JP2004041602A - 椅子等のクッションばねユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】椅子等のクッションばねユニットとして、ばねの圧縮抵抗及びその増大率が小さいとともに圧縮時の内部空気の抵抗が小さいものを提供する。
【解決手段】並列する複数の筒状のばね収容ポケット12を有する合成繊維網製のばねホルダ11と、ばねホルダ11の各ばね収容ポケット12に10%程度の圧縮負荷状態で並立させて複数ずつ収容した鼓形コイルばね13と、ばねホルダ11の各ばね収容ポケット12の側端縁部に沿ってのびかつ隣接する鼓形コイルばね13の上端部相互及び下端部相互を連結する複数対のコイルばね製のヘリカル線14とからなる。
【選択図】 図1
【解決手段】並列する複数の筒状のばね収容ポケット12を有する合成繊維網製のばねホルダ11と、ばねホルダ11の各ばね収容ポケット12に10%程度の圧縮負荷状態で並立させて複数ずつ収容した鼓形コイルばね13と、ばねホルダ11の各ばね収容ポケット12の側端縁部に沿ってのびかつ隣接する鼓形コイルばね13の上端部相互及び下端部相互を連結する複数対のコイルばね製のヘリカル線14とからなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、椅子(ソファーを含む)やベッド等のクッションばねユニットの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のクッションばねユニットとしては、縦横の両方向に複数の円筒形コイルばね列を配置するとともに隣接する円筒形コイルばねの上端部相互と下端部相互を、縦方向又は横方向にのびるヘリカル線で連結し、かつ円筒形コイルばねの無負荷(無圧縮)状態で全体を織布で被覆したものが知られている。
【0003】
しかし上記のような公知のクッションばねユニットには、特に円筒形コイルばねの圧縮抵抗及びその増加(増大)率が大きい点や織布による被覆に基づく圧縮時における内部空気の逸出速度が遅い(空気抵抗が大きい)点から、クッション性が良いとは言えないという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、公知のものに認められる上記のような問題に鑑み、ばねの圧縮抵抗が及びその増加率が小さいとともに圧縮時の内部空気の逸出速度が速い(空気抵抗が小さい)クッションばねユニットを提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るクッションばねユニットは、並列する複数の筒状のばね収容(収納)ポケットを有するネット(網)製ばねホルダ(ばね保持体)と、ばねホルダの各ばね収容ポケットに負荷(圧縮)状態で並立させて複数ずつ収容した鼓形コイルばねと、各ばね収容ポケットの側端縁部に沿ってのびかつ隣接する鼓形コイルばねの上端部相互及び下端部相互を連結する複数対のヘリカル線とからなる。
【0006】
この発明のクッションばねユニットにおけるばねホルダを形成するネットとしては、クッション動作に対する対応性の点から、一般には、編成や織成による繊維網(合成繊維網や天然繊維網)を用いることができる。なおネットの網目については特に制約はなく、鼓形コイルばねの収容保持上支障のない相当大きなもの(例えば鼓形コイルばねの端径の1/3角程度)から、相当小さいもの(例えば1〜2mm角程度)まで使用可能である。
【0007】
ばねホルダのばね収容ポケットにおける鼓形コイルばねの負荷状態は、例えば、無負荷状態(自然長)の10%前後から15%前後圧縮される状態とすることができる。
【0008】
ヘリカル線としては、一般には、コイルばね類を用いることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて、この発明に係るクッションばねユニットの一実施形態について説明する。
【0010】
図示の形態では、ばねホルダ11は、合成繊維糸の織成又は編成による合成繊維網製で、左右方向に隣接して並設した、前後にのびる複数のばね収容ポケット12を備えている。
【0011】
鼓形コイルばね13は、巻数が数回で、上端及び下端以外が上端及び下端より小径の鼓状で、ばねホルダ11の各ばね収容ポケット12に、ほぼ10%程度の圧縮状態で、複数個ずつ等間隔をおいて収容してある。
【0012】
ヘリカル線14は、巻数が数十の小径で長いコイルばねからなっており、中間の隣接する二つのばね収容ポケット12の境界(区画)部及び両端のばね収容ポケット12の外側端縁部を、該当部のばねホルダ11の網目を貫通する状態で、ばね収容ポケット12に沿って前後にのびて、前後左右において隣接する鼓形コイルばね13の上端部と下端部相互及び前後において隣接する鼓形コイルばね13の上端部相互と下端部相互を連結している。
【0013】
図示の形態は、椅子に使用する場合には、例えば図面に仮想線で示すように、ベニヤ板、ネットなどの下張り材15に支持するとともに上張り材取付け用周縁枠16と上張り材17を介して全体をカバーするような形に配設することができる。
【0014】
この発明のクッションばねユニットは、このほか種々の形態で実施することができるもので、上記の形態に限定されるものでないことはもちろんである。
【0015】
【発明の効果】
この発明に係るクッションばねユニットによれば、圧縮抵抗自体も小さくかつ負荷状態のためにその増加率も小さい鼓形コイルばねを用いるとともに、ばねホルダがネット製で、圧縮時の空気抵抗が小さいので、全体として良好なクッション性が得られる。
【0016】
またこのクッションばねユニットによれば、圧縮量が大きくても疲労や損傷しにくい鼓形コイルばねを用いるとともに、その鼓形状のために、相互に密接するような状態に並設しても、相互の間に損傷につながるような摩擦接触が生じる恐れがないので、長期にわたって安定したクッション作用が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るクッションばねユニットの一実施形態の略平面図である。
【図2】図1に示す実施形態の略正面図である。
【図3】図1に示す実施形態の略側面図である。
【符号の説明】
11 ばねホルダ
12 ばね収容ポケット
13 鼓形コイルばね
14 ヘリカル線
15 下張り材
16 周縁枠
17 上張り材
【発明の属する技術分野】
この発明は、椅子(ソファーを含む)やベッド等のクッションばねユニットの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のクッションばねユニットとしては、縦横の両方向に複数の円筒形コイルばね列を配置するとともに隣接する円筒形コイルばねの上端部相互と下端部相互を、縦方向又は横方向にのびるヘリカル線で連結し、かつ円筒形コイルばねの無負荷(無圧縮)状態で全体を織布で被覆したものが知られている。
【0003】
しかし上記のような公知のクッションばねユニットには、特に円筒形コイルばねの圧縮抵抗及びその増加(増大)率が大きい点や織布による被覆に基づく圧縮時における内部空気の逸出速度が遅い(空気抵抗が大きい)点から、クッション性が良いとは言えないという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、公知のものに認められる上記のような問題に鑑み、ばねの圧縮抵抗が及びその増加率が小さいとともに圧縮時の内部空気の逸出速度が速い(空気抵抗が小さい)クッションばねユニットを提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るクッションばねユニットは、並列する複数の筒状のばね収容(収納)ポケットを有するネット(網)製ばねホルダ(ばね保持体)と、ばねホルダの各ばね収容ポケットに負荷(圧縮)状態で並立させて複数ずつ収容した鼓形コイルばねと、各ばね収容ポケットの側端縁部に沿ってのびかつ隣接する鼓形コイルばねの上端部相互及び下端部相互を連結する複数対のヘリカル線とからなる。
【0006】
この発明のクッションばねユニットにおけるばねホルダを形成するネットとしては、クッション動作に対する対応性の点から、一般には、編成や織成による繊維網(合成繊維網や天然繊維網)を用いることができる。なおネットの網目については特に制約はなく、鼓形コイルばねの収容保持上支障のない相当大きなもの(例えば鼓形コイルばねの端径の1/3角程度)から、相当小さいもの(例えば1〜2mm角程度)まで使用可能である。
【0007】
ばねホルダのばね収容ポケットにおける鼓形コイルばねの負荷状態は、例えば、無負荷状態(自然長)の10%前後から15%前後圧縮される状態とすることができる。
【0008】
ヘリカル線としては、一般には、コイルばね類を用いることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて、この発明に係るクッションばねユニットの一実施形態について説明する。
【0010】
図示の形態では、ばねホルダ11は、合成繊維糸の織成又は編成による合成繊維網製で、左右方向に隣接して並設した、前後にのびる複数のばね収容ポケット12を備えている。
【0011】
鼓形コイルばね13は、巻数が数回で、上端及び下端以外が上端及び下端より小径の鼓状で、ばねホルダ11の各ばね収容ポケット12に、ほぼ10%程度の圧縮状態で、複数個ずつ等間隔をおいて収容してある。
【0012】
ヘリカル線14は、巻数が数十の小径で長いコイルばねからなっており、中間の隣接する二つのばね収容ポケット12の境界(区画)部及び両端のばね収容ポケット12の外側端縁部を、該当部のばねホルダ11の網目を貫通する状態で、ばね収容ポケット12に沿って前後にのびて、前後左右において隣接する鼓形コイルばね13の上端部と下端部相互及び前後において隣接する鼓形コイルばね13の上端部相互と下端部相互を連結している。
【0013】
図示の形態は、椅子に使用する場合には、例えば図面に仮想線で示すように、ベニヤ板、ネットなどの下張り材15に支持するとともに上張り材取付け用周縁枠16と上張り材17を介して全体をカバーするような形に配設することができる。
【0014】
この発明のクッションばねユニットは、このほか種々の形態で実施することができるもので、上記の形態に限定されるものでないことはもちろんである。
【0015】
【発明の効果】
この発明に係るクッションばねユニットによれば、圧縮抵抗自体も小さくかつ負荷状態のためにその増加率も小さい鼓形コイルばねを用いるとともに、ばねホルダがネット製で、圧縮時の空気抵抗が小さいので、全体として良好なクッション性が得られる。
【0016】
またこのクッションばねユニットによれば、圧縮量が大きくても疲労や損傷しにくい鼓形コイルばねを用いるとともに、その鼓形状のために、相互に密接するような状態に並設しても、相互の間に損傷につながるような摩擦接触が生じる恐れがないので、長期にわたって安定したクッション作用が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るクッションばねユニットの一実施形態の略平面図である。
【図2】図1に示す実施形態の略正面図である。
【図3】図1に示す実施形態の略側面図である。
【符号の説明】
11 ばねホルダ
12 ばね収容ポケット
13 鼓形コイルばね
14 ヘリカル線
15 下張り材
16 周縁枠
17 上張り材
Claims (2)
- 並列する複数の筒状のばね収容ポケットを有するネット製ばねホルダと、ばねホルダの各ばね収容ポケットに負荷状態で並立させて複数ずつ収容した複数の鼓形コイルばねと、各ばね収容ポケットの側端縁部に沿ってのびかつ隣接する鼓形コイルばねの上端部相互及び下端部相互を連結する複数対のヘリカル線とからなる、椅子等のクッションばねユニット。
- ばねホルダを形成するネットが、編成又は織成による繊維網である、請求項1記載の椅子等のクッションばねユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002206343A JP2004041602A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | 椅子等のクッションばねユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002206343A JP2004041602A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | 椅子等のクッションばねユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004041602A true JP2004041602A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31711343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002206343A Pending JP2004041602A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | 椅子等のクッションばねユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004041602A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007102772A1 (en) * | 2006-03-08 | 2007-09-13 | Stjernfjädrar Ab | Pocket spring mattress |
KR200468594Y1 (ko) * | 2013-02-22 | 2013-08-29 | 주식회사 글로벌 네트워크 | 쿠션감이 개선되는 의자용 좌판 |
CN115191785A (zh) * | 2021-08-12 | 2022-10-18 | 厦门新技术集成有限公司 | 弹性模块平衡垫、弹性垫和家具 |
-
2002
- 2002-07-16 JP JP2002206343A patent/JP2004041602A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007102772A1 (en) * | 2006-03-08 | 2007-09-13 | Stjernfjädrar Ab | Pocket spring mattress |
US8011046B2 (en) | 2006-03-08 | 2011-09-06 | Stjernfjadrar Ab | Pocket spring mattress |
KR200468594Y1 (ko) * | 2013-02-22 | 2013-08-29 | 주식회사 글로벌 네트워크 | 쿠션감이 개선되는 의자용 좌판 |
CN115191785A (zh) * | 2021-08-12 | 2022-10-18 | 厦门新技术集成有限公司 | 弹性模块平衡垫、弹性垫和家具 |
CN115191785B (zh) * | 2021-08-12 | 2023-08-11 | 厦门新技术集成有限公司 | 弹性模块平衡垫、弹性垫和家具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060223 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060619 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |