JP2004041310A

JP2004041310A - Disposable diaper

Info

Publication number: JP2004041310A
Application number: JP2002200047A
Authority: JP
Inventors: Tomohiro Otani; 大谷　委宏
Original assignee: Daio Paper Corp
Current assignee: Daio Paper Corp
Priority date: 2002-07-09
Filing date: 2002-07-09
Publication date: 2004-02-12
Anticipated expiration: 2022-07-09
Also published as: JP4072387B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a disposable diaper which makes opening parts surrounding legs thereof better fittable both on both belly and back sides. <P>SOLUTION: The liquid permeable disposable diaper has the body which has a front sheet 11, a liquid impermeable rear sheet 21, a liquid absorbable absorbent 30 disposed between both the sheets and side flaps 51 extending across the width thereof from the absorbent. The body of the diaper is divided into the belly side portion 3 and the back side portion 5 on a border line CL at a specified position almost in the center along the length thereof. In the disposable diaper 10, concave-curved cut parts 57 are formed from the belly to back side portion on both of the respective width-wise rims of the side flaps and both of the separate width-wise end parts 51a of the respective side flaps are joined together between the belly and back portions so that the cut parts respectively form circular opening parts surrounding legs. In the spreading of the diaper with both the end parts yet to be joined, the curvature of the concave curve is smaller on the back side than that on the belly side at least at a part of an arbitrary pair of areas thereon in which the shortest distances from the border line are equal to each other. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は使い捨ておむつに関する。
【０００２】
【従来の技術】
図７に、従来から市場に提供されているテープ式使い捨ておむつ１００を示す。ここで、図７（ａ）は当該使い捨ておむつ１００の展開状態における平面図、図７（ｂ）は、図７（ａ）中のＢ−Ｂ線矢視の縦断面図であり、図中、接着される部分を×印で示している。
【０００３】
図７（ｂ）に示すように、この使い捨ておむつ１００は、透液性の表面シート１１と、不透液性の裏面シート２１と、これら両シート１１，２１間に配置される吸液性の吸収体３０と、この吸収体３０よりも幅方向へ延出してサイドフラップ５１となる外形シート２３とを有するおむつ本体を基本構成とする。そして、このおむつ本体に適宜尿漏れ防止用の立体ギャザー４３等が付設されて使い捨ておむつ１００の製品になっている。
【０００４】
図７（ａ）に示すように、前記おむつ本体は、その長手方向には腹側部３と背側部５との二つに大きく区分され、より細分すれば、前記腹側部３と背側部５との間に股下部７が位置する三つに分けられる。そして、前記サイドフラップ５１の幅方向の両端縁は、腹側部３から股下部７を介して背側部５にかけて凹曲線５７に切り欠かれており、もっておむつ本体の平面視外形は、腹側部３および背側部５が広幅でこれらの間の股下部７が狭幅の略砂時計形状を呈している。
【０００５】
この使い捨ておむつ１００の装着は、図８に示すように、腹側部３におけるサイドフラップ５１の幅方向両端部５１ａと、背側部５におけるサイドフラップ５１の幅方向両端部５１ａとを重ね合わせてファスニングテープ５５等で接合することによりなされ、当該装着状態においては、サイドフラップ５１における前記凹曲線の切り欠き部５７がそれぞれに環状となって左右一対の脚周り開口部６１を形成する。そして、この脚周り開口部６１が、不図示の装着者の脚の付け根部およびその周辺（以下では脚の付け根部等と言う）を覆うようになっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現在市販されている使い捨ておむつ１００にあっては、図７（ａ）に示すように、腹側部３における前記凹曲線５７の曲率と背側部５における前記凹曲面５７の曲率とが、共に１／Ｒというように同一になっており、装着時にこの凹曲線５７が当接する脚の付け根部形状が腹側と背側とで相違することが全く考慮されていない。つまり、人間の脚の付け根部等は、その背側の部分には臀部に連続していることもあって、当該背側の部分の方が腹側よりも全体的にふっくらと大きく緩曲面になっているが、これらの形状差が前記切り欠き部形状たる前記凹曲線５７には反映されていない。
【０００７】
このため、市販の使い捨ておむつ１００において、例えば、その凹曲線５７の曲率（＝１／Ｒ）が、脚の付け根部における腹側の部分に合わせて大きく設定されている場合には、背側の部分にとっては凹曲線５７の曲率は大きすぎて、もって切り欠き部５７端縁が部分的に余ってダブついて背側の部分の肌等にきつく当たり履き心地の悪いものとなる。逆に、凹曲線５７の曲率が、背側の部分に合わせて小さく設定されている場合には、腹側の部分にとってはその曲率は小さすぎて隙間を生じ易く尿漏れの原因となる。すなわち、脚の付け根部等の腹側および背側の両方の部分に対して、脚周り開口部６１のフィット性を良好にすることは困難であった。
【０００８】
本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、使い捨ておむつの脚周り開口部のフィット性を、その腹側および背側の両方の部分について良好にすることが可能な使い捨ておむつを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項１に示す発明は、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、これら両シート間に配置される吸液性の吸収体と、該吸収体よりも幅方向へ延出するサイドフラップとを有するおむつ本体を備え、該おむつ本体は、該長手方向の略中央の所定位置を境界線に腹側部と背側部とに区分され、前記サイドフラップの幅方向の両端縁には、前記腹側部から背側部にかけて凹曲線の切り欠き部が形成されており、該腹側部と背側部との前記サイドフラップの幅方向の両端部が接合されることにより前記切り欠き部がそれぞれに環状の脚周り開口部を形成する使い捨ておむつにおいて、前記両端部が接合されない展開状態で、前記境界線からの最短距離が互いに等しい前記凹曲線上の任意の対をなす領域の少なくとも一部分は、腹側部よりも背側部の曲率の方が小さくなっていることを特徴とする。
【００１０】
上記発明によれば、前記凹曲線上において前記境界線からの最短距離が互いに等しい任意の対をなす領域のうちで、少なくとも上記一部分については、その腹側部の方の曲率よりも背側部の方が小さくなっている。よって、一般に、腹側の部分よりも背側の方がふっくらと大きく緩曲面になっている脚の付け根部に対して、少なくとも前記一部分だけは、前記付け根部に倣わせることが可能となる。従って、少なくとも前記一部分に対応する脚周り開口部の腹側および背側の両方の部分のフィット性を良好にすることができる。
【００１１】
請求項２に示す発明は、請求項１に記載の使い捨ておむつにおいて、前記凹曲線の全範囲に亘って、背側部における領域の曲率が、該領域と対をなす腹側部における領域の曲率以下であることを特徴とする。
上記発明によれば、前記凹曲線の全範囲に亘って、背側部における領域の曲率が、該領域と対をなす腹側部における領域の曲率以下に小さくなっている。よって、一般に腹側よりも背側の部分の方がふっくらと大きく緩曲面になっている脚の付け根部のほぼ全周に亘って、前記凹曲線の切り欠き部を倣わせることができて、もって脚周り開口部の全周に亘って良好なフィット性を奏することができる。
【００１２】
請求項３に示す発明は、請求項１又は２のいずれかに記載の使い捨ておむつにおいて、前記おむつ本体は、該長手方向には、前記腹側部および背側部における前記境界線寄りの領域を股下部とする三つに区分され、該股下部における凹曲線の曲率は、前記腹側部での曲率と前記背側部での曲率との間に設定されていることを特徴とする。
上記発明によれば、股下部における凹曲線の曲率を個別に設定することができるので、股下部の切り欠き部形状を股間部にフィットさせることが可能となる。よって、脚周り開口部の全周に亘って更に良好なフィット性を奏することができる。
更には、股下部における凹曲線の曲率を前記腹側部での曲率と前記背側部での曲率との間に設定しているので、股下部を介して腹側部から背側部へ凹曲線の曲率を漸減させることができて、もって脚周り開口部の全周に亘って更に良好なフィット性を奏することができる。
【００１３】
請求項４に示す発明は、請求項１乃至３のいずれかに記載の使い捨ておむつにおいて、前記背側部および腹側部における凹曲線の曲率は、該背側部および腹側部のそれぞれに亘って一定値に設定されていることを特徴とする。
上記発明によれば、腹側部および背側部における凹曲線の曲率は、それぞれに亘って一定値に設定されているので、腹側部における凹曲線の曲率よりも背側部の方が小さい切り欠き部を容易に設定可能となる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態についてテープ式の使い捨ておむつ、すなわち装着時にファスニングテープで腹側部と背側部とを接合する形式の使い捨ておむつを例に詳細に説明する。尚、本発明は、腹側部と背側部とを予め接合してなるパンツ式使い捨ておむつに対しても全く同様に適用することができる。
【００１５】
＝＝＝　本発明に係る使い捨ておむつの基本構成　＝＝＝
−−−（１）使い捨ておむつの全体構成　−−−
図１（ａ）は本発明に係る第１実施形態の使い捨ておむつの展開状態における平面図であり、図１（ｂ）は、図１（ａ）中のＢ−Ｂ線矢視の縦断面図である。尚、上記展開状態とは、腹側部３と背側部５とが接合されず、かつ糸状ゴム５３ａ，５３ｂ等によって使い捨ておむつ１０が収縮されていない広がりきった状態を指す。
【００１６】
図１に示すように、この使い捨ておむつ１０は、透液性の表面シート１１と、この表面シート１１との間に吸収体３０を介装する不透液性の裏面シート２１と、この裏面シート２１の裏側全面を覆いつつ吸収体３０よりも幅方向へ延出する部分において後記立体ギャザーシート４１と共にサイドフラップ５１を構成する外形シート２３と、表面シート１１上における吸収体３０の両端部にて起立する立体ギャザー４３を長手方向に沿って形成する立体ギャザーシート４１とから主に構成される。
【００１７】
−−−（２）吸収体　−−−
前記吸収体３０は、セルロース繊維材料等の綿状パルプを層状に成形した略平面視砂時計状の吸収層３１を主材とし、この吸収層３１の全体を透水性シート３３としてのクレープ紙によって包んで構成される。詳細には、この吸収層３１の表裏面および四つの側面は、前記クレープ紙３３によって春巻き状にくるまれて被覆されている。
【００１８】
尚、前記綿状パルプには、吸収層３１の可能吸収容量を大きくすべく、高吸収性樹脂を添加するのが望ましい。また、必要に応じて、前記吸収体３０の表面には、排泄液の表面拡散を促すべく、その全面を覆って不織布製拡散シート（不図示）を敷くと良い。
【００１９】
−−−（３）裏面シート　−−−
この吸収体３０の裏面側には前記裏面シート２１が配されていて、この吸収体３０の裏面全面を覆って貼着されるとともに、裏面から表面側に回り込んだ裏面シート２１の端部が、前記吸収体３０の各側面に貼着され、もって裏面シート２１と吸収体３０とは接着一体化されている。この貼着は、ホットメルト接着剤によってなされる。尚、以降の説明で出てくる接着に関する記載は、基本的にホットメルト接着剤によってなされ、その都度説明はしない。
【００２０】
この裏面シート２１は、おむつの裏面側における防漏性を高めるためのものであり、その素材としてはポリエチレンプラスチックフィルムなどが好適である。尚、好ましくは、前記ポリエチレンフィルムに、液体分子を透過させない程度の多数の微孔を設け、蒸れ防止とするのが良い。
−−−（４）表面シート　−−−
他方、この吸収体３０の表面は、その全面に亘って前記透液性の表面シート１１によって覆われている。そして、吸収体３０よりも幅方向へ若干延出する表面シート１１の部分１１ａは、吸収体３０の裏面側に配される後記外形シート２３に貼り合わされ、もって両シート１１，２３間に吸収体３０が保持されている。この表面シート１１は親水性の不織布や織布等であり、その構成繊維は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の単繊維、若しくはこれらのうちの２成分以上からなる複合繊維にて構成される。
【００２１】
−−−（５）外形シート　−−−
前記外形シート２３は、前記吸収体３０と類似形状の平面視砂時計形状を呈しているが、この吸収体３０よりも平面的には大きいものであり、吸収体３０から大きく幅方向に延出する部分は、後述する立体ギャザーシート４１とでサイドフラップ５１を構成するようになっている。そして、この外形シート２３の長手方向の中央に、互いの括れ部を一致させつつ前記吸収体３０が配されて、前述した吸収体３０表面を覆う表面シート１１の延出部分１１ａと貼着される。この外形シート２３は、通気性および撥水性を共に備えた単層の不織布シート、若しくは通気性を有する不織布に撥水性の不織布を貼り合わせた複層の不織布シート等を用いることができる。尚、この外形シート２３には、必要に応じて糸状ゴムや帯状ゴム等の弾性伸縮部材を適宜幅方向および長手方向に配置することにより、または外形シート２３自体を弾性伸縮性素材にて構成することにより、外形シート２３に弾性伸縮性を付与しても良い。
【００２２】
−−−（６）立体ギャザーシート　−−−
前記立体ギャザーシート４１は撥水性のシート基材からなり、表面シート１１を介しつつ前記吸収体３０の幅方向の両端部をそれぞれに覆って一対が、吸収体３０の長手方向に亘って配されている。そして、各立体ギャザーシート４１は、吸収体３０の前記各端部に沿って表面シート１１または外形シート２３に貼着固定されて立体ギャザー４３の固定端４５を形成する。この固定端４５よりも吸収体３０の幅方向中央側には、立体ギャザー４３の自由端４７ａが存在し、つまりこの固定端４５から自由端４７ａまでの部分が立体ギャザー４３となっている。この立体ギャザー４３のうちの自由端側部分４７は、表面シート１１を介して吸収体３０の前記端部上で起立する一方、固定端側部分４９は吸収体３０上の表面シート１１面に接離可能に重なっている。
【００２３】
一方、この固定端４５からは、幅方向の外側に向けて外形シート２３と同形状に延出し、この延出部分４２は、外形シート２３に貼り合わされてサイドフラップ５１を構成する。このサイドフラップ５１の幅方向の両端縁は、図１（ａ）に示すように、腹側部３から背側部５にかけて凹曲線５７に切り欠かれており、もって使い捨ておむつ１０の平面視外形は、腹側部３および背側部５が広幅でこの間の部分が狭幅の平面視略砂時計形状を呈している。尚、この凹曲線に切り欠かれた切り欠き部５７については後述する。
【００２４】
また、図１（ｂ）に示すように、この立体ギャザーシート４１は、立体ギャザー４３の自由端４７ａにて折り返された２枚重ねの状態で使用され、この折り返し部４７ａには、この長手方向に沿って少なくとも１本の糸状ゴム５３ａが介装されている。この糸状ゴム５３ａは、伸長状態で前記折り返し部４７ａに接着固定されていて、この折り返し部である自由端４７ａを長手方向に収縮するようになっている。そして、装着状態にあっては、この収縮力によって前記立体ギャザー４３の自由端側部分４７は起立する一方、立体ギャザー４３は長手方向に伸縮可能となっている。
【００２５】
このような立体ギャザーシート４１は、撥水性の不織布や織布等をシート基材とし、これら不織布および織布の構成繊維には、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の単繊維、またはポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等のうちの２成分からなる複合繊維を用いることができる。
【００２６】
−−−（７）その他の構成要素　−−−
前記サイドフラップ５１の幅方向の両端部には、各端部に沿って、複数本の糸状ゴム５３ｂが伸長状態にて前記二枚重ねのシート４１間に介装固定されており、その収縮力によって左右一対の脚周りギャザーを形成している。この糸状ゴム５３ａ，５３ｂとしては、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材が適用される。尚、この糸状ゴム５３ｂは必須構成ではなく、脚周りギャザーはなくても良い。
【００２７】
前記背側部５のサイドフラップ５１の幅方向の両端部５１ａには、このサイドフラップ５１を腹側部３のサイドフラップ５１と接合して、当該おむつ１０を装着者に装着させるためのファスニングテープ５５がそれぞれ設けられている。
【００２８】
−−−（８）使い捨ておむつの装着　−−−
以上の構成からなる使い捨ておむつ１０を装着者に装着した状態を、図８を参照しつつ説明する。この装着は、腹側部３におけるサイドフラップ５１の幅方向両端部５１ａと、背側部５におけるサイドフラップ５１の幅方向両端部５１ａとを重ね合わせてこれらをファスニングテープ５５で接合することによりなされる。そして、この装着状態では、前記腹側部３および背側部５が、それぞれに装着者の腹部および臀部にそれぞれあてがわれる。また、サイドフラップ５１の幅方向両端縁の前記切り欠き部５７は、それぞれに環状となって左右に一対の脚周り開口部６１を形成し、これら脚周り開口部６１は、装着者の各脚の付け根部の周りをほぼ一周覆うようになっている。
【００２９】
＝＝＝　本発明に係る使い捨ておむつの特徴的事項　＝＝＝
尚、以上説明してきた構成は通常の使い捨ておむつと概ね同じであり、本発明の特徴的事項は、前述したサイドフラップ５１両端縁の切り欠き部５７の形状にある。
すなわち、図１（ａ）に示す展開状態において略矩形形状のサイドフラップ５１の幅方向の両端縁には、前記腹側部３から背側部５にかけて凹曲線の切り欠き部５７がそれぞれ形成されている。尚、腹側部３と背側部５との区分は、使い捨ておむつ１０の長手方向の中央に位置する中央線ＣＬを境界線としてなされる。
【００３０】
そして、本発明にあっては、前記中央線ＣＬからの最短距離が互いに等しい前記凹曲線５７上の任意の対をなす領域の少なくとも一部分は、腹側部３よりも背側部５の曲率の方が小さく設定されている。そして、この構成によれば、一般に腹側の部分よりも背側の方が緩曲面となっている脚の付け根部に対して、少なくとも前記一部分だけは、前記付け根部に倣わせることができて、もって、少なくとも前記一部分に対応する脚周り開口部６１のフィット性を、腹側および背側の両方の部分に対して共に良好にすることが可能となる。
【００３１】
以下、図１〜図４を参照しつつ、この凹曲線５７のバリエーションについて詳細に説明する。
図１に示す第１実施形態の凹曲線５７は、背側部５に主に形成された所定曲率（＝１／Ｒ１１）の第１円弧曲線Ａ１１と、この第１円弧曲線Ａ１１よりも大きな曲率（＝１／Ｒ１２）の、腹側部３に形成された第２円弧曲線Ａ１２との二つの円弧曲線から構成される。そして、これら第１および第２円弧曲線Ａ１１，Ａ１２は、前記中央線ＣＬよりも腹側部に位置する点Ｐ１３にて互いに接続されている。尚、この接続点Ｐ１３での接続が滑らかになされるように、これら二つの円弧曲線Ａ１１，Ａ１２は内接円の関係となっており、つまり第２円弧曲線Ａ１２が第１円弧曲線Ａ１１に内接している。
【００３２】
この第１円弧曲線Ａ１１は半径Ｒ１１の円弧であり、その中心Ｐ１１は、長手方向には前記中央線ＣＬよりも腹側に位置するとともに、幅方向にはサイドフラップ５１の端縁の遠方に位置している。一方、第２円弧曲線Ａ１２は前記半径Ｒ１１よりも小さい半径Ｒ１２の円弧であり、その中心Ｐ１２は、前記中心Ｐ１１とその第１円弧曲線Ａ１１上の前記接続点Ｐ１３とを結ぶ線分上に位置している。尚、この第２円弧曲線Ａ１２の中心Ｐ１２が、前記線分上に位置している理由は、第１円弧曲線Ａ１１と第２円弧曲線Ａ１２とが内接円の関係となっているからである。
【００３３】
そして、このような第１実施形態の凹曲線５７にあっては、少なくとも、腹側部３の第２円弧曲線Ａ１２の曲率（＝１／Ｒ１２）は、この第２円弧曲線Ａ１２と中央線ＣＬを挟んで等距離に位置する、第１円弧曲線Ａ１１における円弧部分（点Ｐ１４〜点Ｐ１５の範囲の部分）の曲率（＝１／Ｒ１１）よりも大きくなっている。従って、少なくとも、この一対の部分である第２円弧曲線Ａ１２および前記円弧部分（点Ｐ１４〜点Ｐ１５の範囲の部分）は、腹側よりも背側の部分の方が緩曲面となっている脚の付け根部に倣うようにすることができて、その部分のフィット性を良好にできる。よって、図８に示す脚周り開口部６１において、少なくとも前記一対の部分に対応する腹側および背側の両方の部分６３，６５のフィット性を同時に良好にすることが可能となる。
【００３４】
また、本第１実施形態にあっては、図１（ａ）に示すように、背側部５の全範囲に亘って凹曲線５７の曲率は、第１円弧曲線Ａ１１の曲率（＝１／Ｒ１１）となっている一方で、腹側部３の全範囲に亘って凹曲線５７の曲率は前記第１円弧曲線Ａ１１の曲率（＝１／Ｒ１１）または第２円弧曲線Ａ１２の曲率（＝１／Ｒ１２＞１／Ｒ１１）のいずれかとなっている。すなわち、前記凹曲線５７の全範囲に亘って、背側部５の部分の曲率が、その部分と対をなす腹側部５の部分の曲率以下に小さくなっている。よって、一般に腹側よりも背側の部分の方がふっくらと大きく緩曲面になっている脚の付け根部のほぼ全周に亘って、前記凹曲線の切り欠き部５７を倣わせ易く、もって、図８に示す脚周り開口部６１のほぼ全周に亘って良好なフィット性を奏することが可能となる。
【００３５】
図２は、本発明に係る第２実施形態の使い捨ておむつの展開状態における平面図である。
第１実施形態においては、使い捨ておむつ１０を長手方向に、背側部５と腹側部３との二つに区分するとともに、凹曲線５７として背側部５には第１円弧曲線Ａ１１を、また腹側部３には第２円弧曲線Ａ１２を形成したが、これに対して、本第２実施形態では、前記腹側部３および背側部５における前記中央線ＣＬ寄りの部分を股下部７として使い捨ておむつを長手方向に三つに区分するとともに、この股下部７には、第１および第２円弧曲線とは別に第３円弧曲線を形成している点で相違する。
【００３６】
詳細に説明すると、第２実施形態に係る凹曲線５７は、背側部５に形成された、点Ｐ２１を中心とする所定曲率（＝１／Ｒ２１）の第１円弧曲線Ａ２１と、この第１円弧曲線Ａ２１よりも大きな曲率（＝１／Ｒ２２）で点Ｐ２２を中心として腹側部５に形成された第２円弧曲線Ａ２２と、これら第１および第２円弧曲線Ａ２１，Ａ２２の間の曲率（＝１／Ｒ２３）で点Ｐ２３を中心として股下部７に形成された第３円弧曲線Ａ２３との三つの円弧曲線から構成される。そして、これら第１および第３円弧曲線Ａ２１，Ａ２３は、背側部５と股下部７との境界点Ｐ２４にて互いに接続されており、また第３および第２円弧曲線Ａ２３，Ａ２２は、股下部７と腹側部５との境界点Ｐ２５にて互いに接続されている。尚、これらの接続が滑らかになるように、第１円弧曲線Ａ２１と第３円弧曲線Ａ２３とは、第３円弧曲線Ａ２３が第１円弧曲線Ａ２１に内接する内接円の関係となっており、また第３円弧曲線Ａ２３と第２円弧曲線Ａ２２とは、第２円弧曲線Ａ２２が第３円弧曲線Ａ２３に内接する内接円の関係となっている。
【００３７】
そして、このような第２実施形態の凹曲線５７によれば、股下部７における凹曲線５７である第３円弧曲線Ａ２３の曲率（＝１／Ｒ２３）を個別に設定することができるので、股下部７の切り欠き部５７形状を股間部にフィットさせることが可能となる。つまり、図８に示す脚周り開口部６１における腹側および背側のの部分６３，６５だけでなく、股下側の部分６７のフィット性も同時に良好にできて、もって脚周り開口部６１の全周に亘って良好なフィット性を奏することが可能となる。
【００３８】
また、図２に示すように、股下部７における凹曲線５７の曲率（＝１／Ｒ２３）を前記腹側部３での曲率（＝１／Ｒ２２）と前記背側部５での曲率（＝１／Ｒ２１）との間に設定しているので、股下部７を介して腹側部３から背側部５にかけて凹曲線５７の曲率を漸減させることができて、もって脚周り開口部６１の全周に亘って更に良好なフィット性を奏することが可能となる。
【００３９】
図３は、本発明に係る第３実施形態の使い捨ておむつの展開状態における平面図である。
前記第２実施形態では、その股下部７の凹曲線５７を第３円弧曲線Ａ２３、すなわち円弧にしていたところ、本第３実施形態にあっては、股下部７の端縁を前記第３円弧曲線Ａ２３に代えて直線にしている点で相違する。
【００４０】
すなわち、凹曲線５７として、背側部５には、点Ｐ３１を中心とする所定曲率（＝１／Ｒ３１）の第１円弧曲線Ａ３１が形成される一方、腹側部３には、前記所定曲率よりも大きい曲率（＝１／Ｒ３２）の、点Ｐ３２を中心とする第２円弧曲線Ａ３２が形成されている。そして、これらの間に位置する股下部５７の端縁は、これら第１円弧曲線Ａ３１および第２円弧曲線Ａ３２の両者と接する、長手方向に平行な直線に形成されている。
【００４１】
図４は、本発明に係る第４実施形態の使い捨ておむつの展開状態における平面図である。
前記第３実施形態では、第１円弧曲線Ａ３１および第２円弧曲線Ａ３２の曲率を、それぞれに各円弧Ａ３１，Ａ３２の全長に亘って一定にしていたが、本第４実施形態の第１円弧曲線Ａ４１および第２円弧曲線Ａ４２は、それぞれに曲率を途中で１段階変化させている点で相違する。
【００４２】
すなわち、背側部５の第１円弧曲線Ａ４１は、背側部５から股下部７へと向かう途中の点Ｐ４３において、第１の所定曲率（１／Ｒ４１ａ）からこれよりも大きな曲率（１／Ｒ４１ｂ）に変化するようになっている。一方、第２円弧曲線Ａ４２も腹側部３から股下部７へと向かう途中の点Ｐ４４において、第２の所定曲率（１／Ｒ４２ａ）からこれよりも大きな曲率（１／Ｒ４２ｂ）に変化するようになっている。
【００４３】
尚、上記曲率の大小関係は、１／Ｒ４２ｂ＞１／Ｒ４２ａ＞１／Ｒ４１ｂ＞１／Ｒ４１ａとなっているのが望ましく、この構成によれば、腹側部５および背側部３における股下部７近傍の曲率が大きくなっているので、更に脚周り開口部６１における腹側６３および背側６５のフィット性を向上することができる。
【００４４】
また、第１円弧曲線Ａ４１を構成する小さい曲率の円弧曲線Ａ４１ａと大きい曲率の円弧曲線Ａ４１ｂとは、互いに滑らかに接続すべく内接円の関係となっており、これは第２円弧曲線Ａ４２を構成する小さい曲率の円弧曲線Ａ４２ａと大きい曲率の円弧曲線Ａ４２ｂとにおいても同様である。
【００４５】
以上の実施形態の説明の中で、前記円弧曲線の半径の好適な数値範囲については具体的に言及していなかったが、中人〜大人用の使い捨ておむつ、すなわち使い捨ておむつの腹側部および背側部における幅が４００〜１０００ｍｍ、股下部における最小幅が２００〜５００ｍｍで、かつ長手方向の全長が６００〜１５００ｍｍのものに関しては、前記第１および第２円弧曲線の半径Ｒ１１，Ｒ１２，…，Ｒ４２ｂを、５０〜３００（ｍｍ）の範囲に設定するのが望ましい。
【００４６】
＝＝＝　実施例　＝＝＝
以下、実施例を参照して本発明の効果について説明する。
本発明に係る使い捨ておむつの脚周り開口部のフィット性を、図５に示す漏れダミー試験によって調査した。図示のように、この試験装置２０１は、中肉中背の成人男性の下半身を模擬したマネキン２０３と、このマネキン２０３の股間に形成された噴射口２０３ａに試験流体を送水する給水装置２０５とから構成される。給水装置２０５は、タンク２０５ａと、ポンプ２０５ｂと、これらを噴射口２０３ａにつなぐ管路２０５ｃとからなり、タンク２０５ａ内に貯留された試験流体をポンプ２０５ｂによって噴射口２０３ａへ送水するようになっている。また、試験流体は、人間の尿を模擬すべく、尿素２．０％、塩化ナトリウム０．８％、塩化カルシウム２水和物０．０３％、および硫酸マグネシウム水和物０．１％の水溶液であり、その温度は３７度に維持されている。
【００４７】
そして、前記マネキン２０３に、後記試験水準毎に試料として用意された使い捨ておむつ（図６を参照）を装着した後、前記噴射口２０３ａから、１５ｍｌ／秒、１５０ｍｌ／回の流量の試験流体を６０分毎に噴射する。この噴射を、使い捨ておむつの脚周り開口部から漏れ出すまで繰り返し行い、漏れ出し時における使い捨ておむつ重量を測定して、これをこの使い捨ておむつの吸収可能量とみなす。尚、吸収可能量が多い程、脚周り開口部のフィット性が良好であることを示す。
【００４８】
試験条件および結果を表に合わせて示す。
【表１】

【００４９】
試料としての使い捨ておむつは、表に示す寸法の成人男性用Ｍサイズ（テークケア（商品名）、大王製紙（株）製）を使用した。試験水準としては４水準設定し、前記凹曲線５７の背側部５における曲率（＝１／Ｒ１）および腹側部３における曲率（１／Ｒ２）を主に変化させた。尚、前記曲率以外の条件、例えば立体ギャザー４３や吸収体３０の寸法等については、全試験水準に亘って同条件に揃えた。また、実施例２以外については、股下部７の曲率を零、すなわちその端縁を長手方向に平行な直線とした。更に、試験結果たる吸収可能量については、比較例１の吸収可能量で基準化して評価した。
【００５０】
試験結果を見ると、背側部５の曲率（＝１／Ｒ１）と腹側部３の曲率（＝１／Ｒ２）とが等しい比較例１と比較して、実施例１のおむつ、すなわち背側部の曲率（＝１／Ｒ１）を腹側部の曲率（＝１／Ｒ２）よりも小さくしたおむつは、吸収可能量が１２１．２％と多くなっており、このことから脚周り開口部におけるフィット性が良好になっているのがわかる。これは、人間の脚の付け根部は、腹側よりも背側の方がふっくらと大きく緩曲面になっているためと考えられる。また、実施例２のように、股下部７の曲率（＝１／Ｒ３）を背側部５の曲率（＝１／Ｒ１）と腹側部３の曲率（＝１／Ｒ２）との間に設定すると、１４９．１％というように更に吸液可能量が多くなっている。これは、人間の股間における付け根部の形状は、腹側と背側との間の形状になっているためと考えられる。
尚、実施例１と逆方向に曲率を変更した比較例２は、給水可能量が９２．５％と少なくなっており、脚周り開口部のフィット性が悪化しているのがわかる。
【００５１】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、使い捨ておむつの脚周り開口部のフィット性を、その腹側および背側の両方について良好にすることが可能な使い捨ておむつを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１（ａ）は、本発明に係る第１実施形態の使い捨ておむつの展開状態における平面図であり、図１（ｂ）は、図１（ａ）中のＢ−Ｂ線矢視の縦断面図である。
【図２】本発明に係る第２実施形態の使い捨ておむつの展開状態における平面図である。
【図３】本発明に係る第３実施形態の使い捨ておむつの展開状態における平面図である。
【図４】本発明に係る第４実施形態の使い捨ておむつの展開状態における平面図である。
【図５】漏れダミー試験の概要を示す概念図である。
【図６】漏れダミー試験に供した試料としての使い捨ておむつの展開状態における平面図である。
【図７】従来のテープ式使い捨ておむつの展開状態における平面図である。
【図８】装着状態のテープ式使い捨ておむつを示す斜視図である。
【符号の説明】
１　装着者
３　腹側部
５　背側部
７　股下部
１０　使い捨ておむつ
１１　表面シート
２１　裏面シート
２３　外形シート
３０　吸収体
３１　吸収層
４１　立体ギャザーシート
４２　立体ギャザーシートの延出部分
４３　立体ギャザー
４５　固定端
４７　自由端側部分（自由端側の部分）
４７ａ　自由端、折り返し部
４９　固定端側部分（固定端側の部分）
５１　サイドフラップ
５１ａ　サイドフラップの幅方向の両端部
５７　切り欠き部、凹曲線
ＣＬ　境界線、中央線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a disposable diaper.
[0002]
[Prior art]
FIG. 7 shows a tape-type disposable diaper 100 conventionally provided on the market. Here, Fig.7 (a) is a top view in the unfolded state of the said disposable diaper 100, FIG.7 (b) is a longitudinal cross-sectional view of the BB line arrow in Fig.7 (a), The part to be bonded is indicated by a cross.
[0003]
As shown in FIG. 7B, the disposable diaper 100 includes a liquid-permeable top sheet 11, a liquid-impervious back sheet 21, and a liquid-absorbing sheet disposed between the

sheets

11 and 21. The diaper main body which has the absorber 30 and the external sheet 23 which extends in the width direction rather than this absorber 30 and becomes the side flap 51 is used as a basic configuration. The diaper main body is appropriately provided with a three-dimensional gather 43 for preventing urine leakage and the like, so that a disposable diaper 100 is obtained.
[0004]
As shown in FIG. 7A, the diaper main body is roughly divided into two parts, a ventral side part 3 and a dorsal side part 5, in the longitudinal direction. The crotch part 7 is divided into three parts between the side part 5 and the side part 5. Both side edges of the side flap 51 in the width direction are notched into a concave curve 57 from the abdominal side 3 to the back side 5 via the crotch 7, and the diaper main body in plan view is The side part 3 and the back side part 5 are wide, and the crotch part 7 between them has a narrow hourglass shape.
[0005]
As shown in FIG. 8, the disposable diaper 100 is attached by overlapping both end portions 51 a in the width direction of the side flaps 51 on the abdominal side portion 3 and both end portions 51 a in the width direction of the side flaps 51 in the dorsal side portion 5. It is made by joining with a fastening tape 55 or the like, and in the mounted state, the notched portions 57 of the concave curve in the side flaps 51 are respectively annular to form a pair of left and right leg openings 61. The leg opening 61 covers the base of the leg of the wearer (not shown) and its periphery (hereinafter referred to as the base of the leg).
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the disposable diaper 100 currently on the market, the curvature of the concave curve 57 in the ventral side 3 and the curvature of the concave curved surface 57 in the dorsal side 5 are shown in FIG. Both of them are the same as 1 / R, and it is not considered at all that the shape of the base part of the leg with which the concave curve 57 abuts when worn is different between the ventral side and the dorsal side. In other words, the base of a human leg, etc., is connected to the buttocks on the dorsal side, and the dorsal part is generally larger and more gently curved than the ventral side. However, these shape differences are not reflected in the concave curve 57 which is the shape of the notch.
[0007]
For this reason, in the commercially available disposable diaper 100, for example, when the curvature (= 1 / R) of the concave curve 57 is set to be large in accordance with the ventral side portion of the base of the leg, For the portion, the curvature of the concave curve 57 is too large, so that the edge of the cutout portion 57 is partially left over and the back side portion of the skin is hard to wear. On the contrary, when the curvature of the concave curve 57 is set to be small in accordance with the back portion, the curvature is too small for the ventral portion, which easily causes a gap and causes urine leakage. That is, it has been difficult to improve the fit of the leg opening 61 to both the ventral and dorsal portions such as the base of the leg.
[0008]
The present invention has been made in view of such conventional problems, and provides a disposable diaper that can improve the fit of the opening around the leg of the disposable diaper for both the ventral side and the back side thereof. The purpose is to do.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, the invention shown in claim 1 includes a liquid-permeable top sheet, a liquid-impervious back sheet, a liquid-absorbing absorber disposed between the two sheets, and the absorption. A diaper main body having a side flap extending in the width direction from the body, the diaper main body is divided into a ventral side portion and a back side portion with a predetermined position at a substantially central position in the longitudinal direction as a boundary line, Concave-curved notches are formed on both side edges of the side flap in the width direction from the abdomen side to the back side, and both ends of the side flap in the width direction between the abdomen side and the back side part. In the disposable diaper in which the cut-out portions each form an annular leg-hole opening by joining the portions, the concave curve having the shortest distance from the boundary line equal to each other in the unfolded state where the both end portions are not joined Less of any paired area above Also in part, characterized in that the direction of curvature of the back side is smaller than the flank.
[0010]
According to the invention described above, at least a part of the pair of regions on the concave curve whose shortest distances from the boundary line are equal to each other, at least a part of the dorsal side rather than the curvature of the ventral side. Is smaller. Therefore, in general, at least only a part of the base of the leg, which is larger and gently curved on the back side than the ventral part, can be made to follow the base. . Therefore, it is possible to improve the fit of at least both the ventral and dorsal side portions of the leg periphery opening corresponding to the portion.
[0011]
The invention shown in claim 2 is the disposable diaper according to claim 1, wherein the curvature of the region in the dorsal part is the curvature of the region in the ventral part that forms a pair with the region over the entire range of the concave curve. It is characterized by the following.
According to the said invention, the curvature of the area | region in a back | dorsal part is small below the curvature of the area | region in the ventral part which makes a pair with this area | region over the whole range of the said concave curve. Therefore, it is possible to follow the notch of the concave curve over almost the entire circumference of the base of the leg, which is generally larger and gently curved on the back side than the ventral side. Thus, good fit can be achieved over the entire circumference of the leg opening.
[0012]
Invention of Claim 3 is the disposable diaper in any one of Claim 1 or 2, The said diaper main body has the area | region near the said boundary line in the said abdominal part and back part in this longitudinal direction. The curvature of the concave curve at the crotch is set between the curvature at the abdomen and the curvature at the dorsal side.
According to the said invention, since the curvature of the concave curve in a crotch part can be set separately, it becomes possible to fit the notch part shape of a crotch part to a crotch part. Therefore, a better fit can be achieved over the entire circumference of the leg opening.
Further, since the curvature of the concave curve at the crotch part is set between the curvature at the ventral part and the curvature at the dorsal part, it is recessed from the ventral part to the dorsal part via the crotch part. The curvature of the curve can be gradually reduced, so that a better fit can be achieved over the entire circumference of the leg opening.
[0013]
Invention of Claim 4 is the disposable diaper in any one of Claim 1 thru | or 3. WHEREIN: The curvature of the concave curve in the said dorsal part and abdominal part is over each of this dorsal part and abdominal part. It is characterized by being set to a constant value.
According to the above invention, since the curvature of the concave curve in the ventral part and the dorsal part is set to a constant value over each, the curvature of the dorsal part is smaller than the curvature of the concave curve in the ventral part. The notch can be easily set.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a tape-type disposable diaper according to an embodiment of the present invention, that is, a disposable diaper of a type in which a stomach part and a back part are joined with a fastening tape when worn will be described in detail. The present invention can be applied to a pants-type disposable diaper in which the abdomen and the back are joined in advance.
[0015]
=== Basic configuration of disposable diaper according to the present invention ===
---- (1) Overall configuration of disposable diapers ----
Fig.1 (a) is a top view in the unfolded state of the disposable diaper of 1st Embodiment based on this invention, FIG.1 (b) is a longitudinal cross-sectional view of the BB arrow in FIG.1 (a). It is. In addition, the said expansion | deployment state refers to the state which the abdominal side part 3 and the back | dorsal side part 5 were not joined, and the disposable diaper 10 was not fully contracted by the thread-

like rubbers

53a and 53b.
[0016]
As shown in FIG. 1, the disposable diaper 10 includes a liquid-permeable top sheet 11, a liquid-impervious back sheet 21 having an absorbent body 30 interposed between the top sheet 11 and the back sheet. The outer sheet 23 that forms the side flap 51 together with the three-dimensional gather sheet 41 described later in the portion extending in the width direction from the absorber 30 while covering the entire back side of the 21, and both ends of the absorber 30 on the top sheet 11 It is mainly comprised from the solid gathers sheet 41 which forms the standing solid gathers 43 along a longitudinal direction.
[0017]
--- (2) Absorber ----
The absorbent body 30 is mainly composed of an absorbent layer 31 having a substantially planar hourglass shape in which a cotton-like pulp such as a cellulose fiber material is formed in layers, and the entire absorbent layer 31 is wrapped with crepe paper as a water-permeable sheet 33. Consists of. Specifically, the front and back surfaces and the four side surfaces of the absorbent layer 31 are wrapped and covered with the crepe paper 33 in a spring roll shape.
[0018]
In addition, it is desirable to add a highly absorbent resin to the cotton-like pulp in order to increase the possible absorption capacity of the absorbent layer 31. Further, if necessary, a non-woven fabric diffusion sheet (not shown) may be laid on the surface of the absorbent body 30 so as to cover the entire surface of the absorbent body 30 in order to promote the surface diffusion of the excretory liquid.
[0019]
--- (3) Back sheet ----
The back sheet 21 is disposed on the back surface side of the absorber 30, and is attached to cover the entire back surface of the absorber 30, and an end portion of the back sheet 21 that wraps around from the back surface to the front surface side. The back sheet 21 and the absorbent body 30 are bonded and integrated to each side surface of the absorbent body 30. This sticking is performed by a hot melt adhesive. In addition, the description regarding the adhesion | attachment which comes out in the following description is made | formed fundamentally by a hot-melt-adhesive, and does not explain each time.
[0020]
This back sheet 21 is for improving the leak-proof property on the back side of the diaper, and a polyethylene plastic film or the like is suitable as the material. Preferably, the polyethylene film is provided with a large number of micropores that do not allow liquid molecules to permeate to prevent moisture.
--- (4) Surface sheet ---
On the other hand, the surface of the absorber 30 is covered with the liquid-permeable surface sheet 11 over the entire surface. The portion 11 a of the topsheet 11 that slightly extends in the width direction from the absorbent body 30 is bonded to a postscript outer sheet 23 disposed on the back surface side of the absorbent body 30, and thus the absorbent body between both

sheets

11 and 23. 30 is held. The surface sheet 11 is a hydrophilic nonwoven fabric, woven fabric, or the like, and its constituent fibers are composed of single fibers such as polypropylene, polyethylene, polyester, nylon, or composite fibers composed of two or more of these. .
[0021]
--- (5) Outline sheet ---
The outer sheet 23 has a planar hourglass shape similar to that of the absorber 30, but is larger in plan than the absorber 30, and greatly extends in the width direction from the absorber 30. The portion constitutes a side flap 51 with a three-dimensional gather sheet 41 described later. And the said absorber 30 is distribute | arranged in the center of the longitudinal direction of this external sheet 23, making a mutual constriction part correspond, and it sticks with the extension part 11a of the surface sheet 11 which covers the absorber 30 surface mentioned above. The As the outer shape sheet 23, a single-layer nonwoven fabric sheet having both air permeability and water repellency, or a multilayer nonwoven fabric sheet in which a water-repellent nonwoven fabric is bonded to a breathable nonwoven fabric can be used. In this outer shape sheet 23, elastic elastic members such as thread rubber and belt rubber are appropriately arranged in the width direction and the longitudinal direction as needed, or the outer shape sheet 23 itself is made of an elastic elastic material. Accordingly, the elastic sheet 23 may be given elastic elasticity.
[0022]
--- (6) Solid gather sheet ---
The three-dimensional gather sheet 41 is made of a water-repellent sheet base material, and covers the both ends of the absorbent body 30 in the width direction with the top sheet 11 interposed therebetween, and a pair is arranged over the longitudinal direction of the absorbent body 30. ing. Then, each three-dimensional gather sheet 41 is adhered and fixed to the top sheet 11 or the outer sheet 23 along the respective end portions of the absorber 30 to form a fixed end 45 of the three-dimensional gather 43. The free end 47a of the three-dimensional gather 43 is present on the center side in the width direction of the absorber 30 with respect to the fixed end 45. That is, the portion from the fixed end 45 to the free end 47a is the three-dimensional gather 43. The free end portion 47 of the three-dimensional gather 43 stands on the end portion of the absorbent body 30 through the top sheet 11, while the fixed end side portion 49 contacts the surface of the top sheet 11 on the absorbent body 30. Overlapping is possible.
[0023]
On the other hand, this fixed end 45 extends outward in the width direction in the same shape as the outer sheet 23, and this extended portion 42 is bonded to the outer sheet 23 to form a side flap 51. Both side edges of the side flap 51 in the width direction are notched into a concave curve 57 from the abdominal side 3 to the dorsal side 5 as shown in FIG. Has a substantially hourglass shape in plan view with the wide side of the ventral side 3 and the back side 5 and the narrow portion between them. Note that the cutout portion 57 cut out in the concave curve will be described later.
[0024]
Further, as shown in FIG. 1 (b), the three-dimensional gather sheet 41 is used in a state of being folded in two at the free end 47a of the three-dimensional gather 43, and the folded portion 47a has this longitudinal direction. Is provided with at least one thread-like rubber 53a. The thread rubber 53a is bonded and fixed to the folded portion 47a in an extended state, and the free end 47a that is the folded portion is contracted in the longitudinal direction. In the mounted state, the free end portion 47 of the three-dimensional gather 43 rises due to the contraction force, while the three-dimensional gather 43 can be expanded and contracted in the longitudinal direction.
[0025]
Such a three-dimensional gather sheet 41 uses a water-repellent nonwoven fabric or woven fabric as a sheet base material, and the constituent fibers of these nonwoven fabric and woven fabric include single fibers such as polypropylene, polyethylene, polyester and nylon, or polypropylene and polyethylene. A composite fiber composed of two components of polyester, nylon and the like can be used.
[0026]
--- (7) Other components ----
At both ends in the width direction of the side flap 51, a plurality of thread-like rubbers 53 b are interposed and fixed between the two stacked sheets 41 in an extended state along the respective end portions, A pair of leg gathers are formed. As the

thread rubbers

53a and 53b, materials such as styrene rubber, olefin rubber, urethane rubber, ester rubber, polyurethane, polyethylene, polystyrene, styrene butadiene, silicon, and polyester are applied. Note that the thread-like rubber 53b is not an essential component, and there is no need to gather around the legs.
[0027]
Fastening tape for joining the diaper 10 to the wearer by joining the side flaps 51 to the side flaps 51 of the abdominal side 3 at both ends 51a in the width direction of the side flaps 51 of the back side 5 55 are provided.
[0028]
---- (8) Wearing disposable diapers ----
A state where the disposable diaper 10 having the above configuration is attached to the wearer will be described with reference to FIG. This attachment is made by overlapping both end portions 51a in the width direction of the side flaps 51 on the abdominal side portion 3 and both end portions 51a in the width direction of the side flaps 51 in the back side portion 5 and joining them with the fastening tape 55. The In this wearing state, the abdomen 3 and the back 5 are respectively applied to the abdomen and buttocks of the wearer. In addition, the notch portions 57 at both end edges in the width direction of the side flap 51 are annular and form a pair of leg-hole openings 61 on the left and right sides. It is designed to cover almost the entire circumference of the base of the.
[0029]
=== Characteristic Items of Disposable Diapers According to the Present Invention ===
In addition, the structure demonstrated above is substantially the same as a normal disposable diaper, and the characteristic matter of this invention exists in the shape of the notch part 57 of the side flap 51 both-ends edge mentioned above.
That is, in the unfolded state shown in FIG. 1 (a), a concave cutout portion 57 is formed from the abdomen side portion 3 to the dorsal side portion 5 at both ends in the width direction of the substantially rectangular side flap 51. ing. In addition, the division | segmentation with the ventral | abdominal side part 3 and the back | dorsal side part 5 is made by making the centerline CL located in the center of the longitudinal direction of the disposable diaper 10 into a boundary line.
[0030]
In the present invention, at least a part of an arbitrary pair of regions on the concave curve 57 whose shortest distances from the center line CL are equal to each other has a curvature of the back side portion 5 rather than the ventral side portion 3. Is set smaller. According to this configuration, at least only a part of the base portion of the leg, which is generally a gentle curved surface on the back side than the ventral side portion, can be made to follow the base portion. Accordingly, it is possible to improve the fit of the leg-hole opening 61 corresponding to at least the portion with respect to both the ventral and dorsal portions.
[0031]
Hereinafter, variations of the concave curve 57 will be described in detail with reference to FIGS.
The concave curve 57 of the first embodiment shown in FIG. 1 includes a first arc curve A11 having a predetermined curvature (= 1 / R11) mainly formed on the back side portion 5, and a curvature larger than the first arc curve A11. (= 1 / R12) and the second arc curve A12 formed on the ventral side 3 and two arc curves. And these 1st and 2nd circular arc curves A11 and A12 are mutually connected by the point P13 located in the ventral | abdominal side part rather than the said centerline CL. The two arc curves A11, A12 are inscribed in a circle so that the connection at the connection point P13 is smooth, that is, the second arc curve A12 is inward of the first arc curve A11. Touching.
[0032]
The first arc curve A11 is an arc having a radius R11, and its center P11 is located on the far side of the center line CL in the longitudinal direction and is located far from the edge of the side flap 51 in the width direction. doing. On the other hand, the second arc curve A12 is an arc having a radius R12 smaller than the radius R11, and the center P12 is located on a line segment connecting the center P11 and the connection point P13 on the first arc curve A11. doing. The reason why the center P12 of the second arc curve A12 is located on the line segment is that the first arc curve A11 and the second arc curve A12 have an inscribed circle relationship. .
[0033]
In the concave curve 57 of the first embodiment, at least the curvature (= 1 / R12) of the second arc curve A12 of the ventral side 3 is equal to the second arc curve A12 and the center line CL. Is larger than the curvature (= 1 / R11) of the arc part (the part in the range from the point P14 to the point P15) in the first arcuate curve A11 located at equal distances across Therefore, at least the second arcuate curve A12 and the arc part (the part in the range from the point P14 to the point P15) that are the pair of parts are legs that have a gently curved surface on the back side rather than the ventral side. It can be made to follow the root of the part, and the fit of the part can be improved. Therefore, in the leg-hole opening 61 shown in FIG. 8, it is possible to simultaneously improve the fitting properties of both the abdominal and

dorsal portions

63 and 65 corresponding to at least the pair of portions.
[0034]
Further, in the first embodiment, as shown in FIG. 1A, the curvature of the concave curve 57 over the entire range of the back side portion 5 is the curvature of the first arc curve A11 (= 1 / On the other hand, the curvature of the concave curve 57 is the curvature of the first arc curve A11 (= 1 / R11) or the curvature of the second arc curve A12 (= 1) over the entire range of the ventral portion 3. / R12> 1 / R11). That is, over the entire range of the concave curve 57, the curvature of the portion of the back side portion 5 is smaller than the curvature of the portion of the ventral side portion 5 that makes a pair with the portion. Therefore, it is easy to follow the notch 57 of the concave curve over almost the entire circumference of the base of the leg, which is generally a large and gently curved surface on the dorsal side rather than the ventral side, Good fit can be achieved over substantially the entire circumference of the leg opening 61 shown in FIG.
[0035]
FIG. 2: is a top view in the expansion | deployment state of the disposable diaper of 2nd Embodiment which concerns on this invention.
In the first embodiment, the disposable diaper 10 is divided into two parts, that is, the back side part 5 and the abdomen side part 3 in the longitudinal direction, and the first arcuate curve A11 is formed on the back side part 5 as a concave curve 57. The second arcuate curve A12 is formed in the ventral side portion 3, whereas in the second embodiment, the portions near the center line CL in the ventral side portion 3 and the dorsal side portion 5 are crotch 7 The disposable diaper is divided into three in the longitudinal direction, and the crotch part 7 is different in that a third arc curve is formed separately from the first and second arc curves.
[0036]
More specifically, the concave curve 57 according to the second embodiment includes a first arc curve A21 formed on the back side portion 5 and having a predetermined curvature (= 1 / R21) centered on the point P21. The curvature between the second arc curve A22 formed on the ventral side 5 around the point P22 with a larger curvature (= 1 / R22) than the arc curve A21, and the curvature between the first and second arc curves A21, A22 ( = 1 / R23) and is composed of three circular arc curves with a third circular arc curve A23 formed in the crotch part 7 with the point P23 as the center. The first and third circular arc curves A21 and A23 are connected to each other at a boundary point P24 between the back side portion 5 and the crotch portion 7, and the third and second circular arc curves A23 and A22 are The part 7 and the ventral part 5 are connected to each other at a boundary point P25. In order to make these connections smooth, the first arc curve A21 and the third arc curve A23 are in an inscribed circle relationship in which the third arc curve A23 is inscribed in the first arc curve A21. The third arc curve A23 and the second arc curve A22 are in an inscribed circle relationship in which the second arc curve A22 is inscribed in the third arc curve A23.
[0037]
And according to the concave curve 57 of such 2nd Embodiment, since the curvature (= 1 / R23) of the 3rd circular arc curve A23 which is the concave curve 57 in the crotch part 7 can be set separately, inseam It becomes possible to fit the shape of the notch portion 57 of the portion 7 to the crotch portion. That is, not only the abdominal and

dorsal sides

63 and 65 in the leg opening 61 shown in FIG. 8 but also the crotch part 67 can be fitted at the same time. Good fit can be achieved over the circumference.
[0038]
Further, as shown in FIG. 2, the curvature (= 1 / R23) of the concave curve 57 in the crotch part 7 is set to the curvature (= 1 / R22) at the ventral side 3 and the curvature (= 1 / R21), the curvature of the concave curve 57 can be gradually reduced from the abdomen 3 to the dorsal part 5 via the crotch part 7, so that the leg opening 61 It is possible to achieve better fit over the entire circumference.
[0039]
FIG. 3: is a top view in the expansion | deployment state of the disposable diaper of 3rd Embodiment which concerns on this invention.
In the second embodiment, the concave curve 57 of the crotch part 7 is the third arc curve A23, that is, an arc. In the third embodiment, the end edge of the crotch part 7 is the third arc. The difference is that a straight line is used instead of the curve A23.
[0040]
That is, as the concave curve 57, the first arc curve A31 having a predetermined curvature (= 1 / R31) centered on the point P31 is formed on the back side portion 5, while the predetermined curvature is provided on the ventral side portion 3. A second arc curve A32 having a larger curvature (= 1 / R32) and centering on the point P32 is formed. And the edge of the crotch part 57 located between these is formed in the straight line parallel to a longitudinal direction which touches both of these 1st circular arc curve A31 and 2nd circular arc curve A32.
[0041]
FIG. 4: is a top view in the expansion | deployment state of the disposable diaper of 4th Embodiment which concerns on this invention.
In the third embodiment, the curvatures of the first arc curve A31 and the second arc curve A32 are made constant over the entire lengths of the arcs A31 and A32, respectively, but the first arc curve of the fourth embodiment. A41 and the second circular arc curve A42 are different from each other in that the curvature is changed by one step on the way.
[0042]
That is, the first circular arc curve A41 of the back side portion 5 is changed from the first predetermined curvature (1 / R41a) to a larger curvature (1 /) at a point P43 on the way from the back side portion 5 to the crotch portion 7. R41b). On the other hand, the second circular arc curve A42 also changes from the second predetermined curvature (1 / R42a) to a larger curvature (1 / R42b) at a point P44 on the way from the ventral portion 3 to the crotch portion 7. It has become.
[0043]
Note that it is desirable that the above-described curvature relationship is 1 / R42b> 1 / R42a> 1 / R41b> 1 / R41a. According to this configuration, the crotch portion in the ventral side portion 5 and the dorsal side portion 3 Since the curvature in the vicinity of 7 is large, it is possible to further improve the fit of the ventral side 63 and the back side 65 in the leg opening 61.
[0044]
Further, the arc curve A41a having a small curvature and the arc curve A41b having a large curvature constituting the first arc curve A41 are in an inscribed circle so as to be smoothly connected to each other. The same applies to the arc curve A42a having a small curvature and the arc curve A42b having a large curvature.
[0045]
In the above description of the embodiment, a suitable numerical range of the radius of the circular arc curve was not specifically mentioned, but disposable diapers for middle-aged adults, that is, the ventral side and the back of disposable diapers. When the width at the side is 400 to 1000 mm, the minimum width at the crotch is 200 to 500 mm, and the total length in the longitudinal direction is 600 to 1500 mm, the radii R11, R12,. It is desirable to set R42b in the range of 50 to 300 (mm).
[0046]
=== Example ===
The effects of the present invention will be described below with reference to examples.
The fit of the opening around the leg of the disposable diaper according to the present invention was investigated by a leak dummy test shown in FIG. As shown in the figure, this test apparatus 201 includes a mannequin 203 simulating the lower half of an adult male with a medium-thickness, and a water supply apparatus 205 for supplying a test fluid to an injection port 203a formed between the crotch of the mannequin 203. Composed. The water supply device 205 includes a tank 205a, a pump 205b, and a pipe 205c that connects these to the injection port 203a. The test fluid stored in the tank 205a is supplied to the injection port 203a by the pump 205b. Yes. The test fluid was an aqueous solution of 2.0% urea, 0.8% sodium chloride, 0.03% calcium chloride dihydrate, and 0.1% magnesium sulfate hydrate to simulate human urine. And the temperature is maintained at 37 degrees.
[0047]
A disposable diaper (see FIG. 6) prepared as a sample for each test level to be described later is attached to the mannequin 203, and then a test fluid having a flow rate of 15 ml / second and 150 ml / time is supplied from the injection port 203a. Spray every minute. This injection is repeated until leakage from the opening around the leg of the disposable diaper, the weight of the disposable diaper at the time of leakage is measured, and this is regarded as the absorbable amount of the disposable diaper. In addition, it shows that the fitting property of a leg periphery opening part is so favorable that there is much absorbable amount.
[0048]
Test conditions and results are shown in the table.
[Table 1]

[0049]
As a disposable diaper as a sample, M size for adult male (Take Care (trade name), manufactured by Daio Paper Co., Ltd.) having the dimensions shown in the table was used. Four test levels were set, and the curvature (= 1 / R1) of the concave side 57 of the concave curve 57 and the curvature (1 / R2) of the ventral side 3 were mainly changed. In addition, about conditions other than the said curvature, for example, the dimension of the three-dimensional gather 43, the absorber 30, etc., it arranged in the same conditions over all the test levels. Moreover, except for Example 2, the curvature of the crotch part 7 was zero, that is, the edge thereof was a straight line parallel to the longitudinal direction. Further, the absorbable amount as a test result was evaluated by standardizing with the absorbable amount of Comparative Example 1.
[0050]
Looking at the test results, the diaper of Example 1, that is, the dorsal side, compared to Comparative Example 1 in which the curvature of the dorsal side 5 (= 1 / R1) and the curvature of the ventral side 3 (= 1 / R2) are equal. The diaper in which the curvature of the part (= 1 / R1) is smaller than the curvature of the ventral part (= 1 / R2) has a large absorbable amount of 121.2%. It can be seen that the fit is good. This is considered to be because the base part of the human leg is larger and gently curved on the back side than on the abdomen side. Further, as in Example 2, the curvature of the crotch portion 7 (= 1 / R3) is set between the curvature of the back side portion 5 (= 1 / R1) and the curvature of the ventral side portion 3 (= 1 / R2). Then, the amount of liquid absorption is further increased, such as 149.1%. This is presumably because the shape of the base portion between the human crotch is a shape between the ventral side and the dorsal side.
In Comparative Example 2 in which the curvature is changed in the opposite direction to that of Example 1, the water supply possible amount is as small as 92.5%, and it can be seen that the fit of the opening around the leg is deteriorated.
[0051]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to provide a disposable diaper capable of improving the fit of the opening around the leg of the disposable diaper for both the abdomen and the dorsal side.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 (a) is a plan view of a disposable diaper according to a first embodiment of the present invention in an unfolded state, and FIG. 1 (b) is a BB line arrow in FIG. 1 (a). FIG.
FIG. 2 is a plan view of the second embodiment of the disposable diaper according to the present invention in an unfolded state.
FIG. 3 is a plan view of the third embodiment of the disposable diaper according to the present invention in an unfolded state.
FIG. 4 is a plan view of the fourth embodiment of the disposable diaper according to the present invention in an unfolded state.
FIG. 5 is a conceptual diagram showing an outline of a leak dummy test.
FIG. 6 is a plan view of a disposable diaper as a sample subjected to a leak dummy test in a developed state.
FIG. 7 is a plan view of the conventional tape-type disposable diaper in an unfolded state.
FIG. 8 is a perspective view showing the tape-type disposable diaper in a mounted state.
[Explanation of symbols]
1 Wearer
3 ventral region
5 back side
7 Inseam
10 disposable diapers
11 Surface sheet
21 Back sheet
23 Outline sheet
30 Absorber
31 Absorbent layer
41 3D gather sheet
42 Extension part of 3D gathering sheet
43 Solid gather
45 Fixed end
47 Free end side part (Free end side part)
47a Free end, folded part
49 Fixed end portion (fixed end portion)
51 side flaps
51a Side flap width direction ends
57 Notch, concave curve
CL boundary line, center line

Claims

A diaper having a liquid-permeable top sheet, a liquid-impervious back sheet, a liquid-absorbing absorber disposed between the two sheets, and a side flap extending in the width direction from the absorber. With a body,
The diaper main body is divided into a ventral part and a dorsal part with a predetermined position substantially in the center in the longitudinal direction as a boundary line,
Concave-curved notches are formed on both side edges of the side flap in the width direction from the ventral side to the dorsal side, and the side flaps in the width direction of the ventral side and the dorsal side are formed. In the disposable diaper in which the cutouts each form an annular leg-hole opening by joining both ends,
In the unfolded state where the both ends are not joined, at least a part of an arbitrary pair of regions on the concave curve whose shortest distances from the boundary line are equal to each other has a smaller curvature on the back side than on the ventral side. Disposable diapers characterized by becoming.

2. The disposable diaper according to claim 1, wherein the curvature of the region on the back side portion is equal to or less than the curvature of the region on the ventral side that forms a pair with the region over the entire range of the concave curve.

The diaper main body is divided into three in the longitudinal direction, with a region close to the boundary line in the abdominal side and the dorsal side as a crotch part, and the curvature of the concave curve in the crotch part is the abdominal side. The disposable diaper according to claim 1, wherein the disposable diaper is set between a curvature at a portion and a curvature at the back side portion.

The curvature of the concave curve in the dorsal part and the ventral part is set to a constant value over each of the dorsal part and the ventral part. Disposable diapers.