JP2004062419A - エレベータリース取引システム及びそのリース取引方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】顧客に少ない負担でエレベータの据付け・保守に関するリースを行うことにある。
【解決手段】各顧客に保守込みリースによりエレベータを据付けるエレベータリース取引システムであって、各広告依頼者端末5からネットワーク1を通じて広告データを取得し、これら広告データを時系列的に編集して広告放映データを作成しネットワークを介して配信するエレベータリース会社が所有するリース取引システム2と、前記エレベータの乗りかごに設置し、リース取引システムから配信されてくる広告放映データを放映するネットワークに接続される広告放映用端末4とを有し、各顧客に対し、広告料を差し引いた低価格料金でエレベータの据付け・保守に関するリースを行うエレベータリース取引システムである。
【選択図】 図1
【解決手段】各顧客に保守込みリースによりエレベータを据付けるエレベータリース取引システムであって、各広告依頼者端末5からネットワーク1を通じて広告データを取得し、これら広告データを時系列的に編集して広告放映データを作成しネットワークを介して配信するエレベータリース会社が所有するリース取引システム2と、前記エレベータの乗りかごに設置し、リース取引システムから配信されてくる広告放映データを放映するネットワークに接続される広告放映用端末4とを有し、各顧客に対し、広告料を差し引いた低価格料金でエレベータの据付け・保守に関するリースを行うエレベータリース取引システムである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば団地居住者、建物所有者等の顧客が少ない負担で保守込みエレベータの設置を可能とするエレベータリース取引システム及びそのリース取引方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エレベータの販売形態は、エレベータの製造費用、据付費用、法的手続費用、保守料金その他の費用をトータルしたエレベータの販売価格を設定し、必要な顧客に対して当該販売価格でエレベータを販売している。
【0003】
ところで、エレベータの市場価格の下落に伴い、以上のような販売形態のみによる場合、収益を上げることが非常に難して状況になりつつある。
【0004】
また、団地やマンションに既に設置されているエレベータの老朽化が進んでいるところが多く、今後、エレベータのリニューアル化が必要な状況になりつつある。しかし、エレベータのリニューアル化には修繕費、管理費等から支払われことが多いが、団地やマンションの居住者にとっては大きな負担となることが予想される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、以上のようなエレベータの販売形態をとっている限り、今後、益々エレベータの実質販売価格が下がってきた場合、エレベータの販売による収益に問題が出てくる。
【0006】
また、建物所有者である顧客は、メーカー系の保守料金と保守専門会社の保守料金とを比較し、保守料金の安い会社と保守契約を締結することが考えられるが、これによりメーカー系エレベータ会社の経営環境が益々厳しい状況になるだけでなく、エレベータの運転制御に伴うトラブルその他の情報の取得が難しくなり、ひいては新しいエレベータの開発にも支障をきたすことが予想される。
【0007】
また、エレベータのリニューアル化について考えた場合、エレベータの販売だけでは、団地やマンションの居住者や建物所有者等に大きな負担がかかることも事実であり、しかも居住者の高齢化が進んでおり、一時的な負担増等からリニューアル化にも支障を来たすことが予想される。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、エレベータの直接販売形態ではなく、リース形態を有効に生かしつつ、顧客に少ない負担でエレベータの設置を実現可能とするエレベータリース取引システム及びそのリース取引方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記課題を解決するために、本発明は、各顧客に保守込みリースによりエレベータを据付けるエレベータリース取引システムであって、
各広告依頼者端末からネットワークを通じて広告データを取得し、これら広告データを時系列的に編集して広告放映データを作成し前記ネットワークを介して配信するリース取引システムと、前記保守込みリースにより据付けられたエレベータの乗りかごに設置され、リース取引システムから配信される広告放映データを放映する前記ネットワークに接続される広告放映用端末とを設けたエレベータリース取引システムである。
【0010】
この発明は以上のような構成とすることにより、ネットワーク上から広告依頼者の要望する広告データを取得し、所要とする編集処理を施して多数の広告データを時系列的に並べた広告放映データを作成し、リースにより据付けた顧客のエレベータの乗りかごに設置する広告放映用端末から宣伝広告を放映することにより、広告依頼者から受け取る広告料を考慮しつつ顧客に安価にエレベータをリースすることが可能となる。
【0011】
なお、広告データをネットワークを通じて取り込むだけでなく、広告依頼者から依頼される広告内容に基づき、リース取引システムが編集処理により広告放映データを作成し、エレベータの乗りかごに設置されるネットワークに接続される広告放映用端末に配信すれば、同様に乗りかご内の広告放映用端末から宣伝広告を放映でき、前述同様に顧客に安価にエレベータをリースすることが可能となる。
【0012】
なお、乗りかご内の広告放映用端末をネットワークに接続しない場合、リースされたエレベータの乗りかご上部に設置されるエレベータ制御装置にビデオ再生装置を設け、このビデオ再生装置に広告内容を時系列的に編集した広告放映データを記録するビデオ記録媒体を挿脱自在に装填し、ビデオ録再生装置の再生動作により前記ビデオ記録媒体から再生された広告放映データを広告放映用端末から放映する構成であってもよい。
【0013】
さらに、多数のエレベータを制御する群管理制御装置にビデオ再生装置を設け、各エレベータの乗りかごから宣伝広告を流すことも可能である。
【0014】
(2) 本発明に係るリース取引システムは、ネットワークを通じて各広告依頼者端末から広告データを取得し、かつ、保守込みリースにより据付けられたエレベータの乗りかごに設置された広告放映用端末に広告放映データを配信するリース取引システムであって、
前記各広告依頼者端末からのアクセスに基づいて広告契約画面を提供し、当該画面の所要エリアに広告依頼者に関する特定事項の書込みを促すとともに、契約確定信号を受け取る受信手段と、この受信手段で受信される契約確定信号に基づき、前記広告契約画面に書込まれている広告依頼者の特定事項データを登録する広告依頼者データ登録手段と、前記契約確定後、任意の時期に前記各広告依頼者端末から送信され、または当該各広告依頼者端末へのアクセスのもとに送信されてくる広告データを受信し登録する広告データ取得手段と、この登録された広告データを所定の順序で時系列的に編集して広告放映データを作成する編集手段と、この編集手段で編集された広告放映データを前記広告放映用端末に配信し放映させる配信手段とを設けた構成である。
【0015】
この発明は以上のような構成とすることにより、リース取引システムがアクセスのあった各広告依頼者端末に対して広告契約画面を提供し、広告依頼者の特定事項の書込みと共に広告依頼の契約を促す。ここで、広告依頼者による広告依頼契約の確定信号を受けると、リース取引システムの広告依頼者データ登録手段は、広告契約画面に書込まれている広告依頼者の特定事項データを登録する。また、広告データ取得手段では、契約確定後の任意の時期に各広告依頼者端末から、あるいは各広告依頼者端末へのアクセスのもとに各広告依頼者端末から送信されてくる広告データを受信し登録する。
【0016】
以上のようにして多数の広告データを登録した後、編集手段が広告データを所定の順序で時系列的に編集して広告放映データを作成し、各乗りかごに設置される広告放映用端末に広告放映データを配信するので、広告依頼者から受け取る広告料を考慮しつつ顧客に安価にエレベータをリースすることが可能となる。
【0017】
(3) 本発明に係るリース取引方法は、ネットワークを通じて広告依頼者端末、保守込みリースにより据付けられたエレベータの乗りかごに設置される広告放映用端末及びリース取引システムが接続され、当該広告放映用端末から広告を放映するリース取引方法であって、
前記各広告依頼者端末からのアクセスに基づいて広告契約画面を提供し、当該画面の所要エリアに広告依頼者の特定事項の書込みを促すとともに、契約確定信号を受け取る受信ステップと、この受信された契約確定信号に基づき、前記広告契約画面に書込まれている広告依頼者の特定事項データを登録する広告依頼者データ登録ステップと、前記契約確定後、任意の時期に前記各広告依頼者端末から送信され、または当該各広告依頼者端末へのアクセスのもとに送信されてくる広告データを受信し登録する広告データ取得ステップと、この登録された広告データを所定の順序で時系列的に編集して広告放映データを作成する編集ステップと、この編集手段で編集された広告放映データを前記広告放映用端末に配信し放映させる配信ステップとを有することにより、前記(1)項及び(2)項と同様の作用効果を奏する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
(実施の形態1)
図1は本発明に係わるエレベータリース取引システムの一実施の形態を示す系統構成図である。
【0020】
このエレベータリース取引システムは、インターネットや専用回線等のネットワーク1が用いられ、このネットワーク1上には、団地やマンションの居住者、管理者や高層建物所有者等の顧客にリースするエレベータの据付・保守、法的手続きその他を実行するエレベータリース会社が所有するリース取引システム2と、エレベータリース会社との保守込みリース契約及び顧客の了解のもとに据え付けられたエレベータの乗りかご3に設置する広告放映用端末4と、エレベータリース会社に宣伝広告などを依頼する個人、商店その他の各種会社である広告依頼者が所有する広告依頼者端末5とによって構成されている。
【0021】
前記リース取引システム2は、広告依頼者から広告をとるために、例えばHTMLという言語で記述されるWebページの情報をHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)によりやり取りするサーバアプリケーション、広告依頼者端末5から住所・氏名、広告依頼契約その他必要なデータを記述してもらうために利用するCGI(Common Gateway Interface)スクリプト、メールソフトその他必要なアプリケーションを搭載するWebデータベース21をもつWebサーバ22と、広告依頼者端末5から音声データ及び広告映像或いは音声データのみ、広告映像のみの広告データを読取るための広告データ読取り用ソフト、メールソフト、一定期間ごとに広告放映用端末4に広告放映データ(CM)を配信する例えばエージェント等のアプリケーションその他必要なアプリケーションを搭載するデータベース23を有する広告配信サーバ24とが設けられている。
【0022】
Webデータベース21には、少なくとも広告料を支払うことを条件に広告依頼者が広告依頼契約を結ぶための契約事項の記述、広告契約時に広告依頼者の特定事項,例えば住所・氏名、電話番号、広告依頼者端末5のURL、メールアドレス、契約期間その他の事項を記述するためのエリア及び当該エリアに所定事項を記述した後、契約確定を実行するためのボタン等を備えた広告契約画面と、広告場所、広告料その広告上必要な事項を記述する広告参照画面とがリンクされた状態で格納されている。なお、契約事項の記述画面と広告依頼者の住所・氏名、電話番号その他の所定事項を記述する画面とに分けてもよい。
【0023】
前記Webサーバ22は、広告依頼者端末5のURLによるアクセスに基づき、当該広告依頼者端末5に対して前記広告契約画面を提供し、契約確定ボタンがクリックされたとき、CGIを用いて、広告契約画面の所定エリアに書込まれている所定事項を広告配信サーバ24に渡すなどの処理を実行する。
【0024】
前記広告配信サーバ24は、図2に示すように所定期間ごとに所定の順序で編集された広告放映データを各広告放映用端末4に配信するプログラムを格納するプログラムメモリ31と、広告編集時に広告依頼者の広告データを表示したり、広告編集結果を表示する表示手段32と、広告編集時に必要なデータを入力するキーボード、マウス等の入力手段33と、処理途中のデータや処理結果のデータを一時格納するバッファメモリ34と、広告の編集及び配信処理を実行するCPUで構成される広告配信処理部35とによって構成されている。
【0025】
この広告配信処理部35は、Webサーバ22のCGIの実行のもとに渡される広告依頼者の所定事項をデータベース23の広告依頼者一欄ファイル231(例えば図3参照)に登録する広告依頼者データ登録手段351と、広告依頼者端末5がエレベータリース会社との間で前述する広告契約後、直ちに或いは広告契約後の任意の時期に広告依頼者側が作成された広告データをアップロードすると、その広告データを受信し、当該広告依頼者別の広告データファイル232aに保存するか、或いは広告配信サーバ24が契約時に書込みのあった所定事項の1つであるURLのもとに該当広告依頼者端末5にアクセスし、広告依頼者が作成された広告データをダウンロードし、同様に広告データファイル232aに保存する広告データ取得手段352と、広告編集者の編集指示のもとに広告データを時系列的に配列した広告放映データを編集しデータベース23または図示しない他のデータベースに保存する広告編集手段353と、プログラムメモリ31に格納されるプログラムに従い、広告編集手段353で編集された広告放映データを各広告放映用端末4に配信する広告放映データ配信手段354とが設けられている。なお、広告放映データは広告依頼者からの電子メール、電話或いは口頭等による依頼を受けてエレベータリース会社側で作成する場合もある。
【0026】
前記広告放映用端末4は、リースされたエレベータの乗りかご3内に設置され、リース取引システム2から配信されてくる広告放映データ,つまりCMを流す端末であって、例えば図4のような構成となっている。
【0027】
すなわち、この広告放映用端末4は、広告配信サーバ24から配信されてくる広告放映データを受信するデータ受信手段41と、この受信手段41で受信された広告放映データを格納する広告放映データ記憶手段42と、一定時間ごとに広告放映データ記憶手段42から広告放映データを繰り返し読み出して放映するためのプログラムメモリ43と、このメモリ43のプログラムに従って記憶手段42から読み出した多重化された広告放映データを音声と映像とに分離する分離手段44と、この分離手段44により分離された音声データを音声発生器45から出力させるための音声出力制御手段46と、前記分離手段44によって分離された映像データを表示部47に表示するための表示制御手段48とにより構成されている。
【0028】
なお、各広告放映用端末4には全て同じ広告放映データを配信する場合と地域に応じて異なる広告放映データを配信する場合とがある。また、団地やマンション等に設置されるエレベータの乗りかご3は毎日ほぼ同じ乗客が乗ることから、該当広告放映用端末4には比較的短期間に異なる広告放映データを配信する必要がある。また、各広告放映用端末4は、エレベータ制御装置を介してネットワーク1に有線的に接続されるか、あるいはネットワーク1に無線にて接続されるものとする。
【0029】
広告依頼者端末5は、少なくともブラウザソフトが搭載され、Web画面を閲覧する機能を有すること、さらにメールソフトその他各種の通信用ソフト等が搭載されている。
【0030】
次に、以上のようなエレベータリース取引システムの動作ないしリース取引方法について図5を参照して説明する。
【0031】
先ず、リース取引システ2のWebサーバ22は、URLのもとに広告依頼者端末5からアクセスを受けると(S1)、Webデータベース21からHTML言語で記述された広告契約画面情報を読み出し、広告依頼者端末5に提供する(S2)。ここで、広告依頼者は、広告依頼者端末5に表示される広告契約画面を参照し、この画面にリンクされている例えば広告場所、広告料その広告上必要な内容を記述する広告参照画面を参照し、一通りのリース内容を把握したとき、広告契約画面に戻り、当該広告契約画面の所要とするエリアに広告依頼者を特定する情報,例えば氏名・会社名、住所、電話番号、URL、メールアドレスその他の事項を記述し、契約確定ボタンをクリックする(S3)。これらS1〜S3は契約処理ステップに相当する。リース取引システム2のWebサーバ22は、契約確定ボタンのクリックによる契約確認後、広告契約画面に書込まれた所定事項をCGI実行のもとに広告配信サーバ24に渡す。
【0032】
広告配信サーバ24は、Webサーバ22から渡される所定事項を受け取ると、データベース23の広告依頼者一欄ファイル231に登録する。
【0033】
しかる後、広告依頼者おいて作成された広告放映データが広告依頼者端末5からアップロードされてくると(S4)、当該広告放映データを受信し、広告依頼者別広告データファイル232aに登録する。また、広告配信サーバ24側からURLのもとに広告依頼者端末5にアクセスし(S4a)、当該広告依頼者端末5から広告放映データをダウンロードする場合(S4b)、あるいは電子メール、FAX、電話、口頭等による広告依頼通知のもとにリース取引会社にて広告依頼者の要望に基づいて広告データを作成し、広告依頼者別広告データファイル232aに登録することもある。これら一連の処理は広告データ取得ステップに相当する。
【0034】
以上のようにして多数の広告依頼者から広告データを取得すると、広告編集手段353を実行する。この広告編集手段353は、広告依頼者の所定事項に含まれる要望内容を考慮しつつ、表示手段32に広告データを表示し、時系列的、かつ、分刻みの時間に同期するように広告依頼者の広告データを順次連なるように編集し、予め定められた放映時間内に一巡する広告放映データを作成する。この処理は広告編集ステップに相当する。
【0035】
しかる後、広告配信サーバ24は、広告放映データを読み出し、ネットワーク1を経由して所要とする広告放映用端末4に配信する(S5)。このとき、各広告放映用端末4ごとに異なる広告放映用データを配信する場合、あるいは同一の広告放映用データを複数の広告放映用端末4に同時に配信する場合もある。
【0036】
なお、エレベータリース会社は、リース取引システム2からネットワーク1を介して広告放映用端末4に広告放映データを配信する結果、エレベータリース会社が顧客に各月或いは任意月ごとに郵便、FAX、電子メールでリース代を請求する一方、当該顧客から銀行振込等によりリース代金を受け取る。また、エレベータリース会社は、広告依頼者または広告依頼者端末5に各月或いは任意月ごとの郵便、FAX、電子メールで広告代を請求し、当該広告依頼者から銀行振込等により広告代金を受け取る。なお、これらの代金請求及び代金の振込みは従来技術により電子的に実行することが可能である。
【0037】
従って、以上のような実施の形態によれば、完全または部分保守を含むエレベータのリース形態を採用し、そのエレベータの乗りかご内に広告放映用端末4を設置し、広告依頼者から依頼を受けた広告を乗りかご内の広告放映用端末4から放映することにより、次のようなメリットを有する。
【0038】
従来の販売形態をとった場合、図6に示すように、顧客は、エレベータの製造費用・据付費用・法的手続き費用・保守料金その他を含む全ての費用を負担しなければならないが、完全保守を含むリース形態をとった場合、全ての費用から広告放映による収入分を差し引いた金額がリース代として請求することになり、顧客の負担が非常に軽くなる。また、エレベータのリース代が易くなれば、それだけ新規に取付けする顧客が増え、またリニューアル化もスムーズに進めることが可能となる。
【0039】
一方、部分保守を含むリース形態をとった場合、図7に示すように、故障・摩耗等の交換による部品代がリース代とは別にかかるが、何れも広告放映による収入分を差し引いた価格でリースすることが可能となり、顧客の負担が大きく軽減される。
【0040】
(実施の形態2)
図8ないし図10は本発明に係るエレベータリース取引システムの他の実施の形態を示す構成図である。
【0041】
この実施の形態例は、団地・マンションの居住者のためのエレベータではなく、どちらかと言えば不特定多数の人や複数の会社が入る高層建物のエレベータに適用するときに有効な例である。勿論、団地・マンションのエレベータにも適用できることは言うまでもない。
【0042】
図8はネットワーク1を介してエレベータリース会社が所有するリース取引システム2と広告依頼者が所有する広告依頼者端末5とが接続されているが、図1とは異なり、エレベータの乗りかご3に設置される広告放映用端末はネットワーク1に接続されていない。
【0043】
その代わり、図9に示す如く、乗りかご3の上部にエレベータ制御装置11が設置されているが、このエレベータ制御装置11にビデオデッキなどのビデオ記録再生装置12が搭載され、このビデオ記録再生装置12にビデオ記録媒体が挿脱可能に装填する構成となっている。なお、ビデオ記録再生装置12に代えて、少なくともビデオ再生のみの装置であれば十分である。
【0044】
そして、ビデオ記録再生装置12と乗りかご3の壁に設置される広告放映用端末13とは有線または無線により接続されている。
【0045】
また、図10においては、群管理制御装置14にビデオデッキなどのビデオ記録再生装置12が搭載され、このビデオ記録再生装置13にビデオ記録媒体が挿脱可能に装填する構成となっている。同様に、ビデオ再生装置12だけであってもよい。一方、各乗りかご3の上部にはローカル制御装置15が設置され、群管理制御装置14の制御のもとに各ローカル制御装置15が自身の乗りかご3を昇降制御する構成である。これら各乗りかご3の壁には広告放映用端末13が設置され、これら広告放映用端末13は、群管理制御装置14側からはローカルエレベータ制御装置15を経由して有線で接続されるか、又は群管理制御装置14側と無線にて接続されている。
【0046】
このシステムにおいては、建物所有者である顧客とエレベータリース会社との間では、完全保守または部分保守を含むエレベータのリース契約を結ぶ。
【0047】
一方、エレベータリース会社の所有するリース取引システム2と広告依頼者端末5とがネットワークで接続されているので、図1に示すシステムと同様な手順で広告依頼者端末5から広告データを取得するか、或いはエレベータリース会社の営業担当者が広告依頼者に出向いて広告データを記録するビデオ記録媒体を受け取るか、若しくはエレベータリース会社の営業担当者が広告依頼者の広告内容に関する要望を聞いた上で自ら広告データを作成し、音声データと多重化された広告放映データをビデオ記録媒体に記録する。
【0048】
そして、エレベータリース会社は、リース契約のもとに定期的例えば1ヶ月ごとに保守点検を実施するが、そのときにビデオ記録媒体をビデオ記録再生装置12に装填する。
【0049】
前記広告放映用端末13は、図11に示すように予め定める動作条件のもとにビデオ記録再生装置12から送信されてくる広告放映データを受信するデータ送受信手段131と、この受信された広告放映データを記憶する広告放映データ記憶手段132と、広告放映処理用プログラムを格納するプログラムメモリ133と、このメモリ13のプログラムに従って一定の周期で広告放映データ記憶手段132から広告放映データを読み出し、多重化された音声と映像とを分離する分離手段134と、分離された音声データを音声発生器135から出力する音声出力制御手段と136と、分離された映像を表示部137に表示する映像出力制御手段138とが設けられている。また、広告放映用端末13は、ビデオ記録再生装置12から送信されてくる広告放映データを受信し、そのまま分離手段134に渡し、広告放映データを流す構成であってもよい。
【0050】
なお、広告放映処理用プログラムに従ってビデオ記録再生装置12を起動し、ビデオ記録媒体から再生される広告放映データを受信し広告放映データ記憶手段132に記憶する構成であってもよい。
【0051】
従って、以上のようなシステムにおいては、エレベータリース会社の保守員が定期的にリースしたエレベータの保守点検を実施するが、このとき新たに作成された広告放映データを収録したビデオ記録媒体を携行し、エレベータ制御装置11または群管理制御装置14に搭載されるビデオ記録再生装置12に既に装填されているビデオ記録媒体と交換する。
【0052】
この状態において、乗りかご3内に設置される広告放映用端末13側からの起動信号或いはビデオ記録再生装置12側の定周期によりビデオ記録媒体を再生し、広告放映データを広告放映用端末13側に送信する。
【0053】
この広告放映用端末13のデータ送受信手段131はビデオ記録再生装置12から有線又は無線にて送信されてくる広告放映データを受信し、広告放映データ記憶手段132に保存する。
【0054】
しかる後、広告放映用端末13は、プログラムメモリ133のプログラムに従って一定の周期で広告放映データ記憶手段132から広告放映データを読み出し、分離手段134にて多重化された音声と映像とを分離し、音声出力制御手段136及び映像出力制御手段138を通り、音声発生器135及び表示部137を用いて音声付き広告映像を表示する。
【0055】
従って、保守を含むエレベータのリース形態を採用し、そのエレベータの乗りかご3内に広告放映用端末11を設置し、広告依頼者から依頼を受けた広告放映データを乗りかご内の広告放映用端末11から放映することにより、実施の形態1と同様に少ない負担でエレベータをリースすることができる(図6、図7参照)。
【0056】
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、リース形態をとりつつ、顧客にリースする乗りかご内に広告放映用端末を設置し、広告依頼者の広告内容情報を広告放映することにより、広告収入分を差し引いた少ない負担で顧客にエレベータのリースにより設置することができる。よって、エレベータのリース代が易くなれば、それだけ新規にエレベータを設置する顧客が増え、またリニューアル化もスムーズに進めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベータリース取引システムの一実施の形態を示す系統構成図。
【図2】リース取引システム側配信サーバの一例を説明する機能ブロック図。
【図3】広告依頼者一覧テーブルのデータ配列例を示す図。
【図4】広告放映用端末の一例を示す構成図。
【図5】リース取引システムの動作及びリース取引方法を説明するシーケンス図。
【図6】従来販売形態とリース形態とにおける完全保守時のエレベータ設置費用を説明する図。
【図7】従来販売形態とリース形態とにおけるいつ部保守時のエレベータ設置費用を説明する図。
【図8】本発明に係るエレベータリース取引システムの他の実施形態を示す系統構成図。
【図9】各乗りかごごとにビデオ記録放映装置を設けた構成図。
【図10】群管理制御装置にビデオ記録放映装置を設けた構成図。
【図11】広告放映用端末の一例を示す構成図。
【符号の説明】
1…ネットワーク
2…リース取引システム
3…乗りかご
4…広告放映用端末
5…広告依頼者端末
11…エレベータ制御装置
12…ビデオ記録再生装置
13…広告放映用端末
14…群管理制御装置
15…ローカル制御装置
22…Webサーバ
24…広告配信サーバ
23…データベース
35…広告配信処理部
41…情報受信手段
42…広告放映データ記憶手段
44…分離手段
45…音声発生器
47…表示部
351…広告依頼者データ登録手段
352…広告放映データ取得手段
353…広告編集手段
354…広告配信手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば団地居住者、建物所有者等の顧客が少ない負担で保守込みエレベータの設置を可能とするエレベータリース取引システム及びそのリース取引方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エレベータの販売形態は、エレベータの製造費用、据付費用、法的手続費用、保守料金その他の費用をトータルしたエレベータの販売価格を設定し、必要な顧客に対して当該販売価格でエレベータを販売している。
【0003】
ところで、エレベータの市場価格の下落に伴い、以上のような販売形態のみによる場合、収益を上げることが非常に難して状況になりつつある。
【0004】
また、団地やマンションに既に設置されているエレベータの老朽化が進んでいるところが多く、今後、エレベータのリニューアル化が必要な状況になりつつある。しかし、エレベータのリニューアル化には修繕費、管理費等から支払われことが多いが、団地やマンションの居住者にとっては大きな負担となることが予想される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、以上のようなエレベータの販売形態をとっている限り、今後、益々エレベータの実質販売価格が下がってきた場合、エレベータの販売による収益に問題が出てくる。
【0006】
また、建物所有者である顧客は、メーカー系の保守料金と保守専門会社の保守料金とを比較し、保守料金の安い会社と保守契約を締結することが考えられるが、これによりメーカー系エレベータ会社の経営環境が益々厳しい状況になるだけでなく、エレベータの運転制御に伴うトラブルその他の情報の取得が難しくなり、ひいては新しいエレベータの開発にも支障をきたすことが予想される。
【0007】
また、エレベータのリニューアル化について考えた場合、エレベータの販売だけでは、団地やマンションの居住者や建物所有者等に大きな負担がかかることも事実であり、しかも居住者の高齢化が進んでおり、一時的な負担増等からリニューアル化にも支障を来たすことが予想される。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、エレベータの直接販売形態ではなく、リース形態を有効に生かしつつ、顧客に少ない負担でエレベータの設置を実現可能とするエレベータリース取引システム及びそのリース取引方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記課題を解決するために、本発明は、各顧客に保守込みリースによりエレベータを据付けるエレベータリース取引システムであって、
各広告依頼者端末からネットワークを通じて広告データを取得し、これら広告データを時系列的に編集して広告放映データを作成し前記ネットワークを介して配信するリース取引システムと、前記保守込みリースにより据付けられたエレベータの乗りかごに設置され、リース取引システムから配信される広告放映データを放映する前記ネットワークに接続される広告放映用端末とを設けたエレベータリース取引システムである。
【0010】
この発明は以上のような構成とすることにより、ネットワーク上から広告依頼者の要望する広告データを取得し、所要とする編集処理を施して多数の広告データを時系列的に並べた広告放映データを作成し、リースにより据付けた顧客のエレベータの乗りかごに設置する広告放映用端末から宣伝広告を放映することにより、広告依頼者から受け取る広告料を考慮しつつ顧客に安価にエレベータをリースすることが可能となる。
【0011】
なお、広告データをネットワークを通じて取り込むだけでなく、広告依頼者から依頼される広告内容に基づき、リース取引システムが編集処理により広告放映データを作成し、エレベータの乗りかごに設置されるネットワークに接続される広告放映用端末に配信すれば、同様に乗りかご内の広告放映用端末から宣伝広告を放映でき、前述同様に顧客に安価にエレベータをリースすることが可能となる。
【0012】
なお、乗りかご内の広告放映用端末をネットワークに接続しない場合、リースされたエレベータの乗りかご上部に設置されるエレベータ制御装置にビデオ再生装置を設け、このビデオ再生装置に広告内容を時系列的に編集した広告放映データを記録するビデオ記録媒体を挿脱自在に装填し、ビデオ録再生装置の再生動作により前記ビデオ記録媒体から再生された広告放映データを広告放映用端末から放映する構成であってもよい。
【0013】
さらに、多数のエレベータを制御する群管理制御装置にビデオ再生装置を設け、各エレベータの乗りかごから宣伝広告を流すことも可能である。
【0014】
(2) 本発明に係るリース取引システムは、ネットワークを通じて各広告依頼者端末から広告データを取得し、かつ、保守込みリースにより据付けられたエレベータの乗りかごに設置された広告放映用端末に広告放映データを配信するリース取引システムであって、
前記各広告依頼者端末からのアクセスに基づいて広告契約画面を提供し、当該画面の所要エリアに広告依頼者に関する特定事項の書込みを促すとともに、契約確定信号を受け取る受信手段と、この受信手段で受信される契約確定信号に基づき、前記広告契約画面に書込まれている広告依頼者の特定事項データを登録する広告依頼者データ登録手段と、前記契約確定後、任意の時期に前記各広告依頼者端末から送信され、または当該各広告依頼者端末へのアクセスのもとに送信されてくる広告データを受信し登録する広告データ取得手段と、この登録された広告データを所定の順序で時系列的に編集して広告放映データを作成する編集手段と、この編集手段で編集された広告放映データを前記広告放映用端末に配信し放映させる配信手段とを設けた構成である。
【0015】
この発明は以上のような構成とすることにより、リース取引システムがアクセスのあった各広告依頼者端末に対して広告契約画面を提供し、広告依頼者の特定事項の書込みと共に広告依頼の契約を促す。ここで、広告依頼者による広告依頼契約の確定信号を受けると、リース取引システムの広告依頼者データ登録手段は、広告契約画面に書込まれている広告依頼者の特定事項データを登録する。また、広告データ取得手段では、契約確定後の任意の時期に各広告依頼者端末から、あるいは各広告依頼者端末へのアクセスのもとに各広告依頼者端末から送信されてくる広告データを受信し登録する。
【0016】
以上のようにして多数の広告データを登録した後、編集手段が広告データを所定の順序で時系列的に編集して広告放映データを作成し、各乗りかごに設置される広告放映用端末に広告放映データを配信するので、広告依頼者から受け取る広告料を考慮しつつ顧客に安価にエレベータをリースすることが可能となる。
【0017】
(3) 本発明に係るリース取引方法は、ネットワークを通じて広告依頼者端末、保守込みリースにより据付けられたエレベータの乗りかごに設置される広告放映用端末及びリース取引システムが接続され、当該広告放映用端末から広告を放映するリース取引方法であって、
前記各広告依頼者端末からのアクセスに基づいて広告契約画面を提供し、当該画面の所要エリアに広告依頼者の特定事項の書込みを促すとともに、契約確定信号を受け取る受信ステップと、この受信された契約確定信号に基づき、前記広告契約画面に書込まれている広告依頼者の特定事項データを登録する広告依頼者データ登録ステップと、前記契約確定後、任意の時期に前記各広告依頼者端末から送信され、または当該各広告依頼者端末へのアクセスのもとに送信されてくる広告データを受信し登録する広告データ取得ステップと、この登録された広告データを所定の順序で時系列的に編集して広告放映データを作成する編集ステップと、この編集手段で編集された広告放映データを前記広告放映用端末に配信し放映させる配信ステップとを有することにより、前記(1)項及び(2)項と同様の作用効果を奏する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
(実施の形態1)
図1は本発明に係わるエレベータリース取引システムの一実施の形態を示す系統構成図である。
【0020】
このエレベータリース取引システムは、インターネットや専用回線等のネットワーク1が用いられ、このネットワーク1上には、団地やマンションの居住者、管理者や高層建物所有者等の顧客にリースするエレベータの据付・保守、法的手続きその他を実行するエレベータリース会社が所有するリース取引システム2と、エレベータリース会社との保守込みリース契約及び顧客の了解のもとに据え付けられたエレベータの乗りかご3に設置する広告放映用端末4と、エレベータリース会社に宣伝広告などを依頼する個人、商店その他の各種会社である広告依頼者が所有する広告依頼者端末5とによって構成されている。
【0021】
前記リース取引システム2は、広告依頼者から広告をとるために、例えばHTMLという言語で記述されるWebページの情報をHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)によりやり取りするサーバアプリケーション、広告依頼者端末5から住所・氏名、広告依頼契約その他必要なデータを記述してもらうために利用するCGI(Common Gateway Interface)スクリプト、メールソフトその他必要なアプリケーションを搭載するWebデータベース21をもつWebサーバ22と、広告依頼者端末5から音声データ及び広告映像或いは音声データのみ、広告映像のみの広告データを読取るための広告データ読取り用ソフト、メールソフト、一定期間ごとに広告放映用端末4に広告放映データ(CM)を配信する例えばエージェント等のアプリケーションその他必要なアプリケーションを搭載するデータベース23を有する広告配信サーバ24とが設けられている。
【0022】
Webデータベース21には、少なくとも広告料を支払うことを条件に広告依頼者が広告依頼契約を結ぶための契約事項の記述、広告契約時に広告依頼者の特定事項,例えば住所・氏名、電話番号、広告依頼者端末5のURL、メールアドレス、契約期間その他の事項を記述するためのエリア及び当該エリアに所定事項を記述した後、契約確定を実行するためのボタン等を備えた広告契約画面と、広告場所、広告料その広告上必要な事項を記述する広告参照画面とがリンクされた状態で格納されている。なお、契約事項の記述画面と広告依頼者の住所・氏名、電話番号その他の所定事項を記述する画面とに分けてもよい。
【0023】
前記Webサーバ22は、広告依頼者端末5のURLによるアクセスに基づき、当該広告依頼者端末5に対して前記広告契約画面を提供し、契約確定ボタンがクリックされたとき、CGIを用いて、広告契約画面の所定エリアに書込まれている所定事項を広告配信サーバ24に渡すなどの処理を実行する。
【0024】
前記広告配信サーバ24は、図2に示すように所定期間ごとに所定の順序で編集された広告放映データを各広告放映用端末4に配信するプログラムを格納するプログラムメモリ31と、広告編集時に広告依頼者の広告データを表示したり、広告編集結果を表示する表示手段32と、広告編集時に必要なデータを入力するキーボード、マウス等の入力手段33と、処理途中のデータや処理結果のデータを一時格納するバッファメモリ34と、広告の編集及び配信処理を実行するCPUで構成される広告配信処理部35とによって構成されている。
【0025】
この広告配信処理部35は、Webサーバ22のCGIの実行のもとに渡される広告依頼者の所定事項をデータベース23の広告依頼者一欄ファイル231(例えば図3参照)に登録する広告依頼者データ登録手段351と、広告依頼者端末5がエレベータリース会社との間で前述する広告契約後、直ちに或いは広告契約後の任意の時期に広告依頼者側が作成された広告データをアップロードすると、その広告データを受信し、当該広告依頼者別の広告データファイル232aに保存するか、或いは広告配信サーバ24が契約時に書込みのあった所定事項の1つであるURLのもとに該当広告依頼者端末5にアクセスし、広告依頼者が作成された広告データをダウンロードし、同様に広告データファイル232aに保存する広告データ取得手段352と、広告編集者の編集指示のもとに広告データを時系列的に配列した広告放映データを編集しデータベース23または図示しない他のデータベースに保存する広告編集手段353と、プログラムメモリ31に格納されるプログラムに従い、広告編集手段353で編集された広告放映データを各広告放映用端末4に配信する広告放映データ配信手段354とが設けられている。なお、広告放映データは広告依頼者からの電子メール、電話或いは口頭等による依頼を受けてエレベータリース会社側で作成する場合もある。
【0026】
前記広告放映用端末4は、リースされたエレベータの乗りかご3内に設置され、リース取引システム2から配信されてくる広告放映データ,つまりCMを流す端末であって、例えば図4のような構成となっている。
【0027】
すなわち、この広告放映用端末4は、広告配信サーバ24から配信されてくる広告放映データを受信するデータ受信手段41と、この受信手段41で受信された広告放映データを格納する広告放映データ記憶手段42と、一定時間ごとに広告放映データ記憶手段42から広告放映データを繰り返し読み出して放映するためのプログラムメモリ43と、このメモリ43のプログラムに従って記憶手段42から読み出した多重化された広告放映データを音声と映像とに分離する分離手段44と、この分離手段44により分離された音声データを音声発生器45から出力させるための音声出力制御手段46と、前記分離手段44によって分離された映像データを表示部47に表示するための表示制御手段48とにより構成されている。
【0028】
なお、各広告放映用端末4には全て同じ広告放映データを配信する場合と地域に応じて異なる広告放映データを配信する場合とがある。また、団地やマンション等に設置されるエレベータの乗りかご3は毎日ほぼ同じ乗客が乗ることから、該当広告放映用端末4には比較的短期間に異なる広告放映データを配信する必要がある。また、各広告放映用端末4は、エレベータ制御装置を介してネットワーク1に有線的に接続されるか、あるいはネットワーク1に無線にて接続されるものとする。
【0029】
広告依頼者端末5は、少なくともブラウザソフトが搭載され、Web画面を閲覧する機能を有すること、さらにメールソフトその他各種の通信用ソフト等が搭載されている。
【0030】
次に、以上のようなエレベータリース取引システムの動作ないしリース取引方法について図5を参照して説明する。
【0031】
先ず、リース取引システ2のWebサーバ22は、URLのもとに広告依頼者端末5からアクセスを受けると(S1)、Webデータベース21からHTML言語で記述された広告契約画面情報を読み出し、広告依頼者端末5に提供する(S2)。ここで、広告依頼者は、広告依頼者端末5に表示される広告契約画面を参照し、この画面にリンクされている例えば広告場所、広告料その広告上必要な内容を記述する広告参照画面を参照し、一通りのリース内容を把握したとき、広告契約画面に戻り、当該広告契約画面の所要とするエリアに広告依頼者を特定する情報,例えば氏名・会社名、住所、電話番号、URL、メールアドレスその他の事項を記述し、契約確定ボタンをクリックする(S3)。これらS1〜S3は契約処理ステップに相当する。リース取引システム2のWebサーバ22は、契約確定ボタンのクリックによる契約確認後、広告契約画面に書込まれた所定事項をCGI実行のもとに広告配信サーバ24に渡す。
【0032】
広告配信サーバ24は、Webサーバ22から渡される所定事項を受け取ると、データベース23の広告依頼者一欄ファイル231に登録する。
【0033】
しかる後、広告依頼者おいて作成された広告放映データが広告依頼者端末5からアップロードされてくると(S4)、当該広告放映データを受信し、広告依頼者別広告データファイル232aに登録する。また、広告配信サーバ24側からURLのもとに広告依頼者端末5にアクセスし(S4a)、当該広告依頼者端末5から広告放映データをダウンロードする場合(S4b)、あるいは電子メール、FAX、電話、口頭等による広告依頼通知のもとにリース取引会社にて広告依頼者の要望に基づいて広告データを作成し、広告依頼者別広告データファイル232aに登録することもある。これら一連の処理は広告データ取得ステップに相当する。
【0034】
以上のようにして多数の広告依頼者から広告データを取得すると、広告編集手段353を実行する。この広告編集手段353は、広告依頼者の所定事項に含まれる要望内容を考慮しつつ、表示手段32に広告データを表示し、時系列的、かつ、分刻みの時間に同期するように広告依頼者の広告データを順次連なるように編集し、予め定められた放映時間内に一巡する広告放映データを作成する。この処理は広告編集ステップに相当する。
【0035】
しかる後、広告配信サーバ24は、広告放映データを読み出し、ネットワーク1を経由して所要とする広告放映用端末4に配信する(S5)。このとき、各広告放映用端末4ごとに異なる広告放映用データを配信する場合、あるいは同一の広告放映用データを複数の広告放映用端末4に同時に配信する場合もある。
【0036】
なお、エレベータリース会社は、リース取引システム2からネットワーク1を介して広告放映用端末4に広告放映データを配信する結果、エレベータリース会社が顧客に各月或いは任意月ごとに郵便、FAX、電子メールでリース代を請求する一方、当該顧客から銀行振込等によりリース代金を受け取る。また、エレベータリース会社は、広告依頼者または広告依頼者端末5に各月或いは任意月ごとの郵便、FAX、電子メールで広告代を請求し、当該広告依頼者から銀行振込等により広告代金を受け取る。なお、これらの代金請求及び代金の振込みは従来技術により電子的に実行することが可能である。
【0037】
従って、以上のような実施の形態によれば、完全または部分保守を含むエレベータのリース形態を採用し、そのエレベータの乗りかご内に広告放映用端末4を設置し、広告依頼者から依頼を受けた広告を乗りかご内の広告放映用端末4から放映することにより、次のようなメリットを有する。
【0038】
従来の販売形態をとった場合、図6に示すように、顧客は、エレベータの製造費用・据付費用・法的手続き費用・保守料金その他を含む全ての費用を負担しなければならないが、完全保守を含むリース形態をとった場合、全ての費用から広告放映による収入分を差し引いた金額がリース代として請求することになり、顧客の負担が非常に軽くなる。また、エレベータのリース代が易くなれば、それだけ新規に取付けする顧客が増え、またリニューアル化もスムーズに進めることが可能となる。
【0039】
一方、部分保守を含むリース形態をとった場合、図7に示すように、故障・摩耗等の交換による部品代がリース代とは別にかかるが、何れも広告放映による収入分を差し引いた価格でリースすることが可能となり、顧客の負担が大きく軽減される。
【0040】
(実施の形態2)
図8ないし図10は本発明に係るエレベータリース取引システムの他の実施の形態を示す構成図である。
【0041】
この実施の形態例は、団地・マンションの居住者のためのエレベータではなく、どちらかと言えば不特定多数の人や複数の会社が入る高層建物のエレベータに適用するときに有効な例である。勿論、団地・マンションのエレベータにも適用できることは言うまでもない。
【0042】
図8はネットワーク1を介してエレベータリース会社が所有するリース取引システム2と広告依頼者が所有する広告依頼者端末5とが接続されているが、図1とは異なり、エレベータの乗りかご3に設置される広告放映用端末はネットワーク1に接続されていない。
【0043】
その代わり、図9に示す如く、乗りかご3の上部にエレベータ制御装置11が設置されているが、このエレベータ制御装置11にビデオデッキなどのビデオ記録再生装置12が搭載され、このビデオ記録再生装置12にビデオ記録媒体が挿脱可能に装填する構成となっている。なお、ビデオ記録再生装置12に代えて、少なくともビデオ再生のみの装置であれば十分である。
【0044】
そして、ビデオ記録再生装置12と乗りかご3の壁に設置される広告放映用端末13とは有線または無線により接続されている。
【0045】
また、図10においては、群管理制御装置14にビデオデッキなどのビデオ記録再生装置12が搭載され、このビデオ記録再生装置13にビデオ記録媒体が挿脱可能に装填する構成となっている。同様に、ビデオ再生装置12だけであってもよい。一方、各乗りかご3の上部にはローカル制御装置15が設置され、群管理制御装置14の制御のもとに各ローカル制御装置15が自身の乗りかご3を昇降制御する構成である。これら各乗りかご3の壁には広告放映用端末13が設置され、これら広告放映用端末13は、群管理制御装置14側からはローカルエレベータ制御装置15を経由して有線で接続されるか、又は群管理制御装置14側と無線にて接続されている。
【0046】
このシステムにおいては、建物所有者である顧客とエレベータリース会社との間では、完全保守または部分保守を含むエレベータのリース契約を結ぶ。
【0047】
一方、エレベータリース会社の所有するリース取引システム2と広告依頼者端末5とがネットワークで接続されているので、図1に示すシステムと同様な手順で広告依頼者端末5から広告データを取得するか、或いはエレベータリース会社の営業担当者が広告依頼者に出向いて広告データを記録するビデオ記録媒体を受け取るか、若しくはエレベータリース会社の営業担当者が広告依頼者の広告内容に関する要望を聞いた上で自ら広告データを作成し、音声データと多重化された広告放映データをビデオ記録媒体に記録する。
【0048】
そして、エレベータリース会社は、リース契約のもとに定期的例えば1ヶ月ごとに保守点検を実施するが、そのときにビデオ記録媒体をビデオ記録再生装置12に装填する。
【0049】
前記広告放映用端末13は、図11に示すように予め定める動作条件のもとにビデオ記録再生装置12から送信されてくる広告放映データを受信するデータ送受信手段131と、この受信された広告放映データを記憶する広告放映データ記憶手段132と、広告放映処理用プログラムを格納するプログラムメモリ133と、このメモリ13のプログラムに従って一定の周期で広告放映データ記憶手段132から広告放映データを読み出し、多重化された音声と映像とを分離する分離手段134と、分離された音声データを音声発生器135から出力する音声出力制御手段と136と、分離された映像を表示部137に表示する映像出力制御手段138とが設けられている。また、広告放映用端末13は、ビデオ記録再生装置12から送信されてくる広告放映データを受信し、そのまま分離手段134に渡し、広告放映データを流す構成であってもよい。
【0050】
なお、広告放映処理用プログラムに従ってビデオ記録再生装置12を起動し、ビデオ記録媒体から再生される広告放映データを受信し広告放映データ記憶手段132に記憶する構成であってもよい。
【0051】
従って、以上のようなシステムにおいては、エレベータリース会社の保守員が定期的にリースしたエレベータの保守点検を実施するが、このとき新たに作成された広告放映データを収録したビデオ記録媒体を携行し、エレベータ制御装置11または群管理制御装置14に搭載されるビデオ記録再生装置12に既に装填されているビデオ記録媒体と交換する。
【0052】
この状態において、乗りかご3内に設置される広告放映用端末13側からの起動信号或いはビデオ記録再生装置12側の定周期によりビデオ記録媒体を再生し、広告放映データを広告放映用端末13側に送信する。
【0053】
この広告放映用端末13のデータ送受信手段131はビデオ記録再生装置12から有線又は無線にて送信されてくる広告放映データを受信し、広告放映データ記憶手段132に保存する。
【0054】
しかる後、広告放映用端末13は、プログラムメモリ133のプログラムに従って一定の周期で広告放映データ記憶手段132から広告放映データを読み出し、分離手段134にて多重化された音声と映像とを分離し、音声出力制御手段136及び映像出力制御手段138を通り、音声発生器135及び表示部137を用いて音声付き広告映像を表示する。
【0055】
従って、保守を含むエレベータのリース形態を採用し、そのエレベータの乗りかご3内に広告放映用端末11を設置し、広告依頼者から依頼を受けた広告放映データを乗りかご内の広告放映用端末11から放映することにより、実施の形態1と同様に少ない負担でエレベータをリースすることができる(図6、図7参照)。
【0056】
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、リース形態をとりつつ、顧客にリースする乗りかご内に広告放映用端末を設置し、広告依頼者の広告内容情報を広告放映することにより、広告収入分を差し引いた少ない負担で顧客にエレベータのリースにより設置することができる。よって、エレベータのリース代が易くなれば、それだけ新規にエレベータを設置する顧客が増え、またリニューアル化もスムーズに進めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベータリース取引システムの一実施の形態を示す系統構成図。
【図2】リース取引システム側配信サーバの一例を説明する機能ブロック図。
【図3】広告依頼者一覧テーブルのデータ配列例を示す図。
【図4】広告放映用端末の一例を示す構成図。
【図5】リース取引システムの動作及びリース取引方法を説明するシーケンス図。
【図6】従来販売形態とリース形態とにおける完全保守時のエレベータ設置費用を説明する図。
【図7】従来販売形態とリース形態とにおけるいつ部保守時のエレベータ設置費用を説明する図。
【図8】本発明に係るエレベータリース取引システムの他の実施形態を示す系統構成図。
【図9】各乗りかごごとにビデオ記録放映装置を設けた構成図。
【図10】群管理制御装置にビデオ記録放映装置を設けた構成図。
【図11】広告放映用端末の一例を示す構成図。
【符号の説明】
1…ネットワーク
2…リース取引システム
3…乗りかご
4…広告放映用端末
5…広告依頼者端末
11…エレベータ制御装置
12…ビデオ記録再生装置
13…広告放映用端末
14…群管理制御装置
15…ローカル制御装置
22…Webサーバ
24…広告配信サーバ
23…データベース
35…広告配信処理部
41…情報受信手段
42…広告放映データ記憶手段
44…分離手段
45…音声発生器
47…表示部
351…広告依頼者データ登録手段
352…広告放映データ取得手段
353…広告編集手段
354…広告配信手段
Claims (6)
- 各顧客に保守込みリースによりエレベータを据付けるエレベータリース取引システムであって、
各広告依頼者端末からネットワークを通じて広告データを取得し、これら広告データを時系列的に編集して広告放映データを作成し前記ネットワークを介して配信するリース取引システムと、
前記保守込みリースにより据付けられたエレベータの乗りかごに設置され、リース取引システムから配信される広告放映データを放映する前記ネットワークに接続される広告放映用端末と
を備えたことを特徴とするエレベータリース取引システム。 - 各顧客に保守込みリースによりエレベータを据付けるエレベータリース取引システムであって、
広告依頼者から依頼される広告内容に基づいて広告放映データを作成しネットワークを介して配信するリース取引システムと、
前記保守込みリースにより据付けられたエレベータの乗りかごに設置され、リース取引システムから配信される広告放映データを放映する前記ネットワークに接続される広告放映用端末と
を備えたことを特徴とするエレベータリース取引システム。 - ネットワークを通じて各広告依頼者端末から広告データを取得し、かつ、保守込みリースにより据付けられたエレベータの乗りかごに設置された広告放映用端末に広告放映データを配信するリース取引システムであって、
前記各広告依頼者端末からのアクセスに基づいて広告契約画面を提供し、当該画面の所要エリアに広告依頼者に関する特定事項の書込みを促すとともに、契約確定信号を受け取る受信手段と、
この受信手段で受信される契約確定信号に基づき、前記広告契約画面に書込まれている広告依頼者の特定事項データを登録する広告依頼者データ登録手段と、
前記契約確定後、任意の時期に前記各広告依頼者端末から送信され、または当該各広告依頼者端末へのアクセスのもとに送信されてくる広告データを受信し登録する広告データ取得手段と、
この登録された広告データを所定の順序で時系列的に編集して広告放映データを作成する編集手段と、
この編集手段で編集された広告放映データを前記広告放映用端末に配信し放映させる配信手段と
を備えたことを特徴とするリース取引システム。 - ネットワークを通じて広告依頼者端末、保守込みリースにより据付けられたエレベータの乗りかごに設置される広告放映用端末及びリース取引システムが接続され、当該広告放映用端末から広告を放映するリース取引方法であって、
前記各広告依頼者端末からのアクセスに基づいて広告契約画面を提供し、当該画面の所要エリアに広告依頼者の特定事項の書込みを促すとともに、契約確定信号を受け取る受信ステップと、
この受信された契約確定信号に基づき、前記広告契約画面に書込まれている広告依頼者の特定事項データを登録する広告依頼者データ登録ステップと、
前記契約確定後、任意の時期に前記各広告依頼者端末から送信され、または当該各広告依頼者端末へのアクセスのもとに送信されてくる広告データを受信し登録する広告データ取得ステップと、
この登録された広告データを所定の順序で時系列的に編集して広告放映データを作成する編集ステップと、
この編集手段で編集された広告放映データを前記広告放映用端末に配信し放映させる配信ステップとを有することを特徴とするリース取引方法。 - 各顧客に保守込みリースによりエレベータを据付けるエレベータリース取引システムであって、
前記エレベータの乗りかご上部に設置されるエレベータ制御装置に設けられたビデオ再生装置と、
このビデオ再生装置に挿脱自在に装填され、各広告依頼者から依頼された広告内容に基づいて時系列的に編集した広告放映データが記録されているビデオ記録媒体と、
前記エレベータの乗りかご内に設置され、前記ビデオ再生装置の動作により前記ビデオ記録媒体から再生される広告放映データを放映する広告放映用端末と
を備えたことを特徴とするエレベータリース取引システム。 - 各顧客に保守込みリースによりエレベータを据付けるエレベータリース取引システムであって、
各エレベータの乗りかごに対応して設置されるローカル制御装置に運転制御指令を送出する群管理制御装置に設けられたビデオ再生装置と、
このビデオ再生装置に挿脱自在に装填され、各広告依頼者から依頼された広告内容に基づいて時系列的に編集した広告放映データを記録するビデオ記録媒体と、
前記エレベータの乗りかご内に設置され、前記ビデオ再生装置の再生動作により前記ビデオ記録媒体から再生された広告放映データを放映する広告放映用端末と
を備えたことを特徴とするエレベータリース取引システム。
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JP2020181607A (ja) * | 2020-07-30 | 2020-11-05 | ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社 | 広告表示装置 |
JPWO2021075007A1 (ja) * | 2019-10-16 | 2021-04-22 | ||
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2002
- 2002-07-26 JP JP2002218340A patent/JP2004062419A/ja active Pending
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