【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用型の走行車体に薬液タンク、ノズルを配置したブーム、噴霧ポンプ及び散布量制御装置等を搭載した散布作業機の技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、乗用型の走行機体に薬液タンク内の薬液を噴霧するノズルを設けたブーム、薬液タンク内の薬液を前記ノズルへ圧送する噴霧ポンプ及び該噴霧ポンプの吐出量を調整する散布量制御装置等を搭載して、薬液の散布作業を行なう散布作業機が知られている。
従来の散布作業機においては、前記薬液タンク内の薬液が減ると、作業者が薬剤に合った希釈倍率から水量・薬剤量を計算し、適切な濃度の薬液を用意していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の散布作業機においては、薬液を追加する際に、薬剤の濃度を作業者が計算しなければならず、薬剤の希釈倍率は薬剤によって異なり、また、追加する薬液の量もタンク内の薬液残量によって毎回異なるため、水量・薬剤量の計算が非常に煩雑であった。
また、作業者が作業面積及び散布量に合わせた薬液量を計算するのは困難なため、所望の薬液量よりも多く用意しておくことになり、散布作業後に薬液が余って無駄になるという不具合があった。
そこで、本発明では、作業者の負担を減らし、農薬の無駄を防止する散布作業機を提供する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【０００５】
即ち、請求項１においては、走行機体に薬液タンク、該薬液タンク内の薬液を噴霧するノズルを設けたブーム、薬液タンク内の薬液を前記ノズルへ圧送する噴霧ポンプ等を具備した散布作業機において、前記薬液タンクに液面高さ検出手段、数値入力可能な入力装置及び表示装置を設け、入力装置に薬剤の希釈倍率を入力すると、追加投入可能な水量・薬剤量を算出し、表示装置に表示するものである。
【０００６】
請求項２においては、前記散布作業機において、前記入力装置に薬剤の希釈倍率及び希望散布面積を入力し、散布量を設定すると、希望散布面積に合わせた水・薬剤の追加量を算出し、表示装置に表示するものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図１は本発明に係る散布作業機の全体側面図、図２は同じく全体平面図、図３は同じく配管系統図、図４は操作パネルの平面図、図５は薬液タンクの側面図、図６は制御回路図、図７は追加水量・薬剤量表示制御のフローチャート、図８は別構成における制御回路図、図９は散布量制御のフローチャートである。
【０００８】
まず、本発明に係わる散布作業機の全体構成について、図１及び図２により説明する。
散布作業機は乗用型の走行機体２２と、薬液を散布するための複数のノズル２３を有するブーム４０及び該ブーム４０の昇降や展開を行なうための機構よりなるブーム部３５と、エンジン９から動力を得て薬液タンク２４内の薬液をノズル２３へ送り出す噴霧ポンプ４及び該噴霧ポンプ４から吐出される薬液の制御に関わる散布量制御装置３等よりなるポンプ部３６等で構成される。なお、本実施例では、ブーム部３５は走行機体２２の前部及び側部に配設され、ポンプ部３６は後部に配設されている。
【０００９】
そして、走行機体２２の機体前端より後方へ向けては、左右一対の機体フレーム６Ｌ・６Ｒが平行に水平方向に延設され、該機体フレーム６Ｌ・６Ｒの前部下方には前車輪７・７が支承され、後部下方に後車輪８・８が支承されている。
また、走行機体２２前部の機体フレーム６Ｌ・６Ｒ上には、エンジン９を被覆するボンネット１０が配設され、該ボンネット１０後方のカバー上には操作パネル１１が設けられており、該操作パネル１１の上方には運転ハンドル１２が設けられて、該運転ハンドル１２及び前記操作パネル１１等で散布作業機の操縦部を構成している。
【００１０】
前記操作パネル１１下方より後方に向けて、機体フレーム６Ｌ・６Ｒ上にはステップ１３を設けている。また、機体フレーム６Ｌ・６Ｒ後部上には薬液タンク２４が配設されており、該薬液タンク２４の前部中央には運転席１４が形成されて、薬液タンク２４によって側部と後部を取り囲まれるように載置されている。
【００１１】
前記ブーム部３５は、薬液散布用のブーム４０と、昇降リンク機構３７とから構成される。
このうちブーム４０は、走行機体２２の前方の前方ブーム４１及び、該前方ブーム４１の両端に枢支して、折畳み可能に側方に延設される左右の側方ブーム４２Ｌ・４２Ｒから構成されている。また、該ブーム４０には薬液を散布するための複数のノズル２３・２３・・・が一定間隔をおいて配設されている。そして、前記前方ブーム４１と側方ブーム４２Ｌ・４２Ｒの間には、それぞれブーム開閉シリンダ４３・４３が介装され、該ブーム開閉シリンダ４３・４３を伸縮させることによって、側方ブーム４２Ｌ・４２Ｒを左右水平方向へ延設した作業位置と、前後方向で後ろ上がりに位置させた収納位置に回動可能としている。
【００１２】
また、昇降リンク機構３７は、平行リンクにより前方ブーム４１と機体フレーム６Ｌ・６Ｒの前部の間を連結し、該平行リンクの一方と機体フレーム６Ｌ・６Ｒの間にシリンダ３８・３８を介装して、該シリンダ３８・３８を伸縮させることによってブーム４０を上下昇降可能としている。
そして、このような昇降リンク機構３７に対し、前方ブーム４１の左右中央が枢支されて左右傾倒可能に支持され、該前方ブーム４１と昇降リンク機構３７との間にシリンダ３９を介装して、ブーム４０を水平制御する構成としている。
【００１３】
次に、薬液の流路構成について、図３により説明する。
ポンプ部３６においては、薬液タンク２４に設けたドレン口２４ａは、ホース９７を介してストレーナ７８に連通接続され、該ストレーナ７８は、噴霧ポンプ４に位置する薬液吸入口４９に接続されており、薬液タンク２４からの薬液は、ストレーナ７８で異物を除去された後、噴霧ポンプ４後部に位置する薬液吸入口４９から噴霧ポンプ４のクランクケース（図示せず）内に流入される。
【００１４】
該噴霧ポンプ４には吐出口が設けられ、該吐出口から吐出された薬液のうち設定圧力以上の余水は前記安全弁７９を通過してパイプ９４を経て、薬液タンク２４に設けられた戻り口９４ａに還流される。
一方、設定圧力の薬液は、パイプ４５を通じて流量調整弁（噴霧側バルブ９１）及び流量調整弁（戻り側バルブ９０）へ流入する。
該噴霧側バルブ９１・戻り側バルブ９０における流量調整は、前記バルブ開閉モータ３０により行なわれている。該バルブ開閉モータ３０は、リレー回路１５０を介してコントローラ１４０に接続されており（図８）、コントローラ１４０からの信号によりバルブ開閉モータ３０を駆動して流量調節弁９０・９１を作動させ、薬液の散布量を調節している。
【００１５】
このうち、噴霧側バルブ９１で流量が調整された薬液は、ブーム吐出口９１ａより排出された後、パイプ９３を通ってブーム部３５に送られて薬液散布に用いられる。該パイプ９３の途中部には、切換バルブ６２が設けられており、該切換バルブ６２を操作することにより、手散布や洗車などのための薬液流を自在に取り出せるようにしている。また、戻し側バルブ９０へ送られた薬液は、ホース９５を通って薬液タンク２４に設けられた戻り口９５ａより薬液タンク２４内へ還流される。
なお、前記パイプ４５は一部分岐されて薬液タンク２４に連通接続され、薬液が戻り口４５ａ・４５ｂから薬液タンク２４に戻されており、前記戻り口９４ａ・９５ａと併せて、薬液タンク２４内の薬液の攪拌に利用されるようにしている。
【００１６】
前記ブーム部３５においては、前記パイプ９３先部に散布コック５３が接続され、該散布コック５３を介して分水管９３ａが設けられ、該分水管９３ａには３個の条止めコック３１ａ・３１ｂ・３１ｃが内設されている。そして、該条止めコック３１ａ・３１ｂ・３１ｃの吐出口は、それぞれ前記ブーム４２Ｌ・４１・４２Ｒに設けた散布管に連通接続されており、前記ポンプ部３６より圧送されてくる薬液の散布を、ブーム単位で実施可能な構成としている。
また、前記パイプ９３の途中部には、散布圧センサ３３が設けられており、該散布圧センサは、コントローラ１４０に接続されており、パイプ９３を通っている薬液の散布圧の測定値をコントローラ１４０に入力している。
【００１７】
次に、数値入力可能な入力装置８１について説明する。
本実施例では、図４に示すように、テンキーまたはタッチパネル等で構成した入力装置８１を前記操作パネル１１に設けている。但し、入力装置の配置及び形状は、作業者が操作しやすい位置及び形状であれば限定するものではなく、薬液タンク２４近傍などに配置してもよい。
前記操作パネル１１はデジタルユニット７１を内装しており、該デジタルユニット７１は表示装置であるデジタル表示部７２、切替スイッチ７３及び入力装置８１等でなっている。
該入力装置８１は、数値入力可能なキーパネルであって、入力装置８１で入力した値をデジタル表示部７２で確認できるようにしている。
そして、該デジタルユニット７１は、コントローラ１４０と接続しており、入力装置８１で入力した数値をコントローラ１４０に入力するようにしている。また、入力装置８１で入力した数値は、デジタル表示部７２に表示する構成とし、入力した数値を確認できるようにする。
また、前記切替スイッチ７３は、同一のデジタル表示部７２において、後述する薬液タンク２４に追加投入する水量・薬液量や、希望散布面積に合わせて追加投入する水量・薬液量、散布圧等が表示されるように切り替えるためのものである。なお、エンジン９の回転数や作業時間等も示されるように切替表示できるようにすることもできる。
【００１８】
また、該操作パネル１１は、液剤散布ダイヤル７４、散布量制御ダイヤル７５、薬液タンク２４の残量が設定値以下になった時に点灯する警報用ランプ７６等が設けられている。
該液剤散布ダイヤル７４を調節すると、コントローラ１４０内の制御定数が変化して、ブーム４０に装着したノズル２３に適した噴霧量で車速連動散布ができる。即ち、ブーム４０のノズル２３は薬液及び圃場の形態により、交換してその散布量や稼働散布ブームを調整できることが好ましく、従って、液剤散布ダイヤル７４でノズル２３に合わせた吐出量を決定するのである。
そして、散布量制御ダイヤル７５を調節すると、ブーム４０のノズル２３より散布される薬液の散布量が調節される。
【００１９】
次に、薬液タンク２４について説明する。
図５に示すように、前記薬液タンク２４は、合成樹脂により一体的に成形した内部が空洞の容器であり、平面視において該薬液タンク２４の前部中央に切欠き部６１が設けられ、該切欠き部６１に前記運転席１４を載せて装着できるようにしている。また、薬液タンク２４の後部中央に、開閉可能な蓋６６の付いた薬液注入口６３が形成され、薬液の補給を行なえるようにしている。
そして、前記薬液タンク２４に、液面高さ検出手段である液面センサ６５を設けている。該液面センサ６５は、薬液タンク２４内部の薬液の液面高さを検出するもので、例えば、薬液タンク２４内部に設け、コントローラ１４０と接続し、液面センサ６５により測定した液面高さの検出値をコントローラ１４０に入力する構成とする
【００２０】
次に、薬液タンクに追加する水・薬剤量の算出及び表示方法について説明する。
本実施例においては、前記液面センサ６５の検出値及び入力装置８１による入力値を使用して、追加投入可能な水・薬剤量を算出し、前記デジタル表示部７２に表示するようにしている。
図６に示すように、薬液タンク２４に装着した前記液面センサ６５は、コントローラ１４０と接続しており、液面センサ６５の測定値を入力するようにしている。
また、該コントローラ１４０には、少なくとも前記操作パネル１１に設けられている入力装置８１、散布量制御ダイヤル７５、切替スイッチ７３、デジタル表示部７２等が接続されている。
【００２１】
このような構成で、追加水量・薬剤量表示制御について、図７を用いて説明する。
前記デジタルユニット７１の入力装置８１に薬剤の希釈倍率が入力されると（Ｓ１）、前記薬液タンク２４に設けられた液面センサ６５により薬液タンク２４の内部に入っている薬液の液面高さを検出する（Ｓ２）。
そして、入力装置８１に散布希望面積が入力されなかった場合は（Ｓ３：Ｎｏ）、まず、液面センサ６５の検出値より追加投入可能な薬液量を算出する（Ｓ４）。追加投入可能な薬液量は、例えば、予め液面センサ６５により検出した出力に対する追加投入可能な薬液量のデータをＲＯＭ等のメモリに記憶しておき、液面センサ６５の検出値に対する追加投入可能な薬液量を出力するように構成する。
そして、この追加投入可能な薬液量と、入力装置８１により入力された薬剤の希釈倍率により、追加投入可能な水・薬剤量を算出し（Ｓ５）、この算出結果を前記デジタル表示部７２に表示する（Ｓ６）。
【００２２】
一方、入力装置８１に散布希望面積が入力された場合は（Ｓ３：Ｙｅｓ）、前記操作パネル１１に設けられている前記散布量制御ダイヤル７５の値、つまり、単位面積当たりの散布量を検出し（Ｓ７）、この検出値と入力された散布希望面積とから入力作業面積に必要な薬液量を算出する（Ｓ８）。なお、単位面積当たりの散布量を、入力装置８１で入力する構成とすることもできる。
そして、前記液面センサ６５の検出値より薬液残量を算出し、必要な散布量との差、つまり、散布面積に必要な追加投入薬液量を算出する（Ｓ９）。なお、薬液残量は、例えば、予め液面センサ６５により検出した出力に対する薬液の残量のデータをＲＯＭ等のメモリに記憶しておき、液面センサ６５の検出値に対する薬液残量を出力するように構成する。
そして、散布面積に必要な追加投入薬液量と、入力装置８１により入力された薬剤の希釈倍率により、散布面積に必要な追加水量・追加薬剤量を算出し（Ｓ１０）、この算出結果を前記デジタル表示部７２に表示する（Ｓ１１）。
【００２３】
このような構成でとすることで、作業者が入力装置８１に薬剤の希釈倍率を入力すると、追加可能な水量・薬剤量を算出し、デジタル表示部７２に表示するので、作業者が希釈倍率を計算して、薬剤や水の投入量を決める必要がなく、複雑な計算から解放されて作業効率を図ることができる。つまり、大きい圃場の薬剤散布作業を行っているとき、薬剤が少なくなり作業途中で補給が必要な場合、圃場端において、入力装置８１に薬剤の希釈倍率を入力すると、追加可能な水の量と薬剤の量が表示されるので、追加するその量の薬剤を薬液タンク２４に投入して、その後水を満タンになるまで投入すればよく、薬剤追加が簡単に行えるのである。
また、希望作業面積を入力装置８１入力すると、入力した作業面積及び単位面積当たりの散布量から、作業面積に必要な薬液量を算出し、追加投入する水量・薬剤量をデジタル表示部７２に表示するので、薬剤や水の無駄使いを防止することができ、コスト削減を図ることができる。このように構成することで、防除作業の残り面積が少なくなってきたときに、残りの作業面積を入力すると、追加投入する水の量と薬剤の量が表示されるので、この表示された量の薬剤と水を薬液タンク２４に投入するだけでよいのである。なお、このとき、追加投入する水の量が表示されており、薬液タンク２４内の薬液量は液面センサ６５の検出により常時検知することができるので、水を投入する前に現在の液面値をメモリに記憶させ、水を投入しているときに増加量を演算し、前記追加投入する水の量に至ると警報装置等を作動させて作業者に知らせるように構成することもできる。こうすることで水を追加するときに計量する手間を省くことができる。なお、追加投入する薬剤は少なく、薬剤の容器には目盛が刻まれているため容易に投入薬液は計量できる。
【００２４】
次に、別構成の散布作業機の速度連動散布制御について説明する。
本構成では、前記散布量制御ダイヤル７５の替わりに、前記入力装置８１に単位面積当たりの散布量及びノズル係数を入力し、入力した散布量及びノズル係数に合わせた散布を行なう構成とする。
図８に示すように、前記入力装置８１は、コントローラ１４０と接続しており、入力装置８１に入力された値をコントローラ１４０で検出している。また、コントローラ１４０にリレー回路１５０を介してバルブ開閉モータ３０が接続されており、コントローラ１４０からの信号によりバルブ開閉モータ３０を駆動して前記流量調節弁９０・９１を作動させ、薬液の散布量を調節している。そして、調節された薬液をノズル２３・・・に供給している。
また、前記コントローラ１４０には、少なくとも、前記操作パネル１１に設けられているデジタル表示部７２、実車速を検出する車速センサ１４１、実際の散布圧を測定する前記散布圧センサ３３が接続されている。
【００２５】
このような構成で、散布量制御について、図９を用いて説明する。
まず、作業者が薬液散布作業前に、使用するノズル固有の係数、及び、単位面積当たりの散布量を前記入力装置８１に入力すると（Ｓ１３、Ｓ１４）、この入力値、及び、車速センサ１４１からの検出値である作業機の実車速値から、次式（１）等を使用して、目標散布圧Ｐ０を算出する（Ｓ１５）。
Ｐ０＝ＣＶ２・・・（１）
ここで、Ｐ０は目標散布圧、Ｃは作業者が入力装置８１に入力したノズル固有の係数、Ｖは、車速センサ１４１からの検出値である作業機の実車速を示したものである。
そして、実際の散布圧を測定する散布圧センサ３３により実際の散布圧Ｐを検出し（Ｓ１６）、前記目標散布圧Ｐ０と、実際の散布圧Ｐとの値を比較する（Ｓ１７）。
目標散布圧Ｐ０と散布圧センサ３３で検出された散布圧Ｐとが同じであれば、散布圧Ｐを一定に保持する（Ｓ１８）。
一方、目標散布圧Ｐ０と散布圧Ｐとが同じでなければ、散布圧を調節する（Ｓ１９）。つまり、コントローラ１４０により前記バルブ開閉モータ３０を駆動して前記流量調節弁９０・９１を作動させ、目標散布圧Ｐ０に散布圧Ｐの値が近づくように調節する。
【００２６】
このように、入力装置８１に単位面積当たりの散布量及びノズル係数を入力し、入力した散布量及びノズル係数に合わせた散布を行なうので、異なる型のノズルを使用したい場合や、また、設定されている固有値以外の散布量に設定したい場合に対応でき、ユーザの好みにあわせたノズルを使用することができる。また、散布量を細かく設定できるので、作物の種類・生育状況、病害虫の発生状況に御応じた散布を行なうことができる。
【００２７】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【００２８】
即ち、請求項１に示す如く、走行機体に薬液タンク、該薬液タンク内の薬液を噴霧するノズルを設けたブーム、薬液タンク内の薬液を前記ノズルへ圧送する噴霧ポンプ等を具備した散布作業機において、前記薬液タンクに液面高さ検出手段、数値入力可能な入力装置及び表示装置を設け、入力装置に薬剤の希釈倍率を入力すると、追加投入可能な水量・薬剤量を算出し、表示装置に表示するので、作業者が希釈倍率を計算して、薬剤や水の投入量を決める必要がなく、複雑な計算から解放されて作業効率を図ることができる。
【００２９】
請求項２に示す如く、前記散布作業機において、前記入力装置に薬剤の希釈倍率及び希望散布面積を入力し、散布量を設定すると、希望散布面積に合わせた水・薬剤の追加量を算出し、表示装置に表示するので、薬剤や水の無駄使いを防止することができ、コスト削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る散布作業機の全体側面図。
【図２】同じく全体平面図。
【図３】同じく配管系統図。
【図４】操作パネルの平面図。
【図５】薬液タンクの側面図。
【図６】制御回路図。
【図７】追加水量・薬剤量表示制御のフローチャート。
【図８】別構成における制御回路図。
【図９】散布量制御のフローチャート。
【符号の説明】
４ 噴霧ポンプ
２３ ノズル
２４ 薬液タンク
４０ ブーム
６５ 液面センサ（液面高さ検出手段）
７２ デジタル表示部（表示装置）
８１ 入力装置[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a technique of a spraying machine in which a chemical tank, a boom in which a nozzle is arranged, a spray pump, a spray amount control device, and the like are mounted on a riding type traveling vehicle body.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a boom provided with a nozzle for spraying a chemical solution in a chemical solution tank on a riding type traveling machine body, a spray pump for pressure-feeding the chemical solution in the chemical solution tank to the nozzle, a spray amount control device for adjusting a discharge amount of the spray pump, and the like There is known a spraying machine which carries a spraying operation of a chemical solution by mounting the same.
In a conventional spraying machine, when the amount of the chemical in the chemical tank is reduced, the operator calculates the amount of water and the amount of the chemical from a dilution factor suitable for the chemical, and prepares the chemical with an appropriate concentration.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional spraying machine, when adding a drug solution, the operator must calculate the concentration of the drug, the dilution ratio of the drug differs depending on the drug, and the amount of the drug solution to be added is also in the tank. Therefore, the calculation of the amount of water and the amount of medicine is very complicated because the amount of water differs each time depending on the remaining amount of the medicine.
In addition, since it is difficult for the operator to calculate the amount of the chemical solution according to the work area and the amount of spraying, the amount of the chemical solution to be prepared is larger than a desired amount of the chemical solution, and the chemical solution is excessively wasted after the spraying operation. There was a defect.
Therefore, the present invention provides a spraying machine that reduces the burden on the worker and prevents waste of agricultural chemicals.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
[0005]
That is, in claim 1, the spraying machine equipped with a chemical liquid tank on the traveling machine body, a boom provided with a nozzle for spraying the chemical liquid in the chemical liquid tank, a spray pump for pressure-feeding the chemical liquid in the chemical liquid tank to the nozzle, and the like. The liquid medicine tank is provided with a liquid level detecting means, an input device capable of inputting a numerical value and a display device, and when the dilution ratio of the medicine is input into the input device, the amount of water / drug that can be added additionally is calculated, and the display device is operated. To display.
[0006]
In claim 2, in the spraying machine, the dilution rate of the medicine and the desired spraying area are input to the input device, and when the spraying amount is set, an additional amount of water / medicine according to the desired spraying area is calculated, This is to be displayed on a display device.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of the invention will be described.
1 is an overall side view of the spraying machine according to the present invention, FIG. 2 is an overall plan view, FIG. 3 is a piping system diagram, FIG. 4 is a plan view of an operation panel, and FIG. 5 is a side view of a chemical tank. 6 is a control circuit diagram, FIG. 7 is a flowchart of additional water amount / drug amount display control, FIG. 8 is a control circuit diagram in another configuration, and FIG. 9 is a flowchart of spray amount control.
[0008]
First, the overall configuration of a spraying machine according to the present invention will be described with reference to FIGS.
The spraying work machine is powered by a riding type traveling machine body 22, a boom 40 having a plurality of nozzles 23 for spraying a chemical solution, a boom section 35 including a mechanism for raising and lowering and deploying the boom 40, and power from the engine 9. And a pump unit 36 including a spray amount control device 3 for controlling the chemical solution discharged from the spray pump 4 and the chemical liquid discharged from the spray pump 4. In the present embodiment, the boom section 35 is provided at the front and side of the traveling body 22 and the pump section 36 is provided at the rear.
[0009]
A pair of left and right body frames 6L and 6R extend horizontally in parallel from the body front end of the traveling body 22 to the rear, and front wheels 7.7 are provided below the front portions of the body frames 6L and 6R. Are supported, and rear wheels 8.8 are supported below the rear.
A bonnet 10 for covering the engine 9 is provided on the body frames 6L and 6R in front of the traveling body 22, and an operation panel 11 is provided on a cover behind the hood 10. An operation handle 12 is provided above the operation handle 11, and the operation handle 12 and the operation panel 11 constitute a control section of the spraying machine.
[0010]
Step 13 is provided on the body frames 6L and 6R from the lower side of the operation panel 11 toward the rear. A chemical solution tank 24 is provided on the rear of the body frames 6L and 6R, and a driver's seat 14 is formed at the front center of the chemical solution tank 24, and the chemical solution tank 24 surrounds the sides and the rear. It is placed as follows.
[0011]
The boom section 35 includes a boom 40 for spraying a chemical solution and an elevating link mechanism 37.
The boom 40 includes a front boom 41 in front of the traveling body 22 and left and right side booms 42L and 42R pivotally supported at both ends of the front boom 41 and foldably extended to the side. ing. Further, a plurality of nozzles 23 for spraying a chemical solution are arranged on the boom 40 at regular intervals. Boom opening / closing cylinders 43/43 are interposed between the front boom 41 and the side booms 42L / 42R, and the boom opening / closing cylinders 43/43 are extended / contracted so that the side booms 42L / 42R are extended. It is rotatable between a working position extending in the left-right horizontal direction and a storage position positioned rearward in the front-rear direction.
[0012]
The elevating link mechanism 37 connects the front boom 41 and the front portions of the body frames 6L and 6R with parallel links, and interposes cylinders 38 between one of the parallel links and the body frames 6L and 6R. The boom 40 can be moved up and down by extending and contracting the cylinders 38.
The left and right centers of the front boom 41 are pivotally supported on the lifting link mechanism 37 so as to be tiltable left and right, and a cylinder 39 is interposed between the front boom 41 and the lifting link mechanism 37. , And the boom 40 is horizontally controlled.
[0013]
Next, the configuration of the channel of the chemical solution will be described with reference to FIG.
In the pump section 36, a drain port 24 a provided in the chemical liquid tank 24 is connected to a strainer 78 via a hose 97, and the strainer 78 is connected to a chemical liquid suction port 49 located in the spray pump 4. After the foreign matter is removed by the strainer 78 from the chemical solution tank 24, the chemical solution flows into the crankcase (not shown) of the spray pump 4 from the chemical solution inlet 49 located at the rear part of the spray pump 4.
[0014]
The spray pump 4 is provided with a discharge port. Of the chemical liquid discharged from the discharge port, excess water having a pressure equal to or higher than a set pressure passes through the safety valve 79, passes through a pipe 94, and returns to the chemical liquid tank 24. Refluxed to 94a.
On the other hand, the chemical at the set pressure flows through the pipe 45 into the flow control valve (spray valve 91) and the flow control valve (return valve 90).
The flow rates of the spray-side valve 91 and the return-side valve 90 are adjusted by the valve opening / closing motor 30. The valve opening / closing motor 30 is connected to a controller 140 via a relay circuit 150 (FIG. 8), and drives the valve opening / closing motor 30 by a signal from the controller 140 to operate the flow rate control valves 90 and 91, and The amount of spraying is adjusted.
[0015]
Of these, the chemical whose flow rate has been adjusted by the spray-side valve 91 is discharged from the boom discharge port 91a and then sent to the boom section 35 through the pipe 93 to be used for spraying the chemical. A switching valve 62 is provided at an intermediate portion of the pipe 93. By operating the switching valve 62, a chemical liquid flow for manual spraying, car washing, and the like can be freely taken out. The chemical solution sent to the return valve 90 is returned to the chemical solution tank 24 through a return port 95 a provided in the chemical solution tank 24 through a hose 95.
The pipe 45 is partially branched and connected to the chemical tank 24, and the chemical is returned from the return ports 45a and 45b to the chemical tank 24, and together with the return ports 94a and 95a, the inside of the chemical tank 24 is removed. It is designed to be used for stirring chemicals.
[0016]
In the boom portion 35, a spray cock 53 is connected to the tip of the pipe 93, and a water pipe 93a is provided via the spray cock 53. The water pipe 93a has three stop cocks 31a, 31b. 31c is provided internally. The discharge ports of the stop cocks 31a, 31b, and 31c are connected to the spraying pipes provided in the booms 42L, 41, and 42R, respectively, and spray the chemical solution pumped from the pump unit 36. It can be implemented in boom units.
A spray pressure sensor 33 is provided in the middle of the pipe 93. The spray pressure sensor 33 is connected to the controller 140, and controls a measured value of the spray pressure of the chemical solution passing through the pipe 93. 140 has been entered.
[0017]
Next, the input device 81 capable of inputting numerical values will be described.
In the present embodiment, as shown in FIG. 4, an input device 81 including a numeric keypad or a touch panel is provided on the operation panel 11. However, the arrangement and the shape of the input device are not limited as long as the position and the shape are easy for the operator to operate, and the input device may be arranged near the chemical solution tank 24 or the like.
The operation panel 11 includes a digital unit 71, and the digital unit 71 includes a digital display unit 72 as a display device, a changeover switch 73, an input device 81, and the like.
The input device 81 is a key panel capable of inputting numerical values, and allows the value input by the input device 81 to be confirmed on the digital display unit 72.
The digital unit 71 is connected to the controller 140, and inputs the numerical value input by the input device 81 to the controller 140. The numerical value input by the input device 81 is displayed on the digital display unit 72 so that the input numerical value can be confirmed.
Further, the changeover switch 73 displays on the same digital display section 72 the amount of water / chemical liquid to be additionally supplied to the chemical liquid tank 24 described later, the amount of water / chemical liquid to be additionally supplied according to a desired spraying area, the spray pressure, and the like. It is for switching to be performed. It should be noted that it is also possible to switch and display the number of rotations of the engine 9, the working time, and the like.
[0018]
Further, the operation panel 11 is provided with a liquid spraying dial 74, a spraying amount control dial 75, an alarm lamp 76 which lights up when the remaining amount of the chemical liquid tank 24 becomes equal to or less than a set value, and the like.
When the liquid spraying dial 74 is adjusted, the control constant in the controller 140 is changed, and the vehicle speed-linked spraying can be performed with a spray amount suitable for the nozzle 23 mounted on the boom 40. That is, it is preferable that the nozzle 23 of the boom 40 can be exchanged to adjust the spraying amount and the operation spraying boom depending on the liquid medicine and the form of the field. Therefore, the discharge amount adjusted to the nozzle 23 by the liquid spraying dial 74 is determined. .
When the spray amount control dial 75 is adjusted, the spray amount of the chemical solution sprayed from the nozzle 23 of the boom 40 is adjusted.
[0019]
Next, the chemical liquid tank 24 will be described.
As shown in FIG. 5, the chemical solution tank 24 is a container having a hollow inside formed integrally with a synthetic resin, and a cutout portion 61 is provided at a front center of the chemical solution tank 24 in a plan view. The driver's seat 14 is mounted on the notch 61 so that the driver's seat 14 can be mounted. Further, a chemical liquid inlet 63 having an openable / closable lid 66 is formed at the center of the rear part of the chemical liquid tank 24 so that the chemical liquid can be supplied.
The chemical liquid tank 24 is provided with a liquid level sensor 65 which is a liquid level height detecting means. The liquid level sensor 65 detects the liquid level of the chemical in the chemical liquid tank 24. For example, the liquid level sensor 65 is provided in the chemical liquid tank 24, connected to the controller 140, and measured by the liquid level sensor 65. Is input to the controller 140.
Next, a method of calculating and displaying the amount of water / chemical added to the chemical tank will be described.
In the present embodiment, the amount of water / drug that can be added additionally is calculated using the detection value of the liquid level sensor 65 and the input value of the input device 81, and is displayed on the digital display unit 72. .
As shown in FIG. 6, the liquid level sensor 65 mounted on the chemical liquid tank 24 is connected to a controller 140 so as to input a measured value of the liquid level sensor 65.
Further, the controller 140 is connected to at least an input device 81 provided on the operation panel 11, a spray amount control dial 75, a changeover switch 73, a digital display unit 72, and the like.
[0021]
With such a configuration, the additional water amount / drug amount display control will be described with reference to FIG.
When the dilution ratio of the medicine is input to the input device 81 of the digital unit 71 (S1), the liquid level sensor 65 provided in the chemical tank 24 detects the liquid level of the chemical contained in the chemical tank 24. Is detected (S2).
Then, when the desired spraying area is not input to the input device 81 (S3: No), first, a chemical liquid amount that can be additionally injected is calculated from the detection value of the liquid level sensor 65 (S4). The amount of the chemical liquid that can be added can be, for example, data of the amount of the chemical liquid that can be additionally added to the output detected by the liquid level sensor 65 stored in advance in a memory such as a ROM. It is configured to output an appropriate amount of chemical solution.
Then, the amount of water / drug that can be additionally injected is calculated based on the amount of the drug solution that can be additionally injected and the dilution ratio of the drug that is input by the input device 81 (S5), and the calculation result is displayed on the digital display unit 72. (S6).
[0022]
On the other hand, if the desired spray area is input to the input device 81 (S3: Yes), the value of the spray amount control dial 75 provided on the operation panel 11, that is, the spray amount per unit area is detected. (S7), the amount of the chemical solution required for the input work area is calculated from the detected value and the input desired spray area (S8). Note that a configuration may be employed in which the amount of application per unit area is input by the input device 81.
Then, the remaining amount of the chemical liquid is calculated from the detection value of the liquid level sensor 65, and the difference from the required spray amount, that is, the additional chemical liquid amount necessary for the spray area is calculated (S9). As the remaining amount of the chemical, for example, data of the remaining amount of the chemical corresponding to the output detected by the liquid level sensor 65 is stored in a memory such as a ROM in advance, and the remaining amount of the chemical corresponding to the detection value of the liquid level sensor 65 is output. The configuration is as follows.
Then, an additional water amount and an additional medicine amount necessary for the spray area are calculated based on the additional injection liquid amount necessary for the spray area and the dilution ratio of the medicine input by the input device 81 (S10). It is displayed on the display unit 72 (S11).
[0023]
With this configuration, when the operator inputs the dilution ratio of the medicine into the input device 81, the amount of water / drug that can be added is calculated and displayed on the digital display unit 72. It is not necessary to calculate the amount of medicine or water to be calculated, and the calculation can be released from complicated calculations and work efficiency can be improved. In other words, when the medicine is being sprayed in a large field, when the amount of medicine is low and replenishment is required during the operation, when the dilution ratio of the medicine is input to the input device 81 at the field end, the amount of water that can be added is Since the amount of the drug is displayed, the amount of the drug to be added may be charged into the drug solution tank 24, and then the water may be charged until the tank is full, so that the drug can be easily added.
When the desired work area is input to the input device 81, the amount of chemical solution required for the work area is calculated from the input work area and the amount of spray per unit area, and the amount of water and medicine to be added is displayed on the digital display unit 72. Therefore, waste of medicine and water can be prevented, and costs can be reduced. By configuring in this way, when the remaining area of the pest control work is getting smaller, if the remaining work area is input, the amount of additional water to be added and the amount of the chemical are displayed, so the displayed amount It is only necessary to put the medicine and water into the chemical liquid tank 24. At this time, the amount of water to be added is displayed, and the amount of the chemical in the chemical tank 24 can be constantly detected by the detection of the liquid level sensor 65. The value may be stored in a memory, and the amount of increase may be calculated when water is being supplied, and when the amount of water to be additionally supplied is reached, an alarm device or the like may be activated to notify an operator. By doing so, it is possible to save the trouble of weighing when adding water. It should be noted that a small amount of medicine is additionally added, and a scale is engraved on the medicine container, so that the medicine can be easily measured.
[0024]
Next, the speed-linked spraying control of the spraying machine having another configuration will be described.
In this configuration, instead of the spray amount control dial 75, a spray amount per unit area and a nozzle coefficient are input to the input device 81, and spraying is performed in accordance with the input spray amount and the nozzle coefficient.
As shown in FIG. 8, the input device 81 is connected to a controller 140, and the controller 140 detects a value input to the input device 81. Further, the valve opening / closing motor 30 is connected to the controller 140 via a relay circuit 150, and the signal from the controller 140 drives the valve opening / closing motor 30 to operate the flow rate control valves 90 and 91, thereby dispersing the chemical solution. Is adjusted. Then, the adjusted chemical liquid is supplied to the nozzles 23.
Further, the controller 140 is connected to at least a digital display unit 72 provided on the operation panel 11, a vehicle speed sensor 141 for detecting an actual vehicle speed, and the spray pressure sensor 33 for measuring an actual spray pressure. .
[0025]
With such a configuration, the application amount control will be described with reference to FIG.
First, when the operator inputs a coefficient specific to the nozzle to be used and a spray amount per unit area to the input device 81 before the chemical solution spraying operation (S13, S14), the input value and the vehicle speed sensor 141 are used. from the actual vehicle speed value of the working machine is detected values, using the following equation (1) or the like, to calculate a target spray pressure P 0 (S15).
P 0 = CV 2 (1)
Here, P 0 is the target spray pressure, C is the nozzle-specific coefficient input to the input device 81 by the operator, and V is the actual vehicle speed of the working machine, which is the value detected by the vehicle speed sensor 141.
Then, to detect the actual spraying pressure P by spraying pressure sensor 33 to measure the actual spraying pressure (S16), and the target spray pressure P 0, compares the value of the actual spraying pressure P (S17).
If the same as the detected spread pressure P at the target spray pressure P 0 and spray pressure sensor 33, holding the spraying pressure P constant (S18).
On the other hand, a target scatter pressure P 0 and spray pressure P is to be the same, adjusting the spraying pressure (S19). That is, by driving the valve closing motor 30 by the controller 140 actuates the flow control valve 90, 91 is adjusted so that the value of the spraying pressure P to the target spraying pressure P 0 approaches.
[0026]
As described above, since the spray amount and the nozzle coefficient per unit area are input to the input device 81 and spraying is performed in accordance with the input spray amount and the nozzle coefficient, it is necessary to use a different type of nozzle or to set the nozzle. It is possible to cope with a case where it is desired to set a spraying amount other than the specific eigenvalue, and it is possible to use a nozzle according to the user's preference. In addition, since the amount of application can be set finely, it is possible to perform application according to the type and growth status of the crop and the occurrence status of pests.
[0027]
【The invention's effect】
The present invention is configured as described above, and has the following effects.
[0028]
That is, as shown in claim 1, a spraying machine having a traveling machine body provided with a chemical tank, a boom provided with a nozzle for spraying a chemical in the chemical tank, a spray pump for pressure-feeding the chemical in the chemical tank to the nozzle, and the like. In the chemical liquid tank, a liquid level detecting means, an input device capable of inputting numerical values and a display device are provided, and when the dilution ratio of the drug is input to the input device, the amount of water / drug that can be added additionally is calculated, and the display device , It is not necessary for the operator to calculate the dilution ratio and determine the amount of the medicine or water to be introduced, so that it is possible to release the complicated calculation and improve the working efficiency.
[0029]
As described in claim 2, in the spraying work machine, when the dilution rate of the medicine and the desired spray area are input to the input device and the spray amount is set, an additional amount of water / chemical according to the desired spray area is calculated. Since the information is displayed on the display device, it is possible to prevent waste of medicine and water, and to reduce costs.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall side view of a spraying machine according to the present invention.
FIG. 2 is an overall plan view of the same.
FIG. 3 is a piping system diagram.
FIG. 4 is a plan view of an operation panel.
FIG. 5 is a side view of a chemical solution tank.
FIG. 6 is a control circuit diagram.
FIG. 7 is a flowchart of additional water amount / drug amount display control.
FIG. 8 is a control circuit diagram in another configuration.
FIG. 9 is a flowchart of spray amount control.
[Explanation of symbols]
4 Spray pump 23 Nozzle 24 Chemical tank 40 Boom 65 Liquid level sensor (liquid level detecting means)
72 Digital display (display device)
81 Input device
