JP2004057225A - 内視鏡用光源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】照明光伝送ケーブルのプラグ部の熱を効率よく放熱部材に伝達して、前記プラグ部の温度を低くする。
【解決手段】内視鏡用光源装置20のソケット部22は、ライトガイドケーブル10のプラグ部12を挿入する開孔23が形成されている。光源装置20内部におけるソケット部22の端部には、放熱部材24が固定されている。放熱部材24は開孔23と同軸の内径をもつ開孔26が形成されている。開孔26の内周面の中間部にはリング状の凹部27が形成されている。高分子部材28は、リング状に形成され、放熱部材24の開孔26の凹部27に隙間なく接着剤で固着されている。ソケット部22の開孔23にプラグ部12を挿入すると、プラグ部12の先端は、高分子部材28の開孔29の内径を押し広げて、開孔29に挿通して、プラグ部12と高分子部材28の間は空気層が生じることなく密着する。
【選択図】 図1
【解決手段】内視鏡用光源装置20のソケット部22は、ライトガイドケーブル10のプラグ部12を挿入する開孔23が形成されている。光源装置20内部におけるソケット部22の端部には、放熱部材24が固定されている。放熱部材24は開孔23と同軸の内径をもつ開孔26が形成されている。開孔26の内周面の中間部にはリング状の凹部27が形成されている。高分子部材28は、リング状に形成され、放熱部材24の開孔26の凹部27に隙間なく接着剤で固着されている。ソケット部22の開孔23にプラグ部12を挿入すると、プラグ部12の先端は、高分子部材28の開孔29の内径を押し広げて、開孔29に挿通して、プラグ部12と高分子部材28の間は空気層が生じることなく密着する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡を接続して、内視鏡の照明光伝送ケーブルに照明光を供給する内視鏡用光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医療分野においては、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより、体腔内の臓器等を観察したり、処置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種治療のできる内視鏡が広く使われている。また、産業分野においても、ボイラー、ガスタービン、化学プラント配管、エンジン等の内部の傷や腐食等の観察や検査に、工業用内視鏡が広く使われている。
【0003】
内視鏡は照明光を導く光ファイバーを有し、この光ファイバーのプラグ部を光源装置のソケット部に接続するようになっている。そして、光源装置からの照明光はプラグ部の入射端から供給され、内視鏡挿入部の先端部まで導かれるようになっている。
【0004】
光源装置は、ランプと、このランプから出射された光を集光して、プラグ部の入射端に入射させるレンズとを有している。このレンズにより集光された照明光は、プラグ部の入射端に入射されるが、光ファイバーに光として導かれた以外の光エネルギーはプラグ内部で熱エネルギーに変換する。この熱エネルギーにより、プラグ部は高温となる。これにより、光ファイバーの焼きつき等の問題を起こしていた。
【0005】
そこで、特開平4−97312号公報では、照明光伝送ケーブルの一端部に設けたプラグ部を着脱自在に挿入するソケット部を備えている内視鏡光源装置において、照明光伝送ケーブルのプラグ部が嵌合されるソケット部本体と、プラグ部の外周面にソケット部本体の内周面を密着させるよう付勢させる付勢手段と、ソケット部本体、付勢手段の少なくとも−方に設けた放熱手段とをソケット部に備えて、プラグ部の熱を効率よく放熱手段に伝達する技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平4−97312号公報に記載の従来技術では、ソケット部内周面およびプラグ部内周面ともに金属あるいは樹脂製の固体であるために、どんなに両者の直径を等しくするように作製したとしても、なかなか同一寸法にはならない。ましてや、大量生産では、加工バラツキのために、両者の径を同一にすることはほとんど不可能である。その場合に、ソケット部内周面とプラグ部外周面は点接触になる。最良の場合でも、線接触である。このため、ソケット部内周面とプラグ部外周面の間には、熱伝導率の小さい空気の層が必ず生してしまう。これにより、プラグ部の熱がソケット部に伝わり難く、プラグ部が高温になり、光ファイバーの焼きつきを起こすという課題が十分に解決できていなかった。
【0007】
本発明は、従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、照明光伝送ケーブルのプラグ部の熱を効率よく放熱部材に伝達して、前記プラグ部の温度を低くすることで、前記プラグ部の経時変化を小さくできる内視鏡用光源装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に記載の内視鏡用光源装置は、照明光伝送ケーブルの一端部に設けたプラグ部が脱着自在に挿入され、この挿入された前記プラグ部に照明光を導く内視鏡用光源装置において、前記照明光伝送ケーブルの前記プラグ部が嵌合されるソケット部と、このソケット部に固定され、放熱を行う放熱部材と、この放熱部材の前記プラグ部に対向する部分に配置され、押圧により弾性変形する高分子部材と、を具備したことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の内視鏡用光源装置は、請求項1に記載の内視鏡用光源装置であって、前記高分子部材は、シリコンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴムなどのゴム材料に金属やセラミックの粉末、ウイスカ、ファイバーを混入して、熱伝導率を数[W/m・K]〜十数[W/m・K]としたものであることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の内視鏡用光源装置は、請求項1または2に記載の内視鏡用光源装置であって、前記プラグ部が挿入されると、前記高分子部材を前記プラグ部に押圧する押圧部材を前記放熱部材に設けていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2は本発明の第1の実施の形態に係り、図1はライトガイドケーブルのプラグ部をソケット部に挿入する以前の状態の内視鏡用光源装置を示す説明図、図2はプラグ部をソケット部に挿入してプラグ部の端部に照明光を入射する状態の内視鏡用光源装置を示す説明図である。
【0012】
(構成)
図1に示すように、符号10は照明光伝送ケーブルとしてのライトガイドケーブルである。このライトガイドケーブル10は内視鏡の把持部の側方から延出している。
【0013】
このライトガイドケーブル10の末端に設けたライトガイドプラグ11は、内視鏡用光源装置20に着脱自在に接続できるようになっている。
【0014】
ライトガイドプラグ11は、ステンレスパイプにより形成されたプラグ部12と、樹脂製の把持部13、柔軟な被覆で図示しない光ファイバーを覆ったケーブル部14の末端部とから成る。
【0015】
プラグ部12の内部には、図示しないレンズや光ファイバーを有しており、端部15から入射した光を図示しない内視鏡の出射端まで伝送する。プラグ部12の外径はφDである。
【0016】
内視鏡用光源装置20の筐体の正面21には、ソケット部22が設けられている。
【0017】
ソケット部22は、プラグ部12を挿入する開孔23が形成されている。光源装置20内部におけるソケット部22の端部には、放熱部材24が固定されている。放熱部材24の外周には放熱効率を向上するための放熱フィン25が形成されている。放熱部材24には開孔23と同軸の内径をもつ開孔26が形成されている。開孔26の内周面の中間部にはリング状の凹部27が形成されている。高分子部材28は、リング状に形成され、放熱部材24の開孔26の凹部27に隙間なく接着剤で固着されている。
【0018】
高分子部材28の開孔29の開孔23側の縁部には、面取り30が設けられている。開孔29の内径φd1は、プラグ部12の外径φDより小さい。高分子部材28の開孔29は、弾性変形によりプラグ部12が脱着自在に挿入するようになっている。
【0019】
放熱部材24の奥方には図示しないランプから出射した照明光を集光するレンズ31が設けられている。
【0020】
このような構造により、内視鏡用光源装置20はライトガイドケーブル10の一端部に設けたプラグ部12が脱着自在に挿入され、この挿入された前記プラグ部12に照明光を導くようになっている。
【0021】
内視鏡用光源装置20のソケット部22は、ライトガイドケーブル10のプラグ部12が嵌合されるようになっている。
【0022】
放熱部材24は、ソケット部22に固定され、放熱を行う。
高分子部材28は、放熱部材24の前記プラグ部12に対向する部分に配置され、押圧により弾性変形する。
【0023】
(作用)
第1の実施の形態の内視鏡用光源装置の作用を説明する。
ソケット部22の開孔23にプラグ部12を挿入すると、プラグ部12の先端は、面取り30がガイドとなり、高分子部材28の開孔29の内径を押し広げて、開孔29に挿通して図2に示す状態になる。これにより、プラグ部12と高分子部材28の間は空気層が生じることなく密着する。図示しないランプから出射し、レンズ31で集光された照明光は、プラグ部12の端部15に開いた窓から内部に入射して、その一部は図示しないレンズから光ファイバーに導かれ、内視鏡の照明に使われる。入射した照明光の残りはプラグ部12の内部に吸収されて、熱に変換される。この熱はプラグ部12の表面に伝わり、面接触した高分子部材28を経て、放熱部材24で空気中に放熱される。
【0024】
この場合の高分子部材28の材料は、耐熱性の高いシリコンゴム(有機ポリシロキサン)やフッ素ゴム(6フッ化プロピレン・フッ化ビニリデン共重合体)、アクリルゴム(アクリル酸エステル共重合体)が適している。それぞれのゴムの最高使用温度は、
シリコンゴム: 280℃
フッ素ゴム : 300℃
アクリルゴム: 180℃
である。
【0025】
ここで、これらのゴムの最高使用温度は、プラグ部12の温度100℃程度より十分に高い。また、これらのゴムは耐光性、耐オゾン性、耐老化性も優れており、種々特性の経時変化が小さい利点もある。これらのゴム素材に充填剤として銀や銅、アルミなどの金属あるいは窒化アルミニウム、炭化ケイ素のセラミックの粉末、ウイスカ(針状結晶)、ファイバー〔繊維)を加えることで、熱伝導率は数[W/m・K]〜十数[W/m・K]が得られる。空気の熱伝導率が0.026[W/m・K]であるので、これらのゴムは空気に比べて100倍〜500倍も熱を伝えやすいことがわかる。
【0026】
さらに、伝熱量は伝熱面積に比例することから、プラグ部12と高分子部材28が面接触することで、一層放熱効果が高まる。
【0027】
(効果)
以上説明したように第1の実施の形態によれば、照明光伝送ケーブルのプラグ部の熱を効率よく放熱部材に伝達して、前記プラグ部の温度を低くすることで、前記プラグ部の経時変化を小さくでき、照明光伝送ケーブルの光ファイバーの焼きつきを防止して、照明光伝送ケーブルの寿命を延長できる。
【0028】
(第2の実施の形態)
図3及び図4は本発明の第2の実施の形態に係り、図3はライトガイドケーブルのプラグ部をソケット部に挿入する以前の状態の内視鏡用光源装置を示す説明図、図4はプラグ部をソケット部に挿入してプラグ部の端部に照明光を入射する状態の内視鏡用光源装置を示す説明図である。
【0029】
図3及び図4による第2の実施の形態の説明において、図1及び図2に示した第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0030】
(構成)
図3及び図4に示すように、内視鏡用光源装置40は、図1に示した放熱部材24の代わりに放熱部材44を設けている。
【0031】
放熱部材44には開孔23と同軸の内径をもつ開孔46が形成されている。開孔46の内周面の中間部にはリング状の凹部47が形成されている。放熱部材44の凹部47にはU字形の複数のバイメタル50の一方の外側面が固定されている。
【0032】
U字形の複数のバイメタル50の内側には第1の高分子部材51が介挿されている。この場合、第1の高分子部材51の両面はバイメタル50の内側面に接着固定されている。
【0033】
複数のバイメタル50のもうひとつの外側面には第2の高分子部材52が接着固定されている。第2の高分子部材52の開口53の内径φd2はプラグ部12の外径φDより少しだけ大きくなっている。
【0034】
このような構造により、第2の実施の形態では、温度が上昇することにより変形して前記第2の高分子部材52を前記プラグ部12に押圧する押圧部材のバイメタル50を前記放熱部材44に設けている。
【0035】
(作用)
第2の実施の形態の内視鏡用光源装置の作用を説明する。
プラグ部12をソケット部22の開孔23から第2の高分子部材52の開口53に挿入する場合において、開口53の内径φd2はプラグ部12の外径φDより少しだけ大きいので、プラグ部12は小さな力で挿入できる。レンズ31からの照明光がプラグ部12の端部15に入射して、プラグ部12の温度が上昇すると、周囲の空気を経て、バイメタル50の温度も上昇する。そうすると、図4に示すように、バイメタル50はU字形が開く方向に変形し、第2の高分子部材52がプラグ部12に押し付けられる。これにより高分子部材52は潰れてプラグ部12に面接触する。
【0036】
ここで高分子部材51,52の材質は第1の実施の形態と同じで、放熱効果が優れる。
【0037】
(効果)
以上説明したように第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、プラグ部の温度が高くなってから、高分子部材がプラグ部に押し付けられるので、ライトガイドプラグを挿入するときの力量が小さいという効果がある。
【0038】
(第3の実施の形態)
図5及び図6は本発明の第3の実施の形態に係り、図5は内視鏡用光源装置のプラグ部をソケット部に挿入する前の状態の説明図、図6はプラグ部をソケット部に挿入して、光がプラグ部端部に入射したときの説明図である。
【0039】
第3の実施の形態の説明において、図1及び図2に示した第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0040】
(構成)
図5及び図6に示すように、内視鏡用光源装置60は、図1に示した放熱部材24の代わりに放熱部材64を設けている。
【0041】
放熱部材64には開孔23と同軸の内径をもつ開孔66が形成されている。開孔66の内周面の中間部にはリング状の凹部67が形成されている。放熱部材64の凹部67には第1の高分子部材71が取り付けられている。
【0042】
第1の高分子部材71は、リング状に形成され、外周面が放熱部材64の開孔66の凹部67に隙間なく接着剤で固着されている。
【0043】
第1の高分子部材71の内周面には、複数のL字形のレバー部材81の一端側の外側に向く面が接着固定されている。複数のレバー部材81の一端側の内側に向く面には第2の高分子部材72が接着固定されている。複数のレバー部材81の他端側は放熱部材64に固定されたピン82が挿通されており、ピン82に対して回動自在になっている。レバー部材81の他端側の端部は内側に向けて突出するのように配置している。第2の高分子部材72の開口73の内径φd3はプラグ部12の外径φDより少しだけ大きくなっている。
【0044】
このような構造により、第3の実施の形態では、前記プラグ部12が挿入されると、前記第2の高分子部材72を前記プラグ部12に押圧する押圧部材のレバー部材81を前記放熱部材64に設けている。
【0045】
(作用)
第3の実施の形態の内視鏡用光源装置の作用を説明する。
プラグ部12をソケット部22の開孔23から第2の高分子部材72の開口73に挿入する場合において、第2の高分子部材72の内径φd3はプラグ部12の外径φDより少しだけ大きいので、プラグ部12は小さな力で挿入できる。プラグ部12が放熱部材64の開孔66に挿入されると、プラグ部12の端面15でレバー部材81の他端側を押すことになり、レバー部材81が回転して、第2の高分子部材72をプラグ部12に押し付ける。これにより、第2の高分子部材72は変形して、プラグ部12に面接触する。高分子部材71,72の材質は第1の実施の形態と同じで、放熱効果が優れる。
【0046】
(効果)
以上説明したように第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、プラグ部12の端部15で、レバー部材81を押すことにより、第2の高分子部材72をプラグ部12に押し付ける構成にしたので、ライトガイドプラグ11のプラグ部12の挿入力量が小さくできるという効果がある。
【0047】
尚、図1乃至図6に示した第1乃至第3の実施の形態では、高分子部材をシリコンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴムとしたが、高分子部材は耐熱性が150℃程度と少し低いブチルゴムやハイパロンでも良い。また、ゴム以外の低弾性の材料、例えば、シリコンゲルでも良い。
【0048】
[付記]
以上詳述したような本発明の前記実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0049】
(付記項1) 照明光伝送ケーブルの一端部に設けたプラグ部が脱着自在に挿入され、この挿入された前記プラグ部に照明光を導く内視鏡用光源装置において、
前記照明光伝送ケーブルの前記プラグ部が嵌合されるソケット部と、
このソケット部に固定され、放熱を行う放熱部材と、
この放熱部材の前記プラグ部に対向する部分に配置され、押圧により弾性変形する高分子部材と、
を具備したことを特徴とする内視鏡用光源装置。
【0050】
(付記項2) 前記高分子部材は、シリコンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴムなどのゴム材料に金属やセラミックの粉末、ウイスカ、ファイバーを混入して、熱伝導率を数[W/m・K]〜十数[W/m・K]としたものであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡光源装置。
【0051】
(付記項3) 前記プラグ部が挿入されると、前記高分子部材を前記プラグ部に押圧する押圧部材を前記放熱部材に設けていることを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏝光源装置。
【0052】
(付記項4) 前記プラグ部が挿入されると、前記高分子部材を前記プラグ部に押圧する押圧部材を前記放熱部材に設けていることを特徴とする付記項1または2に記載の内視鏝光源装置。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、照明光伝送ケーブルのプラグ部の熱を効率よく放熱部材に伝達して、前記プラグ部の温度を低くすることで、前記プラグ部の経時変化を小さくできるので、照明光伝送ケーブルの光ファイバーの焼きつきを防止して、照明光伝送ケーブルの寿命を延長できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るライトガイドケーブルのプラグ部をソケット部に挿入する以前の状態の内視鏡用光源装置を示す説明図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るプラグ部をソケット部に挿入してプラグ部の端部に照明光を入射する状態の内視鏡用光源装置を示す説明図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るライトガイドケーブルのプラグ部をソケット部に挿入する以前の状態の内視鏡用光源装置を示す説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るプラグ部をソケット部に挿入してプラグ部の端部に照明光を入射する状態の内視鏡用光源装置を示す説明図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るライトガイドケーブルのプラグ部をソケット部に挿入する以前の状態の内視鏡用光源装置を示す説明図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るプラグ部をソケット部に挿入してプラグ部の端部に照明光を入射する状態の内視鏡用光源装置を示す説明図。
【符号の説明】
10 …ライトガイドケーブル
11 …ライトガイドプラグ
12 …プラグ部
13 …把持部
14 …ケーブル部
20 …内視鏡用光源装置
21 …正面
22 …ソケット部
23,29 …開孔
24 …放熱部材
26 …開孔
27 …凹部
28 …高分子部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡を接続して、内視鏡の照明光伝送ケーブルに照明光を供給する内視鏡用光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医療分野においては、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより、体腔内の臓器等を観察したり、処置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種治療のできる内視鏡が広く使われている。また、産業分野においても、ボイラー、ガスタービン、化学プラント配管、エンジン等の内部の傷や腐食等の観察や検査に、工業用内視鏡が広く使われている。
【0003】
内視鏡は照明光を導く光ファイバーを有し、この光ファイバーのプラグ部を光源装置のソケット部に接続するようになっている。そして、光源装置からの照明光はプラグ部の入射端から供給され、内視鏡挿入部の先端部まで導かれるようになっている。
【0004】
光源装置は、ランプと、このランプから出射された光を集光して、プラグ部の入射端に入射させるレンズとを有している。このレンズにより集光された照明光は、プラグ部の入射端に入射されるが、光ファイバーに光として導かれた以外の光エネルギーはプラグ内部で熱エネルギーに変換する。この熱エネルギーにより、プラグ部は高温となる。これにより、光ファイバーの焼きつき等の問題を起こしていた。
【0005】
そこで、特開平4−97312号公報では、照明光伝送ケーブルの一端部に設けたプラグ部を着脱自在に挿入するソケット部を備えている内視鏡光源装置において、照明光伝送ケーブルのプラグ部が嵌合されるソケット部本体と、プラグ部の外周面にソケット部本体の内周面を密着させるよう付勢させる付勢手段と、ソケット部本体、付勢手段の少なくとも−方に設けた放熱手段とをソケット部に備えて、プラグ部の熱を効率よく放熱手段に伝達する技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平4−97312号公報に記載の従来技術では、ソケット部内周面およびプラグ部内周面ともに金属あるいは樹脂製の固体であるために、どんなに両者の直径を等しくするように作製したとしても、なかなか同一寸法にはならない。ましてや、大量生産では、加工バラツキのために、両者の径を同一にすることはほとんど不可能である。その場合に、ソケット部内周面とプラグ部外周面は点接触になる。最良の場合でも、線接触である。このため、ソケット部内周面とプラグ部外周面の間には、熱伝導率の小さい空気の層が必ず生してしまう。これにより、プラグ部の熱がソケット部に伝わり難く、プラグ部が高温になり、光ファイバーの焼きつきを起こすという課題が十分に解決できていなかった。
【0007】
本発明は、従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、照明光伝送ケーブルのプラグ部の熱を効率よく放熱部材に伝達して、前記プラグ部の温度を低くすることで、前記プラグ部の経時変化を小さくできる内視鏡用光源装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に記載の内視鏡用光源装置は、照明光伝送ケーブルの一端部に設けたプラグ部が脱着自在に挿入され、この挿入された前記プラグ部に照明光を導く内視鏡用光源装置において、前記照明光伝送ケーブルの前記プラグ部が嵌合されるソケット部と、このソケット部に固定され、放熱を行う放熱部材と、この放熱部材の前記プラグ部に対向する部分に配置され、押圧により弾性変形する高分子部材と、を具備したことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の内視鏡用光源装置は、請求項1に記載の内視鏡用光源装置であって、前記高分子部材は、シリコンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴムなどのゴム材料に金属やセラミックの粉末、ウイスカ、ファイバーを混入して、熱伝導率を数[W/m・K]〜十数[W/m・K]としたものであることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の内視鏡用光源装置は、請求項1または2に記載の内視鏡用光源装置であって、前記プラグ部が挿入されると、前記高分子部材を前記プラグ部に押圧する押圧部材を前記放熱部材に設けていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2は本発明の第1の実施の形態に係り、図1はライトガイドケーブルのプラグ部をソケット部に挿入する以前の状態の内視鏡用光源装置を示す説明図、図2はプラグ部をソケット部に挿入してプラグ部の端部に照明光を入射する状態の内視鏡用光源装置を示す説明図である。
【0012】
(構成)
図1に示すように、符号10は照明光伝送ケーブルとしてのライトガイドケーブルである。このライトガイドケーブル10は内視鏡の把持部の側方から延出している。
【0013】
このライトガイドケーブル10の末端に設けたライトガイドプラグ11は、内視鏡用光源装置20に着脱自在に接続できるようになっている。
【0014】
ライトガイドプラグ11は、ステンレスパイプにより形成されたプラグ部12と、樹脂製の把持部13、柔軟な被覆で図示しない光ファイバーを覆ったケーブル部14の末端部とから成る。
【0015】
プラグ部12の内部には、図示しないレンズや光ファイバーを有しており、端部15から入射した光を図示しない内視鏡の出射端まで伝送する。プラグ部12の外径はφDである。
【0016】
内視鏡用光源装置20の筐体の正面21には、ソケット部22が設けられている。
【0017】
ソケット部22は、プラグ部12を挿入する開孔23が形成されている。光源装置20内部におけるソケット部22の端部には、放熱部材24が固定されている。放熱部材24の外周には放熱効率を向上するための放熱フィン25が形成されている。放熱部材24には開孔23と同軸の内径をもつ開孔26が形成されている。開孔26の内周面の中間部にはリング状の凹部27が形成されている。高分子部材28は、リング状に形成され、放熱部材24の開孔26の凹部27に隙間なく接着剤で固着されている。
【0018】
高分子部材28の開孔29の開孔23側の縁部には、面取り30が設けられている。開孔29の内径φd1は、プラグ部12の外径φDより小さい。高分子部材28の開孔29は、弾性変形によりプラグ部12が脱着自在に挿入するようになっている。
【0019】
放熱部材24の奥方には図示しないランプから出射した照明光を集光するレンズ31が設けられている。
【0020】
このような構造により、内視鏡用光源装置20はライトガイドケーブル10の一端部に設けたプラグ部12が脱着自在に挿入され、この挿入された前記プラグ部12に照明光を導くようになっている。
【0021】
内視鏡用光源装置20のソケット部22は、ライトガイドケーブル10のプラグ部12が嵌合されるようになっている。
【0022】
放熱部材24は、ソケット部22に固定され、放熱を行う。
高分子部材28は、放熱部材24の前記プラグ部12に対向する部分に配置され、押圧により弾性変形する。
【0023】
(作用)
第1の実施の形態の内視鏡用光源装置の作用を説明する。
ソケット部22の開孔23にプラグ部12を挿入すると、プラグ部12の先端は、面取り30がガイドとなり、高分子部材28の開孔29の内径を押し広げて、開孔29に挿通して図2に示す状態になる。これにより、プラグ部12と高分子部材28の間は空気層が生じることなく密着する。図示しないランプから出射し、レンズ31で集光された照明光は、プラグ部12の端部15に開いた窓から内部に入射して、その一部は図示しないレンズから光ファイバーに導かれ、内視鏡の照明に使われる。入射した照明光の残りはプラグ部12の内部に吸収されて、熱に変換される。この熱はプラグ部12の表面に伝わり、面接触した高分子部材28を経て、放熱部材24で空気中に放熱される。
【0024】
この場合の高分子部材28の材料は、耐熱性の高いシリコンゴム(有機ポリシロキサン)やフッ素ゴム(6フッ化プロピレン・フッ化ビニリデン共重合体)、アクリルゴム(アクリル酸エステル共重合体)が適している。それぞれのゴムの最高使用温度は、
シリコンゴム: 280℃
フッ素ゴム : 300℃
アクリルゴム: 180℃
である。
【0025】
ここで、これらのゴムの最高使用温度は、プラグ部12の温度100℃程度より十分に高い。また、これらのゴムは耐光性、耐オゾン性、耐老化性も優れており、種々特性の経時変化が小さい利点もある。これらのゴム素材に充填剤として銀や銅、アルミなどの金属あるいは窒化アルミニウム、炭化ケイ素のセラミックの粉末、ウイスカ(針状結晶)、ファイバー〔繊維)を加えることで、熱伝導率は数[W/m・K]〜十数[W/m・K]が得られる。空気の熱伝導率が0.026[W/m・K]であるので、これらのゴムは空気に比べて100倍〜500倍も熱を伝えやすいことがわかる。
【0026】
さらに、伝熱量は伝熱面積に比例することから、プラグ部12と高分子部材28が面接触することで、一層放熱効果が高まる。
【0027】
(効果)
以上説明したように第1の実施の形態によれば、照明光伝送ケーブルのプラグ部の熱を効率よく放熱部材に伝達して、前記プラグ部の温度を低くすることで、前記プラグ部の経時変化を小さくでき、照明光伝送ケーブルの光ファイバーの焼きつきを防止して、照明光伝送ケーブルの寿命を延長できる。
【0028】
(第2の実施の形態)
図3及び図4は本発明の第2の実施の形態に係り、図3はライトガイドケーブルのプラグ部をソケット部に挿入する以前の状態の内視鏡用光源装置を示す説明図、図4はプラグ部をソケット部に挿入してプラグ部の端部に照明光を入射する状態の内視鏡用光源装置を示す説明図である。
【0029】
図3及び図4による第2の実施の形態の説明において、図1及び図2に示した第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0030】
(構成)
図3及び図4に示すように、内視鏡用光源装置40は、図1に示した放熱部材24の代わりに放熱部材44を設けている。
【0031】
放熱部材44には開孔23と同軸の内径をもつ開孔46が形成されている。開孔46の内周面の中間部にはリング状の凹部47が形成されている。放熱部材44の凹部47にはU字形の複数のバイメタル50の一方の外側面が固定されている。
【0032】
U字形の複数のバイメタル50の内側には第1の高分子部材51が介挿されている。この場合、第1の高分子部材51の両面はバイメタル50の内側面に接着固定されている。
【0033】
複数のバイメタル50のもうひとつの外側面には第2の高分子部材52が接着固定されている。第2の高分子部材52の開口53の内径φd2はプラグ部12の外径φDより少しだけ大きくなっている。
【0034】
このような構造により、第2の実施の形態では、温度が上昇することにより変形して前記第2の高分子部材52を前記プラグ部12に押圧する押圧部材のバイメタル50を前記放熱部材44に設けている。
【0035】
(作用)
第2の実施の形態の内視鏡用光源装置の作用を説明する。
プラグ部12をソケット部22の開孔23から第2の高分子部材52の開口53に挿入する場合において、開口53の内径φd2はプラグ部12の外径φDより少しだけ大きいので、プラグ部12は小さな力で挿入できる。レンズ31からの照明光がプラグ部12の端部15に入射して、プラグ部12の温度が上昇すると、周囲の空気を経て、バイメタル50の温度も上昇する。そうすると、図4に示すように、バイメタル50はU字形が開く方向に変形し、第2の高分子部材52がプラグ部12に押し付けられる。これにより高分子部材52は潰れてプラグ部12に面接触する。
【0036】
ここで高分子部材51,52の材質は第1の実施の形態と同じで、放熱効果が優れる。
【0037】
(効果)
以上説明したように第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、プラグ部の温度が高くなってから、高分子部材がプラグ部に押し付けられるので、ライトガイドプラグを挿入するときの力量が小さいという効果がある。
【0038】
(第3の実施の形態)
図5及び図6は本発明の第3の実施の形態に係り、図5は内視鏡用光源装置のプラグ部をソケット部に挿入する前の状態の説明図、図6はプラグ部をソケット部に挿入して、光がプラグ部端部に入射したときの説明図である。
【0039】
第3の実施の形態の説明において、図1及び図2に示した第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0040】
(構成)
図5及び図6に示すように、内視鏡用光源装置60は、図1に示した放熱部材24の代わりに放熱部材64を設けている。
【0041】
放熱部材64には開孔23と同軸の内径をもつ開孔66が形成されている。開孔66の内周面の中間部にはリング状の凹部67が形成されている。放熱部材64の凹部67には第1の高分子部材71が取り付けられている。
【0042】
第1の高分子部材71は、リング状に形成され、外周面が放熱部材64の開孔66の凹部67に隙間なく接着剤で固着されている。
【0043】
第1の高分子部材71の内周面には、複数のL字形のレバー部材81の一端側の外側に向く面が接着固定されている。複数のレバー部材81の一端側の内側に向く面には第2の高分子部材72が接着固定されている。複数のレバー部材81の他端側は放熱部材64に固定されたピン82が挿通されており、ピン82に対して回動自在になっている。レバー部材81の他端側の端部は内側に向けて突出するのように配置している。第2の高分子部材72の開口73の内径φd3はプラグ部12の外径φDより少しだけ大きくなっている。
【0044】
このような構造により、第3の実施の形態では、前記プラグ部12が挿入されると、前記第2の高分子部材72を前記プラグ部12に押圧する押圧部材のレバー部材81を前記放熱部材64に設けている。
【0045】
(作用)
第3の実施の形態の内視鏡用光源装置の作用を説明する。
プラグ部12をソケット部22の開孔23から第2の高分子部材72の開口73に挿入する場合において、第2の高分子部材72の内径φd3はプラグ部12の外径φDより少しだけ大きいので、プラグ部12は小さな力で挿入できる。プラグ部12が放熱部材64の開孔66に挿入されると、プラグ部12の端面15でレバー部材81の他端側を押すことになり、レバー部材81が回転して、第2の高分子部材72をプラグ部12に押し付ける。これにより、第2の高分子部材72は変形して、プラグ部12に面接触する。高分子部材71,72の材質は第1の実施の形態と同じで、放熱効果が優れる。
【0046】
(効果)
以上説明したように第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、プラグ部12の端部15で、レバー部材81を押すことにより、第2の高分子部材72をプラグ部12に押し付ける構成にしたので、ライトガイドプラグ11のプラグ部12の挿入力量が小さくできるという効果がある。
【0047】
尚、図1乃至図6に示した第1乃至第3の実施の形態では、高分子部材をシリコンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴムとしたが、高分子部材は耐熱性が150℃程度と少し低いブチルゴムやハイパロンでも良い。また、ゴム以外の低弾性の材料、例えば、シリコンゲルでも良い。
【0048】
[付記]
以上詳述したような本発明の前記実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0049】
(付記項1) 照明光伝送ケーブルの一端部に設けたプラグ部が脱着自在に挿入され、この挿入された前記プラグ部に照明光を導く内視鏡用光源装置において、
前記照明光伝送ケーブルの前記プラグ部が嵌合されるソケット部と、
このソケット部に固定され、放熱を行う放熱部材と、
この放熱部材の前記プラグ部に対向する部分に配置され、押圧により弾性変形する高分子部材と、
を具備したことを特徴とする内視鏡用光源装置。
【0050】
(付記項2) 前記高分子部材は、シリコンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴムなどのゴム材料に金属やセラミックの粉末、ウイスカ、ファイバーを混入して、熱伝導率を数[W/m・K]〜十数[W/m・K]としたものであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡光源装置。
【0051】
(付記項3) 前記プラグ部が挿入されると、前記高分子部材を前記プラグ部に押圧する押圧部材を前記放熱部材に設けていることを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏝光源装置。
【0052】
(付記項4) 前記プラグ部が挿入されると、前記高分子部材を前記プラグ部に押圧する押圧部材を前記放熱部材に設けていることを特徴とする付記項1または2に記載の内視鏝光源装置。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、照明光伝送ケーブルのプラグ部の熱を効率よく放熱部材に伝達して、前記プラグ部の温度を低くすることで、前記プラグ部の経時変化を小さくできるので、照明光伝送ケーブルの光ファイバーの焼きつきを防止して、照明光伝送ケーブルの寿命を延長できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るライトガイドケーブルのプラグ部をソケット部に挿入する以前の状態の内視鏡用光源装置を示す説明図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るプラグ部をソケット部に挿入してプラグ部の端部に照明光を入射する状態の内視鏡用光源装置を示す説明図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るライトガイドケーブルのプラグ部をソケット部に挿入する以前の状態の内視鏡用光源装置を示す説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るプラグ部をソケット部に挿入してプラグ部の端部に照明光を入射する状態の内視鏡用光源装置を示す説明図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るライトガイドケーブルのプラグ部をソケット部に挿入する以前の状態の内視鏡用光源装置を示す説明図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るプラグ部をソケット部に挿入してプラグ部の端部に照明光を入射する状態の内視鏡用光源装置を示す説明図。
【符号の説明】
10 …ライトガイドケーブル
11 …ライトガイドプラグ
12 …プラグ部
13 …把持部
14 …ケーブル部
20 …内視鏡用光源装置
21 …正面
22 …ソケット部
23,29 …開孔
24 …放熱部材
26 …開孔
27 …凹部
28 …高分子部材
Claims (3)
- 照明光伝送ケーブルの一端部に設けたプラグ部が脱着自在に挿入され、この挿入された前記プラグ部に照明光を導く内視鏡用光源装置において、
前記照明光伝送ケーブルの前記プラグ部が嵌合されるソケット部と、
このソケット部に固定され、放熱を行う放熱部材と、
この放熱部材の前記プラグ部に対向する部分に配置され、押圧により弾性変形する高分子部材と、
を具備したことを特徴とする内視鏡用光源装置。 - 前記高分子部材は、シリコンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴムなどのゴム材料に金属やセラミックの粉末、ウイスカ、ファイバーを混入して、熱伝導率を数[W/m・K]〜十数[W/m・K]としたものであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡光源装置。
- 前記プラグ部が挿入されると、前記高分子部材を前記プラグ部に押圧する押圧部材を前記放熱部材に設けていることを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏝光源装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002215611A JP2004057225A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 内視鏡用光源装置 |
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JP2002215611A JP2004057225A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 内視鏡用光源装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007097824A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Pentax Corp | ソケット構造 |
JP2011206077A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-20 | Fujifilm Corp | 撮像装置及び内視鏡 |
CN110859589A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-03-06 | 深圳开立生物医疗科技股份有限公司 | 导光座、包括该导光座的内窥镜光源和内窥镜系统 |
-
2002
- 2002-07-24 JP JP2002215611A patent/JP2004057225A/ja not_active Withdrawn
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