JP2004068229A - 暖房衣類 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】衣類(10,30) には発熱ヒータ(50,51,52)及びポケット(33)を設け、ポケットには携帯電源(54)及びコントローラ(53)を収納する。コントローラによって携帯電源から発熱ヒータへの通電が制御する。 衣類は衣類本体(20)と着脱自在な内側体(30)とから構成し、内側体に発熱ヒータ及びポケットを設け、付不要な時には内側体を取り外すようにしてもよい。また、衣類又は内側体を前あきの形態とし, 身頃を合わせた時にスイッチの接点(40,41)が接続されるようにするのがよい。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は暖房衣類に関し、特に厳冬期の屋外においても身体を温めることのできるようにした暖房衣類に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の空調設備の普及に伴い、室内においては厳冬期に薄着をしても比較的快適に活動できるようになってきたが、屋外では依然としてコートやダウンジャケット等を着用しないと体温が低下してしまう。
【0003】
厳冬期の屋外において活動する場合、いわゆる使い捨てカイロを衣類に貼り付けて暖房をとることが行われている。
【0004】
また、衣類に発熱ヒータを装着し、衣類内を温めるようにした暖房衣類も提案されている(実用新案登録第3008373号、参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、カイロは身体を部分的に温めるものであるので、身体全体を温めようとすると数多くのカイロが必要になる。
【0006】
また、上記従来の暖房衣類では商用電源を使用するようにしているので、屋外では使用し得ないという問題があった。
【0007】
本発明はかかる問題点に鑑み、厳冬期の屋外においても身体を温めることのできるようにした暖房衣類を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明に係る暖房衣類は、衣類には発熱ヒータ及びポケットが設けられ、該ポケットには携帯電源及びコントローラが収納され、該コントローラによって上記携帯電源から発熱ヒータへの通電が制御されるようになしたことを特徴とする。
【0009】
本発明の特徴の1つは衣類に発熱ヒータ及びポケットを設け、携帯電源、例えばバッテリや乾電池及びコントローラを入れて保持し、コントローラによって発熱ヒータへの通電を制御するようにした点にある。
【0010】
これにより、商用電源を用いる必要がなく、衣類内を適切な温度に温めることができ、厳冬期の屋外における活動性を大幅にアップできる。
【0011】
衣類の形態は特に限定されず、前あきの形態でもよく、前あきでない形態でもよい。また、衣類は長袖の形態でもよく、半袖の形態でもよく、袖なし除形態でもよい。
【0012】
発熱ヒータ及びポケットは衣類に直接設けるようにしてもよく、衣類本体の内側に内側体を着脱可能に設け、内側体に発熱ヒータ及びポケットを設けるようにしてもよい。特に、内側体を用いるようにすると、暖房を必要としない時には内側体を取り外すことによって衣類を軽量化でき、便利である。
【0013】
前あきの衣類において暖房を行う場合、身頃をあけておくと冷気が衣類の内側に入れ込むことから、身頃を合わせておくことが多い。そこで、身頃を合わせた時に発熱ヒータへの通電を自動的にONするスイッチを設けるのが好ましい。
【0014】
即ち、衣類を前あきの形態となし、該衣類には身頃を合わせるための合わせ手段にはスイッチの接点を各々設け、合わせ手段によって身頃が合わされた時にスイッチの接点が接続されて携帯電源から発熱ヒータへの通電回路が閉成されるように構成するのがよい。合わせ手段には例えばベルトとベルト留め、ボタン留め等を用いることができる。
【0015】
発熱ヒータは衣類の全体に設けてもよいが、人体に対して暖房の効果があるのは背中、特に背中上部、胸部、特に脇腹から胸部にかけての部位である。そこで、発熱ヒータは衣類の背中上部及び左右の脇腹から胸部にかけての部位に設けるのがよい。また、発熱ヒータは線状ヒータでもよく、面状ヒータでもよい。
【0016】
衣類を衣類本体と衣類本体に着脱可能に取付けられる内側体とから構成する場合、内側体を前あきの形態となし、内側体には身頃を合わせるための合わせ手段を設け、合わせ手段にはスイッチの接点を各々設け、合わせ手段が合わされた時にスイッチの接点が接続されて携帯電源から発熱ヒータへの通電回路が閉成されるように構成するのがよい。この場合も合わせ手段には例えばベルトとベルト留め、ボタン留め等を用いることができる。
【0017】
発熱ヒータは内側体の全体に設けてもよいが、人体に対して暖房の効果があるのは背中、特に背中上部、胸部、特に脇腹から胸部にかけての部位である。そこで、発熱ヒータは内側体の背中上部及び左右の脇腹から胸部にかけての部位に設けるのがよい。
【0018】
ベルトとベルト留めの組合せを用いる場合、ベルト留めの構造は特に限定されず、公知の構造、例えばボタン留めやバックル留め等の構造を採用できる。
【0019】
また、合わせ手段によって身頃を合わせている間はスイッチがONとなっていることが望ましい。そこで、合わせ手段には磁石片を設け、磁石片が相互に磁着することによってスイッチの接点が接続状態に保持されるように構成するのがよい。
【0020】
コントローラは発熱ヒータへの通電を制御できればどのような構成でもよく、ハード回路によって構成することもでき、マイクロコンピュータを内蔵し、プログラムによって制御を行うようにしてもよい。
【0021】
また、コントローラはオープンループ制御方式でもよく、フィードバック制御方式でもよい。
【0022】
携帯電源とは例えばバッテリや乾電池等、携帯可能な電源をいうが、商用電源と区別するために携帯電源と記している。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図4は本発明に係る暖房衣類の好ましい実施形態を示す。本例の暖房衣類10は衣類本体20と内側体30とから構成されている。
【0024】
衣類本体20は合成樹脂材料や織布等の適切な素材を用い、左右のポケット21等を有する前あきの袖なしベストの形態に製作され、内部には羽毛等が詰め込まれている。この衣類本体20の身頃はファスナー又はボタン等によって相互に合わされるようになっている。
【0025】
内側体30は適切な素材、例えば織布や不織布を用いて衣類本体20はほぼ同じ形状の前あわせに製作され、内側体30と衣類本体20とは雌雄の締着テープによって相互に着脱可能に取付けられている。
【0026】
この内側体30内の背中上部及び左右の脇腹から胸部にかけての部位には発熱ヒータ、例えばカーボン線50、51、52が配設され、カーボン線50〜52には通電線56が接続されている。このカーボン線50、51の近傍には熱電対等の温度センサー55が設けられ、その信号線はコントローラ53に接続されている。
【0027】
また、内側体30には3つのポケット33が設けられ、1つのポケット33にはコントローラ53、2つのポケット33にはバッテリ(携帯電源)54が収容され、バッテリ33は通電線56によって相互に並列に接続され、バッテリ33、コントローラ53及びカーボン線50〜52は通電線56によって相互に接続されて通電回路が構成されている。
【0028】
コントローラ53は温度設定及び発熱部位の切り換えが自由にできるとともに、内蔵のマイクロコンピュータや制御回路によって通電制御を行うようになっている。なお、制御回路には公知の回路を採用できるので、その詳細な説明は省略する。
【0029】
また、通電線56の途中にはスイッチの接点40、41が設けられている。図4に示されるように、このスイッチの接点40、41は雄雌のボタン402、412の形状をなし、ボタン402、412には通電線56が溶接や半田付けその他の接続技術によって接続されている。この雄雌のボタン402、412には雄雌の磁石片401、411が嵌め合わされて固定されている。
【0030】
他方、内側体30の一方の身頃にはベルト32が縫合等によって取付けられ、ベルト32にはスイッチの接点40が取付けられ、他方の身頃にはスイッチの接点41が取付けられ、磁石体401、402が相互に磁着することによってベルト32が留められるとともに、スイッチの接点40、41が接続された状態に保持されるようになっており、磁石体401、412がベルト留めとしての機能を有している。
【0031】
本例の暖房衣類10は通常の衣類と同様に着用し、ファスナー等によって衣類本体20の身頃を合わせることができる。暖房を必要とする場合、磁石片401、411を相互に磁着させると、内側体30の身頃が合わされ、同時にスイッチの接点40、41が接続される。
【0032】
すると、通電回路が閉成され、カーボン線50〜52が通電されて発熱する。そこで、コントローラ53によってどの部位を温めるか、あるいは温度設定を行うと、必要な部位、背中上部、左右の脇腹から胸部にかけての部位あるいは両方のカーボン線50〜52が発熱し、発熱温度は温度センサー55で検知されてコントローラ53に与えられ、コントローラ532は設定温度になるようにカーボン線50〜52への通電を制御し、これによって衣類内は設定温度に保持されることとなる。
【0033】
したがって、本例の暖房衣類10を着用すると、厳冬期の屋外においても薄着で居ることができ、屋外のレジヤーを楽しむことができるとともに、屋外作業を快適に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る暖房衣類を着用した状態を示す概略図である。
【図2】上記実施形態における内側体を示す正面図である。
【図3】上記実施形態における回路構成の例を示す図である。
【図4】上記実施形態におけるスイッチの接点の構造例を示す巣図である。
【符号の説明】
10 暖房衣類
20 衣類本体
30 内側体
32 ベルト
33 ポケット
40、41 スイッチの接点
50〜52 カーボン線(発熱ヒータ)
53 コントローラ
54 バッテリ(携帯電源)
56 通電線
Claims (8)
- 衣類には発熱ヒータ及びポケットが設けられ、該ポケットには携帯電源及びコントローラが収納され、該コントローラによって上記携帯電源から発熱ヒータへの通電が制御されるようになしたことを特徴とする暖房衣類。
- 上記衣類が前あきの形態をなし、該衣類には身頃を合わせるための合わせ手段が設けられ、該合わせ手段にはスイッチの接点が各々設けられ、上記合わせ手段によって身頃が合わされた時に上記スイッチの接点が接続されて上記携帯電源から発熱ヒータへの通電回路が閉成されるようになした請求項1記載の暖房衣類。
- 上記合わせ手段がベルトとベルト留めである請求項2記載の暖房衣類。
- 上記発熱ヒータは上記衣類の背中上部及び左右の脇腹から胸部にかけての部位に設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の暖房衣類。
- 上記衣類が衣類本体と該衣類本体に着脱可能に取付けられる内側体とから構成され、該内側体が前あきの形態をなし、上記内側体には身頃を合わせるための合わせ手段が設けられ、該合わせ手段にはスイッチの接点が各々設けられ、上記合わせ手段によって身頃が合わされた時に上記スイッチの接点が接続されて上記携帯電源から発熱ヒータへの通電回路が閉成されるようになした請求項1記載の暖房衣類。
- 上記合わせ手段がベルトとベルト留めである請求項5記載の暖房衣類。
- 上記発熱ヒータは上記内側体の背中上部及び左右の脇腹から胸部にかけての部位に設けられている請求項5又は6記載の暖房衣類。
- 上記合わせ手段には磁石片が設けられ、該磁石片が相互に磁着することによって上記スイッチの接点が接続状態に保持されるようになした請求項2ないし7のいずれかに記載の暖房衣類。
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