JP2004046366A - 利用権限設定システム、サービス提供装置、利用権限管理用サーバ、利用権限設定システム制御プログラム、サービス提供装置制御プログラム及び管理用サーバ制御プログラム - Google Patents

利用権限設定システム、サービス提供装置、利用権限管理用サーバ、利用権限設定システム制御プログラム、サービス提供装置制御プログラム及び管理用サーバ制御プログラム Download PDF

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北田 成秀
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福井 芳樹
Shinya Taniguchi
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Abstract

【課題】専門の知識を有さない一般ユーザのレベルでも簡易にネットワーク機器の利用権限の設定が可能な利用権限設定システム、このシステムにおけるサービス提供装置、利用権限管理用サーバ、利用権限設定システム制御プログラム、サービス提供装置制御プログラム及び管理用サーバ制御プログラムを提供する。
【解決手段】サービス提供システム1を、認証サーバ10と第1のプリンタ装置11と第1の情報処理端末12と第1の設定装置18とを含んで構成される第1の利用権限設定システムと、第2のプリンタ装置13と第2の情報処理端末14と仮想オブジェクト管理用サーバ15と第2の設定装置19とを含んで構成される第2の利用権限設定システムと、第3の情報処理端末16を含んで構成される第3の利用権限設定システムと、をネットワーク17を介して互いにデータ通信可能に接続した構成とした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、システム利用者に特定のサービスを提供するシステムに係り、特に、ネットワークに接続されたサービス提供装置の利用権限を簡易に設定するのに好適な利用権限設定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
IPv6などを背景として今後、ネットワーク機器は爆発的に増加する。しかし、全てのネットワーク機器にはセキュリティの面から、「あるユーザの機器からはアクセス可能である」、「あるIPアドレスの機器からはアクセスを拒否」などといったアクセス権の設定をしなければならない。その結果、ありとあらゆる機器をユーザが管理しなくてはならず、組み合わせ爆発が生じ、とても対応できなくなると考えられる。
【0003】
このようなネットワーク機器のアクセス権の設定は、従来、所定のOS(Operating System)のインストールされたPC(Personal Computer)などの持つユーザインターフェース(以下、UI)を利用して行ったり、プリンタなどのように管理アプリケーションからSNMPを通じて設定を行ったり、機器が提供するWebページを通じて設定するといった方法が主に使用されている。
【0004】
また、従来、管理内容の異なる複数のシステムが、互いの資源を共有するといったシステム同士が連携して動作するものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例のうち、機器のUIを使う場合は、ネットワーク機器のそれぞれにディスプレイが必要でコストがかかる。また、SNMPやWebページを通じて設定する方法は、主にネットワークの管理者向けのものであり、設定したい機器のネットワーク上での名称など、ユーザにネットワークの専門的な知識を必要とするもので、これはユーザにとって理解し難いものである。
【0006】
また、それぞれ管理内容の異なる複数のシステムにおける利用権限の設定内容の異なる機器がネットワークを介して連携して動作する環境においては、連携が連鎖状になるにつれ、接続する側だけでなく、接続される側のシステムポリシーなどを確認する必要がでたり、あるサービスの基となるサービスに関する権限などを解決することが必要になる。そのため、管理内容の異なるシステム同士、あるいは、設定内容の異なる機器同士が、双方向的、協調的にアクセス制限等の利用権限を解決しなければならない。
【0007】
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、専門の知識を有さない一般ユーザのレベルでも簡易にネットワーク機器の利用権限の設定が可能な利用権限設定システム、このシステムにおけるサービス提供装置、利用権限管理用サーバ、利用権限設定システム制御プログラム、サービス提供装置制御プログラム及び管理用サーバ制御プログラムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の利用権限設定システムは、ネットワークを介して複数のシステム利用者に特定のサービスを提供するサービス提供装置に対する前記システム利用者の利用権限を設定するための利用権限設定システムであって、
前記サービス提供装置に対する前記システム利用者の利用権限に関する設定用情報を記憶するための利用権限設定用情報記憶手段と、当該利用権限設定用情報記憶手段に記憶された前記設定用情報を読み取る利用権限設定用情報読み取り手段と、当該利用権限設定用情報読み取り手段によって読み取られた前記設定用情報に基づき前記サービス提供装置に対する前記システム利用者の利用権限を設定する利用権限設定手段と、を備え、前記利用権限設定用情報記憶手段と前記利用権限設定用情報読み取り手段とは、それぞれ別々に設けることを特徴としている。
【0009】
このような構成であれば、サービス提供装置に対するシステム利用者の利用権限を設定するための設定用情報を利用権限設定用情報記憶手段に記憶することが可能であり、利用権限設定用情報読み取り手段によって、前記利用権限設定用情報記憶手段に記憶された設定用情報を読み取ることが可能であり、利用権限設定手段によって、この読み取った利用権限設定用情報に基づきサービス提供装置に対するシステム利用者の利用権限を設定することが可能である。
【0010】
従って、利用権限設定用情報記憶手段に記憶された利用権限の設定用情報を利用権限設定用情報読み取り手段に読み取らせるだけで記憶内容に応じた利用権限内容を設定できるので、特別な知識を有さないシステム利用者にも利用権限の設定を手軽に行うことが可能となる。
ここで、サービス提供装置は、プリンタ装置、スキャナ装置などの特定のサービスを提供する装置、更に、特定のサービスを提供するソフトウェアのインストールされたPCやPDA(Personal Digital Assistant)などの情報処理端末、なお更に、特定の情報の記憶されたPCやPDAなどの情報処理端末などであり、サービスを提供可能なものは全て含むものとする。
【0011】
また、利用権限設定用情報記憶手段は、好ましくは、接触式、あるいは、非接触式のICカードなどの単体で情報処理を行わない記憶装置であり、勿論、ノートPCやPDAなどの携帯型の情報処理端末など単体で情報処理が可能な装置であっても良い。つまり、利用権限設定用データを記憶可能であり、且つ、カードリーダや無線通信装置など所定の装置によってその記憶情報が読み出せるものであればどのようなものでも良い。
【0012】
利用権限設定用情報は、サービス提供装置に対するシステム利用者の利用権限を設定するための情報であり、利用権限とは、例えば、サービス提供装置がプリンタ装置であれば、サービスを要求してきたシステム利用者がこのプリンタ装置の利用が可能であるか否かを示す情報であり、また、サービス提供装置が資源を提供するサーバであれば、システム利用者がその資源に対する読み取りや、書き換えなどのアクセス権限を有しているか否かを示す情報である。
【0013】
また、ネットワークは、有線で構成されるもの、無線で構成されるもの、更に有線及び無線の両方で構成されるものなど、当該ネットワークに接続された機器間でデータ通信が可能であればどのような形態で構成されても良い。
また、請求項2に係る発明は、請求項1記載の利用権限設定システムにおいて、前記システム利用者を識別する識別情報を記憶するための識別情報記憶手段と、当該識別情報記憶手段に記憶された前記識別情報を読み取る識別情報読み取り手段と、当該識別情報読み取り手段によって読み取られた前記識別情報及び前記利用権限設定手段によって設定された設定内容に基づき前記システム利用者に前記サービス提供装置の利用権限があるか否かを判定する利用権限判定手段と、を備えることを特徴としている。
【0014】
つまり、識別情報読み取り手段によって、システム利用者を識別するための識別情報を記憶するための識別情報記憶手段に記憶された識別情報を読み取ることが可能であり、利用権限判定手段は、この読み取った識別情報及び利用権限設定手段によって設定された利用権限の設定内容に基づきシステム利用者に利用権限があるか否かを判定することが可能となっている。
【0015】
ここで、識別情報記憶手段は、サービス提供装置を利用するために必要な識別情報を記憶可能な接触式、あるいは、非接触式のICカードなどの記憶媒体の他、PCやWS(Work Station)などの据え置き型の端末装置、ノートPC、PDA、携帯電話などの携帯型の情報処理端末など、サービス提供装置を利用するために必要な識別情報を記憶可能で、且つ、サービス提供装置を利用可能な機能を備えた情報処理端末である。
【0016】
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載の利用権限設定システムにおいて、仮想オブジェクトを管理する仮想オブジェクト管理端末を通信可能に設けると共に、前記情報処理端末の位置を特定するための位置情報を取得する位置情報取得手段と、取得した位置情報に基づいて所定の演算を行う位置関係算出手段と、を備え、
当該仮想オブジェクト管理端末は、前記サービス提供装置に第1仮想オブジェクトを対応付け、前記利用権限設定用情報記憶手段に第2仮想オブジェクトを対応付けるとともに、実空間と対応させた仮想空間上に前記第1仮想オブジェクトを配置し、且つ、前記仮想空間における前記利用権限設定用情報記憶手段の位置又はその付近に前記第2仮想オブジェクトを配置する仮想オブジェクト設定手段を備え、
前記位置関係算出手段は、前記位置情報取得段によって取得した位置情報に基づいて前記第1仮想オブジェクトと前記第2仮想オブジェクトとの位置関係を算出し、
前記利用権限設定用情報読み取り手段は、算出された位置関係が前記第1仮想オブジェクトと前記第2仮想オブジェクトとが同じ位置に重複して存在する関係のときに、前記利用権限設定用情報記憶手段に記憶された前記設定用情報を読み取るようになっていることを特徴としている。
【0017】
つまり、仮想オブジェクト設定手段によってサービス提供装置に対応付けられた第1仮想オブジェクトに対して、同様に第2仮想オブジェクトの対応付けられた利用権限設定用情報記憶手段が移動して近づいた場合に、まず、利用権限設定用情報記憶手段の位置情報が位置情報取得手段によって取得される。そして、この位置情報に基づいて、位置関係算出手段が第1仮想オブジェクトと、第2仮想オブジェクトとの位置関係を算出し、仮想オブジェクトは所定の範囲を有するものなので、その算出結果から仮想オブジェクトの範囲が重なり合った状態の位置関係であるときに、利用権限設定用情報読み取り手段によって、利用権限設定用情報記憶手段に記憶された利用権限設定用情報を読み取ることが可能である。
【0018】
このようにすると、例えば、サービス提供装置がプリンタ装置であり、利用権限設定用情報記憶手段がPDAである場合に、プリンタ装置に仮想オブジェクトを対応付け、PDAにも仮想オブジェクトを対応付ける。
そして、利用権限の設定を行いたいときは、この仮想オブジェクトの対応付けられたPDAを持って、プリンタ装置に対応付けられた仮想オブジェクトに近づくことで、例えば、仮想オブジェクト管理端末には、PDAの位置情報が常に取得されるとして、その位置情報によって、仮想オブジェクト同士の位置関係を算出し、仮想オブジェクトが重なり合っているような場合には、PDAに記憶された設定用情報を読み取り、プリンタ装置の利用権限を設定する。
【0019】
なお、この場合、PDAには自己の位置情報を取得すためにGPS(Global Positioning System)などの位置情報取得手段が備えられ、取得した位置情報は無線通信などによって仮想オブジェクト管理端末へと伝送されるようになっている。
従って、PDAに限らず、携帯電話やノートパソコンなども利用権限設定用情報記憶手段として利用できるように、それらに仮想オブジェクトを対応付けてやることで、プリンタ装置の利用権限を設定したい者は、それらの機器を所持してプリンタ装置に対応付けられた仮想オブジェクトに近づくだけで、利用権限の設定を行うことが可能となる。
【0020】
ここで、仮想オブジェクトは、実空間と対応させた仮想空間上で論理的な形状および配置位置を有しており、その形状としては、例えば、配置位置を中心とした半径1m程度の球体であっても良いし、配置位置を中心とした1辺が1m程度の立方体であっても良いし、その他自然物や生物を模写した形状等あらゆる形状を含むものである。更に、近距離無線が通信できる範囲といった表現により与えられる形状も論理的形状に含まれる。また、立体的な形状に限らず、平面的な形状であっても良い。
【0021】
また、請求項4に係る発明は、請求項2又は請求項3記載の利用権限設定システムにおいて、前記仮想オブジェクト管理端末は、前記サービス提供装置に第1仮想オブジェクトを対応付け、前記識別情報記憶手段に第2仮想オブジェクトを対応付けるとともに、実空間と対応させた仮想空間上に前記第1仮想オブジェクトを配置し、且つ、前記仮想空間における前記識別情報記憶手段の位置又はその付近に前記第2仮想オブジェクトを配置する仮想オブジェクト設定手段を備え、
前記位置関係算出手段は、前記位置情報取得段によって取得した位置情報に基づいて前記第1仮想オブジェクトと前記第2仮想オブジェクトとの位置関係を算出し、
前記識別情報読み取り手段は、算出された位置関係が前記第1仮想オブジェクトと前記第2仮想オブジェクトとが同じ位置に重複して存在する関係のときに、前記識別情報記憶手段に記憶された前記識別情報を読み取るようになっていることを特徴としている。
【0022】
つまり、仮想オブジェクト設定手段によってサービス提供装置に対応付けられた第1仮想オブジェクトに対して、同様に第2仮想オブジェクトの対応付けられた識別情報記憶手段が移動して近づいた場合に、まず、識別情報記憶手段の位置情報が位置情報取得手段によって取得される。そして、この位置情報に基づいて、位置関係算出手段が第1仮想オブジェクトと、第2仮想オブジェクトとの位置関係を算出し、仮想オブジェクトは所定の範囲を有するものなので、その算出結果から仮想オブジェクトの範囲が重なり合った状態の位置関係であるときに、識別情報読み取り手段によって、識別情報記憶手段に記憶された識別情報を読み取ることが可能である。
【0023】
このようにすると、例えば、サービス提供装置がプリンタ装置であり、識別情報記憶手段がPDAである場合に、プリンタ装置に仮想オブジェクトを対応付け、PDAにも仮想オブジェクトを対応付ける。
そして、プリンタ装置を利用したいときは、この仮想オブジェクトの対応付けられたPDAを持って、プリンタ装置に対応付けられた仮想オブジェクトに近づくことで、例えば、仮想オブジェクト管理端末には、PDAの位置情報が常に取得されるとして、その位置情報によって、仮想オブジェクト同士の位置関係を算出し、仮想オブジェクトが重なり合っているような場合には、PDAに記憶された識別情報を読み取り、この識別情報に対応したシステム利用者にプリンタ装置の利用権限があるか否かを判定し、利用権限があると判定されたPDAには、プリンタ装置に対して指示を与えることが出来るようにしたので、簡易にサービスを利用することが可能となる。
【0024】
なお、この場合、PDAには自己の位置情報を取得すためにGPS(Global Positioning System)などの位置情報取得手段が備えられ、取得した位置情報は無線通信などによって仮想オブジェクト管理端末へと伝送されるようになっている。
従って、PDAに限らず、携帯電話やノートパソコンなども識別情報記憶手段として利用できるように、それらに仮想オブジェクトを対応付けてやることで、プリンタ装置を利用したい者は、それらの機器を所持してプリンタ装置に対応付けられた仮想オブジェクトに近づくだけで、利用権限の判定が行われ利用権限を有している場合はプリンタ装置を利用することが可能となる。
【0025】
また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の利用権限設定システムにおいて、前記利用権限設定手段は、利用権限を有さないシステム利用者から前記サービス提供装置に対してその利用要求があったときに、当該システム利用者に対して前記サービス提供装置を所定時間、又は、所定回数だけ利用可能とする利用権限内容の設定が可能となっていることを特徴としている。
【0026】
つまり、利用権限設定手段は、利用権限を有していないシステム利用者からサービス提供装置に対してその利用要求があったときに、このシステム利用者に対して所定時間、又は、所定回数だけサービス提供装置を利用できる利用権限内容の設定が可能となっている。これにより、例えば、会社などにおいて、会社以外の人間に、短い時間の間や1回だけサービス提供装置を利用させるようなときに役立つ。
【0027】
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の利用権限設定システムにおいて、前記識別情報読み取り手段に前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を特定の順番で読み取らせることで、前記利用権限設定手段は、この特定順番で読み取られた識別情報に基づき前記サービス提供装置に対するシステム利用者の利用権限の設定を行うことが可能となっていることを特徴としている。
【0028】
つまり、システム利用者を識別するための識別情報を、識別情報読み取り手段に特定の順番で読み取らせることで、サービス提供装置に対するシステム利用者の利用権限の設定が可能となっているものである。これにより、簡易に利用権限の設定を行うことが可能となる。
また、請求項7に係る発明は、請求項6記載の利用権限設定システムにおいて、前記利用権限設定手段は、前記システム利用者の識別情報として前記サービス提供装置の所有者の識別情報が読み取られてから所定時間以内に新たに読み取られた前記所有者以外の識別情報のシステム利用者に対して、前記サービス提供装置を利用できるように前記利用権限を設定するようになっていることを特徴としている。
【0029】
つまり、所有者の識別情報の後に所定時間以内に読み取られた所有者以外の識別情報のシステム利用者に対して、サービス提供装置を利用できるように利用権限内容を設定するようになっているものである。
また、請求項8に係る発明は、請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の利用権限設定システムにおいて、前記サービス提供装置が、前記利用権限設定用情報読み取り手段と、前記利用権限設定手段と、前記識別情報読み取り手段と、前記利用権限判定手段と、を備えることを特徴としている。
【0030】
つまり、サービス提供装置が、利用権限設定用情報読み取り手段と、利用権限設定手段と、識別情報読み取り手段と、利用権限判定手段と、を備え、サービス提供装置に対するシステム利用者の利用権限の設定やサービスの提供を行う。
また、請求項9に係る発明は、請求項7記載の利用権限設定システムにおいて、前記ネットワークに接続され、且つ、前記利用権限が設定された前記サービス提供装置は、当該ネットワークに新たに接続された他のサービス提供装置に対して前記設定された利用権限の内容を送信可能となっており、
前記他のサービス提供装置は、当該設定内容を受信してこの内容を自機器の利用権限として設定できるようになっていることを特徴としている。
【0031】
つまり、既に利用権限の設定されたサービス提供装置の接続されたネットワークに新たにサービス提供装置が接続されたときに、既に利用権限の設定されているサービス提供装置の利用権限の設定内容を、新たに接続されたサービス提供装置に送信し、新たに接続された機器がこの設定内容を自機器に適用することを可能としたものである。これにより、同じ利用権限の設定内容を新しいサービス提供装置を接続するたびに行う必要がなくなり便利である。
【0032】
また、請求項10に係る発明は、請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の利用権限設定システムにおいて、利用権限管理用サーバを備え、当該利用権限管理用サーバが、前記利用権限設定手段と前記利用権限判定手段とを備え、
前記サービス提供装置が、前記利用権限設定用情報読み取り手段と前記識別情報読み取り手段とを備えることを特徴としている。
【0033】
つまり、利用権限管理用サーバを備え、このサーバが、利用権限設定手段と利用権限判定手段とを備え、サービス提供装置が、利用権限設定用情報読み取り手段と識別情報読み取り手段とを備える形態のものである。このようにすることで、サービス提供装置において読み取られた設定用情報や識別情報に基づき、利用権限管理用サーバによって、利用権限の設定や利用権限の有無の判定などを行うことが可能である。
【0034】
従って、例えば、利用権限管理用サーバを専用の業者が管理し、この管理下において一般ユーザがサービス提供装置を取り扱うようなシステム形態が可能となり、一般ユーザは、システム利用者の利用権限の管理等を行わずに済み、簡易にセキュリティの高いシステムを利用することが可能となる。
また、請求項11に係る発明は、請求項10記載の利用権限設定システムにおいて、前記利用権限管理用サーバは、他の利用権限管理用サーバの管理下にあるシステム利用者に対する自サーバの管理下にあるサービス提供装置の利用権限の設定内容を有していることを特徴としている。
【0035】
つまり、利用権限管理用サーバは、他の管理用サーバにおいて管理されているシステム利用者から、自サーバにおけるサービス提供装置に対してその利用要求があったときに、その利用権限の有無を判定するための他サーバの管理下にあるシステム利用者の利用権限の設定内容を有している。従って、他サーバからの利用要求に応じると共に、他サーバも同様の設定内容を有することで、こちらから他サーバの利用機器を利用することも可能となる。
【0036】
また、請求項12に係る発明は、請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の利用権限設定システムにおいて、前記利用権限の設定用情報は、前記サービス提供装置の所有者とそれ以外のシステム利用者との人間関係の情報を含むことを特徴としている。
つまり、利用権限の設定用情報として前記サービス提供装置の所有者とそれ以外のシステム利用者との人間関係の情報を含ませることで、この人間関係に基づいて利用者の権限を設定することが可能となる。従って、サービス提供装置を利用するときに、親子関係、夫婦関係、上司と部下などの所有者と利用者との人間関係を認証用のサーバなどに伝えることで、簡易に利用権限の設定を更新するサービスの提供などが可能となる。
【0037】
また、本発明に係る請求項13記載のサービス提供装置は、請求項2記載の利用権限設定システムにおける前記サービス提供装置であって、前記利用権限判定手段によって前記システム利用者に本機器の利用権限があると判定されたときに、このシステム利用者に前記利用権限の設定内容に基づいた前記特定のサービスを提供するようになっていることを特徴としている。
【0038】
ここで、本発明は、請求項2記載利用権限設定システムにおけるサービス提供装置であり、その作用効果は重複するので記載を省略する。
また、本発明に係る請求項14記載のサービス提供装置は、請求項8記載の利用権限設定システムにおける前記サービス提供装置であって、前記利用権限設定用情報読み取り手段と、前記利用権限設定手段と、前記識別情報読み取り手段と、前記利用権限判定手段と、を備えることを特徴としている。
【0039】
ここで、本発明は、請求項8記載利用権限設定システムにおけるサービス提供装置であり、その作用効果は重複するので記載を省略する。
また、請求項15に係る発明は、請求項14記載のサービス提供装置において、前記ネットワークに接続され、且つ、前記利用権限が設定されているときに、当該ネットワークに新たに接続されたサービス提供装置に対して前記設定された利用権限の内容を送信可能となっており、
前記ネットワークに接続され、且つ、前記利用権限が設定されたサービス提供装置からその設定内容を受信したときに、この設定内容を自機器の利用権限として設定できるようになっていることを特徴としている。
【0040】
ここで、本発明は、請求項9記載利用権限設定システムにおけるサービス提供装置であり、その作用効果は重複するので記載を省略する。
また、本発明に係る請求項16記載のサービス提供装置は、請求項10記載の利用権限設定システムにおける前記サービス提供装置であって、
前記利用権限設定用情報読み取り手段と、前記識別情報読み取り手段と、を備えることを特徴としている。
【0041】
ここで、本発明は、請求項10記載利用権限設定システムにおけるサービス提供装置であり、その作用効果は重複するので記載を省略する。
また、本発明に係る請求項17記載の利用権限管理用サーバは、請求項10記載の利用権限設定システムにおける前記利用権限管理用サーバであって、
前記利用権限設定手段と、前記利用権限判定手段と、を備えることを特徴としている。
【0042】
ここで、本発明は、請求項10記載利用権限設定システムにおける利用権限管理用サーバであり、その作用効果は重複するので記載を省略する。
また、本発明に係る請求項18記載の利用権限設定システム制御プログラムは、請求項1記載の利用権限設定システムを制御するための利用権限設定システム制御プログラムであって、
前記利用権限設定用情報記憶手段に記憶された前記設定用情報を読み取る利用権限設定用情報読み取りステップと、当該利用権限設定用情報読み取りステップにおいて読み取られた前記設定用情報に基づき前記サービス提供装置に対する前記システム利用者の利用権限を設定する利用権限設定ステップと、を備えることを特徴としている。
【0043】
ここで、本発明は、請求項1記載の利用権限設定システムを制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
また、本発明に係る請求項19記載の利用権限設定システム制御プログラムは、請求項2記載の利用権限設定システムを制御するための利用権限設定システム制御プログラムであって、
前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を読み取る識別情報読み取りステップと、当該識別情報読み取りステップにおいて読み取られた前記識別情報及び前記利用権限設定ステップにおいて設定された設定内容に基づき前記システム利用者に前記サービス提供装置の利用権限があるか否かを判定する利用権限判定ステップと、を備えることを特徴としている。
【0044】
ここで、本発明は、請求項2記載の利用権限設定システムを制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
また、請求項20に係る発明は、請求項18又は請求項19記載の利用権限設定システム制御プログラムにおいて、前記利用権限設定ステップにおいては、前記利用権限を有さないシステム利用者から前記サービス提供装置に対してその利用要求があったときに、当該システム利用者に対して前記サービス提供装置に対する利用権限を所定時間、又は、所定回数だけ利用できる利用権限内容の設定が可能となっていることを特徴としている。
【0045】
ここで、本発明は、請求項5記載の利用権限設定システムを制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
また、請求項21に係る発明は、請求項19又は請求項20記載の利用権限設定システム制御プログラムにおいて、前記識別情報読み取りステップにおいては、2以上の前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を特定の順番で読み取らせることで、前記利用権限設定ステップにおいては、この特定順番で読み取られた識別情報に基づき前記サービス提供装置に対するシステム利用者の利用権限の設定を行うことが可能となっていることを特徴としている。
【0046】
ここで、本発明は、請求項6記載の利用権限設定システムを制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
また、請求項22に係る発明は、請求項21記載の利用権限設定システム制御プログラムにおいて、前記利用権限設定ステップにおいては、前記システム利用者の識別情報として前記サービス提供装置の所有者の識別情報が読み取られてから所定時間以内に新たに読み取られた前記所有者以外の識別情報のシステム利用者に対して、前記サービス提供装置を利用できるように前記利用権限を設定するようになっていることを特徴としている。
【0047】
ここで、本発明は、請求項7記載の利用権限設定システムを制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
また、本発明に係る請求項23記載のサービス提供装置制御プログラムは、請求項14記載のサービス提供装置を制御するためのサービス提供装置制御プログラムであって、
前記利用権限設定用情報記憶手段に記憶された前記設定用情報を読み取る利用権限設定用情報読み取りステップと、当該利用権限設定用情報読み取りステップにおいて読み取られた前記設定用情報に基づき前記サービス提供装置に対する前記システム利用者の利用権限を設定する利用権限設定ステップと、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を読み取る識別情報読み取りステップと、当該識別情報読み取りステップにおいて読み取られた前記識別情報及び前記利用権限設定ステップにおいて設定された設定内容に基づき前記システム利用者に前記サービス提供装置の利用権限があるか否かを判定する利用権限判定ステップと、を備えることを特徴としている。
【0048】
ここで、本発明は、請求項14記載の利用権限設定システムにおけるサービス提供装置を制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
また、本発明に係る請求項24記載のサービス提供装置制御プログラムは、請求項15記載のサービス提供装置を制御するためのサービス提供装置制御プログラムであって、
前記利用権限設定用情報記憶手段に記憶された前記設定用情報を読み取る利用権限設定用情報読み取りステップと、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を読み取る識別情報読み取りステップと、を備えることを特徴としている。
【0049】
ここで、本発明は、請求項16記載の利用権限設定システムにおけるサービス提供装置を制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
また、本発明に係る請求項25記載の管理用サーバ制御プログラムは、請求項17記載の利用権限設定システムにおける前記利用権限管理用サーバを制御するための管理用サーバ制御プログラムであって、
請求項24記載のサービス提供装置制御プログラムにおける利用権限設定用情報読み取りステップにおいて読み取られた前記設定用情報に基づき前記サービス提供装置に対する前記システム利用者の利用権限を設定する利用権限設定ステップと、前記サービス提供装置制御プログラムにおける識別情報読み取りステップにおいて読み取られた前記識別情報及び前記利用権限設定ステップにおいて設定された設定内容に基づき前記システム利用者に前記サービス提供装置の利用権限があるか否かを判定する利用権限判定ステップと、を備えることを特徴としている。
【0050】
ここで、本発明は、請求項17記載の利用権限管理用サーバを制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図14は、本発明に係る利用権限設定システムの実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係る利用権限設定システムを適用したサービス提供システムの構成を図1に基づいて説明する。図1は、本発明に係るサービス提供システムの概略構成図である。
【0052】
サービス提供システム1は、認証サーバ10と、第1のプリンタ装置11と、第1の情報処理端末12と、第2のプリンタ装置13と、第2の情報処理端末14と、仮想オブジェクト管理用サーバ15と、第3の情報処理端末16と、ネットワーク17と、第1の設定装置18と、第2の設定装置19と、を含んだ構成となっている。
【0053】
本実施の形態においては、認証サーバ10と第1のプリンタ装置11と第1の情報処理端末12と第1の設定装置18とが第1の利用権限設定システムに属し、第2のプリンタ装置13と第2の情報処理端末14と仮想オブジェクト管理用サーバ15と第2の設定装置19とが第2の利用権限設定システムに属し、第3の情報処理端末16が、第3の利用権限設定システムに属しているものとする。
【0054】
つまり、本実施の形態において、サービス提供システム1は、それぞれ管理内容の異なる3つの利用権限設定システムに属する機器がネットワーク17を介して互いに通信可能に接続されており、それぞれ他のシステムにおけるプリンタ装置などのサービス提供装置を利用できるようになっている。
第1の情報処理端末12及び第3の情報処理端末16は、本実施の形態において、ネットワーク17を介して他の機器とデータ通信を行うための機能を有したPCやPDA等の情報処理端末である。更に、これらの情報処理端末を利用するシステム利用者に対応した識別情報をそれぞれ有している。この識別情報は、例えば、ユーザ名やユーザIDなどのシステム利用者を識別可能な情報である。
【0055】
第2の情報処理端末14は、本実施の形態において、ネットワーク17を介して他の機器とデータ通信を行うための機能とGPS等の自己の位置情報を取得するための位置情報取得機能とを備えた、システム利用者が携帯可能なPDA等の携帯型情報処理端末である。更に、この情報処理端末を利用するシステム利用者に対応した識別情報を有している。この識別情報は、例えば、ユーザ名やユーザIDなどのシステム利用者を識別可能な情報である。
【0056】
第1の設定装置18は、第1の利用権限設定システムにおける第1のプリンタ装置11に対するシステム利用者の利用権限の設定用情報が記憶されたもので、本実施の形態においては非接触式のICカードとなっている。ここで、利用権限設定用情報とは、例えば、第1のプリンタ装置11の所有者とシステム利用者との関係を示す情報と、この情報に対する、「利用可」、「利用不可」、「設定内容の変更可」などのプリンタの利用権限に関する情報が含まれている。
【0057】
第2の設定装置19は、第2の利用権限設定システムにおける第2のプリンタ装置13に対するシステム利用者の利用権限の設定用情報が記憶されたもので、自己の位置情報を取得するための位置情報取得部と仮想オブジェクト管理用サーバ15及び第2のプリンタ装置13と無線でデータ通信を行うための近距離無線通信部とを備えている。
【0058】
更に、図2に基づき第1のプリンタ装置11の構成を説明する。図2は、第1のプリンタ装置11の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、第1のプリンタ装置11は、設定用情報読み取り部11aと、プリンタ機能部11bと、データ通信部11cと、を含んだ構成となっている。
【0059】
設定用情報読み取り部11aは、第1の設定装置18に記憶された利用権限設定用情報を読み取るためのもので、本実施の形態においては、第1の設定装置18は非接触式のICカードとなっており、このICカードのメモリICに記憶された利用権限設定用情報を読み取り、これをデータ通信部11cに伝送するようになっている。
【0060】
プリンタ機能部11bは、公知のインクジェットプリンタやレーザプリンタなどが有するものと同様の、所定サイズの用紙に受信したプリンタ用データに対応した文字や絵などを記録する機能を有したものである。
データ通信部11cは、本実施の形態においては、有線によってネットワーク17に接続されており、このネットワーク17を介して、当該ネットワーク17に接続された他の機器との間でデータの送受信処理を行うものである。
【0061】
更に、図4に基づき認証サーバ10の構成を説明する。図4は、認証サーバ10の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、認証サーバ10は、データ通信部10aと、利用権限設定部10bと、利用権限設定用データベース10cと、認証部10dと、を含んだ構成となっている。
【0062】
データ通信部10aは、本実施の形態においては、有線によってネットワーク17に接続されており、このネットワーク17を介して、当該ネットワーク17に接続された他の機器との間でデータの送受信処理を行うものである。
利用権限設定部10bは、第1のプリンタ装置11から伝送されてきた利用権限設定用情報に基づき、第1のプリンタ装置11に対するシステム利用者の設定内容に応じた利用権限を設定するものである。
【0063】
利用権限設定用データベース10cは、利用権限設定部10bにおいて設定された利用権限の内容を記憶するデータベースであり、識別情報をキーワードとして、データベースに記憶された利用権限情報からこの識別情報に対する利用権限の設定内容を検出できるようになっている。更に、このデータベースには、第1の利用権限設定システムとは異なる利用権限設定システムにおけるシステム利用者に対する第1のプリンタ装置11の利用権限が予め設定され記憶されている。
【0064】
認証部10dは、第1のプリンタ装置11から取得した識別情報と利用権限設定用データベースに記憶された利用権限情報に基づき、その識別情報を有する情報処理端末に第1のプリンタ装置11の利用権限があるか否かを判定して、利用権限がある場合は、その利用権限内容に基づいた第1のプリンタ装置11の利用を許可するものである。つまり、本実施の形態においては、認証結果を第1のプリンタ装置11に伝送し、第1のプリンタ装置11側で処理を行うようにしている。なお、この形態に限らず、情報処理端末からの第1のプリンタ装置11への指示内容は全て認証サーバ10を介し、認証サーバ10からの指示によって第1のプリンタ装置11を利用する認証サーバ10をプリンタサーバとする形態など、どのような形態を用いても良い。
【0065】
更に、図3に基づき第2のプリンタ装置13の構成を説明する。図3は、第2のプリンタ装置13の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、第2のプリンタ装置13は、近距離無線通信部13aと、利用権限設定部13bと、認証部13cと、プリンタ機能部13dと、利用権限設定用データベース13eと、を含んだ構成となっている。
【0066】
近距離無線通信部13aは、第2の利用権限設定システムにおける第2のプリンタ装置13に対するシステム利用者の利用権限を設定するための設定用情報を第2の設定装置19から読み取る処理と、仮想オブジェクト管理サーバ15との間のネットワーク17を介したデータ通信処理と、を行うためのものである。本実施の形態においては、公知の無線LANの技術を用いて実現する。従って、第2の設定装置は、近距離無線通信部を備えている。ここで、第2の設定装置19は、自己の位置情報を取得する位置情報取得部と近距離無線通信部とを備えた専用の装置であり、自装置に記憶された利用権限設定用情報を近距離の無線通信によって第2のプリンタ装置13に伝送する。
【0067】
利用権限設定部13bは、第2の設定装置から読み取った利用権限設定用情報に基づき、第2のプリンタ装置13に対するシステム利用者の利用権限を設定するためのものである。ここで、利用権限設定用情報は、ネットワーク上で用いられるIDに、システム利用者の情報を対応付けた情報が含まれており、更に、これらシステム利用者が第2のプリンタ装置13を利用することが可能か否かといった利用権限の情報が含まれるものである。なお、これに限らず、例えば第2のプリンタ装置13の所有者とシステム利用者との関係を示す情報など、他の情報を含ませ、これらの情報に基づいて利用権限の設定を行うようにしても良い。
【0068】
認証部13cは、利用権限設定部13bによって、第2のプリンタ装置13に対するシステム利用者の利用権限が設定され、第2のプリンタ装置13によるサービスの提供を行う際に、第2のプリンタ装置13を利用するシステム利用者に、本装置13を利用する権限があるか否かを判定する認証処理を行うもので、本実施の形態においては、第2のプリンタ装置13を利用するための情報処理端末にシステム利用者を識別するための識別情報を記憶し、この識別情報を利用して認証処理を行う。
【0069】
プリンタ機能部13dは、公知のインクジェットプリンタやレーザプリンタなどが有するものと同様のものであり、所定サイズの用紙に情報処理端末から受信したプリンタ用データに対応した文字や絵などを記録する機能を有したものである。
利用権限設定用データベース13eは、利用権限設定部13bにおいて設定された利用権限の内容を記憶するデータベースであり、読み取った識別情報をキーワードとして、データベースに記憶された利用権限情報からこの識別情報のシステム利用者に対する利用権限の設定内容を検出できるようになっている。更に、このデータベースには、第1の利用権限設定システムとは異なる利用権限設定システムにおけるシステム利用者に対する第2のプリンタ装置13の利用権限の設定内容も記憶されている。
【0070】
更に、図5に基づき仮想オブジェクト管理用サーバ15の構成を説明する。図5は、仮想オブジェクト管理用サーバ15の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、仮想オブジェクト管理用サーバ15は、近距離無線通信部15aと、仮想オブジェクト管理部15bと、位置情報管理部15cと、位置関係算出部15dと、を含んだ構成となっている。
【0071】
近距離無線通信部15aは、第2の利用権限設定システムにおける第2のプリンタ装置13とネットワーク17を介してデータ通信処理を行うためのものである。上記近距離無線通信部13aと同様に、本実施の形態においては、公知の無線LANの技術を用いて実現する。
仮想オブジェクト管理部15bは、仮想オブジェクトを第2の情報処理端末14及び第2のプリンタ装置13に対応付けしたり、あるいは、対応付けられた仮想オブジェクトを削除したりするなどの仮想オブジェクトの設定や削除等を行うためのものである。更に、後述する位置関係算出部15dからの算出結果に基づき第2の情報処理端末14を制御する処理も行う。
【0072】
位置情報管理部15cは、仮想オブジェクトの対応付けられた第2の情報処理端末14の位置情報を取得し、且つ、管理するためのものである。
位置関係算出部15dは、取得した位置情報から第2の情報処理端末14に対応付けられた仮想オブジェクトと第2のプリンタ装置13に対応付けられた仮想オブジェクトとの位置関係を算出するものである。
【0073】
更に、認証サーバ10と第1のプリンタ装置11と第1の情報処理端末12と第1の設定装置18とを含んで構成される第1の利用権限設定システムにおける、第1のプリンタ装置11に対するシステム利用者の利用権限の設定処理を説明する。第1の設定装置18は、上記したように非接触式のICカードとなっており、設定用情報読み取り部11aは、非接触式のICカードのメモリICから利用権限設定用情報を読み取るための機能を備えている。本実施の形態において、この非接触のデータ読み取りは、ICカードに備えられた平面コイルと、ICカードのメモリICからデータを読み出すカードリーダに備えられた平面コイルとの電磁誘導結合を利用して行われる。ここで、第1の設定装置18には、利用権限設定用情報として、上記したように第1のプリンタ装置11の所有者との関係を示す情報、この情報に対して第1のプリンタ装置11を利用することが可能か否かといった利用権限に関する情報が含まれている。従って、第1のプリンタ装置11は、この設定用情報を読み取ると、データ通信部11cによって、ネットワーク17を介して認証サーバ10に利用権限設定用情報を伝送する処理を行う。一方、認証サーバ10は、第1のプリンタ装置11からデータ通信部10aを介して利用権限設定用情報を受信すると、この情報を利用権限設定部10bに伝送する。利用権限設定部10bは、取得した利用権限設定用情報に基づき第1のプリンタ装置11に対するシステム利用者の利用権限を設定し、その設定内容を利用権限設定用データベース10cに記憶する。以後、第1のプリンタ装置11を利用する機器に対しては、設定された利用権限に基づいて認証部10dにおいて認証処理を行うことになる。
【0074】
更に、第1の情報処理端末12によって第1のプリンタ装置11を利用するときの第1の利用権限設定システムの動作を説明する。まず、第1の情報処理端末12には、上記したようにシステム利用者を識別するための識別情報が記憶されている。ここで、識別情報は、予め情報処理端末に設定され記憶されている場合や、システムにログインするときにシステム利用者が自分で入力することによってログオフするまで一時的に記憶される場合などが考えられる。本実施の形態においては、上記したように第1の情報処理端末12に予め設定され記憶されていることとする。第1の情報処理端末12からの第1のプリンタ装置11の利用は、まず第1のプリンタ装置11に対して利用要求を伝送することから始まる。第1のプリンタ装置11はこの利用要求を受信すると、このことを認証サーバ10に通知する。認証サーバ10では、第1のプリンタ装置11に第1の情報処理端末12から識別情報を取得するように取得要求を伝送する指示を与える。これによって、第1のプリンタ装置11は、第1の情報処理端末12に識別情報の取得要求を伝送する。第1の情報処理端末12は、識別情報の取得要求を受信すると、自端末12に記憶された識別情報を第1のプリンタ装置11を介して認証サーバ10に伝送する。認証サーバ10は、第1の情報処理端末12からの識別情報を受信すると、認証部10dにおいて、取得した識別情報及び利用権限設定用データベースに記憶された利用権限の設定内容に基づき、識別情報に対応したシステム利用者の認証処理を行う。この結果、識別情報のシステム利用者に利用権限があると認められたときは、このことを第1のプリンタ装置11に通知する。この通知を受けた第1のプリンタ装置11は、第1の情報処理端末からの指示内容に応じてプリンタ機能部11bによる処理を行う。また、認証部10dにおいて、利用権限が認められなかったときは、認証できなかった旨を第1の情報処理端末12に通知する。
【0075】
更に、第2のプリンタ装置13と第2の情報処理端末14と仮想オブジェクト管理用サーバ15と第2の設定装置19とを含んで構成される第2の利用権限設定システムにおける第2のプリンタ装置13に対するシステム利用者の利用権限の設定処理を説明する。第2の利用権限設定システムにおいては、仮想オブジェクト管理用サーバ15によって、図1に示すように、第2の設定装置19、第2の情報処理端末14及び第2のプリンタ装置13にそれぞれ一定の範囲を有する球形の仮想オブジェクトが対応付けられており、本実施の形態においては、第2のプリンタ装置13は移動不可として、プリンタ装置13に対応付けられた仮想オブジェクトもその位置を変化させないものとして取り扱う。従って、利用権限の設定は、第2の設定装置19を第2のプリンタ装置13の仮想オブジェクトの範囲内に持ち運ぶことで行う。つまり、第2の設定装置は、位置情報取得部によって常に位置情報を取得してその情報を仮想オブジェクト管理用サーバ15に伝送しているので、位置関係算出部15dは、第2の設定装置19に対応付けられた仮想オブジェクトの位置情報と第2のプリンタ装置13に対応付けられた仮想オブジェクトの位置情報とから、その位置関係を算出し、この算出結果から、第2のプリンタ装置13に対応付けられた仮想オブジェクトの範囲の一部と、第2の設定装置19に対応付けられた仮想オブジェクトの範囲の一部とが重なり合うような位置関係である場合に、第2のプリンタ装置13は、近距離無線通信部13aを介して第2の設定装置19に記憶された利用権限設定用情報を取得し、この設定用情報に基づき利用権限設定部13bによって、第2のプリンタ装置13に対するシステム利用者の利用権限を設定する。この設定内容は、利用権限設定用データベース13eに記憶される。ここで、第2の設定装置19には、利用権限設定用情報として、上記したように第2のプリンタ装置13の所有者との関係を示す情報、この情報に対して第2のプリンタ装置13を利用することが可能か否かといった利用権限に関する情報が含まれている。
【0076】
更に、第2の情報処理端末14によって第2のプリンタ装置13を利用するときの第2の利用権限設定システムの動作を説明する。まず、第2の情報処理端末14には、上記したようにシステム利用者を識別するための識別情報が記憶されている。本実施の形態においては、仮想オブジェクト管理用サーバ15における仮想オブジェクト管理部15bによって、一定範囲の球形の仮想オブジェクトが第2の情報処理端末14に対応付けられている。つまり、システム利用者が第2のプリンタ装置13を利用するときには、第2の情報処理端末14を持って第2のプリンタ装置13に近づくことになる。このとき、第2の設定装置19と同様に、第2の情報処理端末14の位置情報取得部は、常に第2の情報処理端末14の位置情報を取得して仮想オブジェクト管理用サーバ15に伝送しているので、位置関係算出部15dは、第2の情報処理端末14に対応付けられた仮想オブジェクトの位置情報と第2のプリンタ装置13に対応付けられた仮想オブジェクトの位置情報とに基づきその位置関係を算出し、この算出結果から第2のプリンタ装置13に対応付けられた仮想オブジェクトの範囲の一部と、第2の情報処理端末14に対応付けられた仮想オブジェクトの範囲の一部とが重なり合うような位置関係である場合に、第2のプリンタ装置13は、第2の情報処理端末14に記憶された識別情報を近距離無線通信部13aを介して取得し、認証部13cは、この識別情報と利用権限設定用データベース13eに記憶された利用権限の設定内容とに基づきこの識別情報に対応するシステム利用者の認証処理を行う。この結果、識別情報に対応したシステム利用者に利用権限があると認められたときは、第2の情報処理端末14からの指示内容に応じてプリンタ機能部13dによる処理を行う。また、認証部13cにおいて、利用権限が認められなかったときは、認証できなかった旨を第2の情報処理端末14に通知する。
【0077】
更に、第3の利用権限設定システムに属する第3の情報処理端末16によって第1のプリンタ装置11を利用する場合のシステムの動作を説明する。この利用形態は、第1の利用権限設定システムにおいて管理されるシステム利用者以外の者がこのシステムの管理下にある第1のプリンタ装置11を利用するもので、本実施の形態においては、認証サーバ10が第1のプリンタ装置11を介して第3の情報処理端末16から識別情報を取得すると、認証部10dにおいて、取得した識別情報と利用権限設定用データベース10cに記憶された他のシステムの利用者用の利用権限の設定内容とに基づいて認証処理を行い、データベースに登録された他のシステムの利用者の設定情報の中に第3の情報処理端末からの識別情報に対応したシステム利用者があったときに、他のシステムの利用者用の利用権限の設定内容に基づき利用権限の設定が行われる。ここで、この利用権限内容は、例えば、予め各システムの管理者同士の間で決定される。
【0078】
更に、本実施の形態においては、まず第1のプリンタ装置11の所有者の識別情報をデータ通信部11cを介して認証サーバ10に伝送し、その後直ちに(所定時間以内に)第3の情報処理端末16に記憶された識別情報をデータ通信部11cを介して認証サーバ10に伝送することで、認証部10dにおいて、最初に取得した識別情報が第1のプリンタ装置11の所有者のものであると認証されたときに、無条件で、第3の情報処理端末が、第1のプリンタ装置11を所定回数(例えば、3回)だけ利用できる利用権限の設定を行うことが可能となっている。つまり、システムに関与していない者に一時的にプリンタ装置を利用させる設定が可能となっている。
【0079】
次に、図6に基づき、第1のプリンタ装置11における利用権限設定用情報の読み取り処理の流れを説明する。図6は、第1のプリンタ装置11における利用権限設定用情報の読み取り処理を示すフローチャートである。
図6に示すように、まずステップS600に移行し、非接触式のICカードである第1の設定装置18が設定用情報読み取り部11aによって情報を読み取ることが可能な範囲内に近づき、第1の設定装置18から利用権限設定用情報が読み取られたか否かを判定し、読み取られたと判定された場合(Yes)はステップS602に移行し、そうでない場合(No)は読み取られるまで待機する。
【0080】
ステップS602に移行した場合は、データ通信部11cは、設定用情報読み取り部11aによって読み取られた利用権限設定用情報を認証サーバ10に伝送してステップS600に移行する。
更に、図7に基づき、認証サーバ10における利用権限の設定処理の流れを説明する。図7は、認証サーバ10における利用権限の設定処理を示すフローチャートである。
【0081】
図7に示すように、まずステップS700に移行し、データ通信部10aによって、利用権限設定用情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)は取得した情報を利用権限設定部10bに伝送してステップS702に移行し、そうでない場合(No)は取得するまで待機する。
ステップS702に移行した場合は、利用権限設定部10bによって、取得した利用権限設定用情報に基づき第1のプリンタ装置11に対するシステム利用者の利用権限を設定し、その設定内容を利用権限設定用データベース10cに登録してステップS700に移行する。
【0082】
更に、図8に基づき、第1の情報処理端末12における第1のプリンタ装置利用時の動作処理の流れを説明する。図8は、第1の情報処理端末12における第1のプリンタ装置利用時の動作処理を示すフローチャートである。
図8に示すように、まずステップS800に移行し、第1のプリンタ装置11に対して利用要求を送信してステップS802に移行する。
【0083】
ステップS802に移行すると、識別情報取得要求を取得したか否かを判定し取得したと判定された場合(Yes)はステップS804に移行し、そうでない場合(No)は取得するまで待機する。
ステップS804に移行した場合は、第1の情報処理端末12は、データ通信部12aによってネットワーク17を介して第1のプリンタ装置11に識別情報を伝送してステップS806に移行する。
【0084】
ステップS806では、認証サーバ10によって認証されたか否かを判定し、認証されたと判定された場合(Yes)は第1のプリンタ装置11を利用可能な状態でステップS808に移行し、そうでない場合(No)はステップS800に移行する。
ステップS808では、第1のプリンタ装置の利用が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS800に移行し、そうでない場合(No)は終了するまで待機する。
【0085】
更に、図9に基づき、第1のプリンタ装置11における識別情報の取得処理の流れを説明する。図9は、第1のプリンタ装置11における識別情報の取得処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、まずステップS900に移行し、第1の情報処理端末12から利用要求を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS902に移行し、そうでない場合(No)は取得するまで待機する。
【0086】
ステップS902に移行した場合は、第1の情報処理端末12に識別情報取得要求を送信してステップS904に移行する。
ステップS904では、第1の情報処理端末12から識別情報を取得したか否かを判定し取得したと判定された場合(Yes)はステップS906に移行し、そうでない場合(No)は取得するまで待機する。
【0087】
ステップS906に移行した場合は、データ通信部11cによって、取得した識別情報を認証サーバ10に伝送してステップS900に移行する。
更に、図10に基づき、認証サーバ10におけるシステム利用者の認証処理の流れを説明する。図10は、認証サーバ10におけるシステム利用者の認証処理を示すフローチャートである。
【0088】
図10に示すように、まずステップS1000に移行し、第1のプリンタ装置11から認証要求を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS1002に移行し、そうでない場合(No)は取得するまで待機する。
ステップS1002に移行した場合は、第1のプリンタ装置11に対して、第1の情報処理端末12に識別情報取得要求を送信するように指示を与えステップS1004に移行する。
【0089】
ステップS1004では、第1のプリンタ装置11から第1の情報処理端末に設定された識別情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS1006に移行し、そうでない場合(No)は取得するまで待機する。
ステップS1006に移行した場合は、認証部10dにおいて、自システムの管理下にあるシステム利用者の識別情報か否かを判定し、自システムに未登録のものであると判定された場合(Yes)はステップS1008に移行し、そうでない場合(No)はステップS1016に移行する。
【0090】
ステップS1008に移行した場合は、認証部10cにおいて、他のシステムの利用者用の利用権限の設定内容に基づいて認証処理を行いステップS1010に移行する。
ステップS1010に移行すると、識別情報は、他のシステムの利用者のものであるか否かを判定し、他のシステムの利用者のものであると認証された場合(Yes)はステップS1012に移行し、そうでない場合(No)はステップS1014に移行する。
【0091】
ステップS1012に移行した場合は、他のシステムの利用者用の利用権限の設定内容に応じた利用権限内容で処理を行うように第1のプリンタ装置11に通知してステップS1000に移行する。
一方、ステップS1014に移行した場合は、対応したシステムのものではなく認証できなかった旨を第1の情報処理端末に通知してステップS1000に移行する。
【0092】
また、ステップS1006において、取得した識別情報が登録された識別情報でありステップS1016に移行した場合は、第1のプリンタ装置11の所有者の識別情報か否かを判定し、所有者の識別情報であると判定された場合(Yes)は所定時間以内に別の識別情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS1020に移行し、そうでない場合(No)はステップS1024に移行する。
【0093】
ステップS1020に移行した場合は、所定回数(例えば3回)まで第1のプリンタ装置11が利用できるように利用権限を設定してステップS1022に移行する。
ステップS1022では、設定された内容を第1のプリンタ装置11に伝送してステップS1000に移行する。
【0094】
一方、ステップS1018において、所定時間内に別の識別情報を取得せずステップS1024に移行した場合は、所有者用の利用権限内容で処理を行うように第1のプリンタ装置11に通知してステップS1000に移行する。ここで、所有者用の利用権限とは、本実施の形態において、第1のプリンタ装置11の設定内容の変更などを含め、最大の権限が許可される権限である。
【0095】
また、ステップS1016において、取得した識別情報が第1のプリンタ装置11の所有者のものではなくステップs1026に移行した場合は、利用権限設定用データベースに記憶された利用権限の設定内容に基づき処理を行うように第1のプリンタ装置11に通知してステップS1000に移行する。
更に、図11に基づき、第2の利用権限設定システムにおける利用権限設定時の仮想オブジェクト管理用サーバ15の動作処理の流れを説明する。図11は、利用権限設定時の仮想オブジェクト管理用サーバ15の動作処理を示すフローチャートである。
【0096】
図11に示すように、まずステップS1100に移行し、仮想オブジェクト管理用サーバ15における位置情報管理部15cは、第2の設定装置19の位置情報を取得してステップS1102に移行する。
ステップS1102では、位置関係算出部15dによって、第2のプリンタ装置13に対応付けられた仮想オブジェクトの位置情報及び範囲情報と、第2の設定装置19の位置情報とに基づき両者の位置関係を算出してステップS1104に移行する。
【0097】
ステップS1104に移行すると、算出結果に基づき、両者が特定の位置関係(例えば、仮想オブジェクトの範囲の一部が重なり合っている状態)にあるか否かを判定し、特定の位置関係にあると判定された場合(Yes)はステップS1106に移行し、そうでない場合(No)はステップS1100に以降する。
ステップS1106に移行した場合は、第2の設定装置19から利用権限設定要求を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS1108に移行し、そうでない場合(No)はステップS1100に移行する。
【0098】
ステップS1108に移行した場合は、第2の設定装置に、第2のプリンタ装置13に対して利用権限設定用情報を送信するように指示を与えてステップS1100に移行する。
更に、図12に基づき、第2のプリンタ装置13における利用権限の設定処理の流れを説明する。図12は、第2のプリンタ装置13における利用権限の設定処理を示すフローチャートである。
【0099】
図12に示すように、まずステップS1200に移行し、仮想オブジェクト管理用サーバ15から利用権限の設定要求を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)は利用権限設定用情報の取得準備をしてステップS1202に移行する。
ステップS1202では、第2の設定装置19から利用権限設定用情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS1204に移行し、そうでない場合(No)は取得するまで待機する。
【0100】
ステップS1204に移行した場合は、取得した利用権限設定用情報に基づき利用権限利用権限設定部13bによって、第2のプリンタ装置13に対するシステム利用者の利用権限を設定し、その設定内容を利用権限設定用データベースに13eに登録してステップS1200に移行する。
更に、図13に基づき、第2の情報処理端末14による第2のプリンタ装置13の利用時の仮想オブジェクト管理用サーバ15の動作処理の流れを説明する。図13は、第2の情報処理端末14による第2のプリンタ装置13の利用時の仮想オブジェクト管理用サーバ15の動作処理を示すフローチャートである。
【0101】
図13に示すように、まずステップS1300に移行し、位置情報管理部15cは、第2の情報処理端末14から、その位置情報を取得してステップS1302に移行する。
ステップS1302に移行すると、位置関係算出部15dによって、第2のプリンタ装置の位置情報及び仮想オブジェクトの範囲情報と取得した位置情報とに基づき、両者の位置関係を算出してステップS1304に移行する。
【0102】
ステップS1304では、算出された位置関係から、その位置関係が特定の位置関係であるか否かを判定し、特定の位置関係であると判定された場合(Yes)はステップS1306に移行し、そうでない場合(No)はステップS1300に移行する。
ステップS1306に移行した場合は、第2のプリンタ装置13が処理中か否かを判定し、処理中であると判定された場合(Yes)はステップS1300に移行し、そうでない場合(No)はステップS1308に移行する。
【0103】
ステップS1308に移行した場合は、第2のプリンタ装置13に第2の情報処理端末14からの利用要求を送信してステップS1300に移行する。
更に、図14に基づき、第2のプリンタ装置13の動作処理の流れを説明する。図14は、第2のプリンタ装置13の動作処理を示すフローチャートである。
図14に示すように、まずステップS1400に移行し、第2の情報処理端末14からの利用要求を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS1402に移行し、そうでない場合(No)は取得するまで待機する。
【0104】
ステップS1402に移行した場合は、第2の情報処理端末に識別情報取得要求を送信してステップS1404に移行する。
ステップ1404では、第2の情報処理端末14から識別情報を取得したか否かを判定し、取得したと判定された場合(Yes)はステップS1406に移行し、そうでない場合(No)は取得するまで待機する。
【0105】
ステップS1406に移行した場合は、取得した識別情報が第2の利用権限設定システムにおいて未登録のものであるか否かを判定し、未登録であると判定された場合(Yes)はステップS1408に移行し、そうでない場合(No)はステップ1418に移行する。
ステップS1408に移行した場合は、他のシステムと共通の利用権限の設定内容に基づき認証処理を行いステップS1410に移行する。
【0106】
ステップS1410では、共通の利用権限によって取得した識別情報が認証されたか否かを判定し、認証されたと判定された場合(Yes)はステップS1412に移行し、そうでない場合(No)はステップS1416に移行する。
ステップS1412に移行した場合は、プリンタ機能部13dは、第2の情報処理端末14からの指示に応じて他システム用の利用権限の設定内容に基づき処理を行いステップS1414に移行する。
【0107】
ステップs1414では、第2の情報処理端末14からの指示に応じたプリンタ機能部13dによる処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS1400に移行し、そうでない場合(No)はステップS1412に移行する。
一方、ステップS1410において認証されずステップS1416に移行した場合は、第2の情報処理端末14に非認証通知を行いステップS1400に移行する。つまり、第2の情報処理端末14にからの第2のプリンタ装置13の利用要求を拒否する。
【0108】
また、ステップS1406において取得した識別情報が第2の利用権限設定システムにおいて登録されたものでありステップS1418に移行した場合は、この識別情報が第2のプリンタ装置13の所有者の識別情報であるか否かを判定し、所有者の識別情報であった場合(Yes)はステップS1420に移行し、そうでない場合(No)はステップS1432に移行する。
【0109】
ステップS1420に移行した場合は、所定時間内に新たな識別情報が取得されたか否かを判定し、取得されたと判定された場合(Yes)はステップS1422に移行し、そうでない場合(No)はステップS1428に移行する。
ステップS1422に移行した場合は、利用権限設定部13bは、第2の情報処理端末14からの指示に応じて取得した識別情報に対応したシステム利用者に第2のプリンタ装置13の所定回数の利用を許可するように利用権限を設定してステップS1424に移行する。
【0110】
ステップS1424では、プリンタ機能部13dは、第2の情報処理端末14からの指示に応じて設定された利用権限内容に基づき処理を行いステップS1426に移行する。
ステップS1426では、第2の情報処理端末14からの指示に応じたプリンタ機能部13dによる処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS1400に移行し、そうでない場合(No)はステップS1424に移行する。
【0111】
一方、ステップS1420において所定時間内に他の識別情報が取得されずステップS1428に移行した場合は、所有者用の利用権限内容で処理を行いステップS1430に移行する。
ステップS1430では、第2の情報処理端末14からの指示に応じたプリンタ機能部13dによる処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS1400に移行し、そうでない場合(No)はステップS1428に移行する。
【0112】
また、ステップS1418において、取得した識別情報が所有者の識別情報ではなくステップS1432に移行した場合は、第2の利用権限設定システムにおけるシステム利用者用の利用権限内容に基づき処理を行いステップS1434に移行する。
ステップ1434では、第2の情報処理端末14からの指示に応じたプリンタ機能部13dによる処理が終了したか否かを判定し、終了したと判定された場合(Yes)はステップS1400に移行し、そうでない場合(No)はステップS1432に移行する。
【0113】
以上、第1の設定装置18に記憶された利用権限設定用情報を、第1のプリンタ装置11の設定用情報読み取り部11aに読み取らせることで第1のプリンタ装置11に対するシステム利用者の利用権限を設定できるようにしたので、専門的な知識を有さないシステム利用者でもセキュリティを考慮した利用権限の設定を手軽に行うことが可能である。
【0114】
また、第1の設定装置18と同様に第2の設定装置19に記憶された利用権限情報を第2のプリンタ装置13の近距離無線通信部13aによって取得することで第2のプリンタ装置13に対するシステム利用者の利用権限を設定できるようにしたので、専門的な知識を有さないシステム利用者でもセキュリティを考慮した使用権限の設定を手軽に行うことが可能である。
【0115】
また、それぞれが管理するシステム利用者の異なる複数の利用権限設定用システム間において、それぞれのシステムの管理するプリンタ装置をそれぞれのシステムの利用者が互い利用できる利用権限の設定を可能としたので、システム同士の連携を簡易に行うことが可能である。
また、仮想オブジェクト管理用サーバによって、特定範囲内への装置の進入によって、利用権限の設定やプリンタの利用を可能としたので、プリンタ装置に利用に対しても、難しい操作を必要としないので、利用者に特別な知識がなくても簡易にプリンタ装置の利用や、利用権限の設定が可能となる。
【0116】
また、最初にプリンタ装置の所有者の識別情報を読み取らせ、そのすぐ後に所有者以外の識別情報を読み取らせることで、その識別情報に対応したシステム利用者に対して所定回数のプリンタ装置の利用を可能としたので、他の会社の人間などに一時的に使用させたい場合などに役立つ。
更に、第2の実施の形態として、図15に基づき、利用権限としてプリンタ装置の所有者とそれ以外の利用者との人間関係を設定した場合の第2のサービス提供システムの構成及び動作を説明する。図15は、第2のサービス提供システムの構成を示す図である。
【0117】
図15に示すように、第2のサービス提供システムは、認証サービスA社のサーバとお父さんが所有者となっているプリンタ装置と、これらを通信可能に接続するネットワークと、を含んだ構成となっている。ここで、お父さんの有する利用権限設定用情報として、予めお父さんとその所有するプリンタを使用する人との人間関係に対応させてプリンタ装置のアクセス制限がテンプレートとして与えられている。また、プリンタ装置は、近距離無線通信部を有しており、システム利用社の識別情報等を受信してこの情報を認証サービスA社に伝送するようになっている。なお、人間関係のテンプレート(図中のA社テンプレート)は、プリンタ購入時に購入者が設定するようにしても良いし、予め認証サービスA社が用意するようにしても良い。
【0118】
これらの各条件を踏まえて、本システムの動作を説明する。お父さんは、家族であるお母さんがプリンタを使用できるように利用権限の内容を変更したいときに、まず、所有者本人(お父さん)を認証させるために近距離無線通信部を備えたPDA等を介してお父さんの識別情報をプリンタ装置に伝送する。プリンタ装置は識別情報を受信すると、この情報を認証サービスA社のサーバに伝送する。認証サービスA社のサーバでは、この識別情報に基づき所有者であることを認証してその結果をプリンタ装置に伝送する。これにより、お父さんがプリンタ装置の所有者であることが認証され、プリンタ装置の自由な操作権が与えられることになる。次に、お父さんは、お母さんの識別情報及び自分との人間関係(夫婦)をプリンタ装置に伝送する。これらの情報は、サービスA社のサーバに伝送され、このサーバにおいて受信したお母さんの識別情報は所有者とは夫婦の関係にある利用者のものであると判断され、その後、A社から所有者であるお父さんに電子メールや電話等の通知手段によって関係確認の連絡が通知される。この確認に対してお父さんが応じ、それが認められることで、認証サービスA社は、予めテンプレートとして設定されたアクセス制限に従ってお母さんの利用権限を設定する。これにより、以降、お母さんは「操作可能」のアクセス制限でプリンタを利用することが可能となる。このようにすることで、プリンタ装置などのサービス提供装置の所有者は、自分と利用させたい利用者との人間関係を認証サービス会社に通知するだけで、簡易に利用権限の設定内容を更新することが可能となる。
【0119】
更に、第3の実施の形態として、図16に基づき、それぞれ異なる認証サービス会社の連携処理によるサービスの利用の一例を説明する。図16は、第3のサービス提供システムにおける連携処理の一例を示す図である。
図16に示すように、第3のサービス提供システムは、認証サービスA社のサーバと、認証サービスB社のサーバと、認証サービスC社のサーバと、プリンタ装置と、これら各装置間のデータ通信を行うためのネットワークと、を含んだ構成となっている。
【0120】
認証サービスA社〜C社は、プリンタ装置などのサービス提供装置の利用権限の管理及びサービス提供機器の利用者の認証サービスを行っており、認証サービスC社は、更に、プリンタ装置の無償貸し出しサービスを行っている。
ここでは、認証サービスA社を利用するお父さんがプリンタ無償貸し出しサービスを介して借りたプリンタ装置を、認証サービスB社を利用するお母さんが使用する場合の動作例を説明する。まずお母さんはPDAによってプリンタ装置にアクセスする。本実施の形態において、このPDAには、認証サービスB社から発行された識別ID情報が記憶されており、プリンタ装置にはこの識別IDが伝送される。プリンタ装置は、この取得した識別IDを認証サービスC社のサーバに伝送し、C社のサーバでは、お母さんの識別IDに基づき認証処理を行い、プリンタ無償貸し出しサービスの利用者として登録されているか否かを調べ、登録されていないことが判定されると、この識別IDの発行元である認証サービスB社のサーバに問い合わせ、このIDの信頼性を確認する。これにより、お母さんの識別IDが信頼できると判定されると、このプリンタ装置の利用許可情報をプリンタ装置に伝送する。このとき、お母さんの識別IDは認証サービスC社のサーバに登録され、以降は、お母さんの識別IDに対して、B社のサーバへの問い合わせなしでC社のサーバからプリンタ装置の利用許可が発行されるようになる。このように、認証サービスのサーバが連携して認証処理を行うことで、他の認証サービスの提供する別のサービスを簡易に利用することが可能となる。
【0121】
ここで、図1に示す、第1のプリンタ装置11及び第2のプリンタ装置13は、請求項1乃至請求項16及び請求項18乃至請求項25記載のサービス提供装置に対応し、第1の情報処理端末12、第2の情報処理端末14及び第3の情報処理端末16は、請求項2、4、6、19、21、23、24記載の識別情報記憶手段に対応し、認証サーバ10は、請求項10、11、17、25記載の利用権限管理用サーバに対応し、仮想オブジェクト管理用サーバ15は、請求項3及び請求項4記載の仮想オブジェクト管理端末に対応し、第1の設定装置18及び第2の設定装置19は、請求項1、3、18、23、24記載の利用権限設定用情報記憶手段に対応し、設定用情報読み取り部11a及び近距離無線通信部13aによる利用権限設定用情報の読み取り処理は、請求項1、3、8、10、14、16記載の利用権限設定用情報読み取り手段に対応し、データ送受信部11cによる識別情報の読み取り処理及び近距離無線通信部13aによる識別情報の読み取り処理は、請求項2、4、6、8、10、14、16記載の識別情報読み取り手段に対応し、図3に示す利用権限設定部13b及び図4に示す利用権限設定部10bは、請求項1、2、5〜8、10、14、17記載の利用権限設定手段に対応し、図3に示す認証部13c及び図4に示す認証部10dは、請求項2、8、10、13、14、17記載の利用権限判定手段に対応する。
【0122】
なお、上記実施の形態においては、仮想オブジェクトを第2のプリンタ装置13に重なるように対応付けしたが、これに限らず、第2のプリンタ装置13に対応した仮想オブジェクトを別の場所に設け、この仮想オブジェクトに対して、第2の設定装置19や第2の情報処理端末14に対応付けた仮想オブジェクトを重ね合わせることで利用権限の設定やプリンタ装置の利用を行うようにしても良い。
【0123】
また、上記実施の形態においては、第2の設定装置19に対応付けられた仮想オブジェクトと第2のプリンタ装置13に対応付けられた仮想オブジェクトとの位置関係、第2の情報処理端末14に対応付けられた仮想オブジェクトと第2のプリンタ装置13に対応付けられた仮想オブジェクトとの位置関係といったように、2種類の装置の位置関係から設定などを行うようにしているが、これに限らず、第2の設定装置19、第2の情報処理端末14及び第2のプリンタ装置13がそれぞれ特定の位置関係になったときに利用権限の設定を行うなど、複数種類の装置の位置関係によって、設定などを行うようにしても良い。
【0124】
また、上記実施の形態において、第1の利用権限設定システムに、例えば、新たにスキャナ装置などのサービス提供装置を追加するときに、このスキャナ装置をネットワーク17に接続することで、例えば、このスキャナ装置に予め設定してある所有者の情報に応じて、既に第1のプリンタ装置に対して設定されている利用権限がこのスキャナ装置にも適用されるようにしても良い。これにより、新たに、スキャナ装置用の利用権限情報を設定する必要がなく便利である。
【0125】
また、第2のプリンタ装置13は、近距離無線通信部13aや、利用権限設定部13bなどの本発明特有の機能部を有しているが、図17の例に示すように、これらプリンタ機能部13d以外の機能部を別の装置(図中の通信装置)として設け、所定の接続手段(図中通信用コネクタ)によって通常のプリンタ装置に後付けする形態としても良い。これにより、後付の装置を購入するだけで既存の装置を利用することが可能となるので、コスト低減となる。
【0126】
また、上記第2の実施の形態においては、人間関係のテンプレートを例に説明しているが、テンプレートの項目は人間関係とアクセス制限のみに限らず、別の項目によるテンプレートを作成して利用者に提供可能とするようにしても良いし、又は、購入時に設定可能とするようにしても良い。
【0127】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る請求項1記載の利用権限設定システムによれば、利用権限設定用情報記憶手段に記憶された利用権限の設定用情報を利用権限設定用情報読み取り手段に読み取らせるだけで記憶内容に応じた利用権限内容を設定できるようにしたので、特別な知識を有さないシステム利用者にも利用権限の設定を手軽に行うことが可能となる。
【0128】
また、請求項2記載の利用権限設定システムによれば、請求項1の前記効果に加え、識別情報読み取り手段によって、システム利用者を識別するための識別情報を記憶するための識別情報記憶手段に記憶された識別情報を読み取ることが可能であり、利用権限判定手段は、この読み取った識別情報及び利用権限設定手段によって設定された利用権限の設定内容に基づきシステム利用者に利用権限があるか否かを判定することを可能としたので、設定された利用権限に基づき認証処理を行うことが可能である。
【0129】
また、請求項3記載の利用権限設定システムによれば、例えば、サービス提供装置がプリンタ装置であり、利用権限設定用情報記憶手段がPDAである場合に、プリンタ装置に仮想オブジェクトを対応付け、PDAにも仮想オブジェクトを対応付け、利用権限の設定を行いたいときは、この仮想オブジェクトの対応付けられたPDAを持って、プリンタ装置に対応付けられた仮想オブジェクトに近づくことで、例えば、仮想オブジェクト管理端末には、PDAの位置情報が常に取得されるとして、その位置情報によって、仮想オブジェクト同士の位置関係を算出し、仮想オブジェクトが重なり合っているような場合には、PDAに記憶された設定用情報を読み取り、プリンタ装置の利用権限を設定するといったことが可能となり、簡易に利用権限の設定を行うことが可能となる。
【0130】
また、請求項4記載の利用権限設定システムによれば、例えば、サービス提供装置がプリンタ装置であり、識別情報記憶手段がPDAである場合に、プリンタ装置に仮想オブジェクトを対応付け、PDAにも仮想オブジェクトを対応付ける。
そして、プリンタ装置を利用したいときは、この仮想オブジェクトの対応付けられたPDAを持って、プリンタ装置に対応付けられた仮想オブジェクトに近づくことで、例えば、仮想オブジェクト管理端末には、PDAの位置情報が常に取得されるとして、その位置情報によって、仮想オブジェクト同士の位置関係を算出し、仮想オブジェクトが重なり合っているような場合には、PDAに記憶された識別情報を読み取り、この識別情報に対応したシステム利用者にプリンタ装置の利用権限があるか否かを判定し、利用権限があると判定されたPDAには、プリンタ装置に対して指示を与えることが出来るようにしたので、簡易にサービスを利用することが可能となる。
【0131】
また、請求項5記載の利用権限設定システムによれば、利用権限設定手段は、利用権限を有していないシステム利用者からサービス提供装置に対してその利用要求があったときに、このシステム利用者に対して所定時間、又は、所定回数だけサービス提供装置を利用できる利用権限内容の設定を可能としたので、例えば、会社などにおいて、会社以外の人間に、短い時間の間や1回だけサービス提供装置を利用させるようなときに役立つ。
【0132】
また、請求項6記載の利用権限設定システムによれば、システム利用者を識別するための識別情報を、識別情報読み取り手段に特定の順番で読み取らせることで、サービス提供装置に対するシステム利用者の利用権限の設定が可能としたので、簡易に利用権限の設定を行うことが可能となる。
また、請求項7記載の利用権限設定システムによれば、所有者の識別情報の後に所定時間以内に読み取られた所有者以外の識別情報のシステム利用者に対して、サービス提供装置を利用できるように利用権限内容を設定するようにしたものである。
【0133】
また、請求項8記載の利用権限設定システムによれば、サービス提供装置が、利用権限設定用情報読み取り手段と、利用権限設定手段と、識別情報読み取り手段と、利用権限判定手段と、を備え、サービス提供装置に対するシステム利用者の利用権限の設定やサービスの提供を行うようにしたものである。
また、請求項9記載の利用権限設定システムによれば、既に利用権限の設定されたサービス提供装置の接続されたネットワークに新たにサービス提供装置が接続されたときに、既に利用権限の設定されているサービス提供装置の利用権限の設定内容を、新たに接続されたサービス提供装置に送信し、新たに接続された機器がこの設定内容を自機器に適用することを可能としたものである。これにより、同じ利用権限の設定内容を新しいサービス提供装置を接続するたびに行う必要がなくなり便利である。
【0134】
また、請求項10記載の利用権限設定システムによれば、例えば、利用権限管理用サーバを専用の業者が管理し、この管理下において一般ユーザがサービス提供装置を取り扱うようなシステム形態が可能となり、一般ユーザは、システム利用者の利用権限の管理等を行わずに済み、簡易にセキュリティの高いシステムを利用することが可能となる。
【0135】
また、請求項11記載の利用権限設定システムによれば、利用権限管理用サーバは、他の管理用サーバにおいて管理されているシステム利用者から、自サーバにおけるサービス提供装置に対してその利用要求があったときに、その利用権限の有無を判定するための他サーバの管理下にあるシステム利用者の利用権限の設定内容を有するようにしたので、他サーバからの利用要求に応じると共に、他サーバも同様の設定内容を有することで、こちらから他サーバの利用機器を利用することも可能となる。
【0136】
ここで、請求項13乃至請求項請求項16記載のサービス提供装置は、それぞれ請求項1、2、6、7記載の利用権限設定システムにおけるサービス提供装置であり、その作用効果は重複するので記載を省略する。
また、請求項17記載の利用権限管理用サーバは、請求項10記載の利用権限設定システムにおける利用権限管理用サーバであり、その作用効果は重複するので記載を省略する。
【0137】
また、請求項18乃至請求項22記載の利用権限設定システム制御プログラムは、それぞれ請求項1、2、5、6、7記載の利用権限設定システムを制御するためのプログラムでありその効果は重複するので記載を省略する。
また、請求項23及び請求項24記載のサービス提供装置制御プログラムは、それぞれ請求項14及び請求項16記載のサービス提供装置を制御するための制御プログラムでありその効果は重複するので記載を省略する。
【0138】
また、請求項25記載の管理用サーバ制御プログラムは、請求項17記載の利用権限管理用サーバを制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサービス提供システムの概略構成図である。
【図2】第1のプリンタ装置11の構成を示すブロック図である。
【図3】第2のプリンタ装置13の構成を示すブロック図である。
【図4】認証サーバ10の構成を示すブロック図である。
【図5】仮想オブジェクト管理用サーバ15の構成を示すブロック図である。
【図6】第1のプリンタ装置11における利用権限設定用情報の読み取り処理を示すフローチャートである。
【図7】認証サーバ10における利用権限の設定処理を示すフローチャートである。
【図8】第1の情報処理端末12における第1のプリンタ装置利用時の動作処理を示すフローチャートである。
【図9】第1のプリンタ装置11における識別情報の取得処理を示すフローチャートである。
【図10】認証サーバ10におけるシステム利用者の認証処理を示すフローチャートである。
【図11】利用権限設定時の仮想オブジェクト管理用サーバ15の動作処理を示すフローチャートである。
【図12】第2のプリンタ装置13における利用権限の設定処理を示すフローチャートである。
【図13】第2の情報処理端末14による第2のプリンタ装置13の利用時の仮想オブジェクト管理用サーバ15の動作処理を示すフローチャートである。
【図14】第2のプリンタ装置13の動作処理を示すフローチャートである。
【図15】第2のサービス提供システムの構成を示す図である。
【図16】第3のサービス提供システムにおける連携処理の一例を示す図である。
【図17】近距離無線通信部13a、利用権限設定部13bなどの本発明特有の機能部を外付けの装置とした一例を示す図である。
【符号の説明】
1…サービス提供システム、10…認証サーバ、10a…データ通信部、10b…利用権限設定部、10c…利用権限設定用データベース、10d…認証部、11…第1のプリンタ装置、11a…設定用情報読み取り部、11b…プリンタ機能部、11c…データ通信部、12…第1の情報処理端末、13…第2のプリンタ装置、13a…近距離無線通信部、13b…利用権限設定部、13c…認証部、13d…プリンタ機能部、13e…利用権限設定用データベース、14…第2の情報処理端末、15…仮想オブジェクト管理用サーバ、15a…近距離無線通信部、15b…仮想オブジェクト管理部、15c…位置情報管理部、15d…位置関係算出部、16…第3の情報処理端末、17…ネットワーク、18…第1の設定装置、19…第2の設定装置

Claims (25)

  1. ネットワークを介して複数のシステム利用者に特定のサービスを提供するサービス提供装置に対する前記システム利用者の利用権限を設定するための利用権限設定システムであって、
    前記サービス提供装置に対する前記システム利用者の利用権限に関する設定用情報を記憶するための利用権限設定用情報記憶手段と、当該利用権限設定用情報記憶手段に記憶された前記設定用情報を読み取る利用権限設定用情報読み取り手段と、当該利用権限設定用情報読み取り手段によって読み取られた前記設定用情報に基づき前記サービス提供装置に対する前記システム利用者の利用権限を設定する利用権限設定手段と、を備え、前記利用権限設定用情報記憶手段と前記利用権限設定用情報読み取り手段とは、それぞれ別々に設けることを特徴とする利用権限設定システム。
  2. 前記システム利用者を識別する識別情報を記憶するための識別情報記憶手段と、当該識別情報記憶手段に記憶された前記識別情報を読み取る識別情報読み取り手段と、当該識別情報読み取り手段によって読み取られた前記識別情報及び前記利用権限設定手段によって設定された設定内容に基づき前記システム利用者に前記サービス提供装置の利用権限があるか否かを判定する利用権限判定手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の利用権限設定システム。
  3. 仮想オブジェクトを管理する仮想オブジェクト管理端末を通信可能に設けると共に、前記情報処理端末の位置を特定するための位置情報を取得する位置情報取得手段と、取得した位置情報に基づいて所定の演算を行う位置関係算出手段と、を備え、
    当該仮想オブジェクト管理端末は、前記サービス提供装置に第1仮想オブジェクトを対応付け、前記利用権限設定用情報記憶手段に第2仮想オブジェクトを対応付けるとともに、実空間と対応させた仮想空間上に前記第1仮想オブジェクトを配置し、且つ、前記仮想空間における前記利用権限設定用情報記憶手段の位置又はその付近に前記第2仮想オブジェクトを配置する仮想オブジェクト設定手段を備え、
    前記位置関係算出手段は、前記位置情報取得段によって取得した位置情報に基づいて前記第1仮想オブジェクトと前記第2仮想オブジェクトとの位置関係を算出し、
    前記利用権限設定用情報読み取り手段は、算出された位置関係が前記第1仮想オブジェクトと前記第2仮想オブジェクトとが同じ位置に重複して存在する関係のときに、前記利用権限設定用情報記憶手段に記憶された前記設定用情報を読み取るようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の利用権限設定システム。
  4. 前記仮想オブジェクト管理端末は、前記サービス提供装置に第1仮想オブジェクトを対応付け、前記識別情報記憶手段に第2仮想オブジェクトを対応付けるとともに、実空間と対応させた仮想空間上に前記第1仮想オブジェクトを配置し、且つ、前記仮想空間における前記識別情報記憶手段の位置又はその付近に前記第2仮想オブジェクトを配置する仮想オブジェクト設定手段を備え、
    前記位置関係算出手段は、前記位置情報取得段によって取得した位置情報に基づいて前記第1仮想オブジェクトと前記第2仮想オブジェクトとの位置関係を算出し、
    前記識別情報読み取り手段は、算出された位置関係が前記第1仮想オブジェクトと前記第2仮想オブジェクトとが同じ位置に重複して存在する関係のときに、前記識別情報記憶手段に記憶された前記識別情報を読み取るようになっていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の利用権限設定システム。
  5. 前記利用権限設定手段は、利用権限を有さないシステム利用者から前記サービス提供装置に対してその利用要求があったときに、当該システム利用者に対して前記サービス提供装置を所定時間、又は、所定回数だけ利用可能とする利用権限内容の設定が可能となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の利用権限設定システム。
  6. 前記識別情報読み取り手段に前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を特定の順番で読み取らせることで、前記利用権限設定手段は、この特定順番で読み取られた識別情報に基づき前記サービス提供装置に対するシステム利用者の利用権限の設定を行うことが可能となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の利用権限設定システム。
  7. 前記利用権限設定手段は、前記システム利用者の識別情報として前記サービス提供装置の所有者の識別情報が読み取られてから所定時間以内に新たに読み取られた前記所有者以外の識別情報のシステム利用者に対して、前記サービス提供装置を利用できるように前記利用権限を設定するようになっていることを特徴とする請求項6記載の利用権限設定システム。
  8. 前記サービス提供装置が、前記利用権限設定用情報読み取り手段と、前記利用権限設定手段と、前記識別情報読み取り手段と、前記利用権限判定手段と、を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の利用権限設定システム。
  9. 前記ネットワークに接続され、且つ、前記利用権限が設定された前記サービス提供装置は、当該ネットワークに新たに接続された他のサービス提供装置に対して前記設定された利用権限の内容を送信可能となっており、
    前記他のサービス提供装置は、当該設定内容を受信してこの内容を自機器の利用権限として設定できるようになっていることを特徴とする請求項7記載の利用権限設定システム。
  10. 利用権限管理用サーバを備え、当該利用権限管理用サーバが、前記利用権限設定手段と前記利用権限判定手段とを備え、
    前記サービス提供装置が、前記利用権限設定用情報読み取り手段と前記識別情報読み取り手段とを備えることを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の利用権限設定システム。
  11. 前記利用権限管理用サーバは、他の利用権限管理用サーバの管理下にあるシステム利用者に対する自サーバの管理下にあるサービス提供装置の利用権限の設定内容を有していることを特徴とする請求項10記載の利用権限設定システム。
  12. 前記利用権限の設定用情報は、前記サービス提供装置の所有者とそれ以外のシステム利用者との人間関係の情報を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の利用権限設定システム。
  13. 請求項2記載の利用権限設定システムにおける前記サービス提供装置であって、前記利用権限判定手段によって前記システム利用者に本機器の利用権限があると判定されたときに、このシステム利用者に前記利用権限の設定内容に基づいた前記特定のサービスを提供するようになっていることを特徴とするサービス提供装置。
  14. 請求項8記載の利用権限設定システムにおける前記サービス提供装置であって、前記利用権限設定用情報読み取り手段と、前記利用権限設定手段と、前記識別情報読み取り手段と、前記利用権限判定手段と、を備えることを特徴とするサービス提供装置。
  15. 前記ネットワークに接続され、且つ、前記利用権限が設定されているときに、当該ネットワークに新たに接続されたサービス提供装置に対して前記設定された利用権限の内容を送信可能となっており、
    前記ネットワークに接続され、且つ、前記利用権限が設定されたサービス提供装置からその設定内容を受信したときに、この設定内容を自機器の利用権限として設定できるようになっていることを特徴とする請求項14記載のサービス提供装置。
  16. 請求項10記載の利用権限設定システムにおける前記サービス提供装置であって、
    前記利用権限設定用情報読み取り手段と、前記識別情報読み取り手段と、を備えることを特徴とするサービス提供装置。
  17. 請求項10記載の利用権限設定システムにおける前記利用権限管理用サーバであって、
    前記利用権限設定手段と、前記利用権限判定手段と、を備えることを特徴とする利用権限管理用サーバ。
  18. 請求項1記載の利用権限設定システムを制御するための利用権限設定システム制御プログラムであって、
    前記利用権限設定用情報記憶手段に記憶された前記設定用情報を読み取る利用権限設定用情報読み取りステップと、当該利用権限設定用情報読み取りステップにおいて読み取られた前記設定用情報に基づき前記サービス提供装置に対する前記システム利用者の利用権限を設定する利用権限設定ステップと、を備えることを特徴とする利用権限設定システム制御プログラム。
  19. 請求項2記載の利用権限設定システムを制御するための利用権限設定システム制御プログラムであって、
    前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を読み取る識別情報読み取りステップと、当該識別情報読み取りステップにおいて読み取られた前記識別情報及び前記利用権限設定ステップにおいて設定された設定内容に基づき前記システム利用者に前記サービス提供装置の利用権限があるか否かを判定する利用権限判定ステップと、を備えることを特徴とする利用権限設定システム制御プログラム。
  20. 前記利用権限設定ステップにおいては、前記利用権限を有さないシステム利用者から前記サービス提供装置に対してその利用要求があったときに、当該システム利用者に対して前記サービス提供装置に対する利用権限を所定時間、又は、所定回数だけ利用できる利用権限内容の設定が可能となっていることを特徴とする請求項18又は請求項19記載の利用権限設定システム制御プログラム。
  21. 前記識別情報読み取りステップにおいては、2以上の前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を特定の順番で読み取らせることで、前記利用権限設定ステップにおいては、この特定順番で読み取られた識別情報に基づき前記サービス提供装置に対するシステム利用者の利用権限の設定を行うことが可能となっていることを特徴とする請求項19又は請求項20記載の利用権限設定システム制御プログラム。
  22. 前記利用権限設定ステップにおいては、前記システム利用者の識別情報として前記サービス提供装置の所有者の識別情報が読み取られてから所定時間以内に新たに読み取られた前記所有者以外の識別情報のシステム利用者に対して、前記サービス提供装置を利用できるように前記利用権限を設定するようになっていることを特徴とする請求項21記載の利用権限設定システム制御プログラム。
  23. 請求項14記載のサービス提供装置を制御するためのサービス提供装置制御プログラムであって、
    前記利用権限設定用情報記憶手段に記憶された前記設定用情報を読み取る利用権限設定用情報読み取りステップと、当該利用権限設定用情報読み取りステップにおいて読み取られた前記設定用情報に基づき前記サービス提供装置に対する前記システム利用者の利用権限を設定する利用権限設定ステップと、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を読み取る識別情報読み取りステップと、当該識別情報読み取りステップにおいて読み取られた前記識別情報及び前記利用権限設定ステップにおいて設定された設定内容に基づき前記システム利用者に前記サービス提供装置の利用権限があるか否かを判定する利用権限判定ステップと、を備えることを特徴とするサービス提供装置制御プログラム。
  24. 請求項16記載のサービス提供装置を制御するためのサービス提供装置制御プログラムであって、
    前記利用権限設定用情報記憶手段に記憶された前記設定用情報を読み取る利用権限設定用情報読み取りステップと、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を読み取る識別情報読み取りステップと、を備えることを特徴とするサービス提供装置制御プログラム。
  25. 請求項17記載の利用権限設定システムにおける前記利用権限管理用サーバを制御するための管理用サーバ制御プログラムであって、
    請求項24記載のサービス提供装置制御プログラムにおける利用権限設定用情報読み取りステップにおいて読み取られた前記設定用情報に基づき前記サービス提供装置に対する前記システム利用者の利用権限を設定する利用権限設定ステップと、前記サービス提供装置制御プログラムにおける識別情報読み取りステップにおいて読み取られた前記識別情報及び前記利用権限設定ステップにおいて設定された設定内容に基づき前記システム利用者に前記サービス提供装置の利用権限があるか否かを判定する利用権限判定ステップと、を備えることを特徴とする管理用サーバ制御プログラム。
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