JP2004064741A - Adaptive antenna unit for mobile terminal - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対向して信号送受を行う基地局の方向にアンテナの指向性を適応的に制御して形成する移動端末用適応アンテナ装置に関する。近年、移動体通信の急激な普及に伴い、マイクロ波帯の使用、伝送容量の大容量化、干渉波の抑圧等の伝送技術が重要な技術主題となっている。
【0002】
それらに対処する一つの技術として適応アンテナ技術の有用化が期待されている。本発明は、特に、大容量伝送、高感度信号受信、装置の小型・軽量化、低消費電力化が要求される無線通信用の移動端末に好適に適用される適応アンテナ装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
図13は従来の指向性を制御する適応アンテナ装置の機能ブロックを示す。同図において、11 〜1n はアンテナ素子、21 〜2n は各アンテナ素子対応に備えられた可変位相回路、3は可変位相回路21 〜2n の位相制御回路、4は合成回路、5は受信回路である。アンテナ素子11 〜1n からの受信信号は、可変位相回路21 〜2n により位相変化が加えられた後、合成回路4により合成され、受信回路5により復調される。
【0004】
位相制御回路3は、各アンテナ素子11 〜1n 対応の可変位相回路21 〜2n の出力信号と合成回路4の出力信号とを用いて、信号対干渉及び雑音比(SINR:Signal−to−Interference−plus−Noise Ratio )が最大となるように、例えば、最小二乗誤差(MMSE:Minimum Mean Square Error )基準のアルゴリズムにより、各可変位相回路21 〜2n により与える位相変化量を決定し、各可変位相回路21 〜2n の位相変化量を制御して指向性を形成する。
【0005】
図14は基地局の適応アンテナ装置により指向性を形成する一例を示す。図14の(a)に示すように、第1の基地局14−1が第1及び第2の移動端末14−2,14−3と信号送受を行っているとき、他の第2及び第3の基地局14−4,14−5から送信される信号が、第1の基地局14−1にとってノイズとなる。
【0006】
この場合、図14の(b)に示すように、第1の基地局14−1の適応アンテナ装置は、第1及び第2の移動端末14−2,14−3の方向に対して大きな利得となる指向性を形成し、第2及び第3の基地局14−4,14−5等のノイズ源の方向に対しては利得ゼロの指向性を形成する。
【0007】
図15に移動端末の適応アンテナ装置により指向性を形成する一例を示す。図15の(a)に示すように、第1の移動端末15−1が基地局15−2と信号送受を行っているとき、該基地局15−2から直接受信される信号以外に、ビル等の建物で反射して入力される干渉波や、遠方の山等で反射して入力されるノイズや、他の第2の移動端末15−3から送信される信号等が、第1の移動端末15−1にとってノイズとなる。
【0008】
この場合、図15の(b)に示すように、第1の移動端末15−1の適応アンテナ装置は、信号送受を行っている基地局15−2の方向に対して大きな利得となる指向性を形成し、干渉波や反射波や他の移動端末15−3等のノイズ源方向に対しては利得ゼロ又は利得が極めて小さい指向性を形成する。
【0009】
このように、信号送受方向に対して大きな利得となり、反対に、信号送受方向以外の他のノイズ源となる通信機器の方向に対しては、略利得ゼロとなる指向性を形成することにより、通信に必要な信号のみを大きくし、ノイズや干渉を抑圧することができる。また、必要な方向にのみ信号を送出し、無駄な方向に信号を送出しないため送信電力を低減することができ、消費電力を節減することが可能となる。
【0010】
アレーアンテナを用いて指向性を持たせた移動端末は、例えば、特開平11−284424号公報などに開示されている。この公報に記載のものは、減衰が大きい人体の頭部方向に利得の大きいビームを形成しないように指向性を形成するものである。
【0011】
移動端末は基地局と情況が異なり、図15に示すように、通信に必要な信号送受方向は、通信を中継する1つの基地局方向のみであり、他の移動端末や他の基地局からの送信信号、及び山や建物等による反射波等は全てノイズ源となり、抑圧すべき指向性となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
最近の無線通信において半導体技術の進歩により、マイクロ波〜ミリ帯の無線周波数(RF)を用い、固定通信網並みの高品質伝送、数百MHz以上の高速伝送を可能にする無線通信システムの実現化が不可能ではなくなってきている。しかし、セルラー(移動体通信)システムにおいては、周波数が高くなるにつれて、電波伝搬損失が増大し、セル径を大きくできない、或いは建物の影響などによる反射、散乱、回折による遅延広がりの影響などの問題が顕著になる。また、高速伝送が要求され、高速データの各ビット当たりの電力を大きくする必要がるため、送信電力の増大が問題となる。以上をまとめると次のような課題がある。
(1)セル間干渉の低減、
(2)長い遅延時間の遅延波(長遅延波)の抑圧、
(3)所要送信電力の低減。
【0013】
適応アンテナ技術は、上記課題を解決するための現在最も有望な技術である。つまり、適応アンテナ技術により、
(1)他セルからの干渉波の除去、
(2)長遅延波(干渉波)の抑圧、
(3)アンテナ素子数分のアンテナ利得による送信電力低減、
が可能となる。
【0014】
特に、下り回線(基地局→移動端末)は上り回線(移動端末→基地局)以上の大容量伝送が要求されるため、基地局だけではなく、移動端末においても適応アンテナ技術を導入することが望まれる。移動端末に適応アンテナを適用する場合、装置の小型・軽量化、低消費電力化、低コスト化の条件が基地局に比べて大変厳しい。また、ユーザーの使用形態に依存してアンテナの向きが変化し、その変化に対応して指向性を変化させなければならない。
【0015】
本発明は、移動端末の向きや傾きの動きに応じて、移動端末のアンテナ指向性を制御して基地局方向の利得を大きく保ち、かつ、装置の小型・軽量化、低消費電力化を図ることができる移動端末用適応アンテナ装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の移動端末用適応アンテナ装置は、(1)無線通信の移動端末に用いられ、対向して信号送受を行う基地局の方向にアンテナの指向性を適応的に形成する適応アンテナ装置において、該移動端末の回動、傾き又は所在位置の少なくとも一つを検出する方位センサと、指向性を形成する複数のアンテナ素子からの受信信号を基に受信特性が向上する方向にアンテナの指向性を制御する送受信部とを備え、前記方位センサから得られる移動端末の回動、傾き又は所在位置の情報を基に、前記基地局の方向にアンテナの指向性を補正する手段を備えたものである。
【0017】
また、(2)前記アンテナの指向性を3次元方向に形成する複数のアンテナ素子の配列と、該複数のアンテナ素子に対して3次元方向にアンテナの指向性を制御する手段を備えたものである。
【0018】
また、(3)前記方位センサは、重力方向を検出するセンサを備え、該センサから得られる重力方向を基に、移動端末の回動又は傾きの方向を補正する手段を備えたものである。
【0019】
また、(4)前記方位センサは、全地球測位システム(GPS)を内蔵し、該全地球測位システム(GPS)から得られる移動端末の所在位置情報と、移動端末に予め貯蔵した地図情報又は基地局から通知される地図情報を基に、最短の基地局の方向を検出する手段を備えたものである。
【0020】
また、(5)前記複数のアンテナ素子のうち、一部のアンテナ素子にリアクタンス素子を装荷した無給電アンテナ素子を用い、該リアクタンス素子のリアクタンス成分を変化させてアンテナの指向性を制御する手段を備えたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の移動端末用適応アンテナ装置の基本構成を示す。同図に示すように、本発明による移動端末用適応アンテナ装置は、移動端末100に、複数のアンテナ素子11 〜1n から成るアレイアンテナと、アレイアンテナの指向性制御機能を有する送受信部10と、移動端末の方位又は傾きを検出する方位センサ20とを備える。
【0022】
アレイアンテナの配列は、図1のようにアンテナ素子11 〜1n を同一平面上に直線状に配列した構成、又は図2のようにアンテナ素子11 〜1n を円弧状に配列した構成とすることができる。図2のように円弧状に配列した構成の方が、配列平面内にビームを形成し易い。素子数については、図1及び図2の構成例では4個としているが、本発明はこれに限定されず、2以上の適当な素子数とすることができる。
【0023】
この各アンテナ素子11 〜1n に対して、送信時及び受信時にそれぞれ異なる位相の重み付けを与えることにより、アンテナ素子の配列平面内の指向性を任意に制御することが可能となる。指向性制御の一例として、図1において左から第k番目のアンテナ素子(1≦k≦n)に対して、(k−1)d×sinθ/cの位相遅延を与えて送信又は受信を行うことにより、正面から角度θの方向に最大感度を有する指向性が形成される。ここで、dはアンテナ素子間隔、cは光速である。
【0024】
アンテナ素子の配列の間隔dとしては、ビーム形成方向の感度向上のためには広くした方がよいが、広過ぎるとグレーティングローブと呼ばれる不要な方向へのビームが形成されてしまい、感度低下を招く。一般的には、グレーティングローブの影響を低減するため、アンテナ素子の間隔dは波長λ以下で、実装上可能な範囲でなるべく広くするのが良い。
【0025】
また、方位センサとしては、ジャイロセンサ、静電容量型加速度センサ、地磁気センサ、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System ;衛星を用いた位置同定システム)などの小型のセンサを用い、又はそれらのセンサ類を複数種類用い、複数種類のセンサの出力情報を統合して、より精度の高い方位を検知する。
【0026】
ジャイロセンサとしては、例えば、振動体のコリオリ効果を圧電素子により検知して回転角速度又は回転角加速度を検出するセンサなどを用いることができる。1つのジャイロセンサは1軸方向の回転を検知するため、3次元方向の回転角速度を検知する場合には3個のジャイロセンサを用いる。
【0027】
また、ジャイロセンサが検知可能な物理量は、角速度又は角加速度であるので、それらを回転方向角又は方位に変換するために、ジャイロセンサの出力信号を1回又は2回積分処理する。更に、絶対的な方位角や傾き角を得るためには、他のセンサの出力情報と照合して定期的なキャリブレーションを行い、誤差を修正して精度の良い絶対的な方位角又は傾き角情報を得る。
【0028】
静電容量型加速度センサは、動きに伴う誘電体の静電容量の変化によって該センサに加えられた加速度を検出し、また、恒常的な変位分を検出することができるため、重力方向を検知することができる。したがって、ジャイロセンサのように他のセンサを用いて行うキャリブレーションは不要である。
【0029】
地磁気センサやGPSは、カーナビゲーション装置でよく用いられ、最近では更に小形化が進み、既に携帯電話端末等にも搭載されている。地磁気センサは地球の地磁気から絶対的な方位を検出する。GPSは複数の衛星からの信号を受信し、緯度、軽度による絶対的な所在位置を検出する。これらのセンサの出力情報と地図情報とを用い、該地図情報に含まれる基地局の所在位置情報を基に、最短距離の基地局の位置及びその方位を検出する。
【0030】
図3は3次元方向に指向性を形成する移動端末用適応アンテナ装置の構成例を示す。同図の(a)は、m×n個の平面アンテナ素子群111,1 〜11m,n をマトリックス状に配列した平面アレイアンテナを用いた構成例を示し、同図の(b)は、円筒型可撓性フィルム等に円弧状に配列したダイポール又はユニポール型アンテナ素子111,1 〜111 ,n・・・11m,1 〜11m ,nを垂直方向に複数段重ねたスタック構造のアレイアンテナを用いた構成を示す。
【0031】
図4はマトリックス状配列のアレイアンテナの指向性を制御する送受信部の回路構成例を示す。同図において、111,1 〜11m,n はアンテナ素子(mは垂直方向、nは水平方向のアンテナ素子を表す。)、121,1 〜12m,1 は垂直方向の各アンテナ素子の内、111,1 〜11m,1 のアンテナ素子に対して備えた可変位相回路を代表的示している。
【0032】
13は上記可変位相回路121,1 〜12m,1 に対する位相制御回路である。14は可変位相回路121,1 〜12m,1 からの出力信号を合成する合成回路である。15は位相制御回路13へ移動端末本体の方位角又は傾斜角の情報を出力するGPS又はジャイロセンサ等を含む方位センサである。
【0033】
アンテナ素子111,1 〜11m,n による受信信号は、可変位相回路121,1 〜12m,1 において位相変化が加えられた後、合成回路14において合成される。可変位相回路121,1 〜12m,1 を制御する位相制御回路13は、可変位相回路121,1 〜12m,1 の出力信号と合成回路14の出力信号とを用いて、信号対干渉及び雑音比(SINR)が最大となるように、例えば最小二乗誤差(MMSE)基準のアルゴリズムにより、各可変位相回路121,1 〜12m,1 の位相変化量を決定する。
【0034】
垂直方向の指向性制御については、他の垂直方向の各アンテナ素子111,2 〜11m,2,・・・,111,n 〜11m,n (図示省略)の組に対しても同様に、各可変位相回路121,2 〜12m,2,・・・,121,n 〜12m,n (図示省略)、位相制御回路(図示省略)及び合成回路 (図示省略)がn組み分、水平方向の組みとして備わる。
【0035】
n組みの垂直方向指向性形成回路の出力信号(各合成回路14の各出力信号)は、水平方向の指向性を形成するn個の可変位相回路161 〜16n に入力され、該可変位相回路161 〜16n は水平方向の位相変化を加え、それらの出力信号を合成回路18で合成する。
【0036】
可変位相回路161 〜16n を制御する位相制御回路17は、可変位相回路161 〜16n の出力信号と合成回路18の出力信号とを用いて、信号対干渉及び雑音比(SINR)が最大となるように、例えば最小二乗誤差(MMSE)基準のアルゴリズムにより、各可変位相回路161 〜16n の位相変化量を決定する。
【0037】
方位センサ15から出力される方位情報は、以下のように利用する。上述の位相制御回路13,17において最小二乗誤差(MMSE)基準のアルゴリズムを用いて決定した位相変化量により与える指向性は、初期値の方向次第で収束が大幅に遅れたり、或いは最適値に収束しない可能性がある。
【0038】
そこで、方位センサ15内に例えばGPSを備え、該GPSから得られる現在位置情報と地図情報とから、最も近い基地局の方向に初期値を設定することにより、指向性の方向の収束を速めることができる。なお、地図情報は各移動端末内に予め記憶させてもよいし、基地局との通信により入力するようにしてもよい。
【0039】
立ち止まって又は歩きながら移動端末を使用する通常の使用状態では、基地局の方向が頻繁に変化することはないので、一度、各可変位相回路の位相量を設定した後は、方位センサ15により移動端末の方位又は傾きの変化を追跡し、その方位又は傾きの変化に応じて指向性形成方向を補正する。
【0040】
この場合、方位センサ15としてジャイロセンサを用い、移動端末の回動角を追跡し、該回動角に応じてアレイアンテナの指向性を制御する。ジャイロセンサは、回動角の変化分を高精度に検出し、動きの早い回動を高精度で検出するため、移動端末の通常の使用状態では、このジャイロセンサの方位検出情報に基づいたアンテナ指向性制御が有効的に機能する。なお、3次元方向の指向性制御を行う場合、水平方向及び垂直方向の回動を検出するジャイロセンサを用いる。
【0041】
図4の可変位相回路において、位相に変化を与える重み付け回路は一般にベースバンドディジタル信号処理部により実現される。図5にベースバンドディジタル信号処理回路で重み付けを行う回路構成例を示す。図5に示すように、各アンテナ素子対応に、無線周波数信号送受部(RFフロントエンド)5−11 〜5−1n と送受信機5−21 〜5−2n とを備える。
【0042】
送受信機5−21 〜5−2n 内には、アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器(送信部においてはディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器)を備え、該送受信機5−21 〜5−2n から出力される各アンテナ素子毎のベースバンドディジタル信号に対して、ディジタル信号処理回路5−3において重み付けを行い、合成する。
【0043】
無線周波数信号送受部(RFフロントエンド)と送受信機の具体的回路構成を図6に示す。無線周波数信号送受部(RFフロントエンド)5−1は、アンテナ共用器(切替えスイッチSW又はデュープレクサDUX)、バンドパスフィルタBPF、低雑音増幅器LNA、電力増幅器PAを備える。送受信機5−2は、局部発振器LO1,LO2,LO3、ミキサMIX、バンドパスフィルタBPF、ローパスフィルタLPF、アナログディジタル変換器ADC、ディジタルアナログ変換器DACを備える。
【0044】
このように、各アンテナ素子対応に、無線周波数信号送受部(RFフロントエンド)と送受信機とを備えるため、アンテナ素子数が増加するにつれて、これらアンテナ素子対応の回路部の回路規模が増大し、装置が大型化するとともに消費電力が増加するという問題を生じる。
【0045】
そこで、ベースバンドディジタル信号処理部で指向性制御を行うアレイアンテナに代えて、周囲に無負荷給電アンテナ素子を配置し、そのリアクタンス成分を制御して指向性を制御するアンテナを用いることにより、小型化及び低消費電力化を図ることが可能となる。
【0046】
図7に周囲に無負荷給電アンテナ素子を配置して指向性を制御する適応アンテナ装置の基本構成を示す。図7において、31〜35はアンテナ素子、32’〜35’は可変リアクタンス素子、40はリアクタンス適応制御部である。受信又は送信の信号が給電される給電アンテナ素子31に対して、相互結合が存在する距離(一般的1/4波長)に、リアクタンス素子32’〜35’を装荷して終端した無負荷給電アンテナ素子32〜35を配置し、リアクタンス適応制御回路40において、受信信号のSIR(Signal−to−Interference Ratio:信号対雑音比)が最大になるよう、リアクタンス素子32’〜35’のリアクタンス成分を制御する。
【0047】
周囲に無負荷給電アンテナ素子32〜35を配置し、そのリアクタンス成分を制御して指向性を制御するアンテナは、エスパー(ESPAR:ElectronicallySteerable Passive Array Radiator )アンテナとも呼ばれ、1982年に基本技術が以下の文献[1],[2]等によって提案されている。
[1]R.J.Dinger and W.D.Meyers,“A compact HF antenna array using reactively−terminated parastic elements for pattern control, ”Naval ResearchLaboratory Memorandum Report 4797, May 1982.
[2]R.J.Dinger, “Reactively steered adaptive array using microstrip patch at 4GHz, ”IEEE Trans. Antennas & Propag., vol.AP−32,no.8,pp.848−856,Aug.1984.
[3]特開2002−16432号公報(アレーアンテナの制御装置及び制御方法)
【0048】
このエスパーアンテナは、1つの給電アンテナ素子31からの信号に対してだけ、無線周波数信号送受部(RFフロントエンド)と送受信機とを備え、周囲に配置した無負荷給電アンテナ素子32〜35のリアクタンスを制御し、無負荷給電アンテナ素子32〜35を給電アンテナ素子31に対して反射器又は導波器として機能させることにより指向性を形成して干渉波を抑圧することができ、装置の小型化・低消費電力化を図ることができるため、携帯電話などの移動端末に好適に適用することができる。
【0049】
無負荷給電アンテナ素子32〜35の各リアクタンス素子32’〜35’は、マイクロエレクトロメカニカルシステム(MEMS)バリアブルキャパシタを、無線周波数信号(RF)部に設け、そのキャパシタの制御によって指向性を形成する構成とすることができる。
【0050】
特に、3次元空間に指向性を形成する場合、図8に示すように水平方向に配列される無負荷給電アンテナ素子32を、垂直方向に複数段(例えば3段)に配置し、アンテナ素子32−1,32−2,32−3から成るスタック構造とする。又は、垂直方向は給電アンテナを配列し、移相制御することによりフェイズドアレイのようにビーム指向性を制御する構成とすることもできる。他の無負荷給電アンテナ素子33,34,35についても、同様のスタック構造にする。
【0051】
各無負荷給電各アンテナ素子32−1,32−2,32−3にリアクタンス素子32−1’,32−2’,32−3’をそれぞれ接続し、各リアクタンス素子32−1’,32−2’,32−3’のリアクタンス成分を制御し、他の無負荷給電アンテナ素子33,34,35についても同様にリアクタンス素子をそれぞれ接続し、そのリアクタンス成分を制御することにより、水平方向及び水平から傾いた任意の方向に指向性を形成することができる。
【0052】
なお、2次元の平面のみに指向性制御を行う図7の構成例と比較して、図8に示す構成例はスタック構造にした分(図示の例では3倍)、無負荷給電のアンテナ素子が増えるものの、給電アンテナ素子31は1つだけであり、各無負荷給電アンテナ素子に対してリアクタンス制御を行うだけで済むので、図4に示した構成例と比べて回路規模及び消費電力の増大を抑えることが可能となる。
【0053】
図9は、3次元方向に指向性を形成する適応アンテナ装置の変形例を示す。この構成例は、複数の給電アンテナ素子31−1,31−2を備え、給電アンテナ素子31−1,31−2と同数の無負荷給電アンテナ素子32,33を備える。垂直方向の指向性制御は、図13に示したように複数の給電アンテナ素子に対する位相制御によって行い、水平方向の指向性制御は、前述のように各無負荷給電アンテナ素子32,33のリアクタンス素子32’,33’のリアクタンス制御によって行う。また、この逆に水平方向の指向性制御は複数の給電アンテナ素子に対する位相制御によって行い、垂直方向の指向性制御は各無負荷給電アンテナ素子のリアクタンス制御によって行う構成とすることもできる。
【0054】
図9の構成例では、垂直方向の指向性は水平方向から大きく外す(例えば、鉛直方向に向ける等)ことは困難であるが、水平方向から20度程度、上下方向に傾いた指向性を形成することができ、立ったまま或いは歩きながら移動端末を通常の状態で保持して通話する場合には、支障なく基地局方向に指向性を形成することができる。
【0055】
更に、ディジタル携帯電話機(PDC:Personal Digital Cellular )や簡易型移動電話機(PHS:Personal Handy phone System )では、送信と受信の周波数が同一であるため、アンテナ素子は送信用と受信用とで共通に使用することができるが、広帯域−符号分割多元接続(W−CDMA:Wide band − Code Division−Multiple Access )システムでは、周波数分割二重通信(FDD:Frequency Division Duplex )方式を採用しているため、送信と受信との周波数が異なり、具体的な数値を挙げて説明すると、中心周波数2GHz周辺の帯域で、送信用と受信用とで略200MHz異なる周波数を用いる。
【0056】
そのため、広帯域−符号分割多元接続(W−CDMA)システムで使用する適応アンテナ装置としては広帯域に設計するか、又は送信用と受信用とで異なる2組のアンテナ素子を用意する必要がある。特にリアクタンス素子を用いる適応アンテナ装置では、狭帯域になりやすいため、送信用と受信用とで異なる2組のアンテナ素子を用意する。
【0057】
図10に3つの角速度検出型ジャイロセンサを用いた方位センサの構成例を示す。X軸回りの回転を検出する第1のジャイロセンサ10−1と、Y軸回りの回転を検出する第1のジャイロセンサ10−2と、Z軸回りの回転を検出する第3のジャイロセンサ10−3とにより、3次元の回転運動速度を検出し、それらの検出出力を信号処理回路10−4において積分処理することにより、回動又は傾きの3次元方位を検出することがができる。
【0058】
更に方位センサとして、重力方向からの移動端末本体の傾きを検出する静電容量型加速度センサ10−5を備え、重力方向からの傾きを基に、信号処理回路10−4において、ジャイロセンサによる回動又は傾きの3次元方位に対してキャリブレーションを行い、回動又は傾きの3次元方位の精度を向上させる。
【0059】
図11にジャイロセンサ及び静電容量型加速度センサを含む3次元方位を検出する方位センサ11−20と、3次元指向性制御部を有する送受信部11−10とを組み合わせた移動端末を示す。3次元方位検出センサと3次元指向性制御の組み合わせにより、携帯電話機のように姿勢が3次元方向に変化する移動端末であっても常に基地局方向に指向性感度の最大方向を向ける制御が可能となる。
【0060】
従来の適応アレイアンテナでは、常に受信感度を監視して最大感度の指向性の方向を探索する処理を行うが、この処理はプロセッサにとって負担が大きく、その処理に費やされる消費電力も大きい。そこで、一度、最大感度の指向性の方向を探索した後は、方位センサによる回動又は傾きの3次元方位情報を利用して、最大感度の方向を修正する。
【0061】
なお、方位センサによる回動又は傾きの情報を利用して最大感度の方向を修正する手法として、次の2つの何れかを採用することができる。
(1)方位センサにより動きを検出したときに、再度、給電アンテナ素子の位相適応制御又は無負荷給電アンテナ素子のリアクタンス適応制御により、最大の感度が得られる指向性形成の制御を行う。
(2)方位センサにより検出される回動又は傾きの情報に従って、給電アンテナ素子の位相制御又は無負荷給電アンテナ素子のリアクタンス制御により、指向性の方向を修正する。
【0062】
上記(2)の手法は方位センサにより、例えば、移動端末が水平面内で時計回り方向に10度回転したと検出した場合に、指向性の形成方向を10度分だけ反時計回り回転した方向に修正する。こうすることにより、常に最大感度の方向に指向性の方向を維持することが可能となる。
【0063】
ただし、長い時間が経過すると、移動端末の位置の変化により、最大感度方向が変化し、また、方位センサの累積誤差が増加するため、適応アンテナ装置は定期的に最大の感度が得られる方向を探索し、指向性形成の再設定を行うこととする。
【0064】
次に位置情報を利用して指向性制御を行う実施形態について図12を参照して説明する。図12において、方位センサ12−20はGPS及び地磁気センサを備える。GPSは衛星を用いて移動端末の位置を計測する。解析部12−21はこの位置情報を基に、最寄りの基地局の位置を検出する。
【0065】
基地局の位置は移動端末内に貯えた地図情報を参照する手法、又は移動端末の現在の位置情報を基地局に送信し、基地局で該移動端末位置に最も近い基地局の位置情報を探索して移動端末に送信し、移動端末で該基地局位置情報を受信する手法の何れかを用いることができる。
【0066】
移動端末内に地図情報を貯えるには、大容量メモリが必要となるため、通常は後者の手法を用いる。この場合、基地局位置情報は低速ビットで送受信されるので、アレイアンテナによる制御は不要である。解析部12−21において得られた移動端末及び基地局の位置情報の両方から、移動端末から見た基地局の方位が認識され、送受信部12−10はその方向に指向性を形成するように制御する。
【0067】
都市部などでは、ビル等の建物による回折や反射の影響があるために、基地局の方向に必ずしも最大の感度が得られるとは限らないため、更に図4又は図8等で説明した手法により、送受信部12−10では最大感度が得られる方向に指向性を制御する。ただし、その際に、予め基地局の方向が認識されているので、最適な指向性の方向の予測が可能となり、その予測に基づいて指向性形成を行うことにより、指向性の制御処理を簡略化することができ、消費電力を低減することができる。
【0068】
(付記1)無線通信の移動端末に用いられ、対向して信号送受を行う基地局の方向にアンテナの指向性を適応的に形成する適応アンテナ装置において、該移動端末の回動、傾き又は所在位置の少なくとも一つを検出する方位センサと、指向性を形成する複数のアンテナ素子からの受信信号を基に受信特性が向上する方向にアンテナの指向性を制御する送受信部とを備え、前記方位センサから得られる移動端末の回動、傾き又は所在位置の情報を基に、前記基地局の方向にアンテナの指向性を補正する手段を備えたことを特徴とする移動端末用適応アンテナ装置。
(付記2)前記アンテナの指向性を3次元方向に形成する複数のアンテナ素子の配列と、該複数のアンテナ素子に対して3次元方向にアンテナの指向性を制御する手段を備えたことを特徴とする付記1に記載の移動端末用適応アンテナ装置。
(付記3)前記方位センサは、重力方向を検出するセンサを備え、該センサから得られる重力方向を基に、移動端末の回動又は傾きの方向を補正する手段を備えたことを特徴とする付記1又は2に記載の移動端末用適応アンテナ装置。
(付記4)前記方位センサは、全地球測位システム(GPS)を内蔵し、該全地球測位システム(GPS)から得られる移動端末の所在位置情報と、移動端末に予め貯蔵した地図情報又は基地局から通知される地図情報を基に、最短の基地局の方向を検出する手段を備えたことを特徴とする付記1、2又は3に記載の移動端末用適応アンテナ装置。
(付記5)前記複数のアンテナ素子のうち、一部のアンテナ素子にリアクタンス素子を装荷した無給電アンテナ素子を用い、該リアクタンス素子のリアクタンス成分を変化させてアンテナの指向性を制御する手段を備えたことを特徴とする付記1乃至4の何れかに記載の移動端末用適応アンテナ装置。
(付記6)前記方位センサから得られる情報を基に指向性を制御する方向と、複数のアンテナ素子からの受信信号を基に受信特性が向上する方向に指向性を制御する方向とで、それぞれ異なる次元の方向としたことを特徴とする付記2記載の移動端末用適応アンテナ装置。
(付記7)前記複数のアンテナ素子からの受信信号を基に受信特性が向上する方向に指向性を制御する方向を、各アンテナ素子が配列された平面内の方向とし、前記方位センサから得られる情報を基に指向性を制御する方向を、各アンテナ素子が配列された平面と直交する方向としたことを特徴とする付記6記載の移動端末用適応アンテナ装置。
(付記8)無給電アンテナ素子の各リアクタンス素子として、マイクロエレクトロメカニカルシステム(MEMS)バリアブルキャパシタを、無線周波数信号(RF)部に設けたことを特徴とする付記5に記載の移動端末用適応アンテナ装置。
(付記9)異なる指向性を有する複数個の指向性パターンを予め用意し、使用環境における電波伝搬環境に応じて該指向性パターンを切り替える手段を備えたことを特徴とする付記1に記載の移動端末用適応アンテナ装置。
(付記10)待ち受け状態から通信の開始に移るときに、待ち受け状態時の最後に形成されていた指向性を、そのまま通信開始時の初期指向性とすることを特徴とする付記1に記載の移動端末用適応アンテナ装置。
(付記11)前記方位センサから得られる情報を基にした指向性制御と、前記複数のアンテナ素子からの受信信号を基にした指向性制御とを、交互に行うことを特徴とする付記1記載の移動端末用適応アンテナ装置。
(付記12)前記方位センサから得られる情報を基に、指向性の速い変動に対応する制御を行い、前記複数のアンテナ素子からの受信信号から得られる情報を基に、指向性の緩やかな変動に対応する制御を行う手段を備えたことを特徴とする付記1記載の移動端末用適応アンテナ装置。
(付記13)前記複数のアンテナ素子のうち、一部のアンテナ素子にリアクタンス素子を装荷した無給電アンテナ素子を、複数段重ねた構造としたことを特徴とする付記5記載の移動端末用適応アンテナ装置。
(付記14)前記複数のアンテナ素子の間隔を、1波長以下としたことを特徴とする付記1に記載の移動端末用適応アンテナ装置。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、移動端末の回動、傾き又は所在位置等を方位センサにより検出し、該方位センサの検出情報を基に、基地局方向の指向性を補正することにより、移動端末の向きや傾きの動きに応じたアンテナ指向性制御を行うことができ、基地局方向の利得を大きく保ち、効率良く感度を向上させることができ、低消費電力化を図ることができる。
【0070】
また、3次元方向に指向性を形成するアンテナ素子の配列及びその制御により、移動端末が傾いた状態でも、或いは、基地局の下方に移動端末が位置する場合でも、移動端末から適正に基地局に向けた指向性を形成することができる。更に、移動端末が机上等に置かれている場合、床の方向から強い電波が到達することは通常ないので、指向性を机上面の上方へ向けることにより、より強く電波が到来する方向へ受信感度を向け、効率良く受信感度を向上させることができる。また、送信の際も指向性を基地局の方向にのみ適正に形成することができるため、効率良く送信信号を低消費電力化で送出することができる。
【0071】
また、アンテナ素子にリアクタンス素子を装荷した無給電アンテナ素子を用い、該リアクタンス素子のリアクタンス成分を制御してアンテナの指向性を制御する構成としたことにより、適応アンテナ装置を移動端末に収納可能な、小型、省電力型とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動端末用適応アンテナ装置の基本構成を示す図である。
【図2】本発明のアンテナ素子を円弧状に配列した構成例を示す図である。
【図3】3次元方向に指向性を形成する移動端末用適応アンテナ装置の構成例を示す図である。
【図4】アレイアンテナの指向性を制御する送受信部の回路構成例を示す図である。
【図5】ベースバンドディジタル信号処理回路で重み付けを行う回路構成例を示す図である。
【図6】無線周波数信号送受部と送受信機の具体的回路構成を示す図である。
【図7】周囲に無負荷給電アンテナ素子を配置して指向性を制御する構成例を示す図である。
【図8】無負荷給電アンテナ素子を垂直方向に重ねてスタック構造とした構成例を示す図である。
【図9】3次元方向に指向性を形成する適応アンテナ装置の変形例を示す図である。
【図10】3つの角速度検出型ジャイロセンサを用いた方位センサの構成例を示す図である。
【図11】ジャイロセンサと静電容量型加速度センサの出力を基に制御を行う移動端末の実施形態を示す図である。
【図12】位置情報を利用して指向性制御を行う移動端末の実施形態を示す図である。
【図13】従来の指向性を制御する適応アンテナ装置の機能ブロックを示す図である。
【図14】基地局の適応アンテナ装置により指向性を形成する一例を示す図である。
【図15】移動端末の適応アンテナ装置により指向性を形成する一例を示す図である。
【符号の説明】
11 〜1n アンテナ素子
10 送受信部
20 方位センサ
100 移動端末[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an adaptive antenna device for a mobile terminal, which is formed by adaptively controlling the directivity of an antenna in the direction of a base station that transmits and receives signals opposite to each other. 2. Description of the Related Art In recent years, with the rapid spread of mobile communication, transmission technologies such as use of a microwave band, increase in transmission capacity, and suppression of interference waves have become important technical subjects.
[0002]
As one technique to cope with them, the usefulness of adaptive antenna technology is expected. The present invention particularly relates to an adaptive antenna device which is suitably applied to a mobile terminal for wireless communication that requires large-capacity transmission, high-sensitivity signal reception, reduction in size and weight of the device, and low power consumption.
[0003]
[Prior art]
FIG. 13 shows functional blocks of a conventional adaptive antenna apparatus for controlling directivity. In the figure, 1 1 ~ 1 n Is the antenna element, 2 1 ~ 2 n Is a variable phase circuit provided for each antenna element, and 3 is a variable phase circuit 2 1 ~ 2 n Is a phase control circuit, 4 is a combining circuit, and 5 is a receiving circuit.
[0004]
The
[0005]
FIG. 14 shows an example in which directivity is formed by an adaptive antenna device of a base station. As shown in FIG. 14A, when the first base station 14-1 performs signal transmission / reception with the first and second mobile terminals 14-2 and 14-3, the other second and second mobile terminals 14-2 and 14-3. Signals transmitted from the third base stations 14-4 and 14-5 become noise for the first base station 14-1.
[0006]
In this case, as shown in FIG. 14B, the adaptive antenna device of the first base station 14-1 has a large gain in the directions of the first and second mobile terminals 14-2 and 14-3. , And a directivity of zero gain with respect to the directions of noise sources such as the second and third base stations 14-4 and 14-5.
[0007]
FIG. 15 shows an example in which directivity is formed by an adaptive antenna device of a mobile terminal. As shown in FIG. 15A, when the first mobile terminal 15-1 performs signal transmission / reception with the base station 15-2, the first mobile terminal 15-1 receives a signal other than a signal directly received from the base station 15-2. An interference wave reflected and input by a building, a noise reflected and input by a distant mountain or the like, a signal transmitted from another second mobile terminal 15-3, and the like are transmitted by the first mobile terminal. This becomes noise for the terminal 15-1.
[0008]
In this case, as shown in FIG. 15 (b), the adaptive antenna device of the first mobile terminal 15-1 has a directivity in which a large gain is obtained in the direction of the base station 15-2 which is transmitting and receiving signals. And a directivity having a zero gain or a very small gain with respect to the direction of a noise source such as an interference wave, a reflected wave or another mobile terminal 15-3.
[0009]
In this way, a large gain is obtained in the signal transmission / reception direction, and conversely, by forming a directivity having substantially zero gain in the direction of a communication device serving as a noise source other than the signal transmission / reception direction, It is possible to increase only a signal required for communication and suppress noise and interference. Further, since signals are transmitted only in necessary directions and signals are not transmitted in useless directions, transmission power can be reduced, and power consumption can be reduced.
[0010]
A mobile terminal having directivity using an array antenna is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-284424. In this publication, directivity is formed so that a beam having a large gain is not formed in the direction of the head of a human body where attenuation is large.
[0011]
The situation of a mobile terminal is different from that of a base station, and as shown in FIG. 15, the signal transmission / reception direction required for communication is only one base station direction for relaying communication, and is transmitted from another mobile terminal or another base station. The transmission signal, the reflected wave from the mountain or the building, and the like all become noise sources and have directivity to be suppressed.
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
Recent advances in semiconductor technology in wireless communication have enabled the realization of a wireless communication system that uses a microwave to millimeter-band radio frequency (RF) to achieve high-quality transmission equivalent to a fixed communication network and high-speed transmission of several hundred MHz or more. Is becoming impossible. However, in a cellular (mobile communication) system, as the frequency becomes higher, radio wave propagation loss increases, and the cell diameter cannot be increased, or there is a problem such as the effect of reflection, scattering, and delay spread due to the influence of buildings, etc. Becomes noticeable. In addition, since high-speed transmission is required and power per bit of high-speed data needs to be increased, an increase in transmission power poses a problem. To summarize the above, there are the following issues.
(1) reduction of inter-cell interference,
(2) suppression of a delayed wave with a long delay time (long delayed wave);
(3) Reduction of required transmission power.
[0013]
Adaptive antenna technology is currently the most promising technology for solving the above problems. In other words, with adaptive antenna technology,
(1) removal of interference waves from other cells,
(2) suppression of long delay waves (interference waves);
(3) transmission power reduction by antenna gain for the number of antenna elements,
Becomes possible.
[0014]
In particular, since the downlink (base station → mobile terminal) requires higher transmission capacity than the uplink (mobile terminal → base station), adaptive antenna technology can be introduced not only in the base station but also in the mobile terminal. desired. When an adaptive antenna is applied to a mobile terminal, conditions for reducing the size, weight, power consumption, and cost of the device are much more severe than those of a base station. Also, the direction of the antenna changes depending on the usage of the user, and the directivity must be changed in accordance with the change.
[0015]
The present invention controls the antenna directivity of a mobile terminal in accordance with the movement of the direction and inclination of the mobile terminal, thereby maintaining a large gain in the direction of a base station, and reducing the size, weight, and power consumption of the device. It is an object of the present invention to provide an adaptive antenna device for a mobile terminal capable of performing the above.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
An adaptive antenna device for a mobile terminal according to the present invention is: (1) An adaptive antenna device used for a mobile terminal for wireless communication, which adaptively forms the directivity of an antenna in a direction of a base station that transmits and receives a signal facing each other. An orientation sensor for detecting at least one of the rotation, inclination, or location of the mobile terminal, and an antenna directivity in a direction in which reception characteristics are improved based on reception signals from a plurality of antenna elements forming directivity. A transmission / reception unit for controlling, and a means for correcting the directivity of the antenna in the direction of the base station based on information on the rotation, inclination or location of the mobile terminal obtained from the direction sensor. .
[0017]
(2) An arrangement of a plurality of antenna elements for forming the directivity of the antenna in a three-dimensional direction, and means for controlling the directivity of the antenna in a three-dimensional direction with respect to the plurality of antenna elements. is there.
[0018]
(3) The azimuth sensor includes a sensor for detecting the direction of gravity, and includes means for correcting the direction of rotation or inclination of the mobile terminal based on the direction of gravity obtained from the sensor.
[0019]
(4) The azimuth sensor has a built-in global positioning system (GPS), and the location information of the mobile terminal obtained from the global positioning system (GPS) and the map information or base stored in the mobile terminal in advance. It has means for detecting the direction of the shortest base station based on the map information notified from the station.
[0020]
Further, (5) means for controlling a directivity of the antenna by changing a reactance component of the reactance element by using a parasitic antenna element in which a reactance element is loaded on a part of the plurality of antenna elements. It is provided.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 shows a basic configuration of an adaptive antenna device for a mobile terminal according to the present invention. As shown in the figure, an adaptive antenna device for a mobile terminal according to the present invention includes a plurality of
[0022]
The arrangement of the array antenna is as shown in FIG. 1 ~ 1 n Are arranged linearly on the same plane, or as shown in FIG. 1 ~ 1 n May be arranged in an arc shape. The arrangement arranged in an arc as shown in FIG. 2 makes it easier to form beams in the arrangement plane. Although the number of elements is four in the configuration examples of FIGS. 1 and 2, the present invention is not limited to this, and an appropriate number of elements of two or more can be used.
[0023]
Each
[0024]
The spacing d of the array of antenna elements is preferably widened to improve the sensitivity in the beam forming direction. However, if it is too wide, a beam in an unnecessary direction called a grating lobe is formed, resulting in a decrease in sensitivity. . Generally, in order to reduce the influence of the grating lobe, it is preferable that the distance d between the antenna elements is equal to or less than the wavelength λ and is as wide as possible within a mountable range.
[0025]
As the direction sensor, a small sensor such as a gyro sensor, a capacitance type acceleration sensor, a geomagnetic sensor, a global positioning system (GPS: a position identification system using a satellite), or the like is used. A plurality of types of sensors are used, and output information of the plurality of types of sensors is integrated to detect a direction with higher accuracy.
[0026]
As the gyro sensor, for example, a sensor that detects the rotational angular velocity or the rotational angular acceleration by detecting the Coriolis effect of the vibrating body using a piezoelectric element can be used. Since one gyro sensor detects rotation in one axis direction, three gyro sensors are used when detecting a three-dimensional rotational angular velocity.
[0027]
Further, since the physical quantity that can be detected by the gyro sensor is an angular velocity or an angular acceleration, the output signal of the gyro sensor is integrated once or twice in order to convert them into a rotation direction angle or an azimuth. Further, in order to obtain an absolute azimuth or tilt angle, periodic calibration is performed by comparing with output information of another sensor, and an error is corrected so that an accurate absolute azimuth or tilt angle can be obtained. get information.
[0028]
Capacitive acceleration sensors can detect the acceleration applied to the sensor due to a change in the capacitance of a dielectric substance due to movement, and can detect the constant displacement, so the direction of gravity is detected. can do. Therefore, it is not necessary to perform calibration using another sensor such as a gyro sensor.
[0029]
Geomagnetic sensors and GPS are often used in car navigation systems, and recently have been further miniaturized, and are already installed in mobile phone terminals and the like. The geomagnetic sensor detects an absolute direction from the earth's geomagnetism. The GPS receives signals from a plurality of satellites and detects an absolute location based on latitude and lightness. Using the output information of these sensors and the map information, the position and the direction of the shortest distance base station are detected based on the location information of the base station included in the map information.
[0030]
FIG. 3 shows a configuration example of an adaptive antenna device for a mobile terminal that forms directivity in a three-dimensional direction. FIG. 7A shows m × n planar antenna element groups 11. 1,1 ~ 11 m, n In the figure, (b) shows a dipole or
[0031]
FIG. 4 shows an example of a circuit configuration of a transmitting / receiving section for controlling the directivity of an array antenna arranged in a matrix. In FIG. 1,1 ~ 11 m, n Represents an antenna element (m represents a vertical direction, n represents a horizontal antenna element), and 12 represents an antenna element. 1,1 ~ 12 m, 1
[0032]
13 is the
[0033]
[0034]
As for the directivity control in the vertical direction, each of the
[0035]
Output signals of the n sets of vertical directivity forming circuits (each output signal of each combining circuit 14) are provided by n variable phase circuits 16 which form the directivity in the horizontal direction. 1 ~ 16 n And the variable phase circuit 16 1 ~ 16 n Adds a phase change in the horizontal direction, and combines the output signals in a combining
[0036]
Variable phase circuit 16 1 ~ 16 n Is controlled by the variable phase circuit 16 1 ~ 16 n And the output signal of the combining
[0037]
The azimuth information output from the
[0038]
Therefore, for example, a GPS is provided in the
[0039]
In a normal use state where the mobile terminal is used while stopping or walking, the direction of the base station does not change frequently, so once the phase amount of each variable phase circuit is set, the base station moves by the
[0040]
In this case, a gyro sensor is used as the
[0041]
In the variable phase circuit of FIG. 4, a weighting circuit for giving a change to the phase is generally realized by a baseband digital signal processing unit. FIG. 5 shows an example of a circuit configuration for performing weighting in the baseband digital signal processing circuit. As shown in FIG. 5, a radio frequency signal transmitting / receiving unit (RF front end) 5-1 is provided for each antenna element. 1 5-1 n And transceiver 5-2 1 ~ 5-2 n And
[0042]
Transceiver 5-2 1 ~ 5-2 n A / D converter for converting an analog signal to a digital signal (a D / A converter for converting a digital signal to an analog signal in a transmission unit) is provided therein. 1 ~ 5-2 n The digital signal processing circuit 5-3 weights and synthesizes the baseband digital signal for each antenna element output from.
[0043]
FIG. 6 shows a specific circuit configuration of the radio frequency signal transmission / reception unit (RF front end) and the transceiver. The radio frequency signal transmission / reception unit (RF front end) 5-1 includes an antenna duplexer (a changeover switch SW or a duplexer DUX), a bandpass filter BPF, a low noise amplifier LNA, and a power amplifier PA. The transceiver 5-2 includes local oscillators LO1, LO2, LO3, a mixer MIX, a band-pass filter BPF, a low-pass filter LPF, an analog-to-digital converter ADC, and a digital-to-analog converter DAC.
[0044]
As described above, since a radio frequency signal transmitting / receiving unit (RF front end) and a transceiver are provided for each antenna element, as the number of antenna elements increases, the circuit scale of the circuit unit corresponding to these antenna elements increases. A problem arises in that the size of the device increases and the power consumption increases.
[0045]
Therefore, instead of an array antenna that controls directivity in the baseband digital signal processing unit, a no-load feed antenna element is placed around the antenna, and an antenna that controls the reactance component to control the directivity is used to reduce the size. And power consumption can be reduced.
[0046]
FIG. 7 shows a basic configuration of an adaptive antenna device in which directivity is controlled by disposing a no-load feeding antenna element around the antenna. In FIG. 7, 31 to 35 are antenna elements, 32 'to 35' are variable reactance elements, and 40 is a reactance adaptive control unit. No-load feed antenna terminated by loading reactance elements 32 'to 35' at a distance (generally 1/4 wavelength) at which mutual coupling exists with respect to feed
[0047]
An antenna in which the no-load
[1] R.I. J. Dinger and W.S. D. Meyers, "A compact HF antenna array using reactive-terminated parasitic elements for pattern control," Naval Research Laboratories, Republic of Medicine, Republic of Japan.
[2] R.I. J. Dinger, "Reactively steered adaptive array using microstrip patch at 4 GHz," IEEE Trans. Antennas & Propag. , Vol. AP-32, no. 8, pp. 848-856, Aug. 1984.
[3] JP-A-2002-16432 (Control device and control method for array antenna)
[0048]
This Esper antenna includes a radio frequency signal transmission / reception unit (RF front end) and a transceiver only for a signal from one
[0049]
Each of the reactance elements 32 'to 35' of the no-load
[0050]
In particular, when directivity is formed in a three-dimensional space, the no-load
[0051]
Reactance elements 32-1 ', 32-2', 32-3 'are connected to the respective no-load feeding antenna elements 32-1, 32-2, 32-3, and the respective reactance elements 32-1', 32-3. By controlling the reactance components 2 ′, 32-3 ′, and connecting the reactance elements to the other no-load
[0052]
Compared with the configuration example of FIG. 7 in which directivity control is performed only on a two-dimensional plane, the configuration example shown in FIG. However, since only one
[0053]
FIG. 9 shows a modification of the adaptive antenna device which forms directivity in a three-dimensional direction. This configuration example includes a plurality of feeding antenna elements 31-1, 31-2, and includes the same number of no-load
[0054]
In the configuration example of FIG. 9, it is difficult to largely deviate the directivity in the vertical direction from the horizontal direction (for example, directing in the vertical direction, etc.), but the directivity formed in the vertical direction by about 20 degrees from the horizontal direction is formed. When a user talks while holding the mobile terminal in a normal state while standing or walking, directivity can be formed in the direction of the base station without any trouble.
[0055]
Further, in a digital mobile phone (PDC: Personal Digital Cellular) and a simple mobile phone (PHS: Personal Handy phone System), the transmission and reception frequencies are the same, so the antenna element is commonly used for transmission and reception. Although it can be used, in a Wideband-Code Division-Multiple Access (W-CDMA) system, a Frequency Division Duplex (FDD) system is adopted. The frequencies for transmission and reception are different. Explaining with specific numerical values, frequencies in the band around the center frequency of 2 GHz differ by approximately 200 MHz for transmission and reception.
[0056]
Therefore, it is necessary to design a wideband adaptive antenna device for use in a wideband-code division multiple access (W-CDMA) system, or to prepare two different sets of antenna elements for transmission and reception. In particular, in an adaptive antenna device using a reactance element, since a band tends to be narrow, two different antenna elements are prepared for transmission and reception.
[0057]
FIG. 10 shows a configuration example of a direction sensor using three angular velocity detection gyro sensors. A first gyro sensor 10-1 for detecting rotation about the X axis, a first gyro sensor 10-2 for detecting rotation about the Y axis, and a
[0058]
Further, as an azimuth sensor, a capacitance type acceleration sensor 10-5 for detecting the inclination of the mobile terminal main body from the direction of gravity is provided. Calibration is performed on the three-dimensional azimuth of motion or tilt to improve the accuracy of the three-dimensional azimuth of rotation or tilt.
[0059]
FIG. 11 shows a mobile terminal in which a direction sensor 11-20 for detecting a three-dimensional direction including a gyro sensor and a capacitance type acceleration sensor and a transmitting / receiving unit 11-10 having a three-dimensional directivity control unit are combined. Combination of 3D azimuth detection sensor and 3D directivity control enables control that always directs the maximum directivity sensitivity toward the base station even for mobile terminals whose attitude changes in 3D direction such as mobile phones. It becomes.
[0060]
In the conventional adaptive array antenna, a process of always monitoring the receiving sensitivity and searching for the direction of the directivity having the maximum sensitivity is performed. However, this process imposes a heavy burden on a processor and consumes a large amount of power. Therefore, once the direction of the directivity having the maximum sensitivity is searched, the direction of the maximum sensitivity is corrected using the three-dimensional azimuth information of the rotation or the inclination by the azimuth sensor.
[0061]
Note that any of the following two methods can be adopted as a method of correcting the direction of the maximum sensitivity by using the information of the rotation or the inclination by the direction sensor.
(1) When motion is detected by the azimuth sensor, control of directivity formation for obtaining maximum sensitivity is performed again by phase adaptive control of the feed antenna element or reactance adaptive control of the no-load feed antenna element.
(2) The direction of the directivity is corrected by phase control of the feeding antenna element or reactance control of the no-load feeding antenna element according to the information of the rotation or the tilt detected by the direction sensor.
[0062]
In the method (2), for example, when it is detected by the direction sensor that the mobile terminal has rotated clockwise by 10 degrees in the horizontal plane, the direction of formation of the directivity is changed by 10 degrees in the counterclockwise direction. Fix it. This makes it possible to always maintain the direction of directivity in the direction of maximum sensitivity.
[0063]
However, when a long time elapses, the direction of the maximum sensitivity changes due to a change in the position of the mobile terminal, and the accumulated error of the azimuth sensor increases. Therefore, the adaptive antenna apparatus periodically changes the direction in which the maximum sensitivity is obtained. A search is performed and the directivity formation is reset.
[0064]
Next, an embodiment in which directivity control is performed using position information will be described with reference to FIG. In FIG. 12, the direction sensor 12-20 includes a GPS and a geomagnetic sensor. The GPS measures the position of the mobile terminal using a satellite. The analysis unit 12-21 detects the position of the nearest base station based on the position information.
[0065]
For the position of the base station, a method of referring to the map information stored in the mobile terminal, or transmitting the current position information of the mobile terminal to the base station, and searching the base station for the position information of the base station closest to the mobile terminal position Any of the techniques for transmitting to the mobile terminal and receiving the base station location information at the mobile terminal can be used.
[0066]
In order to store map information in a mobile terminal, a large-capacity memory is required. Therefore, the latter method is usually used. In this case, since the base station position information is transmitted and received at low-speed bits, control by the array antenna is unnecessary. The azimuth of the base station viewed from the mobile terminal is recognized from both the position information of the mobile terminal and the position information of the base station obtained in the analysis unit 12-21, and the transmission / reception unit 12-10 forms directivity in that direction. Control.
[0067]
In urban areas, etc., the maximum sensitivity is not always obtained in the direction of the base station due to the influence of diffraction and reflection by buildings such as buildings. Therefore, the method described in FIG. The transmitting / receiving unit 12-10 controls the directivity in a direction in which the maximum sensitivity is obtained. However, at this time, since the direction of the base station is known in advance, it is possible to predict the direction of the optimal directivity, and form the directivity based on the prediction, thereby simplifying the directivity control process. Power consumption can be reduced.
[0068]
(Supplementary Note 1) In an adaptive antenna apparatus used for a mobile terminal for wireless communication and adaptively forming the directivity of an antenna in the direction of a base station that transmits and receives signals opposite to each other, the rotation, tilt, or location of the mobile terminal An azimuth sensor for detecting at least one of the positions, and a transmitting and receiving unit for controlling the directivity of the antenna in a direction in which reception characteristics are improved based on reception signals from a plurality of antenna elements forming the directivity, An adaptive antenna device for a mobile terminal, comprising: means for correcting the directivity of the antenna in the direction of the base station based on information on the rotation, tilt, or location of the mobile terminal obtained from a sensor.
(Supplementary Note 2) An arrangement of a plurality of antenna elements for forming the directivity of the antenna in a three-dimensional direction, and means for controlling the directivity of the antenna in a three-dimensional direction with respect to the plurality of antenna elements. 2. The adaptive antenna device for mobile terminal according to
(Supplementary Note 3) The azimuth sensor includes a sensor that detects a direction of gravity, and a unit that corrects the direction of rotation or inclination of the mobile terminal based on the direction of gravity obtained from the sensor. 3. The adaptive antenna device for a mobile terminal according to
(Supplementary Note 4) The azimuth sensor has a built-in global positioning system (GPS), and the location information of the mobile terminal obtained from the global positioning system (GPS), map information or base station stored in the mobile terminal in advance. 4. The mobile terminal adaptive antenna device according to
(Supplementary Note 5) A means for controlling a directivity of an antenna by using a parasitic antenna element in which a reactance element is loaded on some of the plurality of antenna elements and changing a reactance component of the reactance element. The adaptive antenna device for a mobile terminal according to any one of
(Supplementary Note 6) A direction in which directivity is controlled based on information obtained from the direction sensor and a direction in which directivity is controlled in a direction in which reception characteristics are improved based on signals received from a plurality of antenna elements, respectively. 4. The adaptive antenna device for a mobile terminal according to claim 2, wherein the directions are different directions.
(Supplementary Note 7) The direction in which the directivity is controlled in a direction in which the reception characteristics are improved based on the reception signals from the plurality of antenna elements is a direction in a plane on which the antenna elements are arranged, and is obtained from the direction sensor. 7. The adaptive antenna device for a mobile terminal according to claim 6, wherein a direction in which directivity is controlled based on the information is a direction orthogonal to a plane on which the antenna elements are arranged.
(Supplementary note 8) An adaptive antenna for a mobile terminal according to supplementary note 5, wherein a microelectromechanical system (MEMS) variable capacitor is provided in a radio frequency signal (RF) unit as each reactance element of the parasitic antenna element. apparatus.
(Supplementary note 9) The movement according to
(Supplementary note 10) The movement according to
(Supplementary note 11) The
(Supplementary Note 12) Based on the information obtained from the azimuth sensor, control corresponding to a rapid change in directivity is performed, and a gradual change in directivity is performed based on information obtained from signals received from the plurality of antenna elements. 2. The adaptive antenna device for a mobile terminal according to
(Supplementary note 13) The mobile terminal adaptive antenna according to Supplementary note 5, wherein a parasitic antenna element in which a reactance element is loaded on a part of the plurality of antenna elements is stacked in a plurality of stages. apparatus.
(Supplementary note 14) The adaptive antenna device for a mobile terminal according to
[0069]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the rotation, inclination or location of the mobile terminal is detected by the direction sensor, and the directivity in the direction of the base station is corrected based on the detection information of the direction sensor. It is possible to perform antenna directivity control according to the movement of the direction and inclination of the mobile terminal, to maintain a large gain in the direction of the base station, to improve sensitivity efficiently, and to reduce power consumption. .
[0070]
In addition, the arrangement of the antenna elements forming the directivity in the three-dimensional direction and the control thereof allow the mobile terminal to properly transmit the base station from the mobile terminal even when the mobile terminal is inclined or when the mobile terminal is located below the base station. Can be formed. Furthermore, when the mobile terminal is placed on a desk or the like, strong radio waves do not normally arrive from the floor, so by directing the directivity upward above the desk surface, reception is possible in the direction in which radio waves arrive more strongly. By increasing the sensitivity, the receiving sensitivity can be improved efficiently. Also, at the time of transmission, directivity can be appropriately formed only in the direction of the base station, so that a transmission signal can be transmitted efficiently with low power consumption.
[0071]
In addition, by using a parasitic antenna element loaded with a reactance element in the antenna element and controlling the directivity of the antenna by controlling the reactance component of the reactance element, the adaptive antenna device can be stored in the mobile terminal. It can be of small size and power saving type.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a basic configuration of an adaptive antenna device for a mobile terminal according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a configuration example in which antenna elements of the present invention are arranged in an arc shape.
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration example of an adaptive antenna device for a mobile terminal that forms directivity in a three-dimensional direction.
FIG. 4 is a diagram illustrating a circuit configuration example of a transmission / reception unit that controls directivity of an array antenna.
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a circuit configuration for performing weighting in a baseband digital signal processing circuit.
FIG. 6 is a diagram showing a specific circuit configuration of a radio frequency signal transmitting / receiving unit and a transceiver.
FIG. 7 is a diagram illustrating a configuration example in which directivity is controlled by disposing a no-load feeding antenna element around the antenna;
FIG. 8 is a diagram showing an example of a configuration in which a no-load feeding antenna element is vertically stacked to form a stack structure.
FIG. 9 is a diagram illustrating a modification of the adaptive antenna device that forms directivity in a three-dimensional direction.
FIG. 10 is a diagram showing a configuration example of a direction sensor using three angular velocity detection gyro sensors.
FIG. 11 is a diagram showing an embodiment of a mobile terminal that performs control based on outputs of a gyro sensor and a capacitance type acceleration sensor.
FIG. 12 is a diagram illustrating an embodiment of a mobile terminal that performs directivity control using position information.
FIG. 13 is a diagram showing functional blocks of a conventional adaptive antenna device for controlling directivity.
FIG. 14 is a diagram illustrating an example in which directivity is formed by an adaptive antenna device of a base station.
FIG. 15 is a diagram illustrating an example in which directivity is formed by an adaptive antenna device of a mobile terminal.
[Explanation of symbols]
1 1 ~ 1 n Antenna element
10 Transceiver
20 direction sensor
100 mobile terminals
Claims (5)
前記方位センサから得られる移動端末の回動、傾き又は所在位置の情報を基に、前記基地局の方向にアンテナの指向性を補正する手段を備えたことを特徴とする移動端末用適応アンテナ装置。In an adaptive antenna device used for a mobile terminal of wireless communication and adaptively forming the directivity of an antenna in the direction of a base station that transmits and receives signals facing each other, at least one of the rotation, tilt, or location of the mobile terminal is provided. An orientation sensor that detects one, and a transmitting and receiving unit that controls the directivity of the antenna in a direction in which the receiving characteristics are improved based on the received signals from the plurality of antenna elements forming the directivity,
An adaptive antenna device for a mobile terminal, comprising: means for correcting the directivity of the antenna in the direction of the base station based on information on the rotation, tilt, or location of the mobile terminal obtained from the direction sensor. .
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