【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、害虫特に蜂などの害虫を吸引して捕獲する害虫捕獲器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
蜂は非常に多数が広範囲で飛び回り人を攻撃するので、捕獲網などで捕獲して駆除することは効率的でない。このため、掃除機などの吸引装置に接続して害虫を吸引する捕獲用具が考案されている（特開平９−１７２９３６号公報、実用新案登録第３０８２２２７号公報参照）。これらのものは、概略筒状をしており、その内部に網が装着されるとともに先端部に虫返しが装着されて構成される。この捕獲用具は掃除機などの吸引装置に連結し先端部から害虫を吸引し捕獲用具内に害虫を捕獲するように用いられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の捕獲用具では、筒状の捕獲用具の内部に平面状の網が配置されているだけであるので、吸入口から害虫を吸引すると、吸引数が少ないときは網は完全に塞がれず吸引は行えるが、多数の蜂などの害虫を吸引すると害虫が網上に堆積し網の隙間が完全に無くなって吸引することができなくなってしまう。このため、網に害虫が堆積する前に、吸引を止めて害虫を除去するなどの作業を行わなければならず、吸引作業が頻繁に停止させられ、作業効率がきわめて悪い。
【０００４】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、多数の害虫をほぼ連続的に吸引して捕獲し駆除できる害虫捕獲器を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１記載の害虫捕獲器は、有底筒状の捕獲容器と、当該捕獲容器に形成され吸引装置に連結される吸引口と、前記捕獲容器に形成され害虫が吸入される吸入口とを備えた害虫捕獲器であって、前記吸引口には、前記捕獲容器の内部空間に向けて突出するとともに、前記捕獲容器内外を連通させる貫通孔が形成された吸引部材が形成され、前記吸入口には吸引された害虫が前記吸入口から出ることを抑制する害虫返し部材が形成されていることを特徴とする。
【０００６】
本害虫捕獲器によれば、吸引口を吸引装置に連結し、吸引装置を駆動させて吸引部材に形成された貫通孔から捕獲容器内の空気を吸引し、吸入口に連結された吸入管などを蜂などの害虫に向け害虫を吸引する。吸引された害虫は捕獲容器内に捕獲されるが、吸引部材は捕獲容器の内部空間に向けて突出しているので、相当数の害虫を吸引して捕獲しても吸引部材の貫通孔がすべて塞がれてしまうことがなく、連続的に害虫を吸引して捕獲することができる。
【０００７】
本発明の請求項２記載の害虫捕獲器は、前記吸引部材が、先端を閉塞した管状体からなり、その管壁を貫通する多数の貫通孔が形成されていることを特徴とする。
【０００８】
本害虫捕獲器によれば、前記吸引部材の管壁に形成された多数の貫通孔が塞がれるまで多数の害虫を捕獲容器内に吸引して捕獲することができる。
【０００９】
本発明の請求項３記載の害虫捕獲器は、前記吸引部材が、筒状のメッシュ体の先端を閉塞した管状体からなることを特徴とする。
【００１０】
本害虫捕獲器によれば、メッシュ体の目が塞がれるまで多数の害虫を捕獲容器内に吸引でき、さらに管状体の管壁に多数の貫通孔を形成させるような手間がかからず、製造工程を簡素なものとすることができる。
【００１１】
本発明の請求項４記載の害虫捕獲器は、前記捕獲容器内に殺虫剤を漬浸又は塗布した殺虫部材を配置したことを特徴とする。
【００１２】
本害虫捕獲器によれば、捕獲容器内に吸引して捕獲された害虫は殺虫部材から発散して捕獲容器内に充満した殺虫剤により死滅若しくは弱体化させられ、捕獲後に殺虫剤を注入するなどという操作を行わなくてもよく、捕獲後の害虫の処理を容易にすることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態にかかる害虫捕獲器について説明する。
【００１４】
図１〜図４に示すように、本実施の形態にかかる害虫捕獲器１は、有底筒状の捕獲容器２と、この捕獲容器２に形成された吸引口３と、捕獲容器２に形成され害虫が吸入される吸入口４とを備えて概略構成され、吸引口３には捕獲容器２の内部空間に向けて突出し管壁に多数の貫通孔５ｃが形成された吸引部材５が取り付けられ、吸入口４には吸引された害虫が吸入口４から外に出ることを抑制する害虫返し部材６が取り付けられている。
【００１５】
捕獲容器２は、吸引口３が形成された有底筒状の底部部分２ａと、吸入口４が形成された略円錐状の頭部部分２ｂに一体に形成された筒状の胴部部分２ｃとの２つの部分からなっている。各部分２ａ，２ｂ，２ｃは、透明又は半透明のＰＥＴ樹脂から形成されている。各部分２ａ，２ｂ，２ｃの肉厚は、吸引力により撓まない程度の所望の強度が得られるような厚みに形成されている。さらに強度不足が懸念される場合には、各部の内面又は外面の少なくとも一面に例えばエポキシ樹脂などからなる補強用の樹脂層を塗布するようにしてもよい。
【００１６】
底部部分２ａは胴部部分２ｃに嵌まり込んで全体として有底筒状の形状をなしている。図２に示すように、底部部分２ａの端部外周面と胴部部分２ｃの端部内周面とには互いに螺合させられる螺子部が形成され、これらの螺子部のねじ込みにより一体化される。このように、ねじ込みにより一体化するのは、必要なときに簡単に着脱でき、一体化された後に不用意に分離されることを防止するためである。
【００１７】
頭部部分２ｂの一端部には、害虫捕獲器１をベルトなどに装着するためのフック部材７がベルト部材８により固定されている。ベルト部材８は金属製の環状ベルトであっても帯状の合成樹脂テープなどであってもよい。フック部材は頭部部分２ｂや胴部部分２ｃなどに一体に成形してもよい。
【００１８】
吸引口３は、底部部分２ａの底面を貫通した貫通孔３ｂと、この貫通孔３ｂに同心状に配置されエポキシ樹脂などからなる接着剤で肉盛部３ｃを形成して底部部分２ａに内面に接着された円筒状部材３ａとを備えている。円筒状部材３ａの内面には雌ねじ部３ｄが形成されている。
【００１９】
吸引部材５は、概略円筒状をなし、中空部材５ａと、中空部材５ａの先端に一体に形成された円錐状の先端部材５ｄと、中空部材５ａの基端部に一体に形成された雄ねじ部材５ｂと、この雄ねじ部材５ｂの基端に同心状に一体に連接された筒状の大径部５ｅと、この大径部５ｅに同心状に一体に連接された筒状の小径部５ｆと、大径部５ｅの基端外周に一体に固定されたドーナッツ状のストッパー部材５ｇとを備えている。
【００２０】
中空部材５ａの側面には多数の貫通孔５ｃが管壁を貫通して形成されている。図２のものでは、先端部材５ｄを中空部材５ａと一体に形成されたものを示すが、別体に形成された先端部材５ｄを中空部材５ａと相互に一体にしたものであってもよい。先端部材５ｄには貫通孔５ｃが形成されていない。先端部材５ｄは先端に虫が溜まることを予防するものである。吸引部材５の中空部材５ａを底部部分２ａの外側から挿入し、雄ねじ部材５ｂを円筒状部材３ａの内面に形成された雌ねじ３ｄにストッパー部材５ｇが底部部分２ａの外端部に当接するまでねじ込んで、吸引口３に吸引部材５が着脱自在に取り付けられる。
【００２１】
吸引口３の円筒状部材３ａの外周面には殺虫剤をしみ込ませたシート体を丸めて筒状とした殺虫部材１０が配置され、輪ゴムなどによりずれないように固定されている。このシート体の代わりに捕獲容器２の底部部分にドーナッツ状のシート体を配置して、殺虫部材としてもよい。
【００２２】
図２及び図４に示すように、害虫返し部材６はその中間部で円筒状のホルダー部材１１の一端で折り返され、害虫返し部材６の外面から粘着テープ１２を巻き付けて、害虫返し部材６をホルダー部材１１に固定する。害虫返し部材６には、内部に柔らかい針金などの心材が埋設された帯状の部材が使用されている。害虫返し部材６が取り付けられたホルダー部材１１は、捕獲容器２の頭部部分２ｂの開口部に害虫返し部材６が内部に向くように圧入して取り付けられる。捕獲容器２の外側から圧入しても内側から圧入してもよい。
【００２３】
図４に示すように、ホルダー部材１１の内側に配置された害虫返し部材６を、ホルダー部材１１の内側に向けて屈曲させて、その先端６ａを互いに重合させ開口面積を絞って捕獲容器２内に入った害虫が外に出にくくする。
【００２４】
吸入口４は、概略円筒状をなし、捕獲容器２の頭部部分２ｂの開口部を覆うように取り付けられる筒状の大径部４ａと、この大径部４ａに連接された筒状の小径部４ｂとを備えている。吸入口４は、その大径部４ａの内周面に形成された螺子部を頭部部分２ｂの開口部外周面に形成された螺子部にねじ込むことにより着脱自在に取り付けられている。大径部４ａには頭部部分２ｂの開口縁に接する部分に気密用のパッキン４ｃが取り付けられている。小径部４ｂの外周面には可撓性を備えたホース１３が圧入されている。
【００２５】
本害虫捕獲器１の使用方法及び作用について説明する。
【００２６】
まず、害虫の捕獲駆除をしようとする場合には、図１に示すように、掃除機などの吸引装置Ｓの吸引口にホース１５を挿入し、ホース１５に、害虫捕獲器１に取り付けられたホース９を連結する。害虫捕獲器１に取り付けられたホース１３に害虫吸引管１４を接続する。
【００２７】
次いで、吸引装置Ｓを駆動して害虫捕獲器１内の空気を吸引部材５に形成された貫通孔５ｃから吸引し、ホース１３及び害虫吸引管１４から空気を吸引する。害虫吸引管１４の先端を蜜蜂やスズメバチなどの害虫に向け、害虫を吸引する。吸引された害虫は、ホース１３及び害虫吸引管１４内を通って捕獲容器２内に入る。害虫の出口は入ってきた部分以外に無いので、捕獲容器２内に捕獲される。害虫が入ってきた部分には害虫返し部材６が入り口の開口面積を絞って配置されているので、一旦捕獲された害虫が外に出ることはほとんど無い。
【００２８】
捕獲容器２内に捕獲された害虫は、捕獲容器２内に配置された殺虫部材１０から発散される殺虫成分を吸い込んで、徐々に弱っていく。捕獲開始から終了までの時間内で完全に死滅に至らないものの、再び飛ぶことができない程度に弱体化する。害虫の吸引が終了したら、捕獲容器２の底部部分２ａを胴部部分２ｃから外して内部に溜まった害虫を廃棄する。
【００２９】
（他の実施の形態）
上記実施の形態の害虫捕獲器１では、吸引部材５として中空部材５ａに多数の貫通孔５ｃが形成されたものを使用したが、捕獲容器２内の空気が吸引できかつ害虫が外に逃げ出せない構造のものであれば、これに限られず、例えば細かな編み目が形成された筒状のメッシュ体や、網を丸めて円筒状にしたものの先端に栓をしたものであってもよい。この場合、雄ねじ部材５ｂにメッシュ体などを差し込む円筒状の凸部を形成しておくことが好ましい。
【００３０】
上記実施の形態の害虫捕獲器１では、吸引部材５の先端を円錐形にしてあるが、中空部材５ａとほぼ直交する平面が形成されるようにしてもよい。害虫が先端に掴まって溜まらない場合には平面でも支障が無いからである。
【００３１】
上記実施の形態の害虫捕獲器１では、吸引部材５の先端部材５ｄには貫通孔を形成していないが、吸引部材５の先端部に網部材を設けたり、先端部材５ｄに複数の貫通孔を形成し、当該部分からも捕獲容器２内の空気を吸引するようにしてもよい。この場合、中空部材５ａの側面に上記実施の形態と同様に貫通孔５ｃを形成してもよいし、貫通孔５ｃの数を減らしてもよいし、場合によっては貫通孔５ｃを全く設けなくてもよい。
【００３２】
上記実施の形態の害虫捕獲器１では、捕獲容器２のほぼ全長にわたって吸引部材５が位置するように配置しているが、捕獲容器２の中間部付近まで挿入されるものであってもよい。挿入代は捕獲する害虫の量と捕獲容器２の容量などとの関係で適宜選択される。
【００３３】
上記実施の形態の害虫捕獲器１では、針金などの心材が埋設された害虫返し部材６を用いているが、舌状のゴム片を複数枚その側面を相互に重合させて配置したものであってもよい。この場合、長期間の使用に堪えるようにゴム片などの材質を適宜選択することが好適である。
【００３４】
上記実施の形態の害虫捕獲器１では、底部部分２ａと胴部部分２ｃとを螺子部の螺合により一体化しているが、底部部分２ａと胴部部分２ｃとを弾性的に嵌合させて一体化するようにしてもよい。この場合、弾性反発力による抜け止め作用に不安が有る場合には嵌合部に粘着テープを巻き付けるようにしてもよい。さらに、底部部分２ａの端部付近と胴部部分２ｃの端部付近に互いに弾性的に嵌合し合う凹部又は凸部からなるファスナーなどを形成してこれらの嵌合又は係合により抜け止めを図るようにしてもよい。
【００３５】
上記実施の形態の害虫捕獲器１では、２つの部分２ａ，２ｃに分割して一体化するようにしているが、分割数や分割位置は適宜選択することができる。
【００３６】
上記実施の形態の害虫捕獲器１では、吸入口４を捕獲容器２の頭部部分２ｂに螺合しているが、吸入口４の大径部４ａを捕獲容器２の頭部部分２ｂの開口部外周面に圧入して両者を一体化するようにしてもよい。
【００３７】
上記実施の形態の害虫捕獲器１では、害虫吸入管１４の先端には何も取り付けなかったが、先端の口径を絞ったり、楕円形にしたり、屈曲させたりしたアタッチメント部品を取り付けるようにしてもよい。
【００３８】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の害虫捕獲器では以下のような効果を奏する。
【００３９】
（１）吸引装置を駆動させ吸引口に形成された吸引部材の貫通孔から捕獲容器内の空気を吸引し、吸入口に連結された吸入管を蜂などの害虫に向け害虫を吸引し、捕獲容器内に捕獲できる。
【００４０】
（２）吸引部材は捕獲容器の内部空間に向けて突出しているので、相当数の害虫を吸引して捕獲しても吸引部材の貫通孔がすべて塞がれてしまうことがなく、連続的に害虫を吸引して捕獲することができる。
【００４１】
（３）多数の貫通孔が塞がれるまで多数の害虫を捕獲容器内に吸引して捕獲することができる。
【００４２】
（４）吸引部材を筒状のメッシュ体の先端を閉塞した管状体からなるものでは、多数の害虫を捕獲することができるとともに、製造工程の簡素化を図ることができる。
【００４３】
（５）殺虫部材から発散して捕獲容器内に充満する殺虫剤により害虫を死滅若しくは弱体化させることができ、捕獲後に殺虫剤を注入するなどという操作を行わなくてもよく、捕獲後の害虫の処理を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態にかかる害虫捕獲器の使用例を示す斜視図である。
【図２】本発明の実施の形態にかかる害虫捕獲器を示す部分断面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ矢視図である。
【図４】本発明の実施の形態にかかる害虫捕獲器の害虫返し部材などを示す図である。
【符号の説明】
１ 害虫捕獲器
２ 捕獲容器
３ 吸引口
４ 吸入口
５ 吸引部材
６ 害虫返し部材
９ ホース
１０ 殺虫部材
１３ ホース[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a pest catcher that sucks and captures pests, particularly pests such as bees.
[0002]
[Prior art]
Bees fly in large numbers and attack humans, so it is not efficient to capture and exterminate them with catch nets. For this reason, a catching device that connects to a suction device such as a vacuum cleaner and sucks pests has been devised (see JP-A-9-172936 and Utility Model Registration No. 3082227). These are generally cylindrical and have a net attached inside and a bug return attached to the tip. The capturing device is connected to a suction device such as a vacuum cleaner, and is used to suck the pest from the tip and capture the pest in the capturing device.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described capturing device, since a planar net is merely disposed inside the tubular capturing device, when the pest is sucked from the suction port, the net is completely closed when the number of suction is small. Although suction can be performed without sucking, if a large number of pests such as bees are sucked, the pests accumulate on the net and the gaps in the net are completely eliminated, making it impossible to suck. For this reason, before the pests are deposited on the net, work such as stopping suction and removing the pests must be performed, and the suction work is frequently stopped, resulting in extremely poor work efficiency.
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and it is an object of the present invention to provide a pest trap which can suction and capture and exterminate a large number of pests almost continuously.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The pest trap according to claim 1 of the present invention is a bottomed tubular trapping vessel, a suction port formed in the trapping vessel and connected to a suction device, and a suction port formed in the trapping vessel and sucking the pests. A pest trap provided with a mouth, wherein the suction port is formed with a suction member that projects toward the internal space of the capture container and has a through-hole that communicates the inside and outside of the capture container, A pest return member is formed at the suction port to prevent the sucked pests from coming out of the suction port.
[0006]
According to the insect pest trap, the suction port is connected to the suction device, the suction device is driven to suck air in the capture container from the through hole formed in the suction member, and the suction pipe connected to the suction port is provided. Aim the bees and other pests to inhale the pests. Although the sucked pest is captured in the capture container, the suction member protrudes toward the internal space of the capture container, so that even if a considerable number of pests are suctioned and captured, all the through holes of the suction member are closed. Pests can be continuously sucked and captured without peeling.
[0007]
The pest trap according to claim 2 of the present invention is characterized in that the suction member is formed of a tubular body having a closed end, and has a large number of through-holes penetrating the tube wall.
[0008]
According to this pest trap, a large number of pests can be sucked and captured in the capture container until a large number of through holes formed in the tube wall of the suction member are closed.
[0009]
The pest trap according to claim 3 of the present invention is characterized in that the suction member is formed of a tubular body in which the tip of a cylindrical mesh body is closed.
[0010]
According to the present insect pest trap, a large number of pests can be sucked into the trapping container until the eyes of the mesh body are closed, and furthermore, it is not necessary to form a large number of through holes in the pipe wall of the tubular body, The manufacturing process can be simplified.
[0011]
The insect trap according to claim 4 of the present invention is characterized in that an insecticidal member in which an insecticide is immersed or applied is disposed in the trapping container.
[0012]
According to the insect pest trap, the insect pests sucked and trapped in the trapping container are scattered from the insecticide member and killed or weakened by the insecticide filled in the trapping container, and the insecticide is injected after the trapping. It is not necessary to perform such an operation, and the treatment of the pests after capture can be facilitated.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a pest catcher according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0014]
As shown in FIG. 1 to FIG. 4, the pest trap 1 according to the present embodiment includes a bottomed cylindrical capturing container 2, a suction port 3 formed in the capturing container 2, and a trapping container 2. And a suction port 4 through which the insect pest is sucked. The suction port 3 is provided with a suction member 5 protruding toward the internal space of the capture container 2 and having a large number of through holes 5c formed in the tube wall. The suction port 4 is provided with a pest return member 6 for preventing the sucked pests from going out of the suction port 4.
[0015]
The capturing container 2 has a cylindrical bottom portion 2a having a suction port 3 formed therein and a cylindrical body portion 2c integrally formed with a substantially conical head portion 2b having a suction port 4 formed therein. And consists of two parts. Each part 2a, 2b, 2c is formed of a transparent or translucent PET resin. The thickness of each of the portions 2a, 2b, 2c is formed so as to obtain a desired strength that does not bend by suction force. Further, when there is a concern about insufficient strength, a reinforcing resin layer made of, for example, epoxy resin may be applied to at least one of the inner surface and the outer surface of each part.
[0016]
The bottom portion 2a is fitted into the body portion 2c to form a bottomed cylindrical shape as a whole. As shown in FIG. 2, screw portions are formed on the outer peripheral surface of the end portion of the bottom portion 2a and the inner peripheral surface of the end portion of the trunk portion 2c, and are integrated by screwing these screw portions together. . The reason why the screws are integrated as described above is that they can be easily attached and detached when necessary, and are prevented from being inadvertently separated after being integrated.
[0017]
A hook member 7 for attaching the pest catcher 1 to a belt or the like is fixed to one end of the head portion 2b by a belt member 8. The belt member 8 may be a metal annular belt or a belt-like synthetic resin tape. The hook member may be formed integrally with the head portion 2b, the trunk portion 2c, and the like.
[0018]
The suction port 3 has a through hole 3b penetrating the bottom surface of the bottom portion 2a, and a built-up portion 3c formed by an adhesive made of an epoxy resin or the like concentrically arranged in the through hole 3b and formed on the inner surface of the bottom portion 2a. And a cylindrical member 3a bonded thereto. A female screw portion 3d is formed on the inner surface of the cylindrical member 3a.
[0019]
The suction member 5 has a substantially cylindrical shape, a hollow member 5a, a conical distal member 5d integrally formed at the distal end of the hollow member 5a, and a male screw member integrally formed at the base end of the hollow member 5a. 5b, a cylindrical large-diameter portion 5e concentrically and integrally connected to the base end of the male screw member 5b, and a cylindrical small-diameter portion 5f concentrically and integrally connected to the large-diameter portion 5e. A donut-shaped stopper member 5g integrally fixed to the outer periphery of the base end of the large diameter portion 5e is provided.
[0020]
A large number of through holes 5c are formed in the side surface of the hollow member 5a so as to penetrate the tube wall. In FIG. 2, the tip member 5d is formed integrally with the hollow member 5a, but the tip member 5d formed separately may be integrated with the hollow member 5a. The through hole 5c is not formed in the tip member 5d. The tip member 5d prevents insects from collecting at the tip. The hollow member 5a of the suction member 5 is inserted from the outside of the bottom portion 2a, and the male screw member 5b is screwed into the female screw 3d formed on the inner surface of the cylindrical member 3a until the stopper member 5g contacts the outer end of the bottom portion 2a. Thus, the suction member 5 is detachably attached to the suction port 3.
[0021]
On the outer peripheral surface of the cylindrical member 3a of the suction port 3, an insecticide member 10 formed by rolling a sheet body impregnated with the insecticide and having a cylindrical shape is fixed by a rubber band or the like so as not to shift. Instead of this sheet, a donut-shaped sheet may be disposed at the bottom of the capture container 2 to serve as an insecticidal member.
[0022]
As shown in FIG. 2 and FIG. 4, the pest return member 6 is folded at one end of a cylindrical holder member 11 at an intermediate portion thereof, and an adhesive tape 12 is wound around the outer surface of the pest return member 6 so that the pest return member 6 is removed. It is fixed to the holder member 11. As the pest return member 6, a band-like member in which a core material such as a soft wire is embedded is used. The holder member 11 to which the pest return member 6 is attached is press-fitted into the opening of the head portion 2b of the capture container 2 so that the pest return member 6 faces inside. It may be press-fitted from outside or inside the capture container 2.
[0023]
As shown in FIG. 4, the pest return member 6 disposed inside the holder member 11 is bent toward the inside of the holder member 11, the tips 6 a of the pest return members 6 are overlapped with each other, the opening area is reduced, and the inside of the capture container 2 is reduced. Makes it difficult for pests to enter.
[0024]
The suction port 4 has a substantially cylindrical shape, and has a cylindrical large-diameter portion 4a attached so as to cover the opening of the head portion 2b of the capture container 2, and a cylindrical small-diameter portion connected to the large-diameter portion 4a. 4b. The suction port 4 is detachably attached by screwing a screw portion formed on the inner peripheral surface of the large diameter portion 4a into a screw portion formed on the outer peripheral surface of the opening of the head portion 2b. An airtight packing 4c is attached to the large diameter portion 4a at a portion in contact with the opening edge of the head portion 2b. A hose 13 having flexibility is press-fitted into the outer peripheral surface of the small diameter portion 4b.
[0025]
The method of use and operation of the present pest trap 1 will be described.
[0026]
First, when trying to catch and exterminate pests, as shown in FIG. 1, a hose 15 was inserted into a suction port of a suction device S such as a vacuum cleaner, and the hose 15 was attached to the pest trap 1. Connect the hose 9. A pest suction tube 14 is connected to a hose 13 attached to the pest trap 1.
[0027]
Next, the suction device S is driven to suck the air in the pest trap 1 from the through hole 5 c formed in the suction member 5, and the air is sucked from the hose 13 and the pest suction pipe 14. The tip of the pest suction tube 14 is directed toward a pest such as a bee or a hornet to suck the pest. The sucked pest enters the capture container 2 through the hose 13 and the pest suction pipe 14. Since there is no exit of the pest except for the part where the pest has entered, it is captured in the capture container 2. Since the pest return member 6 is arranged so as to narrow the opening area of the entrance at the portion where the pest has entered, the pest once captured hardly goes outside.
[0028]
The insect pest captured in the capture container 2 sucks the insecticidal component emitted from the insecticidal member 10 arranged in the capture container 2 and gradually weakens. Although not completely killed within the time between the start and end of capture, it is weakened to the point that it cannot fly again. When the pests have been sucked, the bottom part 2a of the capture container 2 is removed from the trunk part 2c, and the pests collected inside are discarded.
[0029]
(Other embodiments)
In the pest trap 1 of the above embodiment, a suction member 5 having a hollow member 5a formed with a large number of through holes 5c is used. However, air in the trapping container 2 can be sucked and the pest cannot escape outside. The structure is not limited to this, and may be, for example, a cylindrical mesh body having fine stitches formed thereon, or a mesh formed by rounding a net into a cylindrical shape and having a plug at the tip. In this case, it is preferable to form a cylindrical convex portion for inserting a mesh body or the like in the male screw member 5b.
[0030]
In the pest trap 1 of the above embodiment, the tip of the suction member 5 has a conical shape, but a plane substantially perpendicular to the hollow member 5a may be formed. This is because there is no problem even on a flat surface if the pest does not accumulate on the tip.
[0031]
In the pest trap 1 of the above embodiment, a through hole is not formed in the tip member 5d of the suction member 5, but a net member is provided at the tip of the suction member 5, or a plurality of through holes are formed in the tip member 5d. May be formed, and the air in the capture container 2 may be sucked from the portion. In this case, the through-hole 5c may be formed on the side surface of the hollow member 5a as in the above-described embodiment, the number of the through-holes 5c may be reduced, and in some cases, the through-hole 5c is not provided at all. Is also good.
[0032]
In the pest trap 1 of the above-described embodiment, the suction member 5 is disposed so as to be located over substantially the entire length of the trapping container 2, but may be inserted to the vicinity of an intermediate portion of the trapping container 2. The insertion margin is appropriately selected depending on the relationship between the amount of the insect pest to be captured and the capacity of the capture container 2.
[0033]
In the pest trap 1 of the above embodiment, the pest return member 6 in which a core material such as a wire is embedded is used, but a plurality of tongue-shaped rubber pieces are arranged with their side surfaces superimposed on each other. You may. In this case, it is preferable to appropriately select a material such as a rubber piece so as to withstand long-term use.
[0034]
In the pest trap 1 of the above embodiment, the bottom part 2a and the trunk part 2c are integrated by screwing the screw parts together, but the bottom part 2a and the trunk part 2c are elastically fitted to each other. You may make it unify. In this case, if there is anxiety about the retaining action due to the elastic repulsion, an adhesive tape may be wound around the fitting portion. Further, a fastener formed of a concave portion or a convex portion elastically fitted to each other is formed near the end portion of the bottom portion 2a and near the end portion of the body portion 2c, and a stopper is formed by fitting or engaging these. You may make it aim.
[0035]
In the pest trap 1 of the above embodiment, the two parts 2a and 2c are divided and integrated, but the number of divisions and the division position can be appropriately selected.
[0036]
In the pest trap 1 of the above embodiment, the suction port 4 is screwed into the head portion 2b of the capture container 2, but the large-diameter portion 4a of the suction port 4 is connected to the opening of the head portion 2b of the capture container 2. The two may be integrated by press-fitting to the outer peripheral surface.
[0037]
In the pest trap 1 of the above embodiment, nothing is attached to the tip of the pest inhalation tube 14, but it is also possible to attach an attachment part whose tip is narrowed, made oval, or bent. Good.
[0038]
【The invention's effect】
As described above, the pest trap of the present invention has the following effects.
[0039]
(1) The suction device is driven to suck the air in the capture container from the through hole of the suction member formed in the suction port, and the suction pipe connected to the suction port is directed to a pest such as a bee to suck and capture the pest. Can be captured in a container.
[0040]
(2) Since the suction member protrudes toward the inner space of the capture container, even if a considerable number of pests are sucked and captured, all the through holes of the suction member are not closed, and the suction member is continuously provided. Pests can be sucked and captured.
[0041]
(3) Many pests can be sucked and captured in the capture container until many through holes are closed.
[0042]
(4) When the suction member is formed of a tubular body in which the tip of a cylindrical mesh body is closed, a large number of pests can be captured and the manufacturing process can be simplified.
[0043]
(5) Pests can be killed or weakened by the insecticide that scatters from the insecticidal material and fills the capture container, and it is not necessary to perform operations such as injecting the insecticide after the capture, and the insect pest after capture is obtained. Can be easily processed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an example of use of a pest catcher according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partial sectional view showing the pest catcher according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a view as viewed in the direction of arrows AA in FIG. 2;
FIG. 4 is a diagram showing a pest return member and the like of the pest trap according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Pest trap 2 Capture container 3 Suction port 4 Suction port 5 Suction member 6 Pest return member 9 Hose 10 Insecticide member 13 Hose
