JP2004040140A - 情報作成方法、情報作成装置、プログラム及び情報配信システム - Google Patents

情報作成方法、情報作成装置、プログラム及び情報配信システム Download PDF

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Abstract

【課題】特定のシーンデータ及び該シーンデータを含むコンテンツデータを示す属性情報を容易に作成することを可能にする情報作成方法を提供すること。
【解決手段】携帯電話9は、コンテンツデータを配信するローカルサーバ3に近づくことにより通信回線を接続する。そして、携帯電話9は、ローカルサーバ3と接続した際、ローカルサーバ3が提供するコンテンツデータを特定する情報としてのメディアID及びコンテンツデータのタイムコードを受信する。ローカルサーバ3がシーンデータを提供しているときに携帯電話9のボタン9bが押されたときに、携帯電話9は、受信したコンテンツを特定する情報に基づいて該シーンデータを示すメディアメタデータを作成する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報作成方法、情報作成装置、プログラム及び情報配信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザは、特定のシーン(例えばサッカーのゴールシーンや、映画などの名シーンなど)を友人等に見せようとする際、先ずそのデータ(動画像データ)を送信する、又は記録媒体に記録して渡していた。
【0003】
具体的に述べると、ユーザは、サッカーや映画等の放映を録画し、ビデオテープやDVDを再生して動画像データをパソコンに記録する。そして、編集ソフトを用いて記録した動画像データから必要とするシーンの動画像データ(以下、シーンデータ)を抽出する。この抽出方法として、例えば、必要なシーンが記録されているタイムカウンタに表示されている時刻をメモし、その時刻に基づいて抽出した必要なシーンデータをパソコンの記憶装置(例えばHDD)に記憶する。
【0004】
尚、タイムカウンタに表示されている時刻は、該動画像データに基づいて最初から通常通りコンテンツが表示されたとして、現在表示している画面を表示するまでの経過時間を示している。例えば、DVDにある映画が記録されているとして、該映画を途中から表示させた場合、タイムカウンタに表示される時刻は、該映画を最初から表示させた時刻から普通に(つまり、早送りなどを行わないという意味)表示されたとして、現在表示されている画面が表示されるまで経過時間を示す。
【0005】
そして、ユーザは、ネットワークを介して記憶したシーンデータを友人に転送する、又は、シーンデータをCD−ROM等の記録媒体に記録して、その記録媒体を友人等に直接渡していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の方法では、シーンデータを抽出する編集作業は、該シーンが始まる時点でのタイムカウンタに表示されている時刻及び該シーンが終了する時点でのタイムカウンタに表示されている時刻を調べ、それらのタイムコードに基づいて動画像データを抽出していた。このため、編集作業が煩雑になっていた。
【0007】
また、動画像データは映像や音声が含まれているためデータ量が多い。そのため、携帯電話等の携帯端末に備えられた記憶容量の少ないメモリでは、多くのシーンデータを保存するには適さないという問題があった。
【0008】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、データ量が少ない属性情報を容易に作成する情報作成方法、情報作成装置、プログラム及び情報配信システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ユーザが所有するマーキング機器が、コンテンツデータを特定するための第1の特定情報を提供する情報提供端末と通信回線を接続する第1のステップと、前記第1の特定情報を受信する第2のステップと、前記マーキング機器に備えられた被操作部の操作に応答し、前記第1の特定情報に基づいてその時々に表示されているシーンのシーンデータ及び該シーンデータを含むコンテンツデータを示す属性情報を作成する第3のステップと、を実行する。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記マーキング機器は前記情報提供端末と自律的にネットワークを構築し、該ネットワークの構築時に前記第1のステップを実行する。
【0011】
請求項3に記載の発明は、前記マーキング機器は、時間を計測する計測手段を備え、前記マーキング機器は、前記第2のステップにおいて、前記情報提供端末から受信したコンテンツの開始時刻からの経過時間に前記計測手段を同期させ、前記第3のステップにおいて、前記計測手段の計測時間に基づいて前記シーンデータを特定するための第2の特定情報を作成し、該第2の特定情報及び前記第1の特定情報に基づいて前記属性情報を作成する。
【0012】
請求項4に記載の発明は、前記マーキング機器は、時間を計測する計測手段を備え、前記マーキング機器は、コンテンツの開始時において、前記情報提供端末から前記コンテンツが開始された旨を受信し、前記コンテンツの開始時刻からの経過時間に前記計測手段を同期させ、前記第3のステップにおいて、前記計測手段の計測時間に基づいて前記シーンデータを特定するための第2の特定情報を作成し、該第2の特定情報及び前記第1の特定情報に基づいて前記属性情報を作成する。
【0013】
請求項5に記載の発明は、前記マーキング機器は、前記第3のステップにおいて、現在表示されているコンテンツの開始時刻からの経過時間を受信し、該経過時間に基づいて前記シーンデータを特定するための第2の特定情報を作成し、該第2の特定情報及び前記第1の特定情報に基づいて前記属性情報を作成する。
【0014】
請求項6に記載の発明は、前記マーキング機器は、前記第3のステップにおいて、前記第1の特定情報により特定されたコンテンツデータに含まれる前記シーンデータを特定するための第2の特定情報を前記情報提供端末から受信し、前記第1の特定情報及び前記第2の特定情報に基づいて前記属性情報を作成する。
【0015】
請求項7に記載の発明は、前記マーキング機器は、前記第3のステップにおいて、予め登録されたユーザに関する情報を前記属性情報に付与する。
請求項8に記載の発明は、前記マーキング機器は、前記被操作部はシーンデータを区別するための情報が予め割り当てられ、前記第3のステップにおいて、ユーザが操作した前記被操作部によってシーンデータを区別するための情報を前記属性情報に付与する。
【0016】
請求項9に記載の発明は、情報提供端末は、ユーザが所有するマーキング機器と自律的にネットワークを構築し、該ネットワークの構築時に前記マーキング機器と通信回線を接続し、前記マーキング機器に現在表示されているシーンのシーンデータと該シーンデータを含むコンテンツデータとを示す属性情報を作成させるために、コンテンツデータを特定する第1の特定情報及び現在表示されているコンテンツの開始時刻からの経過時間を前記マーキング機器に対して送信する。
【0017】
請求項10に記載の発明は、情報提供端末は、ユーザが所有するマーキング機器と接続する第1のステップと、前記マーキング機器に備えられた被操作部が操作された旨を受信した際、その時々に表示されているシーンのシーンデータ及び該シーンデータを含むコンテンツデータを示す属性情報を作成する第2のステップと、を実行する。
【0018】
請求項11に記載の発明は、コンテンツデータを特定する第1の特定情報を提供する情報提供端末と通信回線を接続する手段と、前記第1の特定情報を受信する手段と、ユーザの操作を入力する被操作部と、前記被操作部に応答し、受信した第1の特定情報に基づいてその時々に表示されているシーンのシーンデータ及び該シーンデータを含むコンテンツデータを示す属性索情報を作成する手段と、を備えた。
【0019】
請求項12に記載の発明は、ユーザが所有するマーキング機器と通信回線を接続する手段と、前記マーキング機器に備えられた被操作部が操作された旨を受信した際、その時々に表示されているシーンのシーンデータ及び該シーンデータを含むコンテンツデータを示す属性情報を作成する手段と、を備えた。
【0020】
請求項13に記載の発明は、ユーザの所有するマーキング機器が、情報提供端末と接続する第1のステップと、前記情報提供端末からコンテンツデータを特定する第1の特定情報を受信する第2のステップと、前記マーキング機器に備えられた被操作部の操作に応答して、コンテンツの開始時刻からの経過時間を取得する第3のステップと、前記取得した経過時間及び第1の特定情報に基づいて、前記被操作部が押された時刻に表示されているシーンのシーンデータ及び該シーンデータを含むコンテンツデータを示す属性情報を作成する第4のステップと、を実行する。
【0021】
請求項14に記載の発明は、ユーザが所有するマーキング機器と、情報提供端末とが接続された情報配信システムにおいて、前記情報提供端末からコンテンツデータを特定する第1の特定情報を受信する手段と、前記マーキング機器に備えられた被操作部の操作に応答し、その時々に表示されているシーンのシーンデータを特定する第2の特定情報を作成する手段と、前記第1の特定情報及び前記第2の特定情報に基づいて該シーンデータと該シーンデータを含むコンテンツデータとを示す属性情報を作成し、記憶する手段と、記憶された前記属性情報を受信することで、前記属性情報が示すコンテンツデータを検索し、検索したコンテンツデータから前記シーンデータを検索する手段と、を備えた。
【0022】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、ユーザは、シーンデータが表示されているときに、マーキング機器に備えられた被操作部を操作するだけで、マーキング機器は、情報提供端末から受信した第1の特定情報に基づいてコンテンツデータ及びシーンデータを特定する属性情報を作成する。
【0023】
請求項2に記載の発明によれば、マーキング機器は、第1の特定情報を提供する情報提供端末を検索しなくても、情報提供端末と自律的に通信回線を接続する。
【0024】
請求項3又は4に記載の発明によれば、マーキング機器は、計測手段を備えており、情報提供端末からコンテンツの開始時刻からの経過時間を一度だけ受信するだけで、計測手段によりコンテンツの開始時刻からの経過時間を知る。このため、マーキング機器は、コンテンツの開始時刻からの経過時間を知るために何度も情報提供端末と通信する必要がなくなる。
【0025】
請求項5に記載の発明によれば、ユーザがマーキング機器に備えられた被操作部を操作したとき、マーキング機器は、ユーザが属性情報の作成を希望するシーンのシーンデータを特定するためにコンテンツ開始時刻からの経過時間を受信して、該経過時間に基づいて属性情報を作成する。即ち、マーキング機器は、ユーザの被操作部の操作に応答してコンテンツの開始時刻からの経過時間を取得するので、ユーザが属性情報を作成するためにコンテンツの開始時刻からの経過時間を計測する必要がない。
【0026】
請求項6に記載の発明によれば、マーキング機器は、情報提供端末からコンテンツデータの中からシーンデータを特定するために必要な情報を受信するので、ユーザは属性情報を作成するために自らシーンデータを特定する情報を入力する必要がない。
【0027】
請求項7に記載の発明によれば、どのユーザの命令によって作成された属性情報かを知ることできる。
請求項8に記載の発明によれば、他のユーザに属性情報を送信したとき、シーンデータを受信して表示させなくても、該属性情報が示すシーンデータはどのようなシーンか知ることができる。
【0028】
請求項9に記載の発明によれば、情報提供端末は、マーキング機器に対して第1の特定情報及びコンテンツの開始時刻からの経過時間を送信する。
請求項10に記載の発明によれば、ユーザがマーキング機器に備えられた被操作部を押すだけで、情報提供端末は、コンテンツデータを特定する情報に基づいて属性情報を作成する。
【0029】
請求項11に記載の発明によれば、ユーザが被操作部にてシーンを決定するだけで、その時々に表示されているシーンのシーンデータ及び該シーンデータを含むコンテンツデータを示す属性索情報を作成する。
【0030】
請求項12に記載の発明によれば、ユーザがマーキング機器に備えられた被操作部を操作するだけで、現在表示されているシーンのシーンデータ及び該シーンデータを含むコンテンツデータを示す属性情報を作成する。
【0031】
請求項13に記載の発明によれば、ユーザがマーキング機器の被操作部を押すことで、マーキング機器は、属性情報で示すシーンデータを決定し、該シーンデータ及び該シーンデータを含むコンテンツデータを示す属性情報を作成する。
【0032】
請求項14に記載の発明によれば、ユーザがマーキング機器を操作することで、マーキング機器は、属性情報を作成し、また、該属性情報に基づいて該シーンを表示させる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
図1及び図2は、本実施形態における情報配信システムの概略構成図である。
【0034】
図1に示すように、会場1にはそこで催されるイベントを撮影する複数台の撮影機器としてのカメラ2が設置され、それぞれのカメラ2は会場1内に設置されているコンテンツ配信端末及び情報提供端末としてのローカルサーバ3と接続されている。ローカルサーバ3は、会場1に設置されている受像機としての大型モニタ4と接続されており、カメラ2が撮影した映像データをカメラ2から受信する。ローカルサーバ3は、編集者の操作によって受信した複数の映像データを切り替えることでコンテンツデータを作成し、作成したコンテンツデータを大型モニタ4に配信する。尚、コンテンツデータとはコンテンツ(本実施形態では、カメラ2が撮影したイベント)を大型モニタ4に表示させるための動画像を含む表示データのことである。また、ローカルサーバ3は図示しないが複数の通信端末と接続されている。
【0035】
そして、ローカルサーバ3は、ネットワーク5を介してコンテンツサーバ6と接続されており、ローカルサーバ3は大型モニタ4に配信したコンテンツデータと同じコンテンツデータをコンテンツサーバ6に送信する。コンテンツサーバ6は、受信したコンテンツデータをコンテンツサーバ6が備えるデータベース6aに記憶し、コンテンツデータを管理する。
【0036】
また、図2に示すように、コンテンツサーバ6は、ネットワーク5を介して各ユーザの家庭7に設置されている再生機器8と接続されており、データベース6aに管理しているコンテンツデータを再生機器8に配信することができる。ユーザが所有するマーキング機器としての携帯電話9は、再生機器8及びローカルサーバ3とアドホックネットワークを介して通信可能に接続することができる。
【0037】
ここでアドホックネットワークについて説明する。アドホックネットワークとは、その場限りの一時的なネットワークのことをいう。尚、図3〜図5は本実施形態におけるアドホックネットワークの形成方法についての説明図である。
【0038】
アドホックネットワークを構築する各端末は、無線インターフェースを備えており、端末同士で通信する。つまり、無線インターフェースをそれぞれ備えている複数の端末がお互いに通信可能な距離に近づいたとき、換言すると互いに通信可能な他の端末の存在を検知したときに、各端末の無線インターフェースが通信回線を接続し、短距離無線通信を行う。そして、端末間の距離が離れると、互いに通信回線を遮断する。以上のように、通信回線を接続する時にユーザによる接続設定がなくても、端末間の距離に応じて各端末が自律的に一時的な通信回線を接続するネットワークのことをアドホックネットワークという。
【0039】
これに対して、携帯電話などの通信端末は、無線通信をする際、基地局を介して予め構築されている広域ネットワークと接続し、他の端末と通信する。
本実施形態においては、図3に示すように、ローカルサーバ3は、会場1内を通信領域10としている。詳しくは、ローカルサーバ3は、無線インターフェースを備えた複数の通信端末と接続されており、該通信端末はそれぞれ通信領域を有する。そして、各端末は少なくとも2つの通信端末の通信領域が重複するように配設され、これらの複数の通信領域により会場1内をローカルサーバ3の通信領域10を形成している。また、携帯電話9も無線インターフェースを備え、通信領域11を有している。このため、携帯電話9を所有するユーザが会場1内に入ることで、該携帯電話9とローカルサーバ3はアドホックネットワークを構築する。このため、ユーザが携帯電話9を操作することにより、携帯電話9はローカルサーバ3と通信回線を接続してデータの授受をすることができる。即ち、携帯電話9は、ローカルサーバ3を特定するためのアドレスを入力しなくてもローカルサーバ3とデータの授受を行うことができる。また、ユーザが会場1から外に出ることで、図4に示すように、携帯電話9の通信領域11はローカルサーバ3の通信領域10から出ることとなり、通信回線は切断される。
【0040】
同様に、図5に示すように、再生機器8は、無線インターフェースを備え、ユーザの家庭7内を通信領域12としている。携帯電話9を所有するユーザが帰宅することで、ユーザの携帯電話9と再生機器8はアドホックネットワークを構築する。このため、ユーザが携帯電話9を操作することにより、携帯電話9は再生機器8と通信回線を接続してデータの授受を行うことができる。また、携帯電話9を所有したユーザが外出することで、該携帯電話9の通信領域11は再生機器8の通信領域12から出ることとなり、通信回線は切断される。
【0041】
次に、ローカルサーバ3について説明する。ローカルサーバ3は、複数のカメラ2から映像データを受信する。編集者の操作にて受信した複数の映像データが切り替えられることで、ローカルサーバ3は、大型モニタ4に配信するコンテンツデータを作成する。そして、ローカルサーバ3が大型モニタ4に作成したコンテンツデータを配信することにより、大型モニタ4は該コンテンツを映し出す。その際、ローカルサーバ3は、コンテンツの開始時刻からの経過時間、つまり、コンテンツデータに基づいてコンテンツが最初から通常通りに表示したとして現在の表示している画面を表示するまでの経過時間(以下、単にタイムコードという)を計測している。ローカルサーバ3は、アドホックネットワークを介して携帯電話9から通信回線が接続されたとき、コンテンツデータを撮影した場所及び日時等のコンテンツを特定するための第1の特定情報としてのメディアIDとともに、前記タイムコードを携帯電話9に送信する。
【0042】
また、ローカルサーバ3は、コンテンツデータを各家庭7の再生機器8に配信可能にするために、コンテンツデータを前記メディアIDとともにコンテンツサーバ6に送信する。
【0043】
コンテンツサーバ6について説明する。コンテンツサーバ6は、データベース6aを備えており、該データベース6aにローカルサーバ3から受信したコンテンツデータをメディアIDと関連づけて記憶している。また、コンテンツサーバ6は、属性情報としてのメディアメタデータに基づいて、前記データベース6aに記憶されているコンテンツデータを検索し、検索したコンテンツデータからシーンデータをさらに検索し、検索したシーンデータを各家庭7の再生機器8に配信する機能を有している。尚、シーンデータとは、コンテンツデータのある一部のこと、即ち、ある時点からある時点までのコンテンツデータのことを指す。換言すれば、複数のシーンデータの集まりのことをコンテンツデータという。
【0044】
ここでメディアメタデータについて説明する。
一般に、メタデータは情報に関する属性情報(例えば、著作者、コンテンツの概要等の情報)であり、情報の検索、編集を容易にするために利用される。本実施形態における属性情報としてのメディアメタデータは、データベース6aに記憶されているコンテンツデータを容易に検索し、かつ、該コンテンツデータの中からシーンデータを容易に検索するために利用するデータであり、メディアIDと第2の特定情報としてのシーン特定子が含まれる。
【0045】
前述したようにメディアIDは、コンテンツを撮影した場所及び日時、コンテンツのタイトル等のコンテンツデータを特定する第1の特定情報である。シーン特定子は、コンテンツデータに含まれるシーンデータを特定するための第2の特定情報である。シーンデータはある時刻からある時刻までのコンテンツデータのことを指し、本実施形態のシーン特定子は、シーンが開始するときのタイムコード及び該シーンが終了するときのタイムコードについての情報を有する。
【0046】
即ち、本実施形態におけるコンテンツサーバ6は、メディアメタデータに基づいて、データベース6aに記録されているシーンデータを検索し、該シーンデータを再生機器8に配信する。詳しくは、まず、コンテンツサーバ6は、再生機器8から受信したメディアメタデータからメディアID及びシーン特定子を抽出する。そして、コンテンツサーバ6は、データベース6aを参照して抽出したメディアIDと関連づけられたコンテンツデータを検索する。次に、コンテンツサーバ6は、検索したコンテンツデータの中からシーン特定子が指定するシーンデータを検索し、換言すれば、シーン特定子に含まれるタイムコードに基づいてシーンデータ開始時刻から終了時刻までのコンテンツデータを抽出する。そして、コンテンツサーバ6は、再生機器8に該シーンデータを配信する。つまり、コンテンツサーバ6は、ローカルサーバ3から受信したコンテンツデータを、該コンテンツデータとともに受信したメディアIDと関係付けてデータベース6aに記録することで、ユーザの指定によって再生機器8に配信可能に管理する。
【0047】
次に、携帯電話9について説明する。携帯電話9は、コンテンツデータを提供するローカルサーバ3とアドホックネットワークを介して通信することにより、シーンデータを特定するためのメディアメタデータを作成する属性情報作成プログラムとしてのメタデータ作成機能を有する。また、携帯電話9は、ローカルサーバが計測しているタイムコードと同期をとるためにコンテンツ開始時刻からの経過時間を計測する計測手段としてのタイムカウンタを有する。そして、携帯電話9は、ユーザからの入力操作を受け付けるために被操作部としてのボタン9bを備え、また、メディアメタデータを記憶する記憶手段としてのメモリを備える。
【0048】
ここで、メタデータ作成機能について図6及び図7を用いて説明する。
まず、ローカルサーバ3が、コンテンツデータを配信する前に携帯電話9がアドホックネットワークを介して通信可能にローカルサーバ3と接続した場合について説明する。図6は、ローカルサーバ3がコンテンツデータを配信する前に携帯電話9がローカルサーバ3と通信回線を接続したときのメディアメタデータ作成機能についてのフローチャートである。
【0049】
携帯電話9が、アドホックネットワークを介して通信可能にローカルサーバ3と接続すると(S101)、ローカルサーバ3は、メディアID及びコンテンツデータの配信状態を携帯電話9に送信する(S102)。つまり、ローカルサーバ3は、現在大型モニタ4にコンテンツデータを配信していない旨及び次に配信するコンテンツデータを特定する情報(開始時間、コンテンツの内容等)を示すメディアIDを送信する。
【0050】
携帯電話9は、ローカルサーバ3から受信した配信状態を参照して、現在ローカルサーバ3からコンテンツデータが配信されていないと判断すると、受信したメディアIDに基づいて、コンテンツデータに関する情報(開始時間、コンテンツのタイトル等)を携帯電話9に備えられた表示部9aに表示する。そして、携帯電話9は、ローカルサーバ3からコンテンツデータの配信を開始した旨を受信するまで待機する。
【0051】
ローカルサーバ3は、現在の配信状態が変化したとき、つまり、コンテンツデータの配信開始時または配信終了時に、携帯電話9に対して配信状態が変化した旨を通知する。このため、携帯電話9は、待機している状態で、ローカルサーバ3がコンテンツデータの配信を開始し(S103)、ローカルサーバ3からコンテンツの配信を開始した旨を受信すると(S104)、タイムコードにタイムカウンタを同期させてユーザの入力操作を待つ(S105)。
【0052】
携帯電話9がユーザの入力操作を待っている状態で、ユーザが携帯電話9のボタン9bを押す(S106)と、携帯電話9は、タイムカウンタを参照してコンテンツ開始時刻からの経過時間としての第1の計測時間、つまり、第1のタイムコードを読み込む(S107)。そして、携帯電話9は、該第1のタイムコードに基づいてシーン特定子を作成する。
【0053】
詳しくは、ユーザが大型モニタ4に表示されているコンテンツを観ていて、再生機器8にて表示させたいシーンが終了した時刻で携帯電話9のボタンを押す。そのとき、携帯電話9はタイムカウンタを参照してボタンが押された時刻でのコンテンツ開始時刻からの経過時間としての第1の計測時間、即ち、第1のタイムコードを読み込む。次に、携帯電話9は、読み込んだ第1のタイムコードに基づいて該第1のタイムコードから予め設定された時間だけ遡った時点での第2の計測時間としての第2のタイムコードを算出する。携帯電話9は、算出した第2のタイムコードから読み込んだ第1のタイムコードまでのコンテンツデータをユーザが再生機器8にて表示させたいと希望するシーンとし、算出した第2のタイムコード及び読み込んだ第1のタイムコードに基づいてシーン特定子を作成する。
【0054】
そして、携帯電話9は、作成した特定子とメディアIDを含ませてメディアメタデータを作成し(S108)、作成したメディアメタデータを携帯電話9に備えられているメモリに記憶する(S109)。以下、携帯電話9のボタンが押されてから携帯電話9がメディアメタデータを作成、記憶するまでの処理(S106〜S109)を単にマーキングという。
【0055】
ローカルサーバ3は、コンテンツデータの配信を終了すると(S110)、その旨を携帯電話9に通知する(S111)。携帯電話9は、ローカルサーバ3がコンテンツデータの配信を終了した旨を受信すると、ローカルサーバ3との通信を終了し、メタデータ作成機能を終了する(S112)。
【0056】
次に、ローカルサーバ3が、コンテンツデータを配信しているときに携帯電話9がアドホックネットワークを介してローカルサーバ3と接続した場合について説明する。図7は、ローカルサーバ3がコンテンツデータを配信している最中に携帯電話9がローカルサーバ3と接続したときのメディアメタデータ作成機能についてのフローチャートである。
【0057】
ローカルサーバ3がコンテンツデータの配信を開始している(S201)ときに、携帯電話9が、ローカルサーバ3と接続すると(S202)、ローカルサーバ3は、現在コンテンツデータを配信している旨、配信しているコンテンツデータのメディアID及び現在のタイムコードを送信する(S203)。
【0058】
携帯電話9は、ローカルサーバ3から受信した配信状態を参照して、現在ローカルサーバ3からコンテンツデータが配信されていると判断すると、受信したタイムコードにタイムカウンタを同期させる(S204)。そして、携帯電話9は、ユーザがボタンを押すのを待つ。
【0059】
ユーザがボタンを押すと(S205)、携帯電話9は、前述したのと同様にして、マーキングを行う(S206〜S208)。携帯電話は、ボタンが押されるたびにマーキングを行う。
【0060】
コンテンツデータの配信を終了すると(S209)、ローカルサーバ3はその旨を携帯電話9に通知する(S210)。携帯電話9は、ローカルサーバ3がコンテンツデータの配信を終了した旨を受信すると、ローカルサーバ3との通信を終了し、メタデータ作成機能を終了する(S211)。
【0061】
次に、再生機器8について説明する。再生機器8は、アドホックネットワークを介して携帯電話9からメディアメタデータを受信する。そして、再生機器8は、ネットワーク5を介して該メディアメタデータをコンテンツサーバ6に送信することによって、メディアメタデータが指定するシーンデータの配信を受ける。再生機器8は、配信されたシーンデータに基づいて、該シーンを再生機器8に備える表示部8aに表示する。
【0062】
次に、本実施形態におけるメディアメタデータの作成方法及びメディアメタデータを使用したコンテンツの配信方法について説明する。図8は、メディアメタデータの作成方法及びメディアメタデータを使用したコンテンツの配信方法についてのフローチャートである。
【0063】
まず、メタデータの作成方法について説明する。
携帯電話9を所有するユーザが会場1内に入ることにより、ローカルサーバ3の通信領域10にユーザの携帯電話9の通信領域11が入ると、ローカルサーバ3と携帯電話9はお互いの存在を検知する。このとき、携帯電話9がメディアメタデータを作成するためにメタデータ作成機能を動作させて、ローカルサーバ3と通信回線を接続すると(S301)ローカルサーバ3は、配信するコンテンツデータを検索するための情報としてのメディアID及び現在の配信状態を携帯電話9に送信する(S302)。
【0064】
携帯電話9は、受信したメディアID及び現在の配信状態に基づいて、携帯電話9に備えられた表示部9aにコンテンツに関する情報(会場1の位置、コンテンツ配信開始時間及びコンテンツの内容等)及び現在の配信状態(コンテンツが配信されているのか否か等)を表示する。
【0065】
このとき、ローカルサーバ3がまだコンテンツデータを配信していない状態である場合、携帯電話9は、ローカルサーバ3からコンテンツデータの配信開始を知らせる旨が送信されるまで、その状態で待機する。そして、会場1でのイベントが開始され、ローカルサーバ3が大型モニタ4にコンテンツデータの配信を開始すると(S303)、ローカルサーバ3は、アドホックネットワークを介して携帯電話9に、コンテンツデータの配信を開始したことを通知する(S304)。
【0066】
携帯電話9は、それを受けて、タイムコードにタイムカウンタを同期させ、マーキングすることができる状態で待機する。
尚、図示はしないが、ローカルサーバ3がコンテンツデータを配信している状態である場合、前述したのと同様にして携帯電話9は、タイムコードにタイムカウンタを同期させ、マーキングすることができる状態で待機する。
【0067】
次に、マーキングすることができる状態で携帯電話9が待機しているとき、ユーザがコンテンツのあるシーンでボタンを押すと、携帯電話9は、マーキング、即ち、メディアメタデータを作成し、携帯電話9のメモリに記憶する。そして、ユーザが携帯電話9のボタンを押すたびに携帯電話9は同様にしてマーキングを行う。(S305)。
【0068】
会場1のイベントが終了し、ローカルサーバ3から大型モニタ4へのコンテンツデータの配信が終了すると(S306)、ローカルサーバ3は、アドホックネットワークに接続されている携帯電話9に対してコンテンツデータの配信が終了した旨を通知する(S307)。
【0069】
携帯電話9は、その通知を受けて、ローカルサーバ3がコンテンツデータの配信を終了したと判断して通信を終了し(S308)、メタデータ作成機能を終了する。
【0070】
また、ローカルサーバ3は、大型モニタ4にコンテンツデータを配信すると同時に、コンテンツデータをメディアIDとともにコンテンツサーバ6に送信する(S309)。コンテンツサーバ6はコンテンツデータをともに受信したメディアIDと関連付けてデータベース6aに記憶する(S310)。
【0071】
次に、メディアメタデータを使用してコンテンツの配信方法について説明する。
携帯電話9を所有したユーザが帰宅すると、再生機器8の通信領域12内に携帯電話9の通信領域11が入り、再生機器8と携帯電話9がお互いの存在を検知する。ユーザの操作によって携帯電話9のメモリに記憶させてあるメディアメタデータの一覧を表示部9aに表示させる。ユーザの操作によって再生機器8にて表示させたいシーンを示すメディアメタデータが選択されると、携帯電話9は再生機器8との通信回線を接続し(S311)、選択されたメディアメタデータを送信する(S312)。
【0072】
再生機器8は、メディアメタデータを受信すると、該メディアメタデータが示すシーンを表示するために、ネットワーク5を介してコンテンツサーバ6に対して該メディアメタデータを送信する(S313)。
【0073】
コンテンツサーバ6は、受信したメディアメタデータからメディアID及びシーン特定子を抽出する。そして、コンテンツサーバ6は、データベース6aを参照して、該メディアIDと関連付けられたコンテンツデータを検索する。
【0074】
次に、コンテンツサーバ6は、検索したコンテンツデータからシーン特定子が指定するシーンに関するデータを抽出する(S314)。詳しくは、シーン特定子は、シーンが開始する時刻での第2のタイムコード及びシーンが終了する時刻での第1のタイムコードを含んでいるので、メディアIDに基づいて検索したコンテンツデータから第2のタイムコードから第1のタイムコードの間のコンテンツデータを抽出する。そして、コンテンツサーバは、抽出したコンテンツデータをシーン特定子が指定するシーンデータ、即ちメディアメタデータが示すシーンデータとして、再生機器8に送信する(S315)。
【0075】
再生機器8は、受信したシーンデータに基づいて、該シーンを再生機器8に備えられている表示部8aに表示する(S316)。
以上詳述したように本実施の形態は、以下の特徴を有する。
【0076】
(1)携帯電話9から再生機器8を介してコンテンツサーバ6にメディアメタデータを送信することにより、再生機器8にメディアメタデータが示すデータに基づいてシーンを表示させることができる。したがって、あるシーンを観るために、ユーザは、携帯電話9にコンテンツデータという大量のデータそのものを記憶させる必要はなく、メディアメタデータという少量のデータを記憶させるだけでよい。また、コンテンツデータを、誰か他のユーザに渡したいときも、コンテンツデータという大量のデータを渡す必要がない。このため、少ない記憶容量のメモリしか備えることができない携帯電話9のような携帯端末でも、多くのシーンデータを示すメディアメタデータを記憶することができる。
【0077】
(2)一般的には、メディアメタデータを作成するにはプログラミングの知識等を必要とし、また、シーンデータ等を特定するために煩雑な入力作業を行わなければ作成できなかった。しかし、本実施形態では、ユーザが希望するシーンで携帯電話9のボタンを押すだけで、携帯電話9が、ローカルサーバ3から該シーンのシーンデータを特定するため必要な情報を受信し、メディアメタデータを作成する。このため、ユーザは容易にメディアメタデータを作成することができる。
【0078】
(3)携帯電話9の通信領域11が、コンテンツデータを特定する情報を提供するローカルサーバ3の通信領域10に入ると、携帯電話9は、コンテンツデータを配信するローカルサーバ3の存在を検知し、メディアメタデータを作成するためにアドホックネットワークを形成する。このため、ユーザは、コンテンツデータを特定するために必要な情報を提供するローカルサーバ3を、移動体通信網を介して検索する必要がなく、ローカルサーバ3に近づくだけで、容易に特定して、通信を行うことができる。
【0079】
(4)携帯電話9は、アドホックネットワークを介してメディアIDをローカルサーバ3から受信するので、メディアメタデータを作成するとき、ユーザ自らコンテンツデータを特定するための情報であるメディアIDを作成する必要がない。このため、ユーザは、メディアメタデータを容易に作成することができる。
【0080】
(5)ユーザは、携帯電話9を操作してメディアメタデータを使用することによって、シーンデータの編集や特定のシーンデータを探すことを容易に行うことができる。
【0081】
(6)シーンデータは通常、画像等を含んでいるため、データ量が多いが、メディアメタデータは少量のデータ量で記憶することができる。このため、携帯電話9のメモリに記憶させたメディアメタデータを他のユーザの携帯電話9に容易に送信することができる。
【0082】
(7)携帯電話9は、ローカルサーバ3からタイムコードを受信し、該タイムコードに基づいてシーンデータを示すメディアメタデータを作成する。このため、ユーザは自らタイムコードを計測してシーンデータを作成する必要がない。
【0083】
(8)携帯電話9は、タイムカウンタを備えており、ローカルサーバ3から1度だけタイムコードを受信するだけで、コンテンツデータのタイムコードを知ることができる。
【0084】
(9)ユーザは、携帯電話9にてどこででもシーンデータを示すメディアメタデータを作成、編集することができる。このため、ユーザは、編集するパソコンなどを持っていなくても携帯電話9にてシーンデータを作成し、そのシーンデータを編集して、ユーザ独自のシーンデータを再生機器8に表示させることができる。
【0085】
なお、上記以外に次の形態にて具体化できる。
○上記実施形態において、会場1で催されるイベントはサッカー、野球、等のスポーツイベントやコンサート等のイベントなどどのようなものでもよい。また、会場は屋内、屋外を問わない。
【0086】
○上記実施形態では、メディアメタデータを作成するとき、作成者の情報について付与しなかったが、付与してもよい。例えば、携帯電話に予めユーザの年齢、性別などの個人情報を登録しておき、携帯電話がメディアメタデータを作成するとき、作成者の個人情報を付与する。このようにすれば、誰がメディアメタデータを作成したのか容易に知ることができる。
【0087】
○上記実施形態では、シーンデータを検索するためだけにマーキングすることによりメディアメタデータを作成していたが、マーキングする際、どのようなシーンデータであるかについての示す情報について付与してもよい。例えば、感動したシーン、驚いたシーン、愉快なシーン等、シーンのタイプを区別してマーキングできるように、携帯電話のボタンに、それぞれのシーンのタイプに対応したボタンを割り当る。そして、ユーザがマーキングするときにシーンのタイプに対応したボタンを押すことにより、メディアメタデータにシーンのタイプを付与する。このようにすれば、そのシーンデータがどのようなシーンであるかユーザにとって分かり易くなり、また、他のユーザにメディアメタデータを渡したとき、該ユーザがそのシーンデータがどのようなシーンか分り易くなる。
【0088】
○上記実施形態では、再生機器8がメディアメタデータをコンテンツサーバ6に送信し、メディアメタデータが示すシーンデータをコンテンツサーバ6から受信し、シーンを表示していたが、再生機器8の替わりに携帯電話がシーンを表示してもよい。即ち、携帯電話が、移動体通信網を介してメディアメタデータをコンテンツサーバに送信し、コンテンツサーバからメディアメタデータが示すシーンデータを受信する。そして、受信したシーンデータに基づいて携帯電話が備える表示部に該シーンを表示する。このようにすれば、携帯電話に、たくさんのデータ量を必要とするシーンデータを携帯電話のメモリに記憶しなくとも、どこででも携帯電話にてシーンを表示させることができる。
【0089】
○上記実施形態において、メディアメタデータに、そのメディアメタデータが示すシーンデータについてのコメント文を付与してもよい。このようにすれば、該メディアメタデータがどのような内容ものか第三者に渡したとき理解しやすくなる。
【0090】
○上記実施形態では、携帯電話9は、アドホックネットワークを形成して、ローカルサーバ3又は再生機器8と無線通信を行ったが、アドホックネットワークを形成しなくてもよい。例えば、ケーブルをつなげて有線で、データの授受を行ってもよい。また、従来からある移動体通信網のような広域ネットワークを使用してデータの授受を行ってもよい。
【0091】
○上記実施形態では、携帯電話9は、ユーザがボタンを押した時刻の第1のタイムコードから予め設定された時間遡った時点の第2のタイムコードを算出していたが、シーンデータの最初の時点と最後の時刻でユーザがボタンを押すことでシーンデータを特定することができるようにしてもよい。
【0092】
○上記実施形態では、マーキング機器として携帯電話9を使用したが、PDAなどの携帯端末を使用してもよい。
○上記実施形態では、ローカルサーバ3は、コンテンツデータを会場1内の大型モニタ4に配信していたが、テレビ等の受像機にコンテンツデータを配信してもよい。また、この場合、ユーザは、テレビにてコンテンツを観ながらテレビと携帯電話とで通信回線を接続し、上記実施形態と同様にメディアID、コンテンツのタイムコード等のデータの授受を行うことで、携帯電話でメディアメタデータを作成してもよい。
【0093】
○上記実施形態では、ローカルサーバ3は、コンテンツを配信するコンテンツ配信端末としての機能と、シーンデータを特定する情報を提供する情報提供端末として機能していたが、機能を分けて別の端末で実現してもよい。
【0094】
○上記実施形態では、ローカルサーバ3は、無線インターフェースを備えた通信端末を介して携帯電話9と通信をしていたが、ローカルサーバに無線インターフェースを備え、携帯電話と直接通信することができるようにしてもよい。
【0095】
○上記実施形態では、携帯電話9が、メディアメタデータを作成していたが、情報提供端末からシーンデータを特定する情報を受信する通信端末が携帯電話からの指示に基づいてメディアメタデータを作成してもよい。詳述すると、通信端末は、携帯電話からボタン操作にて現在コンテンツ配信端末が配信しているシーンデータを示すメディアメタデータを作成するように受信すると、情報提供端末から該シーンデータを特定する情報を受信する。そして、通信端末は、受信したシーンデータを特定する情報に基づいてメディアメタデータを作成し、該メディアメタデータを携帯電話に送信する。このようにすれば、携帯電話にメタデータ作成機能を備えなくてもよい。
【0096】
○上記実施形態では、携帯電話9は、属性情報作成プログラムとしてのメタデータ作成機能を有していたが、該メタデータ作成機能をネットワークからダウンロードしてもよい。
【0097】
○上記実施形態において、情報提供端末は、大型モニタ4にコンテンツデータを配信するローカルサーバ3だけでなく、映画などのコンテンツを提供する映写機などにて実現してもよい。また、DVD等の記録媒体に記憶されたコンテンツデータに基づいて表示部にコンテンツを表示する再生機器にて実現してもよい。
【0098】
○上記実施形態では、ローカルサーバ3は、大型モニタ4に配信したコンテンツデータをコンテンツサーバ6に送信していたが、カメラ2にて撮影した映像データ、つまり、編集者の手が加えられていない映像データをコンテンツデータとしてコンテンツサーバに送信してもよい。例えば、コンテンツデータを特定する情報としてのメディアIDにどこのカメラから撮影した映像であるかについての情報を付与する。そして、コンテンツサーバは、該メディアIDと関連付けてコンテンツデータをデータベースに記憶し、メディアIDにて撮影したカメラを指定することをできるようにする。また、ユーザが携帯電話にてマーキングするために携帯電話のボタンを押す際、ボタン操作にてカメラを指定することで、ローカルサーバは、ボタン操作にて指定されたカメラが撮影したコンテンツデータを示すメディアIDを送信する。そして、携帯電話は、受信したメディアIDを含ませて該カメラから撮影したシーンデータを示すメディアメタデータを作成する。そして、ユーザが携帯電話を操作して該メディアメタデータを選択することによって、再生機器にユーザが指定したカメラが撮影したシーンデータを表示させる。このようにすれば、ユーザが希望する角度から撮影されたシーンを示すメディアメタデータを作成することができる。
【0099】
○上記実施形態において、携帯電話9は、ローカルサーバ3からマーキングを開始する前にタイムコードを一度だけ受信していたが、マーキングを行うたびにローカルサーバからタイムコードを受信してもよい。このようにすれば、携帯電話にタイムカウンタを備える必要がなくなる。
【0100】
○上記実施形態では、シーンデータを特定する情報としてローカルサーバ3からタイムコードを受信していたが、コンテンツを開始する時刻が予め決まっているならば、携帯電話は、メディアIDに基づいてメディアメタデータを作成してもよい。つまり、携帯電話は、ローカルサーバ3から受信したメディアIDの中に記述してあるコンテンツ開始時刻に基づいてタイムカウンタを動作させて、タイムコードを取得し、該タイムコードに基づいてメディアメタデータを作成する。このようにすれば、ローカルサーバはタイムコードを携帯電話に対して送信する必要がなくなる。
【0101】
○上記実施形態では、シーン特定子は、シーンが開始するときのタイムコード及びシーンが終了するときのタイムコードの情報を有していたが、どちらか一方のタイムコードだけでもよい。例えば、シーンが終了するときのタイムコードだけをシーン特定子が有していた場合、コンテンツサーバがコンテンツデータからシーンデータを抽出するときに、シーン特定子が有するタイムコードから予め設定された時間だけ遡ってシーンが開始するときのタイムコードを算出する。算出したタイムコード及びシーン特定子が有するタイムコードに基づいてシーンデータを抽出すればよい。
【0102】
○上記実施形態では、マーキング機器としての携帯電話9が、メディアメタデータを作成していたが、携帯電話と通信を行う情報提供端末としてのローカルサーバがメディアメタデータを作成してもよい。
【0103】
この場合における例を図9に従って説明する。図9はこの場合におけるメディアメタデータ作成方法について説明したフローチャートである。
携帯電話9を所有するユーザが会場内に入り、ローカルサーバ3の通信領域内に携帯電話9の通信領域が入ると、携帯電話9とローカルサーバ3はお互いの存在を検知する。このとき、ユーザの操作にてメタデータ作成機能を動作させることによって、携帯電話9は、ユーザがコンテンツのシーンをマーキングすることができる状態で待機する。ローカルサーバ3がコンテンツデータの配信をしているときに(S401)、ユーザが携帯電話9のボタンを押すことによって(S402)、携帯電話9は、検知しているローカルサーバ3と通信回線を接続し、ボタンが押された時刻及びメディアメタデータの作成を要請する旨を送信する(S403)。ローカルサーバ3は、ボタンが押された時刻でのタイムコードを調べ、該タイムコードに基づいてシーン特定子を作成し、該シーン特定子とローカルサーバ3が有しているメディアIDを含ませてメディアメタデータを作成する(S404)。ローカルサーバ3は、作成したメディアメタデータを前記携帯電話9に送信する(S405)。携帯電話9は、受信したメディアメタデータを携帯電話9に備えるメモリに記憶し(S406)、ローカルサーバ3との通信を終了する。携帯電話9は、ボタンが押されるたびにこの処理を行い(S407〜S411)、ローカルサーバ3がコンテンツデータの配信を終了し(S412)、メタデータ作成機能がユーザの操作にて終了するまで繰り返し行う。
【0104】
このようにすれば、携帯電話9にボタンが押された時刻をローカルサーバ3に通知する機能を持たせるだけで、タイムカウンタ及びメディアメタデータを作成する手段を必要としない。また、ローカルサーバ3にメディアメタデータを残すことができる。
【0105】
○上記実施形態において、シーン特定子を作成する機能だけをローカルサーバに備え、携帯電話のボタンが押された旨を受信したとき、ローカルサーバがシーン特定子を作成し、携帯電話に対してシーン特定子を送信してもよい。
【0106】
以上に記載した別例及び実施形態から得ることができる技術的思想について開示する。
(A)前記情報提供端末と自律的にネットワークを構築する手段を備えたことを特徴とする請求項11に記載の情報作成装置。
【0107】
(B)現在表示されているコンテンツのコンテンツデータに含まれるシーンデータを特定するための第2の特定情報を前記情報提供端末から受信する手段を備えたことを特徴とする(A)に記載の情報作成装置。
【0108】
(C)ユーザから入力操作が行われた際、前記情報提供端末から受信したコンテンツ開始時刻からの経過時間に基づいて前記シーンデータを特定するための第2の特定情報を作成し、前記第1の特定情報及び前記第2の特定情報に基づいて前記属性情報を作成する手段を備えたことを特徴とする(A)に記載の情報作成装置。
【0109】
(D)時間を測定する計測手段と、前記情報提供端末から受信したコンテンツの開始時刻からの経過時間に前記計測手段を同期させる手段と、被操作部に応答し、前記計測手段の計測時間に基づいてシーンデータを特定するための第2の特定情報を作成する手段と、前記第1の特定情報及び前記第2の特定情報に基づいて前記属性情報を作成する手段と、を備えたことを特徴とする(A)に記載の情報作成装置。
【0110】
(E)前記第3のステップにおいて、前記マーキング機器は、現在表示されているコンテンツの開始時刻からの第1の経過時間を取得し、該第1の経過時間から予め設定された時間遡った第2の経過時間を算出し、第2の経過時間及び第1の経過時間に基づいて第2の特定情報を作成し、前記第2の特定情報及び前記第1の特定情報に基づいて前記属性情報を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報作成方法。これによれば、ユーザは被操作部を操作するだけで属性情報を作成することができる。
【0111】
(F)前記マーキング機器は、時間を計測する計測手段を備え、前記第2のステップにおいて、前記マーキング機器は、前記情報提供端末からコンテンツの開始時刻からの経過時間を受信し、受信した経過時間に前記計測手段を同期させる第4のステップを実行し、前記第3のステップにおいて、前記計測手段の第1の計測時間から予め設定された時間遡った第2の計測時間を算出し、第2の計測時間及び第1の計測時間に基づいて第2の特定情報を作成し、該第2の特定情報及び前記第1の特定情報に基づいて前記属性情報を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報作成方法。
【0112】
(G)前記第3のステップにおいて、前記マーキング機器は、現在表示されているコンテンツの開始時刻からの経過時間を前記情報提供端末から受信し、該経過時間及び前記第2の特定情報に基づいて前記属性情報を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報作成方法。
【0113】
(H)前記マーキング機器は、時間を計測する計測手段を備え、前記第2のステップにおいて、前記マーキング機器は、前記情報提供端末からコンテンツの開始時刻からの経過時間を受信し、受信した経過時間に前記計測手段を同期させ、前記第3のステップにおいて、前記計測手段の計測時間を取得し、該計測時間及び前記第1の特定情報に基づいて属性情報を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報作成方法。
【0114】
(I)前記マーキング機器と前記情報提供端末とは無線インターフェースを備え、前記情報提供端末が備える無線インターフェースと前記マーキング機器が備える無線インターフェースとが通信可能な距離に近づいたとき、前記マーキング機器は、前記第1のステップを実行することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報作成方法。
【0115】
(J)前記マーキング機器は、作成した前記属性情報をマーキング機器が備える記憶手段に記憶する第5のステップを実行することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報作成方法。
【0116】
(K)前記マーキング機器は、作成した前記属性情報を前記情報提供端末に送信する第6のステップを実行することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報作成方法。
【0117】
(L)前記マーキング機器は前記情報提供端末と自律的にネットワークを構築し、該ネットワークの構築時に前記第1のステップを実行することを特徴とする請求項10に記載の情報作成方法。
【0118】
(M)前記第2のステップにおいて、前記情報提供端末が、現在表示されているコンテンツのコンテンツデータを特定する第1の特定情報及び該コンテンツデータからシーンデータを特定するための第2の特定情報に基づいて前記属性情報を作成することを特徴とする(L)に記載の情報作成方法。このため、ユーザは、マーキング機器の被操作部を押すだけで、情報提供端末が属性情報を作成する。
【0119】
(N)前記第2のステップにおいて、前記情報提供端末が、前記マーキング機器に備えられた被操作部の操作に応答し、コンテンツ開始時刻からの経過時間を取得し、該経過時間に基づいて前記第2の特定情報を作成することを特徴とする(L)又は(M)に記載の情報作成方法。
【0120】
(O)前記第2のステップにおいて、前記情報提供端末は、予め登録されたユーザに関する情報をマーキング機器から受信し、該ユーザに関する情報を前記属性情報に付与することを特徴とする(L)〜(N)のいずれか一項に記載の情報作成方法。
【0121】
(P)前記情報提供端末は、前記第2のステップにおいて作成した前記属性情報をマーキング機器に送信することを特徴とする(L)〜(N)に記載の情報作成方法。
【0122】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、コンテンツの特定のシーンを示す属性情報を容易に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報配信システムの概略構成図。
【図2】情報配信システムの概略構成図。
【図3】アドホックネットワークを説明するためのブロック図。
【図4】アドホックネットワークを説明するためのブロック図。
【図5】アドホックネットワークを説明するためのブロック図。
【図6】コンテンツ配信前に携帯電話が通信回線を接続したときのメタデータ作成方法についてのフローチャート。
【図7】コンテンツ配信中に携帯電話が通信回線を接続したときのメタデータ作成方法についてのフローチャート。
【図8】情報配信方法についてのフローチャート。
【図9】別例におけるメタデータ作成方法についてのフローチャート。
【符号の説明】
3…ローカルサーバ、4…大型モニタ、5…ネットワーク、6…コンテンツサーバ、8…再生機器、9…携帯電話、9a…表示部、9b…ボタン。

Claims (14)

  1. ユーザが所有するマーキング機器が、
    コンテンツデータを特定するための第1の特定情報を提供する情報提供端末と通信回線を接続する第1のステップと、
    前記第1の特定情報を受信する第2のステップと、
    前記マーキング機器に備えられた被操作部の操作に応答し、前記第1の特定情報に基づいてその時々に表示されているシーンのシーンデータ及び該シーンデータを含むコンテンツデータを示す属性情報を作成する第3のステップと、
    を実行することを特徴とする情報作成方法。
  2. 前記マーキング機器は前記情報提供端末と自律的にネットワークを構築し、該ネットワークの構築時に前記第1のステップを実行することを特徴とする請求項1に記載の情報作成方法。
  3. 前記マーキング機器は、時間を計測する計測手段を備え、
    前記マーキング機器は、
    前記第2のステップにおいて、前記情報提供端末から受信したコンテンツの開始時刻からの経過時間に前記計測手段を同期させ、
    前記第3のステップにおいて、前記計測手段の計測時間に基づいて前記シーンデータを特定するための第2の特定情報を作成し、該第2の特定情報及び前記第1の特定情報に基づいて前記属性情報を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報作成方法。
  4. 前記マーキング機器は、時間を計測する計測手段を備え、
    前記マーキング機器は、
    コンテンツの開始時において、前記情報提供端末から前記コンテンツが開始された旨を受信し、前記コンテンツの開始時刻からの経過時間に前記計測手段を同期させ、
    前記第3のステップにおいて、前記計測手段の計測時間に基づいて前記シーンデータを特定するための第2の特定情報を作成し、該第2の特定情報及び前記第1の特定情報に基づいて前記属性情報を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報作成方法。
  5. 前記マーキング機器は、
    前記第3のステップにおいて、現在表示されているコンテンツの開始時刻からの経過時間を受信し、該経過時間に基づいて前記シーンデータを特定するための第2の特定情報を作成し、該第2の特定情報及び前記第1の特定情報に基づいて前記属性情報を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報作成方法。
  6. 前記マーキング機器は、
    前記第3のステップにおいて、前記第1の特定情報により特定されたコンテンツデータに含まれる前記シーンデータを特定するための第2の特定情報を前記情報提供端末から受信し、前記第1の特定情報及び前記第2の特定情報に基づいて前記属性情報を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報作成方法。
  7. 前記マーキング機器は、
    前記第3のステップにおいて、予め登録されたユーザに関する情報を前記属性情報に付与することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報作成方法。
  8. 前記マーキング機器は、
    前記被操作部はシーンデータを区別するための情報が予め割り当てられ、
    前記第3のステップにおいて、ユーザが操作した前記被操作部によってシーンデータを区別するための情報を前記属性情報に付与することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報作成方法。
  9. 情報提供端末は、
    ユーザが所有するマーキング機器と自律的にネットワークを構築し、該ネットワークの構築時に前記マーキング機器と通信回線を接続し、
    前記マーキング機器に現在表示されているシーンのシーンデータと該シーンデータを含むコンテンツデータとを示す属性情報を作成させるために、コンテンツデータを特定する第1の特定情報及び現在表示されているコンテンツの開始時刻からの経過時間を前記マーキング機器に対して送信することを特徴とする情報作成方法。
  10. 情報提供端末は、
    ユーザが所有するマーキング機器と接続する第1のステップと、
    前記マーキング機器に備えられた被操作部が操作された旨を受信した際、その時々に表示されているシーンのシーンデータ及び該シーンデータを含むコンテンツデータを示す属性情報を作成する第2のステップと、
    を実行することを特徴とする情報作成方法。
  11. コンテンツデータを特定する第1の特定情報を提供する情報提供端末と通信回線を接続する手段と、
    前記第1の特定情報を受信する手段と、
    ユーザの操作を入力する被操作部と、
    前記被操作部に応答し、受信した第1の特定情報に基づいてその時々に表示されているシーンのシーンデータ及び該シーンデータを含むコンテンツデータを示す属性索情報を作成する手段と、
    を備えたことを特徴とする情報作成装置。
  12. ユーザが所有するマーキング機器と通信回線を接続する手段と、
    前記マーキング機器に備えられた被操作部が操作された旨を受信した際、その時々に表示されているシーンのシーンデータ及び該シーンデータを含むコンテンツデータを示す属性情報を作成する手段と、
    を備えたことを特徴とする情報作成装置。
  13. ユーザの所有するマーキング機器が、
    情報提供端末と接続する第1のステップと、
    前記情報提供端末からコンテンツデータを特定する第1の特定情報を受信する第2のステップと、
    前記マーキング機器に備えられた被操作部の操作に応答して、コンテンツの開始時刻からの経過時間を取得する第3のステップと、
    前記取得した経過時間及び第1の特定情報に基づいて、前記被操作部が押された時刻に表示されているシーンのシーンデータ及び該シーンデータを含むコンテンツデータを示す属性情報を作成する第4のステップと、
    を実行することを特徴とするプログラム。
  14. ユーザが所有するマーキング機器と、情報提供端末とが接続された情報配信システムにおいて、
    前記情報提供端末からコンテンツデータを特定する第1の特定情報を受信する手段と、
    前記マーキング機器に備えられた被操作部の操作に応答し、その時々に表示されているシーンのシーンデータを特定する第2の特定情報を作成する手段と、
    前記第1の特定情報及び前記第2の特定情報に基づいて該シーンデータと該シーンデータを含むコンテンツデータとを示す属性情報を作成し、記憶する手段と、
    記憶された前記属性情報を受信することで、前記属性情報が示すコンテンツデータを検索し、検索したコンテンツデータから前記シーンデータを検索する手段と、
    を備えたことを特徴とする情報配信システム。
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