の流入排出でこの装置そのものが主動的に回転することもできる。
【0025】
図23で示された実施例は変形カムリングを有する羽根型モータを示している。吸入口12と吐出口11を設けた環状中空の外箱(環状外箱56)の内部に、中心から外れた位置に軸穴を設けた、円形又は卵型又は楕円形あるいは任意形状のカムリング59環状外箱56に固着するか、カムリングを環状外箱と一体に形成する。中心に回転軸42を挿着した円板(ロータ58)を環状外箱56の内部に設ける。ロータ58を固着した回転軸42は環状外箱の両面又は片面を貫通して直接又は変速装置(図示せず)を介して、発電機のモータの駆動軸に連結する。ロータの周縁上に環状体(環状リング59)を設ける。ロータ58の中心から外周上(半径の方向)に複数の羽根板57をロータ上に摺動自在に取りつけるか、あるいは、ロータの表面との間に僅かな隙間をあけて取りつける。
羽根板57は環状リング59を貫通して、環状外箱56の側壁に接するか、僅かな隙間をあけて接するように取りつける。環状外箱に取りつけられたカムリング60は、ロータ58の中心から流動体の通路の方にはみ出た形状をしており、カムリングの外周上に羽根板57の端(後端部)が接する。カムリングの外周上に溝を設けることもできる。ロータ57上にバネ止め(図示せず)を設け、バネ止めにバネ9を取りつけ、バネ9の先端を羽根板57に固定する。以上のような構造の羽根型モータである。環状外箱の吸入口12に流動体が入ってくると、流動体が羽根板57に当り、羽根板を押して吐出口11から流出する。羽根板は押されて(図19では)左回りする。環状外箱の右側は、ロータ58と環状外箱の内壁との隙間はほとんどなく、回転してきた羽根板は環状外箱の内壁に当り、中心部に押しこまれる。環状外箱の流動体の通路にくると、ロータと環状外箱の内壁との隙間は広くなり、羽根板はバネの反発力により、環状リング59の外側に押し出され、流動体を受けとめることになる。このようにしてロータ58は回転しロータ58と一体の回転軸42は回転する。
図24は羽根型モータの断面図であり、図25はその斜視図である。
【0026】
図26で示された実施例はエネルギー蓄積装置を示している。
台板14上の両端に原節63と従節64を設ける。案内溝又は、ガイドレールを取りつけたガイド板62を台板に固定する。ガイド板62の任意の個所、あるいは台板14上に回転板(固定回転板65)を回動自在に取りつける。ガイド板の案内溝又はガイドレール上を移動する、案内溝又はガイドレールに嵌る移動体(移動ブロック67)をガイド板上に、摺動自在に取りつけ、該移動ブロック67、又は移動ブロックに取りつけた突出板に、回転板(移動回転板66)を軸着する。移動ブロック67と反対側のガイド板の先端部、又は台板上に突起(図示せず)を設ける。突起と移動ブロック67との間にバネ9を介装する。このように構成されたガイド板62と移動ブロック67、移動回転板66と固定回転板65及びバネ9からなるエネルギー蓄積体68を台板14上に設置する。
原節63と従節64の間に、複数のエネルギー蓄積体68を、原節から従節への進行方向側と、従節から原節への進行方向側の両側に、それぞれのエネルギー蓄積体の固定回転板65を外側にした状態で、台板上に固定する。
原節や従節や回転体がスプロケットや歯車の場合は、媒介節はチェーンであり、原節や従節や回転体がプーリーや円板のようなものであれば、媒介節はベルトやロープ、又はワイヤー等になる。本図においては、原節は左回りするものとして描いており、本図は原節63の回転が停止している状態を表している。媒介節41を、原節63を起点として、原節63から従節64への進行方向側(本図では左側)にあるエネルギー蓄積体68の固定回転板65と移動回転板66、隣のエネルギー蓄積体の固定回転板と移動回転板を通り、最終のエネルギー蓄積体の固定回転板と移動回転板を経由して従節64に到り、従節から原節への進行方向側(本図では右側)にあるエネルギー蓄積体の固定回転板と移動回転板、隣のエネルギー蓄積体の固定回転板と移動回転板を通り、最終のエネルギー蓄積体の固定回転板と移動回転板を経由して原節に戻る順序で、原節、従節及びそれぞれの固定回転板と移動回転板に掛ける。右側のエネルギー蓄積体のバネ9の反発力は、左側のエネルギー蓄積体のバネ9の反発力より大きく(強く)している。
他から回転を受け継いだ原節63が左周りするとき、右側の媒介節41が引っ張られ、右側にあるエネルギー蓄積体68の移動回転板66にかかっている媒介節が引っ張られ、最初のエネルギー蓄積体(原節の隣の右側のエネルギー蓄積体で本図では伸張した状態になっているもの)が収縮する。原節が回転を続けると、右側にある次のエネルギー蓄積体が収縮する。このようにして、順次右側のエネルギー蓄積体が収縮し、従節64にかかる媒介節が引っ張られ、従節64を回転させる。原節63の左回りの回転につれて、原節にかかっている媒介節は左側に送り出される。左側の媒介節は弛む状態になる。左側にあるエネルギー蓄積体68は、今まで右側のエネルギー蓄積体のバネの反発力が強かったため、収縮していたが、媒介節が送り出され、弛んできたので、バネの反発力で、移動ブロック67が右の方に移動しエネルギー蓄積体は伸張する。左側に送り出された媒介節は、このようにして順次左側のエネルギー蓄積体に吸収される。左側のエネルギー蓄積体は右の方に伸張する。このようにして原節63から従節64へゆっくりと回転が伝導される。原節の回転が止まると、右側のエネルギー蓄積体のバネが伸びて右側の媒介節を引っ張り、従節、原節を回転させる。
【0027】
図27で示された実施例は、降下する車両の重力エネルギーを利用した原動力装置を示している。
台板14に支柱15を垂設し、該支柱15の上端又はその近傍に移動載置台69を摺動自在に取りつける。台板14又は別に垂設した支柱の上端又はその近傍に上板71を取りつけ、該上板71に、二つの回転体(回転板C)36を固定した回転軸42を軸着する。台板14又は支柱15の下方に取りつけた横板に伸縮ポンプ76を載置する。伸縮ポンプ内に透明バネ31を設ける。伸縮ポンプ76の上面に突出板40を取りつけ、該突出板40に回転体D36を軸着する。更に、横板の下に突出板40を取りつけ、突出板40に回転体E36を軸着する。
支柱15の上端又はその近傍に取りつけた上板71の下方に、上面に突出板40を固定し、該突出板40に回転体F36を軸着したおもり箱70を吊り下げる。移動載置台69に媒介節41を取りつけ、該媒介節は、回転体Cのひとつの回転体を通り、おもり箱70に取りつけた回転体Fを経て、上板71に結ばれる。
移動載置台69にもうひとつ媒介節41を取りつけ、該媒介節41を回転体C36のもうひとつの回転体を通り、回転体E36及び回転体D36を経て回転体E36に戻り、台板14又は横板に繋ぐ。
伸縮ポンプ76内にある吸入口と吐出口にそれぞれ管を装着し、該管を直接又は切換装置を介して貯蔵タンクに連結する。
移動載置台69に車両が載ると、移動載置台が下降し、移動載置台に取りつけた二つの媒介節は下がり、ひとつはおもり箱(回転体F)を引き上げ、もうひとつの媒介節は回転体Dを引き下げ、これによって伸縮ポンプを収縮させ、ポンプ内の流動体が吐出し、貯蔵タンクに送られる。移動載置台が下に降りると、おもり箱は上板71近くまで上がり、透明バネは最大限に収縮する。移動載置台から車両が出ると、移動載置台は軽くなり、おもり箱の重量と、進入する流動体の圧力で透明バネ31が伸張し、媒介節が逆戻りに引っ張られ、移動載置台を吊り上げる。
【0028】
図28で示された実施例は、図27の降下する車両の重力エネルギーを利用した原動力装置に、支柱15の上端又はその近傍に取りつけた上板71の下に、ピストンを内設している密封容器76(伸縮ポンプと同じ構造)を取りつけたものである。
支柱15の上端又はその近傍に取りつけた上板71の下に、ピストンを内設している密封容器76を取りつける。ピストンと容器との間にバネを介装する。ピストンに容器を貫通して、容器の外に突出するピストンロッド5を取りつける。このような密封容器76の下方に、回転体F36を取りつけたおもり箱70を、回転体Cと回転体Fとを媒介節でつないで、吊り下げる。密封容器76とおもり箱70内にそれぞれ吸入と吐出を兼ねる吸排口を設け、二つの吸排口を管28で直接又は切換装置27を介して連結する。
このように構成された原動力装置である。
移動載置台が下に降りると、おもり箱70は引き上げられ、おもり箱の突出板40は密封容器(伸縮ポンプ)76のピストンロッド5にぶつかり、ピストンロッド5を押し上げる。ピストンロッドの押し上げで、伸縮ポンプ内のバネを収縮させ伸縮ポンプを収縮させる。伸縮ポンプ内の流動体は管28を通りおもり箱に流入する。下方にある伸縮ポンプ内の流動体は、移動載置台が下がるにつれて、伸縮ポンプ76が収縮し、吐出口から流出し、貯蔵タンクに集められる。伸縮ポンプ内の透明バネ31は伸縮ポンプが収縮するや、透明バネ自体の圧力を減じ、伸縮ポンプが収縮しやすいように働く。
移動載置台から車両が出ると、移動載置台は軽くなり、おもり箱の重量と、進入する流動体の圧力で透明バネが伸張し、媒介節が逆戻りに引っ張られ、移動載置台を吊り上げる。おもり箱内の流動体は切換装置を経由して伸縮ポンプ76に戻される。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような原動力装置と、主動回転装置とエネルギー蓄積装置と発電機から構成された発電システムであるので、以下に記載するような効果がある。
1.通常発電するためには、石油やガス、石炭等の化石燃料か、原子力を利用しなければならないが、本発明の発電システムでは、自動車や電車等の車両が走行する時の、重力エネルギーを利用して発電するか、波の上下運動によるエネルギーを利用して発電することができ、燃料が不要で、ほとんど24時間発電することができ経済的である。
2.発電するために全く燃料を消費しないので、環境汚染の心配はなく、風力発電や太陽光発電と同じ自然の力によるものである。重力エネルギーの場合は地球の引力の働きによるものであり、波の上下運動エネルギーも全く自然のエネルギーである。発電するためにCO2を出さないクリーンエネルギーである。
風力発電では常に風が吹くわけでもなく、又、同じ方向に風が吹く場所は限定されるし、人家の密集していないところでは、送電コストが非常に高くつく。
太陽光発電も設備コストが高く、一日の内太陽が出ている時間も少なく、雨の日は発電しない欠点がある。
3.発電のための装置が簡単で、他のエコエネルギーと比較しても、装置にかかるコストは非常に安い。特に波力発電については、従来のものは海上または海中に発電装置を建設するものが多く、建設費用が莫大である。本発明の装置は、波を利用しても、発電にかかる一切の装置は陸上ですることができ、又装置そのものが安くできる.
4.構造が簡単なので、一部の部品などの交換だけで、メンテナンスが非常に簡単で、半永久的に発電することができる。
5.自動車や電車などの走行により発電するので、発電するところと電気を消費するところが同じか近いところなので、送電に要するコストは非常に安い。
設置場所が数多くあり、設置場所の確保は容易である.
6.自動車は現代文明が生んだ偉大な発明であり、移動手段としての利便性を考えると、人間生活にとって有益なものであるが、自動車の走行による排気ガス特に、CO2,NOx,SOx,すすなどの有害物質の排出や騒音公害などを考えると功罪相半ばといえる。その上、貴重なエネルギーを消費しているので、せめて公害のないエネルギーを生むのに多少なりとも貢献できることは、人類にとって素晴らしいことである。公害加害者である自動車ドライバーに対して、環境汚染防止の考えと、公害のないエネルギー発生を意識させることは、地球環境を守る上でも非常に大切なことである。
本発明のエネルギー発生装置及び発電システムは、自動車や電車は多大のエネルギーを消費して走るが、本発明のエネルギー発生装置及び発電システムはこのエネルギーを全く使用せずに発電することができる。従来は捨てていた重力エネルギーを利用して、電気を生み出すものである。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発電システム(発電の流れ)を示す説明図である。
【図2】本発明(請求項1記載)の透明バネと透明バネ装置の断面図である。
【図3】本発明(請求項1記載)の透明バネと透明バネ装置の断面図である。
【図4】本発明(請求項2記載)のシリンダー付きポンプの断面図である。
【図5】本発明(請求項3記載)の圧力ポンプの断面図である。
【図6】本発明(請求項4記載)の多重ポンプの断面図である。
【図7】本発明(請求項4記載)の透明バネを入れた多重ポンプの断面図である。
【図8】本発明(請求項5記載)の圧力ポンプと拡大ポンプの断面図を兼ねた圧力ポンプと拡大ポンプの繋がり(管の連結)を示す説明図である。
【図9】本発明(請求項6記載)の段差ポンプの断面図である。
【図10】本発明(請求項7記載)の段違いポンプの断面図である。
【図11】本発明(請求項8記載)の分離型段違いポンプの断面図である。
【図12】本発明(請求項9記載)の多層ポンプの断面図である。
【図13】本発明(請求項10記載)の箱型ポンプの断面図である。
【図14】本発明(請求項11記載)の圧力ポンプの断面図である。
【図15】本発明(請求項12記載)の浮き体と伸縮ポンプとのつながりを示す説明図である。
【図16】本発明(請求項17記載)の主動回転装置の原理説明図である。
【図17】本発明(請求項17記載)の主動回転装置の原理説明図である。
【図18】本発明(請求項17記載)の主動回転装置を構成する正回転変換装置の斜視図である。
【図19】本発明(請求項18記載)の主動回転装置の原理説明図である。
【図20】本発明(請求項18記載)の主動回転装置の原理説明図である。
【図21】本発明(請求項18記載)の主動回転装置を構成する正回転変換装置の断面図である。
【図22】本発明(請求項20記載)のエネルギー蓄積装置兼主動回転装置の原理説明図である。
【図23】本発明(請求項19記載)の羽根型モータの断面図である。
【図24】本発明(請求項19記載)の羽根型モータの断面図である。
【図25】本発明(請求項19記載)の羽根型モータの斜視図である。
【図26】本発明(請求項219記載)のエネルギー蓄積装置の原理説明図である。
【図27】本発明(請求項15記載)の移動載置台と伸縮ポンプからなる原動力装置の原理説明図である。
【図28】本発明(請求項16記載)の移動載置台と伸縮ポンプからなる原動力装置の原理説明図である。
【符号の説明】
1   : 走行板        2   : 天板
3   : 大ピストン      4   : ピストン
5   : ピストンロッド    6   : 仕切板
7   : 押圧板        8   : 側壁
9   : バネ         10  : 流動体
11  : 吐出口        12  : 吸入口
13  : シリンダー      14  : 台板
15  : 支柱         16  : 脚
17  : ロッド        18  : 側板
19  : 梃子A        20  : 梃子B
21  : 外箱         22  : 内箱
23  : 加圧箱        24  : ピストンフランジ
25  : 加圧筒        26  : 中心柱
27  : 切換装置       28  : 管
29  : 隔壁         30  : 小仕切板
31  : 透明バネ       32  : 吸排口
33  : 貯蔵タンク      34  : 貯油槽
35  : 横板         36  : 回転体
37  : 動滑車板       38  : 動滑車
39  : 浮き体        40  : 突出板
41  : 媒介節        42  : 回転軸
43  : 止め板        44  : 滑車
45  : ラック        46  : 正回転変換装置
47  : 正回転変換装置B   48  : 回転止め
49  : 爪車         50  : 歯車A
51  : 歯車B        52  : 歯車C
53  : 歯車D        54  : 歯車E
55  : ピニオンギア     56  : 環状外箱
57  : 羽根板        58  : ロータ
59  : 環状リング      60  : カムリング
61  : バネ止め       62  : ガイド板
63  : 原節         64  : 従節
65  : 固定回転板      66  : 移動回転板
67  : 移動ブロック     68  : エネルギー蓄積体
69  : 移動載置台      70  : おもり箱
71  : 上板         72  : 発電機
73  : 逆流防止弁      74  : 貫通穴
75  : 拡大ポンプ      76  : 伸縮ポンプ
77  : 主動回転装置
78  : 主動回転装置兼エネルギー蓄積装置

Claims (25)

  1. 下記構造物と、該構造物で構成される反発力の発生と消滅を行う装置(以下「透明バネ装置」という)。
    1.密封容器内に、仕切板を取りつけ、仕切板で容器を二室に仕切るか、又は上方を狭くした密封容器の下部の部屋に、容器の内壁に接する圧縮板(以下「ピストン」という)を設け、該ピストンに取りつけた棒状体又は筒状体(以下「ピストンロッド」という)を仕切板を貫通して上部の部屋に突出させるか、あるいは狭くなった上部の部屋に、上部の部屋の内壁に接するように突出させる。該ピストンロッドの上方に、容器の内壁に接する別のピストンを設け、ビストンに取りつけたピストンロッドを容器を貫通して容器の外に突出させる。下部の部屋のピストンと容器との間にバネを介装する。上方のピストンと下方のピストンロッドとの間にバネを介装する。下部の部屋のピストンと、仕切板又は上部の部屋と下部の部屋との仕切との間に逆流防止弁を取りつけた吸入口と、吸入と排出を兼ねる開口部(以下「吸排口」という)を二つ設け、ひとつの開口部は外部の切替装置を介して貯蔵タンクに設けた開口部と連結している。上部の部屋に、逆流防止弁を取りつけた吸入口と吐出口を設ける。このような構造の密封容器、あるいは上記の密封容器の上部の部屋にひとつ又は複数の隔壁を設け、隔壁で囲まれた各部屋にピストンを取り付け、ピストンに取りつけたピストンロッドを容器を貫通して容器の外に、各ピストンロッドの頭の位置が順次段差がつくように突出させた密封容器、あるいは一面が開口している外箱に、一面が開口している内箱を摺動自在にはめ込んだ筐体で、内箱と外箱との間にバネを介装し逆流防止弁を取りつけた吸入口と吐出口を設けた筐体(以下「透明バネ」という)。
    2.密封容器の内壁に接する板状体(以下「押圧板」という)と容器との間にバネを介装するか、又は高圧気体などを充填するか、あるいは高圧気体を充填し、更に押圧板と容器との間にバネを介装した密封容器で、逆流防止弁を取りつけた吐出口と逆流防止弁を取りつけた吸入口をひとつ又は複数設けた密封容器(以下「貯蔵タンク」という)のひとつ又は複数の貯蔵タンクからなる高圧貯蔵装置。
    3.貯蔵タンク側と透明バネ側のそれぞれに連結する開口部を設け、内部に両側の各開口部を連結したり、遮断したりする切換弁を有している切換装置。
    4.透明バネの吐出口と吸入口にパイプ、又はホース、又はチューブ(以下「管」という)を装着し、それぞれの管を切換装置の一方側の開口部に繋ぐ。切換装置の別の開口部に各貯蔵タンクの吐出口と吸入口のそれぞれに連結する管を装着する。切換装置の内部に、透明バネの吐出口と吸入口から来た管と、貯蔵タンクの吐出口と吸入口から来た管を連結したり遮断したりする装置を設ける。
    このように構成された反発力の発生と消滅を行う装置(以下「透明バネ装置」という)。
  2. 下記構造物と、該構造物で構成される原動力装置。
    1.台板上に設けた支柱又は側板に、回動自在に取りつけた板状体のひとつ、又は複数の板状体を順次回動自在に嵌めこんだ板状体(以下「走行板」という)。
    2.密封容器内に仕切板を水平に取りつけ、仕切板で仕切られた容器の下部の部屋に、ひとつ又は複数のシリンダーを内設する。シリンダー内に、シリンダーの内壁に接するピストンを設け、該ピストンに取りつけたピストンロッドを、仕切り板を貫通して、密封容器の上部の部屋に突出させる。仕切板上に密封容器の内壁に接する側壁を設ける。仕切板の上に突出した各ピストンロッドの頭に、仕切板上の側壁と密封容器の内壁に接する押圧板を取りつける。必要に応じてピストンに、逆流防止弁を取りつけた貫通穴をあける。各シリンダー内に逆流防止弁を取りつけた吐出口と逆流防止弁を取りつけた吸入口を設ける。密封容器の上部の部屋に密封容器の内壁に接するピストン(以下「大ピストン」という)を設け、大ピストンに取りつけたピストンロッドを密封容器の上面を貫通して、密封容器の外に突出させる。大ピストンに取りつけたピストンロッドの頭に天板を取りつける。大ピストンと各押圧板との間に水、又は油、又は他の液体、あるいはそれらの混合液(以下「流動体」という)を入れる。密封容器の下部の部屋にあるシリンダー内のピストンとシリンダー底部との間にバネを介装するか、又は、ピストンとシリンダー底部のそれぞれに磁石を取りつけ、互いの磁石を同極同士が向かい合うように取りつけるか、又はピストンとシリンダー上部との間に高圧の気体を入れるか、あるいはこれらを併用する装置(以下「反発装置」という)を設けるか、又はピストンとシリンダー底部との間に透明バネを設ける。このような構造の密封容器(以下「シリンダー付きポンプ」という)。
    3.走行板をシリンダー付きポンプの天板に重ねるか、走行板とシリンダー付きポンプの天板の間に僅かな隙間を空けるように、走行板とシリンダー付きポンプを設置するか、あるいは、走行板とシリンダー付きポンプの天板との間に連結板を設け、連結板で走行板とシリンダー付きポンプの天板を連結する。
  3. 台板上に設けた支柱又は側板に、回動自在に取りつけた走行板に脚を取りつける。台板又は台板上に設けた突起又は支柱に、端部を回動自在に軸着した梃子(以下「梃子A」という)を取りつける。走行板の脚を梃子Aに回動自在に取りつける。梃子Aの先端部を球面状に形成し、該先端部を、台板又は台板上に設けた支柱に回動自在に軸着した鈎形の梃子(以下「梃子B」という)の内側の湾曲部に密接させる。梃子Bの先端部分にロッドを軸着し、該ロッドを密封容器に挿入する。容器内に挿入されたロッドの先端部に、容器の内壁に接するピストンを取りつける。必要に応じてピストンに貫通穴を設ける。ピストンと容器との間に反発装置を設ける。あるいは密封容器内にひとつ又は複数の仕切板を設け、容器内を複数の小部屋に仕切り、ピストンと仕切板との間に反発装置を設ける。第一のピストンの下方に、第一の仕切板を貫通し、第二の部屋に挿入する第二のピストンを設ける。第二のピストンと第二の仕切板との間に第一の反発装置よりも強い反発力を持つ反発装置を設ける。小部屋の数に応じて第三、第四の仕切板とピストンを設け、それぞれにより強い反発力の反発装置を設ける。容器内の各部屋ごとに、逆流防止弁を取りつけた吐出口と逆流防止弁を取りつけた吸入口を設ける。容器内の各部屋のピストンと仕切板で囲まれた空間に流動体を入れる。このように構成された圧力ポンプと走行板と、梃子Aと梃子Bとからなる原動力装置。
  4. 下記構造物と、該構造物で構成される原動力装置。
    1.請求項2記載の走行板。
    2.一面の全部又は一部が開口している箱状体又は筒状体の筐体の内部に、ひとつ又は複数の仕切板を水平状に取りつけ、筐体の内部を複数の部屋に仕切る。筐体内部の中央部に、各仕切板の中央部を貫通する支柱(以下「中心柱」という)を垂設する。該筐体(以下「外箱」という)の開口部に嵌る、一面が開口した中空の筐体(以下「加圧箱」という)を開口部が外箱の中心柱に嵌るように、外箱に挿入する。加圧箱の外周に、外箱の第一の部屋の内壁に接する板状体(以下「ピストンフランジ」という)を取りつける。外箱の第二の部屋に、第二の部屋の内壁に接するピストンフランジを外周に取りつけた、両面が開口している中空の筒状体(以下「加圧筒」という)を中心柱に嵌める。加圧筒のピストンフランジと仕切板との間に反発装置を取り付ける。以下部屋数に応じて同様の加圧筒を各部屋に設ける。外箱の各部屋に逆流防止弁を取りつけた吐出口と逆流防止弁を取りつけた吸入口を設ける。加圧箱と外箱の中心柱との間の隙間に反発装置、又は透明バネを取りつける。このような構造を有する圧力ポンプ(以下「多重ポンプ」という)。
    3.走行板を多重ポンプの加圧箱に重ねるか、走行板と加圧箱との間に僅かな隙間を空けるように、走行板を多重ポンプの上に設置するか、あるいは、走行板と加圧箱との間に連結板を設け、連結板で走行板と加圧箱を連結する。
  5. 下記構造物と、該構造物で構成される原動力装置。
    1.請求項2記載の走行板。
    2.密封容器内にピストンを設け、該ピストンに取りつけたピストンロッドを密封容器を貫通して、容器の外に突出させる。ピストンロッドの頭に天板を取りつける。密封容器に、逆流防止弁を取りつけた吐出口と、逆流防止弁を取りつけた吸入口を設ける。ピストンと容器の底部との間に流動体を入れる。このような構造の圧力ポンプ、又は圧力ポンプのピストンと容器の底部との間に透明バネを取りつける。このような構造を持つ圧力ポンプ(以下「圧力ポンプA」という)。
    3.内部を二つの仕切板で三つの部屋に仕切られた凸型又は逆凸型あるいは任意形状の密封容器内に、上部の部屋の内壁に接する押圧板と、下部の部屋の内壁に接するピストンを設け、二つの仕切板を貫通するピストンロッドで押圧板とピストンを連結する。押圧板と密封容器の天井で囲まれた上部部屋と、押圧板とピストンで囲まれた中間部屋と、ピストンと密封容器の底面で囲まれた下部部屋のそれぞれに、逆流防止弁を取りつけた吐出口と、逆流防止弁を取りつけた吸入口を設ける。中間部屋にあるピストンロッドに、中間部屋の内壁に接するフランジを取りつけ、該フランジと仕切板との間にバネを取りつける。上部部屋と中間部屋と下部部屋に流動体を入れる。このような構造の密封容器(以下「拡大ポンプ」という)をひとつ又は複数設ける。
    4.圧力ポンプAと拡大ポンプとの間に、切換弁を有する切換装置を設け、該切換装置を介して、圧力ポンプAの吐出口と拡大ポンプの上部部屋の吸入口に管を装着し、圧力ポンプAと拡大ポンプを連結する。拡大ポンプの上部部屋にある吐出口に管を装着し、該管を別に設けた貯蔵タンクの吸入口に直接又は切換装置を介して連結する。中間部屋の吐出口と吸入口、下部部屋の吐出口と吸入口は、それぞれ管で直接又は切換装置を介して、貯蔵タンクに連結される。
    5.走行板を圧力ポンプAの天板に重ねるか、走行板と圧力ポンプAの天板との間に僅かな隙間を空けるように、走行板を圧力ポンプAの上に設置するか、あるいは、走行板と圧力ポンプAとの間に連結板を設け、連結板で走行板と圧力ポンプAを連結する。
  6. 下記構造物と、該構造物で構成される原動力装置。
    1.請求項2記載の走行板。
    2.密封容器内に、ひとつ又は複数の隔壁を縦に取りつけ、容器内を複数の部屋に仕切る。各隔壁を容器の底部に直接固定するか、又は隔壁の下部に穴をあけるか、又は隔壁の下端と容器の底部との間にスキマをあけるように隔壁を容器に取り付ける。隔壁で仕切られた各部屋に、内壁に接するピストンを設け、該ピストンに取りつけたピストンロッドを密封容器の外に突出させる。各ピストンロッドの頭の位置が順次段差がつくようにピストンロッドの長さを調節する。一番高い位置のピストンロッドの頭に走行板を取りつける。ピストンと密封容器の底部との間に反発装置を取り付ける。隔壁で仕切られた密封容器の各部屋に、逆流防止弁を取りつけた吐出口と逆流防止弁を取りつけた吸入口を設ける。ピストンと容器の上部とで囲まれた空間に吸排口を設ける。このような構造の圧力ポンプ(以下「段差ポンプ」という)のひとつ又は複数個。
    3.走行板を段差ポンプの一番高い位置のピストンロッドの頭に重ねるか、走行板と段差ポンプの一番高い位置のピストンロッドの頭との間に僅かな隙間をあけるように、走行板を段差ポンプの上に設置するか、あるいは、走行板と段差ポンプの一番高い位置のピストンロッドの頭との間に連結板を設け、連結板で走行板と段差ポンプの一番高い位置のピストンロッドの頭を連結する。
  7. 下記構造物と、該構造物で構成される原動力装置。
    1.請求項2記載の走行板。
    2.密封容器の内部に、下が階段状の壁になっている仕切板を横に取りつけ、密封容器を二室に仕切る。上の部屋に、容器の内壁に接するピストン(以下「大ピストン」という)を設け、大ピストンに取りつけたピストンロッドを密封容器の外に突出させ、ピストンロッドの頭に天板を取りつける。仕切板で仕切られた密封容器の下部の部屋に、仕切板との間に隙間を設けて、高さの異なる隔壁を複数垂設する。隔壁で囲まれた部屋にそれぞれ小仕切板を設け、小仕切板で仕切られた下部の部屋に、隔壁と密封容器の内壁に接するピストンをそれぞれ設ける。該ピストンに取りつけたピストンロッドを小仕切板を貫通して上部の部屋に突出させ、ピストンロッドの頭に、仕切板の壁と隔壁と密封容器の内壁に接する押圧板を取りつける。隔壁と仕切板で囲まれたそれぞれの部屋に、逆流防止弁を取りつけた吐出口と逆流防止弁を取りつけた吸入口を設ける。更にピストンと密封容器の底との間に反発装置を取りつける。各押圧板の上の位置にある仕切板に貫通穴を設ける。貫通穴に逆流防止弁を取りつける。このような構造の圧力ポンプ(以下「段違いポンプ」という)。
    3.走行板を天板に重ねるか、走行板と天板との間に僅かな隙間をあけて、走行板を天板の上に設置するか、あるいは、走行板と天板との間に連結板を設け、連結板で走行板と天板を連結する。
  8. 下記構造物と、該構造物で構成される原動力装置。
    1.請求項2記載の走行板。
    2.請求項7記載の段違いポンプにおいて、仕切板で仕切られた密封容器の上部の部屋に大ピストンを設けるかわりに、吸排口を設けた請求項7記載の段違いポンプ。
    3.請求項5記載の圧力ポンプA。
    4.圧力ポンプAの吐出口と上記段違いポンプの吸排口を管で連結する。このように構成された、圧力ポンプと段違いポンプからなる圧力ポンプ(以下「分離型段違いポンプ」という)。
    5.走行板を圧力ポンプAの天板に重ねるか、走行板と天板との間に僅かな隙間をあけて、走行板を天板の上に設置するか、あるいは、走行板と天板との間に連結板を設け、連結板で走行板と天板を連結する。
  9. 下記構造物と、該構造物で構成される原動力装置。
    1.請求項2記載の走行板。
    2.一面の全部又は一部が開口している筐体の内部に仕切板を設け、該仕切板で筐体内部を二室に仕切る。仕切板で仕切られた筐体の下部の部屋に、内壁に接するピストンを設け、ピストンに取り付けられたピストンロッドを仕切板を貫通して上部の部屋に突出させる。ピストンと筐体の底部との間に反発装置又は透明バネを取りつける。筐体の下部の部屋に、逆流防止弁を取りつけた吐出口と逆流防止弁を取りつけた吸入口を設ける。このような筐体を外箱として、該外箱の上部の部屋に、外箱と同じ構造の筐体を嵌めこみ、外箱の下部の部屋のピストンについているピストンロッドに固定する。必要に応じて、内箱の下部の部屋にピストンを設け、ピストンに取りつけたピストンロッドを仕切板を貫通して、上部の部屋に突出させ、該ピストンロッドに内箱と同じ構造の筐体を固定する。それぞれの筐体内のピストンと底部との間に反発装置を取りつける。目的に応じてピストンに貫通穴をあける。このように構成された圧力ポンプ(以下「多層ポンプ」という)。
    3.走行板を多層ポンプの一番上の筐体のピストンロッドの頭に重ねるか、走行板と多層ポンプの一番上の筐体のピストンロッドの頭との間に僅かな隙間をあけて、走行板を多層ポンプの上に設置するか、あるいは、走行板と多層ポンプの一番上の筐体のピストンロッドの頭との間に連結板を設け、連結板で走行板と多層ポンプの一番上の筐体のピストンロッドの頭を連結する。
  10. 下記の構造物と該構造物で構成される原動力装置。
    1.請求項2記載の走行板。
    2.一面が開口している筐体の内部中央に、環状又は筒状の隔壁を設ける。該隔壁に一面が開口している内箱を嵌め、内箱と容器との間にバネを介装する。更に逆流防止弁を取りつけた吸入口と、逆流防止弁を取りつけた吐出口を設ける。該環状又は筒状の隔壁を取り囲むひとつ又は複数の環状又は筒状の隔壁を設ける。一面が開口し、天井の中央部が開口し、該開口部が中央の内箱に嵌る内箱を、中央の内箱の周りに設ける。必要に応じて、それぞれの内箱の外側に、同じ構造の内箱を嵌める。それぞれの内箱の天井は、中央のものから順次低くしている。隔壁で仕切られた各部屋に、逆流防止弁を取りつけた吸入口と、逆流防止弁を取りつけた吐出口を設ける。中央の内箱の上に天板又は走行板を取りつける。中央の内箱は貯蔵タンクと連結して、透明バネとして使用される。このように構成された筐体(以下「箱型ポンプ」という)。
    3.走行板を箱型ポンプの中央部の内箱に重ねるか、走行板と箱型ポンプの中央部の内箱との間に僅かな隙間をあけて、走行板を箱型ポンプの上に設置するか、あるいは、走行板と箱型ポンプの中央部の内箱との間に連結板を設け、連結板で走行板と箱型ポンプの中央部の内箱を連結する。
  11. 下記の構造物と該構造物で構成される原動力装置。
    1.請求項2記載の走行板。
    2.一面が開口している箱状又は筒状の外箱に、一面が開口している内箱を、開口面同士を対面させて摺動自在になるように嵌め込んだ筐体、又は外箱に、両面が開口している中箱を摺動自在にはめ込み、該中箱に、一面が開口している内箱を、摺動自在になるように嵌め込んだ筐体の内部中央に、外側の筐体と同じ構造の、摺動自在に嵌め込んだ隔壁を設け、該隔壁で囲まれた内部にバネを介装する。内側の隔壁の外側に、ひとつ又は複数の同じように構成された隔壁を設ける。各隔壁で囲まれた各部屋に逆流防止弁を取りつけた吸入口と吐出口を設ける。中央のバネを介装した部屋は、透明バネとして使用される。このような構造の圧力ポンプ(以下「可変ポンプ」という)。
    3.走行板を可変ポンプの内箱の上に重ねるか、走行板と可変ポンプの内箱の上との間に僅かな隙間をあけて、走行板を可変ポンプの上に設置するか、あるいは、走行板と可変ポンプとの間に連結板を設け、連結板で走行板と可変ポンプを連結する。
  12. 下記の構造物と該構造物で構成される原動力装置。
    1.台板上にひとつ又は二つの支柱を垂設し、支柱に横板を橋設する。台板上に突出板を設け、突出板に回転体と滑車を取り付けた軸を軸着する。仕切板で二室に仕切った外箱を内箱に摺動自在に嵌め込み、仕切板と内箱との間にバネを介装し、外箱の上部の部屋に滑車を設けた筐体を台板に取りつける。該筐体の上方に支柱に水平に横板を取りつける。該横板に滑車を軸着する。台板にもうひとつ別の滑車を取り付ける。支柱の上部に橋設した横板に、動滑車を取り付けた動滑車板をバネで吊り下げる。該横板に、カギ形の支柱を取り付け、該支柱上に突出板を設け、突出板に回転体Aを軸着する。カギ形の支柱の底に、内部に透明バネを有する、摺動自在に嵌め込まれた内箱と外箱、又は摺動自在に嵌め込まれた内箱と中箱と外箱からなる筐体で、内部に逆流防止弁を取りつけた吸入口と吐出口を設けた筐体(以下「伸縮ポンプ」という)を取り付ける。該伸縮ポンプに突出板を取り付け、突出板に回転体Bを軸着する。
    2.筏又はブイ又は浮き袋あるいは中空容器のような浮遊体(以下「浮き体」という)に紐又はワイヤー又はロープ、又はベルト又はチェーン等(以下「媒介節」という)を結ぶ。
    3.浮き体につないだ媒介節を、海底に取り付けた案内車を経由して台板上にとりつけた突出板に軸着した回転体に繋ぐ。該回転体と同軸で固定されている滑車に媒介節をかけ、該媒介節は動滑車と他の滑車を経由して、回転体Aと回転体Bを通り、カギ形の支柱につながれる。
    4.伸縮ポンプ内の吸入口と吐出口、及び透明バネの吸入口と吐出口のそれぞれに管を装着し、管は切替装置を介して貯蔵タンクに連結される。
  13. 下記構造物と、該構造物で構成される原動力装置。
    1.請求項2記載の走行板。
    2.レバー付きのピストンポンプ。
    3.走行板をピストンポンプのレバーに重ねるか、走行板とピストンポンプのレバーとの間に僅かな隙間をあけて、走行板をピストンポンプの上に設置するか、あるいは、走行板とピストンポンプのレバーとの間に連結板を設け、連結板で走行板とピストンポンプのレバーを連結する。
  14. 下記の構造物と該構造物で構成される原動力装置。
    1.台板に支柱を垂設し、該支柱の上端又はその近傍に移動載置台を摺動自在に取りつける。該支柱、又は別に取りつけた支柱の上端又はその近傍に上板を取りつけ、該上板に、ひとつ又は複数の回転体(以下「回転体C」という)を固定した回転軸を軸着する。台板又は支柱の下方に取りつけた横板に請求項12記載の伸縮ポンプと同じ構造の伸縮ポンプを載置する。伸縮ポンプの上面に突出板を取りつけ、該突出板に回転体(以下「回転体D」という)を軸着する。更に横板の下に突出板を取りつけ、突出板に回転体(以下「回転体E」という)を軸着する。
    2.移動載置台に媒介節を結び、該媒介節を回転体Cを通り、回転体E及び回転体Dを経て回転体Eに戻るように掛ける。
    3.伸縮ポンプ内にある吸入口と吐出口にそれぞれ管を装着する。管は直接又は切換装置を経由して貯蔵タンクに連結される。
    4.上記の伸縮ポンプの代りに、伸縮ポンプ内に透明バネを内設した伸縮ポンプを使用することもできる.
  15. 請求項14の原動力装置において、支柱の上端又はその近傍に取りつけた上板の下に、ピストンを内設している密封容器を取りつける。ピストンと容器との間にバネを介装する。ピストンに容器を貫通して、容器の外に突出するピストンロッドを取りつける。このような密封容器の下方に、上面に突出板を取りつけ、該突出板に回転体(以下「回転体F」という)を軸着した容器(以下「おもり箱」という)を、回転体Cと回転体Fとを媒介節でつないで、吊り下げる。密封容器とおもり箱内に吸排口を設け、二つの吸排口を管で直接又は切換装置を介して連結する。このように構成された請求項14記載の原動力装置。
  16. 下記の構造物と該構造物で構成される原動力装置。
    1.台板に支柱を垂設し、該支柱の上端又はその近傍に移動載置台を摺動自在に取りつける。台板又は別に垂設した支柱の上端又はその近傍に上板を取りつけ、該上板に、ひとつ又は複数の回転板Cを固定した回転軸を軸着する。支柱の下方に横板を取りつけ、横板に請求項12記載の伸縮ポンプ又は請求項14記載の透明バネを内設した伸縮ポンプと同じ構造の伸縮ポンプを載置する。該伸縮ポンプの上面に突出板を取りつけ、該突出板に回転体Dを軸着する。更に、横板の下に突出板を取りつけ、突出板に回転体Eを軸着する。
    2.移動載置台の下方の台板上に、ピストンを内設した密封容器を取りつける。密封容器内のピストンにピストンロッドを取りつけ、該ピストンロッドを容器を貫通して容器の外に突出させ、ピストンロッドの頭に板状体を取りつける。ピストンと容器の底との間にバネを介装する。密封容器内に吸排口を設ける。ピストンと容器の底との間に流体物を入れる。このような密封容器(以下「クッションポンプ」という)のひとつ又は複数を台板上に載置する。
    3.回転体Cの下方に、請求項15記載のおもり箱を吊り下げる。
    4.おもり箱の吸排口に管を装着し、該管をクッションポンプの吸排口に繋ぐ。5.移動載置台に媒介節を結び、該媒介節を回転体Cを通り、回転体E及び回転体Dを経て回転体Eに戻るように掛ける。
    6.上板に軸着した回転体Cの別の回転体とおもり箱に取りつけた回転体Fとの間に媒介節を掛ける。
  17. 下記の構造物と該構造物で構成される主動回転装置。
    1.二つのシリンダーをシリンダヘッド同士が対面するように設け、それぞれのシリンダー内のピストンを、中央部の両側がラック状になっているか、又は両側にラックを取り付けたピストンロッドで連結する。ピストンで仕切られたシリンダー内の二つの部屋に、吸排口をそれぞれ設ける。二つのシリンダーにあるそれぞれの吸排口は管で切換装置に連結されている。
    2.爪車と一体になった歯車(以下「歯車A」という)と同軸上に別の歯車(以下「歯車C」という)を取りつける。同じく爪車と一体になった歯車(以下「歯車B」という)と同軸上に別の歯車(以下「歯車D」という)を取りつける。
    歯車Cと歯車Dの二つの歯車に噛み合う歯車(以下「歯車E」という)を歯車Cと歯車Dの間に設ける。歯車Aの爪車の爪に噛み合う爪(以下「回転止め」という)を歯車Cの上に回動自在に取りつける。歯車Bの爪車の爪に噛み合う回転止めを、歯車Dの上に回動自在に取りつける。このように構成された、爪車のついた歯車Aと、爪車のついた歯車Bと、歯車Cと、歯車Dと、歯車Eとからなる正回転変換装置。
    3.二つのシリンダーのピストンを連結したピストンロッドの中央部の両側に設けられたラックと、正回転変換装置の歯車Aと歯車Bを噛み合わせる。このように構成された主動回転装置。
  18. 下記の構造物と該構造物で構成される主動回転装置。
    1.二つのシリンダーをシリンダヘッド同士が対面するように設け、それぞれのシリンダー内のピストンを、中央部に矩形の枠を有し、左右の枠の内側にラックを取りつけるか、ラック状に形成した矩形の枠を持つピストンロッドでひとつに連結する。二つのシリンダーの、それぞれピストンで仕切られたシリンダー内の二つの部屋に、吸排口をそれぞれ設ける。二つのシリンダーにあるそれぞれの吸排口は管で切換装置に連結されている。
    2.回転軸に固定された爪車の同軸上に、ラックと噛み合った歯車(以下「ピニオンギア」という)を二つ、爪車の上と下に設ける。爪車の下にあるピニオンギアの上面に、爪車の爪に噛み合う回転止めを回動自在に取りつける。爪車の上にあるピニオンギアの下面に、爪車の爪に噛み合う回転止めを回動自在に取りつける。このような構造を有する正回転変換装置B。
    3.二つのシリンダーのピストンを連結したピストンロッドの中央部の矩形の枠の内側に設けられた左右のラックに、正回転変換装置Bの二つのピニオンギアをそれぞれ噛み合わせる。
  19. 吸入口と吐出口を設けた環状の側壁を有する中空の外箱(以下「環状外箱」という)の内部に、中心から外れた位置に軸穴を設けた、円形又は卵型又は楕円形あるいは任意形状のカムリングを環状外箱に固着するか、カムリングを環状外箱と一体に形成する。中心に回転軸を挿着した円板(以下「ロータ」という)を環状外箱の内部に設ける。ロータを固着した回転軸は環状外箱の両面又は片面を貫通して、直接又は変速装置を介して、発電機のモータの駆動軸に連結する。ロータの周縁上に環状の壁又は環状体あるいはドーナツ状のリング(以下「環状リング」という)を設ける。ロータの中心から半径上に、複数の羽根板を環状リングを貫通して、環状外箱の側壁に接するか、僅かな隙間をあけて接するように、ロータ上に摺動自在に取りつけるか、あるいは、ロータの表面との間に僅かな隙間をあけて取りつける。羽根板の後端部はカムリングに接する。羽根板の後端部の近傍に、バネ止めをロータ上に設ける。バネ止めにバネを取りつけ、バネの先端を羽根板に固定する。以上のような構造のモータ(以下「羽根型モータ」という)のひとつ又は複数からなる主動回転装置。
  20. 下記の構造物と該構造物で構成される主動回転装置兼エネルギー蓄積装置。
    1.回転を主動する大回転体(以下「原節」という)と、回転を伝導される大回転体(以下「従節」という)を設ける。
    2.請求項12記載の伸縮ポンプと同じ構造の伸縮ポンプの上面と下面にそれぞれ突出板を取りつけ、それぞれの突出板に回転体を軸着した伸縮ポンプ(以下「回転体付き伸縮ポンプ」という)の二つを、お互いの上面同士を向かい合わせにして設置する。
    3.対面して設けた二つの回転体付き伸縮ポンプの一対又は複数対を、原節と従節の間に並列に設ける。
    4.ベルトやチェーンなどの媒介節を、原節から回転体付き伸縮ポンプの二つの回転体、隣の列の回転体付き伸縮ポンプの二つの回転体等を経て、最終の列の回転体付き伸縮ポンプの二つの回転体を通って従節に到り、従節から反対方向に、隣の列の回転体付き伸縮ポンプの二つの回転体から順次、その隣の回転体付き伸縮ポンプの二つの回転体を経て原節に戻るように掛ける。
    5.それぞれの伸縮ポンプの吸入口と吐出口に、それぞれ管を装着する。管は直接又は切換装置を介して貯蔵タンクに連結されている。
  21. 下記の構造物と該構造物で構成されるエネルギー蓄積装置。1.回転を主動する原節と、回転を伝導される従節を台板上に設ける。
    2.台板上に、案内溝又は、ガイドレールを取りつけた板状体又は棒状体又は筒状体(以下「ガイド板」という)を原節と従節との間に取りつける、該ガイド板の一端、又は任意の個所、あるいは台板上に回転板(以下「固定回転板」という)を回動自在に取りつける。ガイド板上に、ガイド板の案内溝又はガイドレール上を移動する、案内溝又はガイドレールに嵌る移動体(以下「移動ブロック」という)を摺動自在に取りつけ、該移動ブロック、又は移動ブロックに取りつけた突出板に、回転板(以下「移動回転板」という)を軸着する。移動ブロックと反対側のガイド板の先端部、又は台板上に設けた突起と移動ブロックとの間にバネを介装する。このように構成されたガイド板と移動ブロック、移動回転板、固定回転板及びバネからなるエネルギー蓄積体。
    3.原節と従節の間に、複数のエネルギー蓄積体を、原節から従節への進行方向側と、従節から原節への進行方向側の両側に、それぞれのエネルギー蓄積体の固定回転板を外側にした状態で、複数のエネルギー蓄積体を台板上に固定する。
    4.ベルトやチェーンなどの媒介節を、原節を起点として、原節から従節への進行方向側にあるエネルギー蓄積体の固定回転板と移動回転板、隣のエネルギー蓄積体の固定回転板と移動回転板を通り、最終のエネルギー蓄積体の固定回転板と移動回転板を経由して従節に到り、従節から原節への進行方向側にあるエネルギー蓄積体の固定回転板と移動回転板、隣のエネルギー蓄積体の固定回転板と移動回転板を通り、最終のエネルギー蓄積体の固定回転板と移動回転板を経由して原節に戻る順序で、原節、従節及びそれぞれの固定回転板と移動回転板に掛ける。
  22. 下記の構造物と該構造物で構成される発電システム。
    1.請求項2、又は請求項3、又は請求項4、又は請求項5、又は請求項6、又は請求項7、又は請求項8、又は請求項9、又は請求項10、又は請求項11、又は請求項12、又は請求項13、又は請求項14、又は請求項15、又は請求項16記載の原動力装置
    2.請求項1記載の貯蔵タンクで、一番反発力の強い反発装置を有する貯蔵タンクを高圧貯蔵タンクとし、反発力が小さい反発装置を有する貯蔵タンクを低圧貯蔵タンクとし、その中間の反発力をもつ反発装置を中圧貯蔵タンクとし、これらの貯蔵タンクのひとつ又は複数個からなる高圧貯蔵装置。
    3.請求項17、又は請求項18記載の主動回転装置。
    4.請求項20記載の主動回転装置兼エネルギー蓄積装置。
    5.発電機。
    6.原動力装置の各シリンダー又は各種ポンプに設けられたそれぞれの吐出口と吸入口に管を装着し、吐出口に装着された管を直接又は切換装置を介して貯蔵タンク(高圧貯蔵タンク、中圧貯蔵タンク、低圧貯蔵タンク)のそれぞれの吸入口に連結する。シリンダー又は各種ポンプの吸入口は管で各貯蔵タンクの吐出口と連結している。貯蔵タンクの別の吐出口に装着された管は、直接又は切換装置を介して、主動回転装置のシリンダーの吸排口、原動力装置の各ポンプの吸入口あるいは主動回転装置兼エネルギー蓄積装置の伸縮ポンプ又は多重伸縮ポンプの吸入口又は吸排口に繋がっている。
    7.請求項17記載の主動回転装置を使用する場合、請求項17記載の主動回転装置の一部をなす正方向変換装置の歯車Eを、請求項20記載の主動回転装置兼エネルギー蓄積装置の原節に同軸で繋ぐか、又は媒介節を通して連結する。
    8.請求項18記載の主動回転装置を使用する場合、請求項18の主動回転装置の一部をなす正方向変換装置Bの回転軸に、請求項20記載の主動回転装置兼エネルギー蓄積装置の原節を固定するか、又は媒介節を通して連結する。
    9.請求項20記載の主動回転装置兼エネルギー蓄積装置の従節は、発電機のモータに直接、又は変速装置や定速回転装置を介して連結している。
  23. 下記の構造物と該構造物で構成される発電システム。
    1.請求項2、又は請求項3、又は請求項4、又は請求項5、又は請求項6、又は請求項7、又は請求項8、又は請求項9、又は請求項10、又は請求項11、又は請求項12、又は請求項13、又は請求項14、又は請求項15、又は請求項16記載の原動力装置
    2.請求項22記載の高圧貯蔵装置。
    3.請求項19記載の羽根型モータ又は従来の油圧モータ。
    4.発電機。
    5.原動力装置のシリンダー又は各種ポンプに設けられたそれぞれの吐出口と吸入口に管を装着し、吐出口に装着された管を直接又は切換装置を介して各貯蔵タンクの吸入口に連結する。高圧貯蔵タンク又は中圧貯蔵タンクの吐出口に装着された管を直接又は切換装置を介して、主動回転装置の羽根型モータ又は通常の油圧モータの吸入口に連結する。中圧貯蔵タンク又は低圧貯蔵タンクの吐出口に装着された管、又は貯油槽に挿入した管を、シリンダー又は油圧ポンプの吸入口に繋ぐ。
    7.羽根型モータ又は通常の油圧モータの吐出口は、管により貯蔵装置の各貯蔵タンク又は原動力装置のシリンダー又は各種ポンプの各吸入口と連結している。8.羽根型モータ又は通常の油圧モータの回転軸は、直接、又は変速装置や定速回転装置を介して発電機のモータの駆動軸に連結する。
  24. 下記の構造物と該構造物で構成される発電システム。
    1.請求項2、又は請求項3、又は請求項4、又は請求項5、又は請求項6、又は請求項7、又は請求項8、又は請求項9、又は請求項10、又は請求項11、又は請求項12、又は請求項13、又は請求項14、又は請求項15、又は請求項16記載の原動力装置
    2.請求項17、又は請求項18記載の主動回転装置。
    3.請求項21記載の主動回転装置兼エネルギー蓄積装置。
    4.発電機。
    5.原動力装置の各シリンダー又は各種ポンプに設けられたそれぞれの吐出口と吸入口に管を装着し、吐出口と吸入口のそれぞれに装着された管を切換装置に連結する。切換装置は主動回転装置のシリンダーの吸排口に連結する。
    6.原動力装置の各シリンダー又は各種ポンプの吐出口に装着された管を、主動回転装置兼エネルギー蓄積装置の伸縮ポンプ又は多重伸縮ポンプの吸入口又は吸排口に連結する。
    7.請求項17記載の主動回転装置を使用する場合、請求項17記載の主動回転装置の一部をなす正方向変換装置の歯車Eを、請求項21記載の主動回転装置兼エネルギー蓄積装置の原節に同軸で繋ぐか、又は媒介節を通して連結する。
    8.請求項18記載の主動回転装置を使用する場合、請求項18の主動回転装置の一部をなす正方向変換装置Bの回転軸に、請求項21記載の主動回転装置兼エネルギー蓄積装置の原節を固定するか、又は媒介節を通して連結する。
    9.請求項21記載の主動回転装置兼エネルギー蓄積装置の従節は、発電機のモータに直接、又は変速装置や定速回転装置を介して連結している。
  25. 下記の構造物と該構造物で構成される発電システム。
    1.請求項2、又は請求項3、又は請求項4、又は請求項5、又は請求項6、又は請求項7、又は請求項8、又は請求項9、又は請求項10、又は請求項11、又は請求項12、又は請求項13、又は請求項14、又は請求項15、又は請求項16記載の原動力装置。
    2.請求項19記載の羽根型モータ又は油圧モータ。
    3.発電機。
    4.原動力装置のシリンダー又は各種ポンプに設けられたそれぞれの吐出口と吸入口に管を装着し、吐出口に装着された管を直接又は切換装置を介して、主動回転装置の羽根型モータ又は通常の油圧モータの吸入口に連結する。
    5.羽根型モータ又は通常の油圧モータの吐出口は管により、原動力装置のシリンダー又は各種ポンプの吸入口と連結している。
    6.羽根型モータ又は通常の油圧モータの回転軸は、直接、又は変速装置や定速回転装置を介して発電機のモータの駆動軸に連結する。
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