JP2004042276A - Color thermal printer - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー感熱記録紙に対して熱記録及び光定着を施してフルカラー画像を記録するカラー感熱プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
支持体上に、上層から順にイエロー,マゼンタ,シアンの3つの感熱発色層が層設されたカラー感熱記録紙を用い、フルカラー画像を熱記録するカラー感熱プリンタが知られている。カラー感熱プリンタは、主走査方向に延びたサーマルヘッドを備えており、カラー感熱記録紙を副走査方向に搬送させながら、前記サーマルヘッドにより各感熱発色層を加熱して3色の画像を面順次に熱記録する。
【0003】
イエロー感熱発色層は、加熱によりイエローに発色するとともに、波長が約420nmの青紫色の光であるイエロー定着光に対する光定着性が付与されており、前記イエロー定着光が照射されると、その発色能力を失う。また、マゼンタ感熱発色層は、加熱によりマゼンタに発色するとともに、波長が約365nmの近紫外線であるマゼンタ定着光に対する光定着性が付与されており、前記マゼンタ定着光が照射されると、その発色能力を失う。熱記録済みのイエロー及びマゼンタ感熱発色層は、光定着装置によって各定着光が照射されて光定着される。これにより、より下層の感熱発色層を熱記録する際に、未発色部分が発色してしまうことを防止している。
【0004】
光定着装置の定着光源としては、一般に、イエロー定着光を発光するイエロー用水銀蛍光ランプと、マゼンタ定着光を発光するマゼンタ用水銀蛍光ランプの2種類の蛍光ランプが用いられている。イエローの定着の際には、イエロー用水銀蛍光ランプのみが点灯し、マゼンタの定着の際には、マゼンタ用水銀蛍光ランプのみが点灯する。
【0005】
マゼンタ感熱発色層の定着感度は、イエロー感熱発色層のそれと比較して低いことが知られている。そのため、マゼンタ用水銀蛍光ランプの定着能力を上げるために、ランプ1本当たりの照度を上げることが考えられるが、そうすると、マゼンタ用水銀蛍光ランプの劣化の進行が速くなり、イエロー用水銀蛍光ランプに比べて寿命が短くなってしまう。そこで、マゼンタ定着に必要な定着光量が確保されるように、カラー感熱記録紙の搬送速度を決定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のカラー感熱プリンタでは、上述のようにマゼンタ定着感度に応じて搬送速度を決定しているため、プリント時間が長時間化していた。もちろん、マゼンタ用水銀蛍光ランプの本数を増やすことによりマゼンタ定着光の照度を上げれば、搬送速度を速くすることはできるが、そうすると、定着装置のサイズが大型化してしまうという問題が生じる。定着装置の大型化は、プリンタサイズの大型化に影響するだけでなく、定着時のカラー感熱記録紙の搬送距離の長距離化を招くので、プリント時間の長時間化にもつながる。
【0007】
本発明は、プリンタのサイズを大型化することなく、プリント時間を短縮できるカラー感熱プリンタを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のカラー感熱プリンタは、イエローに発色し、波長が約420nm付近の光であるイエロー定着光に光定着感度を有するイエロー感熱発色層と、マゼンタに発色し、波長が365nm付近の光であるマゼンタ定着光に光定着感度を有するマゼンタ感熱発色層と、シアンに発色するシアン感熱発色層の少なくとも3つの感熱発色層が支持体上に層設されたカラー感熱記録紙を用い、前記各感熱発色層を加熱して各色の画像を熱記録するサーマルヘッドと、熱記録済みのイエロー及びマゼンタの各感熱発色層に対して、イエロー定着光及びマゼンタ定着光をそれぞれ照射して光定着を行う光定着装置とを備えたカラー感熱プリンタにおいて、前記光定着装置は、発光する波長域に前記イエロー定着光とマゼンタ定着光とを含む第1の光源と、発光する波長域に少なくとも前記マゼンタ定着光を含み、前記第1の光源とは異なる第2の光源と、前記第1の光源とカラー感熱記録紙との間に挿入される挿入位置と、この挿入位置から退避する退避位置との間で移動自在に設けられ、前記挿入位置にあるときに、前記第1の光源が発光する光のうちマゼンタ定着光をカットして、イエロー定着光のみを透過させる短波カットフイルタとを有し、イエロー定着の際には、前記フイルタを挿入位置に配置して、前記第1の光源のみを点灯させ、他方、マゼンタ定着の際には、前記フイルタを退避位置に移動して、前記第1及び第2の両方の光源を点灯させることを特徴とする。
【0009】
前記第1及び第2の各光源としては、例えば、いずれもキセノンフラッシュランプが使用される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に示すカラー感熱プリンタ10は、カラー感熱記録紙11を順方向と、その逆方向とに往復搬送しながら、フルカラー画像の熱記録と、熱記録済みのカラー感熱記録紙11の光定着とを行う。
【0011】
カラー感熱記録紙11は、周知のように支持体上にシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層が順次層設されている。最上層となるイエロー感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱発色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。イエロー感熱発色層は、波長が420nm付近の青紫色の光であるイエロー定着光が照射されたときに発色能力が消失する。マゼンタ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、波長が365nm付近の近紫外線であるマゼンタ定着光が照射されたときに発色能力が消失する。カラー感熱記録紙11に、例えばブラック感熱発色層を設けて4層構造にしてもよい。
【0012】
カラー感熱記録紙11の搬送路上には、サーマルヘッド12と、このサーマルヘッド12と対向してカラー感熱記録紙11を支持するプラテンローラ13が配置されている。サーマルヘッド12は、周知のように、多数の発熱素子を主走査方向に沿ってライン状に並べた発熱素子アレイ12aを備えている。各発熱素子は、画素の濃度に応じた熱エネルギーを発生してイエロー,マゼンタ,シアンの各色の画像を各感熱発色層に熱記録する。制御部14は、ヘッドドライバ16を介して、サーマルヘッド12を制御する。
【0013】
サーマルヘッド12の順方向下流側には、搬送ローラ対17、マゼンタ用光定着器(以下、M用光定着器という)18及びイエロー・マゼンタ用光定着器(以下、Y・M用光定着器という)19が配置されている。
【0014】
搬送ローラ対17は、給紙されたカラー感熱記録紙11をニップして副走査方向へ搬送する。搬送ローラ対17は、搬送モータ21によって駆動されて回転する。搬送モータ21としては、例えば、与えられた駆動パルスの個数に応じて所定量回転するパルスモータが使用される。搬送モータ21は、モータドライバ22を介して制御部14によって制御される。制御部14は、搬送モータ21に与える駆動パルスの個数をカウントすることにより、カラー感熱記録紙11の搬送量を制御する。カラー感熱記録紙11は、予め定められた一定の速度で搬送される。この搬送速度は、各光定着器18,19の定着能力に応じて決定される。
【0015】
この搬送中に、サーマルヘッド12及び各光定着器18,19をカラー感熱記録紙3が通過して、熱記録及び光定着が行われる。熱記録及び光定着が終了したカラー感熱記録紙11は、図示しないカッターによって所定サイズにカットされ、カラー感熱プリンタ10外へ排出される。
【0016】
光定着装置は、M用光定着器18,Y・M用光定着器19,フイルタ31,Y用照度センサ36,ランプ制御部41から構成される。M用光定着器18及びY・M用光定着器19は、定着光源として、キセノンフラッシュランプ(以下、Xeランプという)を使用している。M用及びY・M用の各Xeランプ26,27は、周知のように、キセノンガスが封入されたガラス管と、その両端に設けられた一対の電極からなり、トリガー信号に基づいてコンデンサーに蓄電された電流がガラス管内で放電して、発光する。Xeランプは、一般に使用されている水銀蛍光ランプと比較して、温度依存性が低く、また、所定の照度に達するまでの立ち上がり速度が速いという特徴を持っている。
【0017】
また、図2に示すように、Xeランプは、約350nm〜約450nmまでブロードな分光特性を持っており、それが発光する光の波長域には、イエロー定着光とマゼンタ定着光とが含まれる。そのため、Xeランプを、イエロー及びマゼンタの両方の定着光源として使用することができる。
【0018】
このXeランプは、水銀蛍光ランプと異なり連続点灯させることはできないが、定着光源として使用する場合には間欠的に点灯させることで所定の光量が得られる。劣化により1回の点灯時の照度が低下した場合には点灯周波数を高くすることにより、所定の照度を確保することができる。
【0019】
各Xeランプ26,27の周囲には、各Xeランプ26,27が放射した光をカラー感熱記録紙3の記録面に向けて反射させるリフレクタ28が配置されている。各Xeランプ26,27の両端の電極は、ランプ駆動回路34内のメインコンデンサに接続されており、また、ガラス管の外周面と近接した位置にはトリガー電極が配設されている。Xeランプ26,27は、トリガー電極にトリガー電圧が印加されると、メインコンデンサに蓄電した電流がガラス管内で放電して、発光する。
【0020】
M用光定着器18は、マゼンタ定着に使用され、Y・M用光定着器19は、イエロー及びマゼンタの両方の定着に使用される。すなわち、イエロー定着の際には、Y・M用のXeランプ27のみを点灯させ、他方、マゼンタ感熱発色層は定着感度が低いので、マゼンタ定着の際には、M用のXeランプ26とともに、Y・M用のXeランプ27を点灯させる。
【0021】
このように、マゼンタ定着の際に、2本のXeランプ26,27を点灯させることで、光定着装置のマゼンタ定着能力を向上させている。これにより、カラー感熱記録紙11の搬送速度を速くすることができるので、プリント時間が短縮される。しかも、Y・M用のXeランプ27は、イエローの定着にも使用されるものであるから、マゼンタ定着専用のランプを追加する場合と異なり、光定着装置が大型化することもない。さらに、光定着装置の大型化が抑えられるので、定着時の搬送距離が増加することもなく、定着時間が長時間化することもない。
【0022】
フイルタ31は、イエロー定着をする際に、未記録のマゼンタ感熱発色層が定着されないように、Y・M用のXeランプ27が放射する光のうちのマゼンタ定着光(波長が365nm付近の近紫外線)をカットする。フイルタ31は、Y・M用光定着器19とカラー感熱記録紙11との間に挿入され、リフレクタ28の開口部を覆う挿入位置と、この挿入位置から退避する退避位置との間で移動自在に設けられている。このフイルタ31は、フイルタ移動機構32により駆動される。
【0023】
このフイルタ移動機構32は、制御部14によって制御される。フイルタ31の初期位置は、挿入位置に設定されており、制御部14は、マゼンタ定着のタイミングに合わせて、フイルタ31を退避位置に移動し、マゼンタ定着が終了した後、再び挿入位置に戻す。
【0024】
各Xeランプ26,27の点灯周波数は、イエロー及びマゼンタの各感熱発色層に応じて、必要な定着光量が確保されるように制御部14によって調節される。Xeランプ26と対面する位置には、マゼンタ定着光に感度を持つM用照度センサ34が配置されており、Xeランプ27と対面する位置には、M用照度センサ34とともに、イエロー定着光に感度を持つY用照度センサ36が配置されている。各照度センサ34,36は各Xeランプ26,27の端部と対面する位置に設けられており、Xeランプ26,27から各照度センサ34,36に向かう光がカラー感熱記録紙11によって遮られることはない。
【0025】
各照度センサ34,36は、それぞれA/Dコンバータ37に接続されており、測定した照度に応じたアナログ信号をそれぞれのA/Dコンバータ37に送る。A/Dコンバータ37は、アナログ信号をデジタル信号に変換して、そのデジタル信号を制御部14内のランプ制御部39に入力する。
【0026】
ランプ制御部39内には、ROM41が設けられており、このROM41には、イエロー及びマゼンタの各定着時の目標照度が記憶されている。ランプ制御部39は、イエロー定着の際には、照度センサ36によって測定された実測照度Lyと、イエロー定着時の目標照度Tyとを比較して、実測照度Lyと目標照度Tyとが異なる場合には、Xeランプ27の実測照度Lyが目標照度Tyと等しくなるように点灯周波数を調節する。
【0027】
他方、マゼンタ定着の際には、2つの照度センサ34,36から入力されたそれぞれの実測照度を合計し、その合計値Lmとマゼンタ定着時の目標照度Tmとを比較して、両者が異なる場合には、合計値Lmと目標照度Tmとが等しくなるように、各Xeランプ26,27の点灯周波数を調節する。この調節は、予め設定された所定間隔で行われ、イエロー及びマゼンタの定着開始から終了まで行われる。このように定着光量が調節されるので、定着ムラが発生することはない。また、劣化により、Xeランプの1回の点灯時の照度が低下した場合でも、必要な定着光量が得られるので、定着不足が生じることはない。
【0028】
以下、上記構成による作用について、図3及び4に示すフローチャートを参照しながら説明する。図3は、プリント手順を示すフローチャートであり、図4は、イエロー及びマゼンタの光定着手順を示すフローチャートである。
【0029】
プリント指示がなされると、カラー感熱記録紙11が給紙されて、順方向へ搬送される。サーマルヘッド12によりイエロー感熱発色層が加熱されてイエロー画像が記録される。カラー感熱記録紙11は、イエロー画像が記録された部分から順次Y・M用光定着器19に送られて、イエロー定着が開始される。
【0030】
図4に示すように、イエロー定着の際には、Xeランプ27のみが点灯して、イエロー感熱発色層の光定着が開始される。また、イエローの光定着の際には、フィルタ31は初期位置(挿入位置)にあり、Y・M用光定着器19から放射された光は、フイルタ31によりマゼンタの定着光がカットされる。このため、イエローの光定着時にマゼンタ感熱発色層が光定着されてしまうことはない。ランプ制御部39は、照度センサ36から送られる実測照度Lyと、ROM41内に記憶された目標照度Tyとを比較して、両者に差がある場合には、実測値が目標値と等しくなるように点灯周波数を調節する。
【0031】
イエローの熱記録及び光定着が終了すると、Xeランプ26がいったん消灯し、搬送ローラ対17が逆転して、カラー感熱記録紙11が逆方向へ搬送されて記録開始位置まで戻される。この搬送中にフイルタ31が退避位置に移動する。
【0032】
記録開始位置まで戻された後、2回目の順方向の搬送が開始され、マゼンタの熱記録が開始される。カラー感熱記録紙11は、サーマルヘッド12によってマゼンタ画像が熱記録され、記録済み部分からM用光定着器18及びY・M用光定着器19へ順次送られて、マゼンタ定着が開始される。マゼンタ定着の際には、M用のXeランプ26とともに、Y・M用のXeランプ27が点灯する。M用のXeランプ26のみを使用する場合と比較して、マゼンタ定着能力が向上しているので、カラー感熱記録紙11の搬送速度を速くすることができ、プリント時間が短縮される。
【0033】
ランプ制御部39は、各照度センサ34,36から送られる実測照度の合計値Lmと、ROM41内に記憶された目標照度Tmとを比較して、両者に差がある場合には、実測値が目標値と等しくなるように点灯周波数を調節する。
【0034】
マゼンタの熱記録及び光定着が終了すると、Xeランプ26,27が消灯し、再度カラー感熱記録紙11が記録開始位置まで戻される。フイルタ31は、このカラー感熱記録紙11の戻し中に、初期位置(挿入位置)へ復帰する。カラー感熱記録紙11が記録開始位置まで戻されると、3回目の順方向への搬送が開始され、シアン画像が熱記録される。シアン画像の熱記録が終了すると、カラー感熱記録紙3は排紙される。
【0035】
上記実施形態では、カラー感熱記録紙の記録開始位置への戻し中に、Xeランプを消灯させているが、Xeランプを点灯させたままカラー感熱記録紙の戻しを行って、Xeランプの点灯時間を長くしてもよい。こうすれば、よりカラー感熱記録紙の搬送速度を速くすることができる。
【0036】
また、上記実施形態では、Y・M用光定着器及びM用光定着器の定着光源として、Xeランプを使用した例で説明したが、Xeランプに限らず、これ以外の各種のランプを使用してもよい。Y・M用光定着器の定着光源としては、発光する波長域にマゼンタ定着光及びイエロー定着光を含んでいる必要があるので、他のランプとしては、例えば、希ガスが封入されたガラス管と、このガラス管の外部に設けられた1対の電極とからなる外部電極型放電ランプなどがある。これ以外でも、約365nmから約420nmまでブロードな分光特性を持っているランプであればよい。他方、M用光定着器の定着光源としては、少なくともマゼンタ定着光を含んでいればよいので、例えば、マゼンタ用水銀蛍光ランプを使用してもよい。
【0037】
また、Y・M用光定着器及びM用光定着器の各定着光源の組み合わせについても、同じXeランプでなくてもよく、異なる種類のランプを組み合わせてもよい。組み合わせ例としては、Y・M用の定着光源として、Xeランプを使用し、他方、M用の定着光源として、マゼンタ用水銀蛍光ランプを使用する例や、Y・M用の定着光源として、前記外部電極型放電ランプを使用し、他方、M用の定着光源として、マゼンタ用水銀蛍光ランプを使用する例など各種のものが考えられる。
【0038】
また、上記実施形態では、Y・M用及びM用の各定着光源として、Xeランプを1本ずつ設けた例で説明したが、ランプの本数は1本に限らず、複数本でもよい。このランプの本数は、必要な定着光量に応じて適宜選択される。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明のカラー感熱プリンタは、発光する波長域に前記イエロー定着光とマゼンタ定着光とを含む第1の光源と、発光する波長域に少なくとも前記マゼンタ定着光を含み、前記第1の光源とは異なる第2の光源と、前記第1の光源とカラー感熱記録紙との間に挿入される挿入位置と、この挿入位置から退避する退避位置との間で移動自在に設けられ、前記挿入位置にあるときに、前記第1の光源が発光する光のうちマゼンタ定着光をカットして、イエロー定着光のみを透過させる短波カットフイルタとを有する光定着装置を備え、イエロー定着の際には、前記フイルタを挿入位置に配置して、前記第1の光源のみを点灯させ、他方、マゼンタ定着の際には、前記フイルタを退避位置に移動して、前記第1及び第2の両方の光源を点灯させるようにしたから、プリンタのサイズを大型化することなく、プリント時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー感熱プリンタの構成図である。
【図2】Xeフラッシュランプの分光特性を示すグラフである。
【図3】プリント手順を示すフローチャートである。
【図4】定着手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 カラー感熱プリンタ
11 カラー感熱記録紙
12 サーマルヘッド
18 マゼンタ用光定着器
19 イエロー・マゼンタ用光定着器
26,27 Xeフラッシュランプ
31 フィルタ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a color thermal printer that records a full color image by performing thermal recording and light fixing on a color thermal recording paper.
[0002]
[Prior art]
There is known a color thermal printer that uses a color thermosensitive recording paper in which three thermosensitive coloring layers of yellow, magenta, and cyan are formed in order from the upper layer on a support and thermally records a full color image. The color thermal printer includes a thermal head extending in the main scanning direction. While the color thermal recording paper is conveyed in the sub-scanning direction, each thermal color developing layer is heated by the thermal head to sequentially display three color images. Make a thermal recording.
[0003]
The yellow thermosensitive coloring layer is colored yellow by heating, and is provided with a light fixing property for yellow fixing light, which is blue-violet light having a wavelength of about 420 nm. When the yellow fixing light is irradiated, the color is developed. Lose ability. The magenta thermosensitive coloring layer is colored magenta by heating, and is provided with a light fixing property with respect to magenta fixing light having a wavelength of about 365 nm. When the magenta fixing light is irradiated, the color development occurs. Lose ability. The heat-recorded yellow and magenta thermosensitive coloring layers are photofixed by irradiating each fixing light by an optical fixing device. This prevents the uncolored portion from being colored when the lower thermosensitive coloring layer is thermally recorded.
[0004]
As a fixing light source of an optical fixing device, two types of fluorescent lamps are generally used: a yellow mercury fluorescent lamp that emits yellow fixing light and a magenta mercury fluorescent lamp that emits magenta fixing light. When yellow is fixed, only the yellow mercury fluorescent lamp is lit, and when magenta is fixed, only the magenta mercury fluorescent lamp is lit.
[0005]
It is known that the fixing sensitivity of the magenta thermosensitive coloring layer is lower than that of the yellow thermosensitive coloring layer. Therefore, in order to increase the fixing ability of the magenta mercury fluorescent lamp, it is conceivable to increase the illuminance per lamp. However, if this happens, the magenta mercury fluorescent lamp deteriorates more rapidly and the yellow mercury fluorescent lamp becomes a Compared to this, the service life is shortened. Therefore, the conveyance speed of the color thermal recording paper is determined so as to secure a fixing light amount necessary for magenta fixing.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional color thermal printer, since the conveyance speed is determined according to the magenta fixing sensitivity as described above, the printing time is prolonged. Of course, if the illuminance of the magenta fixing light is increased by increasing the number of magenta mercury fluorescent lamps, the conveyance speed can be increased, but this causes a problem that the size of the fixing device increases. Increasing the size of the fixing device not only affects the increase in the size of the printer, but also increases the transport distance of the color thermal recording paper at the time of fixing, leading to a longer printing time.
[0007]
The present invention provides a color thermal printer that can shorten the printing time without increasing the size of the printer.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the color thermal printer of the present invention develops a yellow thermal coloring layer that develops yellow color and has a light fixing sensitivity to yellow fixing light having a wavelength of about 420 nm, and magenta. Color thermosensitive recording in which at least three thermosensitive coloring layers, a magenta thermosensitive coloring layer having a light fixing sensitivity to magenta fixing light having a wavelength of around 365 nm, and a cyan thermosensitive coloring layer that develops cyan are layered on a support. Using paper, heat each of the thermosensitive coloring layers to thermally record each color image, and irradiate yellow and magenta fixing light to each of the yellow and magenta thermosensitive coloring layers that have been thermally recorded. In the color thermal printer having the light fixing device for performing the light fixing, the light fixing device is configured to emit the yellow fixing light and the magenta in the wavelength range of light emission. A first light source including incident light, a second light source that includes at least the magenta fixing light in a light emission wavelength range, and is different from the first light source, and the first light source and the color thermal recording paper. Magenta fixing light out of the light emitted from the first light source is provided so as to be movable between an insertion position inserted in between and a retracted position retracted from the insertion position. A short-wave cut filter that cuts and transmits only yellow fixing light. When yellow fixing is performed, the filter is disposed at an insertion position, and only the first light source is turned on, while magenta fixing is performed. In this case, the filter is moved to the retracted position and both the first and second light sources are turned on.
[0009]
As each of the first and second light sources, for example, a xenon flash lamp is used.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The color thermal printer 10 shown in FIG. 1 performs thermal recording of a full-color image and optical fixing of the color thermal recording paper 11 that has been thermal-recorded while reciprocating the color thermal recording paper 11 in the forward direction and in the opposite direction. I do.
[0011]
As is well known, the color thermosensitive recording paper 11 has a cyan thermosensitive color developing layer, a magenta thermosensitive color developing layer, and a yellow thermosensitive color developing layer sequentially provided on a support. The yellow thermosensitive coloring layer, which is the uppermost layer, has the highest thermal sensitivity and develops yellow with a small amount of heat energy. The cyan thermosensitive coloring layer, which is the lowermost layer, has the lowest thermal sensitivity and develops cyan with large heat energy. The yellow thermosensitive coloring layer loses its coloring ability when irradiated with yellow fixing light, which is blue-violet light having a wavelength of around 420 nm. The magenta thermosensitive coloring layer develops magenta with intermediate thermal energy between the yellow thermosensitive coloring layer and the cyan thermosensitive coloring layer, and loses its coloring ability when irradiated with magenta fixing light having a near ultraviolet wavelength of around 365 nm. To do. For example, a black thermosensitive coloring layer may be provided on the color thermosensitive recording paper 11 to form a four-layer structure.
[0012]
On the conveyance path of the color thermal recording paper 11, a thermal head 12 and a
[0013]
On the downstream side of the thermal head 12 in the forward direction, a
[0014]
The
[0015]
During this conveyance, the color thermal recording paper 3 passes through the thermal head 12 and the
[0016]
The optical fixing device includes an M optical fixing
[0017]
In addition, as shown in FIG. 2, the Xe lamp has a broad spectral characteristic from about 350 nm to about 450 nm, and the wavelength range of light emitted from it includes yellow fixing light and magenta fixing light. . Therefore, the Xe lamp can be used as both yellow and magenta fixing light sources.
[0018]
Unlike the mercury fluorescent lamp, this Xe lamp cannot be lit continuously, but when used as a fixing light source, a predetermined amount of light can be obtained by turning it on intermittently. When the illuminance at the time of one lighting decreases due to deterioration, the predetermined illuminance can be secured by increasing the lighting frequency.
[0019]
Around each
[0020]
The M optical fixing
[0021]
In this way, the magenta fixing ability of the optical fixing device is improved by turning on the two
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
The lighting frequency of each of the
[0025]
Each
[0026]
A
[0027]
On the other hand, when magenta fixing is performed, the measured illuminances input from the two
[0028]
The operation of the above configuration will be described below with reference to the flowcharts shown in FIGS. FIG. 3 is a flowchart showing a printing procedure, and FIG. 4 is a flowchart showing a yellow and magenta light fixing procedure.
[0029]
When a print instruction is given, the color thermal recording paper 11 is fed and conveyed in the forward direction. The yellow thermosensitive coloring layer is heated by the thermal head 12 to record a yellow image. The color heat-sensitive recording paper 11 is sequentially sent from the portion where the yellow image is recorded to the Y / M optical fixing
[0030]
As shown in FIG. 4, at the time of yellow fixing, only the
[0031]
When yellow thermal recording and light fixing are completed, the
[0032]
After returning to the recording start position, the second forward conveyance is started, and thermal recording of magenta is started. On the color thermal recording paper 11, a magenta image is thermally recorded by the thermal head 12, and is sequentially sent from the recorded portion to the M
[0033]
The
[0034]
When the magenta thermal recording and optical fixing are completed, the
[0035]
In the above embodiment, the Xe lamp is turned off during the return of the color thermal recording paper to the recording start position. However, the color thermal recording paper is returned with the Xe lamp turned on, and the lighting time of the Xe lamp is increased. May be lengthened. In this way, the conveyance speed of the color thermal recording paper can be further increased.
[0036]
In the above-described embodiment, the example in which the Xe lamp is used as the fixing light source of the Y / M optical fixing device and the M optical fixing device has been described. May be. As the fixing light source of the Y / M optical fixing device, it is necessary to include magenta fixing light and yellow fixing light in the light emission wavelength range. For example, a glass tube in which a rare gas is sealed is used as another lamp. And an external electrode type discharge lamp comprising a pair of electrodes provided outside the glass tube. Other than this, any lamp having broad spectral characteristics from about 365 nm to about 420 nm may be used. On the other hand, as the fixing light source of the M light fixing device, it is sufficient that at least magenta fixing light is included. For example, a magenta mercury fluorescent lamp may be used.
[0037]
Further, the combination of the fixing light sources of the Y / M light fixing device and the M light fixing device may not be the same Xe lamp, but may be a combination of different types of lamps. As examples of combinations, an Xe lamp is used as a fixing light source for Y and M, while a magenta mercury fluorescent lamp is used as a fixing light source for M, and the fixing light source for Y and M is Various types are conceivable, such as using an external electrode type discharge lamp and a magenta mercury fluorescent lamp as a fixing light source for M.
[0038]
In the above-described embodiment, an example in which one Xe lamp is provided as each of the Y, M, and M fixing light sources has been described. However, the number of lamps is not limited to one, and a plurality of lamps may be used. The number of the lamps is appropriately selected according to the necessary fixing light quantity.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, the color thermal printer of the present invention includes the first light source that includes the yellow fixing light and the magenta fixing light in the light emitting wavelength region, and at least the magenta fixing light in the light emitting wavelength region. And a second light source different from the first light source, an insertion position inserted between the first light source and the color thermal recording paper, and a retracted position retracted from the insertion position. A light fixing device having a short wave cut filter that cuts magenta fixing light out of light emitted from the first light source and transmits only yellow fixing light when in the insertion position; In this case, the filter is disposed at the insertion position so that only the first light source is turned on. On the other hand, when magenta fixing is performed, the filter is moved to the retracted position, and the first and second light sources are moved. Both light sources It is so arranged to light, without increasing the size of the printer can be shortened printing time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a color thermal printer embodying the present invention.
FIG. 2 is a graph showing spectral characteristics of a Xe flash lamp.
FIG. 3 is a flowchart illustrating a printing procedure.
FIG. 4 is a flowchart illustrating a fixing procedure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Color thermal printer 11 Color thermal recording paper 12
Claims (2)
前記光定着装置は、発光する波長域に前記イエロー定着光とマゼンタ定着光とを含む第1の光源と、
発光する波長域に少なくとも前記マゼンタ定着光を含み、前記第1の光源とは異なる第2の光源と、
前記第1の光源とカラー感熱記録紙との間に挿入される挿入位置と、この挿入位置から退避する退避位置との間で移動自在に設けられ、前記挿入位置にあるときに、前記第1の光源が発光する光のうちマゼンタ定着光をカットして、イエロー定着光のみを透過させるフイルタとを有し、
イエロー定着の際には、前記フイルタを挿入位置に配置して、前記第1の光源のみを点灯させ、他方、マゼンタ定着の際には、前記フイルタを退避位置に移動して、前記第1及び第2の両方の光源を点灯させることを特徴とするカラー感熱プリンタ。A yellow thermosensitive coloring layer that develops yellow and has a light fixing sensitivity to yellow fixing light, which has a wavelength of about 420 nm, and a magenta fixing light that has a light fixing sensitivity to magenta and has a wavelength of around 365 nm. A color heat-sensitive recording paper in which at least three heat-sensitive color forming layers, i.e., a magenta heat-sensitive color developing layer and a cyan heat-sensitive color developing layer that develops cyan, are layered on a support, Color thermal printer provided with a thermal head for thermal recording, and a photofixing device for irradiating yellow and magenta thermosensitive color developing layers with yellow fixing light and magenta fixing light, respectively. In
The light fixing device includes a first light source including the yellow fixing light and the magenta fixing light in a wavelength range of light emission;
A second light source that includes at least the magenta fixing light in a wavelength range of light emission, and is different from the first light source;
The first light source is provided so as to be movable between an insertion position inserted between the first light source and the color thermal recording paper and a retracted position retracted from the insertion position. A filter that cuts magenta fixing light out of light emitted from the light source and transmits only yellow fixing light,
In yellow fixing, the filter is arranged at the insertion position and only the first light source is turned on. On the other hand, in magenta fixing, the filter is moved to the retracted position, and the first and second light sources are turned on. A color thermal printer characterized in that both of the second light sources are turned on.
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2002
- 2002-07-08 JP JP2002199183A patent/JP2004042276A/en active Pending
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