JP2004048718A

JP2004048718A - Speculation video recorder

Info

Publication number: JP2004048718A
Application number: JP2003142461A
Authority: JP
Inventors: Mitsuteru Kataoka; 片岡　充照
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2002-05-22
Filing date: 2003-05-20
Publication date: 2004-02-12
Anticipated expiration: 2023-05-20
Also published as: JP4220303B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a speculative video recording functional device for performing speculative video recording after automatically selecting a program to be recorded based on the history of viewing and listening, the history of video recording, etc., even when there is no explicit video recording indication from a user. <P>SOLUTION: In a speculation video recorder (1200a), a profile extractor (110) extracts a user profile (Pu) indicating tastes of program viewing and listening of the user based on operations of the user, a program guide managing unit (106) acquires attributes (IP) of the program, a speculation selector (111) selects a program to be recorded based on the user profile (Pu) and the attributes (IP) of the program, a storage management unit (107) stores program data (DP), and a speculation record managing unit (112) records selected program data (DP) selected by the speculation selector (111) after erasing the accumulated program data (DP) accumulated by the storage management unit (107) if necessary. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ＰＶＲ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ　Ｖｉｄｅｏ　Ｒｅｃｏｒｄｅｒ）、もしくはＨＤＤ（Ｈａｒｄ　Ｄｉｓｋ　Ｄｒｉｖｅ）　Ｖｉｄｅｏ　Ｒｅｃｏｒｄｅｒに代表される、デジタル放送およびインターネット等の伝送手段を介してリアルタイムに放送あるいは配信される番組を一旦蓄積して、放送あるいは配信時と非同期に視聴できる機能を有する受信装置に用いられる録画装置に関し、さらに詳述すれば、相互にネットワークで常時接続された受信装置に用いられる録画装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図１６に、従来の録画装置を備えた受信装置の構造を示す。受信装置１２００は、受信器１０１、番組デコーダ１０２、ＵＩ制御器１０３、表示器１０４、入力器１０５、番組表管理器１０６、記憶管理器１０７、追っかけ器１０８、および、予約録画器１０９を含む。
受信器１０１は、電波、電線、および光ファイバーなどを媒体とする伝送路に接続され、同伝送路を介して伝送される番組の情報をリアルタイムに抽出する。番組の情報は、映像、音声、および文字情報で表現される番組の実体と、番組のメタデータである電子番組表などを含む。同時に複数の番組が放送されている伝送路から特定の番組の情報を取り出す場合には、受信器１０１は、取り出す番組の放送周波数や、同番組を構成するパケットなどの伝送単位を特定するＩＤなどを指定して、伝送路から配信されているデータに対して所定の復号を行うことによって、所望の番組情報のデジタルデータを抽出する。
【０００３】
受信器１０１は、例えばデジタル放送チューナにおいては、ＢＳ／ＣＳチューナモジュールとトランスポートデコーダで構成される。番組デコーダ１０２は、受信器１０１または記憶管理器１０７の出力に含まれる映像、音声、および文字情報などを入力し、デコードを行う。番組デコーダ１０２は、デジタル放送チューナにおける、ＭＰＥＧ２（Ｍｏｔｉｏｎ　Ｐｉｃｔｕｒｅ　Ｅｘｐｅｒｔ　Ｇｒｏｕｐ）デコーダと、ＢＭＬ（Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎｇ　Ｍａｒｋｕｐ　Ｌａｎｇｕａｇｅ）ブラウザ等で構成される。
【０００４】
ただし、ＭＰＥＧ２は、国際規格であるＩＳＯ／ＩＥＣ１３８１８−１，１３８１８−２，１３８１８−３などで定義されており、デジタル映像および音声データの符号化に対して標準的に用いられている。また、ＢＭＬは、ＸＭＬ（ｅＸｔｅｎｓｉｂｌｅ　Ｍａｒｋｕｐ　Ｌａｎｇｕａｇｅ）に準拠した、デジタル放送におけるマルチメディア符号化の言語であり、日本のデジタル放送において用いられている。また、ＢＭＬは日本の標準規格化団体である電波産業会の規格書ＡＲＩＢ　ＳＴＤ−Ｂ２４で定義されている。
【０００５】
ユーザインタフェース（Ｕｓｅｒ　Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ；　以後、「ＵＩ」と略称す）制御器１０３は、画面の状態遷移を管理することで、ユーザとの対話処理を実現する。ＵＩ制御器１０３は、画面に表示すべき信号を、ＯＳＤ（Ｏｎ　Ｓｃｒｅｅｎ　Ｄｉｓｐｌａｙ）表示と、番組デコーダ１０２の出力する映像とを合成するなどして出力する。ＵＩ制御器１０３は、さらに、入力器１０５から入力されるユーザの指示に応じて画面の状態を遷移させて、受信装置１２００の状態を遷移させる遷移制御信号Ｓｃを生成する。すなわち、ＵＩ制御器１０３は追っかけ器１０８と予約録画器１０９とに接続されており、これらの機器を相互に制御し合うことで、状態遷移を実現する。なお、ＵＩ制御器１０３は、ＯＳＤの信号を発生させるグラフィックエンジンと、それを制御するコンピュータなどで構成できる。
【０００６】
図１７に、ＵＩ制御器１０３によって、表示器１０４に提示される蓄積番組一覧画面の一例を示す。蓄積番組一覧画面は、記憶管理器１０７に管理されている番組に関する情報を表す複数の行（本例においては、行Ｌ２２１、行Ｌ２２２、行Ｌ２２３、行Ｌ２２４、および行Ｌ２２５の５行）からなる蓄積番組欄ＩＰＲを含む。蓄積番組欄ＩＰＲの各行は、複数の列（本例においては、列Ｃ２３１、列Ｃ２３２、列Ｃ２３３、および列Ｃ２３４の４列）に、それぞれの行に割り当てられた番組の細目情報が表示される。つまり、列Ｃ２３１には番組毎の録画日時が表示され、列Ｃ２３２には放送チャンネルが表示され、列Ｃ２３３には番組名が表示されている。そして列Ｃ２３４には録画、つまり蓄積された番組のデータを自動消去するか否が表示される。
【０００７】
なお、蓄積番組欄ＩＰＲの上部には、各列において表示される細目情報を示す番組情報ラベルＬＩＰが配置されている。そして、蓄積番組欄ＩＰＲの横には、５つ以上の番組情報を表示させるために、行表示を入れ替えるためのスクロールバー２４０が配置されている。同図に例示するように、スクロールバー２４０中には、現時点で蓄積番組欄ＩＰＲに表示されている番組情報が記憶管理器１０７に管理されている全番組情報に対する位置関係を示すポインタＰｐを表示されている。この結果、蓄積番組欄ＩＰＲに現在表示されている以外にも、表示されている番組の上下に蓄積した番組が存在することをユーザは容易に認識できる。
【０００８】
自動消去の可否を示す列Ｃ２３４には、録画されている番組が一時保存状態のときは非施錠、永続保存状態の時には施錠の絵柄が表現されている。図１７に示す例においては、行Ｌ２２４に表示されている番組「世界自然紀行Ｎｏ．１」が永続保存状態に設定されており、その他の行Ｌ２２１、行Ｌ２２２、行Ｌ２２３、および行Ｌ２２５に表示されている番組は一時保持状態であることが示されている。
【０００９】
蓄積番組欄ＩＰＲには、放送中の番組を録画しながら、その録画済みの任意の場所を同時に再生する、いわゆる「追っかけ視聴を」行っている番組は表示されない。これは、追っかけ視聴の処理は、追っかけ視聴を実行中の受信機状態でのみ録画済の番組が記憶管理器１０７に存在するだけではなく、通常の録画などと区別されて記憶管理器１０７に格納されるからである。後述する「追っかけ状態」が記憶状態の値として管理される。つまり、図１７に示す蓄積番組欄ＩＰＲを表示する受信機状態では追っかけ状態の番組は存在しない。
【００１０】
表示器１０４は、ユーザへの情報提示を行う出力デバイスである。表示器１０４は、ＵＩ制御器１０３からの出力をユーザが知覚可能な物理現象に変換して、ユーザに提示する。表示器１０４は、例えば、ＣＲＴ（Ｃａｔｈｏｄｅ　Ｒａｙ
Ｔｕｂｅ）ディスプレイとスピーカで構成される。
【００１１】
入力器１０５は、ユーザによる物理的な操作を入力するデバイスである。入力器１０５は、リモコンや、キーボード、マウスなどのポインティングデバイス、音声認識デバイスに代表されるヒューマンインタフェースデバイスで構成される。そして、入力器１０５は、ユーザの操作に基づいて、操作入力信号Ｓｏを生成してＵＩ制御器１０３に出力する。
【００１２】
番組表管理器１０６は、受信器１０１から出力される番組表の情報を受け取り、番組表のデータベースを生成する。番組表管理手段１０６は、デジタル放送チューナにおける、電子番組表（ＥＰＧ；　Ｅｌｅｃｔｒｉｃ　Ｐｒｏｇｒａｍ　Ｇｕｉｄｅ）のデコードプログラムとその実行環境を備えるものであれ良い。
記憶管理器１０７は、映像データおよび音声データなどから構成される番組データを、１つ以上記憶して、外部からの要求に応じて出力する。なお、番組データの記憶とは、言い換えれば番組の録画である。
【００１３】
記憶管理器１０７には、番組データＤｐに加えて、記憶した複数の番組データを管理するための番組記憶情報ＲＤｐも記憶される。番組記憶情報ＲＤｐは、記憶管理器１０７に番組データＤｐが記憶されている番組の一覧と、同番組が録画された日時、同番組を配信している放送チャンネル、同番組のタイトル、同番組の記憶状態を示す情報を含む。番組データＤｐの記憶状態を表す情報は、記憶されている番組のそれぞれに対して、３つの状態を表す値のいずれかを持つ。３つの状態とはすなわち、一時保存状態、永続保存状態、追っかけ状態である。
【００１４】
一時保存状態は、記憶管理器１０７が容量不足の際には、記録されている番組データＤｐは自動的に消去されることを許容することを表している。永続保存状態は、通常の状態であり、ユーザの明示的な消去操作がない限り永続的に番組データＤｐが保存されることを表している。そして追っかけ状態は、後述の追っかけ視聴の際に、テンポラリーに作成される番組データであることを表している。
【００１５】
追っかけ器１０８は、受信装置１２００において「追っかけ視聴」機能を実現する。ここで、追っかけ視聴について説明する。この機能の目的は、ユーザが現在配信あるいは放送されている番組をリアルタイムに視聴している状況で、トイレ等の理由により席を外すなどして見逃した番組のシーンを、放送に対して非リアルタイムに視聴することに代表される状態を提供することである。
【００１６】
追っかけ視聴するためには、ユーザは席を立つ際に、先ずリモコンなどで実現された入力器１０５の「ポーズ」ボタンを押して、視聴中の番組の録画を開始させる。しばらく経過し、ユーザが席に戻ってきた際に、入力器１０５の「追っかけ再生」ボタンを押すと、先ほど「ポーズ」ボタンを押した時間のところから録画された番組が再生される。この際、現在録画さらにシーンの再生中のために表示器１０４に提示して視聴できないシーンの録画と、離席中に録画された番組の再生とが同時に行われる。
【００１７】
受信装置１２００における追っかけ視聴動作について説明する。追っかけ視聴は、追っかけ器１０８が、記憶管理器１０７、番組デコーダ１０２、およびＵＩ制御器１０３を制御することによって実現される。予約録画器１０９は、番組の録画予約を管理して、予約どおりに録画を実行させる。予約録画器１０９は、番組表管理器１０６から入力される番組表情報ＩＰおよび入力器１０５から入力される操作信号Ｓｏに基づいて、録画すべき番組を特定するための番組特定情報ＩＰＴＲを生成する。
番組特定情報ＩＰＴＲには、例えば、録画する番組の開始日時（以降、「録画番組開始時刻ＴＳＳ」と称す）と、終了日時（以降、「録画番組終了時刻ＴＴＳ」と称す）と、放送チャンネル（以降、「録画番組放送チャンネルＣＢ」と称す）とを示す情報とが含まれる。
【００１８】
予約録画器１０９は、現在の日時（以降、「現在時刻ＴＣ」と称す）と保持した番組特定情報ＩＰＴＲが示す録画番組開始時刻ＴＳＳとを比較して、両者が一致した場合に、受信器１０１に対しては録画番組放送チャンネルＣＢが示す放送チャンネルが配信（放送）している放送データを受信するように受信器１０１に要求し、記憶管理器１０７に対しては受信器１０１が出力する番組データＤｐを記録格納させる。この追っかけ視聴動作に関しては、後ほど図１９を参照して、詳しく説明する。
【００１９】
次に、図１８を参照して、従来の技術における受信装置における、自動削除録画について説明する。自動削除録画とは、録画を実行する際に、録画する番組のデータの格納に必要な空き領域を、記憶管理器１０７内に自動で確保する機能を言う。具体的には、記憶管理器１０７において、これから実行する録画に必要な空き領域が不足している場合には、記憶管理器１０７に既に記録されている番組データＤｐを自動で１つ以上削除する。
【００２０】
つまり、自動削除録画は、既に記憶管理器１０７に１つ以上の番組データＤｐが格納された状態で、さらに少なくとも１つの番組の録画が指示された場合に有効となる機能である。このような状態において、番組録画が指示された時点で、自動削除録画機能が開始する。
【００２１】
そして、ステップＳ５０１において、予約録画器１０９は、番組特定情報ＩＰＴＲに基づいて、現在時刻ＴＣと録画番組開始時刻ＴＳＳとを比較して、予約録画開始時刻に到っているか否かを判断する。そして、現在時刻ＴＣが録画番組開始時刻ＴＳＳに到るまで、予約録画器１０９は本ステップの処理を繰り返し、現在時刻ＴＣが録画番組開始時刻ＴＳＳと同一になった時点で、処理は次のステップＳ１３０１に進む。
【００２２】
ステップＳ１３０１において、記憶管理器１０７は、格納している番組データＤｐの内で一時保存状態のものの一部もしくは全てを削除して、予約録画器１０９が録画を指示している番組データＤｐが格納できるだけの空き領域を確保する。ただし、録画指示されている番組データの格納に十分な空き領域が記憶管理器１０７内に確保できている場合には、番組データＤｐの削除は実行されない。また、一時保存状態の番組データＤｐの、どれを優先的に削除するかの選択基準は、例えば、録画日時の古い順番に選択したり、既に再生されたものを優先的選択するなどの、ユーザの好みを考慮して任意に定められる。本ステップにおける処理の後に、処理は次のステップＳ５１０に進む。
【００２３】
ステップＳ５１０において、記憶管理器１０７は、新規録画ファイルを作成さる。新規録画ファイルとは、予約録画器１０９が録画しようとしている番組を格納するデータ領域である。そして、処理は次のステップＳ５０５に進む。
【００２４】
ステップＳ５０５において、予約されていた番組の録画が開始される。すなわち、予約録画器１０９が受信すべき放送チャンネルで（録画番組放送チャンネルＣＢ）を受信器１０１に指示することで、受信器１０１から記憶管理器１０７へ記憶すべき番組のデータを出力させ、次に記憶管理器１０７に受信器１０１の出力を記憶するように指示することによって予約録画が開始される。
【００２５】
次に、図１９を参照して、追っかけ視聴処理について説明する。追っかけ視聴は、録画と再生の同時実行により実現される機能である。よって、追っかけ視聴する番組が既に録画開始された状態で、ユーザが入力器１０５のポーズボタンを押すことで追っかけ視聴動作は開始される。
【００２６】
よって、ステップＳ７０１において、ユーザによるポーズ指示が入力されているか否かが判断される。なお、ユーザのポーズ指示はユーザ入力信号Ｓｏとして入力器１０５から出力された後、ＵＩ制御器１０３を経由して、追っかけ器１０８に通知される。追っかけ器１０８は、ユーザが入力器１０５のポーズボタンを押すまで、本ステップの処理を繰り返す。そして、ユーザがポーズボタンを押した時点で、ポーズ指示が検出されて、処理は次のステップＳ７０２に進む。
【００２７】
ステップＳ７０２において、追っかけ器１０８は、記憶管理器１０７に新規の録画ファイルを生成させる。この新規録画ファイルが、後述の追っかけ処理に供される。そして、処理は次のステップＳ７０３に進む。
【００２８】
ステップＳ７０３において、追っかけ器１０８によって、ステップＳ７０２で作成された録画ファイルに対して現在視聴中の番組の番組データＤｐの録画が開始される。この録画ファイルを利用して、追っかけ再生開始時には、本ステップで録画が開始された時点まで時間を遡っての再生が可能である。このように、追っかけ器１０８は、番組を認識せずに動作する。そのため、たとえば、長時間に渡ってポーズ指示をしていると、異なる２つの番組にまたがって追っかけ処理がされてしまう。そして、処理は次のステップＳ７０４に進む。
【００２９】
ステップＳ７０４において、ユーザによる追っかけ再生指示が入力されているか否かが判断される。つまり、ユーザが入力器１０５の追っかけ再生ボタンを押すまで、処理は本ステップＳ７０４に留まり、追っかけ再生ボタンが押された時点で処理は次のステップＳ７０５に進む。
【００３０】
ステップＳ７０５において、ステップＳ７０３で録画開始された新規録画ファイルを最初からの再生を開始する。つまり、ステップＳ７０４でユーザが追っかけ再生ボタンを押した時点から、ステップＳ７０１でのユーザのポーズボタン操作に応答してステップＳ７０３で録画を開始した時点まで時間を遡って再生が開始される。なお、この時点で、１つ録画ファイルに対する、ステップＳ７０３で開始された録画と、ステップＳ７０５で開始された再生との同時平行処理が開始される。そして、処理は次のステップＳ７０６に進む。
【００３１】
ステップＳ７０６において、ユーザによる追っかけ終了指示が入力されているか否かが判断される。つまり、ユーザが入力器１０５の追っかけ終了ボタンを押していれば、処理はステップＳ７０７へ進み、追っかけ終了ボタンを押していなければ処理はステップＳ７０８に進む。なお、追っかけ終了ボタンは、実行中の追っかけ処理の終了を指示する命令信号を発する機能を有している。
【００３２】
ステップＳ７０７において、追っかけ器１０８によって現在実行中の追っかけ視聴における追っかけ再生処理が強制的に終了される。そして、処理は次のステップＳ１４０１に進む。
【００３３】
ステップＳ１４０１において、追っかけ器１０８によって、現在実行中の追っかけ視聴における録画処理が強制的に終了される。そして、処理は次のステップＳ１４０２へ進む。
【００３４】
ステップＳ１４０２において、ステップＳ７０２で生成されて、その後に番組データが記録および読み出しされた録画ファイルが削除される。そして、処理は終了する。
【００３５】
ステップＳ７０８においては、ステップＳ７０５で開始した追っかけ再生が既に完了しているか否かが判断される。完了していないと判断される場合、処理は上述のステップＳ７０６に戻る。一方、完了していると判断される場合、上述のステップＳ１４０２に進み、追っかけ再生の完了している録画ファイルが削除される。このように、従来の装置においては、再生しているシーンから録画しているシーンまでの間の期間のみを録画ファイルとして保存している。例えば、録画ファイルは、いわゆる「リングバッファ」と呼ばれるデータ構造で管理されれば良い。
【００３６】
リングバッファを用いれば、録画ファイルの大きさが、ある一定サイズ以上にならないように制約することが容易に実現できる。そのため、記憶管理器１０７に用いられるＨＤＤの容量をいたずらに圧迫することが無い。再生しているファイル位置が、録画しているファイル位置に追いついた場合には、録画ファイルのサイズが０となる。結果、ステップＳ７０７における再生終了処理と、ステップＳ１４０１における録画終了処理に相当する処理が自動的に実行されるために、ステップＳ７０７およびＳ１４０１が不要となる。
【００３７】
再生位置が録画ファイルに追いつく、つまり録画ファイルの最終端部を再生するようになるのは、早送り再生が行われた場合や、録画を行っている番組を受信する受信器のリソースが別の予約録画によって剥奪されて、現行録画が中断される場合などが考えられる。
【００３８】
上記フローチャートでは、ポーズボタンにより録画開始を指定したが、ポーズボタンを押さなくても電源ＯＮ時には常に一定時間遡った時間分を録画させておくモードを搭載されるものもある。また、ここでは追っかけ再生ボタンを押すと、録画の先頭まで戻る代わりに所定の時間だけ戻り、追っかけ再生ボタンを連打するなどして所定の時間分段階的に遡るように構成されるものもある。
【００３９】
【特許文献１】
特開２０００−１３７０８号公報
【特許文献２】
特開２００１−２０９６６０号公報
【特許文献３】
特開２００２−７７７５５号公報
【００４０】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の受信装置においては、以下に述べる操作性および機能性の問題がある。先ず、操作性に関して、録画番組の予約作業が挙げられる。つまり、録画番組を予約操作する際に、電子番組表を利用したとしても、番組の録画予約を明示的に行う必要があり煩雑である。さらに、番組が放送される前に、どの番組が予約録画に値するかを事前に検討する必要がある。それゆえ、放送後に、他の人より視聴に値すると知らされても、その時点では録画出来ないので、すでに視聴することは不可能である。また、機能性に関しては、予約録画を行っていない番組に対する追っかけ録画は、視聴を開始後にポーズボタンを押した時点までしか遡れない。つまり、番組を途中まで視聴した時点で、その番組の全体を録画しようと思っても、番組の開始時に録画開始操作なしでは不可能である。
また、上述の自動削除録画機能によって、一時保存状態の番組データＤｐの一部もしくは全てを削除することによって、記憶管理器１０７に十分な空き領域が確保出来ない場合は、所望の番組を録画することができない。一方、十分な空き領域が確保されて、新たな番組を録画できる場合でも、ユーザにとっては、新たに録画された番組よりも削除された一次保存状態の番組の方が好ましい場合には、不都合である。ましてや、削除された番組データが一度も再生視聴されていない場合は、さらに不都合である。この観点により、記憶管理器１０７に保存されて番組データを出来るだけ削除せずに、新たな番組が録画できることが望ましい。
よって、本発明は、ユーザからの明示的な録画指示が無い場合でも、視聴や録画の履歴などから録画すべき番組を自動的に選択する投機的な録画を行う投機的録画機能装置を提供することを目的とする。さらに、既に録画されている番組データを出来るだけ削除することなく、新たな番組録画に対する領域を投機的に確保する投機的録画機能装置を提供することを目的とする。
【００４１】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第１の発明は、ユーザの操作に基づいて、ユーザの番組視聴の嗜好を表すユーザプロファイルを抽出するプロファイル抽出器と、
番組の属性を得る番組表管理器と、
ユーザプロファイルと番組の属性に基づいて投機録画すべき番組を選択する投機選択器と、
番組データを蓄積する記憶管理器と、
記憶管理器に蓄積された番組データを必要に応じて消去して投機選択器の選択した番組データを録画する投機録画管理器とを具備することを特徴する。
【００４２】
第２の発明は、第１の発明において、記憶管理器に蓄積される番組データが一時保存状態と永続保存状態との状態を持ち、投機録画管理器が記憶管理器に蓄積された番組データのうち一時保存状態であるものを必要に応じて消去し、投機選択器の選択した番組データを録画する際に一時保存状態で記録し、記憶管理器に蓄積される番組データの状態をユーザからの要求に応じて一時保存状態と永続保存状態との間で変更するユーザインタフェース制御器を具備することを特徴とする。
【００４３】
第３の発明は、第２の発明において、現在放送中の番組の録画開始タイミングから番組の末尾までを一時保存状態でファイルへ蓄積する処理を開始した後に再生開始タイミングでファイルの再生を開始する追っかけ器とを更に備える。
【００４４】
第４の発明は、第１の発明乃至第２の発明において、ユーザインタフェース制御器が録画開始タイミングと再生開始タイミングとをユーザから入力し、現在放送中の番組の録画開始タイミングから番組の末尾までを一時保存状態でファイルへ蓄積する処理を開始した後に再生開始タイミングでファイルの再生を開始する追っかけ器とを具備することを特徴とする。
【００４５】
第５の発明は、第２の発明において、遠隔にある１つ以上の番組録画装置に接続されるネットワークと通信を行う通信器をさらに備え、
ユーザインタフェース制御器が通信器を用いて遠隔にある受信装置の蓄積した番組データと記憶管理器に蓄積された番組データの中からユーザが選択した番組データの状態をユーザからの要求に応じて永続保存状態に変更する操作を行う際にユーザの選択した番組データが遠隔にある録画装置に蓄積された番組データである場合には通信器経由で記憶管理器に取り込んで永続保存状態にすることを特徴とする。
【００４６】
第６の発明は、第５の発明において、追っかけ器が通信器を用いて遠隔にある番組録画装置に蓄積されている番組データで追っかけ器が蓄積をする現在放送中の番組と同一の番組データファイルが存在する場合に、再生開始タイミングで同一のファイルの再生を録画タイミングで開始することを特徴とする。
【００４７】
第７の発明は、第３の発明において、追っかけ器が再生開始タイミングで同一のファイルの再生を開始して録画開始タイミングかそれ以降の時点で再生を記憶管理器に対して行ったファイルに切り替えることを特徴とする。
【００４８】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明にかかる投機録画装置の基本的概念について説明する。本発明においては、ユーザからの明示的な録画指示が無い場合でも、ユーザの視聴や録画の履歴などに基づいてユーザの嗜好を推定し、その推定に従い録画すべき番組を自動的に選択する機能が提供される。その為に、ユーザが録画を欲するであろう番組を自動的に録画する録画装置、あるいはそのような録画装置を組み込んだ受信装置自身が番組を選択して録画する機能である投機録画を実現する。録画装置による選択は、必ずしもユーザの欲求と適合するわけではなく、その結果なされた録画は無駄な録画となる事もあり「賭けごと」として側面もある。この意味において、本発明によって推定されるユーザの嗜好に基づいて所定の番組を録画する機能を「投機録画」を呼称するものである。なお、「投機」は、高性能マイクロプロセッサにおいて、分岐することを予測し、後続の分岐先の命令の読み込みや実行を分岐命令と平行もしくは先行して行うことで、全体の処理速度を確率的に高速化する「分岐予測」などの「投機実行」と呼ばれる概念に準じて規定されるものである。
【００４９】
（第１の実施の形態）
図１、図２、図３、図４、および図５を参照して、本発明の第１の実施の形態にかかる投機録画装置を組み込んだ受信装置について説明する。
図１に示すように、本実施の形態にかかる受信装置１２００ａは、上述の従来の１２００に、プロファイル抽出器１１０、投機選択器１１１、および投機録画管理器１１２が追加された構成を有している。プロファイル抽出器１１０は、ＵＩ制御器１０３に接続されて、ＵＩ制御器１０３から出力される遷移制御信号Ｓｃの状態および、ユーザの入力器１０５の操作状況（ユーザの入力）を逐次監視する。そして、監視した操作状況に基づいて、ユーザ嗜好を特徴付ける情報を抽出して、ユーザプロファイルＰｕを生成する。なお、プロファイル抽出器１１０は、一旦作成したユーザプロファイルＰｕを監視状況に応じて、逐次更新する。
【００５０】
ユーザプロファイルＰｕとは、ユーザの嗜好を直接的間接的に表すデータの集合である。例えば、リアルタイムに放送される特定の番組を繰り返し視聴しているとか、一時保存状態で録画された番組のうちのどれを永続的に保存させたか、一時保存状態で録画された番組のうちのどれを視聴したかあるいは視聴せずに自動削除されたかなどを統計処理などで得られるユーザ毎の好みを表す情報の集合である。このようなユーザプロファイルとして種々なモデルやデータ構造が適用可能である。
【００５１】
投機選択器１１１は、プロファイル抽出器１１０から出力されるユーザプロファイルＰｕに基づいて、番組表管理器１０６から出力される番組表情報ＩＰに示される番組から、ユーザが視聴を希望すると判断されて投機的に録画すべき番組の候補を選択して、投機録画候補番組リストＬ２Ｓを生成する。
【００５２】
投機録画管理器１１２は、投機選択器１１１から出力される投機録画候補番組リストＬＳに基づいて、記憶管理器１０７に対して、同投機録画候補番組リストＬＳにあげられている投機録画対象番組の放送開始時間順番に録画を指示する。
【００５３】
上述の受信装置１２００ａに関して、その特徴であるユーザプロファイルＰｕの生成、投機録画予約（投機録画候補番組リストＬＳ生成）を重点に、投機録画動作に関して、それぞれ、図２、図３、および図４を参照して詳細に説明する。
【００５４】
先ず、図２を参照して、受信装置１２００ａにおけるユーザプロファイルの生成および更新について説明する。上述のように、ユーザプロファイルＰｕは、ユーザによる入力器１０５の操作に基づいて抽出されたユーザの番組に対する嗜好を特徴づける情報の集合である。つまり、ユーザが入力器１０５を操作した時点でユーザプロファイル生成が開始される。
【００５５】
つまり、ステップＳ３０１において、操作信号Ｓｏに基づいて、ユーザが入力器１０５を操作した否かが判断される。ユーザによる操作が検出されるまで、本ステップにおける判断処理を繰り返し、ユーザによる操作が検出された時点で、処理は次のステップＳ３０２に進む。
【００５６】
ステップＳ３０２において、ＵＩ制御器１０３は、操作信号Ｓｏに基づいて、ユーザの操作内容を検出して、遷移制御信号Ｓｃを生成する。そして、処理は、次のステップＳ３０３に進む。
【００５７】
ステップＳ３０３において、プロファイル抽出器１１０は、遷移制御信号Ｓｃに基づいて、ユーザ嗜好を特徴付ける操作を抽出する。具体的な選択については前述した通りである。そして、処理は、次のステップＳ３０４に進む。
【００５８】
ステップＳ３０４において、プロファイル抽出器１１０は、ステップＳ３０３において抽出したユーザ嗜好特徴操作に基づいて、ユーザプロファイルＰｕを作成あるいは更新する。
【００５９】
次に図３を参照して、プロファイル抽出器１１０、投機選択器１１１、投機録画管理器１１２、および予約録画器１０９が主になって実行される投機録画予約ルーチンについて説明する。投機録画予約は、受信装置１２００ａが稼働中であれば、随時起動して、以下に述べる処理が実行される。
まず、ステップＳ４０１において、投機選択器１１１によって、番組表管理手段１０６の保持する番組表情報ＩＰに記載されている番組が１つ選択される。同時に選択された番組の属性も取得される。番組の属性（以降、「番組属性」）とは、電子番組表と同時に伝送されるもので、番組のタイトルや、出演者、ジャンル、番組のシリーズなどである。なお、番組属性は、電子番組表以外の情報源から入手しても良く、例えば通信回線経由で入手しても良い。そして、処理は次のステップＳ４０２に進む。
【００６０】
ステップＳ４０２において、投機選択器１１１によって、ステップＳ４０１で選択された番組の番組属性と、プロファイル抽出器１１０の保持するユーザプロファイルＰｕとが照合される。そして、照合された番組属性とユーザプロファイルＰｕとの適合度合いに基づいて、選択した番組の投機録画すべき度合いが採点されて、投機得点Ｐｓが生成される。投機得点Ｐｓは、適合度合いが増すにつれ増加するものとする。なお、投機選択器１１１は、本ステップで求めた各番組に対する投機得点Ｐｓを一時的に記憶する。そして、処理は次のステップＳ４０３に進む。
【００６１】
ステップＳ４０３において、番組表情報ＩＰに記載されている番組のすべてが選択（ステップＳ４０１）されたか否かが判断される。Ｎｏの場合は、上述のステップＳ４０１およびＳ４０２における処理が繰り返されて、番組表情報ＩＰに記載されている番組のそれぞれに対して投機得点Ｐｓが順次採点される。そして、番組表情報ＩＰに記載されている全ての番組について投機得点Ｐｓが採点された時点で、本ステップにおいてＹｅｓと判断されて、処理は次のステップＳ４０４に進む。このようにして、投機選択器１１１は、各番組に対する投機得点Ｐｓの全てを投機得点ＰｓＡとして一時的に記憶する。
【００６２】
ステップＳ４０４において、投機選択器１１１によって、電子番組表上で番組が存在する時間帯が選択される。時間帯の選択範囲は、番組の編成の粒度で良い。例えば、番組編成の最小単位が毎正時と毎３０分とすると、３０分単位の粒度で時間帯を選択すれば良い。そして、処理は次のステップＳ４０５に進む。
【００６３】
ステップＳ４０５において、投機選択器１１１によって、ステップＳ４０４において選択された時間帯毎に、その時間帯に含まれる番組中で、その投機得点Ｐｓが最大の番組が選択される。そして、処理は次のステップＳ４０６に進む。
【００６４】
ステップＳ４０６において、投機録画候補番組リストＬＳが投機選択器１１１から投機録画管理器１１２に出力される。投機録画候補番組リストＬＳ（投機録画候補番組リストＬＳは、具体的には、ステップＳ４０５で選択され番組の開始日時、終了日時、放送チャンネル、および投機得点Ｐｓを含む。）そして、投機録画管理器１１２は、投機選択器１１１から入力された投機録画候補番組リストＬＳに基づいて、投機録画指示情報ＩＲｓを生成して、予約録画器１０９に出力する。投機録画指示情報ＩＲｓは、投機録画候補番組リストＬＳに含まれる開始日時、終了日時、放送チャンネル、および投機得点Ｐｓの内、開始日時、終了日時、および放送チャンネルを含む。予約録画器１０９によって、投機録画指示情報ＩＲｓに基づく、投機録画予約が設定される。そして、処理は次のステップＳ４０７に進む。
【００６５】
ステップＳ４０７において、全ての時間帯が選択されたか否かが判断される。Ｎｏの場合は、上述のステップＳ４０４、Ｓ４０５、およびＳ４０６における処理が繰り返されて、前回と異なる時間帯における最大投機得点投機得点ＰＳｍａｘ（ｔｚ）を有する番組が投機録画予約される。そして、全ての時間帯（ｔｚ）に対して、投機録画予約された時点で、本ステップにおいてＹｅｓと判断されて、本投機録画予約ルーチンが終了される。
【００６６】
次に図４を参照して、記憶管理器１０７および投機録画管理器１１２が主になって実行される投機録画実行ルーチンについて説明する。本投機録画実行ルーチンは、上述の投機録画予約ルーチンによって、投機録画が予約されていることが前提である。よって、まず、ステップＳ５０１において、現在時刻Ｔｃが上述のステップＳ４０６において、予約録画が設定された番組毎の録画開始時刻Ｔｒの何れかと一致しているか否かが判断される。Ｙｅｓと判断されるまで本ステップの処理を繰り返した後に、処理は次のステップＳ５０２に進む。
【００６７】
ステップＳ５０２において、ステップＳ５０１で録画開始時刻Ｔｒであると検出された現在時刻Ｔｃに対して録画設定されている番組が、上述のステップＳ４０６で投機録画予約されたものであるか否かが判断される。録画開始時刻Ｔｒに対して、通常の録画予約されている場合に、処理はステップＳ５０３に進む。なお、「通常の録画予約」とは、ユーザが番組表から、選択して読みとった番組の放送日時とチャンネルを入力するなどによって、行われる予約操作を表す。このとき、ユーザ自身が特定の番組を録画したい明示的な要求に基づく操作により、番組が選択されたことを意味する。
【００６８】
Ｙｅｓ、つまり録画開始時刻Ｔｒに対して、投機録画予約されている場合に、処理はステップＳ５０６に進む。なお、投機録画であるか否かの判断は、好ましくは投機録画管理器１１２によって行われる。つまり、上述のステップＳ４０６において、投機録画管理器１１２が予約録画器１０９に出力する投機録画指示情報ＩＲｓに、投機録画であることを表すビットをさらに含ませることによって、予約録画器１０９が投機録画か否かを容易に判断出来る。
【００６９】
ステップＳ５０３において、投機録画管理器１１２によって、受信機の現在のリソース状態で、録画開始時刻Ｔｒを迎えた通常の予約録画の実行が可能か否かが判断される。そして、現在のリソース状態において、当該予約録画の実行が不可である場合には、実行中の投機録画があればその実行を中止することが決定される。つまり、本ステップにおいては、受信装置１２００ａのリソース状態に基づいて、通常の予約録画を実行するために、実行中の投機録画の中止の要否が判断される。そして、実行中の投機録画の中止が必要と判断される場合、処理は次のステップＳ５０４に進む。なお、受信装置のリソースとは、受信手段全体の性能、機能を受信機の仮想的な構成要素と見なしたものである。例えば、受信手段が同時に１番組しか受信出来ないのであれば、投機録画と、通常の予約録画とを同時に実行出来ない。あるいは、ＨＤＤなどで構成される記憶管理手段の単位時間あたりのデータの入出力の能力が不足しているため、複数の録画が同時に実行出来ない事態もリソースの制約である。
【００７０】
ステップＳ５０４において、投機録画管理器１１２によって、実行中の投機録画が中止される。これは、ステップＳ５０３で現在実行中の投機録画を中止しなければ、通常の予約録画が成功しないと判断されたので、実行中の投機録画を強制終了させることによってリソース状態の回復をはかるものである。そして、処理は次のステップＳ５０５に進む。
【００７１】
一方、上述のステップＳ５０３においてＮｏ、つまり、現在のリソース状態で予約録画の実行が可能な場合は、処理は上述のステップＳ５０３をスキップしてステップＳ５０５に進む。
【００７２】
上述のステップＳ５０２において投機録画と判断された場合には、ステップＳ５０６において、投機録画管理器１１２によって、ステップＳ５０２におけるのと同様に、受信装置１２００ａの現在のリソースの状態において、録画開始時刻Ｔｒを迎えた投機録画が実行可能か否かが判断される。例えば、受信器１０１が一度に１つの番組しか受信出来ない場合、受信器１０１がリアルタイムの放送視聴や通常の予約録画などにより、投機録画用に使用できない状況であれば、リソースの制約上投機録画が実行出来ない。実行可能であれば、Ｙｅｓと判断されて、処理は次のステップＳ５０７に進む。
【００７３】
ステップＳ５０７において、投機録画管理器１１２により、記憶管理器１０７に蓄積された番組データを投機得点Ｐｓの小さい順に並べたリストが作成される。このリストにおいて上位に位置する番組データは、必要があれば、他の番組データより優先的に消去してもよいと見なすことができる。この意味において、投機録画管理器１１２は、本ステップにおいて、消去候補番組データリストを生成していると言える。
【００７４】
本実施の形態においては、この消去候補番組データリストは、予約録画器１０９に番組の投機録画に十分な格納領域が無い場合に、既に格納されている番組データを所定の条件に従う優先順位で消去することによって、これから行う投機録画に必要な格納領域を確保するために利用される。この目的を満たすために、本ステップにおいては、消去候補番組データリストに掲載される番組数は、それらの番組データの合計が、録画開始時刻Ｔｒに到達した投機録画番組のデータが記憶管理器１０７に占めるであろう領域の大きさより所定量を越えるように決められる。この所定量とは、予約された番組をもれなく録画するために、記憶管理器１０７の動作特性などを考慮して定められる任意の値である。消去候補番組データリスト生成の際に利用された、番組の投機得点Ｐｓは記憶管理器１０７の各番組属性として保存しておいて用いても良いし、投機録画管理器１１２が蓄積済みの投機録画の番組に対しても一括で管理するようにしても良い。
【００７５】
ステップＳ５０８において、投機録画管理器１１２によって、消去候補番組データリストに記載されている全ての番組データの投機得点Ｐｓが投機録画すべき番組の投機得点Ｐｓより大きいか否かが判断される。なお、消去候補番組データリストに記載されている番組データの総量は、投機録画すべき番組のデータの格納に必要な容量であることは上述のとおりである。Ｙｅｓと判断される場合、処理は次のステップＳ５０９に進む。
【００７６】
ステップＳ５０９において、投機録画管理器１１２によって、消去候補番組データリストに記載されている全ての番組データが削除される。この結果、投機録画すべき番組が格納可能となるだけの空き領域が作られる。そして、処理は次のステップＳ５１０に進む。
【００７７】
ステップＳ５１０において、新規の録画ファイルが記憶管理器１０７に作成される。このファイルが、投機録画データの一時保存状態に設定される。そして、処理は次のステップＳ５０５に進む。
【００７８】
ステップＳ５０５において、予約録画器１０９によって、録画開始時刻Ｔｒに達した番組の録画を開始する。そして処理を終了する。
【００７９】
なお、リソース状態から投機録画が可能でないと判断される場合は、上述のステップＳ５０６でＮｏと判断されて、上述のステップＳ５０７、Ｓ５０７、Ｓ５０８、Ｓ５０９、Ｓ５１０、およびＳ５０５の処理をスキップして、本ルーチンは終了される。これは、リアルタイムの放送視聴や通常の予約録画などのユーザの明示的な要求に基づく操作によって起動される機能を、ユーザの明示的な意図によらない受信装置１２００による投機録画により妨げるべきではないとの判断に基づくものである。なお、ステップＳ５０３において、Ｙｅｓと判断された際に、ステップＳ５０４において実行中の投機録画が中止させられるのも同じ判断によるものである。
【００８０】
なお、本実施の形態においては、ステップＳ５０８で、消去候補番組データリストに記載されている全ての番組の投機得点Ｐｓｄが、投機録画すべき番組データの投機得点Ｐｓｒより小さいことを条件に、消去候補番組データを全て消去して投機録画データの格納領域を確保している。しかしながら、消去候補番組データの内で、その投機得点Ｐｓｒが投機録画すべき番組データの投機得点Ｐｓｄより小さいもののみを消去して、投機録画すべき番組の一部分のみを可能なだけ録画しても良い。
【００８１】
なお、投機録画を開始する（Ｓ５０５）前に、投機録画の全てを格納可能なだけの空き領域を確保する（Ｓ５０９）代わりに、記憶管理器１０７における領域が不足するたびに、消去候補番組データリストに記載の番組の中で投機得点Ｐｓｄが小さい方から随時削除するように構成することも容易である。この場合、投機録画が何らかの要因で中断されるような異常時であっても、記憶管理器１０７に既に格納されている番組データは、投機録画が中断されるまでに必要とされる最小領域に相当する分のみが消去される。結果、投機録画の中断と言う異常事態が生じた場合には、消去する必要のなかった既存の番組データが保存されたままであるので、記憶管理器１０７が格納できる最大限の量の投機録画番組データを保持することが出来る。また、記憶管理器１０７に投機録画に十分な記憶領域が確保されている場合には、上述のステップＳ５０７、Ｓ５０８、およびＳ５１０の処理を省略するように構成しても良い。なお、異常事態とは、停電やユーザによる突然の視聴や録画、操作などが考えられる。
【００８２】
上述のように、本実施の形態においては、受信装置１２００ａの動作を妨げない範囲で、ユーザが録画を欲するであろう番組を自動的に録画する。録画した番組のファイルは一時保存状態になっており、次回の投機録画により、ユーザがより欲するであろう（投機得点Ｐｓが高い）番組データに、容量の許す範囲で随時置き換えられていく。このように、ユーザが録画を欲するであろう番組を、受信装置が勝手に録画する機能である「投機録画」が実現される。これにより、ユーザが明示的な録画予約操作を行わなくても高い確率で所望の番組が録画される。
【００８３】
（第２の実施の形態）
本実施の形態においては、上述の第１の実施の形態にかかる受信装置１２００ａに、ユーザの指示に基づいて、投機録画された番組データを永続的に保存する機能を付与したものである。通常の投機録画された番組データは次回以降の投機録画により自動的に消去される可能性が有るが、本実施の形態にかかる永続的保存とは、別の投機録画によって消去されないように保護されることを言う。
なお、本実施の形態にかかる受信装置１２００ｂは、図１に示した受信装置１２００ａと基本的に同様に構成されるが、新たに投機録画された番組データの永続保存機能が付与されている。よって、冗長を避けるために本実施の形態にかかる受信装置１２００ｂの構成についての説明を省くと共に、投機録画データの永続保存機能についてのみ図５を参照して説明する。
【００８４】
図５に、本実施の形態にかかる受信装置１２００ｂによって実施される投機録画データの永続保存ルーチンの詳細を示す。上述のステップＳ５０５において開始した投機録画が終了した後に、本ルーチンが開始する。
まず、ステップＳ６０１において、図１７に例示した蓄積内容確認画面が表示器１０４に表示される。ユーザは、入力器１０５を操作して、表示器１０４に表示された蓄積内容確認画面に表示される番組データの一つを選択することが可能となる。そして、処理は次のステップＳ６０２に進む。
【００８５】
ステップＳ６０２において、操作信号Ｓｏに基づいて、ユーザが記憶管理器１０７に蓄積されている番組データの何れかを選択したか否かが判断される。ユーザが、番組データを選択した時点でＹｅｓと判断されて、処理は次のステップＳ６０３に進む。
【００８６】
ステップＳ６０３において、ステップＳ６０２で選択された番組データが永続保存状態であるか否かが判断される。当該番組データが、既に永続保存状態であれば、処理はステップＳ６０４へ進む。それ以外の場合、すなわち番組データが一時保存状態の場合、処理はステップＳ６０５へ進む。
【００８７】
ステップＳ６０４において、ステップＳ６０２選択した番組を、現在の一時保存状態から永続保存状態に変更する。そして本ルーチンを終了する。
【００８８】
ステップＳ６０５において、ステップＳ６０２選択した番組を、現在の永続保存状態から一時保存状態に変更する。そして本ルーチンを終了する。
【００８９】
このように、本実施の形態においては、投機録画された番組データを永続的に保存するだけでなく、ユーザが指定した投機録画された番組データを、通常の予約録画した番組と同等に扱うように変更する。この様に投機録画の永続状態を、通常の予約録画と同じ状態にすることで、特別な状態を設ける必要が無い。結果、画面表示やＧＵＩ（Ｇｒａｐｈｉｃ　Ｕｓｅｒ　Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）も複雑にする必要が無い。また、一旦永続状態になった番組データを、意識せずに通常の予約録画した番組データと同一に扱うことが出来き、ユーザの利便性が向上する。このように、投機録画が行なわれた番組データを、ユーザの操作によって永続的に保存する機能が実現される。
【００９０】
（第３の実施の形態）
本実施の形態においては、上述の第１の実施の形態にかかる受信装置１２００ａに、追っかけ機能を付加したものである。本実施の形態にかかる受信装置１２００ｃにおいては、追っかけ視聴で録画した番組データ（ファイル）は追っかけ視聴終了後も一時保存状態で保存される。さらに、番組放送が完了する前に追っかけ再生が終了されても、当該番組の先頭から末尾までの全体を録画した番組データが保存される。結果、番組が画面に映っていたものの実際にはユーザが見ていなかった場合などに再度視聴出来る。また、当初は録画するつもりがなかったが、実際に視聴してみて録画して保存しておきたいと思い直した場合に、永続保存状態に変更することで、すぐさま番組全体を永続的に保存可能になる。
【００９１】
本実施の形態にかかる受信装置１２００ｃは、図１に示す受信装置１２００ａと基本的に同様に構成されるが、新たに永続保存対応の追っかけ録画機能が付与されている。よって、冗長を避けるために本実施の形態にかかる受信装置１２００ｃの構成についての説明を省くと共に、永続保存対応の追っかけ録画機能についてのみ図６を参照して説明する。
【００９２】
図６に、本実施の形態にかかる受信装置１２００ｃによって実施される永続保存対応の追っかけ録画ルーチンの詳細を示す。本実施の形態にかかる追っかけ録画ルーチンは、既に図１９を参照して説明した従来の技術における追っかけ再生ルーチンにおいて、ステップＳ１４０１およびＳ１４０２がそれぞれステップＳ７０９およびＳ７１０に置き換えられていると共に、ステップＳ７０８でＮｏと判断された場合、処理はステップＳ７０６に戻る。ステップＳ７０１からステップＳ７０７およびステップＳ７０８に至るまでの処理は、既に図１９を参照して説明したとおりであるので、ステップＳ７０７以降およびステップＳ７０８以降の処理について説明する。
【００９３】
ステップＳ７０７においては、ステップＳ７０６におけるユーザの追っかけ終了指示検出に応答して、ステップＳ７０５で開始した番組データの追っかけ再生が終了される。そして、処理はステップＳ７０９に進む。
【００９４】
ステップＳ７０８において、ユーザによる追っかけ（録画）処理終了指示が検出されていない状態で、ステップＳ７０４で開始した追っかけ録画番組の再生が終了しているか否かが判断される。再生が終了していない場合はＮｏと判断されて、処理は上述のステップＳ７０６に戻る。一方、再生が終了している場合はＹｅｓと判断されて、処理はステップＳ７０９に進む。
【００９５】
ステップＳ７０９において、ステップＳ７０３で開始した追っかけ録画が既に終了しているか否かが判断される。追っかけ再生が、ユーザの指示に基づいて強制的に終了させられた（ステップＳ７０７）後に、または、自然に終了した（ステップＳ７０８）後に、Ｙｅｓと判断されて、処理は次のステップＳ７１０に進む。
【００９６】
ステップＳ７１０において、再生が終了した追っかけ録画番組データ（ファイル）の保存状態が一時保存状態に変更される。なお、図１９に示した、従来の技術においては、ステップＳ７０７に続いてステップＳ１４０１において、追っかけ録画も強制的に終了される。しかしながら、本実施の形態においては、ステップＳ７０９およびステップＳ７１０の処理によって、番組が終了するまで追っかけ録画が継続されるので、後日改めて番組全体を視聴することができる。
【００９７】
なお、図６には明記していないが、本実施の形態においては、番組の放送（配信）の終了と共に追っかけ録画も終了される。これは、従来の技術に関して図１４に示したステップＳ７０３における処理に関して説明したように、追っかけ録画の開始にあたって番組の最後で録画を終了させるように予め設定されているからである。
【００９８】
録画終了後も、従来技術におけるステップＳ１４０２でのファイルの削除が行われず、ステップＳ７１０で一時保存状態に変更されてファイルは記憶管理器１０７に保存される。また、一時保存状態で残されたファイルは、図５を参照して説明したように、ユーザの操作によって永続保存状態に変更することで、以降の投機的録画処理の際に自動的に削除されることは無い。
【００９９】
なお、ステップＳ７０１による検出されるユーザのポーズボタン操作に応答して、ステップＳ７０２で追っかけ録画を開始させるように構成する代わりに、常に追っかけ視聴のための録画を行うように構成しても良い。この場合、無操作で番組の先頭から追っかけ録画されるので、常に番組の先頭から最後までが、自動で一時保存状態として残されることになる。
【０１００】
上述のように、本実施の形態においては、従来の追っかけ視聴のように、追っかけ録画専用の形式のファイルで番組データを格納するのではなく、通常の録画と投機録画の両方の録画状態にいて同じ形式のファイルで格納される。追っかけ視聴で録画した番組のファイルは、追っかけ視聴終了後も一時保存状態にして保存される。これによって、番組が画面に映っていたものの実際にはユーザが見ていなかった場合などにも、ユーザはその番組を後ほど視聴出来る。また、当初は録画するつもりがなかったが、実際に視聴してみて録画して保存しておきたいと思い直した場合に、永続保存状態に変更することで、すぐさま番組全体が永続的に保存可能になる。
【０１０１】
（第４の実施の形態）
本実施の形態においては、上述の受信装置１２００ａに、投機録画により生成されたファイルを追っかけ視聴のファイルとして利用する機能を付加したものである。これにより番組の先頭から視聴していない場合にも、番組の先頭から追っかけ視聴する事が可能となる。また、投機録画される番組は、リアルタイムで視聴される可能性も高いと予想されるので、番組の先頭から追っかけ視聴出来る可能性も高い。
【０１０２】
本実施の形態にかかる受信装置１２００ｄは、図１に示す受信装置１２００ａと基本的に同様に構成されるが、新たに投機録画により生成されたファイルを追っかけ視聴のファイルとして利用する機能が付与されている。よって、冗長を避けるために本実施の形態にかかる受信装置１２００ｄの構成についての説明を省くと共に、投機録画により生成されたファイルを追っかけ視聴のファイルとして利用する機能についてのみ図７を参照して説明する。
【０１０３】
図７に、本実施の形態にかかる受信装置１２００ｄによって実施される投機録画により生成されたファイルを追っかけ視聴のファイルとして利用するルーチンの詳細を示す。本実施の形態にかかる投機録画番組データを用いた追っかけ録画ルーチンは、既に図６を参照して説明した第３の実施の形態にかかる追っかけ再生ルーチンにおいて、ステップＳ７０１とステップＳ７０２の間に、ステップＳ８０１、およびＳ８０２を新たに追加し、そしてこのステップＳ８０２とステップＳ７０４の間にステップＳ８０３が新たに設けられている。
【０１０４】
このように構成された受信装置１２００ｄにおいて、第３の実施の形態におけるのと同様に、まずステップＳ７０１において、ユーザが入力器１０５のポーズボタンに操作応答して、投機録画番組データ（ファイル）を利用した追っかけ録画処理が開始する。そして、処理は新たに設けられたステップＳ８０１に進む。
【０１０５】
ステップＳ８０１において、現在視聴中の番組の現時点までの部分が投機録画により既に録画してあるかが判断される。具体的には、視聴中の番組の録画データを検索して、当該録画データ（ファイル）の存在をもって録画の有無の判断とする。なお、ここでは投機録画の番組に限定したが、過去に通常に録画された内容的に同一の番組を利用しても良い。すなわち、過去に同一の番組が放送されて受信装置１２００ｄで既に録画されており、かつ、現在視聴中の番組と録画した番組とが同一であることを示す情報が電子番組表の情報などで示される場合、録画された番組を検索結果とする。すなわち、現在視聴中の番組は、既に録画されている番組が再放送されているなどの場合である。そして、処理は次のステップＳ８０２に進む。
【０１０６】
ステップＳ８０２において、ステップＳ８０１での検索の結果、録画番組データが存在しない場合は、Ｎｏと判断されて、処理は上述のステップＳ７０２、およびＳ７０３を経て、ステップＳ７０４に進む。一方、録画番組データが存在する場合はＹｅｓと判断されて、処理は新たに設けられたステップＳ８０３に進む。
【０１０７】
ステップＳ８０３において、ステップＳ８０１で検索した録画ファイルが追っかけ状態に変更される。そして、追っかけ状態のファイルが追っかけ録画ファイルとして用いられる。この様に追っかけ視聴をしようとする番組が既に投機録画されている場合には、投機録画のファイルを追っかけ録画のファイルとして扱うことで、番組の先頭からの追っかけが可能になる。そして、投機録画でユーザにとって適切な番組が選択されているため、先頭からの追っかけが可能な場合が多い。処理は、上述のステップＳ７０２およびＳ７０３をスキップして、ステップＳ７０４に進む。
【０１０８】
上述のように、本実施の形態においては、投機録画により生成されたファイルを追っかけ視聴のファイルとして利用する機能が実現される。これにより番組の先頭から視聴していない場合にも、番組の先頭から追っかけ視聴する事が可能となる。また、投機録画される番組は、リアルタイムで視聴される可能性も高いと予想されるので、番組の先頭から追っかけ視聴出来る可能性が高い。
【０１０９】
（第５の実施の形態）
第５の実施の形態においては、上述の受信装置１２００ａに、インターネットへの常時接続環境にローカル受信装置として接続されている状態で、遠隔にある他の受信装置１２００や、受信装置１２００の動作をエミュレートするサーバに録画された番組のファイルをローカル受信装置が蓄積した番組データファイルと同様に処理できる機能を付加したものである。これにより、遠隔にあるサーバの録画ファイルを、ユーザのローカルの受信装置１２００ｅに、蓄積するファイルの一覧として表示し、ローカルの受信装置１２００ｅの投機録画を永続保存状態に変更するのと同様な操作で、遠隔の受信装置１２００ｅｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２からローカルの受信装置１２００ｅにファイルをコピーして保存できる。
【０１１０】
図８に、本実施の形態にかかる受信装置１２００ｅの構造を示す。受信装置１２００ｅは、図１に示した第１の実施の形態にかかる受信装置１２００ａに、通信器９０１が追加されている。そして、受信装置１２００ｅは、ネットワーク９２０を経由して、他の受信装置１２００ｅｒや１２００ｅの動作をエミュレートする専用ストリーミングサーバ９１２に接続されている。なお、受信装置１２００ｅｒは受信装置１２００ｅと同様に構成しても良いことは言うまでもない。
【０１１１】
通信器９０１は、ネットワーク９２０での情報伝送に適合した符号化・復号化を行い受信装置１２００ｅをネットワーク９２０に接続すると共に、通信を可能とする。通信器９０１は、アナログモデム、ブロードバンドルータ、ケーブルモデム、ＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ　Ａｒｅａ　Ｎｅｔｗｏｒｋ）のインタフェース等の何れかで良い。
【０１１２】
ネットワーク９２０は複数の受信機や専用ストリーミングサーバとを相互に接続する情報伝達網である。ネットワーク９２０はインターネットなどのＷＡＮ（Ｗｉｄｅ　Ａｒｅａ　Ｎｅｔｗｏｒｋ）や、同じ建物内などのネットワークであるＬＡＮ、もしくは端末間の接続がＰｅｅｒ　ｔｏ　Ｐｅｅｒの直接接続の場合は公衆電話回線などで良い。
【０１１３】
専用ストリーミングサーバ９１２は、ネットワーク９２０越しに観測すれば他の受信装置１２００ｅｒと同様の挙動をするが、複数の受信装置１２００ｅ、１２００ｅｒと、同時に通信し処理する事が可能である。
【０１１４】
図９に、本実施の形態にかかる受信装置１２００ｅによって実施される、遠隔データの永続保存ルーチンの詳細を示す。本遠隔データの永続保存ルーチンは、既に図５を参照して説明した第２の実施の形態にかかる永続保存ルーチンにおいて、ステップＳ６０１がステップＳ１００１およびＳ１００２に置き換えられ、ステップＳ６０３とステップＳ６０５の間にステップＳ１００３が新たに追加されている。
【０１１５】
上述のステップＳ６０１において、ローカルな受信装置１２００ｂに蓄積されている録画番組の内容が表示される代わりに、本実施の形態においては、以下のステップＳ１００１およびステップＳ１００２に渡って、遠隔の受信装置１２００ｅｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２に蓄積されている録画番組の内容が表示される。
【０１１６】
つまり、ステップＳ１００１において、受信装置１２００ｅは、通信器９０１によってネットワーク９２０を経由して他の受信装置１２００ｅや専用ストリーミングサーバ９１２とに接続される。これら接続された遠隔にある装置が蓄積している録画結果のファイル一覧が受信される。そして、処理は次のステップＳ１００２に進む。
【０１１７】
ステップＳ１００２において、ステップＳ１００１において受信された遠隔の受信装置１２００ｅｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２で蓄積されている録画結果と、ローカルの受信装置１２００ｅで蓄積内容とが一つの蓄積番組一覧にマージされる。マージされた蓄積番組一覧が、ローカルの受信装置１２００ｅに表示器１０４に表示される。そして、処理は上述のステップＳ６０１を経て、上述のステップＳ６０３に進む。
【０１１８】
ステップＳ６０３において、ステップＳ６０２において選択したと判断された番組エータファイルが永続保存状態であれば、Ｙｅｓと判断されて、処理は上述のステップＳ６０４の処理を経て、本ルーチンを終了する。一方、ステップＳ６０２において選択したと判断された番組データファイルが永続保存状態でなければ、Ｎｏと判断されて、処理はステップＳ１００３に進む。
【０１１９】
ステップＳ１００３において、選択された番組データファイルがローカルの受信装置１２００ｅに在るのであれば、Ｎｏと判断されて、上述のステップＳ６０５に進み、当該番組データファイルは永続保存状態に変更される。一方、選択された番組データファイルが遠隔の受信装置１２００ｅｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２に在るものであれば、Ｙｅｓと判断されて、処理はステップＳ１００４に進む。
【０１２０】
ステップＳ１００４において、選択された番組データファイルを、ネットワーク９２０を介して、遠隔の受信装置１２００ｅｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２から受信する。そして、処理は上述のステップＳ６０５に進む。
【０１２１】
上述のように、本実施の形態においては、インターネットへの常時接続環境に手元にある（ローカルの）受信装置が接続されている状況で、遠隔にある他の受信装置や、受信装置の動作をエミュレートするサーバに録画された番組のファイルを、ローカルの受信装置が蓄積した番組のファイルと同様に扱える。遠隔にあるサーバの録画ファイルを、ローカルの受信装置の蓄積するファイルの一覧に表示し、ローカルにある投機録画を永続保存状態に変更するのと同様な操作で、遠隔からローカルにファイルを移動保存する。
【０１２２】
（第６の実施の形態）
本実施の形態においては、上述の第１の実施の形態にかかる受信装置１２００ａに、上述の第５の実施の形態にかかる受信装置１２００ｅと同様にネットワーク越し接続された遠隔にある他の受信装置や専用ストリーミングサーバとネットワーク越しに接続されており、さらにこれら遠隔の機器に蓄積された番組データファイルをローカルの受信装置１２００ｅに蓄積されている番組データファイルと同様に扱う機能を付加したものである。
本実施の形態にかかる受信装置１２００ｆ（図示せず）においては、遠隔の受信装置１２００ｆｒにある番組データファイルを用いて、追っかけ視聴をする。ローカルの受信装置１２００ｆでも追っかけ録画を行うが、追っかけ録画を開始するより前の番組の部分については、遠隔の受信装置１２００ｆｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２ｆ（ストリーミングサーバ９１２に相当）にあるファイルを使う。これによって、ローカルの受信装置１２００ｆで番組の先頭からの追っかけ録画していない場合でも、番組の先頭部分からの追っかけ再生が可能になる。
【０１２３】
本実施の形態にかかる受信装置１２００ｆは、図８に示した受信装置１２００ｅと基本的に同様に構成されるが、新たに遠隔の受信装置１２００ｆｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２ｒのファイルを、受信装置１２００ｆにあるファイルと同様に取り扱う機能が付加されている。また、受信装置１２００ｆｒと専用ストリーミングサーバ９１２ｆもそれぞれ、図８に示した受信装置１２００ｅｒおよび専用ストリーミングサーバ９１２と同様に構成されている。よって、冗長を避けるために本実施の形態にかかる受信装置１２００ｆの構成についての説明を省くと共に、遠隔にあるファイルの取り扱い機能についてのみ図１０および図１１を参照して説明する。
【０１２４】
図１０および図１１に、本実施の形態にかかる受信装置１２００ｆによって実施される遠隔番組データファイルを用いた追っかけ処理ルーチンの詳細を示す。本実施の形態にかかる遠隔データファイルを用いた追っかけ処理ルーチンは、既に図６を参照して説明した第３の実施の形態にかかる追っかけ再生ルーチンにおいて、ステップＳ７０１とステップＳ７０２の間に、ステップＳ１１０１、Ｓ１１０２、およびＳ１１０３を新たに追加し、ステップＳ７０３とＳ７０４の間にステップＳ１１０４を追加し、ステップＳ７０５を新たなステップＳ１１０５、Ｓ１１０６、Ｓ１１０７、およびＳ１１０８に置き換えられ、ステップＳ７０８が新たなステップＳ１１０９に置き換えられている。このように構成された受信装置１２００ｆにおいて、ステップＳ７０１において、上述の如くユーザによるポーズボタン操作により、本ルーチンが開始して、処理は次のステップＳ１１０１に進む。
【０１２５】
ステップＳ１１０１において、受信装置１２００ｆにて現在視聴中の番組について、現時点までの部分の録画データが、遠隔の受信装置１２００ｆｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２ｆ中で検索される。そして、処理は次のステップＳ１１０２に進む。
【０１２６】
ステップＳ１１０２において、遠隔の受信装置１２００ｆｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２ｆに該当する録画データが存在する場合は、Ｙｅｓと判断されて、処理は次のステップＳ１１０３に進む。
【０１２７】
ステップＳ１１０３において、遠隔の受信装置１２００ｆｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２ｆに在る録画データの再生が準備される。つまり、遠隔の受信装置１２００ｆｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２ｆでは、受信装置１２００ｆから要求すればいつでもステップＳ１１０１で検索した録画データの再生が可能になるように準備させられると共に、ローカルの受信装置１２００ｆでも通信器９０１が十分な受信帯域を確保できるように準備される。そして処理は、上述のステップＳ７０２およびＳ７０３を経て、新たなステップＳ１１０４に進む。
【０１２８】
一方、ステップＳ１１０２においてＮｏ、つまり遠隔の受信装置１２００ｆｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２ｆにおいて該当する録画データが無いと判断される場合は、処理は上述のステップＳ１１０３をスキップして、ステップＳ７０２およびＳ７０３を経て、新たなステップＳ１１０４に進む。
【０１２９】
ステップＳ１１０４において、現在時刻ＴＣがローカル録画開始時刻ＴｒＬとして記憶される。ローカル録画開始時刻ＴｒＬは、ステップＳ７０３で開始されたローカルの受信装置１２００ｆにおける追っかけ録画開始時刻Ｔｒを表す。そして、処理は上述のステップＳ７０４を経て新たなステップＳ１１０５に進む。
【０１３０】
ステップＳ１１０５において、上述のステップＳ１１０１で遠隔の受信装置１２００ｆｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２ｆに録画データが存在すると判断されている場合、処理は次のステップＳ１１０６へ進む。一方、上述のステップＳ１１０１で遠隔の受信装置１２００ｆｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２に録画データが存在しないと判断されている場合、処理はステップＳ１１０６をスキップして新たなステップＳ１１０７へ進む。
【０１３１】
ステップＳ１１０６において、遠隔の受信装置１２００ｆｒあるいは専用ストリーミングサーバ９１２ｆｒに蓄積されている番組録画データが、番組の先頭からローカル録画開始時刻ＴｒＬまでの部分までの再生が開始される。つまり、通信器９０１が、ネットワーク９２０経由で他の受信装置１２００ｆｒや専用ストリーミングサーバ９１２ｆに対して、ステップＳ１１０３で準備しておいた再生を開始させる。そして、遠隔側で再生開始された番組データを、ローカルの受信装置１２００は、その通信器９０１で受信して、番組デコーダ１０２へデータを送り込み、最終的に表示器１０４に提示する。そして処理は、次のステップＳ１１０７に進む。
【０１３２】
ステップＳ１１０７において、遠隔側の録画データの再生が終了しているか否かが判断される。Ｙｅｓと判断される場合、処理は新たなステップＳ１１０８に進む。一方、Ｎｏと判断される場合、処理は上述のステップＳ７０６に進む。なお、ステップＳ１１０２において、遠隔に録画ファイルが存在しないと判断されている場合には、本ステップでは必ずＮｏと判断されて、処理はステップＳ７０６に進むことになる。
【０１３３】
ステップＳ１１０８において、新規録画ファイルの先頭からの再生が開始される。そして処理は、ステップＳ７０６へ進む。遠隔の録画データの再生が、ローカル録画開始時刻ＴｒＬのところまで進んだ時点で、ローカルの受信装置１２００ｆに録画した録画ファイルを同じ時刻の場所から再生することで、番組の続きの部分を切れ目無く追っかけ再生する。
【０１３４】
ステップＳ７０６において、ユーザによる追っかけ終了ボタン操作が検出される場合、処理はステップＳ１１０９へ進む。
【０１３５】
ステップＳ１１０９において、遠隔側での番組録画データファイルの再生あるいは、ローカル側での番組録画データファイルの再生の内で、実行されている方が強制的に終了させられる。そして、処置は上述のステップＳ７０９およびステップＳ７１０を経て、本ルーチンが終了される。
【０１３６】
一方、ステップＳ７０６において、本ステップでユーザによる追っかけ終了ボタン操作が検出されない場合、処理は上述のステップＳ７０８に進む。そして、ステップＳ７０８で番組の再生終了が検出されない場合、処理は上述のステップＳ１１０７に戻り、ステップＳ１１０７、Ｓ１１０８、Ｓ７０６、Ｓ１１０９あるいはＳ７０８の処理を繰り返す。そしてステップＳ７０８で、Ｙｅｓと判断される場合、処理はステップＳ７０９およびＳ７１０を経て、本ルーチンが終了される。
【０１３７】
上述のように、本実施の形態においては、インターネットへの常時接続環境に手元にある（ローカルの）受信装置が接続されている状況で、遠隔にある他の受信装置や、受信装置の動作をエミュレートするサーバに録画された番組のファイルを、ローカルの受信装置が蓄積した番組のファイルと同様に扱う。また、遠隔にあるファイルを用い、追っかけ視聴をする。ローカルの受信装置でも追っかけ録画を行うが、追っかけ録画を開始するより前の番組の部分については、遠隔にあるファイルを使う。これによって、ローカルで番組の先頭からの追っかけ録画していない場合でも、番組の先頭部分からの追っかけ再生が可能になる。
【０１３８】
（第７の実施の形態）
第７の実施の形態においては、上述の受信装置１２００ｅと、遠隔にある他の受信装置１２００ｅｒとの間で、相互に投機録画の代行を行う機能を付加したものである。なお、本実施の形態においては、ローカルおよび遠隔の受信装置は、それぞれ受信装置１２００ｇおよび受信装置１２００ｇｒとして識別される。投機録画に当たって、受信装置１２００ｇの録画管理器に十分な空き容量が無い場合には、受信装置１２００ｇは遠隔の受信装置１２００ｇｒに対して、代行録画を依頼する。そして、受信装置１２００ｇｒは、自身の空き容量および投機録画の重要度に基づいて、受信装置１２００から依頼された代行録画を実行するか否かを判断する。
【０１３９】
図１２に、本実施の形態にかかる受信装置１２００ｇの構造を示す。受信装置１２００ｇは、図８に示した第５の実施の形態にかかる受信装置１２００ｅに、予約一覧管理器１１３が追加されている。そして、受信装置１２００ｇは、ネットワーク９２０を経由して、他の受信装置１２００ｇｒや１２００ｇの動作をエミュレートする専用ストリーミングサーバ９１２ｇ（図示せず）に接続されている。
【０１４０】
図１３を参照して、受信装置１２００ｇが代行録画を依頼するために遠隔の受信装置１２００ｇｒに対して出力する予約録画依頼情報Ｉｔｒについて簡単に説明する。予約録画依頼情報Ｉｔｒは、予約録画依頼する番組毎に、予約録画の依頼内容を規定する予約録画依頼情報ＩＲが含まれる。本例においては、２つの予約録画依頼情報ＩＲ１及びＩＲ２が、予約録画依頼情報Ｉｔｒとして生成されている。
予約録画依頼情報ＩＲは、それぞれ、予約録画依頼識別子Ｒｒ、依頼元識別子Ｉｓｒ、予約録画番組識別子Ｉｐ、および、投機得点識別子ＩＰｓを含む。
【０１４１】
予約録画依頼識別子Ｒｒは、予約録画依頼情報ＩＲの個々を区別する情報であり、本例においてはＩＲ１およびＩＲ２が相当する。なお、予約録画依頼情報ＩＲに、任意の自然数ｎ個の予約録画依頼情報ＩＲ１〜ＩＲｎが含まれる場合には、予約録画依頼識別子ＲｒはＩＲ１〜ＩＲｎが相当する。
【０１４２】
依頼元識別子Ｉｓｒは、ローカルである受信装置１２００ｇを識別する情報であり、本例においては、１２００ｇが相当する。
予約録画番組識別子Ｉｐは、録画依頼する番組の放送時刻と放送チャンネルを含む。
投機得点Ｐｓは、録画依頼する番組の投機得点Ｐｓである。
【０１４３】
なお、予約録画依頼情報ＩＲ毎に、予約録画依頼識別子Ｒｒ、依頼元識別子Ｉｓｒ、予約録画番組識別子Ｉｐ、および投機得点Ｐｓを識別する場合は、それぞれの符号の後ろに（ｎ）を附して表現する。つまり、本例においては、予約録画依頼情報ＩＲ１の予約録画依頼識別子Ｒｒ（１）は「ＩＲ１」であり、依頼元識別子Ｉｓｒ（１）は「１２００ｇ」であり、予約録画番組識別子Ｉｐ（１）は、「５／２０　９：００−９：３０　１ｃｈ」であり、投機得点Ｐｓ（１）は「８」である。なお。予約録画番組識別子Ｉｐ（１）は、５月２０日の９時から９時３０分に１チャンネルで放送される番組を示している。
【０１４４】
同様に、予約録画依頼情報ＩＲ２の予約録画依頼識別子Ｒｒ（２）は「ＩＲ２」であり、依頼元識別子Ｉｓｒ（２）は「１２００ｇ」であり、予約録画番組識別子Ｉｐ（２）は、「５／２１　２０：００−２０：４５　５ｃｈ」であり、投機得点Ｐｓ（２）は「９」である。なお、依頼元識別子Ｉｓｒは常に同じ値である。
【０１４５】
図１４および図１５に示すフローチャートを参照して、受信装置１２００ｇおよび受信装置１２００ｇｒ間での予約録画依頼および依頼受諾処理について詳述する。なお本例においては、受信装置１２００ｇから受信装置１２００ｇｒに対して予約録画依頼がなされる場合を例に説明する。
【０１４６】
先ず、ローカルの受信装置１２００ｇは、上述の予約録画依頼情報ＩＲを、インターネット等を介して通信可能な全ての遠隔の受信装置１２００ｇｒに対して出力した時点で予約録画依頼処理が開始される。
【０１４７】
先ず、ステップＳ１３００において、受信装置１２００ｇは、投機録画対象の番組の内、自身のリソースの制限上、予約録画が出来ない番組の予約録画の代行を依頼する予約録画依頼情報ＩＲを生成して、受信装置１２００ｇｒの一つに送信する。そして、処理は次のステップＳ１３０１に進む。
【０１４８】
ステップＳ１３０１において、受信装置１２００ｇｒは、受信装置１２００ｇから出力された予約録画依頼情報ＩＲを受信する。以降、処理の主体は受信装置１２００ｇから受信装置１２００ｇｒに変わる。この意味において、以降の説明において特記無き限り、受信装置１２００ｇｒがローカル、受信装置１２００ｇが遠隔と識別する。さらに、処理の主体を明確にするために、必要に応じて、各パラメータの後ろに（１００ｇ）あるいは（１２００ｇｒ）附すが、図面等で表記スペースが限られている場合には、単に（ｇ）あるいは（ｇｒ）と省略して標記するものとする。つまり、本ステップにおいては、受信装置１２００ｇｒは、受信装置１２００ｇから出力された予約録画依頼情報ＩＲ（１２００ｇ）を受信する。そして、処理は次のステップＳ１３０２に進む。
【０１４９】
ステップＳ１３０２において、遠隔の受信装置１２００ｇにおいて、既に録画予約されている番組を示す番組一覧が抽出される。そして、処理は次のステップＳ１３０３に進む。
【０１５０】
ステップＳ１３０３において、予約録画番組識別子Ｉｐ（１２００ｇ）の表す番組が、ステップＳ１３０２で抽出された番組一覧に含まれているか否か、つまりローカルの受信装置１２００ｇｒにおいて、既に録画予約されているか否かが判断される。予約されていれば、遠隔の受信装置１２００ｇからの依頼に関係なく、受信装置１２００ｇｒにて予約録画が実行されるので、予約成功を予約判定結果として受信装置１２００ｇに返信する。そして、処理は終了する。一方、予約されていない場合には、Ｎｏと判断されて処理は次のステップＳ１３０５に進む。
【０１５１】
ステップＳ１３０５において、ステップＳ１３０２で抽出された番組の１つを選択する。そして、処理は次のステップＳ１３０６に進む。
【０１５２】
ステップＳ１３０６において、ステップＳ１３０２で抽出された番組の全てが選択されたか否かが判断される。Ｎｏの場合、処理は次のステップＳ１３０７に進む。一方、Ｙｅｓの場合、処理は後述のステップＳ１３１１に進む。
【０１５３】
ステップＳ１３０７において、ステップＳ１３０５において選択された、遠隔からの録画依頼されている番組が、ローカルでの録画予約と競合しているか否かが判断される。具体的には、予約録画番組識別子Ｉｐ（１２００ｇ）の一つ番組の放送時間帯が、受信装置１２００ｇｒで投機録画予定の番組の放送時間帯と重複しているか否かが判断される。競合していない場合は、ＮＯと判断して、処理は上述のステップＳ１３０５に戻る。一方、競合している場合は、Ｙｅｓと判断して、処理は次のステップＳ１３０８に進む。
【０１５４】
ステップＳ１３０８においては、ローカルの受信装置１２００ｇｒにおいて、競合する投機録画予約されている番組の投機得点Ｐｓ（１２００ｇｒ）に所定の値を有する評価係数Ｅｋを乗じて生成される依頼番組投機評価点ＥＰｓ（１２００ｇ）が、予約録画依頼情報ＩＲに含まれる投機得点Ｐｓ（１２００ｇ）より大きいか否かが判断される。この評価係数Ｅｋは、投機得点Ｐｓ（１２００ｇ）が表す遠隔の依頼元の録画期待値を、ローカルの録画期待値である投機得点Ｐｓ（１２００ｇｒ）に対して重み付けをすることによって、単純に投機得点Ｐｓの値に基づく受諾の判断をさけるものである。つまり、本ステップにおいては、予約録画依頼された番組の予約録画を引き受けるか否かを判断している。なお、評価係数Ｅｋは、遠隔の依頼元（１２００ｇ）毎に変化させても良いし、また、放送時間帯や、番組のジャンル、あるいは、ローカル（１２００ｇｒ）の記録容量に応じて変化させてもよい。Ｎｏの場合は、処理は次のステップＳ１３０９に進む。一方、Ｙｅｓの場合、処理はステップＳ１３１０に進む。
【０１５５】
ステップＳ１３０９においては、依頼された番組の予約を受け付けないで、予約失敗を予約判定結果として受信装置１２００ｇに返信する。
【０１５６】
ステップＳ１３１０において、ステップＳ１３０２で抽出された番組一覧から、ステップＳ１３０７においてＮｏと判断された番組の予約が削除される。そして、処理は次のステップＳ１３１１に進む。
【０１５７】
ステップＳ１３１１においては、上述のステップＳ１３０５〜Ｓ１３１０を経て、ステップＳ１３０３およびステップＳ１３０８でＹｅｓ、と判断された番組と、ステップＳ１３１０で削除されなかった番組の投機録画を確定する。そして、処理は次のステップＳ１３１２に進む。
【０１５８】
ステップＳ１３１２において、ステップＳ１３０８においてＹｅｓと判断された番組に対して、予約成功として、受信装置１２００ｇに返信する。そして、処理は次のステップＳ１３１４に進む。
【０１５９】
ステップＳ１３１４において、受信装置１２００ｇは、受信装置１２００ｇｒのそれぞれから返信された、予約返信結果に基づいて、番組毎に投機録画予約を代行してくれる受信装置１２００ｇｒを認識して、代行投機録予約情報を生成する。そして、処理を終了する。
【０１６０】
なお、ステップＳ１３００で予約録画依頼情報ＩＲを送信した受信装置１２００ｇｒ毎に、上述のステップＳ１３０１〜Ｓ１３１４の処理を繰り返すことによって、受信装置１２００ｇが利用可能な全ての受信装置１２００ｇｒに、投機録画予約の代行分散することが出来る。別の受信装置１２００ｇｒに、予約録画の代行を依頼する際には、それまでの受信装置１２００ｇｒによって、予約成功とされた番組の予約録画番組識別子Ｉｐを除いて、予約録画依頼情報ＩＲを生成するのが望ましい。
なお、上述のステップＳ１３０２〜Ｓ１３１１の処理は、主に予約一覧管理器１１３によって実行される。
【０１６１】
次に、図１５を参照して、予約一覧管理器１１３による上述の処理の内容について、具体例に説明する。同図には、予約一覧管理器１１３の内部で作成される予約一覧管理データＤＡが模式的に示されている。予約一覧管理データＤＡは、予約録画対象の番組毎に、予約録画の依頼内容を規定する予約録画情報ＩＩＲが含まれる。本例においては、５つの予約録画情報ＩＩＲ１〜ＩＩＲ５が、予約録画情報ＩＩＲとして生成されている。
【０１６２】
予約録画情報ＩＩＲは、それぞれ、予約録画識別子ＩＲｒ、予約録画番組識別子Ｉｐ、録画形態識別子Ｆｒ、依頼番組投機評価点ＥＰｓ、依頼元識別子Ｉｓｒ、および依頼先識別子Ｉｓｅを含む。予約録画番組識別子Ｉｐ、依頼番組投機評価点ＥＰｓ、及び依頼元識別子Ｉｓｒは、上述の予約録画依頼情報ＩＲに含まれる情報と同じである。
予約録画識別子ＩＲｒは、予約一覧管理器１１３で管理する、番組毎の予約録画の内容を規定する情報である。本例においては、５つの番組の予約録画が管理対象となっている。
【０１６３】
録画形態識別子Ｆｒは、予約録画の形態を規定する情報である。本例においては、投機録画予約および予約録画依頼の２種類の何れかが設定される。
依頼先識別子Ｉｓｅは、１２００ｇｒが他の受信装置１２００ｇあるいは受信装置１２００ｇｒ−ｂに録画予約を依頼する相手先を指定する情報である。
【０１６４】
本例においては、予約録画情報ＩＩＲ１は、受信装置１２００ｇから依頼されている録画を規定している。具体的には、受信装置１２００ｇにおいて、投機録画対象と設定された、５月１０日の８時１５分〜８時３０分の間、１チャンネルで放送される番組の投機得点Ｐｓは３であり、評価係数Ｅｋは０．８であり、依頼番組投機評価点ＥＰｓは２．４であることを示している。
【０１６５】
予約録画情報ＩＩＲ２は、受信装置１２００ｇｒ自身の投機録画を規定している。具体的には、５月２０日の９時００分〜１０時００分の間、５チャンネルで放送される番組の投機得点Ｐｓは２であり、評価係数Ｅｋは１であり、依頼番組投機評価点ＥＰｓは２であることを示している。予約録画情報ＩＩＲ１における評価係数Ｅｋが０．８であるのに対して、予約録画情報ＩＩＲ２における評価係数Ｅｋが１であるのは、自身の予約録画の方をある程度優先させる意図によるものである。
【０１６６】
予約録画情報ＩＩＲ３は、他の受信装置１２００ｇｒ−ｂから依頼されている投機録画を規定している。具体的には、５月２０日の９時００分〜９時３０分の間、１チャンネルで放送される番組の投機得点Ｐｓは８であり、評価係数Ｅｋは０．５であり、依頼番組投機評価点ＥＰｓは４であることを示している。予約録画情報ＩＩＲ１における評価係数Ｅｋが０．８であるのに対して、予約録画情報ＩＩＲ３における評価係数Ｅｋが０．５であるのは、受信装置１２００ｇからの依頼を受信装置１２００ｇｒ−ｂからの依頼に優先させる意図によるものである。
【０１６７】
予約録画情報ＩＩＲ４は、受信装置１２００ｇｒ自身の投機録画を規定している。具体的には、５月２１日の２０時００分〜２０時３０分の間、７チャンネルで放送される番組の投機得点Ｐｓは６であり、評価係数Ｅｋは１であり、依頼番組投機評価点ＥＰｓは６であることを示している。
【０１６８】
予約録画情報ＩＩＲ５は、受信装置１２００ｇｒが、遠隔の受信装置１２００ｇｒに依頼する予約録画を規定している。具体的には、５月１０日の８時００分〜９時００分の間、７チャンネルで放送される番組の投機得点Ｐｓは６であり、評価係数Ｅｋは１であり、依頼番組投機評価点ＥＰｓは２であることを示している。
【０１６９】
本例においては、予約録画情報ＩＩＲ２と予約録画情報ＩＩＲ３で予約録画が要求されている番組の放送時間が重複している。この場合、予約一覧管理器１１３は依頼番組投機評価点ＥＰｓ（ＩＲＲ２）が２であり、投機得点識別子ＩＰｓ（ＩＲＲ３）が４であることに基づいて、予約録画情報ＩＩＲ３の予約録画依頼を受諾すると共に、受信装置１２００ｇｒに対して予約成功の旨を通知する。一方、予約録画識別子ＩＲｒ２の予約録画依頼を拒絶すると共に、受信装置１２００ｇｒ−ｂに対して予約不成功の旨を通知する。
【０１７０】
なお、本例においては、受信装置１２００ｇｒは受信装置１２００ｇｒ自身から予約不成功通知を受けると、予約録画情報ＩＩＲ２自体を削除する。
なお、予約録画情報ＩＩＲ５に関しても、受信装置１２００ｇｒ−ｂにおいて、同様に処理が行われることは言うまでもない。
【０１７１】
以上のように本発明においては、予約録画で生成される録画ファイルと、投機録画で生成されるファイルと、追っかけ録画で生成されるファイルと、ネットワークで接続される他の受信装置に含まれるファイルとを、ユーザからみて同様のユーザインタフェースで透過的に扱えるため、特別な操作を覚える必要なしに、上記の高度な機能を享受できる。
さらに、ネットワークなどを介して他の受信装置にたいして、予約録画の代行を依頼できる。そして、依頼された受信装置は、自身の投機録画と依頼された録画との重要度に応じて、依頼の受諾を決定できるので、相互補助的に分散録画できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施の形態にかかる投機録画装置を組み込んだ受信装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【図２】図１に示す受信装置によるユーザプロファイル生成動作を表すフローチャートである。
【図３】図１に示す受信装置による投機録画予約動作を表すフローチャートである。
【図４】図１に示す受信装置による投機録画動作を表すフローチャートである。
【図５】本発明の第２の実施の形態にかかる投機録画装置を組み込んだ受信装置による投機録画データの永続保存動作を示すフローチャートである。
【図６】本発明の第３の実施の形態にかかる投機録画装置を組み込んだ受信装置による永続保存対応の追っかけ録画動作を表すフローチャートである。
【図７】本発明の第４の実施の形態にかかる投機録画装置を組み込んだ受信装置による投機録画データを用いた追っかけ動作を表すフローチャートである。
【図８】本発明の第５の実施の形態にかかる投機録画装置を組み込んだ受信装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【図９】図８に示した受信装置による遠隔録画データの永続保存動作を表すフローチャートである。
【図１０】本発明の第６の実施の形態にかかる投機録画装置を組み込んだ受信装置による遠隔録画データを用いた追っかけ動作を表すフローチャートである。
【図１１】本発明の第６の実施の形態にかかる投機録画装置を組み込んだ受信装置による遠隔録画データを用いた追っかけ動作を表すフローチャートである。
【図１２】本発明の第７の実施の形態にかかる投機録画装置を組み込んだ受信装置の構成を模式的に示すブロック図である。
【図１３】図１２に示す投機録画装置において生成される予約録画依頼情報の説明図である。
【図１４】図１２に示す投機録画装置における、予約録画代行依頼処理の動作を表すフローチャートである。
【図１５】図１２に示す投機録画装置の予約一覧管理器による予約録画代行依頼処理の動作の説明図である。
【図１６】従来の録画装置を組み込んだ受信装置の構成を示すブロック図である。
【図１７】図１６に示した受信装置の表示器に表示される蓄積内容確認画面の一例を示す模式図である。
【図１８】図１６に示した受信装置による録画データの自動削除動作を表すフローチャートである。
【図１９】図１６に示した受信装置による追っかけ視聴動作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
１２００、１２００ａ、１２００ｅ、１２００ｅｒ、１２００ｇ、１２００ｇｒ　受信装置
１０１　受信器
１０２　番組デコーダ
１０３　ＵＩ制御器
１０４　表示器
１０５　入力器
１０６　番組表管理器
１０７　記憶管理器
１０８　追っかけ器
１０９　予約録画器
１１０　プロファイル抽出器
１１１　投機選択器
１１１　投機録画管理器
１１２　投機録画管理器
１１３　予約一覧管理器
９０１　通信器
９１２　専用ストリーミングサーバ
９２０　ネットワーク
ＩＰＲ　蓄積番組欄
ＬＩＰ　番組情報ラベル
Ｌ２２１〜Ｌ２２５
Ｃ２３１〜Ｃ２３４
Ｐｐ　ポインタ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention temporarily stores programs broadcasted or distributed in real time via transmission means such as digital broadcasting and the Internet, represented by PVR (Personal Video Recorder) or HDD (Hard Disk Drive) Video Recorder, The present invention relates to a recording apparatus used for a receiving apparatus having a function capable of being viewed asynchronously at the time of broadcasting or distribution, and more specifically, relates to a recording apparatus used for a receiving apparatus always connected to each other via a network.
[0002]
[Prior art]
FIG. 16 shows the structure of a receiving apparatus equipped with a conventional recording apparatus. The receiving apparatus 1200 includes a receiver 101, a program decoder 102, a UI controller 103, a display unit 104, an input unit 105, a program guide manager 106, a storage manager 107, a chase unit 108, and a timer recorder 109.
The receiver 101 is connected to a transmission path using radio waves, electric wires, optical fibers, and the like as a medium, and extracts information on a program transmitted through the transmission path in real time. The program information includes the substance of the program expressed by video, audio, and character information, an electronic program guide that is metadata of the program, and the like. When information on a specific program is extracted from a transmission path on which a plurality of programs are simultaneously broadcast, the receiver 101 identifies the broadcast frequency of the program to be extracted, an ID for specifying a transmission unit such as a packet constituting the program, etc. And digital data of desired program information is extracted by performing predetermined decoding on the data distributed from the transmission path.
[0003]
For example, in a digital broadcast tuner, the receiver 101 is composed of a BS / CS tuner module and a transport decoder. The program decoder 102 inputs video, audio, character information, and the like included in the output of the receiver 101 or the storage manager 107 and performs decoding. The program decoder 102 includes an MPEG2 (Motion Picture Expert Group) decoder and a BML (Broadcasting Markup Language) browser in a digital broadcast tuner.
[0004]
However, MPEG2 is defined by international standards such as ISO / IEC 13818-1, 13818-2, and 13818-3, and is used as a standard for encoding digital video and audio data. BML is a multimedia encoding language in digital broadcasting compliant with XML (extensible Markup Language), and is used in Japanese digital broadcasting. BML is defined in the standard ARIB STD-B24 of the Radio Industry Association, which is a Japanese standardization organization.
[0005]
The user interface (User Interface; hereinafter abbreviated as “UI”) controller 103 realizes interactive processing with the user by managing the state transition of the screen. The UI controller 103 outputs a signal to be displayed on the screen by combining an OSD (On Screen Display) display with the video output from the program decoder 102 or the like. The UI controller 103 further generates a transition control signal Sc that transitions the state of the screen in accordance with a user instruction input from the input unit 105 and causes the state of the receiving apparatus 1200 to transition. That is, the UI controller 103 is connected to the chasing device 108 and the reserved recorder 109, and realizes state transition by mutually controlling these devices. The UI controller 103 can be composed of a graphic engine that generates an OSD signal and a computer that controls the graphic engine.
[0006]
FIG. 17 shows an example of a stored program list screen presented on the display 104 by the UI controller 103. The stored program list screen is composed of a plurality of lines (in this example, five lines of a line L221, a line L222, a line L223, a line L224, and a line L225) representing information related to the program managed by the storage manager 107. The stored program column IPR is included. In each row of the stored program column IPR, detailed information of programs assigned to each row is displayed in a plurality of columns (in this example, four columns of column C231, column C232, column C233, and column C234). . That is, the recording date and time for each program is displayed in column C231, the broadcast channel is displayed in column C232, and the program name is displayed in column C233. Column C234 displays whether recording, that is, whether or not the stored program data is automatically deleted.
[0007]
Note that a program information label LIP indicating detailed information displayed in each column is arranged above the stored program column IPR. A scroll bar 240 for switching the line display is arranged next to the stored program column IPR in order to display five or more pieces of program information. As illustrated in the figure, in the scroll bar 240, the program information currently displayed in the stored program column IPR is displayed with a pointer Pp indicating the positional relationship with respect to all program information managed by the storage manager 107. Has been. As a result, in addition to the currently displayed program in the stored program column IPR, the user can easily recognize that there are programs stored above and below the displayed program.
[0008]
In a column C234 indicating whether automatic erasure is possible, a locked picture is expressed when the recorded program is temporarily saved, and locked when it is permanently saved. In the example shown in FIG. 17, the program “World Natural Tour No. 1” displayed in the row L224 is set in the permanently saved state, and is displayed in the other rows L221, L222, L223, and L225. It is shown that the program being held is temporarily held.
[0009]
The stored program column IPR does not display a program that performs so-called “chase watching” that simultaneously plays back any recorded location while recording a program being broadcast. This is because, in the chasing viewing process, not only the recorded program exists in the storage manager 107 but only in the state of the receiver that is performing the chasing viewing, and it is stored in the memory manager 107 separately from normal recording. Because it is done. A “chase state” to be described later is managed as a storage state value. That is, there is no chasing program in the receiver state in which the stored program column IPR shown in FIG. 17 is displayed.
[0010]
The display device 104 is an output device that presents information to the user. The display 104 converts the output from the UI controller 103 into a physical phenomenon that can be perceived by the user, and presents it to the user. The display 104 is, for example, a CRT (Cathode Ray).
Tube) It consists of a display and a speaker.
[0011]
The input device 105 is a device for inputting a physical operation by a user. The input device 105 includes a human interface device represented by a remote controller, a pointing device such as a keyboard and a mouse, and a voice recognition device. The input device 105 generates an operation input signal So based on a user operation and outputs the operation input signal So to the UI controller 103.
[0012]
The program guide manager 106 receives the program guide information output from the receiver 101 and generates a program guide database. The program guide management means 106 may include an electronic program guide (EPG) decoding program and its execution environment in a digital broadcast tuner.
The storage manager 107 stores one or more program data composed of video data, audio data, etc., and outputs it in response to an external request. The storage of program data is, in other words, recording of a program.
[0013]
In addition to the program data Dp, the storage manager 107 also stores program storage information RDp for managing a plurality of stored program data. The program storage information RDp includes a list of programs in which the program data Dp is stored in the storage manager 107, the date and time when the program was recorded, the broadcast channel that distributes the program, the title of the program, Contains information indicating the storage state. The information indicating the storage state of the program data Dp has one of three values for each stored program. The three states are a temporary storage state, a permanent storage state, and a chasing state.
[0014]
The temporary storage state indicates that the recorded program data Dp is allowed to be automatically deleted when the storage manager 107 has insufficient capacity. The permanent storage state is a normal state and represents that the program data Dp is permanently stored unless there is an explicit deletion operation by the user. The chasing state represents program data that is temporarily created during chasing viewing described later.
[0015]
The chasing device 108 implements a “chasing viewing” function in the receiving device 1200. Here, chasing viewing will be described. The purpose of this function is for non-real-time broadcasting of program scenes that have been missed due to reasons such as the toilet being removed while the user is watching a program that is currently distributed or broadcast in real time. It is to provide a state represented by viewing.
[0016]
In order to follow the program, the user first presses the “pause” button of the input device 105 realized by a remote controller or the like when standing up to start recording the program being viewed. When the user returns to the seat after a while, when the “chase playback” button of the input device 105 is pressed, the recorded program is played from the time when the “pause” button was previously pressed. At this time, the recording of the scene that cannot be viewed and displayed on the display 104 because the recording is being performed and the scene is being reproduced, and the program recorded while the user is away are simultaneously performed.
[0017]
A chasing viewing operation in receiving apparatus 1200 will be described. The chasing viewing is realized by the chasing device 108 controlling the storage manager 107, the program decoder 102, and the UI controller 103. The reserved recorder 109 manages the recording reservation of the program and executes the recording according to the reservation. The reserved recorder 109 generates program specification information IPTR for specifying a program to be recorded, based on the program guide information IP input from the program guide manager 106 and the operation signal So input from the input device 105. .
The program identification information IPTR includes, for example, the start date / time of a program to be recorded (hereinafter referred to as “recorded program start time TSS”), the end date / time (hereinafter referred to as “recorded program end time TTS”), and a broadcast channel ( Hereinafter, information indicating “recorded program broadcast channel CB”) is included.
[0018]
The reserved recorder 109 compares the current date and time (hereinafter referred to as “current time TC”) and the recorded program start time TSS indicated by the stored program identification information IPTR. Is requested to the receiver 101 to receive broadcast data distributed (broadcast) by the broadcast channel indicated by the recorded program broadcast channel CB, and the program output by the receiver 101 to the storage manager 107 is requested. Data Dp is recorded and stored. The chasing viewing operation will be described in detail later with reference to FIG.
[0019]
Next, with reference to FIG. 18, the automatic deletion recording in the receiving apparatus according to the prior art will be described. Automatic deletion recording refers to a function of automatically securing a free area required for storing data of a program to be recorded in the storage manager 107 when recording is performed. Specifically, when the storage manager 107 has insufficient free space necessary for recording to be executed, one or more program data Dp already recorded in the storage manager 107 is automatically deleted. .
[0020]
That is, automatic deletion recording is a function that is effective when one or more program data Dp is already stored in the storage manager 107 and recording of at least one program is instructed. In such a state, when the program recording is instructed, the automatic deletion recording function starts.
[0021]
In step S501, the scheduled recorder 109 compares the current time TC with the recorded program start time TSS based on the program identification information IPTR, and determines whether the scheduled recording start time has been reached. The reserved recorder 109 repeats the process of this step until the current time TC reaches the recorded program start time TSS. When the current time TC becomes the same as the recorded program start time TSS, the process proceeds to the next step. The process proceeds to S1301.
[0022]
In step S1301, the storage manager 107 deletes part or all of the stored program data Dp in the temporarily stored state, and stores the program data Dp instructed to be recorded by the reserved recorder 109. Secure as much free space as possible. However, when there is enough free space in the storage manager 107 to store program data for which recording is instructed, the program data Dp is not deleted. In addition, the selection criteria for preferentially deleting which program data Dp in the temporary storage state is selected, for example, in order from the oldest recording date and time, or the user who has already played is preferentially selected. It is arbitrarily determined in consideration of the taste. After the process in this step, the process proceeds to the next step S510.
[0023]
In step S510, the storage manager 107 creates a new recording file. The new recording file is a data area for storing a program that the scheduled recorder 109 is to record. Then, the process proceeds to the next step S505.
[0024]
In step S505, recording of the reserved program is started. That is, by instructing the receiver 101 with the broadcast channel to be received by the reserved recorder 109 (recorded program broadcast channel CB), the data of the program to be stored is output from the receiver 101 to the storage manager 107. When the storage manager 107 is instructed to store the output of the receiver 101, the scheduled recording is started.
[0025]
Next, the chasing viewing process will be described with reference to FIG. Chasing viewing is a function realized by simultaneous execution of recording and playback. Therefore, the chasing viewing operation is started when the user presses the pause button of the input device 105 in the state where the program to be chasing is already recorded.
[0026]
Therefore, in step S701, it is determined whether or not a pause instruction from the user has been input. Note that the user's pause instruction is output from the input device 105 as the user input signal So, and then notified to the chasing device 108 via the UI controller 103. The chasing device 108 repeats the process of this step until the user presses the pause button of the input device 105. When the user presses the pause button, a pause instruction is detected, and the process proceeds to the next step S702.
[0027]
In step S702, the chasing device 108 causes the storage manager 107 to generate a new recording file. This new recording file is subjected to a chasing process described later. Then, the process proceeds to the next step S703.
[0028]
In step S703, the chase 108 starts recording the program data Dp of the program currently being viewed on the recording file created in step S702. Using this recording file, when chasing playback is started, playback can be performed retroactively to the time when recording is started in this step. Thus, the chasing device 108 operates without recognizing the program. Therefore, for example, if a pause instruction is given for a long time, the chasing process is performed across two different programs. Then, the process proceeds to the next step S704.
[0029]
In step S704, it is determined whether or not a chasing playback instruction is input by the user. That is, the process remains in this step S704 until the user presses the chasing playback button of the input device 105, and when the chasing playback button is pressed, the process proceeds to the next step S705.
[0030]
In step S705, playback of the new recording file started in step S703 from the beginning is started. That is, playback is started retroactively from the time when the user presses the chasing playback button in step S704 to the time when recording is started in step S703 in response to the user's pause button operation in step S701. At this point, simultaneous parallel processing of recording started in step S703 and playback started in step S705 is started for one recording file. Then, the process proceeds to the next step S706.
[0031]
In step S706, it is determined whether or not a chasing end instruction is input by the user. That is, if the user has pressed the chasing end button of the input device 105, the process proceeds to step S707. If the user has not pressed the chasing end button, the process proceeds to step S708. The chasing end button has a function of issuing a command signal instructing the end of the chasing process being executed.
[0032]
In step S707, the chasing playback process in the chasing viewing currently being executed by the chasing device 108 is forcibly terminated. Then, the process proceeds to the next step S1401.
[0033]
In step S1401, the chasing device 108 forcibly ends the recording process in the chasing viewing currently being executed. Then, the process proceeds to the next step S1402.
[0034]
In step S1402, the recorded file that is generated in step S702 and in which the program data is recorded and read is deleted. Then, the process ends.
[0035]
In step S708, it is determined whether or not the chasing playback started in step S705 has already been completed. If it is determined that the process has not been completed, the process returns to step S706 described above. On the other hand, if it is determined that the recording has been completed, the process proceeds to step S1402 described above, and the recorded file for which the chasing playback is completed is deleted. As described above, in the conventional apparatus, only the period from the scene being reproduced to the scene being recorded is stored as a recording file. For example, a recorded file may be managed with a data structure called a “ring buffer”.
[0036]
If a ring buffer is used, it can be easily realized that the size of the recording file does not exceed a certain size. Therefore, the capacity of the HDD used for the storage manager 107 is not unnecessarily pressed. When the position of the file being reproduced has caught up with the position of the file being recorded, the size of the recorded file becomes zero. As a result, since the playback end process in step S707 and the process corresponding to the recording end process in step S1401 are automatically executed, steps S707 and S1401 become unnecessary.
[0037]
The playback position catches up with the recorded file, that is, the end of the recorded file is played back when fast-forward playback is performed or when the resource of the receiver that receives the program being recorded is set as a separate reservation. A case where the current recording is interrupted by being stripped by the recording may be considered.
[0038]
In the above flowchart, the start of recording is specified by the pause button, but there is also a mode equipped with a mode that always records a time that goes back a certain time when the power is turned on without pressing the pause button. In some cases, when the chasing playback button is pressed, instead of returning to the beginning of the recording, it returns for a predetermined time, and the chasing playback button is repeatedly hit to step back in steps by a predetermined time.
[0039]
[Patent Document 1]
JP 2000-13708 A
[Patent Document 2]
JP 2001-209660 A
[Patent Document 3]
JP 2002-77755 A
[0040]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described receiving device has problems of operability and functionality described below. First, with regard to operability, there is a reservation operation for a recorded program. In other words, even when an electronic program guide is used when performing a reservation operation for a recorded program, it is necessary to explicitly make a reservation for recording the program, which is complicated. Furthermore, before the program is broadcast, it is necessary to consider in advance which program is worthy of reserved recording. Therefore, even after being informed that it is worth watching by other people after the broadcast, it cannot be recorded at that time, so it is already impossible to view. In terms of functionality, follow-up recording for a program that is not scheduled to be recorded can only be traced back to the point when the pause button is pressed after starting viewing. In other words, when the program is viewed halfway, it is impossible to record the entire program without a recording start operation at the start of the program.
Further, if a sufficient free area cannot be secured in the storage manager 107 by deleting a part or all of the temporarily stored program data Dp by the automatic deletion recording function, a desired program is recorded. I can't. On the other hand, even if sufficient free space is secured and a new program can be recorded, it is inconvenient for the user if the program in the primary storage state that is deleted is more preferable than the newly recorded program. is there. It is even more inconvenient if the deleted program data has never been reproduced and viewed. From this viewpoint, it is desirable that a new program can be recorded without deleting the program data stored in the storage manager 107 as much as possible.
Therefore, the present invention provides a speculative recording function device that performs speculative recording that automatically selects a program to be recorded from a viewing / recording history or the like even when there is no explicit recording instruction from a user. For the purpose. It is another object of the present invention to provide a speculative recording function device that speculatively secures an area for new program recording without deleting as much recorded program data as possible.
[0041]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
A first invention is a profile extractor for extracting a user profile representing a user's preference for viewing a program based on a user operation;
A program guide manager for obtaining program attributes;
A speculative selector for selecting a program to be speculatively recorded based on a user profile and program attributes;
A storage manager for storing program data;
And a speculative recording manager that records the program data selected by the speculative selector by deleting the program data stored in the storage manager as necessary.
[0042]
According to a second aspect, in the first aspect, the program data stored in the storage manager has a temporary storage state and a permanent storage state, and the speculative recording manager stores the program data stored in the storage manager. When the program data selected by the speculative selector is recorded, it is recorded in the temporary storage state, and the status of the program data stored in the storage manager is received from the user. A user interface controller is provided that changes between a temporary storage state and a permanent storage state in response to a request.
[0043]
According to a third aspect, in the second aspect, after starting the process of accumulating the file from the recording start timing of the currently broadcasted program to the end of the program in the file in a temporarily saved state, the file reproduction is started at the reproduction start timing. And a chasing device.
[0044]
In a fourth aspect based on the first aspect to the second aspect, the user interface controller inputs a recording start timing and a reproduction start timing from the user, and from the recording start timing of the currently broadcast program to the end of the program. And a chasing device that starts playback of the file at the playback start timing after starting the process of storing the file in the temporary storage state.
[0045]
According to a fifth invention, in the second invention, further comprising a communication device for communicating with a network connected to one or more remote program recording devices,
The user interface controller uses the communication device to persist the program data selected by the user from the program data stored in the remote receiving device and the program data stored in the storage manager in response to a request from the user. When the program data selected by the user when performing the operation to change to the storage state is the program data stored in the remote recording device, it is taken into the storage management device via the communication device and set to the permanent storage state. Features.
[0046]
According to a sixth aspect of the present invention, in the fifth aspect, the program data that is the same as the currently broadcasted program that is stored in the program recording device that is remotely stored in the program recorder using the communication device. When the file exists, the reproduction of the same file is started at the recording start timing at the playback start timing.
[0047]
According to a seventh aspect, in the third aspect, the chasing device starts playback of the same file at the playback start timing and switches to the file that has been played back to the storage manager at or after the recording start timing. It is characterized by that.
[0048]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, the basic concept of the speculative recording apparatus according to the present invention will be described. In the present invention, even when there is no explicit recording instruction from the user, the function of estimating the user's preference based on the user's viewing and recording history, etc., and automatically selecting the program to be recorded according to the estimation Is provided. For this purpose, a recording device that automatically records a program that a user may want to record, or a receiver that incorporates such a recording device itself realizes speculative recording, which is a function for selecting and recording a program. . The selection by the recording device does not necessarily match the user's desire, and the recording made as a result may be a useless recording, and there is an aspect as “every bet”. In this sense, the function of recording a predetermined program based on the user's preference estimated by the present invention is called “speculative recording”. “Speculation” predicts branching in a high-performance microprocessor, and reads or executes subsequent branch destination instructions in parallel or in advance with branch instructions, thereby probabilistically reducing the overall processing speed. It is defined according to a concept called “speculative execution” such as “branch prediction” that speeds up the operation.
[0049]
(First embodiment)
A receiving apparatus incorporating the speculative recording apparatus according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. 1, FIG. 2, FIG. 3, FIG.
As shown in FIG. 1, the receiving apparatus 1200a according to the present embodiment has a configuration in which a profile extractor 110, a speculative selector 111, and a speculative recording manager 112 are added to the above-described conventional 1200. Yes. The profile extractor 110 is connected to the UI controller 103 and sequentially monitors the state of the transition control signal Sc output from the UI controller 103 and the operation status (user input) of the user input device 105. Then, based on the monitored operation situation, information characterizing the user preference is extracted to generate the user profile Pu. Note that the profile extractor 110 sequentially updates the user profile Pu once created according to the monitoring status.
[0050]
The user profile Pu is a set of data that directly and indirectly represents user preferences. For example, repeatedly watching a specific program broadcast in real time, which of the programs recorded in the temporary storage state is permanently stored, and which of the programs recorded in the temporary storage state Is a set of information indicating preferences for each user, which is obtained by statistical processing or the like whether or not the user has been viewed or automatically deleted without viewing. Various models and data structures can be applied as such user profiles.
[0051]
Based on the user profile Pu output from the profile extractor 110, the speculative selector 111 determines that the user desires to view from the program indicated in the program guide information IP output from the program guide manager 106 and speculates. A program candidate to be recorded is selected and a speculative recording candidate program list L2S is generated.
[0052]
Based on the speculative recording candidate program list LS output from the speculative selector 111, the speculative recording manager 112 sends the speculative recording target program listed in the speculative recording candidate program list LS to the storage manager 107. Instruct recording in order of broadcast start time.
[0053]
With respect to the above-described receiving device 1200a, focusing on the generation of the user profile Pu and the speculative recording reservation (speculation recording candidate program list LS generation), which are features thereof, FIG. 2, FIG. 3, and FIG. Details will be described with reference to FIG.
[0054]
First, with reference to FIG. 2, generation and update of a user profile in the reception device 1200a will be described. As described above, the user profile Pu is a set of information that characterizes the user's preference for a program extracted based on the operation of the input device 105 by the user. That is, user profile generation is started when the user operates the input device 105.
[0055]
That is, in step S301, it is determined whether or not the user has operated the input device 105 based on the operation signal So. The determination process in this step is repeated until an operation by the user is detected. When an operation by the user is detected, the process proceeds to the next step S302.
[0056]
In step S302, the UI controller 103 detects a user operation content based on the operation signal So, and generates a transition control signal Sc. Then, the process proceeds to the next step S303.
[0057]
In step S303, the profile extractor 110 extracts an operation that characterizes the user preference based on the transition control signal Sc. The specific selection is as described above. Then, the process proceeds to the next step S304.
[0058]
In step S304, the profile extractor 110 creates or updates the user profile Pu based on the user preference feature operation extracted in step S303.
[0059]
Next, a speculative recording reservation routine executed mainly by the profile extractor 110, the speculative selector 111, the speculative recording manager 112, and the reserved recorder 109 will be described with reference to FIG. If the receiving device 1200a is in operation, the speculative recording reservation is started at any time and the processing described below is executed.
First, in step S401, the speculative selector 111 selects one program described in the program guide information IP held by the program guide management means 106. At the same time, the attributes of the selected program are also acquired. Program attributes (hereinafter referred to as “program attributes”) are transmitted simultaneously with the electronic program guide and include program titles, performers, genres, program series, and the like. The program attribute may be obtained from an information source other than the electronic program guide, for example, via a communication line. Then, the process proceeds to the next step S402.
[0060]
In step S402, the speculative selector 111 collates the program attribute of the program selected in step S401 with the user profile Pu held by the profile extractor 110. Then, based on the matching degree between the verified program attribute and the user profile Pu, the degree of speculative recording of the selected program is scored to generate a speculative score Ps. The speculative score Ps increases as the degree of matching increases. The speculative selector 111 temporarily stores the speculative score Ps for each program obtained in this step. Then, the process proceeds to the next step S403.
[0061]
In step S403, it is determined whether all the programs described in the program guide information IP have been selected (step S401). In the case of No, the processes in steps S401 and S402 described above are repeated, and the speculative score Ps is sequentially scored for each of the programs described in the program guide information IP. Then, when the speculative score Ps is scored for all the programs described in the program guide information IP, it is determined Yes in this step, and the process proceeds to the next step S404. In this way, the speculative selector 111 temporarily stores all speculative scores Ps for each program as speculative scores PsA.
[0062]
In step S404, the speculative selector 111 selects a time zone in which the program exists on the electronic program guide. The selection range of the time zone may be the granularity of program organization. For example, if the minimum unit of program organization is every hour and every 30 minutes, the time zone may be selected with a granularity of 30 minutes. Then, the process proceeds to the next step S405.
[0063]
In step S405, for each time period selected in step S404, the speculative selector 111 selects a program having the maximum speculative score Ps from among the programs included in the time period. Then, the process proceeds to the next step S406.
[0064]
In step S406, the speculative recording candidate program list LS is output from the speculative selector 111 to the speculative recording manager 112. Speculative recording candidate program list LS (specifically, the speculative recording candidate program list LS includes the start date / time, end date / time, broadcast channel, and speculative score Ps of the program selected in step S405) and speculative recording manager 112 generates speculative recording instruction information IRs based on the speculative recording candidate program list LS input from the speculative selector 111 and outputs the speculative recording instruction information IRs to the reserved recorder 109. The speculative recording instruction information IRs includes a start date / time, an end date / time, and a broadcast channel among the start date / time, end date / time, broadcast channel, and speculative score Ps included in the speculative recording candidate program list LS. The reserved recorder 109 sets a speculative recording reservation based on the speculative recording instruction information IRs. Then, the process proceeds to the next step S407.
[0065]
In step S407, it is determined whether all time zones have been selected. In the case of No, the processes in steps S404, S405, and S406 described above are repeated, and the program having the maximum speculative scoring speculation score PSmax (tz) in a time zone different from the previous time is reserved for speculative recording. Then, when the speculative recording reservation is made for all the time zones (tz), it is determined Yes in this step, and the speculative recording reservation routine is ended.
[0066]
Next, a speculative recording execution routine executed mainly by the storage manager 107 and the speculative recording manager 112 will be described with reference to FIG. The speculative recording execution routine is premised on speculative recording being reserved by the speculative recording reservation routine described above. Therefore, first, in step S501, it is determined whether or not the current time Tc matches any of the recording start times Tr for each program for which reserved recording is set in step S406 described above. After repeating the process of this step until it is determined as Yes, the process proceeds to the next step S502.
[0067]
In step S502, it is determined whether or not the program set for recording at the current time Tc detected as the recording start time Tr in step S501 is reserved for speculative recording in step S406 described above. The If the normal recording reservation is made for the recording start time Tr, the process proceeds to step S503. Note that “regular recording reservation” represents a reservation operation performed by the user inputting, for example, the broadcast date and time of a program selected and read from the program guide. At this time, it means that the program is selected by an operation based on an explicit request that the user himself / herself wants to record a specific program.
[0068]
If yes, that is, if the speculative recording is reserved for the recording start time Tr, the process proceeds to step S506. The determination as to whether the recording is speculative recording is preferably performed by the speculative recording manager 112. That is, in step S406 described above, the reserved recorder 109 further includes a bit indicating that it is speculative recording in the speculative recording instruction information IRs output from the speculative recording manager 112 to the reserved recorder 109, so that the reserved recorder 109 performs speculative recording. It can be easily determined.
[0069]
In step S503, the speculative recording manager 112 determines whether or not normal reserved recording at the recording start time Tr can be executed in the current resource state of the receiver. If it is impossible to execute the reserved recording in the current resource state, it is determined to stop the execution if there is a speculative recording being executed. That is, in this step, based on the resource state of the receiving device 1200a, it is determined whether or not it is necessary to cancel the speculative recording that is being executed in order to execute normal reserved recording. If it is determined that it is necessary to cancel the speculative recording being executed, the process proceeds to the next step S504. Note that the resources of the receiving device are those in which the performance and function of the entire receiving means are regarded as virtual components of the receiver. For example, if the receiving unit can receive only one program at the same time, speculative recording and normal reserved recording cannot be performed simultaneously. Alternatively, a situation in which a plurality of recordings cannot be performed simultaneously is also a resource limitation because the storage management means configured by an HDD or the like lacks the ability to input and output data per unit time.
[0070]
In step S504, the speculative recording manager 112 stops the speculative recording being executed. In this case, since it is determined that normal reserved recording will not succeed unless the currently executed speculative recording is canceled in step S503, the resource state is recovered by forcibly terminating the speculative recording being executed. is there. Then, the process proceeds to the next step S505.
[0071]
On the other hand, if the result of step S503 is No, that is, if reservation recording can be executed in the current resource state, the process skips step S503 and proceeds to step S505.
[0072]
If it is determined in step S502 that speculative recording is performed, in step S506, the speculative recording manager 112 sets the recording start time Tr in the current resource state of the receiving device 1200a as in step S502. It is determined whether or not the speculative recording that has been greeted can be executed. For example, when the receiver 101 can receive only one program at a time, if the receiver 101 cannot be used for speculative recording due to real-time broadcast viewing or normal reserved recording, the speculative recording is limited due to resource constraints. Cannot be executed. If it can be executed, the determination is Yes, and the process proceeds to the next step S507.
[0073]
In step S507, the speculative recording manager 112 creates a list in which program data stored in the storage manager 107 are arranged in ascending order of the speculative score Ps. It can be considered that the program data positioned higher in the list may be deleted preferentially than other program data if necessary. In this sense, it can be said that the speculative video recording manager 112 has generated an erasure candidate program data list in this step.
[0074]
In the present embodiment, this deletion candidate program data list is deleted in the priority order according to a predetermined condition when the reserved recorder 109 does not have a storage area sufficient for speculative recording of a program. By doing so, it is used to secure a storage area necessary for speculative recording to be performed in the future. In order to satisfy this purpose, in this step, the number of programs to be listed in the erasure candidate program data list is the data of the speculatively recorded program whose sum of the program data has reached the recording start time Tr. It is determined to exceed a predetermined amount from the size of the region that will occupy. The predetermined amount is an arbitrary value determined in consideration of the operation characteristics of the storage manager 107 in order to record all reserved programs. The speculative score Ps of the program used when generating the erasure candidate program data list may be stored and used as each program attribute of the storage manager 107, or the speculative recording accumulated by the speculative recording manager 112 may be used. You may make it manage collectively also about this program.
[0075]
In step S508, the speculative recording manager 112 determines whether or not the speculative score Ps of all program data described in the erasure candidate program data list is greater than the speculative score Ps of the program to be speculatively recorded. As described above, the total amount of program data described in the erasure candidate program data list is a capacity necessary for storing data of programs to be speculatively recorded. If the determination is Yes, the process proceeds to the next step S509.
[0076]
In step S509, the speculative recording manager 112 deletes all program data described in the deletion candidate program data list. As a result, an empty area is created so that a program to be speculatively recorded can be stored. Then, the process proceeds to the next step S510.
[0077]
In step S510, a new recording file is created in the storage manager 107. This file is set to a temporary storage state of speculative recording data. Then, the process proceeds to the next step S505.
[0078]
In step S505, the reserved recorder 109 starts recording the program that has reached the recording start time Tr. Then, the process ends.
[0079]
If it is determined from the resource state that speculative recording is not possible, it is determined No in step S506 described above, and the processes in steps S507, S507, S508, S509, S510, and S505 described above are skipped. This routine is terminated. This should not prevent functions activated by operations based on user explicit requests such as real-time broadcast viewing and normal reserved recording by speculative recording by the receiving device 1200 that is not based on the user's explicit intention. It is based on the judgment. Note that when it is determined Yes in step S503, the speculative recording being executed in step S504 is stopped by the same determination.
[0080]
In this embodiment, in step S508, erasure is performed on condition that the speculative score Psd of all programs described in the erasure candidate program data list is smaller than the speculative score Psr of program data to be speculatively recorded. All candidate program data is erased to secure a storage area for speculative recording data. However, it is possible to erase only the part of the program to be speculatively recorded as much as possible by erasing only the candidate program data for erasure that has a speculative score Psr smaller than the speculative score Psd of the program data to be speculatively recorded. good.
[0081]
Before starting speculative recording (S505), instead of securing a free area that can store all of speculative recording (S509), every time the area in the storage manager 107 runs short, erasure candidate program data It is also easy to delete the speculative score Psd from the program listed in the list as needed. In this case, even when the speculative recording is interrupted for some reason, the program data already stored in the storage manager 107 is in the minimum area required until the speculative recording is interrupted. Only the corresponding amount is deleted. As a result, when an abnormal situation such as interruption of speculative recording occurs, the existing program data that did not need to be erased remains stored, so the maximum amount of speculative recording programs that can be stored by the storage manager 107 Data can be retained. Further, when the storage manager 107 has a sufficient storage area for speculative recording, the above-described steps S507, S508, and S510 may be omitted. An abnormal situation may be a power failure or sudden viewing, recording, or operation by a user.
[0082]
As described above, in the present embodiment, a program that the user will want to record is automatically recorded within a range that does not hinder the operation of receiving apparatus 1200a. The recorded program file is in a temporary storage state, and is replaced at any time within the range permitted by the capacity with program data that the user desires more (the speculative score Ps is high) by the next speculative recording. In this way, “speculative recording”, which is a function for the receiving device to arbitrarily record a program that the user will want to record, is realized. Thus, a desired program is recorded with a high probability without the user performing an explicit recording reservation operation.
[0083]
(Second Embodiment)
In the present embodiment, the receiving apparatus 1200a according to the first embodiment described above is provided with a function of permanently storing speculatively recorded program data based on a user instruction. Normal speculatively recorded program data may be automatically deleted by the next speculative recording, but it is protected from being permanently deleted by another speculative recording according to the present embodiment. Say that.
The receiving apparatus 1200b according to the present embodiment is basically configured in the same manner as the receiving apparatus 1200a shown in FIG. 1, but is provided with a function for permanently storing program data newly speculatively recorded. Therefore, in order to avoid redundancy, description of the configuration of receiving apparatus 1200b according to the present embodiment will be omitted, and only the speculative recording data permanent storage function will be described with reference to FIG.
[0084]
FIG. 5 shows details of a speculative recording data permanent storage routine executed by the receiving apparatus 1200b according to the present embodiment. This routine starts after the speculative recording started in step S505 is completed.
First, in step S601, the accumulated content confirmation screen illustrated in FIG. The user can operate the input unit 105 to select one of the program data displayed on the stored content confirmation screen displayed on the display unit 104. Then, the process proceeds to the next step S602.
[0085]
In step S602, based on the operation signal So, it is determined whether or not the user has selected any program data stored in the storage manager 107. When the user selects program data, the determination is Yes, and the process proceeds to the next step S603.
[0086]
In step S603, it is determined whether the program data selected in step S602 is in a permanently saved state. If the program data is already permanently saved, the process proceeds to step S604. In other cases, that is, when the program data is temporarily stored, the process proceeds to step S605.
[0087]
In step S604, the program selected in step S602 is changed from the current temporary storage state to the permanent storage state. Then, this routine ends.
[0088]
In step S605, the program selected in step S602 is changed from the current permanent storage state to the temporary storage state. Then, this routine ends.
[0089]
As described above, in the present embodiment, not only the speculatively recorded program data is permanently stored, but also the speculatively recorded program data specified by the user is handled in the same manner as a normal reserved recording program. Change to Thus, it is not necessary to provide a special state by making the permanent state of speculative recording the same as that of normal reserved recording. As a result, screen display and GUI (Graphical User Interface) need not be complicated. In addition, the program data once in a permanent state can be handled in the same way as normal reserved recording program data without being conscious of it, and the convenience for the user is improved. In this manner, a function of permanently storing program data on which speculative recording has been performed by a user operation is realized.
[0090]
(Third embodiment)
In the present embodiment, a chasing function is added to the receiving apparatus 1200a according to the first embodiment described above. In receiving apparatus 1200c according to the present embodiment, program data (file) recorded by chasing viewing is saved in a temporarily saved state even after chasing viewing is finished. Furthermore, even if the chasing playback is finished before the program broadcast is completed, the program data recording the entire program from the beginning to the end is stored. As a result, the program can be viewed again, for example, when the program is shown on the screen but the user has not actually seen it. In addition, although I did not intend to record at the beginning, when I actually want to watch and record and save it, I can save the entire program immediately by changing to the permanent save state immediately become.
[0091]
The receiving apparatus 1200c according to the present embodiment is basically configured in the same manner as the receiving apparatus 1200a shown in FIG. 1, but is additionally provided with a chasing recording function corresponding to permanent storage. Therefore, in order to avoid redundancy, the description of the configuration of the receiving device 1200c according to the present embodiment will be omitted, and only the chasing recording function corresponding to permanent storage will be described with reference to FIG.
[0092]
FIG. 6 shows details of a chasing recording routine for persistent storage, which is performed by the receiving device 1200c according to the present embodiment. In the chasing recording routine according to the present embodiment, steps S1401 and S1402 are replaced with steps S709 and S710, respectively, in the chasing playback routine in the prior art already described with reference to FIG. 19, and No in step S708. If it is determined, the process returns to step S706. Since the processing from step S701 to step S707 and step S708 has already been described with reference to FIG. 19, the processing after step S707 and the processing after step S708 will be described.
[0093]
In step S707, in response to the user's chasing end instruction detected in step S706, the chasing playback of the program data started in step S705 is terminated. Then, the process proceeds to step S709.
[0094]
In step S708, it is determined whether or not the playback of the chasing recording program started in step S704 has been completed in a state where no chasing (recording) processing end instruction has been detected by the user. If the reproduction has not ended, it is determined No, and the process returns to step S706 described above. On the other hand, if the reproduction has ended, it is determined as Yes, and the process proceeds to step S709.
[0095]
In step S709, it is determined whether the chasing recording started in step S703 has already been completed. After the chasing playback is forcibly terminated based on the user's instruction (step S707) or after it is naturally terminated (step S708), it is determined Yes and the process proceeds to the next step S710.
[0096]
In step S710, the storage state of the chasing video recording program data (file) that has been reproduced is changed to a temporary storage state. In the prior art shown in FIG. 19, the chasing recording is also forcibly terminated in step S1401 following step S707. However, in the present embodiment, the chasing recording is continued until the program is ended by the processing of step S709 and step S710, so that the entire program can be viewed again at a later date.
[0097]
Although not explicitly shown in FIG. 6, in this embodiment, the chasing recording is ended with the end of the broadcast (distribution) of the program. This is because, as described with reference to the processing in step S703 shown in FIG. 14 with respect to the prior art, it is set in advance to end recording at the end of the program at the start of follow-up recording.
[0098]
Even after the recording is finished, the file is not deleted in step S1402 in the prior art, and the file is saved in the storage manager 107 after being changed to the temporary saving state in step S710. Further, as described with reference to FIG. 5, the file remaining in the temporary storage state is automatically deleted in the subsequent speculative recording process by changing to the permanent storage state by the user's operation. There is nothing to do.
[0099]
Note that in response to the user's pause button operation detected in step S701, instead of configuring to start chasing recording in step S702, it may be configured to always perform recording for chasing viewing. In this case, since the program is chased and recorded from the beginning of the program without any operation, the program from the beginning to the end is always automatically left as a temporary storage state.
[0100]
As described above, in the present embodiment, program data is not stored in a file dedicated to chasing recording, as in conventional chasing viewing, but both normal recording and speculative recording are performed. Stored in the same format. A program file recorded by chasing watching is stored in a temporarily saved state even after chasing watching ends. As a result, even when the program is shown on the screen but is not actually viewed by the user, the user can view the program later. In addition, although I did not intend to record at first, when I actually want to watch it and want to record and save it, I can permanently save the entire program immediately by changing to permanent save state become.
[0101]
(Fourth embodiment)
In the present embodiment, a function of using a file generated by speculative recording as a chasing viewing file is added to the above-described receiving device 1200a. As a result, even when the program is not viewed from the beginning, it is possible to follow the program from the beginning. In addition, since the program that is speculatively recorded is expected to be viewed in real time, it is highly possible that the program can be viewed from the beginning of the program.
[0102]
The receiving apparatus 1200d according to the present embodiment is basically configured in the same manner as the receiving apparatus 1200a shown in FIG. 1, but is provided with a function of using a file newly generated by speculative recording as a chase viewing file. ing. Therefore, in order to avoid redundancy, the description of the configuration of the receiving device 1200d according to the present embodiment is omitted, and only the function of using the file generated by speculative recording as a file for chasing viewing is described with reference to FIG. To do.
[0103]
FIG. 7 shows details of a routine that uses a file generated by speculative recording performed by the receiving apparatus 1200d according to the present embodiment as a file for chasing viewing. The chasing recording routine using the speculative recording program data according to the present embodiment is a chasing playback routine according to the third embodiment already described with reference to FIG. 6, and is performed between step S701 and step S702. S801 and S802 are newly added, and step S803 is newly provided between steps S802 and S704.
[0104]
In the receiving apparatus 1200d configured as described above, in the same manner as in the third embodiment, first, in step S701, the user responds to the pause button of the input device 105, and speculatively recorded program data (file) is obtained. The chasing recording process used starts. Then, the process proceeds to newly provided step S801.
[0105]
In step S801, it is determined whether the portion of the program currently being viewed has been recorded by speculative recording. Specifically, the recorded data of the program being viewed is searched, and the presence of the recorded data (file) is determined as the presence or absence of recording. Here, the program is limited to speculative recording, but the same program that is normally recorded in the past may be used. That is, information indicating that the same program has been broadcast in the past and has already been recorded by the receiving device 1200d, and that the currently viewed program and the recorded program are the same is indicated by information in the electronic program guide. If it is recorded, the recorded program is used as a search result. That is, the program currently being viewed is a case where a program that has already been recorded has been rebroadcast. Then, the process proceeds to the next step S802.
[0106]
In step S802, if the recorded program data does not exist as a result of the search in step S801, it is determined No, and the process proceeds to step S704 through steps S702 and S703 described above. On the other hand, if the recorded program data exists, the determination is Yes, and the process proceeds to a newly provided step S803.
[0107]
In step S803, the recording file searched in step S801 is changed to a chasing state. The chasing file is used as a chasing recording file. In this way, when a program to be chased and viewed is already speculatively recorded, the speculative recording file can be handled as a chasing recording file to enable chasing from the beginning of the program. Since a program appropriate for the user is selected by speculative recording, it is often possible to follow from the beginning. The process skips steps S702 and S703 described above and proceeds to step S704.
[0108]
As described above, in the present embodiment, a function of using a file generated by speculative recording as a file for chasing viewing is realized. As a result, even when the program is not viewed from the beginning, it is possible to follow the program from the beginning. In addition, since the program that is speculatively recorded is expected to be viewed in real time, it is highly possible that the program can be viewed from the beginning of the program.
[0109]
(Fifth embodiment)
In the fifth embodiment, the remote receiving apparatus 1200a is connected to the above-described receiving apparatus 1200a as a local receiving apparatus in a constantly connected environment to the Internet. A program file recorded on the server to be emulated is added with a function that can be processed in the same manner as a program data file stored in the local receiver. As a result, the recorded file of the remote server is displayed on the user's local receiving device 1200e as a list of files to be stored, and the same operation as changing the speculative recording of the local receiving device 1200e to the permanent storage state. Thus, the file can be copied and stored from the remote receiving device 1200er or the dedicated streaming server 912 to the local receiving device 1200e.
[0110]
FIG. 8 shows the structure of receiving apparatus 1200e according to the present embodiment. In the receiving device 1200e, a communication device 901 is added to the receiving device 1200a according to the first embodiment shown in FIG. The receiving device 1200e is connected via a network 920 to a dedicated streaming server 912 that emulates the operations of other receiving devices 1200er and 1200e. Needless to say, the receiving device 1200er may be configured in the same manner as the receiving device 1200e.
[0111]
The communication device 901 performs encoding / decoding suitable for information transmission on the network 920, connects the receiving device 1200e to the network 920, and enables communication. The communication device 901 may be any one of an analog modem, a broadband router, a cable modem, a LAN (Local Area Network) interface, and the like.
[0112]
A network 920 is an information transmission network that interconnects a plurality of receivers and a dedicated streaming server. The network 920 may be a WAN (Wide Area Network) such as the Internet, a LAN that is a network in the same building, or a public telephone line when the connection between the terminals is a peer-to-peer direct connection.
[0113]
The dedicated streaming server 912 behaves in the same manner as the other receiving devices 1200er when observed through the network 920, but can simultaneously communicate with and process a plurality of receiving devices 1200e and 1200er.
[0114]
FIG. 9 shows details of a remote data permanent storage routine executed by the receiving device 1200e according to the present embodiment. This remote data permanent storage routine is the same as the permanent storage routine according to the second embodiment already described with reference to FIG. 5, except that step S601 is replaced by steps S1001 and S1002, and between step S603 and step S605. Step S1003 is newly added.
[0115]
In the above-described step S601, instead of displaying the contents of the recorded program stored in the local receiving device 1200b, in the present embodiment, the remote receiving device 1200er is transferred over the following steps S1001 and S1002. Alternatively, the contents of the recorded program stored in the dedicated streaming server 912 are displayed.
[0116]
That is, in step S1001, the receiving device 1200e is connected to another receiving device 1200e and the dedicated streaming server 912 via the network 920 by the communication device 901. A file list of recording results stored in these connected remote devices is received. Then, the process proceeds to the next step S1002.
[0117]
In step S1002, the recording result stored in the remote receiving device 1200er or the dedicated streaming server 912 received in step S1001 and the stored content in the local receiving device 1200e are merged into one stored program list. The merged stored program list is displayed on the display device 104 on the local receiving device 1200e. And a process progresses to above-mentioned step S603 through above-mentioned step S601.
[0118]
In step S603, if the program eater file determined to have been selected in step S602 is in a permanently saved state, it is determined Yes and the process ends through the process in step S604 described above. On the other hand, if the program data file determined to have been selected in step S602 is not in the permanently saved state, it is determined No and the process proceeds to step S1003.
[0119]
In step S1003, if the selected program data file exists in the local receiving device 1200e, it is determined No, the process proceeds to step S605 described above, and the program data file is changed to a permanent storage state. On the other hand, if the selected program data file exists in the remote receiving device 1200er or the dedicated streaming server 912, the determination is Yes and the process proceeds to step S1004.
[0120]
In step S1004, the selected program data file is received from the remote receiving device 1200er or the dedicated streaming server 912 via the network 920. Then, the process proceeds to step S605 described above.
[0121]
As described above, in the present embodiment, in a situation where a local (local) receiving device is connected to a constantly connected environment to the Internet, other remote receiving devices or the operation of the receiving device are operated. The program file recorded on the server to be emulated can be handled in the same manner as the program file stored in the local receiving apparatus. Display the remote server recording file in the list of files stored in the local receiver, and move and save the file locally from the remote in the same way as changing the local speculative recording to the permanent storage state. To do.
[0122]
(Sixth embodiment)
In the present embodiment, the receiving apparatus 1200a according to the first embodiment described above is connected to another receiving apparatus that is remotely connected via the network in the same manner as the receiving apparatus 1200e according to the fifth embodiment described above. Or a dedicated streaming server connected over a network, and further added a function of handling program data files stored in these remote devices in the same manner as program data files stored in the local receiving device 1200e. .
In receiving apparatus 1200f (not shown) according to the present embodiment, chasing viewing is performed using a program data file in remote receiving apparatus 1200fr. The local receiver 1200f also performs chasing recording, but for a part of the program before starting chasing recording, a file in the remote receiver 1200fr or the dedicated streaming server 912f (corresponding to the streaming server 912) is used. As a result, even if the local receiver 1200f does not perform chasing recording from the beginning of the program, chasing playback from the beginning of the program becomes possible.
[0123]
The receiving device 1200f according to the present embodiment is basically configured in the same manner as the receiving device 1200e shown in FIG. 8, but a new file from the remote receiving device 1200fr or the dedicated streaming server 912r is newly transferred to the receiving device 1200f. The function to handle like a certain file is added. Also, the receiving device 1200fr and the dedicated streaming server 912f are configured similarly to the receiving device 1200er and the dedicated streaming server 912 shown in FIG. Therefore, in order to avoid redundancy, description of the configuration of receiving apparatus 1200f according to the present embodiment will be omitted, and only a remote file handling function will be described with reference to FIG. 10 and FIG.
[0124]
10 and 11 show details of the chasing process routine using the remote program data file executed by the receiving device 1200f according to the present embodiment. The chasing processing routine using the remote data file according to the present embodiment is the chasing playback routine according to the third embodiment already described with reference to FIG. 6, and step S1101 is performed between step S701 and step S702. , S1102 and S1103 are newly added, step S1104 is added between steps S703 and S704, step S705 is replaced with new steps S1105, S1106, S1107, and S1108, and step S708 is replaced with new step S1109. Has been replaced. In the receiving apparatus 1200f configured as described above, in step S701, the routine is started by the pause button operation by the user as described above, and the process proceeds to the next step S1101.
[0125]
In step S1101, the recorded data of the portion up to the present time is searched in the remote receiving device 1200fr or the dedicated streaming server 912f for the program currently being viewed on the receiving device 1200f. Then, the process proceeds to the next step S1102.
[0126]
In step S1102, if there is recording data corresponding to the remote receiving device 1200fr or the dedicated streaming server 912f, it is determined Yes and the process proceeds to the next step S1103.
[0127]
In step S1103, playback of recorded data in the remote receiving device 1200fr or the dedicated streaming server 912f is prepared. In other words, the remote receiving device 1200fr or the dedicated streaming server 912f is prepared so that the recorded data retrieved in step S1101 can be played back whenever requested by the receiving device 1200f, and the local receiving device 1200f also has a communication device. 901 is prepared so that a sufficient reception band can be secured. Then, the process proceeds to the new step S1104 through the above-described steps S702 and S703.
[0128]
On the other hand, if it is determined in step S1102 that there is no corresponding recording data in the remote receiving device 1200fr or the dedicated streaming server 912f, the process skips step S1103 described above, and passes through steps S702 and S703. The process proceeds to a new step S1104.
[0129]
In step S1104, the current time TC is stored as the local recording start time TrL. The local recording start time TrL represents the follow-up recording start time Tr in the local receiving device 1200f started in step S703. And a process progresses to new step S1105 through the above-mentioned step S704.
[0130]
If it is determined in step S1105 that the recorded data exists in the remote receiving device 1200fr or the dedicated streaming server 912f in step S1101, the process proceeds to the next step S1106. On the other hand, if it is determined in step S1101 that there is no recorded data in the remote receiving device 1200fr or the dedicated streaming server 912, the process skips step S1106 and proceeds to a new step S1107.
[0131]
In step S1106, the program recording data stored in the remote receiving device 1200fr or the dedicated streaming server 912fr starts to be reproduced from the beginning of the program to the portion from the local recording start time TrL. That is, the communication device 901 causes the other reception device 1200fr and the dedicated streaming server 912f to start the reproduction prepared in step S1103 via the network 920. Then, the local reception device 1200 receives the program data that has been started to be played back on the remote side by the communication device 901, sends the data to the program decoder 102, and finally presents it on the display device 104. Then, the process proceeds to the next step S1107.
[0132]
In step S1107, it is determined whether or not the reproduction of the remote recording data has been completed. If the determination is Yes, the process proceeds to a new step S1108. On the other hand, when it is determined No, the process proceeds to step S706 described above. If it is determined in step S1102 that there is no remote recording file, it is always determined No in this step, and the process proceeds to step S706.
[0133]
In step S1108, playback from the beginning of the new recording file is started. Then, the process proceeds to step S706. When remote recording data playback has progressed to the local recording start time TrL, the recorded file recorded in the local receiving device 1200f is played back from the same time location, so that the continuation of the program is seamless. Chasing playback.
[0134]
If the chasing end button operation by the user is detected in step S706, the process proceeds to step S1109.
[0135]
In step S1109, the currently executed program recording data file is reproduced forcibly in the remote program recording data file reproduction or the local program recording data file reproduction. And a treatment passes through above-mentioned step S709 and step S710, and this routine is ended.
[0136]
On the other hand, in step S706, when the chasing end button operation by the user is not detected in this step, the process proceeds to step S708 described above. If the end of program playback is not detected in step S708, the process returns to step S1107, and the process in steps S1107, S1108, S706, S1109, or S708 is repeated. If it is determined YES in step S708, the process is terminated through steps S709 and S710.
[0137]
As described above, in the present embodiment, in a situation where a local (local) receiving device is connected to a constantly connected environment to the Internet, other remote receiving devices or the operation of the receiving device are operated. The program file recorded on the server to be emulated is handled in the same manner as the program file stored in the local receiving device. In addition, it uses chased viewing using a remote file. The chasing recording is also performed by the local receiving device, but a remote file is used for the part of the program before the chasing recording is started. As a result, even if the chase recording is not performed locally from the beginning of the program, the chase playback from the beginning of the program can be performed.
[0138]
(Seventh embodiment)
In the seventh embodiment, a function of performing speculative recording proxy between the above-described receiving device 1200e and another remote receiving device 1200er is added. In the present embodiment, local and remote receiving devices are identified as receiving device 1200g and receiving device 1200gr, respectively. In speculative recording, if there is not enough free space in the recording manager of the receiving device 1200g, the receiving device 1200g requests the remote receiving device 1200gr to perform substitute recording. Then, the receiving device 1200gr determines whether or not to perform the proxy recording requested from the receiving device 1200 based on its own free space and the importance of speculative recording.
[0139]
FIG. 12 shows the structure of receiving apparatus 1200g according to the present embodiment. In the receiving device 1200g, a reservation list manager 113 is added to the receiving device 1200e according to the fifth embodiment shown in FIG. The reception device 1200g is connected via a network 920 to a dedicated streaming server 912g (not shown) that emulates the operation of other reception devices 1200gr and 1200g.
[0140]
With reference to FIG. 13, the scheduled recording request information Itr output to the remote receiving device 1200gr in order for the receiving device 1200g to request substitution recording will be briefly described. The reservation recording request information Itr includes reservation recording request information IR that defines the reservation recording request contents for each program for which reservation recording is requested. In this example, two timer recording request information IR1 and IR2 are generated as timer recording request information Itr.
Each of the reservation recording request information IR includes a reservation recording request identifier Rr, a request source identifier Isr, a reservation recording program identifier Ip, and a speculative score identifier IPs.
[0141]
The scheduled recording request identifier Rr is information for distinguishing each of the scheduled recording request information IR, and corresponds to IR1 and IR2 in this example. Note that when the reservation recording request information IR includes any natural number n of reservation recording request information IR1 to IRn, the reservation recording request identifier Rr corresponds to IR1 to IRn.
[0142]
The request source identifier Isr is information for identifying the local receiving device 1200g, and corresponds to 1200g in this example.
The reserved recording program identifier Ip includes the broadcast time and broadcast channel of the program requested to be recorded.
The speculative score Ps is the speculative score Ps of the program requested to be recorded.
[0143]
In addition, in order to identify the reservation recording request identifier Rr, the request source identifier Isr, the reservation recording program identifier Ip, and the speculative score Ps for each reservation recording request information IR, (n) is added after each code. Express. In other words, in this example, the reservation recording request identifier Rr (1) of the reservation recording request information IR1 is “IR1”, the request source identifier Isr (1) is “1200g”, and the reservation recording program identifier Ip (1). Is “5/20 9: 00-9: 30 1ch” and the speculative score Ps (1) is “8”. Note that. The reserved recording program identifier Ip (1) indicates a program broadcast on one channel from 9:00 to 9:30 on May 20.
[0144]
Similarly, the timer recording request identifier Rr (2) of the timer recording request information IR2 is “IR2”, the request source identifier Isr (2) is “1200g”, and the timer recording program identifier Ip (2) is “5”. / 21 20: 00-20: 45 5ch "and the speculative score Ps (2) is" 9 ". The request source identifier Isr is always the same value.
[0145]
With reference to the flowcharts shown in FIGS. 14 and 15, the reservation recording request and request acceptance processing between the receiving device 1200g and the receiving device 1200gr will be described in detail. In this example, a case where a reservation recording request is made from the receiving device 1200g to the receiving device 1200gr will be described as an example.
[0146]
First, when the local reception device 1200g outputs the above-described reservation recording request information IR to all remote reception devices 1200gr that can communicate via the Internet or the like, the reservation recording request processing is started.
[0147]
First, in step S1300, the receiving device 1200g generates reservation recording request information IR that requests substitution of reserved recording of a program that cannot be reserved recording due to its own resource limitation among the programs to be speculatively recorded. Transmit to one of the receiving devices 1200gr. Then, the process proceeds to the next step S1301.
[0148]
In step S1301, the receiving device 1200gr receives the scheduled recording request information IR output from the receiving device 1200g. Thereafter, the subject of processing changes from the receiving device 1200g to the receiving device 1200gr. In this sense, unless otherwise specified, the receiving device 1200gr is identified as local and the receiving device 1200g is identified as remote. Further, in order to clarify the subject of the processing, (100 g) or (1200 gr) is appended to each parameter as necessary. However, when the notation space is limited in the drawing or the like, (g ) Or (gr). That is, in this step, the receiving device 1200gr receives the scheduled recording request information IR (1200g) output from the receiving device 1200g. Then, the process proceeds to the next step S1302.
[0149]
In step S1302, the remote receiving device 1200g extracts a program list indicating programs that have already been reserved for recording. Then, the process proceeds to the next step S1303.
[0150]
In step S1303, it is determined whether or not the program represented by the reserved recording program identifier Ip (1200g) is included in the program list extracted in step S1302, that is, whether or not the local receiving apparatus 1200gr has already been reserved for recording. To be judged. If the reservation is made, regardless of the request from the remote receiving apparatus 1200g, the reserved recording is executed by the receiving apparatus 1200gr, and therefore, the reservation success is returned to the receiving apparatus 1200g as a reservation determination result. Then, the process ends. On the other hand, if it is not reserved, the determination is No and the process proceeds to the next step S1305.
[0151]
In step S1305, one of the programs extracted in step S1302 is selected. Then, the process proceeds to the next step S1306.
[0152]
In step S1306, it is determined whether all the programs extracted in step S1302 have been selected. In the case of No, the process proceeds to the next step S1307. On the other hand, in the case of Yes, the process proceeds to step S1311 described later.
[0153]
In step S1307, it is determined whether or not the remote recording requested program selected in step S1305 is in conflict with local recording reservation. Specifically, it is determined whether or not the broadcast time zone of one program with the reserved recording program identifier Ip (1200g) overlaps with the broadcast time zone of the program scheduled to be speculatively recorded by the receiving device 1200gr. If there is no conflict, NO is determined, and the process returns to step S1305 described above. On the other hand, if there is a conflict, the determination is Yes, and the process proceeds to the next step S1308.
[0154]
In step S1308, the requested program speculation evaluation point EPs (generated by multiplying the speculative score Ps (1200gr) of the competing speculative recording reservation program by the local reception device 1200gr by an evaluation coefficient Ek having a predetermined value. It is determined whether 1200 g) is greater than the speculative score Ps (1200 g) included in the scheduled recording request information IR. The evaluation coefficient Ek is simply calculated by weighting the remote requester's expected recording value represented by the speculative score Ps (1200 g) with respect to the speculative score Ps (1200 gr) which is the local expected recording value. This avoids the acceptance decision based on the value of Ps. That is, in this step, it is determined whether or not reservation recording of the program requested to be reserved recording is accepted. The evaluation coefficient Ek may be changed for each remote requester (1200 g), or may be changed according to the broadcast time zone, the program genre, or the local (1200 gr) recording capacity. Good. In the case of No, the process proceeds to the next step S1309. On the other hand, if Yes, the process proceeds to step S1310.
[0155]
In step S1309, reservation of the requested program is not accepted, and reservation failure is returned as a reservation determination result to receiving apparatus 1200g.
[0156]
In step S1310, the program reservation determined to be No in step S1307 is deleted from the program list extracted in step S1302. Then, the process proceeds to the next step S1311.
[0157]
In step S1311, speculative recording of the program determined to be Yes in steps S1303 and S1308 through the above-described steps S1305 to S1310 and the program not deleted in step S1310 is confirmed. Then, the process proceeds to the next step S1312.
[0158]
In step S1312, the program determined as Yes in step S1308 is returned to the receiving device 1200g as a successful reservation. Then, the process proceeds to the next step S1314.
[0159]
In step S1314, the receiving device 1200g recognizes the receiving device 1200gr acting on behalf of the speculative recording reservation for each program based on the reservation reply result returned from each of the receiving devices 1200gr, and substitute speculative recording reservation information. Is generated. Then, the process ends.
[0160]
It should be noted that by repeating the processes of steps S1301 to S1314 described above for each receiving device 1200gr that has transmitted the scheduled recording request information IR in step S1300, speculative recording reservations are made to all receiving devices 1200gr that can be used by the receiving device 1200g. You can decentralize. When requesting another recording device 1200gr to perform reservation recording, the reservation recording request information IR is generated by excluding the reserved recording program identifier Ip of the program that has been successfully reserved by the receiving device 1200gr until then. Is desirable.
The processes in steps S1302 to S1311 described above are mainly executed by the reservation list manager 113.
[0161]
Next, with reference to FIG. 15, the content of the above-described processing by the reservation list manager 113 will be described as a specific example. In the figure, reservation list management data DA created in the reservation list manager 113 is schematically shown. The reservation list management data DA includes reservation recording information IIR that defines the reservation recording request contents for each program to be reserved recording. In this example, five timer recording information IIR1 to IIR5 are generated as timer recording information IIR.
[0162]
Each of the reservation recording information IIR includes a reservation recording identifier IRr, a reservation recording program identifier Ip, a recording form identifier Fr, a requested program speculation evaluation point EPs, a request source identifier Isr, and a request destination identifier Ise. The reserved recording program identifier Ip, the requested program speculation evaluation point EPs, and the request source identifier Isr are the same as the information included in the above-described reserved recording request information IR.
The reserved recording identifier IRr is information defining the contents of reserved recording for each program managed by the reservation list manager 113. In this example, reserved recording of five programs is the management target.
[0163]
The recording format identifier Fr is information that defines a reserved recording format. In this example, either one of speculative recording reservation and reservation recording request is set.
The request destination identifier Ise is information for designating a destination for which 1200 gr requests another recording device 1200 g or the receiving device 1200 gr-b to make a recording reservation.
[0164]
In this example, the scheduled recording information IIR1 defines the recording requested from the receiving device 1200g. Specifically, in the receiving device 1200g, the speculative score Ps of a program broadcast on one channel from 8:15 to 8:30 on May 10 that is set as a speculative recording target is 3. The evaluation coefficient Ek is 0.8, and the requested program speculation evaluation point EPs is 2.4.
[0165]
The reserved recording information IIR2 defines speculative recording of the receiving device 1200gr itself. Specifically, the speculative score Ps of a program broadcast on 5 channels from 9:00 to 10:00 on May 20 is 2, the evaluation coefficient Ek is 1, and the requested program speculation evaluation The point EPs is 2. The evaluation coefficient Ek in the reserved recording information IIR2 is 1 while the evaluation coefficient Ek in the reserved recording information IIR1 is 0.8. This is due to the intention of giving some priority to the own reserved recording.
[0166]
The reserved recording information IIR3 defines speculative recording requested from another receiving device 1200gr-b. Specifically, the speculative score Ps of a program broadcast on one channel from 9:00 to 9:30 on May 20 is 8, the evaluation coefficient Ek is 0.5, and the requested program The speculative evaluation point EPs is 4. The evaluation coefficient Ek in the scheduled recording information IIR1 is 0.8, whereas the evaluation coefficient Ek in the scheduled recording information IIR3 is 0.5. This is because the request from the receiving apparatus 1200gr-b This is due to the intention to prioritize the request.
[0167]
The reserved recording information IIR4 defines speculative recording of the receiving device 1200gr itself. Specifically, a speculative score Ps of a program broadcast on 7 channels from 20:00 to 20:30 on May 21 is 6, the evaluation coefficient Ek is 1, and the requested program speculation evaluation The point EPs is 6.
[0168]
The scheduled recording information IIR5 defines the scheduled recording that the receiving device 1200gr requests from the remote receiving device 1200gr. Specifically, the speculative score Ps of a program broadcast on the 7th channel from 8:00 to 9:00 on May 10 is 6, the evaluation coefficient Ek is 1, and the requested program speculation evaluation The point EPs is 2.
[0169]
In this example, the broadcast times of programs for which scheduled recording is requested in the scheduled recording information IIR2 and the scheduled recording information IIR3 overlap. In this case, the reservation list manager 113 accepts the reservation recording request of the reservation recording information IIR3 based on the requested program speculation evaluation point EPs (IRR2) being 2 and the speculative score identifier IPs (IRR3) being 4. At the same time, the reception device 1200gr is notified of the reservation success. On the other hand, the reservation recording request with the reservation recording identifier IRr2 is rejected, and the reception device 1200gr-b is notified of the reservation failure.
[0170]
In this example, the receiving device 1200gr deletes the scheduled recording information IIR2 itself when receiving a reservation failure notification from the receiving device 1200gr itself.
Needless to say, the same processing is performed on the scheduled recording information IIR5 in the receiving device 1200gr-b.
[0171]
As described above, in the present invention, a recording file generated by reserved recording, a file generated by speculative recording, a file generated by follow-up recording, and a file included in another receiving device connected via a network Can be transparently handled by the same user interface as seen from the user, so that the above advanced functions can be enjoyed without having to learn special operations.
Furthermore, it is possible to request substitution of scheduled recording to other receiving apparatuses via a network or the like. The requested receiving apparatus can determine acceptance of the request according to the importance of its own speculative recording and the requested recording, so that distributed recording can be performed in a mutually auxiliary manner.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram schematically showing a configuration of a receiving apparatus incorporating a speculative recording apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing a user profile generation operation by the receiving apparatus shown in FIG.
FIG. 3 is a flowchart showing speculative recording reservation operation by the receiving apparatus shown in FIG. 1;
4 is a flowchart showing speculative recording operation by the receiving apparatus shown in FIG.
FIG. 5 is a flowchart showing a permanent storing operation of speculative recording data by a receiving device incorporating the speculative recording device according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a flowchart showing a chasing recording operation corresponding to permanent storage by a receiving device incorporating a speculative recording device according to a third embodiment of the present invention;
FIG. 7 is a flowchart showing a chasing operation using speculative recording data by a receiving apparatus incorporating a speculative recording apparatus according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a block diagram schematically showing a configuration of a receiving device incorporating a speculative recording device according to a fifth embodiment of the present invention.
9 is a flowchart showing a permanent storage operation of remote recording data by the receiving apparatus shown in FIG.
FIG. 10 is a flowchart showing a chasing operation using remote recording data by a receiving device incorporating a speculative recording device according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a flowchart showing a chasing operation using remote recording data by a receiving device incorporating a speculative recording device according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a block diagram schematically showing a configuration of a receiving device incorporating a speculative recording device according to a seventh embodiment of the present invention.
13 is an explanatory diagram of scheduled recording request information generated in the speculative recording apparatus shown in FIG. 12. FIG.
14 is a flowchart showing an operation of a scheduled recording proxy request process in the speculative recording apparatus shown in FIG.
15 is an explanatory diagram of an operation of a scheduled recording proxy request process by a reservation list manager of the speculative recording apparatus shown in FIG. 12;
FIG. 16 is a block diagram showing a configuration of a receiving device incorporating a conventional recording device.
17 is a schematic diagram showing an example of a stored content confirmation screen displayed on the display unit of the receiving apparatus shown in FIG. 16. FIG.
18 is a flowchart showing an automatic deletion operation of recorded data by the receiving apparatus shown in FIG.
FIG. 19 is a flowchart showing a chasing viewing operation by the receiving apparatus shown in FIG. 16;
[Explanation of symbols]
1200, 1200a, 1200e, 1200er, 1200g, 1200gr
101 Receiver
102 Program decoder
103 UI controller
104 Display
105 input device
106 Program guide manager
107 Memory manager
108 Chaser
109 Scheduled recorder
110 Profile extractor
111 speculator selector
111 speculative video recording manager
112 Speculative recording manager
113 Reservation list manager
901 communicator
912 dedicated streaming server
920 network
IPR stored program column
LIP program information label
L221-L225
C231-C234
Pp pointer

Claims

Profile extracting means for extracting a user profile representing the user's preference for viewing the program based on the user's operation;
A program guide management means for obtaining program attributes;
Speculation selection means for selecting a program to be speculatively recorded based on the user profile and the attribute of the program;
Storage management means for accumulating program data;
A speculative recording apparatus comprising: speculative recording management means for erasing program data stored in the storage management means as necessary and recording program data selected by the speculative selection means.

The program data stored in the storage management unit has a temporary storage state and a permanent storage state, and the speculative recording management unit requires the program data stored in the storage management unit to be in a temporary storage state The program data selected by the speculative selection means is recorded in a temporarily saved state when recording, and the state of the program data stored in the storage management means is temporarily saved in response to a request from the user. The speculative recording apparatus according to claim 1, further comprising a user interface control unit that changes between the storage mode and the persistent storage state.

3. The apparatus according to claim 2, further comprising chase means for starting reproduction of the file at the reproduction start timing after starting the process of accumulating the file from the recording start timing of the currently broadcasted program to the end of the program in a file in a temporarily saved state. The speculative recording device described.

The user interface control means inputs a recording start timing and a playback start timing from the user, and after starting the process of accumulating in the file from the recording start timing of the currently broadcast program to the end of the program in a temporarily saved state The speculative recording apparatus according to claim 1, further comprising: chase means for starting reproduction of the file at a reproduction start timing.

Communication means for communicating with a network connected to one or more remote program recording devices;
The user interface control means uses the communication means to request from the user the status of the program data selected by the user from among the programs stored in the remote receiving device and the program data stored in the storage management means. Accordingly, when the program data selected by the user when performing the operation to change to the permanent storage state is the program data stored in the remote recording device, it is taken into the storage management means via the communication means. The speculative recording apparatus according to claim 2, wherein the speculative recording apparatus is in a permanent storage state.

When the chase means uses the communication means and the program data stored in the remote program recording device has the same program data file as the program currently being broadcast that the chase means stores, the 6. The speculative recording apparatus according to claim 5, wherein reproduction of the same file is started at the recording timing at the reproduction start timing.

The chasing means starts playback of the same file at the playback start timing, and switches to a file that has been played back to the storage management means at the recording start timing or at a later time. 3. The speculative recording device according to 3.

Communication means for communicating with a network connected to one or more remote program recording devices;
Viewing request estimation means for generating a speculative score representing the degree of the user's viewing request for the program based on the user profile and the attribute of the program;
Speculation selection means for selecting a program to be speculatively recorded based on the speculative score;
Speculative recording target program specifying means for generating speculative recording target program information for specifying the selected program to be speculatively recorded;
The speculative recording according to claim 1, further comprising speculative recording requesting means for requesting the remote program recording apparatus to perform scheduled recording of the selected program together with the speculative recording target program information and speculative score of the selected program. apparatus.

Communication means for communicating with a network connected to one or more remote program recording devices;
Viewing request estimation means for generating a first speculative score representing the degree of the user's viewing request for the program based on the user profile and the program attribute;
Speculation selection means for selecting a program to be speculatively recorded based on the speculative score;
Speculative recording target program specifying means for generating first speculative recording target program information for specifying the selected program to be speculatively recorded;
A recording reservation request receiving means for receiving a reservation recording request for the program, together with program specifying information for specifying at least one program from the remote program recording device and a second speculative score indicating the degree of viewing request for the program;
When it is impossible to simultaneously record the program requested to be reserved and the program to be speculatively recorded, a reservation for determining a program to be reservedly recorded based on the first speculative score and the second speculative score The speculative recording apparatus of Claim 1 provided with a recorded program selection means.