JP2004041731A - コントラスト・ファントム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像の品質性能を測定する。
【解決手段】画像記録・検出システムの特性、露光関連の信号とノイズの応答及び動的レンジを評価するためのコントラスト・ファントムである。そのコントラスト・ファントムはそれが受ける最低エネルギー・スペクトルの平均及び最大エネルギーの中間で少なくとも1フォトンのエネルギー・レベルだけ質量減衰係数がKエッジ吸収による突然の変化を示す吸収材の媒体から成っている。
【選択図】   なし

Description

【0001】
[産業上の利用分野]
本発明は放射線透過システムの画像の品質性能測定に関する。より特定すれば、本発明は放射線透過システムのコントラスト応答を評価するためのファントムに関する。
【0002】
[従来の技術及びその課題]
アナログ及びデジタルの放射線透過用画像処理システムの画像の品質管理は多くの場合ファントムとも呼ばれている特定試験物体を事前設定した照射条件に基づいて放射線に曝すことにより行われている。
【0003】
これらのファントムはシステムの重要特性を検証できるように多数の特定試験物体で構成しうる。
【0004】
信号に伴うノイズ、動的範囲及び対応するコントラスト分解能が画像品質を設定するシステムの特性である。
【0005】
放射線源と放射線検出器の間の光路内に位置している試験ファントムへ1回の照射を行うだけでこれらの特性を測定するのに十分である。
【0006】
コントラスト物体は照射した放射線の一部を吸収し、放射線透過の原理及びその半透明の特性に基づき、検出器上にファントムの残留画像を発生する。
【0007】
各ポイントで放射線減衰物体の厚みを決定することにより、放射線の減衰量が制御される。
【0008】
検出器上に発生した陰影画像内の局部的放射線強度も、間接的に制御される。
【0009】
コントラスト・ファントムの公知の実施例には、(一次元的に)長くなっているウエッジ(wedge)状試験物体が含まれ、その厚みは最小値から最大値まで連続的に又はステップ状に変化する。
【0010】
そのようなファントムの例はPEHAMED社が販売している商品名DIGRADを付けたファントムである。このファントムはデジタル放射線透過の品質管理に用いられ、長くなっているステップ状の銅製コントラスト・ウエッジから成っている。PEHAMED社のEUROPHANTOM MAMMO(商品名)は乳房撮影分野の品質管理に用いられ、アルミのステップ状ウエッジ・ファントムから成っている。
【0011】
他の実施例が存在し、その中でコントラスト・ファントムの種々の部分を(二次元の)コントラスト・ファントムの領域にまで広げている。
【0012】
そのような例は非特許文献1に記述されている。
【0013】
記述されているコントラスト・ファントムは銅ベースのプラテン(platen)から成り、その一定の位置に銅タブレットが追加され、他の位置には切取り部が設けられ、厚みの違いと基準レベルを設けている。
【0014】
この方法で、放射線検出システムの表面にある種々の位置を、コントラスト・ファントムを1回だけ照射して相互に識別しやすい照射レベルで照射できる。
【0015】
検出した画像の種々のゾーンを分析して得られた信号及びノイズの測定値を相互に比較する。基準値に対する偏差を、放射線源から画像検出部までの放射線透過システム全体に固有の画像品質を定期的に管理する目的で評価する。
【0016】
照射は高圧発生器により短期間加えることにより行われ、X線管内の陰極と陽極材料(ターゲット)の間で高圧を調節できる。この結果として発生した放射線は−それに放射線検出システムが照射され−多色(poly−chromatic)になり、それゆえ、不均質である。
【0017】
このフォトンのバンドルは種々の波長の広い範囲での成分とそれに対応したエネルギー・レベルを含んでいる。
【0018】
例えば、乳房撮影、一般的医療診断、非破壊材料検査、放射線治療及び他の各応用分野において、いくつかの用途に応じたスペクトルが陽極材料、印加高電圧のレベル、材料のタイプ、放射線源近くに置かれた固有及び外部の放射線フィルターの厚みに基づいて定義されている。さらに、これらのスペクトルは「線質(radiation qualities)」とも呼ばれている。
【0019】
照射された物体により生じる放射線の減衰も主として照射された材料の局部的厚み、その物体を構成している材料のタイプ及び入射放射線のスペクトルに依存した放射線吸収によって生じる。
【0020】
同じ厚みであれば、アルミ製物体は銅製物体より放射線吸収が少ない。
用いる材料の吸収特性を示すX線質量減衰係数は原子数の上昇と共に高くなる。
【0021】
一般的に、この吸収係数はフォトンのエネルギー・レベルの上昇と共に低下する。
【0022】
入射フォトンのエネルギー・レベルが上昇すると共に、物体による放射線減衰が低下し、物体透過が増加する。
【0023】
このことは、高エネルギーの放射線よりも低エネルギーの放射線の方が相対的に減衰が多いことを意味する。
【0024】
入射放射線と比較するとき、物体透過から得られる残留放射線の強度が減衰するだけでなく、低及び高のエネルギーを持つフォトンの不均一減衰の結果として残留放射線のスペクトルも変化する。
【0025】
放射線の硬性で高エネルギーの成分の寄与と比較して、放射線の軟性で低エネルギーの成分の相対的寄与は低くなる。
【0026】
このエネルギー・バランスの摂動(perturbation)は光束硬性化効果(beam hardening effect)として知られ、物体の厚みが高まると共に、又、入射放射線のスペクトルが広くなると共に、より明確になる。
【0027】
そのための画質を評価している放射線透過システムは放射線積分検出器を含んでいる。
この検出器は入射放射線の量を局部的に測定でき、この量を放射線画像に変換できる。
そのような検出器には例えば放射線撮影フィルムと強化スクリーンの組合わせ又は記憶蛍光体又は半導体放射線検出器がある。
【0028】
これらの検出器は入射放射線を一定時間に亘って積分するだけでなく、入射(残留)放射線に存在する種々のエネルギー・レベルも積分する。
用いられる検出器のタイプにより、入射放射線に対するスペクトル感度が異なることがある。
【0029】
銅及びアルミのような材料は、医療診断用スペクトル内で用いるエネルギー・スペクトル全体に対してフォトン・エネルギーを高めると共に、連続的で、急激に減少する挙動(behavior)を示す質量減衰係数を有している。
【0030】
検出器で広範囲の残留放射線強度を得るために、実質的に厚みが変化するコントラスト・ファントムが、これらの材料から又は同様の挙動を示す材料から作られている場合、広範囲の線質に対してこのコントラスト物体の有用性に関してだけでなく、コントラスト物体のスペクトル感度についても問題を生じうる。
【0031】
第一に、検出された種々の残留放射線と、非減衰放射線に対応した基準信号との相対比率は、コントラスト・ファントムを照射したときに用いた放射線のスペクトルに強く依存する。
このことは、異なるエネルギーの質を選択することは放射線の高い方又は低い方のエネルギー・スペクトルを用いることになるという事実により生じる。
使用したコントラスト物体の吸収係数が選択したエネルギー・レベルに強く影響されるので、強い発散性のエネルギーの質を用いたとき、厚みの異なるステップを持つウエッジに対して、検出した信号比に大きな違いを生じる。
【0032】
例えば、3.9mmの厚みを持つ銅製ステップ付きウエッジは、一般的診断用放射線透過で用いた種々の医療用スペクトルに対して以下の挙動をしている:
Figure 2004041731
非減衰の照射スペクトルと最も減衰した残留スペクトルの間で検出された最小信号比が、意味のある画質制御を得るのに必要なので、銅製ウエッジの使用は非常に限定されたスペクトル範囲での使用に限定される。
X線管の成分拡散と早期摩耗に加えて、管電圧に僅かな誤設定をしたこと、又は、発生器電圧のリップルが高すぎるという事実が、検出システム自体の性能に特に問題が無いのに、公称信号比に予想された許容マージンの大部分が既に使われているという結果を生じているかも知れない。
【0033】
銅製コントラスト・ファントムの場合、管電圧の±1kVの誤設定について3.9mmの厚みを持つ吸収ステップに基づいて検出された信号感度を表2に示す。
Figure 2004041731
【0034】
【特許文献1】
WO 94 12855
【0035】
【特許文献2】
欧州特許出願公開第338233号明細書
【0036】
【特許文献3】
独国特許出願公開第3248752号明細書
【0037】
【特許文献4】
欧州特許出願公開第499975号明細書
【0038】
【非特許文献1】
Proceedings of  SPIE  vol. 4320(2001),p.308−315
【0039】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は請求項1に示されたコントラスト・ファントムにより実現される。
【0040】
特定の実施例は後述の本発明の特徴及び態様に示されている。
【0041】
本発明に基づくコントラスト・ファントムは、それが受ける最低エネルギー・スペクトルの平均と最大のエネルギーの中間で少なくとも1フォトンのエネルギー・レベルだけ質量減衰係数がKエッジ吸収による突然の変化をする吸収材の媒体から成っている。
【0042】
好ましくは、その吸収材料のKエッジ特性が原子番号39から46の範囲及び65から79の範囲である元素のグループから選ばれた少なくとも1元素が存在することに起因している。この実施例の利点を以下で説明する。
【0043】
一実施例では、吸収材の媒体が多数の化学元素を含み、それぞれが異なるエネルギー・レベルより上でKエッジ吸収を示す。これらの元素は、それぞれが上記元素の少なくとも1種を含む層を積上げることにより、又は、上記元素を混合して複合材料にすることにより、一体となってそれらが受ける放射線スペクトルに対して希望の応答を実現する。
【0044】
本発明の他の側面は後述の本発明の特徴及び態様に示すように放射線画像記録・検出システムの特性、照射に関連する信号とノイズの応答と動的範囲を評価する方法に関している。
【0045】
その方法は以下のステップから成っている。
−請求項1に示すコントラスト・ファントムを設定照射条件に基づき放射線源により放射された放射線量で照射し、それにより、コントラスト・ファントムの放射線画像を生じること、
−上記放射線画像を記録すること、
−記録された放射線画像を検出し、その検出された放射線画像に対応したデジタル画像表示を発生すること、
−上記デジタル画像表示を評価すること。
【0046】
【実施例】
本発明は、そのスペクトル感度により在来のコントラスト・ウエッジを用いる場合の制約に対する解決策を与える。
【0047】
さらに、本発明により、広範囲の用途で使用できるように、相互に非常に異なる放射線スペクトルについて画質を制御するために、大きなコントラスト範囲を持つ同じファントムを使用できる。
【0048】
検出された画像信号のシステム別の特徴的照射応答を解析することも、放射線透過検出システムの全般的画質制御に関する重要なテーマである。
【0049】
検出器のスペクトル感度により、この画質制御が同じスペクトル照射条件の下で行われることは重要である。
【0050】
特徴的照射応答の制御が、大きく異なる照射レベルで撮ったいくつかの画像に基づいていて、それにより、放射線源の照射ごとの変動性により追加の照射監視が必要である。
【0051】
示されているコントラスト・ファントムは、従来技術のファントムについて既に示したような残留スペクトルのスペクトル変形が大幅に無くなっている。
【0052】
結果として、これらの残留スペクトルは、非減衰の基準照射スペクトルに非常に類似していて、このファントムを照射応答の解析に用いることの根拠になっている。
【0053】
この機能拡張により、追加の照射監視を用いた種々の照射条件に基づく追加照射はもはや必要なくなるので、在来の時間がかかり、複雑な手順を大幅に単純化する。
【0054】
上記のように、通常の従来技術によるコントラスト・ファントムで放射線吸収材として用いられている多くの材料のX線質量減衰係数の挙動は、加えられた全てのフォトン・エネルギーだけエネルギー・レベルが上昇すると共に単調減少をしている。
【0055】
この特定エネルギーに依存した吸収挙動が光束硬性化ないし残留スペクトルの高エネルギー・レベルの方へのスペクトル変形を生じる。
【0056】
高エネルギーの放射線成分の寄与の増加は低エネルギー成分の低下という代償により生じる。
【0057】
平均フォトン・エネルギーとそれに関連した残留放射線の半価層(half value layer)の両方が、材料の厚みが高まると共に高まる。
【0058】
厚さ3.9mmの銅吸収材の場合、以下の表で、これらの値をRQA5及びRQA9のスペクトルについて示している。
Figure 2004041731
質量減衰係数は全範囲に亘って低下するとは限らない。
Kエッジ光電効果により、用いる吸収材の元素に固有のKエッジ・ポイントより高い放射線エネルギーに対してかなりの吸収増加を生じる。
入射X線のフォトンには、Kエッジ・レベルで原子核を回るK軌道の電子がL軌道に移行する形で励起するのに十分なエネルギーが含まれる。衝突すると、フォトンが完全に消えて、原子がイオン化する。
【0059】
アルミと銅の場合、両方の原子番号が低く、これらのKエッジのエネルギー・レベルは:
Figure 2004041731
これらのKエッジのエネルギーは、医療の一般診断用放射線透過のための線質RQA5及びRQA9が位置している30 keVと120 keVの間の前置フィルター後のエネルギー範囲よりずっと下に位置している。
【0060】
Kエッジのエネルギー・レベルを越えて、質量減衰係数は、エネルギー・レベルの上昇と共に、単調減少の挙動を続ける。
【0061】
同様に、質量減衰係数の突然の上昇が、原子番号が14を超える材料の場合その元素固有のLエッジのエネルギー・レベルでも、又、原子番号33を持つ材料の場合その元素固有のMエッジのエネルギー・レベルでも生じる。
【0062】
コントラスト・ファントムを開発するとして想定している線質の範囲により、Kエッジによるこの材料固有の突然の吸収増加は、吸収材の厚み又はX線管電圧を高めることによる残留スペクトルの光束硬性化に起因するスペクトルの歪みに対応するのに使用できる。
【0063】
本発明に基づくと、吸収材料のタイプを、一定の線質範囲内で最低エネルギーの放射線スペクトルに対して、平均フォトン・エネルギーに対応したエネルギー・レベルと非減衰放射線スペクトルの最高エネルギー・レベルkeV−peakの間に位置したKエッジ・エネルギーを有するように選択する。
そのような選択で、材料の厚み又はX線管電圧を高めることが、高い方のフォトン・エネルギーの上昇部分を残留スペクトルから除去するという結果を生じる。
【0064】
この効果が平均フォトン・エネルギー及び半価層の厚みの上昇を補償し、吸収材量を適当に選択することにより残留スペクトルのエネルギー・バランスを修復する。
【0065】
利用できるスペクトル内の高い方のエネルギー成分に強い影響力を持つ場での放射線源のスペクトルの可変性又は変動性が、結果的に、検出した信号比に非常に小さな影響しか与えない。このことは本発明に基づくKエッジでバランスさせたコントラスト・ファントムがスペクトルの不感受性を高めていることを意味している。
【0066】
結果として、設定した放射線スペクトルの関数としての検出した信号比の安定性が広いスペクトル範囲内で改善され、それにより、Kエッジでバランスさせたコントラスト・ファントムを広範囲の線質に適用できるように改善されている。
【0067】
コントラスト・ファントムの製作に1種類の材料タイプのみを選択する場合、原子番号72で、M、L、Kのエネルギーが2.6, 11.3, 65.4 keVであるハフニウムが、RQA5からRQA9までの一般的放射線透過の線質に対して最高のスペクトルの安定性を有している。
【0068】
最低エネルギーの非減衰RQA5スペクトルは平均フォトン・エネルギーが54.1 keVで、最大フォトン・エネルギーが74 keVなので、65.4 keVにあるハフニウムのKエッジが両方のほぼ中央に位置している。
【0069】
厚み1.03mmのハフニウム製コントラスト・ファントムを用いると、以下の結果が示される:
Figure 2004041731
検出した信号比の安定性はRQA5からRQA9までのスペクトル範囲内で+8%から−12%の間の変動をしている。
【0070】
この結果は、厚み3.9mmの銅製コントラスト・ファントムのコントラストの安定性が、RQA5では同じコントラストだが、高い方のエネルギー・スペクトルではコントラストの安定性が大きく低下し、RQA9では最初のコントラストの僅か4%しか残らないのと比較して、非常に良いことは明らかである。
【0071】
ハフニウムのコントラスト物体の残留スペクトルは、非減衰スペクトルの対応する値と良く合致した平均フォトン・エネルギーと半価層を有している。
Figure 2004041731
測定された差は、厚み3.9mmを有し、それにより平均フォトン・エネルギーの平均シフトが約+14 keV、半価層の平均シフトが約+3.1 mm Alである銅製ファントムについて測定された値と比較して、明らかに非常に小さい。
【0072】
コントラスト・ファントムを製作するために以下のリストから種々の吸収材料を選択したとき、RQA5とRQA9の間にあるスペクトルについて、得られる安定性の増加は小さい。
【0073】
【表1】
Figure 2004041731
Kエッジを安定化したコントラスト・ファントムは、8 keVと35 keVの間に位置していると想定される乳房透過用フォトン・エネルギーに適用できる単一材料タイプから成っている場合、以下のリストから材料を選択するのがスペクトルの安定性にとって好ましい。
【0074】
【表2】
Figure 2004041731
上記の表に列挙されている材料から選択した異なるタイプの2以上の材料からコントラスト・ファントムを構成することにより、検出した信号比のスペクトル的安定性をさらに改善することができるので、特徴的照射に関連した信号応答を測定するためにコントラスト・ウエッジを用いることの正当性が高まる。
【0075】
上記に列挙されたKエッジ材料の1以上を平均から高濃度までで他の材料と組み合わせて均質合金の形で使用し、又は、これらの異なる材料を積層した箔材料として結合して、スペクトル的に安定したコントラスト・ファントムにできる。
【0076】
本発明に基づくコントラスト・ファントムには一個所から他の個所へ厚みが連続的に変化する吸収材を使える。
代わりに、吸収材の厚みを一個所から他の個所へステップ状の変化にしうる。
【0077】
吸収材の厚みは一定方向に沿って、又は、代わりに二方向に沿って変化しうる。
【0078】
厚みの変化は異なるサイズの吸収材の層を積上げたことにより達成しうる。代わりに吸収材の厚みの変化を、一体ブロックを形成することにより生じうる。
【0079】
コントラスト・ファントムを同じ吸収材の媒体で、かつ、一定厚みの多数のパッチから構成できる。そのパッチは空間的に分布される。
【0080】
強く吸収する遮蔽材料を、コントラスト・ファントムの吸収材材料に隣接した検出器に入射する非減衰放射線から生じる信号フレア(flare)成分を低減するために吸収材周辺に、かつ、好ましくは後方(又は前方)に配置しうる。
【0081】
さらに、強く吸収する遮蔽材料を、周囲のステップから発する種々のレベルの散乱放射線に起因する漏波(cross−talk)成分を低減するために、隣接するステップの中間及び好ましくは後方(又は前方)に配置しうる。
【0082】
本発明の特徴及び態様を示せば以下の通りである
1.画像の記録・検出システムの特性、照射関連の信号及びノイズの応答、動的範囲を評価するためのコントラスト・ファントムで、上記コントラスト・ファントムが上記ファントムの放射線画像を生じるために放射線源が発した所定のエネルギー・スペクトルの放射線を受けて、かつ、上記放射線画像に対応したデジタル画像表示を発生し、評価し、上記コントラスト・ファントムは、それが受ける最低のエネルギー・スペクトルの平均と最大のエネルギーの中間で少なくとも1フォトンのエネルギー・レベルだけ質量減衰係数がKエッジ吸収による突然の変化をする吸収材の媒体から成ることを特徴とするコントラスト・ファントム。
2.吸収材の媒体のKエッジ特性が原子番号が39から46まで及び65から79までの範囲にある元素グループから選ばれた少なくとも1種の元素が存在することから生じていることを特徴とする上記1に基づくコントラスト・ファントム。
3.上記吸収材の媒体がハフニウムであることを特徴とする上記1に基づくコントラスト・ファントム。
4.上記吸収材の媒体がタンタルであることを特徴とする上記1に基づくコントラスト・ファントム。
5.上記吸収材の媒体が多数の化学元素から成り、そのそれぞれが異なるエネルギー・レベルより上でKエッジ吸収を示し、それぞれが上記元素のうちの少なくとも1種を含む層を積上げたことにより、又は、上記元素を複合材料に混合することにより、上記の元素が協力してそれが受ける放射線スペクトルに対して希望の応答を達成することを特徴とする上記1に基づくコントラスト・ファントム。
6.吸収材の厚みが一個所から他の個所に連続的に変化することを特徴とする上記1に基づくコントラスト・ファントム。
7.吸収材の媒体の厚みが一個所から他の個所にステップ状に変化することを特徴とする上記1に基づくコントラスト・ファントム。
8.吸収材の媒体の厚みが一定方向に沿って変化することを特徴とする上記1に基づくコントラスト・ファントム。
9.吸収材の媒体の厚みが二方向で変化することを特徴とする上記1に基づくコントラスト・ファントム。
10.厚みの変化が異なるサイズの吸収材の層を積上げることにより達成されることを特徴とする上記7−9のひとつに基づくコントラスト・ファントム。
11.吸収材の媒体の厚みの変化が一体ブロックを形成することにより生じることを特徴とする上記6−9のひとつに基づくコントラスト・ファントム。
12.同じ吸収材の媒体で、一定の厚みの多数のパッチで構成され、上記パッチが空間的に配置されていることを特徴とする上記7に基づくコントラスト・ファントム。
13.画像を記録し、検出するシステムの特性、照射に関連した信号及びノイズの応答、及び、動的範囲を評価する方法で、
−事前設定の照射条件に基づいて放射線源が発したある量の放射線でコントラスト・ファントムを照射し、それにより、上記コントラスト・ファントムの放射線画像を発生すること、
−上記放射線画像を記録すること、
−記録した放射線画像を検出し、その検出した放射線画像に対応したデジタル画像表示を発生すること、
−上記デジタル画像表示を評価すること、
のステップを含み、
そのコントラスト・ファントムが、それが受ける最低のエネルギー・スペクトルの平均と最大のエネルギーの中間で少なくとも1フォトンのエネルギー・レベルだけ質量減衰係数がKエッジ吸収による突然の変化を示すことを特徴とする方法。

Claims (2)

  1. 画像の記録・検出システムの特性、照射関連の信号及びノイズの応答、動的範囲を評価するためのコントラスト・ファントムで、上記コントラスト・ファントムが上記ファントムの放射線画像を生じるために放射線源が発した所定のエネルギー・スペクトルの放射線を受けて、かつ、上記放射線画像に対応したデジタル画像表示を発生し、評価し、上記コントラスト・ファントムは、それが受ける最低のエネルギー・スペクトルの平均と最大のエネルギーの中間で少なくとも1フォトンのエネルギー・レベルだけ質量減衰係数がKエッジ吸収による突然の変化をする吸収材の媒体から成ることを特徴とするコントラスト・ファントム。
  2. 画像を記録し、検出するシステムの特性、照射に関連した信号及びノイズの応答、及び、動的範囲を評価する方法で、
    −事前設定の照射条件に基づいて放射線源が発したある量の放射線でコントラスト・ファントムを照射し、それにより、上記コントラスト・ファントムの放射線画像を発生すること、
    −上記放射線画像を記録すること、
    −記録した放射線画像を検出し、その検出した放射線画像に対応したデジタル画像表示を発生すること、
    −上記デジタル画像表示を評価すること、
    のステップを含み、
    そのコントラスト・ファントムが、それが受ける最低のエネルギー・スペクトルの平均と最大のエネルギーの中間で少なくとも1フォトンのエネルギー・レベルだけ質量減衰係数がKエッジ吸収による突然の変化を示すことを特徴とする方法。
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