JP2004054054A - ロールプレイングシミュレーションプログラム、ロールプレイングシミュレーション装置およびロールプレイングシミュレーション方法 - Google Patents

ロールプレイングシミュレーションプログラム、ロールプレイングシミュレーション装置およびロールプレイングシミュレーション方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004054054A
JP2004054054A JP2002212984A JP2002212984A JP2004054054A JP 2004054054 A JP2004054054 A JP 2004054054A JP 2002212984 A JP2002212984 A JP 2002212984A JP 2002212984 A JP2002212984 A JP 2002212984A JP 2004054054 A JP2004054054 A JP 2004054054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negotiation
student
virtual
role
rule
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002212984A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3839756B2 (ja
Inventor
Akio Fujino
藤野 明夫
Masaru Nakagaki
中垣 勝
Hiroshi Hatakama
幡鎌 博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2002212984A priority Critical patent/JP3839756B2/ja
Priority to US10/355,055 priority patent/US7228260B2/en
Publication of JP2004054054A publication Critical patent/JP2004054054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3839756B2 publication Critical patent/JP3839756B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B7/00Electrically-operated teaching apparatus or devices working with questions and answers
    • G09B7/02Electrically-operated teaching apparatus or devices working with questions and answers of the type wherein the student is expected to construct an answer to the question which is presented or wherein the machine gives an answer to the question presented by a student
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/04Trading; Exchange, e.g. stocks, commodities, derivatives or currency exchange
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Technology Law (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Educational Technology (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Electrically Operated Instructional Devices (AREA)

Abstract

【課題】ロールプレイング教育の成果を高めること。
【解決手段】仮想的なロールプレイングに参加するプレーヤエージェント1〜4の性格等を表すパラメータおよび交渉のルールを複数パターン設定する設定部107と、パラメータに応じたプレーヤエージェント1〜4を実現するプレーヤエージェント部103 〜103 と、ルールに従ってプレーヤエージェント1〜4との間で交渉を行う受講者エージェントを実現する受講者エージェント部102と、複数パターンのパラメータとルールとの組み合わせ分、プレーヤエージェント1〜4と受講者エージェントとの間で交渉を行わせる教材作成部101と、組み合わせ毎に交渉結果を評価し、所定以上の評価を得たパラメータを教材とする教材評価部104と、教材に基づいてプレーヤエージェント1〜4と実際の受講者との間で仮想的なロールプレイングを実行させる受講処理部105とを備えている。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エージェント技術を用いて仮想的なプレーヤと受講者との間でロールプレイングを行うためのロールプレイングシミュレーションプログラム、ロールプレイングシミュレーション装置およびロールプレイングシミュレーション方法に関するものであり、特に、ロールプレイング教育の成果を高めることができるロールプレイングシミュレーションプログラム、ロールプレイングシミュレーション装置およびロールプレイングシミュレーション方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、企業においては、プロジェクトマネージャ等の人材養成を目的として、予め設定されたストーリに基づいて複数人のプレーヤに対して役割等を擬似的に付与し、受講者とプレーヤとの間で、実際に交渉を行わせ、講師が交渉過程を振り返って講評するというロールプレイングによる人材教育が行われている。
【0003】
ここで、実際のプレーヤが参加するロールプレイングによる教育では、構成員(プレーヤ)の資質やストーリに教育効果が大きく左右されてしまい、また、時間的、物理的な制約が多いという問題がある。
【0004】
このことから、従来より、上記問題を解決するために、コンピュータを用いて仮想的な交渉相手と受講者とを会話させるコンピュータ上でロールプレイングを実現するためのシステムが提案されている。仮想的な交渉相手の性格は、パラメータにより設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したように、従来においては、パラメータにより仮想的な交渉相手の性格等を設定し、受講者とロールプレイングを実行している旨を述べた。ここで、教育の成果は、交渉相手の性格(パラメータ)如何にかかっている。
【0006】
しかしながら、従来では、交渉相手の性格が千差万別であるため、パラメータを的確に設定することが難しく、ロールプレイング教育の成果が上がりにくいという問題があった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、ロールプレイング教育の成果を高めることができるロールプレイングシミュレーションプログラム、ロールプレイングシミュレーション装置およびロールプレイングシミュレーション方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、コンピュータを、仮想的なロールプレイングに参加する仮想プレーヤの属性を表すパラメータを複数パターン設定するパラメータ設定手段、前記パラメータに応じた前記仮想プレーヤを実現するプレーヤエージェント手段、前記ロールプレイングに参加する仮想受講者における交渉ルールを複数パターン設定する交渉ルール設定手段、前記交渉ルールに従って前記仮想プレーヤとの間で交渉を行う仮想受講者を実現する受講者エージェント手段、前記複数パターンのパラメータと前記交渉ルールとの組み合わせ分、前記仮想プレーヤと前記仮想受講者との間で交渉を行わせ、組み合わせ毎に交渉結果を評価し、所定以上の評価を得たパラメータを教材とする教材作成手段、として機能させるためのロールプレイングシミュレーションプログラムである。
【0009】
また、本発明は、仮想的なロールプレイングに参加する仮想プレーヤの属性を表すパラメータを複数パターン設定するパラメータ設定手段と、前記パラメータに応じた前記仮想プレーヤを実現するプレーヤエージェント手段と、前記ロールプレイングに参加する仮想受講者における交渉ルールを複数パターン設定する交渉ルール設定手段と、前記交渉ルールに従って前記仮想プレーヤとの間で交渉を行う仮想受講者を実現する受講者エージェント手段と、前記複数パターンのパラメータと前記交渉ルールとの組み合わせ分、前記仮想プレーヤと前記仮想受講者との間で交渉を行わせ、組み合わせ毎に交渉結果を評価し、所定以上の評価を得たパラメータを教材とする教材作成手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、仮想的なロールプレイングに参加する仮想プレーヤの属性を表すパラメータを複数パターン設定するパラメータ設定工程と、前記パラメータに応じた前記仮想プレーヤを実現するプレーヤエージェント工程と、前記ロールプレイングに参加する仮想受講者における交渉ルールを複数パターン設定する交渉ルール設定工程と、前記交渉ルールに従って前記仮想プレーヤとの間で交渉を行う仮想受講者を実現する受講者エージェント工程と、前記複数パターンのパラメータと前記交渉ルールとの組み合わせ分、前記仮想プレーヤと前記仮想受講者との間で交渉を行わせ、組み合わせ毎に交渉結果を評価し、所定以上の評価を得たパラメータを教材とする教材作成工程と、を含むことを特徴とする。
【0011】
かかる発明によれば、複数パターンのパラメータと交渉ルールとの組み合わせ分、仮想プレーヤと仮想受講者との間で交渉を行わせ、組み合わせ毎に交渉結果を評価し、所定以上の評価を得たパラメータを教材とすることとしたので、的確に設定されたパラメータに基づいてロールプレイングが行われるため、ロールプレイング教育の成果を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明にかかるロールプレイングシミュレーションプログラム、ロールプレイングシミュレーション装置およびロールプレイングシミュレーション方法の一実施の形態について詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。この図において、ロールプレイングシミュレーション装置100は、仮想的な交渉相手(プレーヤエージェント)と受講者との間でロールプレイングをシミュレーションするための装置である。
【0014】
ロールプレイングシミュレーション装置100は、図2に示した疑似的な交渉場面を提供する。同図においては、システム提供時期およびシステム提供機能について、受講者がプレーヤエージェント1〜プレーヤエージェント4と交渉を行う。
【0015】
受講者は、人間(実行時)または受講者エージェント部102(教材作成時)に対応している。プレーヤエージェント1〜プレーヤエージェント4のそれぞれは、実際の交渉相手の代理を行うための擬似的なコンピュータ機能であり、後述するプレーヤエージェント部103 〜103 により実現される。
【0016】
以下に、プレーヤエージェント1〜プレーヤエージェント4に対応する人物像を列挙する。
・プレーヤエージェント1→顧客情報システム部長
・プレーヤエージェント2→顧客情報システム担当者
・プレーヤエージェント3→自社SE部長
・プレーヤエージェント4→自社営業部長
【0017】
プレーヤエージェント1(顧客情報システム部長)およびプレーヤエージェント2(顧客情報システム担当者)は、受講者にとって社外の者であり、システムの提供先会社の社員である。
【0018】
一方、プレーヤエージェント3(自社SE部長)およびプレーヤエージェント4(自社営業部長)は、受講者にとって社内の者であり、上司に相当する。
【0019】
また、プレーヤエージェント1〜プレーヤエージェント4のそれぞれの性格は、後述する要求値/理解度等のパラメータにより表現される。
【0020】
受講者は、プレーヤエージェント1〜プレーヤエージェント4に対してアクションをとりながら交渉を進める。図3に示したように、アクションとしては、説明、ヒアリングおよび提案という三種類がある。
【0021】
プレーヤエージェントn(n=1〜4)の性格や交渉過程は、理解度、要求値、満足度および交渉過程満足度というパラメータで表現される。理解度、要求値、満足度および交渉過程満足度は、0以上1以下の範囲で変動する。
【0022】
理解度は、プレーヤエージェントnが受講者にどれくらい理解を示しているかを表すパラメータである。要求値は、プレーヤエージェントnから受講者に対する要求を表すパラメータである。
【0023】
満足度は、プレーヤエージェントnの満足度合いを表すパラメータであり、つぎの(1)式で表される。
満足度=効用関数+交渉過程満足度・・・(1)
【0024】
(1)式の効用関数は、つぎの(2)式で表される。
効用関数=1−Σ{重み×|(要求値−提案値)|}・・・(2)
【0025】
(2)式の効用関数は、受講者の提案内容(提案値)からプレーヤエージェントnの効用を表す関数である。重みは、プレーヤエージェントn毎に設定される重み付け値である。提案値は、受講者がプレーヤエージェントnに対する提案内容を表すパラメータである。
【0026】
また、(1)式の交渉過程満足度は、交渉過程での満足度を表すパラメータである。例えば、受講者がプレーヤエージェントnに対して反発を招くような提案や、交渉順序の間違え(担当を飛ばして直接交渉)等をした場合には、交渉過程満足度がマイナス値となる。一方、適切な交渉過程を経た場合には、交渉過程満足度がプラス値となる。
【0027】
図3において、説明は、プレーヤエージェント1〜プレーヤエージェント4の理解度を上げるための操作である。ヒアリングは、受講者がプレーヤエージェント1〜プレーヤエージェント4の話を聞き、要求値と重みを把握するための操作である。提案は、受講者からプレーヤエージェント1〜プレーヤエージェント4へ交渉の落としどころを探るための操作である。
【0028】
一実施の形態においては、教材作成処理と受講処理とに処理が大別される。教材作成処理では、図2に示した受講者を受講者エージェント部102として、プレーヤエージェント1(プレーヤエージェント部103 )〜プレーヤエージェント4(プレーヤエージェント部1034 )と擬似的な交渉が行われ、教材が作成される。教材とは、プレーヤエージェントの性格等を表すパラメータをいう。
【0029】
一方、受講処理では、図2に示した受講者を人間として、作成された教材を用いて、プレーヤエージェント1(プレーヤエージェント部103 )〜プレーヤエージェント4(プレーヤエージェント部1034 )と擬似的な交渉が行われる。
【0030】
図1に戻り、教材作成部101は、受講者エージェント部102、プレーヤエージェント部103 〜103 に擬似的な交渉を行わせ、教材を作成する。受講者エージェント部102は、後述するルール情報データベース220に基づいて、教材作成時に図2に示した受講者の代理機能を実現する。
【0031】
プレーヤエージェント部103 〜103 は、後述する教材定義情報データベース210に基づいて、図2に示したプレーヤエージェント1〜プレーヤエージェント4のそれぞれの代理機能を実現する。
【0032】
教材評価部104は、教材作成部101により作成された教材を評価する機能を備えている。受講処理部105は、作成された教材を用いて、受講者(人間)を受講させる機能を備えている。この受講時には、受講者(人間)とプレーヤエージェント部103 〜103 との間で擬似的な交渉が実行される。
【0033】
受講結果評価部106は、上記受講に対応する受講結果を評価する機能を備えている。設定部107は、後述する受講者情報データベース200、教材定義情報データベース210およびルール情報データベース220に各情報を設定する機能を備えている。
【0034】
通信部108は、所定の通信プロトコルに従って、ネットワーク300に接続された受講者端末400との間の通信を制御する。受講者端末400は、受講時に受講者(人間)により操作されるコンピュータ端末であり、コンピュータ本体、ディスプレイ、キーボード、マウス、通信機器等から構成されている。
【0035】
受講者情報データベース200は、受講者情報を格納するデータベースである。具体的には、受講者情報データベース200は、図4に示したように、「受講者ID」、「氏名」、「職務経験」、・・・というフィールドを備えている。
【0036】
「受講者ID」は、受講者を識別するための識別子である。「氏名」は、受講者の氏名に関する情報である。「職務経験」は、受講者の職務経験に関する情報である。
【0037】
図1に戻り、教材定義情報データベース210は、プレーヤエージェントの性格に関する教材定義情報を格納するデータベースである。具体的には、教材定義情報データベース210は、図5に示したように、「教材ID」、「プレーヤエージェント1(顧客情報システム部長)」、「プレーヤエージェント2(顧客情報システム担当者)」、「プレーヤエージェント3(自社SE部長)」および「プレーヤエージェント4(自社営業部長)」というフィールドを備えている。
【0038】
教材定義情報データベース210では、プレーヤエージェント1〜プレーヤエージェント4のそれぞれの性格にバリエーションを持たせ、バリエーションの組み合わせを複数の教材定義情報としている。
【0039】
「教材ID」は、教材(教材定義情報)を識別するための識別子である。「プレーヤエージェント1(顧客情報システム部長)」、「プレーヤエージェント2(顧客情報システム担当者)」、「プレーヤエージェント3(自社SE部長)」および「プレーヤエージェント4(自社営業部長)」のそれぞれには、「性格」および「パラメータ」が設定されている。
【0040】
「性格」には、システム提供時期やシステム提供機能に関して、プレーヤエージェント1〜プレーヤエージェント4のそれぞれの性格が記述されている。例えば、教材ID=001に対応するプレーヤエージェント1(顧客情報システム部長)は、システムのカットオーバに向けて早く安定した全機能の提供を望んでいる。
【0041】
プレーヤエージェント2(顧客情報システム担当者)は、プレーヤエージェント1(顧客情報システム部長)と同様の性格であるが、顧客情報システム部長の満足度も気にしている。
【0042】
一方、プレーヤエージェント3(自社SE部長)は、システムの提供を遅らせ、一部機能の制限を望んでいる。また、プレーヤエージェント4(自社営業部長)は、プレーヤエージェント3(自社SE部長)と同様の性格であるが、次期システムの商談に向けて顧客情報システム部長の満足度も重視しているとともに、自社SE部長の満足度も気にしている。
【0043】
「パラメータ」は、上記「性格」を表す数値である。具体的には、「パラメータ」には、「1:提供時期」および「2:提供機能」のそれぞれについての重みおよび要求値が設定されている。
【0044】
「1:提供時期」について、要求値は、0〜1までの値をとる。要求値が1の場合には、提供時期に遅れがないことを要求している。、一方、要求値が0の場合には、提供時期が半年遅れることを要求している。
【0045】
「2:提供機能」についても、要求値は、0〜1までの値をとる。要求値が1の場合には、全機能の提供を要求している。一方、要求値が0の場合には、3割の機能を制限(7割の機能を提供)することを要求している。「収束判定値」は、後述する教材作成処理における収束(交渉の成功)を判定する場合の値である。
【0046】
教材定義情報データベース210において、教材ID=002〜004に対応する教材定義情報では、上述した「性格」および「パラメータ」がプレーヤエージェント毎に変えられている。
【0047】
図1に戻り、ルール情報データベース220は、教材作成時に受講者エージェント部102で用いられる交渉のルール(交渉相手、アクションの種類、交渉順序)に関するルール情報を格納するデータベースである。ルールは、受講者が取得すべき知識である。
【0048】
具体的には、ルール情報データベース220は、図6に示したように「ルール」、「ルール定義」および「ルール内容」というフィールドを備えている。「ルール」は、ルールを識別するための識別子である。「ルール定義」は、条件およびアクション(説明、ヒアリング、提案)をルールとして定義するものである。
【0049】
例えば、プレーヤエージェント1の満足度が0.2未満という条件を満たす場合には、受講者エージェント部102により、プレーヤエージェント1に○○を説明するというアクションがとられる。
【0050】
また、プレーヤエージェント2の満足度が0.3未満という条件を満たす場合には、受講者エージェント部102により、プレーヤエージェント2から××についてヒアリングするアクションがとられる。
【0051】
なお、「ルール定義」は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)言語により記述されている。「ルール内容」は、「ルール定義」の内容を表す。
【0052】
図1に戻り、シミュレーションログ情報データベース230は、教材を作成するためのシミュレーション処理におけるシミュレーションログ情報を格納するデータベースである。
【0053】
具体的には、シミュレーションログ情報データベース230は、図7に示したように、「アクション回数」、「アクション」、「適用ルール」、「提案値」、「プレーヤエージェント1」、「プレーヤエージェント2」・・・というフィールドを備えている。
【0054】
「アクション回数」は、受講者エージェント部102で実行されたアクションの回数を表す。「アクション」は、受講者エージェント部102が実行したアクション(説明、ヒアリング、提案)を表す。同図において、A1は、プレーヤエージェント1を表す。
【0055】
「適用ルール」は、教材作成に適用されたルールを表す。「提案値」は、受講者エージェント部102が、アクションとしての提案を行った場合の値(システムの提供時期、提供機能)を表す。「プレーヤエージェント1」には、理解度、要求値(システムの提供時期、提供機能)、交渉過程満足度および満足度というパラメータが格納される。
【0056】
同様にして、「プレーヤエージェント2」〜「プレーヤエージェント4」(図示略)のそれぞれにも、理解度、要求値(システムの提供時期、提供機能)、交渉過程満足度および満足度というパラメータが格納される。
【0057】
図1に戻り、シミュレーション結果情報データベース240は、教材作成時のシミュレーション結果情報を格納するデータベースである。具体的には、シミュレーション結果情報データベース240は、図8に示したように、「ルール組み合わせ」、「教材1(教材ID=001)」、 「教材2(教材ID=002)」、「教材3(教材ID=003)」および「教材4(教材ID=004)」というフィールドを備えている。
【0058】
「ルール組み合わせ」は、教材作成時に適用されるルール(R1、R2、R3:図6参照)の組み合わせ(単独または複合)を表す。「教材1(教材ID=001)」は、 教材ID=001(図5参照)に対応している。この「教材1(教材ID=001)」には、「収束までの平均回数(最小回数)」、「非収束回数」および「収束回数」の値が格納される。
【0059】
「収束までの平均回数(最小回数)」は、教材作成時のシミュレーション処理で、所定のアクション回数(例えば、400回)の範囲内で、受講者エージェント部102の提案に対して、全プレーヤエージェント(プレーヤエージェント部103 〜103 )の満足度がしきい値以上(収束、交渉成功)となった場合における開始から収束までのアクションの平均回数である。
【0060】
また、最小回数は、複数回(例えば、150回)、シミュレーション処理を実行した中で、最も少ないアクション回数である。つまり、交渉においては、開始から収束までのアクション回数が少ない程、効率良く交渉をまとめたことになる。
【0061】
「非収束回数」は、複数回(例えば、150回)、シミュレーション処理を実行した中で、所定のアクション回数(例えば、400回)を超えても収束しなかった回数である。
【0062】
「収束回数」は、複数回(例えば、150回)、シミュレーション処理を実行した中で、所定のアクション回数(例えば、400回)の範囲内で収束した回数である。なお、「非収束回数」と「収束回数」との和は、上記複数回(例えば、150回)である。
【0063】
「教材2(教材ID=002)」、「教材3(教材ID=003)」および「教材4(教材ID=004)」のそれぞれには、上述した「教材1(教材ID=001)」と同様にして、「収束までの平均回数(最小回数)」、「非収束回数」および「収束回数」の値が格納される。
【0064】
図1に戻り、教材情報データベース250は、作成された教材とルールの組み合わせのうち、評価が高く実際の受講に適した教材およびルールに関する教材情報を格納するデータベースである。具体的には、教材情報データベース250は、図9に示したように、「教材ID」、「クラス」、「ベストプラクティス(最小回数)」および「ルール」というフィールドを備えている。
【0065】
「教材ID」は、図5に示した「教材ID」に対応している。「クラス」としては、教材の難易度に応じて、初級、中級、上級が設定される。「ベストプラクティス(最小回数)」は、当該教材とルールを用いた教材作成のシミュレーション処理で開始から収束までの最小回数(図8参照)である。「ルール」は、教材に適用されたルールを表す。
【0066】
図1に戻り、受講結果情報データベース260は、教材情報データベース250に対応する教材を用いて、受講者(人間)が受講した場合の受講結果情報を格納するデータベースである。
【0067】
具体的には、受講結果情報データベース260は、図10に示したように、「受講者ID」、「受講日」、「受講済み教材ID」および「得点」というフィールドを備えている。「受講者ID」は、受講した受講者を識別するための識別子であり、図4に示した受講者IDに対応している。
【0068】
「受講日」は、受講した日付を表す。「受講済み教材ID」は、受講に用いた教材を識別するための識別子であり、図9に示した教材IDに対応している。「得点」は、受講時のシミュレーション処理において開始から収束するまでのアクション回数である。
【0069】
つぎに、一実施の形態の動作について、図11〜図17に示したフローチャート、図18〜図21を参照しつつ詳細に説明する。図11に示したステップSA1では、受講者へ提供される教材を作成するための教材作成処理が実行される。
【0070】
具体的には、図12に示したステップSB1では、教材作成部101は、図5に示した教材定義情報データベース210から、教材ID=001に対応する教材定義情報を取得する。
【0071】
ステップSB2では、教材作成部101は、教材定義情報データベース210に格納されている全教材定義情報の処理を実行したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0072】
ステップSB3では、教材作成部101は、図6に示したルール情報データベース220に基づいて、教材作成時に適用されるルール組み合わせ(単独ルールも含む)を作成する。この場合、ルールR1、R2およびR3という3つのルールに基づいて、以下に示した(1)から(7)までのルール組み合わせが作成される。
【0073】
(ルール組み合わせ)
(1)R1
(2)R2
(3)R1+R2
(4)R3
(5)R1+R3
(6)R2+R3
(7)R1+R2+R3
【0074】
なお、以下のルール組み合わせは、図8に示したシミュレーション結果情報データベース240の「ルール組み合わせ」に対応している。
【0075】
ステップSB4では、教材作成部101は、ステップSB3で作成された全ルール組み合わせ((1)〜(7))の処理を実行したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0076】
ステップSB5では、教材作成部101は、ステップSB3で作成されたルール組み合わせ((1)〜(7))から一つのルール組み合わせとして(1)のR1を選択する。
【0077】
ステップSB6では、教材作成部101は、教材作成シミュレーション処理をを実行する。この教材作成シミュレーション処理は、ステップSB1で取得された教材定義情報と、ステップSB5で選択されたルール組み合わせ(ルール情報)とを用いて、ロールプレイング形式によるシミュレーションを行うという処理である。
【0078】
具体的には、図13に示したステップSC1では、教材作成部101は、ステップSB5(図12参照)で選択されたルール組み合わせ(この場合、(1)R1)に対応するルール情報をルール情報データベース220から取得し、このルール情報を受講者エージェント部102に設定する。
【0079】
また、教材作成部101は、ステップSB1(図12参照)で取得された教材定義情報をプレーヤエージェント部103 〜103 にそれぞれ設定する。この場合には、教材ID=001に対応する教材定義情報のうち、「プレーヤエージェント1」に対応する教材定義情報(効用関数、重み、収束判定値等)をプレーヤエージェント部1031 (プレーヤエージェント1:顧客情報システム部長)に設定する。
【0080】
また、教材作成部101は、同教材定義情報のうち、「プレーヤエージェント2」に対応する教材定義情報をプレーヤエージェント部103 (プレーヤエージェント2:顧客情報システム担当者)に設定する。
【0081】
また、教材作成部101は、同教材定義情報のうち、「プレーヤエージェント3」に対応する教材定義情報をプレーヤエージェント部103 (プレーヤエージェント3:自社SE部長)に設定する。
【0082】
また、教材作成部101は、同教材定義情報のうち、「プレーヤエージェント4」に対応する教材定義情報をプレーヤエージェント部103 (プレーヤエージェント4:自社営業部長)に設定する。
【0083】
ステップSC2では、教材作成部101は、シミュレーションの実行回数に初期値としての0をセットする。ステップSC3では、教材作成部101は、1シミュレーションあたりのアクション回数に初期値としての0をセットする。
【0084】
ステップSC4〜ステップSC8では、受講者エージェント部102、プレーヤエージェント部103 〜103 との間で、ロールプレイングによるシミュレーションが並列的に実行される。
【0085】
すなわち、ステップSC4では、受講者エージェント部102は、ステップSC1で設定されたルール情報(ルールR1)に従って、受講者エージェント処理を実行する。
【0086】
具体的には、図14に示したステップSD1では、受講者エージェント部102は、交渉相手であるプレーヤエージェント部1031 〜103 の状況(満足度等のパラメータ)が、図6に示したルールR1のルール定義の条件(プレーヤエージェント1の満足度、プレーヤエージェント2の満足度、・・・等)に合致しているか否かを判断する。
【0087】
ステップSD1の判断結果が「Yes」である場合、ステップSD2では、受講者エージェント部102は、ルール定義に基づき相手(プレーヤエージェント部103 〜103 のうちいずれか一つ)およびアクション(説明、ヒアリング、提案のうちいずれか一つ)を決定する。提案の場合には、受講者エージェント部102は、提案値を相手に通知する。
【0088】
ステップSD3では、受講者エージェント部102は、ステップSD2で決定された上記相手に対してルール定義に基づくアクションを実行する。
【0089】
一方、ステップSD1の判断結果が「No」である場合、ステップSD4では、受講者エージェント部102は、ランダムに相手およびアクションを決定する。これは、実際の交渉の場面における不測の事態や、交渉ミス(意図しない相手に思わぬことを言ってしまう)等の要因をシミュレーション結果に反映させるためである。従って、このステップSD4の処理により、交渉の流れが大幅に変わる場合がある。
【0090】
ステップSD3では、受講者エージェント部102は、ステップSD4で決定された相手に対してアクションを実行する。
【0091】
また、図13に示したステップSC5〜ステップSC8では、プレーヤエージェント部103 〜1034 のそれぞれは、ステップSC1で設定された教材定義情報に基づいて、受講者エージェント部102からのアクションに反応するためのプレーヤエージェント処理を実行する。
【0092】
具体的には、図15に示したステップSE1では、プレーヤエージェント部103 〜103 のそれぞれは、受講者エージェント部102からアクション(説明、ヒアリング、提案:図14に示したステップSD3に対応)があるか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、プレーヤエージェント処理を終了する。
【0093】
一方、ステップSE1の判断結果が「Yes」である場合、ステップSE2では、プレーヤエージェント部103 〜103 のそれぞれは、アクション毎の処理を実行する。
【0094】
すなわち、アクションが「説明」であり、説明内容が適切である場合には、理解度が所定値アップされるとともに、要求値が所定値ダウンされ、受講者エージェント部102にとって有利となる。一方、説明内容が不適切な場合には、理解度が所定値ダウンされるとともに、要求値が所定値アップされ、受講者エージェント部102にとって不利となる。
【0095】
また、アクションが「ヒアリング」である場合には、要求値および重みが受講者エージェント部102に通知される。また、アクションが「提案」である場合、受講者エージェント部102からの提案値に基づき、満足度が計算され、満足度が受講者エージェント部102に通知される。
【0096】
図13に戻り、ステップSC9では、教材作成部101は、受講者エージェント部102、プレーヤエージェント部103 〜103 からシミュレーションログ情報(図7参照)を収集する。
【0097】
具体的には、教材作成部101は、受講者エージェント部102から、アクション、適用ルール、提案値(時期、機能)等の情報をシミュレーションログ情報として収集する。
【0098】
また、教材作成部101は、プレーヤエージェント部103 〜103 のそれぞれから理解度、要求値(時期、機能)、交渉過程満足度、満足度等の情報をシミュレーションログ情報として収集する。
【0099】
つぎに、教材作成部101は、図7に示したシミュレーションログ情報データベース230における当該アクション回数(この場合、1)のレコードに、収集したシミュレーションログ情報を格納する。
【0100】
ステップSC10では、教材作成部101は、アクション回数を1インクリメントする。ステップSC11では、教材作成部101は、交渉が収束したか否か、すなわち、ステップSC9で格納したシミュレーションログ情報に含まれる各プレーヤエージェントの全ての満足値が収束判定値(図5参照)以上であるか否かを判断する。この判断結果が「No」である場合、教材作成部101は、ステップSC12の判断を行う。
【0101】
ステップSC12では、教材作成部101は、アクション回数がしきい値(例えば、400)と等しいか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。以後、ステップSC11またはステップSC12の判断結果が「Yes」となるまで、上述したステップSC4〜ステップSC12が繰り返される。
【0102】
そして、ステップSC12の判断結果が「Yes」になると、1回目のシミュレーションの実行が終了し、ステップSC13では、教材作成部101は、実行回数を1インクリメントする。なお、ステップSC11の判断結果が「Yes」である場合、教材作成部101は、ステップSC13の処理を実行する。
【0103】
ステップSC14では、教材作成部101は、実行回数がしきい値(例えば、150)と等しいか否かが判断され、この場合、判断結果が「No」とされる。以後、2回目〜150回目までのシミュレーション(ステップSC3〜ステップSC14)が順次実行される。
【0104】
そして、ステップSC14の判断結果が「Yes」になると、150回のシミュレーションが終了し、ステップSC15では、教材作成部101は、図8に示したシミュレーション結果情報データベース240に、シミュレーション結果情報を格納する。この場合、「ルール組み合わせ」=R1に対応するレコード(教材1〜教材4)にシミュレーション結果情報が格納される。
【0105】
図12に戻り、ステップSB4では、教材作成部101は、ステップSB3で作成された全ルール組み合わせ((1)〜(7))の処理を実行したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0106】
ステップSB5では、教材作成部101は、ステップSB3で作成されたルール組み合わせ((1)〜(7))からつぎのルール組み合わせとして(2)のR2を選択する。
【0107】
ステップSB6では、教材作成部101は、ステップSB1で取得された教材定義情報と、上記(2)のルール組み合わせR2に対応するルール情報を用いて、上述した動作と同様にして、教材作成シミュレーション処理を実行する。
【0108】
以後、ステップSB4の判断結果が「Yes」になるまでの間、残りのルール組み合わせ((3)〜(7))に関する教材作成シミュレーション処理が繰り返し実行される。
【0109】
そして、ステップSB4の判断結果が「Yes」になると、ステップSB1では、教材作成部101は、図5に示した教材定義情報データベース210から、つぎの教材ID=002に対応する教材定義情報を取得する。
【0110】
以後、ステップSB2の判断結果が「Yes」になるまでの間、残りの教材ID=002〜004に対応する教材定義情報と、ルール組み合わせ(1)〜(7)に対応するルール情報とに基づいて、教材作成シミュレーション処理が繰り返し実行される。
【0111】
そして、ステップSB2の判断結果が「Yes」になると、ステップSB7では、教材評価処理が実行される。この教材評価処理では、各教材に関してどのルールを使えば効率良く交渉を行うことができるかという評価観点で教材とルールとの対応付けが行われる。
【0112】
具体的には、図16に示したステップSF1では、教材評価部104は、図8に示したシミュレーション結果情報データベース240から、一つの教材ID(この場合、教材1(教材ID=001))に対応するシミュレーション結果情報(ルール組み合わせ、非収束回数、収束回数等)を取得する。
【0113】
ステップSF2では、教材評価部104は、ステップSF1で取得したシミュレーション結果情報において非収束回数が0のルールがあるか否か、すなわち、交渉を100%収束させることができるルールがあるか否か判断する。
【0114】
この場合、図8に示した「教材1」の「R1+R2+R3」に対応する「非収束回数」が0であるため、教材評価部104は、判断結果を「Yes」とする。ステップSF6では、教材評価部104は、上記「教材1」に対応する教材ID=001に、ルールおよびベストプラクティスを対応付ける。
【0115】
この場合、ルールは、「R1+R2+R3」である。ベストプラクティスは、図8に示した「教材1」および「R1+R2+R3」に対応する最小回数(=10)である。
【0116】
ステップSF8では、教材評価部104は、全教材IDの処理が終了したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSF1では、教材評価部104は、図8に示したシミュレーション結果情報データベース240から、つぎの教材(この場合、教材2(教材ID=002))に対応するシミュレーション結果情報(ルール組み合わせ、非収束回数、収束回数等)を取得する。
【0117】
ステップSF2では、教材評価部104は、ステップSF1で取得したシミュレーション結果情報において非収束回数が0のルールがあるか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0118】
ステップSF3では、教材評価部104は、ステップSF1で取得したシミュレーション結果情報において単独ルールで収束回数がしきい値(例えば、140)以上の場合があるか否かを判断する。単独ルールは、R1、R2またはR3である。
【0119】
図8に示した「教材2」の例では、単独ルールとしてR3の場合の収束回数が148(≧しきい値140)であるため、教材評価部104は、ステップSF3の判断結果を「Yes」とする。
【0120】
ステップSF5では、教材評価部104は、ステップSF3の条件を満たすルールのうち、収束回数が最大のルールを選択する。なお、この場合、ステップSF3の条件を満たすルールがR3のみであるため、教材評価部104は、R3を選択する。
【0121】
ステップSF6では、教材評価部104は、上記「教材2」に対応する教材ID=002に、ルールおよびベストプラクティスを対応付ける。
【0122】
この場合、ルールは、「R3」である。ベストプラクティスは、図8に示した「教材2」および「R3」に対応する最小回数(=12)である。
【0123】
ステップSF8では、教材評価部104は、全教材IDの処理が終了したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSF1では、教材評価部104は、図8に示したシミュレーション結果情報データベース240から、つぎの教材(この場合、教材3(教材ID=003))に対応するシミュレーション結果情報(ルール組み合わせ、非収束回数、収束回数等)を取得する。
【0124】
ステップSF2では、教材評価部104は、ステップSF1で取得したシミュレーション結果情報において非収束回数が0のルールがあるか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0125】
ステップSF3では、教材評価部104は、ステップSF1で取得したシミュレーション結果情報において単独ルールで収束回数がしきい値(例えば、140)以上の場合があるか否かを判断する。
【0126】
図8に示した「教材3」の例では、単独ルールとしてR2の場合の収束回数が148(≧しきい値140)であるため、教材評価部104は、ステップSF3の判断結果を「Yes」とする。
【0127】
ステップSF5では、教材評価部104は、ステップSF3の条件を満たすルールのうち、収束回数が最大のルールを選択する。なお、この場合、ステップSF3の条件を満たすルールがR2のみであるため、教材評価部104は、R2を選択する。
【0128】
ステップSF6では、教材評価部104は、上記「教材3」に対応する教材ID=003に、ルールおよびベストプラクティスを対応付ける。
【0129】
この場合、ルールは、「R2」である。ベストプラクティスは、図8に示した「教材3」および「R2」に対応する最小回数(=15)である。
【0130】
ステップSF8では、教材評価部104は、全教材IDの処理が終了したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSF1では、教材評価部104は、図8に示したシミュレーション結果情報データベース240から、つぎの教材(この場合、教材4(教材ID=004))に対応するシミュレーション結果情報(ルール組み合わせ、非収束回数、収束回数等)を取得する。
【0131】
ステップSF2では、教材評価部104は、ステップSF1で取得したシミュレーション結果情報において非収束回数が0のルールがあるか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0132】
ステップSF3では、教材評価部104は、ステップSF1で取得したシミュレーション結果情報において単独ルールで収束回数がしきい値(例えば、140)以上の場合があるか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。
【0133】
ステップSF4では、教材評価部104は、ステップSF1で取得したシミュレーション結果情報において複合ルールで収束回数がしきい値(例えば、140)以上の場合があるか否かを判断する。複合ルールは、複数の単独ルールの組み合わせ(R1+R2等)である。
【0134】
図8に示した「教材4」の例では、複合ルールとして「R1+R3」および「R2+R3」の場合の収束回数が143および149(≧しきい値140)であるため、教材評価部104は、ステップSF4の判断結果を「Yes」とする。
【0135】
ステップSF5では、教材評価部104は、ステップSF4の条件を満たすルールのうち、収束回数が最大のルールとして、「R2+R3」を選択する。
【0136】
ステップSF6では、教材評価部104は、上記「教材4」に対応する教材ID=004に、ルールおよびベストプラクティスを対応付ける。
【0137】
この場合、ルールは、「R2+R3」である。ベストプラクティスは、図8に示した「教材4」および「R2+R3」に対応する最小回数(=14)である。なお、ステップSF4の判断結果が「No」である場合、ステップSF7では、教材評価部104は、交渉が成立するルールが存在しないとして教材評価結果をエラーとする。
【0138】
そして、ステップSF8の判断結果が「Yes」になると、ステップSF9では、教材評価部104は、ステップSF6の処理結果に基づく教材情報を図9に示した教材情報データベース250に格納する。これにより、教材作成処理(ステップSA1:図11参照)が終了する。
【0139】
ここで、図9に示した「クラス」は、ルールの難易度(予め設定)に応じて、例えば、初級、中級および上級という三段階に設定されており、受講者が教材を選択する場合の指標とされる。
【0140】
例えば、ルールとしてのR1+R2+R3は、使い方の難易度が最も高く、上級とされている。また、R2およびR3は、初級とされている。また、R2+R3は、中級とされている。
【0141】
図11に戻り、ステップSA2では、上述した教材作成処理で作成された教材を用いて、受講者が実際にロールプレイングによるシミュレーションを行うという受講処理が実行される。
【0142】
この受講処理では、図18に示したように、教材選択画面500(図19参照)により教材が選択された後、受講画面510で上記教材に基づいてシミュレーションが行われる。さらに、受講結果画面520では、受講結果が評価される。
【0143】
具体的には、図17に示したステップSG1では、受講者は、受講すべく、受講者端末400のキーボード(図示略)より受講者ID(例えば、7909091)を入力する。これにより、上記受講者ID(=7909091)がネットワーク300を介して、ロールプレイングシミュレーション装置100(図1参照)へ通知される。
【0144】
ステップSG2では、受講処理部105は、受講者IDに対応する受講者情報に基づいて、教材作成処理で作成された教材(教材ID=001〜004:図9参照)の中から当該受講者へ推薦すべき教材を決定する。
【0145】
具体的には、受講処理部105は、受講者ID(=7909091)をキーとして、受講者情報データベース200(図4参照)より、受講者情報を取得する。つぎに、受講処理部105は、受講者ID(=7909091)をキーとして、図10に示した受講結果情報データベース260から受講結果情報を検索する。
【0146】
受講結果情報が検索された場合、すなわち、当該受講者がすでに受講済みである場合、受講処理部105は、当該受講結果情報から教材ID(この場合、002)を抽出する。つまり、当該受講者は、教材ID=002に対応する教材2(初級)を受講済みである。
【0147】
このように、受講済みである場合、受講処理部105は、教材情報データベース250(図9参照)を照会し、受講済みの教材2(初級)よりも1段階、上のクラス(この場合、中級)の教材(教材ID=004)を、推薦教材として決定する。
【0148】
なお、受講結果情報が検索されなかった場合、すなわち、当該受講者が未受講である場合、受講処理部105は、受講者情報から職務経験(この場合、SE歴3年:図4参照)の情報を取得する。つぎに、受講処理部105は、受講者情報データベース200(図4参照)を照会し、当該受講者の職務経験と同一の職務経験を有する他の受講者に対応する他の受講者IDを取得する。
【0149】
つぎに、受講処理部105は、取得した上記他の受講者IDをキーとして、受講済みの教材IDおよび得点を集計し、得点がしきい値以上であって最も受講者数が多い教材に対応する教材IDを調べる。つまり、当該受講者が上記教材を受講した場合には、高得点を得る可能性が高い。受講処理部105は、上記教材を推薦教材として決定する。
【0150】
ステップSG3では、受講処理部105は、教材情報データベース250(図9参照)やステップSG2で決定された推薦教材(この場合、教材ID=004に対応する教材4とする)の情報に基づいて、図19に示した教材選択画面500をディスプレイ(図示略)に表示させる。
【0151】
この教材選択画面500には、図9に示した教材ID=001、004、002および003に対応する教材1(上級)、教材4(中級)、教材2(初級)および教材3(初級)という4つの教材の情報と、推薦教材(教材4)の情報とが表示されている。
【0152】
ステップSG4では、受講者は、上記推薦教材(教材4)の情報等を参考にしながら、4つの教材の中から受講すべき教材として、例えば、教材4を選択する。
【0153】
これにより、ステップSG5では、受講処理部105は、受講者端末400のディスプレイ(図示略)に、図20に示した受講画面510を表示させる。この受講画面510は、受講者が交渉の相手とアクションを選択し、教材4に基づいて受講するための画面である。
【0154】
相手選択部511では、顧客情報システム部長、顧客情報システム担当者、自社SE部長、自社営業部長という擬似的な4人の相手から1人が選択される。アクション選択部512では、説明、ヒアリング、提案の中から上記相手に対するアクションが選択される。アクション実行ボタン513は、相手選択部511およびアクション選択部512で相手およびアクションが選択された後、押下される。
【0155】
図17に戻り、ステップSG6では、受講処理部105は、受講シミュレーション処理を実行する。この受講シミュレーション処理では、ステップSG4で選択された教材に基づいて、受講者(人間)が受講画面510(図20参照)を用いてアクションを実行し、プレーヤエージェント部1031 〜103 のそれぞれが上記アクションに応じたプレーヤエージェント処理(図15参照)を実行する。
【0156】
なお、受講シミュレーション処理においては、受講者エージェント部102に代えて受講者が状況を判断しアクションをとっている以外は、図13に示した教材作成シミュレーション処理と同様の処理が実行されている。
【0157】
ステップSG7では、受講処理部105は、受講シミュレーション処理が終了したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。そして、受講シミュレーション処理が終了すると、受講処理部105は、ステップSG7の判断結果を「Yes」とする。
【0158】
ステップSG8では、受講処理部105は、図10に示した受講結果情報データベース260に当該受講者に対応する受講結果情報(受講者ID、受講日、受講済み教材ID(この場合、004)および得点)を格納する。ここで、得点は、交渉を開始してから収束するまでのアクション回数である。
【0159】
ステップSG9では、受講処理部105は、当該受講者の受講結果情報と、同一教材に対応する他の受講者の受講結果情報とを比較して、当該受講者の受講結果を評価する。ステップSG10では、受講処理部105は、上記評価に対応する図21に示した受講結果画面520を受講者端末400のディスプレイ(図示略)に表示させる。
【0160】
以上説明したように、一実施の形態によれば、複数パターンのパラメータとルールの組み合わせ分、プレーヤエージェント1〜4(プレーヤエージェント部103 〜103 )と受講者エージェント(受講者エージェント部102)との間で交渉を行わせ、組み合わせ毎に交渉結果を評価し、所定以上の評価を得たパラメータを教材とし、教材に基づくパラメータが設定されたプレーヤエージェント1〜4と実際の受講者との間で仮想的なロールプレイングを実行させることとしたので、的確に設定されたパラメータに基づいてロールプレイングが行われるため、ロールプレイング教育の成果を高めることができる。
【0161】
また、一実施の形態によれば、交渉が成立したシミュレーション結果について、ルールの複雑度が所定以下(単独ルールで収束回数がしきい値以上:ステップSF3)である場合に、評価結果を所定以上とし、当該ルールに対応するパラメータを教材とすることとしたので、簡単なルールで成果を上げることが可能な教材を提供することができる。
【0162】
また、一実施の形態によれば、ルールの難易度に応じて、教材をランク(初級、中級、上級)に分け、教材選択画面500(図19参照)により、受講者に教材およびランクを提示し、教材を選択させることとしたので、受講者にとって適切な教材を選択させることができる。
【0163】
また、一実施の形態によれば、受講者の属性(職務経験、受講履歴)に応じて、受講を推薦する教材を提示することとしたので、受講者にとって適切な教材を選択させることができる。
【0164】
以上本発明にかかる一実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこの一実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0165】
例えば、前述した一実施の形態においては、ロールプレイングシミュレーション装置100の機能を実現するためのプログラムを図22に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体700に記録して、この記録媒体700に記録されたプログラムを同図に示したコンピュータ600に読み込ませ、実行することによりロールプレイングシミュレーション装置100の機能を実現してもよい。
【0166】
同図に示したコンピュータ600は、上記プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)610と、キーボード、マウス等の入力装置620と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)630と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)640と、記録媒体700からプログラムを読み取る読取装置650と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置660と、装置各部を接続するバス670とから構成されている。
【0167】
CPU610は、読取装置650を経由して記録媒体700に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、前述したロールプレイングシミュレーション装置100の機能を実現する。なお、記録媒体700としては、光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等が挙げられる。
【0168】
(付記1)コンピュータを、
仮想的なロールプレイングに参加する仮想プレーヤの属性を表すパラメータを複数パターン設定するパラメータ設定手段、
前記パラメータに応じた前記仮想プレーヤを実現するプレーヤエージェント手段、
前記ロールプレイングに参加する仮想受講者における交渉ルールを複数パターン設定する交渉ルール設定手段、
前記交渉ルールに従って前記仮想プレーヤとの間で交渉を行う仮想受講者を実現する受講者エージェント手段、
前記複数パターンのパラメータと前記交渉ルールとの組み合わせ分、前記仮想プレーヤと前記仮想受講者との間で交渉を行わせ、組み合わせ毎に交渉結果を評価し、所定以上の評価を得たパラメータを教材とする教材作成手段、
として機能させるためのロールプレイングシミュレーションプログラム。
【0169】
(付記2)前記教材作成手段は、交渉が成立した交渉結果について、交渉ルールの複雑度が所定以下である場合に、評価結果を所定以上とし、当該交渉ルールに対応するパラメータを教材とすることを特徴とする付記1に記載のロールプレイングシミュレーションプログラム。
【0170】
(付記3)前記教材作成手段は、交渉が成立した交渉結果について、交渉回数が所定回数以下である場合に、評価結果を所定以上とし、当該交渉ルールに対応するパラメータを教材とすることを特徴とする付記1または2に記載のロールプレイングシミュレーションプログラム。
【0171】
(付記4)前記教材作成手段は、交渉ルールの難易度に応じて、教材をランク分けし、前記コンピュータを、受講者に教材およびランクを提示し、教材を選択させる受講手段として機能させることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載のロールプレイングシミュレーションプログラム。
【0172】
(付記5)前記受講手段は、前記受講者の属性に応じて、受講を推薦する教材を提示することを特徴とする付記4に記載のロールプレイングシミュレーションプログラム。
【0173】
(付記6)仮想的なロールプレイングに参加する仮想プレーヤの属性を表すパラメータを複数パターン設定するパラメータ設定手段と、
前記パラメータに応じた前記仮想プレーヤを実現するプレーヤエージェント手段と、
前記ロールプレイングに参加する仮想受講者における交渉ルールを複数パターン設定する交渉ルール設定手段と、
前記交渉ルールに従って前記仮想プレーヤとの間で交渉を行う仮想受講者を実現する受講者エージェント手段と、
前記複数パターンのパラメータと前記交渉ルールとの組み合わせ分、前記仮想プレーヤと前記仮想受講者との間で交渉を行わせ、組み合わせ毎に交渉結果を評価し、所定以上の評価を得たパラメータを教材とする教材作成手段と、
を備えたことを特徴とするロールプレイングシミュレーション装置。
【0174】
(付記7)仮想的なロールプレイングに参加する仮想プレーヤの属性を表すパラメータを複数パターン設定するパラメータ設定工程と、
前記パラメータに応じた前記仮想プレーヤを実現するプレーヤエージェント工程と、
前記ロールプレイングに参加する仮想受講者における交渉ルールを複数パターン設定する交渉ルール設定工程と、
前記交渉ルールに従って前記仮想プレーヤとの間で交渉を行う仮想受講者を実現する受講者エージェント工程と、
前記複数パターンのパラメータと前記交渉ルールとの組み合わせ分、前記仮想プレーヤと前記仮想受講者との間で交渉を行わせ、組み合わせ毎に交渉結果を評価し、所定以上の評価を得たパラメータを教材とする教材作成工程と、
を含むことを特徴とするロールプレイングシミュレーション方法。
【0175】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数パターンのパラメータと交渉ルールとの組み合わせ分、仮想プレーヤと仮想受講者との間で交渉を行わせ、組み合わせ毎に交渉結果を評価し、所定以上の評価を得たパラメータを教材とすることとしたので、的確に設定されたパラメータに基づいてロールプレイングが行われるため、ロールプレイング教育の成果を高めることができるという効果を奏する。
【0176】
また、本発明によれば、交渉が成立した交渉結果について、交渉ルールの複雑度が所定以下である場合に、評価結果を所定以上とし、当該交渉ルールに対応するパラメータを教材とすることとしたので、簡単な交渉ルールで成果を上げることが可能な教材を提供することができるという効果を奏する。
【0177】
また、本発明によれば、交渉が成立した交渉結果について、交渉回数が所定回数以下である場合に、評価結果を所定以上とし、当該交渉ルールに対応するパラメータを教材とすることとしたので、少ない交渉回数で成果を上げることが可能な教材を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】同一実施の形態における擬似的な交渉場面を説明する図である。
【図3】同一実施の形態における交渉過程を説明する図である。
【図4】図1に示した受講者情報データベース200のテーブル構造を示す図である。
【図5】図1に示した教材定義情報データベース210のテーブル構造を示す図である。
【図6】図1に示したルール情報データベース220のテーブル構造を示す図である。
【図7】図1に示したシミュレーションログ情報データベース230のテーブル構造を示す図である。
【図8】図1に示したシミュレーション結果情報データベース240のテーブル構造を示す図である。
【図9】図1に示した教材情報データベース250のテーブル構造を示す図である。
【図10】図1に示した受講結果情報データベース260のテーブル構造を示す図である。
【図11】同一実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図12】図11に示した教材作成処理を説明するフローチャートである。
【図13】図12に示した教材作成シミュレーション処理を説明するフローチャートである。
【図14】図13に示した受講者エージェント処理を説明するフローチャートである。
【図15】図13に示したプレーヤエージェント処理を説明するフローチャートである。
【図16】図12に示した教材評価処理を説明するフローチャートである。
【図17】図11に示した受講処理を説明するフローチャートである。
【図18】図17に示した受講処理における画面遷移を説明する図である。
【図19】同一実施の形態における教材選択画面500を示す図である。
【図20】同一実施の形態における受講画面510を示す図である。
【図21】同一実施の形態における受講結果画面520を示す図である。
【図22】同一実施の形態の変形例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 ロールプレイングシミュレーション装置
101 教材作成部
102 受講者エージェント部
103 〜103 プレーヤエージェント部
104 教材評価部
105 受講処理部
106 受講結果評価部
107 設定部
400 受講者端末

Claims (5)

  1. コンピュータを、
    仮想的なロールプレイングに参加する仮想プレーヤの属性を表すパラメータを複数パターン設定するパラメータ設定手段、
    前記パラメータに応じた前記仮想プレーヤを実現するプレーヤエージェント手段、
    前記ロールプレイングに参加する仮想受講者における交渉ルールを複数パターン設定する交渉ルール設定手段、
    前記交渉ルールに従って前記仮想プレーヤとの間で交渉を行う仮想受講者を実現する受講者エージェント手段、
    前記複数パターンのパラメータと前記交渉ルールとの組み合わせ分、前記仮想プレーヤと前記仮想受講者との間で交渉を行わせ、組み合わせ毎に交渉結果を評価し、所定以上の評価を得たパラメータを教材とする教材作成手段、
    として機能させるためのロールプレイングシミュレーションプログラム。
  2. 前記教材作成手段は、交渉が成立した交渉結果について、交渉ルールの複雑度が所定以下である場合に、評価結果を所定以上とし、当該交渉ルールに対応するパラメータを教材とすることを特徴とする請求項1に記載のロールプレイングシミュレーションプログラム。
  3. 前記教材作成手段は、交渉が成立した交渉結果について、交渉回数が所定回数以下である場合に、評価結果を所定以上とし、当該交渉ルールに対応するパラメータを教材とすることを特徴とする請求項1または2に記載のロールプレイングシミュレーションプログラム。
  4. 仮想的なロールプレイングに参加する仮想プレーヤの属性を表すパラメータを複数パターン設定するパラメータ設定手段と、
    前記パラメータに応じた前記仮想プレーヤを実現するプレーヤエージェント手段と、
    前記ロールプレイングに参加する仮想受講者における交渉ルールを複数パターン設定する交渉ルール設定手段と、
    前記交渉ルールに従って前記仮想プレーヤとの間で交渉を行う仮想受講者を実現する受講者エージェント手段と、
    前記複数パターンのパラメータと前記交渉ルールとの組み合わせ分、前記仮想プレーヤと前記仮想受講者との間で交渉を行わせ、組み合わせ毎に交渉結果を評価し、所定以上の評価を得たパラメータを教材とする教材作成手段と、
    を備えたことを特徴とするロールプレイングシミュレーション装置。
  5. 仮想的なロールプレイングに参加する仮想プレーヤの属性を表すパラメータを複数パターン設定するパラメータ設定工程と、
    前記パラメータに応じた前記仮想プレーヤを実現するプレーヤエージェント工程と、
    前記ロールプレイングに参加する仮想受講者における交渉ルールを複数パターン設定する交渉ルール設定工程と、
    前記交渉ルールに従って前記仮想プレーヤとの間で交渉を行う仮想受講者を実現する受講者エージェント工程と、
    前記複数パターンのパラメータと前記交渉ルールとの組み合わせ分、前記仮想プレーヤと前記仮想受講者との間で交渉を行わせ、組み合わせ毎に交渉結果を評価し、所定以上の評価を得たパラメータを教材とする教材作成工程と、
    を含むことを特徴とするロールプレイングシミュレーション方法。
JP2002212984A 2002-07-22 2002-07-22 ロールプレイングシミュレーションプログラム、ロールプレイングシミュレーション装置およびロールプレイングシミュレーション方法 Expired - Fee Related JP3839756B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002212984A JP3839756B2 (ja) 2002-07-22 2002-07-22 ロールプレイングシミュレーションプログラム、ロールプレイングシミュレーション装置およびロールプレイングシミュレーション方法
US10/355,055 US7228260B2 (en) 2002-07-22 2003-01-31 Role-playing simulation apparatus and method, and computer product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002212984A JP3839756B2 (ja) 2002-07-22 2002-07-22 ロールプレイングシミュレーションプログラム、ロールプレイングシミュレーション装置およびロールプレイングシミュレーション方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004054054A true JP2004054054A (ja) 2004-02-19
JP3839756B2 JP3839756B2 (ja) 2006-11-01

Family

ID=30437627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002212984A Expired - Fee Related JP3839756B2 (ja) 2002-07-22 2002-07-22 ロールプレイングシミュレーションプログラム、ロールプレイングシミュレーション装置およびロールプレイングシミュレーション方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7228260B2 (ja)
JP (1) JP3839756B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011048639A1 (ja) * 2009-10-23 2011-04-28 株式会社コンピュータシステム研究所 介護支援システム
WO2013147927A1 (en) * 2012-03-30 2013-10-03 Jogonaut, Llc Mixed reality role playing games
JP2022035769A (ja) * 2020-08-21 2022-03-04 みずほ証券株式会社 研修支援システム、研修支援方法及び研修支援プログラム

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7774275B2 (en) * 2005-02-28 2010-08-10 Searete Llc Payment options for virtual credit
US20060190282A1 (en) * 2005-02-04 2006-08-24 Jung Edward K Providing risk mitigation in a virtual world
US20090198604A1 (en) * 2004-12-17 2009-08-06 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Tracking a participant loss in a virtual world
US8556723B2 (en) 2005-02-04 2013-10-15 The Invention Science Fund I. LLC Third party control over virtual world characters
US20070013691A1 (en) * 2005-07-18 2007-01-18 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Supervisory authority in virtual world environment
US20070168214A1 (en) * 2005-03-30 2007-07-19 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Virtual credit with transferability
US20090099930A1 (en) * 2005-02-04 2009-04-16 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Participation profiles of virtual world players
US7958047B2 (en) 2005-02-04 2011-06-07 The Invention Science Fund I Virtual credit in simulated environments
US20090018910A1 (en) * 2007-07-10 2009-01-15 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Virtual world interconnection technique
US20080103951A1 (en) * 2005-02-04 2008-05-01 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Virtual credit in simulated environments
US8271365B2 (en) * 2005-02-04 2012-09-18 The Invention Science Fund I, Llc Real-world profile data for making virtual world contacts
US20080092065A1 (en) * 2005-02-04 2008-04-17 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Third party control over virtual world characters
US8457991B2 (en) * 2005-02-04 2013-06-04 The Invention Science Fund I, Llc Virtual credit in simulated environments
US8566111B2 (en) 2005-02-04 2013-10-22 The Invention Science Fund I, Llc Disposition of component virtual property rights
US8060829B2 (en) * 2005-04-15 2011-11-15 The Invention Science Fund I, Llc Participation profiles of virtual world players
US8473382B2 (en) 2006-02-28 2013-06-25 The Invention Science Fund I, Llc Virtual collateral for real-world obligations
US7890419B2 (en) * 2005-02-04 2011-02-15 The Invention Science Fund I, Llc Virtual credit in simulated environments
US20090144148A1 (en) * 2005-02-04 2009-06-04 Searete Llc, A Limited Liability Corporation Of The State Of Delaware Attribute enhancement in virtual world environments
US20090138333A1 (en) * 2005-02-04 2009-05-28 Searete Llc, A Limited Liablity Of The State Of Delaware Follow-up contacts with virtual world participants
US7720687B2 (en) 2005-10-03 2010-05-18 The Invention Science Fund I, Llc Virtual world property disposition after real-world occurrence
US8512143B2 (en) * 2005-07-18 2013-08-20 The Invention Science Fund I, Llc Third party control over virtual world characters
US7937314B2 (en) * 2005-10-21 2011-05-03 The Invention Science Fund I Disposition of component virtual property rights
WO2007095239A2 (en) * 2006-02-10 2007-08-23 David Post Aptitude and interest assessment system and method
US20080166692A1 (en) * 2007-01-08 2008-07-10 David Smith System and method of reinforcing learning
US8798522B2 (en) * 2008-04-28 2014-08-05 Nexlearn, Llc Simulation authoring tool
US20110078052A1 (en) * 2009-05-28 2011-03-31 Yunus Ciptawilangga Virtual reality ecommerce with linked user and avatar benefits
US20100306121A1 (en) * 2009-05-28 2010-12-02 Yunus Ciptawilangga Selling and delivering real goods and services within a virtual reality world
US20100306120A1 (en) * 2009-05-28 2010-12-02 Yunus Ciptawilangga Online merchandising and ecommerce with virtual reality simulation of an actual retail location
US8837711B2 (en) * 2011-04-15 2014-09-16 Verizon Patent And Licensing Inc. Dynamic update of skills database

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08227264A (ja) * 1995-02-20 1996-09-03 Fujitsu Ltd 接客教育システム
JPH11133846A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 教材作成支援方法及びシステム及び教材作成支援プログラムを格納した記憶媒体
JPH11328243A (ja) * 1998-05-18 1999-11-30 Toshiba Corp プラント設計支援システム

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10111804A (ja) 1996-10-04 1998-04-28 Toshiba Corp 協調型推論装置及び協調型推論方法
TW446915B (en) * 1998-09-22 2001-07-21 Inventec Corp Growth simulation method and system using computer
US6570555B1 (en) 1998-12-30 2003-05-27 Fuji Xerox Co., Ltd. Method and apparatus for embodied conversational characters with multimodal input/output in an interface device
US6561811B2 (en) * 1999-08-09 2003-05-13 Entertainment Science, Inc. Drug abuse prevention computer game
US20030233305A1 (en) * 1999-11-01 2003-12-18 Neal Solomon System, method and apparatus for information collaboration between intelligent agents in a distributed network
JP3343099B2 (ja) * 2000-03-08 2002-11-11 株式会社コナミコンピュータエンタテインメント大阪 キャラクタ育成制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US6971881B2 (en) * 2000-05-11 2005-12-06 Thomas J Reynolds Interactive method and system for teaching decision making
US20040006566A1 (en) * 2000-11-07 2004-01-08 Matt Taylor System and method for augmenting knowledge commerce
US7118107B2 (en) * 2001-06-14 2006-10-10 Matthew Frederick Niedner Role-playing game with interactive cards and game devices, namely in the form of linear and rotary slide rules, novel use of dice, tactical combat, word-based magic, and dynamic attrition
US6780111B2 (en) * 2001-11-30 2004-08-24 Igt Method, apparatus and system for perpetual bonus game
US20030137107A1 (en) * 2002-01-18 2003-07-24 Rubin Marc Weiland Card game
US6914975B2 (en) * 2002-02-21 2005-07-05 Sbc Properties, L.P. Interactive dialog-based training method
US20040009813A1 (en) * 2002-07-08 2004-01-15 Wind Bradley Patrick Dynamic interaction and feedback system

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08227264A (ja) * 1995-02-20 1996-09-03 Fujitsu Ltd 接客教育システム
JPH11133846A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 教材作成支援方法及びシステム及び教材作成支援プログラムを格納した記憶媒体
JPH11328243A (ja) * 1998-05-18 1999-11-30 Toshiba Corp プラント設計支援システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011048639A1 (ja) * 2009-10-23 2011-04-28 株式会社コンピュータシステム研究所 介護支援システム
WO2013147927A1 (en) * 2012-03-30 2013-10-03 Jogonaut, Llc Mixed reality role playing games
JP2022035769A (ja) * 2020-08-21 2022-03-04 みずほ証券株式会社 研修支援システム、研修支援方法及び研修支援プログラム
JP7198402B2 (ja) 2020-08-21 2023-01-04 株式会社Grcs 研修支援システム、研修支援方法及び研修支援プログラム
JP7198402B6 (ja) 2020-08-21 2023-01-23 株式会社Grcs 研修支援システム、研修支援方法及び研修支援プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US7228260B2 (en) 2007-06-05
JP3839756B2 (ja) 2006-11-01
US20040014020A1 (en) 2004-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004054054A (ja) ロールプレイングシミュレーションプログラム、ロールプレイングシミュレーション装置およびロールプレイングシミュレーション方法
Roldán et al. A training system for Industry 4.0 operators in complex assemblies based on virtual reality and process mining
Mora et al. A literature review of gamification design frameworks
Crookall et al. Human and computer involvement in simulation
Schultze et al. Using synthetic worlds for work and learning
US10049594B2 (en) Systems and methods of competency assessment, professional development, and performance optimization
Cetto et al. Friend inspector: A serious game to enhance privacy awareness in social networks
Archuby et al. Dijs: Methodology for the design and development of digital educational serious games
Jevremovic et al. IP addressing: problem-based learning approach on computer networks
Dörner et al. Serious games development as a vehicle for teaching entertainment technology and interdisciplinary teamwork: Perspectives and pitfalls
Nguyen et al. Minimap: an interactive dynamic decision making game for search and rescue missions
Shinkle Applying the Dreyfus model of skill acquisition to the adoption of Kanban systems at software engineering professionals (SEP)
Reuter et al. Evaluation of adaptive serious games using playtraces and aggregated play data
Freedman et al. Responsive planning and recognition for closed-loop interaction
Sanselone et al. Constrained control of non-playing characters using Monte Carlo Tree Search
Robinson et al. Understanding the attitudes of African American middle school girls toward computer science
Grice et al. Mapping the expanding landscape of usability: the case of distributed education
Vanhée Using cultures and values to support flexible coordination
Gyetvai et al. Development of a negotiation-based serious game in virtual reality to help teach responsible consumption and production
Gill et al. The traditional design process versus a new design methodology: A comparative case study of a rapidly designed information appliance
Harel et al. Towards a generic framework for multi-party dialogue with virtual humans
Wardaszko Simulation Game Complexity Perception: An Approach to the Research Model
Harvey et al. The practical decision maker: A handbook for decision making and problem solving
JP7293304B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
Sherman When the bird tweets, does anyone learn

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130811

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees