JP2004051064A

JP2004051064A - Register

Info

Publication number: JP2004051064A
Application number: JP2002215095A
Authority: JP
Inventors: Hidenaru Kita; 喜多　秀考; Koji Yamashita; 山下　浩司; Mikihiro Amano; 天野　幹大; Hideo Fukuda; 服田　英雄
Original assignee: Toyota Motor Corp; Howa Plastics Co Ltd
Current assignee: Toyota Motor Corp; Howa Plastics Co Ltd
Priority date: 2002-07-24
Filing date: 2002-07-24
Publication date: 2004-02-19
Anticipated expiration: 2022-07-24
Also published as: JP4150544B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an easily manufacturable register capable of preventing a whistle sound without reducing an artistic design property and touch feeling when operating it. <P>SOLUTION: This register R1 is provided with a cylindrical case 11 and a substantially cylindrical holding frame 30 rotatable in the peripheral direction of the case. The case is composed of a bezel 26 and a retainer 12. The holding frame 30 holds a plurality of fins 46, 50 made of synthetic resins and blocking an opening 26a of the bezel by adjusting the direction of wind and an air amount. The bezel is provided with a circular ring-like collar 27 protruding on an inner peripheral side to cover the front side of the outer peripheral fringe of the fin at a block position at the end of the front side of the opening. The holding frame is provided with a cylindrical peripheral wall 32 arranged on the rear surface side of the collar part 27 to cover the vicinity of the outer periphery of the fin 46 at the block position. A plurality of recesses 34 formed intermittently along the peripheral direction are formed in the vicinity of the outer peripheral fringe of the fin at the block position on the inner peripheral face of the peripheral wall 32. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、風向と風量を調整可能な複数のフィンを備え、かつ、これらのフィンによってベゼルの開口を閉塞可能とした丸型のレジスタに関し、さらに詳しくは、ベゼルの開口を閉塞する位置の直前位置付近に、フィンを配置させた際に生ずる高周波の異音、すなわち、笛吹き音、を防止できるレジスタに関する。
【０００２】
【従来の技術とその課題】
従来の丸型のレジスタＲ０は、図１に示すように、円筒状のケース１内に、二枚のフィン８・９を保持した保持枠５が、ケース１の周方向に回転可能に、配設されて、構成されていた。
【０００３】
ケース１は、ダクトＤに接続されるリテーナ２と、リテーナ２に連結されるベゼル３と、から構成されていた。保持枠５は、ベゼル３側に配置されて、一部をレジスタＲ０の正面側に露出させた補助ベゼル６と、二枚のフィン８・９を回動可能に支持する補助リテーナ７と、を備えて構成されていた。フィン８・９は、開き動作を連動させるように、相互にリンク１０によって連結されていた。
【０００４】
また、ベゼル３には、円形の開口３ａの正面側の端部に、閉塞位置のフィン８・９の外周縁の正面側を覆うように、内周側に突出する円環状の鍔部３ｂが、形成されていた。
【０００５】
そして、このレジスタＲ０では、ベゼル３の開口３ａを閉塞する位置の直前位置付近にフィン８・９が配置された際に、笛吹き音が発生しやすいことから、笛吹き音の防止のために、フィン８の先端８ａには、図１・２に示すように、フィン８の外周縁に沿って断続的に設けられる複数の凹部８ｂが、設けられていた。
【０００６】
なお、これらの凹部８ｂが無いと、図１に示すように、ベゼル３の開口３ａを閉塞する位置の直前付近にフィン８・９を配置させた際に、ダクトＤからのエアが、フィン８の先端８ａと補助ベゼル６の内周面６ａとの間を通過して、渦流を発生させ、その渦流が、ベゼル３の鍔部３ｂと干渉して、笛吹き音を発生させてしまう。そして、図１・２に示すように、フィン８の先端８ａに、複数の凹部８ｂを配設させておけば、凹部８ｂを通過するエアが、鍔部３ｂと干渉して笛吹き音を発生させるような渦流を、乱すことができることから、笛吹き音の発生を防止できた。
【０００７】
また、フィン８は、ポロプロピレン等の合成樹脂から形成されて、正面側の大部分がベゼル３の開口３ａから露出されることから、正面側にパーティングラインを配設させることができない。そのため、フィン８は、レジスタＲ０の正面側となる側と、レジスタＲ０の背面側となる側と、の間に、パーティングラインを配設させた成形型により、成形されていた。
【０００８】
しかし、フィン８は、笛吹き音の発生防止のために、その外周縁に、複数の凹部８ｂが配設される構成である。そして、フィン８におけるレジスタＲ０の正面側となる側と、レジスタＲ０の背面側となる側と、の間に、パーティングラインがあると、複数の凹部８ｂが、そのパーティングラインに沿って、配設されることとなり、凹部８ｂやその近傍にバリが発生し易く、成形後のバリ取り作業に、手間がかかっていた。
【０００９】
なお、この対処のために、特開平９−６６７３５号公報に記載されているように、フィン側に笛吹き音の防止手段を設けるのではなく、レジスタの内周面側に、笛吹き音を防止するためのリブを突設させることが、考えられる。
【００１０】
しかしながら、このように、レジスタの内周面にリブを設けては、丸型のレジスタにおいては、ベゼルの開口を大きく開けるように、フィンを傾けた際、リブを目視できて、意匠性を低下させてしまう。さらに、ベゼルの開口を大きく開けるように、指によってフィンを押し開くように操作した際、指がリブに当たる虞れも生ずる。
【００１１】
本発明は、上記の課題を解決するものであって、意匠性や操作時の感触を低下させること無く、容易に製造できて、笛吹き音を防止可能なレジスタを提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るレジスタは、ダクトに接続されるリテーナと、リテーナに連結されるベゼルと、を備えてなる円筒状のケース内に、ケースの周方向に回転可能に、略円筒状の保持枠が、配設され、
保持枠が、風向と風量とを調整可能としてベゼルの開口を閉塞可能な複数の合成樹脂製のフィンを、保持し、
ベゼルが、開口の正面側の端部に、閉塞位置におけるフィンの外周縁の正面側を覆うように、内周側に突出する円環状の鍔部を備えて構成されるレジスタであって、
保持枠が、ベゼルの内周面側における鍔部の背面側に配置されて、閉塞位置のフィンの外周付近を覆うように配設される円筒状の周壁部を備え、
周壁部の内周面における閉塞位置のフィンの外周縁近傍に、周方向に沿って断続的に形成された複数の凹部が、形成されていることを特徴とする。
【００１３】
本発明に係るレジスタでは、フィンの先端を経て、かつ、ベゼルの鍔部に干渉して笛吹き音を発生させようとする渦流が、保持枠の周壁部の内周面に設けられた凹部を通過するエアによって、乱されることから、笛吹き音の発生が防止される。
【００１４】
そして、複数の凹部は、保持枠の周壁部における閉塞位置のフィンの外周縁近傍に、すなわち、ベゼルの内周面側における鍔部の背面側近傍に、配置されている。そのため、ベゼルの開口を大きく開けるように、フィンを傾けても、複数の凹部は、ベゼルの鍔部に隠れて、目視し難く、意匠性を低下させない。
【００１５】
また、ベゼルの開口を大きく開けるように、指によってフィンを押し開くように操作しても、凹部が鍔部に隠れる状態としているため、操作時の指が凹部の縁に当たる虞れも生じ難い。
【００１６】
さらに、フィンに凹部を設けているわけではないことから、従来のような手間のかかるバリ取り作業を行わなくとも良く、フィンを容易に射出成形等によって製造することができる。
【００１７】
したがって、本発明に係るレジスタでは、意匠性や操作時の感触を低下させること無く、容易に製造できて、笛吹き音を防止することができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態のレジスタＲ１は、図３〜５に示すように、円筒状のケース１１内に、二枚のフィン４６・５０を保持した保持枠３０が、ケース１１の周方向に回転可能に、配設されて、構成されている。ケース１１は、ダクトＤに接続されるリテーナ１２と、リテーナ１２に連結されるベゼル２６と、から構成されている。保持枠３０は、ベゼル２６側に配置されて、一部をレジスタＲ１の正面側に露出させた補助ベゼル３１と、二枚のフィン４６・５０を回動可能に保持する補助リテーナ３７と、を備えて構成されている。
【００１９】
なお、これらのリテーナ１２、ベゼル２６、補助ベゼル２６、補助リテーナ３７、及び、フィン４６・５０は、ポリアミドやポリエステル等の合成樹脂から形成されている。
【００２０】
リテーナ１２は、円筒状の周壁部１３と、レジスタＲ１の背面側に配置されて周壁部１３を塞ぐように配置される底壁部１７と、を備えて構成されている。周壁部１３の外周面には、ベゼル２６の係止環部２８を係止するための複数の係止爪１４が、形成されるとともに、車両のインストルメントパネル等の部位にレジスタＲ１を固定するためのブラケット１５・１５が、突設されている。
【００２１】
また、底壁部１７は、ダクトＤからのエアＡを挿通させるための複数の挿通孔１７ａを配設させて構成され、中央には、保持枠３０を支持する支持軸１８が、正面側に突設されている。また、底壁部１７における周壁部１３との交差部位付近には、周壁部１３の内周面の全周に沿うように、凹凸１９が形成されている。
【００２２】
この凹凸１９には、コイルばね２４で付勢されたボール２３が当接され、フィン４６・５０を保持した保持枠３０を、ケース１１の周方向に回転させた際に、凹凸１９の凸部の一山を越えるごとに、クリック音を生じさせて、保持枠３０の回転操作時に、節度感を出すために、凹凸１９が形成されている。
【００２３】
ベゼル２６は、正面側に円形の開口２６ａを配設させた略円筒状（略円環状）に形成されて、正面側の端面２６ｂが、レジスタＲ１を車両に搭載した際に、インストルメントパネル等から露出する意匠面を構成することとなる。また、ベゼル２６の開口２６ａ周縁の正面側の端部には、閉塞位置におけるフィン４６・５０の外周縁の正面側を覆うように、内周側に突出する円環状の鍔部２７が、形成されている。さらに、ベゼル２６の背面側の外周面には、リテーナ１２の各係止爪１４に内周側の周縁を係止させる係止環２８が、配設されている。
【００２４】
保持枠３０の補助ベゼル３１は、図４〜６に示すように、略円筒状の周壁部３２を備えて構成され、正面側には、ベゼル２６の開口２６ａから露出させる正面壁部３３・３３が、配設されている。これらの正面壁部３３は、補助リテーナ３７の軸受部３９・４０の正面側を覆う意匠面を構成することとなる。また、周壁部３２の背面側の外周面には、補助リテーナ３７の各係止爪４１に内周縁を係止させる係止環３５が、形成されている。
【００２５】
この補助ベゼル３１の周壁部３２は、ベゼル２６の内周面側における鍔部２７の背面側に配置されて、閉塞位置のフィン４６・５０の外周付近を覆うように配設されることとなる。そして、図４〜６に示すように、周壁部３２の内周面における閉塞位置のフィン４６の先端４６ａ側の外周縁近傍には、周方向に沿って断続的に形成された複数の凹部３４が、形成されている。実施形態の場合、各凹部３４は、正面壁部３３・３３間の一方側、すなわち、フィン４６の先端４６ａに位置する側だけに、配設されている。また、各凹部３４は、周壁部３２の正面側から背面側にかけて、同じ深さの凹溝から形成されている。そして、これらの凹部３４を通過するエアＡが、ベゼル２６の鍔部２７に干渉して笛吹き音を発生させようとする渦流を、乱すことから、笛吹き音の発生を、防止できる。
【００２６】
保持枠の補助リテーナ３７は、図４・５に示すように、略円筒状の周壁部３８を備えて構成され、周壁部３８の正面側における対称的な位置には、フィン４６・５０の支持軸４７・５１を支持する軸受部３９・４０が、配設されている。軸受部３９は、フィン４６・５０の片側の支持軸４７・５１を回転自在に挿入させる軸支孔３９ａ・３９ａを、配設させている。軸受部４０は、フィン４６・５０の他方側の支持軸４７・５１を回転自在に挿入させる軸支孔４０ａ・４０ｂを、配設させている。なお、軸支孔４０ｂは、フィン４６・５０を傾けた際のフィン４６・５０の角度を維持できるように、摩擦抵抗を増加させるために、ブッシュ５４を配設させて、支持軸４７を挿入させている。
【００２７】
また、周壁部３８の正面側の外周面には、補助ベゼル３１の各係止環３５の内周縁を係止する係止爪４１が、形成されている。さらに、周壁部３８の背面側には、複数の支持杆４２に支持されて、周壁部３８の中心に配置されるボス部４３が、配設されている。ボス部４３には、背面側から正面側に凹む挿入孔４３ａが形成されており、挿入孔４３ａには、リテーナ１２の底壁部１７における中央の支持軸１８が挿入されている。また、周壁部３８の内周には、コイルばね２４を挿入させる凹部４４が、背面側を開口させて、配設されている。
【００２８】
二枚のフィン４６・５０は、ベゼル２６の開口２６ａを閉塞可能に開口２６ａに沿って、すなわち、ケース１１の軸方向に直交するように、並設されている。さらに、これらのフィン４６・５０は、図７・８に示すように、相互に連動させて同方向に回転させることにより、ベゼル２６の開口２６ａを開口させ、かつ、風向と流量とを調整して、ダクトＤからのエアＡを、開口２６ａから流出させるように、構成されている。
【００２９】
そして、フィン４６は、横置きの樽形状の板状として、両側に支持軸４７を配設させている。フィン４６は、各支持軸４７の外方へ突出する軸部４７ａを、補助リテーナ３７の軸受部３９・４０の軸支孔３９ａ・４０ｂに挿入させて、軸部４７ａ・４７ａを回転中心として、図７のＡ・Ｂ・図８のＡに示すように、回動させて、ベゼル２６の開口２６ａを開閉できるように、構成されている。なお、軸支孔４０ｂ側には、既述したように、ブッシュ５４が介在されることとなる。
【００３０】
また、フィン４６には、背面側に、リンク５６を連結させるための連結杆部４８が、突設され、連結杆部４８の軸部４８ａが、リンク５６の連結孔５６ａに回動可能に、挿入されている。そして、フィン４６は、ベゼル２６の開口２６ａを閉塞するように、配置させた際、先端４６ａの正面側が、ベゼル２６の鍔部２７の背面側に、当接することとなる。
【００３１】
フィン５０は、先細りの両端を切除した三日月板状として、両側に支持軸５１を配設させており、各支持軸５１の外方へ突出する軸部５１ａを、補助リテーナ３７の軸受部３９・４０の軸支孔３９ａ・４０ａに挿入させて、軸部５１ａ・５１ａを回転中心として、図７のＡ・Ｂ・図８のＡに示すように、回動させて、ベゼル２６の開口２６ａを開閉できるように、構成されている。
【００３２】
また、このフィン５０も、背面側に、リンク５６を連結させるための連結杆部５２が、突設され、連結杆部５２の軸部５２ａを、リンク５６の連結孔５６ｂに回動可能に、挿入させている。そして、フィン５０は、ベゼル２６の開口２６ａを閉塞するように、配置させた際、ベゼル２６の鍔部２７側となる先端５０ａと反対側の、フィン４６側の端部に、フィン４６の端部４６ｂの背面側を覆えるように、カバー部５０ｂが、形成されている。カバー部５０ｂには、フィン５０を全開位置付近まで開いた際に（図８参照）、リンク５６と干渉しないように、凹溝５０ｃが形成されている。なお、連結杆部５２は、カバー部５０ｂから突設されている。
【００３３】
このレジスタＲ１の組み立てについて説明すると、まず、各連結杆部４８・５２の軸部４８ａ・５２ａを連結孔５６ａ・５６ｂに挿入させて、フィン４６・５０にリンク５６を連結させる。ついで、各支持軸４７・５１の軸部４７ａ・５１ａを、対応する軸受部３９・４０の軸支孔３９ａ・４０ａ・４０ｂに、挿入させて、フィン４６・５０を補助リテーナ３７に組み付ける。なお、軸支孔４０ｂに挿入される軸部４７ａには、ブッシュ５４を嵌めておく。
【００３４】
そして、各係止環３５の内周縁に係止爪４１を係止させつつ、補助リテーナ３７の正面側に、補助ベゼル３１を組み付けて、フィン４６・５０を保持した保持枠３０を組み立てる。
【００３５】
ついで、補助リテーナ３７の凹部４４に、コイルばね２４とボール２３とを挿入させ、その状態で、ボール２３に凹凸１９を当てるとともに、ボス部４３の支持孔４３ａ内に支持軸１８を挿入させて、補助リテーナ３７の背面側に、リテーナ１２を配置させる。
【００３６】
そして、各係止環２８の内周縁に係止爪１４を係止させつつ、保持枠３０の正面側にベゼル２６を組み付ければ、レジスタＲ１の組立作業を完了させることができる。
【００３７】
その後、ケース１１の背面側をダクトＤに挿入しつつ、ブラケット１５・１５を車両の所定部位に組み付ければ、レジスタＲ１を車両に搭載することができる。なお、図４に示す符号２１の部材は、クッション材等からなるシール材である。
【００３８】
そして、実施形態のレジスタＲ１では、使用時、指Ｆ（図８のＡ参照）により、フィン４６の先端４６ａ付近を背面側に押せば、図７のＡ・Ｂ・図４・図８に示すように、リンク５６により連動するフィン５０とともに、フィン４６・５０が、軸部４７ａ・５１ａを回転中心として回転し、ベゼル２６の開口２６ａを広く開口させて、ダクトＤからのエアＡの風量調整と、そのフィン４６・５０の角度に応じたエアＡの風向調整と、を行なうことができる。また、図８・９のＡ・Ｂに示すように、ケース１１に対して、フィン４６・５０を摘むようにして、フィン４６・５０ごと保持枠３０を、ケース１１の周方向に回転させれば、フィン４６・５０の傾斜の向きが変わることから、エアＡの風向調整を行なうことができる。
【００３９】
さらに、実施形態のレジスタＲ１では、図４に示すように、ベゼル２６の開口２６ａを閉塞する直前位置（図７のＡと図７のＢとで示すフィン４６・５０の中間角度位置）にフィン４６・５０が配設された際には、凹部３４が無ければ、笛吹き音を発生させることとなるが、フィン４６の先端４６ａを経て、かつ、ベゼル２６の鍔部２７に干渉して笛吹き音を発生させるような渦流が、保持枠３０の補助ベゼル３１における周壁部３２の内周面に設けられた凹部３４を通過するエアによって、乱されることから、笛吹き音の発生が防止される。
【００４０】
そして、複数の凹部３４は、保持枠３０の周壁部３２における閉塞位置のフィン４６の外周縁近傍に、すなわち、ベゼル２６の内周面側における鍔部２７の背面側近傍に、配置されている。そのため、ベゼル２６の開口２６ａを大きく開けるように、図８に示すように、フィン４６・５０を傾けても、複数の凹部３４は、ベゼル２６の鍔部２７に隠れて、目視し難く、レジスタＲ１の意匠性を低下させない。
【００４１】
また、ベゼル２６の開口２６ａを大きく開けるように、指Ｆによってフィン４６・５０を押し開くように操作しても、凹部３４が鍔部２７に隠れる状態としているため、操作時の指Ｆが凹部３４の縁に当たる虞れも生じ難い。
【００４２】
さらに、フィン４６に凹部を設けているわけではないことから、従来のような手間のかかるバリ取り作業を行わなくとも良く、フィンを容易に射出成形等によって製造することができる。なお、フィン４６の製造は、レジスタＲ１の正面側となる側と、レジスタＲ１の背面側となる側と、の間に、パーティングラインを配設させた成形型を使用した射出成形により、製造されている。
【００４３】
したがって、実施形態のレジスタＲ１では、意匠性や操作時の感触を低下させること無く、容易に製造できて、笛吹き音を防止することができる。
【００４４】
なお、実施形態では、周壁部３２に設ける凹部３４として、周壁部３２の軸方向に沿って、同じ深さの凹溝を設けたものを示したが、図１０に示すように、レジスタＲ１の正面側にかけて、あるいは、レジスタＲ１の背面側にかけて、凹溝の深さを深くするように、傾斜した凹溝から構成してもよい。
【００４５】
また、実施形態では、フィン４６の外周縁の先端４６ａ側だけに、凹部３４を設けたものを示した。しかし、開口２６ａの閉塞直前位置のフィン５０の先端５０ａ側と鍔部２７との間で、笛吹き音が発生する虞れがあれば、開口２６ａの閉塞時におけるフィン５０の先端５０ａ側の周壁部３２の部位にも、周方向に沿って断続的な凹部を設けてもよい。
【００４６】
さらに、実施形態では、二枚のフィン４６・５０を有したレジスタＲ１を例示した。しかし、フィン４６とフィン５０との間に、フィン４６・５０とともに開口２６ａに沿って並設されて、相互に連動させて同方向に回転させることにより、ベゼル２６の開口２６ａを開口可能に、フィン４６とフィン５０との間に、一枚、あるいは、二枚以上のフィンを配設させた丸型のレジスタに、本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の丸型のレジスタの使用状態を示す断面図である。
【図２】従来のフィンを示す斜視図である。
【図３】本発明に係る一実施形態のレジスタの正面図である。
【図４】同実施形態のレジスタの使用状態を示す断面図である。
【図５】同実施形態のレジスタの分解斜視図である。
【図６】同実施形態のレジスタに使用する補助ベゼルの正面側の上方から見た状態と正面側の下方から見た状態の斜視図である。
【図７】同実施形態のレジスタにおける開口の閉塞時付近を示す断面図であり、順次、開口を広げるように、フィンを回転させた状態を示す。
【図８】同実施形態のレジスタにおいて、フィンを保持した保持枠をケースに対して回転させた状態を示す断面図である。
【図９】同実施形態のレジスタにおいて、フィンを保持した保持枠をケースに対して回転させた状態を示す正面図である。
【図１０】他の実施形態を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
１・１１…ケース、
２・１２…リテーナ、
３・２６…ベゼル、
３ａ・２６ａ…開口、
３ｂ・２７…鍔部、
５・３０…保持枠、
８・４６…フィン、
８ａ・４６ａ…先端、
３２…周壁部、
３４…凹部、
Ｄ…ダクト、
Ｒ０・Ｒ１…レジスタ。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a round register including a plurality of fins capable of adjusting a wind direction and a flow rate, and capable of closing an opening of a bezel by these fins. The present invention relates to a register capable of preventing high frequency abnormal noise generated when a fin is arranged near a position, that is, a whistling sound.
[0002]
[Prior art and its problems]
As shown in FIG. 1, a conventional round register R0 is arranged such that a holding frame 5 holding two fins 8, 9 is rotatable in a circumferential direction of the case 1 in a cylindrical case 1. Was set up and configured.
[0003]
The case 1 was composed of a retainer 2 connected to the duct D and a bezel 3 connected to the retainer 2. The holding frame 5 includes an auxiliary bezel 6 that is disposed on the bezel 3 side and partially exposes the front side of the register R0, and an auxiliary retainer 7 that rotatably supports the two fins 8 and 9. It was configured with. The fins 8 and 9 were connected to each other by a link 10 so as to link the opening operation.
[0004]
In addition, the bezel 3 has an annular flange 3b protruding inwardly at the front end of the circular opening 3a so as to cover the front side of the outer periphery of the fins 8, 9 in the closed position. , Had been formed.
[0005]
In the register R0, when the fins 8 and 9 are arranged near the position immediately before the position where the opening 3a of the bezel 3 is closed, a whistling sound is easily generated. The tip 8a of the fin 8 is provided with a plurality of recesses 8b intermittently provided along the outer peripheral edge of the fin 8, as shown in FIGS.
[0006]
If these recesses 8b are not provided, as shown in FIG. 1, when the fins 8, 9 are arranged immediately before the position where the opening 3a of the bezel 3 is closed, the air from the duct D causes the fins 8 to flow. Of the auxiliary bezel 6 to generate a vortex, and the vortex interferes with the flange 3b of the bezel 3 to generate a whistling sound. If a plurality of recesses 8b are provided at the tip 8a of the fin 8 as shown in FIGS. 1 and 2, the air passing through the recesses 8b interferes with the flange 3b to generate a whistling sound. Since the swirling currents that can be disturbed can be disturbed, the occurrence of whistling noise can be prevented.
[0007]
Further, since the fins 8 are formed of a synthetic resin such as polypropylene and most of the fins on the front side are exposed from the openings 3a of the bezel 3, a parting line cannot be provided on the front side. For this reason, the fins 8 are molded by a molding tool having a parting line disposed between the front side of the register R0 and the rear side of the register R0.
[0008]
However, the fin 8 has a configuration in which a plurality of recesses 8b are provided on the outer peripheral edge thereof in order to prevent the occurrence of a whistling sound. If there is a parting line between the side of the fin 8 that is the front side of the register R0 and the side that is the back side of the register R0, a plurality of recesses 8b are formed along the parting line. As a result, the burrs are easily generated in the concave portion 8b and the vicinity thereof, and the deburring work after molding is troublesome.
[0009]
In order to cope with this, as described in Japanese Patent Laid-Open No. 9-66735, instead of providing a means for preventing whistling sound on the fin side, the whistling sound is generated on the inner peripheral surface side of the register. It is conceivable to provide a rib for preventing the protrusion.
[0010]
However, as described above, when the rib is provided on the inner peripheral surface of the register, in the case of a round register, when the fin is tilted so that the opening of the bezel is greatly opened, the rib can be visually observed, and the design quality is deteriorated. Let me do it. Further, when the fin is pushed open by a finger so as to greatly open the opening of the bezel, the finger may hit the rib.
[0011]
An object of the present invention is to solve the above-described problems, and to provide a register that can be easily manufactured without reducing the design and feel during operation, and that can prevent a whistling sound. .
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The register according to the present invention has a retainer connected to the duct, and a bezel connected to the retainer, in a cylindrical case having a substantially cylindrical holding frame rotatably in the circumferential direction of the case. , Is arranged,
The holding frame holds a plurality of synthetic resin fins that can adjust the wind direction and the air volume and can close the opening of the bezel,
A register configured with an annular flange protruding inward to cover the front side of the outer peripheral edge of the fin at the front end of the opening at the front end of the opening,
The holding frame is provided on the inner peripheral surface side of the bezel on the back side of the flange portion, and includes a cylindrical peripheral wall portion disposed so as to cover the vicinity of the outer periphery of the fin at the closed position,
A plurality of recesses formed intermittently along the circumferential direction are formed near the outer peripheral edge of the fin at the closed position on the inner peripheral surface of the peripheral wall portion.
[0013]
In the register according to the present invention, the vortex flowing through the tip of the fin, and trying to generate a whistling sound by interfering with the flange of the bezel is formed in the recess provided on the inner peripheral surface of the peripheral wall of the holding frame. Since the air is disturbed by the passing air, a whistling sound is prevented from being generated.
[0014]
The plurality of recesses are arranged near the outer peripheral edge of the fin at the closed position on the peripheral wall of the holding frame, that is, near the rear side of the flange on the inner peripheral surface side of the bezel. Therefore, even if the fins are tilted so as to open the opening of the bezel largely, the plurality of recesses are hidden by the flanges of the bezel, making it difficult to visually recognize and not deteriorating the design.
[0015]
Further, even if the fin is pushed and opened by a finger so as to open the opening of the bezel widely, the recess is hidden by the flange, so that the finger during operation may not easily hit the edge of the recess.
[0016]
Further, since the fin is not provided with the concave portion, it is not necessary to perform a complicated deburring operation as in the related art, and the fin can be easily manufactured by injection molding or the like.
[0017]
Therefore, the register according to the present invention can be easily manufactured without deteriorating the design and the feel at the time of operation, and can prevent whistling noise.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIGS. 3 to 5, a register R <b> 1 of the embodiment holds two fins 46 and 50 in a cylindrical case 11. The holding frame 30 is arranged and configured to be rotatable in the circumferential direction of the case 11. The case 11 includes a retainer 12 connected to the duct D, and a bezel 26 connected to the retainer 12. The holding frame 30 is disposed on the side of the bezel 26 and includes an auxiliary bezel 31 partially exposed on the front side of the register R1 and an auxiliary retainer 37 for rotatably holding the two fins 46 and 50. It is provided with.
[0019]
The retainer 12, the bezel 26, the auxiliary bezel 26, the auxiliary retainer 37, and the fins 46 and 50 are formed from a synthetic resin such as polyamide or polyester.
[0020]
The retainer 12 is configured to include a cylindrical peripheral wall portion 13 and a bottom wall portion 17 disposed on the back side of the register R1 so as to close the peripheral wall portion 13. A plurality of locking claws 14 for locking the locking ring portion 28 of the bezel 26 are formed on the outer peripheral surface of the peripheral wall portion 13, and the register R1 is fixed to a portion such as an instrument panel of the vehicle. Brackets 15 are protruded.
[0021]
Further, the bottom wall portion 17 is configured by arranging a plurality of insertion holes 17a for inserting the air A from the duct D, and a support shaft 18 for supporting the holding frame 30 is provided at the center in the front side. It is protruding. In the vicinity of the intersection of the bottom wall 17 with the peripheral wall 13, irregularities 19 are formed along the entire periphery of the inner peripheral surface of the peripheral wall 13.
[0022]
When the holding frame 30 holding the fins 46 and 50 is rotated in the circumferential direction of the case 11, the projections of the projections 19 In order to generate a click sound every time one peak is exceeded and to give a sense of moderation when the holding frame 30 is rotated, the unevenness 19 is formed.
[0023]
The bezel 26 is formed in a substantially cylindrical shape (substantially annular shape) having a circular opening 26a disposed on the front side, and the end surface 26b on the front side has an instrument panel or the like when the register R1 is mounted on the vehicle. This constitutes a design surface exposed from the surface. An annular flange 27 protruding inward is formed at the front end of the periphery of the opening 26a of the bezel 26 so as to cover the front side of the outer periphery of the fins 46 and 50 in the closed position. Have been. Further, on the outer peripheral surface on the back side of the bezel 26, a locking ring 28 for locking the inner peripheral edge to each locking claw 14 of the retainer 12 is provided.
[0024]
As shown in FIGS. 4 to 6, the auxiliary bezel 31 of the holding frame 30 is configured to include a substantially cylindrical peripheral wall portion 32, and a front wall portion 33 is exposed on the front side from an opening 26 a of the bezel 26. Are provided. These front wall portions 33 constitute a design surface that covers the front side of the bearing portions 39 and 40 of the auxiliary retainer 37. On the outer peripheral surface on the back side of the peripheral wall portion 32, a locking ring 35 for locking the inner peripheral edge to each locking claw 41 of the auxiliary retainer 37 is formed.
[0025]
The peripheral wall portion 32 of the auxiliary bezel 31 is disposed on the inner peripheral surface side of the bezel 26 on the back side of the flange portion 27, and is disposed so as to cover the vicinity of the outer periphery of the fins 46 and 50 at the closed position. . As shown in FIGS. 4 to 6, a plurality of recesses 34 formed intermittently along the circumferential direction are provided in the vicinity of the outer peripheral edge of the fin 46 at the closed position on the inner peripheral surface of the peripheral wall portion 32 on the tip 46 a side. Are formed. In the case of the embodiment, each recess 34 is provided only on one side between the front wall portions 33, that is, on the side located at the tip end 46a of the fin 46. Each of the recesses 34 is formed by a recess having the same depth from the front side to the back side of the peripheral wall portion 32. The air A passing through these recesses 34 disturbs the swirl which tends to generate the whistling sound by interfering with the flange 27 of the bezel 26, so that the whistling sound can be prevented from being generated.
[0026]
As shown in FIGS. 4 and 5, the auxiliary retainer 37 of the holding frame includes a substantially cylindrical peripheral wall portion 38, and the fins 46 and 50 are supported at symmetrical positions on the front side of the peripheral wall portion 38. Bearings 39 and 40 for supporting the shafts 47 and 51 are provided. The bearing portion 39 has shaft support holes 39a, 39a for rotatably inserting the support shafts 47, 51 on one side of the fins 46, 50. The bearing portion 40 has shaft support holes 40a and 40b into which the support shafts 47 and 51 on the other side of the fins 46 and 50 are rotatably inserted. The shaft support hole 40b is provided with a bush 54 to increase the frictional resistance so that the angle of the fins 46 and 50 when the fins 46 and 50 are inclined is increased, and the support shaft 47 is inserted. Let me.
[0027]
A locking claw 41 that locks the inner peripheral edge of each locking ring 35 of the auxiliary bezel 31 is formed on the outer peripheral surface on the front side of the peripheral wall portion 38. Further, a boss 43 supported by a plurality of support rods 42 and arranged at the center of the peripheral wall 38 is provided on the rear side of the peripheral wall 38. The boss 43 has an insertion hole 43a that is recessed from the back side to the front side, and the center support shaft 18 of the bottom wall 17 of the retainer 12 is inserted into the insertion hole 43a. On the inner periphery of the peripheral wall portion 38, a concave portion 44 into which the coil spring 24 is inserted is provided with an open back side.
[0028]
The two fins 46 and 50 are arranged side by side along the opening 26 a so as to close the opening 26 a of the bezel 26, that is, perpendicular to the axial direction of the case 11. Further, as shown in FIGS. 7 and 8, these fins 46 and 50 are rotated in the same direction in conjunction with each other to open the opening 26a of the bezel 26 and adjust the wind direction and the flow rate. Thus, the configuration is such that the air A from the duct D flows out of the opening 26a.
[0029]
The fins 46 are formed in a horizontal barrel-like plate shape and support shafts 47 are provided on both sides. The fins 46 allow the shaft portions 47a protruding outward of the respective support shafts 47 to be inserted into the shaft support holes 39a and 40b of the bearing portions 39 and 40 of the auxiliary retainer 37, and the shaft portions 47a and 47a are used as rotation centers. As shown in AB in FIG. 7 and A in FIG. 8, the opening 26a of the bezel 26 can be opened and closed by rotating. As described above, the bush 54 is interposed on the shaft support hole 40b side.
[0030]
Further, a connecting rod portion 48 for connecting the link 56 is protrudingly provided on the back side of the fin 46, and a shaft portion 48 a of the connecting rod portion 48 is rotatable in a connecting hole 56 a of the link 56. Has been inserted. When the fins 46 are arranged so as to close the opening 26 a of the bezel 26, the front side of the tip 46 a comes into contact with the back side of the flange 27 of the bezel 26.
[0031]
The fin 50 is a crescent-shaped plate with both tapered ends cut off, and has support shafts 51 disposed on both sides. Shaft portions 51 a protruding outward from each support shaft 51 are connected to the bearing portions 39 of the auxiliary retainer 37. 7A and 7A, and the opening 26a of the bezel 26 is turned around the shaft portions 51a and 51a as shown in FIGS. It is configured so that it can be opened and closed.
[0032]
Also, on the fin 50, a connecting rod portion 52 for connecting the link 56 is protrudingly provided on the back side, and the shaft portion 52a of the connecting rod portion 52 is rotatable with the connecting hole 56b of the link 56, Have been inserted. When the fin 50 is arranged so as to close the opening 26 a of the bezel 26, the end of the fin 46 on the end on the fin 46 side opposite to the tip 50 a which is the flange 27 side of the bezel 26. A cover portion 50b is formed so as to cover the back side of the portion 46b. The cover portion 50b is formed with a concave groove 50c so as not to interfere with the link 56 when the fin 50 is opened to near the fully open position (see FIG. 8). Note that the connecting rod portion 52 protrudes from the cover portion 50b.
[0033]
The assembly of the register R1 will be described. First, the shafts 48a and 52a of the connecting rods 48 and 52 are inserted into the connecting holes 56a and 56b, and the links 56 are connected to the fins 46 and 50. Next, the shaft portions 47a and 51a of the respective support shafts 47 and 51 are inserted into the shaft support holes 39a, 40a and 40b of the corresponding bearing portions 39 and 40, and the fins 46 and 50 are assembled to the auxiliary retainer 37. The bush 54 is fitted on the shaft portion 47a inserted into the shaft support hole 40b.
[0034]
Then, while holding the locking claw 41 on the inner peripheral edge of each locking ring 35, the auxiliary bezel 31 is mounted on the front side of the auxiliary retainer 37 to assemble the holding frame 30 holding the fins 46 and 50.
[0035]
Next, the coil spring 24 and the ball 23 are inserted into the concave portion 44 of the auxiliary retainer 37, and in this state, the unevenness 19 is applied to the ball 23, and the support shaft 18 is inserted into the support hole 43 a of the boss 43. The retainer 12 is arranged on the back side of the auxiliary retainer 37.
[0036]
Then, by assembling the bezel 26 on the front side of the holding frame 30 while locking the locking claws 14 on the inner peripheral edge of each locking ring 28, the assembling work of the register R1 can be completed.
[0037]
Thereafter, by inserting the brackets 15 into predetermined portions of the vehicle while inserting the rear side of the case 11 into the duct D, the register R1 can be mounted on the vehicle. In addition, the member denoted by reference numeral 21 shown in FIG. 4 is a sealing material made of a cushion material or the like.
[0038]
In the register R1 of the embodiment, when the finger F (see FIG. 8A) is used to push the vicinity of the tip 46a of the fin 46 to the rear side during use, the register R1 is shown in FIGS. As described above, the fins 46 and 50 are rotated about the shaft portions 47a and 51a together with the fins 50 interlocked by the link 56, and the opening 26a of the bezel 26 is widened to adjust the air volume of the air A from the duct D. And the wind direction of the air A according to the angles of the fins 46 and 50 can be adjusted. Also, as shown in FIGS. 8 and 9A and 9B, by holding the fins 46 and 50 with the case 11 and rotating the holding frame 30 together with the fins 46 and 50 in the circumferential direction of the case 11, Since the direction of the inclination of the fins 46 and 50 changes, the air direction of the air A can be adjusted.
[0039]
Further, in the register R1 of the embodiment, as shown in FIG. 4, the fin is located at a position immediately before closing the opening 26a of the bezel 26 (an intermediate angular position between the fins 46 and 50 shown in FIGS. 7A and 7B). When the recesses 46 and 50 are provided, if there is no concave portion 34, a whistling sound will be generated. However, the whistling sound is generated through the tip 46a of the fin 46 and the flange portion 27 of the bezel 26. The whirlpool that generates the noise is disturbed by the air passing through the concave portion 34 provided on the inner peripheral surface of the peripheral wall portion 32 of the auxiliary bezel 31 of the holding frame 30, so that the generation of the whistling noise is prevented. Is done.
[0040]
The plurality of recesses 34 are arranged near the outer peripheral edge of the fin 46 at the closed position in the peripheral wall 32 of the holding frame 30, that is, near the rear side of the flange 27 on the inner peripheral side of the bezel 26. . For this reason, even if the fins 46 and 50 are inclined as shown in FIG. 8 so that the opening 26a of the bezel 26 is greatly opened, the plurality of recesses 34 are hidden by the flange 27 of the bezel 26, making it difficult to visually recognize the register. Does not lower the design of R1.
[0041]
Further, even if the fins 46 and 50 are pushed and opened by the finger F so as to open the opening 26a of the bezel 26 widely, the concave portion 34 is hidden by the flange portion 27. It is unlikely that the edge 34 will be hit.
[0042]
Further, since the fin 46 is not provided with a concave portion, it is not necessary to perform a complicated deburring operation as in the conventional case, and the fin can be easily manufactured by injection molding or the like. The fins 46 are manufactured by injection molding using a mold having a parting line between the front side of the register R1 and the rear side of the register R1. Have been.
[0043]
Therefore, in the register R1 of the embodiment, it is possible to easily manufacture the register R1 without deteriorating the design and the feel at the time of operation, and to prevent the whistling sound.
[0044]
In the embodiment, as the concave portion 34 provided in the peripheral wall portion 32, a concave groove having the same depth is provided along the axial direction of the peripheral wall portion 32. However, as shown in FIG. The groove may be configured to be inclined so as to increase the depth of the groove toward the front side or the back side of the register R1.
[0045]
In the embodiment, the fin 46 is provided with the concave portion 34 only on the tip end 46a of the outer peripheral edge. However, if there is a possibility that whistling noise may occur between the tip 50a side of the fin 50 and the flange 27 immediately before the closing of the opening 26a, the peripheral wall on the tip 50a side of the fin 50 when the opening 26a is closed. The portion of the portion 32 may be provided with an intermittent concave portion along the circumferential direction.
[0046]
Further, in the embodiment, the register R1 having the two fins 46 and 50 is exemplified. However, between the fins 46 and the fins 50, the fins 46 and 50 are arranged side by side along the opening 26a, and by rotating in the same direction in conjunction with each other, the opening 26a of the bezel 26 can be opened. The present invention can be applied to a round register in which one or two or more fins are disposed between the fins 46 and the fins 50.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a usage state of a conventional round register.
FIG. 2 is a perspective view showing a conventional fin.
FIG. 3 is a front view of a register according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a sectional view showing a use state of the register of the embodiment.
FIG. 5 is an exploded perspective view of the register of the embodiment.
FIG. 6 is a perspective view of the auxiliary bezel used in the register according to the embodiment, as viewed from the upper front side and from the lower front side;
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the vicinity of the opening of the register of the embodiment when the opening is closed, and shows a state in which fins are sequentially rotated so as to widen the opening;
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a state in which the holding frame holding the fin is rotated with respect to the case in the register of the embodiment.
FIG. 9 is a front view showing a state in which the holding frame holding the fin is rotated with respect to the case in the register of the embodiment.
FIG. 10 is a partially enlarged cross-sectional view showing another embodiment.
[Explanation of symbols]
1.11 ... case,
2 ・ 12… Retainer,
3.26 ... bezel,
3a / 26a ... opening,
3b ・ 27… Tsubasa,
5.30 ... holding frame,
8.46 ... fin,
8a ・ 46a ... the tip,
32 ... peripheral wall,
34 ... recess,
D ... duct,
R0 and R1 ... registers.

Claims

In a cylindrical case including a retainer connected to the duct and a bezel connected to the retainer, a substantially cylindrical holding frame is disposed so as to be rotatable in a circumferential direction of the case,
The holding frame is capable of adjusting a wind direction and a flow rate, and holds a plurality of synthetic resin fins capable of closing an opening of the bezel,
A register configured such that the bezel includes an annular flange protruding inward so as to cover a front side of an outer peripheral edge of the fin at a closed position at an end on the front side of the opening. hand,
The holding frame is disposed on the inner peripheral surface side of the bezel on the back side of the flange portion, and includes a cylindrical peripheral wall portion disposed so as to cover the vicinity of the outer periphery of the fin in a closed position,
A register, wherein a plurality of recesses formed intermittently in the circumferential direction are formed near the outer peripheral edge of the fin at the closed position on the inner peripheral surface of the peripheral wall portion.