JP2004048235A - 中継装置および接続方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】Ethernet(登録商標)を介して接続された機器に、インターネットに接続するためのグローバルIPアドレスを設定できる中継装置を提供する。
【解決手段】インターネットサービスプロバイダ(ISP)から提供された中継装置のグローバルIPアドレスを、Ethernet(登録商標)を介して接続された機器に通知し、設定する。また、中継装置自身のIPアドレスとしてISPから通知されたゲートウエイアドレスを認識する。そして、中継装置自身のグローバルIPアドレスを宛先とするIPパケットを、NAT機能によるIPアドレス変換を行うことなく当該機器に中継する。
【選択図】図2

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、中継装置に関し、特に、IEEE802.3シリーズとして規定されているEthernet(登録商標)を介してコンピュータをインターネットに接続する中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
データリンクにATM(Asynchronous Transfer Mode)が使用されたASDL(Asymmetric Digital Subscriber Line)サービスを提供するISP(InternetService Provider)がある。このようなISPでは、通常、PPPoA(Point−to−Point Protocol over ATM)によりインターネット接続サービスを行なうものもある。そして、このようなISP経由で、PC(Personal Computer)などのコンピュータシステムをインターネットに接続する場合、中継装置としてPPPoAに対応したADSLモデムあるいはADSLモデム内蔵のルータを設置し、ISPとADSLモデムあるいはルータとの間をADSLで接続すると共に、ADSLモデムあるいはルータとコンピュータシステムとの間をEthernet(登録商標)で接続するのが一般的である。
【0003】
図5は、1台のコンピュータをPPPoA対応のADSLモデム内蔵ルータにEthernet(登録商標)で接続し、さらにこのADSLモデム内蔵ルータを、PPPoAによりインターネット接続サービスを行なうISPにADSLで接続した例を示している。
【0004】
図示するように、コンピュータ10は、Ethernet(登録商標)500を介して、PPPoA対応のADSLモデム内蔵ルータ90に接続されている。また、PPPoA対応のADSLモデム内蔵ルータ90は、PPPoA方式のADSL、すなわち、PPPoA over ADSL600を介して、例えば電話局内に備えられているDSLAM(Digital Subscriber Line Access Multiplexer)30経由でISP40に接続されている。
【0005】
このような構成のシステムにおいて、ISP40はグローバルIP(Internet Protocol)アドレスを、ADSLモデム内蔵ルータ90に固定的あるいは動的に割り当てる。
【0006】
一方、ADSLモデム内蔵ルータ90は、PPPoAプロトコルを処理するPPPoA処理部202と、グローバルIPアドレスおよびローカルIPアドレス間のアドレス変換機能であるNAT(Network Address Translation)機能を持つNAT処理部211と、を備える。
【0007】
Ethernet(登録商標)500に接続される機器には、ローカルIPアドレスが割り当てられる。NAT処理部211は、これらの機器のローカルIPアドレスと、ISP40より割り当てられたグローバルIPアドレスとの間の変換処理を行うことで、これらの機器がインターネット700にアクセスできるようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、IP(Internet Protocol)を使って音声データを送受信するVoIP(Voice over IP)では、H.323規格やSIP(Session Initiation Protocol)など、一般的なNAT機能ではアドレス変換を行うことができないプロトコルがある。
【0009】
もちろん、H.323規格などの特定の上位プロトコルに対応したNAT機能をルータに持たせることも可能ではある。しかし、この場合であっても、その特定の上位プロトコルのみに対応可能であり、一般的なNAT機能ではアドレス変換を行うことができないプロトコルであって未知のプロトコルには、当然ながら使用できない。
【0010】
一般的なNAT機能では、IPヘッダ部分に格納されているIPアドレス変換を行う。IPペイロードにIPアドレスが格納されていても、そのIPアドレスを変換することはしない。なお、上位プロトコルのフォーマットが既知であれば、そのフォーマットからIPペイロード中のIPアドレス格納位置を認識できるので、この特定の上位プロトコルに対応したNAT機能を実現することも可能である。しかし、上位プロトコルのフォーマットが不明であれば、その中にIPアドレスが存在しても、それを認識して変換することはできない。
【0011】
このため、例えば、H.323規格やSIPなどのVoIPのプロトコルに対応していないNAT機能を用いて、Ethernet(登録商標)500に接続された機器からインターネット700へIPパケットを送信した場合、このIPパケットのIPヘッダ部分のIPアドレスは、NAT機能を用いてローカルIPアドレスからグローバルIPアドレスに変換され、相手装置に到達する。しかし、VoIPパケットのヘッダ部分のIPアドレスは、ローカルIPアドレスのままである。このため、相手装置が、このVoIPパケットを正しく処理できないことも考えられる。
【0012】
このように、ルータ経由でNAT機能を用いてインターネットに接続する場合、IPの上位プロトコルによってはサービスを受けられない可能性がある。例えば、インターネットゲーム、メッセンジャーソフトなどでは、サービスを受けられない可能性がある。また、上述のように、特定の上位プロトコルにのみ対応するNAT機能をルータに持たせたとしても、不明の上位プロトコルには対応できない。また、特定の上位プロトコルの解析機能の実装など、特定の上位プロトコルに対応させるためのコストが大きくなる。
【0013】
また、例えば、図6に示すように、PPTP(Point−to−Point Tunneling Protocol)を利用することで、Ethernet(登録商標)500に接続されたコンピュータ10にグローバルIPアドレスを付与することも可能である。PPTPは、PPPパケットをIPネットワークの中で通すコネクション型のプロトコルである。PPTPを使用できる機能を、PPPoA対応のADSLモデム内蔵ルータ90に持たせることにより、コンピュータ10にグローバルIPアドレスを設定することが可能となる。しかし、この場合、例えば遠隔にあるサーバ95に接続するため、公衆回線を仮想的な専用回線として提供するVPN(Virtual Private Network)と両立させることができない。
【0014】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、Ethernet(登録商標)を介して接続された機器を、インターネットに接続するための中継装置において、Ethernet(登録商標)を介して接続された機器に、インターネットに接続するためのグローバルIPアドレスを設定できるようにすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の中継装置は、ISPから通知された自身のグローバルIPアドレスを、Ethernet(登録商標)を介して接続された機器に通知して、当該機器に設定する。そして、自身のグローバルIPアドレスを宛先とするIPパケットを、NAT機能によるIPアドレス変換を行なうことなく当該機器に中継する。
【0016】
具体的には、Ethernet(登録商標)を介して接続された情報処理装置を通信回線を介してインターネットサービスプロバイダからインターネットに接続するための中継装置であって、前記インターネットサービスプロバイダから前記中継装置に割り当てられたIPアドレスを前記情報処理装置に割り当てると共に、前記インターネットサービスプロバイダから通知されたゲートウエイアドレスを前記中継装置自身のIPアドレスとして認識するIPアドレス割当手段と、前記情報処理装置から、前記ゲートウエイアドレスに関するMAC(Media Access Control)アドレスの問合せを受けた場合、前記中継装置自身のMACアドレスを返すアドレス解決手段と、Ethernet(登録商標)パケットと前記通信回線が処理可能なデータ形式との間の変換を行うパケット変換手段とを備え、ゲートウエイアドレスを必要としているプロトコルにIPアドレスを割り付けることを特徴とする中継装置を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
【0018】
図1に、本実施形態が適用されたPPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20を用いて構成されたネットワークシステムの構成図を示す。
【0019】
図1において、PPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20は、Ethernet(登録商標)500を介してコンピュータ10と接続される。また、ADSLモデム内蔵中継装置20は、PPPoA over ADSL600を介して、例えば電話局に設置されたDSLAM30経由で、ISP40に接続される。そして、ISP40によりインターネット700に接続される。
【0020】
本実施形態においては、ISP40からADSLモデム内蔵中継装置20に割り当てられるグローバルIPアドレスであるホストアドレスを1つとし、Ethernet(登録商標)500を介してADSLモデム内蔵中継装置20に接続されるコンピュータ10を一台とした場合を例にとり説明する。
【0021】
なお、本発明は、Ethernet(登録商標)500に接続された、ADSLモデム内蔵中継装置20に割り当てられるホストアドレスの数と同数以下のコンピュータ10を、インターネットに接続する場合に適用できる。
【0022】
図2に、本実施形態に適用されたPPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20の機能ブロック図を示す。
【0023】
図示するように、PPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20は、装置全体の制御を行う主制御部201と、Ethernet(登録商標)500との間のパケットの送受信を行うためのインターフェースであるEther制御部207と、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を処理するDHCP処理部204と、ARP(Address Resolution Protocol)を処理するARP処理部203と、を備える。
【0024】
DHCP処理部204は、DHCP手順にて、クライアントであるコンピュータ10からの要求を受けて、その要求元のコンピュータ10にIPアドレスを割り当て、管理しているネットワーク内の構成機器のIPアドレスを一元管理する。本実施形態において、DHCP処理部204は、PPPoAによりISP40より割り当てられたホストアドレスを、そのまま要求元のコンピュータ10に割り当てると共に、通知されたISP40のデフォルトGWアドレスを、PPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20のIPアドレスとしてADSLモデム内蔵中継装置20自身に認識させる処理を行う。
【0025】
ARP処理部203は、ARP手順にて、送信元の依頼により、IPネットワークにおいて用いられる所定のIPアドレスを持つ機器の、Ethernet(登録商標)で用いられる物理アドレスであるMACアドレスを求める。そして、求めたMACアドレスとIPアドレスとの対応付けを行うことで、Ethernet(登録商標)上にIPパケット通信路を提供する。
【0026】
本実施の形態においては、DHCP処理部204によって、PPPoAによりISP40より割り当てられたホストアドレスをコンピュータ10に割り当て、ISP40のデフォルトGWアドレスを、PPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20のIPアドレスとしてADSLモデム内蔵中継装置20自身に認識させているため、Ethernet(登録商標)500に接続されているコンピュータからそのデフォルトGWアドレスを指定した問合せがあると、ADSLモデム内蔵中継装置20のMACアドレスをその問合せ元のコンピュータに返す。
【0027】
PPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20は、さらに、PPPoAを処理してPPPパケットをATMセルに載せるPPPoA処理部202と、ADSL回線600との間のパケットの送受信を行うためのインターフェースであるADSL(モデム)制御部205と、Ethernet(登録商標)とPPPとの間、すなわち、Ethernet(登録商標)フレームとPPPパケットとの間の変換を行うEther−PPP変換処理部206とを備え、モデム機能210を実現している。
【0028】
このような機能を備えるPPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20は、例えば、Ethernet(登録商標)とのインターフェースおよびADSLとのインターフェース(ADSLモデム)を備えた情報処理装置により実現される。
【0029】
次に、図3を用いて本実施形態の処理動作を説明する。
【0030】
PPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20は、起動すると、ISP40との間でPPPoA接続を行い、ISP40からホストアドレスとしてIPアドレスAAの割り当てを受けるとともに、ISP40側のデフォルトGWアドレスとしてIPアドレスBBの通知を受ける(ステップST301)。
【0031】
次に、ADSLモデム内蔵中継装置20は、DHCP処理部204を用い、DHCP手順にて、コンピュータ10に対するIPアドレスの設定を行う。この際、DHCP処理部204は、コンピュータ10から要求を受け付けると、コンピュータ10に、ISP40によってADSLモデム内蔵中継装置20に割り当てられたホストアドレスAAを与え、デフォルトGWアドレスとしてIPアドレスBBを通知する。(ステップST302)。つまり、DHCP処理部204は、Ethernet(登録商標)500を介して問い合わせを行なった機器に対し、中継装置20のIPアドレスAAを自身のIPアドレスと認識させ、ISP40のデフォルトGWアドレスであるIPアドレスBBを、中継装置20のデフォルトGWアドレスと認識させる。このため、ネットワーク全体として見ると、IPアドレスAAおよびBBが2つずつ存在する形となる。
【0032】
さて、コンピュータ10は、インターネットに接続されている任意のIPアドレスCCにアクセスする場合、自分自身のIPアドレスをAAとし、デフォルトGWアドレスをBBとするIPパケット、すなわち、ADSLモデム内蔵中継装置20を経由するIPパケットを送出する(ステップST303)。
【0033】
このとき、コンピュータ10とADSLモデム内蔵中継装置20との間は、Ethernet(登録商標)500で接続されているため、送信先を特定するために、ARP処理部203を用い、ARP手順にて、送信先のMACアドレスを入手する必要がある。
【0034】
まず、コンピュータ10は、Ethernet(登録商標)500を介して接続されている全ての装置に向け、IPアドレスBBを指定した問合せを行う(ARP(Q):ステップST3031)。
【0035】
ここで、中継装置20は、Ethernet(登録商標)500に接続されている装置に対し、IPアドレスBBをデフォルトGWアドレスと通知している。そこで、ARP処理部203は、ADSLモデム内蔵中継装置20のMACアドレスbbを問い合わせた機器に返す(ARP(R):ステップST3032)。
【0036】
これにより、MACアドレスbbとIPアドレスBBとが対応付けられ、コンピュータ10は、Ethernet(登録商標)500を介して、MACアドレスbbに対してEthernet(登録商標)フレームを送出することにより、デフォルトGWアドレスであるIPアドレスBBを持つ中継装置20へ、IPアドレスCC宛てのIPパケットを送信する(ステップST3033)。
【0037】
なお、ステップST3031からST3033までの処理を、通信プロトコルのレイヤ間でのやりとりとして簡単にまとめると、図4に示すようになる。
【0038】
すなわち、ステップST3031、ST3032のやりとりは、ネットワークインタフェース層であるEthernet(登録商標)を介して行われる。ステップST3033のやりとりは、インターネット層であるIPで行われる。つまり、コンピュータ10内において、インターネット層からネットワークインタフェース層にデータが渡され、Ethernet(登録商標)500を介して中継装置20に渡される。そして、中継装置20内において、ネットワークインタフェース層からインターネット層に渡される。
【0039】
さて、図3に戻り、PPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20は、IPアドレスCC向けのIPパケットを載せたEthernet(登録商標)フレームを、Ether制御部207にてコンピュータ10より受け取ると、Ether−PPP変換処理部206により、このEthernet(登録商標)フレームを、IPアドレスCC向けのIPパケットを載せたPPPパケットに変換する。次に、PPPoA処理部202により、PPPoA処理を行なってこのPPPパケットをATMセルに格納し、それから、ADSL制御部205より、ADSL回線600を介して、本来のデフォルトGWアドレスBBを持つISP40に送信する(ステップST304)。
【0040】
ここで、PPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20がコンピュータ10から受け取ったEthernet(登録商標)フレームに格納されているIPパケットは、送信元のIPアドレスがAA、そして、宛先のIPアドレスがCCである。送信元のIPアドレスAAは、ISP40が中継装置20に割り当てたIPアドレスと同じである。このため、中継装置20内で、アドレスの付け替えなどのルーティング処理は不要となる。
【0041】
上述のように、PPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20は、IEEE.802.3の規格に準じたフレームからPPPoA用のATMセルへ変換する処理を行うだけで、コンピュータ10から受け取ったIPパケットを、IPアドレスBBを持つISP40を経由してIPアドレスCCに向けて送信できる。
【0042】
次に、IPアドレスCCからのIPパケットが、ADSL回線(PPPoA over ADSL)600を介して、PPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20に到達した場合(ステップST305)の処理を説明する。
【0043】
まず、ADSL制御部205は、ADSL回線600からPPPパケットを格納したATMセルを受信してPPPoA処理部202に渡す。これを受けて、PPPoA処理部202は、ATMセルからIPパケットを格納したPPPパケットを取り出して、Ether−PPP変換処理部206に渡す。そして、Ether−PPP変換処理部206は、PPPパケットをこのIPパケットを載せたEthernet(登録商標)フレームに変換する。
【0044】
ここで、ARP処理部203は、ARP手順により、Ethernet(登録商標)500に接続されている機器に対して、Ethernet(登録商標)フレームに載せるIPパケットの宛先IPアドレスAAに対応するMACアドレスを問い合わせる(ARP(Q):ステップST3051)。
【0045】
Ethernet(登録商標)500によるネットワーク内では、上述のステップST302の処理により、コンピュータ10がIPアドレスAAを与えられている。このため、コンピュータ10が自身のMACアドレスaaを、ADSLモデム内蔵中継装置20に返す(ARP(R):ステップST3052)。
【0046】
さて、PPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置において、Ethernet(登録商標)制御部207は、IPアドレスAAに対応するMACアドレスaaを持つコンピュータ10に、Ether−PPP変換処理部206より受け取った、IPアドレスAAを宛先とするIPパケットを格納したEthernet(登録商標)フレームを、Ethernet(登録商標)500を介して送信する(ステップST3053)。
【0047】
上述において、PPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20が受け取ったIPパケットは、送信元のIPアドレスがCC、そして、宛先のIPアドレスがAAである。この場合も、PPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置20は、上述したように、PPPoA用のATMセルからIEEE.802.3の規格に準じたフレームへ変換する処理を行うだけで、ISP40から受け取ったIPパケットを、コンピュータ10に向けて送信できる。
【0048】
以上のように、本実施形態によれば、PPPoA対応のADSLモデム内蔵中継装置において、PPPパケットより上位のプロトコルの処理を行うことなく、Ethernet(登録商標)を介して接続された機器に、インターネットに接続するためのグローバルIPアドレスを設定できる。
【0049】
なお、上記の実施形態においては、PPPoAによる接続を行うADSLサービスを例にとって説明したが、接続される回線はこれに限られない。
【0050】
例えば、PPPoEにより接続を行うADSLサービスの場合であっても、本装置は用いることができる。この場合は、図2の中継装置20の機能ブロック図において、PPPoA処理部202の代わりに、PPPoE処理部202aを備える。その他の構成は、上記の実施形態と基本的に同じである。
【0051】
このようにすることで、コンピュータ側にPPPoEを処理するための特別な構成が不要となり、より簡単な構成で、コンピュータにグローバルIPアドレスを付与できる。
【0052】
また、ISDNなどの回線により電話局経由でISP40に接続される場合であっても本装置は用いることができる。この場合は、図2の中継装置20のモデム機能210として、ISDNに接続するためのT/Aを備える。
【0053】
その他、モデム機能210の部分を他の回線と接続するためのI/F装置に置き換えることで、本発明は、各種の回線の中継装置として広く用いることができる。
【0054】
また、上記の実施形態において、モデム機能210を実現している構成は、外付けであってもよい。
【0055】
以上のいずれの回線、形態であっても、本発明を適用した中継装置によれば、インターネット層より上位レイヤの特定のプロトコルに対応する処理機能を設けることなく、Ethernet(登録商標)を介して接続されているコンピュータにグローバルIPアドレスを付与することができる。
【0056】
【発明の効果】
PPP応の中継装置において、Ethernet(登録商標)を介して接続された機器に、インターネットに接続するためのグローバルIPアドレスを設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態の中継装置を用いたネットワークの構成図である。
【図2】図2は、本実施形態の中継装置の機能ブロック図である。
【図3】図3は、本実施形態の処理フローを説明するための図である。
【図4】図4は、本実施形態の通信プロトコル間のやりとりを示す図である。
【図5】図5は、従来のルータを用いたネットワークの構成図である。
【図6】図6は、PPTPを説明するための図である。
【符号の説明】
10:PC
20:PPPoA対応のADSLモデム内蔵ルータ20
30:DSLAM
40:ISP
201:主制御部
202:PPPoA処理部
203:ARP処理部
204:DHCP処理部
205:ADSL制御部
206:Ether−PPP変換処理部
207:Ether制御部
500:Ethernet(登録商標)
600:ADSL回線(PPPoA over ADSL)

Claims (4)

  1. Ethernet(登録商標)を介して接続された情報処理装置を通信回線を介してインターネットサービスプロバイダからインターネットに接続するための中継装置であって、
    前記インターネットサービスプロバイダから前記中継装置に割り当てられたIPアドレスを前記情報処理装置に割り当てると共に、前記インターネットサービスプロバイダから通知されたゲートウエイアドレスを前記中継装置自身のIPアドレスとして認識するIPアドレス割当手段と、
    前記情報処理装置から、前記ゲートウエイアドレスに関するMACアドレスの問合せを受けた場合、前記中継装置自身のMACアドレスを返すアドレス解決手段と、
    Ethernet(登録商標)パケットと前記通信回線が処理可能なデータ形式との間の変換を行うパケット変換手段とを備えたことを特徴とする中継装置。
  2. 請求項1記載の中継装置であって、
    前記アドレス解決手段は、宛先が前記中継装置自身であるIPアドレスを有するIPパケットを受け取った場合、当該IPアドレスに関するMACアドレスの問合せを前記Ethernet(登録商標)に送出し、当該IPアドレスを通知した前記情報処理装置のMACアドレスを得ることを特徴とする中継装置。
  3. Ethernet(登録商標)を介して接続された情報処理装置を通信回線を介してインターネットサービスプロバイダからインターネットに接続する接続方法であって、
    前記インターネットサービスプロバイダから前記中継装置に割り当てられたIPアドレスを前記情報処理装置に割り当てると共に、前記インターネットサービスプロバイダから通知されたゲートウエイアドレスを前記中継装置自身のIPアドレスとして認識するステップと、
    前記情報処理装置から、前記ゲートウエイアドレスに関するMACアドレスの問合せを受けた場合、前記中継装置自身のMACアドレスを返すことでEthernet(登録商標)上の通信路を確立するステップと、
    前記情報処理装置から発信されたEthernet(登録商標)パケットを前記通信回線に対応する処理可能なデータ形式に変換するステップとを備えることを特徴とする接続方法。
  4. Ethernet(登録商標)を介して接続された情報処理装置を通信回線を介してインターネットサービスプロバイダからインターネットに接続する接続方法であって、
    前記インターネットサービスプロバイダから前記中継装置に割り当てられたIPアドレスを前記情報処理装置に割り当てると共に、前記インターネットサービスプロバイダから通知されたゲートウエイアドレスを前記中継装置自身のIPアドレスとして認識するステップと、
    宛先が前記中継装置自身であるIPアドレスを有するIPパケットを受け取った場合、当該IPアドレスに関するMACアドレスの問合せを前記Ethernet(登録商標)に送出し、当該IPアドレスを通知した前記情報処理装置のMACアドレスを得るステップと、
    前記IPパケットをEthernet(登録商標)パケットに変換するステップとを備えることを特徴とする接続方法。
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