JP2004062308A - 情報処理装置およびポインティング操作器の指示操作切り替え方法 - Google Patents

情報処理装置およびポインティング操作器の指示操作切り替え方法 Download PDF

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Fujihito Numano
沼野 藤仁
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Abstract

【課題】本発明は、トラックボールの回転操作がポインティング以外の操作に切り替わったことをユーザに明示でき、これによってトラックボールの回転操作をポインティング以外の他の操作に容易かつ迅速に切り替えることのできる操作性の向上を図った装置指示操作切り替え方法を提供することを課題とする。
【解決手段】トラックボール112aを一定のストローク長まで押下操作すると、この押圧力を台座部112bが受けて、台座部112bがアームレストより筐体内部に陥没した状態でロックされ、その状態でカレントウィンドウ上にスクロールバーが表示されるとともに、スクロールポインタを表示画面上の予め定められた位置に表示して、トラックボール112aの回転操作によるカレントウィンドウ上でのスクロール操作が可能となる。
【選択図】  図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示画面上のポインタを操作するポインティング操作器を具備する情報処理装置、およびポインティング操作器の指示操作切り替え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ポインティング操作機構の操作器にトラックボールを用いた情報処理装置に於いては、トラックボールを回転操作することで、表示画面上のポインタ(マウスポインタ)を所望の位置に移動させ、トラックボールの近傍に設けたボタンでクリック操作を行うことにより、座標入力を可能にしている。この種ポインティング操作機構に於いては、トラックボールの近傍にボタンを構成するハードウェアスイッチを設ける必要があることから、装置全体の構成が大型化する。そこで、トラックボールの押下操作を検知する機構を備えて上記ボタン操作を不要にし小型省スペース化を図ったトラックボール装置が提案された(例えば特開平11−167464号公報、特開平9−179681号公報)。
【0003】
この種トラックボールを用いて表示画面上のポインティング操作を行う情報処理装置に於いて、トラックボールの操作をポインティング以外の操作、例えばスクロール操作に切り替える際、従来では、面倒な切り替え操作が介在し、かつその切り替え操作の状態を容易に把握できない等、操作性の面で問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来では、表示画面上のポインタを操作する、例えばトラックボール等のポインティング操作器を備えた情報処理装置に於いて、ポインティング操作器の操作をポインティング以外の操作、例えばスクロール操作に切り替える際、従来では、面倒な切り替え操作が介在し、かつその切り替え操作の状態を容易に把握できない等、操作性の面で問題があった。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、表示画面上のポインタを操作するポインティング操作器をポインティング操作以外の他の操作へ切り替える際の操作性の向上を図った情報処理装置およびポインティング操作器の指示操作切り替え方法を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、表示画面上のポインタを操作するポインティング操作器の操作がポインティング以外の操作に切り替わったことをユーザに明示でき、これによってポインティング操作器の操作をポインティング以外の他の操作に容易かつ迅速に切り替えることのできる操作性の向上を図った情報処理装置およびポインティング操作器の指示操作切り替え方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表示画面上のポインタを操作するポインティング操作器の押下状態検知してポインティング操作を他の操作に切り替える際に、その切り替え遷移の状態を表示ポインタ形態を変化させることでユーザに明示すること、及びポインティング操作器の操作をポインティングにとどまらず、スクロール操作若しくは他の操作に適用して、かつその際の切り替えを円滑に行うことができるようにした装置及び方法を特徴とする。
【0008】
即ち、本発明は、表示画面上のポインタを操作するポインティング操作器を具備する情報処理装置に於いて、前記ポインティング操作器の押下操作を検知する第1の手段と、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した際に、前記ポインタの表示形態を切り替える第2の手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、前記情報処理装置に於いて、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した際に、前記ポインティング操作器の操作をポインティング以外の所定の操作に切り替える第3の手段を具備することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記情報処理装置に於いて、前記第1の手段は、前記ポインティング操作器を支持する台座部と、前記ポインティング操作器が押下操作された際に前記台座部を一定のストローク長で定常位置より押下方向に移動させ、前記ポインティング操作器の押下操作が解除された際に前記台座部を前記定常位置に復帰する機構と、前記台座部が一定のストローク長で定常位置より押下方向に移動したことを検知する検知手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、前記情報処理装置に於いて、前記第1の手段は、前記ポインティング操作器を支持する台座部と、前記ポインティング操作器が押下操作された際に前記台座部を一定のストローク長で定常位置より押下方向に移動させ、その状態で前記ポインティング操作器が再度押下操作された際に前記台座部を前記定常位置に復帰する機構と、前記台座部が一定のストローク長で定常位置より押下方向に移動したことを検知する検知手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、前記情報処理装置に於いて、前記第2の手段は、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した際に、前記ポインタの表示形態をマウスポインタ形状から所定の少なくとも1方向のスクロールポインタ形状に切り替える手段を具備することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、前記情報処理装置に於いて、前記第2の手段は、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した回数を一定時間内に於いてカウントし、そのカウント値の更新に伴って前記ポインタの表示形態を切り替える手段を具備することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、前記情報処理装置に於いて、前記第2の手段は、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した回数を一定時間内に於いてカウントし、そのカウント値の更新に伴って前記ポインタの表示形態を操作方向を異にするスクロールポインタの形状に切り替える手段を具備することを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、前記情報処理装置に於いて、前記第2の手段は、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した際に、前記ポインタの形状を切り替えて、ポインタの移動速度、若しくは移動量を可変する手段を具備することを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、前記情報処理装置に於いて、前記第3の手段は、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した際に、前記ポインティング操作器の操作をポインティング操作からスクロール操作に切り替える手段を具備することを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、前記情報処理装置に於いて、前記第3の手段は、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した回数を一定時間内に於いてカウントし、そのカウント値の更新に伴って前記ポインティング操作器の操作の対象を切り替える手段を具備することを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、前記情報処理装置に於いて、前記第3の手段は、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した回数を一定時間内に於いてカウントし、そのカウント値に応じて、前記ポインティング操作器の操作を、カレントウィンドウの縦スクロール操作と、横スクロール操作と、全方位スクロール操作とに切り替える手段を具備することを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、前記情報処理装置に於いて、前記ポインティング操作器は装置本体に支持された回転体により構成されることを特徴とする。
【0020】
また、本発明は、前記情報処理装置に於いて、前記ポインティング操作器は前記台座部に支持された回転体により構成されることを特徴とする。
【0021】
また、本発明は、表示画面上のポインタを操作するポインティング操作器の指示操作切り替え方法であって、前記ポインティング操作器の押下操作を検知するステップと、前記ポインティング操作器の押下操作を検知した際に、前記ポインタの表示形態、及び前記ポインティング操作器の操作対象を切り替えるステップとを具備したことを特徴とする。
【0022】
また、本発明は、前記ポインティング操作器の指示操作切り替え方法に於いて、前記ポインティング操作器の押下操作を検知した際に、前記ポインティング操作器の操作をポインティング以外の所定の操作に切り替えるステップを具備したことを特徴とする。
【0023】
また、本発明は、前記ポインティング操作器の指示操作切り替え方法に於いて、前記ポインティング操作器の押下操作を検知した回数を一定時間内に於いてカウントするステップと、前記カウント値の更新に伴って前記ポインタの表示形態を切り替えるステップとを具備したことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0025】
図1は本発明の第1実施形態及び第2実施形態に於ける情報処理装置の外観構成を示す斜視図であり、ここでは、表示画面上のポインタを操作するポインティング操作器にトラックボールを用いたノートブック型パーソナルコンピュータを例に示している。
【0026】
この図1に示す、本発明の実施形態によるコンピュータは、コンピュータ本体11と、ディスプレイユニット12とから構成されている。ディスプレイユニット12には、LCD121が組み込まれている。このディスプレイユニット12は、コンピュータ本体11に対して解放位置と閉塞位置との間を回動自在に取り付けられている。コンピュータ本体11は薄い箱形の筐体を有しており、その筐体上面には、キーボード111が配置され、キーボード111の手前の筐体部分上面でアームレストを形成している。この、アームレストのほぼ中央部に、トラックボールを用いて表示画面上のポインタを操作するポインティング操作機構(以下トラックボール装置と称す)112が設けられる。このトラックボール装置112は、トラックボールの押下操作を可能とし、その押下操作を検知する機構を備えるもので、具体的な構成例については図3を参照して後述する。
【0027】
さらに、このコンピュータ本体11の上面には、このコンピュータ本体11の電源をオン/オフするためのパワーボタン114が設けられている。
【0028】
図2は上記図1に示したコンピュータのシステム構成を示すブロック図である。このコンピュータには、図示するように、CPU201、ホストブリッジ202、主メモリ203、グラフィクスコントローラ204、PCI−ISAブリッジ206、I/Oコントローラ207、ハードディスクドライブ(HDD)208、CD−ROMドライブ209、USBコントローラ210、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)211、および電源コントローラ213等が設けられている。
【0029】
ホストブリッジ202とPCI−ISAブリッジ206との間に接続されるPCIバス1には、I/Oコントローラ207、USBコントローラ210、サウンドコントローラ106等の各種コントローラが接続される。
【0030】
USBコントローラ210には、上記したトラックボール装置112が接続されている。このトラックボール装置112の具体的な構成例については図3を参照して後述する。サウンドコントローラ106には、スピーカ、ブザー等のサウンド出力部107が接続される。
【0031】
CPU201は、本コンピュータの動作を制御するために設けられたもので、ハードディスクドライブ(HDD)208から主メモリ203にロードされたオペレーティングシステム(OS)およびアプリケーションプログラム、ユーティリティプログラム等を実行する。この実施形態では、トラックボール装置112に設けられたトラックボールの押下操作に伴い、OSの制御の下に図4乃至図6に示すようなポインタ表示を含むトラックボールの操作切り替え処理を実行する。このトラックボールの押下操作に伴うポインタ表示を含むトラックボールの切り替え処理動作については図4乃至図6を参照して後述する。
【0032】
ホストブリッジ202はCPU201のローカルバスとPCIバス1との間を双方向で接続するブリッジデバイスである。グラフィクスコントローラ204は本コンピュータのディスプレイモニタとして使用されるメインディスプレイ121を制御する。I/Oコントローラ207はハードディスクドライブ(HDD)208、CD−ROMドライブ209等を制御する。PCI−ISAブリッジ206はPCIバス1とISAバス2を双方向で接続するブリッジデバイスであり、ここには例えばシステムタイマ、DMAコントローラ、割り込みコントローラなどの各種システムデバイスも内蔵されている。エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)211は、電力管理のためのエンベデッドコントローラ(EC)とキーボード111を制御するためのキーボードコントローラ(KBC)とが集積された1チップマイクロコンピュータである。このエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)211は、電源コントローラ213と協同して、ユーザによるパワーボタン114の操作に応じて本コンピュータをパワーオン/パワーオフする機能を有している。
【0033】
図3は、上記コンピュータ本体11のアームレスト中央部分に設けられたトラックボール装置112の一構成例を示したもので、同図(a)は平面図、同図(b)は側面図及び動作説明図である。この図3に示すトラックボール装置112は、トラックボール112aと、このトラックボール112aを回転自在に支持する台座部112bとを具備する。更に、上記トラックボール112aが押下操作された際に、上記台座部112bを一定のストローク長で定常位置より押下方向に移動させ、その状態で上記トラックボール112aが、再度、押下操作された際に、上記台座部112bを上記定常位置に復帰するプッシュロック機構(プッシュ・プッシュ機構)112cと、上記台座部112bが一定のストローク長で定常位置より押下方向に移動したことを検知する検知手段(以下押下操作検知スイッチと称す)112dとを具備する。更に、トラックボール112aの回転操作に伴う移動量及び移動方向を検知するx方向及びy方向の検出部(検知ローラ)112e,112fとを具備する。
【0034】
上記プッシュロック機構112cは、内部に設けた図示しないコイルスプリングの弾発作用で、台座部112bを定常位置(図3(b)に示す実線位置)まで押し上げた状態で、台座部112bを上下動移動可能に支持している。プッシュロックスイッチ機構112cは、台座部112bに設けられたトラックボール112aが上記コイルスプリングの弾発作用に抗して一定のストローク長まで押し下げられると、その押し下げられた位置(図3(b)に示す2点鎖線位置)で台座部112bをロックする。このロック状態下でトラックボール112aが押下されると、上記ロックが解除され、上記コイルスプリングの弾発作用で台座部112bが元の位置(図3(b)に示す実線位置)に復帰する。
【0035】
このトラックボール112aの押下操作の状態が押下操作検知スイッチ112dにより検知され、その検知信号(DT)がUSBコントローラ210を介してOS(CPU201)に通知される。
【0036】
図4乃至図6は本発明の第1実施形態及び第2実施形態に於ける、ポインタ表示を含むトラックボール112aの操作切り替え処理動作を説明するための状態遷移図である。
【0037】
ここで、上記各図を参照して本発明の実施形態に於ける動作を説明する。
【0038】
先ず、図1乃至図4を参照して本発明の第1実施形態に於けるポインタ表示を含むトラックボール112aの操作切り替え処理動作について説明する。
【0039】
ここでは、トラックボール112aを支持する台座部112bが定常位置(図3(b)に示す実線位置)にあるときは、トラックボール112aが通常のポインティング操作に用いられ、トラックボール112aが押下操作されて、台座部112bが押し下げられ、プッシュロック機構112cによりロックされた位置(以下単にロック位置と称す;図3(b)に示す2点鎖線位置)にあるときは、トラックボール112aがスクロール操作に用いられる。
【0040】
即ち、トラックボール112aを支持する台座部112bが定常位置(図3(b)に示す実線位置)にあるときは、図4(a)に示すように、ディスプレイユニット12に設けたLCD121の表示画面に、通常のポインティング操作に用いられるマウスポインタ形状のポインタ(MP(1))が表示され、トラックボール112aが通常のポインティング操作に用いられる。
【0041】
上記図4(a)に示す状態で、同図(b)に示すように、トラックボール112aを一定のストローク長まで押下操作すると、この押圧力を台座部112bが受けて、台座部112bが押し下げられ、ロック位置(図3(b)に示す2点鎖線位置)でロックされる。これにより、トラックボール112aを支持する台座部112bは、コンピュータ本体11の筐体上面に形成されたアームレストより筐体内部に陥没した状態でロックされる。
【0042】
上記したトラックボール112aの押下操作で、台座部112bをロック位置に押し下げることにより、押下操作検知スイッチ112dがこの状態を検知して検知信号(DT)を出力する。この検知信号(DT)はUSBコントローラ210を介してOS(CPU201)に通知される。OS(CPU201)は上記検知信号(DT)を受けると、上記LCD121の表示画面に表示しているポインタを図4(a)に示す通常のポインティング操作に用いられるマウスポインタ形状(MP(1))から、同図(c)に示すスクロールポインタ形状(MP(2))に切り替えて、トラックボール112aの回転操作によるカレントウィンドウ上でのスクロール操作を可能にする。この図4(c)に示す例では、カレントウィンドウ上に縦スクロールバーを表示するとともに、そのスクロール操作方向を示すスクロールポインタ(MP(2))を表示画面上の予め定められた位置に表示する。
【0043】
この図4(c)に示す状態でトラックボール112aを回転操作することで、その回転が上スクロールであるか下スクロールであるかが判定され、その判定方向がスクロールポインタ(MP(2))および縦スクロールバーに反映されて、カレントウィンドウ上の縦スクロール操作が可能となる。
【0044】
尚、ここでは、カレントウィンドウ上での縦スクロール操作を可能にする例を示したが、例えば、図5(b)に示すような横スクロール操作、若しくは図6(b)に示すような全方位スクロール操作を可能にすることもできる。
【0045】
このように、本発明の第1実施形態では、トラックボール112aを一定のストローク長まで押下操作すると、この押圧力を台座部112bが受けて、台座部112bがアームレストより筐体内部に陥没した状態でロックされ、その状態でカレントウィンドウ上にスクロールバーが表示されるとともに、スクロールポインタ(MP(2))を表示画面上の予め定められた位置に表示して、トラックボール112aの回転操作によるカレントウィンドウ上でのスクロール操作が可能となることから、簡単かつ迅速な操作で、トラックボール112aの操作をポインティングから他の操作(ここではスクロール操作)に切り替えることができる。また、この際、上記トラックボール112aの押下操作に同期させてポインタの表示形態を切り替えることから、トラックボール112aの操作切り替え状態を視覚的にユーザに明示でき、トラックボール112aの各種操作をブラインドタッチで間違いなく円滑に実行することができる。更に、上記トラックボール112aの押下操作に伴って、台座部112bがアームレストより筐体内部に陥没した状態でロックされる構成であることから、触覚的にも容易にかつ的確にトラックボール112aの操作切り替え状態を認識できる。これにより、操作性に優れたトラックボール112aの操作切り替え機構が実現できる。
【0046】
次に、図1乃至図6を参照して本発明の第2実施形態に於けるポインタ表示を含むトラックボール112aの操作切り替え処理動作について説明する。
【0047】
上記した第1実施形態では、トラックボール112aを支持する台座部112bが定常位置(図3(b)に示す実線位置)にあるときは、トラックボール112aが通常のポインティング操作に用いられ、トラックボール112aが押下操作されて、台座部112bが押し下げられ、プッシュロック機構112cによりロックされた位置(以下単にロック位置と称す;図3(b)に示す2点鎖線位置)にあるときは、トラックボール112aがスクロール操作に用いられる構成であった。
【0048】
これに対して本発明の第2実施形態では、図3に示すトラックボール装置の構成に於いて、プッシュロック機構112cを、単にバネ作用で台座部112bを定常位置(図3(b)に示す実線位置)まで押し上げた状態で上下動移動可能に支持する機構に置き換えた構成としている。即ち、トラックボール112aが押下操作されたときだけ、トラックボール112aを支持する台座部112bが筐体のアームレストより沈み、その都度、押下操作検知スイッチ112dから検知信号(DT)が出力される構成としている。更に、この第2実施形態では、上記検知信号(DT)出力回数をカウントし、そのカウント値が更新される度にポインタの表示形態を切り替えている。
【0049】
この第2実施形態に於けるポインタ表示を含むトラックボール112aの操作切り替え処理動作について図4乃至図6を参照して説明する。
【0050】
トラックボール112aに所定の押圧力が加わらず、トラックボール112aの回転操作が可能な状態にあるときは、図4(a)に示すように、ディスプレイユニット12に設けたLCD121の表示画面に、通常のポインティング操作に用いられるマウスポインタ形状のポインタ(MP(1))が表示され、トラックボール112aが通常のポインティング操作に用いられる。
【0051】
上記図4(a)に示す状態で、同図(b)に示すように、トラックボール112aを一定のストローク長まで所定の押圧力で押下操作すると、この
押圧力を台座部112bが受けて、台座部112bが押し下げられる。
【0052】
上記したトラックボール112aの押下操作で、台座部112bを押し下げることにより、押下操作検知スイッチ112dがこの状態を検知して検知信号(DT)を出力する。この検知信号(DT)はUSBコントローラ210を介してOS(CPU201)に通知される。OS(CPU201)は上記検知信号(DT)を受けると、受け取った検知信号(DT)の回数を一定の時間内に於いてカウントし、通常のポインティング操作状態から、トラックボール112aが最初に押下操作された際の1つ目の検知信号(DT)を受けた際は、上記LCD121の表示画面に表示しているポインタを図4(a)に示す通常のポインティング操作に用いられるマウスポインタ形状(MP(1))から、同図(c)に示すスクロールポインタ形状(MP(2))に切り替えて、トラックボール112aの回転操作によるカレントウィンドウ上での縦スクロール操作を可能にする。この図4(c)に示す状態では、カレントウィンドウ上に縦スクロールバーを表示するとともに、そのスクロール操作方向を示す縦スクロールポインタ(MP(2))を表示画面上の予め定められた位置に表示する。
【0053】
この図4(c)に示す状態でトラックボール112aを回転操作することで、その回転が上スクロールであるか下スクロールであるかが判定され、その判定方向がスクロールポインタ(MP(2))および縦スクロールバーに反映されて、カレントウィンドウ上の縦スクロール操作が可能となる。
【0054】
次に、上記図4(c)に示す状態で、トラックボール112aを再度押下すると、この操作に伴う2つ目の検知信号(DT)がOS(CPU201)に通知され、OS(CPU201)の制御で上記LCD121の表示画面に表示しているポインタが、図4(c)に示す縦スクロールポインタ(MP(2))から、図5(b)に示す横スクロールポインタ(MP(3))に切り替わって、トラックボール112aの回転操作によるカレントウィンドウ上での横スクロール操作を可能にする。
【0055】
この図5(b)に示す状態でトラックボール112aを回転操作することで、その回転が左スクロールであるか右スクロールであるかが判定され、その判定方向がスクロールポインタ(MP(3))および縦スクロールバーに反映されて、カレントウィンドウ上の横スクロール操作が可能となる。
【0056】
次に、上記図5(b)に示す状態で、トラックボール112aを再度押下すると、この操作に伴う3つ目の検知信号(DT)がOS(CPU201)に通知され、OS(CPU201)の制御で上記LCD121の表示画面に表示しているポインタが、図5(b)に示す横スクロールポインタ(MP(3))から、図6(b)に示す全方位スクロールポインタ(MP(4))に切り替わって、トラックボール112aの回転操作によるカレントウィンドウ上での全方位のスクロール操作を可能にする。
【0057】
このように、本発明の第2実施形態では、トラックボール112aを押下操作する度に、ポインタの表示形態が切り替わり、これに伴ってトラックボール112aの操作が切り替わることから、簡単かつ迅速な操作で、トラックボール112aの操作をポインティングから他の操作(ここでは操作方向を特定したスクロール操作)に切り替えることができる。また、この際、上記トラックボール112aの押下操作に同期させてポインタの表示形態を切り替えることから、トラックボール112aの操作切り替え状態を視覚的にユーザに明示でき、トラックボール112aの各種操作をブラインドタッチで間違いなく円滑に実行することができる。更に、上記トラックボール112aの押下操作に伴って、台座部112bがアームレストより筐体内部に陥没した状態でロックされる構成であることから、触覚的にも容易にかつ的確にトラックボール112aの操作切り替え状態を認識できる。これにより、操作性に優れたトラックボール112aの操作切り替え機構が実現できる。
【0058】
上記した第2実施形態では、トラックボール112aを押下操作する度に、ポインタの表示形態が切り替わり、これに伴ってトラックボール112aのスクロール操作方向が切り替わる構成であったが、例えば、トラックボール112aを押下操作する度に、ポインタの表示形態(例えば形状)が切り替わり、これに伴ってトラックボール112aのポインティング操作、スクロール操作等による、移動速度、移動量等を段階的に切り替えることも可能である。
【0059】
尚、上記した各実施形態は、表示画面上のポインタを操作するポインティング操作器にトラックボールを用いた情報処理装置を例に示したが、例えば面操作を回転体または光センサ素子等で検知する他のポインティング操作器にも本発明を適用できる。
【0060】
また、上記した各実施形態は、トラックボール装置を筐体内に一体に設けた構成を例に示したが、上記した各実施形態によるトラックボール装置を外部ポインティングデバイスとして単体で構成することも可能である。また、トラックボール装置および情報処理装置の構成も上記した実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、表示画面上のポインタを操作するポインティング操作器の操作がポインティング以外の操作に切り替わったことをユーザに明示でき、かつトラックボールの回転操作をポインティング以外の他の操作に容易かつ迅速に切り替えることができることから、操作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に於ける情報処理装置の外観構成を示す斜視図。
【図2】上記実施形態に於けるコンピュータのシステム構成を示すブロック図。
【図3】上記実施形態に於けるトラックボール装置の一構成例を示す図。
【図4】上記実施形態に於けるポインタ表示を含むトラックボールの操作切り替え処理動作を説明するための状態遷移図。
【図5】上記実施形態に於けるポインタ表示を含むトラックボールの操作切り替え処理動作を説明するための状態遷移図。
【図6】上記実施形態に於けるポインタ表示を含むトラックボールの操作切り替え処理動作を説明するための状態遷移図。
【符号の説明】
1…PCIバス
2…ISAバス
11…コンピュータ本体
12…ディスプレイユニット
106…サウンドコントローラ
107…サウンド出力部
111…キーボード
112…トラックボール装置(ポインティング操作機構)
112a…トラックボール(ポインティング操作器)
112b…台座部
112c…プッシュロック機構(プッシュ・プッシュ機構)
112d…押下操作検知スイッチ(検知手段)
112e,112f…検出部(検知ローラ)
114…パワーボタン
121…LCD
201…CPU(メインCPU)
202…ホストブリッジ
203…主メモリ
204…グラフィクスコントローラ
206…PCI−ISAブリッジ
207…I/Oコントローラ
208…ハードディスクドライブ(HDD)
209…CD−ROMドライブ
210…USBコントローラ
211…エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)
213…電源コントローラ
DT…検知信号
MP(1),MP(2),MP(3),MP(4)…ポインタ

Claims (16)

  1. 表示画面上のポインタを操作するポインティング操作器を具備する情報処理装置に於いて、
    前記ポインティング操作器の押下操作を検知する第1の手段と、
    前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した際に、前記ポインタの表示形態を切り替える第2の手段と
    を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した際に、前記ポインティング操作器の操作をポインティング以外の所定の操作に切り替える第3の手段を具備する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の手段は、
    前記ポインティング操作器を支持する台座部と、
    前記ポインティング操作器が押下操作された際に前記台座部を一定のストローク長で定常位置より押下方向に移動させ、前記ポインティング操作器の押下操作が解除された際に前記台座部を前記定常位置に復帰する機構と、
    前記台座部が一定のストローク長で定常位置より押下方向に移動したことを検知する検知手段とを具備する請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記第1の手段は、
    前記ポインティング操作器を支持する台座部と、
    前記ポインティング操作器が押下操作された際に前記台座部を一定のストローク長で定常位置より押下方向に移動させ、その状態で前記ポインティング操作器が再度押下操作された際に前記台座部を前記定常位置に復帰する機構と、
    前記台座部が一定のストローク長で定常位置より押下方向に移動したことを検知する検知手段とを具備する請求項2記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の手段は、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した際に、前記ポインタの表示形態をマウスポインタ形状から所定の少なくとも1方向のスクロールポインタ形状に切り替える手段を具備する請求項1記載の情報処理装置。
  6. 前記第2の手段は、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した回数を一定時間内に於いてカウントし、そのカウント値の更新に伴って前記ポインタの表示形態を切り替える手段を具備する請求項1記載の情報処理装置。
  7. 前記第2の手段は、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した回数を一定時間内に於いてカウントし、そのカウント値の更新に伴って前記ポインタの表示形態を操作方向を異にするスクロールポインタの形状に切り替える手段を具備する請求項1記載の情報処理装置。
  8. 前記第2の手段は、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した際に、前記ポインタの形状を切り替えて、ポインタの移動速度、若しくは移動量を可変する手段を具備する請求項1記載の情報処理装置。
  9. 前記第3の手段は、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した際に、前記ポインティング操作器の操作をポインティング操作からスクロール操作に切り替える手段を具備する請求項2記載の情報処理装置。
  10. 前記第3の手段は、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した回数を一定時間内に於いてカウントし、そのカウント値の更新に伴って前記ポインティング操作器の操作の対象を切り替える手段を具備する請求項2記載の情報処理装置。
  11. 前記第3の手段は、前記第1の手段が前記ポインティング操作器の押下操作を検知した回数を一定時間内に於いてカウントし、そのカウント値に応じて、前記ポインティング操作器の操作を、カレントウィンドウの縦スクロール操作と、横スクロール操作と、全方位スクロール操作とに切り替える手段を具備する請求項2記載の情報処理装置。
  12. 前記ポインティング操作器は、装置本体に支持された回転体と、前記回転体の回転操作に伴う移動方向および移動量を検知する第1の操作検知器と、前記回転体の押下操作を検知する第2の操作検知器とを具備して構成される請求項1記載の情報処理装置。
  13. 前記ポインティング操作器は、台座部と、前記台座部に支持された回転体と、前記回転体の回転操作に伴う移動方向および移動量を検知する第1の操作検知器と、前記回転体の押下操作を検知する第2の操作検知器と、前記台座部を前記回転体の押下操作方向に一定量移動可能に支持する機構とを具備して構成される請求項1記載の情報処理装置。
  14. 表示画面上のポインタを操作するポインティング操作器の指示操作切り替え方法であって、
    前記ポインティング操作器の押下操作を検知するステップと、
    前記ポインティング操作器の押下操作を検知した際に、前記ポインタの表示形態、及び前記ポインティング操作器の操作対象を切り替えるステップと
    を具備したことを特徴とするポインティング操作器の指示操作切り替え方法。
  15. 前記ポインティング操作器の押下操作を検知した際に、前記ポインティング操作器の操作をポインティング以外の所定の操作に切り替えるステップを具備したことを特徴とする請求項14記載のポインティング操作器の指示操作切り替え方法。
  16. 前記ポインティング操作器の押下操作を検知した回数を一定時間内に於いてカウントするステップと、
    前記カウント値の更新に伴って前記ポインタの表示形態を切り替えるステップと
    を具備したことを特徴とする請求項14記載のポインティング操作器の指示操作切り替え方法。
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