JP2004048569A - アンテナ用カバー - Google Patents

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JP2004048569A
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JP2002205712A
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Yoshiteru Hirano
平野 喜照
Harue Aida
相田 春栄
Kenichi Maeda
前田 憲一
Toshihiro Teraoka
寺岡 俊浩
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】基地局との距離の近い加入者局が送信あるいは受信する際に、基地局あるいは加入者局の受信側回路に過大な入力信号が到来するのを防ぐアンテナに被せるアンテナ用カバーを提供する。
【解決手段】基地局100との距離が近い加入者局110における加入者局アンテナ装置1に遮蔽物2を取り付けることで、加入者局110における送信時および受信時の信号を遮蔽物2により減衰させるように動作する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナに入出力する電波を減衰させ、アンテナに取り外し可能であるアンテナ用カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネットサービスの爆発的な普及に伴い、安価で高速かつ大容量の伝送を実現するアクセス網が要望されている。有線系のアクセス網は、集合住宅や過疎地での設置条件による制約のために敷設できないことがあり、無線で超高速通信を行う加入者系無線アクセスが注目されている。
【0003】
加入者系無線アクセスでは、基地局を中心に半径数km以内の通信エリア内に複数の加入者局をほぼ固定的に配置し、基地局と加入者局との間で通信が行われる。この場合の基地局と加入者局との間の距離は、加入者局の設置条件により様々となり、基地局と加入者局との間の距離が近い場合には、基地局あるいは加入者局の受信側回路に過大な入力信号が到来し、受信回路における不具合を生ずることがある。
【0004】
図5は基地局と加入者局の配置位置の説明図である。基地局100から送信された電波101は、通信エリア102内の加入者局110と加入者局120とに到達する。加入者局110と加入者局120とに到達するそれぞれの電波の信号レベルは、基地局100とそれぞれの加入者局110,120との間の距離により定まり、数1で表される空間伝播損失分だけ減衰する。
【0005】
空間伝播損失(dB)=20log(4πdf/c)・・・(数1)
ただし、dは距離(m)、fは電波の周波数(Hz)、cは光速(m/s)
【0006】
基地局100との距離が近い加入者局110では、基地局100からの電波101の空間伝播損失が小さいために強電界の電波を受信することとなる。このことにより、加入者局110の受信側回路に過大な入力信号が到来し、受信回路における回路素子の飽和により信号歪が生じ、線形性を保つことができなくなり、受信障害を引き起こす。
【0007】
さらに、最悪の場合には大入力の信号により回路素子の損傷などを招く虞もある。また、加入者局110から送信される電波111を基地局100が受信する際の基地局100の受信回路においても、同様な現象を生ずる虞がある。
【0008】
以上の説明における線形性を確保するためには受信側のダイナミックレンジを狭めることが必要であり、加入者局では、基地局との距離に応じて可変増幅器あるいは可変減衰器を用い、送信出力レベル制御あるいは受信利得制御を行うように構成したものが従来から知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の送信出力レベル制御あるいは受信利得制御において必要なダイナミックレンジを確保するためには、可変増幅器あるいは可変減衰器を用いて制御する必要があり、回路が複雑化して装置のコストアップを招くという課題がある。
【0010】
この発明はこの課題を解決するためになされたもので、その目的はアンテナに入出力する電波を減衰させる遮蔽物をアンテナに被せるようなアンテナ用カバーを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためにこの発明に係るアンテナ用カバーは、アンテナに入出力する電波を減衰させる遮蔽物であって、アンテナに取り外し可能であることを特徴とする。
この発明に係るアンテナ用カバーは、アンテナに入出力する電波を減衰させる遮蔽物であって、アンテナに取り外し可能であるので、基地局との距離の近い加入者局が送信あるいは受信する際に、アンテナから送信する信号レベルおよびアンテナから受信する信号レベルを低減するように働き、基地局あるいは加入者局の受信側回路に過大な入力信号が到来するのを防ぐことができる。したがって可変増幅器あるいは可変減衰器を用いることなく受信側のダイナミックレンジを狭めることができ、コストアップを低く抑えることができる。
【0012】
また、この発明に係る遮蔽物は、シート状であることを特徴とする。
【0013】
この発明に係る遮蔽物は、シート状であるので、多様な形状のアンテナに対して容易に取り外し可能となる。
【0014】
さらに、この発明に係る遮蔽物は、スリットを設けたことを特徴とする。
【0015】
この発明に係る遮蔽物は、スリットを設けたので、電波の偏波特性に合うような位置にスリットを配置することで、電界あるいは磁界のいずれか一方をより多く減衰させるように構成することが可能である。また、スリットの幅を変えることで、電波の減衰量を調整することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、基地局と加入者局とは、図5を参照する。図1はこの発明に係るアンテナ用カバーの一実施の形態構成図である。加入者局アンテナ装置1に遮蔽物2を被せて、この遮蔽物2によって到来する電波3を減衰させる。また、加入者局アンテナ装置1より出力される電波4をも減衰させる。基地局100との距離が近い加入者局110における加入者局アンテナ装置1に遮蔽物2を取り付けることで、加入者局110における送信時および受信時の信号を遮蔽物2により減衰させるように動作する。したがって、基地局100あるいは加入者局110の受信側回路に過大な入力信号が到来するのを防ぐことができる。
【0017】
遮蔽物2は、加入者局アンテナ装置1の電波の送出面および受信面を覆い隠すようなシート状のものであって、取り外し可能なものである。材質は、電波3および電波4を減衰させる機能を有するものであり、例えば、導電材料、磁性材料、誘電材料などの微小な粒状物を混入したプラスチックカバー、導電材料、磁性材料、誘電材料などの薄膜を付加したプラスチックカバー、これらの複合材料からなるものなどである。これらの材料を適宜選択すること、遮蔽物2の厚みを変えることで、電波の減衰量を調整することができる。
【0018】
図2はこの発明に係るスリットを設けたアンテナ用カバーの一実施の形態構成図である。遮蔽物2は、遮蔽物2を貫通するスリット5を有する。図3はこの発明に係るスリットを設けたアンテナ用カバーの効果を示す図である。電波6は、一般に偏波特性を持ち、電界7と磁界8が直交している。遮蔽物2のスリット5をこの偏波特性に合うような位置に配置することで、電界7あるいは磁界8のいずれか一方をより多く減衰させるように構成することが可能である。また、スリットの幅を変えることで、電波の減衰量を調整することができる。
【0019】
なお、この発明に係るアンテナ用カバーは、上記実施の形態にのみに限定するものではなく、対象とするアンテナの種類、形状、遮蔽物の材質、構成に関して、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0020】
以上説明したように、この発明に係るアンテナ用カバーは、基地局100との距離が近い加入者局110における送信時および受信時の信号を遮蔽物2により減衰させるように動作する。したがって、基地局あるいは加入者局の受信側回路に過大な入力信号が到来するのを防ぐことができる。
【0021】
次に、具体的な数値例を使って、信号レベルの変化を説明する。図4はこの発明に係る送信信号のレベルダイヤグラムである。基地局100と加入者局110との間の距離を50m、基地局100と加入者局120との間の距離を3km、使用周波数を26GHzとすると、空間伝播損失はそれぞれ約95dB、約130dBとなる。なお、基地局100のアンテナ利得を20dB、加入者局110、120のアンテナ利得を35dBとする。
【0022】
(a)図にアンテナ用カバーを用いない場合のレベルダイヤグラムを示す。加入者局110の送信信号のレベル変化112aと加入者局120の送信信号のレベル変化122をそれぞれ実線と破線で表す。加入者局110、120の送信出力を20dBmとすると、基地局100において、それぞれ約−20dBm、約−55dBmの受信電力となる。感度点が約−80dBmであるため、加入者局110が支障なく通信するためには、約60dB以上のダイナミックレンジが必要となる。
【0023】
(b)図にこの発明によるアンテナ用カバーを用いた場合のレベルダイヤグラムを示す。加入者局110の送信信号のレベル変化112bと加入者局120の送信信号のレベル変化122をそれぞれ実線と破線で表す。減衰が30dBであるような遮蔽物2を加入者局110のアンテナ装置に適用すると、加入者局110の送信出力は−10dBmとなり、その結果、基地局100において、約−50dBmの受信電力となる。(b)図に示すように(a)図に比べてダイナミックレンジを約30dB低減することができ、通信障害を防止することができるようになる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係るアンテナ用カバーは、アンテナに入出力する電波を減衰させる遮蔽物であって、アンテナに取り外し可能であるので、基地局との距離の近い加入者局が送信あるいは受信する際に、アンテナから送信する信号レベルおよびアンテナから受信する信号レベルを低減するように働き、基地局あるいは加入者局の受信側回路に過大な入力信号が到来するのを防ぐことができる。したがって可変増幅器あるいは可変減衰器を用いることなく受信側のダイナミックレンジを狭めることができ、コストアップを低く抑えることができる。
【0025】
また、この発明に係る遮蔽物は、シート状であるので、多様な形状のアンテナに対して容易に取り外し可能となる。
【0026】
さらに、この発明に係る遮蔽物は、スリットを設けたので、電波の偏波特性に合うような位置にスリットを配置することで、電界あるいは磁界のいずれか一方をより多く減衰させるように構成することが可能である。また、スリットの幅を変えることで、電波の減衰量を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るアンテナ用カバーの一実施の形態構成図
【図2】この発明に係るスリットを設けたアンテナ用カバーの一実施の形態構成図
【図3】この発明に係るスリットを設けたアンテナ用カバーの効果を示す図
【図4】この発明に係る送信信号のレベルダイヤグラム
【図5】基地局と加入者局の配置位置の説明図
【符号の説明】
1 加入者局アンテナ装置
2 遮蔽物
3、4、6 電波
5 スリット
7 電界
8 磁界
100 基地局
110、120 加入者局
101、111 電波
102 通信エリア

Claims (3)

  1. アンテナに入出力する電波を減衰させる遮蔽物であって、前記アンテナに取り外し可能であることを特徴とするアンテナ用カバー。
  2. 前記遮蔽物は、シート状であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ用カバー。
  3. 前記遮蔽物は、スリットを設けたことを特徴とする請求項1記載のアンテナ用カバー。
JP2002205712A 2002-07-15 2002-07-15 アンテナ用カバー Withdrawn JP2004048569A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1968047A2 (en) 2004-02-24 2008-09-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Communication apparatus and communication method
JP2011087084A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Ikari Shodoku Kk データ蓄積伝送装置、データロガ、データ伝送システム、電波出力調整ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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