JP2004047916A - Compound thin film solar battery and its manufacturing method - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、裏面電極上に形成されたp型化合物半導体からなる光吸収層の上にヘテロ接合のためのn型のバッファ層を設けてなる化合物薄膜太陽電池およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、一般的な化合物半導体による薄膜太陽電池の基本構造を示している。それは、SLG(ソーダライムガラス)基板1上に裏面電極(プラス電極)となるMo電極2が成膜され、そのMo電極2上にp型の光吸収層5が成膜され、その光吸収層5上にヘテロ接合のためのn型のバッファ層6を介して透明電極(マイナス電極)7が成膜されている。
【0003】
その化合物半導体による薄膜太陽電池における光吸収層5としては、現在18%を超す高いエネルギー変換効率が得られるものとして、Cu,(In,Ga),SeをベースとしたI−III−VI2族系のCu(In+Ga)Se2によるCIGS薄膜が用いられている。
【0004】
従来、この種の化合物薄膜太陽電池におけるバッファ層として、CBD(ケミカルバスデポジション)法によって、溶液から化学的にII−VI族化合物半導体であるCdS膜を成長させることにより、CIS光吸収層と最適なヘテロ接合を得ることができるようにしている(米国特許第4611091号明細書参照)。
【0005】
また、従来、有害物質であるCdを含まない高い変換効率のヘテロ結合を得ることができるバッファ層として、CBD法によってZnS膜を形成させるようにしたものがある(特開平8−330614号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、従来の化合物薄膜太陽電池では、p型化合物半導体である光吸収層とn型半導体であるバッファ層の組成が全く異なるために、その接合に欠陥が生じやすいものになっていることである。
【0007】
また、CBD法によってバッファ層を成膜させるに際して、溶液に光吸収層を浸すと光吸収層へのZnまたはCd成分の拡散とZnSまたはCdSの成膜とが同時に進行するので、光吸収層の結晶性やその表面状態によって特性のバラツキを生じやすいものになってしまうという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、裏面電極上に形成されたp型化合物半導体からなる光吸収層の上にヘテロ接合のためのn型のバッファ層を設けてなる化合物薄膜太陽電池の製造方法にあって、硫化亜鉛ZnSO4、チオ尿素CS(NH2)2、アンモニアNH4OHの3液混合水溶液を用いてCBD法によりバッファ層を形成するに際して、接合性の良い特性の安定したpn接合を得ることができるようにするべく、その3液混合水溶液に光吸収層を浸して成膜の反応が進むにしたがってZnSからZnOの成分が生じやすくなるように水溶液の混合比を変えていく処理手段をとるようにしている。
【0009】
また、本発明は、裏面電極上に形成されたp型化合物半導体からなる光吸収層の上にヘテロ接合のためのn型のバッファ層を設けてなる化合物薄膜太陽電池において、下部の光吸収層から上部の透明電極へ向かって成分の割合がZnSからZnOに連続的または段階的に変化するバッファ層を設けるようにしている。
【0010】
【実施例】
図2および図3は、化合物薄膜太陽電池の製造過程を示している。
【0011】
まず、図2に示すように、SLG(ソーダライムガラス)基板1上に裏面電極としてのMo電極2をスパッタリングにより成膜する。次いで、そのMo電極2上にCIGS薄膜による光吸収層5を作製するに際して、先にIn単体ターゲットT1を用いた第1のスパッタ工程SPT−1によってIn層32を成膜したうえで、その上に、Cu−Gaの合金ターゲットT2を用いた第2のスパッタ工程SPT−2によってCu−Ga合金層31を成膜して、In層32およびCu−Ga合金層31からなる積層プリカーサ3を形成する。そして、熱処理工程HEATにおいて、その積層プリカーサ3をSe雰囲気中で熱処理することにより、CIGS薄膜による光吸収層5を作製する。
【0012】
このように、Mo電極2上にIn層32を設けたうえで、その上にCu−Ga合金層31を設けて積層プリカーサ3を形成するようにしているので、Mo電極2との界面における元素の固層拡散による合金化を抑制することができる。そして、その積層プリカーサ3をSe雰囲気中で熱処理してセレン化する際に、Mo電極2側にIn成分を充分に拡散させることができるとともに、拡散速度の遅いGaがMo電極2との界面に偏析して結晶性の悪いCu−Ga−Se層が形成されることがないようにして、均一な結晶による高品質なP型半導体のCu(In+Ga)Se2によるCIGSの光吸収層5を作製することができる。
【0013】
したがって、Mo電極2との界面に、結晶性が悪くて構造的に脆く、かつ導電性を有する異層(Cu−Ga−Se層)が偏析するようなことがなくなり、Mo電極2との密着性が高くて構造的に強固な、しかもセル間でリークをきたして電池特性が劣化することのない品質の良い光吸収層を得ることができるようになる。
【0014】
次に、図3に示すように、p型の光吸収層5とのヘテロ接合をとるためにn型のバッファ層6を形成する。そして、そのバッファ層6上にZnO:Al,TCOなどからなる透明電極7をスパッタリングにより成膜する。
【0015】
図4および図5は、化合物薄膜太陽電池の他の製造過程を示している。
【0016】
この場合には、積層プリカーサ3のセレン化の熱処理時に、Na成分が光吸収層5に拡散して光電変換効率を向上させることができるように、Mo電極2上にNa2Sからなるアルカリ層8を設けるようにしている。
【0017】
そのアルカル層8は、例えばNa2S・9H2O(硫化ナトリウム9水和物)を重量濃度0.1〜5%で純水に溶かした水溶液にMo電極2の成膜基板を浸して、スピンドライ乾燥させたのち、膜中残留水分の調整のために、大気中150℃で60分間のベーク処理を行うことによって形成する。
【0018】
そして、SLG基板1とMo電極2との間に、SLG基板1に含まれるNa成分が光吸収層5に拡散するのを制御するSiO2,Al2O3などからなる拡散制御層9をCVD法によって形成するようにしている。
【0019】
本発明は、このような構成による化合物薄膜太陽電池にあって、特にバッファ層6として、下部の光吸収層5から上部の透明電極7へ向かって成分の割合がZnSからZnOに連続的または段階的に変化する構造のものとしている。
【0020】
また、本発明では、バッファ層6を形成するに際して、硫化亜鉛ZnSO4、チオ尿素CS(NH2)2、アンモニアNH4OHの3液混合水溶液を用いたCBD法を採用して、その3液混合水溶液に光吸収層5の表面を浸して成膜の反応が進むにしたがってZnSからZnOの成分が生じやすくなるように水溶液の混合比を変えていく方法をとるようにしている。
【0021】
その際、チオ尿素の混入量が他の2液よりも少ない3液混合水溶液に光吸収層5の表面を浸して成膜を行わせたうえで、その水溶液における硫化亜鉛の混入量を連続的または段階的に増加させながら成膜を継続して行わせるようにしている。
【0022】
そして、成膜中、水溶液を加熱してアンモニアを蒸発させるようにしている。
【0023】
通常では、0.16M_ZnSO4、0.6M_CS(NH2)2、7.5M_NH4OHの各水溶液を等量ずつ混合し、その3液混合水溶液中にSLG基板1上にMo電極2および光吸収層5が形成された基材を投入したうえで、アンモニアの揮発を抑制するために容器に蓋をして、30〜120分間浸漬してバッファ層6の成膜を行わせるようにしている。
【0024】
それに対して、本発明では、上記の3液混合水溶液中に基材を投入してバッファ層6の成膜を行わせるに際して、当初はチオ尿素の量を減らしてアンモニアを蒸発させながら成膜を行わせ、反応が進むにしたがってZnの供給源を増加させるべくZnSO4を追加していくことにより、3液混合水溶液をZn(OH)2が生じやすい組成になるように連続的または段階的に変えるようにしている。
【0025】
その具体的なCBD法によるバッファ層6の成膜としては、以下のとおりである。
【0026】
第1段階の処理として、0.16M_ZnSO4、0.6M_CS(NH2)2、7.5M_NH4OHの各水溶液を240ml:160ml:240mlの割合で混合して、80℃のウォータバスにて20分間加熱したのちに、その3液混合水溶液中に基材を投入して、15分間の成膜を行わせる。
【0027】
第2段階の処理として、第1段階の3液混合水溶液にZnSO4・7H2Oを3.68g(0.16M換算で80ml)を加えて、15分間の成膜を行わせる。
【0028】
第3段階の処理として、第2段階の3液混合水溶液にさらにZnSO4・7H2Oを1.76gを加えて、15分間の成膜を行わせる。
【0029】
第4段階の処理として、第3段階の3液混合水溶液にさらにZnSO4・7H2Oを1.76gを加えて、15分間の成膜を行わせる。
【0030】
第5段階の処理として、第1段階から第4段階の処理による合計60分間の成膜を行ったのち、Zn(OH)2の脱水を行ってZnOを得るべく、100〜300℃の温度で30〜300分のあいだ加熱するアニール処理を行う。
【0031】
成膜中は、アンモニアを揮発させてよりZn(OH)2が生成しやすいようにするために、3液混合水溶液の容器に蓋をしないで、開放状態で基材の浸漬を行わせる。
【0032】
CBDによる化学反応としては、最初に、
ZnSO4+xNH4OH→〔Zn(NH3)x〕2+SO42+xH2O
ZnSO4+2NH4OH→Zn(OH)2↓+2NH4+SO42
の競争反応が起こる。この反応により生じたZnのアンミン錯体がチオ尿素と反応してZnSが生ずるが、アンモニアの濃度(ペーハーを含む)および3液混合水溶液の各成分の比率などによってその反応の起こりやすさを制御することが可能であると考えられる。
【0033】
このように、本発明によれば、バッファ層6の成分の割合が、下部の光吸収層5から上部の透明電極7へ向かってZnSからZnOに徐々に変化することになる。したがって、光吸収層5に対して接合性の良い特性の安定した高品質なpn接合を得ることができるようになる。そして、透明電極7との間の障壁をなくして、再結合による性能劣化を防止することができるようになる。
【0034】
【効果】
以上、本発明は、裏面電極上に形成されたp型化合物半導体からなる光吸収層の上にヘテロ接合のためのn型のバッファ層を設けてなる化合物薄膜太陽電池の製造方法にあって、硫化亜鉛ZnSO4、チオ尿素CS(NH2)2、アンモニアNH4OHの3液混合水溶液を用いてCBD法によりバッファ層を形成するに際して、その3液混合水溶液に光吸収層を浸して成膜の反応が進むにしたがってZnSからZnOの成分が生じやすくなるように水溶液の混合比を変えていく手段をとるようにしたもので、接合性の良い特性の安定したpn接合を得ることができるとともに、透明電極との間の障壁をなくして再結合による性能劣化を防止することができるという利点を有している。
【0035】
また、本発明は、裏面電極上に形成されたp型化合物半導体からなる光吸収層の上にヘテロ接合のためのn型のバッファ層を設けてなる化合物薄膜太陽電池において、下部の光吸収層から上部の透明電極へ向かって成分の割合がZnSからZnOに連続的または段階的に変化するバッファ層を設けるようにしたもので、接合性の良い特性の安定したpn接合を得ることができるとともに、透明電極との間の障壁をなくして再結合による性能劣化を防止することができるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な化合物半導体による薄膜太陽電池の基本的な構造を示す正断面図である。
【図2】本発明によってSLG基板上に裏面電極および光吸収層を形成するまでの製造過程の一例を示す図である。
【図3】本発明によって光吸収層上にバッファ層および透明電極を形成するまでの製造過程を示す図である。
【図4】本発明によってSLG基板上に拡散制御層、裏面電極、アルカリ層および積層プリカーサを形成するまでの製造過程を示す図である。
【図5】本発明によってSLG基板上に拡散制御層を介して光吸収層、バッファ層および透明電極を形成するまでの製造過程を示す図である。
【符号の説明】
1 SLG基板
2 Mo電極
5 光吸収層
6 バッファ層
7 透明電極[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a compound thin-film solar cell in which an n-type buffer layer for heterojunction is provided on a light-absorbing layer made of a p-type compound semiconductor formed on a back electrode, and a method of manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
FIG. 1 shows a basic structure of a thin film solar cell using a general compound semiconductor. That is, a
[0003]
As the
[0004]
Conventionally, as a buffer layer in this type of compound thin film solar cell, a CdS film, which is a II-VI compound semiconductor, is chemically grown from a solution by CBD (Chemical Bath Deposition) to optimize the CIS light absorbing layer. (See US Pat. No. 4,610,091).
[0005]
Conventionally, a ZnS film is formed by a CBD method as a buffer layer capable of obtaining a high-conversion-efficiency hetero-bond that does not contain harmful substance Cd (see JP-A-8-330614). ).
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The problem to be solved is that, in the conventional compound thin film solar cell, since the composition of the light absorption layer, which is a p-type compound semiconductor, and the buffer layer, which is an n-type semiconductor, are completely different, defects are likely to occur in the junction. It is becoming.
[0007]
Further, when the buffer layer is formed by the CBD method, when the light absorption layer is immersed in the solution, the diffusion of the Zn or Cd component into the light absorption layer and the film formation of ZnS or CdS proceed simultaneously, so that the light absorption layer There is a problem that the characteristics tend to vary depending on the crystallinity and the surface state.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a method for manufacturing a compound thin-film solar cell in which an n-type buffer layer for heterojunction is provided on a light-absorbing layer made of a p-type compound semiconductor formed on a back electrode, When forming a buffer layer by a CBD method using a three-component mixed aqueous solution of ZnSO4, thiourea CS (NH2) 2, and ammonia NH4OH, in order to obtain a stable pn junction having good junction characteristics, The light absorbing layer is immersed in the three-liquid mixed aqueous solution, and a processing means is employed in which the mixing ratio of the aqueous solution is changed so that the component of ZnO is easily generated from ZnS as the film forming reaction proceeds.
[0009]
The present invention also provides a compound thin film solar cell comprising an n-type buffer layer for heterojunction provided on a p-type compound semiconductor light-absorbing layer formed on a back electrode. A buffer layer is provided in which the ratio of the components changes continuously or stepwise from ZnS to ZnO from to the upper transparent electrode.
[0010]
【Example】
2 and 3 show a manufacturing process of the compound thin film solar cell.
[0011]
First, as shown in FIG. 2, a
[0012]
Thus, since the
[0013]
Therefore, segregation of a different layer (Cu—Ga—Se layer) having poor crystallinity, structural brittleness, and conductivity at the interface with the
[0014]
Next, as shown in FIG. 3, an n-
[0015]
4 and 5 show another manufacturing process of the compound thin film solar cell.
[0016]
In this case, at the time of heat treatment for selenization of the laminated
[0017]
The alkali layer 8 is formed by immersing the film-forming substrate of the
[0018]
Then, between the
[0019]
The present invention relates to a compound thin film solar cell having such a configuration, and particularly as a
[0020]
In the present invention, when the
[0021]
At this time, after the surface of the
[0022]
During the film formation, the aqueous solution is heated to evaporate the ammonia.
[0023]
Normally, aqueous solutions of 0.16M_ZnSO4, 0.6M_CS (NH2) 2, and 7.5M_NH4OH are mixed in equal amounts, and the
[0024]
On the other hand, in the present invention, when the substrate is put into the above-mentioned three-liquid mixed aqueous solution to form the
[0025]
The specific formation of the
[0026]
As a first stage treatment, aqueous solutions of 0.16M_ZnSO4, 0.6M_CS (NH2) 2, and 7.5M_NH4OH are mixed at a ratio of 240ml: 160ml: 240ml, and heated in a water bath at 80 ° C for 20 minutes. Then, the substrate is put into the three-liquid mixed aqueous solution, and a film is formed for 15 minutes.
[0027]
As the second-stage treatment, 3.68 g (80 ml in terms of 0.16 M) of ZnSO4.7H2O is added to the first-stage three-liquid mixed aqueous solution, and a film is formed for 15 minutes.
[0028]
As the third-stage treatment, 1.76 g of ZnSO4.7H2O is further added to the three-liquid mixed aqueous solution of the second stage, and a film is formed for 15 minutes.
[0029]
As the fourth stage treatment, 1.76 g of ZnSO4.7H2O is further added to the three-stage mixed aqueous solution of the third stage, and a film is formed for 15 minutes.
[0030]
As a fifth stage process, after performing film formation for a total of 60 minutes by the first to fourth stage processes, Zn (OH) 2 is dehydrated to obtain ZnO at a temperature of 100 to 300 ° C. in order to obtain ZnO. An annealing process for heating is performed for 30 to 300 minutes.
[0031]
During the film formation, the base is immersed in an open state without covering the container of the three-part mixed aqueous solution in order to volatilize the ammonia so that Zn (OH) 2 is more easily generated.
[0032]
First, as a chemical reaction by CBD,
ZnSO4 + xNH4OH → [Zn (NH3) x] 2 + SO4 2 + xH2O
ZnSO4 + 2NH4OH → Zn (OH) 2 ↓ + 2NH4 + SO4 2
A competitive reaction occurs. The ammine complex of Zn produced by this reaction reacts with thiourea to form ZnS, and the likelihood of the reaction is controlled by the concentration of ammonia (including pH) and the ratio of each component of the three-component aqueous solution. It is thought that it is possible.
[0033]
As described above, according to the present invention, the ratio of the components of the
[0034]
【effect】
As described above, the present invention relates to a method for manufacturing a compound thin-film solar cell comprising an n-type buffer layer for heterojunction provided on a light-absorbing layer made of a p-type compound semiconductor formed on a back electrode. When a buffer layer is formed by a CBD method using a three-liquid mixed aqueous solution of zinc sulfide ZnSO4, thiourea CS (NH2) 2, and ammonia NH4OH, the light absorbing layer is immersed in the three-liquid mixed aqueous solution, and the film forming reaction proceeds. Means to change the mixing ratio of the aqueous solution so that the component of ZnO is easily generated from ZnS in accordance with the formula (1). A stable pn junction with good bonding properties can be obtained, and There is an advantage that the barrier between them can be eliminated and performance degradation due to recombination can be prevented.
[0035]
The present invention also provides a compound thin-film solar cell comprising an n-type buffer layer for heterojunction provided on a p-type compound semiconductor light-absorbing layer formed on a back electrode. A buffer layer in which the proportion of components changes continuously or stepwise from ZnS to ZnO from the top to the upper transparent electrode is provided, so that a stable pn junction with good junction characteristics can be obtained. In addition, there is an advantage that performance degradation due to recombination can be prevented by eliminating a barrier between the transparent electrode.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front sectional view showing a basic structure of a thin film solar cell using a general compound semiconductor.
FIG. 2 is a diagram showing an example of a manufacturing process up to forming a back electrode and a light absorbing layer on an SLG substrate according to the present invention.
FIG. 3 is a view showing a manufacturing process until a buffer layer and a transparent electrode are formed on a light absorbing layer according to the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a manufacturing process up to the formation of a diffusion control layer, a back electrode, an alkali layer, and a laminated precursor on an SLG substrate according to the present invention.
FIG. 5 is a view showing a manufacturing process until a light absorption layer, a buffer layer, and a transparent electrode are formed on a SLG substrate via a diffusion control layer according to the present invention.
[Explanation of symbols]
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