JP2004066097A

JP2004066097A - Method of solidifying sludge, dust and the like with molten wax

Info

Publication number: JP2004066097A
Application number: JP2002228280A
Authority: JP
Inventors: Shuji Numata; 沼田　修二
Original assignee: HAZARD CONSULTANT KK; SHINEI IND; Shinei Kogyo KK
Current assignee: HAZARD CONSULTANT KK; SHINEI IND; Shinei Kogyo KK
Priority date: 2002-08-06
Filing date: 2002-08-06
Publication date: 2004-03-04
Anticipated expiration: 2022-08-06
Also published as: JP4006293B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method of solidifying sludge, dust, and the like with molten wax which, when high moisture content sludge, dust, etc. are solidified, can easily solidify them in a short time without harmful gas generation and the possibility of dust explosion, and recycle the sludge, the dust, etc. to produce a heat insulating material or a gas venting agent for iron making. <P>SOLUTION: In the solidifying method, a powdery material having a high thermal conductivity is added to the sludge, the dust, etc. containing moisture, to be mixed therein. The mixture is molded in a prescribed shape by a molding machine. The molding 4 is dried in the molten wax 5 of polyethylene or polypropylene. The powdery material or together with the dust may be put between the sludge like a sandwich to mix them. It is preferable that metal powder or silicon powder is used as the powdery material. The drying treatment may be carried out by passing the molding through the molten wax continuously for mass processing. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は含水率の高い食品汚泥，排水汚泥，畜産汚泥などの有機物が多い汚泥やダストに、熱伝導率の高い金属粉末等を混合させて成形し、溶融ワックス中で脱水乾燥させ、固化すると共に表面をコーティングさせる溶融ワックスによる汚泥やダスト等の固形方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、含水率の高い汚泥の乾燥は、一般的にロータリーキルン式の回転する円筒形の炉に前記汚泥を入れ、内熱又は外熱で乾燥させる方式のものであり、炉に入れられた物を均質に乾燥できるように、撹拌するタイプや炉の密閉に高度なシール技術を用いたタイプの乾燥装置が使用されていた。又、この時、汚泥には凝集剤が一般に添加されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら乾燥装置で汚泥を固形化しようとすると、凝集剤によって様々な大きさに固まった状態で乾燥されるため、その表面は乾燥しているが内部には水分が残ったままのものが多く生じ、水分を一定に乾燥させることは困難であると共に投入した汚泥が加熱される際に、ダイオキシン等の有害ガスを生成する恐れがあった。更に乾燥した汚泥だけを一定形状に形成させたものは、元の状態に戻り易く且つ崩れ易いものであった。しかも乾燥装置は設備が大掛りなものであるため、設備費の負担が大きなものとなっていた。又、ダストだけを一定の形状に形成することは困難であると共に粉塵爆発する危険性があった。尚、製鉄用の保温材或いはガス抜き剤として汚泥やダストを用いる場合には、水分がなく且つ所定量のカロリー（有機物）が必要であるが、汚泥の粘性や性状或いはダストの種類によって品質が異なり、所定形状に成形したり、所定条件を満たして商品化することは困難であった。
【０００４】
本発明は含水率の高い汚泥やダスト等を固形化する際に、短時間で簡単に行えると共に有害ガスの生成や粉塵爆発する恐れがない溶融ワックスによる汚泥やダスト等の固形方法を提供することを目的とする。
【０００５】
他の目的としては、含水率の高い汚泥やダスト等を再利用することが出来ると共に製鉄用の保温材或いはガス抜き剤が得られる溶融ワックスによる汚泥やダスト等の固形方法を提供するにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本発明は成されたものであり、つまり、水分を含む汚泥やダスト等に、熱伝導率の高い粉体物を加えて混合し、それを成形機で所定の形状に成形し、その成形物をポリエチレン或いはポリプロピレンの溶融ワックス中にて乾燥する固形方法と成す。また汚泥で粉体物或いはそれと共にダストを挟んでサンドイッチ状にて混合させても良い。粉体物として金属粉或いは珪素粉体等を使用すると良く、且つ大量処理するために成形物を溶融ワックス中に連続して通過させ乾燥処理しても良い。
【０００７】
【発明の実施の形態】
図１、図２は本発明の固形方法に於いて使用する乾燥装置（６）と成形機（７）の要部を示す図であり、これに基づいて説明する。先ず乾燥装置（６）の構造について説明すると、ワックス槽（６１）の右端には投入部（６１ａ）を設け、左端には冷却部（６１ｂ）を設けている。またワックス槽（６１）の内部を通過する搬送用のネットコンベヤー（６２）が配置され、ワックス槽（６１）の底面中央にはヒーター（６３）が設置されている。更にワックス槽（６１）の上方には蓋部（６４）が被覆されると共にその中央には水蒸気や気化物を排出するための水蒸気吸引口（６５）を設けている。次に成形機（７）について説明すると、該成形機（７）にはスクリュウ式圧縮成形機を用い、上部には投入口（７１）を設け、円柱状，角柱状，略豆炭状などに成形するための成形アタッチメント（７２）が設けられると共に一定の長さにするための自在カッティング（７３）が設けられている。
【０００８】
先ず前記乾燥装置（６）と成形機（７）を用いて本発明の固形方法について説明する。水分を含む汚泥（１）４部に対して、ダスト（２）等３部と、熱伝導率の高い粉体物（３）３部とを加えて混合し、前記成形機（７）で所定の形状に成形する。この時、前記汚泥（１）としては、含水率の高い食品汚泥，排水汚泥，畜産汚泥などの有機物が多い汚泥を用いる。前記ダスト（２）等としては、粉砕機から出る塩素の入っていないプラスチック，木材，繊維などの微粉体を用いると良い。前記粉体物（３）として熱伝導率の高い金属粉を用いると、後述する溶融ワックス（５）中にて乾燥する際に、早く水分が抜けて固化できるものとなり、また粉体物（３）として珪素粉体を用いると重量が容易に調整出来る素材の役目を果し、製鉄用の保温材或いはガス抜き剤としての適した再生品が得られ易いものとなる。更に粉体物（３）として亜鉛粉体を用いても良い。次に、予めポリエチレン或いはポリプロピレンの溶融ワックス（５）をワックス槽（６１）に充填しておき、この溶融ワックス（５）中にて成形物（４）の水分を徐々に蒸発させて乾燥するのである。この時に用いる前記溶融ワックス（５）は、パラフィンワックス等の天然ワックスや合成ワックスよりも融点や軟化点が高く、耐熱性や熱安定性に優れ、且つ無機化合物や金属等との親和性が良いものである。又、前記溶融ワックス（５）としては、三井化学製の商品名「ハイワックス」或いはポリオレフィンワックスを用いると良い。
【０００９】
前記溶融ワックス（５）中にて成形物（４）が乾燥される工程について詳細に説明する。先ず乾燥装置（６）の右側の投入部（６１ａ）からネットコンベヤー（６２）によって、溶融ワックス（５）中に成形物（４）が入れられる。次に成形物（４）が溶融ワックス（５）中を図１の矢印の如く移動するうちに脱水乾燥され、且つその表面はポリエチレン或いはポリプロピレンの溶融ワックス（５）でコーティングされる。更に成形物（４）がワックス槽（６１）の左側から溶融ワックス（５）の外に出されると、成形物（４）にコーティングした溶融ワックス（５）は冷却部（６１ｂ）に於いて、空気に触れ冷却されて完全に固化する。この時、成形物（４）が溶融ワックス（５）中を移動する際、ワックス槽（６１）に設けたヒーター（６３）の高温度がＭＡＸ３００℃になるように調整し、前記溶融ワックス（５）の温度としては２００℃〜３００℃に管理するのが好ましい。尚、前記溶融ワックス（５）の温度は引火点以上になるが、ワックス槽（６１）の上方には蓋部（６４）が被覆されて、周囲から火が入らないように設置されているため、前記溶融ワックス（５）が発火することなく作業を続けることが可能である。また溶融ワックス（５）の中を移動する時間としては、約１５秒〜３分前後が好ましい。この溶融ワックス（５）の温度調整をすることにより、溶融粘度が変わりそれを調整すればワックスコーティングの厚さはコントロール出来るものとなる。更に前記成形物（４）を溶融ワックス（５）中に浸漬通過させる時間が約１５秒以下になると、成形物（４）の脱水が不充分で乾燥しきれないままの状態になり易くなり、一方、３分以上になると有機物が炭化してガス抜き剤としての効果が薄れるものとなってしまう。又、前記粉体物（３）として珪素粉末を用いた場合には、高温の溶融ワックス（５）の中を移動する時間は、金属粉よりも脱水時間が長く掛るが、固化し易くなるので、結果的には殆ど同じである。前記汚泥（１）とダスト（２）を溶融ワックス（５）中に通す理由は、それらの成形物（４）が空気と遮断された状態で加熱されるため、塩素が空気と反応してダイオキシンに変化することがなくなり、ダストの場合に於いても粉塵爆発する恐れがなくなる。尚、本発明方法は、上記の如く加熱した溶融ワックス（５）の中でネットコンベヤー（６２）を用いて移動する方法だけに限定されるものでなく、成形物（４）を溶融ワックス（５）の中に所定時間浸漬させたままで、脱水、乾燥、固化、コーティングさせる方法としても良い。
【００１０】
【実施例】
先ず始めに、含水率の高い水分（６０％以上）と油分等が含まれる汚泥（１）と、プラスチックの微粉体であるダスト（２）を固形化させて、製鉄用の保温材或いはガス抜き剤として再生品を得る場合について説明する。先ず、図３に示す供給機（８）を使用し、前処理を行うと良い。この場合、汚泥（１）は図中の上部両側の汚泥投入口（８１ａ）から投入すると、左右２つのロール（８２）で脱水しながら且つ帯状に圧縮される。またダスト（２）を図中の上部中央の粉体投入口（８１ｂ）から投入すると共に製鉄所などで生じる鉄粉の粉体物（３）を定量投入する。この時の混合量は、汚泥（１）４部に、ダスト（２）３部と、粉体物（３）３部との割合で投入する。又、ダスト（２）と粉体物（３）は、図中の下部に設けた脱水ロール（８３）の入口において、高含水率の汚泥（１）と混合することにより、飛散することなく包まれたサンドイッチ状になるのである。尚、前記粉体投入口（８１ｂ）から投入する際、ダスト（２）を入れずに粉体物（３）だけを６部投入させても良い。次にサンドイッチ状に形成した帯状の汚泥（１）とダスト（２）及び粉体物（３）を、成形機（７）で円柱状などに形成させる。このように一定化された形状の成形物（４）は図２に示す成形機（７）の左側に集結される。
【００１１】
前記成形物（４）は乾燥装置（６）の右側の投入部（６１ａ）からネットコンベヤー（６２）によって、溶融ワックス（５）中に成形物（４）が入れられる。この時のワックス槽（６１）に設けたヒーター（６３）の設定は、高温度がＭＡＸ３００℃になるように調整しておく。次に成形物（４）が溶融ワックス（５）中を移動するうちに脱水乾燥され、且つその表面にはポリエチレン或いはポリプロピレンの溶融ワックス（５）がコーティングされる。その溶融ワックス（５）の中を移動する時間としては、約２分前後にセットするのが好ましい。更に成形物（４）がワックス槽（６１）の左側から溶融ワックス（５）の外に出されると、成形物（４）にコーティングされた溶融ワックス（５）は冷却部（６１ｂ）に於いて、空気に触れ冷却されて完全に固化する。この時、成形物（４）が溶融ワックス（５）中を移動する際に温度調整によって溶融粘度を変えて調整すれば、ワックスコーティングの厚さがコントロール出来るものとなる。尚、前記成形物（４）の表面をコーティングする際に、溶融ワックス（５）の垂れを短時間で防止するように冷風で冷却され固化すると良い。また前記溶融ワックス（５）の中を移動する時間は成形物（４）の含水率などを考慮して決定される。
【００１２】
このようにして汚泥（１）とダスト（２）が乾燥固化し且つ表面コーティングされた成形物（４）として得られる。この時、含水率６０％の汚泥（１）にダスト（２）と粉体物（３）を混合させたものを１トン処理する場合、例えば外径４０ｍｍで長さが５０ｍｍの円柱状に成形された成形物（４）を、乾燥固化し且つ表面コーティングするまでの時間としては約１時間半掛った。尚、従来の乾燥装置で乾燥させるためには約４時間必要であった。また本発明の固形方法を用いれば、水分や油分を含む汚泥（１）やダスト（２）であっても、高融点、高引火点、高発火点の溶融ワックス（５）を介在し無酸素下での脱水と乾燥が行われ、塩素が空気と反応してダイオキシンに変化することがなくなり、且つ粉塵爆発など危険性がないものとなるのである。この時、従来の如き大規模な乾燥装置が不要となり、安全で且つ短時間に汚泥（１）やダスト（２）が固形出来るものとなると共に大量処理することが可能となるのである。更に成形物（４）が表面コーティングされているので、防水性を有し、場所を選ばずに保管でき、例えば屋外に山積みして置いても製鉄用の保温材或いはガス抜き剤として直ぐに再利用出来るものとなる。
【００１３】
尚、汚泥（１）としてアーモンドの皮などが含まれた食品汚泥を用いる場合には、油分があるのでダスト（２）として木材や繊維の微粉体を用い、これで油分を吸着させるようにすると良い。また排水汚泥としては一般に製紙汚泥を使用し、畜産汚泥としては豚や牛などの汚泥を用いる。又、前記ダスト（２）を用いる種類としては、食品汚泥以外は自由に種類を選択しても良い。更に前記粉体物（３）として汚泥（１）の種類との組合せはどれでも良いが、特に鉄粉を用いると製鉄用の保温材やガス抜き剤として利用する際に、鉄原料の一部として還元されるものとなる。前記汚泥（１），ダスト（２），粉体物（３）の各種の組合せによって前処理され乾燥及び表面コーティングした成形物（４）を、本発明方法によって得る場合、同一条件下であれば処理時間や品質等は殆ど同じであった。また前記成形物（４）を製鉄用の保温材或いはガス抜き剤と使用した結果、前記汚泥（１），ダスト（２），粉体物（３）の各種の組合せ、及び溶融ワックス（５）のポリエチレンとポリプロピレンの違いによって得られた各種の成形物（４）による差は殆どなく、一定の品質で且つ良好なものであることが確認されている。
【００１４】
【発明の効果】
本発明はこのように構成させたことにより、下記に記載する効果を有する。
【００１５】
請求項１のように水分を含む汚泥（１）やダスト（２）等に、熱伝導率の高い粉体物（３）を加えて混合し、それを成形機（７）で所定の形状に成形することにより、含水率の高い汚泥（１）やダスト（２）等を固形化する際に、短時間で簡単に行え、且つ一定化した脱水乾燥が可能となる。又、前記成形機（７）で成形した成形物（４）をポリエチレン或いはポリプロピレンの溶融ワックス（５）中にて乾燥させることにより、脱水し乾燥する時に無酸素状況下で実施出来るため、ガスは殆どが水蒸気でダイオキシン等の有害ガスの生成を防止出来ると共に爆発する危険性もなくなった。更に乾燥した汚泥（１）やダスト（２）を一定の形状に形成することは従来では困難であったが、本発明方法に於いては乾燥する前に成形物（４）が成形され、その後で脱水し乾燥させ且つ表面コーティングさせて固形化することにより、汚泥（１）の粘性や性状或いはダスト（２）の種類が異なっても略同一の大きさで且つ品質の安定した製鉄用の保温材或いはガス抜き剤が得られる方法となるのである。しかも汚泥（１）とダスト（２）を再利用する目的で固形化し、それを脱水乾燥させ且つコーティングする装置としては簡単な構造となり、再生コストも安価なものとなるのである。
【００１６】
請求項２のように汚泥（１）が、粉体物（３）或いはそれと共にダスト（２）をサンドイッチ状にて混合することにより、ダスト（２）や粉体物（３）が飛散することなく混合でき、且つ汚泥（１）の粘性を緩和したり水分調整したりすることが出来るものとなる。またダスト（２）を入れずに、汚泥（１）だけを処理することも可能である。
【００１７】
請求項３に示すように粉体物（３）として金属粉を用いると、溶融ワックス（５）中にて乾燥する際に、早く水分が抜けて固化できるものとなり、特に鉄粉を用いると製鉄用の保温材やガス抜き剤として利用する際に、鉄原料の一部として還元されるものとなる。また粉体物（３）として珪素粉体を用いると、重量が容易に調整出来る素材の役目を果し、製鉄用の保温材或いはガス抜き剤としての適した再生品が得られ易いものとなる。
【００１８】
請求項４に示すように成形物（４）を溶融ワックス（５）中に連続して通過させて乾燥することにより、簡単な装置で且つ大量処理することが可能となると共に製鉄用の保温材或いはガス抜き剤として再利用出来るため、環境の悪化を防止出来るものとなる。更に製鉄用の保温材或いはガス抜き剤のコストが１０分の１前後で製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施形態で使用する乾燥装置の要部を示す説明図である。
【図２】本実施形態で使用する成形機の概要を示す説明図である。
【図３】含水率の高い汚泥と、ダスト及び粉体物を投入するための供給機の要部を示す説明図である。
【符号の説明】
１　汚泥
２　ダスト
３　粉体物
４　成形物
５　溶融ワックス
７　成形機[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
According to the present invention, sludge or dust containing a large amount of organic matter such as food sludge, wastewater sludge, and livestock sludge having a high moisture content is mixed with a metal powder having a high thermal conductivity, molded, dehydrated in molten wax, and solidified. The present invention also relates to a method for solidifying sludge, dust, and the like using a molten wax for coating the surface.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the drying of sludge having a high water content is generally a method in which the sludge is put into a rotating cylindrical kiln of a rotary kiln type and dried with internal heat or external heat. In order to be able to dry uniformly, a drying apparatus of a stirring type or a type using an advanced sealing technique for hermetic sealing has been used. At this time, a flocculant is generally added to the sludge.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when trying to solidify sludge with a drying device, the sludge is dried in a state of being solidified in various sizes by a coagulant, so that the surface is dry but there is a lot of moisture remaining inside. In addition, it is difficult to dry the water uniformly, and there is a risk that harmful gases such as dioxin may be generated when the sludge is heated. Furthermore, the one in which only the dried sludge was formed into a fixed shape was easy to return to the original state and easily collapsed. In addition, since the drying apparatus requires large-scale equipment, the burden of the equipment cost is large. Further, it is difficult to form only dust in a certain shape, and there is a risk of dust explosion. In addition, when using sludge or dust as a heat insulating material or a degassing agent for iron making, it is necessary to have a predetermined amount of calories (organic matter) without moisture, but the quality depends on the viscosity and properties of sludge or the type of dust. On the contrary, it has been difficult to form the product into a predetermined shape or to commercialize the product under a predetermined condition.
[0004]
An object of the present invention is to provide a method for solidifying sludge and dust using molten wax which can be easily performed in a short time when solidifying sludge or dust having a high water content, and has no risk of generating harmful gas or dust explosion. With the goal.
[0005]
Another object of the present invention is to provide a method for solidifying sludge and dust using molten wax, which can reuse sludge and dust having a high water content and can provide a heat insulating material or a degassing agent for steelmaking.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention has been made, that is, sludge and dust containing water, a powder material having a high thermal conductivity is added and mixed, and the mixture is subjected to predetermined molding with a molding machine. A solid method is employed in which the molded product is formed into a shape and the molded product is dried in a molten wax of polyethylene or polypropylene. Further, the powdered material may be mixed with the sludge, or the dust may be mixed therewith and mixed in a sandwich form. It is preferable to use a metal powder or a silicon powder as a powder material, and the molded product may be continuously passed through a molten wax and subjected to a drying treatment for mass processing.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIGS. 1 and 2 are views showing the essential parts of a drying device (6) and a molding machine (7) used in the solidification method of the present invention, and the description will be made based on this. First, the structure of the drying device (6) will be described. A charging unit (61a) is provided at the right end of the wax tank (61), and a cooling unit (61b) is provided at the left end. A net conveyor (62) for conveyance passing through the inside of the wax tank (61) is arranged, and a heater (63) is installed at the center of the bottom of the wax tank (61). Further, a lid (64) is covered above the wax tank (61), and a steam suction port (65) for discharging steam and vaporized matters is provided in the center thereof. Next, the molding machine (7) will be described. A screw-type compression molding machine is used as the molding machine (7), and an injection port (71) is provided at the upper part, and the molding machine is formed into a columnar shape, a prismatic shape, a substantially charcoal shape, or the like. And a free cutting (73) for obtaining a fixed length.
[0008]
First, the solidification method of the present invention will be described using the drying device (6) and the molding machine (7). To 4 parts of the sludge containing water (1), 3 parts of dust (2) and the like and 3 parts of a powdery substance (3) having a high thermal conductivity are added and mixed, and then mixed with the molding machine (7). Mold into the shape of At this time, as the sludge (1), sludge containing a large amount of organic substances such as food sludge having high water content, wastewater sludge, and livestock sludge is used. As the dust (2) and the like, it is preferable to use fine powder of chlorine, plastic, wood, fiber, or the like, which does not come from a pulverizer. When a metal powder having a high thermal conductivity is used as the powder material (3), when the metal powder is dried in a molten wax (5) described later, moisture can quickly escape and solidify. When silicon powder is used as ()), it plays a role of a material whose weight can be easily adjusted, and a regenerated product suitable as a heat insulating material or a degassing agent for steelmaking can be easily obtained. Further, zinc powder may be used as the powder material (3). Next, the wax bath (61) is filled in advance with a molten wax (5) of polyethylene or polypropylene, and the molded product (4) is gradually evaporated and dried in the molten wax (5). is there. The molten wax (5) used at this time has a higher melting point and softening point than natural waxes such as paraffin wax and synthetic waxes, is excellent in heat resistance and thermal stability, and has good affinity with inorganic compounds and metals. Things. Further, as the molten wax (5), it is preferable to use a trade name "high wax" manufactured by Mitsui Chemicals or polyolefin wax.
[0009]
The step of drying the molded product (4) in the molten wax (5) will be described in detail. First, the molded product (4) is put into the molten wax (5) by the net conveyor (62) from the input portion (61a) on the right side of the drying device (6). Next, the molded article (4) is dehydrated and dried while moving through the molten wax (5) as shown by the arrow in FIG. 1, and its surface is coated with the molten wax (5) of polyethylene or polypropylene. Further, when the molded product (4) is taken out of the molten wax (5) from the left side of the wax tank (61), the molten wax (5) coated on the molded product (4) is cooled by the cooling unit (61b). Cools completely by contact with air. At this time, when the molded article (4) moves through the molten wax (5), the high temperature of the heater (63) provided in the wax bath (61) is adjusted to MAX 300 ° C. It is preferable to control the temperature of 200) to 200 ° C to 300 ° C. Although the temperature of the molten wax (5) is higher than the flash point, the lid (64) is covered above the wax tank (61) so as to prevent the fire from entering from the surroundings. The operation can be continued without the molten wax (5) igniting. Further, the time for moving in the molten wax (5) is preferably about 15 seconds to about 3 minutes. By adjusting the temperature of the molten wax (5), the melt viscosity changes, and if it is adjusted, the thickness of the wax coating can be controlled. Further, when the time for immersing and passing the molded article (4) in the molten wax (5) is about 15 seconds or less, the molded article (4) tends to be insufficiently dehydrated and cannot be completely dried, On the other hand, when the time is longer than 3 minutes, the organic substance is carbonized, and the effect as a degassing agent is reduced. When silicon powder is used as the powder (3), the time required to move through the high-temperature molten wax (5) is longer than that of metal powder, but it is easy to solidify. And consequently almost the same. The reason why the sludge (1) and the dust (2) are passed through the molten wax (5) is that the molded product (4) is heated in a state of being cut off from the air, so that chlorine reacts with the air to cause dioxin. And there is no danger of dust explosion in the case of dust. The method of the present invention is not limited to the method in which the molten wax (5) heated as described above is moved using the net conveyor (62). ) May be dehydrated, dried, solidified, and coated while being immersed for a predetermined time.
[0010]
【Example】
First, sludge (1) containing water (60% or more) having a high water content and oil, and dust (2), which is a fine powder of plastic, are solidified, and a heat insulating material or degassing for iron making is performed. A case where a regenerated product is obtained as an agent will be described. First, pre-processing may be performed using the feeder (8) shown in FIG. In this case, when the sludge (1) is thrown in from the sludge inlets (81a) on both upper sides in the figure, the sludge is dewatered by the two left and right rolls (82) and is compressed in a belt shape. In addition, dust (2) is fed from the powder inlet (81b) in the upper center in the figure, and powdered iron powder (3) generated in an ironworks or the like is quantitatively fed. At this time, the mixing amount is such that 3 parts of dust (2) and 3 parts of powder (3) are added to 4 parts of sludge (1). Further, the dust (2) and the powder (3) are scattered without being scattered by being mixed with the sludge (1) having a high water content at the entrance of the dewatering roll (83) provided at the lower part in the figure. The result is a sandwich that is soaked. When the powder (3) is charged from the powder inlet (81b), only 6 parts of the powder (3) may be charged without the dust (2). Next, the band-shaped sludge (1), dust (2), and powder (3) formed in a sandwich shape are formed into a columnar shape by a molding machine (7). The molded product (4) having such a fixed shape is assembled on the left side of the molding machine (7) shown in FIG.
[0011]
The molded product (4) is put into the molten wax (5) by the net conveyor (62) from the input portion (61a) on the right side of the drying device (6). At this time, the setting of the heater (63) provided in the wax tank (61) is adjusted so that the high temperature becomes MAX 300 ° C. Next, the molded article (4) is dehydrated and dried while moving in the molten wax (5), and its surface is coated with a molten wax (5) of polyethylene or polypropylene. It is preferable that the time for moving through the molten wax (5) is set to about 2 minutes. Further, when the molded product (4) is taken out of the molten wax (5) from the left side of the wax tank (61), the molten wax (5) coated on the molded product (4) is cooled in the cooling section (61b). Touched with air, cooled and completely solidified. At this time, the thickness of the wax coating can be controlled by adjusting the melt viscosity by adjusting the temperature when the molded article (4) moves through the molten wax (5). When coating the surface of the molded product (4), it is preferable that the molded product (4) is cooled and solidified with cold air so as to prevent dripping of the molten wax (5) in a short time. The time for moving in the molten wax (5) is determined in consideration of the moisture content of the molded product (4).
[0012]
In this way, the sludge (1) and the dust (2) are dried, solidified and obtained as a surface-coated molded product (4). At this time, when 1 ton of sludge (1) having a water content of 60% mixed with dust (2) and powder (3) is treated, for example, it is formed into a cylindrical shape having an outer diameter of 40 mm and a length of 50 mm. It took about one and a half hours to dry and solidify the molded article (4) and coat the surface. In addition, it took about 4 hours to dry with a conventional drying device. Further, if the solid method of the present invention is used, even if the sludge (1) or dust (2) contains water or oil, the molten wax (5) having a high melting point, a high flash point, and a high ignition point is interposed and oxygen-free. Dehydration and drying are performed below, and chlorine does not react with air to change into dioxin, and there is no danger such as dust explosion. At this time, a conventional large-scale drying apparatus is not required, and the sludge (1) and the dust (2) can be solidified in a short time and can be processed in a large amount. Furthermore, since the molded product (4) is surface-coated, it has waterproofness and can be stored anywhere, and can be immediately reused as a heat insulator or a degassing agent for steelmaking even if it is piled up outdoors. You can do it.
[0013]
When food sludge containing almond skin or the like is used as the sludge (1), since there is oil, fine dust of wood or fiber is used as dust (2). good. Generally, papermaking sludge is used as wastewater sludge, and sludge such as pigs and cows is used as livestock sludge. As the type using the dust (2), a type other than food sludge may be freely selected. Further, any combination of the powdery substance (3) and the type of the sludge (1) may be used. Particularly, when iron powder is used, when it is used as a heat insulator or a degassing agent for iron making, a part of the iron raw material Will be reduced. When the molded article (4) pretreated with various combinations of the sludge (1), dust (2) and powdered substance (3) and dried and surface-coated is obtained by the method of the present invention, under the same conditions, The processing time and quality were almost the same. In addition, as a result of using the molded product (4) as a heat insulating material or a degassing agent for iron making, various combinations of the sludge (1), dust (2), powdered material (3), and molten wax (5) There is almost no difference between the various molded products (4) obtained due to the difference between polyethylene and polypropylene, and it has been confirmed that the molded product (4) has a constant quality and good quality.
[0014]
【The invention's effect】
The present invention having the above-described configuration has the following effects.
[0015]
A powdery substance (3) having high thermal conductivity is added to sludge (1) or dust (2) containing water as in claim 1 and mixed, and the mixture is formed into a predetermined shape by a molding machine (7). By shaping, when solidifying sludge (1), dust (2), and the like having a high moisture content, it can be easily performed in a short time, and constant dehydration and drying can be performed. Further, by drying the molded product (4) molded by the molding machine (7) in a molten wax (5) of polyethylene or polypropylene, it can be carried out under an oxygen-free condition when dewatering and drying. Most of the water vapor can prevent the generation of harmful gases such as dioxin and eliminate the danger of explosion. Further, it has been conventionally difficult to form dried sludge (1) and dust (2) into a predetermined shape. However, in the method of the present invention, a molded product (4) is formed before drying, and then formed. Dewatering, drying and surface coating to solidify, so that even if the sludge (1) has different viscosity and properties or the type of dust (2), it is almost the same size and has a stable quality for steelmaking. This is a method by which a material or a degassing agent can be obtained. In addition, the sludge (1) and the dust (2) are solidified for the purpose of reuse, and the structure is simple as a device for drying, drying and coating the sludge, and the recycling cost is low.
[0016]
The dust (2) and the powder (3) are scattered by mixing the sludge (1) with the powder (3) or the dust (2) together with the sludge (1). The sludge (1) can be mixed and the viscosity of the sludge (1) can be reduced and the water content can be adjusted. It is also possible to treat only sludge (1) without putting dust (2).
[0017]
When a metal powder is used as the powder material (3) as described in claim 3, when the metal powder is dried in the molten wax (5), moisture can be quickly removed and solidified. It is reduced as a part of the iron raw material when it is used as a heat insulator or a degassing agent. Further, when silicon powder is used as the powder material (3), it plays a role of a material whose weight can be easily adjusted, and it is easy to obtain a regenerated product suitable as a heat insulating material for steelmaking or a degassing agent. .
[0018]
As shown in claim 4, by continuously passing the molded product (4) through the molten wax (5) and drying it, it is possible to carry out mass processing with a simple apparatus and to use a heat insulating material for iron making. Alternatively, since it can be reused as a degassing agent, deterioration of the environment can be prevented. Furthermore, the cost of the heat insulating material or degassing agent for iron making can be reduced to about one tenth.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a main part of a drying device used in the present embodiment.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing an outline of a molding machine used in the present embodiment.
FIG. 3 is an explanatory view showing a main part of a feeder for feeding sludge having a high water content, dust and powdery substances.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Sludge 2 Dust 3 Powder 4 Molded product 5 Melted wax 7 Molding machine

Claims

Powder material (3) having high thermal conductivity is added to sludge (1) or dust (2) containing water and mixed, and the mixture is formed into a predetermined shape by a molding machine (7). (4) A method for solidifying sludge or dust by molten wax, characterized by drying (4) in a molten wax (5) of polyethylene or polypropylene.

The method for solidifying sludge or dust with molten wax according to claim 1, wherein the sludge (1) is a mixture of the powder (3) or dust (2) with the powder (3) in a sandwich form.

3. The method for solidifying sludge or dust with a molten wax according to claim 1, wherein the powder material (3) is a metal powder or a silicon powder.

The method for solidifying sludge or dust with molten wax according to claim 1, wherein the molded product (4) is continuously passed through the molten wax (5) and dried.