JP2004052852A - 循環給油式の軸受装置 - Google Patents

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JP2004052852A
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JP2002209225A
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Shuji Takeuchi
竹内 修司
Yasuhiko Mima
美馬 保彦
Tetsuo Kyotani
京谷 哲男
Satoru Kawai
川井 悟
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

【課題】コンパクトな設計でかつ安定して油面レベルを管理することができる循環給油式の軸受装置を提供すること。
【解決手段】軸受箱1内に貯留したオイルを側壁1aに設けた排油口2より回収して循環給油するようにした循環給油式の軸受装置において、前記排油口2に先端をオイルの油面管理レベルに開口させた油面調整用の筒体3を連結した。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンパクトな設計でかつ安定して油面レベルを管理することができる循環給油式の軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、高速回転する軸受の潤滑手段としてオイルを使用することが一般に行われており、例えば、オイルを軸受箱に貯めて運転するオイルバス方式や、オイルを軸受箱内に投入・廃出するオイルミスト・オイルエア方式や、軸受箱内のオイルをクローズドシステムで強制循環させる循環給油方式などがある。
このうち循環給油式の軸受装置は、オイルの無駄もなく冷却効率も高いため、製鉄工場の排ガスブロアの軸受用としても使用に供されている。このような軸受装置としては、図3に示されるように、軸受箱20の側壁20aの高い位置(回転軸に近い位置)に排油口21を設け、該排油口21からオイルをオーバーフローさせて一定量のオイルを貯めるようにしたタイプのものや、図4に示されるように、軸受部22の近傍に堰23を設け、該堰23からオイルをオーバーフローさせてオイルを貯めるようにしたタイプのものが知られている。なお、図中10は回転軸であり、いずれも排油口21よりオイルを回収して循環給油するよう構成されている。
【0003】
しかしながら、図3に示したものでは、回転軸10の回転による油面の変動により側壁20a上端のシール部Aから油漏れが発生するという問題点があり、また図4に示したものでは、堰23によって形成される湯貯め部Bの容積が小さいため、循環給油システムが停止した場合等に必要な油面高さを確保することが難しくオイル切れを発生させるという問題点があった。そして、これらの問題点を解決するには、軸受箱20のサイズを大きくする必要があり、装置全体が巨大化して設置スペースに制約がある場所には適用することができないという問題点や、既設のオイルバス方式の軸受装置を循環給油方式の軸受装置に交換することが難しいという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、コンパクトな設計でかつ安定して油面レベルを管理することができ、また既設の軸受装置であっても簡単な改良を加えて冷却効率に優れた循環給油式のものに改造することができる循環給油式の軸受装置を提供することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明の循環給油式の軸受装置は、軸受箱内に貯留したオイルを側壁に設けた排油口より回収して循環給油するようにした循環給油式の軸受装置において、前記排油口に先端をオイルの油面管理レベルに開口させた油面調整用の筒体を連結したことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図面は本発明を、一例として排ガスブロアーのインペラー回転軸の軸受装置に適用した場合を示すものであって、図1は軸受装置の断面図、図2は循環給油システムの全体を示す概略図である。
図面において、1は軸受箱、2はこの軸受箱1の側壁1aに設けた排油口、10はインペラー11の回転軸である。そして、軸受箱1内に貯留したオイルのオーバーフロー分を前記排油口2より循環給油ユニット12に回収するとともに、ポンプ13により再び軸受箱1内へ供給して循環給油するよう構成されている点は、従来のこの種の循環給油式の軸受装置と基本的に同じである。
【0007】
本発明では、前記排油口2に先端をオイルの油面管理レベルに開口させた油面調整用の筒体3を連結したものとなっている。
即ち、本発明は軸受箱1内に貯留したオイルのオーバーフロー分を前記筒体3より回収し、該筒体3を通じて側壁1aの下方部に設けた排油口2に導いて循環給油ユニット12に回収するよう構成されており、この結果、オイルの貯留量は前記筒体3の高さを超えることはなく、オイルの貯留量は常に一定となるよう工夫されている。
【0008】
前記筒体3は、先端開口部をオイルの油面管理レベル近傍に開口させたもので、強制循環される給油量に対して十分に満足できる排出量を確保できる内径を有するものである。一方、前記排油口2は軸受箱1の側壁1aの下方部に設けられて、筒体3で導かれた余剰オイルを順次循環給油ユニット12に排出するものであり、従来技術と異なり回転軸10から離れた位置にあるので、回転に起因する液面の変動があっても何ら影響を受けることなく余剰オイルの排出を確保するものである。
【0009】
このように本発明では、排油口2に先端をオイルの油面管理レベルに開口させた油面調整用の筒体3を連結したものとなっているので、軸受箱1内に貯留したオイルによって回転軸10の円滑な回転を確保するとともに、オイルの強制循環によってオイルの貯留量を常に一定に保持しつつ運転できることとなる。
しかも、オイルのオーバーフロー分は筒体3より回収し、該筒体3を通じて側壁1aの下方部に設けた排油口2に導いて循環給油ユニット12に確実に排出できるので、オイルの貯留量は前記筒体3の高さを超えることがなく、常に一定に維持できることとなる。
また、循環給油システムが停止した場合等であっても、オイルの貯留量が多いためオイル切れを発生させる心配もない。
更には、既設の強制循環式あるいは強制循環式でない軸受装置であっても、筒体3をセットするだけという簡単な改良を加えてオイルの油面管理を確実に行える循環給油式のものに改造することができるという利点や、オイルの貯留量を一定に保持できるので軸受箱1の容積を大きくする必要がなくコンパクトな設計が可能になる等の利点もある。
【0010】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明はコンパクトな設計でかつ安定して油面レベルを管理することができ、また既設の軸受装置であっても簡単な改良を加えて冷却効率に優れた循環給油式のものに改造することができるものである。よって本発明は従来の問題点を一掃した循環給油式の軸受装置として、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】循環給油システムの全体を示す概略図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【図4】その他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軸受箱
1a 側壁
2 排油口
3 油面調整用の筒体
10 回転軸

Claims (1)

  1. 軸受箱内に貯留したオイルを側壁に設けた排油口より回収して循環給油するようにした循環給油式の軸受装置において、前記排油口に先端をオイルの油面管理レベルに開口させた油面調整用の筒体を連結したことを特徴とする循環給油式の軸受装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112474661A (zh) * 2020-11-26 2021-03-12 西安热工研究院有限公司 一种汽轮机轴承箱清理装置及清理方法

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