JP2004057995A - Adhesive application device for forming l-shaped tile - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二枚のタイルをL字型に接合するためにタイルの接着面に接着剤を塗布するL字型タイル形成用接着剤塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一辺をほぼ45゜に面取りしたタイルT,T(図17参照。)二枚を面取り側の端縁同士が突き合わさるようにして連結テープPで折曲可能に仮止めし(こうして連結したタイルT,Tを以下仮止めタイルという。)、その仮止めタイルの前記面取り部分に接着剤を塗布するL字型タイル形成用接着剤塗布装置がある(特開平7−195343号公報参照。)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
L字型タイルの接着には、(a)硬化時間が短い、(b)接着強度に優れる、などの理由から、主剤と硬化剤を混ぜ合わせて硬化させる二液タイプの接着剤が使われる。しかしながら二液タイプの接着剤は、主剤と硬化剤を混ぜ合わせると短時間で硬化するため、接着剤供給経路の途中で詰まる可能性があり、自動化した塗布装置には使い難い問題点があった。
【0004】
本発明は上記に鑑みなされたもので、その目的は二液タイプの接着剤の使用に適したL字型タイル形成用接着剤塗布装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明は、少なくとも一辺を面取りしたタイル二枚を面取り側の端縁同士が突き合わさるようにして連結テープで折曲可能に仮止めし、その仮止めタイルの前記面取りした部分に接着剤を塗布するL字型タイル形成用接着剤塗布装置であって、二液タイプの接着剤の主剤が通る主剤通路と硬化剤が通る硬化剤通路を別々に設けた供給通路部材と、その供給通路部材に着脱自在に取り付けられ前記主剤通路と硬化剤通路が自己の入口部分に連通するようになっている混合管と、その混合管の内部に設けた撹拌手段と、混合管の下端に設けた吐出ノズルとを有し、二液タイプの接着剤の主剤を前記主剤通路に、また、硬化剤を前記硬化剤通路に圧送して二液同時に混合管に流入させると共に混合管の中を通る二液を撹拌手段により撹拌させ、そうして二液が混ざり合った接着剤を仮止めタイルの面取り部分目掛けて吐出ノズルから吐出させるようにしたL字型タイル形成用接着剤塗布装置を提供する。
【0006】
二液タイプの接着剤の主剤と硬化剤は、混合管の直前まで別々の通路にあり、混合管に入った直後に入口部分で混ざり合って吐出ノズルから出る。従って主剤と硬化剤が混ざって硬化するとしても交換自在な混合管以降に限られるから、必要に応じて混合管を付け替える。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、図1はL字型タイル形成用接着剤塗布装置の全体斜視図、図2は連結テープ貼着ラインを示す斜視図、図3は連結テープ貼着ラインの正面図、図4は連結テープ貼着ラインの要部正面図、図5は図4のさらに一部を拡大した連結テープ貼着ラインの要部拡大正面図、図6は拡大図Zを含む図4のX−X線断面図、図7は連結テープ貼着ラインの押圧手段の要部を示す分解斜視図、図8は連結テープ貼着ラインの終端と移載手段と接着剤塗布ラインを示す一部断面平面図、図9、図10は移載手段を示す断面図、図11は接着剤塗布ラインの要部を示す斜視図、図12は接着剤塗布ラインの要部を示す横断面図、図13は接着剤塗布ラインの要部を示す縦断面図、図14は混合管を中心にした要部の横断面図、図15は着色剤供給手段の筒状容器を示す分解斜視図、図16は吐出ノズルと第一,第二センサーと仮止めタイルの関係を示す平面図、図17は仮止めタイルを裏向きにした斜視図である。
【0008】
実施形態のL字型タイル形成用接着剤塗布装置は、連結テープ貼着ライン1、接着剤塗布ライン100、前記連結テープ貼着ライン1から接着剤塗布ライン100に仮止めタイルTTを受け渡す移載手段200で概略構成される。
【0009】
【連結テープ貼着ライン】
連結テープ貼着ライン1は、搬送手段2を含む装置基台3と、その装置基台3に移動可能に取り付けた貼着ユニット4で構成される。前記装置基台3は、図3に示すように、メインフレーム5と、そのメインフレーム5上に設置したコンベアフレーム6とからなる。コンベアフレーム6の両端にはチェーンホイール7,7が回転自在に取り付けられている。前記搬送手段2は、多数の搬送板2aをピン接合してエンドレスに繋げたコンベアであり、搬送板2aの裏側にあるチェーン2bを前記チェーンホイール7に巻き掛け、チェーンホイール7の回転で図3において時計方向に周回する。搬送手段2には、角柱形状の係合部材2cが搬送板2aの上面に等ピッチで多数本固着してある。搬送手段2はチェーンホイール7間の上側が搬送面であり、図3において紙面に向かって左側が上流部、同じく右側が下流部である。
【0010】
その他、装置基台3には貼着ユニット4を摺動自在に支えるガイドシャフト8が三本設けられ、また、コンベアフレーム6の上端にはタイルTを搬送板2aの中央に向けて付勢するリニアブラシ9,9が設けられている。なお、このリニアブラシ9,9は、コンベアフレーム6に対してボルト10で締め付け固定されており、このボルト10を緩めてスライドさせることでサイズの異なるタイルTにも対応し得る。また、コンベアフレーム6には連結テープPを切断するカッター11が設けられているが、その詳細は後述する。
【0011】
次ぎに貼着ユニット4について説明する。貼着ユニット4は、前記装置基台3のガイドシャフト8に摺動自在に取り付けた取付プレート12と、その取付プレート12の前面に上流部側から順に配置した、隙間定規13と、連結テープPと、押さえブラシ14と、貼着ローラ15と、回転ブラシ16と、押圧手段17と、切断用カバー部18とからなる。
【0012】
前記隙間定規13は、例えば厚さ約0.2mmの金属製薄板であり、取付プレート12と一体の定規アーム13aによって吊り支えられている。隙間定規13は、搬送手段2の搬送面の垂直上方に位置し、自己の底辺と前記搬送面との間に、タイルTの厚み以下であって前記搬送板2aの係合部材2cの高さ以上の間隔が設けてある。従って、隙間定規13は、搬送手段2には一切接触しないが、搬送面に載せたタイルTには接触し得る。また、隙間定規13は、図5に示したように搬送手段2の下流部側に向かって先細りの形状になっており、その先が前記貼着ローラ15の下に僅かに潜り込むように設定してある。なお、隙間定規13は、定規アーム13aが取付プレート12に対して上下動自在になっており、調節ボルト13bを緩めれば高さ調節が行える。
【0013】
前記連結テープPは、一面に粘着層19を設けたテープ状の長尺物であり、ロール状に巻いて取付プレート12の上部に回転自在に設置してある。なお、連結テープPは案内プーリ20,20を介し、搬送面にあるタイルTに対して粘着層19を対向させる向きに引き出される。
【0014】
前記押さえブラシ14は、図4に示したように、隙間定規13の終端と貼着ローラ15の先端がクロスする位置にあり、隙間定規13を挟んで両側に設けられている。この押さえブラシ14は、合成樹脂製の繊維を搬送面に向けて真っ直ぐ下向きに植設したものであり、第一に搬送面にあるタイルTに抵抗を加えてタイルTの縁が係合部材2cに確実に当たるようにし、第二に連結テープPを貼り終えるまでタイルT,Tの間隔が狂わないように押さえる機能を果たす。なお、押さえブラシ14は、取付プレート12に対して上下動自在になっており、固定ネジ14aを緩めて調節ネジ14bを回すことで高さが自由に調節できる。
【0015】
前記貼着ローラ15は、金属ホイール15aの外周にスポンジゴム製の弾性リング15bを巻いたものであり、揺動自在な揺動アーム15cの自由端に回転自在に軸着してなる。前記のように貼着ローラ15の下には隙間定規13の先端が僅かに潜り込んでいるため、搬送されて隙間定規13から外れる寸前のタイルTがこの貼着ローラ15の下を潜る。なお、揺動アーム15cは、取付プレート12に対して上下動自在になっており、固定ネジ15dを緩めて高さが自由に調節できる。
【0016】
前記回転ブラシ16は、合成樹脂製の繊維を円盤16aの全周に植設したものであり、図3において反時計回りに常時回転し、搬送手段2で搬送されるタイルTの上面を擦る位置にある。なお、回転ブラシ16は、取付プレート12に対して上下動自在になっており、固定ネジ16bを緩めて調節ネジ16cを回すことで高さが自由に調節できる。
【0017】
前記押圧手段17は、液圧又はガス圧でロッド17aを伸縮させるシリンダー17bと、そのロッド17aの下端に取り付けた弾性体17cとからなる。弾性体17cは、適度な硬さと弾性を兼ね備えた例えばスポンジゴム製であり、図7に示したように、金属製の基板17dの裏面に接着剤で固着されている。そして、弾性体17cは、基板17dと一体にシリンダー17bの下端に対してボルト17eで止められており、タイルTの大きさに合わせて基板17dごと取り替えることができる。
【0018】
前記切断用カバー部18は、前記装置基台3に設けたカッター11に対応するものであり、透明な合成樹脂製の天板18aと、その天板18aの両側に垂設した二つの押圧ブラシ18b,18cとからなる。装置基台3のカッター11はエアシリンダーやモータなどの駆動手段(図示せず)に直結されていて図4において紙面と直交する方向に往復直線運動を行い、搬送手段2の搬送面を横切る際に連結テープPを切断する。切断用カバー部18の天板18aと二つの押圧ブラシ18b,18cは、カッター11が移動する範囲を覆うようになっており、カッター11による事故を防止する。また、二つの押圧ブラシ18b,18cは、カッター11で連結テープPを切断するとき、タイルTを押さえて切断の確実性を高める役割を果たす。なお、切断用カバー部18は、取付プレート12に対して上下動自在になっており、固定ネジ18dを緩めて調節ネジ18eを回すことで高さが自由に調節できる。
【0019】
次ぎに連結テープ貼着ライン1の動作について説明する。先ず、連結テープ貼着ライン1を作動させる前に、図5二点鎖線のように貼着ローラ15を上向きに跳ね上げ、連結テープPを引き出して案内プーリ20経由で押さえブラシ14の間を通すとともにその先端を搬送手段2の搬送板2aに貼り付け、その後、同図実線のように貼着ローラ15を元の状態に戻す。なお、この操作は最初に一回行うだけでよい。
【0020】
次ぎに搬送手段2の上流部に、一辺を面取りしたタイルT,T二枚を隙間定規13を間に挟むようにして載せる。タイルTは表面を上向きにし、また、面取りした端縁を隙間定規13に向けるようにする。そうすると、図6のように、コンベアフレーム6のリニアブラシ9,9に押されて両タイルT,Tがそれぞれ隙間定規13に接触する(拡大図Z参照)。その状態で搬送手段2を作動させると、タイルT,Tは搬送板2aに載って移動し、最初に押さえブラシ14に当たる。この押さえブラシ14によって搬送を妨げる向きの抵抗がタイルT,Tに加わるから、タイルT,Tの縁が搬送手段2の係合部材2cに当たっていない場合は係合部材2cに当たって係合するまで搬送板2aの上面をタイルT,Tが滑る。そして、タイルT,Tの縁に係合部材2cが当たると、係合部材2cに押されてタイルT,Tが確動し、押さえブラシ14の下に潜り込みながら前進する。
【0021】
次ぎにタイルT,Tは、図5二点鎖線のように隙間定規13の終端に達し、そのポイントでタイルT,Tの上面に貼着ローラ15が載る。前記のように隙間定規13と貼着ローラ15の間には連結テープPが通っているため、貼着ローラ15がタイルT,Tの上面に載ると連結テープPがタイルT,Tの表面に貼り付く。このとき貼着ローラ15の金属ホイール15aが重錘になって連結テープPを適度に加圧し、また、貼着ローラ15の弾性リング15bがクッション効果を発揮して連結テープPをタイルT,T表面に馴染ませる。
【0022】
なお、タイルT,Tに連結テープPが貼り付くまでの間、リニアブラシ9,9と押さえブラシ14の弾性でタイルT,Tの動きを拘束するから、隙間定規13で作ったタイルT,T同士の隙間が狂わない。
【0023】
次ぎにタイルT,Tは、搬送板2aに載って移動し、回転ブラシ16の下を潜る。回転ブラシ16は、図3において時計回りに回転しており、連結テープPを擦ってタイルT,T表面に押し付ける。そしてさらに、タイルT,Tは搬送板2aに載って移動し、押圧手段17の真下で止まる。この状態で押圧手段17のロッド17aが下降し、弾性体17cを弾性変形させながら連結テープPをタイルT,T表面に押し付ける。そうすると、タイルT,T表面の凸凹に合わせて弾性体17cが変形し、それによって連結テープPがタイルT,Tの凸凹に馴染むから、連結テープPがタイルT,T表面に隙間無く密着する。
【0024】
次ぎに搬送手段2が作動してタイルT,Tが再び移動し、切断用カバー部18の中に先端が入った位置で止まる。この状態でカッター11が図4において紙面の手前に向かって前進し、連結テープPを切断して戻る。そして搬送手段2が作動して再びタイルT,Tが移動し、切断用カバー部18の中に後端を残した位置で止まる。この状態でカッター11が作動して連結テープPを切断する。こうして図17に示したような、連結テープPで繋がり且つ両端に余剰部PPがある仮止めタイルTTができる。
【0025】
タイルT,T…のサイズを変更する場合は、図6において固定ネジ21を緩めて取付プレート12を搬送手段2を横切る方向に摺動させ、タイルTのサイズに合わせて固定ネジ21を締め付ければよい。そうすることにより、貼着ユニット4が一体になって移動する。なお、必要があればリニアブラシ9,9も移動させる。
【0026】
なお、タイルT,T…は、係合部材2cの間隔に合わせて搬送手段2上に連続供給すればよい。そうすると、図4に示したように、先行するタイルT,Tと後続のタイルT,Tが一本の連結テープPで繋がった状態で搬送されるが、切断用カバー部18において先行するタイルT,Tと後続のタイルT,Tの中心で連結テープPが切断され、それを繰り返すことで図17のような仮止めタイルTTになる。
【0027】
【移載手段】
移載手段200は図1に示したように、連結テープ貼着ライン1の終点部に横付けされており、四角い櫓状の装置フレーム22と、連結テープ貼着ライン1の搬送手段2の終点部にある仮止めタイルTTを俯せ状態から仰向け状態に反転させる反転移載機23と、その反転移載機23と接着剤塗布ライン100の間を直線的に往復する直線移載機24で構成される。
【0028】
前記反転移載機23は、図8,図9に示したように、装置フレーム22の柱間に軸25で軸着して回動自在にした回動板26と、その回動板26に上下動自在に取り付けた吸引箱27と、装置フレーム22に固定した回動板26駆動用のエアシリンダー28とで構成される。エアシリンダー28と回動板26は、エアシリンダー28のロッド29に取り付けたラックギヤ30と、回動板26の軸25に固着したピニオンギヤ31の噛み合わせで繋がっている。
【0029】
一方、前記直線移載機24は、図8〜図10に示したように、装置フレーム22の柱間に水平に掛け渡した固定的なレール軸32と、そのレール軸32に往復直線運動自在に取り付けた支持部材33と、その支持部材33に対して上下動自在に取り付けた吸引箱34と、装置フレーム22に固定した支持部材33駆動用のエアシリンダー35とで構成される。この直線移載機24と前記反転移載機23は、反転移載機23の吸引箱27が上向き(図9二点鎖線参照)になった状態で、その吸引箱27の上面が直線移載機24の吸引箱34の移動領域の下に入る位置関係になっている。
【0030】
【接着剤塗布ライン】
接着剤塗布ライン100は、搬送手段を含む装置基台36と、その装置基台36に取り付けられる接着剤塗布ユニット37で構成される。前記装置基台36は、図1に示したように、コンベヤフレーム38と、そのコンベヤフレーム38に掛け渡した無端状のコンベヤ39とからなり、コンベヤ39の始端が、前記移載手段200の装置フレーム22内であって直線移載機24の吸引箱34の移動領域の下に入る。そしてコンベヤ39の上面が仮止めタイルTTを載せるタイル載置部となる。
【0031】
接着剤塗布ユニット37は、図11〜図15に示したように、前記装置フレーム22のコンベヤ39を挟む柱間に掛け渡した上下二本の支軸40,40に取り付けられている。この接着剤塗布ユニット37の主要構成要素は、前記支軸40,40に取り付く台部材41と、台部材41の正面に取り付けられる固定的な供給通路部材42と、その供給通路部材42の中央下面に着脱自在に取り付けられる混合管43と、その混合管43の下端に一体に設けた吐出ノズル44と、供給通路部材42の中央上面に取り付けられる着色剤供給手段45と、後述する主剤Aと硬化剤Bを圧送する二つのポンプ並びに着色剤供給手段45のポンプ46を同時に制御するセンサー手段47である。
【0032】
台部材41は、前記支軸40,40に対して摺動軸受48を介して横移動可能に支持される横移動板49と、その横移動板49の前側に垂直に固定した縦ガイド軸50と、その縦ガイド軸50に上下動可能に支持される縦移動板51とからなる。この縦移動板51は横移動板49に対し昇降ネジ52を介して連結されており、その昇降ネジ52を頂部の摘み53で左右何れかの向きに回転させることにより縦移動板51の上下位置が調節できる。なお、図11に示したように装置フレーム22の柱間には前記支軸40と平行に目盛り材54が掛け渡されており、この目盛り材54を使って横移動板49の横位置を正確に位置決めすることができる。もちろん横移動板49は、支軸40に対する適宜な固定手段(図示せず)を別途備えていて、支軸40上の任意の位置に固定可能である。
【0033】
前記供給通路部材42は直方体形状で台部材41の縦移動板51の正面に固着されており、その内部に二液タイプの接着剤ABの主剤Aが通る主剤通路55と、硬化剤Bが通る硬化剤通路56と、着色剤Cが通る着色剤通路57が互いに交わることなく別々に設けられている。これら三通路55,56,57の出口は、供給通路部材42の下面中央に突設した断面円形のジョイント部42aに集中して設けられている。主剤通路55と硬化剤通路56は、供給通路部材42の左右に接続されている配管58とポンプ(図示せず)を介して主剤Aと硬化剤Bの各貯留タンク(図示せず)に接続されており、ポンプの作動により主剤Aと硬化剤Bが主剤通路55と硬化剤通路56に夫々圧送される。なお、貯留タンクから主剤通路55及び硬化剤通路56の出口までの経路が接着剤供給経路である。
【0034】
前記混合管43は合成樹脂製の円形パイプであり、頂部の入口部分43aが胴部43bより太くなっており、その入口部分43aが前記供給通路部材42のジョイント部42aに嵌まるようになっている。また、図14に示したようにジョイント部42aには外周に雄ねじ42bが形成されており、その雄ねじ42bに袋ナット42cを締め付けて供給通路部材42に混合管43を接続・固定する。なお、前記のようにジョイント部42aには主剤通路55と硬化剤通路56と着色剤通路57の三通路の出口が夫々開口しており、従ってジョイント部42aに混合管43を嵌めた取付状態では主剤通路55と硬化剤通路56と着色剤通路57が混合管43の入口部分43aに連通する。
【0035】
図14に示したように混合管43の胴部43b内部には撹拌手段59が設けられている。この撹拌手段59は、高さが胴部長(例えば20cm)の1/n(例えば1/20)であって螺旋状の捻りを有する小さい撹拌翼59aを胴部43b内にn個(例えば20個)並べたものであり、撹拌翼59aによる螺旋通路を撹拌翼59a同士の継ぎ目で不連続とすることにより液体の流れをかき乱す。混合管43の下端には先を絞った吐出ノズル44が一体に形成されており、前記撹拌手段59で撹拌された液体(接着剤AB)が吐出ノズル44の先から適度な太さで吐出する。
【0036】
前記着色剤通路57には着色剤供給手段45が接続されている。着色剤供給手段45は、着色剤Cを入れる蓋60付きの筒状容器61と、その筒状容器61の中に摺動自在に内蔵したキャップ状のピストン62と、ピストン62の上室に圧縮空気を供給するエアパイプ63と、そのエアパイプ63を開閉するバルブ64と、筒状容器61内の着色剤Cを供給通路部材42に圧送するためのポンプ46(例えばギヤポンプ)で構成される。なお、前記筒状容器61は、図15に示したように金属製の外筒61aの中に透明又は半透明である合成樹脂製の内筒61bを装填し、内筒61bごと着色剤Cの色替えを行う。そうすることにより筒状容器61内で新旧の色が混ざらず、色替えの作業能率が頗るよい。一方、外筒61aの下側には縦長の窓孔61cが設けてあり、その窓孔61cから着色剤Cの残量が確認できる。また、筒状容器61内のピストン62は、圧縮空気の圧力を得て着色剤Cを中から押し出し、もってポンプ46と協働して着色剤Cを圧送するものである。よって、筒状容器61の色替えは、エアパイプ63のバルブ64を締めて圧縮空気を遮断し、蓋60を外して内筒61aを交換する、という手順で行う。
【0037】
前記センサー手段47は、主剤Aと硬化剤Bを圧送する二つのポンプ及び着色剤供給手段45の前記ポンプ46を同時に制御するためのものであり、図13に示したように台部材41の縦移動板51の下端に取付座65を突設してその取付座65の下面に取り付けられている。このセンサー手段47は、混合管43の左右両横に配した第一センサー47aと第二センサー47bを対にしたもので、タイル載置部の上面にレーザー光を照射することにより高低の変化を検知し、もって仮止めタイルTTの前と後の縁を検出する。第一センサー47aと第二センサー47bは図16に示したように混合管43の吐出ノズル44の前と後ろに夫々距離X,Yの間隔が設けてある。例えば、実施形態の距離X,Yは1〜5mmの範囲で設定してある。なお、第一センサー47aと第二センサー47bは、図11に示したように取付座65の下面にネジ止めされており、コンベヤ39の搬送方向と平行に位置調節可能である。
【0038】
次に移載手段200と接着剤塗布ライン100の動作について説明する。既に説明したように仮止めタイルTTは、連結テープ貼着ライン1の搬送手段2の終点部に表が上の俯せ状態で余剰部PPの端同士が接する状態で一列に並んでいる。このとき移載手段200は、図8,図9のように反転移載機23の吸引箱27が搬送手段2の終点部上面に臨み、また、直線移載機24の吸引箱34が接着剤塗布ライン100のコンベヤ39の始端上方にある。
【0039】
この状態で図9二点鎖線のように、反転移載機23の吸引箱27を降ろして仮止めタイルTTの上面に載せ、そのまま吸引して所定枚数の仮止めタイルTT,TT…を吸引箱27に吸い付ける。そして図10のように、エアシリンダー28によりラックギヤ30を下げてピニオンギヤ31を時計回りに回転させ、軸25を中心に図9二点鎖線のように回動板26を180゜回転させて吸引箱27を上向きにする。なお、このとき回動板26の先は装置フレーム22側のストッパー66により止められている。また、吸引箱27の上にある仮止めタイルTT,TT…は仰向け状態になっていて接着剤ABを塗布すべき面取り部が上を向いている。
【0040】
次に、直線移載機24の吸引箱34をエアシリンダー35でスライドさせ、反転移載機23の吸引箱27の上面で停止させる。そして吸引箱34を下げて仰向け状態になっている仮止めタイルTT,TT…の上に載せ、そのまま仮止めタイルTT,TT…を吸い付ける。この状態で吸引箱34を上昇させ接着剤塗布ライン100のコンベヤ39の始端に移動させる。ここで吸引箱34を降ろしてタイル載置部たるコンベヤ39上面に仮止めタイルTT,TT…を載置し、吸引を解いて吸引箱34だけを上昇させる。次に、接着剤塗布ライン100のコンベヤ39を作動させて仮止めタイルTT,TT…を接着剤塗布ユニット37に向けて送る。このとき全ての仮止めタイルTT,TT…は図16に示したように裏面を上に向けさらにタイル載置部の上面に広げた互いの余剰部PP,PP同士の端が接した状態で一列に並んでいる。
【0041】
なお、接着剤塗布ユニット37は、予め仮止めタイルTTの一方の面取り部が通過するラインL(図16参照)上に吐出ノズル44の中心が来るように位置決めしてある。また、主剤Aと硬化剤Bを圧送する二つのポンプ並びに着色剤供給手段45のポンプ46の全てを事前に稼働させることにより着色された二液タイプの接着剤ABを吐出ノズル44から吐出させ、その状態で前記各ポンプが止められている。従って各ポンプを作動させると吐出ノズル44から直ぐに接着剤ABが吐出する。
【0042】
しかして図16に示したように、仮止めタイルTT,TT…がコンベヤ39に載って一列に並んだ状態を保ちながら一緒に移動し、先頭の仮止めタイルTTが接着剤塗布ライン100の第一センサー47aの下を通ると、先ず最初に第一センサー47aのレーザー光が仮止めタイルTTの前縁に当たって前縁検知信号を発する。次に吐出ノズル44が仮止めタイルTTの前縁を通過し、その後第二センサー47bのレーザー光が仮止めタイルTTの前縁に当たって前縁検知信号を発する。この第二センサー47bの前縁検知信号を受けて前記三つのポンプが一斉に作動し、吐出ノズル44の先から着色済みの二液タイプの接着剤ABが吐出する。吐出ノズル44は仮止めタイルTTの面取り部の上を横断するように位置決めされているから、接着剤ABは仮止めタイルTTの面取り部分を的確に捉える。しかも接着剤ABは、吐出ノズル44より後に仮止めタイルTTの前縁を通過する第二センサー47bの前縁検知信号で吐出されるから、仮止めタイルTTの前縁に対して距離Y分だけ内側に入ったポイントが塗り始めとなる。従ってコンベヤ39のタイル載置部に接着剤ABが垂れ落ちない。なお、第二センサー47bの前縁検知信号が発せられてから接着剤ABが面取り部に到達するまでの間には若干の時間差ができるため、前記距離Yはその時間差を見越した大きさにしておくとよい。
【0043】
前記三つのポンプは、一旦作動すると停止信号が出るまで連続運転するように設定されており、従って吐出ノズル44からの接着剤ABの吐出は止まらない。一方、コンベヤ39は連続運転しているから仮止めタイルTTも連続的に移動し、従って接着剤ABが筋状になって仮止めタイルTTの面取り部に塗布される。その状態が続くとやがて第一センサー47aが仮止めタイルTTの後縁を通過する。そうすると仮止めタイルTTとタイル載置部の高低差を検知した第一センサー47aが後縁検知信号を発する。この第一センサー47aの後縁検知信号が停止信号となって前記三つのポンプが一斉に停止し、接着剤ABの吐出が止まる。このとき吐出ノズル44から仮止めタイルTTの後縁まで距離Xの余裕があるため、接着剤ABがタイル載置部にはみ出すおそれがない。なお、第一センサー47aの後縁検知信号が発せられてから接着剤ABが止まるまで若干の時間差が生ずるため、前記距離Xはその時間差を見越した大きさに設定しておくとよい。
【0044】
以上の動作がコンベヤ39上にある全ての仮止めタイルTT,TT…が無くなるまで繰り返し実行される。そして、接着剤ABの塗布が完了した仮止めタイルTTから順に作業者がコンベヤ39から取り出し、仮止めタイルTTを曲げ、面取り部同士を貼り合わせて接着剤ABを硬化させ、最後に連結テープPを剥がす。なお、着色剤Cによって接着剤ABはタイルTとほぼ同色になっており、従って完成したL字型タイルの継ぎ目には接着剤ABがあっても目立たない。また、接着剤ABは仮止めタイルTTの端からほぼ距離X,Y分の空白をおいて内側に塗布されているから、その空白部分によって、仮止めタイルTTを曲げた時に生じやすい接着剤ABの外部へのはみ出しがない。
【0045】
ところで、混合管43の内部では主剤Aと硬化剤Bが混ざり合っているから当然接着剤ABの硬化が進行するが、接着剤ABの吐出が定期的に行われている間は詰まらない。しかし、休憩時間などで装置を長時間停止させる場合には、混合管43の内部で接着剤ABが硬化して詰まるおそれがある。そこで装置を長時間停止させる場合には、吐出ノズル44の下に適宜な受皿容器(例えば使い捨てのコップ)をセットし、定期的に接着剤ABを吐出させるように全ポンプを自動運転させるようにするとよい。もっとも一日の作業が終了し、翌日まで装置を止めるような場合には、接着剤ABを無駄にする量が多すぎて却って不経済になる。そこでそうした場合には、袋ナット42cを外して供給通路部材42から混合管43を外し、ジョイント部42aの先に付いている主剤A、硬化剤B、着色剤Cを綺麗に拭き取り、次の営業日に新しい混合管43を供給通路部材42に取り付けて新たに運転を始める。この方法は混合管43を使い捨てにすることになるが、混合管43を交換するコストの方が接着剤ABを廃棄するコストより安いのである。
【0046】
その他、図1等において符号67は、連結テープ貼着ライン1の終端正面を覆う透明な暖簾状のカバーであり、反転移載機23の回動板26の回動領域に作業者の身体が誤って入らないように防護し、もって作業者の安全を図るためのものである。
【0047】
以上本発明を実施の形態について説明したが、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば本発明のL字型タイル形成用接着剤塗布装置において連結テープ貼着ライン1は必須のものではなく、作業者が手作業で仮止めタイルTTを作り、それを接着剤塗布ライン100のコンベヤ39に載せるようにしてもよい。もちろんそのような場合には移載手段200も不要である。また、連結テープ貼着ライン1を設ける場合においてもその構造は実施形態のものに限定されず、市販の連結テープ自動貼着装置を使ってもよい。
【0048】
また、実施形態では主剤通路55と硬化剤通路56の出口、つまり混合管43の入口部分43aに着色剤Cを供給するようにしたが、貯留タンクから主剤通路55及び硬化剤通路56の出口までの接着剤供給経路のどこに対しても着色剤Cを供給することは可能である。もっとも混合管43の入口部分43aに着色剤Cを供給する実施形態の構造は、色替えに際して無駄に廃棄しなければならない着色剤C等の分量が少なくなる点で有利である。また、主剤通路55と硬化剤通路56の各出口の間(好ましくは中心)に着色剤通路57の出口を設けるようにした実施形態の構成は、混合管43の入口部分43aでの主剤Aと硬化剤Bの混合を着色剤Cが阻害する作用があるから、ジョイント部42aの近くで主剤Aと硬化剤Bが混ざり合うリスクが少なく、よってジョイント部42aが硬化した接着剤ABで目詰まりするというトラブルが起きにくい。また、実施形態では接着剤ABを目立たせ難くする目的で着色剤Cを混ぜるようにしたが、着色剤Cを混ぜなくとも接合の基本機能には影響しない。従って請求項1の発明において着色剤通路57は必須でない。
【0049】
また、実施形態ではタイル載置部たるコンベヤ39を動かすことによって固定した吐出ノズル44の下を仮止めタイルTTが移動して通過するようになっているが、逆にタイル載置部を固定して吐出ノズル44を動かすか、又は、両者を同時に動かすようにしてもよい。
【0050】
また、実施形態では第一センサーと第二センサーを対にして接着剤ABの吐出タイミングを制御するようにしたが、例えばセンサー手段47を一個のセンサーで形成し、仮止めタイルTTの前縁を検出した後、所定時間経過後に接着剤ABの吐出を開始させると共にタイマーで接着剤ABの吐出時間を制御するようにしてもよい。この場合、仮止めタイルTTのサイズとコンベヤ39の搬送速度に応じて接着剤ABが面取り部からはみ出さないように吐出タイミングを設定する。このタイマー制御方式と実施形態のダブルセンサー方式を比較した場合、実施形態のダブルセンサー方式は仮止めタイルTTのサイズが変わっても特段の設定変更を要せずに柔軟に対応できる点で優位性があり、一方、タイマー制御方式はセンサーが一個でよい分コストを安くすることができる。さらにまた、実施形態ではレーザー光方式のセンサーを採用したが、レーザー光以外のどのような検知構造であってもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明のL字型タイル形成用接着剤塗布装置は、着脱自在にした混合管の中で主剤と硬化剤を混合させ、その二液が混ざった接着剤を混合管の下端に設けた吐出ノズルから吐出させるようにしたため、もし接着剤が硬化するとしても混合管の中に限られるから、長時間の運転停止に対して混合管のみを付け替えればよい。或いは、二液が混ざった接着剤の硬化速度を遅らせる手段(例えば低温保存)があるとすれば、混合管を外して接着剤の硬化速度を遅らせるに必要な手段(例えば冷蔵庫に保管する)を講じて運転再開に備えればよい。このように本発明によれば、二液タイプの接着剤の使用に適したL字型タイル形成用接着剤塗布装置を提供することができる。
【0052】
また、請求項2のL字型タイル形成用接着剤塗布装置は、接着剤に加えた着色剤が混合管を通る過程で撹拌手段により十分に混ざり合うため、着色する手間が全く掛からない。また、請求項3のように着色剤を混合管の入口部分に供給するようにすれば、主剤通路と硬化剤通路にある主剤と硬化剤を捨てずに色替えが可能であり経済的である。
【0053】
また、請求項5のように第一センサーと第二センサーを使って接着剤の吐出を制御するようにすれば、仮止めタイルの面取り部の中に確実に接着剤を塗布することができ、しかも仮止めタイルのサイズ変更にも特段の設定変更を要せず柔軟に対応できる優位性がある。
【0054】
また、請求項6のようにタイル載置部の上面に連結テープの余剰部を広げ、吐出ノズルの下を余剰部が通るようにしておけば、万一、吐出ノズルの先から仮止めタイルの面取り部以外の部分に接着剤が垂れたとしても前記余剰部がそれを受け止めるため、タイル載置部に接着剤が付着するおそれがない。因にタイル載置部に接着剤が付着すると、接着力が強力であるが故に除去するのが難しい。
【図面の簡単な説明】
【図1】L字型タイル形成用接着剤塗布装置の全体斜視図である。
【図2】連結テープ貼着ラインを示す斜視図である。
【図3】連結テープ貼着ラインの正面図である。
【図4】連結テープ貼着ラインの要部正面図である。
【図5】図4のさらに一部を拡大した連結テープ貼着ラインの要部拡大正面図である。
【図6】拡大図Zを含む図4のX−X線断面図である。
【図7】連結テープ貼着ラインの押圧手段の要部を示す分解斜視図である。
【図8】連結テープ貼着ラインの終端と移載手段と接着剤塗布ラインを示す一部断面平面図である。
【図9】移載手段を示す断面図である。
【図10】移載手段を示す断面図である。
【図11】接着剤塗布ラインの要部を示す斜視図である。
【図12】接着剤塗布ラインの要部を示す横断面図である。
【図13】接着剤塗布ラインの要部を示す縦断面図である。
【図14】混合管を中心にした要部の横断面図である。
【図15】着色剤供給手段の筒状容器を示す分解斜視図である。
【図16】吐出ノズルと第一,第二センサーと仮止めタイルの関係を示す平面図である。
【図17】仮止めタイルを裏向きにした斜視図である。
【符号の説明】
T …タイル
TT…仮止めタイル
P …連結テープ
PP…余剰部
A …主剤
B …硬化剤
AB…接着剤
C …着色剤
39…コンベヤ(タイル載置部)
42…供給通路部材
43…混合管
43a…入口部分
44…吐出ノズル
47a…第一センサー
47b…第二センサー
55…主剤通路
56…硬化剤通路
57…着色剤通路
59…撹拌手段[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an adhesive application device for forming an L-shaped tile, which applies an adhesive to an adhesion surface of the tiles in order to join two tiles in an L shape.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, two tiles T, T (see FIG. 17) each having one side chamfered to approximately 45 ° are temporarily fixed to bendable with the connecting tape P so that the edges on the chamfered side abut each other (in this manner, they are connected). The tiles T, T are hereinafter referred to as temporary fixing tiles), and there is an adhesive applying apparatus for forming an L-shaped tile for applying an adhesive to the chamfered portion of the temporary fixing tile (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-195343). .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
For bonding the L-shaped tiles, a two-part type adhesive is used in which the main agent and the curing agent are mixed and cured, because (a) the curing time is short and (b) the adhesive strength is excellent. However, the two-part adhesive hardens in a short time when the main agent and the curing agent are mixed, so there is a possibility that the adhesive may be clogged in the middle of the adhesive supply path, and there is a problem that the automated coating device is difficult to use. .
[0004]
The present invention has been made in view of the above, and an object of the present invention is to provide an adhesive application apparatus for forming an L-shaped tile suitable for use of a two-part adhesive.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a method of temporarily fixing two tiles having at least one side chamfered so that edges on the chamfered side abut each other so as to be bendable with a connecting tape, and chamfering the temporarily fixed tile. An adhesive applying device for forming an L-shaped tile for applying an adhesive to a portion formed as described above, wherein a supply passage member provided with a main agent passage through which a main agent of a two-part type adhesive passes and a curing agent passage through which a curing agent passes A mixing tube detachably attached to the supply passage member, wherein the main agent passage and the curing agent passage communicate with an inlet portion of the mixing tube; a stirring means provided inside the mixing tube; And a discharge nozzle provided at the lower end of the two-part adhesive, and a two-part adhesive main agent is pressure-fed to the main agent passage, and a curing agent is pressure-fed to the curing agent passage so that the two liquids flow into the mixing tube at the same time. Stir two liquids passing through It is agitated by stages, thus providing a L-shaped tile forming adhesive coating apparatus that ejects an adhesive two liquids are mixed from the discharge nozzle aiming at the chamfered portion of the temporary fixing tiles.
[0006]
The main agent and the curing agent of the two-part adhesive are in separate passages immediately before the mixing tube, and are mixed at the inlet immediately after entering the mixing tube and exit from the discharge nozzle. Therefore, even if the main agent and the curing agent are mixed and cured, the mixture is limited to the replaceable mixing tube and thereafter, and the mixing tube is replaced as needed.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is an overall perspective view of an L-shaped tile forming adhesive application apparatus, FIG. 2 is a perspective view showing a connection tape application line, FIG. 3 is a front view of the connection tape application line, and FIG. FIG. 5 is an enlarged front view of an essential part of the connecting tape attaching line, in which a part of FIG. 4 is further enlarged, and FIG. 6 is an XX sectional view of FIG. FIG. 7 is an exploded perspective view showing a main part of the pressing means of the connecting tape attaching line, FIG. 8 is a partial cross-sectional plan view showing the end of the connecting tape attaching line, the transfer means, and the adhesive applying line. 10, FIG. 10 is a cross-sectional view showing a transfer means, FIG. 11 is a perspective view showing a main part of an adhesive application line, FIG. 12 is a cross-sectional view showing a main part of an adhesive application line, and FIG. FIG. 14 is a cross-sectional view of the main part with the mixing tube at the center, and FIG. Exploded perspective view of the Jo container, FIG 16 is the discharge nozzle and the first, plan view showing a relationship between the second sensor and the temporary fixing tiles, FIG. 17 is a perspective view of the temporary fixing tiles face down.
[0008]
The adhesive application apparatus for forming an L-shaped tile according to the embodiment includes a transfer
[0009]
[Connecting tape attachment line]
The connecting
[0010]
In addition, the
[0011]
Next, the
[0012]
The
[0013]
The connecting tape P is a tape-shaped long object having an
[0014]
As shown in FIG. 4, the
[0015]
The sticking
[0016]
The rotating
[0017]
The pressing means 17 includes a
[0018]
The cutting
[0019]
Next, the operation of the connecting
[0020]
Next, two tiles T, T with one side chamfered, are placed on the upstream part of the conveying
[0021]
Next, the tiles T, T reach the end of the
[0022]
Until the connecting tape P is stuck to the tiles T, T, the elasticity of the
[0023]
Next, the tiles T and T move on the
[0024]
Next, the transporting
[0025]
When changing the size of the tiles T, T..., The fixing
[0026]
Note that the tiles T, T,... May be continuously supplied onto the conveying
[0027]
[Transfer means]
As shown in FIG. 1, the transfer means 200 is laterally attached to an end point of the connecting
[0028]
As shown in FIGS. 8 and 9, the reversing
[0029]
On the other hand, as shown in FIGS. 8 to 10, the
[0030]
[Adhesive application line]
The
[0031]
As shown in FIGS. 11 to 15, the
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
The mixing
[0035]
As shown in FIG. 14, a stirring means 59 is provided inside the
[0036]
Colorant supply means 45 is connected to the
[0037]
The sensor means 47 is for simultaneously controlling the two pumps for pumping the main agent A and the curing agent B and the
[0038]
Next, the operation of the transfer means 200 and the
[0039]
In this state, as shown by the two-dot chain line in FIG. 9, the
[0040]
Next, the
[0041]
The
[0042]
Then, as shown in FIG. 16, the temporary fixing tiles TT, TT... Move on the
[0043]
Once the three pumps operate, they are set to operate continuously until a stop signal is issued, so that the discharge of the adhesive AB from the
[0044]
The above operation is repeatedly performed until all the temporary fixing tiles TT on the
[0045]
By the way, since the main agent A and the curing agent B are mixed in the mixing
[0046]
In addition, in FIG. 1 and the like,
[0047]
The embodiments of the present invention have been described above, but the present invention is not limited to the above embodiments. For example, in the adhesive application apparatus for forming an L-shaped tile according to the present invention, the connecting
[0048]
Further, in the embodiment, the coloring agent C is supplied to the outlets of the
[0049]
In the embodiment, the temporary fixing tile TT moves and passes under the
[0050]
In the embodiment, the discharge timing of the adhesive AB is controlled by pairing the first sensor and the second sensor. However, for example, the sensor means 47 is formed by one sensor, and the front edge of the temporary fixing tile TT is After the detection, the discharge of the adhesive AB may be started after a predetermined time has elapsed, and the discharge time of the adhesive AB may be controlled by a timer. In this case, the ejection timing is set so that the adhesive AB does not protrude from the chamfered portion according to the size of the temporary fixing tile TT and the transport speed of the
[0051]
【The invention's effect】
An adhesive application device for forming an L-shaped tile according to the present invention is a discharge nozzle that mixes a main agent and a curing agent in a detachable mixing tube and provides an adhesive mixture of the two components at the lower end of the mixing tube. , And even if the adhesive hardens, it is limited to the inside of the mixing tube. Therefore, only the mixing tube needs to be replaced when the operation is stopped for a long time. Alternatively, if there is a means (for example, low-temperature preservation) for slowing the curing speed of the adhesive in which the two liquids are mixed, a means (for example, storing in a refrigerator) necessary to reduce the curing speed of the adhesive by removing the mixing tube is provided. It is only necessary to take measures to resume operation. Thus, according to the present invention, it is possible to provide an L-shaped tile forming adhesive application apparatus suitable for use of a two-part type adhesive.
[0052]
In the adhesive application apparatus for forming an L-shaped tile according to the second aspect, since the coloring agent added to the adhesive is sufficiently mixed by the stirring means in the course of passing through the mixing tube, there is no labor for coloring. Further, if the colorant is supplied to the inlet portion of the mixing tube as in
[0053]
Further, if the discharge of the adhesive is controlled using the first sensor and the second sensor as in
[0054]
In addition, if the surplus portion of the connection tape is spread on the upper surface of the tile mounting portion as in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view of an adhesive application device for forming an L-shaped tile.
FIG. 2 is a perspective view showing a connecting tape attaching line.
FIG. 3 is a front view of a connecting tape attaching line.
FIG. 4 is a front view of a main part of a connecting tape attaching line.
FIG. 5 is an enlarged front view of a main part of a connecting tape attaching line in which a part of FIG. 4 is further enlarged.
6 is a sectional view taken along line XX of FIG. 4 including an enlarged view Z.
FIG. 7 is an exploded perspective view showing a main part of a pressing means of the connecting tape attaching line.
FIG. 8 is a partial cross-sectional plan view showing an end of a connecting tape attaching line, a transfer means, and an adhesive application line.
FIG. 9 is a sectional view showing a transfer unit.
FIG. 10 is a sectional view showing a transfer unit.
FIG. 11 is a perspective view showing a main part of an adhesive application line.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a main part of an adhesive application line.
FIG. 13 is a longitudinal sectional view showing a main part of an adhesive application line.
FIG. 14 is a transverse cross-sectional view of a main part centering on a mixing tube.
FIG. 15 is an exploded perspective view showing a cylindrical container of a colorant supply unit.
FIG. 16 is a plan view showing a relationship among a discharge nozzle, first and second sensors, and a temporary fixing tile.
FIG. 17 is a perspective view in which a temporary fixing tile is turned upside down.
[Explanation of symbols]
T: Tile
TT: Temporary fixing tile
P ... connecting tape
PP: surplus part
A: Main agent
B: Curing agent
AB: adhesive
C: Colorant
39… Conveyor (Tile placing part)
42 ... Supply passage member
43 ... mixing tube
43a ... entrance part
44 ... Discharge nozzle
47a ... First sensor
47b ... second sensor
55… Main agent passage
56 ... Hardener passage
57 ... Colorant passage
59: stirring means
Claims (6)
二液タイプの接着剤の主剤が通る主剤通路と硬化剤が通る硬化剤通路を別々に設けた供給通路部材と、
その供給通路部材に着脱自在に取り付けられ前記主剤通路と硬化剤通路が自己の入口部分に連通するようになっている混合管と、
その混合管の内部に設けた撹拌手段と、
混合管の下端に設けた吐出ノズルとを有し、
二液タイプの接着剤の主剤を前記主剤通路に、また、硬化剤を前記硬化剤通路に圧送して二液同時に混合管に流入させると共に混合管の中を通る二液を撹拌手段により撹拌させ、そうして二液が混ざり合った接着剤を仮止めタイルの面取り部分目掛けて吐出ノズルから吐出させるようにしたことを特徴とするL字型タイル形成用接着剤塗布装置。At least two tiles having chamfered at least one side are temporarily fixed to bendable with a connecting tape so that edges on the chamfered side abut against each other (the tiles connected in this manner are hereinafter referred to as temporary fixed tiles). An L-shaped tile forming adhesive application device for applying an adhesive to the chamfered portion,
A supply passage member provided with a main agent passage through which the main agent of the two-part adhesive passes and a curing agent passage through which the curing agent passes,
A mixing pipe detachably attached to the supply passage member, wherein the main agent passage and the curing agent passage communicate with an inlet portion of the mixing tube;
Stirring means provided inside the mixing tube;
A discharge nozzle provided at the lower end of the mixing tube,
The main agent of the two-part type adhesive is sent to the main agent passage under pressure, and the curing agent is sent to the curing agent passage under pressure so that the two parts simultaneously flow into the mixing tube and the two parts passing through the mixing tube are stirred by the stirring means. An adhesive application device for forming an L-shaped tile, wherein the adhesive in which the two liquids are mixed is discharged from a discharge nozzle to a chamfered portion of the temporarily fixed tile.
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-
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