JP2004044294A

JP2004044294A - Leading cutter device for backfill grouting for shield machine

Info

Publication number: JP2004044294A
Application number: JP2002205341A
Authority: JP
Inventors: Shigeo Fujii; 藤井　茂男; Takeshi Yasui; 安井　猛; Kazuyuki Hida; 飛田　一幸
Original assignee: IHI Corp
Current assignee: IHI Corp
Priority date: 2002-07-15
Filing date: 2002-07-15
Publication date: 2004-02-12
Anticipated expiration: 2022-07-15
Also published as: JP4085722B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a miniaturized leading cutter device for a backfill grouting for a shield machine capable of stably maintaining cutting faces during the excavation. <P>SOLUTION: This leading cutter device 20 for a backfill grouting for the shield machine is provided with an excavator body 3 for taking the excavated soil into a soil intake chamber 6 once and for transferring the soil into a shaft 7, while maintaining the soil pressure and water pressure to be applied to the cutting faces 8, and provided with the backfill grouting 11 projected from the outside surface of the excavator body 3. A leading cutter 21 to be projected, while turning, from the outside surface of the excavator body 3 when excavation by the excavator body 3 is stopped is provided in the excavator body 3, and a washing pipe 35 for injecting the liquid near the soil excavated by the leading cutter 21 to forcedly flow the excavated soil without taking them into the soil intake chamber 6 is provided in the excavator body 3. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールド掘進機の裏込剤注入装置用の先行カッタ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図６に示すように、シールド掘進機１は、筒状のシールドフレーム２を有する掘進機本体３と、シールドフレーム２内を前後に仕切る隔壁４と、隔壁４に取り付けられたカッタ５とを備え、カッタ５によって掘削された切羽８の掘削土砂を一旦隔壁４前方の土砂取込室６に取り込んだ後、掘進機本体３の前進に応じて土砂取込室６内の掘削土砂を坑内７に移送し、切羽８の土圧水圧の安定を保っている。掘進機本体３の前進は、シールドフレーム２内に設けた推進ジャッキ（図示せず）を、既設セグメント９の端部に押し付けて反力をとって行う。セグメント９は、シールドフレーム２内に設けたエレクタ（図示せず）によってリング状に組み立てられる。
【０００３】
かかるシールド掘進機１においては、シールドフレーム２の内側でセグメント９を組み立てるため、カッタ５によって掘削された掘孔（シールドフレーム２と略同径の孔）と既設セグメント９との間に隙間が生じる。よって、その隙間にモルタル等の裏込剤１０を注入して充填し、側部地山の崩落を防止すると共に既設セグメントの位置を固定している。裏込剤１０は、シールドフレーム２の外側面に突設された裏込剤注入装置１１から後方に注入され、上記隙間に充填される。
【０００４】
この裏込剤注入装置１１は、シールドフレーム２の外側面から突出しているものの、通常の地山であれば掘進機本体３の前進を妨げるような大きな抵抗となることはない。しかし、地中に設置された中間立坑や到達立坑用の掘削可能壁１２（モルタルに炭素繊維を分散させたもの等）を掘り抜く際には、カッタ５によって掘り抜かれた掘削可能壁１２の孔１２ａの縁部に裏込剤注入装置１１が引っ掛かり、掘進機本体３の前進が妨げられる。そして、この状態で無理に前進すると、裏込剤注入装置１１の破損を招く。
【０００５】
この対策として、図７に示すように、裏込剤注入装置１１の前方に、シールドフレーム２の外側面から回転しながら突出する先行カッタ１３を設けたものが提案されている。先行カッタ１３は、通常、シールドフレーム２内に設けられた収納ケース１４内に収容されており、当該先行カッタ１３が掘削可能壁１２の穴１２ａに対向したとき、掘進機本体３の掘進が停止され、収納ケース１４から回転しながら突出される。
【０００６】
先行カッタ１３は、その上下面を連通する取込口１５を有し、掘削した掘削可能壁１２の掘削破片（掘削土砂）を取込口１５から下方の収納ケース１４に導く。その後、収納ケース１４内の掘削土砂は、ケース１４に接続された注泥管１６から供給された泥水によってスラリーとなった後、ケース１４に接続された連絡管１７を介して土砂取込室６に移送される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように先行カッタ１３で掘削した掘削可能壁１２の破片（掘削土砂）を掘進機本体３の土砂取込室６内に導くと、掘進停止中における土砂取込室６内の土圧水圧が変化し、切羽８が不安定となる可能性がある。特に、土砂取込室６内に坑内７側から泥水を供給し、カッタ５で掘削された土砂と混合させ、それを坑内７側に排出する泥水式シールドにおいては、土砂取込室６内に掘削可能壁１２の破片を混ぜると、土砂取込室６内における泥水の濃度が変化して切羽８が不安定となり易い。
【０００８】
また、図７のタイプのように、先行カッタ１３で掘削した掘削可能壁１２の破片（掘削土砂）を土砂取込室６内に移送するには、先行カッタ１３にその掘削土砂を収納ケース１４に導くための取込口１５を形成しなければならない上、収納ケース１４内の掘削土砂を土砂取込室６に導くための連絡管１７が必要となるため、装置全体が複雑大型化する。このため、機内における占有スペースが大きくなり、主構造の変更や他の機内装備品の設置位置の変更等が必要となる。
【０００９】
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、掘削中に切羽を安定に保つことができると共に装置の小型化を図ったシールド掘進機の裏込剤注入装置用の先行カッタ装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、掘削土砂を一旦土砂取込室内に取り込んだ後に切羽の土圧水圧を保ちつつ坑内に移送する掘削機本体と、該掘削機本体の外側面に突設された裏込剤注入装置とを備えたシールド掘進機の裏込剤注入装置用の先行カッタ装置であって、上記掘進機本体内に、上記裏込剤注入装置の前方に位置させて、掘進機本体の掘進停止時に掘進機本体の外側面から回転しながら突出する先行カッタを設けると共に、その先行カッタで掘削された土砂の近傍に液体を噴射して掘削土砂を上記土砂取込室内に取り込むことなく押し流す洗浄管を設けたものである。
【００１１】
本発明によれば、側部地山（掘削可能壁等）を掘削するときには、掘進機本体の掘進を停止させた状態で、先行カッタを回転させながら突出させ、同時に洗浄管から液体を噴射する。すると、先行カッタによって裏込剤注入装置の前方の側部地山（掘削可能壁等）が掘削され、その掘削土砂が洗浄管から噴射された液体によって土砂取込室内に取り込まれることなく押し流される。よって、土砂取込室内の土圧水圧が変化することはなく、切羽を安定に保つことができる。また、先行カッタの掘削土砂を土砂取込室に導くための連絡管等が不要となるため、装置の小型化を図ることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を添付図面に基いて説明する。
【００１３】
図１に示す本実施形態にかかる先行カッタ装置２０が装着された掘進機本体３は、既述の図６に示す掘進機本体３と同様の構成となっている。すなわち、掘進機本体３は、筒状に形成されたシールドフレーム２と、シールドフレーム２内を前後に仕切る隔壁４と、隔壁４に取り付けたカッタ５とを有し、カッタ５によって掘削した切羽８の土砂を一旦隔壁４前方の土砂取込室６に取り込み、掘進機本体３の前進に応じて土砂取込室６内から坑内７に移送し、切羽８の土圧水圧の安定を保つ。
【００１４】
掘進機本体３の前進は、シールドフレーム２内に設けた推進ジャッキ（図示せず）を、既設セグメント９の端部に押し付けて反力をとって行う。セグメント９は、シールドフレーム２内に設けたエレクタ（図示せず）によってリング状に組み立てられる。シールドフレーム２の外側面には、裏込剤注入装置１１が突設されている。裏込剤注入装置１１は、カッタ５による掘孔と既設セグメント９との間隙にモルタル等の裏込材１０を充填し、側部地山の崩落を防止し、既設セグメント９の設置位置を安定させる。
【００１５】
このようなシールド掘進機１には、図１に示すように、裏込剤注入装置１１の前方に位置させて、側部地山を掘削するための先行カッタ２１が備えられている。詳しくは、シールドフレーム２には、裏込剤注入装置１１の前方に位置させて、先行カッタ２１が出没する穴２２が開口されており、その穴２２には、先行カッタ２１を収容する有底筒体状の収容ケース２３が、シールドフレーム２の内面に取り付けられている。収容ケース２３内の先行カッタ２１は、支持軸２４を介してモータ２５に接続されており、回転駆動される。
【００１６】
モータ２５の支持フレーム２６は、収容ケース２３との間に介設されたアクチュエータ２７（シリンダ、ネジ送り機構等）及びガイドロッド２８によって、収容ケース２３に対して近接離間する。これにより、図２に示すように、先行カッタ２１が開口から突出する。突出高さは少なくとも裏込剤注入装置１１の高さ以上に設定されている。突出の際にモータ２５を駆動すれば、先行カッタ２１は回転しながら突出することになる。
【００１７】
収容ケース２３には、図１に示すように、収容状態の先行カッタ２１の上方に位置させて、ケース２３を開閉するシャッタ２９が設けられている。シャッタ２９は、図示しないシリンダ等のアクチュエータによって開閉され、通常時には閉じられ、側部地山（掘削可能壁１２等）を掘削するときに開かれる。通常掘進時に土砂が収容ケース２３内に入り込んで圧密され、先行カッタ２１が突出不能となったり回転不能となることを防止するためである。
【００１８】
収容ケース２３には、ドレン管３０が接続されている。ドレン管３０は、シャッタ２９を閉じたとき止水が万全であるか否かをチェックするものであり、その先端が坑内７に導かれている。即ち、ドレン管３０は、例えば、先行カッタ２１を交換するときにシャッタ２９を閉じるが、このとき止水が完全であるかチェックするために用いられる。ドレン管３０には、開閉弁３１が介設されており、この開閉弁３１は、通常時には閉じられ、シャッタ２９の止水をチェックするときに開かれる。
【００１９】
先行カッタ２１は、図３に示すように、下面に上記支持軸２４が取り付けられる円板３２と、円板３２の上面に放射状に取り付けられた排出リブ３３と、排出リブ３３の上面に取り付けられたビット３４とを有する。各ビット３４は、径方向に適宜ずらして配置され、円板３２の回転に伴って、地中に設置された中間立坑や到達立坑用の掘削可能壁１２（モルタルに炭素繊維を分散させたもの等）を掘削する。掘削された掘削可能壁１２の破片（掘削土砂）は、円板３２の回転に伴って、排出リブ３３によって径方向外方へ排出される。
【００２０】
先行カッタ２１で掘削された土砂の近傍には、図２に示すように、シールドフレーム２内に設けられた洗浄管３５から、液体が噴射されるようになっている。洗浄管３５は、先行カッタ２１の近傍のシールドフレーム２に穿孔された穴３６に斜めに装着されており、ポンプ３７で加圧された液体を先行カッタ２１へ向けて噴射する。噴射方向は、図３にも示すように、先行カッタ２１の回転方向に沿った方向である。掘削土砂を先行カッタ２１の回転遠心力と相俟って効果的に押し流すためである。
【００２１】
なお、洗浄管３５の液体噴射方向は、先行カッタ２１に付着した土砂を洗い流すという観点からは、先行カッタ２１の回転方向と対向する方向（図例と逆方向）としてもよい。また、噴射される液体は、泥水式シールドに用いられる泥水や、通常の水等が用いられるが、掘削可能壁１２の掘削を補助するための研磨粒が混合された水（泥水）を用いてもよい。
【００２２】
本実施形態の作用を述べる。
【００２３】
掘進機本体３の通常掘進時には、図１に示すように、シャッタ２９を閉じておく。土砂が収容ケース２３内に入り込んで圧密され、先行カッタ２１が突出不能となったり回転不能となることを防止するためである。そして、ドレン管３０の開閉弁３１、洗浄管３５の開閉弁３６は、共に閉じられている。
【００２４】
掘進機本体３が、図４（ａ）に示すように、地中に設置された中間立坑や到達立坑用の掘削可能壁１２（モルタルに炭素繊維を分散させたもの等）を掘削するときには、先行カッタ２１が掘削可能壁１２の穴１２ａに対向するまではシャッタ２９を閉じ、半分程度対向したならば開く。そして、ドレン管３０の開閉弁３１は閉じたまま、洗浄管３５の開閉弁３６を開き、掘進機本体３の掘進を停止する。
【００２５】
その後、図４（ｂ）に示すように、掘進機本体３の掘進を停止させた状態で、先行カッタ２１を回転させながら突出させ、裏込剤注入装置１１の前方の側部地山（掘削可能壁１２）を掘削し、同時に、洗浄管３５から液体を噴射する。すると、先行カッタ２１で掘削された掘削可能壁１２の破片（掘削土砂）は、洗浄管３５から噴射された液体によって押し流され、掘進機本体３の土砂取込室６内に取り込まれることはない。よって、土砂取込室６内の土圧水圧が変化することはなく、切羽８を安定に保つことができる。
【００２６】
すなわち、掘進機本体３の掘進停止時には、掘進機本体３のカッタ５が停止しており土砂取込室６には新たな掘削土砂が入ってくることはなく切羽８の土圧水圧が変化しない安定状態となっているが、ここに図７のタイプのように先行カッタ１３の掘削土砂（掘削可能壁１２の破片）が連絡管１７を介して導かれると、掘進停止中における土砂取込室６内の土圧水圧が変化し、切羽８が不安定となる可能性がある。特に、土砂取込室６内に坑内７側から泥水を供給し、カッタ５で掘削された土砂と混合させ、それを坑内７側に排出する泥水式シールドにおいては、土砂取込室６内の泥水に掘削可能壁１２の破片を混ぜると、土砂取込室６内の泥水の濃度が変化して切羽８が不安定となり易い。
【００２７】
これに対し、本実施形態によれば、図２に示すように、先行カッタ２１で掘削した掘削可能壁１２の破片（掘削土砂）を、土砂取込室６内に取り込むことなく、洗浄管３５から噴射された液体によってシールドフレーム２の外に押し流しているので、先行カッタ２１による掘削可能壁１２の切削中に土砂取込室６内の土圧水圧が変化することはなく、切羽８を安定に保つことができるのである。また、洗浄管３５から噴射された液体によって先行カッタ２１のビット３４が洗浄されるため、各ビット３４間に土砂が詰まって掘削能力が低下することも回避できる。
【００２８】
また、本実施形態によれば、図７のタイプのように、先行カッタ１３（２１）の掘削土砂を掘進機本体３の土砂取込室６に導かないので、導くための連絡管１７が不要となると共に、先行カッタ１３にその上下を連通する取込口１５を形成する必要もなくなる。よって、装置２０全体の小型化を図ることができる。従って、相対的に機内における装置２０の占有スペースが小さくなり、主構造の変更や他の機内装備品の設置位置の変更等が不要となって、既存のシールド掘進機に後付することが可能となる。また、本実施形態の先行カッタ２１は、取込口１５を形成しないので強度が図７のタイプよりも向上し、土砂よりも硬い掘削可能壁１２を掘削するために有利となる。
【００２９】
その後、図４（ｂ）のように、先行カッタ２１が所定ストローク突出してその部分の掘削可能壁１２を掘削したならば、図４（ｃ）に示すように、先行カッタ２１を没入させる。そして、図４（ｄ）に示すように、掘進機本体３を、先行カッタ２１が再び半分程度掘削可能壁１２の穴１２ａに対向するまで、掘進させて停止する。以降、図４（ｅ）、図４（ｆ）と先行カッタ２１によって掘削可能壁１２を掘削し、同様の手順によって裏込剤注入装置１１の前方の掘削可能壁１２を掘削する。
【００３０】
変形実施形態を図５に示す。
【００３１】
図示するように、この実施形態は、基本的構成が前実施形態と同様であるため同一の部品には同一の符号を付して説明を省略し、相違点のみを説明する。相違点は、先行カッタ２１と裏込剤注入装置１１との間に、先行カッタ２１で掘削された掘削可能壁１２の破片（掘削土砂）をシールドフレーム２内に取り込むための取込管４０を、設けた点である。取込管４０は、シールドフレーム１の内外を貫通する穴４１に取り付けられている。穴４１は、図３に示すように、洗浄管３５からの液体の送水方向と逆方向に設定されており、掘削土砂を効率よく取り込むようになっている。
【００３２】
すなわち、洗浄管３５から先行カッタ２１の回転方向に沿って噴射された液体は、先行カッタ２１の前方の掘削可能壁１２の未掘削の部分で偏向されてＵターンし、送水方向と逆方向に排出されるため、その排出方向に穴４１を設けることで、液体によって押し流された掘削土砂が穴４１の近傍に案内され、側部土圧に押されて穴４１内に取り込まれるのである。穴４１から取込管４０に取り込まれた掘削土砂は、土砂取込室６内に導かれることなく坑内７に排出される。取込管４０には、通常閉じられ先行カッタ２１を作動させるときに開かれる開閉弁４２が介設されている。
【００３３】
本実施形態においても前実施形態と同様に作用効果を奏する。
【００３４】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るシールド掘進機の裏込剤注入装置用の先行カッタ装置によれば、掘削中に切羽を安定に保つことができると共に、装置全体の小型化を推進できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る先行カッタ装置の説明図（収納状態）であり、（ａ）は平面図、（ｂ）は側断面図である。
【図２】上記先行カッタ装置を作動させたときの説明図であり、（ａ）は平面図、（ｂ）は側断面図である。
【図３】上記先行カッタの拡大図である。
【図４】上記先行カッタによって掘削可能壁を掘削するときの工程図である。
【図５】別の実施形態を示す先行カッタの説明図（収納状態）であり、（ａ）は平面図、（ｂ）は側断面図である。
【図６】シールド掘進機の説明図であり、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。
【図７】本発明と対比するための先行カッタ装置の説明図であり、（ａ）は平面図、（ｂ）は側断面図である。
【符号の説明】
３　掘削機本体
６　土砂取込室
７　坑内
８　切羽
１１　裏込剤注入装置
２０　先行カッタ装置
２１　先行カッタ
３５　洗浄管[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a leading cutter device for a backing agent injection device of a shield machine.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 6, the shield machine 1 includes an machine body 3 having a cylindrical shield frame 2, a partition wall 4 that partitions the inside of the shield frame 2 back and forth, and a cutter 5 attached to the partition wall 4. After the excavated earth and sand of the face 8 excavated by the cutter 5 is once taken into the earth and sand intake chamber 6 in front of the bulkhead 4, the excavated earth and sand in the earth and sand intake chamber 6 is moved into the pit 7 in accordance with the advance of the excavator body 3. The surface pressure of the face 8 is kept stable by transport. The excavator body 3 is moved forward by pressing a propulsion jack (not shown) provided in the shield frame 2 against the end of the existing segment 9 and taking a reaction force. The segment 9 is assembled in a ring shape by an erector (not shown) provided in the shield frame 2.
[0003]
In the shield machine 1, since the segment 9 is assembled inside the shield frame 2, a gap is generated between the excavation hole (hole having substantially the same diameter as the shield frame 2) excavated by the cutter 5 and the existing segment 9. . Therefore, the backing agent 10 such as mortar is injected and filled into the gap to prevent the side ground from collapsing and to fix the position of the existing segment. The backing agent 10 is injected rearward from a backing agent injection device 11 protruding from the outer surface of the shield frame 2 to fill the gap.
[0004]
Although the backing agent injecting device 11 protrudes from the outer surface of the shield frame 2, it does not have such a large resistance as to hinder the advance of the excavator body 3 in a normal ground. However, when excavating an excavable wall 12 (such as one in which carbon fiber is dispersed in mortar) for an intermediate shaft or a reaching shaft installed in the ground, the hole of the excavable wall 12 excavated by the cutter 5 is required. The backing agent injecting device 11 is caught on the edge of 12a, and the advance of the excavator body 3 is hindered. If the forcible advance is performed in this state, the backfill injecting device 11 is damaged.
[0005]
As a countermeasure for this, as shown in FIG. 7, there has been proposed an arrangement in which a leading cutter 13 that protrudes while rotating from the outer surface of the shield frame 2 is provided in front of the backing agent injection device 11. The leading cutter 13 is usually accommodated in a storage case 14 provided in the shield frame 2, and when the leading cutter 13 faces the hole 12 a of the excavable wall 12, the excavator body 3 stops excavating. Then, it is projected from the storage case 14 while rotating.
[0006]
The leading cutter 13 has an intake 15 communicating the upper and lower surfaces thereof, and guides excavated fragments (excavated earth and sand) of the excavable wall 12 from the intake 15 to the lower storage case 14. After that, the excavated earth and sand in the storage case 14 is turned into slurry by muddy water supplied from a mud pipe 16 connected to the case 14, and then, through a connecting pipe 17 connected to the case 14, the earth and sand intake chamber 6. Is transferred to
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the fragments (excavated earth and sand) of the excavable wall 12 excavated by the preceding cutter 13 are guided into the earth and sand intake chamber 6 of the excavator body 3, the earth pressure in the earth and sand intake chamber 6 during the excavation is stopped. The water pressure may change and the face 8 may become unstable. In particular, in a muddy shield that supplies muddy water into the sediment intake chamber 6 from the inside of the pit 7 and mixes it with the earth and sand excavated by the cutter 5 and discharges it to the inside of the pit 7, When the fragments of the excavable wall 12 are mixed, the concentration of the mud in the sediment intake chamber 6 changes, and the face 8 tends to become unstable.
[0008]
In order to transfer the fragments (excavated earth and sand) of the excavable wall 12 excavated by the preceding cutter 13 into the earth and sand intake chamber 6 as in the type of FIG. In addition to the above, an intake port 15 for guiding the excavated soil into the storage case 14 and a communication pipe 17 for guiding the excavated sediment in the storage case 14 to the sediment intake chamber 6 are required, so that the entire apparatus becomes complicated and large. For this reason, the occupied space in the machine increases, and it is necessary to change the main structure and the installation position of other in-machine equipment.
[0009]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention, which has been made in view of the above circumstances, is to provide a leading cutter device for a backing agent injection device of a shield excavator capable of keeping a face stable during excavation and reducing the size of the device. To provide.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides an excavator body for temporarily taking excavated earth and sand into a sediment intake chamber and then transferring the excavated earth and sand into the pit while maintaining the earth pressure and water pressure of the face, and protruding from an outer surface of the excavator body. A backing cutter injection device for a shield excavator having a backing agent injecting device, wherein the cutting device is located in front of the backing agent injecting device in the excavator body. When the excavator body is stopped excavating, a leading cutter that protrudes while rotating from the outer surface of the excavator body is provided, and liquid is injected into the vicinity of the earth and sand excavated by the preceding cutter to take the excavated earth and sand into the earth and sand intake chamber. A washing tube is provided for flushing without washing.
[0011]
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, when excavating the side ground (excavation-capable wall etc.), the excavator body is stopped and excavation is stopped, and at the same time, the liquid is ejected from the cleaning pipe while rotating the leading cutter. . Then, the front side cutter excavates the side ground (the excavable wall or the like) in front of the backing agent injection device, and the excavated earth and sand is washed away without being taken into the earth and sand intake chamber by the liquid ejected from the washing pipe. . Accordingly, the earth pressure in the earth and sand intake chamber does not change, and the face can be kept stable. Further, since a communication pipe or the like for guiding the excavated earth and sand of the preceding cutter to the earth and sand intake chamber is not required, the size of the apparatus can be reduced.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0013]
The excavator main body 3 to which the leading cutter device 20 according to the present embodiment shown in FIG. 1 is attached has the same configuration as the above-described excavator main body 3 shown in FIG. That is, the machine 3 has a shield frame 2 formed in a cylindrical shape, a partition wall 4 for partitioning the inside of the shield frame 2 back and forth, and a cutter 5 attached to the partition wall 4. The sediment is once taken into the sediment intake chamber 6 in front of the partition wall 4 and transferred from the sediment intake chamber 6 to the pit 7 according to the advance of the excavator main body 3 to maintain the stability of the earth pressure and water pressure of the face 8.
[0014]
The excavator body 3 is moved forward by pressing a propulsion jack (not shown) provided in the shield frame 2 against the end of the existing segment 9 and taking a reaction force. The segment 9 is assembled in a ring shape by an erector (not shown) provided in the shield frame 2. On the outer surface of the shield frame 2, a backing agent injection device 11 is provided in a protruding manner. The backing agent injecting device 11 fills the gap between the excavation hole by the cutter 5 and the existing segment 9 with the backing material 10 such as mortar to prevent collapse of the side ground and stabilize the installation position of the existing segment 9. Let it.
[0015]
As shown in FIG. 1, such a shield excavator 1 is provided with a leading cutter 21 that is located in front of the backing agent injection device 11 and excavates a side ground. Specifically, the shield frame 2 is provided with a hole 22 in front of the backing agent injecting device 11, in which the leading cutter 21 protrudes and retracts. The hole 22 has a bottomed bottom for receiving the leading cutter 21. A cylindrical housing case 23 is attached to the inner surface of the shield frame 2. The leading cutter 21 in the storage case 23 is connected to a motor 25 via a support shaft 24, and is driven to rotate.
[0016]
The support frame 26 of the motor 25 is moved toward and away from the housing case 23 by an actuator 27 (a cylinder, a screw feed mechanism, etc.) and a guide rod 28 interposed between the motor and the housing case 23. Thereby, as shown in FIG. 2, the leading cutter 21 projects from the opening. The protrusion height is set to be at least equal to or higher than the height of the backing agent injection device 11. If the motor 25 is driven at the time of projecting, the leading cutter 21 projects while rotating.
[0017]
As shown in FIG. 1, the housing case 23 is provided with a shutter 29 that is located above the preceding cutter 21 in the housed state and that opens and closes the case 23. The shutter 29 is opened and closed by an actuator such as a cylinder (not shown), is normally closed, and is opened when excavating the side ground (the excavable wall 12 and the like). This is to prevent the earth and sand from entering the storage case 23 during normal excavation and being compacted, so that the leading cutter 21 cannot be projected or rotated.
[0018]
A drain tube 30 is connected to the storage case 23. The drain pipe 30 is for checking whether or not the water is completely stopped when the shutter 29 is closed, and the tip thereof is guided to the downhole 7. That is, the drain pipe 30 closes the shutter 29 when the preceding cutter 21 is replaced, for example, and is used to check whether the water stoppage is complete at this time. An opening / closing valve 31 is interposed in the drain pipe 30, and the opening / closing valve 31 is normally closed and opened when checking the water stop of the shutter 29.
[0019]
As shown in FIG. 3, the leading cutter 21 has a disk 32 on which the support shaft 24 is mounted on the lower surface, a discharge rib 33 radially mounted on the upper surface of the disk 32, and a discharge rib 33 mounted on the upper surface of the discharge rib 33. Bit 34. Each bit 34 is appropriately displaced in the radial direction, and with the rotation of the disk 32, the excavable wall 12 for an intermediate shaft or a reaching shaft installed underground (carbon fiber dispersed in mortar) Excavate). The excavated pieces (excavated earth and sand) of the excavable wall 12 are discharged radially outward by the discharge ribs 33 as the disk 32 rotates.
[0020]
As shown in FIG. 2, a liquid is ejected from the washing pipe 35 provided in the shield frame 2 in the vicinity of the earth and sand excavated by the preceding cutter 21. The cleaning pipe 35 is obliquely mounted in a hole 36 formed in the shield frame 2 near the leading cutter 21 and injects the liquid pressurized by the pump 37 toward the leading cutter 21. The ejection direction is a direction along the rotation direction of the leading cutter 21 as shown in FIG. This is because the excavated earth and sand is effectively washed away in combination with the rotational centrifugal force of the preceding cutter 21.
[0021]
In addition, the liquid jet direction of the cleaning pipe 35 may be a direction facing the rotation direction of the leading cutter 21 (a direction opposite to the example in the drawing) from the viewpoint of washing out the earth and sand attached to the leading cutter 21. As the liquid to be injected, muddy water used for a muddy water shield, ordinary water, or the like is used, but water (muddy water) mixed with abrasive grains for assisting excavation of the excavable wall 12 is used. Is also good.
[0022]
The operation of the present embodiment will be described.
[0023]
During normal excavation of the excavator body 3, the shutter 29 is closed as shown in FIG. This is to prevent the earth and sand from entering the housing case 23 and being compacted, so that the leading cutter 21 cannot be protruded or cannot be rotated. The on-off valve 31 of the drain pipe 30 and the on-off valve 36 of the cleaning pipe 35 are both closed.
[0024]
As shown in FIG. 4 (a), when the machine body 3 excavates an excavable wall 12 (such as one in which carbon fibers are dispersed in mortar) for an intermediate shaft or a reaching shaft installed in the ground, The shutter 29 is closed until the leading cutter 21 faces the hole 12a of the excavable wall 12, and is opened when the leading cutter 21 faces about half the length. Then, while the on-off valve 31 of the drain pipe 30 is closed, the on-off valve 36 of the washing pipe 35 is opened, and the excavation of the excavator body 3 is stopped.
[0025]
Then, as shown in FIG. 4B, in a state where the excavator body 3 is stopped excavating, the leading cutter 21 is protruded while rotating, and the side ground in front of the backing agent injection device 11 (excavation). The possible wall 12) is excavated, and at the same time, the liquid is ejected from the washing pipe 35. Then, fragments (excavated earth and sand) of the excavable wall 12 excavated by the preceding cutter 21 are washed away by the liquid ejected from the washing pipe 35 and are not taken into the earth and sand intake chamber 6 of the excavator main body 3. . Therefore, the earth pressure in the earth and sand intake chamber 6 does not change and the face 8 can be kept stable.
[0026]
That is, when the excavator main body 3 stops excavating, the cutter 5 of the excavator main body 3 is stopped, no new excavated earth and sand enters the earth and sand intake chamber 6, and the earth pressure and water pressure of the face 8 do not change. Although it is in a stable state, when the excavated soil (fragments of the excavable wall 12) of the preceding cutter 13 is guided through the connecting pipe 17 as in the type of FIG. The earth pressure water pressure in 6 changes, and there is a possibility that the face 8 becomes unstable. In particular, in a mud shield that supplies muddy water into the sediment intake chamber 6 from the inside of the pit 7 and mixes it with the earth and sand excavated by the cutter 5, and discharges it to the side of the pit 7, When the fragments of the excavable wall 12 are mixed with the muddy water, the concentration of the muddy water in the earth and sand intake chamber 6 changes and the face 8 tends to become unstable.
[0027]
On the other hand, according to the present embodiment, as shown in FIG. 2, the debris (excavated earth and sand) of the excavable wall 12 excavated by the preceding cutter 21 is not taken into the earth and sand intake chamber 6 and the washing pipe 35 is taken up. Is flushed out of the shield frame 2 by the liquid ejected from the outside, so that the earth pressure water pressure in the earth and sand intake chamber 6 does not change during the cutting of the excavable wall 12 by the preceding cutter 21 and the face 8 is stabilized. It can be kept. In addition, since the bits 34 of the preceding cutter 21 are washed by the liquid injected from the washing pipe 35, it is possible to prevent the earth and sand from being clogged between the bits 34 and reduce the excavating ability.
[0028]
According to the present embodiment, the excavated earth and sand of the preceding cutter 13 (21) is not guided to the earth and sand intake chamber 6 of the excavator body 3 as in the type of FIG. In addition, there is no need to form the intake port 15 that communicates with the preceding cutter 13 vertically. Therefore, the size of the entire device 20 can be reduced. Therefore, the space occupied by the device 20 in the cabin becomes relatively small, and there is no need to change the main structure or the installation position of other in-flight equipment, and it is possible to retrofit the existing shield machine. It becomes. Further, since the leading cutter 21 of the present embodiment does not form the intake port 15, the strength is improved as compared with the type shown in FIG. 7, and it is advantageous to excavate the excavable wall 12 which is harder than earth and sand.
[0029]
Thereafter, as shown in FIG. 4B, when the leading cutter 21 projects a predetermined stroke and digs the excavable wall 12 at that portion, the leading cutter 21 is immersed as shown in FIG. 4C. Then, as shown in FIG. 4D, the excavator body 3 is excavated and stopped until the leading cutter 21 again faces the hole 12a of the excavable wall 12 by about half. Thereafter, the excavable wall 12 is excavated by the preceding cutter 21 as shown in FIGS. 4E and 4F, and the excavable wall 12 in front of the backing material injection device 11 is excavated by the same procedure.
[0030]
A modified embodiment is shown in FIG.
[0031]
As shown in the drawing, this embodiment has the same basic configuration as the previous embodiment, and therefore, the same parts are denoted by the same reference numerals and description thereof will be omitted, and only different points will be described. The difference is that between the preceding cutter 21 and the backing agent injecting device 11, there is provided an intake pipe 40 for introducing fragments (excavated earth and sand) of the excavable wall 12 excavated by the preceding cutter 21 into the shield frame 2. , Provided. The intake pipe 40 is attached to a hole 41 passing through the inside and outside of the shield frame 1. As shown in FIG. 3, the hole 41 is set in a direction opposite to the direction in which the liquid is supplied from the cleaning pipe 35, so that excavated earth and sand can be efficiently taken in.
[0032]
That is, the liquid ejected from the cleaning pipe 35 along the rotation direction of the leading cutter 21 is deflected by the unexcavated portion of the excavable wall 12 in front of the leading cutter 21 to make a U-turn, and in a direction opposite to the water supply direction. Since the holes 41 are discharged, by providing the holes 41 in the discharging direction, the excavated earth and sand washed away by the liquid is guided to the vicinity of the holes 41 and is taken into the holes 41 by being pushed by the side earth pressure. The excavated earth and sand taken into the intake pipe 40 from the hole 41 is discharged into the pit 7 without being guided into the earth and sand intake chamber 6. An opening / closing valve 42 that is normally closed and opened when the leading cutter 21 is operated is interposed in the intake pipe 40.
[0033]
The present embodiment also has the same function and effect as the previous embodiment.
[0034]
【The invention's effect】
As described above, according to the preceding cutter device for the backing agent injection device of the shield machine according to the present invention, it is possible to stably maintain the face during excavation and promote downsizing of the entire device.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view (stowed state) of a leading cutter device according to an embodiment of the present invention, wherein (a) is a plan view and (b) is a side sectional view.
FIGS. 2A and 2B are explanatory views when the preceding cutter device is operated, wherein FIG. 2A is a plan view and FIG. 2B is a side sectional view.
FIG. 3 is an enlarged view of the preceding cutter.
FIG. 4 is a process diagram when the excavable wall is excavated by the preceding cutter.
5A and 5B are explanatory views (stowed state) of a preceding cutter showing another embodiment, wherein FIG. 5A is a plan view and FIG. 5B is a side sectional view.
6A and 6B are explanatory views of the shield machine, FIG. 6A is a front view, and FIG. 6B is a side view.
FIGS. 7A and 7B are explanatory views of a preceding cutter device for comparison with the present invention, wherein FIG. 7A is a plan view and FIG. 7B is a side sectional view.
[Explanation of symbols]
3 Excavator Body 6 Sediment Intake Room 7 Underground 8 Face 11 Backfill Injection Device 20 Prior Cutter Device 21 Prior Cutter 35 Cleaning Pipe

Claims

An excavator body that once takes excavated earth and sand into a sediment intake chamber and then transfers the excavated earth into the pit while maintaining the earth pressure and water pressure of the face, and a backing agent injection device protruding from an outer surface of the excavator body. A pre-cutting device for a backing agent injection device of a shield excavator, wherein the cutting device is located in front of the backing agent injection device in the excavator body, and is located outside the excavator body when excavation of the excavator body is stopped. In addition to providing a leading cutter that protrudes while rotating from the side, a washing pipe is provided that ejects a liquid near the soil excavated by the leading cutter and flushes the excavated soil without taking it into the sediment intake chamber. The leading cutter device for the backing agent injection device of the shield machine.