JP2004052183A - 毛束の結び目固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】毛束の結び目をその両側に作った結びにより緊縛させて、接着剤を使わずに結び目を固定し、アレルギー性の人も安心して浮き上がりやずれを起こさないかつらの取り付けができ、しかも、かつらを外すとき結んである糸を切れば自毛は全く傷めることがない毛束の結び目固定構造を提供する。
【解決手段】かつら1を頭部2へ取り付ける毛束3の結び目4が解けないように固定する結び目4の固定構造であって、前記毛束3に作った結び目4の両側に、糸等5により毛束3が緊縛されて、しかも、解けにくい結び目6を毛束3の結び目4を挟むように一組作成する。
【選択図】 図1
【解決手段】かつら1を頭部2へ取り付ける毛束3の結び目4が解けないように固定する結び目4の固定構造であって、前記毛束3に作った結び目4の両側に、糸等5により毛束3が緊縛されて、しかも、解けにくい結び目6を毛束3の結び目4を挟むように一組作成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、かつらの取り付け等を行う毛束の結び目が解けないように固定する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
かつらを頭部へ取り付けるとき自毛のある部分は、この自毛を毛束にしてかつらの取付けを行うと、確実で経済的なかつらの取り付けができる。しかし、毛は弾力性があって滑り易いため、結びが緩んだり解けたりしてかつらの浮き上がりやずれ等を起こす問題点があるので、結び目に接着剤を付けて前記現象を防止している現状である。
【0003】
しかしながら、結び目を接着剤により固定すると、アレルギー性の人は接着剤に反応して皮膚に炎症等を起こす問題点があり、また、かつらを外すときは、その都度、結び目の接着剤が着いた部分を切り取るので、自毛が損なわれるという問題点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記問題点を解消し、毛束の結び目をその両側に作った結びにより緊縛させて、接着剤を使わずに結び目を固定し、アレルギー性の人も安心して浮き上がりやずれを起こさないかつらの取り付けができ、しかも、かつらを外すとき結んである糸を切れば自毛は全く傷めることがない毛束の結び目固定構造を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本発明に係る毛束の結び目固定構造は、下記の構成を採用することを特徴とする。
かつらを頭部へ取り付ける毛束の結び目が解けないように固定する結び目の固定構造であって、前記毛束に作った結び目の両側に、糸等により毛束が緊縛されて、しかも、解けにくい結び目を毛束の結び目を挟むように一組作成する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る毛束の結び目固定構造の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0007】
図1はかつらの取付紐を毛束で結び止めるタイプの結び目固定構造を示す正面図である。
この結び目固定構造は、かつら1を頭部2へ取り付ける毛束3の結び目4が解けないように固定する結び目4の固定構造であって、前記毛束3に作った結び目4の両側に、糸等5により毛束3が緊縛されて、しかも、解けにくい結び目6を毛束3の結び目4を挟むように一組形成したものである。
【0008】
かつら1は、頭髪を補足したり、飾ったり、髪形を変えたりするための全かつら、部分かつら、入毛、付毛、その他、前述の目的が達成される毛髪製品の総てを含むものであり、例えば、全かつら1は、図1に示す通り毛1aを植え付けた網等の部材1bと、この部材1bの外周りに取り付けたベース1cと、該ベース1cに付設した取付紐1dとにより構成される。
【0009】
毛束3は、頭部2に乗せたかつら1の取付紐1dを結び止めようとする部分にある自毛の必要数(10本〜20本程度が適当)を公知の鉤により掬い上げて一纏めにする。そして、通常は図2に示す通り取付紐1dを取り巻くようにひとえ結びにして図3に示す通りの結び目4を作り、取付紐1dの結び止めによってかつら1を頭部2へ取り付ける。なお、この際の結び方は、ひとえ結びに限るものではなく、後述する結び方の中から適当なものを選択使用することができる。
【0010】
毛束3に作った結び目4は、毛が弾力性を有して滑り易いものであるため、結んだままでは結び目4が緩んで遂には解けてしまう。そこで、一般には結び目4を接着剤により接着固定して、結び目4の解けを防止しているが、この場合は、従来の技術に示した通りの問題点を有する。
【0011】
そこで、本発明は接着剤を使用しない結び目の固定構造として糸等による結び止めを提案するものであり、これに用いる糸等5は、一般に市販される天然繊維、人造繊維等により製造された強くて滑りにくいものを用いる。
【0012】
糸等5によって毛束3の結び目4の両側に作る結び目6は、結ぶことにより毛束3が強く緊縛されて、しかも、この状態が持続されるためには結び目6が解けにくいことが重要である。このため、結び方は、図4〜図8に示すま結びの他、8字結び、たて結び、男結び、女結び、はた結び、ひきとり結び、もやい結び、すごき結び、ひばり結び、あわび結び、その他の公知の多くの結び方の中から適当なものを選択使用すればよい。
【0013】
前記のように毛束3の結び目4の両側に作る結び目6は、一方の結び目6と、他方の結び目6とを別々の糸等5により独立するように作ってもよいし、また、同じ糸等5により一方の結び目6を作った後、図5に示すように糸等5を毛束3の結び目4の裏側を通して他方へ移し、他方にも結び目6を作るようにして2つの結び目6が連続しているように作っても良い。
【0014】
前記のように同じ糸等5により接続された2つの結び目6を作る場合は、毛束3の結び目4の一方から他方へ移した糸等て結び目6を作るときに、出来上がっている一方の結び目6に引き寄せる力を働かせて、一方の結び目6と他方の結び目6とにより毛束3の結び目4を挟み付ける力を強めることができる。
【0015】
また、糸等5は結び目4の一方から他方へ移すときに、糸等5をかつら1の取付紐1dへ図7に示すように巻き付けて巻付け7を作ると、糸等5によっても取付紐1dを絡げ止めることができて、結び目4の固定効果を更に向上させ得る。
【0016】
前述の場合は、いずれも、毛束3によってかつら1の取付紐1dを取り巻くように結び目4を作って置き、その後で糸等5による結び目6を作るように説明した。しかし、毛束3に結び目4を作る前に毛束の生え際に糸等5による一方の結び目6を作って置いて、この結び目6を生え際側へしごき寄せてから毛束3により結び目4を作るようにすれば、生え際の糸等5による結び目6が作り易い場合もある。
【0017】
前記実施形態に示した毛束の結び目固定構造は、かつら1の取付紐1dを取り巻くように毛束3で作った結び目4の一方に、糸等5により解けにくい結び方で結び目6を作り、更に、他方にも糸等5により解けにくい結び方で結び目6を作って、毛束3を結び目4の両側において緊縛させる。このため、弾力性があって滑り易い毛も確実に動きを止められ、結び目4が緩んだり解けたりすることがない。従って、接着剤に対するアレルギー性を有する人も安心してかつらの取り付けができて、しかも、この固定手段はかつら1を外すとき、結び目6を作った糸等5を切れば、毛束3の結び目4は簡単に解けて毛を傷めることがないものである。
【0018】
図9はかつらの取付紐に毛束を結び付けないタイプの結び目固定構造を示す正面図である。
この結び目固定構造は、毛束3をかつら1の取付紐1dに結び付けず、取付紐1dの外に結び目4を作る。そして、結び目4の一方に糸等5で結び目6を作った後、糸等5を毛束3の結び目4の他方に移すとき、かつら1の取付紐1dに糸等5を巻き付けて巻付け7を作り、その後で結び目4の他方に結び目6を作るようにしたものであり、毛束3とかつら1の取付紐1dとを糸等5を経て連結するようにした点で図1に示す実施形態とは相違する。しかし、結び目を固定の機能は前記実施形態と同様である。
【0019】
図10はかつらに取り付けた係止具を毛束に係止するタイプの結び目固定構造を示す正面図である。
この結び目固定構造は、かつら1に公知の通り髪用のピン、クリップ、その他の係止具8を取り付けて置いて、係止具8がピンの場合は毛束3の中にピンを分け入らせ、クリップの場合は毛束3を挟ませる。そして、その先に毛束3の結び目4を作り、この結び目4の一方と他方に糸等5によって結び目6を作るものであって、毛束の係止具8が係合する部分の先に結び目4を作る点で前記の2実施形態とは相違するが、結び目を固定の機能において同様である。
【0020】
【発明の効果】
本発明に係る毛束の結び目固定構造は、毛束に作った結び目の両側に結び目を挟むように糸等で解けにくい結び目を作るから、結び目により毛束が緊縛されて
、弾力性があって滑り易い毛も動きを拘束されて結び目の緩みや解けを生ずることがない。従って、かつらの取り付けに接着剤が不必要となってアレルギーの人も安心してかつら取り付けができ、かつらを外すときは、結んだ糸等切れば毛束はそのまま解けて毛の傷みを生じないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】かつらの取付紐を毛束で結び止めるタイプの結び目固定構造を示す正面図である。
【図2】毛束によりかつらの取付紐を取り巻く結び目を作り始めた状態を示す側面図である。
【図3】毛束によりかつらの取付紐を取り巻く結び目を作り終えた状態を示す側面図である。
【図4】毛束で作った結び目の一方に糸等によって結び目を作り始めた状態を示す側面図である。
【図5】毛束で作った結び目の一方に糸等による結び目を作り終えて、糸等を毛束の結び目の他方に移し、他方に糸等による結び目を作り始めた状態を示す側面図である。
【図6】毛束で作った結び目の一方及び他方に該結び目を挟むように糸等による結び目が作られた状態を示す側面図である。
【図7】毛束で作った結び目の一方に糸等による結び目を作り終えて、糸等を毛束の結び目の他方に移すとき、糸等をかつらの取付紐に巻き付けてから結び目の他方に糸等による結び目を作り始めた状態を示す側面図である。
【図8】毛束で作った結び目の一方及び他方に該結び目を挟むよう糸等により結び目を作り、両結び目の間に糸等でかつら取付紐へ巻き付ける巻付けを作った状態を示す側面図である。
【図9】かつらの取付紐に毛束を結び付けないタイプの結び目固定構造示す正面図である。
【図10】かつらに取り付けた係止具を毛束に係止するタイプの結び目固定構造を示す正面図である。
【符号の説明】
1 かつら
2 頭部
3 毛束
4 毛束の結び目
5 糸等
6 糸等の結び目
【発明の属する技術分野】
本発明は、かつらの取り付け等を行う毛束の結び目が解けないように固定する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
かつらを頭部へ取り付けるとき自毛のある部分は、この自毛を毛束にしてかつらの取付けを行うと、確実で経済的なかつらの取り付けができる。しかし、毛は弾力性があって滑り易いため、結びが緩んだり解けたりしてかつらの浮き上がりやずれ等を起こす問題点があるので、結び目に接着剤を付けて前記現象を防止している現状である。
【0003】
しかしながら、結び目を接着剤により固定すると、アレルギー性の人は接着剤に反応して皮膚に炎症等を起こす問題点があり、また、かつらを外すときは、その都度、結び目の接着剤が着いた部分を切り取るので、自毛が損なわれるという問題点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記問題点を解消し、毛束の結び目をその両側に作った結びにより緊縛させて、接着剤を使わずに結び目を固定し、アレルギー性の人も安心して浮き上がりやずれを起こさないかつらの取り付けができ、しかも、かつらを外すとき結んである糸を切れば自毛は全く傷めることがない毛束の結び目固定構造を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本発明に係る毛束の結び目固定構造は、下記の構成を採用することを特徴とする。
かつらを頭部へ取り付ける毛束の結び目が解けないように固定する結び目の固定構造であって、前記毛束に作った結び目の両側に、糸等により毛束が緊縛されて、しかも、解けにくい結び目を毛束の結び目を挟むように一組作成する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る毛束の結び目固定構造の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0007】
図1はかつらの取付紐を毛束で結び止めるタイプの結び目固定構造を示す正面図である。
この結び目固定構造は、かつら1を頭部2へ取り付ける毛束3の結び目4が解けないように固定する結び目4の固定構造であって、前記毛束3に作った結び目4の両側に、糸等5により毛束3が緊縛されて、しかも、解けにくい結び目6を毛束3の結び目4を挟むように一組形成したものである。
【0008】
かつら1は、頭髪を補足したり、飾ったり、髪形を変えたりするための全かつら、部分かつら、入毛、付毛、その他、前述の目的が達成される毛髪製品の総てを含むものであり、例えば、全かつら1は、図1に示す通り毛1aを植え付けた網等の部材1bと、この部材1bの外周りに取り付けたベース1cと、該ベース1cに付設した取付紐1dとにより構成される。
【0009】
毛束3は、頭部2に乗せたかつら1の取付紐1dを結び止めようとする部分にある自毛の必要数(10本〜20本程度が適当)を公知の鉤により掬い上げて一纏めにする。そして、通常は図2に示す通り取付紐1dを取り巻くようにひとえ結びにして図3に示す通りの結び目4を作り、取付紐1dの結び止めによってかつら1を頭部2へ取り付ける。なお、この際の結び方は、ひとえ結びに限るものではなく、後述する結び方の中から適当なものを選択使用することができる。
【0010】
毛束3に作った結び目4は、毛が弾力性を有して滑り易いものであるため、結んだままでは結び目4が緩んで遂には解けてしまう。そこで、一般には結び目4を接着剤により接着固定して、結び目4の解けを防止しているが、この場合は、従来の技術に示した通りの問題点を有する。
【0011】
そこで、本発明は接着剤を使用しない結び目の固定構造として糸等による結び止めを提案するものであり、これに用いる糸等5は、一般に市販される天然繊維、人造繊維等により製造された強くて滑りにくいものを用いる。
【0012】
糸等5によって毛束3の結び目4の両側に作る結び目6は、結ぶことにより毛束3が強く緊縛されて、しかも、この状態が持続されるためには結び目6が解けにくいことが重要である。このため、結び方は、図4〜図8に示すま結びの他、8字結び、たて結び、男結び、女結び、はた結び、ひきとり結び、もやい結び、すごき結び、ひばり結び、あわび結び、その他の公知の多くの結び方の中から適当なものを選択使用すればよい。
【0013】
前記のように毛束3の結び目4の両側に作る結び目6は、一方の結び目6と、他方の結び目6とを別々の糸等5により独立するように作ってもよいし、また、同じ糸等5により一方の結び目6を作った後、図5に示すように糸等5を毛束3の結び目4の裏側を通して他方へ移し、他方にも結び目6を作るようにして2つの結び目6が連続しているように作っても良い。
【0014】
前記のように同じ糸等5により接続された2つの結び目6を作る場合は、毛束3の結び目4の一方から他方へ移した糸等て結び目6を作るときに、出来上がっている一方の結び目6に引き寄せる力を働かせて、一方の結び目6と他方の結び目6とにより毛束3の結び目4を挟み付ける力を強めることができる。
【0015】
また、糸等5は結び目4の一方から他方へ移すときに、糸等5をかつら1の取付紐1dへ図7に示すように巻き付けて巻付け7を作ると、糸等5によっても取付紐1dを絡げ止めることができて、結び目4の固定効果を更に向上させ得る。
【0016】
前述の場合は、いずれも、毛束3によってかつら1の取付紐1dを取り巻くように結び目4を作って置き、その後で糸等5による結び目6を作るように説明した。しかし、毛束3に結び目4を作る前に毛束の生え際に糸等5による一方の結び目6を作って置いて、この結び目6を生え際側へしごき寄せてから毛束3により結び目4を作るようにすれば、生え際の糸等5による結び目6が作り易い場合もある。
【0017】
前記実施形態に示した毛束の結び目固定構造は、かつら1の取付紐1dを取り巻くように毛束3で作った結び目4の一方に、糸等5により解けにくい結び方で結び目6を作り、更に、他方にも糸等5により解けにくい結び方で結び目6を作って、毛束3を結び目4の両側において緊縛させる。このため、弾力性があって滑り易い毛も確実に動きを止められ、結び目4が緩んだり解けたりすることがない。従って、接着剤に対するアレルギー性を有する人も安心してかつらの取り付けができて、しかも、この固定手段はかつら1を外すとき、結び目6を作った糸等5を切れば、毛束3の結び目4は簡単に解けて毛を傷めることがないものである。
【0018】
図9はかつらの取付紐に毛束を結び付けないタイプの結び目固定構造を示す正面図である。
この結び目固定構造は、毛束3をかつら1の取付紐1dに結び付けず、取付紐1dの外に結び目4を作る。そして、結び目4の一方に糸等5で結び目6を作った後、糸等5を毛束3の結び目4の他方に移すとき、かつら1の取付紐1dに糸等5を巻き付けて巻付け7を作り、その後で結び目4の他方に結び目6を作るようにしたものであり、毛束3とかつら1の取付紐1dとを糸等5を経て連結するようにした点で図1に示す実施形態とは相違する。しかし、結び目を固定の機能は前記実施形態と同様である。
【0019】
図10はかつらに取り付けた係止具を毛束に係止するタイプの結び目固定構造を示す正面図である。
この結び目固定構造は、かつら1に公知の通り髪用のピン、クリップ、その他の係止具8を取り付けて置いて、係止具8がピンの場合は毛束3の中にピンを分け入らせ、クリップの場合は毛束3を挟ませる。そして、その先に毛束3の結び目4を作り、この結び目4の一方と他方に糸等5によって結び目6を作るものであって、毛束の係止具8が係合する部分の先に結び目4を作る点で前記の2実施形態とは相違するが、結び目を固定の機能において同様である。
【0020】
【発明の効果】
本発明に係る毛束の結び目固定構造は、毛束に作った結び目の両側に結び目を挟むように糸等で解けにくい結び目を作るから、結び目により毛束が緊縛されて
、弾力性があって滑り易い毛も動きを拘束されて結び目の緩みや解けを生ずることがない。従って、かつらの取り付けに接着剤が不必要となってアレルギーの人も安心してかつら取り付けができ、かつらを外すときは、結んだ糸等切れば毛束はそのまま解けて毛の傷みを生じないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】かつらの取付紐を毛束で結び止めるタイプの結び目固定構造を示す正面図である。
【図2】毛束によりかつらの取付紐を取り巻く結び目を作り始めた状態を示す側面図である。
【図3】毛束によりかつらの取付紐を取り巻く結び目を作り終えた状態を示す側面図である。
【図4】毛束で作った結び目の一方に糸等によって結び目を作り始めた状態を示す側面図である。
【図5】毛束で作った結び目の一方に糸等による結び目を作り終えて、糸等を毛束の結び目の他方に移し、他方に糸等による結び目を作り始めた状態を示す側面図である。
【図6】毛束で作った結び目の一方及び他方に該結び目を挟むように糸等による結び目が作られた状態を示す側面図である。
【図7】毛束で作った結び目の一方に糸等による結び目を作り終えて、糸等を毛束の結び目の他方に移すとき、糸等をかつらの取付紐に巻き付けてから結び目の他方に糸等による結び目を作り始めた状態を示す側面図である。
【図8】毛束で作った結び目の一方及び他方に該結び目を挟むよう糸等により結び目を作り、両結び目の間に糸等でかつら取付紐へ巻き付ける巻付けを作った状態を示す側面図である。
【図9】かつらの取付紐に毛束を結び付けないタイプの結び目固定構造示す正面図である。
【図10】かつらに取り付けた係止具を毛束に係止するタイプの結び目固定構造を示す正面図である。
【符号の説明】
1 かつら
2 頭部
3 毛束
4 毛束の結び目
5 糸等
6 糸等の結び目
Claims (1)
- かつらを頭部へ取り付ける毛束の結び目が解けないように固定する結び目固定構造であって、
前記毛束に作った結び目の両側に、糸等により毛束が緊縛されて、しかも、解けにくい結び目を一組作成した
ことを特徴とする毛束の結び目固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002214266A JP2004052183A (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | 毛束の結び目固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002214266A JP2004052183A (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | 毛束の結び目固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004052183A true JP2004052183A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31936637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002214266A Pending JP2004052183A (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | 毛束の結び目固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004052183A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018074211A1 (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | 株式会社アデランス | 擬毛及び地毛の連結構造及び連結方法 |
-
2002
- 2002-07-23 JP JP2002214266A patent/JP2004052183A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018074211A1 (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | 株式会社アデランス | 擬毛及び地毛の連結構造及び連結方法 |
JP2018066081A (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | 株式会社アデランス | 擬毛及び地毛の連結構造及び連結方法 |
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