JP2004054812A - 報告書原本性証明システム - Google Patents

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Abstract

【課題】医療機関において取得した検査報告書の原本性を低コストで容易に証明できる報告書原本性証明システムを提供する。
【解決手段】検査機関システム2は、検査報告書を発行し、発行した検査報告書のデータを医療機関システム6aに送信すると共に、発行した検査報告書のデータから算出した第1証明データ及び検査報告書の属性データを証明データ保管システム4に送信する。証明データ保管システム4は、受信した第1証明データに対応させて受信した検査報告書の属性データを記憶する。医療機関システム6aは、検査機関システム2から送信された検査報告書のデータを受信し、受信した検査報告書のデータから第2証明データを算出して証明データ保管システム4に送信する。そして、医療機関システム6aにおいて、証明データ保管システム4から送信された検査報告書の属性データと受信した検査報告書の属性データとの照合を行うことにより、受信した検査報告書の原本性の証明を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、医療機関からの委託に基づいて、各種の検査を行う検査機関において作成された検査報告書の原本性を証明するために用いる報告書原本性証明システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子化された文書に関する証明を行うものとして、電子認証技術(電子公証制度)が存在する。電子認証技術は、通信相手のなりすましや通信途中におけるデータの改竄を防止するための技術であり、電子認証技術には、電子化された文書に署名情報を付加した電子署名技術等が存在する。この電子署名技術を用いて文書の正当性や改竄が行われていないことを証明する場合には、公開鍵暗号方式を用いて電子署名を電子化された文書に付加することによって行われる。即ち、電子データ(電子署名)を秘密鍵を用いて暗号化し、暗号化された電子署名を公開鍵を用いて復号する。この公開鍵暗号方式では、電子署名を公開鍵で復号することができるのは秘密鍵の保有者により暗号化された場合のみであることから、文書の正当性や改竄が行われていないことが証明される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、検査機関において、医療機関からの委託に基づいて各種の検査が行われた場合、検査機関から検査を委託した医療機関に対して検査の報告が行われる。検査の報告は、検査報告書を電子化し、ネットワークを介して検査機関から医療機関に対して送信することにより行われる。この場合、検査報告書の発行者である検査機関は予め明らかになっている。従って、医療機関が受信した検査報告書が、検査を委託した検査機関において発行されたものであること、即ち、検査報告書の原本性が証明されれば十分であり、検査報告書の送信者の正当性を証明する必要性は低い。
【0004】
しかし、この検査報告書の原本性を証明するために既存の電子署名技術等を用いた場合、高いコストが発生してしまう。即ち、電子署名技術を用いた場合には、公開鍵の正当性を証明する信頼性の高い公開鍵証明書の発行を行う認証機関の存在が不可欠となり、認証機関との間で検査機関がライセンスの締結等を行う必要が生じてしまいコストが高くなるという問題がある。
【0005】
この発明の課題は、医療機関において取得された検査報告書が、検査を委託した検査機関において発行された検査報告書の原本であることを低コストで容易に証明できる報告書原本性証明システムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の報告書原本性証明システムは、医療機関に設置されている医療機関システムと、検査報告書のデータから算出された第1証明データに対応させて、前記検査報告書の属性データを記憶している証明データ保管システムとがネットワークを介して接続されている報告書原本性証明システムにおいて、前記医療機関システムは、取得した検査報告書のデータから算出された第2証明データを前記証明データ保管システムに送信する第2証明データ送信手段と、前記証明データ保管システムから送信された前記検査報告書の属性データと、前記取得した検査報告書の属性データとを照合する属性データ照合手段とを備え、前記証明データ保管システムは、前記医療機関システムから送信された前記第2証明データと前記第1証明データとを照合する証明データ照合手段と、前記証明データ照合手段により前記第2証明データと一致すると判断された前記第1証明データに対応させて記憶されている前記検査報告書の属性データを前記医療機関システムに送信する属性データ送信手段とを備え、前記医療機関システムにおいて、前記属性データ照合手段により、前記検査報告書の属性データと前記取得された検査報告書の属性データとが一致すると判断された場合に、前記取得した検査報告書の原本性が証明されることを特徴とする。
【0007】
この請求項1記載の報告書原本性証明システムによれば、医療機関システムにおいて、取得した検査報告書のデータから第2証明データを算出し、証明データ保管システムに送信している。そして、証明データ保管システムから送信された第2証明データと一致する第1証明データに対応させて記憶されている検査報告書の属性データと取得した検査報告書の属性データとの照合を行っている。即ち、属性データの照合を行うことにより、医療機関システムにおいて取得した検査報告書の原本性についての証明をすることができる。従って、容易かつ低コストで検査報告書の原本性の証明を行うことができる。
【0008】
また、請求項2記載の報告書原本性証明システムは、前記医療機関システム及び前記証明データ保管システムとネットワークを介して接続されている前記検査報告書を発行する発行者システムを更に備え、前記発行者システムは、前記検査報告書を発行する検査報告書発行手段と、前記発行された検査報告書のデータを前記医療機関システムに送信する検査報告書データ送信手段と、前記検査報告書のデータから算出された前記第1証明データ及び前記検査報告書の属性データを前記証明データ保管システムに送信するデータ送信手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
この請求項2記載の報告書原本性証明システムによれば、発行者システムにおいて検査報告書が発行され、発行された検査報告書のデータから算出された第1証明データ及び検査報告書の属性データが証明データ保管システムに送信される。従って、医療機関システムから証明データ保管システムに第2証明データを送信し、証明データ保管システムから第2証明データと一致する第1証明データに対応させて記憶されている検査報告書の属性データを医療機関システムに送信している。そして、医療機関システムにおいて、送信された検査報告書の属性データと取得した検査報告書の属性データとの照合を行うことにより、容易に検査報告書の原本性の証明を行うことができる。
【0010】
また、請求項3記載の報告書原本性証明システムは、前記発行者システムが、前記発行された検査報告書のデータから証明データ算出プログラムを用いて前記第1証明データを算出する第1証明データ算出手段を更に備えることを特徴とする。
【0011】
また、請求項4記載の報告書原本性証明システムは、前記医療機関システムが、前記取得した検査報告書のデータから前記証明データ算出プログラムを用いて前記第2証明データを算出する第2証明データ算出手段を更に備えることを特徴とする。
【0012】
この請求項3及び請求項4記載の報告書原本性証明システムによれば、発行者システムにおいて第1証明データを算出し、医療機関システムにおいて第2証明データを算出している。従って、証明データを算出するために検査報告書のデータをネットワークを介して送受信する必要がなく、検査報告書のデータの盗聴が発生する危険性を低減させることができる。
【0013】
また、請求項5記載の報告書原本性証明システムは、前記検査報告書データ送信手段が、前記発行された検査報告書のデータと共に、前記第1証明データを算出する際に用いる前記証明データ算出プログラムを示す使用プログラムデータを前記医療機関システムに送信し、前記医療機関システムは、前記取得した検査報告書のデータから前記第2証明データを算出するための証明データ算出プログラムを記憶する証明データ算出プログラム記憶手段を更に備え、前記第2証明データ算出手段は、前記証明データ算出プログラム記憶手段に記憶されている前記証明データ算出プログラムの中で、前記使用プログラムデータにより示された証明データ算出プログラムを用いて前記取得された検査報告書のデータから前記第2証明データを算出することを特徴とする。
【0014】
この請求項5記載の報告書原本性証明システムによれば、医療機関システムにおいて、使用プラグラムデータにより示された証明データ算出プログラムを用いて第2証明データが算出される。従って、発行システムと医療機関システムにおいて、複数の証明データ算出プログラムを用いる場合においても、同一の証明データ算出プログラムを用いることができ、的確に検査報告書の原本性を証明することができる。
【0015】
また、請求項6記載の報告書原本性証明システムは、前記検査報告書の属性データが、該検査報告書の発行者及び発行日時を示すデータを含み、前記取得した検査報告書の属性データは、該取得した検査報告書の発行者及び発行日時を示すデータを含むことを特徴とする。
【0016】
この請求項6記載の報告書原本性証明システムによれば、属性データには、検査報告書の発行者及び発行日時が含まれている。そのため、検査報告書の属性データと取得した検査報告書の属性データとが一致した場合に、属性データに含まれている発行者により所定の日時に発行された検査報告書であること、即ち、取得した検査報告書の原本性を証明することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態に係る報告書原本性証明システムにおける報告書の原本性証明処理について説明する。
【0018】
図1は、実施の形態に係る報告書原本性証明システムのブロック構成図である。この報告書原本性証明システムは、図1に示すように、医療機関から委託された各種の検査を行う検査機関に設置されている検査機関システム(発行者システム)2、検査機関システム2とは別個に設置されている証明データ保管システム4及び複数の医療機関の各々に設置されている医療機関システム6a、6bを備えている。また、検査機関システム2、証明データ保管システム4及び医療機関システム6a、6bはネットワーク8を介して相互に接続されている。
【0019】
検査機関システム2は、図1に示すように、検査機関システム2におけるデータの処理を制御するデータ制御部10を備えている。このデータ制御部10には、証明データ保管システム4及び医療機関システム6a、6bとの間の通信を制御する通信制御部12及び、検査機関において行われた検査に関する検査報告書のデータ等を記憶するデータ記憶部14が接続されている。
【0020】
データ記憶部14には、医療機関からの委託により検査機関において行われた検査、例えば、患者の身体から取り出した血液や組織等の検体について検査を行う検体検査に関する検査報告書のデータが記憶される。また、証明データ算出プログラム、即ち、発行された検査報告書のデータから証明データ(第1証明データ)を算出するために用いるプログラムが記憶されている。
【0021】
証明データ算出プログラムとしては、算出された証明データから元のデータを推定することが困難であること及び異なるデータの証明データが一致する確率が極めて小さくなるものが用いられる。例えば、証明データ算出プログラムとしてハッシュ関数を用い、データを撹乱して一定の長さに圧縮されて生成された擬似乱数(ハッシュ値)を証明データとして用いることができる。また、証明データ算出プログラムとして誤り訂正を行うための符号化プログラムを用い、データを分割し、分割された各ブロック内のデータを数値とみなして算出された合計値(チェックサム)を証明データとして用いることができる。なお、複数の証明データ算出プログラムが存在する場合には、証明データ算出プログラム毎に付与されているプログラム番号に対応させてそれぞれの証明データ算出プログラムがデータ記憶部14に記憶されている。
【0022】
証明データ保管システム4は、検査機関システム2からネットワーク8を介して送信される証明データ(第1証明データ)及び発行された検査報告書の属性データを受信し、受信した第1証明データに対応させて検査報告書の属性データを記憶する。なお、属性データには、検査報告書を発行した検査機関名(発行者名)、発行日及び発行時分秒が含まれている。
【0023】
医療機関システム6aは、この医療機関システム6aにおけるデータの処理を制御するデータ制御部20を備えている。このデータ制御部20には、検査機関システム2及び証明データ保管システム4との間の通信を制御する通信制御部22が接続されている。また、データ制御部20には、検査を委託した検査機関に設置されている検査機関システム2からネットワーク8を介して送信され、通信制御部22を介して受信した検査報告書のデータ等を記憶するデータ記憶部24が接続されている。なお、医療機関システム6aは、医療機関システム6aと同様の構成であるため説明を省略する。
【0024】
また、データ記憶部24には、検査機関システム2のデータ記憶部14に記憶されている証明データ算出プログラムと同一の証明データ算出プログラムが記憶されている。なお、検査機関システム2のデータ記憶部14において複数の証明データ算出プログラムの各々がそれぞれプログラム番号に対応させて記憶されている場合には、同一のプログラム番号には同一の証明データ算出プログラムを対応させてデータ記憶部24に記憶されている。
【0025】
次に、図2及び図3のフローチャートを参照して、この実施の形態に係る報告書原本性証明システムにおける報告書の原本性証明処理について説明する。
【0026】
まず、図2のフローチャートを用いて、検査機関システム2における処理について説明する。なお、以下においては、医療機関システム6aが設置されている医療機関から委託された検査に関する検査報告書を発行する場合を例として説明する。
【0027】
まず、医療機関システム6aが設置されている医療機関から委託された検査に関する検査報告書を発行し(ステップS10)、発行した検査報告書のデータをデータ記憶部14に記憶する(ステップS11)。例えば、患者氏名、委託医療機関名、受託日、発行者名、発行日、発行時分秒及び検査の結果等を示す検査報告書が発行され、発行された検査報告書のデータをデータ記憶部14に記憶する。
【0028】
次に、ステップS10において発行された検査報告書のデータを通信制御部12を介して医療機関システム6aに送信する(ステップS12)。ここで、ネットワーク8上における検査報告書のデータの盗聴を避けるため、検査報告書のデータを暗号化した上でネットワーク8を介して医療機関システム6aに送信する。また、発行された検査報告書のデータから第1証明データを算出する際に用いる証明データ算出プログラムに付与されたプログラム番号(使用プログラムデータ)を検査報告書のデータと共に医療機関システム6aに送信する。
【0029】
次に、ステップS10において作成された検査報告書のデータから証明データ算出プログラムを用いて証明データを算出する(ステップS13)。即ち、データ記憶部14において、医療機関システム6aに送信したプログラム番号に対応させて記憶されている証明データ算出プログラム、例えば、ハッシュ関数を用い、データ記憶部14に記憶されている検査報告書のデータからハッシュ値(第1証明データ)を算出する。
【0030】
次に、ステップS10において発行された検査報告書の属性データを作成する(ステップS14)。即ち、データ記憶部14に記憶されている検査報告書のデータに基づいて検査報告書の発行者名、発行日及び発行時分秒を含む検査報告書の属性データを作成する。
【0031】
次に、ステップS13において算出された第1証明データ及びステップS14において作成された属性データを通信制御部12を介して証明データ保管システム4に送信する(ステップS15)。即ち、算出されたハッシュ値及び検査報告書の発行者名、発行日及び発行時分秒を含む検査報告書の属性データをネットワーク8を介して証明データ保管システム4に送信する。
【0032】
ここで、証明データ保管システム4においては、検査機関システム2から送信された第1証明データ及び検査報告書の属性データをネットワーク8を介して受信する。そして、受信した第1証明データに対応させて、受信した検査報告書の属性データを記憶する。
【0033】
次に、図3のフローチャートを参照して、実施の形態に係る医療機関システム6aにおける処理について説明する。
【0034】
まず、検査機関に委託した検査に関する検査報告書を受信する(ステップS20)。即ち、検査機関システム2からネットワーク8を介して送信された検査報告書のデータ及び第1証明データを算出する際に用いる証明データ算出プログラムに付与されたプログラム番号を通信制御部22を介して受信する。なお、受信された検査報告書のデータは暗号化されているため、検査報告書のデータを復号化した後にデータ記憶部24に記憶する。
【0035】
次に、受信した検査報告書のデータから証明データ(第2証明データ)を算出する(ステップS21)。即ち、まず、データ記憶部24に記憶されている証明データ算出プログラムの中から、受信されたプログラム番号と同一のプログラム番号が付された証明データ算出プログラムを検索する。そして、検索された証明データ算出プログラム、例えば、ハッシュ関数を用いて、受信された検査報告書のデータから第2証明データ、即ち、ハッシュ値を算出する。
【0036】
次に、ステップS21において算出された第2証明データ、即ち、算出されたハッシュ値を通信制御部22を介して証明データ保管システム4に送信する(ステップS22)。
【0037】
ここで、証明データ保管システム4においては、ネットワーク8を介して送信された第2証明データを受信する。次に、記憶されている第1証明データと受信した第2証明データとの照合を行う。そして、第2証明データと一致する第1証明データが記憶されていない場合には、第2証明データと一致する第1証明データは記憶されていない旨の通知をネットワーク8を介して医療機関システム6aに送信する。
【0038】
一方、第2証明データと一致する第1証明データが記憶されている場合には、第1証明データに対応させて記憶されている検査報告書の属性データをネットワーク8を介して医療機関システム6aに送信する。なお、第2証明データと一致する第1証明データが複数記憶されている場合には、それぞれの第1証明データに対応させて記憶されている検査報告書の属性データ全てを医療機関システム6aに送信する。
【0039】
医療機関システム6aにおいて、証明データ保管システム4からネットワーク8を介して送信されたデータを受信する(ステップS23)。即ち、通信制御部22を介して証明データ保管システム4から送信されたデータを受信する。
【0040】
次に、ステップS23において受信したデータが検査報告書の属性データでない、即ち、第2証明データと一致する第1証明データは記憶されていない旨の通知のデータである場合には(ステップS24)、処理を終了する。即ち、受信した検査報告書は、検査機関において発行された検査報告書の原本ではなく、原本性が否定されたものと判断される。
【0041】
一方、ステップS23において受信したデータが検査報告書の属性データの場合には(ステップS24)、受信した属性データと、ステップS20において受信した検査報告書の属性データとの照合を行う(ステップS25)。即ち、検査報告書を発行した発行者名、発行日及び発行時分秒と、受信した検査報告書のデータに含まれている発行者名、発行日及び発行時分秒との照合を行う。なお、複数の属性データを受信した場合には、複数の属性データの中で受信した検査報告書の属性データと一致する属性データが存在するか否かの照合を行う。
【0042】
ここで、受信した属性データとステップS20において受信された検査報告書の属性データとが一致した場合には、ステップS20において受信された検査報告書が検査を委託した検査機関において発行された検査報告書の原本であり、検査報告書の原本性が証明されたと判断することができる。同様に、複数の属性データの中で、ステップS20において受信された検査報告書の属性データと一致する属性データが存在していれば、ステップS20において受信された検査報告書が検査を委託した検査機関において発行された検査報告書の原本であり、検査報告書の原本性が証明されたと判断することができる。
【0043】
一方、受信した属性データとステップS20において受信された検査報告書の属性データとが不一致の場合には、ステップS20において受信された検査報告書が検査を委託した検査機関において発行された検査報告書の原本ではなく、原本性が否定されたと判断することができる。
【0044】
この発明の実施の形態に係る報告書原本性証明システムによれば、検査機関システムにおいて発行された検査報告書のデータから算出された第1証明データに対応させて、発行された検査報告書の属性データを証明データ保管システムにおいて記憶している。この証明データ保管システムにおいて、医療機関システムにおいて受信された検査報告書のデータから算出された第2証明データを受信し、第2証明データと一致する第1証明データに対応させて記憶されている検査報告書の属性データを医療機関システムに送信している。そして、医療機関システムにおいて、証明データ保管システムから送信された属性データと受信した検査報告書の属性データとの照合を行っている。従って、検査報告書の属性データの照合を行うことにより、検査報告書を受信した医療機関において、受信した検査報告書の原本性を容易に証明することができる。
【0045】
また、検査報告書を受信した医療機関システムにおいて検査報告書の原本性が証明されたか否かを容易に判断できるため、電子署名技術を用いた場合のように、検査報告書の正当性を証明するための認証機関の存在が不要であり、簡易なシステム構成において容易に検査報告書の原本性を証明することができる。
【0046】
また、検査報告書の原本性の証明を行う際に、検査報告書のデータそのものをネットワークを介して送信する必要がないため、通信系路上のデータ盗聴の危険性を低減させることができる。
【0047】
なお、上述の実施の形態に係る報告書原本性証明システムにおいては、検査機関システムとは別個に証明データ保管システムを設置しているが、検査機関システムが証明データ保管システムを兼ねるようにしてもよい。即ち、検査機関システムにおいて算出された第1証明データに対応させて検査報告書の属性データを記憶し、医療機関システムから送信された第2証明データと一致する第1証明データに対応させて記憶されている属性データを医療機関システムに送信するようにしてもよい。
【0048】
また、上述の実施の形態に係る報告書原本性証明システムにおいては、検査報告書のデータと共に、検査報告書のデータから第1証明データを算出する際に用いる証明データ算出プログラムのプログラム番号を医療機関システムに送信しているが、検査報告書のデータと共に証明データ算出プログラムを送信するようにしてもよい。
【0049】
また、検査報告書のデータのみを医療機関システムに送信するようにしてもよい。この場合には、医療機関システムからの要求に応じて検査機関システムから医療機関システムに検査報告書のデータから第1証明データを算出する際に用いる証明データ算出プログラムを送信するようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】
この発明によれば、検査報告書のデータから算出された第1証明データに対応させて、検査報告書の属性データを証明データ保管システムにおいて記憶している。また、この証明データ保管システムにおいて、医療機関システムにおいて取得された検査報告書のデータから算出された第2証明データと一致する第1証明データに対応させて記憶されている検査報告書の属性データを医療機関システムに送信している。そして、医療機関システムにおいて、証明データ保管システムから送信された検査報告書の属性データと取得した検査報告書の属性データとの照合を行うことにより、検査報告書の原本性を証明することができる。そのため、簡易なシステム構成で低コスト、かつ、容易に、検査報告書のデータを取得した医療機関において、取得した検査報告書の原本性についての証明を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る報告書原本性証明システムのブロック構成図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る検査機関システムにおける処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】この発明の実施の形態に係る医療機関システムにおける処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
2…検査機関システム、4…証明データ保管システム、6a、6b…医療機関システム、8…ネットワーク、10…データ制御部、12…通信制御部、14…データ記憶部、20…データ制御部、22…通信制御部、24…データ記憶部。

Claims (6)

  1. 医療機関に設置されている医療機関システムと、検査報告書のデータから算出された第1証明データに対応させて、前記検査報告書の属性データを記憶している証明データ保管システムとがネットワークを介して接続されている報告書原本性証明システムにおいて、
    前記医療機関システムは、
    取得した検査報告書のデータから算出された第2証明データを前記証明データ保管システムに送信する第2証明データ送信手段と、
    前記証明データ保管システムから送信された前記検査報告書の属性データと、前記取得した検査報告書の属性データとを照合する属性データ照合手段とを備え、
    前記証明データ保管システムは、
    前記医療機関システムから送信された前記第2証明データと前記第1証明データとを照合する証明データ照合手段と、
    前記証明データ照合手段により前記第2証明データと一致すると判断された前記第1証明データに対応させて記憶されている前記検査報告書の属性データを前記医療機関システムに送信する属性データ送信手段とを備え、
    前記医療機関システムにおいて、前記属性データ照合手段により、前記検査報告書の属性データと前記取得された検査報告書の属性データとが一致すると判断された場合に、前記取得した検査報告書の原本性が証明されることを特徴とする報告書原本性証明システム。
  2. 前記医療機関システム及び前記証明データ保管システムとネットワークを介して接続されている前記検査報告書を発行する発行者システムを更に備え、
    前記発行者システムは、
    前記検査報告書を発行する検査報告書発行手段と、
    前記発行された検査報告書のデータを前記医療機関システムに送信する検査報告書データ送信手段と、
    前記検査報告書のデータから算出された前記第1証明データ及び前記検査報告書の属性データを前記証明データ保管システムに送信するデータ送信手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の報告書原本性証明システム。
  3. 前記発行者システムは、
    前記発行された検査報告書のデータから証明データ算出プログラムを用いて前記第1証明データを算出する第1証明データ算出手段を更に備えることを特徴とする請求項2記載の報告書原本性証明システム。
  4. 前記医療機関システムは、
    前記取得した検査報告書のデータから前記証明データ算出プログラムを用いて前記第2証明データを算出する第2証明データ算出手段を更に備えることを特徴とする請求項3記載の報告書原本性証明システム。
  5. 前記検査報告書データ送信手段は、前記発行された検査報告書のデータと共に、前記第1証明データを算出する際に用いる前記証明データ算出プログラムを示す使用プログラムデータを前記医療機関システムに送信し、
    前記医療機関システムは、
    前記取得した検査報告書のデータから前記第2証明データを算出するための証明データ算出プログラムを記憶する証明データ算出プログラム記憶手段を更に備え、
    前記第2証明データ算出手段は、前記証明データ算出プログラム記憶手段に記憶されている前記証明データ算出プログラムの中で、前記使用プログラムデータにより示された前記証明データ算出プログラムを用いて前記取得された検査報告書のデータから前記第2証明データを算出することを特徴とする請求項4記載の報告書原本性証明システム。
  6. 前記検査報告書の属性データは、該検査報告書の発行者及び発行日時を示すデータを含み、
    前記取得した検査報告書の属性データは、該取得した検査報告書の発行者及び発行日時を示すデータを含むことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の報告書原本性証明システム。
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JP2005284854A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Toshiba Corp プラント点検保守記録の管理方法および装置、ならびにプラント点検保守記録の確認方法および装置

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